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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024108141
(43)【公開日】2024-08-09
(54)【発明の名称】自己報告型光コネクタデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04B 10/07 20130101AFI20240802BHJP
【FI】
H04B10/07
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024008529
(22)【出願日】2024-01-24
(31)【優先権主張番号】18/103,447
(32)【優先日】2023-01-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】513311642
【氏名又は名称】ノキア ソリューションズ アンド ネットワークス オサケユキチュア
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】ジーノ ディオン
(72)【発明者】
【氏名】スティーヴ ブティリエ
(72)【発明者】
【氏名】クリス マッカロニー
(72)【発明者】
【氏名】コリン マッケンジー
【テーマコード(参考)】
5K102
【Fターム(参考)】
5K102AA45
5K102AL08
5K102LA06
5K102LA17
5K102LA35
5K102MH04
5K102MH14
5K102MH22
5K102PH31
5K102RB02
5K102RD28
(57)【要約】      (修正有)
【課題】自己報告型光コネクタデバイスを提供する。
【解決手段】自己報告型光コネクタデバイス115は、光ファイバ間の光信号の伝搬をサポートするために、光ファイバ間114、122の光接続を提供する。自己報告型光コネクタデバイスは、光通信ネットワーク120で始まって顧客構内110で終端する光ファイバと、自己報告型光コネクタデバイスと顧客構内110の光終端装置との間に顧客構内110に配備された光ファイバとの間の光接続をサポートするために、顧客構内110に配備することができ、光通信ネットワーク120で始まり、顧客構内110で自己報告型光コネクタデバイスで終端する光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の光ファイバの第1のコネクタを受け入れるように構成された第1のファイバレセプタクルと、
光信号を検出するように構成された光検出器と、
第2のファイバレセプタクルと、
前記第2のファイバレセプタクルを覆うように構成され、前記第2のファイバレセプタクルが前記第1の光ファイバと第2の光ファイバとの間で光信号を転送するための前記第2の光ファイバの第2のコネクタを受け入れるように構成される開ステータスを支持するように構成され、前記第1の光ファイバを介して受信された光信号が前記光検出器に向かってリダイレクトされる閉ステータスを支持するように構成されたレセプタクルカバーと、
光信号が前記光検出器によって検出されたかどうかに基づいて、前記第1の光ファイバのステータスを判定し、前記第1の光ファイバのステータスの指示を提供するコントローラとを含むことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記レセプタクルカバーの内面は、前記第1の光ファイバ上で受信された前記光信号を前記光検出器に向かってリダイレクトするための反射エレメントを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記反射エレメントはミラーであることを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記光検出器は、ファイバ・ツー・ザ・ホーム・サービスをサポートするように構成された波長範囲の光信号を検出するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記光検出器は、前記コントローラと統合されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記コントローラはマイクロコントローラであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記コントローラは、光ファイバのステータスを判定し、前記光ファイバのステータスの指示を周期的に提供するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記第1の光ファイバのステータスの指示を提供するために、前記コントローラは、視覚インジケータの起動を開始するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の光ファイバのステータスの指示を提供するために、前記コントローラは、リモートデバイスへのメッセージの送信を開始するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記メッセージは無線で送信されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記メッセージは、セルラーデバイスを使用して送信されることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記メッセージは、セルラー送信、WiFi送信、またはBluetooth(登録商標)送信のうちの少なくとも1つを使用して送信されることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記第1の光ファイバのステータスの指示の無線通信をサポートするように構成された無線チップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項14】
少なくとも前記コントローラに電力を供給するように構成されたバッテリをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項15】
前記コントローラは、
前記バッテリのステータスを判定し、前記バッテリのステータスの指示を提供することを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記バッテリのステータスの指示を提供するために、前記コントローラは、視覚インジケータの起動を開始するように構成されることを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記バッテリのステータスの指示を提供するために、前記コントローラは、リモートデバイスへのメッセージの送信を開始するように構成されることを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記第1の光ファイバは、受動光ネットワークの一部であり、前記第2の光ファイバは、顧客構内のファイバであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項19】
レセプタクルカバー、光信号を検出するように構成された光検出器、およびコントローラを有するファイバレセプタクルを備え、
前記レセプタクルカバーは光ファイバを介して受信された光信号を前記光検出器にリダイレクトするように構成され、
前記コントローラは、光信号が前記光検出器によって検出されたかどうかに基づいて前記光ファイバのステータスの指示を提供するように構成されることを特徴とする装置。
【請求項20】
光コネクタの光検出器によって光信号が検出されたか否かに基づいて、前記光コネクタのコントローラによって、前記光コネクタに接続された光ファイバのステータスを判定するステップと、
前記光コネクタの前記コントローラによって、前記光コネクタに接続された前記光ファイバのステータスの指示を提供するステップとを含むことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
種々の例示的実施形態は、概して、通信システムに関し、より具体的には、限定ではないが、通信システムに展開される光コネクタデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
通信ネットワークでは、様々なタイプの通信をサポートするために様々な通信技術が使用され得る。
【発明の概要】
【0003】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、装置が提供される。装置は、第1の光ファイバの第1のコネクタを受け入れるように構成された第1のファイバレセプタクルを含む。装置は、光信号を検出するように構成された光検出器を含む。装置は、第2のファイバレセプタクルを含む。装置は、第2のファイバレセプタクルを覆うように構成されたレセプタクルカバーを含む。レセプタクルカバーは、第2のファイバレセプタクルが第1の光ファイバと第2の光ファイバとの間で光信号を転送するための第2の光ファイバの第2のコネクタを受け入れるように構成される開ステータスを支持するように構成される。レセプタクルカバーは、第1の光ファイバ上で受信された光信号が光検出器に向かってリダイレクトされる閉ステータスを支持するように構成される。装置は、光信号が光検出器によって検出されたかどうかに基づいて、第1の光ファイバのステータスを判定し、第1の光ファイバのステータスの指示を提供するように構成されたコントローラを含む。レセプタクルカバーの内面は、第1の光ファイバ上で受信された光信号を光検出器に向かってリダイレクトさせるための反射エレメントを含んでもよい。反射エレメントはミラーであり得る。光検出器は、ファイバ・ツー・ザ・ホーム・サービスをサポートするように構成された波長範囲の光信号を検出するように構成することができる。光検出器は、コントローラと統合され得る。コントローラは、マイクロコントローラであってもよい。コントローラは、光ファイバのステータスを判定し、光ファイバのステータスの指示を周期的に提供するように構成され得る。コントローラは、視覚インジケータの起動を開始することによって、第1の光ファイバのステータスの指示を提供するように構成され得る。コントローラは、リモートデバイスへのメッセージの送信を開始することによって、第1の光ファイバのステータスの指示を提供するように構成され得る。メッセージは無線で送信され得る。メッセージは、セルラーデバイスを使用して送信され得る。メッセージは、セルラー送信、WiFi送信、またはBluetooth(登録商標)送信のうちの少なくとも1つを使用して送信され得る。装置は、第1の光ファイバのステータスの指示のワイヤレス通信をサポートするように構成されたワイヤレスチップをさらに含み得る。装置は、少なくともコントローラに電力を供給するように構成されたバッテリをさらに含み得る。コントローラは、バッテリのステータスを判定し、バッテリのステータスの指示を提供するように構成され得る。コントローラは、視覚インジケータの起動を開始することによって、バッテリのステータスの指示を提供するように構成され得る。コントローラは、リモートデバイスへのメッセージの送信を開始することによって、バッテリのステータスの指示を提供するように構成され得る。第1の光ファイバは、受動光ネットワークの一部であってもよく、第2の光ファイバは、顧客構内に位置するファイバであってもよい。
【0004】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、装置が提供される。装置は、レセプタクルカバーを有するファイバレセプタクルと、光信号を検出するように構成された光検出器と、コントローラとを含む。レセプタクルカバーは、光ファイバを介して受信された光信号を光検出器にリダイレクトするように構成される。コントローラは、光信号が光検出器によって検出されたかどうかに基づいて光ファイバのステータスの指示を提供するように構成される。レセプタクルカバーは、ファイバレセプタクルが、光ファイバと第2の光ファイバとの間で光信号を伝送するための第2の光ファイバを受け入れるように構成される、開ステータスを支持するように構成され得る。レセプタクルカバーは、光ファイバ上で受信された光信号が光検出器に向かってリダイレクトされる閉ステータスを支持するように構成され得る。レセプタクルカバーの内面は、光ファイバ上で受信された光信号を光検出器に向かってリダイレクトさせるための反射エレメントを含み得る。反射エレメントはミラーであり得る。光検出器は、ファイバ・ツー・ザ・ホーム・サービスをサポートするように構成された波長範囲の光信号を検出するように構成され得る。光検出器は、コントローラと統合されてもよい。コントローラは、マイクロコントローラであり得る。コントローラは、光ファイバのステータスを判定し、光ファイバのステータスの指示を周期的に提供するように構成され得る。コントローラは、視覚インジケータの起動を開始することによって、第1の光ファイバのステータスの指示を提供するように構成され得る。コントローラは、リモートデバイスへのメッセージの送信を開始することによって光ファイバのステータスの指示を提供するように構成され得る。メッセージは無線で送信され得る。メッセージは、セルラーデバイスを使用して送信され得る。メッセージは、セルラー送信、WiFi送信、またはBluetooth(登録商標)送信のうちの少なくとも1つを使用して送信され得る。装置は、光ファイバのステータスの指示のワイヤレス通信をサポートするように構成されたワイヤレスチップをさらに含み得る。装置は、少なくともコントローラに電力を供給するように構成されたバッテリをさらに含み得る。コントローラは、バッテリのステータスを判定し、バッテリのステータスの指示を提供するように構成され得る。コントローラは、視覚インジケータの起動を開始することによって、バッテリのステータスの指示を提供するように構成され得る。コントローラは、リモートデバイスへのメッセージの送信を開始することによって、バッテリのステータスの指示を提供するように構成され得る。光ファイバは、受動光ネットワークの一部であってもよく、第2の光ファイバは、顧客構内に位置するファイバであってもよい。
【0005】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、命令を記憶する少なくとも1つのメモリとを含み、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、装置に、光コネクタのコントローラによって、光信号が光コネクタの光検出器によって検出されたかどうかに基づいて、光コネクタに接続されて提供される光ファイバのステータスを少なくとも判定させる、光コネクタのコントローラによって、光コネクタに接続された光ファイバのステータスの指示が行われる。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体は光コネクタのコントローラによって提供させるコンピュータプログラム命令を含み、コンピュータプログラム命令は、装置によって実行されたとき、少なくとも、装置に、光信号が光コネクタの光検出器によって検出されたかどうかに基づいて、光コネクタのコントローラによって、光コネクタに接続された光ファイバのステータスを判定し、光コネクタに接続された光ファイバのステータスを指示させる。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、方法は、光信号が光コネクタの光検出器によって検出されたかどうかに基づいて、光コネクタのコントローラによって、光コネクタに接続された光ファイバのステータスを判定するステップと、光コネクタのコントローラによって、光コネクタに接続された光ファイバのステータスの指示を提供するステップとを含む。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、装置は、光信号が光コネクタの光検出器によって検出されたかどうかに基づいて、光コネクタのコントローラによって、光コネクタに接続された光ファイバのステータスを判定するための手段と、光コネクタのコントローラによって、光コネクタに接続された光ファイバのステータスの指示を提供するための手段とを含む。
【0006】
本明細書の開示は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を考慮することによって容易に理解することができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成された自己報告型光コネクタデバイスを含む通信システムの例示的な実施形態を示す図である。
図2A】自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成された自己報告型光コネクタデバイスの例示的な実施形態を示し、自己報告型光コネクタデバイスのレセプタクルカバーは、それぞれ開ステータス及び閉ステータスにある。
図2B】自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成された自己報告型光コネクタデバイスの例示的な実施形態を示し、自己報告型光コネクタデバイスのレセプタクルカバーは、それぞれ開ステータス及び閉ステータスにある。
図3A】自己報告型光コネクタデバイスのレセプタクルカバーが、自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするために閉ステータスにあるときの自己報告型光コネクタデバイスの2つの図を示すための自己報告型光コネクタデバイスの例示的な実施形態を示す図である。
図3B】自己報告型光コネクタデバイスのレセプタクルカバーが、自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするために閉ステータスにあるときの自己報告型光コネクタデバイスの2つの図を示すための自己報告型光コネクタデバイスの例示的な実施形態を示す図である。
図4】自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするための自己報告型光コネクタデバイスの動作方法の例示的な実施形態を示す図である。
図5】本明細書で提示される様々な機能を実行する際に使用するのに適したコンピュータの例示的な実施形態を示す図である。
【0008】
理解を容易にするために、様々な図に共通する同一のエレメントを示すために、可能な限り、同一の参照番号が本明細書で使用されている。
【発明を実施するための形態】
【0009】
自己報告型光コネクタデバイス(self-reporting optical connector device)の種々の例示的実施形態が、本明細書に提示される。自己報告型光コネクタデバイスは、光ファイバ間の光信号の伝搬をサポートするために、光ファイバ間の光接続を提供するように構成され得る。自己報告型光コネクタデバイスは、光通信ネットワークで始まって顧客構内で終端する光ファイバと、自己報告型光コネクタデバイスと顧客構内の光終端装置との間に顧客構内に配備された光ファイバとの間の光接続をサポートするために、顧客構内に配備することができる(例えば、ファイバ・ツー・ザ・ホーム(FTTH:fiber-to-the-home)構成の家、または光コネクタデバイスを有し得る他のタイプの顧客構内にある)。自己報告型光コネクタデバイスは、光通信ネットワークで始まり、顧客構内で自己報告型光コネクタデバイスで終端する光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成することができる。自己報告型光コネクタデバイスは、自己報告型光コネクタデバイスで終端する光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成されてもよく、自己報告型光コネクタデバイスで終端する光ファイバの光ファイバステータスは、自己報告型レセプタクル装置で終端する光ファイバが非アクティブ(例えば、光信号は光ファイバ内で検出されない)であるかアクティブ(例えば、光ファイバ内で光信号が検出される)であるかを示す。
【0010】
自己報告型光コネクタデバイスの様々な例示的な実施形態は、自己報告型光コネクタデバイスで終端する光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするための様々な能力および機能をサポートするように構成され得る。例えば、自己報告型光コネクタデバイスは、自己報告型光コネクタデバイスで終端する光ファイバの光ファイバステータスをアクティブに(例えば、ローカルにおよび/またはリモートに)監視および報告するように構成されたアクティブ自己報告型光コネクタデバイスとして実装され得る。例えば、自己報告型光コネクタデバイスは、(例えば、光ファイバステータスチェックをいつ実行すべきかをインテリジェントに決定し、光ファイバステータスチェックの結果をどこに報告すべきかをインテリジェントに決定し、ならびにそれらの様々な組合せ)の文脈内で様々なタイプのインテリジェンスが可能なインテリジェント自己報告型光コネクタデバイスとして構成され得る。例えば、自己報告型光コネクタデバイスは、自己報告型光コネクタデバイスで終端する光ファイバの光ファイバステータスを自律的に監視および報告することができる、モノのインターネット(IoT)対応またはIoT様デバイスとして動作するように構成され得る。自己報告型光コネクタデバイスは、自己報告型光コネクタデバイスで終端する光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするための様々な他の能力および機能をサポートするように構成され得る。
【0011】
自己報告型光コネクタデバイスの様々な例示的な実施形態は、自己報告型光コネクタデバイスが配備される顧客構内で顧客による顧客自己インストール手順を容易にするように構成され得る。FTTHをサポートする多くのサービスプロバイダは、サービスプロバイダによって「オン・ネット」(すなわち、ファイバサービスが接続され、アクティブになっている)であると事前認定された家であっても、(エンドユーザが自宅で行う)セルフ・インストール・プロセスが、ファイバ接続の問題によって失敗することが多いという問題に苦慮している。これは、しばしば、(家庭におけるおよび/または家庭内の)ファイバ切断、ファイバの切断(多くの場合、サービスプロバイダ間のサービススワップオーバー中の競合者による)、損傷したレセプタクル等に起因する。そのような状況では、エンドユーザは、インストールを進めることができず、問題に対処しインストールを完了するように技術者の派遣をスケジュールするためにサービスプロバイダに報告し返さなければならず、これは多くの場合、数日または数週間を要し得る。サービスプロバイダはしばしば、この状況を「コールドハウス」問題と呼ぶ。自己報告型光コネクタデバイスの様々な例示的な実施形態は、顧客構内または顧客構内での未知の光ファイバの中断が顧客による自己インストールの失敗を引き起こすであろうそのような状況を排除し、それによって「コールドハウス」問題を排除するように構成され得る。
【0012】
自己報告型光コネクタデバイスのこれらおよび種々の他の例示的実施形態、ならびに自己報告型光コネクタデバイスの例示的実施形態の利点または潜在的利点は、以下にさらに論じられる種々の図を参照することによって、さらに理解され得るであろう。
【0013】
図1は、自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成された自己報告型光コネクタデバイスを含む通信システムの例示的な実施形態を示す図である。
【0014】
通信システム100は、顧客構内110における通信機器と、顧客構内110における顧客デバイスの通信をサポートするように構成された通信ネットワーク120と、通信ネットワーク120および顧客構内110における通信機器のための管理機能をサポートするように構成された管理デバイス130とを含む。通信システム100は、図1の通信システム100の動作を説明する際に明確にするために省略されている様々な他の通信エレメントを含み得ることが理解されよう。
【0015】
顧客構内110は、顧客構内装置111-1~111-N(集合的に顧客構内装置111)のセットと、光ネットワークデバイス113と、光コネクタデバイス115とを含む。顧客構内装置111は、顧客エンドデバイス(例えば、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、スマートテレビ、ゲームシステム、ホームコントロールデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイスなどである)、顧客エンドデバイスの通信をサポートすることができる顧客ネットワーキングデバイス(例えば、無線ルータ、スイッチ等である)など、ならびにそれらの様々な組合せを含み得る。顧客構内装置111-1~111-Nは、それぞれ接続112-1~112-Nのセット(まとめて接続112)を介して光ネットワークデバイス113に接続される。顧客構内装置111と光ネットワークデバイス113との間の接続112は、有線接続、無線接続など、ならびにそれらの様々な組合せを含み得る。光ネットワークデバイス113は、顧客側光ファイバ114を介して光コネクタデバイス115に接続されている。光コネクタデバイス115は、顧客構内110と通信ネットワーク120との間に光インターフェースを提供するように構成される。
【0016】
通信ネットワーク120は、顧客構内110(例えば、顧客構内110の顧客構内装置111の通信)の通信をサポートするように構成され得る。通信ネットワーク120は、受動光ネットワーク(PON)、アクティブ光ネットワークなど、ならびにそれらの様々な組合せに基づくなど、光通信技術に基づく通信をサポートするように構成され得る。例えば、通信ネットワーク120は、ギガビット対応PON(GPON)、XGS-PON、25G-PON、次世代PON(NG-PON)などとして動作するように構成され得る。通信ネットワーク120は、ネットワーク側光ファイバ122(例示的に、ネットワーク側光ファイバ122は、通信ネットワーク120の光ネットワークデバイス121と顧客構内110の光コネクタデバイス115とを光学的に接続する)を介して顧客構内110とインターフェースするように構成された光ネットワークデバイス121を含む。例えば、光ネットワークデバイス121は、OLT(optical line terminal)であってもよく、その場合、顧客構内110の光ネットワークデバイス113は、ONU(optical network unit)であってもよい。通信ネットワーク120は、顧客構内110の通信をサポートするために使用され得る様々な他のエレメントを含み得ることが理解されよう。
【0017】
光コネクタデバイス115は、ネットワーク側光ファイバ122と顧客側光ファイバ114とを光学的に接続して光信号の伝搬をサポートする。しかしながら、ネットワーク側光ファイバ122と顧客側光ファイバ114との間の光接続性に問題がある場合がある。例えば、これは、ネットワーク側光ファイバ122のファイバ切断(家庭内および/または家庭内での)、ネットワーク側光ファイバ122の切断(多くの場合、サービスプロバイダ間のサービススワップオーバー中の競合者による)、損傷したレセプタクル等のようなものに起因し得る。この場合、顧客が顧客側光ファイバ114を光コネクタデバイス115に接続する自己設置プロセス(自宅でエンドユーザによって完了される)は、顧客構内110が「オンネット」である(すなわち、光ネットワークデバイス121からネットワーク側光ファイバ122を介して顧客構内110へのファイバサービスが接続されアクティブである)とサービスプロバイダによって事前認定されている場合であっても、顧客構内110におけるまたは顧客構内110のファイバ接続性の問題によって失敗し得る。
【0018】
光コネクタデバイス115は、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成され得、これは、上で論じられた様々な問題を克服し得る。光コネクタデバイス115は、光信号がネットワーク側光ファイバ122上を伝搬しているかどうかを判定するためにネットワーク側光ファイバ122を監視し、光信号がネットワーク側光ファイバ122上を伝搬しているかどうかに基づいてネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスを判定し、ローカル(たとえば、光コネクタデバイス115における1つまたは複数のローカル指示を介して)および/またはリモート(例えば、1つ以上のリモート装置への1つ以上のメッセージの送信を介して)でネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの報告を開始することによって、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成され得る。
【0019】
光コネクタデバイス115は、光コネクタデバイス115が特定のステータスにあることに基づいて、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成され得る。光コネクタデバイス115は、顧客側光ファイバ114が光コネクタデバイス115に接続されていないときにネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成されてもよい。光コネクタデバイス115は、顧客側光ファイバ114が光コネクタデバイス115に接続されていない場合、ネットワーク側光ファイバ122内を伝搬している可能性のある光信号が光コネクタデバイス115の光センサにリダイレクトされ、光コネクタデバイス115のコントローラが、光センサがネットワーク側光ファイバ122上を伝搬する光信号の検出を示すかどうかに基づいてネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスを判定し、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの報告をローカルに(例えば、光コネクタデバイス115における1つまたは複数のローカル指示を介して)および/または(例えば、1つまたは複数のリモート装置への1つまたは複数のメッセージの送信を介して)リモートで、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバのステータスの報告を開始する。
【0020】
光コネクタデバイス115は、図示のように、コントローラ141、光リダイレクトエレメント142、光検出エレメント143、通信エレメント144、ローカルステータスインジケータエレメント145、および電源146を使用して、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成され得る。光コネクタデバイス115は、光コネクタデバイス115によるネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告をサポートするために、異なるタイプのエレメントを含む、より少ないまたはより多くのエレメントを含み得ることが理解されよう。
【0021】
コントローラ141は、光コネクタデバイス115によるネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告を制御するように構成されてもよい。コントローラ141は、光検出エレメント143がネットワーク側光ファイバ122からの光信号を検出するかどうかに基づいて、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの判定をサポートするように構成され得る。コントローラ141は、光検出エレメント143がネットワーク側光ファイバ122からの光信号を検出するという判定に基づいて、ネットワーク側光ファイバ122がアクティブである(光ファイバステータス=アクティブ)ことを判定するように、または光検出エレメント143がネットワーク側光ファイバ122からの光信号を検出しないという判定に基づいて、非アクティブである(光ファイバステータス=非アクティブ)ことを判定するように構成され得る。コントローラ141は、ローカル(例えば、光ファイバステータスのローカル指示をアクティブ化する)および/またはリモート(例えば、光ファイバステータスの指示を含む1つ以上のメッセージを送信する)でネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの報告を制御するように構成され得る。コントローラ141は、光コネクタデバイス115によるネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告を制御するための様々な他の機能をサポートするように構成され得る。
【0022】
光リダイレクトエレメント142は、ネットワーク側光ファイバ122からの光信号を光検出エレメント143にリダイレクトするように構成される。光リダイレクトエレメント142は、反射エレメント(例えば、ミラー、ミラー様反射素子などである)、レンズなど、ならびにそれらの様々な組合せとすることができる。光リダイレクトエレメント142は、光コネクタデバイス115が特定のステータスにあるときに、ネットワーク側光ファイバ122からの光信号を光検出エレメント143にリダイレクトするように配置されてもよい。例えば、光リダイレクトエレメント142は、顧客側光ファイバ114が光コネクタデバイス115に接続されていないとき、ネットワーク側光ファイバ122からの光信号の光信号経路内に配置されて、ネットワーク側光ファイバ122からの光信号を光検出エレメント143にリダイレクトしてもよい。例えば、光リダイレクトエレメント142は、顧客側光ファイバ114が光コネクタデバイス115に接続されていないときに、ネットワーク側光ファイバ122からの光信号の光信号経路の外側に配置され、これにより、光信号がネットワーク側光ファイバ122と顧客側光ファイバ114との間を通過することを可能にしてもよい。ネットワーク側光ファイバ122からの光信号の光信号経路に対する光リダイレクトエレメント142の配置は、図2Aおよび図2Bを参照することによってさらに理解され得ることが理解されよう。
【0023】
光検出エレメント143は、光信号がネットワーク側光ファイバ122を介して受信されたかどうかを判定するように構成され得る。光検出エレメント143は、コントローラ141によって起動され、ネットワーク側光ファイバ122を介して光信号が受信されたか否かを検出する検出動作を行う。光検出エレメント143は、ネットワーク側光ファイバ122上で使用されることが知られている波長(例えば、FTTH配置におけるFTTH波長)における光信号の検出をサポートするように調整され得る。光検出エレメント143は、光信号がネットワーク側光ファイバ122を介して受信されたかどうかを判定するための検出モードで動作するとき、光信号がネットワーク側光ファイバ122を介して受信されたかどうかをコントローラ141に示すように構成され得る。光検出エレメント143は、光センサ、光検出器、感光レセプタ等であってもよい。光検出エレメント143は、主にスタンドアロンエレメントとして提示されるが、コントローラ141と統合されてもよいことが理解されるであろう。
【0024】
通信エレメント144は、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの通信を実行するように構成され得る。通信エレメント144は、コントローラ141が通信エレメント144を介してネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの送信を開始する場合など、コントローラ141のコントローラの下でネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの通信を実行するように構成され得る。通信エレメント144は、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスを受信することに関心があり得るリモートエレメント(例えば、管理デバイス130および/または任意の他の好適なエレメント)へのネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの通信をサポートするように構成される通信エレメントであり得る。通信エレメント144は、セルラー通信、WiFi通信、Bluetooth(登録商標)通信など、およびそれらの様々な組み合わせを使用して、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバ状態のリモートエレメントへの通信をサポートするように構成され得る。例えば、通信エレメント144は、セルラー通信をサポートするように構成されたセルラーチップ、WiFi通信をサポートするように構成されたWiFiチップ、Bluetooth(登録商標)通信をサポートするように構成されたBluetooth(登録商標)チップなどであり得る。主にスタンドアロンエレメントとして示されているが、通信エレメント144はコントローラ141と統合されていてもよいことが理解されよう。通信エレメント144は、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの通信をサポートするための様々な他の機能をサポートするように構成され得ることが理解されよう。
【0025】
ローカルステータスインジケータエレメント145は、光コネクタデバイス115においてローカルにネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの指示を提供するように構成され得る。ローカルステータスインジケータエレメント145は、コントローラ141がローカルステータスインジケータエレメント145を介してネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの提示を開始する場合など、コントローラ141のコントローラの下でネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの指示を提供するように構成され得る。ローカルステータスインジケータエレメント145は、ステータス(例えば、異なるステータスを示すために異なる数のビープ音を使用すること、異なるステータスを示すために異なるビープ音のシーケンスを使用することなど)の聴覚的指示を提供するように構成され得る。たとえば、ローカルステータスインジケータエレメント145は、ネットワーク側光ファイバ122のネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの聴覚的指示(例えば、トーン、リンギングなど)を提供するように構成されたベルまたは他のエレメントを含み得る。ローカルステータスインジケータエレメント145は、ステータス(例えば、ステータスを示すために異なる数のフラッシュライトを使用すること、異なるステータスを示すために異なる色のライトを使用することなど)の視覚的指示を提供するように構成され得る。たとえば、ローカルステータスインジケータエレメント145は、ネットワーク側光ファイバ122のネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの視覚的指示を提供するように構成された発光ダイオード(LED)または他のエレメントを含み得る。ローカルステータスインジケータエレメント145は、異なるステータスを示す文字を表示するように構成された表示エレメントを含み得る。ローカルステータスインジケータエレメント145は、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告のコンテキスト内で、そのような指示の様々な組合せを提供するように構成され得ることを理解されよう。
【0026】
電源146は、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告をサポートするために、光コネクタデバイス115の動作のための電力を提供するように構成され得る。電源146は、他の適切な電源のバッテリであってもよい。例えば、電源146は、リチウムイオンバッテリまたは他の適切なタイプのバッテリであり得る。例えば、電源146は、交換を必要とする前に、推定7~10年のバッテリ寿命(1週間に1回のネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの報告に基づく)を提供する2000mAhのリチウムイオンバッテリであり得る。報告間隔は、より頻繁な報告(これは、より短いバッテリ寿命をもたらすと予想される)またはより少ない頻度の報告(これは、より長いバッテリ寿命をもたらすと予想される)をサポートするように調整され得ることが理解されよう。顧客構内110の顧客は、電源を交換し、寿命末期を管理するために、電源146(例えば、光コネクタデバイス115上のフェースプレートの除去による)にアクセスすることができる。電源146は、ネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスの自己報告をサポートするために光コネクタデバイス115の動作のための電力を提供するために、様々な他の方法で実装され得ることが理解されよう。ローカルステータスインジケータエレメント145は、主にネットワーク側光ファイバ122の光ファイバステータスを示すために使用されるものとして提示されるが、電源146のステータス(例えば、バッテリレベル・オケイ指示、バッテリレベル・ロー指示等である)の指示を提供するためにも使用され得ることが理解されよう。
【0027】
光コネクタデバイス115は、光コネクタデバイス115の様々なエレメントの様々な実装形態を含み得る様々な方法で実装され得ることが理解されよう。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例えば、光コネクタデバイス115は、微調整された感光性受容体およびGSMセルラーチップを備えたインテリジェントマイクロコントローラ(例えば、光ファイバステータスの判定をサポートするためにFTTH構成で使用される特定の波長に調整された感光性受容体を備えたESP32マイクロコントローラ、および光ファイバステータスのセルラー通信のためのSIM800Lチップも備えている)を備えていてもよい。光コネクタデバイス115は、光コネクタデバイス115の様々なエレメントの様々な他の実装形態を含み得る様々な他の方法で実装され得ることが理解されよう。
【0028】
光ファイバステータスの自己報告をサポートする際の光コネクタデバイス115の構成および動作は、図2Aおよび図2Bならびに図3Aおよび図3Bを参照することによってさらに理解され得る。
【0029】
管理デバイス130は、通信システム100内の様々な管理機能を提供するように構成される。例えば、管理デバイス130は、通信ネットワーク120のための様々な管理機能(たとえば、ネットワークプロビジョニング機能、ネットワーク監視機能、サービスプロビジョニング機能、サービス監視機能など、ならびにそれらの様々な組合せ)を提供するように構成され得る。例えば管理デバイス130は、顧客構内110のための様々な管理機能(例えば、光ネットワークデバイス113のためのプロビジョニング機能、光ネットワークデバイス113のための監視機能、顧客構内装置111のためのプロビジョニング機能、顧客構内装置111のための監視機能、顧客構内110のための顧客ケア管理機能など、ならびにそれらの様々な組合せ)を提供するように構成され得る。管理デバイス130は、通信システム100内の様々な他の管理機能を提供するように構成され得ることが理解されよう。
【0030】
図2Aおよび図2Bは、自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成された自己報告型光コネクタデバイスの例示的な実施形態を示し、自己報告型光コネクタデバイスのレセプタクルカバーは、それぞれ開ステータスおよび閉ステータスにある。
【0031】
図2Aおよび図2Bに示すように、光コネクタデバイス200は、ハウジング201と、レセプタクルカバー211を有するレセプタクル210と、レセプタクルカバー221を有するレセプタクル220と、コントローラ230と、光検出器240と、ステータスインジケータエレメント250と、通信エレメント260とを含む。光コネクタデバイス200は、エレメントの様々な他のタイプの配置をサポートすることができ、様々な他のエレメントなど、ならびにそれらの様々な組合せを含むことができることを理解されよう。以下でさらに説明するように、図2Aは、光コネクタデバイス200が、顧客構内の通信ネットワークと光ネットワークデバイスとの間の光信号の伝搬をサポートするように構成されたステータスにあるときの光コネクタデバイス200を示し、図2Bは、光コネクタデバイス200が、光コネクタデバイス200に接続されたネットワーク側光ファイバの監視をサポートするように構成されたステータスにあるときの光コネクタデバイス200を示す。
【0032】
図2A及び図2Bに示すように、レセプタクルカバー211は、レセプタクル210に対して、レセプタクルカバー211がレセプタクル210を覆う閉ステータスと、顧客側光ファイバ213を光コネクタデバイス200に接続するための顧客側光ファイバ213の光ファイバコネクタ212をレセプタクル210が受け入れ可能な開ステータスとを支持するように構成されている。レセプタクルカバー211は、閉ステータスを好むように構成されてもよく、例えば、顧客側光ファイバ213の光ファイバコネクタ213がレセプタクル210から取り外されると、レセプタクルカバー211は、自動的に閉ステータス(例えば、レセプタクルカバー211の外側表面に対して圧力が加えられない限り、レセプタクルカバー211を閉ステータスのままにするためのバネまたは他の機構に基づく)に戻る。レセプタクル210が開口部であることを示す目的で、光ファイバコネクタ212の外縁とレセプタクル210の内面との間に間隙が示されているが、光ファイバコネクタ212の外縁は、レセプタクル210に差し込まれると、レセプタクル210の内面に接触し得ることが理解されるであろう。
【0033】
図2A及び図2Bに示すように、レセプタクルカバー221は、レセプタクル220に対して、レセプタクルカバー221がレセプタクル220を覆う閉ステータスと、レセプタクル220がネットワーク側光ファイバ223を光コネクタデバイス200に接続するためのネットワーク側光ファイバ223の光ファイバコネクタ222を受け入れ可能な開ステータスとを支持するように構成されている。レセプタクルカバー221は、閉ステータスを好むように構成されてもよく、例えば、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバコネクタ223がレセプタクル220から取り外されると、レセプタクルカバー221は、自動的に閉ステータス(例えば、レセプタクルカバー221の外側表面に対して圧力が加えられない限り、レセプタクルカバー221を閉ステータスのままにするためのバネまたは他の機構に基づく)に戻る。レセプタクル220が開口部であることを示す目的で、光ファイバコネクタ222の外縁とレセプタクル220の内面との間に間隙が示されているが、光ファイバコネクタ222の外縁は、レセプタクル220に差し込まれると、レセプタクル220の内面に接触し得ることが理解されるであろう。
【0034】
図2Aおよび図2Bに示され、上で示されているように、光コネクタデバイス200は、光コネクタデバイス200が特定のステータスにあるときにネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成されたエレメントを含む(例示的に、また上で示されているように、コントローラ230、光検出器240、ステータスインジケータエレメント250、および通信エレメント260)。図2Aおよび図2Bのコントローラ230、光検出器240、ステータスインジケータエレメント250、および通信エレメント260は、それぞれ図1のコントローラ141、光検出エレメント143、通信エレメント144、およびローカルステータスインジケータエレメント145として動作するように構成され得ることが理解されよう。図2Aおよび2Bに関してさらに提示されるように、コントローラ230、光検出器240、ステータスインジケータエレメント250、また、通信エレメント260は、協働して、光コネクタデバイス200が特定のステータスにあるとき(例示的に、顧客側光ファイバ213がレセプタクル210に接続されておらず、レセプタクルカバー211が閉じているとき)に、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスの自己報告をサポートすることができる。
【0035】
図2Aに示すように、光コネクタ200は、ネットワーク側光ファイバ223上を伝搬し得る光信号290の光路がレセプタクル210に向かって連続するステータスをサポートし、光信号290がネットワーク側光ファイバ223から顧客側光ファイバ213に導かれるように構成されている。図2Aに示すように、レセプタクル210は開ステータスにあり、顧客側光ファイバ213の光ファイバコネクタ212はレセプタクル210に接続され、その結果、ネットワーク側光ファイバ223上を伝搬する光信号290は、顧客構内の顧客構内装置へのさらなる伝搬のために、顧客側光ファイバ213に向かって続き、そこに結合される。このステータスでは、光コネクタデバイス200において、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスの判定及び報告は起動されない(すなわち、光検出器240は、光信号が検出されたかどうかを判定するために起動されず、したがって、コントローラ230は、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスを判定又は報告しない)。
【0036】
図2Bに示すように、光コネクタ200は、ネットワーク側光ファイバ223を伝搬し得る光信号290の光路がレセプタクルカバー211によって光検出器240に向かってリダイレクトされ、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスを判定する際に使用されるステータスをサポートするように構成される。図2Bに示すように、レセプタクル210は、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスを判定する際に使用するために、レセプタクルカバー211の内面215が、ネットワーク側光ファイバ223上を伝搬し得る任意の光信号290を光検出器240に向かってリダイレクトするように配列されるように、閉ステータスにある。コントローラ230は、光検出器240がネットワーク側光ファイバ223からの光信号を検出したか否かに基づいて、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスを判定する。コントローラ230は、光検出器240が光信号を検出していないとの判定に基づいて、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスが「非アクティブ」であると判定してもよいし、光検出器240が光信号を検出しているとの判定に基づいて、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスが「アクティブ」であると判定してもよい。次いで、コントローラ230は、ネットワーク側光ファイバ223の光ファイバステータスの通知を、ステータスインジケータエレメント250を介して光コネクタデバイス200にローカルに、および/または通信エレメント260を使用した1つまたは複数のメッセージの送信を介して光コネクタデバイス200からリモートに制御することができる。
【0037】
光コネクタデバイス200は、光コネクタデバイス200による光ファイバステータスの自己報告をサポートするための様々な他の方法で構成され得ることが理解されよう。
【0038】
図3Aおよび図3Bは、自己報告型光コネクタデバイスのレセプタクルカバーが、自己報告型光コネクタデバイスに接続された光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするために閉ステータスにあるときの自己報告型光コネクタデバイスの2つの図を示すための自己報告型光コネクタデバイスの例示的な実施形態を示す。
【0039】
図3Aおよび図3Bに示すように、光コネクタ300は、ハウジング301と、プリント回路基板(PCB)302とを含む。当然のことながら、光コネクタ300のさまざまなエレメントを示す目的で分離して描かれているが、PCB302は、ハウジング301の内部に統合されるか、または他の方法で接続されてもよい。光コネクタ300は、ネットワーク側光ファイバ320の端部に光ファイバコネクタ322を介してネットワーク側光ファイバ320が接続されている(例示的に、ハウジング301は、光ファイバコネクタ322が挿入された第1のレセプタクル(明示せず)を含む)。光コネクタ300には、顧客側光ファイバが接続されていない(例示的に、ハウジング301は、関連するレセプタクルが遮断され、ネットワーク側光ファイバ320からの光がハウジング301内に収容されるように、閉位置にあるレセプタクルカバー321によって覆われる第2のレセプタクル(明示的に示されていない)を含む)。レセプタクルカバー321は、顧客側光ファイバが接続されていないときに自動的に閉ステータスに戻るように構成されてもよい。PCB302は、コントローラ330(例えば、コントローラ141及びコントローラ230と同様に動作してもよい)と、光検出器340(例えば、光検出エレメント143を実装し、光検出器240と同様に動作するために使用され得る)と、通信エレメント360(例えば、通信エレメント144及び通信エレメント260と同様に動作することができる)とを含む。
【0040】
図3A及び図3Bに示すように、光コネクタ300は、2つの異なる視点から示されている。図3Aに示すように、ネットワーク側光ファイバ320を伝搬する光390は、ハウジング301の内部でネットワーク側光ファイバ320を出射する。閉ステータスにあるレセプタクルカバー321は、光390がハウジング301内にとどまることを確実にし、それによって、顧客構内の顧客の眼への負傷を防止する。図3Bに示すように、レセプタクルカバー321の内面は、ネットワーク側光ファイバ320を出る光390を光検出器340にリダイレクトするミラー315を含む。コントローラ330は、光検出器340によって光390が検出されたか否かに基づいてネットワーク側光ファイバ320の光ファイバステータス、例えば、コントローラ330によるステータス確認動作中に光検出器340によって光390が検出される「アクティブ」(または他の適切な種類のステータス)の光ファイバステータス、またはコントローラ330によるステータス確認動作中に光検出器340によって光390が検出されない「非アクティブ」の光ファイバステータスを判定するように構成される。次いで、コントローラ330は、ネットワーク側光ファイバ320の判定された光ファイバステータス(たとえば、通信エレメント360を介した1つまたは複数のメッセージの送信に基づいて、および/または明確にするために省略されている1つまたは複数の他のローカルインジケータを使用して、ローカルにおよび/またはリモートに)の通知をトリガすることができる。
【0041】
光コネクタ300は、光コネクタ300による光ファイバステータスの自己報告をサポートするための様々な他の方法で構成され得ることが理解されよう。
【0042】
図4は、自己報告型光コネクタデバイスに関連する光ファイバステータスを自己報告するために自己報告型光コネクタデバイスを動作させるための方法の例示的な実施形態を示す図。本明細書では主に連続的に実行されるものとして提示されているが、方法400の機能の少なくとも一部は、同時に、または図4に提示されているものとは異なる順序で実行され得ることが理解されよう。ブロック401において、方法400が開始される。ブロック410において、光信号が光コネクタデバイスの光検出器によって検出されたかどうかに基づいて、光コネクタデバイスのコントローラによって、光コネクタデバイスのファイバレセプタクルに接続された光ファイバのステータスを判定する。ブロック420において、光コネクタデバイスのコントローラによって、光コネクタデバイスのファイバレセプタクルに接続された光ファイバのステータスの指示を提供する。ブロック499において、方法400は終了する。光コネクタデバイスによってサポートされるものとして本明細書で提示される様々な他の機能は、図4の方法400の文脈内で実装され得ることが理解されよう。
【0043】
光コネクタデバイスが、顧客側光ファイバが光コネクタデバイスに接続されているかどうかに基づいて、光コネクタデバイスに接続されたネットワーク側光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートする例示的な実施形態に関して主に提示されるが、理解されるであろう、少なくともいくつかの例示的な実施形態では、光コネクタデバイスは、顧客側光ファイバが光コネクタデバイスに接続されているかどうかとは無関係に、光コネクタデバイスに接続されたネットワーク側光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成され得る。例えば、顧客側光ファイバが光コネクタデバイスに接続される場合、光コネクタデバイスは、光信号を顧客側光ファイバに結合するためのネットワーク側光ファイバ上を伝搬する光信号のパススルーと、ネットワーク側光ファイバの光ファイバステータスの判定および報告をサポートするための光検出エレメントに向かうネットワーク側光ファイバ上を伝搬する光信号の少なくとも一部のリダイレクトとの両方をサポートするように構成され得る顧客側光ファイバは、光コネクタデバイスに接続される。これにより、定期的(例えば、1日に1回、1週間に1回、1ヶ月に1回等)に、光コネクタデバイスで検出されたステータス、光コネクタデバイスで受信されたリモート的に開始された要求(例えば、管理システム、カスタマーケアシステム等から受信された)に応答して及びそれらの様々な組み合わせ等、様々な条件下で、光コネクタデバイスに接続されたネットワーク側光ファイバの光ファイバステータスの報告を自己報告することが可能になることが理解されよう。光コネクタデバイスは、様々な他の条件下で光コネクタデバイスに接続されたネットワーク側光ファイバの光ファイバステータスの自己報告をサポートするように構成され得ることが理解されよう。
【0044】
自己報告型光コネクタデバイスの様々な例示的な実施形態は、様々な利点または潜在的な利点を提供することができる。例えば、自己報告型光コネクタデバイスに関する様々な例示的な実施形態は、顧客構内における光ファイバのステータスの自己報告をサポートするように構成され得、それにより、顧客構内または顧客構内における未知のファイバの途絶が、顧客構内における顧客による自己設置の失敗を引き起こす状況を排除する(例えば、それにより、「コールドハウス」問題を排除する)。例えば、自己報告型光コネクタデバイスの様々な例示的な実施形態は、高価な光トラブルシューティング技法(例えば、光時間領域反射率測定(OTDR)、光周波数領域反射率測定(OFDR)などの光反射率測定技法)を使用したファイバ接続のリモート(すなわち、顧客構内ではない)試験に基づくサービス保証ソリューションを使用する必要性をなくすことができる、PON終端点のアクティブな試験ではなく、トラブルシューティング目的のために一般に適用され、PONセグメントの検証のみを提供する一方でファイバ終端ジャックにおけるサービス利用可能性を検証する可視性を一般に欠く(しかし、様々なそのような光学トラブルシューティング技法が、自己報告型光コネクタデバイスの様々な例示的な実施形態と組み合わせて使用され得ることが理解されるであろう)。例えば、自己報告型光コネクタデバイスの様々な例示的な実施形態は、通信サービスプロバイダのモバイルアプリケーションおよび自己設置ワークフローへのファイバステータス報告の統合を可能にするように構成することができ、それにより、通信サービスプロバイダは、自己設置のための顧客構内を正確に事前品質化することができ、顧客構内におけるファイバ接続性の問題に起因する設置失敗のリスクを低減するか、あるいは完全に排除することができ、したがって、従来のサービス保証方法のほんのわずかな価格で、通信サービスプロバイダのワークフローおよび顧客満足度を大幅に改善することができる。自己報告型光コネクタデバイスの様々な例示的な実施形態は、様々な他の利点または潜在的な利点を提供することができる。
【0045】
本明細書における「光コネクタデバイス」への様々な言及は、「ファイバジャック」または「ファイバ終端レセプタクル」(または顧客構内でネットワーク側光ファイバを光ファイバに光学的に結合するデバイスを説明するのに適した他の用語)と代替的に呼ばれ得ることが理解されよう。
【0046】
図5は、本明細書で提示される様々な機能を実行する際に使用するのに適したコンピュータの例示的な実施形態を示す図である。
【0047】
コンピュータ500は、プロセッサ502(例えば、中央処理装置(CPU)、プロセッサ、プロセッサコアのセットを有するプロセッサ、プロセッサのプロセッサコア等)及びメモリ504(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)等)を含む。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、コンピュータ500は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピュータに本明細書で提示される様々な機能を実行させる命令を記憶する少なくとも1つのメモリとを含み得る。
【0048】
コンピュータ500はまた、協働エレメント505を含んでもよい。協働エレメント505は、ハードウェアデバイスであってもよい。協働エレメント505は、本明細書で提示される様々な機能(この場合、例えば、協働エレメント405(関連するデータ構造を含む)は、記憶デバイスまたは他の適切なタイプの記憶エレメント(例えば、磁気ドライブ、光学ドライブなど)などの非一時的なコンピュータ可読媒体上に記憶することができる)を実装するために、メモリ504にロードされ、プロセッサ502によって実行され得るプロセスであり得る。
【0049】
コンピュータ500はまた、1つ以上の入力/出力デバイス506を含み得る。入力/出力デバイス506は、ユーザ入力デバイス(例えば、キーボード、キーパッド、マウス、マイクロフォン、カメラ等である)、ユーザ出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカ等である)、1つまたは複数のネットワーク通信デバイスまたはエレメント(例えば、入力ポート、出力ポート、受信機、送信機、送受信機などである)、1つまたは複数の記憶デバイス(例えば、テープドライブ、フロッピードライブ、ハードディスクドライブ、コンパクトディスクドライブなどである)などのうちの1つまたは複数、ならびにそれらの様々な組合せを含み得る。
【0050】
コンピュータ500は、本明細書で説明する機能エレメント、本明細書で説明する機能エレメントの部分など、ならびにそれらの様々な組合せを実装するのに適した一般的なアーキテクチャおよび機能を表し得ることを理解されよう。例えば、コンピュータ400は、本明細書で提示される1つまたは複数のエレメントを実装するのに適した一般的なアーキテクチャおよび機能を提供することができる。例えば、コンピュータ500は、顧客構内装置111またはその一部、光ネットワークデバイス113またはその一部、光コネクタデバイス115またはその一部(例えば、コントローラ141)、光ネットワークデバイス121またはその一部、管理デバイス130またはその一部、光コネクタデバイス200またはその一部、コントローラ230またはその一部、光検出器240またはその一部、ステータスインジケータエレメント250またはその一部、通信エレメント260またはその一部、光コネクタ300またはその一部、コントローラ330またはその一部、光検出器360またはその一部、通信エレメント360またはその一部などを実装するのに適した一般的なアーキテクチャおよび機能を有する。
【0051】
本明細書で提示される機能の少なくともいくつかは、ソフトウェアで(例えば、特殊用途コンピュータを提供するように汎用コンピュータ上で実行するために(例えば、1つ以上のプロセッサによる実行を介して)、1つ以上のプロセッサ上でのソフトウェアの実装を介して)、および/またはハードウェアで(例えば、汎用コンピュータ、1つ以上の特定用途向け集積回路、および/または任意の他のハードウェア等価物を使用して)実装され得ることが理解されるであろう。
【0052】
本明細書で提示する機能の少なくともいくつかは、たとえば、様々な機能を実行するためにプロセッサと協働する回路として、ハードウェア内で実装され得ることを理解されよう。本明細書で説明される機能/エレメントの部分は、コンピュータプログラム製品として実装され得、コンピュータ命令は、コンピュータによって処理されると、本明細書で説明される方法および/または技法が呼び出されるか、または別様に提供されるように、コンピュータの動作を適応させる。様々な方法を呼び出すための命令は、固定媒体またはリムーバブル媒体(たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体)に記憶され、ブロードキャスト媒体または他の信号搬送媒体中のデータストリームを介して送信され、および/または命令に従って動作するコンピューティングデバイス内のメモリ内に記憶され得る。
【0053】
本明細書で使用される「非一時的」という用語は、データ記憶持続性の制限(例えば、RAM対ROM)とは対照的に、媒体自体の制限(すなわち、信号ではなく有形)であることが理解されるであろう。
【0054】
本明細書で使用される場合、「<2つ以上のエレメントのリスト>のうちの少なくとも1つ」および「以下のうちの少なくとも1つ」が理解されるであろう:<2つ以上のエレメントのリスト>および同様の語句は、2つ以上のエレメントのリストが「および」または「または」によって結合される場合、エレメントのうちの少なくともいずれか1つ、またはエレメントのうちの少なくともいずれか2つ以上、または少なくともすべてのエレメントを意味する。
【0055】
本明細書で使用される場合、「または」という用語は、別段の指示がない限り、非排他的な「または」を指すことが理解されるであろう(例えば、「または他の」または「または代替」の使用)。
【0056】
本明細書で提示される教示を組み込む様々な実施形態が本明細書で詳細に示され説明されているが、当業者は、依然としてこれらの教示を組み込む多くの他の様々な実施形態を容易に考案できることが理解されよう。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5