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特開2024-108374対基板作業システム及び対基板作業機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024108374
(43)【公開日】2024-08-13
(54)【発明の名称】対基板作業システム及び対基板作業機
(51)【国際特許分類】
   H05K 13/00 20060101AFI20240805BHJP
   G05B 19/418 20060101ALI20240805BHJP
【FI】
H05K13/00 Z
G05B19/418 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023012702
(22)【出願日】2023-01-31
(71)【出願人】
【識別番号】000237271
【氏名又は名称】株式会社FUJI
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三矢 隆史
(72)【発明者】
【氏名】村野 陽一
(72)【発明者】
【氏名】加古 哲也
(72)【発明者】
【氏名】馬場 恒星
(72)【発明者】
【氏名】萩 誠二朗
【テーマコード(参考)】
3C100
5E353
【Fターム(参考)】
3C100AA25
3C100AA38
3C100AA52
3C100AA62
3C100BB13
3C100BB17
3C100BB33
3C100CC02
3C100EE07
5E353AA01
5E353CC01
5E353CC03
5E353CC21
5E353CC22
5E353CC23
5E353DD02
5E353EE90
5E353LL02
5E353LL03
5E353LL04
5E353QQ01
(57)【要約】
【課題】 異常発生機に担当者を誘導する。
【解決手段】対基板作業システム10は、対基板作業機21が配列された対基板作業ライン20と、異常の発生を監視する管理装置30を備える。対基板作業機21は、異常通知部22と、報知器41,51,61と、報知器制御部23を備える。異常通知部22は、異常を検知して管理装置30に異常を通知し、報知器制御部23は、管理装置30からの異常報知要求信号に基づいて報知器41,51,61を作動させる。管理装置30は、監視部31と、担当者特定部32と、報知要求部33と、を備える。監視部31は異常の通知を監視し、担当者特定部32は、異常発生機21aを担当する担当者A1を特定する。報知要求部33は、担当者A1が担当する対基板作業機21に異常報知要求信号を発する一方、担当しない対基板作業機21には異常報知要求信号を発しない。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に対して所定の作業を行う複数の対基板作業機を配列してなる複数の対基板作業ラインと、複数の前記対基板作業機と通信可能に接続され、複数の前記対基板作業機における異常の発生を監視する管理装置と、を備え、担当者ごとに複数の前記対基板作業ラインのうち作業を行う複数の対基板作業ラインが割り付けられているシステムであって、
各々の前記対基板作業機は、
当該対基板作業機で発生した異常を検知して前記管理装置に異常を通知する異常通知部と、
異常の発生を報知する報知器と、
前記管理装置からの異常報知要求信号に基づいて前記報知器を作動させる報知器制御部と、を備えており、
前記管理装置は、
各々の前記対基板作業機の前記異常通知部からの異常の通知を監視する監視部と、
担当者ごとに作業を行う複数の前記対基板作業ラインを割り付ける割り付け情報に基づき、異常が発生した前記対基板作業機である異常発生機を担当している担当者を特定する担当者特定部と、
当該担当者が担当している複数の前記対基板作業ラインに属する各々の前記対基板作業機に対して、前記異常報知要求信号を発する一方、当該担当者が担当していない複数の前記対基板作業ラインに属する各々の前記対基板作業機に対して、前記異常報知要求信号を発しない、報知要求部と、
を備えた、対基板作業システム。
【請求項2】
前記報知器制御部は、
当該担当者が担当している複数の前記対基板作業ラインのうち、前記異常発生機を含む前記対基板作業ラインに属する各々の前記対基板作業機の前記報知器を第1の報知態様で作動させ、
当該担当者が担当している複数の前記対基板作業ラインのうち、前記異常発生機を含まない前記対基板作業ラインに属する各々の前記対基板作業機の前記報知器を第2の報知態様で作動させる、
請求項1に記載の対基板作業システム。
【請求項3】
前記報知器は、異常の発生を画像で報知するディスプレイ装置であり、
前記報知器制御部は、
前記第1の報知態様として、同じ対基板作業ラインにおける前記異常発生機の位置を示す画像を前記ディスプレイ装置に表示させ、
前記第2の報知態様として、前記異常発生機を含む前記対基板作業ラインの方向を示す画像を前記ディスプレイ装置に表示させる、
請求項2に記載の対基板作業システム。
【請求項4】
前記報知器は、異常の発生を積層された複数の表示灯の発光で報知するシグナルタワーであり、
前記報知器制御部は、
前記第1の報知態様として、同じ対基板作業ラインにおける前記異常発生機の位置を示す発光態様で前記シグナルタワーを発光させ、
前記第2の報知態様として、前記異常発生機を含む前記対基板作業ラインの方向を示す発光態様で前記シグナルタワーを発光させる、
請求項2に記載の対基板作業システム。
【請求項5】
前記対基板作業機は、部品を前記基板に実装する作業を行う部品実装機である、請求項1~4のいずれかに記載の対基板作業システム。
【請求項6】
基板に対して所定の作業を行うとともに、複数配列されることで対基板作業ラインを構成し、異常の発生を監視する管理装置に通信可能に接続された対基板作業機であって、
発生した異常を検知して前記管理装置に異常を通知する異常通知部と、
異常の発生を報知する報知器と、
前記管理装置からの異常報知要求信号に基づいて前記報知器を作動させる報知器制御部と、を備えており、
当該対基板作業機が、異常が発生した前記対基板作業機である異常発生機に対して作業する担当者に割り付けられ、かつ、前記異常発生機を含む前記対基板作業ラインに属する場合は、前記報知器が第1の報知態様で作動し、
当該対基板作業機が、前記異常発生機に対して作業する担当者に割り付けられ、かつ、前記異常発生機を含まない前記対基板作業ラインに属する場合は、前記報知器が第2の報知態様で作動する、対基板作業機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、基板に対して所定の作業を行う対基板作業機を配列してなる対基板作業ラインを備えた対基板作業システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、対基板作業システムの一種である実装システムでは、SMT(Surface Mount Technology:表面実装)等の工程を経て、部品が基板に実装される。対基板作業システムは、例えば、数十ラインが収まる巨大な1フロア内に設置されることがあり、ラインの数に対して担当者の人数が少ないケースが多い。特許文献1には、対基板作業システムの一例が開示されている。この従来技術では、ラインを構成する複数の装置の表示画面に、異常が発生した異常装置を指し示す向きの矢印を表示する。そして、矢印が異常装置から離れた位置から近い位置へと順に移動することにより、担当者への注意喚起や、担当者の異常装置への誘導が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-232393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、1人で複数のラインを担当している担当者が、あるラインで段取り作業を行うことがある。ところが、段取り作業を行っている際に、別のラインでエラーコールがかかると、そのエラーコールが自分の担当のラインからなのか否かをすぐに判別できないという問題がある。なお、担当者が部品照合作業を行っている際は、ラインを管理するモニタが担当者の目の前に設置されていることがある。このような場合は、ラインに配列された各対基板作業機の状態をPCモニタにより確認することができる。しかしながら、各対基板作業機の状態を確認するためには、画面を表示させる作業、異常が発生した異常発生機(対基板作業機)を画面上で検索する作業、画面上の異常発生機の位置を実際の位置に頭の中で変換する作業を行う必要がある。このため、担当者は、異常発生機にすぐには移動できないという問題がある。そこで本明細書は、担当者が担当している対基板作業ラインにおいて、異常発生機に担当者を誘導する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、複数の対基板作業ラインと、管理装置と、を備える対基板作業システムを開示する。対基板作業ラインは、基板に対して所定の作業を行う複数の対基板作業機を配列してなる。管理装置は、複数の対基板作業機と通信可能に接続され、複数の対基板作業機における異常の発生を監視する。各々の対基板作業機は、異常通知部と、報知器と、報知器制御部と、を備える。異常通知部は、対基板作業機で発生した異常を検知して管理装置に異常を通知する。報知器は、異常の発生を報知する。報知器制御部は、管理装置からの異常報知要求信号に基づいて報知器を作動させる。管理装置は、監視部と、担当者特定部と、報知要求部と、を備える。監視部は、各々の対基板作業機の異常通知部からの異常の通知を監視する。担当者特定部は、担当者ごとに作業を行う複数の対基板作業ラインを割り付ける割り付け情報に基づき、異常が発生した対基板作業機である異常発生機を担当している担当者を特定する。報知要求部は、担当者が担当している複数の対基板作業ラインに属する各々の対基板作業機に対して、異常報知要求信号を発する一方、担当者が担当していない複数の対基板作業ラインに属する各々の対基板作業機に対して、異常報知要求信号を発しない。
【0006】
従って、この構成によると、対基板作業機に異常が発生すると、異常が発生した対基板作業機(即ち、異常発生機)を担当している担当者が特定され、特定された担当者が担当している対基板作業ラインに属する各々の対基板作業機の報知器が作動する。従って、特定された担当者は、自己が担当している対基板作業機のいずれかに異常が発生していることを認識することができ、異常発生機に移動することができる。
【0007】
また、本明細書は、基板に対して所定の作業を行う対基板作業機を開示する。対基板作業機は、複数配列されることで対基板作業ラインを構成し、異常の発生を監視する管理装置に通信可能に接続されている。対基板作業機は、発生した異常を検知して管理装置に異常を通知する異常通知部と、異常の発生を報知する報知器と、管理装置からの異常報知要求信号に基づいて報知器を作動させる報知器制御部と、を備えている。当該対基板作業機が、異常が発生した対基板作業機である異常発生機に対して作業する担当者に割り付けられ、かつ、異常発生機を含む対基板作業ラインに属する場合は、報知器が第1の報知態様で作動する。一方、当該対基板作業機が、異常発生機に対して作業する担当者に割り付けられ、かつ、異常発生機を含まない対基板作業ラインに属する場合は、報知器が第2の報知態様で作動する。この構成によると、報知器の報知態様によって、担当者は、異常発生機が属する対基板作業ラインを特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施例の実装システムを示す概略図である。
図2】管理装置及び部品実装機を示すブロック図である。
図3】部品実装ラインを示す説明図である。
図4】異常表示要求信号の入力から0秒経過後の部品実装ラインを示す説明図である。
図5】異常表示要求信号の入力から1秒経過後の部品実装ラインを示す説明図である。
図6】部品実装機で発生した異常を報知する手順を示すフローチャートである。
図7】一部の部品実装機の電源がOFFになっている状態の部品実装ラインを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に開示する対基板作業システムでは、報知器制御部は、当該担当者が担当している複数の対基板作業ラインのうち、異常発生機を含む対基板作業ラインに属する各々の対基板作業機の報知器を第1の報知態様で作動させ、当該担当者が担当している複数の対基板作業ラインのうち、異常発生機を含まない対基板作業ラインに属する各々の対基板作業機の報知器を第2の報知態様で作動させてもよい。このような構成によると、報知器の報知態様によって、異常発生機が属する対基板作業ラインを特定することができる。
【0010】
本明細書に開示する対基板作業システムでは、報知器は、異常の発生を画像で報知するディスプレイ装置であってもよい。報知器制御部は、第1の報知態様として、同じ対基板作業ラインにおける異常発生機の位置を示す画像をディスプレイ装置に表示させ、第2の報知態様として、異常発生機を含む対基板作業ラインの方向を示す画像をディスプレイ装置に表示させてもよい。このような構成によると、作業者を異常発生機に誘導することができる。
【0011】
本明細書に開示する対基板作業システムでは、報知器は、異常の発生を積層された複数の表示灯の発光で報知するシグナルタワーであってもよい。報知器制御部は、第1の報知態様として、同じ対基板作業ラインにおける異常発生機の位置を示す発光態様でシグナルタワーを発光させ、第2の報知態様として、異常発生機を含む対基板作業ラインの方向を示す発光態様でシグナルタワーを発光させてもよい。このような構成によっても、作業者を異常発生機に誘導することができる。
【0012】
本明細書に開示する対基板作業システムでは、対基板作業機は、部品を基板に実装する作業を行う部品実装機であってもよい。
【0013】
(実施例) 以下、本明細書に開示の実装システム10の一実施例について図面を参照して説明する。図1に示すように、対基板作業システムの一例である実装システム10は、互いに並列に配置された複数の部品実装ライン20(対基板作業ラインの一例)と、管理装置30とを備えている。各部品実装ライン20は、複数の部品実装機21を配列することにより構成されている。また、管理装置30は、セントラルサーバ(図示略)を介して各部品実装機21と通信可能に接続され、各部品実装機21における異常の発生を監視するようになっている。なお、本実施例の実装システム10では、複数の部品実装ライン20の中から、作業を行う1又は複数の部品実装ライン20が担当者A1(図3参照)ごとに割り付けられている。また、1つの部品実装ライン20が備える部品実装機21の数は、本実施例に限定されるものではなく、管理装置30が管理する部品実装ライン20の数も、本実施例に限定されるものではない。
【0014】
各部品実装機21は、電子部品を回路基板に実装する作業を行う対基板作業機である。回路基板は、部品実装ライン20の一端から他端に送られる。部品実装ライン20の他端まで送られた回路基板は、最終製品として出荷、または半製品として後工程に送られる。
【0015】
図2に示すように、各々の部品実装機21は、異常通知部22と、報知器制御部23と、ディスプレイ装置41と、報知ランプ51と、シグナルタワー61と、を備えている。異常通知部22は、部品実装機21で発生した種々の異常を検知する。異常通知部22が検知する異常としては、例えば、部品実装機21の正常な動作が妨げられるような予期しない故障や不具合の他、回路基板に実装される電子部品の部品切れ等が挙げられる。なお、異常通知部22の構成は、これらの異常を検知する公知の構成を採ることができる。部品実装機21のいずれかの部位で異常が発生すると、異常通知部22は、その異常を検知する。異常通知部22で異常が検知されると、異常通知部22は、異常の発生を通知する異常通知信号を管理装置30に出力(通知)する。なお、異常通知信号は、セントラルサーバ(図示略)を経由して、ホストインタフェース(図示略)を介して管理装置30に出力される。
【0016】
図3に示すように、ディスプレイ装置41は、部品実装機21の上部前面に設置されている。ディスプレイ装置41は、異常の発生等を画像で報知する報知器である。報知ランプ51は、部品実装機21の上部前面であって、ディスプレイ装置41の直下に設置されている。報知ランプ51は、異常の発生を点灯または点滅により報知する報知器である。また、シグナルタワー61は、部品実装機21の上面に設置されている。シグナルタワー61は、積層された3つの表示灯62を発光させることによって、異常の発生を報知する報知器である。本実施例では、上段部に赤色の表示灯62が配置され、中段部に黄色の表示灯62が配置され、下段部に緑色の表示灯62が配置される。また、ディスプレイ装置41、報知ランプ51及びシグナルタワー61の設置位置は、異常報知を担当者A1が視認できる位置であれば特に限定されないが、部品実装機21の高い位置に設置されることが好ましい。
【0017】
図2に示すように、報知器制御部23は、ディスプレイ装置41、報知ランプ51及びシグナルタワー61に電気的に接続され、これらの動作を制御することで、部品実装機21で発生した異常を担当者A1に報知する。これにより、担当者A1は、異常が発生した部品実装機21である異常発生機21a(図3参照)において、異常を解消するための作業を行うことができる。具体的に言うと、報知器制御部23は、管理装置30からの異常表示要求信号(異常報知要求信号)に基づいて、ディスプレイ装置41、報知ランプ51及びシグナルタワー61を作動させる制御を行う。
【0018】
詳述すると、報知器制御部23は、異常発生機21aに対して作業を行うよう割り付けられた担当者A1が担当している各部品実装ライン20のうち、異常発生機21aを含む部品実装ライン20に属する各々の部品実装機21の報知器(ディスプレイ装置41、報知ランプ51及びシグナルタワー61)を、第1の報知態様で作動させる制御を行う。具体的に言うと、報知器制御部23は、第1の報知態様として、異常発生機21aのディスプレイ装置41の表示画面42全体を別の色(図3では黒色)に変更させる制御を行う。また、報知器制御部23は、第1の報知態様として、異常発生機21aを含む部品実装ライン20に属する部品実装機21(異常が発生していない部品実装機21)において、異常発生機21aの位置を示す画像43,44(図4参照)を表示画面42に表示させる制御を行う。図4に示すように、本実施例の画像43は、部品実装ライン20の左から2番目に位置する部品実装機21の表示画面42に表示され、異常発生機21aの方向(右方向)を指し示す赤色の矢印である。また、本実施例の画像44は、部品実装ライン20の右端に位置する部品実装機21の表示画面42に表示され、異常発生機21aの方向(左方向)を指し示す赤色の矢印である。そして、報知器制御部23は、第1の報知態様として、異常発生機21aの報知ランプ51を点灯させる制御を行った後(図3参照)、画像43,44が表示された部品実装機21の報知ランプ51を点灯させる制御を行う(図4参照)。なお、画像43,44が表示された部品実装機21の報知ランプ51が点灯したときには、異常発生機21aの報知ランプ51は消灯する。
【0019】
さらに、報知器制御部23は、第1の報知態様として、異常発生機21aを含む部品実装ライン21に属する部品実装機21において、異常発生機21aの位置を示す発光態様でシグナルタワー61を発光させる制御を行う。例えば、報知器制御部23は、異常発生機21aのシグナルタワー61と、画像43,44が表示された部品実装機21のシグナルタワー61とにおいて、上段部に位置する赤色の表示灯62を点灯または点滅させる制御を行う(図4参照)。それとともに、報知器制御部23は、異常発生機21aではない部品実装機21であって、画像43,44が表示されていない部品実装機21のシグナルタワー61において、下段部に位置する緑色の表示灯62を点灯または点滅させる制御を行う(図4参照)。
【0020】
また、報知器制御部23は、異常発生機21aに対して作業を行うよう割り付けられた担当者A1が担当している各部品実装ライン20のうち、異常発生機21aを含まない部品実装ライン20に属する各々の部品実装機21の報知器(ディスプレイ装置41、報知ランプ51及びシグナルタワー61)を、第2の報知態様で作動させる制御を行う。具体的に言うと、報知器制御部23は、第2の報知態様として、異常発生機21aを含まない部品実装ライン20に属する部品実装機21において、異常発生機21aを含む部品実装ライン20の方向、より具体的には、異常発生機21aの方向を示す画像45,46(図4参照)を、ディスプレイ装置41の表示画面42に表示させる制御を行う。例えば、図4に示すように、本実施例の画像45は、部品実装ライン20の左から2番目に位置する部品実装機21の表示画面42に表示され、異常発生機21aの方向(右上方向)を指し示す赤色の矢印である。また、本実施例の画像46は、部品実装ライン20の右端に位置する部品実装機21の表示画面42に表示され、異常発生機21aの方向(左上方向)を指し示す赤色の矢印である。そして、報知器制御部23は、第2の報知態様として、画像45,46が表示された部品実装機21の報知ランプ51を点灯させる制御を行う(図4参照)。
【0021】
さらに、報知器制御部23は、第2の報知態様として、異常発生機21aを含まない部品実装ライン20に属する部品実装機21において、異常発生機21aを含む部品実装ライン20の方向を示す発光態様でシグナルタワー61を発光させる制御を行う。例えば、報知器制御部23は、画像45,46が表示された部品実装機21のシグナルタワー61において、上段部に位置する赤色の表示灯62を点灯または点滅させる制御を行う(図4参照)。それとともに、報知器制御部23は、画像45,46が表示されていない部品実装機21のシグナルタワー61において、下段部に位置する緑色の表示灯62を点灯または点滅させる制御を行う(図4参照)。
【0022】
管理装置30は、CPU及び記憶装置を備えるコンピュータを用いて構成されている。管理装置30は、各部品実装機21の動作を制御することで、各部品実装ライン20を制御している。即ち、管理装置30は、各部品実装機21のそれぞれに対して、その部品実装機21で回路基板に実装する電子部品の種類及び位置等を決定し、それらを各部品実装機21に指示する。各部品実装機21が管理装置30の指示に基づいて動作することで、回路基板に必要な電子部品が実装される。
【0023】
また、図2に示すように、管理装置30のCPUは、監視部31、担当者特定部32及び報知要求部33としての機能を有している。監視部31は、各々の部品実装機21の異常通知部22からの異常の通知を監視するようになっている。具体的に言うと、監視部31は、異常通知部22(ホストインタフェース)から異常通知信号が入力されたか否かを監視する。担当者特定部32は、異常通知部22からの異常通知信号をトリガーとして、記憶装置に記憶されている割り付け情報に基づき、異常が発生した部品実装機21である異常発生機21aを担当している担当者A1と、担当者A1の他の担当ライン(部品実装ライン20)とを特定する。なお、割り付け情報とは、作業を行う複数の部品実装ライン20を担当者A1ごとに割り付けた情報であり、アカウント設定によって得られるものである。そして、報知要求部33は、異常発生機21aに対して作業を行うよう割り付けられた担当者A1が担当している部品実装ライン20に属する各々の部品実装機21に対して、異常表示要求信号を出力する。なお、異常表示要求信号は、セントラルサーバを経由して、各部品実装機21に出力される。一方、報知要求部33は、異常発生機21aに対して作業を行うよう割り付けられた担当者A1が担当していない部品実装ライン20に属する各々の部品実装機21に対しては、異常表示要求信号を出力しないようになっている。
【0024】
次に、部品実装機21で発生した異常を報知する手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。本実施例では、異常報知処理プログラムが管理装置30の記憶装置に格納されており、管理装置30がこのプログラムを記憶装置から読み出して実行する。
【0025】
まず管理装置30の監視部31は、ステップS10において、部品実装機21の異常通知部22から、異常の発生を示す異常通知信号が入力されたか否かを判定する。なお、異常通知信号は、管理装置30の報知要求部33に入力される。異常通知信号が入力されていないと判定された場合(ステップS10:NO)、監視部31は、一連の処理を終了する。
【0026】
一方、異常通知信号が入力されたと判定された場合(ステップS10:YES)、管理装置30の担当者特定部32は、ステップS12において、記憶装置に記憶されている割り付け情報に基づいて、異常が発生した部品実装機21(異常発生機21a)が含まれる部品実装ライン20を特定する。さらに、担当者特定部32は、ステップS14において、異常発生機21aを含む部品実装ライン20を担当している担当者A1を特定する。
【0027】
次に、報知要求部33は、ステップS16において、監視部31から取得した異常通知信号に基づいて異常表示要求信号を生成し、生成した異常表示要求信号を、ステップS12において特定した部品実装ライン20に属する各々の部品実装機21に出力する。本実施例では、報知要求部33から各々の部品実装機21に対して、異常表示要求信号を異なるタイミングで出力する。そして、異常表示要求信号は、各部品実装機21の報知器制御部23に入力される。
【0028】
次に、異常表示要求信号が入力された部品実装機21の報知器制御部23は、ステップS18において、異常報知処理を実行する。本実施例の異常報知処理では、担当者A1を異常発生機21aの方向へ誘導する表示を行う。なお、異常表示要求信号が入力されなかった担当外の部品実装ライン20では、異常発生機21aの方向へ誘導する表示が行われることはない。
【0029】
具体的に言うと、報知器制御部23は、担当者A1が担当している各部品実装ライン20のうち、異常発生機21aを含む部品実装ライン20(図3図5では上側の部品実装ライン20)に属する各々の部品実装機21の報知器(ディスプレイ装置41、報知ランプ51、シグナルタワー61)を、第1の報知態様で作動させる制御を行う。詳述すると、まず、図3に示すように、異常発生機21aのディスプレイ装置41の表示画面42全体を別の色(例えば、黒色)に変更する。また、異常発生機21aの報知ランプ51を点灯する。さらに、異常発生機21aのシグナルタワー61において、上段部に位置する赤色の表示灯62を点灯または点滅する。それとともに、異常発生機21aではない部品実装機21のシグナルタワー61において、下段部に位置する緑色の表示灯62を点灯または点滅する。
【0030】
次に、図4に示すように、部品実装ライン20の左から2番目に位置する部品実装機21の表示画面42に、異常発生機21aの方向(右方向)を指し示す画像43(赤色の矢印)を表示する。それとともに、部品実装ライン20の右端に位置する部品実装機21の表示画面42に、異常発生機21aの方向(左方向)を指し示す画像44(赤色の矢印)を表示する。また、画像43,44が表示された部品実装機21の報知ランプ51を点灯し、異常発生機21aの報知ランプ51を消灯する。さらに、画像43,44が表示された部品実装機21のシグナルタワー61において、赤色の表示灯62を点灯または点滅し、緑色の表示灯62を消灯する。
【0031】
なお、画像43,44は、異常発生機21aに近い位置に移動する。例えば、異常表示要求信号の入力から1[sec]経過後の状態(図5参照)では、画像43が、部品実装ライン20の左から3番目に位置する部品実装機21の表示画面42に移動するとともに、画像44が、部品実装ライン20の右から2番目に位置する部品実装機21の表示画面42に移動する。これに伴い、部品実装ライン20の左から2番目に位置する部品実装機21の報知ランプ51が消灯し、部品実装ライン20の左から3番目に位置する部品実装機21の報知ランプ51が点灯する。それとともに、部品実装ライン20の右端に位置する部品実装機21の報知ランプ51が消灯し、部品実装ライン20の右から2番目に位置する部品実装機21の報知ランプ51が点灯する。なお、第1の報知態様において、シグナルタワー61の発光態様は変化しない。
【0032】
また報知器制御部23は、担当者A1が担当している複数の部品実装ライン20のうち、異常発生機21aを含まない部品実装ライン20(図3図5では下側の部品実装ライン20)に属する各々の部品実装機21の報知器を、第2の報知態様で作動させる制御を行う。詳述すると、まず、図3に示すように、各々の部品実装機21のシグナルタワー61において、下段部に位置する緑色の表示灯62を点灯または点滅する。次に、図4に示すように、部品実装ライン20の左から2番目に位置する部品実装機21の表示画面42に、異常発生機21aを含む部品実装ライン20の方向、具体的には、異常発生機21aの方向(右上方向)を指し示す画像45(赤色の矢印)を表示する。それとともに、部品実装ライン20の右端に位置する部品実装機21の表示画面42に、異常発生機21aを含む部品実装ライン20の方向、具体的には、異常発生機21aの方向(左上方向)を指し示す画像46(赤色の矢印)を表示する。また、画像45,46が表示された部品実装機21の報知ランプ51を点灯する。さらに、画像45,46が表示された部品実装機21のシグナルタワー61において、上段部に位置する赤色の表示灯62を点灯または点滅し、緑色の表示灯62を消灯する。
【0033】
そして、画像45,46は、異常発生機21aに近い位置に移動する。例えば、異常表示要求信号の入力から1[sec]経過後の状態(図5参照)では、画像45が、部品実装ライン20の左から3番目に位置する部品実装機21の表示画面42に移動するとともに、画像46が、部品実装ライン20の右から2番目に位置する部品実装機21の表示画面42に移動する。これに伴い、部品実装ライン20の左から2番目に位置する部品実装機21の報知ランプ51を消灯し、部品実装ライン20の左から3番目に位置する部品実装機21の報知ランプ51を点灯する。それとともに、部品実装ライン20の右端に位置する部品実装機21の報知ランプ51を消灯し、部品実装ライン20の右から2番目に位置する部品実装機21の報知ランプ51を点灯する。さらに、左から3番目及び右から2番目に位置する部品実装機21のシグナルタワー61において、上段部に位置する赤色の表示灯62を点灯または点滅し、下段部に位置する緑色の表示灯62を消灯する。また、左から2番目及び右端に位置する部品実装機21のシグナルタワー61において、緑色の表示灯62を点灯または点滅し、赤色の表示灯62を消灯する。
【0034】
その後、報知器制御部23は、一連の処理を終了する。また、担当者A1は、画像43~46、報知ランプ51及びシグナルタワー61による報知を確認することにより、異常発生機21aの方向へ誘導される。
【0035】
以上詳述したように、本実施例の実装システム10では、管理装置30の担当者特定部32が、異常発生機21aを担当している担当者A1を特定する。そして、管理装置30の報知要求部33が、担当者A1が担当している部品実装ライン20に属する各々の部品実装機21に対して異常表示要求信号を発し、部品実装機21の報知器制御部23が、異常表示要求信号に基づいて報知器(ディスプレイ装置41、報知ランプ51、シグナルタワー61)を作動させる。従って、担当者A1は、報知器による異常の発生の報知を確認することにより、異常発生機21aに移動することができる。つまり、異常発生機21aを担当している担当者A1は、異常発生機21aを早期に発見して修理等を行うことができるため、ダウンタイムを削減することができる。
【0036】
また、報知要求部33は、担当者A1が担当していない部品実装ライン20に属する各々の部品実装機21に対しては、異常表示要求信号を発しない。その結果、担当者A1が担当していない部品実装機21の報知器からは異常の発生が報知されず、担当している部品実装ライン20で異常が発生しているか否かを直ちに判別することができる。
【0037】
本実施例の実装システム10では、報知器であるディスプレイ装置41及び報知ランプ51が、部品実装機21の上部前面に設置され、同じく報知器であるシグナルタワー61が、部品実装機21の上面に設置されている。即ち、報知器は、部品実装機21の高い位置、即ち、担当者A1の視線と略同じ高さにある。このため、報知器による報知を担当者A1の視線上で変化させることにより、担当者A1は、異常の発生に気付きやすくなる。また、担当者A1は、部品実装ライン20から遠い位置にいたとしても、報知器を視認しやすくなるため、部品実装ライン20の状態を遠方から確認することができる。
【0038】
本実施例の実装システム10では、異常発生機21aを含まない部品実装ライン20と連携して、担当者A1を異常発生機21aの方向に誘導している。このため、担当者A1は、異常発生機21aを含まない部品実装ライン20で作業を行っている場合であっても、異常発生機21aをすぐに発見することができる。
【0039】
本実施例の実装システム10では、担当者A1が担当している部品実装ライン20が異常発生機21a(異常が発生した部品実装機21)を含む場合に、管理装置30と連携して、担当者A1が担当している部品実装ライン20の部品実装機21のみによる異常報知制御を行っている。つまり、担当者A1の担当外の部品実装ライン20では、部品実装機21による異常報知制御が行われないため、異常発生機21aへの誘導が行われることはない。よって、担当外の部品実装ライン20を担当する担当者が、作業に集中することができる。
【0040】
本実施例の実装システム10では、各々の部品実装機21が、管理装置30からの異常表示要求信号に基づいて制御されるため、部品実装機21間の通信を行う必要がない。これにより、実装システム10の機能は、一部の部品実装機21の電源の状態に依存しなくなる。例えば、一部の部品実装機21の電源がOFFになっているために、ディスプレイ装置41によって異常の発生を報知できない場合(図7参照)であっても、他の部品実装機21は、管理装置30からの指示に基づいて、ディスプレイ装置41による異常報知を行うタイミングを決定している。つまり、部品実装機21間の通信は行っていないため、異常報知の処理が止まることはない。
【0041】
以上、実施例について説明したが具体的な態様は上記実施例に限定されるものではない。上記の実施例の実装システム10では、管理装置30の報知要求部33が、異常発生機21aを含む部品実装ライン20に属する各々の部品実装機21に対して、異常表示要求信号を異なるタイミングで出力し、各々の部品実装機21の報知器制御部23が、入力された異常表示要求信号に基づいて異常報知処理を実行していた。しかし、部品実装機21は、異常表示要求信号が入力されたことを契機として自身の実装機番号を確認し、実装機番号が小さい方の部品実装機21と実装機番号が大きい方の部品実装機21とからそれぞれ異常発生機21aに向かって移動して、異常発生機21aに同時に収束するタイミングを計算し、計算した結果に沿ってディスプレイ装置41による画像43~46の表示を行ってもよい。なお、実装機番号は、部品実装機21を特定するためのものであり、部品実装ライン20の第1端部(図3図5では左端部)から第2端部(図3図5では右端部)に向けて順番に大きくなるように付与されている。
【0042】
上記の実施例のディスプレイ装置41は、異常発生機21aの位置を示す矢印(画像43~46)を表示するものであった。しかし、ディスプレイ装置41は、異常発生機21aの位置や、異常発生機21aを含む部品実装ライン20の方向を示す指などを表示するものであってもよい。また、ディスプレイ装置41は、異常発生機21aの位置を示す文章(例えば、「左から2番目です。」、「1つ奥の部品実装ラインの右から3番目です。」などの文章)を表示するものであってもよいし、異常発生機21aを含む部品実装ラインの方向を示す文章(例えば、「2つ奥の部品実装ラインです。」などの文章)を表示するものであってもよい。
【0043】
上記の実施例では、第2の報知態様として、異常発生機21aを含む部品実装ライン20の方向、より具体的には、異常発生機21aの方向(右上方向、左上方向)を示す矢印(図4図5に示す画像45,46)をディスプレイ装置41に表示するようになっていた。しかし、画像45,46は、異常発生機21aを含む部品実装ライン20の方向(例えば、上方向)を示すものであればよく、異常発生機21aの方向までは示していなくてもよい。
【0044】
上記の実施例のシグナルタワー61は、積層された3つの表示灯62を発光させるものであったが、積層された4つ以上の表示灯を発光させるものであってもよいし、積層された2つの表示灯を発光させるものであってもよい。
【0045】
上記の実施例において、シグナルタワー61の発光態様を変更してもよい。例えば、異常発生機21aに近い位置にある部品実装機21となるのに従って、シグナルタワー61の3つの表示灯62の点灯状態を変化させてもよい。具体的に言うと、異常発生機21aに近いシグナルタワー61となるのに従って、徐々に高い位置にある表示灯62を点灯させてもよい。
【0046】
上記の実施例では、ディスプレイ装置41、報知ランプ51及びシグナルタワー61が報知器として用いられていたが、ディスプレイ装置41、報知ランプ51及びシグナルタワー61のうちいずれか1つまたは2つを省略してもよいし、これらとは別のものを報知器として用いてもよい。なお、別の報知器としては、例えば、異常発生機21aの位置を音声で報知する音声出力手段(スピーカ等)などを用いることができる。また、上記の実施例の報知器は、異常発生機21aでの異常の発生を報知するものであったが、さらに、異常の内容や異常発生機21aの修理の方法などを報知するものであってもよい。
【0047】
上記の実施例では、部品実装機21が対基板作業機として用いられていたが、部品実装機21とは別の機器、例えば、基板検査機やリフロー機などを対基板作業機として用いてもよい。
【0048】
上記の実施例の実装システム10では、複数の部品実装ライン20が互いに並列に配置されていた。しかし、各部品実装ライン20は、部品実装ライン20が延びる方向(複数の部品実装機21の配列方向)に沿って直列に配置されていてもよい。なお、ディスプレイ装置41に表示される画像45,46(図4図5参照)によって異常発生機21aを含む部品実装ライン20の方向を示すためには、部品実装ライン20の配置を把握しなければならない。このため、上記の実施例には、部品実装ライン20の配置を把握する手段(例えば、アカウント設定やディスプレイ装置41の機能設定に対して設けた追加設定など)が別途用意されている。
【0049】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0050】
10 :対基板作業システムとしての実装システム
20 :対基板作業ラインとしての部品実装ライン
21 :対基板作業機としての部品実装機
21a :異常発生機
22 :異常通知部
23 :報知器制御部
30 :管理装置
31 :監視部
32 :担当者特定部
33 :報知要求部
41 :報知器としてのディスプレイ装置
43,44 :同じ対基板作業ラインにおける異常発生機の位置を示す画像
45,46 :異常発生機を含む対基板作業ラインの方向を示す画像
51 :報知器としての報知ランプ
61 :報知器としてのシグナルタワー
62 :表示灯
A1 :担当者
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7