(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024108445
(43)【公開日】2024-08-13
(54)【発明の名称】シート搬送装置及び画像読取装置
(51)【国際特許分類】
B65H 1/04 20060101AFI20240805BHJP
B65H 11/00 20060101ALI20240805BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20240805BHJP
【FI】
B65H1/04 320A
B65H11/00 D
H04N1/00 567C
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023012819
(22)【出願日】2023-01-31
(71)【出願人】
【識別番号】000104652
【氏名又は名称】キヤノン電子株式会社
(72)【発明者】
【氏名】藤田 阿弓
【テーマコード(参考)】
3F063
3F343
5C062
【Fターム(参考)】
3F063BA04
3F063BA08
3F063BC02
3F343FA03
3F343FB03
3F343FC18
3F343GA02
3F343GC01
3F343HA12
3F343HD09
3F343HE02
3F343HE13
3F343KB03
5C062AA05
5C062AB02
5C062AB31
5C062AB32
5C062AB33
5C062AB35
5C062AC11
5C062AD02
5C062AF10
(57)【要約】 (修正有)
【課題】規制ガイドを手動で傾倒することなく給紙トレイを閉じることができ、ユーザーの操作の手間を省くシート搬送装置及び画像読取装置を提供すること。
【解決手段】シートを積載し、装置本体に対して開閉可能に支持される給紙トレイと、給紙トレイは、シートの幅方向の位置を規制する規制面を有する規制ガイドを有し、規制ガイドは、シートの幅方向に移動可能なベース部材301と、規制面を有し、ベース部材301に対して回動可能な規制部材302と、を備え、規制部材302は、給紙トレイに積載されたシートの幅方向の位置を規制する起立状態と、起立状態から前記シートの幅方向の内側あるいは外側とに傾倒可能に配置され、給紙トレイを閉じる際に起立状態から傾倒することを特徴とする。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを積載し、装置本体に対して開閉可能に支持される給紙トレイと、 前記給紙トレイは、前記シートの幅方向の位置を規制する規制面を有する規制ガイドを有し、 前記規制ガイドは、前記シートの幅方向に移動可能なベース部材と、前記規制面を有し、前記ベース部材に対して回動可能な規制部材と、を備え、 前記規制部材は、前記給紙トレイに積載された前記シートの幅方向の位置を規制する起立状態と、前記起立状態から前記シートの幅方向の内側あるいは外側とに傾倒可能に配置され、前記給紙トレイを閉じる際に前記起立状態から傾倒することを特徴とするシート搬送装置。
【請求項2】
前記規制部材は、前記シートの幅方向の内側に傾倒可能な場合に、前記規制部材の先端部の範囲の形状が前記シートの幅方向の内側に傾斜した傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記規制部材は、前記シートの幅方向の外側に傾倒可能な場合に、前記規制部材の先端部の範囲の形状が前記シートの幅方向の外側に傾斜した傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記規制部材は、前記給紙トレイを閉じる際に前記傾斜部が本体上面に当接して前記起立状態から傾倒することを特徴とする請求項2または3に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記規制部材は、前記給紙トレイを開く際に前記給紙トレイの動きと連動して前記起立状態になることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記規制ガイドは、弾性部材を有し、 前記弾性部材の弾性力が解放されることで前記規制部材が前記起立状態に切り替わることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、スキャナ、ファクシミリ、複写機等の画像読取装置やプリンタ等の画像形成装置に用いられるシート搬送装置、及び該シート搬送装置を備える画像読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スキャナなどのシート搬送装置は、給紙するシートを積載する給紙トレイを有する。また、給紙トレイの原稿(シート)積載面には給送時のシートの斜行を防止する一対の規制ガイドを設けている。
【0003】
このようなシート搬送装置は、小型であることが望まれている。
【0004】
そこで、例えば特許文献1に記載のシート搬送装置は、シートを積載する給紙トレイが装置本体に対してヒンジ部を介し、開閉可能に支持されている。また、規制ガイドを給紙トレイに対し傾倒可能に配置している。収納する際は給紙トレイと傾倒した一対の規制ガイドとでシートの給紙口を覆う構成にすることで収納時の装置を小型化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術の場合、ユーザーは装置収納時に毎回規制ガイドを手動で傾倒させてから給紙トレイを閉じる必要があった。そのため、規制ガイドを傾倒させる動作と給紙トレイを閉じる動作を別々に行う必要があり手間となっていた。
【0007】
本発明は装置収納時のユーザーの操作の手間を省くシート搬送装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記を鑑み、本発明に係るシート搬送装置は、
シートを積載し、装置本体に対して開閉可能に支持される給紙トレイと、 前記給紙トレイは、前記シートの幅方向の位置を規制する規制面を有する規制ガイドを有し、 前記規制ガイドは、前記シートの幅方向に移動可能なベース部材と、前記規制面を有し、前記ベース部材に対して回動可能な規制部材と、を備え、
前記規制部材は、前記給紙トレイに積載された前記シートの幅方向の位置を規制する起立状態と、前記起立状態から前記シートの幅方向の内側あるいは外側とに傾倒可能に配置され、前記給紙トレイを閉じる際に起立状態から傾倒することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、規制ガイドを手動で傾倒することなく規制ガイドを閉じることができ、ユーザーの操作の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態の一例である規制ガイドを備える画像読取装置の概略断面図
【
図3】給紙トレイを閉じたときの画像読取装置の斜視図
【
図5】本発明のベース部材に対して規制部材を起立させた状態を示す概略断面図
【
図6】本発明のベース部材の開口部に規制部材を収納した状態を示す概略断面図
【
図7】本発明のベース部材に対して規制部材を起立させた状態を示す規制ガイドの斜視図
【
図8】本発明のベース部材に対して規制部材を起立させた状態から傾倒させている途中を示す概略断面図
【
図10】本発明のベース部材の開口部に規制部材を収納した状態を示す規制ガイドの斜視図
【
図11】本発明の画像読取装置の給紙トレイを閉じる途中の状態を示す概略図
【
図12】本発明の画像読取装置の給紙トレイを閉じる途中の規制部材の状態を示す概略図
【
図13】本発明の規制部材の変形例を示す規制ガイドの斜視図
【
図14】本発明の規制部材の変形例を示す規制ガイドの斜視図
【
図15】本発明の規制部材の傾倒方向の変形例を示す規制ガイドの斜視図
【
図16】本発明の規制ガイドの構成の変形例を示す概略断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は本発明の実施形態の一例である規制ガイドを備える画像読取装置の概略断面図、
図2は
図1に示す画像読取装置の斜視図、
図3は給紙トレイを閉じたときの画像読取装置の斜視図である。
【0012】
<装置の構成>
図1及び
図2、
図3に示すように、本実施形態の画像読取装置1では、シートを積載する給紙トレイ2が、装置本体1Aに対してヒンジ部2aを介して開閉可能に支持されている。給紙トレイ2は、
図3に示すように閉じた状態(第2位置)ではシートの給紙口13を覆い、
図1及び
図2に示すように開いた状態(第1位置)では給紙口13を開放する。
【0013】
給紙トレイ2の積載面2bにはシートが積載され、給送時のシートの斜行や蛇行を防止すべく、積載されたシートの幅方向を規制する一対の規制ガイド300が配置されている。
【0014】
そして、給紙トレイ2に積載された複数枚のシートは、フィードローラ4とリタードローラ5とによって最も下のシートからD1方向に1枚ずつ分離給送され、搬送路に給送されたシートは、搬送ローラ対6により下流側に搬送される。搬送路の下流側に搬送されたシートは、読取センサ8、9により表裏両面の画像が読み取られ、その後、搬送ローラ対7により装置外に排紙される。
【0015】
<規制ガイドの構成>
次に、
図4~
図10を参照して、規制ガイド300について説明する。なお、一対の規制ガイド300は、左右対称の構成であるため、ここでは、一方の規制ガイド300についてのみ説明する。
【0016】
図4に示すように、規制ガイド300は、ベース部材301及び規制部材302からなる。
【0017】
規制部材302は、給紙トレイ2に積載されたシートの幅方向の側部の位置を規制するためのもので、規制部材302の回転軸302aを支点に回動可能になっており、ベース部材301に対してシートの幅方向内側(D2方向)に向かって傾倒可能に支持されている。
【0018】
また、規制部材302はシートの搬送方向(D1方向)に長い略矩形状をなしており、
図5に示す規制部材302のシート規制面302dによりシートの幅方向の位置を規制する。
【0019】
傾斜部302eは、積載されているシートの上面よりも上方の範囲である規制部材302の先端部にあり、シートの幅方向内側(D2方向)に傾斜している。シートの幅方向内側に傾斜させることでシートの幅方向におけるシートの縁がカールしていた場合にシートの縁と傾斜部302eが当接してカールを押さえることができる。
【0020】
後述するが、給紙トレイ2を装置本体1Aの給紙口13を覆う位置(第2位置)に閉じたとき、傾斜部302eが画像読取装置1の本体上面3に接触し、規制部材302はD2方向に倒れてベース部材301内に収容される。
【0021】
ベース部材301は、シートが積載される積載面301aを有しており、該積載面301aには、傾倒した規制部材302を収納する開口部301bが形成されている。開口部301bの内壁部の軸302aに対応する部位には、軸302aを支持する軸支持部301dが形成されている。
【0022】
また、ベース部材301には、シートの幅方向内側(D2方向)位置にラック部301cが延設され、一対の規制ガイド300の各ラック部301cは、不図示のピニオンにより連結される。これにより、一対の規制ガイド300の各ベース部材301はシートのサイズに応じてシートの幅方向(D2及びD2’方向)に沿って左右対称に移動可能とされる。
【0023】
規制ガイド300を使用する場合は、
図5に示すように規制部材302を起立させた状態(起立状態)で使用し、規制ガイド300を使用しない場合は、
図6に示すように規制部材302をベース部材301と同一平面内に収納する(収納状態)。
【0024】
収納状態において、規制部材302の面302fはベース部材301の積載面301aと略一致する。これにより、規制部材302に傾斜部302eを設けても画像読取装置1の収納時の大きさに影響することはない。
【0025】
図7は、規制部材302をベース部材301に装着した状態で、シートの幅方向側部の位置規制が行えるように、規制部材302をベース部材301に対して略直角方向に起立させた状態を示す斜視図である。
【0026】
規制部材302が起立状態のとき規制部材302に形成されたストッパ302cがベース部材301の積載面301aに当接することにより、規制部材302のシートの幅方向の外側(D2’方向)への傾倒を規制することができる。また、規制部材302は、回転軸302aの付近にクリック部302bが設けられており、クリック部302bは、ベース部材301の凸部301fを乗り越えることで起立した状態に保つことができる。
【0027】
図8は、起立させた状態から傾倒させている途中の規制部材302を示す。
【0028】
図8に示すように規制部材302のクリック部302bは、ベース部材301に設けた凸部301fを乗り越え始めると、規制部材302の角度Vが鋭角になるように配置されている。
【0029】
なお、規制部材302のシートの幅方向外側(D2’方向)への傾倒を規制するストッパの位置や形状は特に限定されず、例えば、
図9に示すように、規制部材302が当接するストッパ301gをベース部材301側に設けてもよい。
【0030】
図10は、ベース部材301に対して、規制部材302を起立した状態からシートの幅方向の内側(D1方向)に傾倒させて、ベース部材301の開口部301bに収納した状態を示す斜視図である。
【0031】
前述のように、規制部材302がベース部材301の開口部301bに収納された状態では、規制部材302の面302fは、ベース部材301の積載面301aと略一致するようになっている。
【0032】
ベース部材301の開口部301bの周縁に切欠き部301eを形成することにより、規制部材302を開く際に規制部材302の傾斜部302eに指を掛けられるようにして操作を容易にすることができる。また、規制部材302に形成されたストッパ302cに指を掛けて、規制部材302を開くことも可能にしている。
【0033】
次に、給紙トレイ2を閉じるときの規制部材302の動きについて説明する。
【0034】
図11は、給紙トレイ2を閉じるときの画像読取装置1を装置正面(
図1のY方向)から見た時の概略図、
図12は
図11の規制部材302部の概略拡大図である。そのため、
図11、
図12では規制部材302の向きが
図4~
図10とは上下が逆になっている。
【0035】
給紙トレイ2を画像読取装置1の給紙口13を開放する位置(第1位置)から、給紙口13を覆う位置(第2位置)に向けて(
図1のX方向)傾けたときに、規制部材302の傾斜部はまず画像読取装置1の本体上面3に接触する。
【0036】
その後、
図12に示すように、さらに給紙トレイ2を第2位置に向けて傾けると、規制部材302の傾斜部302eに沿って規制部材302はシート幅方向内側(D2方向)に力を受ける。シート幅方向内側(D2方向)に力を受けた規制部材302のクリック部302bはベース部材301に設けた凸部301fを乗り越える。
【0037】
規制部材302のクリック部302bが、ベース部材301に設けた凸部301fを乗り越えると、規制部材302の角度Vが鋭角となり、規制部材302は引き込まれて給紙トレイ2側に傾倒する。
【0038】
最終的に給紙トレイ2を装置本体1Aの給紙口13を覆う位置(第2位置)に閉じたとき(
図3の状態)に規制部材302はベース部材301内に収容される。
【0039】
このように、給紙トレイ2の回動に伴って、規制部材302は傾倒して収納状態になるため、給紙トレイ2と規制部材302を別々に操作する必要がなく、操作の手間を省くことができる。また、規制部材302を起立状態にしたまま給紙トレイ2を第2位置に収納しようとしたときに、規制部材302が本体上面3に衝突して給紙トレイ2が収納できずに、収納操作をやり直すことを防ぐ。
【0040】
本実施形態では、規制部材302の先端部のシート搬送方向(D1方向)全域に傾斜部302eを設けたが、
図13のように給紙トレイ2を閉じたときに先に本体上面3に当接する、給紙口13に近い領域(D1方向の端部)のみに設けてもよい。つまり、傾斜部302eは給紙トレイ2のヒンジ部2aに近い側の一部のみに設けてもよい。
【0041】
傾斜部302eをシート搬送方向(D1方向)の一部のみに設けることで、傾斜部をシート搬送方向(D1方向)全域に設けたときよりもシートを搬送方向(D1方向)の上流から積載する際に傾斜部302eが邪魔にならず、シートを積載しやすい。
【0042】
また、
図14のように規制部材302のシート搬送方向上流側が先に本体上面3に当接するような形状にしても良く、傾斜部302eを設ける場所は給紙トレイ2のヒンジ部2aに近い側などに限定されない。
【0043】
なお、規制部材302の傾斜部302eには傾斜をつけるだけでなく、画像読取装置1の本体上面3に当接したときシート幅方向内側(D2方向)に回転しやすいようにR形状を付けておくのが好ましい。しかし、本発明はこれに限定されず、R形状を付けなくてもよい。なお、規制部材302に傾斜部302eを設けたが、傾斜部302eを規制部材302と一体化せずに別部材で設けてもよい。
【0044】
本実施形態では、規制部材302をシートの幅方向の内側(D2方向)に向けて傾倒可能に配置したが、
図15に示すように、規制部材302をシート幅方向の外側(D2’方向)に向けて傾倒可能に配置してもよい。その場合、傾斜部302eは、積載されているシートの上面よりも上方の範囲である規制部材302の先端部にあり、シートの幅方向外側(D2’方向)に傾斜している。
【0045】
傾斜部302eをシートの幅方向外側(D2’方向)に傾斜させることで、シート搬送方向(D1方向)からではなくシート厚み方向から積載しても傾斜部302eにシートが引っかかることを防ぐ。
【0046】
また、シートのサイズに応じて規制部材302をつまんでシートの幅方向内側(D2方向)に移動させるため、移動時に規制部材302が倒れず作業性がよくなる。
【0047】
給紙トレイ2を第1位置から第2位置に向けて(
図1のX方向)傾けると、規制部材302は、規制部材302の傾斜部302eに沿ってシート幅方向外側(D2’方向)に力を受け、規制部材302は給紙トレイ2側に傾倒する。
【0048】
最終的に、給紙トレイ2を装置本体1Aの給紙口13を覆う位置(第2位置)に閉じたとき(
図3の状態)、規制部材302はベース部材301内に収容される。
【0049】
なお、規制部材302のクリック部302bはシートが給送時に斜行して規制部材302に圧接しても規制部材302が倒れないようにベース部材301の凸部301fを乗り越えない程度のクリック感にする。
【0050】
本実施形態では、規制部材302の収納状態から起立状態への切り替えは手動としたが、給紙トレイ2の回動の動きと連動させて切り替えるようにしてもよい。
【0051】
例えば、
図16(a)に示すように、規制部材302の回転軸302aに弾性部材であるばね302gを設け、給紙トレイ2を装置本体1Aの給紙口13を開放する位置(第1位置)に移動すると、徐々にばね302gの弾性力が解放され、
図16(b)のように規制部材302は起立状態に切り替わる。
【0052】
なお、ばね302gの弾性力は給紙トレイ2の重量よりも弱い力とする。そうすることで、給紙トレイ2を装置本体1Aの給紙口13を覆う位置(第2位置)に閉じたときに給紙トレイ2がばね302gの力によって浮いてしまうことを防ぐことができる。
【0053】
給紙トレイ2を第1位置に開くと規制部材302が起立状態へ切り替わるため、ユーザーは規制部材302の回動に関する操作をする必要がなく、より操作の手間を省くことができる。
【0054】
また、本実施形態では、規制部材302の起立状態から収納状態への切り替えは、規制部材302の傾斜部302eが本体上面3に当接することによって行われていたが、給紙トレイ2を開閉する際に規制部材302も連動して動くようなスライド機構などの連動機構を設け、給紙トレイ2の回動の動きと連動させて切り替えるようにしてもよい。
【0055】
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0056】
1 画像読取装置1A 装置本体2 給紙トレイ3 本体上面13 給紙口300 規制ガイド301 ベース部材301a 積載面301b 開口部301c ラック部301d 軸支持部301e 切欠き部301f 凸部301g ストッパ302 規制部材302a 軸302b クリック部302c ストッパ302d 規制面302e 傾斜部302f 面302g ばね