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特開2024-108514医療関連のWEBサービスへのユーザー登録支援システム及び、ユーザー登録方法
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  • 特開-医療関連のWEBサービスへのユーザー登録支援システム及び、ユーザー登録方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024108514
(43)【公開日】2024-08-13
(54)【発明の名称】医療関連のWEBサービスへのユーザー登録支援システム及び、ユーザー登録方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 10/00 20180101AFI20240805BHJP
【FI】
G16H10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023012925
(22)【出願日】2023-01-31
(71)【出願人】
【識別番号】522088553
【氏名又は名称】株式会社コラボプレイス
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安藤 井達
(72)【発明者】
【氏名】明津 英利
(72)【発明者】
【氏名】石川 順貴
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザー本人との直接の面談を省略しつつ、医療関連のWEBサービスのユーザーを、所属施設とを紐づけて正しく登録可能とする医療関連のWEBサービスへのユーザ登録支援システム及びユーザー登録支援方法を提供する。
【解決手段】ユーザ登録支援システム1は、登録者2の姓名等の登録者情報をサービスDB10aに記録する。次に、記録された登録者情報を運営者の基幹データベースであるマスタDB10bのデータと照合することで、正しい登録者情報がサービスDB10aに記録されたかを確認する。正しい登録者情報が記録されていることが確認された場合には、登録者2によるサービス利用が許可されるが、登録者情報に相違点が見つかった場合には、登録者2によるサービス利用は不許可となる。そして、その場合には、運営担当者6により登録内容の確認が行われ、必要に応じて登録内容が訂正されるか、登録担当者3による確認が依頼される
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療関連のWEBサービスへのユーザー登録のための、ユーザー登録支援システムであって、
登録担当者による、ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを含む、第1ユーザー情報の入力を受け付ける第1入力部と、
前記ユーザーによる、該ユーザーの名前を含む、第2ユーザー情報の入力を受け付ける第2入力部と
前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報どうしを照合する照合部と、
前記照合部による照合時において、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報の何れかに相違があった場合に、少なくとも前記相違があった情報を、正誤を確認可能に表示する確認表示部と、
前記第2ユーザー情報における前記ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを紐づけて登録する紐づけ登録部と、
を備えることを特徴とする、ユーザー登録支援システム。
【請求項2】
前記第1入力部は、前記登録担当者が、該登録担当者に紐づけられた組織群の中から、前記ユーザーが所属する組織を選択することにより、第1ユーザー情報を入力可能とすることを特徴とする、請求項1に記載の、ユーザー登録支援システム。
【請求項3】
前記ユーザーに、前記第2ユーザー情報の入力が可能なサイトのURLを伝達するURL伝達部をさらに備え、
前記ユーザーは、前記URLを用いて前記サイトにアクセスした上で、前記第2入力部に、前記第2ユーザー情報を入力することを特徴とする、請求項1に記載のユーザー登録支援システム。
【請求項4】
前記URL伝達部によって、前記ユーザーに伝達されるURLは、伝達毎に変更されることを特徴とする、請求項3に記載のユーザー登録支援システム。
【請求項5】
前記照合部による照合時において、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報の何れかに相違があった場合に、前記登録担当者にエラーを報知するエラー報知部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のユーザー登録支援システム。
【請求項6】
前記第2ユーザー情報は、前記ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを含むことを特徴とする、請求項1に記載のユーザー登録支援システム。
【請求項7】
医療関連のWEBサービスへのユーザー登録方法であって、
登録担当者が、ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを含む、第1ユーザー情報を前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトに入力する第1入力工程と、
前記ユーザーが、該ユーザーの名前を含む、第2ユーザー情報を前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトに入力する第2入力工程と
前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報どうしを照合する照合工程と、
前記照合工程において、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報の何れかに相違があった場合に、前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトにおいて、前記第1ユーザー情報および/または前記第2ユーザー情報の正誤を確認する確認工程と、
前記第2ユーザー情報における前記ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを
紐づけて登録する紐づけ登録工程と、
を有することを特徴とする、ユーザー登録方法。
【請求項8】
前記第1入力工程において、前記登録担当者は、該登録担当者に紐づけられた組織群の中から、前記ユーザーが所属する組織を選択することにより、第1ユーザー情報を前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトに入力することを特徴とする、請求項7に記載の、ユーザー登録方法。
【請求項9】
前記第1入力工程の後に、前記ユーザーに、前記第2入力工程を実行するための前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトのURLを伝達するURL伝達工程を有し、
前記ユーザーは、前記URLを用いて前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトにアクセスした上で、前記第2入力工程を実行することを特徴とする、請求項7に記載のユーザー登録方法。
【請求項10】
前記URL伝達工程において、前記ユーザーに伝達するURLは、伝達毎に変更されることを特徴とする、請求項9に記載のユーザー登録方法。
【請求項11】
前記照合工程において、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報の何れかに相違があった場合に、前記登録担当者にエラーが通知され、
前記確認工程において、前記登録担当者は、前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトにアクセスした上で、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報の正誤を確認することを特徴とする、請求項7に記載のユーザー登録方法。
【請求項12】
前記紐づけ登録工程において、前記登録担当者が、前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトにアクセスした状態で、紐づけコマンドを入力することによって、前記ユーザーの名前と、前記ユーザーが所属する組織とを紐づけて登録することを特徴とする、請求項7に記載の、ユーザー登録方法。
【請求項13】
前記第2ユーザー情報は、前記ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを含むことを特徴とする、請求項7に記載のユーザー登録方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、医療関連のWEBサービスへのユーザー登録のための、ユーザー登録支援システム及び、ユーザー登録支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
医療情報は人命に関わる極めてセンシティブな情報であることから、医療情報に接することができる者は制限されるべきである。このことから、医療関連の情報サービスに関しては、例えば、端末装置から送信された医者会員情報または医薬情報担当者会員情報がサーバ装置に記憶された会員情報に対応するか否かを判定し、記憶された会員情報に対応すると判定された場合には、対象の医者会員間、あるいは、対象の医者会員と対象の医薬情報担当者会員情報との間のコミュニケーションプラットフォームを、サーバ装置から対象の端末装置へ提供するようにしたシステムが公知である(例えば、特許文献1を参照のこと)。上記のとおり、医療関連のWEBサービスのユーザー登録に関しては、当該ユーザーの所属する施設に紐づけた状態で適切に管理する必要がある。
【0003】
現在の医療関連のWEBサービスの運営主体による、IDの管理方法として、(1)施設(医療機関等)にIDを割当てる場合と、(2)個人(医者等)にIDを割当てる場合の、2通りの管理が行われている。(1)の施設にIDを割当てる場合については、施設の状況を確認する場合に、施設ホームページで施設の存在を確認したり、厚生局ホームページで施設に関する許認可の有無を確認したりすることがあるが、施設ホームページの内容と実際の状況との間にギャップがある可能性がある。許認可切れの可能性がある。当該施設の退職者により不正利用される可能性がある。等の問題があり、サービスの運営主体は、多くの工数をかけて、施設免許確認(現物コピー受領)や、現場訪問による存在確認を行う必要がある。
【0004】
また、(2)個人にIDを割当てる場合については、本人の現状を確認する場合に、本人に個人情報(姓名、住所、電話番号、メールアドレス)の入力を依頼したり、入力がロボットによるものでないことを確認する必要がある。入力事項が虚偽の可能性がある。入力エラー等に対する再入力依頼に工数がかかる。個人が医者の場合、多忙のため面談自体が困難な場合がある。等の問題があり、サービスの運営主体は、通常の個人情報に加えて特定情報(免許証、医者免許等)の入力を依頼したり、本人に何度も面談依頼をして存在確認を行う必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016-095818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザー本人(医者等)との直接の面談を省略しつつ、より確実またはより容易に、医療関連のWEBサービスのユーザーを、所属施設とを紐づけて正しく登録することが可能な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は上記の課題を解決するために以下の特徴を有する。すなわち、医療関連のWE
Bサービスへのユーザー登録のための、ユーザー登録支援システムであって、
登録担当者による、ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを含む、第1ユーザー情報の入力を受け付ける第1入力部と、
前記ユーザーによる、該ユーザーの名前を含む、第2ユーザー情報の入力を受け付ける第2入力部と
前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報どうしを照合する照合部と、
前記照合部による照合時において、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報の何れかに相違があった場合に、少なくとも前記相違があった情報を、正誤を確認可能に表示する確認表示部と、
前記第2ユーザー情報における前記ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを紐づけて登録する紐づけ登録部と、
を備えることを特徴とする、ユーザー登録支援システムである。
【0008】
本開示によれば、登録担当者により入力された第1ユーザー情報と、ユーザーにより入力された第2ユーザー情報とが、正誤を確認可能に表示され、両者に相違がないことを確認した上で、ユーザーの名前と、ユーザーが所属する組織とを紐づけて登録することが可能である。これによれば、登録担当者と、ユーザーが別々に登録を行う場合に、登録担当者による誤入力を、ユーザー自身による入力内容によって確認することができる。これにより、ユーザーに負担をかけずに、ユーザーの名前とその所属施設とを紐づけた上で、正確に登録することが可能となる。また、ユーザー登録される場合に、常に登録担当者の第1ユーザー情報の入力が起点となるため、登録担当者が想定していない別人による登録を防止することができる。
【0009】
また、本開示においては、前記第1入力部は、前記登録担当者が、該登録担当者に紐づけられた組織群の中から、前記ユーザーが所属する組織を選択することにより、第1ユーザー情報を入力可能としてもよい。すなわち、登録担当者は、自らが営業等で担当する医療機関等の中から選択する形で、ユーザーが所属する組織を選択する。これは、そもそもサービスへの登録を促す対象としてのユーザーは、登録担当者の担当する医療機関に所属することが多いため、より容易またはより確実に、ユーザーの所属する医療機関を入力し、内容を確認することができる。また、登録担当者はテキスト入力をしなくて済むので、ユーザーの所属組織について、登録担当者による誤入力を防止することができ、より確実に、ユーザーの情報を所属組織と紐づけて登録することが可能である。
【0010】
また、本開示においては、前記ユーザーに、前記第2ユーザー情報の入力が可能なサイトのURLを伝達するURL伝達部をさらに備え、
前記ユーザーは、前記URLを用いて前記サイトにアクセスした上で、前記第2入力部に、前記第2ユーザー情報を入力することとしてもよい。これによれば、任意のユーザーが不用意に第2ユーザー情報を入力してしまうことを防止でき、登録管理者により誘導された者だけが第2ユーザー情報を入力可能とすることができる。このことにより、医療関連のWEBサービスのサイトのユーザーを、信頼可能な範囲に限定することができ、医療関連のWEBサービスのサイトのセキュリティを向上させることが可能となる。
【0011】
また、本開示においては、前記URL伝達部によって、前記ユーザーに伝達されるURLは、伝達毎に変更されることとしてもよい。これによれば、ユーザーに成りすました第三者による登録を、より確実に抑制することができ、医療関連のWEBサービスのサイトのセキュリティをさらに向上させることが可能となる。
【0012】
また、本開示においては、前記照合部による照合時において、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報の何れかに相違があった場合に、前記登録
担当者にエラーを報知するエラー報知部をさらに備えることとしてもよい。これによれば、登録担当者による入力に基づく第1ユーザー情報を、ユーザー本人による入力に基づく第2ユーザー情報で確認する形態を形成することができ、より容易に、ユーザーに関する登録情報の確度を向上させることができる。また、ユーザーではなく登録担当者によって、第1ユーザー情報と第2ユーザー情報の相違について確認することが可能であり、ユーザーへの負担増を防止することができる。
【0013】
また、本開示においては、前記第2ユーザー情報は、前記ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを含むこととしてもよい。これによれば、ユーザーによる、ユーザー自身が所属する組織についての情報を用いて、前記第1ユーザー情報または、前記登録部における、組織についての情報についても確認することが可能となる。
【0014】
また、本開示は、医療関連のWEBサービスのサイトへのユーザー登録方法であって、
登録担当者が、ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを含む、第1ユーザー情報を前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトに入力する第1入力工程と、
前記ユーザーが、該ユーザーの名前を含む、第2ユーザー情報を前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトに入力する第2入力工程と
前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報どうしを照合する照合工程と、
前記照合工程において、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報の何れかに相違があった場合に、前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトにおいて、前記第1ユーザー情報および/または前記第2ユーザー情報の正誤を確認する確認工程と、
前記第2ユーザー情報における前記ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを紐づけて登録する紐づけ登録工程と、
を有することを特徴とする、ユーザー登録方法であってもよい。
【0015】
また、本開示は、前記第1入力工程において、前記登録担当者は、該登録担当者に紐づけられた組織群の中から、前記ユーザーが所属する組織を選択することにより、第1ユーザー情報を前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトに入力することを特徴とする、上記のユーザー登録方法であってもよい。
【0016】
また、本開示は、前記第1入力工程の後に、前記ユーザーに、前記第2入力工程を実行するための前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトのURLを伝達するURL伝達工程を有し、
前記ユーザーは、前記URLを用いて前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトにアクセスした上で、前記第2入力工程を実行することを特徴とする、上記のユーザー登録方法であってもよい。
【0017】
また、本開示は、前記URL伝達工程において、前記ユーザーに伝達するURLは、伝達毎に変更されることを特徴とする、上記のユーザー登録方法であってもよい。
【0018】
また、本開示は、前記照合工程において、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報における対応する情報の何れかに相違があった場合に、前記登録担当者にエラーが通知され、
前記確認工程において、前記登録担当者は、前記WEBサービスのサイトまたは関連するサイトにアクセスした上で、前記第1ユーザー情報と、前記第2ユーザー情報の正誤を確認することを特徴とする、上記のユーザー登録方法であってもよい。
【0019】
また、本開示は、前記紐づけ登録工程において、前記登録担当者が、前記WEBサービ
スのサイトまたは関連するサイトにアクセスした状態で、紐づけコマンドを入力することによって、前記ユーザーの名前と、前記ユーザーが所属する組織とを紐づけて登録することを特徴とする、上記の、ユーザー登録方法であってもよい。
【0020】
また、本開示は、前記第2ユーザー情報は、前記ユーザーの名前と、該ユーザーが所属する組織とを含むことを特徴とする、上記のユーザー登録方法であってもよい。
【0021】
なお、本開示においては、可能な限り上記の各手段を組合せて使用することが可能である。
【発明の効果】
【0022】
本開示によれば、ユーザー本人との直接の面談を省略しつつ、より確実またはより容易に、医療関係のWEBサービスのユーザーを、所属施設とを紐づけて正しく登録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本開示の実施例に係る医療WEBサービスへの登録支援システムの概要を示す図である。
図2】本開示の実施例に係る登録支援システムのハードウェア構成を例示する図である。
図3】本開示の実施例に係る登録支援システムにおけるシステムフロー図である。
図4】本開示の実施例に係る登録支援システムにおけるシステムフロー図である。
図5】本開示の実施例に係る登録支援システムにおける、端末の表示内容を示す第1の図である。
図6】本開示の実施例に係る登録支援システムにおける、端末の表示内容を示す第2の図である。
図7】本開示の実施例に係る登録支援システムにおける、端末の表示内容を示す第3の図である。
図8】本開示の実施例に係る登録支援システムにおける、端末の表示内容を示す第4の図である。
図9】本開示の実施例に係る登録支援システムにおける、端末の表示内容を示す第5の図である。
図10】本開示の実施例に係る登録支援システムにおける、端末の表示内容を示す第6の図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
〔実施例〕
以下、本開示の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1には、本実施例に係る医療WEBサービスへの登録支援システム1(以下、単に登録支援システム1ともいう。)の概要を示す。本実施例に係る医療WEBサービスは、例えば、ユーザーを医者等の医療関係者とする、医療情報の提供サービスであってもよい。
<登録支援システムの概要>
【0025】
登録支援システム1は、医者等の登録者2を、医療WEBサービスのユーザーとして登録する際に、登録作業を支援するためのシステムである。登録支援システム1では、登録者2の登録作業を進めるに当たって、医療WEBサービスの運営者の登録担当者3が、登録者2を訪問し、登録者2と登録担当者3が一緒に登録作業を進める場合(図1では1aで示す。)と、登録担当者3から登録者2に招待メールを送付することで、登録者2と登録担当者3が別々に登録作業を進める場合(図1では1bで示す。)がある。なお、医療WEBサービスの運営者は、例えば医薬品や医療機器の流通業者やメーカーであってもよ
い。
【0026】
登録者2と登録担当者3とが一緒に登録作業を進める場合には、登録者2と登録担当者3とが一緒に、登録支援システム1にアクセスし、4aに示すような登録用の画面を一緒に見ながら登録を完了させることとなる。一方、登録者2と登録担当者3が別々に登録作業を進める場合においては、登録担当者3が、登録者2に招待メールを送付し、登録者2が、4bに示すような登録用の画面を見ながら、単独で登録することとなる。本実施例は、この、登録担当者3から登録者2に招待メールを送付することで、登録者2と登録担当者3が別々に登録作業を進める場合を想定したものである。
【0027】
登録担当者3と登録者2とが一緒に登録作業を進める場合と、登録担当者3と登録者2とが別々に登録作業を進める場合の何れの場合も、登録作業において、登録者2の姓名等の登録者情報が、医療WEBサービスの管理システム10における、登録部としてのサービスDB10aに記録される。
【0028】
その際、登録担当者3と登録者2とが一緒に登録作業を進める場合、登録担当者3と登録者2とが別々に登録作業を進める場合の何れの場合も、先ずは仮登録が行われる。仮登録が終わると、仮登録完了メール5aが登録者2に届き、そこに記載されたURLに登録者2がアクセスし、本登録の処理を行う。そうすると、医療WEBサービスのログイン画面5bが表示される。そして、登録者2がユーザーとして本登録されたことが、さらにサービスDB10aに記録される。
【0029】
なお、上記の登録作業において、登録担当者3と登録者2とが一緒に登録作業を進める場合には、登録担当者3が、実際に登録者2と会話をしながら登録作業を進めるため、当然に正しい登録者情報を登録することが可能となるが、登録担当者3と登録者2とが別々に登録作業を進める場合には、登録担当者3が直接、登録者2に確認しながらの作業ではないため、より慎重に、誤った登録者情報の登録を防止する必要がある。また、例えば偽登録者2a等、想定していない別人による登録等を防止する必要がある。
【0030】
そのため、本実施例における登録支援システム1では、サービスDB10aに記録された登録者情報を、運営者の基幹データベースであるマスタDB10bのデータと照合することで、正しい登録者情報がサービスDB10aに記録されたかを確認する。そこで、正しい登録者情報が記録されていることが確認された場合には、登録者2によるサービス利用が許可されるが、登録者情報に相違点が見つかった場合には、登録者2によるサービス利用は不許可となる。そして、その場合には、運営担当者6により登録内容の確認が行われ、必要に応じて登録内容が訂正されるか、登録担当者3による確認が依頼される。
【0031】
<ハードウェア構成>
図2は、本実施例における登録支援システム1のハードウェア構成を例示する図である。図2には運営者が有する管理サーバー15、登録者2が有する登録者端末13、登録担当者3が有する登録担当者端末17のハードウェア構成が示されている。
【0032】
登録者2が有する登録者端末13は、CPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)33、メモリーカードやHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置34、インターネットNに接続される通信部35、タッチパネルやマウス等の操作部36、ディスプレイ等の表示部37を備える。登録者端末13の例としては、例えばスマートフォンやタブレット等の携帯端末やPC等の端末を挙げることができる。なお、通信部35は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の携帯電話通信網
やWi‐Fiを介してインターネットNと接続されてもよいし、NIC(Network
interface controller)等を経由して、有線でインターネットNと接続されてもよい。
【0033】
CPU31は、中央処理装置であり、RAM32等に展開された命令及びデータを処理することで、RAM32、補助記憶装置34等を制御する。RAM32は、主記憶装置であり、CPU31によって制御され、各種命令やデータが書き込まれ、読み出される。補助記憶装置34は、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラム、永続的な保存が求められるデータ等が記憶される。
【0034】
運営者が有する管理サーバー15は、CPU51、RAM52、ROM53、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置54、及びゲートウェイ等を介してインターネットNに接続される通信部55を備えるコンピュータである。図2では、運営サーバー15は1台のコンピュータで例示されているが、運営サーバー15は、例えば、ネットワークで接続された複数台のコンピュータにより構成されてもよい。なお、上述のサービスDB10aは、管理サーバー15の補助記憶装置54を含んで構築されてもよい。また、本実施例における登録支援システム1は、管理サーバー15の補助記憶装置54に記憶された登録支援プログラムによって管理されてもよい。
【0035】
登録担当者3が有する登録担当者端末17は、登録者端末13と同様、CPU71、RAM72、ROM73、HDDやSSD等の補助記憶装置74、インターネットNに接続される通信部75、タッチパネルやマウス等の操作部76、ディスプレイ等の表示部77を備えたスマートフォンやタブレット等の携帯端末やPC等の端末である。
【0036】
図3及び図4は、本実施例における登録支援システム1におけるシステムフロー図である。以下、当該システムフロー図を用いて、登録支援システム1における処理の流れについて説明する。なお、以下のシステムフローは、主に管理サーバー15の補助記憶装置54に記憶された登録支援プログラムによって、登録者端末13、登録管理者端末17と協働の上で実行される。ここで、当該システムフロー図は上述のとおり、登録担当者3から登録者2に招待メールを送付することで、登録者2と登録担当者3が別々に登録作業を進める場合を想定したものである。また、本システムフローにおいて、運営者は医薬品や医療機器の流通業者であり、登録担当者3は、例えばその社員であることを想定している。また、登録者2としては所定の医療機関に所属する医者を想定している。
【0037】
本システムフローが実行されると、先ず、登録担当者3は、ステップS101において、登録者2が紐づけられるべき施設を選択する。この施設は、運営者のマスタDB10bに登録されている医療機関である。ここにおいて、登録担当者3は、運営者の活動において自身が担当する医療機関の中から施設を選択する。ステップS101の処理が終わると、ステップS103に進む。ステップS103では、登録支援システム1によって、選択された施設のマスタデータが、登録担当者端末17の表示部77に表示される。ステップS103の処理が終了すると、ステップS105に進む。
【0038】
ステップS105において、登録担当者3は、登録者端末17の表示部77に表示された、マスタデータの施設に関する情報に誤りがないか否かを確認する。そこで、何等かの誤りがあった場合には、ステップS107に進んでマスタデータの施設に関する情報を修正する。そうすると、登録支援システム1では、ステップS109においてマスタDB10bにおけるマスタデータが更新される。
【0039】
ステップS107における施設に関する情報の修正が完了した場合または、ステップS105において施設に関する情報に誤りがないと判断された場合には、ステップS111
に進む。ステップS111においては、登録担当者3は、登録者2の登録方法を選択する。ここで選択される登録方法は、登録者2と対面で一緒に登録作業を進める方法と、登録者2に招待メールを送付して登録者2と別々に登録作業を進める方法の何れかである。ステップS111においては、この何れの方法で登録者2の登録作業を進めるかが選択される。ステップS111の処理が終了するとステップS113に進む。
【0040】
ステップS113では、登録者2の登録方法が上記の何れの方法かが判定され、登録担当者3が登録者2と一緒に登録作業を進める場合は、ステップS121に進む(後述)。一方、登録担当者3と登録者2が別々に登録作業を進める場合は、ステップS115に進む。ステップS115においては、登録担当者3が、登録担当者端末17において、登録者名等を入力する。このステップS115は、本実施例において第1入力工程に相当する。また、この場合の登録担当者端末17及び、当該画面を提供する登録支援プログラムの該当箇所は、第1入力部を構成する。ステップS115が終了すると、ステップS117に進み、登録支援システム1が、仮登録用WEBページのURLを発行する。ステップS117の処理が終了するとステップS119に進む。
【0041】
ステップS119においては、登録担当者3が、ステップS117で発行されたURLを電子メールにコピーする等して、登録者2に送付する。ステップS119の処理は本実施例において、URL伝達工程に相当する。また、登録担当者端末17及び、登録支援プログラムの該当箇所は、本実施例においてURL伝達部を構成する。ステップS119の処理が終了すると、ステップS121に進む。ステップS121においては、登録者2が、送られた電子メールに記載のURLを用いて、仮登録用WEBページにアクセスする。そして、図4におけるステップS123に進み、ステップS123において、登録者2としての自らの情報を仮登録用WEBページにおいて入力する。これにより、登録者2の仮登録が完了する。本実施例においてステップS123は第2入力工程に相当する。また、登録者端末13及び、当該画面を提供する登録支援プログラムの該当箇所は、第2入力部に相当する。なお、この仮登録は、登録者2の情報がサービスDB10aに記録されることによって実現される。ステップS123の処理が終了すると、ステップS125に進み、登録担当者3が同席している場合には、そのままステップS145に進む(後述)。一方、登録担当者3が同席しないで登録作業を進めている場合には、そのままステップS145の処理を進めるとともに、ステップS127に進む。
【0042】
ステップS127では、登録支援システム1において、ステップS115において登録担当者3が入力した登録者名と、ステップS123において登録者2が入力した登録者名が一致するか否かが判定される。ここで、ステップS115において登録担当者3が入力した登録者名と、ステップS123において登録者2が入力した登録者名が一致すると判定された場合には、ステップS143に進む(後述)。一方、ステップS115において登録担当者3が入力した登録者名と、ステップS123において登録者2が入力した登録者名が異なると判定された場合には、ステップS129に進む。なお、ステップS127の処理は本実施例において照合工程に相当する。また、照合工程を実行する登録支援プログラムの該当箇所は照合部に相当する。
【0043】
ステップS129では、登録支援システム1により登録担当者3にエラー通知がなされるとともに、登録者2による医療WEBサービスの利用は不可とされる。ステップS129の処理が実行される登録担当者端末17と、登録支援プログラムの該当箇所は、本実施例においてエラー報知部を構成する。ステップS129が終了するとステップS131に進む。ステップS131では、登録担当者3が登録支援システム1にログインし、ステップS133において登録支援システム1に、エラー一覧表示を要求する。ステップS133の処理が終了するとステップS135において、登録支援システム1がエラー一覧を登録担当者端末17の表示部77に表示する。このエラー一覧は、登録支援システム1にお
いて、登録担当者が入力した登録者名と、登録者が入力した登録者名が異なると判定されたケースが列挙される。ステップS135の処理が終了すると、ステップS137に進み、登録担当者3が、登録支援システム1によって表示されたエラー一覧から、修正したいエラーのケースを選択する。
【0044】
ステップS137の処理が終了すると、ステップS139に進み、登録支援システム1によって、登録者2によって入力された登録者の名称と、登録担当者3によって入力された登録者の名称が対比可能な態様で、登録担当者端末17の表示部77に表示される。本実施例においてステップS139の表示を行う管理担当者端末17及び、画面を提供する登録支援プログラムの該当箇所は、確認表示部に相当する。ステップS139の処理が終了すると、ステップS141に進み、登録担当者3が、登録担当者端末17の表示部77に表示された登録者情報を対比・確認する。この工程は本実施例において確認工程に相当する。ステップS141の処理が終了した場合、すなわち、登録担当者3により、登録者2によって入力された登録者の名称が正しく、登録担当者3によって入力された登録者の名称が誤りであったことが確認されると、ステップS143に進み、施設と登録者の紐づけが完了する。
【0045】
このことで、登録者2による医療WEBサービスの利用不可の設定が解除される。なお、ステップS141において、登録担当者3により、登録者2によって入力された登録者の名称が誤りで、登録担当者3によって入力された登録者2の名称が正しいことが確認された場合には、登録担当者3による修正が行われるようにしてもよいし、登録者2に連絡が行くようにしてもよい。登録担当者3によって修正が行われた場合には、ここで、登録者2の指名が施設と紐づいてサービスDB10aに登録される。よって、この場合には、S143の処理は本実施例における紐づけ登録工程に相当する。また、登録支援プログラムの該当箇所及びサービスDB10aは、本実施例における紐づけ登録部を構成する。
【0046】
一方、ステップS145では、登録者2は、本登録用WEBページのURLが記載されたメールを受信する。そして、ステップS147において、本登録用WEBページにアクセスして本登録を行う。このことでステップS149に記載されるように、本登録が完了する。(ステップS129でエラー通知がされない場合には)この本登録によって、登録者2は医療WEBサービスの利用が可能となる。なお、ステップS147の本登録においては、登録者2によって入力された登録者2の名前と、登録者2が所属する施設とが紐づけられてサービスDB10aに登録される。よって、S147の処理は本実施例における紐づけ登録工程に相当する。また、登録者端末13と、画面を提供する登録支援プログラムの該当箇所及び、サービスDB10aは、本実施例における紐づけ登録部を構成する。
【0047】
次に、図5図10を用いて、各端末における表示内容をフローに沿って説明する。なお、図5図10では、登録者端末13及び登録担当者端末17はタブレットであることを前提として表示内容を説明する。なお、これらの端末がPCである場合には、各画面に対するタップ動作の代わりに、マウス等のポインタデバイスにより該当箇所をクリックする動作が行われる。
【0048】
図5(a)には、登録担当者端末17に表示される、登録支援システム1へのログイン画面を示す。登録担当者3は、自己のメールアドレス及びパスワードを入力し、「ログイン」マークをタップすることで、登録支援システム1にログインされる。
【0049】
図5(b)には、登録担当者3が登録支援システム1にログインした後、ステップS101において登録担当者3が、登録者2が所属する施設を選択する際に、登録担当者端末17に表示される画面を示す。登録担当者3は、この画面を用いて、施設の候補を検索する。図5(b)に示されるコードは、運用者によって登録担当者毎に予め設定されたコー
ドであって、登録担当者が担当する施設と紐づいている。この画面においてコードと施設名を入力して「検索」マークをタップすることで、図6(a)に示すように、検索結果が登録担当者端末17に表示される。登録担当者3は、図6(a)においては、破線領域101で示すように、検索結果の中から、登録者2の所属する施設を選択する。
【0050】
図6(b)には、施設を選択した結果として、ステップS103において登録担当者端末17に表示される画面を示す。この画面では、ステップS101において選択された施設についての、マスタDB10bに登録されたマスタデータが表示される。そして、登録担当者3はこの画面を見ながら、ステップS105に記載のように、マスタデータに誤りがあるか否かを確認する。施設名称や住所等について誤りや、不正確な部分があれば、ステップS107に示したとおり、登録担当者3はこの画面において修正作業を行う。なお、施設の住所情報については、登録支援システム1によって一部補完されるので、補完できていない番地等の情報があれば、図6(b)の破線領域107に示されるように登録担当者3が補完する。これにより、登録担当者3が有する最新の正確な情報に基づいて、常にマスタDB10bのデータを最新データに更新することができる。
【0051】
図7(a)には、図6(b)に示した画面から、下段の表示をスクロールした場合に現れる画面を示す。登録担当者3は、登録担当者3が登録者2と一緒に登録作業を進めている場合(ステップS113でYESに相当)は、「新規登録画面へ」のマークをタップすることで、仮登録画面に移動することができる(ステップS121に相当)。また、登録担当者3と登録者2とが別々に登録作業を進めている場合は、破線領域113に示す「登録用URLを発行」のマークをタップする。そうすると、図7(b)に示す画面に移動する。図7(b)に示す画面において、登録担当者3は、破線領域115aで示す記入欄に登録者2の姓名を入力するとともに(ステップS115に相当)、破線領域115bに示す「URL発行」マークをタップする。そうすると、図8(a)に示す画面に移動する。
【0052】
図8(a)の画面では、発行された仮登録用URLが表示される。この状態で、登録担当者3は、破線領域117に示す「URLをコピー」マークをタップする。そのことで、登録担当者端末17のキャッシュメモリに仮登録用URLをコピーすることができる。登録担当者3は、このURLを電子メールに貼り付けた上で、電子メールを登録者2に送付する(ステップS119に相当)。なお、この仮登録用URLは、登録作業の度に変更される。このことで、偽登録者2a等によって不用意に仮登録用URLにアクセスされることを抑制できる。
【0053】
次に、図8(b)には、登録担当者3からのメールを受信した登録者2が、メールに張り付けられたURLにアクセスする(ステップS121に相当)ことで、登録者端末13表示される新規登録画面を示す。この新規登録画面では、破線領域123に示す登録者2の姓名の他、所属医療機関名、メールアドレス、パスワードを入力し、「登録」マークをタップする。このことにより仮登録が一旦完了する。ここで、図7(b)の画面で登録担当者3が入力した破線領域115の登録者2の姓名と、図8(b)の画面で登録者2が入力した破線領域123の登録者2の姓名のマッチング処理が行われる。
【0054】
ここにおいて、両者が一致すれば(ステップS127YESに相当)、施設と登録者2との紐づけは完了する(ステップS143に相当)。この場合には、登録者2による医療WEBサービス利用は許可される。一方、図7(b)の画面で登録担当者3が入力した破線領域115の登録者2の姓名と、図8(b)の画面で登録者2が入力した破線領域123の登録者2の姓名が不一致の場合(ステップS127NOに相当)には、エラーとなり(ステップS129に相当)、施設と登録者2との紐づけは未完了のままとなる。
【0055】
図9には、上記の不一致が生じた場合の画面の遷移について示す。図9(a)は、エラ
ーメールを受け取った登録担当者3が登録支援システム1にログインする(ステップS131に相当)ための画面であり、図5(a)に示した画面と同様である。図9(b)に示す画面は、施設選択のための画面であり、図5(b)に示した画面と同等である。相違点は、右上の破線領域129にエラーマークが表示されている点である。この画面表示において、登録担当者3は、右上の三本線のマークをタップする。そうすると、図9(c)の破線領域133のように「エラー一覧」表示が出るので、これをタップして、エラー一覧表示を要求する(ステップS133に相当)。
【0056】
そうすると、図10(a)に示すように、登録担当者端末17にエラー一覧が表示される(ステップS135に相当)。登録担当者3は、このエラー一覧の中から、修正すべきエラーを選択する(ステップ137に相当)。そうすると、図10(b)に示すように、登録担当者3と登録者2が入力した登録者2の姓名が破線領域141に示すように、対比可能に列挙される。これを見て、例えば、登録担当者3によって自らの誤入力が認められた場合には、「ひもづける」マークをタップする。そうすることで、図10(c)に示すように、登録担当者端末17に表示され、紐づけ処理が完了する(ステップS143に相当する)。この場合には、登録者2が入力した姓名がサービスDB10aに登録されることとなる。
【0057】
なお、上記の実施例において、ステップS127では、ステップS115において登録担当者3が入力した登録者名と、ステップS123において登録者2が入力した登録者名が一致するか否かが判定されることとしたが、一致または不一致の確認をする情報は登録者名の情報に限られない。例えば、所属する組織、住所、年齢、予め付与されたコードNo.等の一致または不一致の確認をしてもよい。また、上記のシステムフロー図において
は、ステップS123の仮登録完了後、本登録までの処理と、登録者の情報のマッチング処理を並行して行うようなフローになっているが、これらの2つの処理の時間的な関係は、特に制限されない。本登録が完了した後に、登録者の情報のマッチング処理が行われてもよいし、本登録が完了する前に、必ず登録者の情報のマッチング処理が行われてもよい。
【符号の説明】
【0058】
1・・・登録支援システム
1a・・・登録担当者と登録者が一緒に登録作業を進める場合
1b・・・登録担当者と登録者が別々に登録作業を進める場合
2・・・登録者
3・・・登録担当者
10a・・・サービスDB
10b・・・運営者マスタDB
13・・・登録者端末
15・・・管理サーバー
17・・・登録担当者端末
図1
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