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特開2024-108857ランドリー機器の予約方法およびランドリー機器の予約システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024108857
(43)【公開日】2024-08-13
(54)【発明の名称】ランドリー機器の予約方法およびランドリー機器の予約システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240805BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20240805BHJP
   D06F 95/00 20060101ALI20240805BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q10/02
D06F95/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023013468
(22)【出願日】2023-01-31
(71)【出願人】
【識別番号】517164556
【氏名又は名称】株式会社TOSEI
(74)【代理人】
【識別番号】100107928
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正則
(74)【代理人】
【識別番号】110003362
【氏名又は名称】弁理士法人i.PARTNERS特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】深瀬 利隆
(72)【発明者】
【氏名】中村 麻日奈
(72)【発明者】
【氏名】谷村 優
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L010AA03
5L049AA03
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】空き状態のランドリー機器を予約時間だけ予約を可能とするランドリー機器の予約方法およびランドリー機器の予約システムを提供する。
【解決手段】実施形態のランドリー機器の予約方法は、ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗に設置された複数のランドリー機器の予約を可能とするランドリー機器の予約方法であって、携帯機器から空きランドリー機器を選択して予約を行うステップと、前記携帯機器から設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器を他の利用者が使えない予約状態に設定するステップと、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗に設置された複数のランドリー機器の予約を可能とするランドリー機器の予約方法であって、
携帯機器から空きランドリー機器を選択して予約を行うステップと、
前記携帯機器から設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器を他の利用者が使えない予約状態に設定するステップと、
を有することを特徴とするランドリー機器の予約方法。
【請求項2】
ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗に設置された複数のランドリー機器の予約を可能とするランドリー機器の予約方法であって、
携帯機器から空きランドリー機器を選択して予約を行うステップと、
システム側で設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器を他の利用者が使えない予約状態に設定するステップと、
を有することを特徴とするランドリー機器の予約方法。
【請求項3】
前記予約状態にあって前記携帯機器を携帯する予約者が店舗に近づいたことを検出、又は入店を検出した時は前記予約対象のランドリー機器を利用可能とするステップと、
前記予約状態にあって前記検出が行われず、且つ前記予約時間を超えた時は前記予約対象のランドリー機器の前記予約状態を解除するステップと、
を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載のランドリー機器の予約方法。
【請求項4】
前記予約を受け付けた時、前記予約対象のランドリー機器に予約中であることが分かるように表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のランドリー機器の予約方法。
【請求項5】
前記予約時間をカウントして前記予約時間に近づいてきた時、前記予約時間が近づいたことを前記携帯機器に通知するステップを有し、
前記携帯機器への通知は予約延長が可能な問合せ通知である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のランドリー機器の予約方法。
【請求項6】
前記携帯機器から前記問合せ通知に対して前記予約時間の延長を指定して、前記携帯機器から設定した予約時間又はシステム側で指定された予約時間だけ延長できることを特徴とする請求項5に記載のランドリー機器の予約方法。
【請求項7】
前記携帯機器から設定する前記予約時間および前記延長時間は、前記システム側で設定された最大予約時間内および最大延長時間内であることを特徴とする請求項6に記載のランドリー機器の予約方法。
【請求項8】
ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗内のランドリー機器を利用可能とする携帯機器と、
前記携帯機器との通信により、前記店舗内の複数のランドリー機器を管理制御する管理手段と、を有し、
前記管理手段は、前記携帯機器から空きランドリー機器の予約を受けた時、前記携帯機器から設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器を他の利用者が使えない予約状態に設定することを特徴とするランドリー機器の予約システム。
【請求項9】
ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗内のランドリー機器を利用可能とする携帯機器と、
前記携帯機器との通信により、前記店舗内の複数のランドリー機器を管理制御する管理手段と、を有し、
前記管理手段は、前記携帯機器から空きランドリー機器の予約を受けた時、システム側で設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器を他の利用者が使えない予約状態に設定することを特徴とするランドリー機器の予約システム。
【請求項10】
前記管理手段は、
前記予約状態にあって前記携帯機器を携帯する予約者が店舗に近づいたことを検出、又は入店を検出した時は前記予約対象のランドリー機器を利用可能とし、
前記予約状態にあって前記検出が行われず、且つ前記予約時間を超えたと判断した時は前記予約対象のランドリー機器の前記予約状態を解除する
ことを特徴とする請求項8又は9に記載のランドリー機器の予約システム。
【請求項11】
前記予約を受け付けた時、前記予約対象のランドリー機器に予約中であることが分かるように表示することを特徴とする請求項8又は9に記載のランドリー機器の予約システム。
【請求項12】
前記予約時間を記憶する予約管理テーブルを有し、
前記管理手段は、前記予約管理テーブルを参照して前記予約時間に近づいてきたと判断した時、前記予約時間に近づいたことの通知と共に前記予約時間の延長が可能な問合せを前記携帯機器に通知することを特徴とする請求項8又は9に記載のランドリー機器の予約システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ランドリー機器の予約方法およびランドリー機器の予約システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯機器(例えば、スマートフォンやタブレット)にコインランドリー店舗のランドリー機器を利用するためのランドリーアプリケーション(以下、ランドリーアプリと称する)をインストールして、利用したいコインランドリー店舗でQRコード(登録商標)を読み取ることで、当該店舗と携帯機器間で紐づけを行うシステムが構築されている。
【0003】
ランドリーアプリには、利用店舗に設置されたランドリー機器の稼働状況を遠隔で確認出来る機能が搭載されている(例えば、特許文献1)。利用者は、ランドリーアプリから利用店舗に設置されたランドリー機器の稼働状況を確認して、空いているランドリー機器が有れば、洗濯物を持って当該店舗に出向いて洗濯乾燥又は洗濯又は乾燥を行う。しかしながら、その店舗に着くまでに時間を要した場合、他の利用者が先にランドリー機器を使用していて、希望するランドリー機器を使えない事態が発生することがある。
【0004】
家庭用の洗濯機等では、自宅の洗濯機に稼働予約時間を設定可能とし、スマートフォンから遠隔でその時間を変更することが提案されている(例えば、特許文献2)。しかしながら、コインランドリー店舗のように、24時間無人で、不特定多数の利用者が利用する環境では、ランドリー機器の扉(ドア)が開放された状態で放置されることが多い。したがって、先着順に希望するランドリー機器を利用する形態となっているので、希望するランドリー機器を事前に予約することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2022-170254号公報
【特許文献2】特開2014- 42641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、空き状態のランドリー機器を予約時間だけ予約を可能とするランドリー機器の予約方法およびランドリー機器の予約システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗に設置された複数のランドリー機器の予約を可能とするランドリー機器の予約方法であって、携帯機器から空きランドリー機器を選択して予約を行うステップと、前記携帯機器から設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器を他の利用者が使えない予約状態に設定するステップと、を有することを特徴とする。
【0008】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗に設置された複数のランドリー機器の予約を可能とするランドリー機器の予約方法であって、携帯機器から空きランドリー機器を選択して予約を行うステップと、システム側で設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器を他の利用者が使えない予約状態に設定するステップと、を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態に係るランドリー機器の予約システムの構成の一例を示す図である。
図2】実施形態の管理装置に設けられる予約管理テーブルおよびユーザ情報テーブルの一例を示す図である。
図3】実施形態のランドリー機器を利用する時のスマートフォンと管理装置とゲートウェイとの間の通信接続状態を示す図である。
図4】実施形態のスマートフォンからコインランドリー店舗のランドリー機器を有料で予約する場合の動作手順を示すフローチャートである。
図5】実施形態のスマートフォンからコインランドリー店舗のランドリー機器を有料で予約する場合の予約時間に近づいたときの動作手順を示すフローチャートである。
図6】(a)はスマートフォンからランドリーアプリを起動した際のホーム画面の一例を示す図である。(b)は店舗マップを読み出したときの店舗マップ画面の一例を示す図である。(c)は指定したコインランドリー店舗内の機械一覧画面の一例を示す図である。(d)は予約機器の選択画面の一例を示す図である。
図7】(a)はキープ時間設定画面の一例を示す図である。(b)は決済画面の一例を示す図である。(c)は「予約状態」が設定されたときのホーム画面の一例を示す図である。
図8】(a)はシステム側で定めた予約時間をスマートフォンに通知してキープ確認を行う画面の一例を示す図である。(b)はシステム側で定めた予約延長時間をスマートフォンに通知してキープ確認を行う画面の一例を示す図である。
図9】(a)は「予約中」を表示したときの予約対象のランドリー機器の状態を示す図である。(b)は予約終了又はキャンセルにより「予約中」表示を消灯したときの予約対象のランドリー機器の状態を示す図である。
図10】(a)は予約時間が近づいた時にプッシュ通知を受けたスマートフォンの画面の一例を示す図である。(b)はプッシュ通知によりスマートフォンのホーム画面上にキープ確認メッセージを表示した一例を示す図である。(c)はキープ時間(延長)設定する画面の一例を示す図である。
図11】(a)は予約延長を行った時の決済画面の一例を示す図である。(b)は予約延長を完了後のホーム画面の一例を示す図である。
図12】キープした予約対象のランドリー機器を使う場合の動作手順を示すフローチャートである。
図13】(a)はコインランドリー店舗で予約者を検出したときの画面に表示されるメッセージの一例を示す図である。(b)はキープした予約対象のランドリー機器を使う時におけるホーム画面の一例を示す図である。(c)はキープ中確認画面の一例を示す図である。
図14】(a)はキープ確認画面(キープ中)の一例を示す図である。(b)はキープ状態の予約対象のランドリー機器を使用するコース選択画面の一例を示す図である。(c)はキャンセルによりホーム画面を画面に表示して終了する図である。
図15】(a)スマートフォンを携帯した予約者がコインランドリー店舗に来店せず、予約時間が過ぎた場合の通知を表示するホーム画面の一例を示す図である。(b)はコインランドリー店舗外の予約者に通知するキープ確認画面の一例を示す図である。
図16】第2実施形態である、無料での予約におけるランドリー機器を予約する動作手順を示すフローチャートである。
図17】(a)は無料の予約操作における機械選択画面の一例を示す図である。(b)は機械選択画面にプッシュ通知でキープ確認メッセージが通知される一例を示す図である。(c)は無料の予約操作における予約後のホーム画面の一例を示す図である。
図18】無料の予約操作における予約時間に近づいてきた時の動作手順を示すフローチャートである。
図19】無料の予約操作における予約時間に近づいてきた時のスマートフォンの画面の一例を示す図である。
図20】ランドリー機器の予約システムの他の実施形態の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態のランドリー機器の予約方法およびランドリー機器の予約システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態のランドリー機器の予約システム100の構成例を示す図である。
図1において、コインランドリー店舗10には洗濯乾燥機、乾燥機、布団乾燥機(以下、これらをランドリー機器20と称する)が店舗の大きさに応じて多数設置されている。図1では、2連式乾燥機3台(20a)、中型洗濯乾燥機2台(20b)、大型洗濯乾燥機1台(20c)、布団乾燥機1台(20d)を例示している。
【0011】
コインランドリー店舗10には、複数台のランドリー機器20を制御するゲートウェイ50と、ランドリー機器20の操作や決済を行う装置30(以下、操作決済機と称する)が設けられる。ゲートウェイ50は、操作決済機30および複数台のランドリー機器20に対して各種の動作を指示すると共に、ランドリー機器20の動作を掌握する。操作決済機30は、例えば集中精算機である。操作決済機30には、タッチスクリーン40、現金やクレジットカードや電子決済等の決済装置45が設けられる。操作決済機30は、ランドリー機器20を使用するための入力操作および利用料金の決済等を実行する機器である。
【0012】
ゲートウェイ50は、ネットワーク(不図示)を介して1つ又は複数の店舗の管理を行う管理装置(例えば、クラウドサーバー)60に接続される。管理装置60は、コインランドリー店舗10を管理する店舗管理機能部と、コインランドリー店舗10と紐づけしてランドリー機器20を利用する「ランドリーアプリケーション」(以下、ランドリーアプリと称する)を運営および管理する利用管理機能部と、を有している。
管理装置60の店舗管理機能部は、コインランドリー店舗10のゲートウェイ50に各種指令を送信する。ゲートウェイ50は、その指令を受けて店舗内のランドリー機器20を制御する。
【0013】
管理装置60の利用管理機能部は、利用者の携帯機器70(例えば、スマートフォンやタブレット)にインストールされたランドリーアプリからの操作に応じて、ランドリー機器20が利用できるように管理運営する。携帯機器70は、管理装置60との間で無線通信(例えば、インターネット通信)することができる。
なお、ここではランドリーアプリを用いてランドリー機器20を使用するとしたが、Webブラウザ上の専用サイトからランドリー機器20を使用するシステムであっても良い。専用サイトは、利用管理機能部によって同様に管理運営される。Webブラウザ上の専用サイトの仕様は、以下に示すランドリーアプリの動作仕様と同じ仕様とすることが好ましい。
【0014】
管理装置60は、データベース65を有し、データベース65内にはコインランドリー店舗10を利用する利用者(ユーザ)の情報を記憶するユーザ情報テーブル、および利用者毎に利用履歴を記憶する履歴情報テーブル、店舗情報等が設けられる。更に、ランドリー機器20の予約要求を管理する予約管理テーブル80が設けられる。
【0015】
図2は、予約管理テーブル80と、ユーザ情報テーブル65aの構成例を示している。
図2(a)に示す予約管理テーブル80は、予約ID80a、店舗ID80b、予約ランドリー機器番号80c、予約者ID80d、予約受付時間80e、予約時間80f、および延長時間80g等の各フィールドを有している。
図2(b)に示すユーザ情報テーブル65aは、ユーザID65a1、個人情報65a2、ポイント数65a3、ポイントランク65a4、ポイントカード取得日65a5等の各フィールドを有している。
【0016】
予約ID80aは、管理装置60が携帯機器70(以下ではスマートフォンを例に説明する)から予約要求を受信すると、その都度予約管理番号として付与する識別情報である。
店舗ID80bは、ランドリーアプリの操作時にスマートフォン70から送信される店舗情報である。
予約ランドリー機器番号80cは、利用者のスマートフォン70から予約要求を受けた際に、利用店舗内の予約選択されたランドリー機器20を示す識別情報(識別するものであれば数字以外に、文字や符号や記号を用いても良い)である。
予約者ID80dは、ランドリーアプリの会員登録時に設定したユーザ識別情報である。
予約受付時間80eは、スマートフォン70からの予約要求を受けた時の受付時間である。
【0017】
予約時間80fは、予約者のスマートフォン70から設定された時の予約時間である。即ち、この予約時間80fの間は、予約選択されたランドリー機器20の予約状態が維持され、予約者以外の他の利用者が使用できない状態となる。なお、システム側で設定した予約時間はプログラミングされている。また、予約状態にあっても、コインランドリー店舗のオーナー又は管理者は、緊急事態の発生等により予約システムを停止又は中断することができる。
延長時間80gは、予約者のスマートフォン70から設定された延長時間である。
管理装置60は、予約時間80f又は予約時間80f+延長時間80gをカウントアップ又はカウントダウンして、それらの予約時間を管理する。なお、予約管理テーブル80は、ランドリー機器20の数だけ予約テーブルを用意して、ランドリー機器20毎に予約を記憶する構成でも良い。
【0018】
実施形態に係るランドリー機器の予約方法には、以下の特徴を有している。
(1)ランドリーアプリ(スマートフォン70)又は専用サイトからの予約要求により、管理装置60の制御の下でコインランドリー店舗10内の未稼働のランドリー機器20の使用を予約できる。
(2)予約したランドリー機器の確保は予約時間80f(+延長時間80g)のみとし、管理装置60は当該時間を超過すると自動的に予約を解除する。
(3)予約した時点で、予約したランドリー機器20とスマートフォン70との間は、管理装置60を介して紐づけされる。
(4)予約対象のランドリー機器20には、稼働状況等を示す表示パネルにて、例えば「予約中」であることが表示されるので、他の利用者に予約状態(=利用できない機器)であることが分かるようになっている。
(5)コインランドリー店舗10が混雑している場合は、管理装置60から管理者又はランドリーオーナーによって予約システムを一時的に止めることができる。また、ランドリー機器の故障発生やコインランドリー店舗のトラブル発生等の緊急時にも予約システムを停止することができる。
【0019】
次に予約処理の説明前に、ランドリーアプリ(スマートフォン70)からコインランドリー店舗10のランドリー機器20を利用する時の両機器間の紐づけについて説明する。
最初に、スマートフォン70には、コインランドリー店舗10内のランドリー機器20を利用するためのランドリーアプリがインストールされ、そのランドリーアプリから会員登録が行われたとする。会員登録に当たっては、必要最小限の個人情報の入力、ユーザIDおよびPWの設定、利用する店舗の設定、会員規約の承認等の入力手続きが行われる。管理装置60は、スマートフォン70から入力された会員登録情報をチェックして、正常と判断した場合はユーザ情報テーブル65aに会員登録する。これにより、管理装置60は、スマートフォン70からのアクセス(ユーザID)を受信すると、ユーザ情報テーブル65aを参照して当該スマートフォン70との紐づけが可能となる。
【0020】
図3は、スマートフォン70からコインランドリー店舗10のランドリー機器20を利用する時のスマートフォン70と管理装置60とゲートウェイ50との間の通信接続状態を示している。
利用者がコインランドリー店舗10に入店して、ランドリー機器20を利用する場合、洗濯物を希望するランドリー機器20に収納する。そして、スマートフォン70のランドリーアプリを起動する。管理装置60は、スマートフォン70からのランドリーアプリの起動を受信すると、スマートフォン70との間で通信を開始する。管理装置60は、操作決済機30のタッチスクリーン40に紐づけのための識別コード(以下では、QRコードを例に説明する)を表示する。QRコードは、店舗情報(店舗ID)および発生日付時刻等が公開鍵により暗号化されたものである。操作決済機30には、一定時間ごとに(例えば、1分)、暗号コード内容がQRコードとして表示される。
【0021】
利用者は、スマートフォン70のQR読取機能を用いてQRコード90を読み取り、ランドリーアプリの秘密鍵にて復号化して、店舗情報および発生日付時刻を取得する。これにより、ランドリー機器20の利用日において、スマートフォン70と管理装置60を介してコインランドリー店舗10との間が紐づけされる。即ち、スマートフォン70と管理装置60との間の通信プロトコルに含まれるユーザを特定する情報に基づいて、スマートフォン70と管理装置60との間のリンクが確立する。なお、スマートフォン70側でコインランドリー店舗10内の機器情報、各機器のコース情報をシステムと同期して持っていなければ、取得した店舗情報と日付時刻を用いて管理装置60に対し問い合わせを行い、スマートフォン70は同店舗内の機器情報、各機器のコース情報、機器利用状況等を取得する。
【0022】
管理装置60は、オーナー又は管理者等によって操作される管理端末68と接続されている。管理装置60は、データベース65に記憶したユーザ情報テーブル65aおよび利用履歴テーブル65b等を参照して、各ユーザを管理することができる。
また、会員登録した利用者からのアクセスである場合、管理装置60はユーザ情報テーブル65aを参照して会員チェックが実施される。会員チェックが正常に実施された場合には、会員用の画面を提供してスムーズな操作が可能である。
【0023】
図3に戻り、タッチスクリーン40に表示されたQRコード90がスマートフォン70に読み込まれると、その後管理装置60から提供される画面からの入力操作により、ランドリー機器20の選択ステップ、コース選択ステップ、利用料金の支払い決済ステップ、受付完了ステップ等が随時実行される。
【0024】
次に、実施形態に係るランドリー機器の予約方法について説明する。
上述したようにランドリー機器20の予約は、予約システム100と連携可能なランドリーアプリ(スマートフォン70)又はWebブラウザ上の専用サイトから実行することができる。予約は、会員登録した利用者を優先するようにしても良く、又は登録会員に限定しても良い。会員の優先例としては、例えば、土日は登録会員だけ予約可、或いは午前中は登録会員だけ予約可とする。
【0025】
以下では、会員登録してからランドリー機器を使用するとしたが、会員登録しないでランドリー機器を予約できるようにしても良い。会員登録しない場合、予約完了時にワンタイムキー(キーワード)を発行し、コインランドリー店舗10に着いたら、ランドリーアプリ、又はWebブラウザ上の専用サイト又は操作決済機30等から当該キーワードを入力してランドリー機器20の操作を可能する。
【0026】
利用者は、コインランドリー店舗10のランドリー機器20を予約する場合、例えば自宅等の離れた場所より、スマートフォン70のランドリーアプリから管理装置60をアクセスして、コインランドリー店舗10内に設置されている各ランドリー機器20の稼働状況を確認する事ができる。利用者は、スマートフォン70のランドリーアプリによりコインランドリー店舗10内の空き状態であるランドリー機器20を選択して利用予約を行うことができる。
この際、対象とするランドリー機器を1台限定とする事も可能であるし、複数台を選択して予約する事も可能とする。また、空き状態のランドリー機器だけを対象とする他に、稼働中の機器についても、現在の運転が完了した後に、予約状態とする事も可能とする。
【0027】
(有料の予約)
図4および図5は、スマートフォン70から有料の予約におけるランドリー機器20を使用する動作手順を示すフローチャートである。図6乃至図10は、各動作手順におけるスマートフォン70に表示される操作画面例を示している。以下、図4乃至図10を参照して、ランドリー機器の予約から予約時間に近づいた時までの動作を説明する。
【0028】
利用者は、例えば自宅から、スマートフォン70のランドリーアプリを起動する(図4のS100)。ランドリーアプリが起動されるとスマートフォン70と管理装置60との間の通信により、管理装置60側にステータスの変更が有るか無いかが確認される。そして、何も変更がない場合は、スマートフォン70は図6(a)に示すホーム画面200を表示する。なお、変更があれば、管理装置60からその変更内容をスマートフォン70が受信し、その内容を反映したホーム画面200がスマートフォン70の画面に表示される。
【0029】
もし、ホーム画面200に利用したい店舗が表示されていなければ、店舗又は場所を指定して、管理装置60から図6(b)に示すような店舗マップ210を取得して表示する。図6(b)では、「高円寺店」を指定して読み出しを行い、高円寺店およびその近隣の店舗マップ画面210が表示される例を示している。
なお、スマートフォン70の「読み取り」ボタン218をタッチするとGPS機能が起動し、それを受けて管理装置60はスマートフォン70の場所を特定して、その場所の店舗マップ210を表示することができる。
【0030】
利用者は、図6(a)の「この店舗の機械をキープする」ボタン205又は図6(b)の店舗カード215をタッチ(選択)すると(図4のS110)、管理装置60は図6(c)に示すコインランドリー店舗10(例えば「ホワイトランドリー高円寺店」)の機械一覧画面220をスマートフォン70の画面に表示する(図4のS120)。
【0031】
機械一覧画面220には、利用店舗内のランドリー機器の一覧がスクロール表示される。そして、「ポイントカード」を取得している利用者のスマートフォン70には機械一覧画面220に「機械をキープ」(キープは予約を意味する)ボタン225が表示される。即ち、管理装置60は、スマートフォン70からのアクセスに応じてユーザ情報テーブル60aのポイントカード取得日65a5を参照して「ポイントカード」の取得者であると判断した場合、「機械をキープ」ボタン225付きの機械一覧画面220を表示する。なお、「ポイントカード」を取得していない利用者のスマートフォン70には、コインランドリー店舗10の詳細画面(機械一覧)が表示されるので、同店舗10の使用可能なランドリー機器が確認できる。
なお、「ポイントカード」が有る店舗のみが予約出来る様にしても良い。その場合、「ポイントカード」が無い店舗を表示したときには、「この店舗の機械をキープする」ボタンを表示させないようにする。
【0032】
ここで「ポイントカード」とは、「コインランドリー店舗10の操作決済機30に表示(若しくは店舗に掲示)されたQRコードをスマートフォン70で読み込む、若しくはチラシ等に記載されたQRコードを読み込む事で、利用登録されるカード」である。つまり、コインランドリー店舗10の利用登録者であることを示す。例えば、ランドリー機器20の利用によりポイントを獲得すると「ポイントカード」が自動的に取得される。そして、ポイント獲得によって「ポイントカード」を取得した取得日は、ユーザ情報テーブル65aのポイントカード取得日65a5に記録される。従って、ランドリー機器20を利用してポイントを獲得する度にポイントカード取得日65a5は更新される。つまり、ポイントカード取得日65a5は、ランドリー機器20の直近の利用日を示している。「ポイントカード」を取得している優良な利用者のスマートフォン70だけから「予約利用」を認める方式であるので、予約を行って放置するなどの悪戯な営業妨害を防ぐことができる。
【0033】
管理装置60は、ポイントカード取得日65a5をチェックすることで、「ポイントカード」の取得状態を継続するか否かを処理することができる。例えば6か月以上、コインランドリー店舗10の利用実績が無い利用者については、一旦「ポイントカード」の記録を抹消(削除)する。この場合、当該利用者のスマートフォン70に予約受付可能な期間が過ぎたので、再度コインランドリー店舗10でランドリー機器20を利用すると予約が出来る状態に復帰するメッセージを通知することで、予約利用の促進を図ることができる。
【0034】
図6(c)の機械一覧画面220において、利用者が予約操作として「機械をキープ」ボタン225をタッチすると(図4のS130)、管理装置60は図6(d)に示す予約機器の選択画面230をスマートフォン70の画面に表示する(図4のS140)。予約機器の選択画面230中で薄く表示している機器は、使用中又は予約中又は故障中等で選択ができないランドリー機器を示す(予約対象から外す)。
利用者は、図6(d)の予約機器の選択画面230から使用したいランドリー機器20を選択する(図4のS150)。図6(d)の例では、洗濯機L[5]が選択されたことを示している。
【0035】
管理装置60は、洗濯機L[5]の選択を受けて、キープ詳細情報(最大キープ可能時間、キープ単価等)をスマートフォン70に送信し、スマートフォン70は図7(a)に示すキープ時間設定画面240を画面に表示する。
利用者は、キープ時間設定画面240の入力エリア245から希望するキープ時間を入力して、「キープする」ボタン248をタッチする(図4のS160)。すると、管理装置60は、図7(b)に示す決済確認画面(キープ)250をスマートフォン70の画面に表示する。なお、入力エリア245から設定入力したキープ時間は、管理装置60の予約管理テーブル80の予約時間80fに記録される。
【0036】
実施形態では、管理装置60に接続される管理端末68から、ランドリー機器20毎に最大キープ時間およびその単価を設定することができる。これにより、管理者又はランドリーオーナーは、予約利用の履歴情報などから、最適な最大キープ時間(予約時間および予約延長時間)を設定することができる。もし、入力エリア245から最大キープ時間を超えた時間が入力された場合、最大キープ時間内での時間設定とするようにメッセージを添えてエラー表示される。
【0037】
図7(a)では、利用者がキープ時間を設定入力できるように構成したが、キープ時間はシステム側で設定するように構成しても良い。
図8(a)は、システム側(管理装置60)で設定したキープ時間をスマートフォン70の画面に通知する場合のキープ時間通知画面270の一例を示している。即ち、図6(d)の画面230から予約対象のランドリー機器20の選択が行われると、管理装置60は図8(a)に示す画面270にキープ時間通知するメッセージ273をスマートフォン70の画面に表示する。
利用者は、キープ時間を確認して「キープする」ボタン275をタッチすると、管理装置60は図7(b)に示した決済確認画面250を表示する。この段階で、予約をキャンセルすることもできる。
【0038】
次に、利用者は、図7(b)の決済確認画面250に表示されるキープ時間に応じた予約料金(例えば、キープ時間40分×5円/分=200円)を確認する、そして、「支払って機械をキープする」ボタン255をタッチすると(図4のS170)、管理装置60は予め設定される電子マネー又はクレジットカード、ポイント等での決済手続きを行なう。同時に管理装置60は、予約対象のランドリー機器20を予約状態に設定する。
即ち、管理装置60は、「支払って機械をキープする」ボタン255を受けて、予約対象のランドリー機器20を予約状態に設定するようゲートウェイ50に指令を出す。
ゲートウェイ50(若しくは管理装置60)は、予約状態になる様に予約対象のランドリー機器20へ指令を出す。すると、当該予約対象のランドリー機器20から操作決済機30へ更にその情報が流れる。これにより、予約対象のランドリー機器20の予約表示が行われる一方で、予約対象のランドリー機器20自体は予約したスマートフォン70以外の他のスマートフォンや操作決済機30からの指示は受け付けない。また、予約対象のランドリー機器20自体の操作部並びに決済部も受付しない状態となる。その場合、他の利用者のスマートフォンの画面上、および操作決済機30のタッチスクリーン40の画面上では、非アクティブ状態(図6(d)に示す様な薄い色)で表示される。
【0039】
予約対象のランドリー機器20は、ゲートウェイ50からの指令を受信すると、自ら図9(a)に示すように「予約中」190を表示する。これにより、他の利用者は、図9に示す予約対象のランドリー機器20bが「予約中」であると認識でき、「予約中」でない空きランドリー機器を使用することになる。「予約中」190の表示は、例えばLEDや表示ランプの表示素子だけでなく、色や模様で「予約」を表現するなど、他の表示手段でも良い。
以上の「予約状態」が設定されると、管理装置60は図7(c)に示すキープ確認画面260をスマートフォン70の画面に表示する(図4のS180)。予約中である時のキープ確認画面260の「ご利用状況」265には「機械をキープしている」ことが案内されるので、利用者(ここからは、予約者と表現する)はコインランドリー店舗10へと足を運ぶ。
【0040】
(キープ時間に近づいた時)
次に、キープ時間に近づいた時の操作について説明する。管理装置60は、予約管理テーブル80に記録した予約時間80fをカウントすることで、キープ時間に近づいたことを検出する。図5は、キープ時間に近づいた時のスマートフォン70の動作手順のフローチャートを示している。また、図10および図11は、キープ時間に近づいた時のスマートフォン70の表示画面例を示す。
【0041】
キープ時間に近づくと(例えば、5分前)(図5のS200のYes)、管理装置60は予約中のスマートフォン70に図10(a)に示すプッシュ通知画面280を表示する(図5のS210)。予約者は、プッシュ通知画面上(プッシュボタン)280をタップすると、ランドリーアプリが起動され、スマートフォン70はキープ状態のキープ延長確認画面290を表示する(図5のS220)。
また管理装置60は、キープ延長確認画面290上にキープ確認メッセージ295を表示する。プッシュ通知画面280の通知タイミングは、例えば1分前又は5分前等、管理装置60の管理端末68から設定可能である。
【0042】
キープ確認メッセージ295には「まもなくキープ時間が終了します。キープを延長しますか?」が表示される。予約者が延長を希望する場合は「延長する」ボタン296をタッチ(図5のS230のYes)、延長しない場合は「延長しない」ボタン297をタッチする(図5のS230のNo)。
「延長する」ボタン296のタッチに応答して、管理装置60は図10(c)に示すキープ時間(延長)設定画面300をスマートフォン70の画面に表示する。
【0043】
予約者は、キープ時間(延長)設定画面300の入力エリア305から希望するキープ延長時間(例えば、20分)を入力して、「キープする」ボタン308をタッチする(図5のS240)。すると、管理装置60は、図11(a)に示す決済確認画面310をスマートフォン70の画面に表示する。この延長時間も、管理端末68からランドリー機器20毎に最大キープ延長時間およびその単価を設定することができる。
【0044】
図10(c)では、利用者がキープ時間(延長)を設定入力できるように構成したが、この延長時間についてもシステム側(管理装置60)で設定するように構成しても良い。
図8(b)は、システム側で設定したキープ時間(延長)をスマートフォン70の画面に通知する場合のキープ時間延長通知画面276の一例を示している。即ち、図10(b)の画面290から「延長する」ボタン296がタッチされると、管理装置60は図8(b)に示す画面276にキープ時間(延長)通知するメッセージ277をスマートフォン70の画面に表示する。
利用者は、キープ時間を確認して「キープする」ボタン278をタッチすると、管理装置60は図11(a)に示した決済確認画面310を表示する。この段階で、予約をキャンセルすることもできる。
【0045】
予約者は、図11(a)に示す決済確認画面310に表示される予約料金(例えば、キープ延長時間20分×5円/分=100円)を確認して、「支払って機械をキープする」ボタン315をタッチする(図5のS250)。管理装置60は、「支払って機械をキープする」ボタン295のタッチ操作に応答して、予め設定される電子マネー又はクレジットカード又はポイント等での決済手続きを行なう。そして、管理装置60は、予約対象のランドリー機器20の予約状態に引き続きキープ(延長)する。そして、管理装置60は、図11(b)に示すホーム画面320をスマートフォン70の画面に表示する。このホーム画面320には、予約中の待機画面であり、「ご利用状況」としてキープ状態が表示される(図5のS260)。
【0046】
図10(b)の画面290で、「延長しない」ボタン297がタッチされた場合(図5のS230のNo)で、且つキープ状態のままでキープ時間を超えた場合(図5のS270のYes)、管理装置60はダイアログを閉じて終了する。
なお、予約時間を超えた時、スマートフォン70では予約終了(解除)として、予約対象のランドリー機器20は1~2分程度遅れて予約を解除するように設定しても良い。これにより、タイムアップ間際にコインランドリー店舗10に到着、そのタイミングで他の利用者が当該予約対象のランドリー機器20を使用しようとした際に、予約者と他の利用者との間での、占有権でのトラブルを防止できる。
【0047】
(予約対象のランドリー機器を使う)
図12は、予約対象のランドリー機器を使う場合の動作を示すフローチャートを示している。図13は、予約対象のランドリー機器20を使う時におけるスマートフォン70の画面例を示している。管理装置60は、図5のステップS270において、予約時間(予約状態)を監視している。
【0048】
予約状態(つまり予約中)にあって、スマートフォン70を携帯した予約者がコインランドリー店舗10の近くに来たこと(例えば、コインランドリー店舗10に設定した中心位置から15m以内)、若しくは入店したことを、(1)スマートフォン70のGPS機能により検出、(2)店舗内外に設置されるビーコン信号で検出、(3)操作決済機30に表示されるQRコードの読み取りによって検出、の何れかで検出すると、管理装置60は図13(a)に示すキープ店舗入店確認画面330をスマートフォン70の画面に表示する。
【0049】
キープ店舗入店確認画面330には、キープ確認メッセージ333が表示されており、予約者が同画面330の「確認する」ボタン335をタッチすると、管理装置60は図13(c)に示すキープ中状態詳細画面350をスマートフォン70の画面に表示する(図12のS300)。
一方、キープ店舗入店確認画面330で「確認しない」ボタン338をタッチすると、管理装置60は図13(b)に示すホーム画面(キープ中)340をスマートフォン70の画面に表示する。なお、ホーム画面(キープ中)340は画面260、画面320と同じである。予約者がホーム画面(キープ中)340の「ご利用状況」345をタッチすると、管理装置60は図13(c)に示すキープ中状態詳細画面350をスマートフォン70の画面に表示する(図12のS300)。これにより、GPSで正しく位置情報を拾えない場合やビーコンが店舗内に設置されていない場合等は、キープ店舗入店確認画面330が自動表示されないが、ホーム画面340が表示されるので、「ご利用状況」345をタッチする事で、キープ中状態詳細画面350へ移行する事が出来る。
【0050】
キープ中状態詳細画面350には、キープ残り時間(例えば、残り10分)352,353およびキープ内容355が表示されている。キープ残り時間(例えば、残り10分)は、管理装置60によって時間経過と共に更新(例えば、1分単位)される。残り時間は文字表示352、および表示バー(プログレスバー)353で表示されるので、予約者は残りの時間を確認しながら予約対象のランドリー機器20を操作することができる。また、キープ内容355には、操作決済機30(精算機)からの決済を可能とする予約番号「21329493」356が表示されている。
【0051】
利用可能な予約番号「21329493」356を操作決済機30の操作部から入力すると、スマートフォン70の操作から操作決済機30の操作に切り替えることができる。これにより、操作決済機30から決済処理(例えば、コース選択後の利用料金を現金支払う)が行うことができる。現金決済以外に、操作決済機30の決済装置45で処理可能な決済が予約者によって選択できる。予約番号356は、数字だけでなく、文字や記号、その組み合わせであっても良い。
【0052】
予約者が、キープ中状態詳細画面350の「次へ」ボタン358をタッチすると(図12S305)、管理装置60は図14(a)に示すキープ確認画面(キープ中)360をスマートフォン70の画面に表示する。
【0053】
図14(a)のキープ確認画面360には、予約対象のランドリー機器20を使用するための操作メッセージ363が表示されており、予約者は、そのメッセージ363に従って予約対象のランドリー機器20に洗濯物を入れてドアを閉め、「機械を使用する」ボタン365をタッチする(図12のS310のYes)。すると、管理装置60は、「機械を使用する」ボタン365に応答して、図14(b)に示すコース選択画面370をスマートフォン70の画面に表示する。
【0054】
コース選択画面370には、予約対象のランドリー機器20の料金付きのコース375を表示(横スクロール)されており、利用者は希望するコースを選択する(図12のS315)。また、エリア376から乾燥時間を自由に選択することができる。それぞれの選択が終了すると「コースを決定する」ボタン378をタッチする。管理装置60は、「コースを決定する」ボタン378に応答して、決済処理を実行する(図12のS320)。キープ時間が残っている場合、その時間分を割引しても良い。この後、選択したコースに従って洗濯乾燥又は乾燥を行って終了する(図12のS325)。
図14(a)のキープ確認画面360で予約者が「キープを延長する」ボタン367をタッチすると(図12のS330のYes)、図10(c)に示したキープ延長する画面300に遷移する(図12のS335)。
【0055】
図14(a)のキープ確認画面360で予約者が「キープをキャンセルする」ボタン368をタッチすると(図12のステップS340のYes)、管理装置60は図14(c)に示すホーム画面380をスマートフォン70の画面に表示して終了する(図12のS345)。
管理装置60は「キープをキャンセルする」ボタン368のタッチに応答して直ちにゲートウェイ50に対し予約対象のランドリー機器20が使用できる状態にする指令を送信する。管理装置60からの指令を受信したランドリー機器20は、自ら図9(b)に示すように「予約中」190の表示を消灯して予約対象のランドリー機器20を全ての利用者が使用できるように設定する。また操作決済機30は、ランドリー機器20の状態を見て、若しくはランドリー機器20からの指示にて、対象機器の予約状態が解除された事に伴い、全ての利用者が使用可能な状態に設定する。
図14(a)のキープ確認画面360で予約者が「閉じる」ボタン369をタッチすると、図13(c)に示すキープ中状態詳細画面350をスマートフォン70の画面に遷移する(図12のステップS350)。
【0056】
また、図5のステップS270において、スマートフォン70を携帯した予約者がコインランドリー店舗10に来店せず、且つ予約時間が過ぎた場合、管理装置60は予約を取り消すため、直ちにゲートウェイ50に対し予約対象のランドリー機器20が使用できる状態にする指令を送信する。
ゲートウェイ50(若しくは管理装置60)は、予約を解除(取消)する様に予約対象のランドリー機器20へ指令を出すと、当該予約対象のランドリー機器20から操作決済機30へ更にその情報が流れる。これにより、操作決済機30では、予約対象のランドリー機器20が普通に使えるように設定する。また、予約対象のランドリー機器20では、「予約中」190を消灯して、全ての利用者が普通に使えるようになる。即ち、予約対象のランドリー機器20自体の操作部並びに決済部も受付可能な状態となる。
【0057】
また管理装置60は、図15(a)に示すホーム画面390をスマートフォン70の画面に表示して終了する。ホーム画面390には「キープ時間を過ぎましたので、キープを解除しました」のメッセージ395を表示して、予約者に予約の取消を通知して終了する。なお、連続で予約する事で長時間機器を占有される事を防止する為の処置として、予約解除から所定時間の間は、店舗内全機器の予約は受け付けないようにしても良い。
【0058】
また、図13(c)では、キープ中状態詳細画面350に予約番号356を表示するようにしたが、スマートフォン70から予約番号の表示を要求できるようにしても良い。例えば、図15(b)に示すキープ確認画面(キープ中)画面400をスマートフォン70に表示して、「予約番号を表示する」ボタン401をタッチすると、画面350の予約番号356が見えるようにする。
【0059】
これにより、例えば何らかの事情で予約当事者がコインランドリー店舗10に行けなくなった場合、代行者が連絡を受けた予約番号356を操作決済機30(精算機)から入力することで、操作決済機30(精算機)から予約したランドリー機器20を使用できる状態に切り替わる。代行者であっても予約したランドリー機器を使用することができるようになるので、利用者に優しい予約システムとなる。
なお、予約番号に代えて、QR等の識別コードを表示して操作決済機30で当該識別コードを読み込む事で、予約者として操作決済機30を使用できるようにしても良い。
【0060】
(無料での予約)
図16は、無料の予約におけるランドリー機器20を使用する動作手順を示すフローチャートを示している。図17および図18は、無料でのスマートフォン70の操作画面を示している。以下、図16乃至図18を参照してランドリー機器20の無料予約動作を説明する。
無料での予約の場合、スマホからの予約時間の設定では無く、図4に示した有料の予約動作におけるステップS160とS170の処理が無いと理解して良い。従って、図16のフローチャートで、ステップS400乃至S450までは、図4のステップS100乃至S150と同じである。
【0061】
図16のステップS460では、キープ確認又はキープキャンセルを行う処理となる。図16のステップS450で選択した図17(a)の機械選択画面410は、図6(d)の機械選択画面230と同じ画面である。図17(a)の機械選択画面410から「洗濯機L[5]」を選択すると、図17(b)に示すキープ詳細情報(キープ時間等)を管理装置60から取得して、スマートフォン70は同画面410にキープ確認メッセージ420を表示する。
キープ確認メッセージ420では「15分間は他者が機械を使用できないようにキープできます」が案内される。利用者は予約したい場合、「キープする」ボタン425をタッチする。管理装置60は、「キープする」ボタン425にタッチに応答して、図17(c)に示す画面430に表示する。なお、メッセージ420の15分はシステム側で設定された予約時間である。
【0062】
このように、無料予約では、予約時間が固定時間(例えば、15分)であり、且つ決済はないので直ちに予約状態のホーム画面430がスマートフォン70の画面に表示される。なお、図16のステップS460以外のステップは、図4と同じなのでその説明は省略する。同様に、管理装置60による予約対象のランドリー機器20に対する操作説明も同じなので省略する。
【0063】
次に、予約時間に近づいてきた時の操作を、図18のフローチャートおよび図19のスマートフォン70の画面例で説明する。
図17(c)に示すホーム画面430を表示している状態で(S500)、管理装置60が予約管理テーブル80を参照してキープ時間に近づいたと判断すると(S510のYes)、管理装置60はキープ時間が近づいたことを図10(a)に示したプッシュ通知又はメールで予約者に通知する。図19は、ホーム画面430にキープ確認メッセージ440が通知された時のスマートフォン70の画面表示を示している。
【0064】
予約者は、「機械を使用する」ボタン445をタッチすると(図18のS530のYes)、図14(b)に示したコース選択画面に遷移して、同コースに従って洗濯乾燥又は乾燥を行って終了する(S540)。「機械を使用する」ボタン435がタッチされず、且つ予約時間が過ぎると(S550のYes)、予約は取消され(S560)、予約対象のランドリー機器20は他の利用者に利用可能に設定されて終了する。なお、「キープをキャンセルする」ボタン445および「閉じる」ボタン448の動作は、図14(a)の動作と同じであるので、その説明は省略する。
【0065】
実施形態では無料予約の場合、予約延長は行わないとしているが、会員ランク等により所定の短時間(例えば、5分)は、追加延長できるように設計しても良い。この場合、データベースで会員情報を参照し、特定の会員に対しては、無料予約でありながら、所定時間を追加出来るボタンをキープ確認外面に設けるか、若しくは特定の会員の場合は、所定の予約時間を通常のそれよりも、多少長く設定するようにしても良い。なお、時間延長は有料であるように設定しても良い。
【0066】
(予約システムの留意事項)
予約対象のランドリー機器20は、状態表示等(フリッカランプ)による表示は、使用中状態を示す表示色を表示し、予約者のスマートフォン70からの操作以外は受け付けないとする。
また、予約対象のランドリー機器20は、使用中の状態表示(表示色)について第三者の操作を受け付けないとする。
更に、予約機器を利用する条件として、予約者のスマートフォン70でランドリーアプリに対しての位置情報の使用を許可し、店舗から所定の距離(例えば、半径5Km)以内でないと、予約する事が出来ない様にする事で、悪戯の防止を図る事を可能とする。
【0067】
一方で、ランドリー機器の利用予約は、ランドリー機器の利用者にとっては利便性が向上する機能ではあるが、店舗の経営者にとっては、機器の稼働率の低下が懸念されるところである。その対策として予約可能な僅かな時間を設定し、その時間内であれば予約状態を維持し、その予約時間を経過した場合には自動的に予約状態を解除する方式を採用する。予約者以外の第三者の利用を制限しない制御とする事で、利用者の利便性向上と共に、店舗経営者のデメリットである稼働率の低下を防止することができる。
【0068】
なお、図1では、管理装置60がゲートウェイ50に指令を出して、ゲートウェイ50がランドリー機器20を制御するシステムとしたが、図20に示すように、管理装置500内にゲートウェイの機能を組み込んでも良い。図20のシステム構成であっても、管理装置500がゲートウェイの動作も実行するだけで、上述した実施形態の動作は同じである。
また、上述した予約システム構成に限定されることなく、例えば管理装置60又はゲートウェイ50が操作決済機30を制御する構成であっても良い。そして、操作決済機30がランドリー機器20を制御する構成であっても良い。
【0069】
実施形態の予約時間および予約延長時間は、スマートフォン70又はシステム側(管理装置50)で設定可能とした。その組み合わせは自由であり、例えば予約時間と予約延長時間ともスマートフォン70から設定、予約時間と予約延長時間ともシステム側で設定、予約時間はスマートフォン70から設定し予約延長時間はシステム側で設定、予約時間はシステム側で設定し予約延長時間はスマートフォン70から設定する、の4パターンの中から最適な予約システムを選んで店舗を運営すればよい。
更に、上述した4つの時間パターンに有料/無料の料金パターンを組み合わせることで、多数の予約システムが構築できる。コインランドリー店舗のオーナーは、地域事情や利用状況に応じて最適な予約システムを選んで店舗を運営すればよい。
【0070】
各利用者の予約実績は、利用履歴テーブル65bに記録されている。利用履歴テーブル65bを参照して、スマートフォン70から予約アクセスがあった時に、例えば3回連続して予約したがランドリー機器の使用実績が無いことが判明(予約放置)した場合、当該利用者からの予約は一旦受付中止とする。当該利用者のスマートフォン70には、予約放置が続いたので、予約を一旦中止させて頂く旨のメッセージを送る。併せて、この先の例えば6ヶ月間のコインランドリー店舗の利用実績(優良な利用者と評価できる場合)に応じて、予約利用が復活(「ポイントカード」と認定)されることをアナウンスする。
【0071】
また、ランドリー機器20にドアロック機能と、ドア開閉検出スイッチとを有する場合、予約表示と共にドアロック機能を作動させても良い。例えば、ゲートウェイ50がドア開閉検出スイッチからドア閉の信号を受信していれば、予約対象のランドリー機器20に予約状態を設定すると共に、予約対象のランドリー機器20に「予約中」190の表示の信号と、ドアロックの信号を送信する。これにより、予約対象のランドリー機器20は、予約者が入店するまでドアロック状態となるので、他の利用者は何も操作できない状態となる。当該ランドリー機器20の使用時には、ゲートウェイ50は最初にドアロックを解除する信号を送り、予約者に当該ランドリー機器20が利用できる状態に設定する。
【0072】
なお、図9に示した「予約中」である旨を表示する手段として、表示色や絵柄によって表現するものでも構わない。
また、利用する店舗は1つに限らず、本システムを導入する全てのコインランドリー店舗に適用することができる。その場合、図6(b)に示す店舗マップ210から利用したい店舗を選択して利用する。
また、道路の渋滞とか、宅配対応とか、忘れ物の取り戻り等の理由により、ランドリー店舗への入店が予約時間を超えることが予想される場合、時間延長(例えば、10分~15分)を許可するようにしても良い。
更に、店舗が混雑している時、或いは機器又は店舗でトラブル発生等の緊急事態では、予約システムを一時的に止めることとする。その場合、例えば、利用者に対し、必要なタイミングで「只今の時間は予約出来ません」と言った案内を表示する。
【0073】
以上のように、実施形態のランドリー機器の予約方法およびランドリー機器の予約システムによれば、携帯機器から設定した予約時間又はシステム側で設定した予約時間だけ空きランドリー機器の予約を可能とする。これにより、コインランドリー店舗を利用する利用者にとって、利便性が一段と向上する。予約時間は僅かな時間なので大きな支障にならず、会員優先とすればコインランドリー店舗の会員数を増やすことができるので、稼働率の向上につながる。
また、予約者がコインランドリー店舗に近づいたことを検出、又は入店したことを検出すると、素早く予約対象のランドリー機器が使用できる状態を設定することができる。
また、「予約中」表示により、予約対象のランドリー装置であることが他の利用者にも一目で分かるので、他の利用者とのトラブルを避けることができる。
また、予約時間を超えた場合は直ちに予約は解除(取消)されるので、他の利用者が使用できない時間も最小に抑えることができる。
【0074】
実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗10に設置された複数のランドリー機器20の予約を可能とするランドリー機器20の予約方法であって、携帯機器70から空きランドリー機器20を選択して予約を行うステップと、携帯機器70から設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器20を他の利用者が使えない予約状態に設定するステップと、を有する方法である。これにより、携帯機器で設定した予約時間だけランドリー機器の予約を可能とするので、コインランドリー店舗の利用者にとって、一段と利便性が向上する。予約時間は僅かな時間なので大きな支障にならず、会員優先とすればコインランドリー店舗の会員数を増やすことができるので、稼働率の向上につながる。
【0075】
実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗10に設置された複数のランドリー機器20の予約を可能とするランドリー機器20の予約方法であって、携帯機器70から空きランドリー機器20を選択して予約を行うステップと、システム側で設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器20を他の利用者が使えない予約状態に設定するステップと、を有する方法である。これにより、システム側で設定した予約時間だけランドリー機器の予約を可能とするので、コインランドリー店舗の利用者にとって、一段と利便性が向上する。予約時間は僅かな時間なので大きな支障にならず、会員優先とすればコインランドリー店舗の会員数を増やすことができるので、稼働率の向上につながる。
【0076】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、予約状態にあって携帯機器70を携帯する予約者が店舗に近づいたことを検出、又は入店を検出した時は予約対象のランドリー機器20を利用可能とするステップと、予約状態にあって上記した検出が行われず、且つ予約時間を超えた時は予約対象のランドリー機器20の予約状態を解除するステップと、を更に有する方法である。これにより予約者がコインランドリー店舗に近づいたことを検出、又は入店したことを検出すると、素早く予約対象のランドリー機器が使用できる状態を設定することができる。また、予約時間を超えた場合は直ちに予約は解除されるので、他の利用者が使用できない時間も最小に抑えることができる。
【0077】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、予約を受け付けた時、予約対象のランドリー機器20に予約中190であることが分かるように表示する方法である。これにより、「予約中」表示により、予約対象のランドリー装置であることが店舗内の他の利用者にも一目で分かるので、他の利用者とのトラブルを避けることができる。
【0078】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、予約時間をカウントして予約時間に近づいてきた時、予約時間が近づいたことを携帯機器70に通知するステップを有し、携帯機器70への通知は予約延長が可能な問合せ通知295とする方法である。これにより、予約者は予約時間を順守してランドリー機器の使用することができる。また、諸事情により予約時間に間に合わない事態が生じても、予約時間を延長することができるので、予約者に優しい環境でランドリー機器を使用することができる。
【0079】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、携帯機器70から問合せ通知に対して予約時間の延長を指定して、携帯機器70から設定した予約時間又はシステム側で指定された予約時間だけ延長できるとする方法である。これにより、諸事情により予約時間に間に合わない事態が生じても、予約時間を延長することができるので、予約者に優しい環境でランドリー機器を使用することができる。
【0080】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、携帯機器70から設定する予約時間および延長時間は、システム側で設定された最大予約時間内および最大延長時間内であるとする方法である。これにより、過去の予約利用の履歴情報などから、システム側で最適な予約時間および予約延長時間を設定することができる。
【0081】
実施形態のランドリー機器の予約システムは、ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗10内のランドリー機器20を利用可能とする携帯機器70と、携帯機器70との通信により、店舗10内の複数のランドリー機器20を管理制御する管理手段60と、を有し、管理手段60は、携帯機器70から空きランドリー機器の予約を受けた時、携帯機器70から設定された予約時間だけ予約対象のランドリー機器20を他の利用者が使えない予約状態に設定する構成である。これにより、携帯機器で設定した予約時間だけランドリー機器の予約を可能とするので、コインランドリー店舗の利用者にとって、一段と利便性が向上する。予約時間は僅かな時間なので大きな支障にならず、会員優先とすればコインランドリー店舗の会員数を増やすことができるので、稼働率の向上につながる。
【0082】
実施形態のランドリー機器の予約システムは、ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗10内のランドリー機器20を利用可能とする携帯機器70と、携帯機器70との通信により、店舗10内の複数のランドリー機器20を管理制御する管理手段60と、を有し、管理手段60は、携帯機器70から空きランドリー機器の予約を受けた時、システム側で設定した予約時間だけ予約対象のランドリー機器20を他の利用者が使えない予約状態に設定する構成である。これにより、システム側で設定した予約時間だけランドリー機器の予約を可能とするので、コインランドリー店舗の利用者にとって、一段と利便性が向上する。予約時間は僅かな時間なので大きな支障にならず、会員優先とすればコインランドリー店舗の会員数を増やすことができるので、稼働率の向上につながる。
【0083】
また実施形態のランドリー機器の予約システムの管理手段60は、予約状態にあって携帯機器70を携帯する予約者が店舗に近づいたことを検出、又は入店を検出した時は予約対象のランドリー機器20を利用可能とし、予約状態にあって上記の検出が行われず、且つ予約時間を超えたと判断した時は予約対象のランドリー機器20の予約状態を解除する構成である。これにより予約者がコインランドリー店舗に近づいたことを検出、又は入店したことを検出すると、素早く予約対象のランドリー機器が使用できる状態を設定することができる。また、予約時間を超えた場合は直ちに予約は解除されるので、他の利用者に迷惑を掛ける時間も最小に抑えることができる。
【0084】
また実施形態のランドリー機器の予約システムは、前記予約を受け付けた時、前記予約対象のランドリー機器20に予約中190であることが分かるように表示する行う構成である。これにより、「予約中」表示により、予約対象のランドリー装置であることが店舗内の他の利用者にも一目で分かるので、他の利用者とのトラブルを避けることができる。
【0085】
また実施形態のランドリー機器の予約システムは、携帯機器70から予約状況を確認するための操作を行った時、携帯機器70の画面には予約内容355と共に予約の残り時間352,353が表示される構成である。これにより、予約者は予約時間を順守してランドリー機器の使用することができる。
【0086】
また実施形態のランドリー機器の予約システムは、予約時間を記憶する予約管理テーブル80を有し、管理手段60は、予約管理テーブル80を参照して予約時間に近づいてきたと判断した時、予約時間に近づいたことの通知と共に予約時間の延長が可能な問合せを携帯機器70に通知295する構成である。これにより、予約者は予約時間を順守してランドリー機器の使用することができる。また、諸事情により予約時間に間に合わない事態が生じても、予約時間を延長することができるので、予約者に優しい環境でランドリー機器を使用することができる。
【0087】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、ランドリーアプリ又はWebブラウザ上の専用サイトを用いて、ランドリー店舗10に設置された複数のランドリー機器20の予約を可能とするランドリー機器20の予約方法であって、携帯機器70から空きランドリー機器20を選択して予約を行うステップと、携帯機器70から設定された予約時間又はシステム側で設定した予約時間だけ予約対象のランドリー機器20を他の利用者が使えない予約状態に設定するステップと、予約時間をカウントして予約時間に近づいてきた時、予約延長が可能な問合せ通知にて携帯機器70に通知するステップを、携帯機器70から設定した延長時間又はシステム側で指定された延長時間だけ延長するステップと、を有する方法としても良い。これにより、携帯機器で設定した予約時間と延長時間又はシステム側で設定した予約時間と延長時間にてランドリー機器の予約を可能とするので、コインランドリー店舗の利用者にとって、一段と利便性が向上する。
【0088】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、コインランドリー店舗10の利用登録者であることを示すポイントカードを取得している利用者の携帯機器70だけから予約が行える方法としても良い。これにより、「ポイントカード」を取得している利用者の携帯機器だけから予約できるとしたので、予約を行って放置するなどの悪戯な営業妨害を防ぐことができる。
【0089】
また実施形態に係るランドリー機器の予約方法は、携帯機器70から予約状況を確認するための操作を行った時、携帯機器70の画面には予約内容355と共に予約の残り時間352,353が表示される方法としても良い。これにより、予約者は予約時間を順守してランドリー機器の使用することができる。
【0090】
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0091】
10…コインランドリー店舗、 20…ランドリー機器
30…操作決済機(例えば、集中精算機)、 40…タッチスクリーン
50…ゲートウェイ、 60…管理装置、 70…携帯機器(例えば、スマートフォン)
65…データベース、 65a…ユーザ情報テーブル、 65a1…ユーザID
65a2…個人情報、 65a3…ポイント数、 65a4…ポイントランク
65a5…ポイントカード取得日、65b…利用履歴テーブル、 68…管理端末
80…予約管理テーブル、 80a…予約ID、 80b…店舗ID
80c…予約ランドリー機器番号、 80d…予約者ID、 80e…予約受付時間
80f…予約時間、 80g…延長時間、 90…識別コード(例えば、QRコード)
190…「予約中」表示、 500…管理装置
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