IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三菱電機株式会社の特許一覧 ▶ 三菱電機照明株式会社の特許一覧

特開2024-108863照明制御システム、システム機器および照明コントローラ
<>
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図1
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図2
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図3
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図4
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図5
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図6
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図7
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図8
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図9
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図10
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図11
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図12
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図13
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図14
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図15
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図16
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図17
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図18
  • 特開-照明制御システム、システム機器および照明コントローラ 図19
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024108863
(43)【公開日】2024-08-13
(54)【発明の名称】照明制御システム、システム機器および照明コントローラ
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/18 20200101AFI20240805BHJP
   H05B 47/16 20200101ALI20240805BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20240805BHJP
   H05B 47/195 20200101ALI20240805BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20240805BHJP
【FI】
H05B47/18
H05B47/16
H05B47/105
H05B47/195
H04Q9/00 301C
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023013475
(22)【出願日】2023-01-31
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩坪 幸喜
【テーマコード(参考)】
3K273
5K048
【Fターム(参考)】
3K273PA03
3K273PA09
3K273QA07
3K273QA29
3K273QA31
3K273RA02
3K273RA16
3K273SA04
3K273SA21
3K273SA38
3K273SA46
3K273SA57
3K273TA03
3K273TA15
3K273TA22
3K273TA52
3K273TA55
3K273TA57
3K273TA62
3K273TA66
3K273UA12
3K273UA14
3K273UA16
3K273UA19
5K048BA07
5K048EB04
5K048EB11
5K048EB12
(57)【要約】
【課題】照明コントローラとシステム機器のそれぞれで管理情報が更新され得る場合にも、管理情報の同期を行うことができる照明制御システム、システム機器および照明コントローラを得ることを目的とする。
【解決手段】本開示に係る照明制御システムは、管理情報を保持するシステム機器と、前記システム機器を制御し、前記管理情報を保持する照明コントローラと、を備え、前記システム機器は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記照明コントローラの保持する前記管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、前記照明コントローラは、自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する前記管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理情報を保持するシステム機器と、
前記システム機器を制御し、前記管理情報を保持する照明コントローラと、
を備え、
前記システム機器は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記照明コントローラの保持する前記管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、
前記照明コントローラは、自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する前記管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする照明制御システム。
【請求項2】
前記照明コントローラは、前記照明コントローラを介して前記システム機器を制御する照明監視装置により自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する前記管理情報を自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項3】
前記システム機器は、外部の設定器により自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記照明コントローラの保持する前記管理情報を自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項4】
前記システム機器と前記照明コントローラの一方は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、更新日時の情報を付加して自身の保持する前記管理情報を通知データとして前記システム機器と前記照明コントローラの他方に送信し、
前記システム機器と前記照明コントローラの前記他方は、前記通知データの前記更新日時が自身の保持する前記管理情報の更新日時よりも新しい場合に、前記通知データで自身の保持する前記管理情報を更新し、
前記システム機器と前記照明コントローラの前記他方は、前記通知データの前記更新日時が、自身の保持する前記管理情報の更新日時よりも古い場合に前記通知データを破棄することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項5】
前記システム機器と前記照明コントローラは、それぞれ同期要求情報を保持し、
前記システム機器と前記照明コントローラの一方は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、自身の保持する前記管理情報を通知データとして前記システム機器と前記照明コントローラの他方に送信し、前記通知データの送信に失敗すると、自身が保持する前記同期要求情報を要求無から要求有に遷移させ、
前記システム機器と前記照明コントローラの一方は、予め定められた同期のタイミングで、前記同期要求情報が前記要求有の場合、自身の保持する前記管理情報を前記通知データとして前記システム機器と前記照明コントローラの他方に送信して、前記システム機器と前記照明コントローラの前記他方の保持する前記管理情報を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項6】
前記システム機器と前記照明コントローラの各々は動作モードとして、前記システム機器の管理情報を前記照明コントローラの管理情報よりも優先するモードと、前記照明コントローラの管理情報を前記システム機器の管理情報よりも優先するモードと、前記システム機器の管理情報と前記照明コントローラの管理情報のうち更新日時の新しい方を優先するモードと、を有し、
前記システム機器と前記照明コントローラの一方は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、自身の保持する前記管理情報を通知データとして前記システム機器と前記照明コントローラの他方に送信し、
前記システム機器と前記照明コントローラの他方は、前記通知データを受信すると、前記動作モードに従って自身が保持する前記管理情報を更新するか否かを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項7】
前記照明コントローラは、予め定められた時刻に、前記システム機器の保持する前記管理情報を自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項8】
前記システム機器のアドレスが変更されると、または、前記システム機器が交換されると、前記システム機器は、前記照明コントローラに同期要求を送信し、
前記照明コントローラは、前記同期要求に応じて、前記システム機器の保持する前記管理情報を自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項9】
自身の保持する管理情報が更新されると、自身を制御する照明コントローラの保持する管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、
前記照明コントローラの保持する前記管理情報を通知データとして受信すると、前記通知データで自身の保持する前記管理情報を更新することを特徴とするシステム機器。
【請求項10】
システム機器を制御し、自身の保持する管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、
前記システム機器の保持する前記管理情報を通知データとして受信すると、前記通知データで自身の保持する前記管理情報を更新することを特徴とする照明コントローラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明制御システム、システム機器および照明コントローラに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の照明制御システムでは、LCD型監視制御器または設定器を用いて設定変更または操作指示した場合、この操作に基づき生成された情報は中央処理装置へと伝送され、記憶部に記憶される。これと同時に、当該情報は、該当する照明制御装置の伝送信号I/F部により伝送線を介して受信される。すると、照明制御装置の制御部は、受信した情報を記憶部に書き換えるように書き込み制御すると同時に、この情報に基づいて調光信号出力回路部を用いて照明負荷を調光制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-31377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の照明制御システムでは、設定手段にて設定された情報は、中央処理装置へと伝送され、中央処理装置を介して照明制御装置に伝送される。これにより、中央処理装置と照明制御装置の情報は一致する。しかし、特許文献1では、照明制御装置においても情報が設定される場合について考慮されていない。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、照明コントローラとシステム機器のそれぞれで管理情報が更新され得る場合にも、管理情報の同期を行うことができる照明制御システム、システム機器および照明コントローラを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る照明制御システムは、管理情報を保持するシステム機器と、前記システム機器を制御し、前記管理情報を保持する照明コントローラと、を備え、前記システム機器は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記照明コントローラの保持する前記管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、前記照明コントローラは、自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する前記管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新する。
【0007】
本開示に係るシステム機器は、自身の保持する管理情報が更新されると、自身を制御する照明コントローラの保持する管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、前記照明コントローラの保持する前記管理情報を通知データとして受信すると、前記通知データで自身の保持する前記管理情報を更新する。
【0008】
本開示に係る照明コントローラは、システム機器を制御し、自身の保持する管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、前記システム機器の保持する前記管理情報を通知データとして受信すると、前記通知データで自身の保持する前記管理情報を更新する。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係るシステム機器は、自身の保持する管理情報が更新されると、照明コントローラの保持する管理情報を、自身の保持する管理情報に更新する。また、照明コントローラは、自身の保持する管理情報が更新されると、システム機器の保持する管理情報を、自身の保持する管理情報に更新する。従って、照明コントローラとシステム機器のそれぞれで管理情報が更新され得る場合にも、管理情報の同期を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態1に係る照明制御システムのブロック図である。
図2】実施の形態1の変形例に係る照明制御システムのブロック図である。
図3】実施の形態1に係る照明コントローラの構成を説明する図である。
図4】実施の形態1に係る調光コントローラの構成を説明する図である。
図5】実施の形態1に係る設定データを説明する図である。
図6】実施の形態1に係る同期情報を説明する図である。
図7】実施の形態1に係る照明コントローラと調光コントローラの同期処理における状態遷移を説明する図である。
図8】実施の形態1に係る通信線が伝送する信号の通信フォーマットを説明する図である。
図9】実施の形態1に係る通信コマンドを説明する図である。
図10】実施の形態1に係る正常時の通信手順を説明する図である。
図11】実施の形態1に係る異常時の通信手順を説明する図である。
図12】実施の形態1に係る定期同期と同期操作による同期の通信手順を説明する図である。
図13】実施の形態1に係るシステム機器の交換時の通信手順を説明する図である。
図14】実施の形態1に係る照明コントローラが照明監視装置から信号を受信した場合の処理を説明するフローチャートである。
図15】実施の形態1に係る照明コントローラがシステム機器から信号を受信した場合の処理を説明するフローチャートである。
図16】実施の形態1に係る照明コントローラの同期処理のフローチャートである。
図17】実施の形態1に係る調光コントローラが赤外線信号を受信した場合の処理を説明するフローチャートである。
図18】実施の形態1に係る調光コントローラが照明コントローラから信号を受信した場合の処理を説明するフローチャートである。
図19】実施の形態1に係る調光コントローラの同期処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本実施の形態に係る照明制御システム、システム機器および照明コントローラについて図面を参照して説明する。同じまたは対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0012】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明制御システム100のブロック図である。照明制御システム100において、照明コントローラ1には、通信線2を介して複数のシステム機器16が接続されている。照明コントローラ1はシステム機器16を制御する。システム機器16は、例えばセンサ端末、出力端末、壁スイッチ12を含む。
【0013】
センサ端末は、例えば画像センサ3、照度センサ4および人感センサ5である。出力端末は、調光コントローラ6、制御端末器8-1~8-2およびリレー端末器10である。調光コントローラ6には、複数の照明器具9-1~9-3が調光信号線7を介して接続されている。調光コントローラ6は複数の照明器具9-1~9-3の調光制御を行う。制御端末器8-1、8-2は、それぞれ照明器具9-4、9-5に内蔵され、1台の照明器具9を制御する。以下では制御端末器8-1、8-2の各々を単に制御端末器8と呼ぶ場合がある。リレー端末器10は、リモコンリレー11に接続された複数の照明器具9-6~9-7を制御する。壁スイッチ12は出力端末を操作する。
【0014】
照明制御システム100が備えるシステム機器16の種類および台数は限定されない。また、図1では照明器具9として照明器具9-1~9-7が示されているが、照明制御システム100が有する照明器具9の台数は限定されない。
【0015】
照明コントローラ1は、LAN(Local Area Network)14を介して照明監視装置15に接続される。照明監視装置15は、照明コントローラ1を介してシステム機器16を制御する。図示していないが、照明監視装置15は画面を備える。照明監視装置15は、例えばシステム機器16を表形式または地図形式で操作・状態監視する機能と、システム機器16を予め設定された時刻に操作・設定するスケジュール機能と、システム機器16の各種設定を行う機能を有する。
【0016】
さらに照明制御システム100は、システム機器16を操作する設定器13を備える。設定器13は、システム機器16に対して例えばアドレス、グループ情報および運用情報を赤外線信号で設定する。設定器13は赤外線リモコン等である。システム機器16と設定器13との通信を例えばWifi(登録商標)またはBLE(Bluetooth Low Energy)通信とする場合、設定器13は携帯端末、スマートフォン、タブレット等であっても良い。
【0017】
本実施の形態では、設定器13または照明監視装置15から照明器具9の設定、確認作業ができる。このため、例えば壁スイッチが無い部屋に照明器具9が設置されている場合にも、設定、操作等を実施できる。また、設定器13または照明監視装置15を用いることで、壁スイッチで設定、確認作業を行う場合と比較して、作業を容易に実施できる。
【0018】
照明コントローラ1は、例えば制御盤内に設置され、通信線2を介して信号と電源24Vをシステム機器16に供給する。照明コントローラ1は、システム機器16の状態を監視する機能を有する。照明コントローラ1は、システム機器16を個別に制御しても良く、グループ、ゾーンまたはパターンの単位で制御しても良い。照明コントローラ1は、壁スイッチ12の釦にシステム機器16を、個別に、またはグループ、ゾーンまたはパターンとして対応付ける。これにより、調光コントローラ6に接続された照明器具9-1~9-3または照明器具9-4~9-7をON/OFFまたは調光制御することができる。
【0019】
照明コントローラ1は、照度センサ4または画像センサ3にて測定された照度値が、予め設定された照度値になる様に複数の照明器具9-4~9-7を調光制御することができる。さらに照明コントローラ1は、人感センサ5または画像センサ3にて検知された人の在/不在/移動/人数等の情報に基づいて、予め設定された調光率になる様に複数の照明器具9-4~9-7をON/OFFまたは調光制御することができる。
【0020】
調光コントローラ6は、調光信号線7に複数の照明器具9を最大72台接続可能である。よって、調光コントローラ6は多くの電力を消費する可能性がある。このため、調光コントローラ6は商用電源より電源を供給されると良い。
【0021】
制御端末器8は、実際には照明器具9に内蔵されている。図1では、構成を説明するために照明器具9と制御端末器8を別個に記載している。制御端末器8は、通信線2を介して、信号と電源24Vを供給される。制御端末器8は、照明器具9の商用電源がOFFされても動作が可能である。
【0022】
リレー端末器10は、通信線2を介して信号と電源24Vが供給される。リレー端末器10は、リモコンリレー11に接続された複数の照明器具9を一括してON/OFF制御できる。リモコンリレー11は例えば60msのパルス信号にて制御される。このため、リモコンリレー11によるリレー端末器10の消費電流への影響は小さい。図示していないが、リレー端末器10の出力には、1回路出力用と4回路出力用の2つのタイプがある。
【0023】
壁スイッチ12には、1つ釦タイプ、2つ釦タイプ、3つ釦タイプ、4つ釦タイプ、8つ釦タイプ等の種類がある。壁スイッチ12の各釦には、運用情報とアドレスが設定器13により設定される。これにより、壁スイッチ12の操作で、照明器具9を制御することができる。運用情報は例えば、個別ON/OFFまたは調光制御、グループON/OFFまたは調光制御、ゾーンON/OFFまたは調光制御等である。
【0024】
図2は、実施の形態1の変形例に係る照明制御システム100aのブロック図である。照明制御システム100aはクラウド形であっても良い。照明制御システム100aは複数のビル設備22を備える。各ビル設備22は、図1で説明した照明コントローラ1およびシステム機器16と、空調システム20で構成されている。図2の例では、ビル設備22-1~22-3にそれぞれ、照明コントローラ1-1~1-3、システム機器16-1~16-3および空調システム20-1~20-3が設けられる。各ビル設備22は、VPN(Virtual Private Network)の専用通信にてセキュリティが確保され、クラウド23に接続される。
【0025】
照明コントローラ1の情報はクラウド23で管理される。このため、クラウド23上に照明監視装置15に代わる照明サーバー24が設けられ、照明サーバー24にて照明コントローラ1を操作・設定・監視する事ができる。照明サーバー24はインターネットを使用して管理PC26で操作・監視する事ができる。また、群管理サーバー25では、複数のビル設備22を操作・設定・監視する事ができる。このため、ビル毎の専用の設備および人員が不要となる。照明サーバー24と群管理サーバー25はクラウド23上に構築されるが、図2では、システム構成を説明するためにクラウド23とは別個に記載されている。
【0026】
図3は、実施の形態1に係る照明コントローラ1の構成を説明する図である。照明コントローラ1の電源回路31は、電源線30にて商用電源に接続され、マイクロコンピュータ34および周辺回路に5VのDC電源を給電する。システム機器16は、通信線2を介して照明コントローラ1のフィールドバス通信回路32に接続される。照明監視装置15は、LAN14を介して照明コントローラ1のPHY回路33に接続される。
【0027】
マイクロコンピュータ34には、赤外線信号を送受信して設定器13と通信するための発光/受光素子39および設定データを保存する不揮発メモリ42が接続される。さらにマイクロコンピュータ34には、時計機能を搭載したRTC(Real Time Clock)41およびRAM(Random Access Memory)43が接続される。バックアップ電源で保持されるRAM43には機器の状態データが保存される。
【0028】
次にマイクロコンピュータ34の機能ブロックについて説明する。メイン処理部35は、システム機器16へ通信要求が発生すると、通信するデータを作成し、フィールドバス通信処理部36に通信を要求する。要求を受けたフィールドバス通信処理部36は、データを1ビット毎にフィールドバス通信回路32に出力する。フィールドバス通信回路32はデータを±42Vの信号に変調し、通信線2に出力する。逆にシステム機器16からの信号は、フィールドバス通信回路32においてマイクロコンピュータ34で処理できる5Vの信号に変換される。変換された信号は、さらにフィールドバス通信処理部36にてデータの構造に変換され、メイン処理部35で解析される。
【0029】
例えばマイクロコンピュータ34で解析されたデータが、人感センサ5の在/不在の状態に変化があることを示す場合、メイン処理部35は、通信するデータを作成し、設備LAN通信処理部37に通知する。データは、設備LAN通信処理部37においてUDP/IPのプロトコルに変換され、PHY回路33にてさらにLANの信号に変換され、照明監視装置15に通知される。逆に照明監視装置15から照明器具9の操作の指示を受信すると、LAN14に出力された信号は、PHY回路33においてマイクロコンピュータ34で処理できる5Vの信号に変換される。変換された信号は、さらに設備LAN通信処理部37においてデータの構造に変換され、メイン処理部35で解析される。
【0030】
メイン処理部35は、不揮発メモリ42には主に機器アドレス情報、グループ情報、パターン情報、ゾーン情報、スケジュール情報等の設定データを保存し、RAM43には主に運転状態を保存する。スケジュール管理部40は、不揮発メモリ42に設定されたスケジュール情報を読み出し、読みだした時間をRTC41にセットする。RTC41はセットされた時間になると、スケジュール管理部40にアラームを通知する。これによりスケジュールが実行される。
【0031】
設定器13により、照明コントローラ1のIPアドレスと通信先アドレスを設定できる。設定器13から送信された光信号であるIPアドレス情報は、発光/受光素子39にてマイクロコンピュータ34で処理できる5Vの信号に変換される。さらに信号は、赤外線通信部38でデータの構造に変換され、メイン処理部35で解析される。ここでは、IPアドレスと通信先アドレスは赤外線通信で設定されるが、DIPスイッチにより設定されても良い。
【0032】
図4は、実施の形態1に係る調光コントローラ6の構成を説明する図である。調光コントローラ6の電源回路50は、電源線30を介して商用電源に接続され、マイクロコンピュータ52および周辺回路に5VのDC電源を給電する。照明コントローラ1は、通信線2を介してフィールドバス通信回路51に接続される。調光コントローラ6は、調光信号線7を介して複数の照明器具9と接続される。
【0033】
調光コントローラ6のマイクロコンピュータ52には、机上面の輝度を測定する照度センサ57、人の在/不在を検知する人感センサ58、赤外線信号を送受信して設定器13と通信するための発光/受光素子59、データを保存する不揮発メモリ60が接続される。
【0034】
次に、マイクロコンピュータ52の機能ブロックについて説明する。フィールドバス通信回路51は、照明コントローラ1からの±42Vに変調された信号を受信すると、受信した信号をマイクロコンピュータ34で処理できる5Vの信号に変換する。次に変換された信号は、さらにデータの構造に変換され、メイン処理部53で解析される。
【0035】
照度センサ57は光信号をDC電圧に変換する。この電圧は、照度計測部54のA/D変換回路によって輝度値に置き換えられる。照度計測部54は、予め測定された輝度値と照度値の関係を不揮発メモリ60から読込み、計測された輝度値を照度値に変換する。机上面の反射率と色合いにより輝度値は変化する。このため、輝度値の計測前に反射率と色合い測定しておくと良い。輝度値と照度値の計測結果は、メイン処理部53にて不揮発メモリ60に保存される。
【0036】
人感センサ58は焦電方式の素子で構成され、人の動きによって発生する微分信号を出力する。人感センサ58の検知信号を受信した人検知処理部55は、検知信号がノイズによる信号か人の動きによる信号かを、パルス幅とパルスの回数から判別する。人検知処理部55は、検知信号が人の動きによる信号である場合は、「在」検知をメイン処理部53に通知する。「在」検知の信号は微分信号である。このためメイン処理部53は、予め設定された保持時間を不揮発メモリ60から読込み、「在」の状態を延長する機能を備えている。
【0037】
設定器13により、調光コントローラ6のアドレス、保持時間、輝度値と照度値の関係等の情報を設定できる。設定器13から送信された光信号である情報は、発光/受光素子59にてマイクロコンピュータ34で処理できる5Vの信号に変換される。変換された信号は、赤外線通信部56にてさらにデータの構造に変換され、メイン処理部53で解析され、不揮発メモリ60に保存される。
【0038】
調光コントローラ6は、他設備を容易に接続できる接点63を備えている。図示していないが接点63は例えば3つ設けられる。各接点を閉じることで、接点に対応したシーンに従って照明器具9を調光制御できる。各接点を開くと、シーンは解除されシーン実行前の状態になる。
【0039】
調光コントローラ6はRTCを搭載していない。このため、調光コントローラ6は、定期的に時刻情報を照明コントローラ1から入手し、受信した時刻情報を日時計測部62の時計機能でカウントする事で時計機能を実現している。フィールドバス通信回路51にて通信エラーが発生した場合、通信エラー内容と日時計測部62から得られる発生日時を不揮発メモリ60に保存する事で、故障解析用の情報として利用できる。これに限らず、照度センサ57または人感センサ58の故障情報等の様々な故障情報を、同様に不揮発メモリ60に保存することができる。
【0040】
図5は、実施の形態1に係る設定データを説明する図である。本実施の形態では、照明コントローラ1とシステム機器16は、それぞれ設定データを保持している。つまり、設定データは二重化され保持されている。設定データは例えば、Flash管理項目70、データ範囲71、同期情報72、照明コントローラ管理73、調光コントローラ管理74、画像センサ管理75を含む。なお、図5に示される丸印は、同期情報72、照明コントローラ管理73、調光コントローラ管理74、画像センサ管理75の各情報が、何れの項目を含むかを示している。以下では、照明コントローラ管理73、調光コントローラ管理74、画像センサ管理75の情報を単に「管理情報」と呼ぶことがある。
【0041】
図6は、実施の形態1に係る同期情報72を説明する図である。同期情報72のうち「更新日時」は、各管理情報が更新された更新日時を示す。「更新元」は、管理情報の更新元を示す。「ユーザーID」は、管理情報の更新を誰が行ったかを示す。「同期要求」は同期状態を示す。「自動同期入切」は、日替わり処理で同期処理を実施するか否かを示す。「同期優先」は、同期処理において、更新日時の新しい管理情報、照明コントローラ1の管理情報、システム機器16の管理情報の何れを優先するかを示す。「同期履歴」は、上記「更新日時」、「更新元」、「ユーザーID」、「同期要求」、「自動同期入切」、「同期優先」のデータを履歴情報として管理している。なお、図6に示される丸印は、照明コントローラ管理73、調光コントローラ管理74、画像センサ管理75について、同期情報72として管理される項目を示す。
【0042】
本実施の形態では、システム機器16と照明コントローラ1とが、それぞれ管理情報を保持する。照明コントローラ1は、照明監視装置15により自身の保持する管理情報が更新されると、システム機器16の保持する管理情報を自身の保持する管理情報に更新する。また、システム機器16は、設定器13により自身の保持する管理情報が更新されると、照明コントローラ1の保持する管理情報を自身の保持する管理情報に更新する。これにより、照明コントローラ1とシステム機器16が保持する管理情報に差異が生じた場合に、管理情報の同期を行うことができる。さらに本実施の形態では、照明コントローラ1とシステム機器16のそれぞれで管理情報が更新され得る場合にも、管理情報の同期を行うことができる。つまり照明監視装置15、設定器13といった複数個所から設定がある場合にも、管理情報の同期が可能となる。
【0043】
以下では同期処理について詳細に説明する。以下では照明コントローラ1と、システム機器16のうち主に調光コントローラ6との同期処理を例に説明を行うが、同期処理は照明コントローラ1と何れのシステム機器16との間で行われても良い。
【0044】
図7は、実施の形態1に係る照明コントローラ1と調光コントローラ6の同期処理における状態遷移を説明する図である。同期処理の状態は、「同期無」、「要求有」、「要求完了」の3つから構成される。これらの状態は、図6に示される「同期要求」情報として、照明コントローラ1と調光コントローラ6でそれぞれ保持される。
【0045】
まず調光コントローラ6の状態遷移について説明する。調光コントローラ6が、同期無の状態において、設定器13からリモコン設定(S201)を受けたとする。これにより、調光コントローラ6の管理情報が更新される。このとき調光コントローラ6は、照明コントローラ1に更新された管理情報を通知データとして送信して(S202)、照明コントローラ1の保持する管理情報を自身の保持する設定データに更新する。ここでは、照明コントローラ1への通知データの送信が失敗したとする(S203)。このとき、同期処理の状態は要求有に遷移し、同期の待機中となる。
【0046】
次に、予め定められた同期のタイミングにおいて、同期送信として再度、通知データの送信が行われ(S202)、送信が成功すると(S204)、同期処理の状態は要求完了に遷移し、同期処理が完了する。一方、送信が失敗すると(S203)、再び同期処理の状態は要求有に遷移し、調光コントローラ6は次の同期タイミングを待つ。
【0047】
要求完了の状態において、照明コントローラ1から同期通知として通知データを受信したとする(S205)。ここで、同期通知は、更新された管理情報を通知データとして送信して、同期を行うための通知である。調光コントローラ6は同期処理を実施し、同期処理の状態は同期無に遷移する。また、要求有の待機中の状態で同期通知を受信すると(S207)、調光コントローラ6は、受信した通知データの更新日時と、同期送信待ち中の自身が保持する管理情報の更新日時とを比較する。ここで、更新日時の情報は、例えば更新の年、月、日、時、分の情報を含む。調光コントローラ6は、受信した通知データの更新日時の方が古い場合は受信した通知データを破棄し、同期処理の状態を「要求有」のままとする(S209)。調光コントローラ6は、受信した通知データの更新日時の方が新しい場合は、受信した通知データで管理情報を更新し、同期処理の状態を「要求無」に遷移させる(S208)。
【0048】
照明コントローラ1の状態遷移については、調光コントローラ6の状態遷移と同様であるため説明を省略する。なお、照明コントローラ1の場合は、照明監視装置15から設定を受けることで、照明コントローラ1の管理情報が更新される(S206)。
【0049】
このように、システム機器16と照明コントローラ1の一方は、自身の保持する管理情報が更新されると、更新日時の情報を付加して、自身の保持する管理情報を通知データとしてシステム機器16と照明コントローラ1の他方に送信する。システム機器16と照明コントローラ1の他方は、通知データの更新日時が自身の保持する管理情報の更新日時よりも新しい場合に、通知データで自身の保持する管理情報を更新する。システム機器16と照明コントローラ1の他方は、通知データの更新日時が、自身の保持する管理情報の更新日時よりも古い場合に、通知データを破棄する。これにより、二重化して保持された管理情報を最新の状態に維持できる。
【0050】
また、システム機器16と照明コントローラ1の一方は、通知データの送信に失敗すると、自身が保持する同期要求の情報を要求無から要求有に遷移させる。システム機器16と照明コントローラ1の一方は、予め定められた同期のタイミングで、同期要求の情報が要求有の場合、自身の保持する管理情報を通知データとしてシステム機器16と照明コントローラ1の他方に送信する。これにより、システム機器16と照明コントローラ1の他方の保持する管理情報が更新される。従って、照明コントローラ1またはシステム機器16の故障または通信線2の不具合等により、管理情報に差異が生じても、確実に同期を行うことができる。
【0051】
図8は、実施の形態1に係る通信線2が伝送する信号の通信フォーマットを説明する図である。通信フォーマットは、スタートビット80、優先度81、応答判別82、アドレス種別83、アドレス84、アドレス種別85、アドレス86、データ長87、コマンド88、データ89、SUM90、ウエイト時間91、応答データ92で構成される。
【0052】
優先度81は、信号が衝突した際の優先順位を示す。応答判別82は、応答を要求するために用いられる。アドレス種別83は送信元の機種を表す。アドレス種別83は、例えば画像センサ3、照度センサ4、人感センサ5、調光コントローラ6、制御端末器8、リレー端末器10、壁スイッチ12の分類を示す。アドレス84は送信元のアドレスを示す。アドレス種別85は送信先の機種を示す。アドレス86は送信先のアドレスを示す。データ長87は、データ部の長さを示す。データ89は複数のデータから構成される。SUM90は、優先度81からデータ89までの和の2の補数を示す。ウエイト時間91は待ち時間を示す。応答データ92は、応答判別82で応答を要求した際に、応答するデータを示す。
【0053】
図9は、実施の形態1に係る通信コマンドを説明する図である。説明の都合上、図9には全てのコマンドは記載されていない。通信コマンドは、コマンドのコード93とコマンド88に対応するデータ89で構成される。コマンド88が状態モニタまたは設定モニタの場合、状態または設定値の要求先が照明コントローラ1とシステム機器16の場合について、別個にコマンドのコード93が設定される。コマンド88が同期通知の場合、データ89には、管理情報の更新日時の情報が含まれる。
【0054】
図10は、実施の形態1に係る正常時の通信手順を説明する図である。照明監視装置15は、定期的または起動時に時刻合わせのイベントが発生すると、年、月、日、時、分の情報を含む時刻合わせ設定を照明コントローラ1に送信する(S01)。次に、照明コントローラ1は、時刻合わせ設定を同報送信にてシステム機器16に送信し(S02)、システム機器16の時刻の同期を行う。
【0055】
次に、設定器13から調光コントローラ6の目標照度を設定する手順について説明する。設定器13から、700lx等の調光コントローラ6の目標照度値を含む目標照度設定が送信される(S03)。赤外線信号を受信した調光コントローラ6は、目標照度値と図6で説明した同期情報を不揮発メモリ60に保存する。この時、図7で説明した調光コントローラ6の状態は、要求有となる。次に、調光コントローラ6は管理情報が更新されたため、照明コントローラ1に対して通知データとして目標照度設定を送信し(S04)、照明コントローラ1が正常に受信すると調光コントローラ6の状態は要求完となる。照明コントローラ1は、目標照度値と同期情報を不揮発メモリ42に保存する。この時、照明コントローラ1の状態遷移は要求無となる。
【0056】
次に設定器13から画像センサ3が有する照度センサのエリアマスクの設定を行う手順について説明する。設定器13から画像センサ3が有する照度センサのエリアマスク設定が送信される(S05)。赤外線信号を受信した画像センサ3は、照度センサのエリアマスク値と同期情報を不揮発メモリに保存する。この時、画像センサ3の状態は要求有となる。次に画像センサ3は、管理情報が更新されたため、照明コントローラ1に対して、通知データとして照度センサのエリアマスク設定(S06)を送信する。照明コントローラ1が正常に受信すると、画像センサ3の状態遷移は要求完となる。照明コントローラ1は、照度センサのエリアマスク値と同期情報を不揮発メモリ42に保存する。この時、照明コントローラ1の状態は要求無となる。
【0057】
次に、照明監視装置15から画像センサ3と制御端末器8にグループ設定を行う手順について説明する。照明監視装置15から照明コントローラ1に、画像センサ3と制御端末器8が所属するグループ情報を含むグループ設定が送信される(S07)。グループ設定を受信した照明コントローラ1は、グループ情報と同期情報を不揮発メモリ42に保存する。この時、照明コントローラ1の状態は要求有となる。次に照明コントローラ1は、画像センサ3にグループ設定を送信し(S08)、制御端末器8にグループ設定を送信する(S09)。正常に送信されると、照明コントローラ1の状態遷移は要求完となる。画像センサ3と制御端末器8の受信後の処理の説明は省略する。
【0058】
図11は、実施の形態1に係る異常時の通信手順を説明する図である。設定器13から調光コントローラ6に目標照度設定が送信される(S20)。赤外線信号を受信した調光コントローラ6は、目標照度値と同期情報を不揮発メモリ60に保存する。この時、調光コントローラ6の状態は要求有となる。次に調光コントローラ6は、管理情報が更新されたため、照明コントローラ1に対して通知データとして目標照度設定を送信する(S21)。ここでは、通信線2の異常のために、照明コントローラ1に目標照度設定が到達できなかったとする。これにより、調光コントローラ6の不揮発メモリ60の管理情報と照明コントローラ1の不揮発メモリ42の管理情報は不一致の状態となる。また、調光コントローラ6では要求有の状態が維持される。
【0059】
照明コントローラ1は通信線2が復旧すると、システム機器16に対して同期確認(S22)を送信する。同期確認を受信したときの調光コントローラ6の状態は要求有であるため、調光コントローラ6は照明コントローラ1に対して目標照度の同期通知を送信する(S23)。照明コントローラ1が同期通知を正常に受信すると、調光コントローラ6の状態は要求完となる。また照明コントローラ1は、目標照度値と同期情報を不揮発メモリ42に保存する。このとき、照明コントローラ1の状態は要求無となる。さらに照明コントローラ1は、照明監視装置15宛に目標照度の同期通知を送信し(S24)、照明監視装置15は、目標照度を不揮発メモリに保存する。
【0060】
このように本実施の形態では、情報の伝送が正常に行われない等により、照明コントローラ1とシステム機器16の管理情報に差異が生じた場合にも、確実に管理情報の同期を行うことができる。
【0061】
図12は、実施の形態1に係る定期同期と同期操作による同期の通信手順を説明する図である。まず、定期同期について説明する。照明コントローラ1は、予め定められた時刻に、システム機器16の保持する管理情報を自身の保持する管理情報に更新する。定期同期は、例えば同期情報の自動同期入切の設定が「入」の場合に実施される日替わり処理時同期処理である。
【0062】
照明コントローラ1は、00時00分になると日替わり処理の時刻合わせ設定をシステム機器16に同報送信する(S40)。次に、マスタースケジュールを実行スケジュールに更新するスケジュール更新を実施する(S41)。次に照明コントローラ1は、不揮発メモリ42で管理しているシステム機器16の管理情報の同期処理を実施する。初めに登録されている全ての調光コントローラ6に対して調光コントローラ6に対応する管理情報を同期通知として送信する(S42)。
【0063】
次に照明コントローラ1は、登録されている全ての画像センサ3に対して画像センサ3に対応する管理情報を同期通知(S43)として送信する。最後に照明コントローラ1は、登録されている全ての制御端末器8に対して、制御端末器8に対応する管理情報を同期通知として送信する(S44)。正常に同期通知を受信したシステム機器16は、自身の不揮発メモリを更新し、状態を要求無に更新する。
【0064】
次に、同期操作による同期について説明する。照明監視装置15の操作画面を操作することで、調光コントローラ6を指定して同期操作を実施することができる(S45)。これにより、照明監視装置15から照明コントローラ1宛に調光コントローラ6に対する同期指示が送信される(S46)。次に照明コントローラ1は、調光コントローラ6に対して同期通知を送信する(S47)。調光コントローラ6は、同期通知として受信した通知データと、不揮発メモリ60の設定データとを比較して、通知データの方が新しい場合は、管理情報を通知データで更新する。
【0065】
照明監視装置15の操作画面から制御端末器8を指定して同期操作を実施すると(S48)、照明コントローラ1宛に制御端末器8に対する同期指示が送信される(S49)。次に照明コントローラ1は、制御端末器8に対して同期通知を送信する(S50)。制御端末器8は通知データと不揮発メモリの設定データと比較して、通知データの方が古い場合は、管理情報の更新を保留する。制御端末器8は、照明コントローラ1に対してデータの不一致を通知する(S51)。照明コントローラ1は、照明監視装置15にデータの不一致を通知する(S52)。照明監視装置15の操作画面には、データが不一致であることを示す不一致表示が表示される(S53)。
【0066】
図13は、実施の形態1に係るシステム機器16の交換時の通信手順を説明する図である。ここでは、調光コントローラ6の機器交換の手順について説明するが、他のシステム機器16の機器交換の手順も同様である。調光コントローラ6を交換(S60)後に、ユーザーは設定器13より調光コントローラ6のアドレス設定を送信する(S61)。アドレス設定を受信した調光コントローラ6は、自身の不揮発メモリ60を初期化し、アドレスを更新する。さらに調光コントローラ6は、照明コントローラ1に対して時刻要求を送信する(S63)。照明コントローラ1は、システム機器16に対して時刻合わせ設定を同報送信する(S64)。
【0067】
時刻同期を処理した調光コントローラ6は、不揮発メモリ60の内容を更新する為に、照明コントローラ1に対して同期要求を送信する(S65)。同期要求に応じて照明コントローラ1は、調光コントローラ6に対して同期通知を送信し(S66)、調光コントローラ6は不揮発メモリ60に通知データを保存して同期処理が終了する。
【0068】
このように、システム機器16のアドレスが変更されると、または、システム機器16が交換されると、システム機器16は照明コントローラ1に同期要求を送信する。照明コントローラ1は同期要求に応じて、システム機器16の保持する管理情報を自身の保持する管理情報に更新する。
【0069】
図14は、実施の形態1に係る照明コントローラ1が照明監視装置15から信号を受信した場合の処理を説明するフローチャートである。照明コントローラ1は、照明監視装置15からの受信の有無をチェックする(S70)。受信が無い場合は、照明コントローラ1は受信処理を終了する。受信がある場合、照明コントローラはコマンドを解析し(S71)、コマンドが設定の場合、不揮発メモリ42に受信した情報を管理情報73として保存する(S72)。次に照明コントローラ1は、システム機器16に受信した情報を送信する(S73)。ACK(Acknowledgement)応答がない場合は例えば2回まで再送を行う。次に照明コントローラ1は、送信の成功/失敗を判別し(S74)し、成功の場合は状態を要求完とする(S75)。失敗の場合の状態は、後に同期処理が動作する様に要求有となる(S76)。
【0070】
コマンド解析(S71)でコマンドがモニタであった場合、照明コントローラ1は、コマンドが照明コントローラ1宛かシステム機器16宛か判別する(S77)。コマンドが照明コントローラ1宛の場合、照明コントローラ1は、自身が保持しているデータを照明監視装置15宛に上位応答する(S79)。コマンドがシステム機器16宛の場合、照明コントローラ1は、システム機器16に対してモニタ要求を送信する(S78)。
【0071】
コマンド解析(S71)でコマンドが操作であった場合、照明コントローラ1は、対象のシステム機器16に対して操作コマンドを送信する(S80)。
【0072】
図15は、実施の形態1に係る照明コントローラ1がシステム機器16から信号を受信した場合の処理を説明するフローチャートである。照明コントローラ1は、システム機器16からの受信の有無をチェックする(S90)。受信が無い場合、照明コントローラ1は受信処理を終了する。受信がある場合、照明コントローラ1はコマンドを解析する(S91)。コマンドがモニタ応答の場合、照明コントローラ1は受信した情報を管理情報73として不揮発メモリ42に保存する(S92)。次に照明コントローラ1は、受信した情報の変化の有無をチェックし(S93)、変化がある場合は変化内容を照明監視装置15宛に上位応答し(S94)、変化が無い場合は受信処理を終了する。
【0073】
コマンド解析(S91)でコマンドが同期通知であった場合、照明コントローラ1は、受信した通知データの更新日時と、不揮発メモリ42に保存している更新日時を比較する(S95)。照明コントローラ1は、受信した通知データの方が新しい場合は、自身の管理情報73を受信した管理情報で更新する(S96)。次に、照明コントローラ1は状態を要求無とする(S97)。
【0074】
コマンド解析(S91)でコマンドが操作であった場合、照明コントローラ1は対象のシステム機器16に対して操作コマンドを送信する(S98)。
【0075】
コマンド解析(S91)でコマンドが設定であった場合、照明コントローラ1は不揮発メモリ42に受信した情報を管理情報73として保存する(S99)。次に照明コントローラ1は、受信した情報の変化の有無をチェックし(S100)、変化がある場合は変化内容を照明監視装置15宛に上位応答し(S101)、変化が無い場合は受信処理を終了する。
【0076】
図16は、実施の形態1に係る照明コントローラ1の同期処理のフローチャートである。照明コントローラ1の同期処理は、例えば起動時、定期時刻、日替わり処理時等に実行される。また複数の通信イベントが重なった場合のコマンド処理の優先度は、操作>設定>モニタ>同期通知である。これにより、トラフィックが高い場合でもユーザーのストレスを抑制できる。
【0077】
同期処理では始めに、日替処理要求があるかが判断される(S110)。日替処理要求が無い場合、照明コントローラ1は管理情報73の同期要求の有無をチェックする(S111)。要求有の場合、照明コントローラ1は該当するシステム機器16宛に同期通知を送信する(S102)。次に照明コントローラ1は、全データの送信が完了したか判別し(S113)、送信が完了すると、照明コントローラ1の状態を要求完とする(S114)。
【0078】
日替処理要求の判断(S110)で日替処理要求がある場合、同期情報の自動同期入切の設定の有無をチェックする(S115)。設定ありの場合、照明コントローラ1は、該当するシステム機器16宛に同期通知を送信する(S116)。次に照明コントローラ1は、全データの送信が完了したか判別し(S117)、送信が完了すると照明コントローラ1の状態を要求完とする(S118)。
【0079】
図17は、実施の形態1に係る調光コントローラ6が赤外線信号を受信した場合の処理を説明するフローチャートである。調光コントローラ6は、設定器13からの赤外線信号の受信の有無を確認する(S130)。受信が無い場合、調光コントローラ6は受信処理を終了する。受信がある場合、調光コントローラ6はコマンドを解析する(S131)。コマンドが設定の場合、調光コントローラ6は不揮発メモリ60に受信した情報を管理情報73として保存する(S132)。
【0080】
次に調光コントローラ6は、受信した情報の変化の有無をチェックし(S133)、変化がある場合は変化内容を照明コントローラ1宛に送信し(S134)、変化が無い場合は受信処理を終了する。次に調光コントローラ6は、送信の成功/失敗を判断し(S135)し、成功の場合は受信処理を終了し、失敗の場合は調光コントローラ6の状態を、後に同期処理が動作する様に要求有とする(S136)。
【0081】
コマンド解析(S131)でコマンドが操作であった場合、調光コントローラ6は出力を更新し(S137)、調光信号線7で接続された複数の照明器具9を調光またはON/OFF制御する。
【0082】
コマンド解析(S131)でコマンドがモニタであった場合、調光コントローラ6は応答データを作成し(S138)、設定器13に対してモニタ応答の赤外線信号を送信する(S139)。赤外線信号を受信した設定器13は、表示部に受信した値を表示する。
【0083】
図18は、実施の形態1に係る調光コントローラ6が照明コントローラ1から信号を受信した場合の処理を説明するフローチャートである。調光コントローラ6は、照明コントローラ1からの信号の受信の有無をチェックする(S150)。受信が無い場合、調光コントローラ6は受信処理を終了する。受信がある場合、調光コントローラ6はコマンドを解析する(S151)。コマンドがモニタ応答の場合、調光コントローラ6は出力状態を読込んで(S152)、応答データを作成し、照明コントローラ1宛に応答データを送信する(S153)。
【0084】
コマンド解析(S151)が同期通知の場合、調光コントローラ6は、受信した通知データの更新日時と不揮発メモリ60に保存している管理情報の更新日時を比較する(S154)。受信した通知データの方が新しい場合、調光コントローラ6は自身の管理情報73を受信した管理情報で更新する(S155)。次に、調光コントローラ6は状態を要求無とする(S156)。
【0085】
コマンド解析(S151)でコマンドが操作であった場合、調光コントローラ6は出力を更新し(S157)、調光信号線7で接続された複数の照明器具9を調光またはON/OFF制御する。次に出力状態を読込んで(S158)、応答データを作成し、照明コントローラ1宛に応答データを送信する(S159)。
【0086】
コマンド解析(S151)でコマンドが設定であった場合、調光コントローラ6は不揮発メモリ60に受信した情報を管理情報73として保存する(S160)。次に調光コントローラ6は、受信した情報の変化の有無をチェックし(S161)、変化がある場合は変化内容を照明コントローラ1宛に送信し(S162)、変化が無い場合は受信処理を終了する。
【0087】
図19は、実施の形態1に係る調光コントローラ6の同期処理のフローチャートである。調光コントローラ6の同期処理は、例えばアドレス変更時、設定器13による操作、設定時等に実行される。また複数の通信イベントが重なった場合のコマンド処理の優先度は、操作>設定>モニタ>同期通知となる。これにより、トラフィックが高い場合でもユーザーのストレスを抑制できる。
【0088】
調光コントローラ6は、まず管理情報73の同期要求の有無をチェックする(S170)。要求有の場合、調光コントローラ6は照明コントローラ1宛に同期通知を送信する(S171)。次に調光コントローラ6は、全データの送信が完了したか判別し(S172)、送信が完了すると調光コントローラ6の状態を要求完とする(S173)。
【0089】
以上の説明ではシステム機器16のうち主に調光コントローラ6の例を用いて説明したが、例えばセンサ機器である画像センサ3、照度センサ4、人感センサ5も設定器13にて設定、モニタが可能であり、調光コントローラ6と同じく同期処理を実行できる。
【0090】
図6で説明したユーザーIDに対して、操作・設定・モニタ出来る範囲が登録されても良い。これにより、誤操作および不正アクセスを管理できる。
【0091】
また図6で示される同期優先について、システム機器16と照明コントローラ1の各々は、動作モードとして、例えばシステム機器優先、照明コントローラ優先、最新日時優先の3つのモードを有する。システム機器優先は、システム機器16の管理情報を照明コントローラ1の管理情報よりも優先するモードである。照明コントローラ優先は、照明コントローラ1の管理情報をシステム機器16の管理情報よりも優先するモードである。最新日時優先は、システム機器16の管理情報と照明コントローラ1の管理情報のうち更新日時の新しい方を優先するモードである。システム機器16と照明コントローラ1の各々は、同期通知の通知データを受信すると、上記動作モードに従って、自身が保持する管理情報を更新するか否かを決定する。
【0092】
本実施の形態では、照明コントローラ1は照明監視装置15により管理情報を設定され、システム機器16は設定器13により管理情報を設定されるものとしたが、管理情報の設定元は限定されない。また、マイクロコンピュータ34、52の機能は、プロセッサ等の任意の制御回路で実現しても良い。
【0093】
なお、本実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いても良い。
【0094】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
管理情報を保持するシステム機器と、
前記システム機器を制御し、前記管理情報を保持する照明コントローラと、
を備え、
前記システム機器は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記照明コントローラの保持する前記管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、
前記照明コントローラは、自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する前記管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする照明制御システム。
(付記2)
前記照明コントローラは、前記照明コントローラを介して前記システム機器を制御する照明監視装置により自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する前記管理情報を自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする付記1に記載の照明制御システム。
(付記3)
前記システム機器は、外部の設定器により自身の保持する前記管理情報が更新されると、前記照明コントローラの保持する前記管理情報を自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする付記1または2に記載の照明制御システム。
(付記4)
前記システム機器と前記照明コントローラの一方は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、更新日時の情報を付加して自身の保持する前記管理情報を通知データとして前記システム機器と前記照明コントローラの他方に送信し、
前記システム機器と前記照明コントローラの前記他方は、前記通知データの前記更新日時が自身の保持する前記管理情報の更新日時よりも新しい場合に、前記通知データで自身の保持する前記管理情報を更新し、
前記システム機器と前記照明コントローラの前記他方は、前記通知データの前記更新日時が、自身の保持する前記管理情報の更新日時よりも古い場合に前記通知データを破棄することを特徴とする付記1から3の何れか1項に記載の照明制御システム。
(付記5)
前記システム機器と前記照明コントローラは、それぞれ同期要求情報を保持し、
前記システム機器と前記照明コントローラの一方は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、自身の保持する前記管理情報を通知データとして前記システム機器と前記照明コントローラの他方に送信し、前記通知データの送信に失敗すると、自身が保持する前記同期要求情報を要求無から要求有に遷移させ、
前記システム機器と前記照明コントローラの一方は、予め定められた同期のタイミングで、前記同期要求情報が前記要求有の場合、自身の保持する前記管理情報を前記通知データとして前記システム機器と前記照明コントローラの他方に送信して、前記システム機器と前記照明コントローラの前記他方の保持する前記管理情報を更新することを特徴とする付記1から4の何れか1項に記載の照明制御システム。
(付記6)
前記システム機器と前記照明コントローラの各々は動作モードとして、前記システム機器の管理情報を前記照明コントローラの管理情報よりも優先するモードと、前記照明コントローラの管理情報を前記システム機器の管理情報よりも優先するモードと、前記システム機器の管理情報と前記照明コントローラの管理情報のうち更新日時の新しい方を優先するモードと、を有し、
前記システム機器と前記照明コントローラの一方は、自身の保持する前記管理情報が更新されると、自身の保持する前記管理情報を通知データとして前記システム機器と前記照明コントローラの他方に送信し、
前記システム機器と前記照明コントローラの他方は、前記通知データを受信すると、前記動作モードに従って自身が保持する前記管理情報を更新するか否かを決定することを特徴とする付記1から5の何れか1項に記載の照明制御システム。
(付記7)
前記照明コントローラは、予め定められた時刻に、前記システム機器の保持する前記管理情報を自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする付記1から6の何れか1項に記載の照明制御システム。
(付記8)
前記システム機器のアドレスが変更されると、または、前記システム機器が交換されると、前記システム機器は、前記照明コントローラに同期要求を送信し、
前記照明コントローラは、前記同期要求に応じて、前記システム機器の保持する前記管理情報を自身の保持する前記管理情報に更新することを特徴とする付記1から7の何れか1項に記載の照明制御システム。
(付記9)
自身の保持する管理情報が更新されると、自身を制御する照明コントローラの保持する管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、
前記照明コントローラの保持する前記管理情報を通知データとして受信すると、前記通知データで自身の保持する前記管理情報を更新することを特徴とするシステム機器。
(付記10)
システム機器を制御し、自身の保持する管理情報が更新されると、前記システム機器の保持する管理情報を、自身の保持する前記管理情報に更新し、
前記システム機器の保持する前記管理情報を通知データとして受信すると、前記通知データで自身の保持する前記管理情報を更新することを特徴とする照明コントローラ。
【符号の説明】
【0095】
1、2 通信線、3 画像センサ、4 照度センサ、5 人感センサ、6 調光コントローラ、7 調光信号線、8 制御端末器、9 照明器具、10 リレー端末器、11 リモコンリレー、12 壁スイッチ、13 設定器、15 照明監視装置、16 システム機器、20 空調システム、22 ビル設備、23 クラウド、24 照明サーバー、25 群管理サーバー、26 管理PC、30 電源線、31 電源回路、32 フィールドバス通信回路、33 PHY回路、34 マイクロコンピュータ、35 メイン処理部、36 フィールドバス通信処理部、37 設備LAN通信処理部、38 赤外線通信部、39 受光素子、40 スケジュール管理部、42 不揮発メモリ、50 電源回路、51 フィールドバス通信回路、52 マイクロコンピュータ、53 メイン処理部、54 照度計測部、55 人検知処理部、56 赤外線通信部、57 照度センサ、58 人感センサ、59 受光素子、60 不揮発メモリ、62 日時計測部、63 接点、70 Flash管理項目、71 データ範囲、72 同期情報、73 照明コントローラ管理、74 調光コントローラ管理、75 画像センサ管理、80 スタートビット、81 優先度、82 応答判別、83 アドレス種別、84 アドレス、85 アドレス種別、86 アドレス、87 データ長、88 コマンド、89 データ、91 ウエイト時間、92 応答データ、93 コード、100 照明制御システム、100a 照明制御システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19