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▶ エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024109038
(43)【公開日】2024-08-13
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/20 20060101AFI20240805BHJP
   G09G 3/36 20060101ALI20240805BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20240805BHJP
   G02F 1/1368 20060101ALI20240805BHJP
   G02F 1/1345 20060101ALI20240805BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20240805BHJP
【FI】
G09G3/20 623R
G09G3/36
G09G3/20 611C
G09G3/20 622G
G09G3/20 612K
G09F9/30 338
G02F1/1368
G02F1/1345
G02F1/133 550
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023206027
(22)【出願日】2023-12-06
(31)【優先権主張番号】10-2023-0012738
(32)【優先日】2023-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム, ドンファン
【テーマコード(参考)】
2H092
2H192
2H193
5C006
5C080
5C094
【Fターム(参考)】
2H092GA37
2H092GA38
2H092GA59
2H092NA11
2H092NA25
2H192AA24
2H192FA32
2H192FA39
2H192FB03
2H192JA06
2H192JA13
2H192JA33
2H193ZA04
2H193ZC23
2H193ZF43
2H193ZF44
2H193ZF51
2H193ZJ11
2H193ZQ06
2H193ZQ11
2H193ZQ16
5C006AC25
5C006BA19
5C006BB16
5C006BC03
5C006BC11
5C006BC16
5C006BF03
5C006BF24
5C006BF31
5C006BF46
5C006EA01
5C006EC02
5C006FA32
5C080AA05
5C080AA07
5C080AA10
5C080BB05
5C080CC03
5C080DD12
5C080FF11
5C080JJ02
5C080JJ03
5C080JJ04
5C080JJ05
5C080JJ06
5C094AA21
5C094BA03
5C094BA27
5C094BA43
5C094CA19
5C094DB01
5C094EA10
5C094JA08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電磁波干渉(EMI)の水準を改善できる表示装置を提供する。
【解決手段】複数の画素が配置される表示領域及び前記表示領域を除く非表示領域を含む表示パネル、表示パネルの非表示領域に配置され、前記複数の画素にゲート信号を提供するゲート駆動部、複数の画素にデータ電圧を提供し、クロック配線を通して前記ゲート駆動部にクロック信号を提供するデータ駆動部、及び表示パネルの非表示領域に配置され、前記クロック信号と位相が反転するクロック疑似信号が印加されるクロックノイズ補償配線を含み、クロック信号による電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画素が配置される表示領域及び前記表示領域を除く非表示領域を含む表示パネル;
前記表示パネルの非表示領域に配置され、前記複数の画素にゲート信号を提供するゲート駆動部;
前記複数の画素にデータ電圧を提供し、クロック配線を通して前記ゲート駆動部にクロック信号を提供するデータ駆動部;及び
前記表示パネルの非表示領域に配置され、前記クロック信号と位相が反転するクロック疑似信号が印加されるクロックノイズ補償配線を含む、表示装置。
【請求項2】
前記データ駆動部は、第1方向に配置される複数のソース駆動集積回路を含み、
前記クロック配線は、前記第1方向の両側に配置され、第2方向に延びる第1クロック配線及び第2クロック配線を含み、
前記第1クロック配線及び前記第2クロック配線のそれぞれは、前記複数のソース駆動集積回路のうち最外側に配置されたソース駆動集積回路に連結される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記クロック配線は、
前記第2方向に延びて、前記第1クロック配線と前記第2クロック配線を連結する第3クロック配線をさらに含む、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記クロックノイズ補償配線は、
前記第1クロック配線及び前記第2クロック配線の外側に配置される第1クロックノイズ補償配線及び第2クロックノイズ補償配線を含む、請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1クロックノイズ補償配線及び前記第2クロックノイズ補償配線のそれぞれは、前記複数のソース駆動集積回路のうち前記クロック配線に連結されたソース駆動集積回路の間に配置されたソース駆動集積回路に連結される、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記クロックノイズ補償配線は、屈曲した形状を有する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
少なくとも一つのクロックノイズ補償スイッチは、前記クロックノイズ補償配線と前記複数のソース駆動集積回路のそれぞれとの間に配置される、請求項4に記載の表示装置。
【請求項8】
前記クロックノイズ補償配線は、
前記第1方向に延びて、前記第1クロックノイズ補償配線と前記第2クロックノイズ補償配線を連結する第3クロックノイズ補償配線をさらに含む、請求項4に記載の表示装置。
【請求項9】
前記クロックノイズ補償配線の幅は、前記クロック配線の幅より広い、請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記第1クロックノイズ補償配線は、複数個で構成され、
前記第2クロックノイズ補償配線は、複数個で構成される、請求項4に記載の表示装置。
【請求項11】
複数個の第1クロックノイズ補償配線のそれぞれは、互いに異なるソース駆動集積回路に連結され、
複数個の第2クロックノイズ補償配線のそれぞれは、互いに異なるソース駆動集積回路に連結される、請求項10に記載の表示装置。
【請求項12】
複数個の第1クロックノイズ補償配線は、いずれもいずれか一つのソース駆動集積回路に連結され、
複数個の第2クロックノイズ補償配線は、いずれも他の一つのソース駆動集積回路に連結される、請求項10に記載の表示装置。
【請求項13】
前記複数のソース駆動集積回路に連結され、マルチプレクサ制御配線を通して印加されるマルチプレクサ制御信号により制御されて、前記複数の画素にデータ電圧を提供するマルチプレクサ、及び
前記表示パネルの非表示領域に配置され、前記複数のソース駆動集積回路から前記マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加されるマルチプレクサノイズ補償配線をさらに含む、請求項2に記載の表示装置。
【請求項14】
少なくとも一つのマルチプレクサノイズ補償スイッチは、前記マルチプレクサノイズ補償配線と前記複数のソース駆動集積回路のそれぞれとの間に配置される、請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
前記マルチプレクサノイズ補償配線は、複数のマルチプレクサノイズ補償配線を含み、
前記複数のマルチプレクサノイズ補償配線のそれぞれは、前記少なくとも一つのマルチプレクサノイズ補償スイッチを通して前記複数のソース駆動集積回路のうち少なくとも一つに連結される、請求項14に記載の表示装置。
【請求項16】
前記クロックノイズ補償配線の長さが、前記クロック配線の長さと同じである、請求項1に記載の表示装置。
【請求項17】
前記クロック信号の放射量が、前記クロック疑似信号の放射量と同等である、請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
情報化時代に入るにつれ、ディスプレイ(display)分野が急速に発展してきており、これに応えて薄型化、軽量化、低消費電力化の優れた性能を有する種々の多様な表示装置(Display Device)が開発されている。このような表示装置の例としては、液晶表示装置(Liquid Crystal Display device;LCD)、有機発光表示装置(Organic Light Emitting Display Device;OLED)等が挙げられる。
【0003】
表示装置は、映像を表示するための画素が配置される表示パネル、及び表示パネルに配置されるデータ配線にデータ電圧を供給するデータ駆動部、表示パネルに配置されるゲート配線にゲート信号を順次に供給するゲート駆動部、及びデータ駆動部とゲート駆動部を制御するタイミング制御部等のような駆動回路を含むことができる。
【0004】
表示装置のような電子機器では、駆動回路を駆動するための各種の信号により電磁波干渉(Electro Magnetic Interference;EMI)が発生し得る。
【0005】
そして、上述した電磁波干渉等により表示装置の性能が問題になり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書において解決しようとする課題は、電磁波干渉(EMI)の水準を改善できる表示装置を提供することである。
【0007】
本明細書の課題は、以上において言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述したような課題を解決するために、本明細書の一実施例に係る表示装置は、複数の画素が配置される表示領域及び前記表示領域を除く非表示領域を含む表示パネル、表示パネルの非表示領域に配置され、前記複数の画素にゲート信号を提供するゲート駆動部、複数の画素にデータ電圧を提供し、クロック配線を通して前記ゲート駆動部にクロック信号を提供するデータ駆動部、及び表示パネルの非表示領域に配置され、前記クロック信号と位相が反転するクロック疑似信号が印加されるクロックノイズ補償配線を含み、クロック信号による電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0009】
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0010】
本明細書の実施例に係る表示装置は、クロック疑似信号によりクロック信号の電磁波が完全に相殺され得、クロック信号による電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0011】
本明細書の実施例に係る表示装置は、マルチプレクサ疑似信号によりマルチプレクサ制御信号の電磁波が完全に相殺され得、マルチプレクサ制御信号による電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0012】
本明細書に係る効果は、以上において例示された内容により制限されず、さらに多様な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本明細書の実施例に係る表示装置を示すブロック図である。
図2a図1の表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
図2b図1の表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
図3】クロックノイズ補償配線の長さによるクロック疑似信号の放射量を説明するためのグラフである。
図4】表示装置で発生する電磁波干渉の相殺干渉を説明するためのグラフである。
図5】表示装置で発生する電磁波干渉の相殺干渉を説明するためのグラフである。
図6a】本明細書の他の実施例に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
図6b】本明細書の他の実施例に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
図7】本明細書のまた他の実施例(第3実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
図8】クロックノイズ補償配線の幅によるクロック疑似信号の放射量を説明するためのグラフである。
図9a】本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
図9b】本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
図10】クロックノイズ補償配線の個数によるクロック疑似信号の放射量を説明するためのグラフである。
図11】本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置で発生する電磁波干渉の相殺干渉を説明するためのグラフである。
図12】本明細書のまた他の実施例(第5実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線、クロックノイズ補償配線及びクロックノイズ補償スイッチを示す図である。
図13】クロックノイズ補償配線に連結されるソース駆動集積回路の個数によるクロック疑似信号の放射量を説明するためのグラフである。
図14】本明細書のまた他の実施例(第6実施例)に係る非表示領域に配置されるマルチプレクサ及びマルチプレクサノイズ補償配線を示す図である。
図15】本明細書のまた他の実施例(第7実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるマルチプレクサ制御配線、マルチプレクサノイズ補償配線及びマルチプレクサノイズ補償スイッチを示す図である。
図16】本明細書のまた他の実施例(第8実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるマルチプレクサ制御配線、マルチプレクサノイズ補償配線及びマルチプレクサノイズ補償スイッチを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本明細書の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると、明確になるだろう。しかし、本明細書は、以下において開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形状に具現され、単に、本実施例は、本明細書の開示が完全なものとなるようにし、本明細書の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本明細書は、請求項の範疇により定義されるだけである。
【0015】
本明細書の実施例を説明するための図面に開示された形状、面積、比率、角度、個数等は、例示的なものであるので、本明細書が図示された事項に制限されるものではない。明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。また、本明細書を説明するにあたって、関連した公知技術についての具体的な説明が本明細書の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。本明細書上において言及された「含む」、「有する」、「なされる」等が使用される場合、「~だけ」が使用されない以上、他の部分が加えられ得る。構成要素を単数で表現した場合、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
【0016】
構成要素を解釈するにあたって、別途の明示的な記載がなくても誤差範囲を含むものと解釈する。
【0017】
位置関係についての説明である場合、例えば、「~上に」、「~上部に」、「~下部に」、「~隣に」等と二部分の位置関係が説明される場合、「すぐ」または「直接」が使用されない以上、二部分の間に一つ以上の他の部分が位置してもよい。
【0018】
素子または層が他の素子または層の「上(on)」と称されるものは、他の素子のすぐ上または中間に他の層または他の素子を介在した場合をいずれも含む。
【0019】
そして、「接続」または「連結」と説明される場合、「すぐ」または「直接」が使用されない以上、二つの構成要素の間に位置した一つ以上の他の構成要素を通して「接続」または「連結」されることを含むことができる。
【0020】
また、第1、第2等が多様な構成要素を述べるために使用されるが、これらの構成要素は、これらの用語により制限されない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。従って、以下において言及される第1構成要素は、本明細書の技術的思想内で第2構成要素であってもよい。
【0021】
明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。
【0022】
図面で示された各構成の面積及び厚さは、説明の便宜のために示されたものであり、本明細書は、示された構成の面積及び厚さに必ずしも限定されるものではない。
【0023】
本明細書の様々な実施例のそれぞれの特徴は、部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能であり、技術的に多様な連動及び駆動が可能であり、各実施例が互いに対して独立して実施可能であってもよく、関連関係で共に実施してもよい。
【0024】
以下においては、添付の図面を参照して、本明細書の多様な実施例を詳細に説明する。
【0025】
図1は、本明細書の実施例に係る表示装置を示すブロック図である。
【0026】
図1を参照すると、本明細書の実施例に係る表示装置1000は、表示パネル100、ゲート駆動部200、データ駆動部300及びタイミング制御部400を含むことができる。
【0027】
表示パネル100は、映像が表示される表示領域DA(例えば、アクティブ領域)と、非表示領域NA(例えば、非アクティブ領域)とを含むことができる。 非表示領域NAは、表示領域DAに隣接して位置することができ、表示領域DAと重ならない。一例では、非表示領域NAは、表示領域DAを全体的または部分的に取り囲むことができる。
【0028】
表示パネル100の表示領域DA上には、映像を表示するための画素PXが配置され得る。また、表示パネル100の表示領域DA上には、複数のゲート配線GL及び複数のデータ配線DLが配置され得る。ゲート配線GLは、一方向(例えば、第1方向DR1(図2a参照))に配置され得、データ配線DLは、前記一方向と異なる方向(例えば、第2方向DR2(図2a参照))に配置され得る。
【0029】
画素PXそれぞれは、ゲート配線GLのうち対応するゲート配線及びデータ配線DLのうち対応するデータ配線と連結され得る。これによって、ゲート配線とデータ配線を通してそれぞれの画素PXにゲート信号とデータ電圧が印加され得る。そして、画素PXそれぞれは、印加されたゲート信号とデータ電圧により階調を具現でき、最終的に、画素PXそれぞれが表示する階調によって表示パネル100の表示領域DA上に映像が表示され得る。
【0030】
表示パネル100の非表示領域NA上には、表示領域DAに配置される画素PXの動作を制御するための信号が伝達される各種の信号配線、電源配線、及びゲート駆動部200が配置され得る。
【0031】
即ち、ゲート駆動部200は、表示パネル100の内部に配置されるゲートインパネル(Gate In Panel;GIP)形態に配置され得る。
【0032】
具体的に、表示パネル100の非表示領域NAには、ゲート駆動部200に連結され、ゲート駆動部200にクロック信号を提供するクロック配線CLが配置され得る。そして、表示パネル100の非表示領域NA上には、ゲート駆動部200の外側に配置され、クロック信号と位相が反転するクロック疑似信号(Clock Pseudo Signal)が印加されるクロックノイズ補償配線(Clock Pseudo Line)CPLが配置され得る。上述したクロック疑似信号は、反転クロック信号と称され得る。
【0033】
タイミング制御部400(または、タイミング制御回路)は、外部(例えば、ホストシステム)から入力映像信号DATA1及び入力制御信号CSを受信できる。
【0034】
タイミング制御部400は、入力映像信号DATA1に基づいて画素PXの動作条件に対応する映像データDATA2を生成してデータ駆動部300に提供できる。
【0035】
タイミング制御部400は、入力制御信号CSに基づいてゲート駆動部200とデータ駆動部300を制御するための制御信号を生成できる。例えば、入力制御信号CSは、クロック信号、水平同期信号、垂直同期信号、及びデータイネーブル信号等のタイミング信号を含むことができる。ここで、水平同期信号は、画面の一水平線を表示するのにかかる時間を示す信号であり、垂直同期信号は、一フレームの画面を表示するのにかかる時間を示す信号であり、データイネーブル信号は、画素PXにデータ電圧を供給する期間を示す信号に該当し得る。
【0036】
タイミング制御部400は、入力制御信号CSに含まれるタイミング信号を利用してゲート駆動部200の動作タイミングを制御するためのゲート制御信号GCSを生成してゲート駆動部200に提供できる。
【0037】
また、タイミング制御部400は、入力制御信号CSに含まれるタイミング信号を利用してデータ駆動部300の動作タイミングを制御するためのデータ制御信号DCSを生成してデータ駆動部300に提供できる。
【0038】
データ駆動部300(または、データ駆動回路)は、タイミング制御部400からデータ制御信号DCSを受信し、データ制御信号DCSに応答して映像データDATA2をアナログデータ電圧(例えば、データ電圧)に変換できる。データ駆動部300は、データ電圧をデータ配線DLに出力して、画素PXに供給できる。
【0039】
そして、データ駆動部300は、タイミング制御部400からクロック信号を受信して、クロック配線CLを通してゲート駆動部200にクロック信号を提供する。
【0040】
ゲート駆動部200(または、ゲート駆動回路、スキャン駆動部、スキャン駆動回路)は、タイミング制御部400からゲート制御信号GCSを受信し、データ駆動部300からクロック信号を受信して、ゲート制御信号GCS及びクロック信号に応答してゲート配線GLにゲート信号を順次に提供できる。このために、ゲート駆動部200それぞれは、シフトレジスタ、レベルシフタ等を含むことができる。ゲート制御信号GCSは、ゲート信号生成のためのゲートスタート信号及びゲートイネーブル信号を含むことができる。
【0041】
一方、本明細書の実施例に係る表示装置1000は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display Device)、有機発光表示装置(Organic Light Emitting Display Device)、プラズマ表示装置(Plasma Display Device)、量子ドット表示装置(Quantum Dot Display Device)等の多様なタイプの表示装置であってよい。
【0042】
例えば、本明細書の実施例に係る表示装置1000が液晶表示装置である場合、表示パネル100は、2枚の基板(例えば、上部基板及び下部基板)の間に形成される液晶層を含み、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment)モード、IPS(In Plane Switching)モード、FFS(Fringe Field Switching)モード等、公知になったいかなるモードでも動作され得る。
【0043】
表示パネル100の上部基板には、ブラックマトリックス、カラーフィルタ等が形成され、表示パネル100の下部基板上には、薄膜トランジスタ、画素PX等が形成され得る。表示パネル100は、COT(Color filter On TFT)構造に具現され得、この場合、ブラックマトリックスとカラーフィルタは、表示パネル100の下部基板上に形成され得る。
【0044】
また、共通電圧が供給される共通電極は、表示パネル100の上部基板または下部基板上に形成され得る。表示パネル100の上部基板と下部基板には、それぞれ偏光板が貼り付けられ、液晶と接する内面に液晶の傾斜(Tilt)角度を設定するための配向膜が形成され得る。
【0045】
表示パネル100の上部基板と下部基板との間には、液晶セルのセルギャップ(Cell gap)を維持するためのカラムスペーサーが形成され得る。液晶表示装置の場合、表示パネル100の下部偏光板の背面の下部には、バックライト(back light)ユニットが配置され、バックライトユニットは、エッジ型(edge type)または直下型(direct type)等に具現され得る。
【0046】
ここで、液晶表示装置において、表示パネル100上に配置され、ユーザのタッチ等を感知するための複数のタッチ電極は、ディスプレイ駆動のための共通電圧が印加される共通電極であってよい。
【0047】
他の例として、本明細書の実施例に係る表示装置1000が有機発光表示装置である場合、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode)を構成する第1電極(アノード電極)、有機発光層、第2電極(カソード電極)、密封機能を有する封止層(Encapsulation Layer)、及びタッチセンサ金属層(Touch Sensor Metal Layer)を含むことができる。
【0048】
ここで、有機発光表示装置において、表示パネル100上に配置され、ユーザのタッチ等を感知するための複数のタッチ電極は、タッチセンサ金属層に形成されていてもよく、有機発光ダイオードのカソード電極を構成する第2電極層に形成されていてもよい。
【0049】
一方、共通電極またはタッチ電極に印加される共通電圧は、表示装置1000の駆動期間内で表示パネル100に供給されるデータ電圧のレベルが変更されるとき、一定の時間の間、特定の電圧のレベルで印加される直流電圧に設定され得る。また、共通電極またはタッチ電極に印加される共通電圧は、液晶表示装置または有機発光表示装置等の種類によって、ディスプレイ電圧やその他の別の名称で使用されることもあり得るだろう。
【0050】
一方、表示装置1000内で発生し得るノイズとして、表示パネル100により発生する電磁波であるゲート駆動部200に提供されるクロック信号により発生する電磁波、および/または後述するデータ駆動部のソース駆動集積回路に連結されるマルチプレクサを制御するマルチプレクサ制御信号により発生する電磁波があり得る。
【0051】
このように、表示装置1000内で発生し得るノイズ、即ち、電磁波干渉(Electro Magnetic Interference;EMI)の影響により、表示装置1000のシステム安定性が低下し得る。この場合、表示装置1000の映像表示に必要な他の信号(電圧)に影響を及ぼしてディスプレイ性能が低下し得る。
【0052】
これによって、本明細書の実施例に係る表示装置1000は、表示装置1000内で発生し得るノイズを相殺させるために、表示パネル100の非表示領域NAに複数の補償配線(Pseudo Line)を配置させる。そして、複数の補償配線それぞれにクロック信号により発生する電磁波を相殺させるためのクロック疑似信号及びマルチプレクサ制御信号により発生する電磁波を相殺させるためのマルチプレクサ疑似信号を印加する。これによって、表示装置1000の電磁波干渉の水準が改善され得る。
【0053】
これについては、図2a以下を参照してより具体的に説明する。
【0054】
図2a及び図2bは、図1の表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
【0055】
図1図2a及び図2bを参照すると、図1を参照して説明したように、表示パネル100は、映像が表示される表示領域DA及び非表示領域NAを含むことができる。
【0056】
表示領域DAは、第1方向軸(例えば、第1方向DR1に延びる軸)及び第2方向軸(例えば、第2方向DR2に延びる軸)が定義する面と平行であり得る。しかし、本明細書上において示された第1及び第2方向DR1、DR2は例示に過ぎず、第1及び第2方向DR1、DR2は、相対的な概念であって他の方向に変換され得る。
【0057】
表示領域DA上には、複数の画素PXが配置され得る。画素PXそれぞれは、ゲート配線GLのうち対応するゲート配線、データ配線DLのうち対応するデータ配線に接続され得る。実施例によって、画素PXそれぞれは、駆動トランジスタ、少なくとも一つのスイッチングトランジスタ、発光素子、及びストレージキャパシタ等を含むことができる。
【0058】
図1を参照すると、表示パネル100は、ゲート配線GL、データ配線DL、クロック配線CL及びクロックノイズ補償配線CPLを含むことができる。
【0059】
一実施例において、表示パネル100の表示領域DAにおいて、ゲート配線GLは、第1方向DR1に延び、データ配線DLは、第2方向DR2に延び得る。そして、表示パネル100の非表示領域NAにおいて、クロック配線CL及びクロックノイズ補償配線CPLは、第2方向DR2に延び得る。
【0060】
そして、図2a及び図2bをさらに参照すると、データ駆動部は、第1方向DR1に配置される複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6を含むことができる。
【0061】
複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6は、データ配線DLにデータ電圧を供給できる。また、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6は、クロック配線CLを通してゲート駆動部GIPにクロック信号を提供できる。そして、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6は、クロックノイズ補償配線CPLにクロック疑似信号を提供できる。
【0062】
一実施例において、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6は、集積回路(Integrated Circuit;IC)で構成され、COG(chip on glass)方式、COP(chip on plastic)方式、または超音波接合方式等で表示パネル100に貼り付けられ得る。
【0063】
図2a及び図2bを参照すると、クロック配線CLは、第1方向DR1に対して表示領域DAの両側に配置され、第2方向DR2に延びる第1クロック配線CLa及び第2クロック配線CLbを含むことができる。
【0064】
第1クロック配線CLa及び第2クロック配線CLbそれぞれは、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6のうち最外側に配置されたソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#6に電気的に連結され得る。
【0065】
具体的に、第1クロック配線CLaは、第1クロック配線CLaに最も隣接した第1ソース駆動集積回路D-IC#1に連結され、クロック信号の印加を受けることができる。そして、第2クロック配線CLbは、第2クロック配線CLbに最も隣接した第6ソース駆動集積回路D-IC#6に連結され、クロック信号の印加を受けることができる。
【0066】
そして、クロック配線CLは、表示領域DAで第1方向DR1に延び、第1クロック配線CLaと第2クロック配線CLbを連結する第3クロック配線CLcをさらに含むことができる。そこで、第1クロック配線CLaと第2クロック配線CLbは、第3クロック配線CLcにより電気的に連結され、クロック信号が安定して供給され得る。
【0067】
一方、クロックノイズ補償配線CPLは、第1クロック配線CLa及び第2クロック配線CLbの外側に配置される第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbを含むことができる。
【0068】
具体的に、第1クロックノイズ補償配線CPLaは、第1方向DR1に対して第1クロック配線CLaの一側(一方の側)に配置され、第2方向DR2に延びる。そして、第2クロックノイズ補償配線CPLbは、第1方向DR1に対して第2クロック配線CLbの他側(他方の側)に配置され、第2方向DR2に延びる。
【0069】
そして、図2aに示されたように、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれは、直線形態であってよい。ただし、これに限定されず、図2bに示されたように、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれは、屈曲した形態であってよい。例えば、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれは、矩形波(square wave)形態であるか正弦波(sine wave)形態であってよい。そこで、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれの全長は伸び得る。加えて、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbの形状はそれに限定されず、例えば、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbはジグザグ波形状を有してもよい。
【0070】
一方、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び前記第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれは、クロック配線CLに連結されたソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#6の間に配置されたソース駆動集積回路D-IC#2、...、D-IC#4に連結され得る。
【0071】
即ち、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれは、第1ソース駆動集積回路D-IC#1と第6ソース駆動集積回路D-IC#6との間に配置された第2~第4ソース駆動集積回路D-IC#2、...、D-IC#4のいずれか一つに連結され得、クロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0072】
一例として、第1クロックノイズ補償配線CPLaは、第1ソース駆動集積回路D-IC#1と第6ソース駆動集積回路D-IC#6との間に配置された第3ソース駆動集積回路D-IC#3に連結され得る。そして、第1クロックノイズ補償配線CPLaは、第3ソース駆動集積回路D-IC#3からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0073】
そして、第2クロックノイズ補償配線CPLbは、第1ソース駆動集積回路D-IC#1と第6ソース駆動集積回路D-IC#6との間に配置された第4ソース駆動集積回路D-IC#4に連結され得る。そして、第2クロックノイズ補償配線CPLbは、第4ソース駆動集積回路D-IC#4からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0074】
即ち、図2aに示されたように、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれを、クロック配線CLに連結されたソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#6の間に配置されたソース駆動集積回路D-IC#2、...、D-IC#4に連結させることで、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれの長さは、第1クロック配線CLa及び第2クロック配線CLbそれぞれより長くなり得る。
【0075】
さらに、図2bに示されたように、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれを直線でない屈曲した形態に形成することで、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれの長さは、第1クロック配線CLa及び第2クロック配線CLbそれぞれより長くなり得る。
【0076】
ソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#2、D-IC#3、D-IC#4、D-IC#5、及びD-IC#6が図2a及び図2bに示されているが、ソース駆動集積回路の数はこれに限定されない。例えば、ソース駆動集積回路の数はnであり、ここでnは4以上の整数である。
【0077】
図3は、クロックノイズ補償配線の長さによるクロック疑似信号の放射量を説明するためのグラフである。
【0078】
具体的に、図3のグラフ(a)は、相対的に長さの短いクロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。そして、図3のグラフ(b)は、相対的に長さの長いクロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。図3に示されたグラフ(a)及びグラフ(b)のX軸は、クロック疑似信号の周波数を意味し、Y軸は、放射量を意味する。
【0079】
クロックノイズ補償配線の長さが長くなる場合、クロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量は増加し得る。
【0080】
例えば、図3のグラフ(a)に示されたように、相対的に長さの短いクロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量は、36.9dBと測定される。そして、図3のグラフ(b)に示されたように、相対的に長さの長いクロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量は、43.8dBと測定される。即ち、クロックノイズ補償配線の長さが長くなることで、クロック疑似信号の放射量は、6.9dB程度増加することを確認することができる。
【0081】
図3には、クロックノイズ補償配線に印加されたクロック疑似信号の放射量が36.9dB及び43.8dBと測定された実施例のみが示されているが、クロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量はこれに限定されず、クロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量の測定値は、クロックノイズ補償配線の長さによって変化する。
【0082】
これをまとめると、クロックノイズ補償配線の長さが延びるほど、クロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量は増加する。
【0083】
図4及び図5は、表示装置で発生する電磁波干渉の相殺干渉を説明するためのグラフである。
【0084】
具体的に、図4は、クロックノイズ補償配線CPLの全長がクロック配線CLの長さより短い場合の電磁波干渉を説明するためのグラフである。そして、図5は、クロックノイズ補償配線CPLの全長がクロック配線CLの長さと同等な水準である場合の電磁波干渉を説明するためのグラフである。
【0085】
図2a及び図2bに示されたように、表示装置が大型化されることで、クロック信号を安定して伝送するために、第1クロック配線CLaと第2クロック配線CLbを連結する第3クロック配線CLcがさらに形成され得る。そこで、クロック配線CLの全長がクロックノイズ補償配線CPLの全長より長くなり、クロックノイズ補償配線CPLの全長がクロック配線CLの全長と比較して相対的に短くなる現象が発生した。
【0086】
信号の放射量は、信号が印加される配線の長さと比例するので、図4に示されたように、クロック信号の放射量A(GCLK)がクロック疑似信号の放射量B(Pseudo)の放射量より大きくなり得る。
【0087】
そこで、クロック疑似信号によりクロック信号の電磁波が完全に相殺されないので、電磁波干渉A+B(EMI)が依然として存在する問題点が存在した。
【0088】
そこで、本明細書の一実施例に係る表示装置において、図2aに示されたように、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれをクロック配線CLに連結されたソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#6の間に配置されたソース駆動集積回路D-IC#2、...、D-IC#4に連結させることで、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれの長さは、第1クロック配線CLa及び第2クロック配線CLbそれぞれより長くなり得る。
【0089】
さらに、図2bに示されたように、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれを直線でない屈曲した形態に形成することで、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれの長さは、第1クロック配線CLa及び第2クロック配線CLbそれぞれより長くなり得る。
【0090】
結果的に、本明細書の一実施例に係る表示装置において、クロックノイズ補償配線CPLの全長がクロック配線CLの全長と同等な水準であり得る。
【0091】
信号の放射量は、信号が印加される配線の長さと比例するので、図5に示されたように、クロック信号の放射量A(GCLK)とクロック疑似信号の放射量B(Pseudo)の放射量は、同等な水準であり得る。
【0092】
そこで、クロック疑似信号によりクロック信号の電磁波が完全に相殺され得、電磁波干渉A+B(EMI)が効果的に除去され得る。
【0093】
以下においては、本明細書の他の実施例に係る表示装置について説明する。本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書の他の実施例に係る表示装置は、クロックノイズ補償配線CPLでのみ相違点が存在するので、それについて具体的に説明する。
【0094】
説明の便宜のために、本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書の他の実施例に係る表示装置において、同じ構成要素についての重複した説明は省略し、同じ構成要素に対しては、同じ図面符号を使用した。
【0095】
図6a及び図6bは、本明細書の他の実施例に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
【0096】
本明細書の他の実施例に係る表示装置において、非表示領域NAに配置されるクロックノイズ補償配線CPLは、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbを含むだけではなく、第1クロックノイズ補償配線CPLaと前記第2クロックノイズ補償配線CPLbを連結する第3クロックノイズ補償配線CPLcをさらに含むことができる。
【0097】
図6a及び図6bに示されたように、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び前記第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれは、クロック配線CLに連結されたソース駆動集積回路に連結され得る。
【0098】
即ち、第1クロックノイズ補償配線CPLaは、第1ソース駆動集積回路D-IC#1に連結され得る。そして、第1クロックノイズ補償配線CPLaは、第1ソース駆動集積回路D-IC#1からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0099】
そして、第2クロックノイズ補償配線CPLbは、第6ソース駆動集積回路D-IC#6に連結され得る。そして、第2クロックノイズ補償配線CPLbは、第6ソース駆動集積回路D-IC#6からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0100】
そして、図6aに示されたように、第3クロックノイズ補償配線CPLcは、第2方向DR2において一側(一方の側)(図6aの上側)に配置され、第1方向DR1に延びて、第1クロックノイズ補償配線CPLaと前記第2クロックノイズ補償配線CPLbを電気的に連結できる。例えば、第3クロックノイズ補償配線CPLcは、第1方向DR1に延びて、ソース駆動集積回路から離れた非表示領域NAの一側(例えば、図6aの上側)に配置され得る。
【0101】
いくつかの実施例においては、図6bに示されたように、第3クロックノイズ補償配線CPLcは、第2方向DR2において他側(他方の側)(図6aの下側)に配置され、第1方向DR1に延びて、第1クロックノイズ補償配線CPLaと前記第2クロックノイズ補償配線CPLbを電気的に連結できる。例えば、第3クロックノイズ補償配線CPLcは、第1方向DR1に延びて、ソース駆動集積回路に近い非表示領域NAの他側(他方の側)(例えば、図6aの下側)に配置され得る。
【0102】
そして、図6a及び図6bに示されたように、第3クロックノイズ補償配線CPLcの長さは、第1クロック配線CLaと第2クロック配線CLbを連結する第3クロック配線CLcの長さと同じであるか実質的に同じであり得る。
【0103】
結果的に、本明細書の他の実施例に係る表示装置において、クロックノイズ補償配線CPLの全長がクロック配線CLの全長と同等な水準であり得る。
【0104】
信号の放射量は、信号が印加される配線の長さと比例するので、クロック配線CLに印加されるクロック信号の放射量とクロックノイズ補償配線CPLに印加されるクロック疑似信号の放射量は、同等な水準であり得る。
【0105】
そこで、クロック疑似信号によりクロック信号の電磁波が効率的に相殺され得、電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0106】
以下においては、本明細書のまた他の実施例(第3実施例)に係る表示装置について説明する。本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書のまた他の実施例(第3実施例)に係る表示装置は、クロックノイズ補償配線CPL_1でのみ相違点が存在するので、それについて具体的に説明する。
【0107】
説明の便宜のために、本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書のまた他の実施例(第3実施例)に係る表示装置において、同じ構成要素についての重複した説明は省略し、同じ構成要素に対しては、同じ図面符号を使用した。
【0108】
図7は、本明細書のまた他の実施例(第3実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
【0109】
本明細書のまた他の実施例(第3実施例)に係る表示装置において、非表示領域NAに配置されるクロックノイズ補償配線CPL_1の幅は、前記クロック配線CLの幅より広くてよい。
【0110】
図7に示されたように、第1クロックノイズ補償配線CPLa_1及び前記第2クロックノイズ補償配線CPLb_1それぞれの幅は、第1クロック配線CLa及び前記第2クロック配線CLbそれぞれの幅より広くてよい。
【0111】
一方、第1クロックノイズ補償配線CPLa_1及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_1それぞれは、クロック配線CLに連結されたソース駆動集積回路に連結され得る。
【0112】
即ち、第1クロックノイズ補償配線CPLa_1は、第1ソース駆動集積回路D-IC#1に連結され得る。そして、第1クロックノイズ補償配線CPLa_1は、第1ソース駆動集積回路D-IC#1からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0113】
そして、第2クロックノイズ補償配線CPLb_1は、第6ソース駆動集積回路D-IC#6に連結され得る。そして、第2クロックノイズ補償配線CPLb_1は、第6ソース駆動集積回路D-IC#6からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0114】
図8は、クロックノイズ補償配線の幅によるクロック疑似信号の放射量を説明するためのグラフである。
【0115】
具体的に、図7のグラフ(a)は、相対的に幅の狭いクロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。そして、図7のグラフ(b)は、相対的に幅の広いクロックノイズ補償配線CPL_1に印加されるクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。図7に示されたグラフ(a)及びグラフ(b)のX軸は、クロック疑似信号の周波数を意味し、Y軸は、放射量を意味する。
【0116】
クロックノイズ補償配線CPL_1の幅が広くなる場合、クロックノイズ補償配線CPL_1に印加されるクロック疑似信号の放射量は増加し得る。
【0117】
例えば、図7のグラフ(a)に示されたように、相対的に幅の狭いクロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量は、24.6dBと測定される。そして、図7のグラフ(b)に示されたように、相対的に幅の広いクロックノイズ補償配線CPL_1に印加されるクロック疑似信号の放射量は、37.8dBと測定される。即ち、クロックノイズ補償配線CPL_1の幅が広くなることで、クロック疑似信号の放射量は、13.2dB程度増加することを確認することができる。
【0118】
図8には、クロックノイズ補償配線CPL_1に印加されたクロック疑似信号の放射量が24.6dB及び37.8dBと測定された実施例のみが示されているが、クロックノイズ補償配線CPL_1に印加されるクロック疑似信号の放射量はこれに限定されず、クロックノイズ補償配線CPL_1に印加されるクロック疑似信号の放射量の測定値は、クロックノイズ補償配線の幅によって変化する。
【0119】
これをまとめると、クロックノイズ補償配線CPL_1の幅が広くなることで、クロックノイズ補償配線CPL_1に印加されるクロック疑似信号の放射量が増加し得る。
【0120】
そこで、クロック配線CLに印加されるクロック信号の放射量とクロックノイズ補償配線CPL_1に印加されるクロック疑似信号の放射量は、同等な水準であり得る。
【0121】
そこで、クロック疑似信号によりクロック信号の電磁波が効率的に相殺され得、電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0122】
以下においては、本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置について説明する。本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置は、クロックノイズ補償配線CPL_2でのみ相違点が存在するので、それについて具体的に説明する。
【0123】
説明の便宜のために、本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置において、同じ構成要素についての重複した説明は省略し、同じ構成要素に対しては、同じ図面符号を使用した。
【0124】
図9a及び図9bは、本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線及びクロックノイズ補償配線を示す図である。
【0125】
本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置において、第1クロック配線CLaの外側には、複数個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2が配置され、前記第2クロック配線CLbの外側には、複数個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2が配置され得る。
【0126】
一例として、第1方向DR1に対して第1クロック配線CLaの一側(一方の側)には、3個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2が配置され得る。そして、第1方向DR1に対して第2クロック配線CLbの他側(他方の側)には、3個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2が配置され得る。ただし、第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_2の数はこれに限定されず、例えば、第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_2それぞれの数はmとすることができ、ここでmは2以上の整数である。
【0127】
非表示領域NAに配置されたクロックノイズ補償配線CPL_2の数は、表示パネル100に含まれたソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6の数と同一であり得る。ただし、本開示はこれに限定されず、非表示領域NAに配置されるクロックノイズ補償配線CPLb_2の数は、表示パネル100に含まれるソース駆動集積回路D-IC#1、・・・、D-IC#6の数と等しくなくともよい。
【0128】
そして、図9aに示されたように、複数個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2それぞれは、互いに異なるソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#2、D-IC#3に連結され、複数個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2それぞれは、互いに異なるソース駆動集積回路D-IC#4、D-IC#5、D-IC#6に連結され得る。
【0129】
一例として、3個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2のいずれか一つCPLa_2(1)は、第1ソース駆動集積回路D-IC#1に連結され得、3個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2のうち他の一つCPLa_2(2)は、第2ソース駆動集積回路D-IC#2に連結され得、3個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2のうち残りの一つCPLa_2(3)は、第3ソース駆動集積回路D-IC#3に連結され得る。
【0130】
そこで、3個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2それぞれは、第1~第3ソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#2、D-IC#3それぞれからクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0131】
そして、3個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2のいずれか一つCPLb_2(1)は、第6ソース駆動集積回路D-IC#6に連結され得、3個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2のうち他の一つCPLb_2(2)は、第5ソース駆動集積回路D-IC#5に連結され得、3個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2のうち残りの一つCPLb_2(3)は、第4ソース駆動集積回路D-IC#4に連結され得る。
【0132】
そこで、3個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2それぞれは、第4~第6ソース駆動集積回路D-IC#4、D-IC#5、D-IC#6それぞれからクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0133】
つまり、図9aでは、異なるクロックノイズ補償配線が異なるソース駆動集積回路に連結され得る。
【0134】
これとは異なり、いくつかの実施例においては、図9bに示されたように、複数個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2それぞれは、いずれか一つのソース駆動集積回路に連結され、複数個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2それぞれは、他の一つのソース駆動集積回路に連結され得る。
【0135】
一例として、3個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2(1)、CPLa_2(2)、CPLa_2(3)それぞれは、第1ソース駆動集積回路D-IC#1に連結され、第1ソース駆動集積回路D-IC#1それぞれからクロック疑似信号の印加を受けることができる。代替的に、3個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2(1)、CPLa_2(2)、及びCPLa_2(3)は、それぞれ第2ソース駆動集積回路D-IC#2に連結され、第2ソース駆動集積回路D-IC#2からクロック疑似信号の印加を受けることができるか、または3個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2(1)、CPLa_2(2)、及びCPLa_2(3)は、それぞれ第3ソース駆動集積回路D-IC#3に連結され、第3ソース駆動集積回路D-IC#3からクロック疑似信号の印加を受けることができるが、本開示はこれに限定されない。
【0136】
そして、3個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2(1)、CPLb_2(2)、CPLb_2(3)それぞれは、第6ソース駆動集積回路D-IC#6に連結され、第6ソース駆動集積回路D-IC#6それぞれからクロック疑似信号の印加を受けることができる。代替的に、3個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2(1)、CPLb_2(2)、及びCPLb_2(3)は、それぞれ第5ソース駆動集積回路D-IC#5に連結され、第5ソース駆動集積回路D-IC#5からクロック疑似信号の印加を受けることができるか、または3個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2(1)、CPLb_2(2)、及びCPLb_2(3)は、それぞれ第4ソース駆動集積回路D-IC#4に連結され、第4ソース駆動集積回路D-IC#4からクロック疑似信号の印加を受けることができるが、本開示はこれに限定されない。
【0137】
図9a及び図9bを参照すると、表示パネル100の一側(一方の側)に位置した第1クロックノイズ補償配線CPLa_2の数は、表示パネル100の他側(他方の側)に位置した第2クロックノイズ補償配線CPLb_2の数と同一であり得る。ただし、これに限定されず、表示パネル100の一側(一方の側)に位置した第1クロックノイズ補償配線CPLa_2の数と表示パネル100の他側(他方の側)に位置した第2クロックノイズ補償配線CPLb_2の数は異なり得る。その一方で、第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_2それぞれの数は3に限定されず、例えば、第1クロックノイズ補償配線CPLa_2の数はmとすることができ、第2クロックノイズ補償配線CPLb_2の数はpとすることができ、ここでm及びpはそれぞれ1以上の整数である。ゲート駆動部GIPの位置等、表示パネル100上に配置された画素及び回路のデザインを考慮してクロックノイズ補償配線CPL_2の配置は適宜変更され得るだろう。
【0138】
図10は、クロックノイズ補償配線の個数によるクロック疑似信号の放射量を説明するためのグラフである。
【0139】
具体的に、図10のグラフ(a)は、1個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び1個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2が配置された場合にクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。そして、図10のグラフ(b)は、2個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び2個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2が配置された場合にクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。図10に示されたグラフ(a)及びグラフ(b)のX軸は、クロック疑似信号の周波数を意味し、Y軸は、放射量を意味する。
【0140】
第1クロックノイズ補償配線CPLa_2の個数及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_2の個数が増加する場合、クロック疑似信号の放射量は増加し得る。
【0141】
例えば、図10のグラフ(a)に示されたように、1個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び1個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2が配置された場合に、クロック疑似信号の放射量は、16.2dBと測定される。そして、図10のグラフ(b)に示されたように、2個の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び2個の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2が配置された場合に、クロック疑似信号の放射量は、22.0dBと測定される。即ち、第1クロックノイズ補償配線CPLa_2の個数及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_2の個数が増加することで、クロック疑似信号の放射量は、5.8dB程度増加することを確認することができる。
【0142】
図10には、クロック疑似信号の放射量が16.2dB及び22.0dBと測定された実施例のみが示されているが、クロック疑似信号の放射量はこれらに限定されず、クロック疑似信号の放射量の測定値は、クロックノイズ補償配線の数よって変化する。
【0143】
これをまとめると、クロックノイズ補償配線の数が多いほど、クロックノイズ補償配線に印加されるクロック疑似信号の放射量は増加する。
【0144】
従って、クロック配線CL(例えば、第1クロック配線CLa及び第2クロック配線CLb)に印加されるクロック信号の放射量と、クロックノイズ補償配線(例えば、第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_2)に印加されるクロック疑似信号の放射量とは、同等な水準であり得る。
【0145】
従って、クロック信号の電磁波は、クロック疑似信号により効果的に相殺され得、電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0146】
図11は、本明細書のまた他の実施例(第4実施例)に係る表示装置で発生する電磁波干渉の相殺干渉を説明するためのグラフである。
【0147】
第1クロックノイズ補償配線CPLa_2の個数及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_2の個数を増加させることで、複数の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2に印加されるクロック疑似信号の放射量及び複数の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2に印加されるクロック疑似信号の放射量を増加させることができる。
【0148】
言い換えれば、第1クロックノイズ補償配線CPLa_2の個数及び第2クロックノイズ補償配線CPLb_2の個数を調節でき、複数の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2に印加されるクロック疑似信号の放射量及び複数の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2に印加されるクロック疑似信号の放射量を調節できる。
【0149】
図11に示されたように、複数の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2に印加されるクロック疑似信号の放射量B(Pseudo1)と複数の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2に印加されるクロック疑似信号の放射量C(Pseudo2)は、クロック信号の放射量A(GCLK)の半分水準に増加し得る。
【0150】
言い換えれば、複数の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2に印加されるクロック疑似信号の放射量B(Pseudo1)と複数の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2に印加されるクロック疑似信号の放射量C(Pseudo2)の和がクロック信号の放射量A(GCLK)と同等な水準になり得るようにマッチングさせることができる。
【0151】
そこで、クロック信号の放射量A(GCLK)は、複数の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2に印加されるクロック疑似信号の放射量B(Pseudo1)と複数の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2に印加されるクロック疑似信号の放射量B(Pseudo2)により完全に相殺され得る。
【0152】
即ち、複数の第1クロックノイズ補償配線CPLa_2及び複数の第2クロックノイズ補償配線CPLb_2で印加されるクロック疑似信号によりクロック信号の電磁波が完全に相殺され得、電磁波干渉A+B+C(EMI)が効果的に除去され得る。
【0153】
以下においては、本明細書のまた他の実施例(第5実施例)に係る表示装置について説明する。本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書のまた他の実施例(第5実施例)に係る表示装置は、クロックノイズ補償配線CPLに連結されるクロックノイズ補償スイッチCPSでのみ相違点が存在するので、それについて具体的に説明する。
【0154】
説明の便宜のために、本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書のまた他の実施例(第5実施例)に係る表示装置において、同じ構成要素についての重複した説明は省略し、同じ構成要素に対しては、同じ図面符号を使用した。
【0155】
図12は、本明細書のまた他の実施例(第5実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるクロック配線、クロックノイズ補償配線及びクロックノイズ補償スイッチを示す図である。
【0156】
本明細書のまた他の実施例(第5実施例)に係る表示装置において、非表示領域NAに配置されるクロックノイズ補償配線CPLと複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6との間に配置される複数のクロックノイズ補償スイッチCPSを含むことができる。
【0157】
そして、複数のクロックノイズ補償スイッチCPSは、クロックノイズ補償配線CPLと複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6の電気的な連結状態を制御できる。
【0158】
図12に示されたように、複数のクロックノイズ補償スイッチCPSは、第1クロックノイズ補償スイッチCPS1~第6クロックノイズ補償スイッチCPS6を含むことができる。
【0159】
具体的に、第1クロックノイズ補償スイッチCPS1は、第1クロックノイズ補償配線CPLaと第1ソース駆動集積回路D-IC#1との間に連結され、第1クロックノイズ補償配線CPLaと第1ソース駆動集積回路D-IC#1の連結状態を制御できる。
【0160】
そして、第2クロックノイズ補償スイッチCPS2は、第1クロックノイズ補償配線CPLaと第2ソース駆動集積回路D-IC#2との間に連結され、第1クロックノイズ補償配線CPLaと第2ソース駆動集積回路D-IC#2の連結状態を制御できる。
【0161】
そして、第3クロックノイズ補償スイッチCPS3は、第1クロックノイズ補償配線CPLaと第3ソース駆動集積回路D-IC#3との間に連結され、第1クロックノイズ補償配線CPLaと第3ソース駆動集積回路D-IC#3の連結状態を制御できる。
【0162】
そこで、第1クロックノイズ補償スイッチCPS1~第3クロックノイズ補償スイッチCPS3を通して第1クロックノイズ補償配線CPLaに連結されるソース駆動集積回路の個数を調節できる。例えば、第1クロックノイズ補償スイッチCPS1、第2クロックノイズ補償スイッチCPS2及び第3クロックノイズ補償スイッチCPS3のいずれか一つを、選択的にかつ独立してターンオンすることができる。
【0163】
そして、第4クロックノイズ補償スイッチCPS4は、第2クロックノイズ補償配線CPLbと第4ソース駆動集積回路D-IC#4との間に連結され、第2クロックノイズ補償配線CPLbと第4ソース駆動集積回路D-IC#4の連結状態を制御できる。
【0164】
そして、第5クロックノイズ補償スイッチCPS5は、第2クロックノイズ補償配線CPLbと第5ソース駆動集積回路D-IC#5との間に連結され、第2クロックノイズ補償配線CPLbと第5ソース駆動集積回路D-IC#5の連結状態を制御できる。
【0165】
そして、第6クロックノイズ補償スイッチCPS6は、第2クロックノイズ補償配線CPLbと第6ソース駆動集積回路D-IC#6との間に連結され、第2クロックノイズ補償配線CPLbと第6ソース駆動集積回路D-IC#6の連結状態を制御できる。
【0166】
そこで、第4クロックノイズ補償スイッチCPS4~第6クロックノイズ補償スイッチCPS6を通して第2クロックノイズ補償配線CPLbに連結されるソース駆動集積回路の個数を調節できる。例えば、第4クロックノイズ補償スイッチCPS4、第5クロックノイズ補償スイッチCPS5及び第6クロックノイズ補償スイッチCPS6のいずれか一つを、選択的にかつ独立してターンオンすることができる。
【0167】
図13は、クロックノイズ補償配線に連結されるソース駆動集積回路の個数によるクロック疑似信号の放射量を説明するためのグラフである。
【0168】
具体的に、図13のグラフ(a)は、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれに1個のソース駆動集積回路が連結された場合にクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。そして、図13のグラフ(b)は、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれに2個のソース駆動集積回路が連結された場合にクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。そして、図13のグラフ(c)は、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれに3個のソース駆動集積回路が連結された場合にクロック疑似信号の放射量を示したグラフである。図13に示されたグラフ(a)乃至グラフ(c)のX軸は、時間を意味し、Y軸は、放射量を意味する。
【0169】
第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれに連結されるソース駆動集積回路の個数が増加するほど、クロック疑似信号の放射量は増加し得る。
【0170】
例えば、第1クロックノイズ補償配線CPLaに第1~第3ソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#2、D-IC#3のうち一つのソース駆動集積回路が連結された場合または第2クロックノイズ補償配線CPLbに第4~第6ソース駆動集積回路D-IC#4、D-IC#5、D-IC#6のうち一つのソース駆動集積回路が連結された場合には、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれが一つのソース駆動集積回路からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0171】
このような場合には、図13のグラフ(a)に示されたように、クロック疑似信号の放射量グラフの傾きは、最も緩やかであり得る。
【0172】
そして、第1クロックノイズ補償配線CPLaに第1~第3ソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#2、D-IC#3のうち二つのソース駆動集積回路が連結された場合または第2クロックノイズ補償配線CPLbに第4~第6ソース駆動集積回路D-IC#4、D-IC#5、D-IC#6のうち二つのソース駆動集積回路が連結された場合には、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれが二つのソース駆動集積回路からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0173】
このような場合には、図13のグラフ(b)に示されたように、クロック疑似信号の放射量グラフの傾きは、図13のグラフ(a)より急であり得る。
【0174】
そして、第1クロックノイズ補償配線CPLaに第1~第3ソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#2、D-IC#3全てが連結された場合または第2クロックノイズ補償配線CPLbに第4~第6ソース駆動集積回路D-IC#4、D-IC#5、D-IC#6全てが連結された場合には、第1クロックノイズ補償配線CPLa及び第2クロックノイズ補償配線CPLbそれぞれが三つのソース駆動集積回路からクロック疑似信号の印加を受けることができる。
【0175】
このような場合には、図13のグラフ(c)に示されたように、クロック疑似信号の放射量グラフの傾きは、図13のグラフ(b)より急であり得る。即ち、クロック疑似信号の放射量グラフの傾きが最も急であり得る。即ち、クロック疑似信号の放射量グラフの傾きが最も急であるという意味は、クロック疑似信号の放射量が最も高いということを意味する。
【0176】
結局、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置は、複数のクロックノイズ補償スイッチCPSを通して、クロックノイズ補償配線CPLに連結されるソース駆動集積回路の個数を制御してクロック疑似信号の放射量を調節できる。
【0177】
これによって、複数のクロックノイズ補償スイッチCPSを通して、クロック信号の電磁波の放射量に合わせて、クロック疑似信号の放射量を調節できる。
【0178】
従って、本明細書のまた他の実施例(第5実施例)に係る表示装置は、クロック信号の電磁波の放射量とクロック疑似信号の放射量をマッチングさせることができ、電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0179】
以下においては、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置について説明する。
【0180】
説明の便宜のために、本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書の他の実施例に係る表示装置において、同じ構成要素についての重複した説明は省略し、同じ構成要素に対しては、同じ図面符号を使用した。
【0181】
図14は、本明細書のまた他の実施例(第6実施例)に係る非表示領域に配置されるマルチプレクサ及びマルチプレクサノイズ補償配線を示す図である。
【0182】
図14を参照すると、表示パネルの非表示領域NAには、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6、マルチプレクサMUX、マルチプレクサ制御信号配線MCL及びマルチプレクサノイズ補償配線MPLが配置され得る。
【0183】
複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6は、リンク配線にデータ電圧を供給できる。そして、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6とマルチプレクサMUXは、リンク配線を通して連結され、マルチプレクサMUXにデータ電圧が提供され得る。
【0184】
そして、マルチプレクサMUXは、複数の第1スイッチング素子SW1及び複数の第2スイッチング素子SW2を含む。そして、複数の第1スイッチング素子SW1それぞれは、第1マルチプレクサ制御配線MCL1に印加される第1制御信号によって、リンク配線と複数のデータ配線のいずれか一つを連結する。そして、複数の第2スイッチング素子SW2それぞれは、第2マルチプレクサ制御配線MCL2に印加される第2制御信号によって、リンク配線と複数のデータ配線のうち他の一つを連結する。
【0185】
具体的に、第1スイッチング素子SW1は、第1マルチプレクサ制御配線MCL1に連結されるゲート電極、リンク配線に連結されるドレイン電極及び複数のデータ配線のいずれか一つに連結されるソース電極を含む。
【0186】
そこで、第1マルチプレクサ制御配線MCL1に印加される第1マルチプレクサ制御信号がハイレベルであるとき、第1スイッチング素子SW1はターンオンされ、リンク配線は、複数のデータ配線のいずれか一つと電気的に連結される。これとは異なり、第1マルチプレクサ制御信号配線MCL1に印加される第1マルチプレクサ制御信号がローレベルであるとき、第1スイッチング素子SW1はターンオフされ、リンク配線は、複数のデータ配線のいずれか一つと電気的に分離される。
【0187】
そして、第2スイッチング素子SW2は、第2マルチプレクサ制御配線MCL2に連結されるゲート電極、リンク配線に連結されるドレイン電極及び複数のデータ配線のうち他の一つに連結されるソース電極を含む。
【0188】
そこで、第2マルチプレクサ制御配線MCL2に印加される第2マルチプレクサ制御信号がハイレベルであるとき、第2スイッチング素子SW2はターンオンされ、リンク配線は、複数のデータ配線のうち他の一つと電気的に連結される。これとは異なり、第2マルチプレクサ制御信号配線MCL2に印加される第2マルチプレクサ制御信号がローレベルであるとき、第2スイッチング素子SW2はターンオフされ、リンク配線は、複数のデータ配線のうち他の一つと電気的に分離される。
【0189】
また、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6は、上述した第1マルチプレクサ制御配線MCL1及び第2マルチプレクサ制御配線MCL2それぞれに第1マルチプレクサ制御信号及び第2マルチプレクサ制御信号それぞれを提供できる。そして、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6は、マルチプレクサノイズ補償配線MPLにマルチプレクサ疑似信号(Mux Pseudo Signal)を提供できる。上述した、マルチプレクサ疑似信号の位相は、第1マルチプレクサ制御信号の位相と反転し得る。あるいはマルチプレクサ疑似信号の位相は、第2マルチプレクサ制御信号の位相と反転し得る。即ち、マルチプレクサ疑似信号の位相は、複数のマルチプレクサ制御信号の位相と反転し得る。上述したマルチプレクサ疑似信号は、反転マルチプレクサ制御信号と称され得る。
【0190】
図14を参照すると、第1マルチプレクサ制御信号が印加される第1マルチプレクサ制御配線MCL1及び第2マルチプレクサ制御信号が印加される第2マルチプレクサ制御配線MCL2それぞれは、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6のうち最外側に配置されたソース駆動集積回路D-IC#1、D-IC#6に連結され、ループ形態を構成し得る。
【0191】
具体的に、第1マルチプレクサ制御配線MCL1は、第1ソース駆動集積回路D-IC#1及び第6ソース駆動集積回路D-IC#6に連結され、第1ソース駆動集積回路D-IC#1及び第6ソース駆動集積回路D-IC#6から第1マルチプレクサ制御信号の印加を受けることができる。そして、第2マルチプレクサ制御配線MCL2もまた第1ソース駆動集積回路D-IC#1及び第6ソース駆動集積回路D-IC#6に連結され、第1マルチプレクサ制御信号の印加を受けることができる。
【0192】
一方、マルチプレクサノイズ補償配線MPLは、第1マルチプレクサ制御配線MCL1及び第2マルチプレクサ制御配線MCL2に隣接するように配置される第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLb及び第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcを含むことができる。
【0193】
そして、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLb及び第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcそれぞれは、複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6のうち少なくとも一つに連結され得る。
【0194】
具体的に、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLaは、第1ソース駆動集積回路D-IC#1及び第6ソース駆動集積回路D-IC#6に連結され、第1ソース駆動集積回路D-IC#1及び第6ソース駆動集積回路D-IC#6から第1マルチプレクサ制御信号または第2マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0195】
第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLbは、第2ソース駆動集積回路D-IC#2及び第5ソース駆動集積回路D-IC#5に連結され、第2ソース駆動集積回路D-IC#2及び第5ソース駆動集積回路D-IC#5から第1マルチプレクサ制御信号または第2マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0196】
第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcは、第3ソース駆動集積回路D-IC#3及び第4ソース駆動集積回路D-IC#4に連結され、第3ソース駆動集積回路D-IC#3及び第4ソース駆動集積回路D-IC#4から第1マルチプレクサ制御信号または第2マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0197】
そして、図14に示されたように、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa~第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcそれぞれは、直線形態であってよい。ただし、これに限定されず、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa~第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcそれぞれは、屈曲した形態であってよい。例えば、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa~第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcそれぞれは、矩形波(square wave)形態であるか正弦波(sine wave)形態であってよい。代替的に、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa~第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcは、ジグザク波形状を有してもよい。そこで、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa~第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcそれぞれの全長は伸び得る。
【0198】
上述したように、本明細書のまた他の実施例(第6実施例)に係る表示装置は、複数のマルチプレクサ制御信号配線MCLに隣接するようにマルチプレクサノイズ補償配線MPLを配置させ、マルチプレクサノイズ補償配線MPLにマルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0199】
そこで、複数のマルチプレクサ制御信号配線MCLでマルチプレクサ制御信号によって発生する電磁波は、マルチプレクサ疑似信号により相殺され得る。
【0200】
結局、本明細書のまた他の実施例(第6実施例)に係る表示装置は、マルチプレクサ制御信号の電磁波による干渉を顕著に減らすことができるようになり、表示装置の非正常な駆動を防止できる効果がある。
【0201】
以下においては、本明細書のまた他の実施例(第7実施例)に係る表示装置について説明する。本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書のまた他の実施例(第7実施例)に係る表示装置は、マルチプレクサノイズ補償配線MPLに連結されるマルチプレクサノイズ補償スイッチMPSでのみ相違点が存在するので、それについて具体的に説明する。
【0202】
説明の便宜のために、本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書のまた他の実施例(第7実施例)に係る表示装置において、同じ構成要素についての重複した説明は省略し、同じ構成要素に対しては、同じ図面符号を使用した。
【0203】
図15は、本明細書のまた他の実施例(第7実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるマルチプレクサ制御配線、マルチプレクサノイズ補償配線及びマルチプレクサノイズ補償スイッチを示す図である。
【0204】
本明細書のまた他の実施例(第7実施例)に係る表示装置において、非表示領域NAに配置される複数のマルチプレクサノイズ補償配線MPLと複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6との間に配置される複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPSをさらに含むことができる。
【0205】
そして、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPSは、複数のマルチプレクサノイズ補償配線MPLと複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6の電気的な連結状態を制御できる。
【0206】
図15に示されたように、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPSは、第1マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS1~第6マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS6を含むことができる。
【0207】
具体的に、第1マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS1は、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLaと第1ソース駆動集積回路D-IC#1との間に連結され、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLaと第1ソース駆動集積回路D-IC#1の連結状態を制御できる。
【0208】
そして、第2マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS2は、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLbと第2ソース駆動集積回路D-IC#2との間に連結され、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLbと第2ソース駆動集積回路D-IC#2の連結状態を制御できる。
【0209】
そして、第3マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS3は、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcと第3ソース駆動集積回路D-IC#3との間に連結され、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcと第3ソース駆動集積回路D-IC#3の連結状態を制御できる。
【0210】
そして、第4マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS4は、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcと第4ソース駆動集積回路D-IC#4との間に連結され、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcと第4ソース駆動集積回路D-IC#4の連結状態を制御できる。
【0211】
そして、第5マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS5は、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLbと第5ソース駆動集積回路D-IC#5との間に連結され、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLbと第5ソース駆動集積回路D-IC#5の連結状態を制御できる。
【0212】
そして、第6マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS6は、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLaと第6ソース駆動集積回路D-IC#6との間に連結され、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLaと第6ソース駆動集積回路D-IC#6の連結状態を制御できる。
【0213】
そこで、第1マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS1及び第6マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS6を通して第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLaに連結されるソース駆動集積回路の個数を調節できる。第2マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS2及び第5マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS5を通して第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLbに連結されるソース駆動集積回路の個数を調節できる。第3マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS3及び第4マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS4を通して第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLcに連結されるソース駆動集積回路の個数を調節できる。
【0214】
例えば、第1マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS1、第2マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS2、第3マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS3、第4マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS4、第5マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS5及び第6マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS6のいずれか一つを、選択的にかつ独立してターンオンすることができる。
【0215】
図13において前述したように、クロックノイズ補償配線CPLそれぞれに連結されるソース駆動集積回路の個数が増加するほど、クロック疑似信号の放射量は増加し得る。
【0216】
これと同じ技術的論理で、複数のマルチプレクサノイズ補償配線MPLそれぞれに連結されるソース駆動集積回路の個数が増加するほど、マルチプレクサ疑似信号の放射量は増加し得る。
【0217】
そこで、本明細書のまた他の実施例(第7実施例)に係る表示装置においても、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPSを通して、反転マルチプレクサ信号の放射量を調節できる。
【0218】
これによって、マルチプレクサ制御信号の電磁波の放射量に合わせて、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPSを通して、マルチプレクサ疑似信号の放射量を調節できる。
【0219】
従って、本明細書のまた他の実施例(第7実施例)に係る表示装置は、マルチプレクサ制御信号の電磁波の放射量とマルチプレクサ疑似信号の放射量をマッチングさせることができ、電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0220】
以下においては、本明細書のまた他の実施例(第8実施例)に係る表示装置について説明する。
【0221】
説明の便宜のために、本明細書の一実施例に係る表示装置と本明細書の他の実施例に係る表示装置において、同じ構成要素についての重複した説明は省略し、同じ構成要素に対しては、同じ図面符号を使用した。
【0222】
図16は、本明細書のまた他の実施例(第8実施例)に係る表示装置の非表示領域に配置されるマルチプレクサ制御配線、マルチプレクサノイズ補償配線及びマルチプレクサノイズ補償スイッチを示す図である。
【0223】
本明細書のまた他の実施例(第8実施例)に係る表示装置において、マルチプレクサノイズ補償配線MPL_1は、第1マルチプレクサ制御配線MCL1及び第2マルチプレクサ制御配線MCL2に隣接するように配置される第1~第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1、MPLb_1、MPLc_1、MPLd_1、MPLe_1を含むことができる。
【0224】
そして、第1~第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1、MPLb_1、MPLc_1、MPLd_1、MPLe_1それぞれは、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPS_1を通して複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6のうち少なくとも一つに電気的に連結され得る。
【0225】
即ち、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPS_1は、第1~第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1、MPLb_1、MPLc_1、MPLd_1、MPLe_1それぞれと複数のソース駆動集積回路D-IC#1、...、D-IC#6の連結状態を制御できる。
【0226】
図16に示されたように、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPS_1は、第1マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS1_1~第10マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS10_1を含むことができる。
【0227】
具体的に、第1マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS1_1は、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1と第1ソース駆動集積回路D-IC#1との間に連結され、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1と第1ソース駆動集積回路D-IC#1の連結状態を制御できる。
【0228】
そして、第2マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS2_1は、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1と第2ソース駆動集積回路D-IC#2との間に連結され、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1と第2ソース駆動集積回路D-IC#2の連結状態を制御できる。
【0229】
そして、第3マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS3_1は、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLb_1と第2ソース駆動集積回路D-IC#2との間に連結され、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLb_1と第2ソース駆動集積回路D-IC#2の連結状態を制御できる。
【0230】
そして、第4マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS4_1は、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLb_1と第3ソース駆動集積回路D-IC#3との間に連結され、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLb_1と第3ソース駆動集積回路D-IC#3の連結状態を制御できる。
【0231】
そして、第5マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS5_1は、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLc_1と第3ソース駆動集積回路D-IC#3との間に連結され、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLc_1と第3ソース駆動集積回路D-IC#3の連結状態を制御できる。
【0232】
そして、第6マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS6_1は、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLc_1と第4ソース駆動集積回路D-IC#4との間に連結され、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLc_1と第4ソース駆動集積回路D-IC#4の連結状態を制御できる。
【0233】
そして、第7マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS7_1は、第4マルチプレクサノイズ補償配線MPLd_1と第4ソース駆動集積回路D-IC#4との間に連結され、第4マルチプレクサノイズ補償配線MPLd_1と第4ソース駆動集積回路D-IC#4の連結状態を制御できる。
【0234】
そして、第8マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS8_1は、第4マルチプレクサノイズ補償配線MPLd_1と第5ソース駆動集積回路D-IC#5との間に連結され、第4マルチプレクサノイズ補償配線MPLd_1と第5ソース駆動集積回路D-IC#5の連結状態を制御できる。
【0235】
そして、第9マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS9_1は、第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1と第5ソース駆動集積回路D-IC#5との間に連結され、第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1と第5ソース駆動集積回路D-IC#5の連結状態を制御できる。
【0236】
そして、第10マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS10_1は、第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1と第6ソース駆動集積回路D-IC#6との間に連結され、第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1と第6ソース駆動集積回路D-IC#6の連結状態を制御できる。
【0237】
そこで、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1は、第1ソース駆動集積回路D-IC#1中、第2ソース駆動集積回路D-IC#2の少なくとも一つに連結され、第1ソース駆動集積回路D-IC#1中、第2ソース駆動集積回路D-IC#2の少なくとも一つから第1マルチプレクサ制御信号または第2マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0238】
そして、第2マルチプレクサノイズ補償配線MPLb_1は、第2ソース駆動集積回路D-IC#2中、第3ソース駆動集積回路D-IC#3の少なくとも一つに連結され、第2ソース駆動集積回路D-IC#2中、第3ソース駆動集積回路D-IC#3の少なくとも一つから第1マルチプレクサ制御信号または第2マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0239】
そして、第3マルチプレクサノイズ補償配線MPLc_1は、第3ソース駆動集積回路D-IC#3中、第4ソース駆動集積回路D-IC#4の少なくとも一つに連結され、第3ソース駆動集積回路D-IC#3中、第4ソース駆動集積回路D-IC#4の少なくとも一つから第1マルチプレクサ制御信号または第2マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0240】
そして、第4マルチプレクサノイズ補償配線MPLd_1は、第4ソース駆動集積回路D-IC#4中、第5ソース駆動集積回路D-IC#5の少なくとも一つに連結され、第4ソース駆動集積回路D-IC#4中、第5ソース駆動集積回路D-IC#5の少なくとも一つから第1マルチプレクサ制御信号または第2マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0241】
第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1は、第5ソース駆動集積回路D-IC#5中、第6ソース駆動集積回路D-IC#6の少なくとも一つに連結され、第5ソース駆動集積回路D-IC#5中、第6ソース駆動集積回路D-IC#6の少なくとも一つから第1マルチプレクサ制御信号または第2マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加され得る。
【0242】
そして、図16に示されたように、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1~第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1それぞれは、直線形態であってよい。ただし、これに限定されず、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1~第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1それぞれは、屈曲した形態であってよい。例えば、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1~第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1それぞれは、矩形波(square wave)形態であるか正弦波(sine wave)形態であってよい。
【0243】
代替的に、第1マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1~第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLe_1は、ジグザグ波形状を有してもよい。
【0244】
言い換えれば、第1マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS1_1及び第10マルチプレクサノイズ補償スイッチMPS10_1を通して第1~第5マルチプレクサノイズ補償配線MPLa_1、MPLb_1、MPLc_1、MPLd_1、MPLe_1それぞれに連結されるソース駆動集積回路の個数を調節できる。
【0245】
図13において前述したように、クロックノイズ補償配線CPLそれぞれに連結されるソース駆動集積回路の個数が増加するほど、クロック疑似信号の放射量は増加し得る。
【0246】
これと同じ技術的論理で、複数のマルチプレクサノイズ補償配線MPL_1それぞれに連結されるソース駆動集積回路の個数が増加するほど、マルチプレクサ疑似信号の放射量は増加し得る。
【0247】
そこで、本明細書のまた他の実施例(第8実施例)に係る表示装置においても、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPS_1を通して、反転マルチプレクサ信号の放射量を調節できる。
【0248】
これによって、複数のマルチプレクサノイズ補償スイッチMPS_1を制御して、マルチプレクサ制御信号の電磁波の放射量に合わせて、マルチプレクサ疑似信号の放射量を調節できる。
【0249】
従って、本明細書のまた他の実施例(第8実施例)に係る表示装置は、マルチプレクサ制御信号の電磁波の放射量とマルチプレクサ疑似信号の放射量をマッチングさせることができ、電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0250】
本明細書の多様な実施例に係る表示装置は、下記のように説明され得る。
【0251】
本発明の実施態様は、下記のように記載することもできる。
【0252】
本発明の態様によれば、本明細書の一実施例に係る表示装置は、複数の画素が配置される表示領域及び前記表示領域を除く非表示領域を含む表示パネル、表示パネルの非表示領域に配置され、前記複数の画素にゲート信号を提供するゲート駆動部、複数の画素にデータ電圧を提供し、クロック配線を通して前記ゲート駆動部にクロック信号を提供するデータ駆動部、及び表示パネルの非表示領域に配置され、前記クロック信号と位相が反転するクロック疑似信号が印加されるクロックノイズ補償配線を含み、クロック信号による電磁波干渉が効果的に除去され得る。
【0253】
本発明の他の特徴によれば、データ駆動部は、第1方向に配置される複数のソース駆動集積回路を含み、クロック配線は、前記第1方向の両側に配置され、第2方向に延びる第1クロック配線及び第2クロック配線を含み、第1クロック配線及び前記第2クロック配線それぞれは、前記複数のソース駆動集積回路のうち最外側に配置されたソース駆動集積回路に連結され得る。
【0254】
本発明のまた他の特徴によれば、前記クロック配線は、第2方向に延びて、前記第1クロック配線と前記第2クロック配線を連結する第3クロック配線をさらに含むことができる。
【0255】
本発明のまた他の特徴によれば、前記クロックノイズ補償配線は、第1クロック配線及び前記第2クロック配線の外側に配置される第1クロックノイズ補償配線及び第2クロックノイズ補償配線を含むことができる。
【0256】
本発明のまた他の特徴によれば、第1クロックノイズ補償配線及び前記第2クロックノイズ補償配線それぞれは、前記複数のソース駆動集積回路のうち前記クロック配線に連結されたソース駆動集積回路の間に配置されたソース駆動集積回路に連結され得る。
【0257】
本発明のまた他の特徴によれば、クロックノイズ補償配線は、屈曲した形状を有し得る。
【0258】
本発明のまた他の特徴によれば、クロックノイズ補償配線と前記複数のソース駆動集積回路それぞれの間には、少なくとも一つのクロックノイズ補償スイッチが配置され得る。
【0259】
本発明のまた他の特徴によれば、前記クロックノイズ補償配線は、第1方向に延びて、前記第1クロックノイズ補償配線と前記第2クロックノイズ補償配線を連結する第3クロックノイズ補償配線をさらに含むことができる。
【0260】
本発明のまた他の特徴によれば、前記クロックノイズ補償配線の幅は、前記クロック配線の幅より広くてよい。
【0261】
本発明のまた他の特徴によれば、前記第1クロックノイズ補償配線は、複数個で構成され、第2クロックノイズ補償配線は、複数個で構成され得る。
【0262】
本発明のまた他の特徴によれば、複数個の第1クロックノイズ補償配線それぞれは、互いに異なるソース駆動集積回路に連結され、複数個の第2クロックノイズ補償配線それぞれは、互いに異なるソース駆動集積回路に連結され得る。
【0263】
本発明のまた他の特徴によれば、複数個の第1クロックノイズ補償配線は、いずれもいずれか一つのソース駆動集積回路に連結され、複数個の第2クロックノイズ補償配線は、いずれも他の一つのソース駆動集積回路に連結され得る。
【0264】
本発明のまた他の特徴によれば、表示装置は、複数のソース駆動集積回路に連結され、マルチプレクサ制御配線を通して印加されるマルチプレクサ制御信号により制御されて、前記複数の画素にデータ電圧を提供するマルチプレクサ、及び表示パネルの非表示領域に配置され、前記複数のソース駆動集積回路から前記マルチプレクサ制御信号と位相が反転するマルチプレクサ疑似信号が印加されるマルチプレクサノイズ補償配線をさらに含むことができる。
【0265】
本発明のまた他の特徴によれば、前記マルチプレクサノイズ補償配線と前記複数のソース駆動集積回路それぞれの間には、少なくとも一つのマルチプレクサノイズ補償スイッチが配置され得る。
【0266】
本発明のまた他の特徴によれば、前記マルチプレクサノイズ補償配線は、複数のマルチプレクサノイズ補償配線を含み、複数のマルチプレクサノイズ補償配線それぞれは、前記少なくとも一つのマルチプレクサノイズ補償スイッチを通して前記複数のソース駆動集積回路のうち少なくとも一つに連結され得る。
【0267】
クロックノイズ補償配線の長さは、クロック配線の長さと同じである。
【0268】
クロック信号の放射量は、クロック疑似信号の放射量と同等である。
【0269】
第1クロックノイズ補償配線と、複数の第1クロックノイズ補償配線の一つとは、同じソース駆動集積回路に連結され、第2クロックノイズ補償配線と、複数の第2クロックノイズ補償配線の一つとは、同じソース駆動集積回路に連結される。
【0270】
第1クロックノイズ補償配線と、複数の第1クロックノイズ補償配線の全てとは、同じソース駆動集積回路に連結され、第2クロックノイズ補償配線と、複数の第2クロックノイズ補償配線の全てとは、同じソース駆動集積回路に連結される。
【0271】
本明細書の実施例をさらに詳細に説明したが、本明細書は、必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、本明細書の技術思想を外れない範囲内で多様に変形実施され得る。従って、本明細書に開示された実施例は、本明細書の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本明細書の技術思想の範囲が限定されるものではない。それゆえ、以上において記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解すべきである。本明細書の保護範囲は、下記の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は、本明細書の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
図1
図2a
図2b
図3
図4
図5
図6a
図6b
図7
図8
図9a
図9b
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16