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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024109154
(43)【公開日】2024-08-14
(54)【発明の名称】トマト収穫用ハンド
(51)【国際特許分類】
   A01D 46/00 20060101AFI20240806BHJP
   B25J 15/00 20060101ALI20240806BHJP
   A01D 46/30 20060101ALI20240806BHJP
【FI】
A01D46/00 A
B25J15/00 Z
A01D46/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023013767
(22)【出願日】2023-02-01
(71)【出願人】
【識別番号】000002059
【氏名又は名称】シンフォニアテクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼田 耕治
(72)【発明者】
【氏名】井出 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 健介
【テーマコード(参考)】
2B075
3C707
【Fターム(参考)】
2B075GA01
2B075GA06
2B075JA08
2B075JD11
2B075JD19
2B075JD20
2B075JD21
2B075JE01
2B075JF02
2B075JF05
2B075JF06
2B075JF07
2B075JF08
2B075JJ05
3C707BS10
3C707HS27
3C707HT20
3C707KS03
3C707KT03
3C707KT05
(57)【要約】
【課題】簡単な構成でトマトを収穫できる、ロボットアーム装着型のトマト収穫用ハンドを提供する。
【解決手段】ロボットアーム2に装着されて使用されるトマト収穫用ハンドであって、少なくとも基準状態で水平に設定された軸心Xまわりに旋回可能なアーム部3と、アーム部3に固定されていて、収穫対象である1個のトマトの側方を囲むように配置され、先端にトマトが有する果梗を切断する刃部17を備えた果実保持部8と、果実保持部8の上部を開閉可能に移動する上蓋5と、果実保持部8の下部を開閉可能に移動する下蓋6と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロボットアームに装着されて使用されるトマト収穫用ハンドであって、
少なくとも基準状態で水平に設定された軸心まわりに旋回可能なアーム部と、
前記アーム部に固定されていて、収穫対象である1個のトマトの側方を囲むように配置され、先端に前記トマトが有する果梗を切断する刃部を備えた果実保持部と、
前記果実保持部の上部を開閉可能に移動する上蓋と、
前記果実保持部の下部を開閉可能に移動する下蓋と、
を備えたトマト収穫用ハンド。
【請求項2】
前記果実保持部が上下開口した円筒状であって、前記アーム部の軸方向の先端側に上向きV字形状の切欠を備え、
前記刃部は前記切欠に沿って設けられている、請求項1に記載のトマト収穫用ハンド。
【請求項3】
前記上蓋及び前記下蓋が平行に配置されていて、前記アーム部の軸方向に沿ってスライド移動する、請求項1または2に記載のトマト収穫用ハンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボットアームに装着してトマトを収穫するためのトマト収穫用ハンドに関する。
【背景技術】
【0002】
上記トマト収穫用ハンドとしては、例えば、特許文献1に、トマトを左右両側から挟み込んで把持する一対の当接体をロボットアームに装着したものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-41706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、トマトは生育の進み度合いによって、硬いものもあれば、柔らかいものがある。そのため、上述した一対の当接体でトマトを把持する場合、把持力が弱すぎると、トマトを把持できず落としてしまうことがある。また、把持力を強くすると、トマトを潰してしまうことがある。これを解消するために、トマトの硬さに合わせて把持力を精度よく調整する必要があるが、その調整が難しいだけでなく、高価なものになり、早期改善が要望されている。
【0005】
そこで本発明は、簡単な構成でトマトを収穫できる、ロボットアーム装着型のトマト収穫用ハンドを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ロボットアームに装着されて使用されるトマト収穫用ハンドであって、少なくとも基準状態で水平に設定された軸心まわりに旋回可能なアーム部と、前記アーム部に固定されていて、収穫対象である1個のトマトの側方を囲むように配置され、先端に前記トマトが有する果梗を切断する刃部を備えた果実保持部と、前記果実保持部の上部を開閉可能に移動する上蓋と、前記果実保持部の下部を開閉可能に移動する下蓋と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
本発明によれば、1個のトマトを果実保持部で囲み、上蓋及び下蓋を閉じることでトマトを保持する。この状態から、アーム部を旋回させることで、刃部で果梗を切断できる。その後、下蓋を開けることでトマトを果実保持部から取り出すことができる。よって、果実保持部の上部及び下部を開閉可能に移動する上蓋及び下蓋を設けるだけの簡単な構成で、トマトを潰さないように確実に収穫できる。
【0008】
また、本発明のトマト収穫用ハンドは、前記果実保持部が上下開口した円筒状であって、前記アーム部の軸方向の先端側に上向きV字形状の切欠を備え、前記刃部は前記切欠に沿って設けられていてもよい。
【0009】
上記のように、アーム部の軸方向の先端側に備えたV字形状の切欠に果梗を誘導することで、切欠に配置された刃部により果梗を切断できる。
【0010】
また、本発明のトマト収穫用ハンドは、前記上蓋及び前記下蓋が平行に配置されていて、前記アーム部の軸方向に沿ってスライド移動する構成であってもよい。
【0011】
上記構成では、特に上蓋につき、スライド移動で閉じることに伴いトマトを回転させ、果梗を刃部の位置に近づけることができるので、果梗を確実に切断できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、果実保持部の上部及び下部を開閉可能に移動する上蓋及び下蓋を設けるだけの簡単な構成で収穫できる、ロボットアーム装着型のトマト収穫用ハンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明のトマト収穫用ハンドを左方上方から見た斜視図である。
図2】トマト収穫用ハンドの平面図である。
図3】トマト収穫用ハンドの底面図である。
図4】トマト収穫用ハンドの縦断側面図である。
図5】果実保持部が収穫予定のトマトの下方に位置するようにトマト収穫用ハンドを移動させた側面図である。
図6】果実保持部内にトマトが位置するようにトマト収穫用ハンドを上昇させた側面図である。
図7】上蓋及び下蓋を閉塞位置まで移動させたトマト収穫用ハンドの側面図である。
図8】上蓋及び下蓋を閉塞位置まで移動させたトマト収穫用ハンドの正面図である。
図9】上蓋及び下蓋を開放位置まで移動させて果梗が切断されたトマトを下方へ落下させているトマト収穫用ハンドの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明のロボットアーム装着型のトマト収穫用ハンドの一実施形態を、図面に基づいて説明を行う。トマトは、ミニトマトではなく、大玉あるいは中玉のトマトを対象とする。
【0015】
トマト収穫用ハンド1は、図1図3に示すように、ロボットアーム2の先端に取り付けられて使用される。ロボットアーム2は、ロボット本体(図示せず)に直接取り付けられる又はロボット本体に取り付けられたアーム(1つ又は複数)の先端に連結される。また、ロボット本体は、例えば自走式の走行装置を備えて、トマトを収穫する収穫場を自由に移動できるように構成されていてもよいし、収穫場に施設されたレール上を移動できる移動装置を備えていてもよい。尚、図1においてトマト収穫用ハンド1の軸方向を左右方向とし、左右方向と直交する方向、つまりトマト収穫用ハンド1の幅方向を前後方向として以下において説明する。
【0016】
トマト収穫用ハンド1は、ロボットアーム2の先端に少なくとも基準状態で水平に設定された水平の軸心X回りに旋回可能に取り付けられたアーム部3と、アーム部3の先端に連結され、上蓋5及び下蓋6を左右方向へ移動させる変換機構7を収容する平面視コ字状の枠部材4と、枠部材4の右端部に連結され、上下が開放された果実保持部8と、を備えている。少なくとも基準状態とは、ロボットアーム2の動作によってアーム部3が傾斜した姿勢になることも含めていろんな姿勢になるため、図5に示すアーム部3の水平姿勢を基準状態としている。
【0017】
上蓋5は、果実保持部8の上部を開閉可能にスライド移動する蓋であり、後述する蓋取付用のブロック体73(図1参照)の上端に左端部がボルト止めされる水平板部51と、水平板部51の右端部に右端側ほど上方に位置するように折り曲げられた右上がり傾斜板部52と、を備えている。右上がり傾斜板部52の右端52Aは、円弧状に構成されている。
【0018】
下蓋6は、上蓋5に対して平行に配置されていて、トマトが果実保持部8から下方に落下しないよう果実保持部8の下部を開閉可能にスライド移動する蓋であり、図3に示すように、後述する蓋取付用のブロック体73の下端に左端部がボルト止めされた水平の取付板部61と、取付板部61の右端から下方に垂下するように90度折り曲げられた縦板部62と、縦板部62の下端部から90度折り曲げられて水平方向に延びる蓋本体部63と、を備えている。蓋本体部63の右端は、径方向内側に円弧状に凹んだ凹部63Aが形成されている。
【0019】
図1に示すように、アーム部3の後述する旋回部31は、側面視において略矩形状に構成されている。この旋回部31の右端(先端)部の上面に、デプスカメラ(深度カメラともいう)9が取り付けられたブラケット10を連結するための連結部材11がボルト止めされている。
【0020】
デプスカメラ9は、IRセンサ、RGBカメラ、プロジェクターを備え、収穫予定のトマトを撮像した画像に基づいて、トマトの三次元位置を割り出して、トマトに向けてトマト収穫用ハンド1の移動を制御する。
【0021】
連結部材11は、旋回部31の上端にボルト止めされる水平板部111と、水平板部111の右端から上方延びる縦長状の縦板部112と、を備えている。縦板部112は、ブラケット10を連結する一対のビス12,12のネジ軸部を貫通させるための前後一対の貫通孔112A,112Aを上下方向に所定間隔を置いて複数組(図1では6組)備えている。これら複数組の貫通孔112A,112Aのうちの任意の貫通孔112A,112Aにビス12,12を貫通させることで、ブラケット10に取り付けられたデプスカメラ9の上下方向の位置を調整することができる。また、ブラケット10には、貫通孔112A,112Aを貫通したビス12,12のネジ軸部を貫通させるための上下方向に長い前後一対の長孔10A,10Aが形成されている。これら長孔10A,10Aに対するビス12,12の位置を長孔10A,10A内で変更することによって、ブラケット10に取り付けられたデプスカメラ9の上下方向の位置を微調整することができる。連結部材11及びブラケット10を貫通したビス12,12のネジ軸部の先端にナットN,N(図5に後側のナットのみが図示されている)を螺合することによって、ブラケット10を連結部材11に固定することができる。デプスカメラ9の上下方向の位置の調節は、収穫するトマトの大きさ等に応じて行うことになる。
【0022】
アーム部3は、図1に示すように、ロボットアーム2の先端に取り付けられる旋回部31と、旋回部31の右端に備える筒状の取付部31Aに挿入されてボルト止めされる第1円筒部材32と、第1円筒部材32よりも内径が大きく構成され、第1円筒部材32の右端部に外嵌されてボルト止めされる第2円筒部材33と、を備えている。第2円筒部材33の内部に、図4に示す変換機構7を駆動するモータ13及びモータ13の回転を減速する減速機14を収納して、モータ13及び減速機14に直接障害物等が当接することがないようにしている。
【0023】
変換機構7は、モータ13からの回転運動を直線運動に変換するすべりねじである。具体的には、図4に示すように、ねじ軸71と、ナット72と、ナット72の後述する円筒状部721に外嵌固定されるブロック体73と、を備えて変換機構7を構成する。ねじ軸71は、左右方向に延びるように配置され、減速機14から延びる出力軸14Aにカップリング(軸連結用部材)15により一体回転可能に連結されている。尚、ねじ軸71の右端部が、枠部材4の右端板部41に回転可能に支持されている。変換機構7として、すべりねじを用いることによって、リニアガイドから構成するものに比べて軽量化、コンパクト化を図ることができる。
【0024】
ナット72は、ねじ軸71に螺合するネジが内面に形成された円筒状部721と、円筒状部721の左端に取り付けられ上下方向に沿う姿勢の板部722と、を備えている。
【0025】
ブロック体73は、板部722に複数(4つ)のボルト(図示せず)により固定されている。このブロック体73の上下端には、前後方向に延びて枠部材4の前後側板部42,42に当接する上下一対の回転規制部73A,73A(図4では前側のみ現れている)を備えている。
【0026】
したがって、モータ13から減速機14を介してねじ軸71が一方へ回転されることにより、回転規制部73A,73Aの回転が枠部材4の前後側板部42,42との当接により規制される。これによりナット72及びブロック体73が左右方向の一方(左方又は右方)に移動する。これにより、上蓋5及び下蓋6が閉塞位置(又は開放位置)に移動する。
【0027】
モータ13から減速機14を介してねじ軸71が前記とは反対の他方へ回転されることにより、回転規制部73A,73Aの回転が枠部材4の前後側板部42,42との当接により規制される。これによりナット72及びブロック体73が左右方向の他方(右方又は左方)に移動する。これにより、上蓋5及び下蓋6が開放位置(又は閉塞位置)に移動する。
【0028】
果実保持部8は、図1に示すように、枠部材4の前後側板部42,42に当接した状態でボルト止めされる前後一対の連結部81,81と、連結部81,81の右端同士を水平方向で連結すべく円弧状に湾曲した円弧部82と、を備えている。この円弧部82が、収穫対象である1個のトマトの側方を囲む囲い部を構成している。円弧部82の上下は開口している。また、円弧部82の右端側に上向きV字形状の切欠82Aを備え、この切欠82Aから上方へ露出してトマト16の果梗16Aを切断する刃部17が取り付けられている。刃部17は、その刃先が前後方向に沿った状態で円弧部82の右端の内側面に取り付けられ、トマト収穫用ハンドをチルトアップ動作させる、又は左方に動作させることで、切欠82A内に入り込んだ果梗16Aに刃部17を当接させて切断する。
【0029】
前記のように構成されたトマト収穫用ハンドを用いてトマトを収穫する手順について説明する。
【0030】
まず、デプスカメラ9で撮像した画像に基づいて収穫するトマトを選択(特定)し、そのトマト16までの距離に基づいて果実保持部8をトマト16の下方に位置するようにトマト収穫用ハンド1を移動させる(図5参照)。次に、果実保持部8内にトマト16が入り込むようにトマト収穫用ハンドを移動(上昇)させる(図6参照)。移動後にモータ13を駆動して上蓋5及び下蓋6を閉塞位置へ移動させる(図7及び図8参照)。この時、上蓋5の傾斜板部52が果梗16Aを押し移動することにより、上蓋5を確実に閉じて、トマト16が果実保持部8から飛び出すことがないようにしている。続いて、図7の矢印Yに示すようにアーム部3を旋回させることで、切欠82A内に果梗16Aを移動させる。続いて、アーム部3をチルトアップ動作させる、又は図7の矢印Zに示すようにアーム部3を左方に動作させることによって、果梗16Aを切断する。切断後は、モータ13を前記とは反対方向に駆動して上蓋5及び下蓋6を開放位置へ移動させてトマト16を下方へ落下させる(図9参照)。尚、前記落下するトマトは、図示していない袋や箱等に傷つけないように受け止めるようにしてもよい。
【0031】
本発明では、果実保持部8の上部及び下部を開閉可能に移動する上蓋5及び下蓋6を設けるだけの簡単な構成で、トマト16を潰さないように確実に収穫できる。また、アーム部3の軸方向の先端側に備えた切欠82Aに果梗を誘導することで、切欠に配置された刃部17により果梗16Aを切断できる。また、特に上蓋5につき、スライド移動で閉じることに伴いトマト16を回転させ、果梗16Aを刃部17の位置に近づけることができるので、果梗16Aを確実に切断できる。また、トマトはすずなりに多数存在している場合がある。その場合、トマトの実の部分の向きが一定でない、又は果梗16Aが他のトマトの実の部分で隠れていることがあるが、本発明では、1つのトマトを選択して収穫することができる。
【0032】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0033】
前記実施形態では、上蓋5及び下蓋6を同時に閉じたり開いたりしたが、別々に閉じたり開いたりしてもよい。
【0034】
また、前記実施形態では、果実保持部8を円弧状に構成したが、多角形状に構成してもよい。
【0035】
また、前記実施形態では、上蓋5及び下蓋6を移動させるための変換機構としてすべりねじを用いたが、ボールねじであってもよい。
【0036】
また、前記実施形態では、上蓋5及び下蓋6をアーム部3の軸方向に移動させること(スライド移動させること)で果実保持部8の上部及び下部を開閉させたが、上蓋5及び下蓋6を上下軸心回りで回動させることで果実保持部8の上部及び下部を開閉させてもよい。
【0037】
また、前記実施形態では、果実保持部8を板状の円弧部82から構成したが、複数の棒状体から構成することもできる。
【0038】
また、前記実施形態では、V字状の切欠82Aに刃先が前後方向に沿った刃部17を設けたが、V字状の切欠82Aに沿うように刃先がV字状の刃部を設けてもよい。
【0039】
また、前記実施形態では、右上がり傾斜板部52の右端52Aは、円弧状に構成したが、前記実施形態とは逆の円弧状、あるいは直線状に構成してもよい。
【0040】
また、前記実施形態では、デプスカメラ9を用いたが、トマトの三次元位置を割り出すものであれば、これに限らない。
【符号の説明】
【0041】
1…トマト収穫用ハンド、2…ロボットアーム、3…アーム部、4…枠部材、5…上蓋、6…下蓋、7…変換機構、8…果実保持部、9…デプスカメラ、10…ブラケット、10A…長孔、11…連結部材、12…ビス、13…モータ、14…減速機、14A…出力軸、15…カップリング(軸連結用部材)、16…トマト、16A…果梗、17…刃部、31…旋回部、31A…取付部、32…第1円筒部材、33…第2円筒部材、41…右端板部、42…側板部、51…水平板部、52…傾斜板部、52A…右端、61…取付板部、62…縦板部、63…蓋本体部、63A…凹部、71…ねじ軸、72…ナット、73…ブロック体、73A…回転規制部、81…連結部、82…円弧部、82A…切欠、111…水平板部、112…縦板部、112A…貫通孔、721…円筒状部、722…板部、N…ナット、X…軸心、Y,Z…矢印
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9