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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024109468
(43)【公開日】2024-08-14
(54)【発明の名称】充電システムおよび時間貸駐車場
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240806BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023014278
(22)【出願日】2023-02-01
(71)【出願人】
【識別番号】520321535
【氏名又は名称】株式会社知財事業研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100170449
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 英彦
(72)【発明者】
【氏名】大賀 信幸
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC13
5L050CC13
(57)【要約】      (修正有)
【課題】適正な充電料金または駐車料金を請求することができる電気自動車を充電する充電システムおよび自動車を駐車する時間貸駐車場を提供する。
【解決手段】充電システムは、電気自動車に接続する充電口と、充電口に電力を供給し、供給した電力量から充電料金を算出する充電制御装置とを備える。充電制御装置は、供給した電力の種類および/または供給した時間帯に応じて電気料金を算出する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気自動車に接続する充電口と
前記充電口に電力を供給し、供給した電力量から充電料金を算出する充電制御装置とを備え、
前記充電制御装置は、供給した電力の種類および/または供給した時間帯に応じて電気料金を算出する充電システム。
【請求項2】
前記供給した電力の種類は、原子力発電、火力発電、水力発電、太陽光発電の少なくともいずれか1つから選択できる、請求項1に記載の充電システム。
【請求項3】
前記充電システムを備える時間貸駐車場であって、
前記充電制御装置は、前記電気料金に加えて駐車料金も算出する、時間貸駐車場。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車を充電する充電システムおよび自動車を駐車する時間貸駐車場に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電気自動車を充電するための充電システムがある。それらの充電装置は、例えば特許文献1に記載のように、エネルギー量に料金表を適用し充電に要する料金を算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登実3236428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の充電システムは、料金表に基づき充電に要する料金を算出するのみであり、充電を行う時間について料金を算出するものではない。すなわち、電気代の安価な夜間電力と高価な昼間電力に関係なく電気代を算出するものである。
【0005】
したがって、充電システムを利用する利用者は一律に高額な充電料金を請求されることになるか、充電システムの持ち主は必要以上に高額な電気代を電力会社に請求されることになる。
【0006】
(1)本発明に係る充電システムは、電気自動車に接続する 充電口と 前記充電口に電力を供給し、供給した電力量から充電料金を算出する充電制御装置とを備え、前記充電制御装置は、供給した電力の種類および/または供給した時間帯に応じて電気料金を算出する。
【0007】
(2)前記した充電システムは、前記供給した電力の種類は、原子力発電、火力発電、水力発電、太陽光発電の少なくともいずれか1つから選択できてもよい。
【0008】
(3)本発明に係る時間貸駐車場は、前記充電システムを備える時間貸駐車場であって、
前記充電制御装置は、前記電気料金に加えて駐車料金も算出してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、適正な充電料金または駐車料金を請求することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る実施形態について、以下詳細に説明する。
【0011】
充電システムは、電気自動車のバッテリに電力を充電するための充電口と、充電口に電力を供給し、供給した電力量から充電料金を算出する充電制御装置とを備える。
【0012】
充電システムは、コインパーキングのような時間貸駐車場に備え付けられ、充電制御装置は、充電料金に加えて時間貸駐車場の駐車料金も併せて算出することができる。
【0013】
充電システムは、充電口が電気自動車に接続されたときを駐車料金の算出時間の測定を始めるようにしてもよい。また、充電システムは、充電口が電気自動車から外されたときを駐車料金の算出時間の測定を終えるようにしてもよい。
【0014】
充電制御装置は、時間に分けて電気料金を手動で設定できるようにしてもよいし、テーブルなどを利用して自動で設定できるようにしてもよい。
【0015】
充電制御装置は、電力の種類は、原子力発電、火力発電、水力発電、太陽光発電の少なくともいずれか1つから電気自動車に供給する電力の種類を選択できる。また、電力の種類に応じて電気料金を変更できる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明は、電気自動車等を充電するための充電システムに関する。