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▶ 岩穴口 圭子の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024109500
(43)【公開日】2024-08-14
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21S 6/00 20060101AFI20240806BHJP
   F21V 1/00 20060101ALI20240806BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240806BHJP
【FI】
F21S6/00 420
F21V1/00 200
F21S6/00 510
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023024722
(22)【出願日】2023-02-01
(71)【出願人】
【識別番号】521287326
【氏名又は名称】岩穴口 圭子
(72)【発明者】
【氏名】岩穴口 圭子
(57)【要約】
【課題】多彩な照明を演出するためには、高価な機材・大きさ・重さ・配線が必要である。また屋外で照明を必要とすると発電機等の車での運搬、発電機による騒音の問題点があった。
【解決手段】本発明の光源体は乾電池使用のためコンパクトであり運搬・設置が容易である。筒状体の内面には着色されたシート材を取替えるだけで、彩度だけでなく明度の色の幅もあり、フォログラムシート・ダークカラー・グラデーションカラーのシート材を使うと電球では表現出来ない多色な演出ができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源体と該光源体を支持する脚体からなる照明器具であって、前記光源体には、この光源体から発する光を導光する筒状体を備えるとともに、この筒状体の内面には着色されたシート材が取付けられていることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記光源体は、その前面にこの光源体の色を変色するための着色フィルム材が設けられることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記照明器具の脚体は、上方に向けて発光する発光体を有する台座と該台座から上方に延びる透過性の筒部材とからなる行燈体の上部に支持されていることを特徴とする請求項1又は2の記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、お花見・キャンプ・幼稚園や老人ホーム等のイベントの際、乾電池使用のため安価であり配線がないので簡単に設置でき雰囲気を演出する照明器具である。
【背景技術】
【0002】
照明器具の演出は、電源・配線が必要であり、照明の色を変える際、高度で高価な器具や運搬・設置に手間と費用がかかる。最近では安価でLEDレインボーライトやLEDチェンジライト等があるが色の彩度の変化が一般的である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
多彩な照明を演出するためには、高価な機材・大きさ・重さ・配線が必要である。また屋外で照明を必要とすると発電機等の車での運搬、発電機による騒音の問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の光源体は乾電池使用のためコンパクトであり運搬・設置が容易である。筒状体の内面には着色されたシート材を取替えるだけで、彩度だけでなく明度の色の幅もあり、フォログラムシート・ダークカラー・グラデーションカラーのシート材を使うと電球では表現出来ない多色な演出ができる。
【発明の効果】
【0005】
本発明の光源体は乾電池使用であり、配線がないので設置が容易である。また脚部がたため部材の取外しができるので、コンパクトになり運搬も車を必要としない。
【0006】
本発明の光源体は、光源体から発する光を導光する筒状体を備えるとともに、この筒状体の内面には着色されたシート材が取付けられていることで、筒状体から上方に向けて光が放射される。この時、放射された光は、筒状体の内面に取付けられたシート材の色が放射されるようになる。また前記した光源に置く着色フィルム材の色によって前記筒状体から放射される光の色を変化させることができる。
【0007】
お花見の際、筒状体があるのでスポット的に桜に照明をあてることができる。また、光源体を地面に複数個置いた場合は、少し離れた位置からこの複数の光源体を見ると、光の帯、あるいは、光が複数点在するので見た目が華やかとなり、演出効果が大きくなる。
【0008】
ベースとなる光源体が白色なので、シート材の色に反射させるためそのシート材の色が光の色である。シート材を交換することで容易に多彩な光の色を演出する事ができる。
【0009】
光源体の前面であるカバー部にカラー・明度調整の黒等の着色フィルム材を置けば、屋内の天井の色の演出やキャンプ地ではあまり明るくしない光の調整が容易である。また前記したカバー部に置く着色フィルム材の色によって、前記筒状体から放射される光の色を変化させる事ができる。
【0010】
上方に向けて発光する発光体を有する台座と該台座から上方に延びる透過性の筒部材とからなる行燈体の上部に、本発明の照明器具を取付けることで、下方向にスポット的に照明を当てる事ができるため、キャンプなどの際、料理を照らす事が容易である。また行燈体の中の発行体の発光するカバー部の上に着色フィルム材を置けば行燈体の多色な演出ができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の照明器具の全体図である。
図2】本発明の実施例の構成図である。
図3】着色フィルム材の種々の実施例を示す。
図4】本発明の光の明度の調整材である。
図5】筒状を使い行燈と料理を照らすスポットライトの全体図である。
図6】行燈照明の実施例の構成図である。
図7】使用斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0012】
本発明を図面に基づいて説明する。本発明の光源体1は脚体2と、この脚体2に取付けられた光源部3とから構成されている。この脚体2は、略U字状の第1脚体2aとこの第1脚体2aに回動可能に取付けられた略U字状の第2脚体2bとから構成されている。そして、前記光源部3は、第1脚体2aの左右の端部に回動可能に取付けられている。
前記光源部3は、円形状で断面がU字状となる胴部3aと、この胴部3aに収納された電池と(不図示)と該電池からの電源を受けて発光するランプ(不図示)と、前記胴部3aの開口を覆い、かつランプの光を透過するカバー部3bとから構成されている。
【0013】
前記した光源体1の光源部3の外周に所定長さを有する筒状体の筒状体4を装着することで本発明の照明器具Aが構成される。この筒状体4の上方に前記着色されたシート材5の色が放射されるようになる。さらに横から光源が見えないため、夜桜の花のライトアップに効果がある。(図7a参照)
なおこのシート材5は、異なる色、例えば赤色、ピンク色、青色、緑色など複数枚を用意しておきこれらを差し替えることができる。
【0014】
前記筒状体4の内面に着色されたシート材5を取り付けた状態で前記光源部3の前面に着色された着色フィルム材6を載置することで光の色の変化を楽しむことができる。この時、色の濃淡を変化させても良いものである。この着色フィルム材6は、中心部とその周辺、さらにその周辺と色を変化あるいは色の濃さを変化させた着色フィルム材6aとしても良く、さらに色を変化させた旋回模様とした着色フィルム材6bとしても良いものである。これによって着色フィルム材6を複数用意してそれぞれ取り替えることで色の変化を楽しむことができる。前記した着色フィルム材6に代えて図4に示すように中央部のみが光を透過できるようにした集光フィルム材7aを光源部3の前面に載置することも可能である。またこの集光フィルム材7aに代えて中心部の光を遮断して周囲のみの光が透過できるようにした集光フィルム材7bとすることも可能である(図7b参照)
【0015】
前記したように本発明の照明器具Aによれば、幼稚園や老人ホーム等の室内イベントで、前記光源部3の前面に着色された着色フィルム材6を載置することで、天井方向や壁面への光の放射が出来て、さらに光の色を変えることも可能で種々の演出ができるようになる。(図7c参照)
【0016】
本発明は、前記した実施例に限られるものでなく、例えば図5に示すような行燈体8の上端に照明器具Aの脚体2を取付けるようにすることも可能である。この行燈体8は、土台9aとこの土台9aに取付けられた筒体9bとからなる台座9に上方に向けて延び透過性を有する例えば乳白色の筒部材10とで構成されている。
この構成によれば照明器具Aからの光を下方向にスポット的に照明できキャンプなどの際に調理場、調理状況、調理品などを照らす事ができる。また、行燈体8の中にある光源体1に着色フィルム材6を置くことで行燈体8の光の色を変更させることも可能である。(図7d参照)
【符号の説明】
【0017】
1 光源体
2 脚体
4 筒状体
5 シート材
6 着色フィルム材
7 集光フィルム材
8 行燈体
9 台座
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7