(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024109647
(43)【公開日】2024-08-14
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 43/19 20180101AFI20240806BHJP
F21S 43/14 20180101ALI20240806BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20240806BHJP
F21W 103/20 20180101ALN20240806BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20240806BHJP
【FI】
F21S43/19
F21S43/14
F21V19/00 450
F21W103:20
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024075905
(22)【出願日】2024-05-08
(62)【分割の表示】P 2021572890の分割
【原出願日】2020-06-10
(31)【優先権主張番号】10-2019-0071623
(32)【優先日】2019-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】コ,クァンヒョン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】基板の放熱能力を向上させ、発光モジュールの信頼性を向上させることができる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置1000は、回路基板300と、回路基板300の上に配置される複数の発光素子400と、発光素子400に電源を供給するコネクタと、発光素子400を覆う樹脂層500と、樹脂層500の上に配置される蛍光体層を備える発光モジュール600と、発光モジュール600の下に配置された結合部材200、結合部材200と結合するブラケット100とを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板と、前記回路基板の上に配置される複数の発光素子を含む発光モジュールと、
前記回路基板の下面に結合される結合部材と、を含み、
前記結合部材は、
前記回路基板の下面に配置され、第1側面と、前記第1側面の反対側である第2側面と
、前記第1側面及び前記第2側面と連結される第3側面と、前記第3側面の反対側である
第4側面とを含むヘッド部と、
前記ヘッド部の一端から垂直方向に延長される第1支持部と、
前記ヘッド部の他端から垂直方向に延長される第2支持部と、
前記第1支持部から前記第1支持部の外側方向に折り曲げられる第1弾性部と、
前記第2支持部から前記第2支持部の外側方向に折り曲げられる第2弾性部と、
前記第1弾性部の端部から前記第1支持部方向に延長される第1離脱防止部と、
前記第2弾性部の端部から前記第2支持部方向に延長される第2離脱防止部と、
前記第1離脱防止部の端部から前記回路基板の下面方向に延長される第1レッグ部と、
前記第2離脱防止部の端部から前記回路基板の下面方向に延長される第2レッグ部と、
を含み、
前記第1レッグ部は、複数の第1弾性片を有し、
前記第2レッグ部は、複数の第2弾性片を有し、
前記第1レッグ部の第1弾性片は、前記第1レッグ部から外側方向に傾斜し、
前記第2レッグ部の第2弾性片は、前記第2レッグ部から外側方向に傾斜する、照明装
置。
【請求項2】
前記ヘッド部は、前記第1側面と前記第2側面との間の幅が前記第3側面と前記第4側
面との間の幅より大きく、
前記ヘッド部の第1側面及び第2側面から内側方向を向けてそれぞれ延長される第2ヘ
ッド部と、前記第2ヘッド部を連結する第1ヘッド部を含む、請求項1に記載の照明装置
。
【請求項3】
前記第2ヘッド部の前記第3側面と前記第4側面との間の幅は、前記第1ヘッド部の前
記第3側面と前記第4側面との間の幅より大きく、
前記第1ヘッド部は、開口を含む、請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1ヘッド部は、前記第3側面及び前記第4側面でリセスされた溝を含む、請求項
2または3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1離脱防止部及び前記第2離脱防止部は、前記ヘッド部と平行した方向に延長さ
れる、請求項2に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1支持部と第1弾性部の間の連結部分と、前記第2支持部と前記第2弾性部の間
の連結部分と、前記第1弾性部と前記第1離脱防止部の間の連結部分と、前記第2弾性部
と前記第2離脱防止部の間の連結部分のそれぞれは、曲面である、請求項1から3のいず
れか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第1弾性部を通る仮想の直線と前記第1支持部を通る仮想の直線の間の角度は、鋭
角であり、
前記第2弾性部を通る仮想の直線と前記第2支持部を通る仮想の直線の間の角度は、鋭
角であり、
前記第1離脱防止部を通る仮想の直線と前記第1弾性部を通る仮想の直線の間の角度は
、鋭角であり、
前記第2離脱防止部を通る仮想の直線と前記第2弾性部を通る仮想の直線の間の角度は
、鋭角である、請求項2または3に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第1レッグ部及び前記第2レッグ部は、それぞれ前記第1離脱防止部及び前記第2
離脱防止部の端部から垂直に延長される第1‐1レッグ部及び第2‐1レッグ部と、前記
第1‐1レッグ部及び前記第2‐1レッグ部から延長される第1‐2レッグ部及び第2‐
2レッグ部と、前記第1‐1レッグ部及び前記第2‐1レッグ部から延長され、外側方向
に傾斜した前記第1弾性片及び前記第2弾性片を含む、請求項1から3のいずれか一項に
記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の実施例は、面光源を提供する発光モジュール及びブラケットを効果的に結合でき
る照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常的な照明の応用は、車両用照明(light)だけではなく、ディスプレイ及び看板用バ
ックライトを含む。
【0003】
発光素子、例えば発光ダイオード(LED)は、蛍光灯、白熱灯等既存の光源に比べて低消
費電力、半永久的な寿命、はやい応答速度、安全性、環境にやさしい等の長所がある。こ
のような発光ダイオードは、各種表示装置、室内灯または室外灯のような各種照明装置に
適用されている。
【0004】
最近では、車両用光源として、発光ダイオードを採用するランプが提案されている。白
熱灯と比較すると、発光ダイオードは消費電力が小さいという点で有利である。車両用照
明は、基板の上に配置された発光ダイオードを含む発光モジュールをブラケットと結合し
て使用しており、既存では、フック、リベット形式等の方式によってブラケットと発光モ
ジュールが結合されるが、このような既存の方式は、発光モジュールの発光面を塞いだり
、工程が複雑で、外力によって発光モジュールがブラケットから離脱する問題点が発生し
た。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
実施例に係る照明装置は、単純な工程によって発光モジュールとブラケットを結合させ
ることができる。
実施例に係る前記発光モジュール及び前記ブラケットの結合力を向上させることができ
る。
【0006】
実施例に係る照明装置は、基板の放熱能力を向上させ、発光モジュールの信頼性を向上
させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施例は、回路基板と前記回路基板の上に配置される複数の発光素子を含む発光モジュ
ールと、前記回路基板の下面に結合される結合部材と、を含み、前記結合部材は、前記回
路基板の下面に配置され、第1側面と、前記第1側面の反対側である第2側面と、前記第
1側面及び前記第2側面と連結される第3側面と、前記第3側面の反対側である第4側面
とを含むヘッド部と、前記ヘッド部の一端から垂直方向に延長される第1支持部と、前記
ヘッド部の他端から垂直方向に延長される第2支持部と、前記第1支持部から前記第1支
持部の外側方向に折り曲げられる第1弾性部と、前記第2支持部から前記第2支持部の外
側方向に折り曲げられる第2弾性部と、前記第1弾性部の端部から前記第1支持部方向に
延長される第1離脱防止部と、前記第2弾性部の端部から前記第2支持部方向に延長され
る第2離脱防止部と、前記第1離脱防止部の端部から前記回路基板の下面方向に延長され
る第1レッグ部と、前記第2離脱防止部の端部から前記回路基板の下面方向に延長される
第2レッグ部と、を含み、前記第1レッグ部は、複数の第1弾性片を有し、前記第2レッ
グ部は、複数の第2弾性片を有し、前記第1レッグ部の第1弾性片は、前記第1レッグ部
から外側方向に傾斜し、前記第2レッグ部の第2弾性片は、前記第2レッグ部から外側方
向に傾斜する、照明装置を含むことができる。
【0008】
実施例に係る照明装置の前記ヘッド部は、前記第1側面と前記第2側面との間の幅が前
記第3側面と前記第4側面との間の幅より大きく、前記ヘッド部の第1側面及び第2側面
から内側方向を向けてそれぞれ延長される第2ヘッド部と、前記第2ヘッド部を連結する
第1ヘッド部を含むことができる。
【0009】
実施例に係る照明装置の前記第2ヘッド部の前記第3側面と前記第4側面との間の幅は
、前記第1ヘッド部の前記第3側面と前記第4側面との間の幅より大きく、前記第1ヘッ
ド部は、開口を含むことができる。
【0010】
実施例に係る照明装置の前記第1ヘッド部は、前記第3側面及び前記第4側面でリセス
された溝を含むことができる。
【0011】
実施例に係る照明装置の前記第1離脱防止部及び前記第2離脱防止部は、前記ヘッド部
と平行した方向に延長される。
実施例に係る照明装置の前記第1支持部と第1弾性部の間の連結部分と、前記第2支持
部と前記第2弾性部の間の連結部分と、前記第1弾性部と前記第1離脱防止部の間の連結
部分と、前記第2弾性部と前記第2離脱防止部の間の連結部分のそれぞれは、曲面であっ
てもよい。
【0012】
実施例に係る照明装置の前記第1弾性部を通る仮想の直線と前記第1支持部を通る仮想
の直線の間の角度は、鋭角であり、前記第2弾性部を通る仮想の直線と前記第2支持部を
通る仮想の直線の間の角度は、鋭角であり、前記第1離脱防止部を通る仮想の直線と前記
第1弾性部を通る仮想の直線の間の角度は、鋭角であり、前記第2離脱防止部を通る仮想
の直線と前記第2弾性部を通る仮想の直線の間の角度は、鋭角であってもよい。
【0013】
実施例に係る照明装置の前記第1レッグ部及び前記第2レッグ部は、それぞれ前記第1
離脱防止部及び前記第2離脱防止部の端部から垂直に延長される第1‐1レッグ部及び第
2‐1レッグ部と、前記第1‐1レッグ部及び前記第2‐1レッグ部から延長される第1
‐2レッグ部及び第2‐2レッグ部と、前記第1‐1レッグ部及び前記第2‐1レッグ部
から延長され、外側方向に傾斜した前記第1弾性片及び前記第2弾性片とを含むことがで
きる。
【発明の効果】
【0014】
実施例は、ブラケットと発光モジュールの結合力を向上させた照明装置を提供すること
ができる。
実施例は、向上した放熱能力を有する基板を含む照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1は、実施例に係る照明装置の平面図である。
【
図2】
図2は、実施例に係る照明装置のA‐A’線断面図である。
【
図3】
図3は、実施例に係る結合部材の斜視図である。
【
図4】
図4は、実施例に係る照明装置のB領域に対する断面図である。
【
図5a-5b】
図5a及び
図5b は、実施例に係る結合部材の平面図である。
【
図6】
図6は、実施例に係る結合部材の右側面図である。
【
図7a-7b】
図7a~
図7cは、実施例に別の照明装置の結合過程を示す断面図である。
【
図8a-8b】
図8a及び
図8bは、比較例及び実施例に係る放熱能力を比較して示した図面である。
【
図9】
図9は、実施例に係る照明装置を含むランプが適用された車両の平面図である。
【
図10】
図10は、実施例に係る照明装置を有するランプを示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。
ただし、本発明の技術思想は、説明される一部実施例に限定されるものではなく、多様
な形態に具現することができ、本発明の技術思想の範囲内であれば、実施例間の構成要素
を選択的に結合または置き換えて用いることができる。また、本発明の実施例で用いられ
る用語(技術及び科学的用語を含む)は、明白に特定して記述されない限り、本発明が属す
る技術分野で通常の知識を有した者に一般的に理解できる意味と解釈され、辞書に定義さ
れた用語のように一般的に使用される用語は、かかわる技術の文脈上の意味を考慮してそ
の意味を解釈できるだろう。また、本発明の実施例で用いられる用語は、実施例を説明す
るためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。
【0017】
本明細書において、単数形は、記載上特に限定しない限り複数形も含むことができ、「
A及びB、Cのうち少なくとも1つ(または1つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで
組合せることのできる全ての組合せのうち1つ以上を含むことができる。また、本発明の
実施例の構成要素の説明において、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を用いるこ
とができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであ
り、その用語によって当該構成要素の本質または順序等が限定されるものではない。ある
構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、
その構成要素は他の構成要素に直接的に連結または接続される場合と、各構成要素の間に
さらに他の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」される場合を全て含む。
【0018】
また、各構成要素の「上または下」に形成または配置されると記載される場合、「上ま
たは下」は、2つの構成要素が直接接触する場合だけではなく、1つ以上のさらに他の構
成要素が2つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また「上または下」と
表現される場合、1つの構成要素を基準として、上側方向だけではなく下側方向の意味も
含むことができる。
【0019】
本発明による照明装置は、照明を必要とする多様なランプ装置、例えば車両用ランプ、
家庭用照明装置または産業用照明装置に適用可能である。例えば車両用ランプに適用され
る場合、ヘッドランプ、車幅灯、サイドミラー灯、フォグランプ、尾灯(Tail lamp)、制
動灯、昼間走行灯、車両室内照明、ドアスカッフ、リアコンビネーションランプ、バック
アップランプ等に適用可能である。本発明の照明装置は、室内、室外の広告装置、表示装
置、及び各種電動車分野にも適用可能であり、その他にも現在開発されて商用化されてい
るか、今後の技術発展により具現可能な全ての照明にかかわる分野や広告にかかわる分野
等に適用可能であるといえる。
【0020】
図1は、実施例に係る照明装置1000の平面図であり、
図2は、実施例に別の照明装
置1000のA‐A’線断面図である。
図1及び
図2に図示されたように、実施例に係る照明装置1000は、回路基板300
と、前記回路基板300の上に配置される複数の発光素子400と、前記発光素子400
に電源を供給するコネクタ320と、前記発光素子400を覆う樹脂層500と、前記樹
脂層500の上に配置される蛍光体層(図示されない)を備える発光モジュール600と、
前記発光モジュール600の下に配置された結合部材200、前記結合部材200と結合
するブラケット100とを含むことができる。
【0021】
前記照明装置1000は、前記発光素子400から放出された光を面光源として放出す
ることができる。前記発光素子400は、前記回路基板300の上に複数配置されてもよ
い。前記照明装置1000において複数の発光素子400は、N列(Nは1以上の整数)ま
たは/及びM行(Mは1以上の整数)で配列されてもよい。前記複数の発光素子400は、
図1のようにN列及びM行(N、Mは2以上の整数)で配列されてもよい。
【0022】
前記照明装置1000は、照明を必要とする多様なランプ装置、例えば車両用ランプ、
家庭用照明装置、産業用照明装置に適用可能である。例えば車両用ランプに適用される照
明モジュールの場合、ヘッドランプ、車幅灯、サイドミラー灯、フォグランプ、尾灯(Tai
l lamp)、方向指示灯(turn signal lamp)、後退灯(back up lamp)、制動灯(stop lamp)、
昼間走行灯(Daytime running right)、車両室内照明、ドアスカッフ(door scarf)、リア
コンビネーションランプ、バックアップランプ等に適用可能である。
【0023】
回路基板300は、複数の発光素子400及び樹脂層500の下に位置したベース部材
または支持部材として機能することができる。前記回路基板300は、プリント基板(PCB
:Printed Circuit Board)を含むことができる。例えば、前記回路基板300は、樹脂系
のプリント基板(PCB)、メタルコア(Metal Core)PCB、フレキシブル(Flexible)PCB、セラ
ミックPCBまたはFR‐4基板のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0024】
前記回路基板300の上面はX軸‐Y軸平面を有し、前記回路基板300の厚さは、X
方向とY方向に直交するZ方向の高さであってもよい。ここで、X方向は、第1方向であ
り、Y方向は、X方向と直交する第2方向であり、前記Z方向は、X方向とY方向に直交
する第3方向であってもよい。
【0025】
前記回路基板300は、上部に配線層(図示されない)を含み、前記配線層は、発光素子
400に電気的に連結される。前記回路基板300は、前記配線層上部に配置された反射
部材または保護層を含むことができ、これは、前記配線層を保護することができる。前記
複数の発光素子400は、前記回路基板300の配線層によって直列、並列または直‐並
列連結される。前記複数の発光素子400は2個以上を有するグループが直列または並列
に連結されるか、前記グループの間が直列または並列連結される。
【0026】
前記回路基板300の第1方向(X方向)の長さx1と第2方向(Y方向)の長さy1は、
異なってもよく、例えば第1方向の長さx1が第2方向の長さy1より長く配置されても
よい。前記第1方向の長さx1は、前記第2方向の長さy1の2倍以上に配置されてもよ
い。前記回路基板300の厚さz1は、1.0mm以下、例えば0.5mm~1.0mm
の範囲を有することができる。前記回路基板300の厚さz1を薄く提供するので、照明
モジュールの厚さを増加させることがない。前記回路基板300は、厚さz1が1.0m
m以下に提供されるので、フレキシブルなモジュールを支持することができる。
【0027】
前記発光モジュール600の厚さ(z1+z2)は、前記回路基板300の第1方向(X
方向)及び第2方向(Y方向)の長さ(x1、y1)のうち短い長さの1/3以下であっても
よいが、これに限定されるものではない。前記発光モジュール600の厚さ(z1+z2)
は、前記回路基板300の底部から5.5mm以下であるか、4.5mm~5.5mmの
範囲または4.5mm~5mmの範囲を有することができる。前記発光モジュール600
の厚さ(z1+z2)は、前記回路基板300の下面から樹脂層500の上面の間の直線距
離(z1+z2)であってもよい。前記発光モジュール600の厚さ(z1+z2)は、前記
樹脂層500の厚さz2の220%以下、例えば180%~220%の範囲を有すること
ができる。前記発光モジュール600は、厚さ(z1+z2)が5.5mm以下に提供され
るので、フレキシブルでスリムな面光源モジュールとして提供することができる。
【0028】
前記発光モジュール600の厚さ(z1+z2)が前記範囲より薄い場合、光拡散空間が
減ってホットスポットが発生し、前記範囲より大きい場合、モジュール厚さの増加により
空間的設置制約とデザインの自由度が低下する。実施例は、発光モジュール600の厚さ
(z1+z2)を5.5mm以下または5mm以下に提供して、曲面構造が可能な照明装置
を提供するのでデザインの自由度及び空間的制約を減らすことができる。前記発光モジュ
ール600の厚さ(z1+z2)に対し前記照明装置1000のY方向の長さy1の比率は
1:mであってもよく、前記m≧1の比率関係を有することができ、前記mは、最小1以
上の自然数であり、前記発光素子400の列は、mより小さい整数であってもよい。例え
ば、前記mが照明装置1000の厚さ(z1+z2)より4倍以上大きいと、前記発光素子
400は4列に配置される。
【0029】
前記回路基板300は、一部にコネクタ320を備え、前記発光素子400に電源を供
給することができる。前記回路基板300において前記コネクタ320が配置された領域
310は、樹脂層500が形成されない領域として、前記回路基板300のY方向の長さ
y1と同一または小さくてもよい。前記コネクタ320は、前記回路基板300の上面一
部または下面一部に配置される。前記コネクタ320が回路基板300の底面に配置され
た場合、前記領域は除去されてもよい。前記回路基板300は、トップビュー形状が長方
形であるか、正四角形であるか、他の多角形形状であってもよく、曲面形状を有するバー
(Bar)形状であってもよい。前記コネクタ320は、前記発光素子400に連結された端
子であるか、メスコネクターまたはオスコネクターであってもよい。
【0030】
前記回路基板300は、上部に保護層または反射層を含むことができる。前記保護層ま
たは反射層は、ソルダーレジスト材質を有する部材を含むことができ、前記ソルダーレジ
スト材質は、白色材質として、入射する光を反射させることができる。
【0031】
別の例として、前記回路基板300は、透明な材質を含むことができる。前記透明な材
質の回路基板300が提供されるので、前記発光素子400から放出された光が前記回路
基板300の上面方向及び下面方向に放出される。
【0032】
前記発光素子400は、前記回路基板300の上に配置される。前記発光素子400は
、光出射面S1と多数の側面S2を有し、前記光出射面S1は、樹脂層500の上面と対
向し、前記発光素子400から樹脂層500方向に光を出射する。前記光出射面S1は、
発光素子400の上面であり、ほとんどの光が放出される。前記多数の側面S2は、少な
くとも4つの側面を含み、発光素子400の側方向に光を出射する。このような発光素子
400は、少なくとも5面発光するLEDチップとして、前記回路基板300の上にフリ
ップチップ形態で配置される。前記発光素子400は、0.3mm以下の厚さで形成され
てもよい。
【0033】
前記発光素子400は、別の例として、横型チップまたは縦型チップとして具現するこ
とができる。前記横型チップまたは縦型チップの場合、ワイヤーによって他のチップや配
線パターンと連結される。前記LEDチップにワイヤーが連結された場合、前記ワイヤー
の高さによって拡散層の厚さが増加し、ワイヤーの長さによる連結空間により発光素子4
00の間の距離が増加する。実施例に係る前記発光素子400は、5面発光により指向角
分布が大きくなる。前記発光素子400は、フリップチップで前記回路基板300の上に
配置される。前記発光素子400の間の間隔x2は、前記樹脂層500の厚さz2(z2
≦x2)と同一またはより大きくてもよい。前記発光素子400の間の間隔x2は、例え
ば2.5mm以上であってもよく、LEDチップのサイズによって可変できる。前記発光
素子400の間の最小間隔は、前記樹脂層500の厚さz2と同一またはより大きくても
よい。
【0034】
実施例に開示された発光素子400は、少なくとも5面発光するフリップチップとして
提供されるので、前記発光素子400の輝度分布及び指向角分布は改善される。
前記発光素子400は、前記回路基板300の上でN×M行列で配置された場合、Nは
1列または2列以上であり、Mは1行または2行以上を有することができる。前記N、M
は1以上の整数である。前記発光素子400は、Y軸及びX軸方向にそれぞれ配列される
。
【0035】
前記発光素子400は、発光ダイオード(LED)チップとして、青色、赤色、緑色、紫外
線(UV)または赤外線のうち少なくとも1つを発光することができる。前記発光素子400
は、例えば青色、赤色、緑色のうち少なくとも1つを発光することができる。前記発光素
子400は、前記回路基板300と電気的に連結されるが、これに限定されるものではな
い。
【0036】
前記回路基板300の上に配置された複数の発光素子400は、樹脂層500によって
密封される。前記複数の発光素子400は、前記樹脂層500と接触することができる。
前記発光素子400の側面及び上面上には、前記樹脂層500が配置される。
【0037】
前記発光素子400から放出された光は、前記樹脂層500を通じて放出される。前記
発光素子400から放出された光は、前記樹脂層500と前記樹脂層500の上に配置さ
れた蛍光体層(図示されない)を通じて外部に放出される。
【0038】
前記樹脂層500は、透明な樹脂材質例えば、UV(Ultra violet)樹脂(Resin)、シリコ
ンまたはエポキシのような樹脂材質であってもよい。前記樹脂層500は、拡散剤がない
拡散層またはモールディング層であってもよい。前記UV樹脂は、例えば主材料としてウレ
タンアクリレートオリゴマーを主原料とする樹脂(オリゴマータイプ)を利用することがで
きる。例えば、合成オリゴマーであるウレタンアクリレートオリゴマーを利用することが
できる。前記主材料に低沸点希釈型反応性モノマーであるIBOA(isobornyl acrylate(ア
クリル酸イソボルニル))、HBA(Hydroxybutyl Acrylate(ヒドロキシブチルアクリレート
))、HEMA(Hydroxy Metaethyl Acrylate(ヒドロキシメタエチルアクリレート))等が混
合されたモノマーをさらに含むことができ、添加剤として光開始剤(例えば、1‐hydroxyc
yclohexyl phenyl‐ketone(ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン), Diphenyl(ジ
フェニル))、Diphwnyl(2,4,6‐trimethylbenzoyl phosphine oxide(トリメチルベンゾ
イルホスフィンオキシド))等または酸化防止剤等を混合することができる。前記UV樹脂
は、オリゴマー10~21%、モノマー30~63%、添加剤1.5~6%を含んで構成
される組成物からなることができる。この場合、前記モノマーは、IBOA(isobornyl Acryl
ate(アクリル酸イソボルニル))10~21%、HBA(Hydroxybutyl Acrylate(ヒドロキ
シブチルアクリレート))10~21%、HEMA(Hydroxy Metaethyl Acrylate(ヒドロキシ
メタエチルアクリレート))10~21%の混合物からなることができる。前記添加剤は
、光開始剤1~5%を添加して光反応性を開始する機能をするようにすることができ、酸
化防止剤0.5~1%を添加して黄変現象を改善できる混合物からなることができる。上
述した組成物を利用した前記樹脂層の形成は、導光板の代わりにUV樹脂等の樹脂で層を形
成して、屈折率、厚さの調節を可能とすると共に、上述した組成物を利用して粘着特性と
信頼性及び量産速度を全て充足できるようにすることができる。
【0039】
前記樹脂層500の上に蛍光体層(図示されない)が配置される。前記蛍光体層は、前記
樹脂層500の上面を覆うように配置される。前記蛍光体層は、透明な物質を含むことが
できる。前記蛍光体層は、透明な絶縁物質を含むことができる。蛍光体層は、シリコン材
質であってもよく、相互異なる化学的結合を有するシリコン材質であってもよい。シリコ
ンは、無機物であるケイ素と有機物である炭素が結合された重合体として、無機物の熱安
定性、化学的安定性、耐摩耗性、光沢性等と有機物の特性である反応性、溶解性、弾力性
、加工性等の物性を持っている。シリコンを一般シリコン、フッ素比率を高めたフッ素シ
リコンを含むことができる。フッ素シリコンのフッ素比率を高めると、防湿性を改善でき
る効果がある。
【0040】
前記蛍光体層は、前記発光素子400から放出される光が入射して、波長変換された光
を提供する波長変換手段を含むことができる。例えば、前記蛍光体層は、蛍光体、量子ド
ット等を含むグループから選択された少なくとも1つを含むことができる。前記蛍光体ま
たは量子ドットは、青色、緑色、赤色の光を発光することができる。
【0041】
蛍光体は、前記蛍光体層内部に均一に配置される。蛍光体は、フッ化物(fluoride)化合
物の蛍光体を含むことができ、例えばMGF系蛍光体、KSF系蛍光体またはKTF系蛍光体のう
ち少なくと1つを含むことができる。
【0042】
前記蛍光体が赤色蛍光体である場合、前記赤色蛍光体は、610nmから650nmま
での波長範囲を有することができ、前記波長は10nm未満の幅を有することができる。
前記赤色蛍光体は、フッ化物(fluoride)系蛍光体を含むことができる。
【0043】
図2に図示されたように、前記回路基板300の下にブラケット100が配置される。
前記ブラケット100は、前記発光モジュール600を支持することができる。前記ブラ
ケット100は、前記ブラケット100の一部が除去された挿入溝110を含むことがで
きる。前記ブラケット100の挿入溝110に前記発光モジュール600の下に配置され
た結合部材200が挿入されて前記ブラケット100と前記発光モジュール600は結合
される。前記ブラケット100は、金属、プラスチック材質等からなることができるが、
これに限定されるものではない。
【0044】
図2及び
図3に図示されたように、前記回路基板300の下に結合部材200が配置さ
れる。前記結合部材200は、前記回路基板300の下面に接触することができる。例え
ば、前記結合部材200は、前記回路基板300の下面と接着剤によって結合される。前
記回路基板300の下面に前記結合部材200が接触することで、前記回路基板300の
放熱能力が向上することができる。
【0045】
前記回路基板300の下面は、前記回路基板300の一部構成である金属プレートが露
出することができる。これにより、前記結合部材200と前記金属プレートは、接着剤、
例えばソルダーペーストのようなボンディング物質で接合され、前記接合によって回路基
板300の放熱面積は改善される。
【0046】
前記結合部材200は、前記回路基板300の下に配置されるヘッド部210、前記ヘ
ッド部210の両端から折り曲げられる支持部220、前記支持部220の他端から外側
に延長されて折り曲げられる弾性部230、前記弾性部230から延長されて折り曲げら
れる離脱防止部240、前記離脱防止部240から一部は垂直方向に延長され、一部は傾
斜面を有するように折り曲げられるレッグ部250を含むことができる。前記結合部材2
00は、前記ブラケット100の挿入溝110に挿入されて前記結合部材200と前記ブ
ラケット100が嵌合結合されることで、前記ブラケット100と前記発光モジュール6
00の結合力を向上させることができる。
【0047】
前記結合部材200の厚さは、0.2mm±0.05mmを有することができる。例え
ば、前記結合部材200の厚さが0.15mm以下の場合、前記結合部材200の剛性が
低下して前記結合部材200と前記ブラケット100の結合力が弱くなり、前記結合部材
200の厚さが0.25mm以上の場合、前記結合部材200の体積が増加して前記結合
部材200と前記ブラケット100がまともに結合されないことがある。
【0048】
前記結合部材200の第1方向の幅aは、8.6mm±1.0mmを有することができ
る。前記結合部材200の第2方向の幅b3、e1は、6mm±1.0mmを有すること
ができる。前記結合部材200の第3方向の長さcは、6mm±1.0mmを有すること
ができる。
【0049】
図2~
図4に図示されたように、前記ヘッド部210は、前記回路基板300の下に配
置される。前記ヘッド部210は、前記回路基板300の下面と接触することができる。
前記ヘッド部210は、前記回路基板300の下に配置されて前記回路基板300を支持
することができる。前記ヘッド部210は、第1方向(X方向)に延長されて前記回路基板
300の下面に接触することができる。前記ヘッド部210は、第1側面と、前記第1側
面の反対側である第2側面と、前記第1側面及び前記第2側面と連結される第3側面と、
前記第3側面の反対側である第4側面を含むことができる。前記ヘッド部210の第1方
向の幅b1は、第1側面と第2側面の間の幅b1と同一であってもよい。前記ヘッド部2
10の第2方向の最大幅b3は、前記第3側面と前記第4側面の間の最大幅b3と同一で
あってもよい。前記ヘッド部210の第1方向の幅b1は、前記ヘッド部210の第2方
向の最大幅b3より小さくてもよい。前記ヘッド部210の第1方向の幅b1と前記ヘッ
ド部210の第2方向の最大幅b3の比は2:3であってもよい。前記ヘッド部210の
第1方向の幅b1は、前記ヘッド部210の第2方向の最小幅b6より小さくてもよい。
【0050】
前記ヘッド部210の第1方向の幅b1と前記ヘッド部210の第2方向の最小幅b6
の比は1:1.2であってもよい。前記ヘッド部210の第1方向の幅b1は4mm±1
.0mmを有することができる。前記ヘッド部210の第2方向の最大幅b3は6mm±
1.0mmを有することができる。前記ヘッド部210の第2方向の最小幅b6は4.8
mm±1.0mmを有することができる。前記ヘッド部210は、開口213を含むこと
ができる。
【0051】
図4を参照すると、前記ヘッド部210は、前記ヘッド部210の両側面から内側にリ
セスされた溝214を含むことができる。前記ヘッド部210の溝214は、前記ブラケ
ット100と接触することができる。前記ヘッド部210の溝214によって形成される
段差構造によって前記ヘッド部210と前記ブラケット100の結合力を向上させること
ができる。前記溝214の第1方向の幅b4は、前記溝214の第2方向の幅b5より大
きくてもよい。前記溝214の第1方向の幅b4と前記溝214の第2方向の幅b5の比
は1:0.3であってもよい。前記溝214の第1方向の幅b4は2mm±1.0mmを
有することができる。前記溝214の第2方向の幅b5は0.6mm±0.3mmを有す
ることができる。
【0052】
図3及び
図4を参照すると、前記ヘッド部210は、第1ヘッド部211と、前記第1
ヘッド部211の一端及び他端からそれぞれ延長される第2ヘッド部212を含むことが
できる。前記第1ヘッド部211及び前記第2ヘッド部212は、第1方向(X方向)及び
第2方向(Y方向)でそれぞれ異なる幅で形成される。
【0053】
前記第2ヘッド部212の第1方向の幅b7は、前記第1ヘッド部211の第1方向の
幅b4より小さくてもよい。前記第2ヘッド部212の第1方向の幅b7と前記第1ヘッ
ド部211の第1方向の幅b4の比は1:2であってもよい。前記第2ヘッド部212の
第2方向の幅b3は、前記第1ヘッド部211の第2方向の幅b6より大きくてもよい。
前記第2ヘッド部212の第2方向の幅b3と前記第1ヘッド部211の第2方向の幅b
6の比は1:0.8であってもよい。例えば、前記第1ヘッド部211の第1方向の幅b
4は2mm±1.0mmを有することができる。例えば、前記第2ヘッド部212の第1
方向の幅b7は1mm±0.5mmを有することができる。例えば、前記第1ヘッド部2
11の第2方向の幅b6は4.8mm±1.0mmを有することができる。例えば、前記
第2ヘッド部212の第2方向の幅b3は6mm±0.5mmを有することができる。
【0054】
上述したように、前記第1ヘッド部211及び前記第2ヘッド部212は、第1方向及
び第2方向で相互異なる幅で形成され、前記第1ヘッド部211の両側面から内側にリセ
スされた溝214を含むことができる。これにより、前記ヘッド部210の対向する側面
は段差構造を有するので、前記ヘッド部210と前記ブラケット100の結合力を向上さ
せることができる。
【0055】
前記第1ヘッド部211は、開口213を含むことができる。前記第1ヘッド部211
の開口213は、多角形形状を有することができるが、これに限定されるものではない。
例えば、前記第1ヘッド部211の開口213は、円形を有することができる。前記第1
ヘッド部211の開口213は、前記ヘッド部210が接着剤によって前記回路基板30
0の下面に接着される際に、過剰に塗布された接着剤が前記開口213に流出し、前記結
合部材200と前記回路基板300がずれて接着されることを防止することができる。
【0056】
図2及び
図3を参照すると、支持部220は、前記ヘッド部210から垂直方向である
第3方向(Z方向)に延長される。前記支持部220は、前記ヘッド部210が延長された
方向と垂直方向に延長される。前記支持部220は、前記ヘッド部210の4つの側面の
うち少なくとも2つの側面の終端から延長されて配置されてもよい。前記支持部220は
、前記ヘッド部210の4つの側面のうち対向する2つの側面の終端から延長されて配置
されてもよい。
【0057】
前記支持部220は、前記ヘッド部210の一端から垂直方向に延長される第1支持部
221と、前記ヘッド部210の他端から延長される第2支持部222を含むことができ
る。前記第1支持部221と前記第2支持部222は、対向して配置されてもよい。前記
第1支持部221と前記第2支持部222は、平行に配置されてもよい。前記第1支持部
221と前記第2支持部222は、相互平行した方向に延長されて配置されてもよい。
【0058】
前記支持部220は、前記第2ヘッド部212の一端から延長される第1支持部221
と、前記第2ヘッド部212の他端から延長される第2支持部222を含むことができる
。前記第1支持部221及び前記第2支持部222の第3方向の長さcは同一であっても
よいが、これに限定されるものではない。前記第1支持部221及び前記第2支持部22
2の第3方向の長さcは、前記挿入溝110の深さより大きくてもよい。
【0059】
前記第1支持部221及び前記第2支持部222の第3方向の長さcは、前記ヘッド部
210の第1方向の長さb1より長くてもよい。前記第1支持部221及び前記第2支持
部222の第3方向の長さcと前記ヘッド部210の第1方向の長さb1の比は3:2で
あってもよい。例えば、前記第1支持部221及び前記第2支持部222の第3方向の長
さcは6mm±1.0mmを有することができる。
【0060】
弾性部230は、前記支持部220から折り曲げられて延長される。前記弾性部230
は、前記支持部220から延長され、傾斜した面を含むことができる。前記弾性部230
は、前記支持部220から鋭角α1で折り曲げられる。例えば、前記弾性部230は、前
記支持部220から30度±10度の角度で折り曲げられる。例えば、前記弾性部230
の傾斜した面と前記支持部220の間の角度α1は30度であってもよい。前記弾性部2
30と前記支持部220の間の連結部分は、曲面で形成されるが、これに限定されるもの
ではない。
【0061】
前記弾性部230は、前記第1支持部221から延長されて折り曲げられる第1弾性部
231と、前記第2支持部222から延長されて折り曲げられる第2弾性部232を含む
ことができる。前記第1弾性部231と前記第2弾性部232は、前記支持部220から
相互反対方向に折り曲げられて延長されてもよい。前記第1弾性部231と前記第2弾性
部232は、相互反対方向に傾斜して延長される傾斜した面を含むことができる。前記第
1弾性部231及び前記第2弾性部232は、弾性を持って支持部220の外側方向に傾
斜した面が挿入溝110に挿入されて回路基板300と結合部材200を固定させること
ができる。
【0062】
前記第1弾性部231は、前記第1支持部221から折り曲げられて延長される。前記
第1弾性部231は、前記第1支持部221から傾斜した面を有して延長されて配置され
る。前記第1弾性部231は、前記第1支持部221の外側方向に折り曲げられる。前記
第1弾性部231の傾斜した面は、前記第1支持部221と対応して配置される。前記第
1弾性部231と前記第1支持部221の間の角度α1は、鋭角であってもよい。例えば
、前記第1弾性部231と前記第1支持部221の間の角度α1は30度±10度であっ
てもよい。
【0063】
前記第2弾性部232は、前記第2支持部222から折り曲げられて延長される。前記
第2弾性部232は、前記第2支持部222から傾斜した面を有して延長されて配置され
る。前記第2弾性部232は、前記第2支持部222の外側方向に折り曲げられる。前記
第2弾性部232の傾斜した面は、前記第2支持部222と対応して配置される。前記第
1弾性部231及び前記第2弾性部232は、それぞれ反対方向に折り曲げられて延長さ
れる。前記第2弾性部232と前記第2支持部222の間の角度α1は、鋭角であっても
よい。例えば、前記第2弾性部232と前記第2支持部222の間の角度α1は30度±
10度であってもよい。
【0064】
前記第1弾性部231及び前記第2弾性部232の第1方向の長さb2は、2.3mm
±1.0mmを有することができる。前記第1弾性部231及び前記第2弾性部232の
第3方向の高さdは、3.3mm±1.0mmを有することができる。
【0065】
離脱防止部240は、前記弾性部230から折り曲げられて延長される。前記離脱防止
部240は、前記ヘッド部210と平行した方向に延長されて配置されてもよい。前記離
脱防止部240は、前記支持部220と所定距離離隔して配置される。前記離脱防止部2
40は、前記支持部220が延長された方向と垂直方向に延長されて配置される。前記離
脱防止部240は、前記弾性部230の端部から支持部220方向に延長される。前記離
脱防止部240は、前記ブラケット100と接触することができる。前記離脱防止部24
0の上面は、前記ブラケット100の下面と接触することができる。前記離脱防止部24
0と前記弾性部230の間の連結部分は曲面で形成されるが、これに限定されるものでは
ない。前記離脱防止部240は、前記回路基板240の下面と接触して前記挿入溝110
と前記結合部材200を結合させることができる。
【0066】
前記離脱防止部240は、前記第1弾性部231から折り曲げられて延長される第1離
脱防止部241と、前記第2弾性部232から折り曲げられて延長される第2離脱防止部
242を含むことができる。前記離脱防止部240は、前記第1弾性部231及び前記第
2弾性部232の一端からそれぞれ前記第1支持部221及び前記第2支持部222方向
を向けて延長される前記第1離脱防止部241及び前記第2離脱防止部242を含むこと
ができる。前記第1離脱防止部241及び前記第2離脱防止部242は、同一平面上に配
置されてもよい。前記第1離脱防止部241と前記第2離脱防止部242は、前記挿入溝
110の段差構造と接触することができる。前記第1離脱防止部241及び前記第2離脱
防止部242は、前記挿入溝110が形成されたブラケット100の段差構造の段差に引
っかかって前記結合部材200と結合された前記回路基板300と前記ブラケット100
を結合させることができる。
【0067】
前記第1離脱防止部241と前記第2離脱防止部242は、それぞれ前記第1弾性部2
31及び前記第2弾性部232から鋭角α2で折り曲げられる。例えば、前記第1離脱防
止部241と前記第2離脱防止部242は、前記第1弾性部231及び前記第2弾性部2
32から60±10度の角度α2で折り曲げられる。
【0068】
前記第1離脱防止部241及び前記第2離脱防止部242の第1方向の幅e2は、前記
第1離脱防止部241及び前記第2離脱防止部242の第2方向の幅e1より小さくても
よい。前記第1離脱防止部241及び前記第2離脱防止部242の第1方向の幅e2と前
記第1離脱防止部241及び前記第2離脱防止部242の第2方向の幅e1の比は1:6
であってもよい。
【0069】
前記第1離脱防止部241及び前記第2離脱防止部242の第1方向の幅e2は1mm
±0.5mmを有することができる。前記第1離脱防止部241及び前記第2離脱防止部
242の第2方向の幅e1は6mm±1.0mmを有することができる。前記第1離脱防
止部241と前記第1支持部221の間の最短距離は1mmを有することができる。前記
第2離脱防止部242と前記第2支持部222の間の最短距離は1mmを有することがで
きる。
【0070】
図3~
図6に図示されたように、レッグ部250は、前記離脱防止部240から延長さ
れる。前記レッグ部250は、前記離脱防止部240の端部から前記回路基板300の下
面方向に延長される。前記レッグ部250は、前記挿入溝110内に配置される。前記レ
ッグ部250は、前記第1離脱防止部241から前記回路基板300の下面方向に延長さ
れる第1レッグ部251と、前記第2離脱防止部242から前記回路基板300の下面方
向に延長される第2レッグ部252を含むことができる。前記レッグ部250は、前記挿
入溝110に挿入されて前記回路基板300及び前記結合部材200を結合させることが
できる。前記レッグ部250の一部は、前記挿入溝110を形成する前記ブラケット10
0の内側面と接触して前記結合部材200と前記回路基板300の結合力を向上させるこ
とができる。
【0071】
図5aを参照すると、前記第1レッグ部251は、前記第1離脱防止部241から垂直
方向に所定距離延長される。前記第1レッグ部251は、前記第1離脱防止部241から
所定距離垂直方向に延長される第1‐1レッグ部251‐1を含むことができる。前記レ
ッグ部250は、前記第1‐1レッグ部251‐1から延長される第1‐2レッグ部25
1‐2と、前記第1‐1レッグ部251‐1及び前記第1‐2レッグ部251‐2とは異
なる角度で延長され、傾斜した面を含む第1弾性片251‐3を含むことができる。前記
第1弾性片251‐3は、前記第1‐1レッグ部251‐1から所定角度折り曲げられて
延長される。前記第1弾性片251‐3は、前記第1‐1レッグ部251‐1から外側方
向に傾斜することができる。
【0072】
前記第1‐2レッグ部251‐2は、前記第1離脱防止部241と垂直方向に延長され
て配置される。前記第1‐1レッグ部251‐1及び前記第1‐2レッグ部251‐2は
、前記第1支持部221及び前記第2支持部222と平行した方向に延長されて配置され
てもよい。前記第1‐1レッグ部251‐1及び前記第1‐2レッグ部251‐2は、前
記第1支持部221に対応して配置される。前記第1‐1レッグ部251‐1及び前記第
1‐2レッグ部251‐2は、前記第1支持部221と対向して配置される。前記第1‐
1レッグ部251‐1及び前記第1‐2レッグ部251‐2と前記第1弾性片251‐3
は、前記ブラケット100の挿入溝110内に配置される。
【0073】
前記第1弾性片251‐3は、前記第1‐1レッグ部251‐1から折り曲げられて延
長されて傾斜した面を有することができる。前記第1弾性片251‐3の傾斜した面は、
前記第1‐1レッグ部251‐1と異なる角度にて前記第1‐1レッグ部251‐1から
延長されて配置される。前記第1弾性片251‐3の傾斜した面と前記第1‐1レッグ部
251‐1及び前記第1‐2レッグ部251‐2の間の角度α3は15±5度であっても
よい。
【0074】
前記第1弾性片251‐3の傾斜した面は、挿入溝110を形成する前記ブラケット1
00の内側面と接触することができる。前記結合部材200が前記挿入溝110内に挿入
されて前記第1弾性片251‐3の傾斜した面の一部は、前記挿入溝110を形成する前
記ブラケット100の内側面と垂直方向に重なることができる。例えば、前記第1弾性片
251‐3の傾斜した面と前記挿入溝110の内側面は、第1方向または前記第1弾性片
251‐3の傾斜した面と前記挿入溝110の内側面が垂直方向に0.1mm重なること
ができる。そして、前記結合部材200は、弾性を有する物質からなることができ、前記
第1弾性部251‐3の傾斜した面の一部が前記挿入溝110を形成する前記ブラケット
100の内側面と重なった部分は、押し出されて前記挿入溝110内に配置される。これ
により、前記挿入溝110を形成する前記ブラケット100の内側面と前記第1弾性片2
51‐3の間の摩擦係数が増加して、前記ブラケット100と前記結合部材200の結合
力が向上することができる。
【0075】
前記第1レッグ部251の第2方向の長さe1は6mm±1.0mmを有することがで
きる。前記第1‐1レッグ部251‐1から前記第1‐2レッグ部251‐2までの第3
方向長さfは1.7mm±0.5mmを有することができる。前記第1‐2レッグ部25
1‐2と前記第1弾性片251‐3の第3方向の長さは同一であってもよいが、これに限
定されるものではない。前記第1‐2レッグ部251‐2と前記第1弾性片251‐3の
第2方向の長さは異なってもよい。例えば、前記第1弾性片251‐3の第2方向の幅は
、前記第1‐2レッグ部251‐2の第2方向の幅より大きくてもよいが、これに限定さ
れるものではない。前記第1弾性片251‐3の第2方向の幅が前記第1‐2レッグ部2
51‐2の第2方向の幅より大きい場合、前記第1弾性片251‐3が前記挿入溝110
を形成する前記ブラケット100の内側面と接触する面積が増え、前記結合部材200と
前記ブラケット100の結合力が向上することができる。
【0076】
図5bを参照すると、前記第2レッグ部252は、前記第2離脱防止部242から垂直
方向に所定距離延長される。前記第2レッグ部252は、前記第2離脱防止部242から
所定距離垂直方向に延長される第2‐1レッグ部252‐1を含むことができる。前記レ
ッグ部250は、前記第2‐1レッグ部252‐1から延長される第2‐2レッグ部25
2‐2と、前記第2‐1レッグ部252‐1及び前記第2‐2レッグ部252‐2とは異
なる角度で延長され、傾斜した面を含む第2弾性片252‐3を含むことができる。前記
第2弾性片252‐3は、前記第2‐1レッグ部252‐1から所定角度折り曲げられて
延長される。前記第2弾性片252‐3は、前記第2‐1レッグ部251‐1から外側方
向に傾斜することができる。
【0077】
前記第2‐2レッグ部252‐2は、前記第2離脱防止部242と垂直方向に延長され
て配置される。前記第2‐1レッグ部252‐1及び前記第2‐2レッグ部252‐2は
、前記第1支持部221及び前記第2支持部222と平行した方向に延長されて配置され
てもよい。前記第2‐1レッグ部252‐1及び前記第2‐2レッグ部252‐2は、前
記第2支持部222に対応して配置される。前記第2‐1レッグ部252‐1及び前記第
2‐2レッグ部252‐2は、前記第2支持部222と対向して配置される。前記第2‐
1レッグ部252‐1ないし及び前記第2‐2レッグ部252‐2と前記第2弾性片25
2‐3は、前記ブラケット100の挿入溝110内に配置される。
【0078】
前記第2弾性片252‐3は、前記第2‐1レッグ部252‐1から折り曲げられて延
長されて傾斜した面を有することができる。前記第2弾性片252‐3の傾斜した面は、
前記第2‐1レッグ部252‐1と異なる角度にて前記第2‐1レッグ部252‐1から
延長されて配置される。例えば、前記第2弾性片252‐3の傾斜した面と前記第2‐1
レッグ部252‐1及び前記第2‐2レッグ部252‐2の間の角度α3は15±5度で
あってもよい。
【0079】
前記第2弾性片252‐3の傾斜した面は、前記ブラケット100の挿入溝110を形
成する前記ブラケット100の内側面と接触することができる。前記結合部材200が前
記挿入溝110内に挿入されて前記第2弾性片252‐3の傾斜した面の一部は、前記挿
入溝110を形成する前記ブラケット100の内側面と垂直方向に重なることができる。
例えば、前記第2弾性片252‐3の傾斜した面と前記挿入溝110を形成する前記ブラ
ケット100の内側面は、垂直方向に0.1mm重なることができる。そして、前記結合
部材200は、弾性を有する物質からなることができ、前記第2弾性片レッグ部252‐
3の傾斜した面の一部が前記挿入溝110を形成する前記ブラケット100の内側面と重
なった部分は、押し出されて前記挿入溝110内に配置される。これにより、前記挿入溝
110を形成する前記ブラケット100の内側面と前記第2弾性片252‐3の間の摩擦
係数が増加して、前記ブラケット100と前記結合部材200の結合力が向上することが
できる。
【0080】
前記第2‐1レッグ部251‐1から前記第2‐2レッグ部252‐2までの第3方向
の長さfは1.7mm±0.5mmを有することができる。前記第2レッグ部252の第
2方向の長さe1は6.0mm±1.0mmを有することができる。前記第2‐2レッグ
部252‐2と前記第2弾性片252‐3の第3方向の長さは同一であってもよい。前記
第2‐2レッグ部252‐2と前記第2弾性片252‐3の第2方向の長さは異なっても
よい。例えば、前記第2弾性片252‐3の第2方向の幅が前記第2‐2レッグ部252
‐2の第2方向の幅より大きくてもよいが、これに限定されるものではない。前記第2弾
性片252‐3の第2方向の幅が前記第2‐2レッグ部252‐2の第2方向の幅より大
きい場合、前記第2弾性片252‐3が前記挿入溝110を形成する前記ブラケット10
0の内側面と接触する面積が増え、前記結合部材200と前記ブラケット100の結合力
が向上することができる。
【0081】
上述したように、実施例に係る照明装置は、回路基板300の下に配置される結合部材
200が前記ブラケット100の挿入溝110に挿入され、前記結合部材200は、前記
回路基板300の下面に接着されるヘッド部210、前記ヘッド部210から垂直方向に
延長される支持部220、前記支持部220から所定角度で折り曲げられる弾性部230
、前記弾性部230から前記支持部220と垂直方向に延長される離脱防止部240、前
記離脱防止部240から延長され、一部が前記離脱防止部240から所定角度で折り曲げ
られるレッグ部250を含むことができる。これにより、前記結合部材200のレッグ部
250が前記挿入溝110を形成する前記ブラケット100の内側面と接触して前記結合
部材200と前記挿入溝110の内側面との摩擦係数が増加して、前記ブラケット100
と前記発光モジュール600の結合力が向上することができる。また、前記結合部材20
0が前記回路基板300の下面に接着されて前記発光素子400によって発生する熱が前
記結合部材200に放出されて発光モジュール600の放熱能力を向上させ、照明装置の
信頼性を向上させることができる。
【0082】
図7a~
図7cは、前記回路基板300の下面と接触して配置された結合部材200が
前記ブラケット100の挿入溝110に結合される過程を示す図面である。
図7aに図示
されたように、接着剤(図示されない)を用いて前記回路基板300の下面に前記結合部材
200を接着した後、
図7bに図示されたように、外部力によって前記結合部材200が
前記ブラケット100の挿入溝110に挿入されて前記結合部材200と前記ブラケット
100は嵌合結合される。そして、
図7cに図示されたように、前記レッグ部250の傾
斜した面の一部は、前記挿入溝110を形成する前記ブラケット100の内側面と接触し
て摩擦係数が増大することで結合力が向上し、前記離脱防止部240は、前記ブラケット
100の下面と接触して前記結合部材200が前記ブラケット100から傾くことを防止
することができる。また、前記回路基板300の下面に結合部材200が形成されている
ので、前記回路基板300の放熱能力を向上させることができる。
【0083】
上述したように、実施例に係る照明装置では、回路基板300の下面に配置された結合
部材200と前記ブラケット100を結合させて前記ブラケット100と前記発光モジュ
ール600の間の結合力を向上させることができる。従って、実施例に係る照明装置では
、結合部材200を前記ブラケット100の挿入溝110に挿入して前記結合部材200
と前記発光モジュール600を結合できるので、単純な工程によって発光モジュール60
0と前記ブラケット100を結合でき、工程費用を節減することができる。そして、前記
結合部材200のレッグ部250の一部251‐3、252‐3が前記挿入溝110を形
成する前記ブラケット100の内側面に接触して前記発光モジュール600を前記ブラケ
ット100に固定させることができるので、前記発光モジュール600と前記ブラケット
100の結合力を向上させることができる。
【0084】
図8aは、回路基板300の上に発光素子400が配置され、前記回路基板300の下
に結合部材200が配置されていない場合の前記回路基板300の放熱能力を示した図面
であり、
図8bは、回路基板300の上に発光素子400が配置され、前記回路基板30
0の下に結合部材200が接着された場合の前記回路基板300の放熱能力を示した図面
である。
図8a及び
図8bを比較すると、
図8aに図示されたように、前記回路基板30
0の下に結合部材200が配置されていない場合、前記発光素子400から発生した熱が
前記回路基板300にしか一部が放出されないので、前記発光素子400の温度は49.
4度に測定され、
図8bに図示されたように、前記回路基板300の下に結合部材200
が配置された場合には、前記発光素子400から発生する熱が前記回路基板300及び前
記結合部材200に放出されるので、前記発光素子400の温度は45.7度に測定され
た。これにより、回路基板300の下に結合部材200が配置される場合、前記回路基板
300の放熱能力が向上し、照明装置の信頼性を向上させることができる。
【0085】
図9は、実施例に係る照明装置が適用された車両ランプが適用された車両の平面図であ
り、
図10は、実施例に開示された照明装置を有する車両ランプを示した図面である。
【0086】
図9及び
図10を参照すると、車両900において、尾灯800は、第1ランプユニッ
ト812、第2ランプユニット814、第3ランプユニット816、及びハウジング81
0を含むことができる。ここで、第1ランプユニット812は、方向指示灯の役割をする
ための光源であってもよく、第2ランプユニット814は、車幅灯の役割をするための光
源であってもよく、第3ランプユニット816は、制動灯の役割をするための光源であっ
てもよいが、これに限定されるものではない。前記第1ランプユニット~第3ランプユニ
ット812、814、816のうち少なくとも1つまたは全ては、実施例に開示された照
明モジュールを含むことができる。前記ハウジング810は、第1ランプユニット~第3
ランプユニット812、814、816を収納し、透光性材質からなることができる。こ
の時、ハウジング810は、車両本体のデザインに応じて屈曲を有することができ、第1
ランプユニット~第3ランプユニット812、814、816は、ハウジング810の形
状に応じて曲面を有する面光源を具現することができる。このような車両ランプは、前記
ランプユニットが車両の尾灯、制動灯や、ターンシグナルランプに適用される場合、車両
のターンシグナルランプに適用することができる。
【0087】
以上の実施例で説明された特徴、構造、効果等は、本発明の少なくとも1つの実施例に
含まれ、必ず1つの実施例に限定されるものではない。また、各実施例に例示された特徴
、構造、効果等は、実施例が属する分野で通常の知識を有する者によって、他の実施例に
対して組合せまたは変形して実施可能である。よって、そのような組合せと変形に係る内
容は、本発明の範囲に含まれると解釈されるべきである。
【0088】
また、以上では実施例を中心に説明したが、これは単なる例示であり、本発明を限定す
るものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有した者であれば、本実施例の本質
的な特性を逸脱しない範囲内で、以上で例示されていない多様な変形と応用が可能である
。例えば、実施例に具体的に提示された各構成要素は、変形して実施することができる。
そして、そのような変形と応用に係る差異点は、添付される請求の範囲で規定する本発明
の範囲に含まれると解釈されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板と、前記回路基板の上面に配置される複数の発光素子、前記回路基板と前記複数の発光素子の上に配置された樹脂層とを含む発光モジュールと、
前記回路基板の下面に結合された結合部材と、を含み、
前記結合部材は、
前記回路基板の下面に配置されたヘッド部と、
前記ヘッド部の一端から前記結合部材の下端に向けて延長される第1支持部と、
前記ヘッド部の他端から前記結合部材の下端に向けて延長される第2支持部と、
前記第1支持部から前記第1支持部の外側方向に折り曲げられる第1弾性部と、
前記第2支持部から前記第2支持部の外側方向に折り曲げられる第2弾性部と、
前記第1弾性部の端部から前記第1支持部に向けて折り曲げられる第1離脱防止部と、
前記第2弾性部の端部から前記第2支持部に向けて折り曲げられる第2離脱防止部と、
前記第1離脱防止部の端部から前記回路基板の下面に向けて折り曲げられる第1レッグ部と、
前記第2離脱防止部の端部から前記回路基板の下面に向けて折り曲げられる第2レッグ部と、を含み、
前記第1レッグ部は、前記第1レッグ部から前記第1レッグ部の外側に突出した第1弾性片を有し、
前記第2レッグ部は、前記第2レッグ部から前記第2レッグ部の外側に突出した第2弾性片を有し、
前記第1、2レッグ部の上端は、前記ヘッド部の上端の高さより低く、
前記第1、2弾性片の上端は、前記ヘッド部の上端の高さより低い、照明装置。
【請求項2】
前記ヘッド部は、前記回路基板の下面に接着された、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1及び第2支持部は、前記結合部材の第1方向の両側に配置され、
前記ヘッド部は、第1方向の幅が前記第1方向と直交する第2方向の幅より小さい、請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1レッグ部の前記第1弾性片は、前記第1レッグ部から外側方向に傾斜し、
前記第2レッグ部の前記第2弾性片は、前記第2レッグ部から外側方向に傾斜した、請求項1から3のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1弾性片の下端は、前記第1レッグ部の下部に連結され、前記第1弾性片の上端は、前記第1レッグ部の上端で分岐し、
前記第2弾性片の下端は、前記第2レッグ部の下部に連結され、前記第2弾性片の上端は、前記第2レッグ部の上端で分岐する、請求項4に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1弾性片は、前記第1レッグ部から複数個が分岐し、
前記第2弾性片は、前記第2レッグ部から複数個が分岐した、請求項1から5のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記複数個の第1弾性片の下端は、前記第1離脱防止部と前記第1レッグ部の間の折曲部分よりも上に配置され、
前記複数個の第2弾性片の下端は、前記第2離脱防止部と前記第2レッグ部の間の折曲部分よりも上に配置される、請求項6に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第1レッグ部は、複数の第1レッグを有し、前記複数個の第1弾性片は、前記複数の第1レッグの間の領域でそれぞれ分岐し、
前記第2レッグ部は、前記複数の第2レッグを有し、前記複数個の第2弾性片は、前記複数の第2レッグの間の領域でそれぞれ分岐する、請求項6または7に記載の照明装置。
【請求項9】
前記第1レッグ部は、複数の第1レッグを有し、
前記複数の第1レッグは、前記複数個の第1弾性片の個数より多く、
前記第2レッグ部は、複数の第2レッグを有し、
前記複数の第2レッグは、前記複数個の第2弾性片の個数より多い、請求項6または7に記載の照明装置。
【請求項10】
前記第1弾性片は、前記第1離脱防止部の領域上に配置され、
前記第2弾性片は、前記第1離脱防止部の領域上に配置される、請求項1から9のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項11】
前記第1離脱防止部及び前記第2離脱防止部は、前記ヘッド部と平行な方向に延長され、
前記ヘッド部は、第1ヘッド部と第2ヘッド部を含み、
前記第1ヘッド部は、前記第1離脱防止部から垂直な方向に延長され、
前記第2ヘッド部は、前記第2離脱防止部から垂直な方向に延長される、請求項1から10のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項12】
前記第1支持部は、前記第1レッグ部と平行な方向に延長され、
前記第2支持部は、前記第2レッグ部と平行な方向に延長され、
前記第1レッグ部と前記第2レッグ部は、第1方向に離隔し、
前記第1、2レッグ部または前記第1、2離脱防止部のうち少なくとも1つは、前記第1方向と直交する第2方向幅が前記第1、2支持部の第2方向の幅と同一である、請求項1から11のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項13】
前記ヘッド部は、前記第1、2支持部が連結される第1、2側面と、前記第1、2側面の両端の間に配置された第3、4側面とを含み、
前記第3側面及び前記第4側面は、内側に凹状の溝を含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の照明装置。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
【
図1】
図1は、実施例に係る照明装置の平面図である。
【
図2】
図2は、実施例に係る照明装置のA‐A’線断面図である。
【
図3】
図3は、実施例に係る結合部材の斜視図である。
【
図4】
図4は、実施例に係る照明装置のB領域に対する断面図である。
【
図5a-5b】
図5a及び
図5b は、実施例に係る結合部材の平面図である。
【
図6】
図6は、実施例に係る結合部材の右側面図である。
【
図7a-7c】
図7a~
図7cは、実施例に別の照明装置の結合過程を示す断面図である。
【
図8a-8b】
図8a及び
図8bは、比較例及び実施例に係る放熱能力を比較して示した図面である。
【
図9】
図9は、実施例に係る照明装置を含むランプが適用された車両の平面図である。
【
図10】
図10は、実施例に係る照明装置を有するランプを示した図面である。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板と、前記回路基板の上面に配置される複数の発光素子、前記回路基板と前記複数の発光素子の上に配置された樹脂層とを含む発光モジュールと、
前記回路基板の下面に結合された結合部材と、を含み、
前記結合部材は、
前記回路基板の下面に配置されたヘッド部と、
前記ヘッド部の一端から延長される第1支持部と、
前記ヘッド部の他端から延長される第2支持部と、
前記第1支持部から前記第1支持部の外側方向に折り曲げられる第1弾性部と、
前記第2支持部から前記第2支持部の外側方向に折り曲げられる第2弾性部と、
前記第1弾性部の端部から前記第1支持部に向けて折り曲げられる第1離脱防止部と、
前記第2弾性部の端部から前記第2支持部に向けて折り曲げられる第2離脱防止部と、
前記第1離脱防止部の端部から前記回路基板の下面に向けて折り曲げられる第1レッグ部と、
前記第2離脱防止部の端部から前記回路基板の下面に向けて折り曲げられる第2レッグ部と、を含み、
前記第1レッグ部は、前記第1レッグ部から前記第1レッグ部の外側に突出した第1弾性片を有し、
前記第2レッグ部は、前記第2レッグ部から前記第2レッグ部の外側に突出した第2弾性片を有し、
前記第1、2レッグ部の上端は、前記ヘッド部の上端の高さより低く、
前記第1、2弾性片の上端は、前記ヘッド部の上端の高さより低い、照明装置。
【請求項2】
前記ヘッド部は、前記回路基板の下面に接着された、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1及び第2支持部は、前記結合部材の第1方向の両側に配置され、
前記ヘッド部は、第1方向の幅が前記第1方向と直交する第2方向の幅より小さい、請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1離脱防止部及び前記第2離脱防止部は、前記ヘッド部と平行する方向に延長される、請求項1から3のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1レッグ部は、前記第1離脱防止部から垂直な方向に延長され、
前記第2レッグ部は、前記第2離脱防止部から垂直な方向に延長され、請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記ヘッド部は、前記第1、2支持部が連結される第1、2側面と、前記第1、2側面の両端の間に配置された第3、4側面とを含み、
前記第3側面及び前記第4側面は、内側へと凹む溝を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第1弾性部の両端部を通る仮想の直線と前記第1支持部の両端部を通る仮想の直線の間の角度は、鋭角であり、
前記第2弾性部の両端部を通る仮想の直線と前記第2支持部の両端部を通る仮想の直線の間の角度は、鋭角であり、
前記第1離脱防止部の両端部を通る仮想の直線と前記第1弾性部の両端部を通る仮想の直線の間の角度は、鋭角であり、
前記第2離脱防止部の両端部を通る仮想の直線と前記第2弾性部の両端部を通る仮想の直線の間の角度は、鋭角である、請求項1から6のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第1支持部及び第1弾性部の間の連結部分、前記第2支持部と前記第2弾性部の間の連結部分、前記第1弾性部と前記第1離脱防止部の間の連結部分、及び前記第2弾性部と前記第2離脱防止部の間の連結部分のそれぞれは、曲面である、請求項1から7のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項9】
前記回路基板の上に配置された樹脂層を含み、
前記樹脂層は、前記複数の発光素子を密封し、
前記複数の発光素子は、LEDを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項10】
前記ヘッド部は、前記回路基板の下面と接着剤で接着される、請求項2に記載の照明装置。
【請求項11】
前記ヘッド部は、第1ヘッド部と、第1ヘッド部の一端及び他端からそれぞれ延長される第2ヘッド部とを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項12】
前記第1、2弾性片の上端の高さは、前記第1、2レッグ部の上端の高さより低い、請求項1から10のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項13】
前記回路基板の下面と前記第1、2レッグ部の間の距離と、前記回路基板の下面と前記1、2弾性片の間の距離は、互いに異なる、請求項1から11のいずれか一項に記載の照明装置。