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特開2024-109960使用済み電子デバイスを評価および購入するためのキオスク
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024109960
(43)【公開日】2024-08-14
(54)【発明の名称】使用済み電子デバイスを評価および購入するためのキオスク
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/30 20230101AFI20240806BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240806BHJP
   G06Q 30/02 20230101ALI20240806BHJP
【FI】
G06Q10/30
G06Q50/10
G06Q30/02 450
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024089050
(22)【出願日】2024-05-31
(62)【分割の表示】P 2023061969の分割
【原出願日】2020-02-11
(31)【優先権主張番号】62/804,714
(32)【優先日】2019-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/807,153
(32)【優先日】2019-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ANDROID
2.FIREWIRE
3.iOS
4.LIGHTNING
5.キオスク
(71)【出願人】
【識別番号】512238357
【氏名又は名称】エコエーティーエム, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ババク フォルタンポール
(72)【発明者】
【氏名】ジェフリー プロートナー
(72)【発明者】
【氏名】ロバート オニール
(72)【発明者】
【氏名】ニール ベスコ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電子デバイスを再生利用するための消費者動作型システムを提供する。
【解決手段】システムにおいて、可動評価サブアセンブリ(MES)80は、検査プレート100が第1の位置にあるときに、他の電子デバイス54を受領する回転可能なミラープレート102および/またはミラーフレーム104と、検査プレートの少なくとも一部を含む視野を有する検査エリア50内のカメラと、電子デバイスに接続する有線および/または無線コネクティビティデバイスと、有線および/または無線コネクティビティデバイスを介して電子デバイスについての特性情報を受信し、検査プレートを第2の位置まで回転させ、検査プレートが第2の位置にあるときに、カメラを介して電子デバイスの1つ以上の画像を受信し、少なくとも部分的に特性情報および1つ以上の画像に基づいて、電子デバイスの提案価格の決定を促進する1つ以上のプロセッサと、を含む。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザから受領される電子デバイスを評価するように構成されるシステムであって、前記システムは、
キオスクであって、前記キオスクは、
筐体と、
水平回転軸周りに、第1の位置と第2の位置との間で前記筐体に対して回転可能な検査プレートであって、前記検査プレートは、前記検査プレートが前記第1の位置にあるときに、前記電子デバイスを受領するように構成される、検査プレートと、
前記検査プレートの少なくとも一部を含む視野を有するカメラと
を含む、キオスクと、
1つ以上のプロセッサであって、前記1つ以上のプロセッサは、
前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記カメラを介して、前記電子デバイスの1つ以上の画像を受信することと、
少なくとも部分的に前記1つ以上の画像に基づいて、前記電子デバイスの提案価格の決定を促進することと
を行うように構成される、1つ以上のプロセッサと
を備える、システム。
【請求項2】
前記検査プレートは、前記第2の位置から第3の位置まで回転し、前記電子デバイスを前記検査プレートから保管レセプタクルまで移動させるように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記キオスクは、前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記検査プレートに近接して位置付けられる1つ以上のミラーをさらに含み、前記1つ以上のミラーは、前記カメラに、前記検査プレート上に位置付けられる前記電子デバイスの1つ以上の反射像を提供するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記カメラは、第1のカメラであり、前記第1のカメラは、前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記検査プレートの上方に位置付けられ、前記キオスクは、第2のカメラをさらに含み、前記第2のカメラは、前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記検査プレートの下方に位置付けられ、前記1つ以上のプロセッサは、前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記第2のカメラを介して前記電子デバイスの1つ以上の画像を受信するようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記第2のカメラは、前記検査プレートに対して位置が固定されている、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記キオスクは、前記検査プレートが前記第1の位置にあるときに、前記検査プレートに平行な方向に平行移動するように構成されるアクセスドアをさらに含む、請求項1に記載のキオスク。
【請求項7】
前記検査プレートは、透明である、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記第1の位置にあるとき、水平に対する前記検査プレートの角度は、0°よりも大きく、かつ、90°よりも小さい、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記第2の位置にあるとき、前記検査プレートは、水平である、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記1つ以上のプロセッサは、前記電子デバイスの前記1つ以上の画像の遠隔評価を促進し、前記提案価格の前記決定は、少なくとも部分的に前記1つ以上の画像の前記遠隔評価に基づいている、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記1つ以上のプロセッサは、前記キオスクから遠隔にある、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記1つ以上のプロセッサは、少なくとも部分的に前記1つ以上の画像および前記電子デバイスの電気的評価に基づいて、前記電子デバイスの前記提案価格の決定を促進するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記電気的評価は、無線接続を介して前記電子デバイスから受信された情報に基づいている、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記電子デバイスは、携帯電話である、請求項1に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、それぞれ、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれ、本開示の一部にされる、2019年2月18日に出願された、「KIOSK FOR EVALUATING AND PURCHASING USED ELECTRONIC DEVICES」と題された米国仮出願第62/807,153号、および2019年2月12日に出願された、「CONNECTOR CARRIER FOR ELECTRONIC DEVICE KIOSK」と題された米国仮出願第62/804,714号の優先権および利益を主張する。
【0002】
本開示は、概して、ユーザから携帯電話および他の電子デバイスを買うための消費者動作型キオスクに関連する。
【背景技術】
【0003】
現在、地球上に存在する人々よりも多くのモバイルデバイスが使用されている。携帯電話の急成長は、部分的に、これらのデバイスが進化する急速なペースに起因する。開発の急速なペースのため、消費者が、継続的にアップグレードし、最新の特徴またはより良好な運用計画を取得するにつれて、比較的に高い割合の携帯電話が、毎年交換される。米国環境保護庁によると、米国だけで、毎年、3億7千万個の携帯電話、PDA、タブレット、および他の電子デバイスを廃棄している。何百個もの他の旧式または壊れた携帯電話、単に、がらくた用の引き出しの中に放り込まれる、または別様に好適な廃棄解決策が生じるまで保管される。
【0004】
多くの携帯電話小売業者および携帯電話店は、現在、携帯電話の下取りまたは買取プログラムを提供しているが、多くの古い電話は、依然として、最終的にごみ埋立地に行く、または発展途上国で不適切に分解および廃棄される。しかしながら、残念なことに、携帯電話および類似デバイスは、典型的には、ヒ素、リチウム、カドミウム、銅、鉛、水銀、および亜鉛等の環境に有害であり得る物質を含有する。適切に廃棄されない場合、これらの有毒物質は、分解する埋立地から地下水に染み込み、ヒトおよび環境にとって潜在的に有害な結果を伴って土壌を汚染し得る。
【0005】
小売業者の下取りまたは買取プログラムの代替として、消費者は、ショッピングモール、小売店、または他の公的にアクセス可能なエリア内に位置するセルフサービスキオスクを使用して、その使用済み携帯電話を再生利用および/または売却することができる。そのようなキオスクは、本願の出願人であるecoATM,LLCによって運用され、これらのキオスクの側面は、例えば、米国特許第7,881,965号、第8,195,511号、第8,200,533号、第8,239,262号、第8,423,404号、および第8,463,646号、米国仮特許出願第62/169,072号、第62/202,330号、第62/332,736号、第62/782,302、および第62/782,947号、および米国特許出願第14/498,763号、第14/500,739号、第14/506,449号、第14/568,051号、第14/598,469号、第14/660,768号、第14/663,331号、第14/873,145号、第14/873,158号、第14/925,357号、第14/925,375号、第14/934,134号、第14/964,963号、第14/967,183号、第14/966,346号、第15/057,707号、第15/130,851号、第15/176,975号、および第16/719,699号(それぞれは、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)に説明される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第7,881,965号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下の開示は、携帯電話および他の電子デバイスを再生利用するための消費者動作型キオスクの種々の実施形態を説明する。いくつかの実施形態では、キオスクは、比較的に小さい配設用地(例えば、都市の小売店、空港、交通駅、または他の空間に敏感な設定)にフィットするように定寸および成形される。キオスクは、1つ以上のディスプレイ、ユーザインターフェース、試験装置、仕分け容器、デバイス評価システム(DES)、および/または他のキオスクコンポーネントに適応するように構成される、筐体を含むことができる。いくつかの実施形態では、本技術に従って構成されるDESは、2つ以上の位置の間で遷移するように構成される、可動および/または傾転可能試験機器を含むことができる。例えば、DESは、試験プラットフォームと、コネクタアセンブリと、1つ以上の上側および/または下側カメラおよびライトアセンブリとを含むことができ、その全てまたはいくつかは、回転軸を中心としてDESの1つ以上のコンポーネントを傾転させることによって、ホーム位置(例えば、ユーザがキオスクと相互作用する位置)、選別位置(例えば、キオスク/DESが購入されるべき電話または他の電子デバイスの状態を評価するように構成される位置)、および仕分け位置(例えば、電子デバイスが、ユーザとの取引の完了後に仕分け容器または他の保持ユニットの中に遷移される位置)の間で遷移するように構成されることができる。これらの特徴は、購入および/または再生利用されるべき電子デバイスを評価するために必要なキオスクの体積の低減を可能にすることができる。いくつかの実施形態では、試験機器の上側および/または下側ドームは、白色である従来のドームと対照的に、色が灰色である。ドームの灰色の着色は、試験される電子デバイス上の眩光を低減させることができ、改良されたデバイス識別および/または損傷検出を可能にすることができる。ある用途では、ドームは、過剰な光を吸収し、眩光をさらに低減させるための黒色(または別様に暗い色の)部分をその内部表面上に含むことができる。これらのおよび/または他の特徴および改良の結果として、本技術に従って構成されるキオスクは、小売または他の設定で比較的に小さい占有面積を占有しながら、電子デバイスを評価することができる。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
ユーザから受領される電子デバイスを評価するように構成される消費者動作型キオスクであって、前記キオスクは、
筐体と、
第1の位置と第2の位置との間で前記筐体に対して回転可能な検査プレートであって、前記検査プレートは、前記検査プレートが前記第1の位置にあるときに、前記電子デバイスを受領するように構成される、検査プレートと、
前記検査プレートの少なくとも一部を含む視野を有するカメラと、
前記電子デバイスに接続するように構成される有線および/または無線コネクティビティデバイスと、
前記有線および/または無線コネクティビティデバイス、前記カメラ、および前記検査プレートに動作可能に接続される1つ以上のプロセッサであって、前記1つ以上のプロセッサは、
前記有線および/または無線コネクティビティデバイスを介して、前記電子デバイスについての特性情報を受信することと、
前記電子デバイスをその上に伴って、前記検査プレートを前記第1の位置から前記第2の位置まで回転させることと、
前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記カメラを介して前記電子デバイスの1つ以上の画像を受信することと、
少なくとも部分的に前記特性情報および前記1つ以上の画像に基づいて、前記電子デバイスの提案価格の決定を促進することと
を行うように構成される、1つ以上のプロセッサと
を備える、キオスク。
(項目2)
前記検査プレートは、前記第2の位置から第3の位置まで回転し、前記電子デバイスを前記検査プレートから保管レセプタクルまで移動させるように構成される、項目1に記載のキオスク。
(項目3)
前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記検査プレートに近接して位置付けられる1つ以上のミラーをさらに備え、前記1つ以上のミラーは、前記カメラに、前記検査プレート上に位置付けられる前記電子デバイスの1つ以上の反射像を提供するように構成される、項目1に記載のキオスク。
(項目4)
前記1つ以上のミラーは、前記検査プレートに対して回転するように構成されるミラーフレームに搭載される、項目3に記載のキオスク。
(項目5)
前記カメラは、第1のカメラであり、前記キオスクはさらに、前記検査プレートの少なくとも一部を含む視野を有する第2のカメラを備える、項目1に記載のキオスク。
(項目6)
前記第1のカメラは、前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記検査プレートの上方に位置付けられ、前記第2のカメラは、前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記検査プレートの下方に位置付けられる、項目5に記載のキオスク。
(項目7)
前記有線および/または無線コネクティビティデバイスは、回転可能ハブに搭載される電気コネクタを含む、項目1に記載のキオスク。
(項目8)
前記電気コネクタは、第1の電気コネクタであり、前記キオスクはさらに、前記回転可能ハブから離間される第2の電気コネクタを備え、前記第2の電気コネクタは、後退位置と延在位置との間で平行移動するように構成され、前記第2の電気コネクタは、前記延在位置にあるときに、前記電子デバイスに電気的に接続するように構成される、項目7に記載のキオスク。
(項目9)
前記回転可能ハブから離間される第3の電気コネクタをさらに備え、前記第2の電気コネクタは、前記回転可能ハブの第1の側面に位置付けられ、前記第3の電気コネクタは、前記回転可能ハブの第1の側面の反対側の前記回転可能ハブの第2の側面に位置付けられ、前記第3の電気コネクタは、後退位置と延在位置との間で平行移動するように構成され、前記第3の電気コネクタは、前記延在位置にあるときに、前記電子デバイスに電気的に接続するように構成される、項目8に記載のキオスク。
(項目10)
前記電子デバイスは、携帯電話である、項目1に記載のキオスク。
(項目11)
前記検査プレートは、透明である、項目1に記載のキオスク。
(項目12)
電子デバイスを評価するための消費者動作型キオスクであって、前記キオスクは、
筐体と、
第1の位置と第2の位置との間で前記筐体に対して回転可能な検査プレートであって、前記検査プレートは、前記第1の位置で電子デバイスを受領し、前記第1の位置および前記第2の位置で前記電子デバイスを支持するように構成される、検査プレートと、
前記検査プレートの少なくとも一部を含む視野を伴い、前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、前記電子デバイスの画像を捕捉するように構成されるカメラと
を備える、キオスク。
(項目13)
前記筐体の内面の少なくとも一部は、灰色であり、前記筐体内で放射される光を吸収するように構成される、項目12に記載のキオスク。
(項目14)
前記筐体の内面は、前記筐体内の眩光を低減させるように構成される黒色帯域を含む、項目12に記載のキオスク。
(項目15)
前記1つ以上のプロセッサは、前記ユーザが前記電子デバイスを購入する前記キオスクからの提案を容認する場合に、前記検査プレートを前記第2の位置から第3の位置まで回転させるように構成され、前記第2の位置は、前記第1の位置と前記第3の位置との間にある、項目12に記載のキオスク。
(項目16)
検査プレートは、評価サブアセンブリが前記第2の位置にあるときに水平である、項目15に記載のキオスク。
(項目17)
前記カメラは、前記筐体の上側部分に搭載される、項目12に記載のキオスク。
(項目18)
消費者動作型キオスクを使用して、電子デバイスを評価する方法であって、前記方法は、
第1の位置に前記キオスクの検査プレートを位置付けることと、
前記第1の位置で前記検査プレート上に前記電子デバイスを受領することと、
第1の位置から離れて第2の位置まで前記検査プレートを回転させることと、
前記検査プレートが前記第2の位置にあるときに、カメラを使用して前記電子デバイスを視覚的に評価することと、
前記ユーザに前記電子デバイスを購入する提案を提供することであって、前記提案は、少なくとも部分的に前記電子デバイスの視覚的評価に基づく、ことと
を含む、方法。
(項目19)
前記ユーザによる前記提案の容認に応答して、前記第2の位置から離れて第3の位置まで前記検査プレートを回転させ、保管レセプタクル内に前記電子デバイスを預けることをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記検査プレートが前記第1の位置にあるときに、前記電子デバイスに接続されるべき電気コネクタを前記ユーザに提示することをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目21)
前記電気コネクタを介して、前記電子デバイスを電気的に評価することをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記電子デバイスを電気的に評価した後に、前記電子デバイスから前記電気コネクタを自動的に接続解除することをさらに含む、項目21に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本技術の実施形態に従って構成される、電子デバイス再生利用キオスクの正面右上等角図である。
【0009】
図2図2は、図1のキオスクの正面左上等角図である。
【0010】
図3図3は、図1のキオスクの背面左上等角図である。
【0011】
図4図4は、図1のキオスクの底部正面右等角図である。
【0012】
図5図5は、キオスクの内部コンポーネントおよびシステムをより詳しく図示する目的のために、フロントドアおよび関連付けられるハードウェアが省略された、図1のキオスクの正面右上等角図である。
【0013】
図6図6は、本技術の実施形態に従って構成される、電子デバイス再生利用キオスクの正面概略図である。
【0014】
図7A図7Aは、本技術の実施形態に従って構成される、図1-5の電子デバイス再生利用キオスクの電子デバイス評価システム(DES)の正面右上等角図である。
【0015】
図7B図7Bは、図7AのDESの正面図である。
【0016】
図7C図7Cは、図7AのDESの右側面図である。
【0017】
図7D図7Dは、図7AのDESの背面図である。
【0018】
図7E図7Eは、図7AのDESの左側面図である。
【0019】
図7F図7Fは、図7AのDESの上平面図である。
【0020】
図7G図7Gは、図7AのDESの底平面図である。
【0021】
図8図8は、図示の目的のために下側筐体の部分が除去された、図7AのDESの背面右上等角図である。
【0022】
図9図9は、図示の目的のために上側筐体および下側筐体が除去された、図7AのDESの正面右上等角図である。
【0023】
図10A図10Aは、傾転アセンブリがホーム位置にあり、アクセスドアが開放されている、図7Bの切断面A-Aに沿って得られた図7AのDESの断面側面図である。
【0024】
図10B図10Bは、傾転アセンブリがホーム位置にあり、アクセスドアが開放されている、図7Bの切断面A-Aに沿って得られた図7Aの傾転アセンブリの拡大断面側面図である。
【0025】
図11A図11Aは、傾転アセンブリがホーム位置にあり、アクセスドアが閉鎖されている、図7Bの切断面A-Aに沿って得られた図7AのDESの断面側面図である。
【0026】
図11B図11Bは、傾転アセンブリが選別位置にあり、アクセスドアが閉鎖されている、図7Bの切断面A-Aに沿って得られた図7AのDESの断面側面図である。
【0027】
図11C図11Cは、傾転アセンブリが仕分け位置にあり、アクセスドアが閉鎖されている、図7Bの切断面A-Aに沿って得られた図7AのDESの断面側面図である。
【0028】
図11D図11Dは、図示の目的のために上側筐体および下側筐体が除去された、図7AのDESの背面右上等角図である。
【0029】
図12A図12Aは、図7Bの切断面A-Aに沿って得られた図7AのDESのシュートの拡大断面側面図である。
【0030】
図12B図12Bは、保管用仕分け容器の概略側面図である。
【0031】
図13図13は、DESが修理または保守構成である、図7Bの切断面A-Aに沿って得られた図7AのDESの断面側面図である。
【0032】
図14A図14Aは、本技術の他の実施形態に従って構成される、電子デバイス再生利用キオスクの等角図である。
【0033】
図14B図14Bは、図14Aのキオスクの正面図である。
【0034】
図15A図15Aは、本技術の実施形態に従って構成される、図14Aおよび14Bの電子デバイス再生利用キオスクの電子デバイス評価システム(DES)の正面右上等角図である。
【0035】
図15B図15Bは、図15AのDESの側面立面図である。
【0036】
図16A図16Aは、図15AのDESの検査エリアの拡大正面右上等角図である。
【0037】
図16B図16Bは、図示の目的のために上側DES筐体が除去された、図15AのDESの検査エリアの拡大正面右上等角図である。
【0038】
図17図17は、一次コネクタアセンブリの回転軸に沿った図15AのDESのコネクタアセンブリの図である。
【0039】
図18A図18Aは、図15AのDESの二次コネクタアセンブリの正面等角図である。
【0040】
図18B図18Bは、図18Aの二次コネクタアセンブリの後面等角図である。
【0041】
図19A図19Aは、図18Aの二次コネクタアセンブリの後面分解図である。
【0042】
図19B図19Bは、図18Aの二次コネクタアセンブリの正面分解図である。
【0043】
図20図20は、図17の切断面B-Bに沿って得られた図18Aの二次コネクタアセンブリの断面上面図である。
【0044】
図21図21は、図1-6および14A-14Bのキオスクと関連付けられる種々のコンポーネントを図示する概略図である。
【0045】
図22A図22Aおよび22Bは、本技術の実施形態による、ユーザから電子デバイスを評価および購入するためのフロールーティングを図示する。
図22B図22Aおよび22Bは、本技術の実施形態による、ユーザから電子デバイスを評価および購入するためのフロールーティングを図示する。
【0046】
図23図23は、本技術の種々の側面を実装するための好適な分散コンピューティング環境の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
ある詳細が、本技術の種々の実施形態の徹底的な理解を提供するように、以下の説明および図1-23に記載される。他の事例では、多くの場合、モバイル電子デバイス、モバイルデバイス再生利用キオスク等と関連付けられる、周知の構造、材料、動作、および/またはシステムは、本技術の種々の実施形態の説明を不必要に曖昧にすることを回避するように、以下の開示には詳細に示されていない、または説明されていない。しかしながら、当業者は、本技術が、本明細書に記載される詳細のうちの1つ以上のものを伴わずに、または他の構造、方法、コンポーネント等を用いて、実践され得ることを認識するであろう。
【0048】
下記で使用される用語は、その最も広義の合理的様式で解釈されるものであるが、本技術の実施形態のある実施例の詳細な説明と併せて使用されている。実際に、ある用語が、下記で強調さえもされ得るが、しかしながら、任意の制約された様式で解釈されることを意図している任意の用語が、詳細な説明の節では、そのようなものとして明白かつ具体的に定義されるであろう。
【0049】
付随する図は、本技術の実施形態を描写し、その範囲の限定であることを意図していない。種々の描写される要素のサイズは、必ずしも一定の縮尺で描かれておらず、これらの種々の要素は、読みやすさを改良するように恣意的に拡大され得る。コンポーネントの詳細は、そのような詳細が本発明を作製および使用する方法の完全な理解のために不必要であるときに、コンポーネントの位置およびそのようなコンポーネントの間のある精密な接続等の詳細を除外するように、図では抽象化され得る。図に示される詳細、寸法、角度、および他の特徴の多くは、本開示の特定の実施形態の例証にすぎない。故に、他の実施形態も、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、他の詳細、寸法、角度、および特徴を有することができる。加えて、当業者は、本発明のさらなる実施形態が下記に説明される詳細のうちのいずれかを伴わずに実践され得ることを理解するであろう。図では、同じ参照番号が、同じ、または少なくとも概して類似する要素を識別する。
【0050】
図1および2は、ユーザから電子デバイス(例えば、携帯電話、タブレット等)を購入するための本技術の実施形態に従って構成される、キオスク10の正面等角図である。図3は、キオスク10の後面等角図であり、図4は、キオスク10の底面等角図である。図1-4を集合的に参照すると、キオスク10は、筐体12と、キオスク10の使用を促進するように構成される、1つ以上のユーザインターフェースデバイス14a-dとを含むことができる。ユーザインターフェースデバイス14a-dは、キーパッド14a、IDカードリーダ14b、支払ディスペンサ14c、領収書ディスペンサ14d、および/または電子デバイス購入プロセスを促進するための他のユーザインターフェースデバイス(例えば、親指の指紋スキャナ)を含むことができる。図示されるように、キオスク10はまた、1つ以上のディスプレイ16a-bを含むこともできる。1つ以上のディスプレイ16a-bは、表示されたプロンプト等に応答して、ユーザ入力を受信するためのタッチスクリーン能力を含むことができる。キオスク10はまた、ユーザが評価のためにその電子デバイス(図示せず)を提出することを可能にし得る、アクセスドア18を含むこともできる。アクセスドア18は、キオスク10のフロントドア20内の開口を被覆することができる。ユーザ入力14a-dのうちの1つ以上のものが、キオスク10のフロントドア20上または内に位置付けられることができる。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース14a-dのうちの1つ以上のものが、キオスク筐体12の側壁22上または内に位置付けられることができる。
【0051】
図1を参照すると、筐体12は、高さH、幅W、および奥行Dを有することができる。いくつかの実施形態では、高さHは、24~90インチ、30~90インチ、36~72インチ、および/または48~84インチである。いくつかの実施形態では、幅Wは、10~54インチ、12~48インチ、24~36インチ、および/または20~30インチである。いくつかの実施形態では、奥行Dは、15~30インチおよび/または18~24インチである。
【0052】
図4に図示されるように、キオスク10は、1つ以上の脚部24および/または1つ以上のキャスタ26を含むことができる。脚部24は、水平ではない配設場所におけるキオスク10の水平化を可能にするように、高さを調節するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、脚部24は、キオスク10がキャスタ上で容易に移動されることを可能にするように、キャスタ26の上方で上向きに後退されることができる。いくつかの実施形態では、キャスタ26は、キオスク10が配設される床または他の表面に接触するように、調節可能であり、下向きに移動することが可能である。
【0053】
図5は、キオスク10の内部コンポーネントを図示するように、フロントドア20(図1)が除去された、キオスク10の等角図である。フロントドア20は、ディスプレイ16a-bの一方または両方が定常のままである間に、開放位置と閉鎖位置との間で(例えば、1つ以上のヒンジを中心として)枢動するように、構成されることができる。図1-2に図示される位置でディスプレイ16a-bのうちの1つ以上のものを維持することは、技術者または他のオペレータが、ディスプレイ16のうちの1つ以上のものの上で命令を観察しながら、キオスク10の内部コンポーネントに保守および/または修理を実施することを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ16のうちの一方(例えば、上側ディスプレイ16b)が、フロントドア20に接続され、それとともに移動する一方で、他方のディスプレイ(例えば、下側ディスプレイ16a)は、定位置に留まる。
【0054】
キオスク10は、ディスプレイ16a-bに適応するように構成される、1つ以上のコンパートメント30a-bを含むことができる。これらのディスプレイコンパートメント30a-bは、キオスク10の上端またはその近傍に位置付けられることができる。1つ以上のディスペンサ32a-b(例えば、領収書プリンタ/ディスペンサ、ラベルプリンタ/ディスペンサ、現金/バウチャまたは他の報酬ディスペンサ等)が、必要に応じて、関連付けられる領収書、ラベル、現金等をユーザに分配し、本明細書に説明される方法を実施するように、適切な場所およびキオスク10内のコンパートメントに位置付けられることができる。CPUおよび他のコンピュータハードウェア35が、キオスク10の下側部分内に位置付けられることができ、ケーブル(例えば、延在可能ケーブル)を介して、および/またはキオスク10内および/または外の他のコンポーネントへの無線コネクタを介して、動作可能に接続されることができる。いくつかの実施形態では、キオスク10は、壁コンセントまたは他の設備電源に差し込まれるように構成される、1つ以上の電力ケーブルを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のエネルギー貯蔵ユニット(例えば、バッテリ)が、上記に説明されるコンポーネントに給電するように、キオスク10内に位置付けられることができる。DES34は、購入および/または再生利用された電子デバイスを受領するための仕分け容器または他の保管レセプタクルに適応するように構成される、仕分け容器スロット36の上方のキオスク10の下側部分またはその近傍に位置付けられることができる。
【0055】
いくつかの実施形態では、DES34は、キオスク10の中心またはその近傍に位置付けられることができる。他の実施形態では、DES34は、例えば、キオスク10の他の部分内に位置付けられることができる。図6は、DES34’が、キオスク10’の筐体12’の側壁のうちの1つまたはその近傍に位置付けられ得る、キオスク10’の正面概略図を図示する。残りのハードウェア35’およびユーザインターフェース32’は、DES34’の上方、下方、および/または側面の空間内に位置付けられることができる。いくつかの構成では、キオスク10’の1つの側面に向かってDES34’を位置付けることは、ユーザインターフェース32’および他のハードウェアコンポーネント35’がコンパクトな局所的配列に位置付けられ得るため、キオスク10’の全体的寸法をさらに縮小することができる。いくつかの実施形態では、キオスク10’は、単一のディスプレイ16’を含む。単一のディスプレイは、タッチスクリーン能力を含むことができる、および/または広告/命令を表示することができる。いくつかの実施形態では、キオスク10’は、それぞれ、上記に説明されるディスプレイ16a、16bに機能および/または構造が類似する、2つのディスプレイ16a’、16b’を含む。
【0056】
図7Aは、DES34のコンポーネントをより詳しく図示するようにキオスク10から除去された、DES34の拡大正面等角図である。図示されるように、DES34は、上側筐体40と、下側筐体42とを含むことができる。いくつかの実施形態では、上側筐体および下側筐体40、42は、相互と一体的に形成される。他の実施形態では、上側筐体および下側筐体40、42は、別個の部品である。いくつかの実施形態では、キオスクは、アクセスドアアセンブリ44を含む。アクセスドアアセンブリ44は、上側DES筐体40に接続されることができる。いくつかの実施形態では、アクセスドアアセンブリ44は、上側DES筐体40に搭載される下側フレーム46を含む。アクセスドアフレーム46は、キオスク10の検査エリア50へのアクセスを提供するように構成される、開口部48を含むことができる。下記により詳細に説明されるように、アクセスドアアセンブリ44は、移動方向53に沿って(図7Aに示されるように)閉鎖位置と開放位置との間で移動する(例えば、摺動する)ように構成される、アクセスドア18を含むことができる。閉鎖位置では、アクセスドア18は、DES34の電子デバイス検査エリア50へのアクセスを遮断する。開放位置では、アクセスドア18は、検査エリア50の中への電子デバイス54の挿入および/またはそこからの除去を可能にするように、図7Aに示されるように検査エリア50から離れるように移動される。
【0057】
図7Bは、DES34の正面図であり、図7Cは、その右側面図である。図7Bに図示されるように、検査エリア50は、携帯電話または他の電子デバイス54を受領するために十分な(例えば、キオスク10が配設される床と平行に測定されるような)幅W2を有することができる。例えば、検査エリアの幅W2は、少なくとも4インチ、少なくとも6インチ、少なくとも8インチ、および/または少なくとも12インチであり得る。いくつかの実施形態では、検査エリア50の幅W2は、4~10インチ、6~12インチ、8~20インチ、および/または10~14インチである。好ましくは、検査エリア50の幅W2は、約18インチである。図7Cに示されるように、上側筐体40は、ドーム形状、部分ドーム形状、または別様に球状の形状を有することができる。上側筐体40の形状は、下記により詳細に説明されるように、電子デバイス54の視覚検査のための上側ドームとしての上側筐体40の使用を促進することができる。上側DES筐体40は、その中またはその上に搭載される、1つ以上の内向きに指向されたライトアセンブリを含むことができる。例えば、上側ライトアセンブリ56が、上側筐体40の側壁を通して搭載されることができ、上側後部ライトアセンブリ58が、上側筐体40の後壁を通して搭載され、上側DES筐体40の中に指向されることができる。図示される実施形態では、ライトアセンブリ56、58はそれぞれ、同数のライト(例えば、3つのライト)を含む。いくつかの実施形態では、側面ライトアセンブリ56は、後部ライトアセンブリ58と異なる数のライトを含むことができる。例えば、幅の広さよりも長い、大部分の電子デバイスの形状に起因して、側面ライトアセンブリ56は、電子デバイスの全長をより良好に照明するための後部ライトアセンブリ58よりも多くのライトを含んでもよい。いくつかの実施形態では、上側カメラ60(図7C)が、上側DES筐体40の上側部分上または内に(例えば、上側DES筐体40の上端またはその近傍に)搭載される。
【0058】
図7Dは、DES34の後面立面図である。図示されるように、下側DES筐体42は、下記に詳細に説明されるように、デバイスの検査およびユーザによる購入提案の容認後に、それを通して電子デバイスが降下するように構成され得る、シュート62または他の構造を含むことができる。いくつかの実施形態では、下記により詳細に説明されるように、検査エリア50および他のコンポーネントの傾転を促進するように構成される、駆動アセンブリ64が、下側DES筐体42の側面上に搭載される。アクセスドアアセンブリ44は、アクセスドア18上の(例えば、アクセスドア18の裏面上の)1つ以上のロックインターフェース139と選択的に係合するように構成される、施錠機構137を含むことができる。例えば、ロックインターフェース139は、施錠機構137の可動突出部または他の部分を受容するように構成される、アクセスドアの裏面上のくぼみであり得る。ロックインターフェース139を施錠機構137と係合させることは、ロックインターフェース139からの施錠機構137の可動突出部の選択的係脱を伴わずに、アクセスドアが開放構成と閉鎖構成との間で移動しないように阻止または防止することができる。
【0059】
図7E、7F、および7Gは、それぞれ、DES34の左側面図、上面図、および底面図である。図7Fに図示されるように、アクセスドア18は、軌道68上のレール66に係合する(例えば、摺動可能に係合する)ように構成される、1つ以上のガイド64を含むことができる。いくつかの実施形態では、軌道68および/またはレール66(例えば、丸いレール)が、アクセスドアフレーム46に搭載される、または別様に取り付けられる。ガイド64とレール66との間の係合は、他の方向へのアクセスドア18の移動を限定しながら、2つの平行および反対方向に(例えば、レール68の長さと平行に)移動経路53に沿ってアクセスドア18の移動を促進することができる。
【0060】
図8は、図示の目的のために上側DES筐体40および下側筐体42の右および後側壁が除去された、DES34の後面等角図である。DES34は、開放位置(図7A)と閉鎖位置(図11A)との間でアクセスドア18を移動させるように構成される、アクセスドアモータ74(例えば、ステップモータ)を含むことができる。例えば、アクセスドアモータ74は、アクセスドア18の裏側の歯付き軌道78と界面接触するように定寸および成形される歯を有する、スプロケット76を回転させるように構成されることができる。スプロケットの回転は、開放位置と閉鎖位置との間でアクセスドア18を移動させる76。いくつかの実施形態では、アクセスドアモータ74、ガイド66、および/または軌道70は、電力がキオスクから切断され、アクセスドア18が閉鎖位置に向かって移動する場合に、アクセスドア18とキオスクの他のコンポーネントとの間の損傷衝撃を阻止または防止するための抑制機構を含む。
【0061】
図8に図示されるように、DES34は、可動評価サブアセンブリ(「MES」)80を含むことができる。MES80は、2つ以上の位置の間で水平回転軸を中心としてDES34の1つ以上のコンポーネントを傾転/回転させるように構成される、駆動アセンブリ64を含むことができる。MES80は、駆動アセンブリ64に動作可能に結合される、ベースプレート84を含むことができる。ベースプレート84は、下側DES筐体42に、上側DES筐体40に、またはキオスク10のある他の部分にヒンジ連結して(例えば、回転可能に)接続されることができる。付加的コンポーネントが、下記により詳細に解説されるように、ベースプレート84に搭載されることができる。例えば、コネクタキャリア85(例えば、一次コネクタキャリアおよび/または回転可能コネクタキャリア)が、ベースプレート84に回転可能に搭載され、ベースプレート84とともに移動するように構成されることができる。下記にさらに詳細に説明されるように、コネクタキャリア85は、回転可能ハブ(例えば、カルーセル)上に円周方向に分散される、複数の個々の電気コネクタを含むことができる。いくつかの実施形態では、下側ドームアセンブリ87が、ベースプレート84に搭載される、および/または別様にベースプレート84とともに移動するように構成される。
【0062】
図9は、図示の目的のために上側DES筐体40および下側筐体42が除去された、MES80の等角図である。MES80はさらに、ベースプレート84に搭載される、ミラーアセンブリ86を含むことができる。例えば、ミラーアセンブリ86は、ベースプレート84に対するミラーアセンブリ86の回転および/または偏向を可能にするようにベースプレート84に枢動可能に結合される、1つ以上のヒンジ88を含んでもよい。
【0063】
図8および9に図示されるように、駆動アセンブリ64は、第1の滑車92に動作可能に結合される傾転モータ90(例えば、ステッピングモータ)を含むことができる。駆動アセンブリ64は、第1の滑車92に、および第2の滑車96に接続される、駆動ベルト94(例えば、歯付きベルト)を含むことができる。第1の滑車92および第2の滑車96は、DES34の下側筐体42に、またはある他の固定構造に搭載されることができる。傾転モータ90は、第1の滑車92を回転させ、駆動ベルト94を介して第2の滑車96を回転させるように構成されることができる。いくつかの実施形態では、傾転アセンブリは、ベースプレート84の回転を促進するための傾転モータ90とベースプレート84との間の噛合歯車配列を含むことができる。MES80は、第2の傾転滑車96に回転係止され、傾転軸99を中心として回転するように構成される、ブラケット97を含むことができる。ブラケット97は、第2の滑車96の回転が、ベースプレート84を回転させるように、ベースプレート84に搭載されることができる。
【0064】
図9を参照すると、MES80は、検査プレート100を含むことができる。検査プレート100は、例えば、電話または他の電子デバイス54の検査の間に使用される透明プレートであり得る。検査プレート100は、ガラス、ポリマー、またはある他の好適な材料(例えば、透明または半透明材料)から構築されることができる。例えば、検査プレート100は、疎油性材料から構築される、または疎油性材料でコーティングされることができる。疎油性材料または他の汚れ耐性材料の使用は、キオスク10の性能を改良し、検査プレート100を清掃するための頻繁な点検の必要性を低減させることができる。いくつかの実施形態では、検査プレート100およびベースプレート84は、単一の透明材料としてともに形成される。いくつかの実施形態では、検査プレート100は、ベースプレート84に搭載される。例えば、ベースプレート84は、検査プレート100を受容するように定寸および形成される開口を有することができる。好ましくは、上側カメラ60は、検査プレート100の全体または大部分を含む、視野を有する。
【0065】
図9にさらに図示されるように、ミラーアセンブリ86は、概して、少なくとも2つの側面上の検査エリア50を囲繞する、ミラープレート102を含むことができる。いくつかの実施形態では、ミラーアセンブリ86は、少なくとも2つの側面上の検査エリア50の周囲に延在するミラーフレーム104に搭載される、1つ以上のミラーを含む。ミラーフレーム104は、ミラープレート102の一部として形成される、または別様にそれに接続されることができる。ミラープレート102および/またはミラーフレーム104は、ベースプレート84またはキオスク10のある他の構造にヒンジ連結して(例えば、回転可能に)接続されることができる。図示される実施形態では、ミラーアセンブリ86は、検査エリア50の第1の側面上に位置付けられる第1の側面ミラー106aと、第1の側面ミラー106aの反対側の検査エリア50の第2の側面上の第2の側面ミラー106bとを含む。いくつかの実施形態では、ミラーアセンブリ86はさらに、少なくとも部分的に第1および第2の側面ミラー106a、106bの間に延在する、上側ミラー106cを含む。ミラー106a、106b、106cのうちの1つ以上のものは、ミラープレート102に対してある角度で配列されることができる。ミラープレート102に対するミラー106a-cの角度は、例えば、10°~85°、20°~80°、25°~55°、30°~60°、45°~65°、および/または40°~50°であり得る。ミラープレート102に対してミラーに角度を付けることは、検査エリア50内のカメラが、検査プレート100と垂直または略垂直な方向から検査の間に電話または他の電子デバイス54の側面の反射像を取得することを可能にすることができる。
【0066】
いくつかの実施形態では、ミラーフレーム104の下側は、1つ以上の隆起112、リブ、または突出部を有する、棚部材110を含むことができる。これらの隆起112は、電子デバイス54の底端と棚部材110との間に間隙Gを提供するように構成されることができる。棚部材110から離れるように電話または他の電子デバイス54の底端を離間することは、電子デバイス54の底縁が、キオスク10のカメラまたは他の撮像機器によって観察され得るように、光が間隙Gを通して見えることを可能にすることができる。電子デバイス54の底縁を視認することは、電子デバイス54の全体的サイズのより容易および/またはより正確な評価、および電子デバイス54の底縁の損傷のより容易な検出を促進することができる。いくつかの実施形態では、隆起112または棚部材110のある他の部分は、検査プレート100がその種々の位置の間で移動するにつれて、電子デバイス54が検査プレート100にわたって、かつそこから離れるように転倒する可能性を低減させるように構成される、1つ以上の穴縁または突出部を含む(下記の図11A-11Cの議論参照)。棚部材110はまた、それを通してコネクタキャリア85からのコネクタ114が電話に接続するように挿入され得る、コネクタスロットまたはコネクタ開口を含むこともできる。コネクタキャリア85の構造および動作を説明する、さらなる詳細が、「CONNECTOR CARRIER FOR ELECTRONIC DEVICE KIOSK」と題され、2019年2月12日に出願された、米国仮特許出願第62/804,714号、また、「CONNECTOR CARRIER FOR ELECTRONIC DEVICE KIOSK」と題され、2020年2月11日に出願された、代理人整理参照番号111220-8053.US01(その開示全体は、参照することによって本明細書に組み込まれる)に説明される。
【0067】
図10Aは、MES80が水平に対してある角度で配列される、初期または「ホーム」位置にDES34を示す、DES34の断面側面図である。例えば、ベースプレート84と水平との間の角度A1は、0°を上回り90°未満であり得る。いくつかの実施形態では、ベースプレート84と水平との間の角度は、DES34がホーム位置にあるときに、40°~80°、55°~75°、10°~85°、45°~70°、および/または30°~65°である。いくつかの実施形態では、ベースプレート84と水平との間の角度は、約60°である。ホーム位置にあるときに水平に対して90°未満の角度にベースプレート84を配向することは、電話54が検査エリア50から外に不注意に落下する危険性を低減させることができる。ホーム位置にあるときに水平に対して0°を上回る角度にベースプレート84を配向することは、キオスク10のアクセスドアアセンブリ44および/または他のコンポーネントに適応するためのキオスク10の要求される奥行を縮小し、それによって、キオスク10の全体的サイズおよび/または占有面積を縮小することができる。いくつかの実施形態では、図8および11Dに図示されるように、MES80は、キオスク10の一部(例えば、DES34の下側筐体42の一部)に選択的に係合し、傾転位置の間でMES80の不慮の遷移を阻止または防止するように構成される、1つ以上の施錠機構141を含むことができる。
【0068】
図10Aに図示されるように、下側ドームアセンブリ87は、曲線状ドーム/球状の形状を有する、下側ドーム120を含むことができる。下側ドーム120は、MES80が種々の位置の間でベースプレート84を駆動するにつれて、下側ドームアセンブリ87がベースプレート84とともに移動するように、ベースプレート84に搭載されることができる。いくつかの実施形態では、下側ドームアセンブリ87は、電話または他の電子デバイスを検査するために使用される、1つ以上のカメラおよび/または照明アセンブリを含む。例えば、下側ドームアセンブリ87は、下側ドーム120に搭載される下側カメラ122を含むことができる。下側カメラ122は、検査プレート100の全体または大部分を含む、視野を有することができる。いくつかの実施形態では、下側ドームアセンブリ87は、第1および第2の照明アセンブリ126、124を含む。図9に戻ると、ミラーフレーム104は、(例えば、カメラのうちの1つの配設、修理、置換、および/または改造後に)カメラ60、122の較正を促進するように構成される、1つ以上の較正構造を含むことができる。例えば、ミラーフレーム104は、ミラーフレーム104上の既知の位置に位置し、カメラ60、122の一方または両方によって観察可能である、1つ以上の視覚インジケータ91(例えば、ドット、突出部、くぼみ等)を含むことができる。視覚インジケータ91は、カメラ60、122によって捕捉される画像の評価を較正する、および/または画像を拡大縮小するために使用されることができる。照明アセンブリのうちの1つ以上のもの(例えば、下側後部照明アセンブリ124)が、下側ドーム120の裏側に搭載されることができる。いくつかの実施形態では、別の照明アセンブリ(例えば、下側照明アセンブリ126)が、下側ドーム120の側面上に位置付けられる。
【0069】
図10Bは、MES80およびキオスク10の他のコンポーネントの拡大側面図を図示する。上側DES筐体40は、検査エリア50の境界に1つ以上の周縁または縁128を含むことができる。MES80が、示されるようなホーム位置にあるとき、上側DES筐体40の周縁128は、上側DES筐体および下側DES筐体40、42の内部へのアクセスが、アクセスの外側に閉鎖されるように、ミラーフレーム104に重複することができる。コネクタキャリア85へのアクセスもまた、上側DES筐体40とミラーフレーム104との間のインターフェースによって遮断される。
【0070】
図11A-11Cは、それぞれ、ホーム位置、検査位置、および仕分け位置でDES34を図示する、左側断面図である。より具体的には、図11Aは、それらの個別のデフォルト位置(例えば、ユーザまたは保守スタッフとの相互作用がない場合にそれらが位置付けられる位置)でのアクセスドア18およびMES80を図示する。デフォルト位置では、アクセスドア18は、閉鎖され、それによって、DES34の検査エリア50へのアクセスを遮断する。ユーザは、(例えば、図10Bに図示されるように)アクセスドア18を開放し、検査エリア50の中への電話または他の電子デバイス54の設置を可能にするように、(例えば、ディスプレイ16a-bのうちの1つのタッチスクリーン部分を介して、および/またはユーザインターフェースデバイス14a-dのうちの1つを介して)キオスク10に指示してもよい。例えば、ユーザは、取引を開始する要求と関連付けられる、ディスプレイ16a-b上またはキーパッド14a上の1つ以上のボタンまたはアイコンをタップする、また押下してもよい。ユーザは、ユーザインターフェースデバイス14a-d(図1)のうちの1つ以上のものを介して、および/またはディスプレイ16a-bのうちの1つのタッチスクリーン部分を介して、ユーザの電子デバイス54のメーカおよび/またはモデルを規定してもよい。コネクタキャリア85は、検査エリア50に向かって回転および/または移動し、関連性があるコネクタ114(図9)を検査エリア50に提示することができる。ユーザが、電子デバイス54を検査エリア50の中に投入し、それにコネクタ114(図9)を接続した後、ユーザは、下取りおよび/または購入値に関して電子デバイス54を評価するように、(例えば、ディスプレイ16a-bのうちの1つのタッチスクリーン部分を介して、および/またはユーザインターフェースデバイス14a-dのうちの1つ以上のものを介して)キオスク10に指示してもよい。いくつかの実施形態では、アクセスドア18を閉鎖する前に、および/または検査エリア50の中への電子デバイス54の設置に先立って、キオスク10は、下側カメラ122を使用し、(例えば、古物商法への準拠のために、および/または他のセキュリティ目的のために)検査プレート100を通してユーザの写真を撮影してもよい。図10Bおよび11Aに図示されるように、キオスク10は、アクセスドア18の下向きの移動を限定するように、および/またはアクセスドア18の閉鎖位置を画定するように構成される、1つ以上のドア停止部136を含むことができる。
【0071】
図11Bに図示されるように、MES80は、ホーム位置から評価(例えば、選別、検査等)位置まで回転することができる。いくつかの実施形態では、ベースプレート84および/または検査プレート100は、評価位置にあるときに略水平に位置付けられる。キオスク10は、MES80が評価位置にあるときに電子デバイス54を評価するように構成されることができる。電子デバイス54の評価は、デバイスの金銭的価値に影響を及ぼし得る、デバイスについての種々の情報を決定するための視覚的評価(例えば、カメラ60、122を介した)および/または電気的評価(例えば、コネクタ114を介した、および/またはソフトウェアアプリケーションまたは無線接続を介した)を含むことができる。そのような情報は、例えば、デバイスのメーカ、モデル、サブモデル、デバイス特徴(例えば、メモリサイズ、携帯電話サービス会社等)、デバイス動作可能性、デバイス充電および/または再充電可能性、物理的状態(例えば、亀裂の存在または非存在、ディスプレイ機能および状態等)を含むことができる。
【0072】
電子デバイス54の亀裂および/または画面カバーの電気的評価、視覚的評価、選別、検出、および/または他の評価および分析は、米国特許第10,496,963号、第10,475,002号、第10,445,708号、第10,438,174号、第10,417,615号、第10,401,411号、第10,269,110号、第10,157,427号、第10,127,647号、第10,055,798号、第10,032,140号、第9,911,102号、第9,904,911号、第9,885,672号、第9,881,284号、第9,818,160号、第8,463,646号、第8,423,404号、第8,239,262号、第8,200,533号、第8,195,511号、および第7,881,965号、米国特許出願第12/573,089号、第12/727,624号、第13/113,497号、第12/785,465号、第13/017,560号、第13/438,924号、第13/753,539号、第13/658,825号、第13/733,984号、第13/705,252号、第13/487,299号、第13/492,835号、第13/562,292号、第13/658,828号、第13/693,032号、第13/792,030号、第13/794,814号、第13/794,816号、第13/862,395号、第13/913,408号、第14/498,763号、第14/500,739号、第14/873,158号、第14/506,449号、第14/925,357号、第14/925,375号、第14/934,134号、第14/964,963号、第14/568,051号、第14/966,346号、第14/598,469号、第14/660,768号、第14/663,331号、第15/057,707号、第15/091,487号、第15/214,791号、第15/630,460号、第15/641,145号、第15/672,157号、第15/855,320号、第15/901,526号、第15/977,729号、第16/195,785号、第16/357,041号、第16/534,741号、第16/556,018号、第16/556,104号、第16/575,003号、第16/575,090号、および第16/601,492号、および第16/719,699号、「METHODS AND SYSTEMS FOR VISUALLY EVALUATING ELECTRONIC DEVICES」と題され、2015年6月1日に出願人によって出願された、米国仮特許出願第62/169,072号、「METHODS AND SYSTEMS FOR INSPECTING MOBILE DEVICES AND OTHER CONSUMER ELECTRONIC DEVICES WITH ROBOTIC ACTUATION」と題され、2015年8月7日に出願人によって出願された、米国仮特許出願第62/202,330号、「METHODS AND SYSTEMS FOR DETECTING DAMAGE IN EDGE REGIONS OF MOBILE ELECTRONIC DEVICES」と題され、2016年5月6日に出願人によって出願された、米国仮特許出願第62/332,736号、「CONNECTOR CARRIER FOR ELECTRONIC DEVICE KIOSK」と題され、2019年2月12日に出願人によって出願された、米国仮特許出願第62/804,714号、「KIOSK FOR EVALUATING AND PURCHASING USED ELECTRONIC DEVICES」と題され、2019年2月18日に出願人によって出願された、米国仮特許出願第62/807,153号、「NEURAL NETWORK BASED PHYSICAL CONDITION EVALUATION OF ELECTRONIC DEVICES, AND ASSOCIATED
SYSTEMS AND METHODS」と題され、2019年2月18日に出願人によって出願された、米国仮特許出願第62/807,165号、および「SYSTEMS AND METHODS FOR VENDING AND/OR PURCHASING MOBILE PHONES AND OTHER ELECTRONIC DEVICES」と題され、2019年12月18日に出願人によって出願された、米国仮特許出願第62/950,075号に説明されるように実施されることができる。前述の文に列挙される全ての特許および特許出願、および本明細書で識別される任意の他の特許または特許出願は、参照することによってそれらに全体として本明細書に組み込まれる。
【0073】
いくつかの実施形態では、電子デバイス54の評価(例えば、電気および/または視覚検査)は、デバイス識別、メーカ、モデル、および/または構成を含み得る、電子デバイス54についての特性情報を取得することを含む。他の実施形態では、特性情報はさらに、ハードウェア/ソフトウェア構成、充電能力、メモリ容量等を含む、デバイス機能性を含むことができる。モバイルデバイスを識別および/または評価するために必要な情報は、例えば、一意の識別子(例えば、携帯電話のIMEI番号またはMEIDまたは同等の番号、ネットワーク接続可能なデバイスのハードウェアメディアアクセス制御アドレス(MACアドレス)、または電子デバイスの型番およびシリアル番号)、デバイス製造業者を説明する情報(例えば、製造業者名またはIDコード)、モデル、特性、および能力(例えば、CPUタイプおよび速度、記憶容量(SRAM、DRAM、ディスク等)、無線搬送波、無線帯域(周波数範囲およびCDMA、GSM(登録商標)、LTE等のコード化)、および/または色、状態等を含むことができる。いくつかの実施形態では、電気分析は、電子デバイスの充電回路の状態および/または機能性を評価することを含むことができる。特に、試験電子機器は、充電回路が電線上で引き込む電流の量を測定することができ、試験電子機器は、対応する電流測定信号を使用し、充電回路が機能的であるか、損傷されているかどうかを決定することができる。いくつかの実施形態では、キオスク部分10は、本明細書で識別され、参照することによってそれらの全体として組み込まれる、共同所有されている特許および特許出願に詳細に説明される、方法および/またはシステムのうちの1つ以上のものを使用して、電気分析を実施することができる。
【0074】
いくつかの実施形態では、上側ドーム40および下側ドーム120の一方または両方の内面(または少なくともその大部分)は、色が灰色である。灰色の上側および/または下側ドーム40、120を使用することは、上側ドームおよび下側ドーム40、120上に投じられる電子デバイス54の影の鮮明度を向上させることができる。例えば、ドーム40、120の灰色は、ライトアセンブリによって投じられる光の一部を吸収し、それによって、眩光を低減させ、影の鮮明度/鮮鋭度を増加させることができる。いくつかの実施形態では、上側ドームおよび下側ドーム40、120の一方または両方は、暗い(例えば、黒色、濃灰色、またはある他の暗い色の)部分または帯域を含むことができる。例えば、ドームの一方または両方は、それらの個別の内面上に黒色帯域を含むことができる。黒色または暗い部分または帯域132は、光を吸収し、ドーム40、120内の眩光を低減させることができる。加えて、または代替として、いくつかの実施形態では、上側および/または下側ドーム40、120は、光が逃散することを可能にし、それによって、検査エリア50内およびドーム40、120の内面上の眩光を低減させるためのそれを通した1つ以上の開口を含む。暗い部分および/または開口は、電話または電子デバイス54からの光の不要な反射(例えば、曲線状/斜角および/または縁からの反射)を低減させ、評価/選別プロセスの増加した正確度および信頼性を可能にすることができる。
【0075】
キオスク10が上記に説明されるように電子デバイス54を評価した後、ユーザは、例えば、ディスプレイ16a-bのうちの1つを介して、購入提案を提示される。購入価格は、例えば、現金、現金、商品、サービス等に償還可能なバウチャ、電子価値(例えば、ビットコイン、電子証明書、電子支払口座へのクレジット等)、クレジット(例えば、プリペイドクレジットカード、デビットカード、ギフトカード等)、クーポン、ポイント、ロイヤルティポイントの形態、および/または他の形態の価値で提案される/支払われることができる。ユーザが(例えば、ディスプレイ16a-bのうちの1つのタッチスクリーン部分を介して、および/またはユーザインターフェースデバイス14a-dのうちの1つを介して)提案を拒否する場合、MES80は、ホーム位置(図11A)に戻り、アクセスドア18は、開放し、コネクタ114は、電子デバイス54に依然として接続されている場合、電子デバイス54から接続解除する。いくつかの取引では、電子デバイス54は、その元のホーム位置から検査プレート100上で変位されてもよい。例えば、電子デバイス54は、検査プレート100の面と平行な方向に傾転してもよい。いくつかのそのような状況では、電子デバイス54は、例えば、アクセスドアフレーム46と検査プレート100との間に挟まり得る。キオスク10は、そのような挟まりを検出し、評価位置に向かってわずかな距離でMES80を後退させるように構成されることができる。MES80は、アクセスドア18が開放し、ユーザがその電子デバイス54を回収することを可能にしている間に、本中間位置で係止されてもよい。評価位置とホーム位置との間の本中間位置(例えば、係止された中間位置)の使用は、動作の間に電子デバイス54および/またはキオスク10への損傷の可能性を低減させることができる。
【0076】
ユーザが、キオスク10からの提案を容認し、(例えば、ディスプレイ16a-bのうちの1つのタッチスクリーン部分を介して、および/またはユーザインターフェースデバイス14a-dのうちの1つを介して)その決定をキオスク10に入力する場合、MES80は、図11Cに図示されるように、枢動軸99を中心としてさらに下向きに回転する。いくつかの実施形態では、提案価格(例えば、現金、バウチャ、またはある他のタイプの報酬)は、(例えば、支払ディスペンサ14cを介して、および/またはユーザの口座の中に電子的に)容認後にユーザに分配される。いくつかの実施形態では、DES34は、ミラーフレーム104に係合し、それが事前決定された位置を越えて(例えば、選別位置を越えて)下に傾転することを防止するように構成される、ミラー停止部136を含む。例えば、ミラー停止部136は、ミラーフレーム104および/またはミラープレート102の一部に接触し、ミラー停止部136を越えて下向きにミラーアセンブリ86の移動を防止することができる。図11Dに図示されるように、ベースプレート84は、MES80が選別位置と仕分け位置との間で回転するにつれて、ベースプレート84が1つ以上のミラー停止部136を越えて移動することを可能にするように構成される、1つ以上の切り欠き140を含むことができる。図11Cに図示されるように、ミラーフレーム104は、MES80の残りの部分が下向きに傾転している間に、(例えば、ミラー停止部136による干渉に起因して)ヒンジ88に対して上向きに傾転することができる。このように検査プレート100からミラーフレーム104を分離することは、電子デバイス54が、ミラーフレーム104に衝打または別様に接触することなく、シュート62に向かった方向142に検査プレート100から外れて摺動することを可能にする。
【0077】
図12Aは、シュート62および関連付けられるコンポーネントの拡大立面図である。シュート62は、可動フラップまたはパネル144を含むことができる。パネル144は、ヒンジ146を中心として回転するように構成されることができる。電話または他の電子デバイス54が、パネル144に接触するとき、パネル144は、ヒンジ146を中心として回転し、電子デバイス54の運動量を減衰させ、仕分けプロセスの間に電子デバイス54への損傷の危険性を低減させることができる。平衡錘150が、パネル144の反対側のヒンジ146の側面上のパネル144に接続されることができる。平衡錘150は、パネル144を図12Aに図示される閉鎖位置まで付勢するために十分に重いが、電子デバイス54がシュート62を通して通過するにつれて、電話または電子デバイス54がパネル144を偏向させることを可能にするために十分に軽くあり得る。パネル144を辿って摺動した後、デバイス54は、電子デバイス54を待機用仕分け容器170の中に指向するように構成される、下側プレート148に接触する。いくつかの実施形態では、シュート62は、パネル144が偏向位置にあるときを検出するように構成される、センサ152(例えば、ホール効果センサまたは他のセンサ)を含む。センサ152が、パネル144が事前決定された時間周期(例えば、2秒未満、5秒未満、10秒未満、および/または30秒未満)よりも長く偏向位置に留まることを検出した場合、キオスク10は、動作を停止させる、および/またはシュート62が誤動作していることを修理人員に警告するように構成されることができる。そのような誤動作は、満杯または過度に満杯の仕分け容器、シュート62に詰まった電子デバイス、および/または他の誤動作を含むことができる。
【0078】
いくつかの実施形態では、図12Bに図示されるように、仕分け容器170は、仕分け容器の下面から延在する突出部172(例えば、円錐形、錐体、円筒形、および/またはある他の形状)を含む。突出部172は、電子デバイスが、仕分け容器170の底部内に定着する前に突出部172に接触するように、定寸および成形されることができる。突出部172は、ダイバータとして作用し、仕分け容器170内の電子デバイスの分布を無作為化し、仕分け容器の他の部分が充填されていない間に仕分け容器170の一部のみを過度に充填する可能性を低減させることができる。いくつかの実施形態では、突出部172は、仕分け容器170の底部よりもデバイス54のためのソフトな降着を提供する(例えば、突出部172は、傾転プレートと仕分け容器170の底部との間の電子デバイス54の落下を断つ)。いくつかの実施形態では、キオスクのカメラのうちの1つ以上のものは、シュート62を通した電子デバイス54の遷移を監視し、DES34からの電子デバイス54の退出を確認するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、仕分け容器170は、事前にラベルを貼られ、宛先指定され、および/または別様にいったん仕分け容器170がシールされると出荷の準備が完了し得る。いくつかの実施形態では、キオスク10は、仕分け容器170内への包含のために推奨される充填材および/または空気パウチの量を決定し、輸送中の電子デバイスへの損傷の可能性を低減させるように構成される。そのような決定は、例えば、キオスク10によって購入され、仕分け容器170に導入される電子デバイスの数およびタイプに基づく、自動体積推定に基づいて行われることができる。仕分け容器170は、電子デバイスが、仕分け容器170内の無駄な空間を縮小するように、仕分け容器170内の秩序正しい(例えば、同時整合および/またはスタックされた)構成で配向されることを促す、および/または確実にするためのサイズおよび形状を有することができる。いくつかの実施形態では、キオスクの保守および/または仕分け容器170の回収は、クラウドソースによる。いくつかの実施形態では、独立ベンダが、仕分け容器170内に収集される電子デバイスのタイプおよび数量を通知され、仕分け容器170を入札または購入し、キオスク10から直接仕分け容器170を回収する機会を与えられる。
【0079】
当業者が理解するであろうように、前述のルーチンは、キオスク10が携帯電話等の消費者電子デバイスを再生利用または別様に処理するために使用され得る、方法のいくつかの実施例にすぎない。前述の実施例は、携帯電話との関連で説明されるが、キオスク10およびその種々の実施形態はまた、MP3プレーヤ、タブレットコンピュータ、PDA、および他のポータブルデバイス、およびデスクトップコンピュータ、プリンタ、CD、DVD、Blu-ray(登録商標)等の上のゲーム、娯楽、または他のデジタルメディアを再生するためのデバイス等の他の比較的にポータブルではない電子デバイス等の事実上あらゆる消費者電子デバイスを再生利用するために、類似様式で使用され得ることを理解されたい。さらに、前述の実施例は、消費者による使用との関連で説明されるが、その種々の実施形態におけるキオスク10は、その電子デバイスの再生利用、売却、交換等で消費者を支援するために、店員等の他者によって同様に使用されることができる。
【0080】
図13は、修理または保守位置でのDES34を図示する。修理位置では、アクセスドア18は、開放位置にあり、MES80は、選別(例えば、水平)位置にある。そのような構成では、修理人員は、ミラーアセンブリ86、下側ドームアセンブリ87、コネクタキャリア85へ、および/または上側ドーム40内のアクセス開口150を介してDES34の内部の他のコンポーネントへのアクセスを有する。
【0081】
図14Aは、ユーザから電子デバイス(例えば、携帯電話、タブレット等)を購入するための本技術の他の実施形態に従って構成される、キオスク1010の正面等角図である。キオスク1010の(下記に説明されるDES1034の)ある特徴は、上記に説明されるキオスク10の特徴と構造および/または機能が類似する、または同一である。キオスク1010のそのような特徴は、キオスク10に関して使用されるものと同じ参照番号によって識別されるが、1000の追加を伴う。例えば、キオスク1010は、キオスク10に関して上記に説明される第1および第2のディスプレイ16a-bと類似する、または同一である、第1および第2のディスプレイ1016a-bを含む。キオスク1010は、それぞれ、キオスク10の高さH、奥行D、および幅Wと類似する、または同一である、高さH2、奥行D2、および幅W3を伴う筐体1012を含むことができる。
【0082】
図14Bは、キオスク1010の正面図であり、キオスク10のユーザインターフェースデバイス14a-dの配列と異なるユーザインターフェースデバイス1014a-dの配列を図示する。例えば、IDカードリーダ1014bおよび支払ディスペンサ1014cが、電子デバイス検査エリア1050の片側に位置付けられる。キーパッド1014aおよび/または領収書ディスペンサ1014dもまた、検査エリア1050の側面および/または下方に位置付けられることができる。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースデバイス1014a-dのうちの1つ以上のものが、検査エリア1050の上方に位置付けられる。検査エリア1050は、キオスク10の面積50よりもキオスク1010の側面の近くに(すなわち、キオスク1010の中心から遠くに)位置付けられる。検査エリア1050は、上記に説明される検査エリア50の幅W2を上回る幅W4を有することができる。下記に解説されるように、検査エリア1050の幅W4は、コネクタキャリア85に加えて、1つ以上のコネクタの存在に少なくとも部分的に起因し得る。
【0083】
図15Aおよび15Bは、それぞれ、DES1034のコンポーネントをより詳しく図示するようにキオスク1010から除去された、DES1034の拡大正面等角図および正面図である。DES1034は、DES34のドア18および軌道68に関して上記に説明されるものと同一のものに類似する様式で、軌道1068に沿って摺動するように構成される、アクセスドア1018を含む。軌道1068に沿ったアクセスドア1018の移動は、検査エリア1050へのアクセスを禁止し、そして可能にし得る。軌道1068は、上側DES筐体1040に搭載されることができる。いくつかの実施形態では、軌道1068は、アクセスドアフレーム1046に搭載される。
【0084】
使用時に、携帯電話または他の電子デバイス1054が、アクセスドア1018が上昇位置(すなわち、図15A-15Bに図示される位置)にあるときに、検査エリア1050の中に設置される、またはそこから除去されることができる。DES1034は、上記に説明される検査プレート100と類似する、または同一である検査プレート1100を含むことができる。検査プレート100は、上記に説明される検査プレート100の移動傾転と類似する、または同一である様式で、検査プレート1100を傾転または別様に移動させるように構成される、DES1034の他の機構に接続されることができる。簡潔にするために、上記に説明されるDES34の特徴と機能的および/または構造的に同等であるDES34の特徴は、再び説明されないであろう。
【0085】
図16Aは、DES1034の検査エリア1050の等角図である。キオスク1010は、コネクタ114(すなわち、集合的に、一次コネクタキャリア85のコネクタ114)に加えて、1つ以上の二次コネクタ1115a-bを含むことができる。例えば、キオスク1010は、コネクタ114の片側に位置付けられる第1の二次コネクタ1115aと、コネクタ114の反対側に位置付けられる第2の二次コネクタ1115bとを含むことができる。第1および第2の二次コネクタ1115a-b(およびコネクタ114)は、市販の携帯電話および他のモバイル電子デバイスの全てまたは少なくとも大部分が、一次コネクタキャリア85に、および/または第1および第2の二次コネクタ1115a-bに接続され得るように、選択されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、コネクタ114、1115a-bは、ミニUSB、マイクロUSB、USB-C、および/またはLightningコネクタを含むことができる。第1および第2の二次コネクタ1115a-bを一次コネクタキャリア85の反対側に位置付けることは、二次コネクタ1115a-bが折畳型電話および他の電子デバイスをオフセット接続ポートと接続するために使用されている間に、一次コネクタキャリア85およびそのいくつかの異なるコネクタ114が、非折畳型電話および他の電子デバイスのために使用されることを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、第1の二次コネクタ1115aおよび第2の二次コネクタ1115bは両方とも、同一のタイプのコネクタ(例えば、ミニUSB、マイクロUSB、USB-C、Lightning等)であり、他の実施形態では、第1および第2の二次コネクタ1115a-bは、相互と異なる。
【0086】
上記に説明されるように、二次コネクタ1115a-bは、非中心位置にデータおよび/または電気コネクタを有する、折畳型電話または他の電子デバイスに適応するように位置付けられることができる。いくつかの実施形態では、二次コネクタ1115a-bは、非標準コネクタタイプを有する、電子デバイスに適応するように構成される。二次コネクタ1115a-bは、キオスク1010が折畳型電話を評価することを所望することをユーザが指定するまで、キオスク1010とともに後退されたままであるように構成されることができる。キオスク1010は、ユーザが、評価されるべき電子デバイスがオフセット電気コネクタを伴うデバイス(例えば、折畳型電話)であることを(例えば、ディスプレイ1016a-bのタッチスクリーンを介して)を示す場合に、二次コネクタ1115a-bの一方または両方を延在させるように構成されることができる。
【0087】
図16Bは、明確にするために棚1110および上側DES筐体1040が除去された、DES1034の検査エリア1050の等角図である。二次コネクタ1115a-bは、二次コネクタアセンブリ1089a-bに接続される。二次コネクタアセンブリ1089a-bは、一次コネクタキャリア85から分離し得る。いくつかの実施形態では、二次コネクタアセンブリ1089a-bは、(例えば、一次コネクタキャリア85内の1つ以上のソケットへの接続を介して)一次コネクタキャリア85に電気的に接続される。二次コネクタアセンブリ1089a-bは、図20に関して詳細に議論されるように、ベースプレート1084に、またはキオスク1010のある他の構造に搭載されることができる。
【0088】
図17は、コネクタキャリア85の回転軸と平行に観察されるような一次コネクタキャリア85および二次コネクタアセンブリ1089a-bの正面図である。第1の二次コネクタアセンブリ1089aが、下降または後退位置に図示される一方で、第2の二次コネクタアセンブリ1089bは、上昇または延在位置に図示される。二次コネクタアセンブリ1089a-bの後退および延在は、評価されるべき折畳型電話を識別する、(例えば、ディスプレイ1016a-bのうちの1つのタッチスクリーン部分を介した、および/またはユーザインターフェースデバイス1014a-dのうちの1つを介した)ユーザ入力に応答して、制御されることができる。二次コネクタ1115a-bは、多くの折畳型電話上のデータ/充電ポートが電話の1つのセグメントの中心またはその近傍に(例えば、折畳型電話の半分または3分の1の上に)位置付けられるため、折畳型電話のために必要であり得る。そのようなポート位置付けは、折畳型電話が折畳解除されるときに、折畳型電話の中心を外れた位置にポートを置く。いくつかの実施形態では、二次コネクタアセンブリ1089a-bの後退および延在は、(例えば、キオスク内のカメラのうちの1つ以上のものを介した)キオスク内の折畳型電話の視覚検査および識別に応答して、制御される。例えば、電子デバイスの視覚検査は、オフセット位置における接続ポート、折畳特徴、および/または電子デバイスが折畳型電話であるという他のインジケータを明らかにしてもよい。
【0089】
図18A-18Bが、二次コネクタアセンブリ1089aの等角図である一方で、図19A-19bは、その分解図である。図示されるように、二次コネクタアセンブリ1089aは、コネクタ1115aと、コネクタホルダ1360と、電気ケーブル1362と、ベースコネクタ1366(例えば、USBコネクタ等のユニバーサルケーブルコネクタ)とを含む。電気ケーブル1362の第1の端部分は、コネクタ1115aに電気的に接続され、第2の部分は、ベースコネクタ1366に電気的に接続される。電話コネクタ1115aを棚部材1110に対してその適切な位置で保持する(例えば、固定して保持する)ために、コネクタ1115aは、対応するコネクタホルダ1360内で受容され、これは、ひいては、対応する保定ブラケット1364内で保持される。コネクタホルダ1360は、ホルダ1360が正しい配向で(例えば、コネクタ1115aの先端が上向きに向いた状態で)対応する保定ブラケット1364内に位置付けられることを確実にするための非対称突出部をそのいずれか一方の側面および/または他の寸法特徴上に含むことができる。ベースコネクタ1366は、キオスク1010内の対応するコネクタソケット内で動作可能に受容される。
【0090】
二次コネクタアセンブリ1089aは、モータ1400(例えば、電気モータ)と、モータフレーム1402と、カム駆動部1404と、被駆動ブラケット1408とを含む、駆動アセンブリを有することができる。モータ1400は、モータフレーム1402を介してキオスク1010内に搭載されることができる。例えば、モータフレーム1402は、ベースプレート1084またはキオスク1010のある他のコンポーネントに締結または別様に接続されることができる。モータ1400は、カム駆動部1404の回転を駆動するように構成されることができる。カム駆動部1404は、ひいては、上下の被駆動ブラケット1408の移動を駆動するように構成されることができる。例えば、カム駆動部1404は、モータ1400の駆動シャフト1412を受容するように構成される、カム結合部1410(図19A)を含むことができる。カム駆動部1404は、駆動シャフト1412の回転(図19B)を被駆動ブラケット1408の線形運動に変換するように構成されることができる。より具体的には、カム駆動部1404は、被駆動ブラケット1408のカム受容器1418(図19A)と係合するように構成される、カムタブ1416(図19B)を含むことができる。カム受容器1418は、例えば、カムタブ1416を受容するように構成されるスロットであり得る。
【0091】
被駆動ブラケット1408は、直接または間接的のいずれかで、保定ブラケット1364に結合されることができる。好ましくは、保定ブラケット1364および被駆動ブラケット1408は、組み立てられたときに相互に回転および平行移動して添着される。例えば、1つ以上の締結具、接着剤、または他の結合方法および構造が、被駆動ブラケット1408および保定ブラケット1364を結合するために使用されることができる。被駆動ブラケット1408および保定ブラケット1364の一方または両方は、被駆動ブラケット1408と保定ブラケット1364との間で所望の整合を維持するように構成される、整合特徴を含むことができる。被駆動ブラケット1408と保定ブラケット1364との間の整合を維持することは、所望の延在および後退方向以外の方向への被駆動ブラケット1408の運動の可能性を低減させることができる。整合特徴は、保定ブラケット1364および被駆動ブラケット1408の一方または両方の上に1つ以上の突出部またはくぼみを含むことができる。例えば、保定ブラケット1364は、被駆動ブラケット1408内の1つ、2つ、またはそれよりも多くのくぼみ1422(図19B)に係合するように構成される、1つ、2つ、またはそれよりも多くの突出部1420(図19A)を含むことができる。
【0092】
図18Aに戻ると、コネクタホルダ1360は、1つ以上の保定機構1424を介して保定ブラケット1364に結合されることができる。保定機構1424は、例えば、コネクタホルダ1360および保定ブラケット1564の一方または両方と解放可能に係合するように構成される、クリップまたは他の構造であり得る。保定機構1424は、コネクタホルダ1360内の保定スロット1432と係合するように構成される、保定タブ1430を含むことができる。保定機構1424は、ユーザがコネクタホルダ1360から保定機構1424を迅速かつ容易に解放することを可能にするように構成される、解放機構1434を含むことができる。例えば、解放機構1434は、引動または別様に操作され、保定スロット1432から保定タブ1430を解放するように構成される、フランジまたは他の突出部であり得る。
【0093】
図20は、図17の切断面20-20に沿って得られた二次コネクタアセンブリ1089aの断面図である。上記に議論されるように、二次コネクタアセンブリ1089aは、ベースプレート1084に搭載されることができる。より具体的には、保定ブラケット1364および被駆動ブラケット1408は、ベースプレート1084の一部上に圧着する、または別様にそれを捕捉することができる。保定ブラケット1364と被駆動ブラケット1408との間の接続は、ベースプレート1084に対するコネクタアセンブリ1089aの平行運動を可能にするために十分に緩い一方で、コネクタアセンブリ1089aとベースプレート1084との間の振動の危険性を低減させるために十分に緊密であり得る。例えば、被駆動ブラケット1408および保定ブラケット1064の一方または両方は、保定ブラケット1064から被駆動ブラケット1408を離間する、間隔部分1430(例えば、突出部、または被駆動ブラケット1408と保定ブラケット1064との間に延在する他の構造)を含むことができる。本間隔は、ベースプレート1084の保定された部分1435が捕捉され得る、1つ以上のチャネル1433または軌道を形成することができる。間隔部分1430は、ベースプレート1084の保定された部分1435上への被駆動ブラケット1408および保定ブラケット1064の過度の緊締を阻止または防止することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の締結具1436が、少なくとも部分的に間隔部分1430を通して延在し、被駆動ブラケット1408および保定ブラケット1064を接続する。チャネル1433および保定された部分1435は、他の方向への二次コネクタアセンブリ1089aの平行移動または回転を防止しながら、後退および延在方向への二次コネクタアセンブリ1089aの線形運動を可能にするように構成されることができる。図18A-20は、第1の二次コネクタアセンブリ1089aのコンポーネントおよび特徴を図示および説明するが、第2の二次コネクタアセンブリ1089bは、構造および機能の両方が第1の二次コネクタアセンブリ1089aと同じまたは実質的に同じであり得ることに留意されたい。
【0094】
図21は、本技術の実施形態に従って構成される、キオスク10、1010のアーキテクチャの概略表現を提供する。図示される実施形態では、キオスク10、1010は、システムメモリ2106上に記憶されたコンピュータ可読命令に従ってキオスク10、1010の動作を制御する、好適なプロセッサまたは中央処理ユニット(CPU)2100を含む。CPU2100は、1つ以上のCPU、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)等の任意の論理処理ユニットであってもよい。CPU2100は、デバイス内の単一の処理ユニットまたは複数の処理ユニットである、または複数のデバイスを横断して分散されてもよい。CPU2100は、メモリ2106に接続され、例えば、バス(例えば、PCI ExpressまたはシリアルATAバス)の使用により、他のハードウェアデバイスに結合されてもよい。CPU2100は、一例として、標準パーソナルコンピュータ(PC)(例えば、DELL OPTIPLEX 7010
PC)、またはWindows(登録商標)、Linux(登録商標)、Android、iOS、または組込リアルタイムオペレーティングシステム等の任意の好適なオペレーティングシステムを起動する他のタイプの組込コンピュータを含むことができる。いくつかの実施形態では、CPU2100は、統合ハードディスクドライブ(HDD)またはソリッドステートドライブ(SSD)、およびユニバーサルシリアルバス(USB)またはキオスク10、1010の他のコンポーネントと通信するための他のポートを伴う、小さい形状因子のPCであり得る。他の実施形態では、CPU2100は、別個のHDDとインターフェースをとる、独立型マザーボードを伴うマイクロプロセッサを含むことができる。メモリ2106は、例えば、キオスクコンポーネントを制御し、(例えば、デバイスメーカ、モデル、状態、価格等を評価するために)電子デバイス情報およびデータを処理し、データおよび情報を遠隔コンピュータおよび他のデバイスと通信および交換するため等に要求される、実行可能なアプリケーション、試験ソフトウェア、データベース、および他のソフトウェアを記憶する、読取専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)、またはディスクドライブまたはSSD等の他の記憶デバイスを含むことができる。
【0095】
CPU2100は、ディスプレイ画面16、1016および/またはオーディオシステム(例えば、スピーカ)2104を介して、情報および命令をキオスクユーザに提供することができる。CPU2100はまた、例えば、ディスプレイ画面16、1016と関連付けられるタッチスクリーン2108、物理的キーを伴うキーパッド、および/またはマイクロホン2110を介して、ユーザ入力を受信することもできる。加えて、CPU2100は、IDリーダ14b、1014b、1つ以上の外部カメラ2116、および/または指紋リーダ2114を介して、ユーザと関連付けられる個人識別および/またはバイオメトリック情報を受信することができる。いくつかの実施形態では、CPU2100はまた、カードリーダ2112(例えば、好適な磁気ストライプリーダ、光学リーダ等を有する、例えば、デビット、クレジット、またはポイントカードリーダ)を介して、情報(ユーザ識別および/または口座情報等)を受信することもできる。CPU2100はまた、ラベルディスペンサ110、および支払ディスペンサ14c、1014c等の報酬をユーザに提供するためのシステム、および/または領収書またはバウチャプリンタ32a-b、および関連付けられるディスペンサ14d、1014dの動作を制御することもできる。
【0096】
上記のように、キオスク10、1010は、加えて、再生利用のためにその中に設置された電子デバイスを電気的、視覚的、および/または物理的に分析するためのいくつかの電子、光学、および電気機械デバイスを含む。そのようなシステムは、例えば、外部寸法および状態を決定するために電子デバイスを視覚的に検査するための1つ以上の内部カメラ60、122と、例えば、電子デバイスに電源を入れ、電子分析を実施するための電気コネクタ114、1115(例えば、USBコネクタ)のうちの1つ以上のものとを含むことができる。上記のように、カメラ60、122は、上側チャンバおよび下側チャンバ40、1040、および120に動作可能に結合されることができ、コネクタ114、1115のうちの1つ以上のものは、コネクタアセンブリ85、1089によって移動可能かつ交換可能に担持されることができる。キオスク10、1010はさらに、動作の間にキオスク10、1010の種々の機能を実行するために電子的に作動される、複数の機械コンポーネントを含む。機械コンポーネント2118は、例えば、検査エリアアクセスドア18、1018と、検査エリア50、1050と動作可能に関連付けられる可動コンポーネントのうちの1つ以上のもの(例えば、検査プレート100、1100、上側チャンバおよび下側チャンバ40、1040、および120等)とを含むことができる。キオスク10、1010はさらに、キオスク動作と関連付けられる種々の電気コンポーネントの動作のためのバッテリ電力および/または設備電力を含み得る、電力2102を含む。
【0097】
図示される実施形態では、キオスク10、1010はさらに、通信リンク2150を介したあらゆる種類の遠隔処理デバイスとの通信のために好適なネットワーク接続2122(例えば、イーサネット(登録商標)ポート、ケーブルモデム、FireWireケーブル、Lightningコネクタ、USBポート等の有線接続)と、通信リンク2150を介した、および/または、例えば、無線ピアツーピア接続を直接介した、例えば、あらゆる種類の遠隔処理デバイスとの通信のために好適なデータ通信のための無線送受信機2124(例えば、それぞれ、関連付けられる1つまたは複数のアンテナを含み得る、Wi-Fiアクセスポイント、Bluetooth(登録商標)送受信機、近距離通信(NFC)デバイス、および/またはGSM(登録商標)、CDMA、3G、4G、および/または5G技術を利用する無線モデムまたはセルラー無線等を含む)とを含む。例えば、無線送受信機2124は、キオスク10、1010と近接またはそこから遠隔のいずれかにあるモバイルデバイス54、1054、2130(例えば、スマートフォン)等のハンドヘルドデバイスとの無線通信を促進することができる。一例のみとして、図示される実施形態では、モバイルデバイス54、1054、2130は、スマートフォンおよび他の公知のモバイルデバイスで一般的に見出される、1つ以上の特徴、アプリケーション、および/または他の要素を含むことができる。例えば、モバイルデバイス54、1054、2130は、メモリ2136上に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するためのCPUおよび/またはグラフィックス処理ユニット(GPU)2134を含むことができる。加えて、モバイルデバイス54、1054は、内部電源またはバッテリ2132、ドックコネクタ2146、USBポートまたは他の接続ポート2148、カメラ2140、および/または、例えば、タッチスクリーン2142、キーパッド等を含む、周知の入力デバイスを含むことができる。多くの実施形態では、モバイルデバイス54、1054はまた、双方向通信およびオーディオ再生のためのスピーカ2144を含むこともできる。前述の特徴に加えて、モバイルデバイス54、1054は、例えば、他のモバイルデバイス、ウェブサイト、およびキオスク10、1010と無線で通信するための1つ以上のアンテナ2138を含み得る、モバイルオペレーティングシステム(OS)2131および/またはデバイス無線送受信機を含むことができる。そのような通信は、例えば、通信リンク2150(インターネット、公衆または私設イントラネット、ローカルまたは拡張Wi-Fiネットワーク、携帯電話の基地局、旧来の電話システム(POTS)等を含み得る)、直接無線通信等を介して、実施されることができる。
【0098】
別様に説明されない限り、図21に示される種々のコンポーネントの構造および動作は、従来の設計である。結果として、そのようなコンポーネントは、当業者によって容易に理解されるであろうため、本明細書にさらに詳細に説明される必要はない。他の実施形態では、キオスク10、1010および/またはモバイルデバイス54、1054は、上記に説明されるものと異なり得る、他の特徴を含むことができる。なおもさらなる実施形態では、キオスク10、1010および/またはモバイルデバイス54、1054は、上記に説明されるものに類似する、より多いまたは少ない特徴を含むことができる。
【0099】
図22Aおよび22Bは、本技術の実施形態による、キオスク10、1010を動作させるためのルーチン2200のフロー図である。いくつかの実施形態では、ルーチン2200の全てまたは一部が、メモリ2106上に記憶されたコンピュータ可読命令に従って、図21を参照して上記に説明されるプロセッサ2100によって実施されることができる。最初に図22Aを参照すると、ルーチンは、ユーザがキオスク10、1010に接近するときに開始する。ルーチン2200は、次いで、ユーザがキオスク10、1010との取引を開始する、ブロック2202に進む。例えば、ユーザは、キオスク10、1010に接近し、ユーザが、ユーザが現在所有している電子デバイス(例えば、携帯電話)を売却することを所望することを(例えば、ディスプレイ16、1016との相互作用を介して)示してもよい。
【0100】
取引が開始された後、ルーチン2200は、ユーザが、(例えば、ディスプレイ16a-b、1016a-bのうちの1つのタッチスクリーン部分を介して、および/またはユーザインターフェースデバイス14a-d、1014a-dのうちの1つを介して)評価されることを所望する電子デバイスのタイプを識別し得る、ブロック2204に進む。決定ブロック2206では、ルーチン2200は、電子デバイスがキオスク10、1010に無線で接続されるかどうかを決定する。例えば、無線接続を確認するステップは、電子デバイスを介してキオスクへのユーザ入力を受信するステップ、ディスプレイ16a-b、1016a-bのうちの1つの上のユーザによる入力またはユーザ入力14a-b、1014a-bのために、キオスクから電子デバイスに確認コードを無線で送信するステップ、および/または当技術分野で公知のある他の確認方法を含むことができる。該当する場合、ルーチンは、キオスクのアクセスドアが、キオスクの検査エリアへのアクセスを提供するように開放される、ブロック2210に進む。無線接続が電子デバイスとキオスク10、1010との間に存在しない場合、ルーチンは、適切な電気コネクタ(例えば、ドッキングポート、データポート、充電ポート、および/または電子デバイスのある他のポートに接続するように構成されるコネクタ)が提示される、ブロック2208に進む。適切な電気コネクタを決定することは、電子デバイスのメーカ/モデルを識別するユーザ入力を(例えば、ディスプレイ16a-b、1016a-dのうちの1つのタッチスクリーン部分を介して、および/またはユーザインターフェースデバイス14a-d、1014a-dのうちの1つを介して)受信することによって、遂行されることができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、電子デバイスのために適切な電気コネクタのタイプを選択するように(例えば、ディスプレイ16a-b、1016a-dのうちの1つを介して)求められ得る。いくつかの実施形態では、電気コネクタは、アクセスドアが開放された後に提示される。いくつかの実施形態では、電子デバイスとキオスク10、1010との間の無線接続の存在下でさえも、キオスクは、有線電気コネクタをユーザに提示する。コネクタの提示は、例えば、一次コネクタキャリア85の回転および/または二次コネクタ1115のうちの1つの延在を含むことができる。
【0101】
いくつかの実施形態では、アクセスドアが開放された後、ユーザは、そのような接続がまだ確立されていない場合、電子デバイスをキオスクに接続するように(例えば、ディスプレイ16a-b、1016a-bのうちの1つを介して)指示されるであろう。いったん電子デバイスがキオスクに接続されると、ルーチン2200は、アクセスドアが閉鎖される、ブロック2214に進むことができる。アクセスドアはまた、ユーザまたは他の個人が、検査の間に電子デバイスにアクセスしないように、かつキオスク10、1010の内部にアクセスすることを防止するように施錠される。
【0102】
図22Bに図示されるように、ルーチン2200は、キオスクの評価アセンブリがホーム位置(図11A)から評価位置(図11B)まで回転される、ブロック2216に進むことができる。いくつかの実施形態では、電気コネクタは、評価アセンブリが評価位置にある前またはそのときに、電子デバイスから接続解除される。ルーチン2000は、評価アセンブリが評価位置にある、ブロック2221に進むことができる。ブロック2220では、電子デバイスが、評価される。デバイスの評価は、デバイスの物理的状態の評価(例えば、損傷または他の磨耗を検出すること)、デバイスのタイプ(例えば、メーカおよびモデル)の確認、および/またはデバイスの機能状態(例えば、バッテリ充電、無線能力、画面機能性等)の評価を含む。これらの評価は、キオスク10、1010内のデバイスの視覚検査および/または電気検査を介して、遂行されることができる。いくつかの実施形態では、視覚検査が、キオスクの1つ以上のカメラを介して電子デバイスを確認する、遠隔の人員によって実施される。いくつかの実施形態では、視覚検査は、「NEURAL NETWORK BASED PHYSICAL CONDITION EVALUATION OF ELECTRONIC DEVICES, AND ASSOCIATED SYSTEMS AND METHODS」と題され、2019年2月18日に出願された米国仮特許出願第62/807,165号(代理人整理参照番号111220-8054.US00)(その開示全体は、参照することによって本明細書に組み込まれ、本開示の一部にされる)に説明されるように、少なくとも部分的に、機械学習を適用するニューラルネットワークを介して実施される。デバイス評価はまた、電子デバイスに関する購入提案を決定することを含むこともできる。いくつかの事例では、購入提案は、現金提案または均等物である。他の事例では、購入提案は、下取りクレジット、小売クレジット、またはある他の非現金補償に関し得る。デバイスの状態に応じて、提案は、金銭報酬を伴わない再生利用のみに関し得る。
【0103】
電子デバイスの評価および査定後に、ルーチン2200は、提案がユーザに提示される、ブロック2222に進むことができる。ルーチンは、次いで、ユーザが提案を容認するか、または提案を拒否するかのいずれかである、決定ブロック2224に進む。ユーザが提案を拒否した場合、ルーチン2200は、評価アセンブリがホーム位置に戻される、ブロック2226に進む。ブロック2228では、アクセスドアが、開放される。最終的に、ブロック2230では、電子デバイスは、アクセスドアを介してユーザに返却される。
【0104】
しかしながら、ユーザが提案を容認する場合、ルーチンは、ブロック2234に進み、(そのような接続解除がまだ起こっていなかった場合)電子デバイスから電気コネクタを接続解除する。ルーチン2200は、次いで、評価アセンブリが仕分け位置(図11C)までさらに回転される、ブロック2236に進む。仕分け位置では、検査プレートおよび/または評価アセンブリの他のコンポーネントは、電子デバイスを評価アセンブリから仕分け容器(ブロック2238)または他のレセプタクルまで移動させるように配向される。仕分け容器は、キオスク10、1010内に、またはキオスク10、1010に隣接して位置付けられることができる。好ましくは、仕分け容器は、認可されていない個人による仕分け容器内の電子デバイスへのアクセスを阻止または防止するように構成される、1つ以上のロックまたは他の機構を介して固着される。キオスク10、1010のアクセスドアは、ブロック2234-2240のうちの1つ以上のものの間に閉鎖および施錠されたままであることができる。
【0105】
いくつかの実施形態では、ルーチンは、ブロック2222において決定される報酬がユーザに提供される、ブロック2240を含む。報酬は、キオスク支払ディスペンサ14c、1014cによって分配される、ユーザの口座に直接預金される、または別様にユーザに提供されることができる。いくつかの実施形態では、報酬は、遠隔評価設備における電子デバイスの受領および検査まで遅延される。
【0106】
図23は、本技術の実施形態に従って構成される、電子デバイス再生利用システム2300の種々の側面を実装するための好適なネットワーク環境の概略図である。図示される実施形態では、複数のキオスク10、1010(個別にキオスク100a、1010a-10n、1010nとして識別される)は、通信リンク2150を介して、1つ以上の遠隔コンピュータ(例えば、1つ以上のサーバコンピュータ2304)と情報を交換することができる。通信リンク2150は、公的に利用可能なネットワーク(例えば、ウェブインターフェースを伴うインターネット)を含むことができるが、イントラネットまたは他のネットワーク等の私設通信リンクもまた、使用されることができる。さらに、種々の実施形態では、個々のキオスク10、1010が、キオスク10、1010と、遠隔コンピュータ、他のキオスク、モバイルデバイス等との間の情報の交換を促進する、ホストコンピュータ(図示せず)に接続されることができる。
【0107】
サーバコンピュータ2304は、本明細書に説明される種々の電子取引を実装するために必要なウェブページ、オーディオ信号、および電子画像等の電子メッセージの受信、ルーティング、および記憶のための機能の多くまたは全てを実施することができる。例えば、サーバコンピュータ2304は、ウェブページおよび他のコンテンツを読み出し、関連付けられる1つまたは複数のデータベース2306と交換することができる。いくつかの実施形態では、データベース2306は、携帯電話および/または他の消費者電子デバイスに関連する情報を含むことができる。そのような情報は、例えば、メーカ、モデル、シリアル番号、国際移動機器識別(IMEI)番号、携帯電話会社のプラン情報、価格情報、所有者情報等を含むことができる。種々の実施形態では、サーバコンピュータ2304はまた、サーバエンジン2308と、ウェブページ管理コンポーネント2310と、コンテンツ管理コンポーネント2312と、データベース管理コンポーネント2314とを含むこともできる。サーバエンジン2308は、本明細書に説明される種々の技術と関連付けられる基本処理およびオペレーティングシステムレベルタスクを実施することができる。ウェブページ管理コンポーネント2310は、ウェブまたは他の表示ページの作成および/または表示および/またはルーティングをハンドリングすることができる。コンテンツ管理コンポーネント2312は、本明細書に説明されるルーチンと関連付けられる機能の多くをハンドリングすることができる。データベース管理コンポーネント2314は、データベース2306と関連付けられる種々の記憶、読出、およびクエリタスクを実施することができ、アニメーション、グラフィックス、視覚およびオーディオ信号等の種々の情報およびデータを記憶することができる。
【0108】
図示される実施形態では、キオスク10、1010はまた、通信リンク2150を介して、複数の他の遠隔デバイスおよびシステムに動作可能に接続されることもできる。例えば、キオスク10、1010は、関連付けられるブラウザ2320を有する、複数のユーザデバイス2318(例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、ハンドヘルドデバイス等)に動作可能に接続されることができる。同様に、上記に説明されるように、キオスク10、1010はそれぞれ、デジタル情報を電子デバイス730等の無線対応電子デバイスと交換するための無線通信設備を含むことができる。キオスク10、1010および/またはサーバコンピュータ2304はまた、データを取得する、および/または情報を必要なサービスプロバイダ、金融機関、デバイス製造業者、官庁、政府機関等と交換するための一連の遠隔コンピュータに動作可能に接続可能である。例えば、キオスク10、1010およびサーバコンピュータ2304は、1つ以上の携帯電話会社2322、1つ以上のデバイス製造業者2324(例えば、携帯電話製造業者)、1つ以上の電子支払または金融機関2328、1つ以上のデータベース(例えば、GSMA IMEIデータベース等)、および1つ以上のコンピュータ、および/またはクラウドコンピューティング2326と関連付けられる、他の遠隔に位置する、または共有されるリソースに動作可能に接続されることができる。金融機関2328は、銀行、クレジット/デビットカード設備、オンライン商取引設備、オンライン支払システム、仮想現金システム、送金システム等を含む、金融取引を行うことと関連付けられるあらゆる種類のエンティティを含むことができる。
【0109】
前述に加えて、キオスク10、1010およびサーバコンピュータ2304また、再販売市場2330およびキオスクオペレータ2332に動作可能に接続されることもできる。再販売市場2330は、電子および実店舗チャネルの両方を通した、消費者電子デバイスの再販売と関連付けられる遠隔コンピュータおよび/またはサービスプロバイダのシステムを表す。そのようなエンティティおよび設備は、例えば、使用済み電子デバイスを再販売するため、およびそのようなデバイスの市場価格を確立するためのオンラインオークションと関連付けられることができる。キオスクオペレータ2332は、キオスク10、1010のネットワークのあらゆる種類の動作を制御するための中央コンピュータまたはコンピュータのシステムであり得る。そのような動作は、例えば、遠隔監視およびキオスク保守の促進(例えば、キオスク機能性の遠隔試験、動作ソフトウェアおよび更新のダウンロード等)、点検(例えば、現金および他の消耗品の周期的補充)、性能等を含むことができる。加えて、キオスクオペレータ2332はさらに、キオスク10、1010のそれぞれに位置するカメラ(例えば、上記に説明されるカメラ60、122のうちの1つ以上のもの)に動作可能に接続される、1つ以上のディスプレイ画面を含むことができる。本遠隔視認能力は、オペレータ人員が、取引の間にリアルタイムでユーザ識別を検証する、および/または他の視覚観察を行うことを可能にする。
【0110】
電子デバイス再生利用システム2300の前述の説明は、本明細書に説明される種々の技術を実装するために好適な1つの可能性として考えられるネットワークシステムを図示するにすぎない。故に、当業者は、本技術と一致する他のシステムが、図23を参照して説明される設備のうちの1つ以上のものを省略し得る、または図23に詳細に説明されていない1つ以上の付加的設備を含み得ることを理解するであろう。
【0111】
キオスク10、1010、モバイルデバイス2330、54、および1054、サーバコンピュータ2304、ユーザコンピュータまたはデバイス2318等は、1つ以上の中央処理ユニットまたは他の論理処理回路と、メモリと、入力デバイス(例えば、キーボードおよびポインティングデバイス)と、出力デバイス(例えば、ディスプレイデバイスおよびプリンタ)と、記憶デバイス(例えば、磁気、ソリッドステート、固定およびフロッピー(登録商標)ディスクドライブ、光学ディスクドライブ等)とを含むことができる。そのようなコンピュータは、オペレーティングシステム、1つ以上のアプリケーションプログラム(例えば、文書処理またはスプレッドシートアプリケーション)、および同等物等の他のプログラムモジュールを含むことができる。コンピュータは、無線リンクを介してインターネットと通信する、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、パームトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ノートブックおよびラップトップコンピュータ等の無線コンピュータ、デスクトップコンピュータ、電子書籍リーダ、音楽プレーヤ、GPSデバイス、スマートウォッチおよびGoogle(R) GlassTM等のウェアラブルコンピュータを含むことができる。コンピュータは、種々のタイプのアプリケーションを起動するようにプログラムされ得る、汎用デバイスであってもよい、またはそれらは、特定の機能または機能の部類に最適化または限定される専用デバイスであってもよい。本発明の側面は、種々の他のコンピューティング環境で実践されてもよい。
【0112】
インターネットが示されているが、イントラネット等の私設ネットワークが、本明細書では同様に使用されることができる。ネットワークは、コンピュータが他のクライアントコンピュータにサービス提供することに専念している、クライアント・サーバアーキテクチャを有することができる、または1つ以上のコンピュータが同時にサーバおよびクライアントとしての役割を果たす、ピアツーピア等の他のアーキテクチャを有することができる。サーバコンピュータに結合される、1つまたは複数のデータベースは、ユーザコンピュータの間で交換されるウェブページおよびコンテンツの大部分を記憶する。データベースを含む、サーバコンピュータは、システム上の悪意のある攻撃を阻止するため、およびその中に記憶されたメッセージおよびデータの完全性を留保するためのセキュリティ対策(例えば、ファイアウォールシステム、メッセージ暗号化および/または認証(例えば、トランスポートレイヤーセキュリティ(TLS)またはセキュアソケットレイヤー(SSL)を使用する)、パスワード保護方式、記憶されたデータの暗号化(例えば、信頼できるコンピューティングハードウェアを使用する)、および同等物)を採用することができる。
【0113】
当業者は、本発明の概念が、場所ベースまたはインターネット以外の種々の環境で使用され得ることを理解するであろう。一般に、表示記述は、HTML、XML、またはWAP形式、Eメール形式、または情報を表示するために好適な任意の他の形式(文字/コードベースの形式、アルゴリズムベースの形式(例えば、ベクトルが発生される)、ビットマップ形式を含む)であり得る。また、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、またはポイントツーポイントダイヤルアップ接続等の種々の通信チャネルが、インターネットの代わりに使用されることができる。本システムは、クライアント/サーバ環境ではなく単一のコンピュータ環境内で運営されることができる。また、ユーザコンピュータは、それを通して商業または非商業取引が行われ得る、テレビベースのシステムおよび種々の他の消費者製品等のサーバコンピュータと相互作用するハードウェアまたはソフトウェアの任意の組み合わせを備えることができる。本明細書に説明される本発明の種々の側面は、任意のEメール環境で、またはそのために実装されることができる。
【0114】
要求されないが、本発明の側面は、データ処理デバイス、例えば、サーバコンピュータ、無線デバイス、またはパーソナルコンピュータによって実行されるルーチン等のコンピュータ実行可能命令の一般的状況で説明される。当業者は、本発明の側面が、インターネットアプライアンス、ハンドヘルドデバイス(携帯情報端末(PDA)を含む)、ウェアラブルコンピュータ、あらゆる種類のセルラー方式または携帯電話(ボイスオーバIP(VoIP)電話を含む)、ダム端末、メディアプレーヤ、ゲームデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラマブル消費者電子機器、セットトップボックス、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、および同等物を含む、他の通信、データ処理、またはコンピュータシステム構成を用いて実践され得ることを理解するであろう。実際に、用語「コンピュータ」、「サーバ」、「ホスト」、「ホストシステム」、および同等物は、概して、本明細書では同義的に使用され、上記のデバイスおよびシステムのうちのいずれか、および任意のデータプロセッサを指す。
【0115】
本発明の側面は、本明細書に詳細に解説されるコンピュータ実行可能命令のうちの1つ以上のものを実施するように具体的にプログラム、構成、または構築される、専用コンピュータまたはデータプロセッサで具現化されることができる。ある機能等の本発明の側面は、専ら単一のデバイス上で実施されるものとして説明されるが、本発明はまた、機能またはモジュールが、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、またはインターネット等の通信ネットワークを通してリンクされる、異種処理デバイスの間で共有される、分散環境で実践されることもできる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールが、ローカルおよび遠隔メモリ記憶デバイスの両方の中に位置してもよい。
【0116】
当業者は、本明細書に説明されるルーチンおよび他の機能および方法が、特定用途向け集積回路(ASIC)として、デジタル信号処理(DSP)集積回路によって、従来のプログラムされた論理アレイおよび/または回路要素を通して、実装され得ることを理解するであろう。実施形態の多くが、ハードウェア(例えば、タスクのために具体的に設計される、1つ以上の集積回路)で実装されるものとして示され、説明されるが、そのような実施形態は、ソフトウェアで等しく実装され、1つ以上のプロセッサによって実施され得る。そのようなソフトウェアは、半導体チップ内に記憶されたマイクロコード等の任意の好適なコンピュータ可読媒体上に記憶される、コンピュータ可読ディスク上に記憶される、またはサーバからダウンロードされ、クライアントにおいてローカルで記憶されることができる。
【0117】
本発明の側面は、磁気または光学可読コンピュータディスク、配線または事前プログラムされたチップ(例えば、EEPROM半導体チップ)、ナノ技術メモリ、生物学的メモリ、または他のデータ記憶媒体を含む、有形コンピュータ可読媒体上に記憶または分散されてもよい。代替として、本発明の側面下のコンピュータ実装命令、データ構造、画面表示、および他のデータが、ある時間周期にわたって、伝搬媒体(例えば、電磁波、音波等)上の伝搬される信号上で、インターネットを経由して、または他のネットワーク(無線ネットワークを含む)を経由して分散されてもよい、またはそれらは、任意のアナログまたはデジタルネットワーク(パケット交換、回路交換、または他の方式)上で提供されてもよい。具体的回路が上記に説明されるが、当業者は、任意の論理決定がソフトウェアで構成される、マイクロプロセッサベースのシステムも使用され得ることを認識するであろう。
【0118】
前述の説明の全体を通した特徴、利点、または類似用語の言及は、本技術を用いて実現され得る特徴および利点の全てが、本発明の任意の単一の実施形態内にあるはずである、またはあることを含意しない。むしろ、特徴および利点を指す用語は、実施形態に関連して説明される具体的特徴、利点、または特性が、本技術の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味すると理解される。したがって、本明細書の全体を通した、特徴および利点、および類似用語の議論は、必ずではないが、同一の実施形態を指し得る。
【0119】
さらに、本技術の説明される特徴、利点、および特性は、1つ以上の実施形態において任意の好適な様式で組み合わせられてもよい。当業者は、本技術が、特定の実施形態の具体的特徴または利点のうちの1つ以上のものを伴わずに実践され得ることを認識するであろう。他の事例では、本技術の全ての実施形態に存在するわけではない場合がある、付加的特徴および利点が、ある実施形態において認識され得る。
【0120】
付随する出願書に列挙され得る任意のものを含む、上記に記述される任意の特許および出願および他の参考文献が、任意の主題の免責条項または否認を除いて、かつ組み込まれる資料が本明細書の明示的開示と一貫しない場合を除き、参照することによって全体として本明細書に組み込まれ、その場合、本開示内の用語が優先する。本発明の側面は、必要である場合、上記に説明される種々の参考文献のシステム、機能、および概念を採用し、本発明のその上さらなる実装を提供するために、修正されることができる。
【0121】
文脈が別様に明確に要求しない限り、説明および請求項の全体を通して、用語「comprise」、「comprising」(~を備える)、および同等物は、排他的または包括的な意味とは対照的に、包含的な意味で、すなわち、「限定ではないが、~を含む」という意味で解釈されるものである。本明細書で使用されるように、用語「接続される」、「結合される」、またはその任意の変異型は、2つ以上の要素の間の直接的または間接的のいずれかである任意の接続または結合を意味し、要素の間の結合または接続は、物理的、論理的、またはそれらの組み合わせであり得る。加えて、用語「本明細書で」、「上記に」、「下記に」、および類似する趣旨の用語は、本願で使用されるときに、本願のいずれの特定の部分でもなく、全体として本願を指す。文脈が許す場合、単数または複数を使用する、上記の詳細な説明内の用語はまた、それぞれ、複数または単数を含んでもよい。2つ以上の項目のリストを参照した用語「または」は、用語の以下の解釈の全て、すなわち、リスト内の項目のうちのいずれか、リスト内の項目の全て、およびリスト内の項目の任意の組み合わせを網羅する。
【0122】
上記の説明は、本発明の種々の実施形態および検討される最良の様態を説明するが、上記のテキストの詳細の程度にかかわらず、本発明は、多くの方法で実践されることができる。システムの詳細は、その具体的実装が著しく変動し得る一方で、依然として、本技術によって包含される。上記のように、本発明のある特徴または側面を説明するときに使用される特定の用語は、用語が、その用語が関連付けられる本発明の任意の具体的特性、特徴、または側面に制限されるように本明細書で再定義されていることを含意するととられるべきではない。一般に、以下の請求項で使用される用語は、上記の詳細な説明の節が、そのような用語を明示的に定義しない限り、本発明を本明細書に開示される具体的実施例に限定すると解釈されるべきではない。故に、本発明の実際の範囲は、開示される実施例だけではなく、請求項の下で本発明を実践または実装する全ての同等の方法も包含する。
【0123】
前述から、本発明の具体的実施形態は、例証の目的のために本明細書に説明されたが、種々の修正が、本発明の種々の実施形態の精神および範囲から逸脱することなく行われ得ることを理解されたい。さらに、本発明のある実施形態と関連付けられる種々の利点が、それらの実施形態との関連で上記に説明されたが、他の実施形態もまた、そのような利点を呈し得、全ての実施形態が、必ずしも本発明の範囲内に該当するようにそのような利点を呈する必要はない。故に、本発明は、添付される請求項による場合を除いて、限定されない。
【0124】
本発明のある側面が、ある請求項の形態で下記に提示されるが、出願人は、任意の数の請求項の形態で本発明の種々の側面を検討する。故に、出願人は、本願を出願した後に付加的請求項を追求し、本願または継続出願のいずれかで、そのような付加的請求項の形態を追求する権利を留保する。
図1
図2
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図5
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図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
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図7G
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図10A
図10B
図11A
図11B
図11C
図11D
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図12B
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図14A
図14B
図15A
図15B
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図16B
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図18B
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図19B
図20
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図23