(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024110129
(43)【公開日】2024-08-15
(54)【発明の名称】履物及び短靴用月型芯
(51)【国際特許分類】
A43B 23/02 20060101AFI20240807BHJP
【FI】
A43B23/02 103
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023014517
(22)【出願日】2023-02-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-06-12
(71)【出願人】
【識別番号】391042036
【氏名又は名称】株式会社ダイマツ
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】秦 建 忠
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050AA01
4F050BC07
4F050BF02
4F050HA73
(57)【要約】
【課題】
本発明の目的は、かかと部を潰さないようにして履くことができる履物を提供するものである。
【解決手段】
履物Sは、かかと部1を有する履物Sであって、かかと部1のトップラインTより上方に突出した芯を内在した突出部4をかかと部1に取り付け、突出部4は、両側に第1、第2の山部41、42を、第1の山部41と第2の山部42との間に谷部43を、それぞれ形成し、足のかかと5を履物S内に導く第1の案内部44を第1の山部41の履物内側Xに、足のかかと5を履物S内に導く第2の案内部43を第2の山部42の履物内側に、それぞれ形成しているものである。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
かかと部を有する履物であって、
前記かかと部のトップラインより上方に突出した芯を内在した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成している
ことを特徴とする履物。
【請求項2】
月型芯本体と、この月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の他方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成されている
ことを特徴とする月型芯。
【請求項3】
かかと部を有する履物であって、
前記かかと部のトップラインより上方に突出した芯を内在した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成し、
前記第1の山部は上方斜め外方に傾斜し、
前記第2の山部は上方斜め外方に傾斜し、
前記かかと部の正面視、前記谷部は中央に、右に前記第1の山部、左に前記第2の山部が位置している
ことを特徴とする履物。
【請求項4】
突出部は、月型の補強芯とこの月型の補強芯をスポンジ部材を介して覆う覆い部材で形成され、
前記月型の補強芯は、月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の一方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成され、
前記突出部の芯は、前記スポンジ部材より硬い
ことを特徴とする請求項3記載の履物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、履物及び月型芯に係り、特に、かかと部を潰さないようにして履くことができる履物及び前記履物に好適な月型芯に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、後端にかかと部を有する短靴がある(特許文献1参照)。
この短靴は、かかと部の上端に、上方斜め後方に向けて延びる硬質の突片部を形成したものであり、突片部にはかかと部に備えられる月型芯から延設された月型芯延長部を芯として備えて硬度を得たものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記短靴にあっては、かかと部の上端中央に、上方斜め後方に向けて延びる硬質の突片部があるため、短靴を履く際、足のかかとが突片部にあたり、しかも、足のかかとが入る短靴のかかと部が小さく、入りづらいという問題点が生じた。
【0005】
本発明は、前記問題点を考慮してなされた履物及び月型芯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の履物は、かかと部を有する履物であって、前記かかと部のトップラインより上方に突出した芯を内在した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成しているものである。
【0007】
また、請求項2記載の月型芯は、月型芯本体と、この月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の他方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成されているものである。
【0008】
また、請求項3記載の履物は、かかと部を有する履物であって、前記かかと部のトップラインより上方に突出した芯を内在した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成し、前記第1の山部は上方斜め外方に傾斜し、前記第2の山部は上方斜め外方に傾斜し、前記かかと部の正面視、前記谷部は中央に、右に前記第1の山部、左に前記第2の山部が位置しているものである。
【0009】
また、請求項4記載の履物は、請求項3記載の履物において、突出部は、月型の補強芯とこの月型の補強芯をスポンジ部材を介して覆う覆い部材で形成され、前記月型の補強芯は、月型芯本体(足のかかとを覆う)上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の一方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成され、前記突出部の芯は、前記スポンジ部材より硬いものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の履物によれば、谷部であるため、足のかかとが履物に入り易く、履物に入った足のかかとは第1の山部と第2の山部に当接して、当接した足のかかとは、第1の山部の内側と第2の山部の内側とに案内されて履物内にスムーズに導かれ、かかと部を潰さないようにして靴ベラなしで履くことができる。
【0011】
また、請求項2記載の月型芯によれば、月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の他方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成されているため、かかと部を有するであって、前記かかと部のトップラインより上方に突出した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成している履物の月型芯に好適である。
【0012】
また、請求項3記載の履物によれば、かかと部の正面視、谷部は中央に位置しているため、足のかかとが履物に入り易く、履物に入った足のかかとは第1の山部と第2の山部に当接して、当接した足のかかとは、第1の山部の内側と第2の山部の内側とに案内されて履物内にスムーズに導かれ、かかと部を潰さないようにして靴ベラなしで履くことができる。
【0013】
また、請求項4記載の履物によれば、上述した請求項3記載の発明の効果に加え、突出部の芯は、月型の補強芯とこの月型の補強芯をスポンジ部材を介して覆う覆い部材で形成されているため、足のかかとにスポンジ部材を介して覆う覆い部材に当接するため、硬い素材に当たらず、痛くなくスムーズに靴ベラなしで履くことができ、月型芯が、月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の一方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成されているため、かかと部を有するであって、前記かかと部のトップラインより上方に突出した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成している履物の月型芯に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、本発明の一実施例の履物の概略的正面図である。
【
図3】
図3は、
図1の履物のアッパー表部材を剥いだ状態の概略的右側面図である。
【
図6】
図6は、本発明の一実施例の
図1の履物の実施品を上方から撮影した写真である。
【
図7】
図7は、
図6の履物のかかと部を上方斜めより撮影した写真である。
【
図8】
図8は、
図6の履物のかかと部を正面として撮影した写真である。
【
図9】
図9は、
図6の履物のかかと部を斜めに見て撮影した写真である。
【
図11】
図11は、
図6の履物のかかと部に内在される月型芯(カウンター)を撮影した写真である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の一実施例の履物及び月型芯を図面(
図1乃至
図15)を参照して説明する。
図1及び
図6に示すSは、かかと部1を有する履物である。履物(例えば、短靴)Sは、ソール2とアッパー3とを備えている。
【0016】
4は、かかと部1のトップラインTより上方に突出した芯を内在した突出部で、突出部4は、履物Sの外側の素材Aと履物Sの内側の素材Bの間に、硬い芯40となる材料である、例えば、月型芯40が、芯40と履物Sの内側の素材Bとの間にスポンジ部材(スポンジクッション)46が位置している。突出部4の芯40は、履物Sの外側の素材A、履物Sの内側の素材B、スポンジ部材46より硬く、突出部4はかかと部1に、例えば、縫製により取り付けられている。
図6及び
図7に示すCは、履物Sの外側の素材Aと履物Sの内側の素材Bの縫製部である。
【0017】
突出部4は、両側に第1、第2の山部41、42を、第1の山部41と第2の山部42との間に谷部43を、それぞれ形成している。
また、突出部4は、足のかかと5を履物S内に導く第1の案内部(靴カウンター裏材)44を第1の山部11の履物内側Xに、足のかかと5を履物S内に導く第2の案内部(カ靴ウンター裏材)45を第2の山部42の履物内側Xに、それぞれ形成している。
なお、第1の山部41は上方斜め外方に傾斜し(
図2、
図10)、第2の山部42は上方斜め外方に傾斜し(
図2、
図9)、かかと部1の正面視、谷部43は中央に、右に第1の山部41、左に第2の山部42が位置している(
図2、
図8)。
【0018】
足の裏のかかと5に対応する部位が谷部43で、谷部43の両側に位置する第1、第2の山部41、42にかかと5が当接するため、足のかかと5が履物Sに入り易く、履物Sに入った足のかかと5は第1の山部41と第2の山部42に当接して、当接した足のかかと5は、第1の山部41の内側と第2の山部42の内側とに案内されて履物S内にスムーズに導かれ、かかと部1を潰さないようにして靴ベラなしで履くことができる。
【0019】
また、突出部4は、月型芯40とこの月型芯40をスポンジ部材(スポンジクッション)46を介して覆う覆い部材[月型芯40、スポンジ部材(スポンジクッション)46を覆う部材、例えば、履物Sの外側の素材Aと履物Sの内側の素材Bを縫製部Cで一体化した部材]で形成されている(
図6、
図7)。
月型芯(カウンター)40は、履物Sのかかと部1の靴アッパー表部材と靴カウンター裏材との間に入れる月型の補強芯である。
【0020】
月型芯40は、
図11~
図15に示すように、月型芯本体(足のかかとを覆う)401と、この月型芯本体(足のかかとを覆う)401上端部中央に月型芯谷部401Aが設けられ、月型芯谷部401Aの一方側に第1の月型芯第1の山部401Bが、月型芯谷部401Aの他方側に第2の月型芯401Cが、それぞれ形成されている。月型芯40は、履物Sの外側の素材A、履物Sの内側の素材B、スポンジ部材46より硬いものである。
【0021】
なお、特に、月型芯40は、月型芯本体401上端部中央に月型芯谷部401Aが設けられ、月型芯谷部401Aの一方側に第1の月型芯山部401Bが、月型芯谷部の他方側に第2の月型芯山部401Cが、それぞれ形成されているため、「かかと部1を有する履物Sであって、かかと部1のトップラインTより上方に突出した突出部4をかかと部1に取り付け、突出部4は、両側に第1、第2の山部41、42を、第1の山部41と第2の山部42との間に谷部43を、それぞれ形成し、足のかかと5を履物S内に導く第1の案内部44を第1の山部41の履物内側Xに、足のかかと5を履物S内に導く第2の案内部45を第2の山部42の履物内側Xに、それぞれ形成している履物」の月型芯40に好適である。
【符号の説明】
【0022】
S 履物
X 履物内側
T トップライン
1 かかと部
2 ソール
3 アッパー
4 突出部
5 足のかかと
40 月型芯(カウンター)
401 月型芯本体
401A 月型芯谷部
401B 第1の月型芯山部
401C 第2の月型芯山部
41 第1の山部
42 第2の山部
43 谷部
44 第1の案内部
45 第2の案内部
46 スポンジ部材(スポンジクッション)
【手続補正書】
【提出日】2023-04-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
かかと部を有する履物であって、
前記かかと部のトップラインより上方に突出した芯を内在した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成し、
前記第1の案内部と前記第2の案内部は対向し、外方に向かって広がるように傾斜している
ことを特徴とする履物。
【請求項2】
短靴のかかと部の内側に装着される短靴用月型芯であって、
月型芯本体と、この月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の他方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成され、
前記第1の月型芯山部は、先端部が前記月型芯本体の外側に傾斜し、
前記第2の月型芯山部は、先端部が前記月型芯本体の外側に傾斜し、
前記月型芯本体の前記短靴の装着時、前記第1の月型芯山部、前記月型芯谷部及び前記第2の月型芯山部は、前記短靴のかかと部のトップラインより上方に突出する
ことを特徴とする短靴用月型芯。
【請求項3】
かかと部を有する履物であって、
前記かかと部のトップラインより上方に突出した芯を内在した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成し、
前記第1の山部は上方斜め外方に傾斜し、
前記第2の山部は上方斜め外方に傾斜し、
前記かかと部の正面視、前記谷部は中央に、右に前記第1の山部、左に前記第2の山部が位置し、
前記第1の案内部と前記第2の案内部は対向し、外方に向かって広がるように傾斜している
ことを特徴とする履物。
【請求項4】
突出部は、月型の補強芯とこの月型の補強芯をスポンジ部材を介して覆う覆い部材で形成され、
前記月型の補強芯は、月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の一方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成され、
前記突出部の芯は、前記スポンジ部材より硬い
ことを特徴とする請求項3記載の履物。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、履物及び短靴用月型芯に係り、特に、かかと部を潰さないようにして履くことができる履物及び短靴用月型芯に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
本発明は、前記問題点を考慮してなされた履物及び短靴用月型芯を提供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
請求項1記載の履物は、かかと部を有する履物であって、前記かかと部のトップラインより上方に突出した芯を内在した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成し、前記第1の案内部と前記第2の案内部は対向し、外方に向かって広がるように傾斜しているものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
また、請求項2記載のる短靴用月型芯は、短靴のかかと部の内側に装着される短靴用月型芯であって、月型芯本体と、この月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の他方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成され、前記第1の月型芯山部は、先端部が前記月型芯本体の外側に傾斜し、前記第2の月型芯山部は、先端部が前記月型芯本体の外側に傾斜し、前記月型芯本体の前記短靴の装着時、前記第1の月型芯山部、前記月型芯谷部及び前記第2の月型芯山部は、前記短靴のかかと部のトップラインより上方に突出するものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
また、請求項3記載の履物は、かかと部を有する履物であって、前記かかと部のトップラインより上方に突出した芯を内在した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成し、前記第1の山部は上方斜め外方に傾斜し、前記第2の山部は上方斜め外方に傾斜し、前記かかと部の正面視、前記谷部は中央に、右に前記第1の山部、左に前記第2の山部が位置し、前記第1の案内部と前記第2の案内部は対向し、外方に向かって広がるように傾斜しているものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
また、請求項2記載の短靴用月型芯によれば、月型芯本体上端部中央に月型芯谷部が設けられ、前記月型芯谷部の一方側に第1の月型芯山部が、前記月型芯谷部の他方側に第2の月型芯山部が、それぞれ形成されているため、かかと部を有するであって、前記かかと部のトップラインより上方に突出した突出部を前記かかと部に取り付け、前記突出部は、両側に第1、第2の山部を、前記第1の山部と前記第2の山部との間に谷部を、それぞれ形成し、足のかかとを前記履物内に導く第1の案内部を前記第1の山部の前記履物内側に、前記足のかかとを前記履物内に導く第2の案内部を前記第2の山部の前記履物内側に、それぞれ形成している履物の月型芯に好適である。