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特開2024-110346歯科診療管理システム、歯科診療管理方法および歯科診療管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024110346
(43)【公開日】2024-08-15
(54)【発明の名称】歯科診療管理システム、歯科診療管理方法および歯科診療管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 40/40 20180101AFI20240807BHJP
【FI】
G16H40/40
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023014893
(22)【出願日】2023-02-02
(71)【出願人】
【識別番号】594164542
【氏名又は名称】キヤノンメディカルシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100196047
【弁理士】
【氏名又は名称】柳本 陽征
(74)【代理人】
【識別番号】100202429
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 信人
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(72)【発明者】
【氏名】西高 慎也
(72)【発明者】
【氏名】西岡 昂彦
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】歯科診療に必要な器具を準備する時間を短縮できるとともに、準備漏れを防止すること。
【解決手段】実施形態に係る歯科診療管理システムは、患者の歯科診療名情報を取得する情報取得部と、前記歯科診療名情報に基づいて、前記患者の歯科診療に必要な準備物を特定する準備物特定部と、前記準備物を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の歯科診療名情報を取得する情報取得部と、
前記歯科診療名情報に基づいて、前記患者の歯科診療に必要な準備物を特定する準備物特定部と、
前記準備物を表示部に表示させる表示制御部と、
を備える歯科診療管理システム。
【請求項2】
前記情報取得部は、歯科診療の対象の歯に関する診療歯情報を取得し、
前記準備物特定部は、前記歯科診療名情報および前記診療歯情報に基づいて前記準備物を特定する、請求項1に記載の歯科診療管理システム。
【請求項3】
前記診療歯情報は、歯式および/または医用画像を含む、請求項2に記載の歯科診療管理システム。
【請求項4】
前記歯科診療名情報がう蝕治療を示す場合、前記準備物特定部は、前記診療歯情報に基づいて、う歯の場所および進行度を把握し、前記う歯の場所および進行度に基づいて前記準備物を特定する、請求項2に記載の歯科診療管理システム。
【請求項5】
複数の患者について、準備物の用意に関する優先度を算出する優先度算出部をさらに備え、請求項1に記載の歯科診療管理システム。
【請求項6】
前記優先度算出部は、予定診療時間の長さおよび/または診療に必要な器具の数量に基づいて前記優先度を算出する、請求項5に記載の歯科診療管理システム。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記優先度算出部により算出された優先度が高い順に前記複数の患者の診療予定を前記表示部に表示させる、請求項5に記載の歯科診療管理システム。
【請求項8】
前記表示制御部は、複数の患者の診療予定を選択可能に前記表示部に表示させ、選択された患者の歯科診療に必要な準備物を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の歯科診療管理システム。
【請求項9】
複数の患者間で歯科診療に使用する準備物が重複する場合、前記表示制御部は、その旨を示すメッセージを当該準備物に対応付けて前記表示部に表示させる、請求項7に記載の歯科診療管理システム。
【請求項10】
前記表示制御部は、準備物が用意されたことを確認するための準備物確認部を前記準備物に対応付けて前記表示部に表示させる、請求項1に記載の歯科診療管理システム。
【請求項11】
前記準備物にレジンが含まれる場合、前記表示制御部は前記表示部に当該レジンの色に関する情報を表示させる、請求項1に記載の歯科診療管理システム。
【請求項12】
前記表示制御部は、病院内にある器具を選択可能に前記表示部に表示させ、選択された前記器具を準備物として前記表示部に表示させる、請求項1に記載の歯科診療管理システム。
【請求項13】
前記表示制御部は、前記選択された前記器具を同一の歯科診療の準備物として次回以降、前記表示部にデフォルトで表示させる、請求項12に記載の歯科診療管理システム。
【請求項14】
前記表示制御部は、病院内にある器具を診療台に備え付けられている器具かどうかが分かるように前記表示部に表示させる、請求項1に記載の歯科診療管理システム。
【請求項15】
前記表示制御部は、前記準備物の保管場所を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の歯科診療管理システム。
【請求項16】
情報取得部が、患者の歯科診療名情報を取得し、
準備物特定部が、前記歯科診療名情報に基づいて、前記患者の歯科診療に必要な準備物を特定し、
表示制御部が、前記準備物を表示部に表示させる、
歯科診療管理方法。
【請求項17】
コンピュータを、
患者の歯科診療名情報を取得する情報取得部、
前記歯科診療名情報に基づいて、前記患者の歯科診療に必要な準備物を特定する準備物特定部、および
前記準備物を表示部に表示させる表示制御部
として機能させる歯科診療管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、歯科診療管理システム、歯科診療管理方法および歯科診療管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、歯科診療の際、医師または歯科衛生士が診療途中で患者のもとを離れて必要な器具を保管場所まで取りに行くことが一般的である。歯科診療では、特殊な器具が用いられることが多く、診療内容によっては数多くの器具を必要とする。このため、診療途中で器具を探すことは手間がかかるだけでなく、診療が中断し診療効率が大きく低下してしまう。
【0003】
歯科診療の効率化を図るためには、歯科診療に必要な器具を診療前に準備しておくことが望ましい。しかし、診療内容に応じた器具を短時間で漏れなく用意することは容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-157320号公報
【特許文献2】特表2019-502447号公報
【特許文献3】特開2015-204993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、歯科診療に必要な器具を準備する時間を短縮できるとともに、準備漏れを防止することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記の課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る歯科診療管理システムは、患者の歯科診療名情報を取得する情報取得部と、前記歯科診療名情報に基づいて、前記患者の歯科診療に必要な準備物を特定する準備物特定部と、前記準備物を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態に係る歯科診療管理システムの構成の一例を示す図。
図2】実施形態に係るサーバの構成の一例を示すブロック図。
図3】実施形態に係る患者データベースの一例を示す図。
図4】実施形態に係る準備物データベースの一例を示す図。
図5】実施形態に係る院内器具データベースの一例を示す図。
図6】実施形態に係る端末の構成の一例を示すブロック図。
図7A】実施形態に係る歯科診療管理システムで実行される処理の一例を説明するシーケンス図。
図7B図7Aに続く、実施形態に係る歯科診療管理システムで実行される処理の一例を説明するシーケンス図。
図8】実施形態に係る端末に表示される画面の第1の例を示す図。
図9】実施形態に係る端末に表示される画面の第2の例を示す図。
図10】実施形態に係る端末に表示される画面の第3の例を示す図。
図11】実施形態に係る端末に表示される画面の第4の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、歯科診療管理システム、歯科診療管理方法および歯科診療管理プログラムの実施形態について説明する。なお、以下の説明において実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行うこととする。
【0009】
図1は、実施形態に係る歯科診療管理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る歯科診療管理システム1は、サーバ10と、医師、歯科衛生士等のユーザが使用する端末20とを備えている。サーバ10と端末20とは、院内の専用回線による通信ネットワークNを介して、通信可能に接続されている。なお、サーバ10と端末20とは、インターネット等の公衆回線によるネットワークを介して、互いに通信可能に接続されてもよい。また、複数台の端末20がサーバ10に接続されてもよい。
【0010】
歯科診療管理システム1は、患者の歯科診療に必要となる器具等を端末20に表示するように構成されている。なお、本願において、「歯科診療」は、歯科治療だけでなく、歯科検査も含む。
【0011】
サーバ10は、たとえば、電子カルテシステム、PACS(Picture Archiving and Communication System;医用画像管理システム)など他のシステムに接続される。あるいは、サーバ10は、電子カルテシステムなど他のシステムの一部として設けられてもよい。
【0012】
サーバ10は、図2に示すように、メモリ11と、ディスプレイ12と、入力インタフェース13と、通信インタフェース14と、処理回路15とを備えている。以下、サーバ10の各構成の詳細について説明する。
【0013】
メモリ11は、処理回路15に接続されており、処理回路15で使用される各種の情報を記憶する。メモリ11は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。
【0014】
メモリ11には、処理回路15が各機能を実行するのに必要な各種のプログラム、およびプログラムにより処理される各種のデータ等が格納される。なお、本明細書において扱う各種データは、典型的にはデジタルデータである。
【0015】
ディスプレイ12は、各種の画像や情報を表示する。たとえば、ディスプレイ12は、各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を表示する。本実施形態においては、ディスプレイ12は、たとえば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等によって構成される。ディスプレイ12は表示部の一例である。
【0016】
入力インタフェース13は、各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路15に出力する。この入力インタフェース13は、たとえば、マウスやキーボード、タッチパネル、トラックボール、手動スイッチ、フットスイッチ、ボタン、ジョイスティック等により実現される。
【0017】
通信インタフェース14は、院内ネットワークの形態に応じた種々の通信プロトコルを実装している。通信インタフェース14は、各種の通信プロトコルに従って、院内ネットワークを介して他の装置との通信を実現する。本実施形態においては、サーバ10は、通信インタフェース14を介して院内ネットワークに接続され、端末20等との通信を行う。
【0018】
処理回路15は、各種の演算を行う演算回路であり、サーバ10の動作を制御する。この処理回路15は、たとえば、患者の歯科診療に必要な器具を特定し、端末20のディスプレイ22に表示するための情報を生成する。
【0019】
かかる機能を実現するために、処理回路15は、図2に示すように、情報取得機能15aと、準備物特定機能15bと、優先度算出機能15cと、情報生成機能15dとを有する。情報取得機能15aは情報取得部の一例であり、準備物特定機能15bは準備物特定部の一例であり、優先度算出機能15cは優先度算出部の一例であり、情報生成機能15dは情報生成部の一例である。
【0020】
本実施形態では、情報取得機能15a、準備物特定機能15b、優先度算出機能15cおよび情報生成機能15dにより実行される各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ11に格納されている。処理回路15は、プロセッサであり、メモリ11からプログラムを読み出して実行することで、各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路15は、図2の処理回路15内に示された各機能を有することとなる。
【0021】
なお、図2においては、情報取得機能15a、準備物特定機能15b、優先度算出機能15cおよび情報生成機能15dの各処理機能が単一の処理回路15によって実現される場合を示したが、実施形態はこれに限られない。たとえば、処理回路15は、複数の独立したプロセッサを組み合わせたものとして構成され、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各処理機能を実現するものとしてもよい。また、処理回路15が有する各処理機能は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。
【0022】
次に、各処理機能の詳細について説明する。
【0023】
情報取得機能15aは、端末20、外部のサーバ(電子カルテシステム等)、メモリ11等から各種の情報を取得する。たとえば、情報取得機能15aは、診療が予定されている患者に関する情報(患者情報)や、端末20からユーザの指示(患者の選択等)を取得する。
【0024】
情報取得機能15aは、患者の歯科診療名情報および診療歯情報を取得する。歯科診療名情報は、歯科診療の名称に関する情報であり、たとえば、歯科の治療名(う蝕治療、歯周病治療など)、検査名(虫歯チェック、レントゲン撮影など)、術名(抜歯手術など)を示す情報である。診療歯情報は、歯科診療の対象の歯に関する情報であり、たとえば、治療対象のう歯(虫歯)の場所・部位、進行度・程度を示す情報である。なお、歯科診療の種類(虫歯チェック、クリーニング等)によっては、診療歯情報を取得しなくてもよい。
【0025】
本実施形態では、情報取得機能15aは、患者データベースから歯科診療名情報および診療歯情報を取得する。図3は、実施形態に係る患者データベースの一例を示している。この例では、患者ごとに、診療予定日、診療名、歯式、進行度および予定診療時間が格納されている。なお、患者データベースはサーバ10のメモリ11に記憶されていてもよいし、サーバ10が通信可能に接続された電子カルテシステム等の外部のサーバに記憶されてもよい。患者データベースは、たとえば電子カルテシステムで生成されるが、端末20で受け付けられた情報に基づいてサーバ10が生成してもよい。
【0026】
なお、診療歯情報は、歯科診療の対象の歯を特定する情報として、歯式に代えて、または歯式とともに、医用画像を含んでもよい。医用画像は、歯科用レントゲン、CT(Computed Tomography)等の医用機器により取得された画像である。また、診療歯情報は、医用画像から画像解析により特定された診療対象の歯の場所や進行度などを示す情報であってもよい。また、診療歯情報は、医師等のユーザが端末20に入力した情報であってもよい。
【0027】
診療歯情報が医用画像の場合、情報取得機能15aは、外部の診断システムが医用画像を解析した結果(診療対象の歯の場所、進行度など)を取得する。なお、サーバ10が医用画像を画像解析して診療対象の歯の場所、進行度などを把握してもよい。
【0028】
準備物特定機能15bは、歯科診療名情報および診療歯情報に基づいて、患者の歯科診療に必要な準備物(器具)を特定する。う蝕治療の場合、準備物は、たとえば、ミラー(歯鏡)、探針、ピンセット、レジン(コンポジットレジン)等である。なお、歯科診療の種類(虫歯チェック、クリーニング等)によっては、準備物特定機能15bは、歯科診療名情報のみに基づいて準備物を特定してもよい。
【0029】
本実施形態では、準備物特定機能15bは、準備物データベースを用いて準備物を特定する。図4は、実施形態に係る準備物データベースの一例を示している。この例では、診療名ごとに準備物情報が格納されている。詳しくは、図4に示すようにう蝕治療の場合、う歯の場所(歯式)および進行度ごとに準備物情報が格納されている。
【0030】
歯科診療名情報がう蝕治療を示す場合、準備物特定機能15bは、診療歯情報に基づいて、う歯の場所および進行度を把握する。そして、準備物特定機能15bは、う歯の場所および進行度に基づいて準備物を特定する。本実施形態では、準備物特定機能15bは、う歯の場所および進行度をキーにして準備物データベースを検索し、準備物を特定する。
【0031】
本実施形態では、準備物データベースは、サーバ10のメモリ11に記憶されている。なお、外部のサーバないしシステムに準備物データベースが記憶されていてもよい。
【0032】
また、本実施形態では、サーバ10のメモリ11には、病院内にある器具(院内器具)に関する情報を格納した院内器具データベースが記憶されている。院内器具は、たとえば、病院内にある器具のうち、診療台に備え付けられている器具である。図5は、実施形態に係る院内器具データベースの一例を示している。この例では、カテゴリ(治療用、検査用、その他)ごとに、器具名、保管場所および数(保管数量)等が格納されている。院内器具データベースの「備考」には、その器具が診療台に備え付けられている器具であるか否かを示す情報が格納されてもよい。なお、院内器具データベースは外部のサーバないしシステムに記憶されてもよい。
【0033】
優先度算出機能15cは、複数の患者について、準備物の用意に関する優先度を算出する。本実施形態では、優先度算出機能15cは、予定診療時間の長さに基づいて優先度を算出する。たとえば、予定診療時間が長いほど優先度が高くなる。なお、診療に必要な器具の数量に基づいて優先度を算出してもよい。たとえば、器具の数量が多いほど優先度が高くなる。なお、器具の数量に基づいて優先度を算出する場合は、準備物特定機能15bによって各患者の診療に必要な準備物を予め特定しておく。優先度算出機能15cは、予定診療時間の長さおよび診療に必要な器具の数量の両方に基づいて優先度を算出してもよい。
【0034】
情報生成機能15dは、情報取得機能15a、準備物特定機能15bおよび優先度算出機能15cのうち少なくとも一つにより得られた情報に基づいて端末20に送信するための情報を生成する。たとえば、情報生成機能15dは、複数の患者の患者情報および各患者の優先度に基づいて、各患者の患者名、診療名および優先度を含む情報診療予定情報を生成する。また、情報生成機能15dは、歯科診療名情報と、診療歯情報と、準備物特定機能15bにより特定された準備物に関する情報とを含み、端末20のディスプレイ22に表示するための情報(表示情報)を生成する。
【0035】
次に、図6を参照して端末20の詳細について説明する。図6は、本実施形態に係る端末20の構成の一例を示すブロック図である。
【0036】
図6に示すように、端末20は、メモリ21と、ディスプレイ22と、入力インタフェース23と、通信インタフェース24と、処理回路25とを備えている。
【0037】
メモリ21は、処理回路25に接続されており、処理回路25で使用される各種の情報を記憶する。メモリ21は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。
【0038】
ディスプレイ22は、各種の画像や情報を表示する。たとえば、ディスプレイ22は、サーバ10により特定された準備物を表示する。また、ディスプレイ22は、ユーザからの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示する。本実施形態においては、ディスプレイ22は、たとえば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等によって構成される。なお、ディスプレイ22はタッチパネルにより構成されてもよい。この場合、ディスプレイ22は、入力インタフェース23も兼ねる。ディスプレイ22は表示部の一例である。
【0039】
入力インタフェース23は、ユーザからの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路25に出力する。この入力インタフェース23は、たとえば、マウスやキーボード、トラックボール、手動スイッチ、フットスイッチ、ボタン、ジョイスティック等により実現される。
【0040】
通信インタフェース24は、院内ネットワークの形態に応じた種々の情報通信用プロトコルを実装している。通信インタフェース24は、各種プロトコルに従って、病院内ネットワークを介して他の装置との通信を実現する。本実施形態においては、端末20は、通信インタフェース24を介して院内ネットワークに接続され、サーバ10との通信を行う。さらに、端末20は、通信インタフェース24を介して電子カルテシステム、PACS等の他のシステムと通信可能に接続されてもよい。
【0041】
処理回路25は、各種の演算を行う演算回路である。この処理回路25は、入力インタフェース23を介してユーザの指示を受け付けるとともに、通信インタフェース24を介してサーバ10から受信した情報(準備物等)をディスプレイ22に表示する。かかる機能を実現するために、処理回路25は、図6に示すように、情報受付機能25aと、表示制御機能25bとを有する。情報受付機能25aは情報受付部の一例であり、表示制御機能25bは表示制御部の一例である。
【0042】
本実施形態では、情報受付機能25aおよび表示制御機能25bにより実行される各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ21に格納されている。処理回路25は、プロセッサであり、メモリ21からプログラムを読み出して実行することで、各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路25は、図6の処理回路25内に示された各機能を有することとなる。
【0043】
なお、図6においては、情報受付機能25aおよび表示制御機能25bの各処理機能が単一の処理回路25によって実現される場合を示したが、実施形態はこれに限られない。たとえば、処理回路25は、複数の独立したプロセッサを組み合わせたものとして構成され、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各処理機能を実現するものとしてもよい。また、処理回路25が有する各処理機能は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。
【0044】
情報受付機能25aは、入力インタフェース23を介してユーザが入力した指示を受け付ける。ユーザの指示には、ディスプレイ22に診療内容等を表示する患者の選択などが含まれる。
【0045】
表示制御機能25bは、ディスプレイ22の表示制御を行う。たとえば、表示制御機能25bは、サーバ10で生成された情報(特定された準備物に関する情報など)をディスプレイ22に表示させる。
【0046】
<歯科診療管理システムの動作例>
図7Aおよび図7Bを参照して、上述の歯科診療管理システム1を用いた歯科診療管理方法について説明する。図7Aおよび図7Bは、実施形態に係る歯科診療管理システム1で実行される処理内容の一例を説明するシーケンス図である。
【0047】
まず、サーバ10の情報取得機能15aは、患者情報を取得する(ステップS11)。情報取得機能15aは、図3を参照して説明した患者データベースから患者情報を取得する。たとえば、本ステップで取得する患者情報は、所定の日(ユーザが指定した日、翌診療日など)に診療が予定されている患者の識別情報(氏名、診察券番号など)、診療名および予定診療時間を含む。
【0048】
患者情報を取得した後、サーバ10の優先度算出機能15cは、準備物の用意に関する優先度を算出する(ステップS12)。詳しくは、優先度算出機能15cは、ステップS11で患者情報が取得された患者ごとに優先度を算出する。優先度は、たとえば、予定診療時間の長さに基づいて算出される。なお、一人の患者が複数の歯科診療を受診する予定の場合は、当該患者については歯科診療ごとに優先度を算出する。
【0049】
優先度が算出された後、サーバ10の情報生成機能15dは、ステップS11で取得された患者情報と、ステップS12で算出された優先度とに基づいて診療予定情報を生成する(ステップS13)。診療予定情報は、患者ごとに、患者名、診療名および優先度を含む情報である。その後、生成された診療予定情報は通信インタフェース14を介して端末20に送信される。
【0050】
端末20は、サーバ10から受信した診療予定情報を表示する(ステップS21)。詳しくは、端末20の情報受付機能25aが通信インタフェース24を介して診療予定情報を取得する。そして、表示制御機能25bが診療予定情報を表示するようにディスプレイ22を制御する。図8は、本ステップにおいて端末20のディスプレイ22に表示される画面の一例を示している。この画面では、診療予定情報に基づいて、診療予定表示領域R1に、患者名(患者A,B,C)および診療名(う蝕治療、歯周病治療、歯型作成など)が優先度の順に表示されている。
【0051】
すなわち、本実施形態では、診療予定表示領域R1に表示する患者の診療予定の順序は優先度に基づく。図8の例では、患者Aのう蝕治療の診療予定は優先度が最も高いので一番上に表示され、次に優先度の高い患者Bの診療予定が患者Aの診療予定の下に表示される。患者Bよりも優先度の低い患者Cの診療予定は、患者Bの診療予定の下に表示されている。このように表示制御機能25bは、優先度算出機能15cにより算出された優先度が高い順に、複数の患者の診療予定をディスプレイ22に表示させる。
【0052】
なお、患者Aはう蝕治療とクリーニングを同日に受診する予定であるが、クリーニングの優先度が低いため、図8に示すように、患者Aのクリーニングの予定は患者Cの予定の下に表示される。
【0053】
また、各患者の診療予定と対応付けて、詳細情報を表示する患者を選択するための患者選択受付部が表示される。図8の例では、患者選択受付部として各患者の診療予定の左側にラジオボタンBが表示されている。ユーザが選択したい患者のラジオボタンBをマウスでクリックまたは手指でタップ等することで、詳細情報を表示する患者が選択される。このように表示制御機能25bは、複数の患者の診療予定を選択可能にディスプレイ22に表示させる。
【0054】
図8では、診療予定表示領域R1のほか、診療名表示領域R2、患者名表示領域R3、歯式DF、準備物リストL1および院内器具リストL2が画面内に配置されている。診療名表示領域R2は、選択された患者の診療名を表示するための領域である。患者名表示領域R3は、選択された患者の名前を表示するための領域である。歯式DFは、選択された患者の診療対象の歯の場所を表示するための領域である。準備物リストL1は、選択された患者の診療に必要な器具を表示するための領域である。院内器具リストL2は、病院内にある器具を表示するための領域である。
【0055】
この時点では、患者が選択されていないので、診療名表示領域R2、患者名表示領域R3、歯式DF、準備物リストL1には情報が表示されていない。なお、サーバ10から院内器具の情報を受信済みの場合、院内器具リストL2には、図8に示すように、当該情報に基づいて院内器具が表示されてもよい。
【0056】
なお、表示制御機能25bは、病院内にある器具を診療台に備え付けられている器具かどうかが分かるようにディスプレイ22に表示させてもよい。たとえば、表示制御機能25bは、院内器具リストL2を展開表示した際(図10参照)、器具の名称の隣に、診療台に備え付けられている器具であることを示すアイコンまたは文字等をディスプレイ22に表示させてもよい。
【0057】
診療予定情報を表示した後、端末20の処理回路25は、ユーザにより患者が選択されたか否かを判定する(ステップS22)。詳しくは、処理回路25は、診療予定表示領域R1のラジオボタンBが選択されたかどうかを判定し、選択された場合はステップS23に進む。
【0058】
患者が選択されると、端末20は、選択された患者の識別情報をサーバ10に送信する(ステップS23)。患者の識別情報は、選択された患者を識別可能な情報であればよく、たとえば、診療予定情報に含まれる患者名または診察券番号である。
【0059】
サーバ10の情報取得機能15aは、端末20から受信した患者識別情報をもとに患者データベースから、ユーザにより選択された患者の歯科診療名情報および診療歯情報を取得する(ステップS14)。たとえば、患者Aの識別情報を受信した場合、情報取得機能15aは、患者名をキーにして図3の患者データベースを検索し、患者Aの診療名(う蝕治療)と、歯式(番号5)および進行度(C1)とを取得する。
【0060】
サーバ10の準備物特定機能15bは、ステップS14で取得された歯科診療名情報および診療歯情報に基づいて、選択された患者の歯科診療に必要な準備物を特定する(ステップS15)。たとえば、準備物特定機能15bは、患者Aの診療名(う蝕治療)、歯式(番号5)および進行度(C1)をキーにして図4の準備物データベースを検索し、患者Aのう蝕治療に必要な器具(準備物)を特定する。
【0061】
なお、準備物特定機能15bは、同一種類の準備物が複数ある場合、病院内にある器具を優先して準備物として特定してもよい。すなわち、院内にある器具が優先的に選択されるようにしてもよい。
【0062】
サーバ10の情報生成機能15dは、ステップS15で特定された準備物を含み、端末20のディスプレイ22に表示するための表示情報を生成する(ステップS16)。表示情報は、準備物に関する情報のほか、選択された患者の歯科診療名情報および診療歯情報を含む。その後、生成された表示情報は通信インタフェース14を介して端末20に送信される。
【0063】
端末20は、サーバ10から受信した表示情報を表示する(ステップS24)。詳しくは、端末20の情報受付機能25aが通信インタフェース24を介して表示情報を取得する。そして、表示制御機能25bが表示情報を表示するようにディスプレイ22を制御する。図9は、本ステップにおいて端末20のディスプレイ22に表示される画面の一例を示している。この画面では、診療名表示領域R2に患者Aの診療名(う蝕治療)が表示され、患者名表示領域R3に患者Aの氏名が表示されている。歯式DFでは、患者Aのう蝕治療の対象である歯の場所(番号5)が丸印Cで囲われることで特定されている。なお、丸印による特定に限られず、治療対象の歯の場所を他と識別可能な態様(たとえば、歯式番号を赤色で表示する。)で表示してもよい。準備物リストL1には、患者Aのう蝕治療に必要な器具(ミラー、探針、ピンセット、レジン)がリスト表示されている。
【0064】
なお、準備物にレジンが含まれる場合、表示制御機能25bは、ディスプレイ22に当該レジンの色に関する情報(色ないし色調を示す番号など)を表示させてもよい。
【0065】
また、表示制御機能25bは、準備物が用意されたことを確認するための準備物確認部を準備物に対応付けてディスプレイ22に表示させてもよい。図9の例では、各準備物に対応付けてチェックボックスCBが表示されている。チェックボックスCBは、準備物が用意されたことをユーザが確認するためのものであり、準備物確認部の一例である。たとえば、ユーザは、準備物のミラー(歯鏡)が用意されたことを確認すると、ミラーの隣のチェックボックスCBをクリックまたはタップ等する。これにより、図10に示すように、チェックボックスCBに確認済みの印が表示される。このようにすることで、ユーザは各準備物を用意したことをチェックでき、準備物の準備漏れを確実に防止することができる。
【0066】
また、表示制御機能25bは、準備物リストL1内のすべての準備物のチェックボックスがチェックされた場合に、その旨を示すメッセージ(「準備完了」など)をディスプレイ22に表示させてもよい。あるいは、表示制御機能25bは、準備物リストL1内のすべての準備物のチェックボックスがチェックされない限り、準備が完了していないことを示す警告メッセージ(「準備物が揃っていません」など)をディスプレイ22に表示させてもよい。
【0067】
なお、上記ステップS12の優先度の算出において、診療に必要な器具の数量を考慮して優先度を算出してもよい。この場合、ステップS12の前にステップS14およびS15を行って患者ごとに準備物の数量を得ておく。
【0068】
また、所定の日における診療予定の患者が1名のみの場合は、ステップS12、S13およびステップS21~S23を省略してもよい。
【0069】
上記のように、本実施形態によれば、受診予定の患者ごとに歯科診療に必要な器具が準備物として端末20のディスプレイ22に表示される。医師、歯科衛生士等のユーザは、表示された準備物を参照することで、効率良くかつ漏れなく準備物を揃えることができる。また、歯科診療に必要な器具を診療前に用意しておくことで、診療中に医師等が器具を取りに行く必要がなくなり、歯科診療の効率を向上させることができる。
【0070】
さらに、本実施形態によれば、歯科診療名情報だけでなく診療歯情報を考慮した準備物が表示されるため、う歯の場所や進行度等に応じた詳細で適切な治療器具を準備することができる。
【0071】
なお、表示制御機能25bは、病院内にある器具を選択可能にディスプレイ22に表示させ、ユーザにより選択された器具を準備物としてディスプレイ22に表示させてもよい。たとえば、図9の画面において、ユーザが院内器具リストL2の「治療用」の展開ボタンEBをクリックまたはタップした場合、図10に示すように、展開表示され、複数の治療用器具(ここでは太さの異なる歯科用ドリル)が表示される。ユーザは、表示された器具から一つの器具を選択し、準備物リストL1にドラッグアンドドロップ等の操作により移動させる。これにより、院内器具リストL2の器具を準備物リストL1に追加することができる。図11は、「歯科用ドリルφ3.4」が準備物リストL1に追加されたことを示す画面例である。
【0072】
また、複数の患者間で歯科診療に使用する準備物が重複する場合、表示制御機能25bは、その旨を示すメッセージを当該準備物に対応付けてディスプレイ22に表示させてもよい。図11の画面例では、ユーザにより準備物リストL1に追加された「歯科用ドリルφ3.4」が複数の患者の治療に使用されるため、アラート表示Aが表示されている。アラート表示Aは、複数の患者間で歯科診療に使用する準備物が重複する場合、その旨を示すメッセージの例である。これにより、たとえば、当該器具を洗浄するための時間を確保する必要がある等の注意を喚起することができる。
【0073】
また、表示制御機能25bは、上記のように院内器具リストL2から準備物リストL1に追加された器具を同一の歯科診療の準備物としてディスプレイ22に次回以降、デフォルトで表示させるようにしてもよい。このようにするために、たとえば、端末20は、準備物リストL1に追加された器具に関する情報をサーバ10に送信し、サーバ10は受信した情報に基づいて準備物データベースを更新する。
【0074】
また、表示制御機能25bは、準備物の保管場所をディスプレイ22に表示させてもよい。たとえば、表示制御機能25bは、ユーザが準備物リストL1または院内器具リストL2の器具をマウスでクリックまたはタップ等した場合、当該器具の保管場所をポップアップ表示または吹き出し表示等によりディスプレイ22に表示させる。このようにするために、たとえば、サーバ10の情報生成機能15dは、院内器具データベースに格納された器具の保管場所の情報を表示情報に含め、サーバ10から端末20に送信される表示情報が準備物の保管場所に関する情報を含むようにする。
【0075】
また、表示制御機能25bは、器具ごとに、当該器具を使用する際の医師等のポジション(診療台、患者に対する位置)をディスプレイ22に表示させてもよい。たとえば、表示制御機能25bは、ユーザが準備物リストL1または院内器具リストL2の器具をマウスでクリックまたはタップ等した場合、当該器具を使用する際の医師等のポジションをポップアップ表示または吹き出し表示等によりディスプレイ22に表示させる。
【0076】
以上説明したように、本実施形態では、情報取得部が患者の歯科診療名情報を取得し、準備物特定部が取得された歯科診療名情報に基づいて患者の歯科診療に必要な準備物を特定し、表示制御部が特定された準備物を表示部に表示させる。これにより、歯科診療に必要な器具を準備する時間を短縮できるとともに、準備漏れを防止することができる。
【0077】
なお、上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及び、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは、メモリ11に保存されたプログラムを読み出して実行することにより機能を実現する。なお、メモリ11にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成して構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、プロセッサは、プロセッサ単一の回路として構成されている場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて、1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図2における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合して、その機能を実現するようにしてもよい。
【0078】
また、実施形態に係る歯科診療管理システムは、サーバ10と端末20を統合して一つの装置として構成されてもよい。
【0079】
また、図7Aおよび図7Bで説明した歯科診療管理方法は、予め用意された歯科診療管理プログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。この歯科診療管理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、この歯科診療管理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な非一過性の記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
【0080】
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置及び方法は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置及び方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲及びこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
【符号の説明】
【0081】
1 歯科診療管理システム
10 サーバ
11 メモリ
12 ディスプレイ
13 入力インタフェース
14 通信インタフェース
15 処理回路
15a 情報取得機能
15b 準備物特定機能
15c 優先度算出機能
15d 情報生成機能
20 端末
21 メモリ
22 ディスプレイ
23 入力インタフェース
24 通信インタフェース
25 処理回路
25a 情報受付機能
25b 表示制御機能
A アラート表示
B ラジオボタン
CB チェックボックス
DF 歯式
EB 展開ボタン
L1 準備物リスト
L2 院内器具リスト
N 通信ネットワーク
R1 診療予定表示領域
R2 診療名表示領域
R3 患者名表示領域
SB スクロールバー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11