(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024110465
(43)【公開日】2024-08-16
(54)【発明の名称】火災抑制床構造
(51)【国際特許分類】
E04B 5/43 20060101AFI20240808BHJP
A47G 27/02 20060101ALI20240808BHJP
E04B 1/94 20060101ALI20240808BHJP
【FI】
E04B5/43 F
A47G27/02 101C
E04B1/94 W
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023015008
(22)【出願日】2023-02-03
(71)【出願人】
【識別番号】000111074
【氏名又は名称】ニッタン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
(74)【代理人】
【識別番号】100093045
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 良男
(72)【発明者】
【氏名】白山 宣弘
(72)【発明者】
【氏名】隅田 和哉
(72)【発明者】
【氏名】山納 正人
【テーマコード(参考)】
2E001
3B120
【Fターム(参考)】
2E001DE01
2E001GA18
2E001GA29
2E001HB01
2E001HC01
3B120AA50
3B120EB06
(57)【要約】
【課題】建物の床にガソリンなどが撒かれ着火されても最低限避難は可能な程度にまで火勢を抑えることができる火災抑制床構造を提供する。
【解決手段】上位層にカーペット、下位層にスノコが配設された多層構造の火災抑制床構造において、前記カーペットは難燃性および撥油性を有する繊維により形成された層の下面に、耐火性を有し前記繊維に比べて耐久性の高い材料で形成されたベースシートが接合されてなり、前記繊維により形成された層および前記ベースシートには、直径が2mm以上5mm以下の貫通孔が複数個形成され、前記スノコは少なくとも表面が耐火性もしくは難燃性を有する材料で形成され、高さが20mm以上100mm以下であるように構成した。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上位層にカーペット、下位層にスノコが配設された多層構造の火災抑制床構造であって、
前記カーペットは、難燃性および撥油性を有する繊維により形成された層の下面に、耐熱性を有し前記繊維に比べて耐久性の高い材料で形成されたベースシートが接合されてなり、
前記繊維により形成された層および前記ベースシートには、直径が2mm以上5mm以下の貫通孔が複数個形成され、
前記スノコは、少なくとも表面が耐火性もしくは難燃性を有する材料で形成され、高さが20mm以上100mm以下である
ことを特徴とした火災抑制床構造。
【請求項2】
複数個の前記貫通孔は、互いに前記貫通孔の径よりも大きな間隔をおいて前記カーペットの全面にわたり設けられていることを特徴とした請求項1に記載の火災抑制床構造。
【請求項3】
複数個の前記貫通孔は、互いに大きさの異なる複数種類の直径を有することを特徴とした請求項2に記載の火災抑制床構造。
【請求項4】
1の前記貫通孔について、当該1の貫通孔に隣り合う任意の他の前記貫通孔までの距離はそれぞれ異なることを特徴とした請求項2に記載の火災抑制床構造。
【請求項5】
前記カーペットおよびスノコは、それぞれ同一サイズの矩形状を呈するように形成され、フリーアクセスフロアを構成可能であることを特徴とした請求項1~4のいずれかに記載の火災抑制床構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガソリン等の可燃性液体による火災を抑制可能な床構造に関し、例えばフリーアクセスフロア用の床構造に利用して有効な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ガソリンを撒いて放火する凶悪事件が発生しており、オフィスビルやイベント会場などにおいても、ガソリン等の可燃性液体を用いた放火対策が望まれている。
従来、カーペットには、火災が発生した際に、火災拡大の一因にならないよう防炎性能が付与されているものがある。また、航空機、船舶、列車、自動車等の交通機関用の難燃性カーペットに関する発明(特許文献1、2参照)が提案されており、このような難燃性カーペットを建物の床に敷設することでも火災をある程度抑制することができる。
また、建物内部における可燃性液体による火災の発生に対応するため、延焼拡大を防止できるようにした構造物の床構造に関する発明が提案されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012-207331号公報
【特許文献2】特開2014-217430号公報
【特許文献3】特開2003-155799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1や2に記載されている難燃性カーペットの発明は、床材自体を燃えにくくすることで延焼を抑制するものである。そのため、ガソリン等の可燃性液体が撒かれて放火された場合に火勢を抑制する効果は期待することができず、居合わせた人が立ち上がった炎に恐怖心をおぼえ、避難できないおそれがある。
また、特許文献3には、床面を所定のユニット単位に区画化し、所定区画域の下方に水系消火設備作動時に散水された消火水や溶出した高分子系可燃物を貯留可能な貯留床を設け、その下部空間を配線空間とした二重床構成となすと共に、該区画域の床表面に防炎処理材を敷設した床構造が記載されている。
【0005】
しかし、特許文献3に記載されている床構造の発明は、消火設備による散水が行われることを前提とした発明であり、消火設備のない建物や消火のための散水前における状況については考慮していない。そのため、可燃性液体に起因する火災の発生直後に可燃性液体が気化して炎が大きく立ち上がるのを、抑制する効果を期待することができない。また、特許文献3の
図3には、床パネルの下方に可燃性液体および消火水の貯留空間を設け、床表面の可燃性液体を、床パネルを透過させて下方の貯留空間へ導くことが記載されているが、床下に配設されたOA機器用の各種ケーブル類を火災から保護することを目的としており、貯留空間の上部は床パネルの上方から空気が流れ込む構造である。そのため、火災発生初期に貯留空間に溜まった可燃性液体が燃えるのを充分に抑制することができないという課題がある。
【0006】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、建物の床にガソリンなどの可燃性液体が撒かれ着火されても、最低限避難は可能な程度にまで火勢を抑えることができる火災抑制床構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、
上位層にカーペット、下位層にスノコが配設された多層構造の火災抑制床構造において、
前記カーペットは、難燃性および撥油性を有する繊維により形成された層の下面に、耐熱性を有し前記繊維に比べて耐久性の高い材料で形成されたベースシートが接合されてなり、
前記繊維により形成された層および前記ベースシートには、直径が2mm以上5mm以下の貫通孔が複数個形成され、
前記スノコは、少なくとも表面が耐火性もしくは難燃性を有する材料で形成され、高さが20mm以上100mm以下であるように構成したものである。
【0008】
上記のような構成によれば、建物の床にガソリンのような可燃性液体が撒かれたとしても、撒かれた可燃性液体はカーペットに設けられている貫通孔を通過してスノコの内部の空間へ落ち、落ちてから気化した可燃性液体のガスが上方へ抜けるのをカーペット裏面のベースシートで防止することができる。そのため、可燃性液体が撒かれ着火されても、最低限避難は可能な程度にまで火勢を抑えることができる。また、カーペット裏面にベースシートが接合されているため、カーペットの耐久性を高めることができる。
なお、スノコのより望ましい高さは30mm以上80mm以下であり、さらに望ましい高さは50mm前後である。
【0009】
また、望ましくは、複数個の前記貫通孔は、互いに前記貫通孔の径よりも大きな間隔をおいて前記カーペットの全面にわたり設けられているように構成する。
かかる構成によれば、カーペットの耐久性を大きく低下させることなくカーペットの表面に撒かれた可燃性液体を速やかに下方へ通過させることができる。
【0010】
ここで、複数個の前記貫通孔は、互いに大きさの異なる複数種類の直径を有するように構成しても良い。
また、1の前記貫通孔について、当該1の貫通孔に隣り合う任意の他の前記貫通孔までの距離はそれぞれ異なるように構成しても良い。
【0011】
さらに、望ましくは、前記カーペット、金網およびスノコは、それぞれ同一サイズの矩形状を呈するように形成され、フリーアクセスフロアを構成可能であるように構成する。
かかる構成によれば、OA機器用の各種ケーブルを配設する空間を確保しつつ、可燃性液体が撒かれ着火されても最低限避難は可能な程度にまで火勢を抑えることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る火災抑制床構造によれば、建物の床にガソリンなどの可燃性液体が撒かれ着火されても、最低限避難は可能な程度にまで火勢を抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態の床構造を横から見た状態を示す図である。
【
図2】実施形態の床構造を構成するカーペットに設けられる貫通孔のパタ-ン例を示すもので、(A)はカーペットの全体図、(B)はカーペットの一部拡大図である。
【
図3】実施形態の床構造を構成するカーペットに設けられる貫通孔の他のパタ-ン例を示す図である。
【
図4】(A)および(B)は実施形態の床構造を構成するスノコおよびOAフロア用パネルの構成例を示す斜視図である。
【
図5】(A)~(D)は実施形態の床構造において、ガソリンなどが撒かれ着火された場合の状態の変化を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明を適用した床構造の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の床構造を横から見た状態を示している。
図1に示すように、本実施形態の床構造は、耐熱性を有するスノコ11と、スノコ11の上面に載置された難燃性を有するカーペット12とから構成されている。
【0015】
なお、特に限定されるものでないが、以下の実施例においては、フリーアクセスフロア用の床構造を構成することを想定して、スノコ11およびカーペット12は、それぞれ矩形状をなすように形成されている。一般的なフリーアクセスフロアにおいて使用されているタイルカーペットに対応させる場合、各部材は例えば50cm×50cm程度の正方形とされる。
【0016】
本実施形態の床構造を構成するカーペット12は、難燃性を有するとともに撥水性および撥油性を有する繊維により形成された繊維層12Aと、該繊維層12Aの裏面(下面)に接合されたベースシート12Bとを備えている。ベースシート12Bは、耐熱性を有するゴム等の材料からなるから構成されている。なお、カーペット12は、耐久性を有しているものであれば、難燃性の繊維のみで形成したものを使用しても良いが、通常そのようなカーペットは高価であるので、コストの面からは上記のように裏面にベースシート12Bが接合されているものが望ましい。
【0017】
カーペット12には、
図2(A)に示すように、径の比較的小さな複数の貫通孔12cが全体に亘って形成されている。貫通孔12cは、繊維層12Aおよびベースシート12Bを貫通するように形成されている。貫通孔12cの形状は、
図2では円形のものが示されているが、楕円形や多角形など任意の形状とすることができる。また、
図2(A)に示すカーペットにおいては、
図2(B)に一部を拡大して示すように、直径が3mmの貫通孔12cが20mmのピッチでマトリックス状に整列して形成されている。最も外側に位置する貫通孔12cは、中心がカーペットの縁から10mm離れた位置に形成されている。
【0018】
なお、
図2(A)に示す各寸法は一例であって、上記数値に限定されるものではない。本発明者らが行なった実験から、貫通孔12cの径はカーペット12の厚みにもよるが、通常の厚みであれば、2~5mm程度の大きさが妥当であるとの知見が得られている。2mmよりも小さいとゴミによる目詰まりが懸念される一方、5mmよりも大きい場合にはスノコ11の下から立ち上る気化したガソリンが貫通孔12cの部位でゆらゆら燃焼することが実験において観察されたためである。また、貫通孔12cのピッチは、10~50mm程度の範囲が妥当である。
【0019】
本実施形態においては、上述したようにカーペット12に複数の貫通孔12cが形成されているとともに、繊維層12Aが撥油性を有する繊維により形成されていることにより、カーペット12の上にガソリン等の可燃性液体が撒かれたとしても、可燃性液体は速やかに貫通孔12cを通って下方へ流れ落ちるようになる。また、カーペット12が撥水性を有する繊維により形成されていることによって、雨天の日に持ち込まれた泥などの汚れを容易に除去することができるようになる。
【0020】
なお、カーペット12に設けられる貫通孔12cの総面積のシート面積に対する割合は、カーペット12に必要な強度を確保できる範囲で、できるだけ大きくするのが望ましい。また、カーペット12の厚みが大きければ貫通孔12cの総面積の割合を大きくし、カーペット12の厚みが小さければ貫通孔12cの総面積の割合を小さくすることが考えられる。
また、カーペット12に設ける貫通孔12cのパタ-ンも、
図2に示されているものに限定されない。
図3(A),(B)には、カーペット12に設けられる貫通孔12cの他のパタ-ン例が示されている。
図3(A),(B)のうち(A)は、径の異なる貫通孔12cをバランスよく分散して整列配設したもの、(B)は径の異なる貫通孔12cをランダムに分散して配設したものである。
【0021】
図4(A),(B)には、スノコ11の構成例が示されている。(A),(B)のうち、(A)は横材11Aと縦材11Bをそれぞれ所定の間隔をおいて配置した一般的な構造のスノコを、(B)はスノコの他の形態として可燃性液体を下方へ落ち易くするため多数の三角形の穴を設けたパネル部11Cの下面に所定の間隔で脚部11Dを設けたOAフロア用パネルを示す。
図4(A)と(B)のいずれのスノコおよびOAフロア用パネルも高さは、20mm以上100mm以下が望ましく、より望ましい高さは30mm以上80mm以下であり、最も望ましい高さは50mm前後であるが、特に
図4(B)のOAフロア用パネルの場合には、床面からその裏面までの高さが50mm前後確保されているパネルを用いるのが良い。
【0022】
図4(A)のスノコは、表面に載置されるカーペット12の落ち込みを防止するため、一般的なスノコと同様に、上側にある縦材11Bの間隔の方が下側にある横材11Aの間隔よりも狭くなるように設定される。縦材11Bの間隔は、床上を歩く人や荷物の荷重を支えるためには狭い方が良いが、可燃性液体を下方へ落ち易くするためには広い方が良い。本実施形態においては、縦材11Bの幅Wと縦材11Bの間隔Dはほぼ同じか、WよりもDの方が若干大きく設定されている。
なお、
図4(A)のスノコ11の材料としては、木材、金属、難燃性を有する樹脂が考えられる。木材は、表面に耐火塗料を塗布するなど、耐火処理を施したものを使用するのが望ましい。
【0023】
一方、
図4(B)のOAフロア用パネルの材料は、製造性およびコストの観点から難燃性樹脂が望ましい。また、
図4(B)のOAフロア用パネルにおけるパネル部11Cの三角形の穴の大きさは、縦と横の寸法がそれぞれ10~20mmである。
さらに、
図4(B)のOAフロア用パネルにおいては、パネル部11Cの三角形の穴の内側に、編み目が形成されていても良い。その場合、可燃性液体を下方へ落ち易くするため、編み目部分の厚みは、格子状をなす骨部分の厚みよりも薄くなるように設定される。
【0024】
また、
図4(A)のスノコの場合、横材11Aの厚みは縦材11Bの厚みよりも小さく設定されているが、横材11Aの厚みは縦材11Bの厚みよりも大きく設定されても良い。要するに、所定以上の耐荷重性を有し下方に一定量以上の可燃性液体を貯留可能な空間を形成するように、横材11Aと縦材11Bのそれぞれ間隔や厚みが設定される。
図4(B)のOAフロア用パネルの場合、パネル部11Cは穴の大きさすなわち開口率が比較的小さく強度が高いため、パネル部11Cの厚みは脚部11Dの高さと同一もしくは小さく設定されているが、パネル部11Cの穴の大きさ(開口率)が図示のものよりも大きい場合には、パネル部11Cの厚みは脚部11Dの高さよりも大きく設定されても良い。
【0025】
次に、上記実施形態の床構造の作用効果について、
図5を用いて説明する。なお、
図5において、スノコ11が載置されている面は、建物のコンクリート製の床の上面である。
図5(A)に示すように、床の上にスノコ11を載置した状態で、上方よりバケツ等でガソリンGを撒くと、
図5(B)に示すように、ガソリンGは表面のカーペット12に少し残るが、大部分のガソリンはカーペット12およびスノコ11の隙間を通ってコンクリート製の床の上面に落ちる。
【0026】
この状態で、
図5(C)に示すように、マッチで火をつけると、カーペット12に残ったガソリンに火が付き、
図5(D)に点線で示すように、カーペット12の上方に炎Fが立つ。しかし、カーペット12に残っているガソリンは少量であるため、すぐに火勢は弱くなり、その後は、ふわっとした炎がゆらゆら立ち上る程度になることを、実験によって確かめることができた。
本発明者らは、上記のような現象が生じる原因を考察した結果、コンクリート製の床の上面に落ちたガソリンは気化するもののカーペット12の裏面側のベースシート12Bに阻まれてカーペット12の表面に出てくることはなく、スノコ11の上面で気化したガソリンがわずかにカーペット12の貫通孔12cを通って立ち上るためであるとの結論に達した。
【0027】
上記のように、本実施形態の床構造によれば、カーペット12の上にガソリンが撒かれて着火されたとしても、発生した炎の火勢はすぐに弱くなる。また、人間は、目の高さよりも高い炎に対しては恐怖心を覚えるが、腰ほどの高さよりも低い炎であれば極度の恐怖心を覚えないため、若干の勇気があれば、炎の立っているカーペットを横切って避難する行動を起こすことができる。その結果、多くの人が、命を落とす危険な状況から脱出することができるようになることが期待できる。
【0028】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態のような構造に限定されるものでなく、例えば上記実施形態では、ベースシート12Bには繊維層12Aと同じように貫通孔12cが形成されていると説明したが、ベースシート12Bには繊維層12Aよりも多くの貫通孔12cを形成するようにしても良い。
【0029】
また、上記実施形態では、
図4(B)のOAフロア用パネルにおいては、パネル部11Cに三角形の穴を設けているが、パネル部11Cの穴の形状は三角形に限定されず、四角形等の多角形あるいは円形等任意の形状とすることができる。
また、上記実施形態では、フリーアクセスフロアに適用されることを想定して、カーペット12およびスノコ11やOAフロア用パネルとして矩形状に形成されているものを示したが、本発明の床構造はフリーアクセスフロア以外のフロアに対しても適用することができる。
【符号の説明】
【0030】
10 床構造
11 スノコ
11A 横材
11B 縦材
11C パネル部
11D 脚部
12 カーペット
12A 繊維層
12B ベースシート
12c 貫通孔