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特開2024-110746丁番保持具およびそれを用いた開き戸構造
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  • 特開-丁番保持具およびそれを用いた開き戸構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024110746
(43)【公開日】2024-08-16
(54)【発明の名称】丁番保持具およびそれを用いた開き戸構造
(51)【国際特許分類】
   E05D 5/04 20060101AFI20240808BHJP
   E06B 3/36 20060101ALI20240808BHJP
【FI】
E05D5/04 Z
E06B3/36
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023015517
(22)【出願日】2023-02-03
(71)【出願人】
【識別番号】000204985
【氏名又は名称】大建工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082429
【弁理士】
【氏名又は名称】森 義明
(74)【代理人】
【識別番号】110002295
【氏名又は名称】弁理士法人M&Partners
(72)【発明者】
【氏名】操野 文孝
【テーマコード(参考)】
2E014
【Fターム(参考)】
2E014AA02
2E014DA00
2E014DB02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】長期間の使用に伴う乾燥によって戸枠が収縮して痩せた場合であっても、丁番と戸枠との間に隙間を生じさせることなく丁番を強固に保持することが可能な丁番保持具を提供する。
【解決手段】壁に設けられた開口部の戸枠12aに開き戸取付用の丁番14を取着する際、戸枠12aの裏面側に配設され、丁番14とでその戸枠12aを表裏両面から挟み込むようにして用いられる丁番保持具であって、丁番14を戸枠12aに取着する際に使用するビス16の先端部と螺合する雌ネジ18aが設けられた板状のベース部18と、の戸枠12aの裏面に当接する板状の枠材当接部20と、ベース部18と枠材当接部20を連結すると共に、枠材当接部20を戸枠12aの裏面に向けて押圧付勢するバネ部22を具備する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁(W)に設けられた開口部(12)の戸枠(12a)に開き戸取付用の丁番(14)を取着する際、上記の戸枠(12a)の裏面側に配設され、上記の丁番(14)とでその戸枠(12a)を表裏両面から挟み込むようにして用いられる丁番保持具であって、
上記の丁番(14)を上記の戸枠(12a)に取着する際に使用するビス(16)の先端部と螺合する雌ネジ(18a)が設けられた板状のベース部(18)と、
上記の戸枠(12a)の裏面に当接する板状の枠材当接部(20)と、
上記ベース部(18)と上記の枠材当接部(20)とを連結すると共に、上記の枠材当接部(20)を上記の戸枠(12a)の裏面に向けて押圧付勢するバネ部(22)とを具備する、ことを特徴とする丁番保持具。
【請求項2】
請求項1の丁番保持具において、
前記の雌ネジ(18a)が複数設けられる、ことを特徴とする丁番保持具。
【請求項3】
請求項2の丁番保持具において、
前記の雌ネジ(18a)が、前記の戸枠(12a)裏面への取付状態における正面視で千鳥状に配設される、ことを特徴とする丁番保持具。
【請求項4】
壁(W)の開口部(12)の戸枠(12a)に取着された丁番(14)を介して開き戸(D)が開閉自在に取り付けられる開き戸構造において、
上記の戸枠(12a)に上記の丁番(14)を取着する際、その戸枠(12a)の裏面側に配設される丁番保持具(10)であって、上記の丁番(14)を上記の戸枠(12a)に取着する際に使用するビス(16)の先端部と螺合する雌ネジ(18a)が設けられた板状のベース部(18)と、上記の戸枠(12a)の裏面に当接する板状の枠材当接部(20)と、上記ベース部(18)と上記の枠材当接部(20)とを連結すると共に、上記の枠材当接部(20)を上記の戸枠(12a)の裏面に向けて押圧付勢するバネ部(22)とを具備する丁番保持具(10)が用いられる、ことを特徴とする開き戸構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の開口部に開き戸取付用の丁番を取着する際に使用する丁番保持具と、それを用いた開き戸構造とに関する。
【背景技術】
【0002】
建物の開口部に開き戸が取り付けられる開き戸構造では、開口部の内面を形成する木製の戸枠に、開き戸(ドア)を取り付けるための丁番が取着される。従来、この丁番は、木ねじ(ビス)などを用いて戸枠に直接固定されていたが、開き戸の開閉操作を繰り返すうちに丁番が緩んでしまうと言う問題が生じていた。
そこで、係る問題を解決すべく、下記の特許文献1(日本国・特開2009-155995号公報)には、戸枠にビス用の貫通穴を開けると共に、戸枠裏側のその貫通穴の奥端にビス(ネジ)受けとして鬼目ナットを埋め込み、この鬼目ナット(=丁番保持具)とビスを用いて丁番を戸枠ごと表裏から挟み込む形で固定する技術が開示されている。
【0003】
この従来技術によれば、例えば戸枠がMDF(medium-density fiberboard;中密度繊維板)などのようにビス保持力の比較的弱い木質材料からなる場合であっても、丁番が緩むようなことのない開き戸構造を構築することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-155995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術には次の課題が顕在化してきた。すなわち、屋内で使用される戸枠は、木材や木質材料からなるものが多いが、これらの材料のうち、特にMDFなどの木質材料で戸枠を形成した場合、経年の使用により戸枠が乾燥して収縮する(痩せる)ようになる。そうすると、丁番と戸枠との間に例えば1mm~1.5mm程度の隙間が生じ、戸枠に取り付けている丁番がぐらつく或いはガタつくようになる。そして、そのような状態で開き戸の開閉が繰り返され振動が加わり続けると、最悪の場合、丁番を固定しているビスが抜ける可能性が考えられる。
それゆえに、本発明の主たる課題は、長期間の使用に伴う乾燥によって戸枠が収縮して痩せた場合であっても、丁番と戸枠との間に隙間を生じさせることなく丁番を強固に保持することが可能な丁番保持具を提供することである。また、本発明の更なる課題は、そのような丁番保持具を使用した長期間安定して開き戸を保持することが可能な開き戸構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を達成するため、本発明は、例えば、図1~7に示すように、丁番保持具10を次のように構成した。
すなわち、壁Wに設けられた開口部12の戸枠12aに開き戸取付用の丁番14を取着する際、上記の戸枠12aの裏面側に配設され、上記の丁番14とでその戸枠12aを表裏両面から挟み込むようにして用いられる丁番保持具10であって、上記の丁番14を上記の戸枠12aに取着する際に使用するビス16の先端部と螺合する雌ネジ18aが設けられた板状のベース部18と、上記の戸枠12aの裏面に当接する板状の枠材当接部20と、上記ベース部18と上記の枠材当接部20とを連結すると共に、上記の枠材当接部20を上記の戸枠12aの裏面に向けて押圧付勢するバネ部22とを具備することを特徴とする。
【0007】
本発明では、バネ部22が枠材当接部20を戸枠12aの裏面に向けて押圧付勢するのと同時に、ベース部18が雌ネジ18aに螺合したビス16を介して丁番14を戸枠の裏側へ向けて常時引っ張るようになる。このため、経年変化により戸枠12aが収縮した(痩せた)としても、丁番14と戸枠12aとの間に隙間が生じるのを防止することができる。
【0008】
本発明においては、前記の雌ネジ18aが複数設けられるのが好ましく、更には、その雌ネジ18aが、前記の戸枠12a裏面への丁番保持具10取付状態における正面視で千鳥状に配設されるのがより好ましい。
【0009】
また、本発明における第2の発明に係る開き戸構造は、上述した丁番保持具10を用いるものであって、例えば、次のように構成したものである(図1参照)。
すなわち、壁Wの開口部12の戸枠12aに取着された丁番14を介して開き戸Dが開閉自在に取り付けられる開き戸構造Sにおいて、上記の戸枠12aに上記の丁番14を取着する際、その戸枠12aの裏面側に配設される丁番保持具10であって、上記の丁番14を上記の戸枠12aに取着する際に使用するビス16の先端部と螺合する雌ネジ18aが設けられた板状のベース部18と、上記の戸枠12aの裏面に当接する板状の枠材当接部20と、上記ベース部18と上記の枠材当接部20とを連結すると共に、上記の枠材当接部20を上記の戸枠12aの裏面に向けて押圧付勢するバネ部(22)とを具備する丁番保持具(10)が用いられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、長期間の使用に伴う乾燥によって戸枠が収縮して痩せた場合であっても、丁番と戸枠との間に隙間を生じさせることなく丁番を強固に保持することが可能な丁番保持具を提供することができる。加えて、そのような丁番保持具を使用した長期間安定して開き戸を保持することが可能な開き戸構造も提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の丁番保持具を用いた開き戸構造の一例を示す概略図である。
図2】本発明における一実施形態の丁番保持具の使用態様を示す説明図である。
図3】本発明における丁番保持具の作用の一例を示す説明図である。
図4図2における戸枠への丁番保持具の取付態様を矢印A方向から見た図である。
図5】本発明における他の実施形態(板ばね別体型)の丁番保持具の使用態様を示す説明図である。
図6】本発明における他の実施形態(コイルばね別体型)の丁番保持具の使用態様を示す説明図である。
図7】本発明における他の実施形態の丁番保持具の使用態様を示す説明図であり、図7Aは片持ち式バネ部一体型を示し、図7Bはブリッジ式バネ部一体型を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の丁番保持具10を用いた開き戸構造Sの一例を示す概略図である。また、図2は、本発明における一実施形態の丁番保持具の使用態様を示す説明図である。これらの図が示すように、本実施形態の開き戸構造Sは、建物における壁Wの開口部12の内面に取付けられる戸枠12aと、その戸枠12aに取着された丁番14と、その丁番14と協働して戸枠12aを表裏両面から挟み込むようにして用いられる丁番保持具10と、丁番14を介して開口部12に開閉自在に取り付けられる開き戸Dとで大略構成される。
【0013】
このうち開口部12の内面に取付けられる戸枠12aは、左右一対の縦枠材12a1と、その縦枠材12a1の上端部に架設される上枠材12a2とで構成される。これらの縦枠材12a1および上枠材12a2は、屋内で使用するものの場合、一般的には、無垢材や集成材などの木材、或いは合板やLVL(Laminated Veneer Lumber)、PB(Particleboard)、OSB(Oriented Strand Board)、MDF、HDF(high-density fiberboard;高密度繊維板)などの木質材料で形成されている。
また、建物の開口部12のうち、部屋の出入りに使用される開口部12では、通常、戸枠12aのうち、左右一対の縦枠材12a1の何れかに丁番14を介して開き戸Dが取り付けられる。
なお、図1中の符合12bは、必要に応じて設けられる「戸当たり」である。
【0014】
ここで、本発明の開き戸構造Sでは、戸枠12aに後述する丁番14を取り付ける際に丁番保持具10を使用することから、戸枠12aにおける丁番14取付位置の裏面側に丁番保持具10取付用の掘り込み部13が設けられると共に、所定位置にビス16を挿通させるためのビス挿通孔13aが穿設される(図2参照)。
【0015】
丁番14は、戸枠12aに開き戸Dを開閉自在に取着するための金具であり、開口部12の戸枠12a(より具体的には縦枠材12a1の一方)に取り付けられる枠材側取付片14aと、開き戸D(戸パネル)に取り付けられた戸パネル側取付片14bとで構成されている。このうち、枠材側取付片14aには、戸枠12aの表面側に固定される板状の枠材固定部14xが設けられると共に、その枠材固定部14xの所定位置に1又は複数(図2に示す実施形態では5カ所)のビス孔14yが穿設される。
【0016】
丁番保持具10は、戸枠12aの表面側に丁番14を固定(取着)する際に使用する金具であって、戸枠12a裏面側に配設され、上記の丁番14とで戸枠12aを表裏両面から挟み込むようにして用いられる。図2に示すように、この丁番保持具10は、ベース部18、枠材当接部20及びバネ部22で大略構成される。
【0017】
ベース部18は、丁番14を戸枠12aに取着する際に使用するビス16の先端部と螺合する雌ネジ18aが設けられた板状の部分である。枠材当接部20は、戸枠12aの裏面に当接される板状の部分である。この枠材当接部20には、必要に応じて戸枠12aの裏面に当該枠材当接部20を固定するための木ネジ24を挿通させるネジ孔20aが設けられる(図2参照)。バネ部22は、ベース部18と枠材当接部20とを連結すると共に、ビス16とこの丁番保持具10とを用いて丁番14を戸枠12aごと表裏から挟み込む形で固定した際に、枠材当接部20を戸枠12aの裏面に向けて押圧付勢するための部材である。
【0018】
図2に示す実施形態では、例えばSUS、鉄、真鍮などで形成された金属板から所定の大きさの矩形小片を切り出し、切り出した矩形小片にスリット加工、曲げ加工、穴あけ・タップ加工などを施して、複数のベース部18、複数の枠材当接部20および複数のバネ部22が一体的に形成された丁番保持具10が製造されている。このため、曲げ加工によって曲成された部分が、「板ばね」として機能するバネ部22となっている。なお、所定の大きさに切り出した矩形小片を加工して丁番保持具10に成形する方法は、上記の各種加工(の組み合わせ)に限定されるものではなく、例えば、型を用いたプレス加工で一気に丁番保持具10を成形するようにしてもよい。勿論、この加工の際にも、曲成され「板ばね」として機能する部分がバネ部22になる。
【0019】
以上のように構成された丁番保持具10を用いて戸枠12aに丁番14を取り付ける際には、先ず始めに、戸枠12a裏面の掘り込み部13内に、丁番保持具10を位置決めする。この際、戸枠12aのビス挿通孔13aの位置と丁番保持具10の雌ネジ18aの位置とを合わせた後、木ネジ24を用いて枠材当接部20を戸枠12aの裏面(より具体的には掘り込み部13の底面)にネジ止めする。
そして、戸枠12a表面側の所定位置に丁番14(より具体的には枠材側取付片14a)を配置すると共に、ビス孔14yとビス挿通孔13aにビス16を通し、そのビス16の先端を丁番保持具10のベース部18に形成された雌ネジ18aに螺合させることで、戸枠12aへの丁番14の取り付けが完了する。
【0020】
本実施形態の丁番保持具10によれば、例えば図3に示すように、バネ部22が枠材当接部20を戸枠12aの裏面に向けて押圧付勢するのと同時に、ベース部18が雌ネジ18aに螺合したビス16を介して丁番14を戸枠12aの裏側へ向けて常時引っ張るようになる。このため、経年変化により戸枠12aが収縮した(痩せた)としても、丁番14と戸枠12aとの間に隙間が生じるのを防止することができる。
【0021】
また、本実施形態の丁番保持具10では、図4に示すように、戸枠12a裏面への丁番保持具10取り付け状態での当該丁番保持具10の表面積(水平投影面積)に占める枠材当接部20の面積(図中の薄墨部分)の割合が50%以上となるようにするのが好ましい。こうすることで、枠材当接部20から戸枠12aの裏面へと与えられる圧縮応力が狭い範囲に集中するのを防止することができ、その結果、戸枠12aの枠材当接部20との接触箇所が圧縮されて痩せるのを緩和(遅延)させることができる。
【0022】
さらに、図2に示す実施形態では、ビス16と螺合する雌ネジ18aを平面視で千鳥状に配置するようにしている。ここで、戸枠12aに取着された丁番14には、その丁番14に取り付けられた開き戸Dの重み等によって、枠材固定部14xへモーメントが加わるようになるが、上述のように雌ネジ18aを平面視で千鳥状に配置することによって、かかるモーメントに抗して丁番14を強固に戸枠12aへと固定し続けることができる。
【0023】
なお、上述の実施形態では、金属板から所定の大きさに切り出した矩形小片を加工して複数のベース部18、複数の枠材当接部20および複数のバネ部が一体的に形成された丁番保持具10を示しているが、例えば、図5に示すように、ベース部18の表面(片面)に、別体で形成した枠材当接部20およびバネ部22を組み合わせるようにしてもよい。
【0024】
また、上述の実施形態では、バネ部22として金属板を曲げ加工してその金属板の弾性回復力を利用した「板ばね」で形成する場合を示しているが、このバネ部22を形成する「ばね」はそれに限定されるものではなく、例えば図6に示すように、バネ部22として「コイルばね」を用いるようにしてもよい。
【0025】
さらに、上述の実施形態では、1つの丁番保持具10に対してベース部18、枠材当接部20およびバネ部22をそれぞれ複数設ける場合を示しているが、1つの丁番保持具10に設ける各パーツの数は、それに限定されるものではなく、例えば、図7Aに示すように、1つの枠材当接部20に対して複数のベース部18およびバネ部22を設ける(片持ち式バネ部一体型)ようにしてもよいし、図7Bに示すように、1つのベース部と枠材当接部20を複数のバネ部22で連結する(2つのバネ部22でブリッジ状に連結;ブリッジ式バネ部一体型)ようにしてもよい。なお、図7Bのようにベース部18を1つだけ設ける場合であっても、そのベース部18に複数の雌ネジ18aを千鳥状に配設するのが好ましい。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
【符号の説明】
【0026】
10:丁番保持具,12:開口部,12a:戸枠,14:丁番,16:ビス,18:ベース部,18a:雌ネジ,20:枠材当接部,22:バネ部,W:壁,D:開き戸,S:開き戸構造.

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7