(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024111332
(43)【公開日】2024-08-16
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240808BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024102922
(22)【出願日】2024-06-26
(62)【分割の表示】P 2019217890の分割
【原出願日】2019-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】000005016
【氏名又は名称】パイオニア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】藤原 稔樹
(72)【発明者】
【氏名】須藤 隆徳
(72)【発明者】
【氏名】曽根 崇
(72)【発明者】
【氏名】大野 崇志
(72)【発明者】
【氏名】大杉 淳
(72)【発明者】
【氏名】荻野 晃一
(57)【要約】
【課題】旅行等の移動計画に関して、より有用な提案をする。
【解決手段】ユーザU1の移動予定に関する情報に基づいて、移動計画案を作成し、ユーザU1と友人関係にあるユーザを記憶した友人リストデータベース330とユーザごとの移動計画を記憶した移動計画データベース340を参照し、ユーザU1と友人関係にあるユーザの移動計画の中から、ユーザU1の移動計画案と所定の関係にある移動計画を抽出する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザの移動予定に関する情報を取得する移動予定取得部と、
前記取得された移動予定に関する情報に基づいて、経路情報を含む移動計画案を作成する移動計画案作成部と、
前記第1のユーザと友人関係にあるユーザを記憶した友人リストデータベースと、
経路情報を含むユーザごとの移動計画を記憶した移動計画データベースと、
前記移動計画データベースに記憶された移動計画の中から、前記第1のユーザと友人関係にあるユーザの移動計画を抽出し、当該抽出された移動計画の中から、前記移動計画案と所定の関係にある移動計画を抽出する移動計画抽出部と、を備える情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
旅行計画の作成を支援する技術が開発されてきている。例えば、特許文献1には、利用者から訪問予定地の入力を受けたときに、他の利用者の旅行計画が記憶されたデータベースから、この訪問予定地を含む他の利用者の移動経路に関連付けられた訪問地情報を取得し、この取得された訪問地情報を含む旅行支援情報を作成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、利用者の訪問予定地と、他の利用者の移動経路をマッチングする際に、位置情報のみを用いており、この他の利用者の属性や時間情報などは用いられていない。
【0005】
本発明が解決しようとする課題としては、旅行等の移動計画に関して、より有用な提案をすることが一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1のユーザの移動予定に関する情報を取得する移動予定取得部と、前記取得された移動予定に関する情報に基づいて、経路情報を含む移動計画案を作成する移動計画案作成部と、前記第1のユーザと友人関係にあるユーザを記憶した友人リストデータベースと、経路情報を含むユーザごとの移動計画を記憶した移動計画データベースと、前記移動計画データベースに記憶された移動計画の中から、前記第1のユーザと友人関係にあるユーザの移動計画を抽出し、当該抽出された移動計画の中から、前記移動計画案と所定の関係にある移動計画を抽出する移動計画抽出部と、を備える。
【0007】
請求項4に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、第1のユーザの移動予定に関する情報を取得する移動予定取得工程と、前記取得された移動予定に関する情報に基づいて、経路情報を含む移動計画案を作成する移動計画案作成工程と、前記第1のユーザと友人関係にあるユーザを記憶した友人リストデータベースを参照し、経路情報を含むユーザごとの移動計画を記憶した移動計画データベースから、前記第1のユーザと友人関係にあるユーザの移動計画を抽出し、当該抽出された移動計画の中から、前記移動計画案と所定の関係にある移動計画を抽出する移動計画抽出工程と、を含む。
【0008】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報処理方法を、コンピュータに実行させる。
【0009】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報処理プログラムを記憶している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施例に係る移動計画提案システム100を示す図である。
【
図2】移動計画案の経路と移動計画の経路との関係の一例を示す図である。
【
図3】移動計画案の経路と移動計画の経路との関係の一例を示す図である。
【
図4】移動計画案の経路と移動計画の経路との関係の一例を示す図である。
【
図5】移動計画案の経路と移動計画の経路との関係の一例を示す図である。
【
図6】移動計画提案システム100における処理動作を示すフローチャートである。
【
図8】本発明の一実施例に係る配達最適化システム400を示す図である。
【
図9】ユーザの外出予定に関する情報の例を示す図である。
【
図10】最適化されていない配送経路の例を示す図である。
【
図11】最適化された配送経路の例を示す図である。
【
図12】最適化された配送経路の例を示す図である。
【
図13】変更された外出予定と配送経路の関係の例を示す図ある。
【
図14】本発明の一実施例に係る配送経路最適化システム400における処理動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を説明する。本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、第1のユーザの移動予定に関する情報を取得する移動予定取得部と、取得された移動予定に関する情報に基づいて、経路情報を含む移動計画案を作成する移動計画案作成部と、第1のユーザと友人関係にあるユーザを記憶した友人リストデータベースと、経路情報を含むユーザごとの移動計画を記憶した移動計画データベースと、移動計画データベースに記憶された移動計画の中から、第1のユーザと友人関係にあるユーザの移動計画を抽出し、当該抽出された移動計画の中から、移動計画案と所定の関係にある移動計画を抽出する移動計画抽出部と、を備える。このようにすることにより、第1のユーザの友人の移動計画の中から、第1のユーザの移動計画案と関係する移動計画を抽出することが可能になる。このため、第1のユーザに対して、第1のユーザの友人の移動計画に基づいた情報を提供することが可能になる。例えば、所定の関係として、移動計画の目的地が第1のユーザの移動計画案の経路上にある関係とした場合、抽出された移動計画の目的地は、第1のユーザの友人が興味を示した街である可能性がある。第1のユーザと友人は同じ趣味嗜好を有している可能性があるため、第1のユーザの友人がこの街を訪れるとの情報は、第1のユーザには有用である可能性がある。
【0012】
また、移動計画案の経路情報は、出発地と、目的地と、当該出発地と当該目的地とを結ぶ経路と、を含み、移動計画の経路情報は、出発地と、目的地と、当該出発地と当該目的地とを結ぶ経路と、を含み、移動計画案の経路の各点は、日時と位置で識別され、移動計画の経路の各点は、日時と位置で識別され、所定の関係は、移動計画の経路上に、移動計画案の経路上の少なくとも1つの点から所定の時間間隔内かつ所定の距離内にある点が存在する関係であるようにしても良い。このようにすることにより、第1のユーザが移動計画案に従った移動している間に第1のユーザが会える可能性がある友人の移動計画を抽出することが可能になる。このため、第1のユーザに対して、第1のユーザが移動計画案に従った移動している間に第1のユーザが会える可能性がある友人が存在するとの情報を提供することが可能になる。
【0013】
また、第1のユーザに対する提案を作成する提案作成部をさらに備え、提案作成部は、移動計画抽出部により移動計画案と所定の関係にある移動計画が抽出されたときは、抽出された移動計画に関する情報を含む提案を作成するようにしても良い。このようにすることで、第1のユーザが移動計画案に従って移動している間に第1のユーザが会える可能性があるユーザが存在するとの情報を提供することが可能になる。
【0014】
また、本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、第1のユーザの移動予定に関する情報を取得する移動予定取得工程と、取得された移動予定に関する情報に基づいて、経路情報を含む移動計画案を作成する移動計画案作成工程と、第1のユーザと友人関係にあるユーザを記憶した友人リストデータベースを参照し、経路情報を含むユーザごとの移動計画を記憶した移動計画データベースから、第1のユーザと友人関係にあるユーザの移動計画を抽出し、当該抽出された移動計画の中から、移動計画案と所定の関係にある移動計画を抽出する移動計画抽出工程と、を含む。このようにすることで、第1のユーザの友人の移動計画の中から、第1のユーザの移動計画案と関係する移動計画を抽出することが可能になる。このため、第1のユーザに対して、第1のユーザの友人の移動計画に基づいた情報を提供することが可能になる。
【0015】
また、本発明の一実施形態に係る情報処理プログラムは、上記の情報処理方法を、コンピュータに実行させる。このようにすることで、コンピュータを用いて、第1のユーザの友人の移動計画の中から、第1のユーザの移動計画案と関係する移動計画を抽出することが可能になる。このため、第1のユーザに対して、第1のユーザの友人の移動計画に基づいた情報を提供することが可能になる。
【0016】
また、本発明の一実施形態に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記の情報処理プログラムを記憶している。このようにすることで、上記の情報処理プログラムを、機器に組み込む以外にも単体で流通することが可能になり、バージョンアップ等を容易に行うことが可能になる。
【実施例0017】
<移動計画提案システム100>
図1は、本発明の一実施例に係る移動計画提案システム100を示す図である。移動計画提案システム100は、端末装置200と、サーバ300と、を有する。サーバ300は、本発明の上記実施形態の情報処理装置に対応する。
【0018】
端末装置200は、ユーザU1から入力を受ける入力部210と、サーバ300との間で情報の送受信を行う送受信部220と、情報を表示する表示部230と、を有する。
【0019】
入力部210は、ユーザU1から移動予定に関する情報の入力を受け、送受信部220は、入力された移動予定に関する情報をサーバ300に送信する。ユーザU1は、移動計画提案システム100が提供するサービスのユーザの一人であり、移動計画提案システム100が提供するサービスのユーザには、ユーザごとにユーザ識別子が割り当てられている。サーバ300に送信される移動予定に関する情報には、入力を行ったユーザU1のユーザ識別子、出発地、目的地、出発予定日時が含まれる。移動予定に関する情報には、出発予定日時の代わりに、到着予定日時が含まれていても良い。
【0020】
サーバ300は、端末装置200との間で情報の送受信を行う送受信部310と、移動計画案作成部320と、友人リストデータベース330と、移動計画データベース340と、移動計画抽出部350と、提案作成部360と、を有する。
【0021】
送受信部310は、端末装置200から送信された移動予定に関する情報を受信する。送受信部310は、端末装置200から送信された移動予定に関する情報を受信することで、ユーザU1の移動予定に関する情報を取得する構成要素であり、本発明の上記実施形態の移動予定取得部に対応する。
【0022】
移動計画案作成部320は、受信された移動予定に関する情報に基づいて、移動計画案を作成する。移動計画案は、ユーザU1のユーザ識別子と経路情報を含んでいる。経路情報は、出発地と、目的地と、出発地と目的地とを結ぶ経路を含んでいる。出発地と目的地とを結ぶ経路は、出発地を出発する出発予定日時と目的地に到着する到着予定日時との間の各日時tn(n=1、2、・・・、N)における位置pn(n=1、2、・・・、N)の形で作成する。つまり、本実施例では、移動計画案の経路の各点は、日時tnと位置pnで識別される。ここで、t1は、出発予定日時に相当し、p1は、出発地の位置に相当し、tNは、到着予定日時に相当し、pNは、目的地の位置に相当する。位置pnは、経度緯度を用いて表現されていても良いし、リンクIDなどを用いて表現されていても良い。
【0023】
本実施形態で用いる移動計画案の経路を作成する方法としては、例えば、従来のカーナビゲーションシステム等で使用されている方法を用いることができる。
【0024】
友人リストデータベース330には、移動計画提案システム100が提供するサービスのユーザごとに、このユーザと友人関係にあるユーザのリストを記憶されている。具体的には、友人リストデータベース330には、ユーザ識別子ごとに、このユーザ識別子が割り当てられたユーザと友人関係にあるユーザに割り当てられたユーザ識別子が関連付けられたリストが記憶されている。よって、本実施例では、ユーザ識別子が与えられると、そのユーザ識別子と友人関係にあるユーザのユーザ識別子を取得することが可能である。
【0025】
ここで、ユーザと友人関係にあるユーザのリストは、ユーザの入力に基づいて作成するようにしても良いし、ユーザが使用するSNS(Social Networking Service)の友人リストなどの情報を取得し、この情報に基づいて作成するようにしても良いし、ユーザの趣味嗜好や行動履歴などを含む行動属性などの情報を取得し、この情報に基づいて作成するようにしても良い。
【0026】
移動計画データベース340は、移動計画提案システム100が提供するサービスのユーザの移動計画が蓄積され記憶されている。移動計画データベース340に記憶される移動計画は、移動計画提案システム100が提供するサービスのユーザが入力した情報などに基づいてサーバ300などにより作成された移動計画であり、移動計画の各々は、移動計画に係るユーザのユーザ識別子と経路情報を含んでいる。このため、本実施例では、ユーザ識別子が与えられると、そのユーザ識別子が割り当てられたユーザの移動計画を取得することが可能である。移動計画の経路情報も、出発地と、目的地と、出発地と目的地とを結ぶ経路を含んでおり、出発地と目的地とを結ぶ経路は、例えば、出発地を出発する出発予定日時と目的地に到着する到着予定日時との間の各日時Tm(m=1、2、・・・、M)における位置Pm(m=1、2、・・・、M)の形で作成する。つまり、本実施例では、移動計画の経路の各点も、日時Tmと位置Pmで識別される。
【0027】
移動計画抽出部350は、ユーザU1の移動計画案と、ユーザU1と友人関係にあるユーザの移動計画を比較することにより、ユーザU1が移動計画案に従って移動している間にユーザU1が会える可能性があるユーザの移動計画を抽出する。
【0028】
まず、移動計画抽出部350は、友人リストデータベース330と移動計画データベース340を参照して、ユーザU1と友人関係にあるユーザの移動計画を抽出する。具体的には、例えば、ユーザU1のユーザ識別子に基づいて、友人リストデータベース330から、ユーザU1と友人関係にあるユーザのユーザ識別子を取得し、この取得されたユーザ識別子に基づいて、移動計画データベース340から、このユーザ識別子が割り当てられたユーザの移動計画を抽出する。
【0029】
つぎに、移動計画抽出部350は、抽出されたユーザU1の友人の移動計画の中から、ユーザU1が移動計画案に従って移動している間にユーザU1が会える可能性があるユーザの移動計画を抽出する。例えば、
図2に示すように、ユーザU1が移動計画案の経路R1上の時刻tn1、位置pn1にいるときに、ユーザU1の友人F1が時刻tn1に近い時刻Tm1に、位置pnに近い位置Pm1にいるときには、ユーザU1はこの移動計画案に従った移動をしている間に、この友人F1の近くを移動することになり、この友人F1に会える可能性がある。
【0030】
そこで、移動計画抽出部350は、例えば、抽出されたユーザU1の友人の移動計画の中から、ユーザU1の移動計画案の経路R1の少なくとも1つの点(tn、pn)から所定の時間間隔Ith内かつ所定の距離Dth内にある点(Tm、Pm)が経路R2上に存在する移動計画を抽出する。これにより、ユーザU1が移動計画案に従って移動している間に、ユーザU1が会える可能性があるユーザの移動計画を抽出することができる。
【0031】
また、例えば、
図3、4に示すように、ユーザU1の移動計画案の経路R1と経路が交差する点を有する移動計画が存在する場合(
図3)や、ユーザU1の移動計画案の経路R1と経路が重なる部分を有する移動計画が存在する場合(
図4)などがある。つまり、移動計画案の経路R1と移動計画の経路R2が同じ位置pn1(=Pm1)を含んでいる場合がある。このような場合、移動計画抽出部350は、同じ位置pn1におけるユーザU1の移動計画案の経路R1の日時tn1と移動計画の経路R2の日時Tm1との間の時間間隔In1m1が所定の時間間隔Ith以下である移動計画を抽出するようにすると良い。
【0032】
例えば、
図3、4に示した例では、ユーザU1が位置pn1(=Pm1)に達したときに、ユーザU1の友人F1は、日時tn1から時間間隔|tn1-Tm1|だけ前の日時もしくは時間間隔|tn1-Tm1|だけ後の日時に、この位置pn1を通る。このため、時間間隔|tn1-Tm1|が所定の時間間隔Ith以下であれば、ユーザU1は、この友人F1に位置pn辺りで会える可能性がある。つまり、所定の時間間隔Ithを、人を待つ際に許容できるぐらいの時間間隔に設定したならば、この友人がユーザU1より先に位置pn1に達するときは、この友人に位置pn1に少しの時間待っていてもらうことで、ユーザU1はこの友人に位置pn1で会うことができる。また、ユーザU1がこの友人より先に位置pn1に達するときは、ユーザU1が位置pn1に少しの時間待つことで、ユーザU1はこの友人に位置pn1で会うことができる。
【0033】
所定の時間間隔Ithは、適宜設定される。すべてのユーザに対して、あらかじめ同じ値を設定されるようにしても良いし、ユーザごとにあらかじめ設定されるようにしても良い。所定の時間間隔Ithをユーザごとに設定する場合には、所定の時間間隔Ithの値について、あらかじめユーザから入力を受け、この入力を受けた値を、所定の時間間隔Ithとして設定するようにしても良い。また、サーバ300が、ユーザの個人属性や、ユーザの趣味嗜好や行動履歴などを含む行動属性を取得する手段を有し、この取得した行動属性に基づいて、ユーザに対する所定の時間間隔Ithを設定する手段を有するようにしても良い。許容できる待ち時間は、人それぞれ異なる。よって、所定の時間間隔Ithをユーザごとに設定することで、より的確な提案をすることが可能になる。
【0034】
また、
図5に示すように、ユーザU1の移動計画案の経路R1と交差する経路や重なる経路を有する移動計画が存在しないが、移動計画案の経路R1と移動計画の経路R2が同じ日時tn(=Tm)を含んでいる場合がある。このような場合、移動計画抽出部350は、例えば、同じ日時tn(=Tm)におけるユーザU1の移動計画案の経路の位置pnと移動計画の経路の位置Pmとの間の距離Dnmのうちの最小値が所定の距離Dth以下である移動計画を抽出するようにすると良い。
【0035】
例えば、
図5に示した例では、複数の日時が、ユーザU1の移動計画案の経路R1とユーザU1の友人F1の移動計画の経路R2の両方に含まれており、この同じ日時tn(=Tm)における経路R1の位置pnと経路R2の位置Pmの間の距離Dnmのうち、日時tn1(=Tm1)における経路R1の位置pn1と経路R2の位置Pm1の間の距離Dn1m1が最小である。このため、この距離Dn1Dm1が所定の距離Dth以下であれば、ユーザU1は、この友人F1に日時tn1ぐらいに会える可能性がある。つまり、所定のDthを遠回りする際に許容できるぐらいの距離に設定したならば、この例では、日時tn1(=Tm1)ぐらいに、ユーザU1、友人F1の少なくともどちらかが、少し経路を外れることで、ユーザU1は友人F1に会うことが可能である。
【0036】
所定の距離Dthは、適宜設定される。すべてのユーザに対して、あらかじめ同じ値を設定されるようにしても良いし、ユーザごとにあらかじめ設定されるようにしても良い。所定の距離Dthをユーザごとに設定する場合には、所定の距離Dthの値について、あらかじめユーザから入力を受け、この入力を受けた値を、所定の距離Dthとして設定するようにしても良い。また、サーバ300が、ユーザの個人属性や、ユーザの趣味嗜好や行動履歴などを含む行動属性を取得する手段を有し、この取得した個人属性や行動属性に基づいて、ユーザに対する所定の距離Dthを設定する手段を有するようにしても良い。どの程度の遠回りが許容できるかは、人それぞれ異なる。よって、所定の距離Dthをユーザごとに設定することで、より的確な提案をすることが可能になる。
【0037】
提案作成部360は、ユーザU1に対する提案を作成する。この作成された提案に関する情報は、送受信310を送受信部220介して、端末装置200に送られ、端末装置200において、表示部230により、この作成された提案が表示される。
【0038】
提案作成部360は、移動計画抽出部350により移動計画が抽出されなかったとき、つまり、移動計画案に従って移動している間にユーザU1が会える可能性があるユーザが存在しないときは、移動計画案のみに基づいた提案を作成する。このとき、端末装置200の表示部230は、例えば、この移動計画案のみを表示する。
【0039】
一方、提案作成部360は、移動計画抽出部350により移動計画が抽出されたとき、つまり、移動計画案に従った移動している間にユーザU1が会える可能性があるユーザが存在するときは、この抽出された移動計画に関する情報を含む提案を作成する。
【0040】
このとき、提案作成部360は、抽出された移動計画に係るユーザに会える可能性があることを示す提案を作成すると良い。例えば、抽出された移動計画と移動計画案が
図3に示した例のような関係であるときは、ユーザU1は、日時tnに、位置pnで友人に会える可能性がある。このようなときは、例えば、提案としては、「日時tnごろに位置pnあたりで友人F1に会える」ことを示すものにすると良い。このとき、提案作成部360は、このメッセージに加え、移動計画案を含む提案を作成し、ユーザU1の端末装置200の表示部230により、移動計画案に、このメッセージを添えて表示するようにすると良い。
【0041】
また、抽出された移動計画と移動計画案が
図5に示したような関係になる場合が存在する。このような場合、提案作成部360は、移動計画の経路と交わる部分ができるように、ユーザU1の移動計画案を変形し、この変形された移動計画案をユーザU1に対する提案に含めるようにして良い。
【0042】
入力部210は、提案された移動計画案をユーザU1が受け入れる否かの入力を受けるようにしても良い。そして、移動計画データベース340は、例えば、移動計画提案システム100が提供するサービスのユーザの各々に受け入れられた移動計画案のみを移動計画として蓄積していくようにしても良い。
【0043】
<移動計画提案システム100における処理動作>
図6は、本実施例に係る移動計画提案システム100における処理動作を示すフローチャートである。
【0044】
端末装置200において、入力部210が、ユーザU1から移動予定に関する情報の入力を受ける(ステップS601)。送受信部220が、入力された移動予定に関する情報を、サーバ300に送信する(ステップS602)。
【0045】
サーバ300において、送受信部310が、端末装置200から送信された移動予定に関する情報を受信する(ステップS603)。移動計画案作成部320が、受信された移動予定に関する情報に基づき、移動計画案を作成する(ステップS604)。移動計画抽出部350が、友人リストデータベース330を参照し、移動計画データベース340に記憶された移動計画の中から、ユーザU1と友人関係にあるユーザの移動計画を抽出する(ステップS605)。移動計画抽出部350が、この抽出された移動計画から、ユーザU1の移動計画案との間で所定の条件を満たす移動計画を抽出する(ステップS606)。提案作成部360は、この抽出された移動計画と移動計画案とに基づき、ユーザU1に対する提案を作成する(ステップS607)。送受信部310は、この作成された提案に関する情報を端末装置200に送信する(ステップS608)。
【0046】
端末装置200において、送受信部220は、サーバ300から送信された情報を受信する(ステップS609)。表示部230は、この受信された情報に係る提案を表示する(ステップS610)。
【0047】
<Web移動予定取得部370>
サーバ300は、
図7に示すように、本発明の上記実施形態の移動予定取得部に対応する構成として、スケジュールやホテル予約のWebサービスから、ユーザの移動予定に関する情報を取得するWeb移動予定取得部370をさらに有するようにしても良い。このときは、移動計画案作成部320は、この取得した移動予定に関する情報に基づいて、移動計画案を作成するようにしても良い。Web移動予定取得部370は、本発明の上記実施形態の移動予定取得部に対応する。
【0048】
例えば、Web移動予定取得部370が、スケジュールのWebサービスから、ユーザU1の移動予定に関する情報として、「出発地」、「出発予定日時」、「目的地」の情報が取得できた場合は、移動計画案作成部320は、上述したように、これらの情報に基づいて、移動計画案を作成する。また、例えば、Web移動予定取得部370が、スケジュールアプリから、ユーザU1の移動予定に関する情報として、「出発予定日時」、「目的地」の情報のみが取得でき、「出発地」の情報が取得できなかった場合は、移動計画案作成部320は、ユーザU1の自宅を「出発地」と推定し、移動計画案を作成するようにすると良い。
【0049】
また、例えば、Web移動予定取得部370がホテル予約サイトからユーザU1がホテルの宿泊を予約したことに関する情報を取得した場合は、移動計画案作成部320は、ユーザU1の自宅を「出発地」と推定し、予約されたホテルの所在地を「目的地」とし、ホテルのチェックイン予定日時を「到着予定日時」とすることで、移動計画案を作成するようにすると良い。
【0050】
また、例えば、Web移動予定取得部370がホテル予約サイトからユーザU1がホテルの宿泊を予約したことに関する情報を取得し、カーシェア予約サイトやレンタルカー予約サイトからユーザU1が車のレンタルを予約したことに関する情報を取得した場合は、移動計画案作成部320は、レンタルする車が配備されている場所を「出発地」とし、車のレンタルの開始日時を「出発予定日時」とし、予約されたホテルの所在地を「目的地」とすることで、移動計画案を作成するようにしても良い。
【0051】
また、サーバ300がユーザU1の趣味嗜好や行動履歴などを含む行動属性を取得する手段を有するようにし、移動計画案作成部320は、この行動属性によりユーザU1の行動を予測することで、移動計画案を作成するようにしても良い。
【0052】
以上のようにすることで、ユーザU1による移動予定に関する情報の入力を受けることなく、ユーザU1の移動計画案を作成することが可能になり、ユーザU1に対して移動計画案の提案や、会える可能性がある友人が存在することの提示などを移動計画提案システム100が能動的に行うことが可能になる。
【0053】
移動計画データベース330は、このように移動計画提案システム100が能動的に作成した移動計画案も移動計画として記憶するようにしても良い。
【0054】
図1、6で示した移動計画提案システム100では、端末装置200とサーバ300により構成されているが、端末装置200が、サーバ300が有する機能の全てを備えるようにし、移動計画提案システム100を端末装置200のみで構成するようにしても良い。このときは、端末装置200が、本発明の上記実施形態の情報処理装置に対応する。
【0055】
<配送経路最適化システム400>
図8は、本発明の一実施例に係る配送経路最適化システム400を示す図である。配送業者は、配達に伺った時間に配送先が留守である場合、再び配達に伺う(再配達を行う)必要がある。このような再配達により、配送業者の負担が増加するという問題の他に、再配達時のトラックなどの使用によるエネルギー消費の増加、温室効果ガスである考えられている二酸化炭素の排出の増加などの問題も生じている。また、配送先のユーザが再配達に備えて自宅に待機しなくてはならないなどの問題も生じる。そこで、これらの問題を解決するために、本実施例に係る配送経路最適化システム400は、複数のユーザ端末装置500と、配送業者端末装置600と、サーバ700と、を有する。
【0056】
複数のユーザ端末装置500の各々は、ユーザから情報の入力を受ける入力部510と、サーバ700との間で情報の送受信を行う送受信部520と、を有する。
【0057】
入力部510は、ユーザから、外出予定に関する情報の入力を受け、送受信部520は、この入力された情報をサーバ装置700に送信する。ユーザは、外出予定時間と外出目的などを、外出予定の関する情報として、入力部510により入力する。
【0058】
図9は、ユーザの外出予定に関する情報の例を示す図である。
図9に示した例では、ユーザAの外出予定時間は、「8:30~9:30」であり、外出目的は、「保育園に送り届け」である。また、ユーザBの外出予定時間は、「9:30~11:30」であり、外出目的は、「買い物」であり、ユーザCの外出予定時間は、「11:00~12:00」であり、外出目的は、「歯医者」である。
【0059】
配送業者端末装置600は、配送先に関する情報を取得する配送先情報取得部610と、サーバ700との間で情報を送受信する送受信部620を有する。
【0060】
配送先情報取得部610は、例えば、配送業者による入力などにより、配送先に関する情報を取得し、送受信部620は、この取得された情報をサーバ装置700に送信する。配送先に関する情報は、配送先のユーザの氏名や住所や識別子などの配送先のユーザを識別するための情報を含む。
【0061】
サーバ700は、ユーザ端末装置500、配送業者端末600との間で情報の送受信を行う送受信部710と、情報を記憶する記憶部720と、最適化された配送経路を生成する配送経路最適化部730と、を有する。
【0062】
送受信部710は、ユーザ端末装置500から送信された情報を受信し、記憶部720は、この受信した情報を記憶する。つまり、記憶部720は、ユーザ端末装置500のユーザの外出予定に関する情報を記憶している。
【0063】
また、送受信部710は、配送業者端末600から送信された情報を受信する。つまり、送受信部710は、配送業者端末600から、配送先に関する情報を受信する。
【0064】
そして、配送経路最適化部730は、送受信部710により受信した配送先に関する情報を、記憶部720に記憶されたユーザの外出予定に関する情報と、に基づいて、配送先に配達に伺う際の最適化された配送経路を生成する。具体的には、配送経路最適化部730は、配送先に関する情報に含まれる配送先のユーザを識別するための情報に基づき、配送先のユーザを識別し、識別されたユーザの外出予定を記憶部720から取得し、この取得されたユーザの外出予定に基づいて、配送先に配達に伺う際の最適化された配送経路を生成する。配送経路は、配送先ごとに配達に伺う時間(配送先ごとの配達予定時間)を含んでいる。
【0065】
例えば、配送先のユーザが、
図9に示した外出予定を有するユーザA、B、Cであるときに、ユーザA、B、Cの外出予定を考慮せず、
図10に示すように、ユーザA、B、Cの順に配達に伺ったとする。このとき、ユーザA、B、Cが外出予定通りに外出した場合には、
図10(B)に示すように、一回目の配達時にはユーザA、B、Cのすべてが外出しているためにユーザA、B、Cのすべてに配達をすることができず、ユーザA、B、Cのすべてに対して再配達を行う必要がある。
【0066】
そこで、本実施例では、配送経路最適化部730により、ユーザの外出予定に関する情報を用いて、配送先のユーザが外出していない時間に配達に伺うことができるように最適化された配送経路を生成する。そして、送受信部710により、この生成された最適化された配送経路を配送業者端末600に送信する。これにより、本実施例では、配送業者は、配送先のユーザが外出していない時間に配達に伺うことができるように最適化された配送経路により、配達をすることが可能になる。結果、配送業者は、再配達を削減することが可能になる。
【0067】
例えば、配送先のユーザが、
図9に示した外出予定を有するユーザA、Cであるとき、配送経路最適化730は、ユーザA、Cが外出していない時間にユーザA宅、ユーザC宅への配達に伺えるように、最適化された配送経路として、
図11に示した、ユーザC、Aの順番で配達に伺う配送経路を生成する。この配送経路では、
図11(B)に示したように、「ユーザC宅」への配達予定時間が「9:00~10:00」であり、「ユーザB宅」への配達予定時間が「10:00~11:00」であり、ユーザA、Cの両方とも、外出予定時間と配達予定時間とが重なっていない。このため、このような配送経路を生成することで、ユーザA、Cが留守のときに、ユーザA宅、ユーザC宅に配達に伺うことが無くなり、再配達の必要が無くなる。結果、再配達を削減することが可能になり、配達時間が短縮され、配送業者の負担を軽減することが可能になる。また、ユーザA、Cも再配達のために、自宅に待機する必要が無くなり、他の外出予定を追加することが可能になる。
【0068】
また、例えば、配送先のユーザが
図9に示した外出予定を有するユーザA、B、Cであるときは、ユーザBの外出予定時間が「9:30~11:30」であり、ユーザA、B、Cのすべてに対して外出予定時間と配達予定時間とが重ならないような配送経路を生成することができない。このようなときは、配送経路最適化部730は、配送先のユーザの外出目的に優先順位を付け、優先順位が高い外出目的のための外出予定時間には配達に伺うことがないように、配送経路を生成するようにするようにすると良い。このようにすることで、再配達を削減することが可能になる。
【0069】
例えば、配送先のユーザが
図9に示した外出予定を有するユーザA、B、Cであるとき、配送経路最適化部730は、「保育園の送り届け」、「歯医者」、「買い物」の順に優先順位を付けた場合には、優先順位を高い外出目的である「保育園の送り届け」、「歯医者」のためにユーザA、Cが外出している時間にはユーザA宅、ユーザC宅配達に伺うことがないように、つまり、ユーザA、Cが外出していない時間に配達に伺えるように、最適化された配送経路として、
図12に示した、ユーザB、C、Aの順番で配達に伺う配送経路を生成する。このようにすることで、
図12(B)に示すように、ユーザBに対しては、再配達を行う必要が生じるかもしれないが、ユーザA、Cには、再配達をすることなく配達をすることが可能になり、再配達を削減することが可能になる。
【0070】
配送経路最適化部730は、例えば、外出予定時間の変更が難しい外出目的の優先順位が高くなるように、優先順位の付与を行うようにすると良い。このような優先順位に基づいて生成された配送経路では、外出予定時間と配達予定時間とが同じになるユーザが存在するかもしれない。しかしながら、そのユーザの外出目的は、外出予定時間の変更が比較的難しくない外出目的である。そこで、外出予定時間と配達予定時間とが同じになるユーザが存在する場合は、送受信部710が、そのユーザのユーザ端末装置500に、そのユーザ宅への配達予定時間を送信するようにすると良い。このようにすることで、そのユーザに外出予定時間を変更することを促すことが可能になり、再配達をより削減することが可能になる。
【0071】
例えば、
図9に示した例では、「買い物」は、「保育園の送り届け」、「歯医者」に比べ、外出予定時間の変更が容易な外出目的かもしれない。このとき、配送経路最適化部730が
図12に示したユーザB、C、Aの順番で配達に伺う配送経路を生成し、送受信部710がユーザB宅への配達予定時間「9:00~10:00」をユーザBのユーザ端末装置500に送信した場合、ユーザBは、荷物を受け取るために、
図13に示すように、外出予定時間を「9:30~11:30」から「10:00~12:00」に変更するかもしれない。このような変更があった場合には、配送業者は、再配達をすることなく、ユーザA、B、Cのすべてに配達を行うことが可能になる。
【0072】
入力部510が、ユーザの外出予定に関する情報の入力を受ける際に、その外出目的に対する優先順位も付して受けるようにし、配送経路最適化部730は、この入力された優先順位に基づいて、優先順位を高い外出目的に対する外出予定時間には配達に伺うことがないように、配送経路を生成するようにしても良い。また、入力部510が、ユーザの外出予定に関する情報の入力を受ける際に、外出予定時間が変更可能な外出目的であるのか否かの情報を付して受けるようにし、配送経路最適化部730は、変更不可の外出目的に対する外出予定時間には配達に伺うことがないように、配送経路を生成するようにしても良い。
【0073】
また、配送経路最適化部730は、例えば、「保育園の送り届け」、「歯医者」、「買い物」の順に優先順位を付けた場合には、
図12に示すように、ユーザB、C、Aの順番で配達に伺う配送経路を生成するとともに、
図13に示すように、ユーザBの外出予定時間を、「9:30~11:30」から「10:00~12:00」に変更し、送受信部710は、この変更された外出予定時間と、ユーザB宅への配達予定時間と、を、ユーザBのユーザ端末装置500に送信するようにしても良い。このようにすることで、ユーザBの外出予定時間に配達に伺うことをユーザBに知らせることが可能になるとともに、ユーザBがどのように外出予定時間を変更すれば、再配達を行うことなく、荷物を受け取ることができるかを、ユーザBに提案することが可能になる。
【0074】
サーバ700は、スケジュールのWebサービスからユーザの外出予定を取得するWeb情報取得部740をさらに有するようにしても良い。このとき、配送経路最適化部730は、送受信部710により受信した配送先に関する情報を、Web情報取得部740により取得したユーザの外出予定に関する情報と、に基づいて、配送先に配達に伺う際の最適化された配送経路を生成するようにすると良い。
【0075】
図14は、本実施例に係る配送経路最適化システム400における処理動作を示す図である。配送業者端末600において、配送先情報取得部610は、配送先に関する情報を取得し(ステップS1401)、送受信部620は、この取得した配送先に関する情報を、サーバ700に送信する(ステップS1402)。
【0076】
サーバ700において、送受信部710は、配送業者端末装置600から送信された配送先に関する情報を受信する(ステップS1403)。配送経路最適化部730は、この受信した配送先に関する情報と、ユーザの外出予定に関する情報と、に基づき、最適化された配送経路を生成する(ステップS1404)。送受信部710は、この生成された最適化された配送経路を、配送業者端末装置600に送信する(ステップS1405)。
【0077】
配送業者端末装置600は、サーバ700から送信された最適化された配送経路を受信する(ステップS1406)。
【0078】
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に記載した本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。