(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024111596
(43)【公開日】2024-08-19
(54)【発明の名称】非同時性オンライン面接システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/06 20230101AFI20240809BHJP
【FI】
G06Q10/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023016195
(22)【出願日】2023-02-06
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
(71)【出願人】
【識別番号】523040794
【氏名又は名称】株式会社アクトグラム
(74)【代理人】
【識別番号】100148862
【弁理士】
【氏名又は名称】赤塚 正樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179811
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 良和
(72)【発明者】
【氏名】橋本 潔
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA08
5L049AA08
(57)【要約】
【課題】対面式の面接と同様に応募者の人柄を把握しやすい非同時性オンライン面接システムを提供する。
【解決手段】本発明は、募集者による人材募集に対して応募した応募者がオンラインで面接を受ける非同時性オンライン面接システムであって、募集者があらかじめ入力した応募者向け質問を記録し、応募者が面接用ウェブサイトに接続したときにその応募者向け質問を表示させ、応募者が応募者向け質問に回答している動画を撮影して記録し、募集者にその動画を提供する。募集者は、その動画を視聴して面接選考をすることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
募集者による人材募集に対して応募した応募者がオンラインで面接を受ける非同時性オンライン面接システムであって、
前記応募者の連絡先を含む応募者情報を記録する応募者情報記録手段と、
前記募集者が前記応募者に聞く応募者向け質問を含む応募者向け伝達情報を記録する応募者向け伝達情報記録手段と、
前記応募者の面接を実施する面接用ウェブサイトを生成する面接用ウェブサイト生成手段と、
前記応募者の連絡先に、前記面接用ウェブサイトに関する情報を提供する面接用ウェブサイト情報提供手段と、
前記応募者が前記面接用ウェブサイトに接続したときに、前記面接用ウェブサイトに前記応募者向け伝達情報を表示させる応募者向け伝達情報表示手段と、
前記応募者が前記応募者向け伝達情報に含まれる前記応募者向け質問に回答している動画を撮影した応募者回答動画を含む応募者回答情報を記録する応募者回答情報記録手段と、
前記応募者の面接が終了した面接終了情報を記録する面接終了情報記録手段と、
前記応募者回答情報を前記募集者に提供する応募者回答情報提供手段と、
前記面接終了情報を前記募集者に提供する面接終了情報提供手段と
を有する
非同時性オンライン面接システム。
【請求項2】
前記募集者が前記応募者情報及び前記応募者向け伝達情報を入力でき、前記応募者回答情報及び前記応募者面接終了情報が表示される管理用ウェブサイトを生成する管理用ウェブサイト生成手段と、
前記募集者の連絡先に、前記管理用ウェブサイトに関する情報を提供する管理用ウェブサイト情報提供手段と
をさらに有する
請求項1に記載の非同時性オンライン面接システム。
【請求項3】
前記応募者が前記募集者に聞く募集者向け質問情報を記録する募集者向け質問情報記録手段と、
前記募集者質問情報を前記募集者に提供する募集者向け質問情報提供手段と、
前記募集者が前記募集者向け質問情報に回答した募集者回答情報を記録する募集者回答情報記録手段と、
前記募集者回答情報を前記応募者に提供する募集者回答情報提供手段と
をさらに有する
請求項1に記載の非同時性オンライン面接システム。
【請求項4】
前記募集者による前記応募者の面接選考結果情報を記録する面接選考結果情報記録手段と、
前記面接選考結果情報を前記応募者に提供する面接選考結果情報提供手段と
をさらに有する
請求項1に記載の非同時性オンライン面接システム。
【請求項5】
少なくとも前記応募者回答動画を含む面接情報を、自動的に削除する面接情報自動削除手段
をさらに有する
請求項1に記載の非同時性オンライン面接システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非同時性オンライン面接システムに関する。
【背景技術】
【0002】
企業等が人材を採用する際には、企業等による人材募集に対して応募した応募者を、企業等の担当者(面接官)が対面式で面接するのが一般的である。応募者全員と面接することができればベストではあるが、時間的制約や面接官の負荷などを考慮して、面接する前に応募書類による選考で応募者を絞ることも多い。しかし、応募書類からだけでは応募者の人柄などが分かりにくいことから、年齢等の形式的な項目で選考してしまいがちになり、企業等にとって良い人材を逃している可能性があるばかりか、応募者にとっても機会の喪失となっている。
【0003】
また、対面式の面接を行う部分にも課題がある。企業等の会議室の空き状況や応募者の都合などを考慮した日程調整が必要であり、遠方の応募者にとっては会場までの移動負荷が大きい。最近では、オンライン式の面接も可能になって、これらの課題は解決されつつあるが、いずれにしてもリアルタイムでの面接のため、面接の質のバラツキや、関係者との情報共有が困難という課題も残っている。また、応募者が緊張で力を発揮できないという課題もある。
【0004】
そこで、非同時性のオンライン面接が考えられる。特許文献1には、インターネットに接続されたWEBサーバー内に記憶された専用ホームページを介して採用面接を行う採用面接システムであって、前記専用ホームページは、面接の主旨説明が掲載された主旨説明画面と、この主旨説明画面が表示された後に表示される、採用面接を行う企業からの質問に対する回答を入力可能な回答画面とを有することを特徴とする採用面接システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載されたシステムでは、応募者は企業からの質問に対する回答を文字で入力するため、企業等の担当者は、対面式の面接に比べて応募者の人柄などを把握しにくい。
【0007】
そこで、本発明は、対面式の面接と同様に応募者の人柄を把握しやすい非同時性オンライン面接システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る非同時性オンライン面接システムは、募集者による人材募集に対して応募した応募者がオンラインで面接を受ける非同時性オンライン面接システムであって、
前記応募者の連絡先を含む応募者情報を記録する応募者情報記録手段と、
前記募集者が前記応募者に聞く応募者向け質問を含む応募者向け伝達情報を記録する応募者向け伝達情報記録手段と、
前記応募者の面接を実施する面接用ウェブサイトを生成する面接用ウェブサイト生成手段と、
前記応募者情報に含まれる前記応募者の連絡先に、前記面接用ウェブサイトに関する情報を提供する面接用ウェブサイト情報提供手段と、
前記応募者が前記面接用ウェブサイトに接続したときに、前記面接用ウェブサイトに前記応募者向け伝達情報を表示させる応募者向け伝達情報表示手段と、
前記応募者が前記応募者向け伝達情報に含まれる前記応募者向け質問に回答している動画を撮影した応募者回答動画を含む応募者回答情報を記録する応募者回答情報記録手段と、
前記応募者の面接が終了した面接終了情報を記録する面接終了情報記録手段と、
前記応募者回答情報を前記募集者に提供する応募者回答情報提供手段と、
前記面接終了情報を前記募集者に提供する面接終了情報提供手段と
を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、対面式の面接と同様に応募者の人柄を把握しやすい非同時性オンライン面接システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態に係る非同時性オンライン面接システムを実行するための構成を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る非同時性オンライン面接システムのフローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の一実施形態に係る非同時性オンライン面接システムは、企業等の募集者による人材募集に対して応募した応募者がオンラインで面接を受けるためのものである。本発明に係る非同時性オンライン面接システムを実行する際には、
図1に示すように、企業等の募集者が募集者端末2から電気通信回線(インターネット等)を介してサーバー1へ接続するとともに、応募者が応募者端末3から電気通信回線(インターネット等)を介してサーバー1へ接続することになるが、募集者及び応募者がそれぞれの都合のよいタイミングでサーバー1へ接続して、非同時性の面接を実施することができる点が特徴である。また、特に、募集者側は、複数人の担当者が複数の募集者端末2を通じてサーバー1へ同時又は異時に接続することも可能である。なお、募集者端末2及び応募者端末3としては、パソコンのほか、スマートフォン、タブレットなどが挙げられる。
【0012】
本発明の一実施形態に係る非同時性オンライン面接システムのフローを
図2に示す。まず、募集者(企業等)が利用する管理用ウェブサイトがサーバー1上に生成され(管理用ウェブサイト生成手段)、募集者の連絡先(メールアドレス等)に、管理用ウェブサイトのURL及びID/パスワードなど管理用ウェブサイトに関する情報が提供される(管理用ウェブサイト情報提供手段)。なお、本明細書において「手段」とは、特定の処理をするプログラムを言い、phpプログラムのようにサーバー1において動作するものと、javascriptプログラムのように募集者端末2及び/又は応募者端末3に送信されて動作するものを含む。
【0013】
募集者は、募集者端末2から電気通信回線を介してサーバー1上の管理用ウェブサイトにアクセスし、ID/パスワードを入力することで、募集者端末2には管理画面が表示される。募集者は、募集者端末2に表示された管理画面にて、人材募集に対して応募してきた応募者に関する応募者情報を入力する。そして、入力された応募者情報は、募集者端末2からサーバー1に送られ、サーバー1が有する記録媒体(HDD、SDD等)に記録される(応募者情報記録手段)。ここで、応募者情報としては、一般的な履歴書に記載される情報が挙げられ、具体的には、顔写真、氏名、住所、性別、生年月日、年齢、電話番号、メールアドレス、学歴、職歴、保有資格、志望動機等から適宜選択すればよい。なお、募集者が募集者端末2に表示された管理画面から応募者情報を入力する代わりに、応募者が募集者のホームページ等で応募者情報を入力し、その応募者情報をそのままサーバー1に送って、サーバー1の記録媒体に記録することもできる。
【0014】
次いで、募集者は、募集者端末2に表示された管理画面にて、面接時に応募者に伝達する応募者向け伝達情報を入力する。そして、入力された応募者向け伝達情報は、募集者端末2からサーバー1に送られ、サーバー1が有する記録媒体に記録される(応募者向け伝達情報記録手段)。ここで、応募者向け伝達情報としては、募集者挨拶、企業説明、面接フロー、応募者に聞く応募者向け質問、追加書類提出依頼等が挙げられる。応募者向け伝達情報は、他の応募者に対しても共通に伝達することが多いため、募集者端末2に表示された管理画面にて予め応募者向け定形伝達情報を設定することができ、またそこから応募者向け伝達情報を選択できることが好ましい。ただし、特に応募者向け質問については、応募者に特有の質問を聞く場合もあることから、応募者向け定形伝達情報から選択できるだけでなく、個別に入力できることが好ましい。応募者向け伝達情報は、文字情報でもよく、画像情報でもよく、動画情報でもよく、これらの組み合わせてもよい。
【0015】
その後、応募者が面接時に利用する面接用ウェブサイトがサーバー1上に生成され(面接用ウェブサイト生成手段)、応募者の連絡先(メールアドレス等)に、面接用ウェブサイトのURL及びID/パスワードなど面接用ウェブサイトに関する情報が応募者に提供される(面接用ウェブサイト情報提供手段)。応募者の連絡先は、サーバー1が有する記録媒体に記録されている応募者情報から読み出すことができる。
【0016】
応募者は、応募者端末3から電気通信回線を介して面接用ウェブサイトのURLにアクセスし、ID/パスワードを入力することで、応募者端末3には面接画面が表示される。応募者は、応募者端末3に表示された面接画面にて、面接を受けることができる。具体的には、応募者が面接用ウェブサイトに接続すると、面接画面には、募集者が入力した、募集者挨拶、企業説明、面接フロー、応募者に聞く応募者向け質問、追加書類提出依頼等の応募者向け伝達情報が表示される(応募者向け伝達情報表示手段)。応募者は、面接画面にて応募者向け伝達情報を適宜確認しながら、応募者向け質問に回答したり、依頼のあった追加書類(応募動機書、論文・著書、健康診断書など)を提出(アップロード)したりすることで面接を受けることができる。なお、面接を受けることができる期間は、デフォルトで設定することもでき(例えば、面接用ウェブサイトに関する情報が提供されてから1週間など)、募集者が管理画面で任意に設定することもできる。
【0017】
ここで、本発明では、応募者向け質問への回答として、応募者が応募者向け質問に回答している応募者回答動画を、応募者端末3に接続(又は内蔵)されたカメラ4で撮影する。こうすることで、募集者は応募者が応募者向け質問へ回答している様子を動画で確認できることから、対面式の面接と同様に応募者の人柄を把握しやすくなる。応募者が応募者向け伝達情報に応じて募集者に回答する応募者回答情報は、応募者回答動画(動画)を含むが、それ以外の文字情報、画像情報(追加書類など)、及び/又は動画情報を含んでいてもよい。そして、応募者回答情報は、応募者端末3からサーバー1に送られ、サーバー1が有する記録媒体に記録される(応募者回答情報記録手段)。なお、応募者回答動画の撮影可能回数は、デフォルトで設定することもでき(例えば、練習1回及び本番1回など)、募集者が管理画面で任意に設定することもできる。
【0018】
さらに、応募者は、応募者端末3に表示された面接画面にて、応募者が募集者に聞く募集者向け質問情報を入力できることが好ましい。そして、入力された募集者向け質問情報は、応募者端末3からサーバー1に送られ、サーバー1が有する記録媒体に記録されることが好ましい(募集者向け質問情報記録手段)。ここで、募集者向け質問情報としては、募集者に回答を求める事項であり、募集者に聞く募集者向け質問のほか、募集者のパンフレットなどの書類の提供依頼が挙げられる。募集者向け質問情報は、文字情報でもよく、画像情報でもよく、動画情報でもよく、これらの組み合わせてもよい。
【0019】
そして、応募者は、応募者向け質問に全て回答し、依頼された追加書類(応募動機書、論文・著書、健康診断書など)を全て提出(アップロード)し、必要に応じて募集者向け質問情報を入力したところで、例えば、面接画面に表示されている「面接終了」ボタンを押下することで、面接は終了となる。そして、応募者の面接が終了した面接終了情報は、サーバー1が有する記録媒体に記録される(面接終了情報記録手段)。
【0020】
その後、応募者により入力された応募者回答情報、募集者向け質問情報、及び面接終了情報は、募集者に提供される(それぞれ、応募者回答情報提供手段、募集者向け質問情報提供手段、及び面接終了情報提供手段)。より具体的には、募集者が管理用ウェブサイトに接続すると、管理画面には、応募者回答情報、募集者向け質問情報、及び面接終了情報が表示され、募集者はそれらを確認することができる。そして、募集者は、その情報に基づいて応募者の面接選考を行うことができる。
【0021】
応募者から募集者向け質問情報が提供されている場合は、募集者は、募集者端末2に表示された管理画面から、募集者向け質問情報に回答した募集者回答情報を入力することができる。そして、入力された募集者回答情報は、募集者端末2からサーバー1に送られ、サーバー1が有する記録媒体に記録される(募集者回答情報記録手段)。より具体的には、募集者は、面接画面にて募集者向け質問情報を適宜確認しながら、募集者向け質問に回答したり、依頼のあったパンフレット等の書類を提供(アップロード)したりすることができる。募集者回答情報は、文字情報でもよく、画像情報でもよく、動画情報でもよく、これらの組み合わせてもよい。
【0022】
さらに、募集者は、募集者端末2に表示された管理画面から、募集者による応募者の面接選考結果情報を入力できることが好ましい。そして、入力された面接選考結果情報は、募集者端末2からサーバー1に送られ、サーバー1が有する記録媒体に記録される(面接選考結果情報記録手段)。ここで、面接選考結果情報としては、合否の結果のほか、合否の結果の理由、次の面接に関する案内等が挙げられる。面接選考結果情報は、他の応募者に対しても共通の内容になることが多いため、募集者端末2に表示された管理画面にて予め面接選考結果定形情報を設定することができ、またそこから面接選考結果情報を選択できることが好ましい。ただし、特に合否の結果の理由については、応募者に特有の内容になる場合もあることから、面接選考結果定形情報から選択できるだけでなく、個別に入力できることが好ましい。面接選考結果情報は、文字情報でもよく、画像情報でもよく、動画情報でもよく、これらの組み合わせてもよい。
【0023】
その後、募集者により入力された募集者回答情報及び面接選考結果情報は、応募者に提供される(それぞれ、募集者回答情報提供手段及び面接選考結果情報提供手段)。より具体的には、応募者が面接用ウェブサイトに接続すると、面接画面には、募集者回答情報及び面接選考結果情報が表示され、応募者はそれらを確認することができる。
【0024】
さらに、本発明では、個人情報の保護の観点や、サーバーが有する記録媒体に記録された動画ファイルによる容量圧迫を考慮して、少なくとも応募者回答動画を含む面接情報が自動的に削除される(面接情報自動削除手段)ことが好ましい。自動的に削除される面接情報としては、応募者回答動画の他、応募者情報、応募者向け伝達情報、応募者回答動画以外の応募者回答情報、募集者向け質問情報、面接終了情報、募集者回答情報、面接選考結果情報が挙げられる。自動的に削除されるまでの期間は、デフォルトで設定することもでき(例えば、応募者の面接が終了してから1週間など)、募集者が管理画面で任意に設定することもできる。
【0025】
以上、本発明に係る非同時性オンライン面接システムの好適な実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更をすることができる。例えば、管理用ウェブサイトの生成・提供の代わりに、募集者用端末2にインストールされたアプリケーションを利用して管理することもできる。また、募集者向け質問情報及び募集者回答情報の入力・記録・提供、面接選考結果情報の入力・記録・提供、面接情報の自動削などは任意であり、オプション項目とすることもできる。
【0026】
以上のような本発明に係る非同時性オンライン面接システムを用いることで、募集者は応募者が回答している様子を動画で確認できることから、対面式の面接と同様に応募者の人柄を把握しやすくなる。その他、以下のような効果も期待できる。
<募集者にとっての効果>
・担当者の負荷が少なく、応募書類による選考では微妙なラインの応募者についても面接できる。
・面接日程の調整が不要にある。
・担当者(面接官)による質問漏れを防止できる。
・次の面接の担当者(面接官)や配属関係者との情報共有が容易である。
<応募者にとっての効果>
・応募書類による選考が通過しやすく面接の機会が増える。
・在職中でも面接を受けやすい。
・募集者への質問漏れを防止できる。
・面接の場での緊張が緩和される。
【0027】
ただし、本発明に係る非同時性オンライン面接システムでは、募集者が応募者の回答に対する後追い質問ができないことを含めて限界があることから、例えば、本発明に係る非同時性オンライン面接システムで一次面接を行い、応募書類による選考を通過した人のみ対面式で二次面接を行う方法が考えられる。そのような場合でも、応募書類のみの場合に比べて精度高く選考できるという効果がある。
【符号の説明】
【0028】
1 サーバー
2 募集者端末
3 応募者端末
4 カメラ