(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024111747
(43)【公開日】2024-08-19
(54)【発明の名称】商品表示札
(51)【国際特許分類】
A47F 5/00 20060101AFI20240809BHJP
【FI】
A47F5/00 E
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023016433
(22)【出願日】2023-02-06
(71)【出願人】
【識別番号】397031278
【氏名又は名称】中山福株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085316
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 三雄
(74)【代理人】
【識別番号】100171572
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100213425
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 正憲
(74)【代理人】
【識別番号】100221707
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 洋介
(74)【代理人】
【識別番号】100099977
【弁理士】
【氏名又は名称】佐野 章吾
(74)【代理人】
【識別番号】100104259
【弁理士】
【氏名又は名称】寒川 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100224915
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 茉友
(74)【代理人】
【識別番号】100229116
【弁理士】
【氏名又は名称】日笠 竜斗
(72)【発明者】
【氏名】多田 広次
【テーマコード(参考)】
3B118
【Fターム(参考)】
3B118FA15
(57)【要約】
【課題】 買物客等に対して陳列商品の正面側だけでなく、側面側からも視認可能な商品表示札を提供する。
【解決手段】 フック型什器20に商品を吊り下げるフック陳列において使用される商品表示札1である。水平前方向へ延びるフック型什器20に取外し可能に取付け支持される構造を備えて、所定幅を有する支持部2と、支持部2の幅方向両端部に一体的に設けられて、垂下状に延びる一対の表示本体3、3とを備えてなり、表示本体3の外側表面9が側方から視認可能な商品表示面とされており、買物客等に対して陳列商品の正面側だけでなく、側面側からも視認可能である。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フック型什器に商品を吊り下げるフック陳列において使用される商品表示札であって、
水平前方向へ延びる前記フック型什器に取外し可能に取付け支持される構造を備えて、所定幅を有する支持部と、
この支持部の幅方向両端部に一体的に設けられて、垂下状に延びる一対の表示本体とを備えてなり、
前記表示本体の外側表面が側方から視認可能な商品表示面とされている
ことを特徴とする商品表示札。
【請求項2】
前記支持部は、前記フック型什器の上側を覆う所定の前後方向幅を有する水平板と、この水平板の前後端縁に下側へ折曲形成されてなる前後一対の支持板とを備えてなり、
前記一対の支持板に、前記フック型什器に取外し可能にかつ吊持ち状に支持される吊持支持部がそれぞれ設けられ、
この吊持支持部は、前記支持板の幅方向中央部に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の商品表示札。
【請求項3】
前記吊持支持部は、前記フック型什器に挿通支持される支持孔と、この支持孔から下方へ延びて前記支持板の下端に臨む切込みスリットとからなる
ことを特徴とする請求項2に記載の商品表示札。
【請求項4】
前記一対の表示本体は、前記支持部の前後方向幅と同一の前後方向幅と、所定の上下方向幅とを有する矩形状に形成され、
これら一対の表示本体の外側表面が、側方から視認可能な前記商品表示面とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の商品表示札。
【請求項5】
前記一対の表示本体の前端部に、前方へ突出する突出表示部が一体的に設けられ、この突出表示部の外側表面が側方から視認可能な商品表示面とされている
ことを特徴とする請求項4に記載の商品表示札。
【請求項6】
印刷等による表示処理が可能な表面を有するとともに、前記支持部と前記一対の表示本体を有する単一の薄板材からなり、立体構造に折曲組立が可能な構成とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の商品表示札。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は商品表示札に関し、さらに詳細には、各種店舗や展示場において、商品の出所表示や広告表示をするための商品表示技術に関する。
【背景技術】
【0002】
各種店舗や量販店、あるいは各種展覧会等の展示場において、商品陳列コーナでは、商品陳列コーナの壁面に取り付けた陳列用のフック型什器に商品を吊持状に吊り下げて陳列する(フック陳列)とともに、商品表示がされる。
【0003】
一般的な商品表示手段としては、陳列された商品に、買物客や来場者に向けてその商品を宣伝広告するための表示シールや表示札が取り付けられる他、上記陳列フックにも価格表示等がされている。
【0004】
ところで、これらいずれの商品表示手段も、買物客や来場者に最も良く見える方向、つまり陳列された商品の前方つまり正面側に向けられており、主として展示商品の正面側から買物客や来場者が視認できるような工夫がされている。これは、陳列コーナでは、複数の商品が横方向へ並んで陳列されるため、陳列商品の側方つまり側面側からの商品表示の視認はあまり重要視されていなかったからと考えられる。
【0005】
なお、本出願人の知る限りにおいて、これら従来の商品表示技術を開示した特許文献等は存在しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、買物客等は、商品の出所つまり製造者や販売者を頼りに商品の選定をする場合も多いところ、従来のような正面側からの視認のみを可能とする商品表示だけでは、陳列者(販売者、出品者等)にとって本来獲得すべき買物客等を逃してしまうといった現象も生じており、その商品表示のさらなる改善が要望されていた。
【0008】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、買物客等に対して陳列商品の正面側だけでなく、側面側からも視認可能な商品表示札を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の商品表示札は、フック型什器に商品を吊り下げるフック陳列において使用される商品表示札であって、水平前方向へ延びる上記フック型什器に取外し可能に取付け支持される構造を備えて、所定幅を有する支持部と、この支持部の幅方向両端部に一体的に設けられて、垂下状に延びる一対の表示本体とを備えてなり、上記表示本体の外側表面が側方から視認可能な商品表示面とされていることを特徴とする。
【0010】
好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
(1)上記支持部は、上記フック型什器の上側を覆う所定の前後方向幅を有する水平板と、この水平板の前後端縁に下側へ折曲形成されてなる前後一対の支持板とを備えてなり、上記一対の支持板に、上記フック型什器に取外し可能にかつ吊持ち状に支持される吊持支持部がそれぞれ設けられ、この吊持支持部は、上記支持板の幅方向中央部に設けられている。
【0011】
(2)上記吊持支持部は、上記フック型什器に挿通支持される支持孔と、この支持孔から下方へ延びて上記支持板の下端に臨む切込みスリットとからなる。
【0012】
(3)上記一対の表示本体は、上記支持部の前後方向幅と同一の前後方向幅と、所定の上下方向幅とを有する矩形状に形成され、これら一対の表示本体の外側表面が、側方から視認可能な上記商品表示面とされている。
【0013】
(4)上記一対の表示本体の前端部に、前方へ突出する突出表示部が一体的に設けられ、この突出表示部の外側表面が側方から視認可能な商品表示面とされている。
【0014】
(5)印刷等による表示処理が可能な表面を有するとともに、上記支持部と上記一対の表示本体を有する単一の薄板材からなり、立体構造に折曲組立が可能な構成とされている。
【発明の効果】
【0015】
本発明の商品表示札によれば、フック型什器に商品を吊り下げるフック陳列において使用される商品表示札であって、水平前方向へ延びる上記フック型什器に取外し可能に取付け支持される構造を備えて、所定幅を有する支持部と、この支持部の幅方向両端部に一体的に設けられて、垂下状に延びる一対の表示本体とを備えてなり、上記表示本体の外側表面が側方から視認可能な商品表示面とされているから、以下に列挙されるような効果が得られて、買物客等に対して陳列商品の正面側だけでなく、側面側からも視認可能な商品表示札を提供することができる。
【0016】
(1)水平前方向へ延びるフック型什器に取外し可能に取付け支持される構造を備えて、所定幅を有する支持部の幅方向両端部に、垂下状に延びる一対の表示本体が設けられ、この表示本体の外側表面が側方から視認可能な商品表示面とされていることにより、買物客等は陳列商品の正面側からだけでなく、側面側からも商品表示を視認することができ、特に、商品の出所表示を頼りに商品の選定をする場合も多い買物客等にとって、商品の側面側から出所表示等を視認できることは、目当ての商品をうっかり見過ごすことなく確実に見つけることができ、販売者等の陳列者にとっても、本来獲得すべき買物客等を逃すことなく確実に確保することが可能となる。
【0017】
(2)所定幅を有する支持部の幅方向両端部に、垂下状に延びる一対の表示本体が設けられることにより、商品表示札がフック型什器に吊持状に取付け支持される際に、上記一対の表示本体が左右のバランスをとるバランス錘として機能するので、商品表示札の安定した支持状態が得られる。
【0018】
(3)上記一対の表示本体は、上記支持部の前後方向幅と同一の前後方向幅と、所定の上下方向幅とを有する矩形状に形成されて、その外側表面が側方から視認可能な商品表示面とされていることにより、商品の側面側から視認可能な大きな商品表示が実現する。
【0019】
(4)上記一対の表示本体の前端部に、前方へ突出する突出表示部が一体的に設けられ、この突出表示部の外側表面が商品陳列部の側方から視認可能な商品表示面とされていることにより、商品陳列部に各種商品が横方向に並んで陳列される場合でも、他の陳列商品に妨げられることなく、商品陳列部の側方から陳列商品の出所表示等が視認可能であり、上記(1)の効果がより顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明に係る実施形態1である商品表示札を示す斜視図である。
【
図2】同じく同商品表示札を示し、
図2(a)は正面図、
図2(b)は背面図である。
【
図3】同じく同商品表示札を示し、
図3(a)は左側面図、
図3(b)は右側面図である。
【
図4】同じく同商品表示札を示し、
図4(a)は平面図、
図4(b)は
図2(a)のIV―IV線に沿った断面図である。
【
図5】同商品表示札の展開構成を示す平面図である。
【
図6】同商品表示札をフック陳列において使用する状態を示す斜視図である。
【
図7】同商品表示札をフック型什器に取り付ける方法を示す斜視図で、
図7(a)は取付ける前の状態、
図7(b)は取付けた状態を示している。
【
図8】本発明に係る実施形態2である商品表示札を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面全体にわたって同一の符号は同一の構成部材または要素を示している。
【0022】
実施形態1
本発明に係る商品表示札を
図1~
図7に示し、この商品表示札1は、具体的には、
図6に示すようなフック型什器20に商品(図示例の場合はフライパン)21を吊り下げるフック陳列において使用されるものである。
【0023】
上記商品表示札1は、
図1に示すように、支持部2と一対の表示本体3、3を備えてなる立体構造のものである。
【0024】
図示の実施形態の商品表示札1は、上記表示本体3、3に設けられた商品表示面9、9を基本構造として備えるものであって、具体的には、
図5に示すような単一の薄板材15からなる折曲組立品である。
【0025】
上記支持部2は、水平前方向へ延びる上記フック型什器20に取外し可能に取付け支持される構造を備えてなり、所定幅Wを有している。
【0026】
上記支持部2は、具体的には、水平板5と前後一対の支持板6、6とからなる。
【0027】
上記水平板5は、上記フック型什器20の上側を覆うもので、所定の前後方向幅Lを有する。
【0028】
上記支持板6は、上記水平板5の前後端縁に一対設けられており、これら支持板6、6は、水平板5の前後端縁から下側へ折曲形成されている。
【0029】
上記一対の支持板6、6は、上記フック型什器20に吊持状に支持される部位で、その目的のため、上記フック型什器20に取外し可能にかつ吊持ち状に支持される吊持支持部7がそれぞれ設けられている。
【0030】
上記吊持支持部7は、支持板6の幅方向中央部に設けられており、上記フック型什器20に挿通支持される支持孔7aと、この支持孔7aから下方へ延びて上記支持板6の下端に臨む切込みスリット7bとからなる。
【0031】
上記支持孔7aは、上記フック型什器20の外径寸法よりも若干大きな内径寸法を有しており、支持板6の幅方向中央位置に形成されて、商品表示札1がフック型什器20に左右バランスよく位置決め支持される構成とされている。この場合、左右一対の表示本体3、3もバランス錘として機能する。
【0032】
上記切込みスリット7bは、上記支持孔7aのフック型什器20への挿通支持を可能とするための案内部として機能する。
【0033】
具体的には、支持孔7aをフック型什器20へ挿通係止する際には、支持板6が若干弾性変形して、切込みスリット7bが開き、これにより、フック型什器20の上記支持板6の下端から上記支持孔7aへの通過を許容するとともに、フック型什器20が支持孔7aに挿通係止すると、支持板6が弾性復帰して、切込みスリット7bが閉じ、これにより、支持孔7aが上記フック型什器20に確実に挿通係止される結果、商品表示札1はフック型什器20に左右バランスよく位置決め支持される。
【0034】
上記表示本体3は、支持部2の幅方向両端部2a、2aにそれぞれ一体的に設けられるとともに、この支持部2から垂下状に延びて形成されている。この表示本体3は、上述したように、商品表示札1がフック型什器20に吊り下げ支持される際の左右バランス錘として機能するとともに、
図1および
図3に示すように、その外側表面9が商品表示札1の側方、つまりフック型什器20に吊り下げ陳列された商品21の側方からの視認が可能な商品表示面とされている。
【0035】
上記一対の表示本体3、3は、基本構成として、上記支持部2の前後方向幅Lと同一の前後方向幅と、所定の上下方向幅Hとを有する矩形状に形成されており、これら一対の表示本体3、3の外側表面9、9が、上記のとおり、側方から視認可能な商品表示面とされている。この商品表示面9は、表示面積が広いため、商品の宣伝広告が表示されると効果的である。なお、
図1において、表示本体3に仮想線で描かれている矩形枠は、商品表示面9の標準的な形状寸法を表している。
【0036】
また、上記一対の表示本体3、3の前端部には、前方へ突出する小さな突出表示部10、10が一体的に設けられている。
【0037】
この突出表示部10は、上記表示本体3の前端部が商品陳列部の前端部にほぼ一致するように配置支持される時に、商品陳列部の前端から若干前方に突出する形となり、これにより、突出表示部10の商品表示面11は、商品陳列部の側方から視認可能な商品表示面となる。このような、商品陳列部の前側へ突出して側方から視認可能な突出表示部10の商品表示面11には、出品会社のロゴマーク等の出所表示(製造会社、販売会社等を表す表示)がきわめて効果的である。なお、
図1において、突出表示部10に仮想線で描かれている矩形枠は、突出表示部10における商品表示面11の標準的な形状寸法を表している。
【0038】
本実施形態の商品表示札1は、上述したように、側方から視認可能な表示本体3の商品表示面9、突出表示部10の商品表示面11を基本構造として備えるものであって、
図5に示すような単一の薄板材15からなる折曲組立品である。
【0039】
具体的には、本実施形態の商品表示札1は、上記薄板材15における点線で示す部位で直角に折り曲げるとともに、所定の個所を適宜の接着手段等により接続固定することにより、
図1に示すような立体構造に組立て形成されている。なお、上記薄板材15は立体構造に折曲組立可能な材料から形成され、好適には紙材やプラスチック材等が好適に使用され、図示の実施形態の薄板材15は、印刷等による表示処理が可能な表面を有する紙材が使用されている。
【0040】
しかし、以上のように構成された商品表示札1は、
図7に示すように、フック型什器20の根元側部位に吊り下げられた商品(図示例の場合はフライパン)21の位置よりも前側に取付けられる。
【0041】
商品表示札1のフック型什器20への取り付けに際しては、
図7(a)に示すように、取り付け対象であるフック型什器20に対して上方から被せるようにして、支持部2の前後一対の支持板6、6の吊持支持部7、7をフック型什器20に合わせながら落とし込むことにより、これら吊持支持部7、7は、
図7(b)に示すように、フック型什器20に係止支持されて、商品表示札1がフック型什器20に吊持状に取り付けられる。
【0042】
以上詳述したように、本実施形態の商品表示札1によれば、以下に列挙する特有の効果が得られる。
【0043】
(a)水平前方向へ延びるフック型什器20に取外し可能に取付け支持される構造を備えて、所定幅を有する支持部2の幅方向両端部に、垂下状に延びる一対の表示本体3、3が設けられ、この表示本体3の外側表面9が側方から視認可能な商品表示面9、9されていることにより、買物客等は陳列商品の正面側からだけでなく、側面側からも商品表示を視認することができ、特に、商品(図示例の場合はフライパン)21の出所教示を頼りに商品の選定をする場合も多い買物客等にとって、商品21の側面側から出所表示等を視認でき、目当ての商品をうっかり見過ごすことなく確実に見つけることができ、販売者等の陳列者にとっても、本来獲得すべき買物客等を逃すことなく確実に確保することが可能となる。
【0044】
(b)所定幅を有する支持部2の幅方向両端部に、垂下状に延びる一対の表示本体3、3が設けられることにより、商品表示札1がフック型什器20に吊持状に取付け支持される際に、上記一対の表示本体3、3が左右のバランスをとるバランス錘として機能するので、商品表示札1の安定した支持状態が得られる。
【0045】
(c)上記一対の表示本体3、3は、上記支持部2の前後方向幅と同一の前後方向幅と、所定の上下方向幅Hとを有する矩形状に形成されて、その外側表面が側方から視認可能な商品表示面9とされていることにより、商品21の側面側から視認可能な大きな商品表示が実現する。
【0046】
(d)上記一対の表示本体3、3の前端部に、前方へ突出する突出表示部10、10が一体的に設けられ、この突出表示部10の外側表面が商品陳列部の側方から視認可能な商品表示面11とされていることにより、商品陳列部に各種商品が横方向に並んで陳列される場合でも、他の陳列商品に妨げられることなく、商品陳列部の側方から陳列される商品21の出所表示等が視認可能であり、上記(a)の効果がより顕著となる。
【0047】
実施形態2
本実施形態は
図8に示されており、実施形態1の商品表示札1における表示本体3の構成が若干改変されたものである。
【0048】
すなわち、本実施形態の商品表示札31においては、一対の表示本体3、3の前端部が図示のごとく直線状に形成されて、実施形態1における前方へ突出する小さな突出表示部10が設けられていない。なお、なお、
図8において、表示本体3に仮想線で描かれている2つの矩形枠は、実施形態1の商品表示面9の場合とは異なる他の標準的な形状寸法を表している。
その他の構成および作用は実施形態1と同様である。
【0049】
なお、上述した実施形態1および実施形態2はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その範囲内において種々設計変更可能である。
【0050】
例えば、図示の実施形態1、2における商品表示札1、31を構成する各部の形状寸法等は、同様の目的および機能を有する限り、他の構成も採用可能であり、一例として、表示本体3および突出表示部10の具体的な形状寸法は目的に応じて改変することも可能である。
【符号の説明】
【0051】
1 商品表示札
2 支持部
3 表示本体
5 水平板
6 支持板
7 吊持支持部
7a 支持孔
7b 切込みスリット
9 表示本体の商品表示面
10 突出表示部
11 突出表示部の商品表示面
15 薄板材
20 フック型什器
21 商品
31 商品表示札