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▶ 福江 翔太の特許一覧

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  • 特開-木製ハンマー 図1
  • 特開-木製ハンマー 図2
  • 特開-木製ハンマー 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024112004
(43)【公開日】2024-08-20
(54)【発明の名称】木製ハンマー
(51)【国際特許分類】
   B25D 1/00 20060101AFI20240813BHJP
   B25G 1/00 20060101ALI20240813BHJP
   B25G 1/10 20060101ALI20240813BHJP
   B27L 7/06 20060101ALI20240813BHJP
   B27C 5/08 20060101ALN20240813BHJP
【FI】
B25D1/00
B25G1/00 C
B25G1/10 D
B25G1/10 A
B27L7/06
B27C5/08 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023016804
(22)【出願日】2023-02-07
(71)【出願人】
【識別番号】723001645
【氏名又は名称】福江 翔太
(72)【発明者】
【氏名】福江 翔太
【テーマコード(参考)】
2B241
2D058
【Fターム(参考)】
2B241DB13
2D058AA02
(57)【要約】
【課題】刃物の背を叩き木材を割るバトニング時に、安全かつ小さな力で木材を叩き割ることのできる木製ハンマーを提供する。
【解決手段】カエデやタモなどの木材を使用する。全長は31cm以内に本品の長さを維持し木工旋盤を使用して円柱状へ加工を実施する。1ヘッドから2グリップ(1)までの距離は17.5cm、直径は6cmに加工を実施。2グリップ(1)から3グリップ(2)までの距離は11cm、直径は2.5cmに加工を実施。3グリップ(2)から4グリップエンドまでの距離は2.5cm。直径4.5cmに加工を実施する。上記加工実施後、240番のサンドペーパーを使用し、全体を研摩する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部にヘッド(1)を有し下側にグリップエンド(4)を有し、左記の間に2か所のグリップ(2,3)を有することにより、上部が太く下部が細くなっている事を特徴とする木製ハンマー。
【請求項2】
全長は20cm以上50cm未満、太さは2cm以上10cm未満の大きさで構成され、また重さは200グラム以上700グラム未満で構成され、使用する素材は木材である事を特徴とする木製ハンマー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はバトニング時に使用する木製ハンマーに関するものである。
通常使用するハンマーに比べ容易にバトニングを可能とする木製ハンマーに関する。
【背景技術】
【0002】
往来のバトニング用ハンマーは明確に存在しておらず、バトニング時には通常薪に使用されるいびつな形状の木材をハンマー代わりにしてナイフ及び鉈などの背を叩き薪割りを実施することが往来のバトニング用ハンマーである。
【0003】
バトニングの際にいびつな形状の木材を握り、刃物を叩く事は安全性の問題及び快適性が欠如しており、木材の先端10cmほどを丸く削った「こん棒」を使用することがあるが、重く打撃時に手が痺れるなどの問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
往来のバトニング用ハンマーは太くて重く、形もいびつな為、手の小さい使用者や力の弱い使用者には使用することが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は野球のバットを製造する技術をハンマーへ転用することによって握りやすく、軽いハンマーとなり、小さな力で大きな衝撃を生み出すことに成功した。
【発明の効果】
【0006】
本発明においては野球の木製バットに使用される技術を応用した。具体的には野球バットの上部ヘッド部分と下部グリップエンド部分を作り出すことに加え、下部から上部の間へくびれを作っている。これによりハンマーを振りぬいた時の遠心力が増幅させる。通常80cmの野球バットを31cmへ縮小して製作することによる軽量化を実現し、力の弱い使用者も使用が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本願発明に係る木製ハンマーの概略構造図である。
図2】真上から見た図である。
図3】真下から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
カエデやタモなどの木材を材料とし、左記材料の含水率が15%を下回った状態にて加工を実施する。その結果加工後の木製ハンマーにおいてヘッド部は直径約6cm、グリップ部は約3cm、グリップエンドは約5cm、全体約31cm、重量は約350グラムとなる。
【0009】
木工用旋盤機械を使用し、添付図面と同様の寸法にて旋盤加工を行うことにより、角材を円柱状の形状へ加工を実施する。そののち240番程度のサンドペーパーを使用し研磨加工をおこなう。
【符号の説明】
【0010】
1 ヘッド
2 グリップ(1)
3 グリップ(2)
4 グリップエンド
図1
図2
図3