IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エヌエイチエヌ エンターテインメント コーポレーションの特許一覧 ▶ NHN PlayArt株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-ゲームプログラム 図1
  • 特開-ゲームプログラム 図2
  • 特開-ゲームプログラム 図3
  • 特開-ゲームプログラム 図4
  • 特開-ゲームプログラム 図5
  • 特開-ゲームプログラム 図6
  • 特開-ゲームプログラム 図7
  • 特開-ゲームプログラム 図8
  • 特開-ゲームプログラム 図9
  • 特開-ゲームプログラム 図10
  • 特開-ゲームプログラム 図11
  • 特開-ゲームプログラム 図12
  • 特開-ゲームプログラム 図13
  • 特開-ゲームプログラム 図14
  • 特開-ゲームプログラム 図15
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024112198
(43)【公開日】2024-08-20
(54)【発明の名称】ゲームプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/80 20140101AFI20240813BHJP
   A63F 13/426 20140101ALI20240813BHJP
   A63F 13/55 20140101ALI20240813BHJP
【FI】
A63F13/80 E
A63F13/426
A63F13/55
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023017112
(22)【出願日】2023-02-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-01-05
(71)【出願人】
【識別番号】313011434
【氏名又は名称】エヌエイチエヌ コーポレーション
【住所又は居所原語表記】(Sampyeong-dong),16,Daewangpangyo-ro 645 beon-gil,Bundang-gu,Seongnam-si,Gyeonggi-do Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】516164173
【氏名又は名称】NHN PlayArt株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】柏木 誠
(57)【要約】
【課題】ゲームの興趣性を向上することができる技術を提供する。
【解決手段】実施形態に係るゲームプログラムは、操作可能なパズルピースを含むパズルエリアを表示することと、ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿って移動させることと、パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定することと、ユーザの操作により、陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とすることと、をコンピュータに実行させる、ゲームプログラムであって、陣形は、パズルエリア内でパズルピースを配置する位置、パズルピースの種類、及びパズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つにより規定される。
【選択図】図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作可能なパズルピースを含むパズルエリアを表示することと、
ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿って移動させることと、
前記パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定することと、
前記ユーザの操作により、前記陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とすることと、
をコンピュータに実行させる、ゲームプログラムであって、
前記陣形は、前記パズルエリア内でパズルピースを配置する位置、パズルピースの種類、及びパズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つにより規定される、
ゲームプログラム。
【請求項2】
前記パズルピースは、前記パズルピース列に沿ってスライドするように移動し、前記パズルピース列の一端まで移動すると前記パズルピース列の他端に戻る、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項3】
前記パズルピース列は、連動して操作可能な一群のパズルピースを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項4】
前記陣形を指定することは、前記パズルピースを配置する位置、前記パズルピースの種類、及び前記パズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つを前記パズルエリア内に認識可能な態様で表示することを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項5】
前記陣形を指定することは、指定された種類のパズルピースを前記パズルエリア内で配置する位置を指定することを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項6】
前記陣形を指定することは、指定された種類のパズルピースを前記陣形内で配置する位置を指定することを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項7】
複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たしたことに応答して、前記複数のパズルピースのうちの少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項8】
前記第1の所定の条件を満たした複数のパズルピースと異なるパズルピースは変化させずに、前記少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項7に記載のゲームプログラム。
【請求項9】
前記陣形を指定することは、キャラクタオブジェクトの陣形を指定することを含む、請求項7に記載のゲームプログラム。
【請求項10】
ユーザの操作に基づいて前記キャラクタオブジェクトを前記キャラクタオブジェクトが対戦相手に対し攻撃可能となる対戦エリアに配置させ、前記対戦相手と対戦させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項7に記載のゲームプログラム。
【請求項11】
前記キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしたことに応答して、前記キャラクタオブジェクトを変化させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項7に記載のゲームプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ゲームプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、オンラインコンテンツサービスが進展する中、ゲームコンテンツサービスの提供が活発に行われている。ゲームコンテンツサービスとしては、パズルゲーム、対戦型ゲーム、育成型ゲーム、音楽ゲーム等、種々のゲームがある。
【0003】
例えば、パズルゲームでは、プレーヤの操作によりピース列を移動し、所与の連結条件を満たしたピースを除去していくものが知られている。
【0004】
対戦型ゲームでは、プレーヤのユーザ機器の画面上に共通の敵オブジェクトが配置され、敵オブジェクトに対して単独プレーヤ又は複数のプレーヤが共同で戦うものが知られている。
【0005】
非特許文献1には、パズルエリアと対戦エリアが同一画面上に表示され、画面下部のパズルエリアでのパズルマッチ結果に応じて、画面上部の対戦エリアの敵へ攻撃を行うゲームが記載されている。非特許文献1では、パズルエリアでのパズルマッチにより形成されるピースの形状に応じて敵への攻撃が行われるが、パズルエリアにおいてピースの形状の形成に関する指定はされない。そのため、ユーザがパズルピースを移動することによりパズルマッチされ、意図せずピースの形状が形成され攻撃が行われることがある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】アプリゲット「パズル&サバイバル」、[online]、令和4年12月21日検索、インターネット<URL: https://appget.com/appli/view/74846/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のゲームでは、パズルピースにより形成される形状等の指定が行われていないため、パズルピースの移動や、パズルマッチによって他の
パズルピースの配置に影響が及び、偶発的にパズルピースの形状が形成されることがある。この場合、ユーザが意図せず形成されたピースの形状により効果が発揮されることがある。そのため、ユーザが意図的にパズルピースの形状を形成することで効果が得られるようにすることで、ゲームの興趣性を向上させることが要求される。
【0008】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、この発明の目的は、ゲームの興趣性を向上することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、この発明の一態様は、操作可能なパズルピースを含むパズルエリアを表示することと、ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿って移動させることと、パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定することと、ユーザの操作により、陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とすることと、をコンピュータに実行させる、ゲームプログラムであって、陣形は、パズルエリア内でパズルピースを配置する位置、パズルピースの種類、及びパズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つにより規定される。
【発明の効果】
【0010】
この発明の一態様によれば、ゲームの興趣性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、第1の実施形態に係るゲームプログラムに関連するゲームシステムの全体構成の一例を示す図である。
図2図2は、図1に示したゲームシステムにおけるサーバの機能構成の一例を示す図である
図3図3は、図1に示したゲームシステムにおけるユーザ機器の機能構成の一例を示す図である。
図4図4は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器に表示される画像の例を示す図である。
図5図5は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器に表示されるパズルピース列の動きを示す画像の一例を示す図である。
図6図6は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器に表示されるパズルピースの変化を示す画像の一例を示す図である。
図7図7は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器に表示されるパズルピースの変化を示す画像の別の例を示す図である。
図8図8は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器に表示される陣形指定を示す画像の一例を示す図である。
図9図9は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器に表示される陣形指定を示す画像の別の例を示す図である。
図10図10は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器に表示される陣形指定を示す画像のさらに別の例を示す図である。
図11図11は、第1の実施形態に係るキャラクタオブジェクトの処理に関する情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
図12図12は、第1の実施形態に係る対戦処理に関する情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
図13図13は、第1の実施形態に係る陣形指定処理に関する情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
図14図14は、第2の実施形態に係る陣形指定処理に関する情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
図15図15は、第2の実施形態に係る陣形指定処理に関する情報処理動作の別の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照してこの発明に係る実施形態を説明する。なお、以降、説明済みの要素と同一又は類似の要素には同一又は類似の符号を付し、重複する説明については基本的に省略する。例えば、複数の同一又は類似の要素が存在する場合に、各要素を区別せずに説明するために共通の符号を用いることがあるし、各要素を区別して説明するために当該共通の符号に加えて枝番号を用いることもある。
【0013】
<第1の実施形態>
(1)ゲームシステム
図1は、第1の実施形態に係るゲームシステムSの全体構成の一例を示す図である。ゲームシステムSは、ゲームサーバ1と、複数のユーザ機器2とを含む。ネットワークには複数のゲームサーバ1が接続可能であるが、簡単のために1つのゲームサーバ1についてのみ詳細な構成を示している。ゲームサーバ1には、任意の数のユーザ機器2が接続可能であるが、簡単のために1つのユーザ機器2についてのみ詳細な構成を示している。各ユーザ機器2は、ゲームサーバ1との間でネットワークを介して通信可能である。
【0014】
ネットワークは、インターネット等のWAN(Wide Area Network)又はLAN(Local Area Network)のようなネットワークであり、移動通信網、有線電話網、FTTH(Fiber To The Home)、CATV(Cable Television)網等のアクセス網を含み得る。
【0015】
ゲームサーバ1は、例えば、ゲームプログラム及びユーザ情報を包括的に管理し、ユーザ機器2におけるゲームの進行を支援するゲームサーバである。ゲームサーバ1は、プロセッサ、メモリ、記憶デバイス、通信デバイス、入出力インタフェース等によって構成され、記憶デバイスに記憶されたプログラムをメモリに読み出し、プロセッサにより実行する。プログラムは、ネットワークを介してユーザ機器2からユーザ情報や種々の要求を受け付け、ユーザからの要求又は必要な情報処理を実行し、ネットワークを介してユーザ機器2にゲームプログラムやデータを送信する。ゲームサーバ1は、同時に複数のユーザ機器2との間で情報の送受信が可能であり、複数のユーザ機器2におけるゲームの進行を並行して支援し得る。
【0016】
ユーザ機器2は、ゲームプレイをするユーザによって使用される端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型端末、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型コンピュータ又はゲームプレイに適した専用のゲーム端末であってもよい。以下では、一例として、ユーザ機器2が、タッチスクリーンを備えるスマートフォンであるものとして説明する。ユーザは、プレーヤと読み替えてもよい。
【0017】
ユーザ機器2は、ゲーム開始時にゲームサーバ1に接続し、認証処理を行った後、ゲームサーバ1からゲームプログラム及び必要なデータをダウンロードする。ユーザ機器2は、ダウンロードされたプログラムやデータにより、以後はゲームサーバ1と通信することなくゲームを進行してもよい。又はユーザ機器2は、ゲーム進行に合わせて、必要なゲームプログラム又はデータをゲームサーバ1との間で送受信するようにしてもよい。
【0018】
(2)ハードウェア構成
(2-1)ゲームサーバ
ゲームサーバ1は、プロセッサ10と、メモリ11、記憶デバイス12と、通信デバイス13と、入出力インタフェース(I/F)14、バス15等から構成されている。ゲームサーバ1は、ユーザ機器2等のコンピュータとプログラムやデータを送受信することのできる情報処理装置の一例である。
【0019】
プロセッサ10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の汎用プロセッサを含む。プロセッサ10は、汎用プロセッサに限らず、専用プロセッサであってもよい。
【0020】
メモリ11は、主記憶装置に相当する。メモリ11は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メモリ11は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メモリ11は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ10によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メモリ11は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メモリ11は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。
【0021】
記憶デバイス12は、補助記憶装置等の記憶装置に相当する。記憶デバイス12は、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)やソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置を含む。記憶デバイス12は、プロセッサ10により実行されるプログラムや、プログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムの一部は、ROMに記憶されてもよい。記憶デバイス12から読み出されてメモリ11に格納されたプログラムがプロセッサ10により実行されることにより、ゲームサーバ1は、特定の機能を実現する情報処理装置として動作する。
【0022】
通信デバイス13は、ネットワークを介して他のコンピュータ又はコンピュータシステムと通信するためのデバイスであり、例えば、ユーザ機器2と通信する。
【0023】
入出力インタフェース14は、ゲームサーバ1と外部装置との間の境界部分であって、ゲームサーバ1の外部から入力信号を入力し、又は、映像情報、音声情報、若しくは制御信号等の出力信号を出力するための部分である。
【0024】
(2-2)ユーザ機器
ユーザ機器2は、ユーザ機器2の利用者(ここでは、ユーザ又はプレーヤという。)がゲームサーバ1等のコンピュータとプログラムやデータを送受信することのできる情報処理装置の一例である。ユーザ機器2は、プロセッサ20、メモリ21、入力デバイス22、表示デバイス23、記憶デバイス24、通信デバイス25、各種センサ26、撮像デバイス27、音入出力デバイス28、入出力インタフェース(I/F)29、及びバス30等から構成されている。なお、各デバイスはそれぞれ別個のデバイスでなくてもよい。
【0025】
プロセッサ20は、ユーザ機器2の全体の動作を制御する。プロセッサ20は、例えば、CPU、MPU、GPU等の汎用プロセッサを含む。プロセッサ20は、汎用プロセッサに限らず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の専用プロセッサであってもよい。
【0026】
メモリ21は、主記憶装置であり、ROM、又はRAM等を含む。記憶デバイス24から読み出されてメモリ21に格納されたプログラムがプロセッサ20により実行されることにより、ユーザ機器2は、特定の機能を実現する情報処理装置として動作する。
【0027】
入力デバイス22は、ユーザ機器2の外部からデータを取り込むためのデバイスであり、人間による操作を取り込むためのキーボード、マウス、ペン、又はタッチパッド等を含む。タッチパッドは、例えば、静電容量式や抵抗膜式のタッチパネルであり、プレーヤが指やタッチペン(スタイラスペン)でタッチした位置を検知し、接触位置の座標情報を生成する。
【0028】
表示デバイス23は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであり、表示データに基づく種々の画像を表示する。表示デバイス23は、ゲーム画像を表示することによってゲーム画面を実現する。
【0029】
入力デバイス22と表示デバイス23は、それぞれ単独のデバイスであってもよいが、これらが組み合わされたものであってもよい。例えば、スマートフォンに備えられたタッチスクリーンは、プレーヤの操作を受け付けるとともにプレーヤに画像を提供する。タッチスクリーンは、液晶パネルのような表示デバイス23とタッチパッドのような入力操作デバイスを組み合わせたデバイスであり、タッチスクリーン上を指でタッチすることにより、人間による操作を入力することができる。
【0030】
記憶デバイス24は、補助記憶装置等の記憶装置に相当する。記憶デバイス24は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等の不揮発性記憶装置を含む。また、記憶デバイス24は、内蔵又は外付けの半導体メモリ(例えば、フラッシュメモリ)等を含んでもよい。記憶デバイス24は、プロセッサ20により実行されるプログラムや、プログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。
【0031】
通信デバイス25は、ネットワークを介してゲームサーバ1又は他のコンピュータ装置と通信するためのデバイスであり、移動体通信用モジュール、LANモジュール等の信号処理モジュール、アンテナやLAN端子等を含む。また、通信デバイス25は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信用のモジュールを含んでもよい。
【0032】
各種センサ26は、位置検出センサ、加速度センサ、ジャイロスコープ、磁気センサ、生体認証センサ、その他のセンサであってよい。
【0033】
撮像デバイス27は、ユーザ機器2に内蔵されたデバイスであって、プレーヤによる操作又はユーザ機器2の制御の下で静止画又は動画を取得するためのデバイスであり、例えば、カメラ、イメージスキャナ等を含む。
【0034】
音入出力デバイス28は、ユーザ機器2に内蔵されたデバイスであって、プレーヤによる操作又はユーザ機器の制御の下で音声を入力したり、出力したりするデバイスであり、マイク、スピーカ等を含む。
【0035】
入出力インタフェース29は、ユーザ機器2と外部装置との間の境界部分であって、ユーザ機器2の外部から入力信号を入力し、又は、映像情報、音声情報、若しくは制御信号等の出力信号を出力するための部分である。ユーザ機器2は、入出力インタフェース29を介して、キーボード、マウス、コントローラ、マイク又はゲーム専用の入力装置等の外部入力装置を接続することができる。また、ユーザ機器2は、入出力インタフェース29を介して、ディスプレイ装置、スピーカ、イヤホン等の外部出力装置を接続してもよい。入出力インタフェース29は、USB(Universal Serial Bus)端子を含んでもよい。入出力インタフェース29は、メモリカードや外付けの記憶装置との間でプログラムやデータ等を送受信することができる。
【0036】
なお、ユーザ機器2が備える各種デバイスは、それぞれが単独のデバイスであってもよいし、複数のデバイスの機能を実現できるようなデバイスを用いて実現させてもよい。例えば、ヘッドマウントディスプレイをユーザ機器2に接続することにより、撮像デバイス27、音入出力デバイス28、入力デバイス22、表示デバイス23の機能を実現させることもできる。
【0037】
(3)機能構成
(3-1)サーバ
図2は、図1に示したゲームシステムSにおけるゲームサーバ1の機能構成の一例を示す図である。なお、一般的なコンピュータの機能構成及びゲームの実現に必要な公知の構成については、図示及び説明を省略する。
【0038】
ゲームサーバ1は、各ユーザ機器2と通信し、ユーザ機器2におけるゲームの進行を管理する機能を有する。例えば、ゲームサーバ1は、各ユーザ機器2にゲームプログラムを配信する機能、及びゲームプログラムの実行に必要なデータ等を送受信する機能を有する。ゲームサーバ1は、ゲーム管理部101と記憶デバイス12を有する。
【0039】
記憶デバイス12は、ユーザ情報記憶部120と、ゲーム情報記憶部121と、ゲームプログラム記憶部122を含む。
【0040】
ユーザ情報記憶部120は、ユーザ機器情報を記憶する。ユーザ機器情報は、各ユーザ機器2又は各ユーザ機器2を使用するユーザを特定するためのユーザ名、アカウント、又は機器ID等の情報を含む。
【0041】
ゲーム情報記憶部121は、ゲームプログラムを実行する際に参照される種々のゲーム情報を記憶する。
【0042】
ゲームプログラム記憶部122は、ゲームサーバ1で実行されるゲームプログラムやデータ、又はユーザ機器2にダウンロードされるゲームプログラムやデータを記憶する。
【0043】
ゲーム管理部101は、プロセッサ10及びメモリ11に記憶されたプログラムにより実現される。ゲーム管理部101は、ゲームプログラム記憶部122に記憶されたゲームプログラムを実行することにより、ユーザ管理部110、データ取得部111、データ提供部112、及びゲーム進行管理部113として機能し得る。
【0044】
ユーザ管理部110は、ネットワークを介して接続されている、又は接続しようとするユーザ機器2に対して、会員加入及びログイン等のサービスを提供する。
【0045】
データ取得部111は、ゲームサーバ1が提供するゲームにログインしているユーザ機器2から、ゲーム進行を管理するために必要なデータを取得する。データ取得部111は、ゲームサーバ1が提供するゲームにログインしているユーザ機器2から、ユーザ情報、プログラム又は関連データの送信要求、ゲームの進行状況に関する情報等を取得する。
【0046】
データ提供部112は、ユーザ機器2に対して、プログラム、ゲーム進行に必要なデータを提供する。
【0047】
ゲーム進行管理部113は、ログインしてゲームを実行しているユーザ機器2でのゲームの開始から終了までの進行状況を管理する。ゲームは、例えば、パズルゲームモードと対戦モードを含む。パズルゲームモードは、ユーザによりパズルゲームがプレイされるモードである。対戦モードは、対戦開始タイミングに到達したことに応答して開始される。対戦モードは、ユーザにより召喚されたキャラクタオブジェクトが対戦相手のキャラクタオブジェクトと対戦を行うモードである。ゲーム進行管理部113は、パズルゲームモード、及び対戦モードにおいてゲームの進行状況に応じて、データ取得部111やデータ提供部112を介して、ユーザ機器2とのデータの送受信を行う。以下の説明において、「召喚」は、「出現」、「変化」、「生成」、又は「表示」と読み替えてもよい。
【0048】
複数のユーザが参加するゲームにおいて、ゲーム進行管理部113は、例えば、ゲーム開始時、データ取得部111を介して取得した複数のユーザ機器2からのゲーム参加要求に応答してユーザのマッチングを行ってもよい。ゲーム進行管理部113は、データ提供部112を介してユーザ機器2にゲームの開始を指示する。ゲーム進行管理部113は、ゲーム進行中に、ゲーム進行に応じてゲームの同期化を行う。ゲーム進行管理部113は、ゲーム終了時に、ユーザ機器2からゲームスコア結果を取得してゲームスコア結果を集計し、データ提供部112を介してユーザ機器2にゲームスコア結果を提供し、又は報酬を付与する。
【0049】
ゲーム進行管理部113は、ログインしてゲームを実行しているユーザ機器2でのゲーム進行状況を管理する。
【0050】
なお、図1では、ゲームサーバ1を1つのコンピュータシステムとして図示しているが、ゲームサーバ1の機能を複数のサーバにより実行させてもよい。例えば、ウェブサーバを設けて、ユーザ管理部110における会員加入及びログイン等の機能を実行させてもよい。また、記憶デバイス12に記憶されたユーザ情報、ゲーム情報、又はゲームプログラム等をデータベース等の外部装置に格納してもよいし、それぞれのデータを管理するサーバを設けてもよい。
【0051】
(3-2)ユーザ機器
図3は、図1に示したゲームシステムSにおいて使用され得るユーザ機器2の機能構成の一例を示す図である。なお、一般的なコンピュータの機能構成及びゲームの実現に必要な公知の構成については、図示及び説明を省略する。ユーザ機器2は、制御部201と記憶デバイス24を有する。
【0052】
記憶デバイス24は、ユーザ情報記憶部240、ゲーム情報記憶部241、及びゲームプログラム記憶部242を含む。
【0053】
ユーザ情報記憶部240は、ユーザ機器2のユーザ機器情報を記憶する。ユーザ機器情報は、ユーザ機器2又はユーザ機器2を使用するユーザを特定するためのユーザ名、アカウント、又は機器ID等の情報を含む。
【0054】
ユーザ情報記憶部240は、ユーザ機器2に関連付けられるユーザに関する情報を記憶する。ユーザ情報記憶部240は、例えば、ユーザのゲーム進行状況、及びユーザに関する情報を記憶する。ユーザに関する情報は、ユーザのスコア、ユーザレベル、勝率、及びゲームプレイ履歴等のパラメータを含む。ゲームプレイ履歴は、ユーザ(又は、ユーザが所持するキャラクタ)の体力レベル(HP)、スキルレベル(SP)、攻撃力レベル、防御力レベル、所持スキル、所持アイテム、攻撃の種類、方向、及び影響範囲等の攻撃に関するパラメータを含んでもよい。
【0055】
ゲーム情報記憶部241は、ゲーム情報記憶部121と同様に、ゲームプログラムを実行する際に参照される種々のゲーム情報を記憶する。ゲーム情報は、例えば、ゲームの進行状況を示すデータ、及びゲーム空間に配置される種々のオブジェクトの位置や設定値又はゲーム空間に関する他の種々の情報等を含む。
【0056】
オブジェクトは、パズルエリアに配置される複数のパズルピースを含む。パズルエリアは、ゲーム画像においてパズルの盤面が表示される領域を指す。パズルエリアは、例えば、パズルピースが配置され得るエリアを指す。パズルエリアの形状は、矩形に限られず、後述するようにパズルピース列を構成できれば、多角形等の任意の形であってもよい。パズルピースは、マス目、又はパネルともいう。パズルピースは、ユーザが操作不可能な操作対象外ピース、及びユーザが操作可能な可変ピースを含む。操作対象外ピースは、対戦相手のキャラクタオブジェクトを含む。対戦相手のキャラクタオブジェクトは、対戦相手等により移動され得る。対戦相手のキャラクタオブジェクトは、ユーザが操作不可能なNPC(Non Player Character)のオブジェクト、又はマッチングにより選ばれた他のユーザのキャラクタオブジェクトを含む。以下の説明において、パズルピースは、単にピースともいう。
【0057】
可変ピースは、ユーザの操作に従ってパズルエリアを移動可能なピースを指す。可変ピースは、複数の異なる属性を有する。可変ピースの属性は、キャラクタの種類、及び色等を含む。可変ピースは、キャラクタオブジェクトに変化し得る。キャラクタは、人間や擬人化キャラクタ等のキャラクタに限られるものではなく、任意のキャラクタであってよい。可変ピースは、ユーザの操作に基づいて複数の可変ピースが第1の所定の条件を満たしたことに応答して、キャラクタオブジェクトに変化する。キャラクタオブジェクトは、可変ピースと同様に、ユーザの操作に従ってパズルエリアを移動可能なピースである。第1の所定の条件は、第1の所定の数の同種のピースが揃うことを含む。同種のピースは、同一の属性を有するピースを含む。キャラクタオブジェクトは、揃ったピースと同一の属性を有してもよい。第1の所定の数は、例えば、「3」等である。以下の例では、第1の所定の数は「3」であるとして説明するが、これに限られない。ピースが揃うことは、例えば、パズルエリアの何れかの方向に同種のピースが隣り合う状態を指す。パズルピースが隣り合う方向は、パズルピース列により規定される方向を含む。パズルピース列は、後述する一群のパズルピースを含む。パズルピース列に含まれる一群のパズルピースは、ユーザの操作に基づいて、連動して操作可能なパズルピースである。パズルピース列により規定される方向は、パズルピース列に沿ってパズルピースが移動可能な方向を含む。例えば、パズルピース列がパズルエリアに対し斜めに規定される場合、パズルピースが移動可能な方向は、斜め上右方向、斜め下右方向、斜め上左方向、及び斜め下左方向を含む。斜めの方向は、例えば、パズルエリアのいずれの辺とも平行ではない方向を含む。斜めの方向は、例えば、パズルエリアの一辺に対して45度の方向を含む。複数のパズルピースは、パズルピース列を構成する。以下の説明において、パズルピース列は、単にピース列ともいう。
【0058】
キャラクタオブジェクトは、通常のキャラクタオブジェクトと通常のキャラクタオブジェクトが進化した進化キャラクタオブジェクトを含む。通常のキャラクタオブジェクトは、複数の可変ピースが第1の所定の条件を満たしたことに応答して出現するキャラクタオブジェクトである。進化キャラクタオブジェクトは、ユーザの操作に基づいて複数の通常のキャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしたことに応答して出現するオブジェクトである。進化キャラクタオブジェクトは、例えば、ユーザがパワーアップのオブジェクトを獲得したことに応答して出現するオブジェクトを含む。パワーアップのオブジェクトを獲得することは、例えば、キャラクタオブジェクトをパワーアップのオブジェクトのピースに移動させることを含む。第2の所定の条件は、第2の所定の数の同種のキャラクタオブジェクトが揃うことを含む。キャラクタオブジェクトが揃うことは、例えば、パズルエリアの何れかの方向に同種のオブジェクトが隣り合う状態を指す。キャラクタオブジェクトが揃うことは、キャラクタオブジェクトに対応するパズルピースが揃うことを含む。同種のキャラクタオブジェクトは、同一の属性を有するキャラクタオブジェクトを指す。第2の所定の数は、例えば、「2」等である。以下の例では、第2の所定の数は「2」であるとして説明するが、これに限られない。進化キャラクタオブジェクトは、例えば、通常のキャラクタオブジェクトのパラメータの値が増加されたキャラクタオブジェクトを指す。パラメータは、HP、SP、攻撃力レベル、防御力レベル、所持スキル、所持アイテム、及び攻撃の種類、攻撃の影響範囲等の攻撃に関するパラメータ等を含む。
【0059】
オブジェクトは、城オブジェクトを含む。城オブジェクトは、自陣エリアに配置される自城オブジェクトを含む。城オブジェクトは、敵陣エリアに配置される敵城オブジェクトを含む。自陣エリアにおいて、自城オブジェクトが配置されるエリアは、自城オブジェクト以外のパズルピースが配置できないエリアである。なお、城オブジェクトは、城を示すオブジェクトに限られず、城オブジェクト以外のパズルピース又はパズルピース列が配置できないエリアを示すオブジェクトであればよい。なお、城オブジェクトは、ユーザにより操作可能であってもよい。城オブジェクトは、ユーザの操作により移動されてもよい。
【0060】
オブジェクトは、背景オブジェクトを含む。背景オブジェクトは、ゲームの背景を構成するオブジェクトである。背景オブジェクトは、ユーザが操作不可能な背景オブジェクトを含む。背景オブジェクトは、ユーザが操作可能な背景オブジェクトを含んでもよい。
【0061】
オブジェクトは、ゲーム進行オブジェクトを含む。ゲーム進行オブジェクトは、ゲームの進行に関連するオブジェクトである。ゲーム進行オブジェクトは、複数のパズルピースが第3の所定の条件を満たしたことに応答して、表示されるガイドオブジェクトを含む。ガイドオブジェクトは、第3の所定の条件を満たしたパズルピースを他のパズルピースと識別可能な表示態様で表示するオブジェクトである。表示態様は、明度若しくは輝度、背景色、背景パターン、フレーム色、又は点滅表示等を含む。ゲーム進行オブジェクトは、ガイドオブジェクトの他、ゲームの進行に伴い表示されるオブジェクトを含む。第3の所定の条件は、第1の所定の条件、又は第2の所定の条件が満たされる可能性が高いことを含む。条件が満たされる可能性が高いことは、例えば、次の一操作で条件が満たされる状態、すなわち「リーチ」状態を含む。
【0062】
オブジェクトは、種々のUI(User Interface)オブジェクトを含む。UIオブジェクトは、ユーザの指示を入力可能にするオブジェクトを含む。UIオブジェクトは、ユーザへ情報を示すオブジェクトを含む。
【0063】
ゲーム情報記憶部241は、オブジェクトに関連する設定値を記憶する。オブジェクトに関連する設定値は、オブジェクトがパズルピースの場合、パズルピースの属性、形状、及び色等の情報を含む。オブジェクトに関連する設定値は、オブジェクトがキャラクタの場合、キャラクタの現在位置、HP、SP、攻撃力レベル、防御力レベル、所持スキル、所持アイテム、及び攻撃の種類、方向、影響範囲等の攻撃に関するパラメータ等を含む。オブジェクトに関連する設定値は、オブジェクトが城オブジェクトの場合、位置、大きさ、形状、色、及びその他の情報を含む。オブジェクトに関連する設定値は、オブジェクトが背景オブジェクトの場合、位置、大きさ、形状、色、及びその他の情報を含む。
【0064】
ゲーム情報記憶部241は、所定の条件を記憶する。所定の条件は、第1の所定の条件、第2の所定の条件、及び第3の所定の条件を含む。所定の条件は、予め設定されてもよく、管理者等により適宜設定、又は更新されてもよい。ゲーム情報記憶部241は、少なくとも1つの陣形パターンを記憶する。ゲーム情報記憶部241は、陣形パターンに関連付けられた特定のスキルを記憶する。ゲーム情報記憶部241は、少なくとも1つのスキルカードのデータを記憶する。ゲーム情報記憶部241は、スキルカードのデータに関連付けられた所定のスキル、又は所定の効果等を記憶する。
【0065】
ゲームプログラム記憶部242は、ゲームサーバ1からダウンロードされるゲームプログラムやデータを記憶する。
【0066】
制御部201は、プロセッサ20及びメモリ21に格納されたプログラムにより実現される。制御部201は、ゲームプログラム記憶部242に記憶されたゲームプログラムを実行することにより、入力操作部210、ゲーム進行部211、及び表示制御部212として機能し得る。
【0067】
入力操作部210は、入力デバイス22に入力されたユーザの操作を取得する。入力デバイス22がキーボードの場合には、予めキーボードの各キーに操作情報が割り当てられており、入力操作部210は、ユーザにより押下されたキーに対応する操作情報を取得する。ゲーム専用の入力装置の場合は、予め入力装置に対する操作に対して操作情報が割り当てられており、入力操作部210は、ユーザによる操作に対応して操作情報を取得する。
【0068】
入力デバイス22がタッチパネルの場合、入力操作部210は、タッチパネルにおけるユーザの操作を取得する。以下では、「ユーザの操作」は、ユーザによる入力デバイス22への接触を含む操作を指すものとする。入力操作部210は、入力情報に従って種々の入力操作を判定する。入力情報は、ユーザの指等による接触位置や動き等を示す情報である。入力情報は、接触位置が移動する方向、経路、速度、又は加速度を示す情報を含んでもよい。ユーザの操作は、タッチ操作、タップ操作、フリック操作、及びスワイプ操作等の種々の種類の操作を含む。タッチ操作は、入力デバイス22において一点に接触する操作の例である。タップ操作は、入力デバイス22において一点に接触し、短時間で接触を解除する操作の例である。フリック操作は、入力デバイス22において接触した1点を短時間で時系列に移動させる操作の例である。スワイプ操作は、入力デバイス22において接触した1点をフリック操作よりも長い時間で時系列に移動させる操作の例である。ユーザの操作は、ボタン等の選択可能なUIオブジェクトの選択を伴う入力デバイス22への接触を含む。例えば、パズルゲームの場合、ユーザの操作は、パズルピースの選択、パズルピース列の選択、及びパズルピースの移動等の操作を含む。
【0069】
入力操作部210は、入力デバイス22における接触の検知に基づいて、ユーザの操作の開始を検知し得る。入力操作部210は、入力デバイス22における接触の検知から非検知への遷移に基づいて、ユーザの操作の終了を検知し得る。入力操作部210は、ユーザの操作の開始に対応する座標からユーザの操作の終了に対応する座標までの座標情報を入力デバイス22から連続的に取得する。入力操作部210は、例えば、座標情報をゲーム進行部211に送る。例えば、入力操作部210は、ユーザの操作の開始と終了を検知した位置の位置情報に基づいて、パズルピース列の選択を判定する。入力操作部210は、ユーザの操作の開始と終了を検知した位置の位置情報と操作量に基づいて、パズルピースの移動方向と移動量を判定する。
【0070】
ゲーム進行部211は、記憶デバイス24に格納されたプログラム及びゲーム情報記憶部241に格納された種々のゲーム情報に従って、ゲーム空間にオブジェクトを配置する。ゲーム進行部211は、入力操作部210により取得されたユーザの操作に従って、ゲームを進行させる処理を実行する。ゲーム進行部211は、パズルエリア表示部2110、パズルピース処理部2111、対戦処理部2112、及び陣形処理部2113を備える。
【0071】
パズルエリア表示部2110は、パズルエリアに含まれる種々のオブジェクトの表示を管理し、ユーザ機器2のゲーム画面に種々のオブジェクトを表示する。パズルエリア表示部2110がユーザ機器2のゲーム画面に種々のオブジェクトを表示することは、パズルエリア表示部2110が種々のオブジェクトの表示データを表示デバイス23に出力することを含む。パズルエリア表示部2110は、種々のオブジェクトに関連する設定値に基づいて、ユーザ機器2のゲーム画面に種々のオブジェクトを表示する。パズルエリア表示部2110は、ユーザにより操作不可能なオブジェクトを処理可能である。
【0072】
パズルエリア表示部2110は、パズルエリアを表示する。パズルエリア表示部2110は、ユーザにより操作可能なパズルピースを含むパズルエリアを表示する。パズルピースは、例えば、ゲームに設定された所定の規則に従って配置され得る。所定の規則は、数種類のパズルピースをランダムに配置することを含む。所定の規則は、複数のパズルピースをパズルエリアにグリッド状に配置することを含む。
【0073】
パズルエリアは、パズルエリアのいずれの辺とも平行ではない複数のパズルピース列を含む。パズルエリアは、パズルエリアの第1の辺に接するパズルピースと、パズルエリアの第1の辺と交わる第2の辺に接するパズルピースを含むパズルピース列を含む。なお、ここでは、第2の辺は第1の辺と交わる他の辺であるものとして説明するが、第2の辺は第1の辺と直交する辺であってもよい。つまり、第1の辺と第2の辺とで形成される角度は、0度よりも大きく、180度よりも小さければよい。パズルピースがパズルエリアの辺に接することは、パズルピースの何れかの部分がパズルエリアの辺に接することを意味する。パズルピースがパズルエリアの辺に接することは、パズルピースの頂点等の外縁がパズルエリアの辺に接することを含む。パズルピースがパズルエリアの辺に接することは、パズルピースの内側の部分がパズルエリアの辺に接することを含んでもよい。
【0074】
パズルエリアは、ユーザが操作不可能なピースを含む操作対象外エリアとユーザが操作可能なピースを含む可変エリアを含む。操作対象外エリアは、例えば、敵陣エリアである。敵陣エリアには、配置される対戦相手のキャラクタオブジェクト(以下、「敵オブジェクト」ともいう)が見えるように表示されている。ユーザは、見えている敵オブジェクトに対して攻撃可能である。可変エリアは、対戦エリアと非対戦エリアを含む。可変エリアは、ユーザの陣地を示す自陣エリアである。対戦エリアは、配置されるキャラクタオブジェクトが対戦相手に対し攻撃可能となるエリアである。非対戦エリアは、配置されるキャラクタオブジェクトが対戦相手に攻撃できない、又は敵オブジェクトによって攻撃されないエリアである。敵オブジェクトは、ユーザの対戦エリアに位置するキャラクタオブジェクトに対して攻撃できる。なお、対戦相手の敵陣エリア以外のエリアは、ユーザからは目視できない。また、ユーザは、対戦相手の敵陣エリア以外のエリアに配置されている敵オブジェクトに対して攻撃をすることができない。すなわち、対戦相手の敵陣エリアと敵陣エリア以外のエリアとの関係は、ユーザの対戦エリアと非対戦エリアとの関係に相当する。同様に対戦相手からは、ユーザの非対戦エリアが目視できず、非対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトに対しても攻撃できない。
【0075】
可変ピースの一部は、対戦エリアに配置される。複数のパズルピース列のうちの一部のパズルピース列は、対戦エリアに配置された可変ピースの一部を含まない。例えば、可変ピースは、対戦エリアに配置されるピースと、非対戦エリアに配置されるピースを含む。そのため、複数のパズルピース列は、対戦エリアに配置されるピースと、非対戦エリアに配置されるピースの両方により構成されるパズルピース列、対戦エリアに配置されるピースのみで構成されるパズルピース列、及び非対戦エリアに配置されるピースのみで構成されるパズルピース列を含む。
【0076】
対戦エリアは、パズルピース列が配置できないエリアを含む。敵陣エリアは、対戦相手の対戦エリアともいう。
【0077】
パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿って移動させる。パズルピース処理部2111は、入力操作部210と連携し、ユーザの操作の開始と終了を判定する。パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピース列の選択に関する情報を取得する。パズルピース列の選択に関する情報は、ユーザにより選択されたパズルピース列の位置情報を含む。パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピースの選択に関する情報を取得してもよい。パズルピースの選択に関する情報は、ユーザにより選択されたパズルピースの位置情報を含む。パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピースの移動に関する情報を取得する。移動に関する情報は、パズルピースが移動された方向、及び移動量を含む。パズルピース処理部2111は、パズルピース列の選択に関する情報、及びパズルピースの移動に関する情報に基づいて、パズルピースを移動させる。
【0078】
パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿ってスライドするように移動させる。パズルピース処理部2111は、パズルピースがパズルピース列の一端まで移動するとパズルピース列の他端に戻るように移動させる。すなわち、パズルピース処理部2111は、パズルピースをパズルピース列においてループするように移動させる。
【0079】
パズルピース処理部2111は、ゲーム情報記憶部241に記憶された第1の所定の条件に基づいて、複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たしたか否かを判定する。パズルピース処理部2111は、複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たしたことに応答して、複数のパズルピースのうちの少なくとも1つのパズルピースをキャラクタオブジェクトに変化させる。
【0080】
パズルピース処理部2111は、ゲーム情報記憶部241に記憶された第2の所定の条件に基づいて、キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしたか否かを判定する。パズルピース処理部2111は、キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしたことに応答して、キャラクタオブジェクトを変化させる。キャラクタオブジェクトを変化させることは、キャラクタオブジェクトを進化させることを含む。キャラクタオブジェクトを進化させることは、キャラクタオブジェクトに代えて、進化キャラクタオブジェクトを表示させることを含む。
【0081】
パズルピース処理部2111は、ゲーム情報記憶部241に記憶された第3の所定の条件に基づいて、複数のパズルピースが第3の所定の条件を満たしたか否かを判定する。パズルピース処理部2111は、複数のパズルピースが第3の所定の条件を満たしたことに応答して、パズルエリアの表示を識別可能な態様で変化させる。パズルエリアの表示を識別可能な態様で変化させることは、ガイドオブジェクトを表示させることを含む。パズルピース処理部2111は、ユーザにより操作可能なオブジェクトを処理可能である。
【0082】
対戦処理部2112は、ゲームに設定された対戦開始タイミングを判定する。対戦開始タイミングは、パズルモードから対戦モードに変更されるタイミングを指す。対戦処理部2112は、対戦開始タイミングに到達したことに基づいて、対戦を開始する。対戦処理部2112は、対戦エリアにキャラクタオブジェクトが配置されているか否かを判定する。対戦処理部2112は、対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトを、対戦相手と対戦させる。対戦させることは、攻撃を開始すること、攻撃を受けることを含む。対戦させることは、対戦エリア(敵陣エリア)に配置されたキャラクタオブジェクト(敵オブジェクト)、敵城オブジェクト、敵の陣形、又は敵陣エリアに向けて攻撃させることを含む。対戦処理部2112は、キャラクタオブジェクトが配置された位置から、キャラクタオブジェクトのパラメータに基づいて攻撃を行う。対戦処理部2112は、キャラクタオブジェクトの攻撃の影響範囲内に配置された敵オブジェクト、敵城オブジェクト、敵の陣形等に対して攻撃の影響を及ぼす。
【0083】
対戦処理部2112は、キャラクタオブジェクトの攻撃に基づいて、対戦相手のパラメータを更新する。対戦相手のパラメータは、敵オブジェクトのパラメータを含む。対戦相手のパラメータは、敵城オブジェクトのパラメータを含む。対戦相手のパラメータは、対戦相手に設定されたパラメータを含む。対戦相手のパラメータを更新することは、敵オブジェクトがダメージを受けること(HPが減少すること)、倒れること(HPがゼロになること)を含む。
【0084】
対戦処理部2112は、キャラクタオブジェクト、及び城オブジェクトの少なくとも一方が敵オブジェクトから攻撃を受けたか否かを判定する。対戦処理部2112は、敵オブジェクトからの攻撃に基づいて、キャラクタオブジェクト、及び城オブジェクトの少なくとも一方のパラメータを更新する。パラメータを更新することは、ダメージを受けること(HPが減少すること)、倒れること(HPがゼロになること)を含む。
【0085】
対戦処理部2112は、敵オブジェクトの攻撃に基づいて、キャラクタオブジェクト及び城オブジェクトの少なくとも一方のパラメータを更新する。対戦処理部2112は、キャラクタオブジェクト及び城オブジェクトの少なくとも一方のパラメータを更新することに加えて、又は代えて、ユーザに設定されたパラメータを更新してもよい。
【0086】
対戦処理部2112は、対戦相手のキャラクタオブジェクトのパラメータとキャラクタオブジェクトのパラメータに基づいて勝敗を判定する。対戦処理部2112は、キャラクタオブジェクトのパラメータを更新することに加えて、又は代えて、対戦相手又はユーザに設定されたパラメータを更新してもよい。対戦相手又はユーザに設定されたパラメータは、例えば、敵城、又は自城に設定されたパラメータを含む。
【0087】
対戦処理部2112は、敵オブジェクトのパラメータと、キャラクタオブジェクト、及び城オブジェクトの少なくとも一方のパラメータとに基づいてゲームの終了判定を行う。ゲームの終了は、自城オブジェクトのパラメータがゼロになること、敵城オブジェクトのパラメータがゼロになること、全ての敵オブジェクトが倒れること、及び所定の時間が経過すること等を含む。ユーザは、敵城オブジェクトのパラメータをゼロにすることができれば勝ちとなる。
【0088】
陣形処理部2113は、パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定する。陣形処理部2113は、キャラクタオブジェクトの陣形を指定することにより、陣形を指定してもよい。パズルピースの陣形、又はキャラクタオブジェクトの陣形は、単に陣形ともいう。陣形は、パズルエリア内で少なくとも1つのパズルピースを配置する位置、少なくとも1つのパズルピースの種類、少なくとも2つのパズルピースにより形成される形状を含む。
【0089】
少なくとも1つのパズルピースを配置する位置は、陣形の位置ともいう。陣形の位置は、例えば、「自陣エリアの最前列」、「自陣エリアの右から1列目」、「自城の前後」等を含む。
少なくとも1つのパズルピースの種類は、陣形ピースの種類ともいう。陣形ピースの種類は、パズルピースの属性であってもよい。陣形ピースの種類は、キャラクタオブジェクトの種類であってもよい。陣形ピースの種類は、キャラクタオブジェクトのレベルであってもよい。キャラクタオブジェクトのレベルは、例えば、HP、SP、攻撃力レベル、防御力レベル等により異なるレベルである。陣形ピースの種類は、例えば、「ピースA」、「ピースB」、「キャラクタA」、「キャラクタB」、「レベル1のキャラクタ」、「同レベルのキャラクタ」等を含む。
少なくとも1つのパズルピースにより構成される形状は、陣形の形状ともいう。陣形の形状は、例えば、陣形の外枠、又は陣形の型であってもよい。陣形の形状は、例えば、「縦方向」、「パズルピース3つ分」、「縦方向に並んだパズルピース3つ分」、「十字の形」等を含む。「十字の形」は、あるパズルピースを中心とした縦方向と横方向のパズルピースの組合せを示す。陣形の形状は、隣接する複数のパズルピースにより形成される形状でもよいし、隣接しない複数のパズルピースにより形成される形状でもよい。
【0090】
陣形は、陣形の位置、陣形ピースの種類、陣形の形状のうち少なくとも1つにより規定される。陣形は、陣形の位置、陣形ピースの種類、陣形の形状のうち任意の組合せにより規定されてもよい。
【0091】
陣形処理部2113は、陣形の位置と陣形ピースの種類を組み合わせた陣形を指定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、「自陣の最前列にパズルピースAを3つ配置」、「自城を囲む位置にキャラクタAを2つ配置」等を陣形として指定してもよい。
【0092】
陣形処理部2113は、陣形の位置と陣形の形状を組み合わせた陣形を指定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、「自陣の最前列を起点とした十字の形状」等を陣形として指定してもよい。
【0093】
陣形処理部2113は、陣形ピースの種類と陣形の形状を組み合わせた陣形を指定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、「縦方向に並んだパズルピース3つ分の何れかのパズルピースにキャラクタAを配置」、「縦方向に並んだパズルピース3つ分のすべてにキャラクタAを配置」等を陣形として指定してもよい。
【0094】
陣形処理部2113は、陣形の位置、陣形ピースの種類、及び陣形の形状を組み合わせた陣形を指定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、「自陣の最前列で横方向に並んだパズルピース3つ分の何れかのパズルピースにキャラクタAを配置」、「自陣の最前列を起点とした十字の形状に並んだパズルピースの何れかにキャラクタAを配置」等を陣形として指定してもよい。
【0095】
陣形処理部2113は、陣形ピースの種類により陣形を指定する場合、陣形ピースの種類のみを指定してもよいし、陣形ピースの種類と配置する位置を指定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、指定された種類のパズルピースをパズルエリア内で配置する位置を指定することにより、陣形を指定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、「ピースAを最前列に配置」等を陣形として指定してもよい。陣形処理部2113は、指定された種類のパズルピースを指定された陣形内で配置する位置を指定することにより、陣形を指定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、「ピースAを縦方向の3つパズルピースの真ん中に配置」等を陣形として指定してもよい。
【0096】
陣形処理部2113は、陣形の位置、陣形の形状、及び陣形ピースの種類のうち少なくとも1つをパズルエリア内に認識可能な態様で表示してもよい。陣形処理部2113は、陣形の位置、陣形の形状、及び陣形ピースの種類のうち少なくとも1つをパズルエリア内の任意の位置に認識可能な態様で表示してもよい。
【0097】
陣形処理部2113が、陣形の位置をパズルエリア内に認識可能な態様で表示する場合について説明する。陣形処理部2113は、パズルエリア内の陣形を形成する所定のパズルピースを認識可能な態様で表示することにより、陣形の位置を指定してもよい。例えば、「自陣エリアの最前列」を陣形として指定する場合、陣形処理部2113は、自陣エリアの最前列のパズルピースを赤枠で囲んでもよい。認識可能な態様で表示することは、例えば、パズルピースの色、明度若しくは輝度、背景パターン、フレーム色、又は点滅表示等により他のパズルピースと認識可能に表示することを含む。
陣形処理部2113が、陣形の形状をパズルエリア内に認識可能な態様で表示する場合について説明する。陣形処理部2113は、パズルエリア内の陣形を形成する所定のパズルピースを認識可能な態様で表示することにより、陣形の形状を指定してもよい。例えば、「縦方向に並んだパズルピース3つ分」を陣形として指定する場合、陣形処理部2113は、縦方向に並んだパズルピース3つ分を赤枠で囲んでもよい。
【0098】
陣形処理部2113は、陣形ピースの種類をパズルエリア内に認識可能な態様で表示してもよい。例えば、「キャラクタA」を陣形として指定する場合、陣形処理部2113は、「キャラクタA」を示すテキスト情報、記号、アイコン等をパズルエリア内の所定のピースに合成又は重畳して表示してもよい。
【0099】
陣形処理部2113は、指定する陣形をテキスト情報で表示してもよい。陣形処理部2113は、指定する陣形をポップアップ通知等により表示してもよい。陣形は、複数の陣形パターンのデータとして予め記憶デバイス24に記憶されていてもよい。
【0100】
陣形処理部2113は、任意のタイミングで陣形を指定してもよい。陣形処理部2113は、ゲームに設定されたタイミングで陣形を指定してもよい。陣形処理部2113は、例えば、ゲーム開始時、ゲーム開始から所定時間経過後、第1の所定の条件を満たした時等のタイミングで陣形を指定してもよい。陣形処理部2113は、ユーザのスコア等のユーザに関する情報に基づいて陣形を指定するタイミングを設定してもよい。
【0101】
陣形処理部2113は、ユーザの操作に基づいて、指定した陣形が形成されたか否かを判定する。陣形処理部2113は、例えば、各陣形パターンについて、陣形を形成するパズルピースの位置情報に基づいて陣形が形成されたか否かを判定してもよい。陣形処理部2113は、例えば、各陣形パターンについて、中心となるパズルピースの位置を示す座標からの他のパズルピースの位置、及び方向に基づいて、陣形が形成されたか否かを判定してもよい。陣形処理部2113は、例えば、各陣形パターンの形状が自陣エリア内に形成されたか否かに基づいて、陣形が形成されたか否かを判定してもよい。なお、陣形処理部2113は、公知の技術により陣形が形成されたか否かを判定してもよい。
【0102】
陣形処理部2113は、指定した陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とする。特定のスキルを発動可能にすることは、特定のスキルが付与されること、特定のスキルを使用可能にすること等を含む。特定のスキルは、例えば、攻撃力、スピード等のパラメータ、及び必殺技等の特殊な攻撃を含む。特定のスキルを発動可能にすることは、攻撃力等のパラメータをアップすること、必殺技等の所定の攻撃を可能とすることを含む。特定のスキルは、指定した陣形に基づく異なるスキルであってもよい。特定のスキルは、ユーザのスコア等のユーザに関する情報に基づく異なるスキルであってもよい。特定のスキルは、ゲームに予め設定されたスキルであってもよい。特定のスキルのデータは、陣形と関連付けて記憶デバイス24に記憶されてもよい。
【0103】
特定のスキルは、所定のキャラクタを召喚することを含んでもよい。所定のキャラクタは、例えば、所定の条件を満たす場合に出現可能なキャラクタを含む。所定のキャラクタは、スキルカードを使用することにより出現可能な召喚獣等の強力な攻撃力を持つキャラクタを含む。スキルカードは、ユーザが使用可能な所定のスキルを示すカードである。スキルカードは、例えば、所定の攻撃を示すカードである。スキルカードは、召喚獣を召喚可能な召喚カード、特殊な攻撃を発動可能な攻撃カード等を含む。ユーザは、ゲーム開始時等にスキルカードを選択し、選択したスキルカードを使用する。ユーザは、ゲームプレイ中にスキルカードをタッチ入力等により選択することで、スキルカードに応じた所定のスキルを使用することができる。スキルカードのデータは、所定のスキルと関連付けて記憶デバイス24に記憶されてもよい。
【0104】
陣形処理部2113は、ユーザの操作により形成された陣形が、対戦相手のキャラクタオブジェクトから攻撃により崩されたか否かを判定する。陣形処理部2113は、対戦相手のキャラクタオブジェクトにより陣形内のキャラクタオブジェクトが攻撃された場合、陣形が崩れたことを判定してもよい。陣形処理部2113により陣形が崩れたと判定された場合、陣形処理部2113は、陣形の形成に基づいて発動可能となった特定のスキルを解除する。特定のスキルを解除することは、特定のスキルを無効にすること、特定のスキルを発動不可能とすることを含む。陣形処理部2113は、陣形が崩れた場合、再度、陣形を指定してもよい。
【0105】
表示制御部212は、ゲーム空間のうち表示デバイス23に表示可能な部分を、ゲーム画面として表示するための制御を行う。
【0106】
(4)ゲーム進行の概要
図4は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるゲーム画像の一例を示す図である。
表示デバイス23は、ゲームの進行中に画像Im1を表示する。画像Im1は、パズルエリアを示す。画像Im1は、敵城オブジェクトOba、自城オブジェクトObb、及び、複数のパズルピースを含む。パズルエリアは、非対戦エリアAr1、対戦エリアAr2、及び敵陣エリアAr3を含む。非対戦エリアAr1、対戦エリアAr2、及び敵陣エリアAr3の形状は、図4に示すような形状に限られず、任意の形状であってよい。
【0107】
敵城オブジェクトOba、及び自城オブジェクトObbは、ゲームに設定された位置に表示される。敵城オブジェクトOba、及び自城オブジェクトObbは、ユーザにより操作不可能なオブジェクトである。
【0108】
複数のパズルピースの各々は、異なる属性を有する。図4の例では、複数のパズルピースは、A~Dの異なる属性のうち、いずれかの属性を有する。属性A~Dの各々は、例えば、異なるキャラクタを示す。
【0109】
パズルエリアは、パズルエリアのいずれの辺とも平行ではない複数のパズルピース列を含む。パズルピース列は、一群のパズルピースを含む。パズルピース列は、例えば、L1に示すような複数のパズルピースを含む列である。L1は、図4において太線で囲まれたパズルピース列を示す。L1は、画像Im1の左下から右上方向に延びる列である。この例では、パズルエリアは、パズルエリアのいずれの辺とも平行ではない複数のパズルピース列を含むため、対戦エリアAr2に到達しないパズルピース列を実現することができる。換言すると、パズルピース列中のいずれのパズルピースも対戦エリア内に位置しないようなパズルピース列を実現することができる。例えば、L1はC1~B1まで全てのパズルピースが対戦エリア内に位置しない。そのため、ユーザは、対戦エリアAr2に到達しないパズルピース列において、対戦エリアに配置されているキャラクタオブジェクトを移動することなく、キャラクタオブジェクトを生成することができる。すなわち、ユーザは、キャラクタオブジェクトを生成するにあたり、対戦エリアに位置するキャラクタオブジェクトを意図せずに、又はパズル配置の制限上仕方なく対戦エリアから離脱させることなく、非対戦エリアにおいてキャラクタオブジェクトを生成することができる。また、ユーザは、対戦相手から確認できない非対戦エリア内だけでキャラクタオブジェクトの生成を完結することができるため、手の内を見せることなく戦略性のあるゲーム展開を構築することができる。対戦エリアAr2に到達しないパズルピース列においては、ユーザは、対戦エリアに配置されているキャラクタオブジェクトを移動することなく、キャラクタオブジェクトを生成することができる。
【0110】
複数のパズルピース列は、パズルエリアの第1の辺に接するパズルピースと、パズルエリアの第1の辺と交わる第2の辺に接するパズルピースを含むパズルピース列を含む。例えば、L1は、パズルエリアの下辺に接するパズルピース「C1」とパズルエリアの下辺と交わる右辺に接するパズルピース「B1」を含む。この例では、第1の辺は下辺であり、第2の辺は右辺であるが、これに限られない。複数のパズルピース列は、パズルエリアの一辺に接するパズルピースと、当該一辺と交わる他の辺に接するパズルピースを含むパズルピース列を少なくとも1つ含めばよい。例えば、パズルエリアの一辺に接するパズルピースと、当該一辺に交わる他の辺に接するパズルピースを含むパズルピース列は、対戦エリアに配置されるピースを含むパズルピース列と、対戦エリアに配置されるピースを含まないパズルピース列を含む。そのため、このようなパズルピース列の配列では、対戦エリアに配置されるピースを含まないパズルピース列を実現することができる。対戦エリアに配置されるピースを含まないパズルピース列においては、対戦エリアに配置されているキャラクタオブジェクトを移動することなく、キャラクタオブジェクトを生成することができる。このように、図4に示すようなパズルピース配列により、ユーザは、対戦エリアに位置するキャラクタオブジェクトを離脱させることなく、非対戦エリアにおいてキャラクタオブジェクトを生成することができるため、戦略性のあるゲーム展開を構築することができる。
【0111】
複数のパズルピース列のうちの一部のパズルピース列は、対戦エリアに配置されたパズルピースを含まない。図4において、L1は、対戦エリアに配置されたパズルピースを含まないパズルピース列の一例である。L2は、対戦エリアに配置されたパズルピースを含むパズルピース列の一例である。なお、パズルピース列は、敵城オブジェクトObaが配置されるエリアには配置されない。
【0112】
パズルピース列は、ユーザの操作に基づいて、連動して操作可能な一群のパズルピースを含む。一群のパズルピースは、パズルピース列に含まれる隣り合う複数のパズルピースを指す。例えば、L1では、ユーザの操作に基づいて、「C1」から「B1」までの隣り合う一群のパズルピースが連動して移動可能である。一群のパズルピースは、パズルピース列に沿ってスライドするように移動可能である。一群のパズルピースは、パズルピース列の一端まで移動するとパズルピース列の他端に戻る。例えば、L1では、ユーザの操作に基づいて、パズルピースが1ピース分移動されると、左下から右上に向かって並んだ一群のパズルピース「C1、C2、A1、C3、D1、D2、B1」は、左下から右上に向かって「B1、C1、C2、A1、C3、D1、D2」と並ぶように移動する。一群のパズルピースは、パズルピース列においてループするように移動する。対戦エリアに配置されたパズルピースを含むパズルピース列は、対戦エリアに配置されたパズルピースを含まないパズルピース列と同様に、パズルピース列においてループするように移動する一群のパズルピースを含む。なお、パズルピースの各々は、少なくとも1つのパズルピース列に含まれる。例えば、パズルピース「C2」は、パズルピース列「L1」及びパズルピース列「L11」に含まれる。列L11は、図4において太い点線で囲まれた列であり、画像Im1の右下から左上方向に延びる列である。
【0113】
ユーザは、非対戦エリアAr1、及び対戦エリアAr2を含む可変エリアに位置するパズルピースを移動させる。ユーザは、パズルピースを移動させて、所定の数の同一の属性を持つパズルピースを揃えることができる。
【0114】
ユーザは、所定の数の同一の属性を持つパズルピースを揃えることで、キャラクタオブジェクトを召喚させる。パズルピース処理部2111は、隣り合う所定の数のパズルピースをキャラクタオブジェクトに変更する。ユーザは、所定の数のキャラクタオブジェクトを揃えることで、キャラクタオブジェクトを進化させる。パズルピース処理部2111は、隣り合う所定の数のキャラクタオブジェクトを進化キャラクタオブジェクトに変更する。例えば、ユーザの操作により、同一の属性を有するパズルピースが3つ揃うと当該属性が示すキャラクタオブジェクトが出現するものとする。この場合、例えば、ユーザの操作によりパズルピース列L1が画像Im1の右上方向に1ピース分移動されると、属性Aを有するパズルピース(A, A1, A)が3つ揃い、属性Aが示すキャラクタオブジェクトがL1上に出現する。なお、揃えられた3つのパズルピースのうち、L1上のパズルピースは、キャラクタオブジェクトに変化され、他の2つのパズルピースは、任意のパズルピースに置き換えられてもよい。
【0115】
ユーザは、対戦エリアに配置されたパズルピースを含まないパズルピース列において、対戦エリアに配置されているキャラクタオブジェクトを移動することなく、キャラクタオブジェクトを生成することができる。そのため、ユーザは、対戦エリアに位置するキャラクタオブジェクトを離脱させることなく、非対戦エリアにおいてキャラクタオブジェクトを生成することができる。ユーザは、対戦相手から確認できない非対戦エリア内だけでキャラクタオブジェクトの生成を完結することができるため、手の内を見せることなく戦略性のあるゲーム展開を構築することができる。また、ユーザは、対戦エリアに配置されたパズルピースを含まないパズルピース列を操作することにより、対戦エリアに位置するキャラクタオブジェクトが非対戦エリアに移動することを回避することができる。ユーザは、非対戦エリアにおいて召喚させたキャラクタオブジェクトを、当該キャラクタオブジェクトを含むパズルピース列で、対戦エリアに配置されたパズルピースを含むパズルピース列を移動することにより、当該キャラクタオブジェクトを対戦エリアに移動させることができる。
【0116】
対戦開始タイミングに到達すると、対戦エリアに位置するキャラクタオブジェクトは、敵陣エリアに向けて攻撃を開始する。同時に、敵陣エリアに位置する対戦相手のキャラクタオブジェクトは、対戦エリアに向けて攻撃を開始する。対戦処理部2112は、対戦エリアに位置するキャラクタオブジェクトと敵陣エリアに位置する対戦相手のキャラクタオブジェクトとの互いの攻撃に基づいてゲームの勝敗を判定する。
【0117】
(5)ゲーム進行の例
図5は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器2に表示されるピース列の動きを示す画像の一例を示す図である。
図5は、ユーザの操作に基づくパズルピース列の動きを示す。
【0118】
図5の左図は、ユーザの操作がなされる前のゲーム画像Im2を示す。図5の右図は、ユーザの操作がなされた後のゲーム画像Im3を示す。表示デバイス23は、ゲームの進行中に画像Im2を表示する。画像Im2及び画像Im3は、パズルエリアを示す。画像Im2及び画像Im3は、画像Im1と同様に、敵城オブジェクト、自城オブジェクト、及び複数のパズルピースを含む。画像Im2は、パズルピース列L3の一端に位置するキャラクタオブジェクトOb2aを含む。キャラクタオブジェクトOb2aは、対戦エリアAr2に位置する。画像Im3は、パズルピース列L3の他端に位置するキャラクタオブジェクトOb2aを含む。キャラクタオブジェクトOb2aは、非対戦エリアAr1に位置する。
【0119】
ユーザは、画像Im2に示すパズルピースOb1aをパズルピース列L3に沿って、矢印の方向に1ピース分移動するものとする。この場合、画像Im3において、キャラクタオブジェクトOb2aは、ユーザの操作に基づいて、パズルピース列L3の他端に移動する。この例では、ユーザがパズルピース列L3のパズルピースを矢印の方向に移動すると、対戦エリアAr2に位置していたキャラクタオブジェクトは非対戦エリアAr1に移動する。なお、ユーザにより矢印と対向する方向にパズルピースが移動された場合、上述の場合と同様に、一群のパズルピースは、パズルピース列L3に沿って矢印と対向する方向にループするように移動する。
【0120】
パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピースOb1aが選択されたと判定する。パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピースOb1aをパズルピース列L3に沿って1ピース分、矢印の方向に移動させる。パズルピース処理部2111は、パズルピース列L3に含まれる他のピースもパズルピースOb1aの動きに連動してパズルピース列L3に沿って1ピース分、矢印の方向に移動させる。なお、パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピース列L3が選択されたと判定してもよい。パズルピース処理部2111は、入力操作部210と連携して、入力情報が示す接触位置と接触位置が移動する方向に基づいて、パズルピース列L3が選択されたと判定してもよい。パズルピース処理部2111は、入力操作部210と連携して、入力情報が示す移動方向と移動量に基づいて、パズルピースの移動方向と移動量を判定してもよい。
【0121】
図6は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器2に表示されるパズルピースの変化を示す画像の一例を示す図である。
図6は、ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが表示される例を示す。
【0122】
図6の左図は、ユーザの操作がなされる前のゲーム画像Im4を示す。図6の右図は、ユーザの操作がなされた後のゲーム画像Im5を示す。表示デバイス23は、ゲームの進行中に画像Im4を表示する。画像Im4及び画像Im5は、パズルエリアを示す。画像Im4及び画像Im5は、画像Im1と同様に、敵城オブジェクト、自城オブジェクト、及び複数のパズルピースを含む。画像Im4及び画像Im5は、パズルピース列L3の一端に位置するキャラクタオブジェクトOb2aを含む。キャラクタオブジェクトOb2aは、対戦エリアAr2に位置する。
【0123】
画像Im4は、パズルピースOb1b、パズルピースOb1c、及びパズルピースOb1dを含む。パズルピースOb1b、パズルピースOb1c、及びパズルピースOb1dは、同一の属性を有するパズルピースであるとする。画像Im5は、非対戦エリアAr1に位置するキャラクタオブジェクトOb2bを含む。
【0124】
ユーザは、画像Im4に示すパズルピースOb1bをパズルピース列L4に沿って、矢印の方向に1ピース分移動するものとする。この場合、同一の属性を有するパズルピースが3つ揃うため、パズルピースOb1b、パズルピースOb1c、及びパズルピースOb1dは、第1の所定の条件を満たす。
【0125】
画像Im5において、パズルピースOb1b、パズルピースOb1c、及びパズルピースOb1dのうち、ユーザにより選択されたパズルピース列L4に位置するパズルピースOb1bは、キャラクタオブジェクトOb2bに変化する。パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピースOb1bをキャラクタオブジェクトOb2bに変化させる。パズルピース処理部2111は、パズルピースOb1b以外のパズルピースOb1c、及びパズルピースOb1dを除去し、他の任意のパズルピースをパズルピースOb1c、及びパズルピースOb1dの代わりに表示させてもよい。なお、パズルピース処理部2111は、第1の所定の条件を満たすパズルピースのうち、任意のパズルピースをキャラクタオブジェクトに変化させてもよい。例えば、パズルピース処理部2111は、第1の所定の条件を満たすパズルピースのうち、真ん中に位置するパズルピースをキャラクタオブジェクトに変化させてもよい。
【0126】
画像Im5において、ユーザは、キャラクタオブジェクトOb2bが位置するパズルピース列L5を矢印の方向に移動させることにより、キャラクタオブジェクトOb2bを対戦エリアAr2に移動することができる。この例では、ユーザは、非対戦エリアにおいてキャラクタオブジェクトを召喚させ、召喚させたキャラクタオブジェクトを対戦エリアに移動させることができる。パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトOb2bを対戦エリアに配置させる。対戦処理部2112は、対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトOb2bを対戦相手と対戦させる。
【0127】
図7は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器2に表示されるパズルピースの変化を示す画像の別の例を示す図である。
図7は、ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトを進化させる例を示す。
【0128】
図7の左図は、ユーザの操作がなされる前のゲーム画像Im6を示す。図7の右図は、ユーザの操作がなされた後のゲーム画像Im7を示す。表示デバイス23は、ゲームの進行中に画像Im6を表示する。画像Im6及び画像Im7は、パズルエリアを示す。画像Im6及び画像Im7は、画像Im1と同様に、敵城オブジェクト、自城オブジェクト、及び、複数のパズルピースを含む。画像Im6は、パズルピースOb1e、キャラクタオブジェクトOb2c、及びキャラクタオブジェクトOb2dを含む。キャラクタオブジェクトOb2cとキャラクタオブジェクトOb2dは、非対戦エリアAr1に位置する。キャラクタオブジェクトOb2cとキャラクタオブジェクトOb2dは同一の属性を有するキャラクタオブジェクトであるとする。
【0129】
ユーザは、画像Im6に示すパズルピースOb1eをパズルピース列L6に沿って、矢印の方向に1ピース分移動するものとする。この場合、同一の属性を有するキャラクタオブジェクトが2つ揃うため、キャラクタオブジェクトOb2cは、第2の所定の条件を満たす。
【0130】
画像Im7において、キャラクタオブジェクトOb2cとキャラクタオブジェクトOb2dのうち、ユーザにより選択されたパズルピース列L6に位置するキャラクタオブジェクトOb2cは、進化キャラクタオブジェクトOb2eに変化する。パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトOb2cを進化キャラクタオブジェクトOb2eに変化させる。パズルピース処理部2111は、キャラクタオブジェクトOb2c以外のキャラクタオブジェクトOb2dを除去し、他の任意のパズルピースをキャラクタオブジェクトOb2dの代わりに表示させてもよい。なお、パズルピース処理部2111は、第2の所定の条件を満たすキャラクタオブジェクトのうち、任意のキャラクタオブジェクトを進化キャラクタオブジェクトに変化させてもよい。
【0131】
図8は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器2に表示される陣形指定を示す画像の一例を示す図である。
図8は、陣形処理部2113により、陣形の位置が指定される例を示す。図8の例では、陣形処理部2113により、「自陣エリアの最前列」が陣形として指定されることを想定する。
【0132】
図8は、陣形指定が行われた場合のゲーム画像Im8を示す。表示デバイス23は、ゲームの進行中に画像Im8を表示する。画像Im8は、パズルエリアを示す。画像Im8は、画像Im1と同様に、敵城オブジェクト、自城オブジェクト、及び、複数のパズルピースを含む。画像Im8は、陣形指定オブジェクトJ1を含む。
【0133】
陣形指定オブジェクトJ1は、陣形を認識可能に表示するオブジェクトである。図8では、陣形指定オブジェクトJ1は、自陣エリアの最前列のパズルピースを他のパズルピースと認識可能に表示する。例えば、陣形指定オブジェクトJ1は、自陣エリアの最前列のパズルピースの外枠を赤色で囲むように表示する。図8では、陣形指定オブジェクトJ1は、パズルピースを囲む太枠である。
【0134】
ユーザは、陣形指定オブジェクトJ1に基づいて、自陣エリアの最前列のパズルピースに所定のパズルピースを配置する。例えば、陣形処理部2113により、「自陣エリアの最前列」に「ピースAを2つ」配置する陣形が指定された場合、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ1により示される「自陣エリアの最前列」に「ピースA」を2つ配置するようにパズルピースを移動する。例えば、陣形処理部2113により、「自陣エリアの最前列」に「キャラクタBを2つ」配置する陣形が指定された場合、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ1により示される「自陣エリアの最前列」に「キャラクタB」を2つ配置するようにパズルピースを移動する。例えば、陣形処理部2113により、「自陣エリアの最前列」に「キャラクタBを右端から2つ並べて」配置する陣形が指定された場合、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ1により示される「自陣エリアの最前列」に「キャラクタB」を右端のピースと右端のピースに隣接するピースに配置するようにパズルピースを移動する。
【0135】
陣形処理部2113は、「自陣エリアの最前列」に任意のパズルピース、又はキャラクタオブジェクトを配置する陣形を指定してもよい。陣形処理部2113により任意のキャラクタオブジェクトを「自陣エリアの最前列」に配置する陣形が指定された場合、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ1により示される「自陣エリアの最前列」の任意のパズルピースに任意のキャラクタオブジェクトを配置するようにパズルピースを移動する。陣形処理部2113は、「自陣エリアの最前列」の所定の位置に任意のパズルピース、又はキャラクタオブジェクトを配置する陣形を指定してもよい。陣形処理部2113により任意のキャラクタオブジェクトを「自陣エリアの最前列」の「真ん中のパズルピース」に配置する陣形が指定された場合、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ1により示される「自陣エリアの最前列」の真ん中に位置するパズルピースに任意のキャラクタオブジェクトを配置するようにパズルピースを移動する。
【0136】
この例によれば、陣形処理部2113は、陣形を陣形の位置により指定することができる。陣形処理部2113は、例えば、任意のキャラクタオブジェクトを特定の位置に配置するよう指定することができる。ユーザは、パズルピースを移動して、キャラクタオブジェクトを召喚し、召喚したキャラクタオブジェクトを指定された位置に配置することで、陣形を形成することができる。ユーザは、形成した陣形に応じて、特定のスキルが発動可能となる。
【0137】
陣形処理部2113は、陣形を陣形の位置と陣形ピースの種類により指定することができる。例えば、陣形処理部2113は、特定のキャラクタオブジェクトを特定の位置に配置するよう指定することができる。ユーザは、パズルピースを移動して、特定のキャラクタオブジェクトを召喚し、召喚した特定のキャラクタオブジェクトを指定された位置に配置することで、陣形を形成することができる。ユーザは、形成した陣形に応じて、特定のスキルが発動可能となる。この場合、ユーザは、特定のキャラクタオブジェクトを特定の位置に配置することにより陣形が形成されるため、難易度の高い陣形形成に挑戦することができる。
【0138】
また、陣形処理部2113は、陣形の位置をパズルエリア内に認識可能な態様で表示することにより陣形を指定することができる。そのため、ユーザは、指定された陣形を視覚的に容易に認識することができる。また、ゲームプログラムは、ユーザの他の操作の妨げにならないよう陣形を指定することができる。
【0139】
図9は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器2に表示される陣形指定を示す画像の別の例を示す図である。
図9は、陣形処理部2113により、陣形ピースの種類が指定される例を示す。図9の例では、陣形処理部2113により、パズルエリア内の所定の位置に「ピースD」を配置する陣形が指定されることを想定する。
【0140】
図9は、陣形指定が行われた場合のゲーム画像Im9を示す。表示デバイス23は、ゲームの進行中に画像Im9を表示する。画像Im9は、パズルエリアを示す。画像Im9は、画像Im1と同様に、敵城オブジェクト、自城オブジェクト、及び、複数のパズルピースを含む。画像Im9は、陣形指定オブジェクトJ2を含む。
【0141】
陣形指定オブジェクトJ2は、陣形を認識可能に表示するオブジェクトである。図9では、陣形指定オブジェクトJ2は、「ピースD」を配置するパズルピースを他のパズルピースと認識可能に表示する。例えば、陣形指定オブジェクトJ2は、「ピースD」を配置するパズルピースの外枠を赤色で囲むように表示してもよい。図9では、陣形指定オブジェクトJ2は、パズルピースを囲む太枠である。「ピースD」を配置するパズルピースは、「ピースD」を配置するパズルピースを含む複数のパズルピース群であってもよい。陣形指定オブジェクトJ2は、太枠で囲まれたパズルピース群に「ピースD」を示す「D」を他のパズルピースと認識可能に表示する。陣形指定オブジェクトJ2は、太枠で囲まれたパズルピース群のうちの少なくとも1つのパズルピースに「D」を示すテキスト、記号、アイコン等を合成又は重畳して表示してもよい。図9の例では、太枠で囲まれたパズルピース群の真ん中のピースに「D」を示すテキストが合成又は重畳して表示される。ユーザは、陣形指定オブジェクトJ2に示されるパズルピース群のうちの少なくとも1つのパズルピースに「ピースD」を配置するようにパズルピースを移動する。
【0142】
陣形処理部2113は、指定された種類のパズルピースを陣形内の指定された位置に配置する陣形を指定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、陣形指定オブジェクトJ2に示されるパズルピース群のうちの指定されたピースに「ピースD」を配置する陣形を指定してもよい。陣形指定オブジェクトJ2は、指定された種類のパズルピースを陣形内の指定された位置に配置する陣形を認識可能に表示してもよい。例えば、陣形指定オブジェクトJ2は、「ピースD」を陣形内の「D」が表示された位置に配置することを示す。ユーザは、陣形指定オブジェクトJ2に基づいて、「ピースD」をパズルエリア内の指定された位置に配置する。図9の例では、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ2により示されるパズルピース群のうちの「D」が表示された位置に「ピースD」を配置するようにパズルピースを移動する。
【0143】
この例によれば、陣形処理部2113は、陣形ピースの種類により指定することができる。陣形処理部2113は、例えば、陣形ピースの種類と陣形の位置を指定することで、特定のキャラクタオブジェクトを特定の位置に配置するような陣形を指定することができる。ユーザは、パズルピースを移動して、特定のキャラクタオブジェクトを召喚し、召喚したキャラクタオブジェクトを指定された位置に配置することで、陣形を形成することができる。ユーザは、形成した陣形に応じて、特定のスキルが発動可能となる。
【0144】
陣形処理部2113は、陣形を陣形ピースの種類と陣形の形状により指定することができる。例えば、陣形処理部2113は、特定のキャラクタオブジェクトを特定の形状に配置するよう指定することができる。ユーザは、パズルピースを移動して、特定のキャラクタオブジェクトを召喚し、召喚した特定のキャラクタオブジェクトを指定された形状に配置することで、陣形を形成することができる。ユーザは、形成した陣形に応じて、特定のスキルが発動可能となる。この場合、ユーザは、特定のキャラクタオブジェクトを特定の形状に配置することにより陣形が形成されるため、難易度の高い陣形形成に挑戦することができる。また、陣形処理部2113は、特定のキャラクタオブジェクトを特定の形状の特定の位置に配置するよう指定することができる。この場合、ユーザは、特定のキャラクタオブジェクトを特定の形状の特定の位置に配置することにより陣形が形成されるため、より難易度の高い陣形形成に挑戦することができる。
【0145】
図10は、第1の実施形態に係るゲームプログラムによって実現されるユーザ機器2に表示される陣形指定を示す画像のさらに別の例を示す図である。
図10は、陣形処理部2113により、陣形ピースの形状が指定される例を示す。図8の例では、陣形処理部2113により、パズルエリア内に複数のパズルピースを組み合わせた形状を配置する陣形が指定されることを想定する。
【0146】
図10は、陣形指定が行われた場合のゲーム画像Im10を示す。表示デバイス23は、ゲームの進行中に画像Im10を表示する。画像Im10は、パズルエリアを示す。画像Im10は、画像Im1と同様に、敵城オブジェクト、自城オブジェクト、及び、複数のパズルピースを含む。画像Im10は、陣形指定オブジェクトJ3を含む。図10では、陣形指定オブジェクトJ3に示される形状が陣形として指定されることを想定する。
【0147】
陣形指定オブジェクトJ3は、陣形を認識可能に表示するオブジェクトである。図10では、陣形指定オブジェクトJ3は、パズルピースにより形成される形状を他のパズルピースと認識可能に表示する。例えば、陣形指定オブジェクトJ3は、指定される形状を構成するパズルピースの外枠を赤色で囲むように表示してもよい。図10では、陣形指定オブジェクトJ3は、パズルピースを囲む太枠である。指定される形状を構成するパズルピースは、少なくとも1つのパズルピースを含み、複数のパズルピース群であってもよい。陣形指定オブジェクトJ3は、太枠で囲まれたパズルピース群を他のパズルピースと認識可能に表示する。
【0148】
陣形処理部2113は、指定される形状に任意のパズルピース、又はキャラクタオブジェクトを配置する陣形を指定してもよい。陣形処理部2113により任意のキャラクタオブジェクトを指定される形状に配置する陣形が指定された場合、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ3により示される陣形の形状を構成する任意のパズルピースに任意のキャラクタオブジェクトを配置するようにパズルピースを移動する。陣形処理部2113は、指定される形状の所定の位置に任意のパズルピース、又はキャラクタオブジェクトを配置する陣形を指定してもよい。陣形処理部2113により任意のキャラクタオブジェクトを指定される形状の右端のパズルピースに配置する陣形が指定された場合、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ3により示される陣形の形状の右端に位置するパズルピースに任意のキャラクタオブジェクトを配置するようにパズルピースを移動する。陣形処理部2113は、指定される形状の所定の位置に所定のパズルピース、又はキャラクタオブジェクトを配置する陣形を指定してもよい。陣形処理部2113により所定のキャラクタオブジェクトを指定される形状の右端のパズルピースに配置する陣形が指定された場合、ユーザは、陣形指定オブジェクトJ3により示される陣形の形状の右端に位置するパズルピースに所定のキャラクタオブジェクトを配置するようにパズルピースを移動する。
【0149】
陣形処理部2113は、指定される形状の所定の位置に所定のパズルピース、又はキャラクタオブジェクトを配置する陣形を指定してもよい。陣形処理部2113により所定のキャラクタオブジェクトを指定される形状を構成するパズルピースのそれぞれに配置する陣形が指定された場合について説明する。例えば、陣形処理部2113は、陣形指定オブジェクトJ3により示される陣形の形状を構成する各パズルピースについて、所定のキャラクタオブジェクトを配置するような陣形を指定する。ユーザは、陣形指定オブジェクトJ3により示される陣形の形状を構成する各パズルピースに指定されたキャラクタオブジェクトを配置するようにパズルピースを移動する。この場合、陣形処理部2113は、キャラクタオブジェクトを陣形指定オブジェクトJ2に示されるように、パズルピースにキャラクタオブジェクトの種類を示すテキスト、記号、アイコン等を合成又は重畳して表示してもよい。
【0150】
陣形処理部2113は、陣形の形状のみを指定してもよいし、陣形の形状を形成する位置を指定してもよい。陣形処理部2113は、陣形の形状を形成する位置を指定し、陣形の形状を構成するパズルピースの少なくとも1つに配置するパズルピースの種類を指定してもよい。陣形処理部2113は、陣形の形状を形成する位置を指定し、陣形の形状を構成する各パズルピースに配置するパズルピースの種類を指定してもよい。
【0151】
この例によれば、陣形処理部2113は、陣形を陣形の形状により指定することができる。陣形処理部2113は、例えば、任意のキャラクタオブジェクトを特定の形状に配置するよう指定することができる。ユーザは、パズルピースを移動して、キャラクタオブジェクトを召喚し、召喚したキャラクタオブジェクトを指定された形状に配置することで、陣形を形成することができる。ユーザは、形成した陣形に応じて、特定のスキルが発動可能となる。
【0152】
陣形処理部2113は、陣形を陣形の形状と陣形ピースの種類により指定することができる。陣形処理部2113は、例えば、陣形の形状と陣形ピースの種類を指定することで、特定のキャラクタオブジェクトを特定の形状に配置するような陣形を指定することができる。ユーザは、パズルピースを移動して、特定のキャラクタオブジェクトを召喚し、召喚したキャラクタオブジェクトを指定された形状に配置することで、陣形を形成することができる。ユーザは、形成した陣形に応じて、特定のスキルが発動可能となる。例えば、陣形処理部2113は、図10に示す形状のうち、形状に含まれるピースの何れかに特定のキャラクタオブジェクトを配置するよう指定してもよい。陣形処理部2113は、図10に示す形状のうち、形状に含まれるピースの各ピースに特定のキャラクタオブジェクトを配置するよう指定してもよい。この場合、ユーザは、陣形を形成するために、形状を形成することと、形状に含まれるピースの各ピースに特定のピースを配置することが必要であるため、より難易度の高い陣形形成に挑戦することができる。
【0153】
陣形処理部2113は、陣形を陣形の形状、陣形ピースの種類、及び陣形の位置により指定することができる。例えば、陣形処理部2113は、特定のキャラクタオブジェクトを配置した特定の形状を特定の位置に配置するよう指定することができる。ユーザは、パズルピースを移動して、特定のキャラクタオブジェクトを召喚し、召喚した特定のキャラクタオブジェクトを配置した形状を指定された位置に配置にすることで、陣形を形成することができる。ユーザは、形成した陣形に応じて、特定のスキルが発動可能となる。例えば、陣形処理部2113は、図10に示す形状をパズルエリアの特定の位置に形成するよう指定することができる。陣形処理部2113は、特定の位置に形成される形状に含まれるピースの何れかに特定のキャラクタオブジェクトを配置するよう指定してもよい。陣形処理部2113は、特定の位置に形成される形状に含まれるピースの各ピースに特定のキャラクタオブジェクトを配置するよう指定してもよい。この場合、ユーザは、陣形を形成するために、形状を形成することと、形状に含まれるピースの各ピースに特定のピースを配置すること、形成した形状を特定の位置に配置することが必要であるため、より難易度の高い陣形形成に挑戦することができる。
【0154】
陣形処理部2113は、陣形の形状をパズルエリア内に認識可能な態様で表示することができる。そのため、ユーザは、指定された陣形を視覚的に容易に認識することができる。また、ゲームプログラムは、ユーザの他の操作の妨げにならないよう陣形を指定することができる。
【0155】
(6)ユーザ機器2の情報処理動作
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略または置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0156】
以下の処理では、パズルゲームにおいて、ユーザ機器2のゲーム画面に図4に示すようなゲーム画像が表示されるものとする。複数のユーザによりゲームがプレイされる場合、パズルゲームの開始時において、複数のユーザに対しマッチング処理を行い、マッチングされた複数のユーザがゲームに参加するものとする。なお、マッチング処理は、公知の技術により実現され得る。
図11は、第1の実施形態に係るユーザ機器2のパズルゲームモードにおける情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下の処理は、ゲーム開始時から対戦開始タイミングに到達するまで、フレーム毎に繰り返し実行される。
【0157】
ゲーム情報記憶部121は、第1の所定の条件、第2の所定の条件、第3の所定の条件を記憶しているものとする。第1の所定の条件は、同種のパズルピースが3つ揃うことであるとする。第2の所定の条件は、同種のキャラクタオブジェクトが2つ揃うことであるとする。第3の所定の条件は、第1の所定の条件、又は第2の所定の条件を満たす可能性が高い「リーチ」状態であることとする。第3の所定の条件は、例えば、同種のピースが2つ揃った状態で、さらに別の同種のパズルピースが2つの揃ったピースの近傍に近づいたことを含む。第3の所定の条件は、例えば、あるキャラクタオブジェクトの位置の近傍に当該キャラクタオブジェクトと同種のキャラクタオブジェクトが近づいたことを含む。なお、第1の所定の条件は、同種のパズルピースが3つ以上揃うことであってもよい。第2の所定の条件は、同種のキャラクタオブジェクトが2つ以上揃うことであってもよい。この場合、パズルピース処理部2111は、揃ったパズルピース又はキャラクタオブジェクトの数に応じて、異なる効果を生じさせてもよい。
【0158】
パズルピース処理部2111は、ユーザの操作が終了したか否かを判定する。パズルピース処理部2111は、入力操作部210と連携し、ユーザによる入力操作を判定する。パズルピース処理部2111は、入力操作に基づいて、ユーザのパズルピース列の選択、及びパズルピースの移動の操作が終了したか否かを判定する。パズルピース処理部2111により、ユーザの操作が終了したと判定された場合(ステップS1:YES)、処理は、ステップS1からステップS2へ遷移する。パズルピース処理部2111により、ユーザの操作が終了していないと判定された場合(ステップS1:NO)、処理は、終了する。
【0159】
パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、パズルピースを更新する(ステップS2)。ステップS2では、例えば、パズルピース処理部2111は、入力操作部210と連携し、パズルピース列の選択に関する情報、及びパズルピースの移動に関する情報を取得する。パズルピース処理部2111は、取得したパズルピース列の選択に関する情報、及びパズルピースの移動に関する情報に基づいて、パズルピースを更新する。例えば、図5に示すように、ユーザの操作がパズルピースOb1aをパズルピース列L3に沿って、矢印の方向に1ピース分移動する場合について説明する。パズルピース処理部2111は、パズルピース列L3に含まれる一群のパズルピースを矢印の方向に1ピース分ずつ移動させる。パズルピース処理部2111は、パズルピース列L3に含まれる一群のパズルピースをパズルピース列L3に沿ってスライドするように移動させる。
【0160】
パズルピース処理部2111は、複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3では、例えば、パズルピース処理部2111は、ステップS2において更新された複数のパズルピースのうち、同種のパズルピースが3つ揃っているパズルピースがあるか否かを判定する。パズルピース処理部2111により、複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たすと判定された場合(ステップS3:YES)、処理は、ステップS3からステップS4へ遷移する。パズルピース処理部2111により、複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たしていないと判定された場合(ステップS3:NO)、処理は、ステップS3からステップS5へ遷移する。
【0161】
パズルピース処理部2111は、第1の所定の条件を満たした複数のパズルピースのうちの1つのパズルピースに代えてキャラクタオブジェクトを表示させる(ステップS4)。ステップS4では、例えば、パズルピース処理部2111は、第1の所定の条件を満たした複数のパズルピースのうち、ユーザの操作の対象となったパズルピース列に含まれるパズルピースをキャラクタオブジェクトに変更する。例えば、図6に示すように、ユーザの操作によりパズルピースOb1bがパズルピース列L4に沿って、矢印の方向に1ピース分移動する場合について説明する。パズルピース処理部2111は、同一の属性を有するパズルピースOb1b、パズルピースOb1c、及びパズルピースOb1dが3つ揃ったと判定し、ユーザにより操作されたパズルピース列に含まれるパズルピースOb1bをキャラクタオブジェクトに変化させる。なお、パズルピース処理部2111は、パズルピースOb1b、パズルピースOb1c、及びパズルピースOb1dのうち、ユーザにより操作されたパズルピース列に含まれるパズルピースと異なるパズルピースをキャラクタオブジェクトに変化させてもよい。
【0162】
パズルピース処理部2111は、キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5では、例えば、パズルピース処理部2111は、ステップS2において更新された複数のパズルピースのうち、同種のキャラクタオブジェクトが2つ揃っているピースがあるか否かを判定する。パズルピース処理部2111により、キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たすと判定された場合(ステップS5:YES)、処理は、ステップS5からステップS6へ遷移する。パズルピース処理部2111により、キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしていないと判定された場合(ステップS5:NO)、処理は、終了する。
【0163】
パズルピース処理部2111は、第2の所定の条件を満たしたキャラクタオブジェクトを進化させる(ステップS6)。ステップS6では、例えば、パズルピース処理部2111は、第2の所定の条件を満たしたキャラクタオブジェクトのうち、ユーザの操作の対象となったパズルピース列に含まれるキャラクタオブジェクトを進化キャラクタオブジェクトに変更する。例えば、図7に示すように、ユーザの操作によりキャラクタオブジェクトOb2cがパズルピース列L6に沿って、矢印の方向に1ピース分移動する場合について説明する。パズルピース処理部2111は、同一の属性を有するキャラクタオブジェクトOb2c、及びキャラクタオブジェクトOb2dが2つ揃ったと判定し、ユーザにより操作されたパズルピース列に含まれるキャラクタオブジェクトOb2cを進化キャラクタオブジェクトOb2eに変化させる。なお、パズルピース処理部2111は、キャラクタオブジェクトOb2c、及びキャラクタオブジェクトOb2dのうち、ユーザにより操作されたパズルピース列に含まれるキャラクタオブジェクトと異なるキャラクタオブジェクトを進化キャラクタオブジェクトに変化させてもよい。
【0164】
なお、パズルピース処理部2111は、ユーザの操作に基づいて、第3の所定の条件を満たしたと判定した場合、パズルエリアの表示を識別可能な態様で変化させてもよい。例えば、パズルピース処理部2111は、同種のピースが2つ揃った状態で、さらに別の同種のパズルピースが2つの揃ったピースの近傍に近づいたことを判定した場合、2つの揃ったピースを他のピースと異なる表示態様で表示してもよい。例えば、パズルピース処理部2111は、2つの揃ったピースの明度又は輝度を変更してもよい。パズルピース処理部2111は、あるキャラクタオブジェクトの位置の近傍に当該キャラクタオブジェクトと同種のキャラクタオブジェクトが近づいたことを判定した場合、当該キャラクタオブジェクトを他のピースと異なる表示態様で表示してもよい。例えば、パズルピース処理部2111は、当該キャラクタオブジェクトの明度又は輝度を変更してもよい。
【0165】
図12は、第1の実施形態に係る対戦モードにおける情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略または置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0166】
以下の処理は、対戦開始タイミングに到達したことに基づいて実行される。
【0167】
対戦処理部2112は、ゲームに設定された対戦開始タイミングに到達したか否かを判定する(ステップS11)。対戦処理部2112により、対戦開始タイミングに到達したと判定された場合(ステップS11:YES)、処理は、ステップS11からステップS12へ遷移する。対戦処理部2112により、対戦開始タイミングに到達していないと判定された場合(ステップS11:NO)、処理は、ステップS11を繰り返す。
【0168】
対戦処理部2112は、対戦エリアにキャラクタオブジェクトが配置されているか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12では、例えば、対戦処理部2112は、キャラクタオブジェクトの位置情報に基づいて、対戦エリアにキャラクタオブジェクトが配置されているか否かを判定する。対戦処理部2112により、対戦エリアにキャラクタオブジェクトが配置されていると判定された場合(ステップS12:YES)、処理は、ステップS12からステップS13へ遷移する。対戦処理部2112により、対戦エリアにキャラクタオブジェクトが配置されていないと判定された場合(ステップS12:NO)、処理は、ステップS12からステップS15へ遷移する。
【0169】
対戦処理部2112は、ユーザの対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトに攻撃を開始させる(ステップS13)。ステップS13では、例えば、対戦処理部2112は、ユーザの操作に基づいて対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトを、対戦相手と対戦させる。対戦処理部2112は、対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトのパラメータに基づいて、対戦相手の対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトに対して攻撃を行う。
【0170】
対戦処理部2112は、ユーザのキャラクタオブジェクトの攻撃に基づいて、対戦相手のキャラクタオブジェクトのパラメータを更新する(ステップS14)。ステップS14では、例えば、対戦処理部2112は、ユーザの対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトのパラメータに基づいて、対戦相手のキャラクタオブジェクトのパラメータを更新する。対戦処理部2112は、ユーザのキャラクタオブジェクトの攻撃力パラメータに応じて、対戦相手のキャラクタオブジェクトが受けるダメージを算出し、対戦相手のキャラクタオブジェクトのパラメータを更新してもよい。なお、対戦処理部2112は、ユーザのキャラクタオブジェクトの攻撃に基づいて、対戦相手のHP等のパラメータを更新してもよい。
【0171】
対戦処理部2112は、ユーザの対戦エリアに配置されたキャラクタオブジェクトが対戦相手のキャラクタオブジェクトから攻撃を受けたか否かを判定する(ステップS15)。対戦処理部2112により、対戦相手のキャラクタオブジェクトから攻撃を受けたと判定された場合(ステップS15:YES)、処理は、ステップS15からステップS16へ遷移する。対戦処理部2112により、対戦相手のキャラクタオブジェクトから攻撃を受けていないと判定された場合(ステップS15:NO)、処理は、ステップS15からステップS17へ遷移する。
【0172】
対戦処理部2112は、対戦相手のキャラクタオブジェクトからの攻撃に基づいて、キャラクタオブジェクトのパラメータを更新する(ステップS16)。ステップS16では、例えば、対戦処理部2112は、対戦相手のキャラクタオブジェクトのパラメータに基づいて、ユーザのキャラクタオブジェクトのパラメータを更新する。対戦処理部2112は、対戦相手のキャラクタオブジェクトの攻撃力パラメータに応じて、ユーザのキャラクタオブジェクトが受けるダメージを算出し、ユーザのキャラクタオブジェクトのパラメータを更新してもよい。なお、対戦処理部2112は、対戦相手のキャラクタオブジェクトの攻撃に基づいて、ユーザのHP等のパラメータを更新してもよい。
【0173】
対戦処理部2112は、対戦相手のキャラクタオブジェクトのパラメータとユーザのキャラクタオブジェクトのパラメータに基づいて勝敗を判定する(ステップS17)。ステップS17では、例えば、対戦処理部2112は、対戦相手のキャラクタオブジェクトのパラメータがユーザのキャラクタオブジェクトのパラメータよりも低い値である場合、ユーザの勝ちと判定してもよい。対戦処理部2112は、対戦相手のHPがゼロになった場合、ユーザの勝ちと判定してもよい。対戦処理部2112は、対戦相手のキャラクタオブジェクトのパラメータがユーザのキャラクタオブジェクトのパラメータと同じ値である場合、引き分けと判定してもよい。なお、勝敗の判定処理は、公知の技術により実現され得る。
【0174】
図13は、第1の実施形態に係る陣形指定処理に関する情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
【0175】
陣形処理部2113は、パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定する(ステップS21)。ステップS21では、例えば、陣形処理部2113は、パズルピースの陣形をパズルエリア内で認識可能な態様で表示デバイス23に表示させる。この例では、陣形処理部2113は、図9に示す陣形指定オブジェクトJ2を表示させて、陣形を指定することを想定する。この場合、陣形処理部2113は、陣形指定オブジェクトJ2により示される陣形の位置、陣形ピースの種類、陣形の形状を指定するものとする。陣形指定オブジェクトJ2は、真ん中のパズルピース以外は、任意のキャラクタオブジェクトを配置することを指定するものとする。陣形処理部2113は、任意のタイミングで陣形を指定してもよい。
この例によれば、陣形処理部2113は、陣形を陣形の位置、陣形ピースの種類、陣形の形状のうちの少なくとも1つにより指定することができる。そのため、陣形処理部2113は、指定した陣形が具体的な陣形でない場合、陣形形成の効果を得るために、ユーザ自身が試行錯誤して陣形を発見する面白さをユーザに提供することができる。ユーザは、指定された陣形を形成する過程で、未知の陣形効果を得られる陣形を発見することができる。また、陣形処理部2113は、陣形を陣形の位置、陣形ピースの種類、陣形の形状の組合せにより具体的な陣形を指定することで、陣形形成の難易度を高めることができる。
【0176】
陣形処理部2113は、ユーザの操作に基づいて、指定した陣形が形成されたか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22では、例えば、陣形処理部2113は、パズルピース処理部2111の処理に基づいて、パズルピースの移動を判定する。陣形処理部2113は、パズルピースの移動に基づいて、指定した陣形が形成されたか否かを判定する。例えば、陣形処理部2113は、指定した陣形を構成するパズルピース群の位置情報と、ユーザにより移動されたパズルピースの位置情報に基づいて、陣形が形成されたか否かを判定してもよい。例えば、陣形処理部2113は、陣形指定オブジェクトJ2に示されるパズルピース群のうち、「D」により示される位置に「キャラクタD」が配置されたか否かを判定する。陣形処理部2113は、陣形指定オブジェクトJ2に示されるパズルピース群の他のパズルピースに任意のキャラクタオブジェクトが配置されたか否かを判定する。陣形処理部2113は、「キャラクタD」と任意のキャラクタオブジェクトの配置に基づいて、陣形が形成されたか否かを判定する。
【0177】
陣形処理部2113により、指定した陣形が形成されたと判定された場合(ステップS22:YES)、処理は、ステップS22からステップS23へ遷移する。陣形処理部2113により、指定した陣形が形成されていないと判定された場合(ステップS22:NO)、処理は、ステップS22を繰り返す。
【0178】
陣形処理部2113は、指定した陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とする(ステップS23)。ステップS23では、例えば、陣形処理部2113は、指定した陣形に基づいて、特定のスキルを発動可能とする。例えば、陣形指定オブジェクトJ2に示される陣形が「攻撃力アップ」と関連付けられている場合について説明する。陣形処理部2113は、指定した陣形が形成されたことに基づいて、陣形に配置されたキャラクタオブジェクトの攻撃力をアップしてもよい。陣形処理部2113は、指定した陣形が形成されたことに基づいて、全てのキャラクタオブジェクトの攻撃力をアップしてもよい。陣形指定オブジェクトJ2に示される陣形が「必殺技」と関連付けられている場合について説明する。陣形処理部2113は、指定した陣形が形成されたことに基づいて、必殺技を発動可能としてもよい。陣形処理部2113は、指定した陣形が形成されたことに基づいて、必殺技を発動させてもよいし、攻撃タイミングに到達した場合に必殺技を発動させてもよい。
この例によれば、ユーザは、指定された陣形を形成するようパズルピースを移動することができる。そのため、陣形処理部2113は、偶発的に陣形が形成されるのではなく、ユーザが意図して陣形形成を行い、攻略する面白さを提供することができる。また、ユーザが陣形を形成する過程において、パズルピースを移動することで、パズルピースがパズルピース列に沿ってスライド移動するため、他のパズルピースの配置に影響を与え、陣形形成の難易度が上がる。
【0179】
(7)効果
実施形態によれば、ゲームプログラムは、操作可能なパズルピースを含むパズルエリアを表示することと、ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿って移動させることと、パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定することと、ユーザの操作により、陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とすることと、をコンピュータに実行させることができる。陣形は、パズルエリア内でパズルピースを配置する位置、パズルピースの種類、及びパズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つにより規定される。
そのため、ユーザは、指定された陣形を形成するようパズルピースを移動することができる。ゲームプログラムは、指定した陣形を形成することで特定のスキルを得るためにゲームを攻略する面白さをユーザに提供することができる。これにより、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。また、ゲームプログラムは、陣形を配置する位置、パズルピースの種類、及びパズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つにより指定することができる。そのため、ユーザは、具体的な陣形が指定されていない場合に、ユーザ自身で陣形を発見するためにパズルピースを移動することができる。ゲームプログラムは、陣形形成の効果を得るために、ユーザ自身が試行錯誤して陣形を発見する面白さをユーザに提供することができる。これにより、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0180】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、パズルピースをパズルピース列に沿ってスライドするように移動させ、パズルピース列の一端まで移動するとパズルピース列の他端に戻るように移動させることができる。これにより、ゲームプログラムは、パズルピースをパズルピース列内でループするように移動させることができる。ユーザは、パズルピース列内で移動するパズルピースを容易に把握することができる。また、ユーザは、所望のパズルピースが、意図せずループ移動してパズルピース列の他端に移動しないよう戦略を立てることができる。ゲームプログラムは、ユーザが陣形を形成する難易度を上げることができる。これにより、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0181】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、連動して操作可能な一群のパズルピースを含むパズルピース列を実現することができる。そのため、ゲームプログラムは、パズルピースをパズルピース列に沿ってスライド移動させることにより、ユーザに陣形を形成させることができる。ユーザは、パズルピース列をスライド移動することにより他のピースの配置に影響を及ぼすため、パズルエリア内で陣形を形成する際にパズルピースの移動を他のピースの配列を考慮する必要がある。ゲームプログラムは、ユーザが陣形を形成する難易度を上げることができる。これにより、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0182】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、パズルピースを配置する位置、パズルピースの種類、及びパズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つをパズルエリア内に認識可能な態様で表示することにより陣形を指定することができる。そのため、ユーザは、指定された陣形を視覚的に容易に認識することができる。また、ゲームプログラムは、ユーザの他の操作の妨げにならないよう陣形を指定することができる。これにより、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0183】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、指定された種類のパズルピースをパズルエリア内で配置する位置を指定することにより陣形を指定することができる。ゲームプログラムは、ユーザに、指定された種類のパズルピースを指定された位置に配置するようにパズルピースを移動させることができる。そのため、ユーザが陣形を形成する難易度を上げることができる。これにより、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0184】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、指定された種類のパズルピースを陣形内で配置する位置を指定することにより陣形を指定することができる。ゲームプログラムは、ユーザに、指定された種類のパズルピースを指定された陣形内の位置に配置するようにパズルピースを移動させることができる。そのため、ユーザが陣形を形成する難易度を上げることができる。これにより、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0185】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たしたことに応答して、複数のパズルピースのうちの少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることができる。これにより、ゲームプログラムは、ユーザに、陣形を形成することと、所望の位置にキャラクタを召喚させることの両方を目的としてピースを移動する動機付けを与えることができる。このように、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0186】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、第1の所定の条件を満たした複数のパズルピースと異なるパズルピースは変化させずに、少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることができる。そのため、ゲームプログラムは、パズルピースが第1の所定の条件を満たしたことの影響を他のパズルピースが受けないため、偶発的に陣形が形成されることを防ぐことができる。
【0187】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、対戦エリアを含むパズルエリアを表示させ、パズルピースの一部を対戦エリアに配置させ、対戦エリアに配置されたパズルピースの一部を含まないパズルピース列を表示させることができる。これにより、ユーザは、対戦エリアに配置されたパズルピースの一部を含まないパズルピース列において、対戦エリア以外でピースを移動することができる。そのため、ユーザは、容易にゲームの戦略を立てることができる。このように、ゲームプログラムは、対戦エリアに位置するピースを移動させることなく、非対戦エリアにおいてピースを移動することができるため、戦略性のあるゲーム展開を構築することを支援することができる。また、ユーザは、対戦エリアにおいて陣形を形成することで、特定のスキルと取得し、敵陣エリアに向けて特定のスキルによって攻撃をすることができる。そのため、ゲームプログラムは、ユーザに、対戦エリアにおいて陣形を形成する動機付けを与え、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0188】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、キャラクタオブジェクトの陣形を指定することにより陣形を指定することができる。ゲームプログラムは、ユーザに、指定されたキャラクタオブジェクトにより陣形を形成するようパズルピースを移動させることができる。そのため、ゲームプログラムは、ユーザに、キャラクタを召喚させた上で、陣形を形成することを目的としてピースを移動する動機付けを与えることができる。また、ゲームプログラムは、ユーザにキャラクタを召喚させてから陣形を形成させることで、陣形形成の難易度を上げることができる。これにより、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0189】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、ユーザの操作に基づいてキャラクタオブジェクトをキャラクタオブジェクトが対戦相手に対し攻撃可能となる対戦エリアに配置させ、対戦相手と対戦させることができる。これにより、ユーザは、陣形を形成させることと、キャラクタオブジェクトを対戦エリアに移動させることの両方を目的としてピースを移動する動機付けを与えることができる。このように、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0190】
実施形態によれば、ゲームプログラムは、キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしたことに応答して、キャラクタオブジェクトを変化させることができる。これにより、ゲームプログラムは、ユーザに、陣形を形成させることと、所望の位置でキャラクタを進化させるために、所望の位置にキャラクタを移動することの両方を目的としてピースを移動する動機付けを与えることができる。このように、ゲームプログラムは、ゲームの興趣性を向上することができる。
【0191】
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、ユーザにより予めスキルカードが選択されている場合を例にして説明する。
ゲームサーバ1とユーザ機器2の構成、キャラクタオブジェクトの処理に関する情報処理動作、及び対戦処理に関する情報処理動作は、第1の実施形態と同様である。
【0192】
以下の例では、ユーザがゲーム開始時に召喚獣を召喚可能な召喚カードをスキルカードとして選択することを想定する。召喚獣を召喚可能にすることは、特定のスキルを発動可能にすることの一例である。ユーザが召喚カードを所持している場合、パズルエリア表示部2110は、自陣エリアを認識可能な態様で表示してもよい。例えば、パズルエリア表示部2110は、ユーザが召喚カードを所持している場合、自陣エリアの色、明度若しくは輝度、背景パターン、フレーム色、又は点滅表示等により、ユーザに認識可能に表示してもよい。パズルエリア表示部2110は、召喚カードを所持しているユーザについてのみ、自陣エリアにおいて、召喚カードを所持していることを認識可能な態様で表示してもよい。この場合、ユーザが召喚カードを所持しているか否かは、対戦相手は知ることができない。
【0193】
以下の例では、陣形処理部2113は、ユーザにより召喚カードが選択された否かを判定する。陣形処理部2113は、ユーザにより選択されたスキルカードが召喚カードであるか否かを判定する。
【0194】
陣形処理部2113は、陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とする。ユーザにより召喚カードが選択されている場合、特定のスキルを発動可能とすることは、召喚獣を召喚可能にすることである。陣形処理部2113は、召喚カードの種類に応じて、召喚獣を召喚可能にしてもよい。ユーザにより召喚カードが選択されていない場合、特定のスキルを発動可能とすることは、第1の実施形態と同様の特定のスキルを発動可能とするであってもよい。陣形処理部2113は、ユーザにより選択されたスキルカードが召喚カードでない場合、スキルカードに応じた特定のスキルを発動可能としてもよい。
【0195】
(1)ユーザ機器2の情報処理動作
図14は、第2の実施形態に係る陣形指定処理に関する情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
陣形処理部2113は、パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定する(ステップS31)。ステップS31では、例えば、ステップS21と同様に、陣形処理部2113は、パズルピースの陣形をパズルエリア内で認識可能な態様で表示デバイス23に表示させる。陣形処理部2113は、任意のタイミングで陣形を指定してもよい。
【0196】
陣形処理部2113は、ユーザの操作に基づいて、指定した陣形が形成されたか否かを判定する(ステップS32)。ステップS32では、例えば、ステップS22と同様に、陣形処理部2113は、パズルピース処理部2111の処理に基づいて、パズルピースの移動を判定する。陣形処理部2113は、パズルピースの移動に基づいて、指定した陣形が形成されたか否かを判定する。
【0197】
陣形処理部2113により、指定した陣形が形成されたと判定された場合(ステップS32:YES)、処理は、ステップS32からステップS33へ遷移する。陣形処理部2113により、指定した陣形が形成されていないと判定された場合(ステップS32:NO)、処理は、ステップS32を繰り返す。
【0198】
陣形処理部2113は、ユーザによりスキルカードが選択されているか否かを判定する(ステップS33)。ステップS33では、例えば、陣形処理部2113は、ユーザにより召喚カードが選択されているか否かを判定する。陣形処理部2113により、ユーザにより召喚カードが選択されていると判定された場合(ステップS33:YES)、処理は、ステップS33からステップS34へ遷移する。陣形処理部2113により、ユーザにより召喚カードが選択されていないと判定された場合(ステップS33:NO)、処理は、ステップS33からステップS35へ遷移する。
【0199】
陣形処理部2113は、指定した陣形が形成されたことに基づいて、スキルカードに応じた特定のスキルを発動可能とする(ステップS34)。ステップS34では、例えば、陣形処理部2113は、スキルカードが召喚カードである場合、召喚カードに応じた召喚獣を召喚可能とする。陣形処理部2113は、表示デバイス23に召喚カードをユーザにより選択可能な態様で表示してもよい。例えば、陣形処理部2113は、ゲーム画像に、ユーザが召喚カードを選択できる召喚カードオブジェクトを表示してもよい。ユーザは、召喚カードをタップ入力等により召喚獣を召喚することを選択することができる。陣形処理部2113は、ユーザにより召喚獣を召喚することが選択された場合、召喚獣を召喚する。ユーザは、召喚カードをタップ入力等により選択することで、召喚獣を召喚するタイミングを決定することができる。陣形処理部2113は、ユーザにより陣形が形成されたことに基づいて、召喚獣を召喚可能とし、ユーザにより召喚獣を召喚することが選択されたことに基づいて、召喚獣を召喚する。ユーザは、陣形を形成した場合、任意のタイミングで召喚獣を召喚させることができる。
【0200】
対戦相手は、ユーザが召喚獣を召喚させる前に、陣形に攻撃を加えることで、陣形を崩すことができる。対戦相手により陣形が崩された場合、陣形処理部2113は、召喚獣を召喚不能にする。この例によれば、対戦相手は、ユーザが召喚獣を召喚させる前に、陣形に攻撃を加えることで、召喚獣の召喚を防ぐことができる。ユーザは、対戦相手が陣形を形成した場合、対戦相手が召喚獣を召喚させる前に、陣形に攻撃を加えることで召喚獣の召喚を防ぐことができる。このように、ユーザは、相手の陣形に向けての攻撃を戦略的に行うことができる。また、ユーザは、召喚獣の召喚タイミングを戦略的に決めることで、興趣性の高いゲームをプレイすることができる。
【0201】
この例によれば、対戦相手は、ユーザが召喚カードを所持しているか否かについて知ることができないため、対戦相手は、ユーザが陣形を形成し始めたことで召喚カードを所持していることを推定することができる。ユーザは、対戦相手が陣形を形成し始めたことで、召喚カードを所持していることを推定することができる。そのため、ユーザは、対戦相手が陣形を形成し、召喚獣を召喚可能としないように、敵陣エリアに向けて攻撃をすることができる。ユーザは、陣形を形成するようなパズルピースの移動を行うことで、対戦相手に、ユーザ自身が召喚カードを所持していることを推測させることができる。このように、ユーザは対戦相手との駆け引きをすることができ、興趣性の高いゲームをプレイすることができる。
【0202】
なお、陣形処理部2113は、ユーザにより選択されたスキルカードが召喚カードでない場合、スキルカードに応じた特定のスキルを発動可能としてもよい。
【0203】
陣形処理部2113は、指定した陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とする(ステップS35)。ステップS35では、例えば、ステップS23と同様に、陣形処理部2113は、指定した陣形に基づいて、特定のスキルを発動可能とする。
【0204】
図15は、第2の実施形態に係る陣形指定処理に関する情報処理動作の別の例を示すフローチャートである。
この例では、スキルカードに陣形が指定されている場合を想定する。スキルカードは、指定された陣形に応じて特定のスキルを発動可能とするカードである。ユーザは、指定された陣形と特定のスキルに基づいて、どのスキルカードを使用するか選択することができる。ユーザは、選択したスキルカードに指定されている陣形を形成することで、特定のスキルを発動することができる。
以下の例では、召喚カードに陣形が指定されている場合について説明する。なお、陣形が指定されているスキルカードは、召喚カードに限られず、特定のスキルを発動可能なカードであればよい。
【0205】
陣形処理部2113は、ユーザにより召喚カードが選択されているか否かを判定する(ステップS41)。陣形処理部2113により、ユーザにより召喚カードが選択されていると判定された場合(ステップS41:YES)、処理は、ステップS41からステップS42へ遷移する。陣形処理部2113により、ユーザにより召喚カードが選択されていないと判定された場合(ステップS41:NO)、処理は、ステップS41を繰り返す。
【0206】
陣形処理部2113は、ユーザにより選択された召喚カードに基づいて、パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定する(ステップS42)。ステップS42では、例えば、ステップS21と同様に、陣形処理部2113は、パズルピースの陣形をパズルエリア内で認識可能な態様で表示デバイス23に表示させる。陣形処理部2113は、任意のタイミングで陣形を指定してもよい。
【0207】
陣形処理部2113は、ユーザの操作に基づいて、指定した陣形が形成されたか否かを判定する(ステップS43)。ステップS43では、例えば、ステップS22と同様に、陣形処理部2113は、パズルピース処理部2111の処理に基づいて、パズルピースの移動を判定する。陣形処理部2113は、パズルピースの移動に基づいて、指定した陣形が形成されたか否かを判定する。
【0208】
陣形処理部2113により、指定した陣形が形成されたと判定された場合(ステップS43:YES)、処理は、ステップS43からステップS44へ遷移する。この場合、陣形処理部2113は、表示デバイス23に召喚カードをユーザにより選択可能な態様で表示してもよい。例えば、陣形処理部2113は、ゲーム画像に、ユーザが召喚カードを選択できる召喚カードオブジェクトを表示してもよい。陣形処理部2113により、指定した陣形が形成されていないと判定された場合(ステップS43:NO)、処理は、ステップS43を繰り返す。
【0209】
陣形処理部2113は、ユーザにより召喚カードが選択されたか否かを判定する(ステップS44)。ステップS44では、例えば、陣形処理部2113は、ユーザにより召喚カードが選択されたか否かを判定する。ユーザは、表示デバイス23に表示された召喚カードに対しタップ入力等をすることにより召喚獣を召喚するため、召喚カードを選択する。
【0210】
陣形処理部2113により、ユーザにより召喚カードが選択されたと判定された場合(ステップS44:YES)、処理は、ステップS44からステップS45へ遷移する。陣形処理部2113により、ユーザにより召喚カードが選択されていないと判定された場合(ステップS44:NO)、処理は、ステップS44を繰り返す。
【0211】
陣形処理部2113は、ユーザにより召喚カードが選択されたことに基づいて、召喚カードに応じた特定のスキルを発動可能とする(ステップS45)。ステップS45では、例えば、陣形処理部2113は、召喚カードに応じた召喚獣を召喚可能とする。
この例によれば、ユーザは、スキルカードに指定された陣形を形成した場合、任意のタイミングで特定のスキルを発動させることができる。例えば、ユーザは、陣形形成を完了した直後ではなく、対戦相手の状況を見計らって、特定のスキルを発動する適切なタイミングを決定することができる。このように、ユーザは、召喚獣の召喚タイミングを戦略的に決めることで、興趣性の高いゲームをプレイすることができる。
【0212】
(2)効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0213】
上述の実施形態は、以下のように表されてもよい。
【0214】
[1]
操作可能なパズルピースを含むパズルエリアを表示することと、
ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿って移動させることと、
前記パズルエリア内でのパズルピースの陣形を指定することと、
前記ユーザの操作により、前記陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とすることと、
をコンピュータに実行させる、ゲームプログラムであって、
前記陣形は、前記パズルエリア内でパズルピースを配置する位置、パズルピースの種類、及びパズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つにより規定される、
ゲームプログラム。
[2] 前記パズルピースは、前記パズルピース列に沿ってスライドするように移動し、前記パズルピース列の一端まで移動すると前記パズルピース列の他端に戻る、[1]に記載のゲームプログラム。
[3] 前記パズルピース列は、連動して操作可能な一群のパズルピースを含む、[1]に記載のゲームプログラム。
[4] 前記陣形を指定することは、前記パズルピースを配置する位置、前記パズルピースの種類、及び前記パズルピースにより形成される形状のうち少なくとも1つを前記パズルエリア内に認識可能な態様で表示することを含む、[1]に記載のゲームプログラム。
[5] 前記陣形を指定することは、指定された種類のパズルピースを前記パズルエリア内で配置する位置を指定することを含む、[1]に記載のゲームプログラム。
[6] 前記陣形を指定することは、指定された種類のパズルピースを前記陣形内で配置する位置を指定することを含む、[1]に記載のゲームプログラム。
[7] 複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たしたことに応答して、前記複数のパズルピースのうちの少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることをコンピュータにさらに実行させる、[1]に記載のゲームプログラム。
[8] 前記第1の所定の条件を満たした複数のパズルピースと異なるパズルピースは変化させずに、前記少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることをコンピュータにさらに実行させる、[7]に記載のゲームプログラム。
[9] 前記陣形を指定することは、キャラクタオブジェクトの陣形を指定することを含む、[7]に記載のゲームプログラム。
[10] ユーザの操作に基づいて前記キャラクタオブジェクトを前記キャラクタオブジェクトが対戦相手に対し攻撃可能となる対戦エリアに配置させ、前記対戦相手と対戦させることをコンピュータにさらに実行させる、[7]に記載のゲームプログラム。
[11] 前記キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしたことに応答して、前記キャラクタオブジェクトを変化させることをコンピュータにさらに実行させる、[7]に記載のゲームプログラム。
【0215】
なお、この発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0216】
なお、上述の実施形態では、複数のパズルピース列は、パズルエリアの第1の辺に接するパズルピースと、パズルエリアの第1の辺と交わる第2の辺に接するパズルピースを含むパズルピース列を含む例について説明したが、これに限られない。複数のパズルピース列は、パズルエリアの第1の辺と平行するパズルピース列を含んでもよい。
【0217】
情報処理装置は、上記の例で説明したように1つの装置で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の装置で実現されてもよい。
【0218】
プログラムは、装置に記憶された状態で譲渡されてよいし、装置に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0219】
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0220】
この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0221】
1…ゲームサーバ、2…ユーザ機器、10…プロセッサ、11…メモリ、12…記憶デバイス、13…通信デバイス、14…入出力インタフェース、15…バス、20…プロセッサ、21…メモリ、22…入力デバイス、23…表示デバイス、24…記憶デバイス、25…通信デバイス、26…種センサ、26…センサ、27…撮像デバイス、28…音入出力デバイス、29…入出力インタフェース、30…バス、101…ゲーム管理部、110…ユーザ管理部、111…データ取得部、112…データ提供部、113…ゲーム進行管理部、120…ユーザ情報記憶部、121…ゲーム情報記憶部、122…ゲームプログラム記憶部、201…制御部、210…入力操作部、211…ゲーム進行部、212…表示制御部、240…ユーザ情報記憶部、241…ゲーム情報記憶部、242…ゲームプログラム記憶部、2110…パズルエリア表示部、2111…パズルピース処理部、2112…対戦処理部、2113…陣形処理部、Ar1…非対戦エリア、Ar2…対戦エリア、Ar3…敵陣エリア、Im1~Im10…ゲーム画像、L1~L6、L11…パズルピース列、Ob1a~Ob1e…パズルピース、Ob2a~Ob2e…キャラクタオブジェクト、Oba…敵城オブジェクト、Obb…自城オブジェクト、J1~J3…陣形指定オブジェクト、S…ゲームシステム、

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2023-06-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作可能なパズルピースを含むパズルエリアを表示することと、
ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿って移動させることと、
前記パズルエリア内パズルピースの陣形を認識可能な態様で表示することと、
前記ユーザの操作により、前記表示された前記陣形が形成されたことに基づいて、特定のスキルを発動可能とすることと、
をコンピュータに実行させる、ゲームプログラムであって、
前記陣形は、前記パズルエリア内でパズルピースを配置する位置により規定される、
ゲームプログラム。
【請求項2】
前記パズルピースは、前記パズルピース列に沿ってスライドするように移動し、前記パズルピース列の一端まで移動すると前記パズルピース列の他端に戻る、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項3】
前記パズルピース列は、連動して操作可能な一群のパズルピースを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項4】
前記陣形を表示することは、指定された種類のパズルピースを前記パズルエリア内で配置する位置を表示することを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項5】
前記陣形を表示することは、指定された種類のパズルピースを前記陣形内で配置する位置を表示することを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項6】
複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たしたことに応答して、前記複数のパズルピースのうちの少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項7】
前記第1の所定の条件を満たした複数のパズルピースと異なるパズルピースは変化させずに、前記少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項に記載のゲームプログラム。
【請求項8】
前記陣形を表示することは、キャラクタオブジェクトの陣形を表示することを含む、請求項に記載のゲームプログラム。
【請求項9】
ユーザの操作に基づいて前記キャラクタオブジェクトを前記キャラクタオブジェクトが対戦相手に対し攻撃可能となる対戦エリアに配置させ、前記対戦相手と対戦させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項に記載のゲームプログラム。
【請求項10】
前記キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしたことに応答して、前記キャラクタオブジェクトを変化させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項に記載のゲームプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2023-10-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作可能なパズルピースを含むパズルエリアを表示することと、
ユーザの操作に基づいて、パズルピースをパズルピース列に沿って移動させることと、
前記パズルエリア内にパズルピースの陣形を認識可能な態様で表示することと、
前記ユーザの操作により、前記表示された前記陣形を形成するようにパズルピースが移動されたか否かを判定し、前記表示された前記陣形にパズルピースが移動された場合に、特定のスキルを発動可能とすることと、
をコンピュータに実行させる、ゲームプログラムであって、
前記陣形は、前記パズルエリア内でパズルピースを配置する位置により規定され、前記位置により規定されることは、前記パズルエリア内の特定の位置にパズルピースを配置するよう指定することである、
ゲームプログラム。
【請求項2】
前記パズルピースは、前記パズルピース列に沿ってスライドするように移動し、前記パズルピース列の一端まで移動すると前記パズルピース列の他端に戻る、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項3】
前記パズルピース列は、連動して操作可能な一群のパズルピースを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項4】
前記陣形を表示することは、指定された種類のパズルピースを前記パズルエリア内で配置する位置を表示することを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項5】
前記陣形を表示することは、指定された種類のパズルピースを前記陣形内で配置する位置を表示することを含む、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項6】
複数のパズルピースが第1の所定の条件を満たしたことに応答して、前記複数のパズルピースのうちの少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項7】
前記第1の所定の条件を満たした複数のパズルピースと異なるパズルピースは変化させずに、前記少なくとも1つのパズルピースに対応するキャラクタオブジェクトを出現させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項6に記載のゲームプログラム。
【請求項8】
前記陣形を表示することは、キャラクタオブジェクトの陣形を表示することを含む、請求項6に記載のゲームプログラム。
【請求項9】
ユーザの操作に基づいて前記キャラクタオブジェクトを前記キャラクタオブジェクトが対戦相手に対し攻撃可能となる対戦エリアに配置させ、前記対戦相手と対戦させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項6に記載のゲームプログラム。
【請求項10】
前記キャラクタオブジェクトが第2の所定の条件を満たしたことに応答して、前記キャラクタオブジェクトを変化させることをコンピュータにさらに実行させる、請求項6に記載のゲームプログラム。