(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024112256
(43)【公開日】2024-08-20
(54)【発明の名称】排便ポケット うんちポッケ 立体型排便ポケット付オムツ 立体型うんちポッケ付オムツ 立体型排便ポケット付尿便パット 立体型うんちポッケ付パット
(51)【国際特許分類】
A61F 5/44 20060101AFI20240813BHJP
A61F 13/495 20060101ALI20240813BHJP
【FI】
A61F5/44 H
A61F13/495
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023027769
(22)【出願日】2023-02-07
(71)【出願人】
【識別番号】523066118
【氏名又は名称】伊藤 明美
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 明美
【テーマコード(参考)】
3B200
4C098
【Fターム(参考)】
3B200AA01
3B200DA17
3B200DA21
3B200DE04
3B200DE06
4C098CC14
4C098CC24
4C098CC31
4C098CD01
4C098CE02
4C098CE05
(57)【要約】
【課題】オムツ使用者の肛門を「排便ポケット付立体型オムツ(パット)」の排便口に装着する事により、排便後の処理の簡素化と負担の軽減を図る。またオムツ使用者の肉体的及び精神的苦痛の緩和、便付着防止により褥瘡及び傷口を清潔に保ち、陰部尿道への感染症のリスク軽減を図る。介護、子育の負担軽減や心的ストレスの緩和及び虐待防止効果を期待する。医療介護従事者の仕事の効率化が図られ肉体的心的ストレス緩和に繋がり、老人虐待等の防止効果を期待する。排便臭も最小限に押さえられる。
【解決手段】肛門に「排便ポケット付立体型オムツ(パット)」)の排便口を装着する事により、便が拡散せず排便ポケットに収めることが出来る。排便ポケットは一般オムツや尿パットとの合体が可能である。内側にビニール素材を使用し2重構造することで、便の液漏れ防止が図れる。排便口は排便ポケットに粘着固定し剥離紙を剥がし肛門に直接密着でき、粘着フィルムは男女問わず使用可能で可動の妨げを緩和する形である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オムツ装着時の便を、肛門と排便口を直接密着させ、便をオムツ内に拡散させることなく回収出来る立体型で独立した便収納袋を考案した。この肛門に直接密着させる排便口を設けた立体型排便収納袋を(排便ポケット)または(うんちポッケ)と称す
【請求項2】
オムツ使用者の排便処理の簡素化と介護者の負担軽減を図るため、オムツの一部を立体的にした。オムツの中心手前から背面にかけて立体型排便ポケットを設け、便が拡散せず直接立体型排便ポケットに収まるようにした。この一般オムツと立体型排便ポケットを合体させた全体を「立体型排便ポケット付オムツ」または「立体型うんちポッケ付オムツ」と称し、立体型のオムツ部分のみは(排便ポケット)または(うんちポッケ)と称す。排便ポケットは2重構造で内側はビニール素材を使用し便の液漏れ防止を特徴とする。排便ポケットの排便口には[
図4]のように円形に切り抜いた皮膚負担の少ない粘着フィルムを剥離紙付で設置し、使用時に剥離紙をはがして肛門周囲に密着させる。剥離紙には接着面の前側・背中側ガイドを設ける。排便口及び粘着面の位置やサイズ、(排便ポケット・うんちポッケ)の大きさは、それぞれ大人用から赤ちゃん用各サイズで作れる事を特徴とする。 収納は折り畳ができコンパクトにまとまることを特徴とする。排便後の便の皮膚付着や褥瘡汚染の軽減、介護や育児負担軽減。また排便臭の軽減に提供する事ができる。
【請求項3】
一般的なオムツパットと、排便ポケットを一体化したパットを(立体型排便ポケット付パット)と称す。[
図5]のように中心手前から背面にかけて立体型排便ポケットを設ける。背中側に両面テープを設けることにより、ずれ防止が図られ一般的オムツとの併用可能な、排便排尿対応を特徴とする(立体型排便ポケット付尿便パット)である。排便口及び粘着面の位置やサイズ、(排便ポケット・うんちポッケ)の大きさは、それぞれ大人用から赤ちゃん用各サイズで作れる事を特徴とする。
パットの収納は折り畳ができコンパクトにまとめられることを特徴とする。頻繁なオムツ替えの経費軽減に提供でき、排便時の便の皮膚付着や褥瘡汚染の軽減、介護や育児の負担軽減。また排便臭の軽減に役立つ事を狙いとする。
【請求項4】
排便口の粘着フィルムの形状を身体の構造に沿った形とした。形状や大きさは、それぞれ大人用から赤ちゃん用各サイズで作れる事を特徴とする。男女問わず使用可能で、可動の妨げを最小限に出来るように提案する。前面幅より背中側を広めに取ることにより密着強化を特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
オムツ装着時の排便処理を簡単に行う
【背景技術】
【0002】
本発明は在宅介護や育児の負担軽減や経済負担の軽減、並びに医療施設や老人介護施設等の従事者の肉体的及び心的負担軽減と効率化を目的とし有効活用出来ると考案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
オムツ使用者の排便を、肛門に直接(排便ポケット)の排便口を密着させ排便させるる事により、排便後の後始末を簡素化し臭いも少なく、介助者の肉体的、心的負担軽減を図る。
【0004】
オムツ使用者の精神的肉体的苦痛を緩和し、排便後の処理時間短縮が期待でき双方の無理な体位維持も最小限に出来ると考えられる。また便付着を防ぎ褥瘡や傷口及び、陰部尿道の清潔が保たれ感染症のリスク軽減につながる事を期待する。
【0005】
子育て中の負担軽減や心的ストレスの緩和につながり虐待防止効果を期待する。医療従事者や老人介護施設従事者等の仕事の効率化を図り,肉体的及び心的ストレス緩和に繋がり、老人虐待等の防止効果を課題とする。
【0006】
排便臭も押さえられる為、オムツ利用者本人及び、介護者や子育て中の方の気持ちも軽くなることを課題する事に役立てたい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
従来のオムツ装着時の排便は、隔てのないオムツ空間に広範囲に渡り拡散されており、排便時のオムツ交換は介護者及び介護される方にも大きな負担となっている。
【0008】
本品を肛門から直接排便口に装着する事により、便が立体化された排便ポケットに収まり周囲を汚すこと無く臭いも押さえられ後始末の簡素化が期待できる。
【0009】
オムツの背中側を確認し、排便口が股から見える位置
にお尻をオムツの上に置く、剥離紙の前側と背中側を確認し、剥離紙をはがし陰部にかからないように肛門周囲に密着させるように押さえる。密着された事を確認してオムツを閉じる[
図3]参照
【発明の効果】
【0010】
排便後の後始末を簡素化し臭いも少なく、介助者の肉体的、心的負担軽減を期待できる。またオムツ使用者の精神的肉体的苦痛を緩和し、排便後の処理時間短縮が期待でき双方の無理な清拭体位維持も最小限に出来ると考えられる。
【0011】
便付着による褥瘡や傷口を清潔に保つことが出来、陰部尿道の清潔が保たれ感染症のリスク軽減につながる事を期待する。子育て中の負担軽減や心的ストレスの緩和につながり虐待防止効果を期待する。
【0012】
医療従事者や老人介護施設従事者等の仕事の効率化を図り,肉体的及び心的ストレス緩和に繋がり、老人虐待等の防止効果を課題とする。
【0013】
排便臭も押さえられる為、介護者及び子育て中の方の気持ちも軽くなる効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【
図1】本発明の立体図と一般オムツと合体させた立体的な全体図である
【
図2】本発明と一般オムツの合体平面図とオムツパットとの合体図平面図である。