(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024112258
(43)【公開日】2024-08-20
(54)【発明の名称】フック収納式ハンガー
(51)【国際特許分類】
A47G 25/32 20060101AFI20240813BHJP
F16B 45/00 20060101ALI20240813BHJP
【FI】
A47G25/32 Z
F16B45/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023027771
(22)【出願日】2023-02-07
(71)【出願人】
【識別番号】505277222
【氏名又は名称】有限会社楽起
(72)【発明者】
【氏名】吉田 有也
【テーマコード(参考)】
3J038
3K099
【Fターム(参考)】
3J038AA01
3J038BA22
3J038BB07
3K099AA01
3K099BA23
3K099CA49
3K099DA09
3K099DA13
(57)【要約】
【課題】 本発明は、フック収納式ハンガー本体部(10)を、回動本体部(10)にすることにより、製造工程の短縮ができ、ロータリー回動により、回動が堅牢で精度が高い、フック収納式ハンガーを提供する。
【解決手段】 本発明のフック収納式ハンガーは、本体部(10)と、回動部材(11)と、フック(12)とを備え前記本体部(10)は、中央部に、前後に貫通する貫通孔(14)と、上面に開口し、前記貫通孔(14)に連通する溝(13)とを有し、前記回動部材(11)は、前記貫通孔(14)に挿入されて、前記貫通孔(14)の軸の回りに回動可能であり、前記フック(12)は、前記溝(13)を通して基端が前記回動部材(11)に支持され、前記溝(13)は、前記フック(12)が、本体部(10)を吊り下げる起立姿勢と本体部(!0)に収納される倒伏姿勢との間で回動可能な形状である、フック収納式ハンガー。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フック収納式ハンガーであって、
本体部(10)と、回動部材(11)と、フック(12)とを備え、
前記本体部(10)は、中央部に、前後に貫通する貫通孔(14)と、上面に開口し、
前記貫通孔(14)に連通する溝(13)とを有し、
前記回動部材(11)は、前記貫通孔((14)に挿入されて、前記貫通孔(14)の軸の回りに回動可能であり、
前記フック(12)は、前記溝(13)を通して基端が前記回動部材(11)に支持され、
前記溝(13)は、前記フック(12)が、本体部(10)を吊り下げる起立姿勢と本体部(!0)に収納される倒伏姿勢との間で回動可能な形状である、フック収納式ハンガー。
【請求項2】
前記フック(12)の前記基端は、前記回動部材(11)に、前記基端の軸の回りに回動可能に支持される、請求項1に記載のフック収納式ハンガー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フック収納式ハンガーの本体部を、製品の本体部にすることにより、製造工程の短縮ができ、ロータリー回動により、回動が堅牢で精度が高い、フック収納式ハンガーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、回動具が種々開発されている、例えば、心棒を中心に折り畳む蝶番屈伸具(例えば、特許文献1参照、特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000-355323号
【特許文献2】実登3180220
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の蝶番屈伸具等では、小型製品や、設置箇所が狭い場所では、取り付けができない、ロータリー回動具の本体部を、フック収納式ハンガーの本体部にすることにより、使用に便利で製造工程も短縮できロータリー回動で、堅牢で回動精度が高い、フック収納式ハンガーがなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係わるフック収納式ハンガーは、上記の問題にかんがみて、簡単に製造ができ、使用に便利なフック収納式ハンガーを提供することを目的とする。
上記目的のために、本発明のフック収納式ハンガーは、本体部(10)と、回動部材(11)と、フック(12)とを備え、前記本体部(10)は、中央部に、前後に貫通する貫通孔(14)と、上面に開口し、前記貫通孔(14)に連通する溝(13)とを有し、前記回動部材(11)は、前記貫通孔(14)に挿入されて、前記貫通孔(14)の軸の回りに回動可能であり、前記フック(12)は、前記溝(13)を通して基端が前記回動部材(11)に支持され、前記溝(13)は、前記フック(12)が、本体部(10)を吊り下げる起立姿勢と本体部(!0)に収納される倒伏姿勢との間で回動可能な形状である、フック収納式ハンガーである。
叉、前記フック(12)の前記基端は前記回動部材(11)に、前記基端の軸回りに回動可能に支持されるフック収納式ハンガーである。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明によれば、フック(12)が本体部(10)に対して回動する構造を容易に製造することができる、また、本発明は、このフック(12)が回動することにより起立倒伏する構造に、容易に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の実施形態に係わるフック収納式ハンガーの斜視図
【
図2】本発明の実施形態に係わる回動部材にフックを取り付ける斜視図
【
図3】本発明の実施形態に係わる回動部材にフックの基端を取り付けた状態の断面図
【
図4】本発明の実施形態に係わるフック収納式ハンガーの縦断面図
【
図5】本発明の実施形態に係わるフック収納式ハンガーの正面全体図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の、図面を参照して、本発明に係わるフック収納式ハンガーの実施形態を説明する、
本発明に係わるフック収納式ハンガーは、ハンガー本体部(10)の上面には、フックが挿通されて、収納される挿通溝(13)を有する、
正面中央には、円筒状の回動部材(11)を挿入する円筒状の貫通孔(14)と、
円柱状の回動部材(11)とともに回動するフック(12)からなる。
【0009】
本体部(10)は、円柱状の回動部材(11)を挿入する円筒状の貫通孔(14)と、上面には、フック(12)が挿通する挿通溝(13)からなる。
【0010】
円柱状の回動部材(11)は、外周面の一部には、フック(12)を固定するための固定孔(15)を設け。
【0011】
フック(12)は、本体部(10)の挿通溝(13)を通して基端が、貫通孔(14)に挿入された円柱状の回動部材(11)の固定孔(15)に差し込まれることにより回動部材(11)に固定されている、それにより、フック(12)は本体部(10)から外れることなく、貫通孔(14)に回動自在に支持される、
フック(12)は、本体部(10)を吊り下げるための起立姿勢と、本体部(10)に収納される倒伏姿勢との間で回動できるように挿通溝(13)の形状が定められている。
【0012】
図1は、フック収納式ハンガーの斜視図で、ハンガー本体部(10)、円筒状の貫通孔(14)、フック(12)が挿通する挿通溝(13)の実施形態を示す。
【0013】
図2は、円柱状の回動部材(11)、フック(12)を固定する固定孔(15)の実施形態を示す。
(a)は、回動部材(11)に、フック(12)を固定する前の実施形態を示す、
(b)は、回動部材(11)に、フック(12)を固定後の実施形態を示す。
【0014】
図3は、ハンガーを吊すためのフック(12)を示す。フック(12)の基端部には周に沿った溝(16)が複数段形成されている。回動部材(11)は、木材、プラスチックなどの適度な柔軟性を持っていることから、フック(12)の基端を固定孔(15)に押し込むことにより、フック(12)は回動部材(11)に回動自在に支持される。
【0015】
図4は、フック収納式ハンガーの縦断面図で、ハンガー本体部(10)、円柱状の回動部材(11)、ハンガーを吊すためのフック(12)、フック(12)を収納する挿通溝(13)の実施形態を示す。
【0016】
図5は、フック収納式ハンガーの、正面全体図の実施形態を示す。
【0017】
本発明のフック収納式ハンガーは、ハンガー本体部(10)の円筒状の貫通孔(14)に、円柱状の回動部材(11)を挿入して、円柱状の回動部材(11)の固定孔(15)に、フック(12)を装着するのみで、組み立て作業なしで完成できる。
【0018】
図5に示すように、フック収納式ハンガーの正面全体図で、起立倒伏可能な洋服ハンガーが実現する。
【符号の説明】
【0021】
10 フック収納式ハンガー本体部
11 円柱状の回動部材
12 フック
13 挿通溝
14 円筒状の貫通孔
15 フック固定孔
16 フック基端の溝