(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024011250
(43)【公開日】2024-01-25
(54)【発明の名称】サーバ、プログラム、情報処理方法およびサーバシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20240118BHJP
G06Q 30/0207 20230101ALI20240118BHJP
【FI】
G06Q30/02 380
G06Q30/02 320
【審査請求】未請求
【請求項の数】23
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022113108
(22)【出願日】2022-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堀内 和也
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 敏紀
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB07
5L049BB08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザが、購入した物品に関する動画を容易に投稿でき、ユーザの動画投稿意欲を向上させることができるサーバ、プログラム、情報処理方法およびサーバシステムを提供する。
【解決手段】ネットワークを介してサーバと複数の端末とが接続されるシステムにおいて、サーバは、ユーザの端末から送信された物品の購入依頼を受信すると、物品に関する動画をユーザが送信するための情報をユーザの端末に送信する。ユーザがこれに応答して動画を撮影して、端末からサーバに送信すると、サーバは動画を受信して、配信する。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザの第1端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から物品の購入依頼を受信する通信部と、
前記購入依頼に基づいて前記物品に関する第1動画を送信するための情報を前記通信部によって前記第1端末に送信する制御を行う制御部とを備える。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第1動画を送信するための情報は、前記第1動画を投稿または配信するための情報を含む。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第1動画を送信するための情報に基づいて前記第1動画が送信された場合、前記第1ユーザに特典を関連付ける制御を行う。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記物品の購入依頼に基づいて、前記物品の分類に関する情報を前記第1動画に関連付ける制御を行う。
【請求項5】
請求項4に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記物品の分類に関する情報に基づいて、前記第1動画の内容を示す情報を前記第1動画に関連付ける制御を行う。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記物品の分類に関する情報に基づいて、前記第1動画を含む複数の動画をグループ分けする制御を行う。
【請求項7】
請求項4から請求項6のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記物品の分類に関する情報に基づいて広告を選択し、前記広告に関する情報を第2ユーザの第2端末に送信する制御を行う。
【請求項8】
請求項4から請求項7のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記物品の分類に関する情報に基づいて前記第1動画を編集する情報を選択し、選択された前記第1動画を編集する情報を前記第1端末に送信する制御を行う。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、再生時間が設定された時間に収まるように前記第1動画を編集する制御を行う。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載のサーバであって、
前記制御部は、編集後の複数の第1動画を表示する順番を設定し、前記順番で表示されるように前記編集後の複数の第1動画を第2ユーザの第2端末に送信する制御を行う。
【請求項11】
請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、編集前の第1動画と編集後の第1動画とを切り換え可能にするための情報を第2ユーザの第2端末に送信する制御を行う。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、第2ユーザによる第2端末への入力に基づいて、前記第1動画と、前記物品を購入するための情報とを前記第2端末に送信する制御を行う。
【請求項13】
請求項12に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記物品が設定された期間内で提供できない場合、前記第2ユーザによる前記第2端末への入力に基づき、前記第2ユーザに特典を関連付ける制御を行う。
【請求項14】
請求項11または請求項12に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記物品が設定された期間内で提供できない場合、前記物品を購入するための情報を送信せず、前記第1端末から送信された前記第1動画の表示を制限する制御を行う。
【請求項15】
請求項1から請求項14のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記物品の購入依頼に基づいて、前記第1ユーザへの前記物品の提供に携わる第3ユーザの第3端末に、前記物品に関する第3動画を送信するための情報を送信する制御を行う。
【請求項16】
請求項15に記載のサーバであって、
前記第3動画を送信するための情報は、前記第1ユーザに前記物品を配送する配送者の第3端末に送信される。
【請求項17】
請求項16に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第3ユーザの位置情報と前記購入依頼に基づいて、前記第3動画のうち、前記物品の配送目標地点から設定された距離内の映像に対して画像処理を行う。
【請求項18】
請求項15から請求項17のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第3動画から継続して前記第1動画を第2ユーザの第2端末で再生するように制御を行う。
【請求項19】
請求項15から請求項17のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、共通の時間軸に基づいて前記第1動画と前記第3動画を第2ユーザの第2端末で再生するように制御を行う。
【請求項20】
請求項15から請求項19のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第3端末から前記第3動画が送信された場合、前記第1ユーザが前記第3ユーザを評価するための情報を前記第1端末に送信する制御を行う。
【請求項21】
第1ユーザの第1端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、
前記第1端末から物品の購入依頼を通信部によって受信することと、
前記購入依頼に基づいて前記物品に関する第1動画を送信するための情報を前記通信部によって前記第1端末に送信することとが前記サーバによって実行される。
【請求項22】
第1ユーザの第1端末と通信するサーバの情報処理方法であって、
前記第1端末から物品の購入依頼を通信部によって受信することと、
前記購入依頼に基づいて前記物品に関する第1動画を送信するための情報を前記通信部によって前記第1端末に送信することとを含む。
【請求項23】
第1ユーザの第1端末と通信するサーバシステムであって、
前記第1端末から物品の購入依頼を受信する第1サーバと、
前記第1サーバから前記購入依頼を受信し、前記購入依頼に基づいて前記物品に関する第1動画を送信するための情報を前記第1端末に送信する第2サーバとを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ、プログラム、情報処理方法およびサーバシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、店舗で販売される物品の情報を提供するために、物品に関する動画を配信することが提案されている。例えば、特許文献1には、キッチンスタジオで撮影された調理動画を複数の店舗端末に配信する情報処理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、第1ユーザの第1端末と通信するサーバであって、第1端末から物品の購入依頼を受信する通信部と、購入依頼に基づいて物品に関する第1動画を送信するための情報を通信部によって第1端末に送信する制御を行う制御部とを備える。
本発明の第2の態様によると、第1ユーザの第1端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、第1端末から物品の購入依頼を通信部によって受信することと、購入依頼に基づいて物品に関する第1動画を送信するための情報を通信部によって第1端末に送信することとがサーバによって実行される。
本発明の第3の態様によると、第1ユーザの第1端末と通信するサーバの情報処理方法であって、第1端末から物品の購入依頼を通信部によって受信することと、購入依頼に基づいて物品に関する第1動画を送信するための情報を通信部によって第1端末に送信することとを含む。
本発明の第4の態様によると、第1ユーザの第1端末と通信するサーバシステムであって、第1端末から物品の購入依頼を受信する第1サーバと、第1サーバから購入依頼を受信し、購入依頼に基づいて物品に関する第1動画を送信するための情報を第1端末に送信する第2サーバとを備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図。
【
図2】第1実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図。
【
図3】第1実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
【
図4】第1実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図5】第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図8】第1変形例(1)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図10】第1動画を動画サイトに投稿する様子の一例を示す図。
【
図11】アプリケーションソフトウェア上に表示された動画送信情報の一例を示す図。
【
図12】第2実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図14】第2変形例(1)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図17】第2変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図18】第1動画に対応して購入情報を表示する一例を示す図。
【
図20】第3実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図22】分類情報に基づいて検索された第1動画の一例を示す図。
【
図23】分類情報に基づいて特定のグループに属する第1動画を表示する一例を示す図。
【
図24】分類情報に基づいて自動入力されたタイトルの一例を示す図。
【
図25】第3変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図26】分類情報に基づいて選択された広告の一例を示す図。
【
図27】第4実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図28】分類情報に基づいて選択された編集情報で第1動画を編集する一例を示す図。
【
図29】再生時間が設定された時間に収まるように第1動画を編集する一例を示す図。
【
図30】端末に応じて縦横比が編集された第1動画の一例を示す図。
【
図31】設定され順番で並べられた複数の第1動画の一例を示す図。
【
図32】第1動画に対応して表示された切換情報の一例を示す図。
【
図33】第5実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図34】第1動画に対応して表示された購入情報の一例を示す図。
【
図35】第5変形例(1)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図36】第1動画に対応して表示された付与情報の一例を示す図。
【
図37】第5変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図38】第5変形例(3)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図39】第5変形例(4)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図42】第7実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図43】第1動画と第3動画を継続して再生する一例を示す図。
【
図45】第7変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図46】第1動画と第3動画を共通の時間軸で再生する一例を示す図。
【
図47】第7変形例(3)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図50】第9実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係るサーバ、プログラム、情報処理方法およびサーバシステムを実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
[システム構成]
図1は、本開示の一実施形態に係るサーバを備えたシステム1の構成を示す。
図1に開示されるように、システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
【0009】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0010】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0011】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0012】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0013】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0014】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
図1を用いて、システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0015】
(1)端末20のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信部22、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
通信部22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信部22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信部22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信部22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信部22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0017】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0018】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0019】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0020】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0022】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0023】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0024】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0027】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信部14、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0028】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0029】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0030】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0031】
通信部14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信部14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信部14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信部14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信部14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0032】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0033】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0034】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0035】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21および/または11は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0036】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0037】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0038】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0039】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0040】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0041】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0042】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0043】
<第1実施形態>
第1実施形態は、サーバ10が、端末20Aから物品の購入依頼を受信した場合、物品の購入依頼に基づいて、物品の配送依頼を送信すると共に、物品に関する第1動画を送信するための動画送信情報(例えば、動画サイトのリンク情報)を端末20Aに送信する実施形態である。これにより、ユーザAが、購入した物品の第1動画を撮影し、動画送信情報を利用して第1動画をサーバ10に送信する。
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0044】
<機能構成>
(1)端末の機能構成
図2は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。
通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、購入依頼受信部142と、動画送信情報送信部143とを有する。
【0045】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、端末20に情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有している。
【0046】
購入依頼受信部142は、制御部11の制御の下、端末20から物品の購入依頼を受信する購入依頼受信処理を実行する。
【0047】
動画送信情報送信部143は、制御部11の制御の下、物品に関する第1動画を送信するための動画送信情報(限定ではなく、第1動画を送信するための情報の一例)を端末20に送信する動画送信情報送信処理を実行する。
【0048】
図3は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0049】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、購入依頼受信処理として実行される受信処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
【0050】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、動画送信情報送信処理として実行される送信処理プログラム1512をサブルーチンプログラムとして含む。
【0051】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、動画送信情報152が記憶される。
【0052】
動画送信情報152は、端末20から第1動画を送信するための情報である。動画送信情報152は、例えば、第1動画を配信または投稿して公開するための情報を含んでもよい。例えば、動画送信情報152は、第1動画を配信または投稿するサイトへのリンク情報(例えば、ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)、URI(Uniform Resource Identifier))などが挙げられる。
【0053】
図4は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、受信処理部112と、送信処理部113とを有する。
【0054】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0055】
受信処理部112は、記憶部15に記憶されている受信処理プログラム1511に従って、端末20から物品の購入依頼を通信部14で受信する購入依頼受信処理を実行する。
【0056】
送信処理部113は、動画送信情報152を通信部14によって端末20に送信する動画送信情報送信処理を実行する。
【0057】
<情報処理>
図5は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0058】
本実施形態では、端末20Aは、物品の購入を依頼するユーザA(第1ユーザ)の端末から構成されるものとする。また、サーバ10は、物品の販売に携わる店舗の管理サーバの機能と、動画を配信する配信サーバの機能とを一体的に含むように構成されるものとする。なお、物品の販売に携わる店舗としては、例えば、物品を販売する販売店舗、販売店舗からユーザに物品を配送する配送会社、物品の注文および配送を代理する代理会社などが挙げられる。
【0059】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。
また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。
これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0060】
まず、ユーザAが、サーバ10が管理する購入サイトから物品を購入する場合を考える。例えば、
図6Aに示すように、ユーザAが、端末20Aに表示された購入サイトから所望の物品を注文するように端末20Aを操作する。端末20Aの制御部21は、例えばユーザAがピザ店AのピザAを注文した場合、ピザAの購入依頼をサーバ10に送信する(A1)。
【0061】
なお、ユーザAが購入する物品は、経済活動において生産、流通または交換される物財を含み、例えば、食品または衣料などが挙げられる。また、物品は、無形のサービスを含んでもよく、商品を含み得る。
【0062】
また、購入依頼は、販売店舗に対して特定の物品の購入を依頼するもので、例えば、購入する物品(ピザ店AのピザA)を示す情報、ユーザAの情報などを含んでもよいし、含まなくてもよい。また、ユーザAが物品の配送を依頼する場合は、購入依頼は、配送先の情報を含んでもよい。なお、ユーザAの情報または配送先の情報は、サーバ10に予め登録されていてもよい。物品を示す情報としては、例えば、販売店舗の識別情報(例えば、店舗名、識別番号など)、物品の識別情報(例えば、物品名、識別番号など)、物品の数、物品のサイズなどのうち少なくとも一つを含んでもよい。また、ユーザAの情報としては、例えば、ユーザAの名前、ユーザID、端末20Aの通信情報(例えば、電話番号、メールアドレス、チャットルームの情報、アプリケーションソフトウェアの情報など)などのうち少なくとも一つを含んでもよい。また、配送先の情報としては、例えば、配送先の住所、電話番号、メールアドレス、チャットルームの情報、アプリケーションソフトウェアの情報などのうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0063】
端末20Aから送信された購入依頼は、サーバ10の通信部14で受信される(B1)。サーバ10の制御部11は、購入依頼を受信すると、ピザ店Aに購入依頼を送信すると共に、購入依頼に基づいてピザ店AからユーザAにピザAを配送する配送依頼を作成する。そして、サーバ10の制御部11は、作成した配送依頼を予め登録された配送者に送信する(B2)。これにより、配送者は、配送依頼に基づいて、ピザ店AからピザAを受け取り、ユーザAにピザAを配送する。
【0064】
また、サーバ10の制御部11は、購入依頼に基づいて、動画送信情報を通信部14によって端末20Aに送信する(B3)。例えば、制御部11は、
図6Bに示すように、ユーザAと共有するチャットルームCRに動画送信情報152を送信してもよいし、しなくてもよい。動画送信情報152は、ユーザAが購入した物品に関する第1動画を送信するための情報であり、一例として動画を配信または投稿する動画サイトへのリンク情報から構成されたものを示す。また、制御部11は、ピザAに関する第1動画の送信を依頼するメッセージ2を端末20Aに送信してもよいし、しなくてもよい。
【0065】
ここで、動画送信情報152は、動画をリアルタイムで配信する動画サイトへのリンク情報からなる場合を考える。ユーザAは、動画をリアルタイムで配信することを望む場合には、動画送信情報152を入力操作する。端末20Aの制御部21は、ユーザAの操作に応じて、物品に関する第1動画、例えばピザAを紹介する第1動画を端末20Aで撮影する(A2)。そして、端末20Aの制御部21は、動画送信情報152に基づいて、撮影された第1動画を通信部22によってサーバ10に送信する(A3)。
【0066】
例えば、ユーザAが動画送信情報152を入力操作すると、
図7Aに示すように、動画サイトに関連付けられた動画の撮影画面が端末20Aに表示されてもよい。この撮影画面は、例えば、タイトル設定欄4と、撮影ボタン5とを含んでもよい。タイトル設定欄4は、第1動画6のタイトルを入力するためのものである。撮影ボタン5は、第1動画6の撮影の開始と停止を操作するためのボタンである。
【0067】
ユーザAは、タイトル設定欄4に第1動画6のタイトルを入力する。また、ユーザAは、撮影ボタン5を操作して、第1動画6の撮影を開始する。これにより、端末20Aの制御部11は、第1動画6を撮影しつつ、動画送信情報152に基づいて第1動画6をサーバ10に送信する。
【0068】
サーバ10の制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6を配信する(B4)。例えば、制御部11は、
図7Bに示すように、動画送信情報152に関連付けられた動画サイトに第1動画6を表示させる。このとき、制御部11は、第1動画6に対応付けて、ユーザAが設定したタイトル8を表示してもよい。そして、動画サイトを閲覧したユーザB(第2ユーザ)が、第1動画6のカバー画像(第1動画6の代表画像)を入力操作することにより、リアルタイムで配信される第1動画6が端末20Bに表示される。なお、動画サイトは、サーバ10で管理されているサイトに限定されるものではない。例えば、動画サイトは、物品の販売店舗が管理するサーバでもよいし、ユーザAが管理するサーバでもよい。
【0069】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、端末20Aから物品の購入依頼を受信する通信部14と、購入依頼に基づいて物品に関する第1動画6を送信するための動画送信情報152(限定ではなく、第1動画6を送信するための情報の一例)を通信部14によって端末20Aに送信する制御を行う制御部11とを備える。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが、物品に関する第1動画6を容易に送信することができる。
【0070】
また、第1実施形態では、動画送信情報152は、第1動画6を配信するための情報である。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが、物品に関する第1動画6を容易に配信することができる。
【0071】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、配送者に配送依頼を送信するときに動画送信情報152を端末20Aに送信したが、購入依頼に基づいて動画送信情報152を送信すればよく、これに限定されない。
【0072】
第1変形例(1)は、サーバ10が、物品の配送が完了するタイミングで動画送信情報152を送信する変形例である。
【0073】
<情報処理>
図8は、本変形例における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0074】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、ユーザAの購入依頼に基づいて作成された配送依頼を、予め登録された配送者の端末、例えばユーザC(第3ユーザ)の端末20Cに送信する(B2)。端末20Cの制御部21は、サーバ10から配送依頼を受信すると、その配送依頼を表示部24に表示する(D1)。例えば、配送依頼は、
図9に示すように、購入依頼を受信した受注時刻9aと、配送先に到着するお届け予定時刻9bと、販売店舗および配送先の住所9cと、配送完了をサーバ10に通知する完了ボタン9dと、販売店舗31から配送先32までの経路を示す地図情報9eとを含んでもよい。これにより、ユーザCは、地図情報9eに基づいて、販売店舗31から配送先32まで物品を配送する。
【0075】
ユーザCは、配送先32においてユーザAに物品を受け渡すと、端末20Cに表示された完了ボタン9dを入力操作する。これにより、端末20Cは、物品の配送完了を示す完了通知をサーバ10に送信する(D2)。
【0076】
サーバ10の制御部11は、完了通知を受信すると、第1実施形態と同様に、購入依頼に基づいて、動画送信情報152を端末20Aに送信する(B3)。これにより、動画送信情報152は、物品の配送が完了するタイミングで端末20Aに送信されることになる。そして、端末20Aの制御部21は、サーバ10から動画送信情報152を受信すると、動画送信情報152に対するユーザAの入力操作に応じて第1動画6を撮影する(A2)。
【0077】
なお、サーバ10の制御部11は、物品の配送が完了する直前に動画送信情報152を端末20Aに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、
図9に示すように、端末20Cから位置情報を取得し、配送先32から所定の距離Dに達した時点で動画送信情報152を端末20Aに送信してもよい。また、サーバ10の制御部11は、お届け予定時刻9bの所定時間前に動画送信情報152を端末20Aに送信してもよい。
【0078】
また、サーバ10の制御部11は、端末20Aとの間で送信または受信された情報に基づいて、動画送信情報152を端末20Aに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Aから料金の支払いに関する情報を受信した場合に、動画送信情報152を端末20Aに送信してもよい。
【0079】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、物品の配送が完了する情報に基づいて、動画送信情報152を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、物品を受け取るタイミングで動画送信情報152を受信するため、第1動画6を送信する意欲を向上させることができる。
【0080】
<第1変形例(2)>
第1実施形態では、動画送信情報152は、第1動画をリアルタイムで配信するための情報から構成されたが、第1動画を送信するための情報であればよく、これに限定されない。
【0081】
第1変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、撮影済みの第1動画6を動画サイトに投稿するための動画送信情報152を端末20Aに送信する変形例である。
【0082】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aから購入依頼を受信し(B1)、その購入依頼に基づいて作成された配送依頼を配送者に送信する(B2)。そして、制御部11は、購入依頼に基づいて、第1動画6を動画サイトに投稿するための動画送信情報152を通信部14によって端末20Aに送信する(B3)。
【0083】
ユーザAは、動画を撮影してその動画を動画サイトに投稿することを望む場合には、物品に関する第1動画6を端末20Aで撮影する(A2)。撮影された第1動画6は、例えば、端末20Aの記憶部28に記憶される。このとき、ユーザAは、端末20Aに記憶された第1動画6を編集してもよいし、しなくてもよい。そして、ユーザAがチャットルームCRに表示された動画送信情報152を入力操作すると、端末20Aの制御部21は、動画送信情報152に関連付けられた動画サイトを表示部24に表示させる。ユーザAは、例えば
図10に示すように、動画サイトにおいて動画をアップロードする画面を開き、そこに表示されたアップロード欄5aに第1動画6をアップロードしてもよい。これにより、端末20Aの制御部11は、ユーザAの操作に応じて、記憶部28に記憶された第1動画6を動画サイトに投稿、すなわち第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。そして、
図7Bに示すように、撮影済みの第1動画6が、動画サイトに表示されることになる。
【0084】
<第1変形例(2)の効果>
第1変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、購入依頼に基づいて第1動画6を投稿するための動画送信情報152を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが、物品に関する第1動画6を容易に投稿することができる。
【0085】
<第1変形例(3)>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、動画送信情報152がチャットルームCRに表示されるように動画送信情報152を端末20Aに送信したが、動画送信情報152が端末20Aに表示されればよく、これに限定されない。
【0086】
第1変形例(3)は、動画送信情報152が、チャットルームCR以外のアプリケーションソフトウェア上で表示される変形例である。
【0087】
例えば、サーバ10の制御部11は、
図11に示すように、端末20Aに保存されたアプリケーションソフトウェアS上で動画送信情報152が表示されるように動画送信情報152を端末20Aに送信してもよい(B3)。例えば、動画送信情報152は、物品が購入された購入サイトのアプリケーションソフトウェアSにより表示されてもよい。
【0088】
そして、アプリケーションソフトウェアS上で表示された動画送信情報152をユーザAが入力操作することにより、端末20Aの制御部21は、例えば
図7Aに示すように、物品に関する第1動画を撮影する(A2)。
【0089】
<第1変形例(3)の効果>
第1変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、動画送信情報152が端末20Aに保存されたアプリケーションソフトウェアS上で表示されるように動画送信情報152を端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、動画送信情報152を容易に確認することができる。
【0090】
また、第1変形例(3)では、動画送信情報152は、物品が購入された購入サイトのアプリケーションソフトウェアS上で表示される。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、物品の購入に続いてスムーズに動画を撮影することができる。
【0091】
<第2実施形態>
第2実施形態は、サーバ10の制御部11が、端末20Aから第1動画6が送信された場合に、その端末20AのユーザAに対して特典を付与する実施形態である。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0092】
<情報処理>
図12は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0093】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6を配信する(B4)。ここで、サーバ10の制御部11は、動画送信情報152に基づいて第1動画6が送信されたか否かを判定する(B21)。例えば、制御部11は、動画送信情報152に関連付けられた動画サイトに第1動画6が送信されたか否かに基づいて判定してもよい。サーバ10の制御部11は、動画送信情報152に基づいて第1動画6が送信されていないと判定した場合、処理を終了する。
【0094】
一方、制御部11は、動画送信情報152に基づいて第1動画6が送信されたと判定した場合、ユーザAに特典を関連付ける(B22)。特典は、ユーザAに何らかのメリットがあるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、ポイントまたはクーポンなどが挙げられる。そして、制御部11は、関連付けた特典情報を端末20Aに送信する(B23)。特典情報は、例えば、付与された特典、特典に関するメッセージなどを含んでもよい。
【0095】
端末20Aの制御部21は、特典情報を受信すると、その特典情報を表示部24に表示させる(A21)。例えば、制御部21は、
図13に示すように、チャットルームCRに特典情報33を表示してもよい。これにより、ユーザAに特典が付与される。
【0096】
なお、サーバ10の制御部11は、例えば、予め設定された特典をユーザAに関連付けてもよい。また、制御部11は、第1動画6の配信数が多いほど高い特典をユーザAに関連付けてもよい。
【0097】
また、制御部11は、特典を関連付けるユーザの数を制限してもよい。例えば、制御部11は、特典を付与したユーザが所定数に達した時点で、ユーザに対する特典の関連付けを終了してもよい。
【0098】
また、サーバ10の制御部11は、ステップB21の判定後、所定の条件を満たしたか否かをさらに判定し、その判定結果に基づいてユーザAに特典情報を送信してもよい。例えば、制御部11は、ステップB22においてユーザAに特典を関連付けた後、所定期間が経過したか否かを判定し、所定期間が経過したと判定した場合に、ユーザAに特典情報を送信してもよい。これにより、ユーザAは、所定期間毎に特典が付与されることになる。また、制御部11は、ステップB21の判定後、第1動画の配信数または再生数が所定の値を超えたか否かをさらに判定し、所定の値を超えたと判定した場合に、ユーザAに特典を関連付けてもよい。すなわち、制御部11は、第1動画の配信数または再生数が所定の値を超えたユーザのみに特典を関連付けてもよい。
【0099】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、動画送信情報152に基づいて第1動画6が送信された場合、ユーザAに特典を関連付ける。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが第1動画6を送信する意欲を向上させることができる。
【0100】
<第2変形例(1)>
第2変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、端末20Bで第1動画6が再生された場合に、端末20AのユーザAに対して特典を付与する変形例である。
【0101】
<情報処理>
図14は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0102】
まず、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6を動画サイトに表示する(B24)。続いて、動画サイトを閲覧するユーザB(第2ユーザ)が、第1動画6の視聴を望む場合、第1動画6を再生するように端末20Bを操作する。これにより、端末20Bの制御部21が、第1動画6の再生要求をサーバ10に送信する(C21)。例えば、端末20Bの制御部21は、
図7Bに示す動画サイトにおいて第1動画6のカバー画像が入力操作されることにより、第1動画6の再生要求をサーバ10に送信してもよい。
【0103】
サーバ10の制御部11は、端末20Bから第1動画6の再生要求を受信すると、第1動画6を端末20Bに配信する(B4)。これにより、端末20Bの制御部21は、
図15に示すように、第1動画6を再生するように表示部24を制御する(C22)。
【0104】
そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6が再生された場合、ユーザAに特典を関連付ける(B22)。例えば、制御部11は、第1動画6の再生要求に基づいて、ユーザAに特典を関連付けてもよい。また、制御部11は、端末20Bへの第1動画6の送信処理に基づいて、ユーザAに特典を関連付けてもよい。制御部11は、関連付けた特典情報を端末20Aに送信する(B23)。
【0105】
端末20Aの制御部21は、特典情報を受信すると、その特典情報を表示部24に表示させる(A21)。例えば、制御部21は、
図16に示すように、チャットルームCRに特典情報33を表示してもよい。
【0106】
なお、サーバ10の制御部11は、第1動画6の再生数が多いほど高い特典をユーザAに関連付けてもよい。また、制御部11は、第1動画6の再生数が所定値を超えるユーザに対してのみ特典を関連付けてもよい。
【0107】
また、サーバ10の制御部11は、ステップB4において第1動画6を配信した後、所定の条件を満たしたか否かを判定し、その判定結果に基づいてユーザAに特典情報を送信してもよい。例えば、制御部11は、ステップB22においてユーザAに特典を関連付けた後、所定期間が経過したか否かを判定し、所定期間が経過したと判定した場合に、ユーザAに特典情報を送信してもよい。これにより、ユーザAは、所定期間毎に特典が付与されることになる。また、制御部11は、ステップB4において第1動画6を配信した後、第1動画の配信数または再生数が所定の値を超えたか否かを判定し、所定の値を超えたと判定した場合に、ユーザAに特典を関連付けてもよい。すなわち、制御部11は、第1動画の配信数または再生数が所定の値を超えたユーザのみに特典を関連付けてもよい。
【0108】
<第2変形例(1)の効果>
第2変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、第1動画6が再生された場合、ユーザAに特典を関連付ける。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが第1動画6を送信する意欲をより向上させることができる。
【0109】
<第2変形例(2)>
第2変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、第1動画6に関連付けて物品の購入情報を表示し、その購入情報から物品が購入された場合、端末20AのユーザAに対して特典を付与する変形例である。
【0110】
<情報処理>
図17は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0111】
まず、第2実施形態と同様に、サーバ10の制御部11が、端末20Aから送信された第1動画6を動画サイトに表示する(B24)。また、制御部11は、物品を購入するための購入情報を第1動画6に対応して動画サイトに表示する(B25)。例えば、制御部11は、
図18Aに示すように、物品を購入する購入サイトへのリンク情報からなる購入情報34を第1動画6に対応して表示させてもよい。なお、購入情報34は、物品を購入できればよく、例えば、物品の購入を直接的に受け付ける受付情報などから構成されてもよい。また、購入情報34は、メッセージなどの他の情報を含んでもよい。
【0112】
ユーザBは、第1動画6の視聴を望む場合、第2変形例(1)と同様に、第1動画6を再生するように端末20Bを操作する。これにより、端末20Bの制御部21は、第1動画6の再生要求をサーバ10に送信する(C21)。そして、サーバ10の制御部11が、端末20Bからの再生要求に応じて、第1動画6を端末20Bに配信する(B4)。これにより、端末20Bの制御部21は、
図15に示すように、第1動画6を再生するように表示部24を制御する(C22)。
【0113】
ここで、ユーザBは、第1動画6で紹介された物品の購入を望む場合、動画サイトに表示された購入情報34を入力操作する。これにより、端末20Bの制御部21は、購入情報34に基づいて、物品を購入する購入サイトを表示部24に表示する。
【0114】
例えば、制御部21は、
図18Bに示すように、ピザ店Aの購入サイトを表示部24に表示してもよい。ユーザBは、ピザ店AのピザAの購入を望む場合、例えば購入サイトに表示された購入ボタン35を入力操作する。これにより、端末20Bの制御部21は、物品の購入依頼をサーバ10に送信する(C23)。なお、購入サイトは、サーバ10で管理されていてもよいし、販売店舗などの外部のサーバで管理されていてもよい。
【0115】
そして、サーバ10の制御部11は、購入情報34に基づいて物品が購入された場合、ユーザAに特典を関連付ける(B22)。例えば、制御部11は、購入情報34に関連付けられた購入サイトの購入依頼を受信した場合、ユーザAに特典を関連付けてもよい。制御部11は、ユーザAに関連付けた特典情報を端末20Aに送信する(B23)。
【0116】
端末20Aの制御部21は、特典情報を受信すると、その特典情報を表示部24に表示させる(A21)。例えば、制御部21は、
図19に示すように、チャットルームCRに特典情報33を表示してもよい。
【0117】
なお、サーバ10の制御部11は、物品の購入数が多いほど高い特典をユーザAに関連付けてもよい。また、制御部11は、物品の購入数が所定値を超えるユーザに対してのみ特典を関連付けてもよい。
【0118】
また、サーバ10の制御部11は、ステップB4において第1動画6を配信した後、所定の条件を満たしたか否かを判定し、その判定結果に基づいてユーザAに特典情報を送信してもよい。例えば、制御部11は、ステップB22においてユーザAに特典を関連付けた後、所定期間が経過したか否かを判定し、所定期間が経過したと判定した場合に、ユーザAに特典情報を送信してもよい。これにより、ユーザAは、所定期間毎に特典が付与されることになる。また、制御部11は、ステップB4において第1動画6を配信した後、第1動画の配信数、再生数または購入依頼数が所定の値を超えたか否かを判定し、所定の値を超えたと判定した場合に、ユーザAに特典を関連付けてもよい。すなわち、制御部11は、第1動画の配信数、再生数または購入依頼数が所定の値を超えたユーザのみに特典を関連付けてもよい。
【0119】
<第2変形例(2)の効果>
第2変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、購入情報34に基づいて物品が購入された場合、ユーザAに特典を関連付ける。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが第1動画6を送信する意欲をより向上させることができる。
【0120】
<第3実施形態>
第3実施形態は、サーバ10の制御部11が、物品の購入依頼に基づいて、ユーザAにより購入された物品の分類情報を設定し、その分類情報を第1動画6に関連付ける実施形態である。これにより、制御部11は、分類情報に基づいて第1動画6を検索するなど、第1動画6を表示する処理を制御する。なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0121】
<情報処理>
図20は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0122】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された物品の購入依頼を受信する(B1)。そして、制御部11は、受信した物品の購入依頼に基づいて、物品の分類に関する分類情報を設定する(B31)。なお、分類情報は、物品を分類するためのもので、例えば、物品に関する情報(例えば、物品の種類、物品の価格帯、販売店舗の種類など)を示すタグ情報から構成されてもよい。
【0123】
また、分類情報は、例えば、それぞれの物品に対して販売店舗の従業員により予め設定されてもよいし、されなくてもよい。これにより、制御部11は、予め設定された分類情報に基づいて、購入物品に対応する分類情報を設定する。
また、分類情報は、例えば、サーバ10により自動的に設定されてもよいし、されなくてもよい。例えば、制御部11は、人工知能を利用して分類情報を設定してもよい。具体的には、制御部11は、購入依頼の入力に対して分類情報を出力する機械学習モデルを利用して分類情報を設定してもよい。ここで、機械学習モデルは、例えば、購入依頼に含まれる物品の情報(例えば、文字情報、画像情報、動画情報または識別情報など)と、タグの種類とのペアなどを訓練データとして利用した教師あり学習によって訓練されてもよい。これにより、制御部11は、購入依頼に含まれる文字情報などを認識し、これに対応するタグを自動的に設定する。なお、物品の文字情報は、例えば、販売店舗のメニューに記載された物品の名称または説明文などが挙げられる。また、物品の画像情報は、例えば、販売店舗のメニューに登録された物品の写真などが挙げられる。また、物品の動画情報は、例えば、物品の広告動画などが挙げられる。
【0124】
図21に、購入依頼に基づいて設定される分類情報の一例を示す。この分類リスト36では、ユーザによる物品の購入毎に分類情報が設定される。例えば、制御部11は、ユーザAの購入依頼に基づいて、物品を分類するタグA1およびA2を設定してもよい。制御部11は、例えば、物品の種類(例えば、食品、ピザなど)、物品の価格帯、販売店舗名(ピザ店A)、販売店舗の種類(例えば、食品店、ピザ店など)などを示すタグA1およびA2を設定してもよい。また、分類リスト36には、ユーザから動画が送信された場合に、その動画を分類情報に関連付ける動画情報欄36aを設けてもよい。
【0125】
続いて、制御部11は、第1実施形態と同様に、配送依頼を配送者に送信し(B2)、動画送信情報152を端末20Aに送信する(B3)。端末20Aの制御部21は、動画送信情報152を受信すると、物品を紹介する第1動画6を撮影し(A2)、動画送信情報152に基づいて第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。
【0126】
サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6を受信すると、その第1動画6の情報を動画情報欄36aに入力する。これにより、制御部11は、物品の購入依頼に基づいて、分類情報を第1動画6に関連付ける(B32)。そして、第1動画6が、タグA1およびA2などの分類情報に基づいて分類されることになる。
【0127】
なお、制御部11は、第1動画6に対して分類情報を直接的に関連付けるものに限定されない。例えば、制御部11は、購入依頼などを介して、第1動画6に分類情報を間接的に関連付けてもよい。
【0128】
続いて、制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6を動画サイトで配信する(B4)。このとき、制御部11は、分類情報に基づいて、第1動画6を含む複数の動画をグループ分けしてもよい。
【0129】
例えば、制御部11は、動画サイトにおいて特定の検索条件が入力された場合、分類情報に基づいて特定の検索条件に応じた動画のグループを形成し、そのグループが表示されるように動画の表示を制御してもよい。例えば、制御部11は、
図22に示すように、動画サイトにおいて「ピザ」と検索された場合、ピザに関するタグA1に基づいて分類リスト36を検索し、タグA1に関連付けられた第1動画6および動画Eを含むグループを形成する。そして、タグA1のグループが表示されるように、動画の表示を制御してもよい。
【0130】
また、制御部11は、端末20Bにおいて特定のグループが指定された場合、分類情報に基づいて特定のグループに属する動画を選択し、そのグループの動画が表示されるように動画の表示を制御してもよい。例えば、制御部11は、
図23に示すように、端末20Bにおいて「ピザ」のグループが指定された場合、ピザに関するタグA1に基づいて分類リスト36を参照し、「ピザ」のグループに属する第1動画6および動画Eを選択する。そして、「ピザ」のグループに属する動画が表示されるように第1動画6および動画Eの表示を制御してもよい。
【0131】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、物品の購入依頼に基づいて、分類情報(限定ではなく、物品の分類に関する情報の一例)を第1動画6に関連付ける制御を行う。
このような構成による効果の一例として、制御部11が、第1動画6の表示を容易に制御することができる。
【0132】
また、第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、分類情報に基づいて、第1動画を含む複数の動画をグループ分けする制御を行う。
このような構成による効果の一例として、制御部11が、第1動画6の表示をより容易に制御することができる。
【0133】
<第3変形例(1)>
第3変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、物品の分類情報に基づいて、第1動画6のタイトル8を自動的に設定して第1動画6に関連付ける変形例である。
【0134】
まず、第3実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図21に示すように、物品の購入依頼に基づいて、物品の分類に関する分類情報を設定する(B31)。このとき、制御部11は、分類情報に基づいて、第1動画6の内容を示す情報、例えばタイトル8をさらに設定してもよい。例えば、ユーザAの購入物品に関連付けられたタグA1およびA2が「ピザA」および「食品」を示す場合、制御部11は、「ピザAを食べました」とのタイトル8を設定してもよい。なお、第1動画6の内容を示す情報としては、例えば、第1動画6の要約、物品の種類などが挙げられる。
【0135】
続いて、制御部11は、第3実施形態と同様に、配送依頼を配送者に送信し(B2)、動画送信情報152を端末20Aに送信する(B3)。端末20Aの制御部21は、動画送信情報152を受信すると、ユーザAの操作に応じて物品を紹介する第1動画6を撮影し(A2)、動画送信情報152に基づいて第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。
【0136】
ここで、ユーザAは、一般的に、第1動画6のタイトルを設定する作業が生じる。そこで、サーバ10の制御部11は、分類情報に基づいて設定されたタイトル8を端末20Aに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、
図24に示すように、ユーザAが第1動画6を撮影する際に、分類情報に基づいて設定された「ピザAを食べました」とのタイトル8をタイトル設定欄4に入力した撮影画面の情報を端末20Aに送信してもよい。このとき、制御部11は、タイトル8をユーザAが修正可能な状態で撮影画面の情報を端末20Aに送信してもよい。これにより、ユーザAは、タイトル設定欄4に入力された「ピザAを食べました」との内容を「ピザAが美味しい」に修正することができる。このようにして、タイトル8が設定されると、端末20Aの制御部21は、例えば第1動画6と共にタイトル8の情報をサーバ10に送信する。
【0137】
サーバ10の制御部11は、端末20Aから第1動画6とタイトル8の情報を受信すると、
図21に示す分類リスト36の動画情報欄36aに第1動画6の情報を入力する。これにより、制御部11は、物品の購入依頼に基づいて、分類情報を第1動画6に関連付ける(B32)。また、制御部11は、分類リスト36にタイトル8入力する欄を設けて、ユーザAの第1動画6に対応する欄にタイトル8を入力してもよい。これにより、制御部11は、分類情報に基づいて、タイトル8を第1動画6に関連付ける。そして、制御部11は、
図7Bに示すように、端末20Aから送信された第1動画6とタイトル8を動画サイトに表示する。
【0138】
<第3変形例(1)の効果>
第3変形例(1)では、サーバ10の制御部11が、分類情報に基づいて、第1動画6のタイトル(限定ではなく、第1動画6の内容を示す情報の一例)を第1動画6に関連付ける制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが、第1動画6のタイトルを容易に設定することができる。
【0139】
<第3変形例(2)>
第3変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、第1動画6に関連付けられた分類情報に基づいて広告を選択し、第1動画6を再生するユーザBの端末20Bに広告を送信する変形例である。
【0140】
<情報処理>
図25は、本変形例における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0141】
まず、第3実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6を受信すると、ユーザAが購入した物品の分類情報を第1動画6に関連付ける(B32)。ここで、サーバ10の制御部11は、分類情報に基づいて広告を選択してもよい(B33)。例えば、制御部11は、ピザ店Aを示す分類情報が第1動画6に関連付けられている場合には、ピザ店Aの広告を選択してもよい。また、制御部11は、ピザを示す分類情報が第1動画6に関連付けられている場合には、
図21に示す分類リスト36から「ピザ」に関係するピザ店Aおよびピザ店Eの広告を選択してもよい。そして、制御部11は、選択した選択広告を第1動画6に関連付けてもよい。なお、広告は、動画、画像または文字情報などから構成されてもよい。
【0142】
続いて、第1動画6が動画サイトに表示され、その動画サイトを閲覧するユーザBが第1動画6の再生を望む場合、端末20Bの制御部21は、第1動画6の再生要求をサーバ10に送信する(C21)。サーバ10の制御部11は、端末20Bから第1動画6の再生要求を受信すると、第1動画6と、第1動画6に関連付けられた選択広告に関する選択広告情報とを送信する(B34)。
【0143】
ここで、選択広告情報とは、選択広告を端末20Bに送信するための情報であり、例えば、選択広告自体または選択広告を送信する指示情報などを含んでもよい。例えば、制御部11は、サーバ10の記憶部15に選択広告が記憶されている場合には、その選択広告自体を端末20Bに送信してもよい。また、制御部11は、選択広告が外部のサーバに保管されている場合、その外部のサーバに対して、選択広告を端末20Bに送信する指示情報を外部のサーバに送信してもよい。
【0144】
端末20Bの制御部21は、サーバ10から第1動画と選択広告を受信すると、第1動画と選択広告を表示するように表示部24を制御する(C31)。例えば、制御部21は、第1動画6の再生が開始されると、第1動画6に選択広告を挿入するように表示部24を制御してもよい。例えば、制御部21は、
図26Aに示すように、第1動画6の開始前に、選択広告としてピザ店Aの広告動画37を流すように表示部24を制御してもよい。そして、制御部21は、
図26Bに示すように、広告動画37が終了すると、広告動画37に連続して第1動画6を流すように表示部24を制御してもよい。
【0145】
<第3変形例(2)の効果>
第3変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、分類情報に基づいて広告を選択し、広告情報(限定ではなく、広告に関する情報の一例)をユーザBの端末20Bに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBの購入意欲を向上させることができる。
【0146】
<第4実施形態>
第4実施形態は、サーバ10の制御部11が、ユーザAが購入した物品の分類情報に基づいて第1動画6を編集する編集情報を選択し、その編集情報を端末20Aに送信する実施形態である。これにより、ユーザAは、端末20Aで撮影された第1動画を編集し、その編集後の第1動画をサーバ10に送信する。なお、第1実施形態~第3実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0147】
<情報処理>
図27は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0148】
まず、第3実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された物品の購入依頼に基づいて、物品の分類情報を設定すると(B31)、その分類情報に基づいて編集情報を選択する(B41)。ここで、編集情報は、第1動画6を編集するための情報であり、例えば、エフェクト画像、効果音または背景画像などを含んでもよい。
【0149】
例えば、制御部11は、ピザを示す分類情報に基づいて、湯気のエフェクト画像、咀嚼の効果音、外国の背景など、ピザに適した編集情報を選択してもよい。制御部11は、選択した編集情報をユーザAの購入依頼に関連付けて分類リスト36に登録してもよい。
【0150】
続いて、第3実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、ユーザAの購入依頼に基づいて動画送信情報152を端末20Aに送信する(B3)。ここで、端末20Aの制御部21は、動画送信情報152を受信すると、サーバ10に対して編集情報を要求してもよい(A41)。
【0151】
例えば、ユーザAが動画送信情報152を入力操作すると、端末20Aの制御部21は、動画サイトに関連付けられた動画の撮影画面の情報をサーバ10に要求する。この撮影画面の送信要求は編集情報の要求も含むものとし、サーバ10の制御部11は、
図28Aに示すように、編集情報を含む撮影画面の情報を端末20Aに送信する(B42)。
【0152】
例えば、撮影画面には、編集情報に対応する複数の編集ボタン38が表示されてもよい。端末20Aの制御部21は、ユーザAにより撮影ボタン5が入力操作されると、第1動画6の撮影を開始する(A2)。そして、ユーザAにより特定の編集ボタン38aが入力操作された場合、端末20Aの制御部21は、編集ボタン38aに対応する編集情報39で第1動画6を編集する(A42)。例えば、湯気のエフェクト画像に対応する編集ボタン38aが入力操作された場合、
図28Bに示すように、湯気のエフェクト画像を第1動画6に重畳表示してもよい。
【0153】
なお、サーバ10の制御部11は、端末20Aに編集情報39を送信できればよく、動画サイトに編集情報39を表示させるものに限られるものではない。例えば、サーバ10の制御部11は、動画送信情報152と共に編集情報39を送信してもよい。また、撮影後に第1動画6を編集する場合には、サーバ10の制御部11は、第1動画の撮影後に編集情報39を端末20Aに送信してもよい。
【0154】
このようにして、第1動画6の撮影および編集が完了すると、端末20Aの制御部21は、編集された第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。
【0155】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、物品の分類情報に基づいて編集情報(限定ではなく例として、第1動画6を編集する情報の一例)を選択し、選択された編集情報を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第1動画6を容易に編集することができる。
【0156】
<第4変形例(1)>
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、分類情報に基づいて編集情報39を選択したが、第1動画6を編集する編集情報を端末20Aに送信すればよく、これに限定されない。
【0157】
第4変形例(1)は、サーバ10の制御部11が、第1動画6の再生時間を予め設定された時間、例えば60秒などの短い時間に収まるように第1動画6を編集する変形例である。
【0158】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、ユーザAの購入依頼に基づいて動画送信情報152を端末20Aに送信する(B3)。端末20Aの制御部21は、動画送信情報152に対するユーザAの入力操作に応じて、動画サイトに関連付けられた動画の撮影画面を表示部24に表示する。このとき、サーバ10の制御部11は、第1動画6の再生時間が予め設定された時間に収まるように第1動画を編集する編集情報を撮影画面に表示させてもよい。
【0159】
例えば、サーバ10の制御部11は、
図29に示すように、編集情報に対応する複数の編集ボタン38を撮影画面に表示させてもよい。端末20Aの制御部21は、ユーザAにより特定の編集ボタン38aが入力操作されると、その編集ボタン38aに対応する時間に第1動画6の撮影時間を設定する。例えば、30秒の撮影時間に対応する編集ボタン38aが入力操作された場合、第1動画6の撮影時間が30秒に設定される。これにより、端末20Aの制御部21は、第1動画6の撮影開始から30秒で第1動画6の撮影を強制的に終了させる。このようにして、第1動画6は、再生時間が設定された時間に収まるように編集される。
【0160】
このようにして、第1動画6の撮影および編集が完了すると、端末20Aの制御部21は、編集された第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。
【0161】
なお、上記の実施形態では、ユーザAの操作に従って第1動画6が編集されたが、サーバ10の制御部11が、撮影後の第1動画6を自動的に編集してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Aで撮影された第1動画6を受信すると、再生時間が予め設定された時間に収まるように第1動画6を編集してもよいし、しなくてもよい。例えば、制御部11は、音情報または撮影対象の動きなどに基づいて第1動画6の特徴部分を抽出し、その特徴部分に基づいて所定の再生時間に収まるように第1動画6を編集してもよい。
【0162】
また、サーバ10の制御部11は、端末20の表示部24の縦横比に基づいて、第1動画6の縦横比を編集してもよいし、しなくてもよい。例えば、制御部11は、
図30に示すように、端末20Bの表示部24、例えば携帯電話の表示部24に応じた縦横比で表示されるように第1動画6を編集してもよい。
【0163】
<第4変形例(1)の効果>
第4変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、再生時間が設定された時間に収まるように第1動画を編集する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが、第1動画6の再生時間を容易に編集することができる。
【0164】
また、第4変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、端末20Bの表示部24に応じた縦横比に第1動画6を編集する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、表示部24に適したサイズで第1動画6を視聴することができる。
【0165】
<第4変形例(2)>
第4変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、複数の第1動画6を動画サイトに表示する順番を設定し、その順番で表示されるように複数の第1動画6を、動画サイトを閲覧するユーザBの端末20Bに送信する変形例である。
【0166】
まず、第4実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、編集された第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。そして、サーバ10の制御部11が、第1動画6を動画サイトで配信し(B4)、例えば
図30に示すように、端末20Bの表示部24に第1動画6が表示される。
【0167】
ここで、サーバ10には、端末20A以外の端末20からも編集された第1動画が送信される。サーバ10の制御部11は、編集後の複数の第1動画を受信すると、その複数の第1動画を表示する順番を設定する。制御部11は、例えば、第1動画の再生数またはサーバ10への送信順などに基づいて表示する順番を設定してもよい。また、制御部11は、
図21に示す分類情報に基づいて、第1動画を表示する順番を設定してもよい。制御部11は、例えば、動画を視聴するユーザBの属性情報(例えば、性別、年齢、趣味など)または動画の視聴履歴などに基づいて、第1動画を表示する順番を設定してもよい。
【0168】
そして、サーバ10の制御部11は、設定された順番で表示されるように編集後の複数の第1動画をユーザBの端末20Bに送信する。例えば、制御部11は、端末20Bの表示部24において下方に向かって、設定順に並ぶように複数の第1動画を端末20Bに送信してもよい。これにより、端末20Bの制御部21は、例えば
図31に示すように、ユーザBのスワイプ操作に応じて、端末20Aから送信された第1動画6に続いて、他の端末20から送信された第1動画6aが表示されるように表示部24を制御する。また、制御部11は、端末20Bの表示部24に対して左右方向に設定順に並ぶように複数の第1動画を端末20Bに送信してもよい。
【0169】
<第4変形例(2)の効果>
第4変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、編集後の複数の第1動画6および6aを表示する順番を設定し、その順番で表示されるように編集後の複数の第1動画6および6aをユーザBの端末20Bに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBが、複数の第1動画6および6aの中から視聴する第1動画を容易に選択することができる。
【0170】
<第4変形例(3)>
第4変形例(3)は、サーバ10の制御部11が、編集前の第1動画6と編集後の第1動画6とを切り換え可能にするための切換情報をユーザBの端末20Bに送信する変形例である。これにより、端末20Bの制御部21は、切換情報に対するユーザBの操作に応じて、第1動画6を切り換えるように表示部24を制御する。
【0171】
まず、第4実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、編集後の第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。例えば、端末20Aの制御部21は、第4変形例(1)で示すように、第1動画6の再生時間が予め設定された時間、例えば30秒などの短い時間に収まるように第1動画6を編集し、その編集後の第1動画6をサーバ10に送信してもよい。このとき、端末20Aの制御部21は、編集前の第1動画6もサーバ10に送信する。すなわち、制御部21は、再生時間が短い編集後の第1動画6と、再生時間が長い編集前の第1動画6とをサーバ10に送信してもよい。サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された編集後の第1動画6と編集前の第1動画6とを受信すると、編集後の第1動画6と編集前の第1動画6とを互いに関連付けて記憶部15に記憶する。
【0172】
続いて、サーバ10の制御部11は、例えば、編集後の第1動画6を動画サイトで配信する(B4)。これにより、例えば、
図32に示すように、端末20Bの表示部24に編集後の第1動画6が表示されることになる。このとき、サーバ10の制御部11は、編集後の第1動画6と編集前の第1動画6とを切り換え可能にするための切換情報40が表示されるように、切換情報40を端末20Bに送信してもよい。例えば、制御部11は、第1動画6に対応して切換情報40が表示されるように切換情報40を端末20Bに送信してもよい。
【0173】
そして、ユーザBが切換情報40に対して入力操作すると、端末20Bの制御部21は、編集前の第1動画6への切換要求をサーバ10に送信する。これにより、サーバ10の制御部11は、編集前の第1動画6を表示するように編集前の第1動画6を端末20Bに送信する。このようにして、端末20Bの制御部21は、切換情報40に対するユーザBの入力操作に応じて、編集前の第1動画6と、編集後の第1動画6とを切り換える。例えば、端末20Bの制御部21は、再生時間が長い編集前の第1動画6と、再生時間が短い編集後の第1動画6とを切り換えてもよい。
【0174】
なお、第4変形例(3)では、端末20Aにおいて第1動画6が編集されたが、サーバ10の制御部11が、撮影後の第1動画6を自動的に編集してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Aで撮影された第1動画6を受信すると、再生時間が予め設定された時間に収まるように第1動画6を編集してもよいし、しなくてもよい。制御部11は、例えば、再生時間が短くなるように第1動画6を編集すると、その編集後の第1動画6と編集前の第1動画6とを互いに関連付けて記憶部15に記憶してもよい。そして、制御部11は、例えば、編集後の第1動画6を動画サイトで配信してもよい。このとき、制御部11は、切換情報40を表示し、編集前の第1動画6と切り換え可能に編集後の第1動画6を配信してもよい。これにより、端末20Bの制御部21は、再生時間が短い編集後の第1動画6と切換情報40とを表示部24に表示する。そして、端末20Aの制御部21は、切換情報40に対するユーザBの入力操作に応じて、再生時間が短い編集後の第1動画6から再生時間が長い編集前の第1動画6に切り換える。
【0175】
<第4変形例(3)の効果>
第4変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、編集前の第1動画6と編集後の第1動画6とを切り換え可能にするための切換情報40(限定ではなく、切り換え可能にするための情報の一例)をユーザBの端末20Bに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBが、編集前の第1動画6と編集後の第1動画6とを容易に切り換えることができる。
【0176】
<第5実施形態>
第5実施形態は、サーバ10の制御部11が、端末20Aから物品に関する第1動画6を受信すると、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づいて、第1動画6と、物品を購入するための購入情報とを端末20Bに送信する実施形態である。これにより、制御部11は、購入情報に対する入力に基づいて、例えば物品の購入サイトを表示するように購入サイトの情報を端末20Bに送信する。なお、第1実施形態~第4実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第5実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0177】
<情報処理>
図33は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0178】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11が、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6を動画サイトに関連付ける。ここで、サーバ10の制御部11は、ユーザAによる物品の購入依頼に基づいて、物品を購入するための購入情報を設定してもよい。購入情報は、例えば、物品を購入する購入サイトへのリンク情報などが挙げられる。サーバ10の制御部11は、設定された購入情報を動画サイトに関連付ける。
【0179】
続いて、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づいて、動画サイトの表示要求をサーバ10に送信する(C51)。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Bから動画サイトの表示要求を受信すると、第1動画と、購入情報とを含む動画サイトの情報を端末20Bに送信する(B51)。例えば、制御部11は、
図34Aに示すように、第1動画6に対応して購入情報41が表示されるように動画サイトの情報を端末20Bに送信してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に応じて第1動画6を再生するように表示部24を制御する。
【0180】
ここで、ユーザBは、第1動画6で紹介された物品の購入を望む場合には、購入情報41を入力操作する。これにより、端末20Bの制御部21は、購入情報41に関連付けられた購入サイトの表示要求をサーバ10に送信する(C52)。サーバ10の制御部11は、端末20Bから購入サイトの表示要求を受信すると、その購入サイトの情報を端末20Bに送信する(B52)。これにより、端末20Bの制御部21は、物品を購入する購入サイトを表示するように表示部24を制御する(C53)。
【0181】
例えば、端末20Bの制御部21は、
図34Bに示すように、ユーザAがピザAを購入したピザ店Aの注文画面を表示部24に表示させてもよい。また、端末20Bの制御部21は、
図6Aに示すように、ピザ店Aを含む複数の販売店舗の一覧を表示部24に表示させてもよい。
【0182】
端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力に基づいて、物品の購入依頼をサーバ10に送信する(C54)。端末20Bから送信された購入依頼は、サーバ10の通信部14で受信される(B53)。サーバ10の制御部11は、例えば
図9に示すように、受信された購入依頼に基づいて配送依頼を作成し、その配送依頼を配送者に送信する(B54)。
【0183】
ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Bから購入依頼を受信すると(B53)、その購入依頼に基づいて、動画送信情報152を通信部14によって端末20Bに送信してもよい。例えば、制御部11は、
図6Bに示すように、ユーザBと共有するチャットルームCRに動画送信情報152を送信してもよいし、しなくてもよい。なお、動画送信情報152は、ユーザBが購入した物品に関する第1動画を送信するための情報であり、一例として動画を配信または投稿する動画サイトへのリンク情報から構成されたものを示す。制御部11は、端末20Bから第1動画が送信されて、その第1動画を視聴した他の端末20のユーザからさらに物品の購入依頼を受信した場合には、他の端末20に動画送信情報152を送信してもよい。このように、制御部11は、端末20から購入依頼を受信する度に、その端末20に動画送信情報152を送信してもよい。
【0184】
<第5実施形態の効果>
第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づいて、第1動画6と、物品を購入するための購入情報41(限定ではなく、物品を購入するための情報の一例)とを端末20Bに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBが、第1動画6で紹介された物品を容易に購入することができる。
【0185】
<第5変形例(1)>
第5変形例(1)は、ユーザAが購入した物品が予め設定された期間内で提供できない場合、サーバ10の制御部11は、購入情報41に換えて付与情報を表示し、ユーザBによる付与情報への入力に基づき、ユーザBに特典を関連付ける変形例である。
【0186】
<情報処理>
図35は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0187】
まず、第5実施形態と同様に、端末20Bの制御部21が、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づいて、第1動画6を含む動画サイトの表示要求をサーバ10に送信する(C51)。ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Bから動画サイトの表示要求を受信すると、第1動画6で紹介された物品を所定期間内で提供できるか否かを判定する(B55)。
【0188】
制御部11は、例えば、販売店舗の営業時間(例えば、閉店時間、ラストオーダーの時間など)、販売店舗の営業日、物品の在庫、物品の作成時間、配送予定時間、販売店舗の財務情報または購入サイトの掲載情報などの提供期間情報に基づいて、物品を所定期間内で提供できるか否かを判定してもよい。制御部11は、例えば、物品の在庫が所定数以下となった場合には、物品を所定期間内で提供できないと判定してもよいし、しなくてもよい。また、制御部11は、物品の作成時間または配送予定時間に基づいて物品をユーザに提供する期間を算出し、その提供期間が所定期間を超える場合には、物品を所定期間内に提供できないと判定してもよいし、しなくてもよい。また、制御部11は、販売店舗の財務状況が所定の基準以下となった場合に、物品を所定期間内に提供できないと判定してもよいし、しなくてもよい。また、制御部11は、購入サイトにおける販売店舗の掲載が停止された場合、物品を所定期間内に提供できないと判定してもよいし、しなくてもよい。
【0189】
制御部11は、物品を所定期間内で提供できると判定した場合には、第1動画6と購入情報41とを含む動画サイトの情報を端末20Bに送信する(B51)。これにより、端末20Bの制御部21は、例えば
図34Aに示すように、第1動画6に対応して購入情報41を表示させる。
【0190】
一方、サーバ10の制御部11は、物品を所定期間内で提供できないと判定した場合には、第1動画6と、特典を付与する付与情報とを含む動画サイトの情報を端末20Bに送信する(B56)。これにより、端末20Bの制御部21は、例えば
図36Aに示すように、第1動画6に対応して付与情報42を表示させる。なお、付与情報42は、サーバ10に対して特典の付与を依頼するためのもので、例えばユーザBが特典の付与を選択するボタンなどから構成してもよい。
【0191】
端末20Bの制御部21は、ユーザBによる付与情報42への入力に基づき、特典の付与を依頼する特典付与依頼をサーバ10に送信する(C55)。サーバ10の制御部11は、端末20Bから特典付与依頼を受信すると、ユーザBに特典を関連付ける(B57)。制御部11は、例えば、予め設定された特典をユーザBに関連付けてもよい。また、制御部11は、第1動画6で紹介された物品の情報(例えば分類情報など)に基づいて特典を設定してもよい。また、制御部11は、特典を関連付けるユーザの数を制限してもよい。例えば、制御部11は、特典を付与したユーザが所定数に達した時点で、ユーザに対する特典の関連付けを終了してもよい。また、制御部11は、一人のユーザBに対して特典を関連付ける回数が所定数に達したときは、そのユーザBに対する特典の関連付けを終了してもよい。ここで、特典は、ユーザに何らかのメリットがあるものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、ポイントまたはクーポンなどが挙げられる。例えば、制御部11は、物品の予約に関するクーポン、物品の代替品のクーポンなど、購入意欲を低下させないような特典をユーザBに関連付けてもよい。そして、制御部11は、関連付けた特典を含む特典情報を端末20Bに送信する(B58)。なお、特典情報は、例えば、特典に関するメッセージなどを含んでもよい。
【0192】
端末20Bの制御部21は、サーバ10から特典情報を受信すると、その特典情報を表示部24に表示させる。例えば、制御部21は、
図36Bに示すように、チャットルームCRに特典情報43を表示してもよいし、しなくてもよい。これにより、ユーザBに特典が付与される(C56)。
【0193】
<第5変形例(1)の効果>
第5変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、物品が設定された期間内で提供できない場合、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づき、ユーザBに特典を関連付ける。
このような構成による効果の一例として、ユーザBの購入意欲を維持することができる。
【0194】
<第5変形例(2)>
第5変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、購入情報41に換えて付与情報42を端末20Bに送信したが、ユーザBに特典を関連付けることができればよく、これに限定されない。
【0195】
第5変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、ユーザBによる購入情報41への入力に基づき、ユーザBに特典を関連付ける変形例である。
【0196】
<情報処理>
図37は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0197】
まず、第5実施形態と同様に、端末20Bの制御部21が、
図34Aに示す購入情報41に対するユーザBの入力操作に基づいて、購入情報41に関連付けられた購入サイトの表示要求をサーバ10に送信する(C52)。
【0198】
ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Bから購入サイトの表示要求を受信すると、第5変形例(1)と同様に、第1動画6で紹介された物品を所定期間内で提供できるか否かを判定する(B55)。制御部11は、物品を所定期間内で提供できると判定した場合には、購入サイトの情報を端末20Bに送信する(B52)。一方、制御部11は、物品を所定期間内で提供できないと判定した場合には、ユーザBに特典を関連付ける(B57)。
【0199】
なお、サーバ10の制御部11は、物品を所定期間内で提供できないと判定した場合に、物品の予約に関する情報を端末20Bに送信してもよい。ここで、予約に関する情報は、ユーザBが物品の予約または先払いなどの手続をするための情報であり、例えば予約サイトまたは支払いサイトへのリンク情報などから構成されてもよい。ユーザBは、例えば物品の予約を望む場合には、端末20Bに表示された予約に関する情報を入力操作し、予約サイトから物品を予約する。そして、サーバ10の制御部11は、ユーザBによる物品の予約が完了した場合に、ユーザBに特典を関連付けてもよい。
【0200】
このようにして、ユーザBに特典が関連付けられると、サーバ10の制御部11は、関連付けた特典を含む特典情報を端末20Bに送信する(B58)。端末20Bの制御部21は、サーバ10から特典情報を受信すると、その特典情報を表示部24に表示させる。例えば、制御部21は、
図36Bに示すように、チャットルームCRに特典情報43を表示してもよい。これにより、ユーザBに特典が付与される(C56)。
【0201】
<第5変形例(2)の効果>
第5変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、購入情報41に基づく購入サイトの表示要求を受信した場合に、物品が設定された期間内で提供できない場合、ユーザBに特典を関連付ける。
このような構成による効果の一例として、ユーザBの購入意欲を維持することができる。
【0202】
<第5変形例(3)>
第5変形例(1)および(2)では、物品が設定された期間内で提供できない場合、サーバ10の制御部11は、ユーザBに特典を関連付けたが、これに限定されない。
【0203】
第5変形例(3)は、物品が設定された期間内で提供できない場合、サーバ10の制御部11が、物品の購入サイトの情報に換えて、代替物品を購入する代替購入サイトの情報を端末20Bに送信する変形例である。
【0204】
<情報処理>
図38は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0205】
まず、第5実施形態と同様に、端末20Bの制御部21が、
図34Aに示す購入情報41に対するユーザBの入力操作に基づいて、購入情報41に関連付けられた購入サイトの表示要求をサーバ10に送信する(C52)。
【0206】
ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Bから購入サイトの表示要求を受信すると、第5変形例(1)と同様に、第1動画6で紹介された物品を所定期間内で提供できるか否かを判定する(B55)。制御部11は、物品を所定期間内で提供できると判定した場合には、購入サイトの情報を端末20Bに送信する(B52)。これにより、端末20Bの表示部24には、例えば
図34Bに示すように、ピザ店AのピザAを購入する購入サイトが表示される。
【0207】
一方、サーバ10の制御部11は、物品を所定期間内で提供できないと判定した場合には、代替物品を購入する代替購入サイトの情報を端末20Bに送信する(B59)。例えば、制御部11は、
図21に示す分類リスト36に基づいて、代替購入サイトの情報を選択してもよい。例えば、制御部11は、第1動画6に関連付けられた分類情報、例えば「ピザ」を示す分類情報に基づいて分類リスト36を検索し、他のピザ店Eの購入サイトの情報を選択してもよい。また、制御部11は、物品の情報(例えば、物品の名称、物品の種類または物品の販売店舗の名称など)に基づいて、代替購入サイトの情報を検索してもよい。例えば、制御部11は、販売店舗のメニューに記載された物品の名称などを認識し、その物品の名称に基づいて代替購入サイトの情報を検索してもよい。また、制御部11は、物品の画像情報、物品の動画情報または第1動画6などから物品の情報を抽出し、その物品の情報に基づいて代替購入サイトの情報を検索してもよい。なお、物品の画像情報は、例えば、販売店舗のメニューに登録された物品の写真などが挙げられる。また、物品の動画情報は、例えば、物品の広告動画などが挙げられる。
【0208】
端末20Bの制御部21は、サーバ10から代替購入サイトの情報を受信すると、その代替購入サイトの情報を表示部24に表示させる(C57)。ユーザBは、代替購入サイトに表示された代替物品の購入を望む場合には、代替物品を購入するように端末20Bを操作する。これにより、端末20Bの制御部21は、代替物品の購入依頼をサーバ10に送信する(C54)。端末20Bから送信された購入依頼は、サーバ10の通信部14で受信される(B53)。サーバ10の制御部11は、例えば
図9に示すように、受信された購入依頼に基づいて配送依頼を作成し、その配送依頼を配送者に送信する(B54)。
【0209】
<第5変形例(3)の効果>
第5変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、物品が設定された期間内で提供できない場合、代替物品を購入する代替購入サイトの情報を端末20Bに送信する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBが、代替物品を容易に購入することができる。
【0210】
<第5変形例(4)>
第5変形例(4)は、ユーザAが購入した物品が予め設定された期間内で提供できない場合、サーバ10の制御部11は、購入情報41を送信せずに、端末20Aから送信された第1動画6の表示を制限した動画サイトの情報を端末20Bに送信する変形例である。
【0211】
<情報処理>
図39は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0212】
まず、第5実施形態と同様に、端末20Bの制御部21が、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づいて、第1動画6を含む動画サイトの表示要求をサーバ10に送信する(C51)。ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Bから動画サイトの表示要求を受信すると、第5変形例(1)と同様に、第1動画6で紹介された物品を所定期間内で提供できるか否かを判定する(B55)。
【0213】
制御部11は、物品を所定期間内で提供できると判定した場合には、第1動画6と購入情報41とを含む動画サイトの情報を端末20Bに送信する(B51)。これにより、端末20Bの制御部21は、例えば
図34Aに示すように、第1動画6に対応して購入情報41を表示させる。
【0214】
一方、制御部11は、物品を所定期間内で提供できないと判定した場合には、購入情報41を送信せず、端末20Aから送信された第1動画6の表示を制限した動画サイトの情報を端末20Bに送信する(B60)。端末20Bの制御部21は、サーバ10から動画サイトの情報を受信すると、購入情報41が除外されると共に第1動画6の表示が制限された動画サイトを表示部24に表示させる(C58)。
【0215】
例えば、第1動画6は、
図40に示すように、他の動画と表示形態が異なるように表示されてもよい。また、第1動画6は、動画サイトから除外されてもよい。また、第1動画6は、再生できないように動画サイトに表示されてもよい。また、サーバ10の制御部11は、第1動画6の表示が制限された理由などを示すメッセージ44を端末20Bに送信してもよい。なお、これらの条件は、例えば、物品を販売する販売店舗のユーザが設定してもよい。
【0216】
また、サーバ10の制御部11は、第1動画6の表示を制限した動画サイトの情報を端末20Bに送信するときに、物品の予約に関する予約情報が動画サイトに表示されるように予約情報を端末20Bに送信してもよい。
また、サーバ10の制御部11は、第1動画6の表示を制限した動画サイトの情報を端末20Bに送信するときに、代替物品を購入するための代替情報が動画サイトに表示されるように代替情報を端末20Bに送信してもよい。
【0217】
また、ユーザAが第1動画6に対する権利、例えば所有権または著作権などを有している場合、サーバ10の制御部11は、第1動画6の表示の制限についてユーザAに承諾を求めてもよい。そして、ユーザからの承諾が得られた場合、サーバ10の制御部11は、ユーザAに特典を関連付けてもよい。
【0218】
<第5変形例(4)の効果>
第5変形例(4)では、サーバ10の制御部11は、物品が設定された期間内で提供できない場合、購入情報41を送信せず、端末20Aから送信された第1動画6の表示を制限する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、物品を購入可能な第1動画6を容易に視聴することができる。
【0219】
<第6実施形態>
第6実施形態は、サーバ10の制御部11が、第1動画6の送信情報に基づいて、他の物品に関する動画の送信を依頼する実施形態である。なお、第1実施形態~第5実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第6実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0220】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6を配信する(B4)。ここで、制御部11は、第1動画6に関する物品と異なる物品を販売する販売店舗、例えばピザ店EからピザEの動画を配信する依頼を受けたものとする。
【0221】
制御部11は、ピザ店Eから動画配信の依頼を受信すると、第1動画6の送信情報を検索し、動画の送信を依頼するユーザを選択する。ここで、第1動画6の送信情報は、第1動画6を送信した端末20の識別情報、ユーザ名、送信回数などを含んでもよい。例えば、制御部11は、第1動画6の送信回数の多さに基づいて、動画の送信を依頼するユーザを選択してもよい。
【0222】
また、制御部11は、
図21に示す分類リスト36に基づいて、動画の送信を依頼するユーザを選択してもよい。例えば、制御部11は、ピザ店Eと同じ分類情報に属するピザ店AのピザAの第1動画6を送信したユーザAを選択してもよい。
【0223】
このようにして、動画の送信を依頼するユーザが選択されると、制御部11は、ピザ店EのピザEに関する第1動画の送信を依頼する依頼情報を、選択されたユーザの端末20に送信する。例えば、制御部11は、ユーザAを選択すると、そのユーザAの端末20Aに依頼情報を送信する。例えば、制御部11は、
図41に示すように、ユーザAと共有するチャットルームCRに依頼情報45を送信してもよい。
【0224】
<第6実施形態の効果>
第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1動画6の送信情報に基づいて、他の物品に関する動画の送信を依頼する依頼情報45を送信する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、物品に関する動画の送信を容易に依頼することができる。
【0225】
<第7実施形態>
第1実施形態~第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、物品を購入したユーザAのみに動画送信情報152を送信したが、他のユーザに動画送信情報を送信してもよい。
【0226】
第7実施形態は、サーバ10の制御部11が、ユーザAによる物品の購入依頼に基づいて、ユーザAへの物品の提供に携わる配送者の端末20Cに動画送信情報152を送信する実施形態である。なお、第1実施形態~第6実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第7実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0227】
<情報処理>
図42は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0228】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された物品の購入依頼を受信する(B1)。ここで、制御部11は、物品の購入依頼に基づいて、ユーザAへの物品の提供に携わるユーザの端末20、例えばユーザAに物品を配送する配送者の端末に、物品に関する第3動画を送信するための動画送信情報を送信する。
【0229】
例えば、制御部11は、購入依頼に基づいて配送依頼を作成し、予め登録された配送者の端末、例えばユーザCの端末20Cに配送依頼と動画送信情報を送信する(B71)。このとき、制御部11は、ユーザCと共有するチャットルームCRに動画送信情報を送信してもよい。また、制御部11は、
図9に示す配送依頼に表示されるように動画送信情報を送信してもよい。ここで、第3動画を送信するための動画送信情報は、第1動画6を送信するための動画送信情報152と同様に、動画を配信する動画サイトへのリンク情報などから構成されてもよい。
【0230】
端末20Cの制御部21は、配送依頼と動画送信情報を受信すると、その配送依頼と動画送信情報を表示部24に表示させる(D71)。ユーザCは、配送依頼に基づいて、販売店舗31から物品を受け取り、物品の配送を開始する。このとき、ユーザCは、動画の送信を望む場合には、動画送信情報を入力操作する。ユーザCは、物品の配送に関する第3動画、例えば配送風景を含む第3動画を端末20Cで撮影する(D72)。そして、端末20Cの制御部21は、撮影した第3動画をサーバ10に送信する(D73)。
【0231】
サーバ10の制御部11は、端末20Cから第3動画を受信すると、その第3動画を動画サイトで配信する(B72)。そして、サーバ10の制御部11は、例えば端末20Bから第3動画の再生要求を受信した場合、第3動画を端末20Bに配信する。これにより、例えば
図43Aに示すように、配送風景を撮影した第3動画46がユーザBの端末20Bで再生されることになる。そして、ユーザCは、配送先32においてユーザAに物品を受け渡すと、
図9に示す配送依頼に表示された完了ボタン9dを入力操作する。これにより、端末20Cは、配送完了を示す完了通知をサーバ10に送信する(D2)。ここで、ユーザCは、例えば、配送が完了するタイミングで第3動画46の撮影を停止してもよい。
【0232】
一方、サーバ10の制御部11は、ユーザAの購入依頼に基づいて、動画送信情報152を端末20Aに送信する(B3)。端末20Aの制御部21は、動画送信情報152を受信すると、例えば
図6Bに示すように、チャットルームCRに動画送信情報152を表示する。ユーザAは、動画の送信を望む場合には、動画送信情報152を入力操作し、購入した物品に関する第1動画6を端末20Aで撮影する(A2)。そして、端末20Aの制御部21は、撮影した第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。サーバ10の制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6を動画サイトで配信する(B4)。そして、サーバ10の制御部11は、例えば端末20Bから第1動画6の再生要求を受信した場合、第1動画6を端末20Bに配信する。これにより、例えば
図43Bに示すように、ピザAを食べる様子を撮影した第1動画6がユーザBの端末20Bで再生されることになる。
【0233】
ここで、サーバ10の制御部11は、第3動画46から継続して第1動画6がユーザBの端末20Bで再生されるように第3動画46と第1動画6を配信してもよい。すなわち、制御部11は、第3動画46から第1動画6まで一連の1つの動画で構成されるように配信する。例えば、制御部11は、第3動画46の撮影停止時刻と、第1動画6の撮影開始時刻とに基づいて、第3動画46から継続して第1動画6を配信してもよい。例えば、第3動画46の撮影停止時刻と、第1動画6の撮影開始時刻とがほぼ同じである場合には、制御部11は、第3動画46から連続して第1動画6が再生されるように動画を配信してもよい。また、第3動画46の撮影停止時刻と、第1動画6の撮影停止時刻との間に所定の空白時間がある場合には、制御部11は、予め作成された動画、例えば広告の動画を空白時間に挿入して、第3動画46から継続して第1動画6が再生されるように動画を配信してもよい。また、第3動画46の撮影停止時刻より前に第1動画6の撮影が開始された場合には、制御部11は、第3動画46と第1動画6とが同じ画面で再生されるように動画を配信してもよい。
【0234】
なお、本実施形態では、端末20Aと端末20Cは、第1動画6と第3動画46を撮影しつつサーバ10に送信したが、録画された第1動画6と第3動画46をサーバ10に送信してもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、第3動画46から継続して第1動画6が再生されるように第3動画46と第1動画6を編集してもよい。例えば、制御部11は、第3動画46から連続して第1動画6が再生されるように第3動画46と第1動画6を編集してもよい。
【0235】
<第7実施形態の効果>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、物品の購入情報に基づいて、ユーザAへの物品の提供に携わるユーザCの端末20Cに、物品に関する第3動画46を送信するための動画送信情報(限定ではなく、第3動画46を送信するための情報の一例)を送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザCが、物品に関する第3動画46を容易に送信することができる。
【0236】
また、第7実施形態では、動画送信情報は、ユーザAに物品を配送する配送者の端末20Cに送信される。
このような構成による効果の一例として、ユーザCが、物品の配送に関する第3動画46を容易に送信することができる。
【0237】
また、第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、第3動画46から継続して第1動画6をユーザBの端末20Bで再生するように制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBが、同じ物品に関する第3動画46と第1動画6を容易に継続して視聴することができる。
【0238】
<第7変形例(1)>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、配送者の端末20Cに動画送信情報を送信したが、ユーザAへの物品の提供に携わるユーザCの端末20Cに動画送信情報を送信できればよく、これに限定されない。
第7変形例(1)は、ユーザAに提供される物品の販売に携わるユーザDの端末20Dに動画送信情報を送信する変形例である。
【0239】
まず、第7実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信された物品の購入依頼を受信する(B1)。ここで、制御部11は、物品の購入依頼に基づいて、ユーザAに提供する物品を販売する販売者の端末に、物品に関する第3動画を送信するための動画送信情報を送信する。
【0240】
例えば、制御部11は、購入依頼に基づいて、物品を販売する販売者の端末、例えばユーザDの端末20Dに購入依頼と動画送信情報を送信する。端末20Dの制御部21は、購入依頼と動画送信情報を受信すると、その購入依頼と動画送信情報を表示部24に表示させる。ユーザDは、購入依頼に基づいて、物品の提供を開始、例えばピザAの調理を開始する。このとき、ユーザDは、動画の配信を望む場合には、動画送信情報を入力操作する。ユーザDは、物品の提供に関する第3動画、例えば調理の様子を含む第3動画を端末20Dで撮影する。そして、端末20Dの制御部21は、撮影した第3動画をサーバ10に送信する。
【0241】
これにより、例えば
図44に示すように、調理の様子を撮影した第3動画47が配信される。例えば、サーバ10の制御部11は、第7実施形態と同様に、第3動画47から継続して第1動画6が再生されるように第3動画47と第1動画6を配信してもよい。また、制御部11は、第3動画47、第3動画46および第1動画6が継続して再生されるように第3動画47、第3動画46および第1動画6を配信してもよい。
【0242】
<第7変形例(1)の効果>
第7変形例(1)では、動画送信情報は、ユーザAに物品を販売する販売者の端末20Dに送信される。
このような構成による効果の一例として、ユーザDが、物品の販売に関する第3動画47を容易に送信することができる。
【0243】
<第7変形例(2)>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、第3動画46から継続して第1動画6が再生されるように動画を配信したが、第3動画46と第1動画6が再生できればよく、これに限定されない。
【0244】
第7変形例(2)は、サーバ10の制御部11が、第3動画46と第1動画6を共通の時間軸に従ってそれぞれ再生するように配信する変形例である。
【0245】
<情報処理>
図45は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0246】
まず、第7実施形態と同様に、端末20Cの制御部21は、ユーザCによる動画送信情報の入力操作に基づいて、物品の配送に関する第3動画46を撮影する(D72)。そして、端末20Cの制御部21は、撮影した第3動画46をサーバ10に送信する(D73)。
【0247】
サーバ10の制御部11は、端末20Cから第3動画46を受信すると、その第3動画46の配信を開始する(B73)。これにより、例えば
図46Aに示すように、配送風景を撮影した第3動画46がユーザBの端末20Bで再生されることになる。ここで、サーバ10の制御部11は、共通の時間軸に基づいて第1動画6と第3動画46をユーザBの端末20Bで再生するように第1動画6と第3動画46を配信する。このため、動画サイトにおいて第3動画46の再生窓に対応して配置された第1動画6の再生窓は、第1動画6が配信されていないため、待機状態となる。
【0248】
そして、端末20Cの制御部21は、ユーザCにより撮影が停止された場合、第3動画46の送信を停止する(D74)。これにより、サーバ10の制御部11は、動画サイトにおける第3動画46の配信を停止する(B74)。
【0249】
一方、端末20Aの制御部21は、ユーザAによる動画送信情報152の入力操作に基づいて、物品に関する第1動画6を撮影する(A2)。そして、端末20Aの制御部21は、撮影した第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。
【0250】
サーバ10の制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6の配信を開始する(B75)。これにより、例えば
図46Bに示すように、物品を紹介する第1動画6がユーザBの端末20Bで再生されることになる。そして、端末20Aの制御部21は、ユーザAにより撮影が停止された場合、第1動画6の送信を停止する(A71)。これにより、サーバ10の制御部11は、動画サイトにおける第1動画6の配信を停止する(B75)。
【0251】
なお、本変形例では、端末20Aと端末20Cは、第1動画6と第3動画46を撮影しつつサーバ10に送信したが、録画された第1動画6と第3動画46をサーバ10に送信してもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、撮影の時間軸に基づいて第1動画6と第3動画46をユーザBの端末20Bで再生するように第1動画6と第3動画46を配信してもよい。
【0252】
<第7変形例(2)の効果>
第7変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、共通の時間軸に基づいて第1動画6と第3動画46をユーザBの端末20Bで再生するように制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBが、第3動画46と第1動画6を別々に視聴することができる。
【0253】
<第7変形例(3)>
第7変形例(3)は、サーバ10の制御部11が、第3動画46において物品の配送目標地点から所定の距離内の映像を画像処理する変形例である。
【0254】
<情報処理>
図47は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0255】
まず、第7実施形態と同様に、端末20Cの制御部21は、物品の配送に関する第3動画46を撮影し(D72)、その第3動画46をサーバ10に送信する(D73)。これにより、サーバ10の制御部11は、
図48Aに示すように、第3動画46を配信する(B72)。ここで、端末20Cの制御部21は、サーバ10にユーザCの位置情報を送信してもよい(D75)。なお、端末20Cの制御部21は、サーバ10に位置情報を常時送信してもよいし、所定時間毎に位置情報を送信してもよい。また、端末20Cの制御部21は、サーバ10から位置情報の送信依頼を受信した場合に、サーバ10に位置情報を送信してもよい。
【0256】
サーバ10の制御部11は、端末20CからユーザCの位置情報を受信すると、ユーザCの位置情報と、端末20Aから受信した物品の購入依頼とに基づいて、ユーザCの位置が配送目標地点から所定の距離内か否かを判定する(B77)。制御部11は、ユーザCの位置が配送目標地点から所定の距離内と判定されるまで、ステップB77の判定を繰り返す。そして、制御部11は、ユーザCの位置が配送目標地点から所定の距離内と判定された場合、第3動画を画像処理する(B78)。これにより、制御部11は、第3動画のうち、物品の配送目標地点から所定の距離内を配送する映像、すなわち配送目標地点の付近の映像に対して画像処理を施すことになる。
【0257】
例えば、制御部11は、
図9に示すようにユーザCの位置情報が配送先32から所定の範囲D内となった場合に、所定の距離D内の配送風景が把握できないように第3動画46を編集してもよいし、しなくてもよい。また、制御部11は、ユーザCの位置情報が取得できなくなった場合に、ユーザCの位置が配送目標地点から所定の距離内である判定し、配送風景が把握できないように第3動画46を編集してもよいし、しなくてもよい。例えば、制御部11は、
図48Bに示すように、第3動画46を全体的にマスク48で覆うように編集してもよいし、しなくてもよい。また、制御部11は、第3動画46の音情報を除去してもよいし、しなくてもよい。また、制御部11は、ユーザAの端末20Aに第3動画46を配信する場合には、第3動画を編集せずに配信してもよいし、しなくてもよい。
【0258】
続いて、端末20Aの制御部21は、物品に関する第1動画6を撮影し(A2)、その第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。これにより、サーバ10の制御部11は、
図48Cに示すように、第1動画6を配信する(B4)。
【0259】
なお、本変形例では、端末20Aと端末20Cは、第1動画6と第3動画46を撮影しつつサーバ10に送信したが、録画された第1動画6と第3動画46をサーバ10に送信してもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、第3動画46のうち配送先32から所定の範囲D内の映像を除去するように第3動画46を編集してもよい。すなわち、制御部11は、第3動画46において
図48Bに対応する部分を除去し、第3動画46において
図48Aに対応する部分と、第1動画6とを直接的に連結するように編集してもよい。
【0260】
<第7変形例(3)の効果>
第7変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、ユーザCの位置情報と購入依頼に基づいて、第3動画46のうち、物品の配送目標地点から設定された距離内の映像に対して画像処理を行う。
このような構成による効果の一例として、制御部11は、第3動画46を適切に配信することができる。
【0261】
<第7変形例(4)>
第7変形例(4)は、サーバ10の制御部11が、端末20Cから第3動画46が送信された場合、ユーザAがユーザCを評価するための評価情報を端末20Aに送信する変形例である。
【0262】
まず、第7実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第3動画46を配信する(B72)と共に、第1動画6を配信する(B3)。ここで、制御部11は、配信された第3動画46と評価情報を端末20Aに送信する。なお、評価情報は、ユーザCを評価するための情報であり、例えば、物品の配送に関する複数の項目について段階的に評価できるように構成されてもよい。また、制御部11は、第3動画46から重要場面(例えば、危険な場面、映像の変化が大きい場面)を抽出し、その抽出した動画を端末20Aに送信してもよいし、しなくてもよい。
【0263】
端末20Aの制御部21は、サーバ10から受信した第3動画46と評価情報とを表示部24に表示する。例えば、制御部21は、
図49に示すように、第3動画46と評価情報49とを表示部24に表示してもよいし、しなくてもよい。これにより、ユーザAは、第3動画46を視聴しつつ、評価情報49に記載されたそれぞれの項目についてユーザCの配送を評価する。制御部21は、ユーザAによる評価が終了すると、評価情報49の評価結果をサーバ10に送信する。
【0264】
なお、サーバ10の制御部11は、第1動画6または第3動画46を視聴するユーザBの端末20Bに評価情報49を送信してもよいし、しなくてもよい。端末20Bの制御部21は、ユーザBによりユーザCの配送が評価された場合には、評価情報49の評価結果をサーバ10に送信する。
【0265】
そして、サーバ10の制御部11は、評価情報49の評価結果を受信すると、その評価結果を公開してもよい。
【0266】
なお、上記の実施形態では、ユーザCの配送をユーザAまたはBが評価したが、サーバ10において評価してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第3動画46をAI(Artificial Intelligence)などを用いて自動的に評価してもよい。そして、制御部11は、評価した評価情報を端末20Aまたは端末20Bに送信してもよい。
【0267】
<第7変形例(4)の効果>
第7変形例(4)では、サーバ10の制御部11は、端末20Cから第3動画46が送信された場合、ユーザAがユーザCを評価するための評価情報(限定ではなく、評価するための情報の一例)を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、物品を購入する際に適切な配送者を選択することができる。
【0268】
<第8実施形態>
第8実施形態は、サーバ10の制御部11が、端末20Aから送信された第1動画6に有害情報が含まれる場合、その第1動画6の配信を制限する実施形態である。なお、第1実施形態~第7実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第8実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0269】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、第1動画6をサーバ10に送信する(A3)。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、第1動画を配信する前に、第1動画6の音情報または画像情報に基づいて、第1動画6に有害情報が含まれていないか判定する。
【0270】
例えば、サーバ10の制御部11は、有害な音情報または有害な画像情報を予め設定し、これらの有害情報に基づいて第1動画6を検索してもよいし、しなくてもよい。有害情報としては、例えば、紹介する物品の悪口、物品の価値を貶める使い方などが挙げられる。
【0271】
サーバ10の制御部11は、第1動画6に有害情報が含まれる場合、第1動画6の配信を制限する。例えば、制御部11は、第1動画6を動画サイトから削除してもよい。また、制御部11は、第1動画6を再生不可に制御してもよい。
【0272】
一方、サーバ10の制御部11は、第1動画6に有害情報が含まれない場合、第1動画6を配信する(B4)。
【0273】
<第8実施形態の効果>
第8実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1動画6に有害情報が含まれる場合、第1動画6の配信を制限する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、動画サイトを適切に管理することができる。
【0274】
<第9実施形態>
第1実施形態~第8実施形態では、サーバ10は、1台のサーバから構成されたが、複数のサーバから構成されてもよい。
【0275】
第9実施形態は、第1サーバが、端末20Aから物品の購入依頼を受信すると、その購入依頼を第2サーバに送信し、第2サーバが、購入依頼に基づいて動画送信情報152を端末20Aに送信するサーバシステムの実施形態である。なお、第1実施形態~第8実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第9実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0276】
<情報処理>
図50は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0277】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、例えばユーザAがピザ店AのピザAを注文した場合、ピザAの購入依頼をサーバ10Aに送信する(A1)。
【0278】
続いて、端末20Aから送信された購入依頼は、サーバ10Aの通信部14で受信される(B1)。サーバ10Aの制御部11は、購入依頼を受信すると、ピザ店Aに購入依頼を送信すると共に、購入依頼に基づいてピザ店AからユーザAにピザAを配送する配送依頼を作成する。そして、サーバ10Aの制御部11は、作成した配送依頼を予め登録された配送者に送信する(B2)。これにより、配送者は、配送依頼に基づいて、ピザ店AからピザAを受け取り、ユーザAにピザAを配送する。
【0279】
そして、サーバ10Aの制御部11は、購入依頼をサーバ10Bに送信する(E91)。サーバ10Bの制御部11は、サーバ10Aから購入依頼を受信し、その購入依頼に基づいて、動画送信情報152を通信部14によって端末20Aに送信する(B3)。ここで、動画送信情報152は、動画をリアルタイムで配信する動画サイトへのリンク情報からなるものとする。ユーザAは、動画をリアルタイムで配信することを望む場合には、動画送信情報152を入力操作する。端末20Aの制御部21は、ユーザAの操作に応じて、物品に関する第1動画6を端末20Aで撮影する(A2)。そして、端末20Aの制御部21は、動画送信情報152に基づいて、撮影された第1動画6を通信部22によってサーバ10Bに送信する(A3)。サーバ10Bの制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6をリアルタイムで配信する(B4)。
【0280】
なお、サーバ10Bの制御部11は、第1変形例(1)と同様に、物品の配送が完了する情報に基づいて、動画送信情報152を端末20Aに送信してもよい。
【0281】
また、第9実施形態では、動画送信情報152は、第1動画をリアルタイムで配信するための情報から構成されたが、第1動画を送信するための情報であればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10Bの制御部11は、第1変形例(2)と同様に、購入依頼に基づいて、撮影済みの第1動画6を投稿するための動画送信情報152を端末20Aに送信してもよい。
【0282】
<第9実施形態の効果>
第9実施形態では、端末20Aから物品の購入依頼を受信するサーバ10Aと、サーバ10Aから購入依頼を受信し、購入依頼に基づいて物品に関する第1動画6を送信するための動画送信情報152(限定ではなく、第1動画6を送信するための情報の一例)を端末20Aに送信するサーバ10Bとを備える。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが、物品に関する第1動画6を容易に送信することができる。
【0283】
<第9変形例(1)>
第9変形例(1)は、サーバ10Bの制御部11が、端末20Aから第1動画6が送信された場合に、その端末20AのユーザAに対して特典を付与する変形例である。すなわち、第9変形例(1)は、第2実施形態に対応する変形例である。
【0284】
まず、第9実施形態と同様に、サーバ10Bの制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6を配信する(B4)。ここで、サーバ10Bの制御部11は、
図12に示すように、動画送信情報152に基づいて第1動画6が送信されたか否かを判定する(B21)。サーバ10Bの制御部11は、動画送信情報152に基づいて第1動画6が送信されたと判定した場合、ユーザAに特典を関連付ける(B22)。そして、制御部11は、関連付けた特典情報を端末20Aに送信する(B23)。端末20Aの制御部21は、特典情報を受信すると、その特典情報を表示部24に表示させる(A21)。これにより、ユーザAに特典が付与される。
【0285】
なお、サーバ10Bの制御部11は、第2変形例(1)と同様に、配信された第1動画6が端末20Bで再生された場合に、端末20AのユーザAに特典を関連付けてもよい。
【0286】
また、サーバ10Bの制御部11は、第2変形例(2)と同様に、第1動画6に関連付けて物品の購入情報34を表示し、その購入情報34に基づいて物品が購入された場合、端末20AのユーザAに特典を関連付けてもよい。
【0287】
<第9変形例(1)の効果>
第9変形例(1)では、サーバ10Bの制御部11は、動画送信情報152に基づいて第1動画6が送信された場合、ユーザAに特典を関連付ける。
このような構成による効果の一例として、ユーザAが第1動画6を送信する意欲を向上させることができる。
【0288】
<第9変形例(2)>
第9変形例(2)は、サーバ10Aの制御部11が、物品の購入依頼に基づいて、ユーザAにより購入された物品の分類情報を設定し、サーバ10Bの制御部11が、サーバ10Aで設定された分類情報を第1動画6に関連付ける変形例である。すなわち、第9変形例(2)は、第3実施形態に対応する変形例である。
【0289】
まず、第9実施形態と同様に、サーバ10Aの制御部11は、端末20Aから送信された物品の購入依頼を受信する(B1)。そして、第3実施形態と同様に、サーバ10Aの制御部11は、受信した物品の購入依頼に基づいて、物品の分類に関する分類情報を設定する(B31)。サーバ10Aの制御部11は、配送依頼を配送者に送信し(B2)、購入依頼をサーバ10Bに送信する(E91)。このとき、サーバ10Aの制御部11は、購入依頼と共に分類情報をサーバ10Bに送信してもよい。サーバ10Bの制御部11は、サーバ10Aから購入依頼と分類情報を受信すると、購入依頼に基づいて、動画送信情報152を通信部14によって端末20Aに送信する(B3)。
【0290】
端末20Aの制御部21は、動画送信情報152を受信すると、物品を紹介する第1動画6を撮影し(A2)、動画送信情報152に基づいて第1動画6をサーバ10Bに送信する(A3)。そして、サーバ10Bの制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6を受信すると、物品の購入依頼に基づいて、分類情報を第1動画6に関連付ける(B32)。続いて、サーバ10Bの制御部11は、端末20Aから送信された第1動画6を動画サイトで配信する(B4)。このとき、サーバ10Bの制御部11は、分類情報に基づいて、第1動画6を含む複数の動画をグループ分けしてもよい。
【0291】
なお、サーバ10Bの制御部11は、第3変形例(1)と同様に、物品の分類情報に基づいて、第1動画6のタイトル8(限定ではなく、第1動画6の内容を示す情報の一例)を自動的に設定して第1動画6に関連付けてもよい。
【0292】
また、サーバ10Bの制御部11は、第3変形例(2)と同様に、第1動画6に関連付けられた分類情報に基づいて広告を選択し、第1動画6を再生するユーザBの端末20Bに広告情報(限定ではなく、広告に関する情報の一例)を送信してもよい。
【0293】
<第9変形例(2)の効果>
第9変形例(2)では、サーバ10Bの制御部11は、サーバ10Aから送信された物品の購入依頼に基づいて、分類情報(限定ではなく、物品の分類に関する情報の一例)を第1動画6に関連付ける制御を行う。
このような構成による効果の一例として、サーバ10Bの制御部11が、第1動画6の表示を容易に制御することができる。
【0294】
<第9変形例(3)>
第9変形例(3)は、サーバ10Bの制御部11が、ユーザAが購入した物品の分類情報に基づいて第1動画6を編集する編集情報を選択し、その編集情報を端末20Aに送信する変形例である。すなわち、第9変形例(3)は、第4実施形態に対応する変形例である。
【0295】
まず、サーバ10Bの制御部11は、
図27に示すように、サーバ10Aから送信された物品の購入依頼に基づいて、物品の分類情報を設定すると(B31)、その分類情報に基づいて編集情報を選択する(B41)。
【0296】
続いて、サーバ10Bの制御部11は、ユーザAの購入依頼に基づいて動画送信情報152を端末20Aに送信する(B3)。ここで、端末20Aの制御部21は、動画送信情報152を受信すると、サーバ10Bに対して編集情報を要求してもよい(A41)。
【0297】
サーバ10Bの制御部11は、端末20Aから編集情報の要求を受信すると、編集情報を含む撮影画面の情報を端末20Aに送信する(B42)。端末20Aの制御部21は、撮影画面を表示部24に表示し、ユーザAにより撮影ボタン5が入力操作されると、第1動画6の撮影を開始する(A2)。そして、ユーザAにより特定の編集ボタン38aが入力操作された場合、端末20Aの制御部21は、編集ボタン38aに対応する編集情報39で第1動画6を編集する(A42)。このようにして、第1動画6の撮影および編集が完了すると、端末20Aの制御部21は、編集された第1動画6をサーバ10Bに送信する(A3)。
【0298】
なお、サーバ10Bの制御部11は、第4変形例(1)と同様に、第1動画6の再生時間を予め設定された時間、例えば60秒などの短い時間に収まるように第1動画6を編集してもよい。
【0299】
また、サーバ10Bの制御部11は、第4変形例(2)と同様に、編集後の複数の第1動画6を動画サイトに表示する順番を設定し、その順番で表示されるように編集後の複数の第1動画6を、動画サイトを閲覧するユーザBの端末20Bに送信してもよい。
【0300】
また、サーバ10Bの制御部11は、第4変形例(3)と同様に、編集前の第1動画6と編集後の第1動画6とを切り換え可能にするための切換情報40(限定ではなく、切り換え可能にするための情報の一例)をユーザBの端末20Bに送信してもよい。
【0301】
<第9変形例(3)の効果>
第9変形例(3)では、サーバ10Bの制御部11は、物品の分類情報に基づいて編集情報(限定ではなく例として、第1動画6を編集する情報の一例)を選択し、選択された編集情報を端末20Aに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第1動画6を容易に編集することができる。
【0302】
<第9変形例(4)>
第9変形例(4)は、サーバ10Bの制御部11が、端末20Aから物品に関する第1動画6を受信すると、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づいて、第1動画6と、物品を購入するための購入情報とを端末20Bに送信する変形例である。すなわち、第9変形例(4)は、第5実施形態に対応する変形例である。
【0303】
まず、
図33に示すように、サーバ10Bの制御部11が、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6を動画サイトに関連付ける。ここで、サーバ10Bの制御部11は、ユーザAによる物品の購入依頼に基づいて、物品を購入するための購入情報を設定してもよい。
【0304】
続いて、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づいて、動画サイトの表示要求をサーバ10Bに送信する(C51)。サーバ10Bの制御部11は、端末20Bから動画サイトの表示要求を受信すると、第1動画と、購入情報とを含む動画サイトの情報を端末20Bに送信する(B51)。そして、端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に応じて第1動画6を再生するように表示部24を制御する。
【0305】
ここで、ユーザBは、第1動画6で紹介された物品の購入を望む場合には、購入情報41を入力操作する。これにより、端末20Bの制御部21は、購入情報41に関連付けられた購入サイトの表示要求をサーバ10Aに送信する(C52)。サーバ10Aの制御部11は、端末20Bから購入サイトの表示要求を受信すると、その購入サイトの情報を端末20Bに送信する(B52)。これにより、端末20Bの制御部21は、物品を購入する購入サイトを表示するように表示部24を制御する(C53)。
【0306】
端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力に基づいて、物品の購入依頼をサーバ10Aに送信する(C54)。端末20Bから送信された購入依頼は、サーバ10Aの通信部14で受信される(B53)。サーバ10Aの制御部11は、例えば
図9に示すように、受信された購入依頼に基づいて配送依頼を作成し、その配送依頼を配送者に送信する(B54)。
【0307】
なお、第5変形例(1)と同様に、ユーザAが購入した物品が予め設定された期間内で提供できない場合、サーバ10Bの制御部11は、購入情報41に換えて付与情報を表示し、ユーザBによる付与情報への入力に基づき、ユーザBに特典を関連付けてもよい。
【0308】
また、サーバ10Bの制御部11は、第5変形例(2)と同様に、ユーザBによる購入情報41への入力に基づき購入サイトの表示要求を受信した場合に、ユーザBに特典を関連付けてもよい。
【0309】
また、サーバ10Bの制御部11は、第5変形例(3)と同様に、物品が設定された期間内で提供できない場合、物品の購入サイトの情報に換えて、代替物品を購入する代替購入サイトの情報を端末20Bに送信してもよい。
【0310】
また、サーバ10Bの制御部11は、第5変形例(4)と同様に、ユーザAが購入した物品が予め設定された期間内で提供できない場合、購入情報41を送信せずに、端末20Aから送信された第1動画6の表示を制限した動画サイトの情報を端末20Bに送信してもよい。
【0311】
<第9変形例(4)の効果>
第9変形例(4)では、サーバ10Bの制御部11は、ユーザBによる端末20Bへの入力に基づいて、第1動画6と、物品を購入するための購入情報41(限定ではなく、物品を購入するための情報の一例)とを端末20Bに送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBが、第1動画6で紹介された物品を容易に購入することができる。
【0312】
<第9変形例(5)>
第9変形例(5)は、サーバ10Bの制御部11が、第1動画6の送信情報に基づいて、他の物品に関する動画の送信を依頼する変形例である。すなわち、第9変形例(5)は、第6実施形態に対応する変形例である。
【0313】
まず、第9実施形態と同様に、サーバ10Bの制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6を配信する(B4)。ここで、サーバ10Bの制御部11は、第1動画6に関する物品と異なる物品を販売する販売店舗、例えばピザ店EからピザEの動画を配信する依頼を受けたものとする。
【0314】
サーバ10Bの制御部11は、ピザ店Eから動画配信の依頼を受信すると、第1動画6の送信情報を検索し、動画の送信を依頼するユーザを選択する。そして、サーバ10Bの制御部11は、動画の送信を依頼するユーザを選択すると、ピザ店EのピザEに関する第1動画の送信を依頼する依頼情報を、選択されたユーザの端末20に送信する。
【0315】
<第9変形例(5)の効果>
第9変形例(5)では、サーバ10Bの制御部11は、第1動画6の送信情報に基づいて、他の物品に関する動画の送信を依頼する依頼情報45を送信する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10Bの制御部11は、物品に関する動画の送信を容易に依頼することができる。
【0316】
<第9変形例(6)>
第9変形例(6)は、サーバ10Bの制御部11が、ユーザAによる物品の購入依頼に基づいて、ユーザAへの物品の提供に携わる配送者の端末20Cに動画送信情報152を送信する変形例である。すなわち、第9変形例(6)は、第7実施形態に対応する変形例である。
【0317】
まず、第9実施形態と同様に、サーバ10Aの制御部11は、端末20Aから送信された物品の購入依頼を受信すると(B1)、その購入依頼に基づいて配送依頼を作成し、予め登録された配送者の端末20Cに配送依頼を送信する。また、サーバ10Aの制御部11は、購入依頼をサーバ10Bに送信する(E91)。サーバ10Bの制御部11は、サーバ10Aから購入依頼を受信すると、その購入依頼に基づいて、物品に関する第3動画を送信するための動画送信情報を配送者の端末20Cに送信する。
【0318】
図42に示すように、端末20Cの制御部21は、配送依頼と動画送信情報を受信すると、その配送依頼と動画送信情報を表示部24に表示させる(D71)。ユーザCは、配送依頼に基づいて、販売店舗31から物品を受け取り、物品の配送を開始する。このとき、ユーザCは、動画の送信を望む場合には、動画送信情報を入力操作し、物品の配送に関する第3動画、例えば配送風景を含む第3動画を端末20Cで撮影する(D72)。そして、端末20Cの制御部21は、撮影した第3動画をサーバ10Bに送信する(D73)。
【0319】
サーバ10Bの制御部11は、端末20Cから第3動画を受信すると、その第3動画を動画サイトで配信する(B72)。そして、サーバ10Bの制御部11は、例えば端末20Bから第3動画の再生要求を受信した場合、第3動画を端末20Bに配信する。
【0320】
一方、サーバ10Bの制御部11は、ユーザAの購入依頼に基づいて、動画送信情報152を端末20Aに送信する(B3)。端末20Aの制御部21は、動画送信情報152を受信すると、その動画送信情報152を表示部24に表示させる。ユーザAは、動画の送信を望む場合には、動画送信情報152を入力操作し、購入した物品に関する第1動画6を端末20Aで撮影する(A2)。そして、端末20Aの制御部21は、撮影した第1動画6をサーバ10Bに送信する(A3)。サーバ10Bの制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、その第1動画6を動画サイトで配信する(B4)。そして、サーバ10Bの制御部11は、例えば端末20Bから第1動画6の再生要求を受信した場合、第1動画6を端末20Bに配信する。ここで、サーバ10Bの制御部11は、第3動画46から継続して第1動画6がユーザBの端末20Bで再生されるように第3動画46と第1動画6を配信してもよい。
【0321】
なお、サーバ10Bの制御部11は、第7変形例(1)と同様に、ユーザAに物品を販売する販売者の端末20Dに動画送信情報を送信してもよい。
【0322】
また、サーバ10Bの制御部11は、第7変形例(2)と同様に、共通の時間軸に基づいて第1動画6と第3動画46がユーザBの端末20Bで再生されるように第1動画6と第3動画46を配信してもよい。
【0323】
また、サーバ10Bの制御部11は、第7変形例(3)と同様に、物品を配送するユーザCの位置情報と物品の購入依頼とに基づいて、第3動画46のうち、物品の配送目標地点から設定された距離内の映像に対して画像処理してもよい。
【0324】
また、サーバ10Bの制御部11は、第7変形例(4)と同様に、物品を配送するユーザCの端末20Cから第3動画46が送信された場合、ユーザAがユーザCを評価するための評価情報(限定ではなく、評価するための情報の一例)を端末20Aに送信してもよい。
【0325】
<第9変形例(6)の効果>
第9変形例(6)では、サーバ10Bの制御部11は、物品の購入情報に基づいて、ユーザAへの物品の提供に携わるユーザCの端末20Cに、物品に関する第3動画46を送信するための動画送信情報(限定ではなく、第3動画46を送信するための情報の一例)を送信する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザCが、物品に関する第3動画46を容易に送信することができる。
【0326】
<第9変形例(7)>
第9変形例(7)は、サーバ10Bの制御部11が、端末20Aから送信された第1動画6に有害情報が含まれる場合、その第1動画6の配信を制限する変形例である。すなわち、第9変形例(7)は、第8実施形態に対応する変形例である。
【0327】
まず、第9実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、第1動画6をサーバ10Bに送信する(A3)。そして、サーバ10Bの制御部11は、端末20Aから第1動画6を受信すると、第1動画を配信する前に、第1動画6の音情報または画像情報に基づいて、第1動画6に有害情報が含まれていないか判定する。サーバ10Bの制御部11は、第1動画6に有害情報が含まれる場合、第1動画6の配信を制限する。一方、サーバ10Bの制御部11は、第1動画6に有害情報が含まれない場合、第1動画6を配信する(B4)。
【0328】
<第9変形例(7)の効果>
第9変形例(7)では、サーバ10Bの制御部11は、第1動画6に有害情報が含まれる場合、第1動画6の配信を制限する。
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、動画サイトを適切に管理することができる。
【0329】
<その他>
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0330】
1 システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク