(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024112738
(43)【公開日】2024-08-21
(54)【発明の名称】サービス提供装置及びサービス提供装置の制御装置
(51)【国際特許分類】
A63F 9/30 20060101AFI20240814BHJP
A63F 9/00 20060101ALI20240814BHJP
【FI】
A63F9/30 502C
A63F9/00 512C
A63F9/30 502Z
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023018007
(22)【出願日】2023-02-08
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-24
(71)【出願人】
【識別番号】517084737
【氏名又は名称】株式会社CUE
(74)【代理人】
【識別番号】100136205
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 康
(72)【発明者】
【氏名】藤本 裕貴
(57)【要約】
【課題】 景品獲得ゲームその他サービス提供装置において、モニタによる当該サービスの利用を効果的に促すことを可能とする。
【解決手段】 ユーザからの決済を受け付ける決済受付部103と、所定の景品を取得することが可能なサービスを、決済受付部103が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部101と、抽選動作と、抽選動作の結果が当たりである場合になされる、主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部200と、抽選動作の実行中に抽選動作に関連する映像を表示する映像表示部107とを備え、副提供動作制御部200は、主提供動作制御部101が主提供動作の実行を完了したとき、抽選動作を実行するための制御を開始する、クレーンゲーム機1。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザからの決済を受け付ける決済受付部と、
所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部と、
抽選動作と、前記抽選動作の結果が当たりである場合になされる、前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部と、
前記抽選動作の実行中に前記抽選動作に関連する映像を表示する映像表示部とを備え、
前記副提供動作制御部は、前記主提供動作制御部が前記主提供動作の実行を完了したとき、前記抽選動作を実行するための制御を開始する、サービス提供装置。
【請求項2】
複数のユーザの各々からの決済を個別に受け付ける複数の前記決済受付部を有し、
前記主提供動作制御部は、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザの決済の各々に対応した複数の前記前記主提供動作を制御し、
前記副提供動作制御部は、複数の前記主提供動作の各々に対応した前記抽選動作を実行するための制御を、複数の前記決済受付部が受け付けた複数のユーザからの決済を受け付けた順に開始する、
請求項1に記載のサービス提供装置。
【請求項3】
前記付加的なサービスは、前記主提供動作の実行回数を、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数から増加させる動作である、
請求項1又は2に記載のサービス提供装置。
【請求項4】
前記付加的なサービスは、前記映像表示部に前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる景品を取得するための映像を表示する動作である、
請求項1又は2に記載のサービス提供装置。
【請求項5】
ユーザからの決済を受け付ける決済受付部と、所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部と、所定の映像を表示する表示部とを備えたサービス提供装置に脱着自在に組み込まれるサービス提供装置の制御装置であって、
抽選動作と、前記抽選動作の結果が当たりである場合になされる、前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部を備え、
前記副提供動作制御部は、前記主提供動作制御部が前記主提供動作の実行を完了したとき、前記抽選動作を実行するための制御を開始するとともに、前記所定の映像として、前記抽選動作の実行中に前記抽選動作に関連する映像を表示させるための制御を実行する、
サービス提供装置の制御装置。
【請求項6】
前記サービス提供装置は、複数のユーザの各々からの決済を個別に受け付ける複数の前記決済受付部を有し、
前記サービス提供装置の前記主提供動作制御部は、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザの決済の各々に対応した複数の前記主提供動作を制御し、
前記副提供動作制御部は、複数の前記主提供動作の各々に対応した前記抽選動作を実行するための制御を、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザからの受け付けた順に開始する、
請求項5に記載のサービス提供装置の制御装置。
【請求項7】
前記付加的なサービスは、前記主提供動作の実行回数を、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数から増加させる動作である、
請求項5又は6に記載のサービス提供装置の制御装置。
【請求項8】
前記付加的なサービスは、前記映像表示部に前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる景品を取得するための映像を表示する動作である、
請求項5又は6に記載のサービス提供装置の制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばクレーンゲームのような景品獲得ゲームその他のサービス提供装置及び当該サービス提供装置に組み込まれて動作するサービス提供装置の制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、硬貨の投入や電子決済により動作可能となり、遊戯者による器具の操作に応じて景品を獲得させる、いわゆるクレーンゲームに代表される景品獲得ゲーム機が知られている。
【0003】
そのような景品獲得ゲーム機の例として、特許文献1には、遊戯者に対して景品の獲得の意欲を高めて、さらにゲームの興趣性を高めることを目的として、ゲーム機における景品の収納箱の表面にモニタを設け、当該モニタに景品に関する情報を表示させるようにした技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の技術には、以下のような課題があった。すなわち、モニタの表示内容はもっぱらゲーム機により提供される景品に関するものに限られ、ゲーム機と組み合わせたモニタの機能を十分に利用したものとは言えなかった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、景品獲得ゲームその他景品を取得することが可能なサービス提供装置において、モニタによる当該サービスの利用を効果的に促すことが可能な、サービス提供装置及びサービス提供装置の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、ユーザからの決済を受け付ける決済受付部と、所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部と、抽選動作と、前記抽選動作の結果が当たりである場合になされる、前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部と、前記抽選動作の実行中に前記抽選動作に関連する映像を表示する映像表示部とを備え、前記副提供動作制御部は、前記主提供動作制御部が前記主提供動作の実行を完了したとき、前記抽選動作を実行するための制御を開始する、サービス提供装置である。
【0008】
本発明の第2の側面は、複数のユーザの各々からの決済を個別に受け付ける複数の前記決済受付部を有し、前記主提供動作制御部は、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザの決済の各々に対応した複数の前記前記主提供動作を制御し、前記副提供動作制御部は、複数の前記主提供動作の各々に対応した前記抽選動作を実行するための制御を、複数の前記決済受付部が受け付けた複数のユーザからの決済を受け付けた順に開始する、本発明の第1の側面のサービス提供装置である。
【0009】
本発明の第3の側面は、前記付加的なサービスは、前記主提供動作の実行回数を、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数から増加させる動作である、本発明の第1又は第2の側面のサービス提供装置である。
【0010】
本発明の第4の側面は、前記付加的なサービスは、前記映像表示部に前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる景品を取得するための映像を表示する動作である、本発明の第1又は第2の側面のサービス提供装置である。
【0011】
本発明の第5の側面は、ユーザからの決済を受け付ける決済受付部と、所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部と、所定の映像を表示する表示部とを備えたサービス提供装置に脱着自在に組み込まれるサービス提供装置の制御装置であって、抽選動作と、前記抽選動作の結果が当たりである場合になされる、前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部を備え、前記副提供動作制御部は、前記主提供動作制御部が前記主提供動作の実行を完了したとき、前記抽選動作を実行するための制御を開始するとともに、前記所定の映像として、前記抽選動作の実行中に前記抽選動作に関連する映像を表示させるための制御を実行する、サービス提供装置の制御装置である。
【0012】
本発明の第6の側面は、前記サービス提供装置は、複数のユーザの各々からの決済を個別に受け付ける複数の前記決済受付部を有し、前記サービス提供装置の前記主提供動作制御部は、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザの決済の各々に対応した複数の前記主提供動作を制御し、前記副提供動作制御部は、複数の前記主提供動作の各々に対応した前記抽選動作を実行するための制御を、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザからの受け付けた順に開始する、本発明の第5の側面のサービス提供装置の制御装置である。
【0013】
本発明の第7の側面は、前記付加的なサービスは、前記主提供動作の実行回数を、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数から増加させる動作である、本発明の第5又は第6の側面のサービス提供装置の制御装置である。
【0014】
本発明の第8の側面は、前記付加的なサービスは、前記映像表示部に前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる景品を取得するための映像を表示する動作である、本発明の第5又は第6の側面のサービス提供装置の制御装置である。
【発明の効果】
【0015】
以上のような本発明は、景品獲得ゲームその他景品を取得することが可能なサービス提供装置において、モニタによる当該サービスの利用を効果的に促すことが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施の形態に係るクレーンゲーム機の構成を示す斜視図
【
図2】本発明の実施の形態に係るクレーンゲーム機の構成を示すブロック図
【
図3】本発明の実施の形態に係るクレーンゲーム機の動作を説明するフローチャートを示す図
【
図4】本発明の実施の形態に係るクレーンゲーム機の動作を説明するフローチャートを示す図
【
図5】本発明の実施の形態に係るクレーンゲーム機の動作における抽選映像を説明するための図
【
図6】本発明の実施の形態に係るクレーンゲーム機の動作における抽選映像を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態に係る景品獲得ゲームの一例であるクレーンゲーム機の構成を示す斜視図である。
【0019】
図1に示すように、クレーンゲーム機1は、筐体10と、筐体10に配設された複数のゲームユニット20a、20b、20c及び20dを有するゲーム本体20、映像を表示するモニタ30、及び音声を出力するスピーカ40を主要な構成として備える。
【0020】
ゲーム本体20において、ゲームユニット20a、20b、20c及び20dは、筐体10内にて正面視にてマトリックス状に配列されており、ゲームユニット20a、20b、20c及び20dの各々は、遊戯者からの個別の決済を受け付けて、個別にゲーム動作を行う。
【0021】
以下、ゲームユニット20aを例にとって説明を行う。ゲームユニット20aは、玩具、雑貨等の物品を景品として収納する収納庫21a、収納庫21aの天井側から吊下され、後述する遊戯者の操作に応じて収納庫21a内を移動し、景品を搬送するクレーン22a、収納庫21aの床面に配設され、クレーン22aから落下された景品を投入させる開口を有する景品投入部23a、収納庫21aの景品投入部23aから連通して、景品を筐体10外へ排出させる開口を含む景品排出部24aを有する。なお、収納庫21aの正面はガラス板、アクリル板等の透明な部材で構成され、遊戯者が収納庫21a内部の景品およびクレーン22a並びに景品投入部23aの位置を視認可能となっている。また、景品排出部24aの開口には開閉自在の蓋が配設されていてもよい。
【0022】
更に、ゲームユニット20aは、遊戯者からの硬貨の投入を受け付ける硬貨投入部25a、硬貨投入部25aによる決済に基づく動作として、クレーン22aの上下動及びアームの開閉を含む、景品の掴み及び開放をするための一連の動作を行わせるためのボタン等で実現されるクレーン動作入力部26aと、クレーン22aを収納庫21aの床面の水平面内にて移動させるためのレバー等で実現されるクレーン移動入力部27aとをインタフェースとして有する。なお、当該正面を含めた筐体10の各側面の任意の箇所は開放可能に構成されており(図示省略)、景品の入れ替えや補充をする場合に開放することができる。
【0023】
また、インジケータ28aは、少なくとも数字を表示可能なLED、液晶その他のディスプレイであって、硬貨投入部25aが受付けた金額に基づく決済内容に応じて、ゲームユニット20aのゲーム動作可能な回数を表示する。
【0024】
ゲームユニット20b、20c及び20dにおける各部の機能も共通であり、図示するように、符号番号を共通とする収納庫21b~21dは収納庫21aと、クレーン22b~22dはクレーン22aと、景品投入部23b~23dは景品投入部23aと、景品排出部24b~24dは景品排出部24aと、硬貨投入部25b~25dは硬貨投入部25aと、クレーン動作入力部26b~26dはクレーン動作入力部26aと、クレーン移動入力部27b~27dはクレーン移動入力部27aと、インジケータ28b~28dはインジケータ28aと、それぞれ同一の機能、構成を有する。
【0025】
次に、
図2は、クレーンゲーム機1の制御動作を行う各部の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、主提供動作制御部101は、汎用のCPU、メモリその他汎用のコンピュータ又はマイクロプロセッサにより実現され、ゲーム本体20、モニタ30、及びスピーカ40の動作を制御する手段である。
【0026】
料金受入部102は、
図1の硬貨投入部25a~25dの各々に対応し、投入された硬貨の金額を料金データとして決済受付部103に出力する手段である。決済受付部103は、料金受入部102から料金データの入力を受け、決済内容を確定させて、これを決済データとして副提供動作制御部200を介して主提供動作制御部101に出力する手段である。
【0027】
なお、料金受入部102は、硬貨投入部25a~25dのように硬貨を受け入れる構成の他、紙幣を受け付ける構成、あるいは電子マネーやクレジットカードのような電子決済を受け付ける構成として実現してもよい。
【0028】
操作I/F部104は、遊戯者の操作を受け付けるインタフェースであって、
図1におけるゲームユニット20a~20dの各々のクレーン動作入力部26a~26d及びクレーン移動入力部27a~27dに対応し、主提供動作制御部101の制御によって遊戯者の操作を受け付ける手段である。クレーン駆動部105は、アクチュエータ及び任意の機械要素により実現され、操作I/F部104からの入力に応じて、
図1におけるクレーン22a~22dの移動及び景品の掴み及び開放の動作を行わせる手段である。
【0029】
動作可能回数表示部106は、
図1におけるインジケータ28a~28dに対応し、主提供動作制御部101からの信号に応じて、遊戯者がプレイ可能なゲームの回数を数字として表示する手段である。映像表示部107は、
図1におけるモニタ30に対応し、主提供動作制御部101及び後述する副提供動作制御部200に記録された映像を出力する手段である。音声出力部108は、
図1におけるスピーカ40に対応し、主提供動作制御部101及び副提供動作制御部200に記録された映像を出力する手段である。
【0030】
なお、上記の構成において、料金受入部102、決済受付部103、操作I/F部104、クレーン駆動部105、動作可能回数表示部106は、クレーンゲーム機1において、ゲーム本体20を構成するゲームユニット20a~20dの数だけ個別に設けられる。
【0031】
副提供動作制御部200は、汎用のCPU、メモリその他汎用のコンピュータ又はマイクロプロセッサにより実現され、主提供動作制御部101と決済受付部103との間に配設される手段である。
【0032】
副提供動作制御部200は、決済受付部103からの決済データを主提供動作制御部101に転送するとともに、決済データの入力を受けて、一連の副提供動作である、後述する抽選動作を実行し、抽選動作の結果に応じて、後述する付加的なサービスを実行するとともに、映像表示部107に対して、自らに格納されたプログラムに基づき、後述する抽選映像となる所定の映像信号を出力する。副提供動作制御部200には、図示しないディップスイッチやテンキーなどの入力インタフェースが設けられることが好ましい。これにより、副提供動作に必要な各種の設定値を変更することができる。
【0033】
通信部109は、図示しない有線又は無線の通信路又はネットワークを介して、主提供動作制御部101が外部の通信機器又はネットワーク上のサーバ等と通信するための手段である。料金受入部102が電子決済を受け付ける構成を有する場合は、通信部109は、電子決済を扱う決済代行会社又は決済期間のサーバ等と通信するために設けられる構成となる。
【0034】
また、装飾表示部110は、
図1中には図示しない、LED等の照明として実施され、主提供動作制御部101の制御に基づき、クレーン駆動部105の動作中に所定のパターンで明滅する手段である。ただし、決済の内容に応じて通信部109は省略した構成であってもよい。同様に、クレーンゲーム機1の演出効果の内容に応じて、装飾表示部110は省略した構成であってもよい。
【0035】
以上の構成において、クレーンゲーム機1は本発明のサービス提供装置に相当し、決済受付部103は本発明の決済受付部に相当し、主提供動作制御部101は本発明の主提供動作制御部に相当し、副提供動作制御部200は本発明の副提供動作制御部に相当し、映像表示部107は本発明の映像表示部に相当する。
【0036】
本実施の形態のクレーンゲーム機1は、上記の構成を備えたことにより、副提供動作制御部200が、主提供動作制御部101の制御に基づくゲーム本体20のクレーンゲーム動作を実行するための決済に連動した副提供動作を実行するとともに、その副提供動作に関連する抽選映像を映像表示部107に表示させる。副提供動作とは、抽選動作と、抽選動作の結果が当たりである場合になされる、クレーンゲーム機1のクレーンゲームにより取得可能な景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作である。
【0037】
以下、
図3のフローチャートを参照して、主提供動作制御部101および副提供動作制御部200の制御による、クレーンゲーム機1の動作例を説明する。
【0038】
(動作例1)
はじめに、遊戯者がゲーム本体20のゲームユニット20a~20dのうち、所望のゲームユニットの硬貨投入部25a~25dのいずれかである料金受入部102に所定金額の硬貨を投入する(S10)。以下、ゲームユニット20a単独の使用を例にとり説明する。
【0039】
決済受付部103は、料金受入部102に硬貨が投入されたことを検知すると、その投入時間から所定時間が経過しても新たな硬貨が投入されない場合、硬貨が連続して投入されるときは、最後の硬貨の投入時間から所定時間が経過しても新たな硬貨が投入されない場合に、決済の受付を完了したとして、受付けた硬貨の金額(料金)に応じた決済データを生成し、副提供動作制御部200を経由して主提供動作制御部101に出力する(S11)。
【0040】
主提供動作制御部101は、料金受入部102から入力された決済データに基づき操作I/F部104の動作可能な回数を設定し、当該回数だけ操作I/F部104が遊戯者の操作を受け付けるように設定する(S12)。なお、動作可能な回数は、動作可能回数表示部106へ出力されインジケータ28aに数字として表示される。
【0041】
これにより、遊戯者は、操作I/F部104であるクレーン動作入力部26a及びクレーン移動入力部27aを操作して、クレーン22aを動作させて、収納庫21a内の景品を景品投入部23aへ搬送し、景品排出部24aから排出させて、これを取得するためのクレーンゲームを行うことができる。
【0042】
S12以降、主提供動作制御部101が操作I/F部104を制御する一方で、副提供動作制御部200は、決済受付部103から決済データの入力を受けると、当該決済データを主提供動作制御部101に中継する一方で、抽選動作を設定する(S13)。
【0043】
なお、ゲームユニット20a~20dが同時に使用される場合、副提供動作制御部200が、ゲームユニット20a~20dの各々の決済受付部103からの決済データを入力順に受け付けることで、抽選動作を決済データの受付順に開始するように設定する。
【0044】
抽選動作は、副提供動作制御部200内に格納されたプログラム及びデータに基づき、あらかじめ定めた確率にて抽選結果としての当たり又は外れを設定する動作である。ただし、このステップでは抽選動作の設定のみが行われ、動作は開始されない。なお、抽選の確率は、副提供動作制御部200に設けられた入力インタフェースを介して任意の確率とできるようにすることが好ましい。
【0045】
主提供動作制御部101は、操作I/F部104の動作回数をカウントしており、遊戯者がクレーンゲームを行うことで、操作I/F部104の動作回数が決済データに基づき設定された動作可能回数に達した場合(S14)、操作I/F部104を停止させ、それ以上遊戯者の操作を受け付けないようにする制御を行う。
【0046】
主提供動作制御部101が操作I/F部104を停止させる動作を行うと、これを受けて、副提供動作制御部200は、S13にて設定した抽選動作を開始し(S15)、例えば、乱数プログラムにより、抽選結果が当たり又は外れのいずれかになるかを確定させる動作を行う(S16)。
【0047】
抽選結果が当たりである場合は、副提供動作制御部200は、主提供動作制御部101に、副提供動作制御部200にて予め定められた決済データに相当するデータを出力する。主提供動作制御部101は、副提供動作制御部200から入力された決済データを受け付けると、操作I/F部104の動作可能な回数を設定し(S17)、当該回数だけ操作I/F部104が遊戯者の操作を受け付けるように設定する(S18)。
【0048】
以後は、S13及びS14と同様に、遊戯者は、操作I/F部104であるクレーン動作入力部26a及びクレーン移動入力部27aを操作して、クレーン22aを動作させて、収納庫21a内の景品を取得するためのクレーンゲームを再度行うことができる。このクレーンゲームのプレイ回数、すなわち操作I/F部104の動作可能な回数を増加させるサービスが、本発明の副提供動作の付加的なサービスに相当する。なお、増加させる操作I/F部104の動作可能な回数は、単数又は複数のいずれでもよく、副提供動作制御部200に設けられた入力インタフェースを介して任意の数に変更できるようにすることが好ましい。
【0049】
操作I/F部104の動作回数が決済データに基づき設定された動作可能回数に達した場合(S19)、操作I/F部104がそれ以上遊戯者の操作を受け付けないように停止させる制御を行い、動作を終了する。
【0050】
S15の抽選動作が実行されている間、副提供動作制御部200は、副提供動作制御部200内に格納されたプログラム及びデータに基づき、抽選動作に関連する映像である抽選映像を映像表示部107であるモニタ30に表示させる。
【0051】
抽選映像は、遊戯者に対して、決済完了に基づくクレーンゲームの終了が、クレーンゲーム機1の全ての動作が終了したことを意味するのではなく、更なる景品又はサービスの提供を受けられる可能性があることを想起・期待させる情報を伝達する、動画又は静止画によるコンテンツである。抽選映像は、抽選動作の実行中は、抽選が行われており、当たりとなることを期待させる内容を表示し、抽選結果の確定後は、その旨を表示させるとともに、クレーンゲーム機1の利用が遊戯者にとって有意義で一定の満足感を与える内容となることが好ましい。
【0052】
モニタ30に表示される抽選映像の一例を示す図である
図5に示すように、抽選映像は例えばアニメーションの形式により表現され、
図5(a)~
図5(e)に表示されるストーリーを有することで、上記内容を表現する。
図5(a)~
図5(c)は、S15~S16の抽選動作中に表示されるストーリーを示し、
図5(a)のコマ70aには「悪魔(怪物、悪者)が町を壊しているところ」、
図5(b)のコマ70bには「ヒーロー(集団ヒーローもののリーダー格)が現れる」
図5(c)のコマ70cには「ヒーローが飛び蹴り(殴りかかる)」といった一連の画像が表示される。
【0053】
S16の抽選結果に応じて抽選映像のストーリーの結末は分岐する。すなわち、クレーンゲーム機1の動作がS17に移行して抽選結果が当たりとなる場合は、ストーリーは
図5(d)に遷移し、コマ70dとして、当たりである旨を遊戯者に知らせる「当たり」「もう一回」の文字とともに「敵を倒し、決めポーズをとるヒーロー」の画像が表示される。
【0054】
一方、クレーンゲーム機1の動作がENDに移行して抽選結果が外れとなる場合は、ストーリーは
図5(e)に遷移し、コマ70eとして、外れである旨を遊戯者に知らせる「ざんねん」の文字とともに「倒れてしまうヒーローの姿」の画像が表示される。
【0055】
なお、抽選映像の出力中は、同時に音声出力部108としてのスピーカ40から、抽選映像に含まれる又は独立した内容である、音声、効果音、音楽等を出力させるようにしてもよい。また、装飾表示部110から抽選中、抽選結果の内容の各々に対応して、異なる明滅パターンを表示させるようにしてもよい。
【0056】
以上の抽選映像が提供されることにより、クレーンゲーム機1の遊戯者は、クレーンゲームを再度プレイしたいという射幸心が喚起される。
【0057】
なお、上記の説明において、抽選映像は、ストーリーを有するアニメーションとして表現されるものとしたが、単数又は複数の静止画を用いたり、ゲーム本体20の各ゲームユニット20a~20d内におけるクレーン22a~22dの挙動を撮像して映像と表示させたりするものとしてもよい。この場合、各ゲームユニット20a~20dの収納庫21a~21d内には撮像用のモニタカメラを配設する。
【0058】
また、抽選映像が一連のストーリーを有する場合は、上述したヒーローものの他、サッカーやバスケットボールのゴールシーンなど、スポーツを模した内容のストーリーとしてもよく、その具体的な内容には限定されない。
【0059】
(動作例2)
次に、
図4のフローチャートを参照して、主提供動作制御部101および副提供動作制御部200の制御による、クレーンゲーム機1の他の動作例を説明する。ただし、動作例1と同様のフローは
図3と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0060】
S10からS16までは、動作例1と同様に実行され、主提供動作制御部101が操作I/F部104を停止させる動作を受けて、副提供動作制御部200は、S13にて設定した抽選動作を開始し、抽選結果が当たり又は外れのいずれかになるかを確定させる動作を行う。
【0061】
抽選結果が当たりである場合は、副提供動作制御部200は、主提供動作制御部101に、抽選映像の一部として、当たりであることを告知する表示及び所定の二次元コードの表示を含む映像を設定して(S20)、これを映像表示部107であるモニタ30に表示させる(S21)。
【0062】
また、モニタ30に表示される抽選映像の一例は、
図6に示すように、抽選映像は例えばアニメーションとして表現され、
図6(a)~
図6(e)に表示されるストーリーを有することで、上記内容を表現する。
図6(a)~
図6(c)は、動作例1の
図5(a)~
図5(c)と同様、S15~S16の抽選動作中に表示されるストーリーを示す。
【0063】
クレーンゲーム機1の動作がS17に移行して抽選結果が当たりとなる場合は、ストーリーは
図6(d)に遷移し、コマ70fとして、当たりである旨を遊戯者に知らせる「当たり」の文字及び二次元コードとともに「敵を倒し、決めポーズをとるヒーロー」の画像が表示される。この二次元コードを表示するサービスが、本発明の副提供動作の付加的なサービスに相当する。
【0064】
一方、クレーンゲーム機1の動作がENDに移行して抽選結果が外れとなる場合は、ストーリーは
図6(e)に遷移し、コマ70eとして、外れである旨を遊戯者に知らせる「ざんねん」の文字とともに「倒れてしまうヒーローの姿」の画像が表示される。
【0065】
ここで、
図6(d)のコマ70fに表示される二次元コード71は、モニタ30を介して遊戯者のスマートフォンその他携帯端末により読み取り可能なコードであって、ネットワーク上の所定のウェブサイトのアドレスにデコードされて、当該携帯端末を当該ウェブサイトへアクセスさせる。これにより、遊戯者は、二次元コードを介してアクセスしたウェブサイト上から、景品を取得する権利を得ることができる。
【0066】
ここで所定のウェブサイトとは、例えば、クレーンゲーム機1を設置又は販売、リースする業者又はその業者と関連する業者によって運営されるものとすることができる。また、景品とは、クレーンゲーム機1に収納され、クレーンゲームのプレイにより獲得できる景品とは異なる景品であれば、おもちゃ、雑貨、アクセサリー、文具その他任意の物品であればよく、ウェブサイトのアクセスを通じて上記業者より配送等の手段により獲得される。なお、景品は、物品に限定されるものではなく、商品や飲食店その他サービスを提供する店舗の料金や、おもちゃ、雑貨、アクセサリー、文具その他任意の物品としての商品の値段を割引又は無料とするクーポンであってもよい。
【0067】
以上の抽選映像の提供により、クレーンゲーム機1の遊戯者に対し、クレーンゲームを再度プレイしたいという射幸心が喚起される。
【0068】
(動作例3)
上記の動作例1及び2においては、副提供動作制御部200による抽選動作が完了すると、クレーンゲーム機1の全動作は完了するものとしたが、
図2のフローチャートにおける点線のフローにより示すS21からS17への遷移、または
図3のフローチャートにおける点線のフローにより示すS21からS17への遷移、またはS20への遷移のように、一旦抽選動作が完了した後も、その抽選結果の当たり外れによらず、更に無条件で副提供動作に含まれる付加的なサービスの提供を実行(リプレイ)させるようにしてもよい。この場合において、副提供動作制御部200は、上記フローの遷移に際して、
図5(g)及び
図6(g)のコマ70gのように、副提供動作が提供される旨を遊戯者に知らせる「もう一回」の文字とともに「勢ぞろいした集団ヒーロー」の画像を表示させる。
【0069】
更に、無条件になされる付加的なサービスは、動作例1と2との組み合わせであってもよい。すなわち、動作例1のリプレイが動作例2の景品提供であってもよいし、動作例2のリプレイが動作例1のクレーンゲーム動作であってもよい。
【0070】
以上のように、本発明の実施の形態のクレーンゲーム機1は、副提供動作制御部200が、主提供動作制御部101の制御に基づくゲーム本体20のクレーンゲーム動作を実行するための決済に連動した副提供動作として、抽選動作及びその抽選結果が当たりである場合、これに基づく動作として、主提供動作により提供されるサービスである景品の提供とは異なる付加的なサービスとして、クレーンゲームのプレイ可能な回数を増加させる、あるいは、モニタ30にクレーンゲームのプレイにより取得可能な景品とは異なる景品を取得するための二次元コードを表示させるとともに、その抽選動作に関連する映像である抽選映像を映像表示部107に表示させる。
【0071】
これにより、クレーンゲーム機1が有するモニタ30の機能を、遊戯者にとってクレーンゲーム機1のクレーンゲームを繰り返しプレイしたいという射幸心の喚起に用いて、モニタ30によるクレーンゲームの利用を効果的に促すことが可能となる。
【0072】
更に、本実施の形態のクレーンゲーム機1によれば、それぞれ独立してクレーンゲームを行わせるゲーム本体20のゲームユニット20a~20dを有する場合、副提供動作を、副提供動作制御部200が、ゲームユニット20a~20dの各々に関する決済データを受け付けた順に設定し、開始させるようにしている。
【0073】
これにより、一つの筐体において複数の遊戯者の各々に対してゲームを提供するようなゲーム機に対しても、本発明の副提供動作を、遊戯者に対して公平に提供することが可能となる。
【0074】
以上のように、本発明の実施の形態のクレーンゲーム機1によれば、モニタ30によるクレーンゲームの利用を効果的に促すことが可能になる。
【0075】
しかしながら、本発明は上記の実施の形態により限定されるものではない。
【0076】
上記の説明においては、本発明は一実施の形態としてクレーンゲーム機1であるとしたが、本発明のサービス提供装置は、所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供できるものであればよく、そのサービスの内容に限定されるものではない。すなわち、クレーンゲームのような、遊戯者による操作により景品を獲得することが可能な景品獲得ゲーム(プライズゲーム)であれば、本発明は、その景品獲得のための具体的な方法や構成、景品の具体的な種類等によって限定されることなく、実施することができる。例えば、クレーンゲームのような機械的な機構による景品獲得ゲームのみならず、モニタ上に表示される画像や映像を操作対象とするソフトウェア的な方法による景品獲得ゲームも、本発明の対象に含まれる。
【0077】
更に、所定の景品を取得することが可能なサービスとしては、景品獲得ゲームのようなゲームのほか、カプセルトイ販売機のように、遊戯者の操作により確実に景品や物品を獲得できるサービスを提供するも、本発明の所定の景品を取得することが可能なサービスに含まれる。
【0078】
更に、上記の説明においては、それぞれ独立してクレーンゲームを行わせるゲーム本体20のゲームユニット20a~20dを有する場合、副提供動作を、副提供動作制御部200が、ゲームユニット20a~20dの各々に関する決済データを受け付けた順に設定し、開始させるものとしたが、決済内容が確定するより前の料金データや電子決済の入力順に設定するものとしてもよい。
【0079】
これにより、一つの筐体において複数の遊戯者の各々に対してゲームを提供するようなゲーム機に対しても、本発明の副提供動作を、もっともプレイを希望する遊戯者に対して優先的に提供することができ、サービスの更なる利用を促すことが可能となる。
【0080】
更に、上記の説明においては、本発明は一実施の形態としてクレーンゲーム機1のようなサービス提供装置であるとしたが、本発明は、副提供動作制御部200を単体として実施してもよい。すなわち、
図2に示すように、副提供動作制御部200は、独立したモジュール210として、クレーンゲーム機1の主提供動作制御部101、決済受付部103並びに映像表示部107、音声出力部108及び装飾表示部110とコネクタCを介して脱着自在な構成として実施してもよい。
【0081】
これにより、副提供動作制御部200としてのモジュール210は、従来のクレーンゲーム機のようなサービス提供装置に補助的なハードウェアとして一体的に組み込むことができる。副提供動作制御部200としてのモジュール210は、サービス提供装置から電源供給を受け、且つ、当該サービス提供装置の主提供動作制御部、決済受付部、並びに映像表示部、音声出力部及び装飾表示部と協働して動作し、制御を行うことで、従来のサービス提供装置を、本発明のサービス提供装置として実現することが可能となる。
【0082】
要するに、本発明は、その要旨及び技術的範囲を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0083】
以上のような本発明は、景品獲得ゲームその他景品を取得することが可能なサービス提供装置において、モニタによる当該サービスの利用を効果的に促すことが可能になるという効果を奏し、例えばクレーンゲームのような景品獲得ゲームへの適用において有用である。
【符号の説明】
【0084】
1 クレーンゲーム機
10 筐体
20 ゲーム本体
20a~20d ゲームユニット
21a~21d 収納庫
22a~22d クレーン
23a~23d 景品投入部
24a~24d 景品排出部
25a~25d 硬貨投入部
26a~26d クレーン動作入力部
27a~27d クレーン移動入力部
28a~28d インジケータ
30 モニタ
40 スピーカ
70a~70g コマ
71 二次元コード
101 主提供動作制御部
102 料金受入部
103 決済受付部
104 操作I/F部
105 クレーン駆動部
106 動作可能回数表示部
107 映像表示部
108 音声出力部
109 通信部
110 装飾表示部
200 副提供動作制御部
210 モジュール
C コネクタ
【手続補正書】
【提出日】2023-05-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザからの決済を受け付ける決済受付部と、所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部と、所定の映像を表示する映像表示部とを備えたサービス提供装置に脱着自在に組み込まれる、サービス提供装置の制御装置であって、
抽選動作と、前記抽選動作の結果が当たりである場合になされる、前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部を備え、
前記副提供動作制御部は、前記主提供動作制御部が前記主提供動作の実行を完了したとき、前記抽選動作を実行するための制御を開始するとともに、前記所定の映像として、前記抽選動作の実行中に前記抽選動作に関連する映像を表示させるための制御を実行する、
サービス提供装置の制御装置。
【請求項2】
前記サービス提供装置は、複数のユーザの各々からの決済を個別に受け付ける複数の前記決済受付部を有し、
前記サービス提供装置の前記主提供動作制御部は、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザの決済の各々に対応した複数の前記主提供動作を制御し、
前記副提供動作制御部は、複数の前記主提供動作の各々に対応した前記抽選動作を実行するための制御を、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザからの受け付けた順に開始する、
請求項1に記載のサービス提供装置の制御装置。
【請求項3】
前記付加的なサービスは、前記主提供動作の実行回数を、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数から増加させる動作である、
請求項1又は2に記載のサービス提供装置の制御装置。
【請求項4】
前記付加的なサービスは、前記映像表示部に前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる景品を取得するための映像を表示する動作である、
請求項1又は2に記載のサービス提供装置の制御装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本発明の第1の側面は、ユーザからの決済を受け付ける決済受付部と、所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部と、所定の映像を表示する映像表示部とを備えたサービス提供装置に脱着自在に組み込まれる、サービス提供装置の制御装置であって、抽選動作と、前記抽選動作の結果が当たりである場合になされる、前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部を備え、前記副提供動作制御部は、前記主提供動作制御部が前記主提供動作の実行を完了したとき、前記抽選動作を実行するための制御を開始するとともに、前記所定の映像として、前記抽選動作の実行中に前記抽選動作に関連する映像を表示させるための制御を実行する、サービス提供装置の制御装置である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明の第2の側面は、前記サービス提供装置は、複数のユーザの各々からの決済を個別に受け付ける複数の前記決済受付部を有し、前記サービス提供装置の前記主提供動作制御部は、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザの決済の各々に対応した複数の前記主提供動作を制御し、前記副提供動作制御部は、複数の前記主提供動作の各々に対応した前記抽選動作を実行するための制御を、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザからの受け付けた順に開始する、本発明の第1の側面のサービス提供装置の制御装置である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
本発明の第3の側面は、前記付加的なサービスは、前記主提供動作の実行回数を、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数から増加させる動作である、本発明の第1又は第2の側面のサービス提供装置の制御装置である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
本発明の第4の側面は、前記付加的なサービスは、前記映像表示部に前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる景品を取得するための映像を表示する動作である、本発明の第1又は第2の側面のサービス提供装置の制御装置である。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザからの決済を受け付ける決済受付部と、所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部と、所定の映像を表示する映像表示部とを備えたサービス提供装置に脱着自在に組み込まれる、サービス提供装置の制御装置であって、
抽選動作と、前記抽選動作の結果が当たりである場合になされる、前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部を備え、
前記副提供動作制御部は、前記主提供動作制御部が前記主提供動作の実行を完了したとき、前記抽選動作を実行するための制御を開始するとともに、前記所定の映像として、前記抽選動作の実行中に前記抽選動作に関連する映像を表示させるための制御を実行し、
前記付加的なサービスは、前記主提供動作の実行回数を、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数から増加させる動作である、
サービス提供装置の制御装置。
【請求項2】
前記サービス提供装置は、複数のユーザの各々からの決済を個別に受け付ける複数の前記決済受付部を有し、
前記サービス提供装置の前記主提供動作制御部は、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザの決済の各々に対応した複数の前記主提供動作を制御し、
前記副提供動作制御部は、複数の前記主提供動作の各々に対応した前記抽選動作を実行するための制御を、前記決済受付部が受け付けた複数のユーザからの受け付けた順に開始する、
請求項1に記載のサービス提供装置の制御装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本発明の第1の側面は、ユーザからの決済を受け付ける決済受付部と、所定の景品を取得することが可能なサービスを、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数分提供する主提供動作を制御する主提供動作制御部と、所定の映像を表示する映像表示部とを備えたサービス提供装置に脱着自在に組み込まれる、サービス提供装置の制御装置であって、抽選動作と、前記抽選動作の結果が当たりである場合になされる、前記主提供動作の提供により取得可能な前記景品とは異なる付加的なサービスを提供する動作とを含む副提供動作を実行するための制御を行う副提供動作制御部を備え、前記副提供動作制御部は、前記主提供動作制御部が前記主提供動作の実行を完了したとき、前記抽選動作を実行するための制御を開始するとともに、前記所定の映像として、前記抽選動作の実行中に前記抽選動作に関連する映像を表示させるための制御を実行し、前記付加的なサービスは、前記主提供動作の実行回数を、前記決済受付部が受け付けた決済の内容に応じた回数から増加させる動作である、サービス提供装置の制御装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【補正の内容】