(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024113050
(43)【公開日】2024-08-21
(54)【発明の名称】情報端末、制御方法、制御プログラム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
H04M 1/725 20210101AFI20240814BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20240814BHJP
H04M 15/00 20240101ALI20240814BHJP
【FI】
H04M1/725
H04M11/00 302
H04M15/00 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】33
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024090623
(22)【出願日】2024-06-04
(62)【分割の表示】P 2024062132の分割
【原出願日】2022-08-30
(71)【出願人】
【識別番号】513046294
【氏名又は名称】ビーサイズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(74)【代理人】
【識別番号】100220423
【弁理士】
【氏名又は名称】榊間 城作
(72)【発明者】
【氏名】八木 啓太
(57)【要約】 (修正有)
【課題】機能を切り替えることのできる情報端末、制御方法、制御プログラム、情報処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】サーバにネットワークを介して接続された1以上の第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末を備える情報処理システムにおいて、情報端末である第2ユーザ端末は、2以上のハードウェアと、ソフトウェア又は設定パラメータを受信する受信部と、ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部と、記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータに基づいて2以上のハードウェアの少なくとも1以上を制御する制御部と、記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを受信部が受信したソフトウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする変更部とを備え、制御部は、変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、2以上のハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2以上のハードウェアと、
ソフトウェア又は設定パラメータを受信する受信部と、
ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記ソフトウェア又は前記設定パラメータに基づいて前記2以
上のハードウェアの少なくとも1以上を制御する制御部と、
前記記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを前記受信部が受信したソフ
トウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする変更部とを備え、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項2】
2以上のハードウェアと、
ソフトウェア又は設定パラメータの変更指示を受信する受信部と、
2以上のソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記ソフトウェア又は前記設定パラメータに基づいて、前記2
以上のハードウェアの少なくとも1以上を制御する制御部と、
前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶された2以上のソフトウ
ェア又は設定パラメータのうち、いずれか1以上のソフトウェア又は設定パラメータを変
更して使用可能とする変更部とを備え、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項3】
2以上のハードウェアと、
ソフトウェア又は設定パラメータを受信する受信部と、
ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記ソフトウェア又は前記設定パラメータに基づいて前記2以
上のハードウェアの少なくとも一方を制御する制御部と、
前記記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを前記受信部が受信したソフ
トウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする変更部とを備え、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項4】
2以上のハードウェアと、
前記サーバから送信されるソフトウェア又は設定パラメータの変更指示を受信する受信
部と、
2以上のソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記ソフトウェア又は前記設定パラメータに基づいて、前記2
以上のハードウェアの少なくとも1以上を制御する制御部と、
前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶された2以上のソフトウ
ェア又は設定パラメータのうちいずれかのソフトウェア又は設定パラメータに変更して使
用可能とする変更部とを備え、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項5】
2以上のハードウェアと、
ソフトウェアの処理ルーチンの変更指示を受信する受信部と、
ソフトウェアを記憶した記憶部と、
前記記憶部に記憶されたソフトウェアに基づいて、前記2以上のハードウェアの少なく
とも1以上を制御する制御部と、
前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶されたソフトウェアの処
理ルーチンを変更する変更部とを備え、
前記制御部は、
前記変更部が変更したソフトウェアの処理ルーチンに応じて、前記2以上のハードウェ
アの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項6】
2以上のハードウェアと、
ソフトウェアの処理ルーチンの変更指示を受信する受信部と、
ソフトウェアを記憶した記憶部と、
前記記憶部に記憶されたソフトウェアに基づいて、前記2以上のハードウェアの少なく
とも1以上を制御する制御部と、
前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶されたソフトウェアの処
理ルーチンを変更する変更部とを備え、
前記制御部は、
前記変更部が変更したソフトウェアの処理ルーチンに応じて、前記2以上のハードウェ
アの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項7】
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
【請求項8】
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報端末。
【請求項9】
前記変更部は、
前記情報端末を再起動することにより前記ソフトウェア又は前記設定パラメータを使用
可能とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
【請求項10】
前記変更部は、
前記2以上のハードウェアの使用履歴に応じて、前記ソフトウェア又は設定パラメータ
を変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
【請求項11】
前記2以上のハードウェアの使用履歴に応じて、前記ソフトウェア又は設定パラメータ
の変更を推奨する推奨部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
【請求項12】
前記ソフトウェア又は設定パラメータの変更履歴を記憶する記憶部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
【請求項13】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御方法であって、
受信部が、ソフトウェア又は設定パラメータを受信する工程と、
制御部が、ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部に記憶された前記ソフト
ウェア又は前記設定パラメータに基づいて前記2以上のハードウェアの少なくとも1以上
を制御する工程と、
変更部が、前記記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを前記受信部が受
信したソフトウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする工程とを有し、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末の制御方法。
【請求項14】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御方法であって、
受信部が、ソフトウェア又は設定パラメータの変更指示を受信する工程と、
制御部が、2以上のソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部に記憶された前
記ソフトウェア又は前記設定パラメータに基づいて、前記2以上のハードウェアの少なく
とも1以上を制御する工程と、
変更部が、前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶された2以上
のソフトウェア又は設定パラメータのうち、いずれか1以上のソフトウェア又は設定パラ
メータを変更して使用可能とする工程とを有し、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末の制御方法。
【請求項15】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御方法であって、
受信部が、ソフトウェア又は設定パラメータを受信する工程と、
制御部が、ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部に記憶された前記ソフト
ウェア又は前記設定パラメータに基づいて前記2以上のハードウェアの少なくとも一方を
制御する工程と、
変更部が、前記記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを前記受信部が受
信したソフトウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする工程とを有し、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末の制御方法。
【請求項16】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御方法であって、
受信部が、前記サーバから送信されるソフトウェア又は設定パラメータの変更指示を受
信する工程と、
制御部が、2以上のソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部に記憶された前
記ソフトウェア又は前記設定パラメータに基づいて、前記2以上のハードウェアの少なく
とも1以上を制御する工程と、
変更部が、前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶された2以上
のソフトウェア又は設定パラメータのうちいずれかのソフトウェア又は設定パラメータに
変更して使用可能とする工程とを有し、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末の制御方法。
【請求項17】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御方法であって、
受信部が、ソフトウェアの処理ルーチンの変更指示を受信する工程と、
制御部が、ソフトウェアを記憶した記憶部に記憶されたソフトウェアに基づいて、前記
2以上のハードウェアの少なくとも1以上を制御する工程と、
変更部が、前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶されたソフト
ウェアの処理ルーチンを変更する工程とを有し、
前記制御部は、
前記変更部が変更したソフトウェアの処理ルーチンに応じて、前記2以上のハードウェ
アの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末の制御方法。
【請求項18】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御方法であって、
受信部が、ソフトウェアの処理ルーチンの変更指示を受信する工程と、
制御部が、記憶部に記憶されたソフトウェアに基づいて、前記2以上のハードウェアの
少なくとも1以上を制御する工程と、
変更部が、前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶されたソフト
ウェアの処理ルーチンを変更する工程とを有し、
前記制御部は、
前記変更部が変更したソフトウェアの処理ルーチンに応じて、前記2以上のハードウェ
アの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末の制御方法。
【請求項19】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御プログラムであって、
コンピュータを、
ソフトウェア又は設定パラメータを受信する受信部、
ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部に記憶された前記ソフトウェア又は
前記設定パラメータに基づいて前記2以上のハードウェアの少なくとも1以上を制御する
制御部、
前記記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを前記受信部が受信したソフ
トウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする変更部として機能させ、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末の制御プログラム。
【請求項20】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御プログラムであって、
コンピュータを、
ソフトウェア又は設定パラメータの変更指示を受信する受信部、
2以上のソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部に記憶された前記ソフトウ
ェア又は前記設定パラメータに基づいて、前記2以上のハードウェアの少なくとも1以上
を制御する制御部、
前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶された2以上のソフトウ
ェア又は設定パラメータのうち、いずれか1以上のソフトウェア又は設定パラメータを変
更して使用可能とする変更部として機能させ、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末の制御プログラム。
【請求項21】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御プログラムであって、
コンピュータを、
ソフトウェア又は設定パラメータを受信する受信部、
ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部に記憶された前記ソフトウェア又は
前記設定パラメータに基づいて前記2以上のハードウェアの少なくとも一方を制御する制
御部、
前記記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを前記受信部が受信したソフ
トウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする変更部として機能させ、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末の制御プログラム。
【請求項22】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御プログラムであって、
コンピュータを、
前記サーバから送信されるソフトウェア又は設定パラメータの変更指示を受信する受信
部、
2以上のソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶部に記憶された前記ソフトウ
ェア又は前記設定パラメータに基づいて、前記2以上のハードウェアの少なくとも1以上
を制御する制御部、
前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶された2以上のソフトウ
ェア又は設定パラメータのうちいずれかのソフトウェア又は設定パラメータに変更して使
用可能とする変更部として機能させ、
前記制御部は、
前記変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、前記2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末の制御プログラム。
【請求項23】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御プログラムであって、
コンピュータを、
ソフトウェアの処理ルーチンの変更指示を受信する受信部、
ソフトウェアを記憶した記憶部に記憶されたソフトウェアに基づいて、前記2以上のハ
ードウェアの少なくとも1以上を制御する制御部、
前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶されたソフトウェアの処
理ルーチンを変更する変更部として機能させ、
前記制御部は、
前記変更部が変更したソフトウェアの処理ルーチンに応じて、前記2以上のハードウェ
アの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする、
ことを特徴とする情報端末の制御プログラム。
【請求項24】
2以上のハードウェアを備えた情報端末の制御プログラムであって、
コンピュータを、
ソフトウェアの処理ルーチンの変更指示を受信する受信部、
記憶部に記憶されたソフトウェアに基づいて、前記2以上のハードウェアの少なくとも
1以上を制御する制御部、
前記受信部が受信した変更指示に基づいて、前記記憶部に記憶されたソフトウェアの処
理ルーチンを変更する変更部として機能させ、
前記制御部は、
前記変更部が変更したソフトウェアの処理ルーチンに応じて、前記2以上のハードウェ
アの少なくとも1以上の機能の使用を制限する、
ことを特徴とする情報端末の制御プログラム。
【請求項25】
第1端末からの指示を受信する受信部と、
前記受信部が受信した指示に基づいて2以上のハードウェアを備える第2端末へソフト
ウェア又は設定パラメータを送信する送信部とを備える、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項26】
所定の条件を満たすか否かを判定する判定部を備え、
前記送信部は、
前記判定部での判定結果に基づいて前記第2端末が備える前記2以上のハードウェアを
使用可能とするソフトウェア又は設定パラメータを送信する、
ことを特徴とする請求項25に記載の情報処理装置。
【請求項27】
所定の条件を満たすか否かを判定する判定部を備え、
前記送信部は、
前記判定部での判定結果に基づいて前記第2端末が備える前記2以上のハードウェアを
使用可能とするソフトウェア又は設定パラメータへの変更を前記第2端末へ指示する、
ことを特徴とする請求項25に記載の情報処理装置。
【請求項28】
前記2以上のハードウェアの使用履歴に応じて、前記ソフトウェア又は設定パラメータ
の変更を推奨する推奨部を備える、
ことを特徴とする請求項25に記載の情報処理装置。
【請求項29】
前記ソフトウェア又は前記設定パラメータの変更履歴を記憶する記憶部を備える、
ことを特徴とする請求項25に記載の情報処理装置。
【請求項30】
前記ソフトウェア又は設定パラメータの変更に応じて、前記2以上のハードウェアのう
ち使用可能とされたハードウェア以外のハードウェア又は使用不可とされたハードウェア
に関する情報の送受信を制限する制限部を備える、
ことを特徴とする請求項25に記載の情報処理装置。
【請求項31】
前記ソフトウェア又は設定パラメータの変更に応じて、前記第2端末の契約者に対する
第2端末の契約プラン情報を変更する契約プラン情報変更部、を備える、
ことを特徴とする請求項25に記載の情報処理装置。
【請求項32】
受信部が、第1端末からの指示を受信する工程と、
送信部が、前記受信部が受信した指示に基づいて2以上のハードウェアを備える第2端
末へソフトウェア又は設定パラメータを送信する工程とを有する、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項33】
コンピュータを、
第1端末からの指示を受信する受信部、
前記受信部が受信した指示に基づいて2以上のハードウェアを備える第2端末へソフト
ウェア又は設定パラメータを送信する送信部として機能させる、
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用する機能を切り替えることのできる情報端末、制御方法、制御プログラ
ム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
子供がある程度の年齢、例えば、小学生になり、1人で行動することが多くなると、子
供を持つ保護者は、子供が事故等に遭うことなく学校や塾に無事に到着しているか、自宅
に帰宅しているかなど、子供の行動が心配となる。
そこで、上記のような問題に対応するための仕組みとして、たとえば、スマートフォン
等の携帯型情報端末に搭載されたGPS機能を利用して子供の位置情報を確認可能とする
サービスが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在では、位置情報だけでなく、音声データをやり取りできるものがある。しかしなが
ら、従来の情報処理システムは、位置情報のみの利用、音声データのやり取りのみの利用
、又はその双方の利用といった切り替えについて未だ利便性の向上余地がある。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、機能を切り替えることのできる情報
端末、制御方法、制御プログラム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムを
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決すべく、本発明に係る情報端末は、2以上のハードウェアと、ソフト
ウェア又は設定パラメータを受信する受信部と、ソフトウェア又は設定パラメータを記憶
した記憶部と、記憶部に記憶されたソフトウェア又は設定パラメータに基づいて2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上を制御する制御部と、記憶部に記憶されたソフトウェア
又は設定パラメータを受信部が受信したソフトウェア又は設定パラメータに変更して使用
可能とする変更部とを備え、制御部は、変更部が使用可能としたソフトウェア又は設定パ
ラメータに応じて、2以上のハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用
不可とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、機能を切り替えることのできる情報端末、制御方法、制御プログラム
、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態に係る情報処理システムの配置の一例を示す図である。
【
図2】第1実施形態に係るサーバ(情報処理装置)の構成の一例を示す図である。
【
図3】第1実施形態に係るサーバの機能構成の一例を示す図である。
【
図4】第1実施形態における課金額変更のタイミングの一例を示す図である。
【
図5】第1実施形態に係る第1ユーザ端末(第1端末)の構成の一例を示す図である。
【
図6】第1実施形態に係る第1ユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
【
図7】第1実施形態に係る第2ユーザ端末(第2端末)の構成の一例を示す図である。
【
図8】第1実施形態に係る第2ユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
【
図9】第1実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】第1実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
【
図11】第1実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
【
図12】第4実施形態における課金額変更のタイミングの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して各実施形態に係る情報処理システムについて説明する。各実施形
態に係る情報処理システム1は、いわゆるモニタリングシステムであり、被見守り者(例
えば、子供)によって携帯された第2ユーザ端末4から、例えば1.5分毎のような所定
の間隔でサーバ2へアップロードされた情報から第2ユーザ端末4の位置が決定され、決
定された位置が、サーバ2から見守り者(例えば、親や祖父母などの家族)の携帯する、
又は用いる第1ユーザ端末3へ通知される。また、本実施形態に係る情報処理システム1
では、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4にマイクロフォン及びスピーカを備えてお
り、互いに音声によるメッセージ(以下、音声メッセージともいう)を送受信することが
できるように構成されている。なお、以下の説明では、見守り者のことを第1ユーザとも
いう。また、被見守り者のことを第2ユーザともいう。また、以下の説明において、ソフ
トウェアには、ファームウェア、アプリケーションソフトウェア、オペレーションソフト
ウェアなど種々のソフトウェアが含まれる。
【0010】
[第1実施形態]
図1に示すように、情報処理システム1は、サーバ2と、該サーバ2にネットワーク5
を介して接続された1以上の第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4とを備える。
図1に
示す例では、情報処理システム1は、サーバ2、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4
を各々1つずつ備える構成となっているが、情報処理システム1が備えるサーバ2、第1
ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4の数はそれぞれ任意である。なお、ネットワーク5に
は、気象庁や自治体のサーバ(不図示)などにも接続され、気象庁や自治体による緊急速
報などをサーバ2が受信可能に構成されている。
【0011】
(サーバ2)
図2及び
図3は、サーバ2の構成図である。
図2は、サーバ2の主なハード構成を示し
ており、サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cなどを備え
る。なお、
図2では図示していないが、サーバ2は、入力装置(例えば、マウス、キーボ
ード、タッチパネルなど)や表示装置(CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ
、有機ELディスプレイなど)などを備えていてもよい。
【0012】
通信IF200Aは、他の装置(例えば、第1ユーザ端末3、第2ユーザ端末4、気象
庁や自治体のサーバ(不図示)など)と通信するためのインターフェースである。
【0013】
記憶装置200Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(
Solid State Drive))である。記憶装置200Bには、各種データや情報処理プログラム
が記憶されている。なお、記憶装置200Bに記憶された各種データの一部又は全部は、
USB(Universal Serial Bus)メモリや外付けHDDなどの外部記憶装置やネットワー
ク5を介して接続された他の情報処理装置の記憶装置に記憶されてもよい。この場合、サ
ーバ2は、外部記憶装置や他の情報処理装置の記憶装置に記憶されたデータを参照又は取
得し、外部記憶装置や他の情報処理装置の記憶装置にデータを記憶させる。
【0014】
記憶装置200Bには、第1ユーザ端末3のアカウント情報、例えば、第1ユーザ端末
3の識別番号、氏名、連絡先(メールアドレス、電話番号)、第2ユーザ(例えば、自分
の子供)などが所持する第2ユーザ端末4の識別番号、情報処理システム1のサービス利
用に関する現在の契約プラン(例えば、後述するGPSプラン、GPS&トークプラン(
GPSプランにトーク機能が追加されたプラン)など)、契約プランの変更履歴などが記
憶されている。また、記憶装置200Bには、第2ユーザ端末4のアカウント情報、例え
ば、第2ユーザ端末4の識別番号、氏名、第1ユーザ(例えば、第2ユーザの親や祖父母
などの家族)が所持する第1ユーザ端末3の識別番号が記憶されている。また、記憶装置
200Bには、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4が送受信したデータを含むログな
どがアカウントに対応付けて記憶されている。
また、記憶装置200Bには、第2ユーザ端末4の機能を切り替えるためのソフトウェ
ア又は設定パラメータが2以上記憶されている。
第1実施形態では、情報処理システム1のサービス利用に関して存在する2以上の契約
プラン(例えば、後述するGPSプラン、GPS&トークプランなど)に対応したソフト
ウェア又は設定パラメータが記憶装置200Bに記憶されており、契約プランに応じてソ
フトウェア又は設定パラメータを第2ユーザ端末4にダウンロードして使用可能とするこ
とで、第2ユーザ端末4で使用可能な機能がプランに応じて切り替わるよう構成されてい
る。例えば、GPSプランの場合、第2ユーザ端末4のGPSセンサを使用可能とするソ
フトウェア又は設定パラメータを第2ユーザ端末4にダウンロードして使用可能とし、G
PS&トークプランの場合、第2ユーザ端末4のGPSセンサに加え、マイクロフォン及
びスピーカを使用可能とするソフトウェア又は設定パラメータを第2ユーザ端末4にダウ
ンロードして使用可能とする。
なお、GPSプランは、第2ユーザ端末4が備えるGPSセンサ400Hを利用する契
約プランであり、第2ユーザ端末4の位置を知ることができる契約プランである。
また、GPS&トークプランは、第2ユーザ端末4が備えるGPSセンサ400Hの利
用に加え、マイクロフォン400F及びスピーカ400Gを利用して第1ユーザ端末3と
音声データをやり取りが可能な契約プランである。
なお、契約プランの変更履歴を第1ユーザ端末3の記憶装置300B又は第2ユーザ端
末4の記憶装置400Bに記憶させるように構成してもよい。
【0015】
CPU200Cは、第1実施形態に係るサーバ2を制御し、図示しないROM及びRA
Mなどを備える。
【0016】
図3は、サーバ2の機能ブロック図である。
図3に示すように、サーバ2は、受信部2
01、送信部202、記憶装置制御部203、判定部204、推奨部205、プラン変更
部206(契約プラン情報変更部)、課金額変更部207などの機能を備える。なお、図
3に示す機能は、CPU200Cが、記憶装置200Bに記憶されている情報処理プログ
ラムを実行することで実現される。
【0017】
受信部201は、第1ユーザ端末3、第2ユーザ端末4などから送信されるデータ、例
えば、音声データや位置情報、ソフトウェア又は設定パラメータの変更指示などを受信す
る。また、受信部201は、例えば、気象庁や自治体による緊急速報などを受信する。
【0018】
送信部202は、第1ユーザ端末3から受信したデータ、例えば、音声データや変更指
示を第2ユーザ端末4へ送信する。また、送信部202は、第2ユーザ端末4から受信し
たデータ、例えば、位置情報や音声データを第1ユーザ端末3へ送信する。また、送信部
202は、第1ユーザ端末3から受信した指示に基づいて、第2ユーザ端末4が備える2
以上のハードウェアを使用可能とするソフトウェア又は設定パラメータを第2ユーザ端末
4へ送信する。また、送信部202は、判定部204での判定結果に基づいて第2ユーザ
端末4へ、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアを使用可能とするソフトウェ
ア又は設定パラメータ(第2ユーザ端末4のGPSセンサ、マイクロフォン及びスピーカ
を使用可能とするソフトウェア又は設定パラメータ)を送信する。
【0019】
記憶装置制御部203は、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4が送受信したデータ
(例えば、位置情報や音声データ)を、データを送受信したアカウント又はユーザ端末の
識別番号に対応付けて記憶装置200Bに記憶する。また、記憶装置制御部203は、第
2ユーザ端末4のソフトウェア又は設定パラメータのダウンロード履歴(変更履歴)を第
2ユーザ端末4のユーザ端末の識別番号に対応付けて記憶装置200Bに記憶する。
【0020】
判定部204は、所定の条件を満たすか否かを判定する。ここで所定の条件とは、例え
ば、気象庁や自治体による緊急速報などを受信した場合であり、判定部204は、気象庁
や自治体による緊急速報などを受信した場合、第2ユーザ端末4の現在位置が緊急速報の
対象範囲内であるか否かを判定する。緊急速報の対象範囲内である場合、送信部202は
、GPS&トークプランに対応するソフトウェア又は設定パラメータ(第2ユーザ端末4
のGPSセンサ、マイクロフォン及びスピーカを使用可能とするソフトウェア又は設定パ
ラメータ)を第2ユーザ端末4へ送信する。なお気象庁や自治体による緊急速報の他、所
定の条件として、例えば、時間に関する特定の条件を満たした場合、場所に関する特定の
条件を満たした場合、また、それらの双方の観点から特定の条件を満たした場合などが考
えられる。
【0021】
推奨部205は、記憶装置200Bに記憶された2以上のハードウェアの使用履歴に応
じて、ソフトウェア又は設定パラメータの変更を第2ユーザ端末4ごとに推奨する。
【0022】
プラン変更部206(契約プラン情報変更部)は、第2ユーザ端末4のソフトウェア又
は設定パラメータの変更に応じて、第2ユーザ端末4の契約者(該第2ユーザ端末4に対
応する第1ユーザ端末3の第1ユーザ)の契約プランを変更する。
【0023】
課金額変更部207は、プラン変更部206による契約プランの変更に応じて第1ユー
ザへの課金額を変更する。
図4は、第1実施形態における課金額変更部207による課金額変更のタイミングの一
例を示す図である。なお、
図4に示す例では、所定期間(例えば、課金の最小単位となる
期間(1週間や1か月など))のGPSプラン(
図4では黒帯)の課金額は400円、G
PS&トークプラン(
図4では白帯)の課金額は500円であるものとする。
図4に示すように、課金額変更部207は、契約プランの変更が所定期間の途中で行わ
れる場合、変更前の契約プランと変更後の契約プランの課金額(例えば、月額課金額)を
比較し、変更後の契約プランの課金額が変更前の契約プランの課金額よりも高い場合(例
えば、変更前がGPSプラン、変更後がGPS&トークプランの場合)、該変更時点を含
む所定期間(例えば、1か月間)の課金額を変更後の契約プランの課金額とする。一方、
課金額変更部207は、変更前の契約プランの課金額が変更後の契約プランの課金額より
も高い場合(例えば、変更前がGPS&トークプラン、変更後がGPSプランの場合)、
該変更時点を含む所定期間の課金額を変更前の契約プランの課金額のままとし、次の所定
期間の到来時又は到来後に変更前の契約プランの課金額とする。
なお、
図4に示す課金額変更のタイミングは一例であり、必ずしも
図4に示す例に限ら
れない。
【0024】
(第1ユーザ端末3)
第1ユーザ端末3は、第1ユーザが所持する端末であり、例えば、アプリケーションソ
フトウェアをインストールしたスマートフォンなどである。第1ユーザは、第1ユーザ端
末3を利用して登録した第2ユーザ端末4と音声データを送受信することで、第2ユーザ
(例えば、自分の子供)と音声メッセージを送受信することができる。
図5は、第1ユー
ザ端末3の主なハード構成を示しており、通信IF300A、記憶装置300B、入力装
置300C、表示装置300D、CPU300E、マイクロフォン300F、スピーカ3
00Gなどを備える。
【0025】
通信IF300Aは、他の装置(第1実施形態では、サーバ2)と通信するためのイン
ターフェースである。
【0026】
記憶装置300Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(
Solid State Drive))である。記憶装置300Bには、端末の識別番号や情報処理プログ
ラム(アプリケーションソフトウェア)、第2ユーザ端末4へ送信するメッセージ(例え
ば、プリセットされたメッセージや第1ユーザが入力したメッセージ(第1ユーザが入力
したメッセージには、第1ユーザが吹き込んだ音声メッセージと、テキストにより入力し
た文字メッセージとが含まれる)、サーバ2からダウンロードしたメッセージ))などが
記憶される。なお、記憶装置300Bに、例えば、第1ユーザ端末3と第2ユーザ端末4
との間で送受信したデータ(例えば、位置情報や音声データ)を記憶してもよい。端末の
識別番号は、第1ユーザ端末3を識別するための番号である。第1ユーザ端末3から送信
するデータに端末の識別番号を付与することで、サーバ2は、受信したデータがどの第1
ユーザ端末3から送信されたものであるかを判定することができる。なお、端末の識別番
号は、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス
などを利用してもよく、サーバ2が第1ユーザ端末3に対して付与するようにしてもよい
。
【0027】
入力装置300Cは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力デバイス
であるが、入力可能であれば、他の装置や機器であってもよい。また、音声入力装置であ
ってもよい。
【0028】
表示装置300Dは、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELデ
ィスプレイなどであるが、表示可能であれば他の装置や機器(例えば、CRT:Cathode
Ray Tube)であってもよい。
【0029】
CPU300Eは、第1実施形態に係る第1ユーザ端末3を制御し、図示しないROM
及びRAMを備える。
【0030】
マイクロフォン300Fは、音を電気信号に変換する音響機器である。第1ユーザ端末
3のユーザは、マイクロフォン300Fを利用して音声(例えば、第2ユーザ端末4へ送
信するためのメッセージなど)を入力することができる。入力された音声は、送信部30
2によりサーバ2へ送信される。
【0031】
スピーカ300Gは、電気信号を音に変える音響機器である。スピーカ300Gは、例
えば、サーバ2を介して第2ユーザ端末4から送信され、記憶装置300Bに記憶された
音声データを再生する。
【0032】
図6は、第1ユーザ端末3の機能ブロック図を示しており、第1ユーザ端末3は、受信
部301、送信部302、記憶装置制御部303、入力受付部304(受付部)、表示装
置制御部305などの機能を有する。なお、
図6に示す機能は、CPU300Eが、記憶
装置300Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0033】
受信部301は、例えば、サーバ2から送信されるデータを受信する。
【0034】
送信部302は、例えば、入力受付部304で受け付けた入力操作に応じてデータをサ
ーバ2へ送信する。
【0035】
記憶装置制御部303は、記憶装置300Bを制御する。記憶装置制御部303は、例
えば、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4が送受信したデータ(例えば、位置情報や
音声データ)などを、データを送受信したアカウント又はユーザ端末の識別番号に対応付
けて記憶装置300Bに記憶させてもよい。
【0036】
入力受付部304は、入力装置300Cからの入力操作を受け付ける。
【0037】
表示装置制御部305は、表示装置300Dを制御し、画面などを表示装置300Dに
表示する。
【0038】
(第2ユーザ端末4)
第2ユーザ端末4は、第1情報処理システム1の第2ユーザが利用する端末である。第
2ユーザは、第2ユーザ端末4を利用して登録した第1ユーザ端末3とGPSによる位置
情報や音声データを送受信することで、第1ユーザ(例えば、第2ユーザの家族)に第2
ユーザの居場所を知らせたり音声によるやりとりをすることができる。
図7は、第2ユー
ザ端末4の主なハード構成を示しており、第2ユーザ端末4は、通信IF400A、記憶
装置400B、入力装置400C、表示装置400D(LED)、CPU400E、マイ
クロフォン400F、スピーカ400G、GPSセンサ400Hなどを備える。
【0039】
通信IF400Aは、他の装置(第1実施形態では、サーバ2)と通信するためのイン
ターフェースである。
【0040】
記憶装置400Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(
Solid State Drive))である。記憶装置400Bには、端末の識別番号や情報処理プログ
ラム、第1ユーザ端末3から送信された音声データなどが記憶される。また、記憶装置4
00Bには、サーバ2からダウンロードされたソフトウェア又は設定パラメータが記憶さ
れる。端末の識別番号は、第2ユーザ端末4を識別するための番号である。第2ユーザ端
末4から送信するデータに端末の識別番号を付与することで、サーバ2は、受信したデー
タがどの第2ユーザ端末4から送信されたものであるかを判定することができる。なお、
端末の識別番号は、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Contro
l)アドレスなどを利用してもよく、サーバ2が第2ユーザ端末4に対して付与するよう
にしてもよい。
【0041】
入力装置400Cは、例えば、ボタン、キーボード、タッチパネルなどの入力デバイス
であるが、入力可能であれば、他の装置や機器であってもよい。また、音声入力装置であ
ってもよい。第2ユーザは、入力装置400Cを操作して、音声を入力して第1ユーザ端
末3へ送信したり、第1ユーザ端末3から送信された音声データを再生することができる
。
【0042】
表示装置400Dは、例えば、LEDである。表示装置400Dは、制御部406によ
り制御され、設定されたパタンや所定のパタンで点灯又は点滅することにより音声データ
を受信したことを報知する。
【0043】
CPU400Eは、第1実施形態に係る第2ユーザ端末4を制御し、図示しないROM
及びRAMを備える。
【0044】
マイクロフォン400Fは、音を電気信号に変換する音響機器である。第2ユーザ端末
4のユーザは、マイクロフォン400Fを利用して音声を入力することができる。入力さ
れた音声は、送信部402によりサーバ2へ送信される。
【0045】
スピーカ400Gは、電気信号を音に変える音響機器である。スピーカ400Gは、例
えば、サーバ2を介して第1ユーザ端末3から送信され、記憶装置400Bに記憶された
音声データを再生する。
【0046】
GPSセンサ400Hは、衛星に搭載された原子時計の時刻のデータ、衛星の天体暦(
軌道)などのデータが含まれた信号をGPS衛星から受信し、受信した信号の発信時刻と
受信時刻との差に基づいて衛星からの距離を算出して現在位置を特定する。また、GPS
センサ400Hは、特定した現在位置を出力する。
【0047】
図8は、第2ユーザ端末4の機能ブロック図を示しており、第2ユーザ端末4は、受信
部401、送信部402、記憶装置制御部403、入力受付部404、変更部405、制
御部406などの機能を有する。なお、
図8に示す機能は、CPU400Eが、記憶装置
400Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0048】
受信部401は、例えば、サーバ2から送信されるデータ(例えば、ソフトウェア又は
設定パラメータ、音声データなど)を受信する。
【0049】
送信部402は、例えば、入力受付部304で受け付けた入力操作に応じてデータ、例
えば、音声データをサーバ2へ送信する。
【0050】
記憶装置制御部403は、記憶装置400Bを制御する。例えば、記憶装置制御部40
3は、記憶装置400Bを制御してデータの書き込みや読み出しを行う。記憶装置制御部
403は、例えば、受信部401が受信したデータを記憶装置400Bへ記憶する。
【0051】
入力受付部404は、入力装置400Cからの入力操作を受け付ける。入力受付部40
4は、例えば、記憶装置400Bに記憶された音声データの再生操作を受け付ける。
【0052】
変更部405は、記憶装置200Bに記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを受
信部401が受信したソフトウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする。ここ
で、変更部405は、第2ユーザ端末4(情報端末)を再起動することにより受信部40
1が受信したソフトウェア又は設定パラメータを使用可能とする。
【0053】
制御部406は、記憶装置400Bに記憶されたソフトウェア又は設定パラメータに基
づいて第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェア(例えば、GPSセンサ、マイク
ロフォン、スピーカなど)の少なくとも1以上を制御する。
制御部406は、変更部405が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応
じて、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用
可能又は使用不可とする。例えば、契約プランがGPSプランの場合、第2ユーザ端末4
のGPSセンサを使用可能とする一方で、マイクロフォン及びスピーカを使用不可とする
。また、契約プランがGPS&トークプランの場合、第2ユーザ端末4のGPSセンサ、
マイクロフォン及びスピーカのすべてを使用可能とする。このように、第1実施形態では
、契約プランに応じたソフトウェア又は設定パラメータをダウンロードし、第2ユーザ端
末4が備える2以上のハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可と
することで契約プランに対応した機能を提供する構成となっている。
また、制御部406は、受信部401がデータを受信したことを報知する。制御部40
6は、例えば、表示装置400D(LED)を点灯又は点滅させたり、スピーカから音を
発生させることで受信部401がデータを受信したことを報知する。
【0054】
(情報処理)
図9から
図10は、情報処理システム1の情報処理の一例を示すフローチャートである
。以下、
図9から
図10を参照して、情報処理システム1の情報処理について説明する。
なお、
図1から
図8を参照して説明した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複す
る説明を省略する。
【0055】
(契約プラン変更処理)
図9は、情報処理システム1のサービス利用に関する契約プラン変更処理の一例を示す
フローチャートである。以下、
図9を参照して、情報処理システム1のサービス利用に関
する契約プラン変更処理の一例について説明する。
【0056】
(ステップS101)
第1ユーザは、第1ユーザ端末3を操作して契約プランの変更を入力する。入力装置3
00Cからの入力操作は入力受付部304で受け付けられる。第1ユーザ端末3の送信部
302は、入力受付部304で受け付けられた入力操作(変更指示)をサーバ2へ送信す
る。
【0057】
(ステップS102)
サーバ2の受信部201は、第1ユーザ端末3から送信される変更指示を受信する。
【0058】
(ステップS103)
サーバ2の送信部202は、変更指示で指示される契約プランに対応するソフトウェア
又は設定パラメータを記憶装置200Bから読み出す。送信部202は、記憶装置200
Bを参照し、受信部201が受信した変更指示に付与された識別番号に対応付けされた第
2ユーザ端末4の識別番号を特定し、特定した第2ユーザ端末4へ記憶装置200Bから
読み出したソフトウェア又は設定パラメータを送信する。
【0059】
(ステップS104)
第2ユーザ端末4の受信部401は、サーバ2から送信されるソフトウェア又は設定パ
ラメータを受信する。
【0060】
(ステップS105)
第2ユーザ端末4の変更部405は、記憶装置200Bに記憶されたソフトウェア又は
設定パラメータを受信部401が受信したソフトウェア又は設定パラメータに変更して使
用可能とする。また、制御部406は、変更部405が使用可能としたソフトウェア又は
設定パラメータに応じて、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアの少なくとも
1以上の機能を使用可能又は使用不可とする。
【0061】
(課金額変更処理)
図10は、情報処理システム1のサービス利用に関する課金額変更処理の一例を示すフ
ローチャートである。以下、
図10を参照して、情報処理システム1のサービス利用に関
する課金額変更処理の一例について説明する。
【0062】
(ステップS201)
サーバ2のプラン変更部206は、契約プランの変更に応じて第2ユーザ端末4のソフ
トウェア又は設定パラメータが変更されたか否かを判定する。契約プランの変更に応じて
第2ユーザ端末4のソフトウェア又は設定パラメータが変更された場合(YES)、サー
バ2はステップS202の処理を実行する。契約プランの変更に応じて第2ユーザ端末4
のソフトウェア又は設定パラメータが変更されていない場合(NO)、サーバ2は処理を
終了する。
【0063】
(ステップS202)
サーバ2のプラン変更部206は、契約プランを変更する。具体的には、プラン変更部
206は、記憶装置200Bに記憶されている現在の契約プランを変更する。また、記憶
装置制御部203は、契約プランの変更履歴を記憶装置200Bに記憶する。
【0064】
(ステップS203)
サーバ2の課金額変更部207は、変更前の契約プランと変更後の契約プランの課金額
(例えば、月額課金額)を比較し、変更後の契約プランの課金額が変更前の契約プランの
課金額よりも高いかを判定する。変更後の契約プランの課金額が変更前の契約プランの課
金額よりも高い場合(YES)、サーバ2は、ステップS204の処理を実行する。変更
後の契約プランの課金額が変更前の契約プランの課金額よりも高くない場合(NO)、サ
ーバ2は、ステップS205の処理を実行する。
【0065】
(ステップS204)
サーバ2の課金額変更部207は、変更時点を含む所定期間(例えば、1か月間)の課
金額を変更後の契約プランの課金額に変更する。
【0066】
(ステップS205)
サーバ2の課金額変更部207は、変更時点を含む所定期間の課金額を変更前の契約プ
ランの課金額のままとし、次の所定期間の到来時又は到来後に変更前の契約プランの課金
額に変更する。
【0067】
(緊急時変更処理)
図11は、情報処理システム1の緊急時変更処理の一例を示すフローチャートである。
以下、
図11を参照して、情報処理システム1の緊急時変更処理の一例について説明する
。
【0068】
(ステップS301)
サーバ2の判定部204は、例えば、気象庁や自治体による緊急速報などを受信部20
1が受信したか否かを判定する。緊急速報などを受信した場合(YES)、サーバ2は、
ステップS302の処理を実行する。緊急速報などを受信していない場合(NO)、サー
バ2は、処理を終了する。
【0069】
(ステップS302)
サーバ2の判定部204は、第2ユーザ端末4の現在位置が緊急速報の対象範囲内であ
るか否かを判定する。緊急速報の対象範囲内である場合(YES)、サーバ2は、ステッ
プS303の処理を実行する。緊急速報の対象範囲内でない場合(NO)、サーバ2は、
処理を終了する。
【0070】
(ステップS303)
サーバ2の送信部202は、緊急時に対応するソフトウェア又は設定パラメータ、この
場合はGPS&トークプランに対応するソフトウェア又は設定パラメータ(第2ユーザ端
末4のGPSセンサ、マイクロフォン及びスピーカを使用可能とするソフトウェア又は設
定パラメータ)を現在位置が緊急速報の対象範囲内である第2ユーザ端末4へ送信する。
なお、この際、緊急速報により一時的にGPS&トークプランの利用を解放した旨を音声
データなどにより第2ユーザ端末4及び対応する第1ユーザ端末3へ送信するようにして
もよい。
【0071】
(ステップS304)
第2ユーザ端末4の受信部401は、サーバ2から送信されるソフトウェア又は設定パ
ラメータを受信する。
【0072】
(ステップS305)
第2ユーザ端末4の変更部405は、記憶装置200Bに記憶されたソフトウェア又は
設定パラメータを受信部401が受信したソフトウェア又は設定パラメータに変更して使
用可能とする。また、制御部406は、変更部405が使用可能としたソフトウェア又は
設定パラメータに応じて、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアの少なくとも
1以上の機能を使用可能又は使用不可とする。
【0073】
なお、サーバ2の判定部204は、GPS&トークプランに対応するソフトウェア又は
設定パラメータの送信後に所定期間(例えば、1週間や1か月など)が経過したか又は緊
急速報が解除されたかを判定し、所定期間が経過した又は緊急速報が解除されたと判定さ
れる場合、送信部202は、変更前の契約プランであるGPSプランに対応するソフトウ
ェア又は設定パラメータ(第2ユーザ端末4のGPSセンサを使用可能とするソフトウェ
ア又は設定パラメータ)を第2ユーザ端末4へ送信して使用可能とし、第2ユーザ端末4
をGPSプランに対応するように変更する構成としてもよい。
【0074】
また、
図11の説明では、サーバ2の判定部204は、第2ユーザ端末4の現在位置が
緊急速報の対象範囲内であるか否かを判定しているが、第1ユーザ端末3(例えば、第1
ユーザ端末3にGPSセンサを備えるなどすればよい)からも位置情報を取得し、判定部
204は、第1ユーザ端末3又は第2ユーザ端末4の現在位置が緊急速報の対象範囲内で
あるか否かを判定し、第1ユーザ端末3又は第2ユーザ端末4の現在位置が緊急速報の対
象範囲内である場合、サーバ2の送信部202は、緊急時に対応するソフトウェア又は設
定パラメータ、この場合はGPS&トークプランに対応するソフトウェア又は設定パラメ
ータ(第2ユーザ端末4のGPSセンサ、マイクロフォン及びスピーカを使用可能とする
ソフトウェア又は設定パラメータ)を、現在位置が緊急速報の対象範囲内である第1ユー
ザ端末3の識別番号に対応付けされた第2ユーザ端末4、又は現在位置が緊急速報の対象
範囲内である第2ユーザ端末4へ送信するように構成してもよい。
【0075】
以上のように、第2ユーザ端末4は、2以上のハードウェア(例えば、マイクロフォン
400F、スピーカ400G、GPSセンサ400Hなど)と、ソフトウェア又は設定パ
ラメータを受信する受信部401と、ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶装
置400B(記憶部)と、記憶装置400Bに記憶されたソフトウェア又は設定パラメー
タに基づいて2以上のハードウェアの少なくとも1以上を制御する制御部406と、記憶
装置400Bに記憶されたソフトウェア又は設定パラメータを受信部401が受信したソ
フトウェア又は設定パラメータに変更して使用可能とする変更部405とを備える。そし
て、制御部406は、変更部405が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに
応じて、2以上のハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする
。
このように、ソフトウェア又は設定パラメータを第2ユーザ端末4にダウンロードして
使用可能とすることで第2ユーザ端末4を契約プランに対応したものとすることができる
ので利便性が高い。
【0076】
また、第2ユーザ端末4の変更部405は、第2ユーザ端末4(情報端末)を再起動す
ることによりソフトウェア又は設定パラメータを使用可能とする。
このように第2ユーザ端末4を自動的に再起動することによりソフトウェア又は設定パ
ラメータを使用可能とするので利便性が高い。
【0077】
[第1実施形態の変形例1]
上記第1実施形態では、ソフトウェア又は設定パラメータをサーバ2から第2ユーザ端
末4へダウンロードしてソフトウェア又は設定パラメータを切り替えることで契約プラン
の変更に対応しているが、第2ユーザ端末4の記憶装置400Bに第2ユーザ端末4の機
能を切り替えるためのソフトウェア又は設定パラメータを2以上記憶しておき、契約プラ
ンの変更に応じて記憶装置400Bに記憶された2以上のソフトウェア又は設定パラメー
タのうち、いずれか1以上のソフトウェア又は設定パラメータを変更して使用可能とする
構成としてもよい。
【0078】
この場合、サーバ2の受信部201が第1ユーザ端末3から送信される変更指示を受信
すると、送信部202は、記憶装置200Bを参照し、受信部201が受信した変更指示
に付与された識別番号に対応付けされた第2ユーザ端末4の識別番号を特定し、特定した
第2ユーザ端末4へ受信部201が受信した変更指示を送信する。
【0079】
第2ユーザ端末4の受信部401がサーバ2から送信されるソフトウェア又は設定パラ
メータの変更指示を受信すると、変更部405は、受信部401が受信した変更指示に基
づいて、記憶装置400Bに記憶された2以上のソフトウェア又は設定パラメータのうち
、変更指示で指定されるいずれか1以上のソフトウェア又は設定パラメータを変更して使
用可能とする。
【0080】
第2ユーザ端末4は、2以上のハードウェア(例えば、マイクロフォン400F、スピ
ーカ400G、GPSセンサ400Hなど)と、ソフトウェア又は設定パラメータの変更
指示を受信する受信部401と、2以上のソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記
憶装置400B(記憶部)と、記憶装置400Bに記憶されたソフトウェア又は設定パラ
メータに基づいて、2以上のハードウェアの少なくとも1以上を制御する制御部406と
、受信部401が受信した変更指示に基づいて、記憶装置400Bに記憶された2以上の
ソフトウェア又は設定パラメータのうち、いずれか1以上のソフトウェア又は設定パラメ
ータを変更して使用可能とする変更部405とを備える。そして、制御部406は、変更
部が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、2以上のハードウェアの
少なくとも1以上の機能を使用可能又は使用不可とする。
このように、第2ユーザ端末4の記憶装置400Bに記憶された2以上のソフトウェア
又は設定パラメータを切り替えて使用可能とすることで第2ユーザ端末4を契約プランに
対応したものとすることができるので利便性が高い。
【0081】
[第1実施形態の変形例2]
また、上記第1実施形態及び変形例1において、第2ユーザ端末4の制御部406は、
変更部405が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、第2ユーザ端
末4が備える2以上のハードウェアの少なくとも1以上の機能(を使用可能又は使用不可
とするのではなく)の使用を制限する構成としてもよい。
【0082】
第2ユーザ端末4は、2以上のハードウェア(例えば、マイクロフォン400F、スピ
ーカ400G、GPSセンサ400Hなど)と、ソフトウェア又は設定パラメータを受信
する受信部401と、ソフトウェア又は設定パラメータを記憶した記憶装置400B(記
憶部)と、記憶装置400Bに記憶されたソフトウェア又は設定パラメータに基づいて2
以上のハードウェアの少なくとも一方を制御する制御部406と、記憶装置400Bに記
憶されたソフトウェア又は設定パラメータを受信部401が受信したソフトウェア又は設
定パラメータに変更して使用可能とする変更部405とを備える。そして、制御部406
は、変更部405が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて、2以上の
ハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限する。
このように、変更部405が使用可能としたソフトウェア又は設定パラメータに応じて
、2以上のハードウェアの少なくとも1以上の機能の使用を制限することで第2ユーザ端
末4を契約プランに対応したものとすることができるので利便性が高い。
【0083】
[第1実施形態の変形例3]
また、上記第1実施形態及び変形例1、2において、第2ユーザ端末4の変更部405
は、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアの使用履歴に応じて、ソフトウェア
又は設定パラメータを変更する構成としてもよい。例えば、GPS&トークプランに対応
したソフトウェア又は設定パラメータが設定されている場合において、第2ユーザ端末4
が備える2以上のハードウェアのうちGPSセンサ400Hは良く利用するが、マイクロ
フォン400F、スピーカ400Gはほとんど利用していない場合、変更部405は、G
PSプランに対応したソフトウェア又は設定パラメータに変更する。
なお、第2ユーザ端末4の変更部405が(自動的に)ソフトウェア又は設定パラメー
タを変更するのではなく、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアの使用履歴に
応じてソフトウェア又は設定パラメータの変更を第1ユーザへ推奨する推奨部を備える構
成としてもよい。この場合、第1ユーザの第1ユーザ端末3から該推奨にしたがって送信
される変更指示を受信部401が受信すると、変更部405は、2以上のハードウェアの
使用履歴に応じたソフトウェア又は設定パラメータに変更する。
【0084】
なお、サーバ2が、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアの使用履歴に応じ
て第2ユーザ端末4にソフトウェア又は設定パラメータの変更を指示する指示部を備え、
第2ユーザ端末4の変更部405は、受信部401がサーバ2から送信される指示を受信
するとソフトウェア又は設定パラメータを変更する構成としてもよい。また、上記推奨部
は、サーバ2が備えていてもよい。
【0085】
第2ユーザ端末4の変更部405は、2以上のハードウェア(例えば、マイクロフォン
400F、スピーカ400G、GPSセンサ400Hなど)の使用履歴に応じて、ソフト
ウェア又は設定パラメータを変更する。
このように使用履歴に応じて、ソフトウェア又は設定パラメータを変更するので、例え
ば、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアのうちGPSセンサ400Hは良く
利用するが、マイクロフォン400F、スピーカ400Gはほとんど利用していない場合
、変更部405は、GPSプランに対応したソフトウェア又は設定パラメータに変更した
りすることが可能となり、利便性が高い。
【0086】
なお、上述したように、2以上のハードウェアの使用履歴に応じて、ソフトウェア又は
設定パラメータの変更を推奨する推奨部を備える構成としても良い。この場合、契約プラ
ンを変更するかどうかを第1ユーザが確認又は決定することができ利便性が高い。
【0087】
[第2実施形態]
また、第2ユーザ端末4で動作するソフトウェアの処理ルーチンを変更することで契約
プランの変更に対応する構成としてもよい。この場合、例えば、サーバ2は、契約プラン
の変更に応じてソフトウェアの処理ルーチンの変更指示を送信し、第2ユーザ端末4の受
信部401が処理ルーチンの変更指示を受信すると、変更部405は、受信部401が受
信した変更指示に基づいて、記憶装置400Bに記憶されたソフトウェアの処理ルーチン
を変更し、制御部406は、変更部405が変更したソフトウェアの処理ルーチンに応じ
て、第2ユーザ端末4が備える2以上のハードウェアの少なくとも1以上の機能を使用可
能又は使用不可としても良い。
【0088】
[第2実施形態の変形例1]
また、上記第2実施形態において、第2ユーザ端末4の制御部406は、変更部405
が変更したソフトウェアの処理ルーチンに応じて、第2ユーザ端末4が備える2以上のハ
ードウェアの少なくとも1以上の機能(を使用可能又は使用不可とするのではなく)の使
用を制限する構成としてもよい。
【0089】
[第3実施形態]
また、上記第1,第2実施形態及びその変形例では、第2ユーザ端末4が備えるハード
ウェアを使用可能又は使用不可とするか、使用を制限することで契約プランの変更に対応
しているが、サーバ2において、契約プランの変更に応じて、第2ユーザ端末4が備える
2以上のハードウェアに関する情報(例えば、位置情報や音声データ)の送受信を制限す
ることで、契約プランの変更に対応するように構成してもよい。この場合、サーバ2に契
約プランの変更(ソフトウェア又は設定パラメータの変更指示)に応じて、第2ユーザ端
末4が備える2以上のハードウェアのうち使用可能とされたハードウェア以外のハードウ
ェア又は使用不可とされたハードウェアに関する情報の送受信を制限する制限部を備える
ようにしてもよい。
【0090】
[第4実施形態]
上記第1実施形態では、契約プランの費用(課金額)を後払いする場合の課金額変更の
タイミングの一例(
図4参照)について説明した。この、第4実施形態では、契約プラン
の費用(課金額)を先払いする場合の課金額変更のタイミングの一例について
図12を参
照して説明する。
図12は、第4実施形態における課金額変更部207による課金額変更のタイミングの
一例を示す図である。
なお、
図12に示す例では、所定期間(例えば、課金の最小単位となる期間(1週間や
1か月など))のGPSプラン(
図12では黒帯)の課金額は400円、GPS&トーク
プラン(
図12では白帯)の課金額は500円であるものとする。
図12に示すように、先払いの場合、課金額変更部207は、契約プランの変更が所定
期間の途中で行われる場合、変更前の契約プランと変更後の契約プランの課金額(例えば
、月額課金額)を比較し、変更後の契約プランの課金額が変更前の契約プランの課金額よ
りも高い場合(例えば、変更前がGPSプラン、変更後がGPS&トークプランの場合)
、契約プランの変更時点から次の所定期間開始までの間に不足する分の金額(
図12の例
では、100円)を課金する。なお、その後、次の所定期間開始までの間に複数回契約プ
ランの変更を行った場合でも課金額100円の返却はなく、また、新たな課金もされない
。
一方、課金額変更部207は、変更前の契約プランの課金額が変更後の契約プランの課
金額よりも高い場合(例えば、変更前がGPS&トークプラン、変更後がGPSプランの
場合)、契約プランの変更時点から次の所定期間開始までの間の課金を行わない。
つまり第4実施形態では、GPS&トークプランに対応する課金額を先払いしておけば
、先払いした所定期間中に契約プランを何度変更しても追加の課金はなく、また、所定期
間中に契約プランをGPS&トークプランに変更し、不足する分の金額(
図12の例では
、100円)を支払えば、該所定期間中であれば、その後に契約プランを何度変更しても
課金が行われない。
なお、
図12に示す課金額変更のタイミングは一例であり、必ずしも
図12に示す例に
限られない。
【0091】
その他、上記各実施形態及び各実施形態の変形例は、何れも本発明を実施するにあたっ
ての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴か
ら逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上記では、契約プラン
は、GPSプラン及びGPS&トークプランだけであったが、第2ユーザ端末4が備える
GPSセンサ400Hを利用せず、マイクロフォン400F及びスピーカ400Gを利用
して第1ユーザ端末3と音声データをやり取りが可能な「トークのみプラン」を契約プラ
ンとして加えてもよい。また、第2ユーザ端末4に第2ユーザ端末4が備えるハードウェ
アの故障やソフトウェア又は設定パラメータの不具合によるハードウェアが利用できない
状態を検知する検知部を備え、ハードウェアの故障やソフトウェア又は設定パラメータの
不具合によるハードウェアが利用できない状態が検知された場合に、契約プランが切り替
えられる構成としてもよい。例えば、第2ユーザ端末4のGPSセンサ400Hの故障や
ソフトウェア又は設定パラメータの不具合によるGPSセンサ400Hが利用できない状
態が検知された場合、契約プランを「トークのみプラン」に切り替え、第2ユーザ端末4
のマイクロフォン400F及びスピーカ400Gの少なくとも一方の故障やソフトウェア
又は設定パラメータの不具合によるマイクロフォン400F及びスピーカ400Gが利用
できない状態が検知された場合、契約プランを「GPSプラン」に切り替えるといったこ
とが考えられる。なお、第1ユーザ端末3のマイクロフォン400F及びスピーカ400
Gの少なくとも一方の故障やソフトウェア又は設定パラメータの不具合によるマイクロフ
ォン400F及びスピーカ400Gが利用できない状態が検知された場合にも、契約プラ
ンを「GPSプラン」に切り替えるようにしてもよい。また、上記各実施形態では、ソフ
トウェアや設定パラメータの変更指示に応じて第2ユーザ端末4が備える2以上のハード
ウェアのうち使用可能とされたハードウェア以外のハードウェア又は使用不可とされたハ
ードウェアに関する情報の送受信を制限する形態を示したが、ソフトウェアや設定パラメ
ータの変更指示に代えて、ハードウェアに内蔵されているファームウェア(ソフトウェア
)の変更指示に応じて、同様の制御を行うものでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0092】
2以上のハードウェアを備える機器に適用することができる。
【符号の説明】
【0093】
1 :情報処理システム
2 :サーバ(情報処理装置)
3 :第1ユーザ端末(第1端末)
4 :第2ユーザ端末(第2端末)
5 :ネットワーク
200A :通信IF
200B :記憶装置
200C :CPU
201 :受信部
202 :送信部
203 :記憶装置制御部
204 :判定部
205 :推奨部
206 :プラン変更部
207 :課金額変更部
300A :通信IF
300B :記憶装置
300C :入力装置
300D :表示装置
300E :CPU
300F :マイクロフォン
300G :スピーカ
301 :受信部
302 :送信部
303 :記憶装置制御部
304 :入力受付部
305 :表示装置制御部
400A :通信IF
400B :記憶装置
400C :入力装置
400D :表示装置
400E :CPU
400F :マイクロフォン
400G :スピーカ
400H :GPSセンサ
401 :受信部
402 :送信部
403 :記憶装置制御部
404 :入力受付部
405 :変更部
406 :制御部