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特開2024-113163情報処理端末、情報処理方法、情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024113163
(43)【公開日】2024-08-21
(54)【発明の名称】情報処理端末、情報処理方法、情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20240814BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024094100
(22)【出願日】2024-06-11
(62)【分割の表示】P 2023577840の分割
【原出願日】2022-02-25
(71)【出願人】
【識別番号】513046294
【氏名又は名称】ビーサイズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(74)【代理人】
【識別番号】100220423
【弁理士】
【氏名又は名称】榊間 城作
(72)【発明者】
【氏名】八木 啓太
(57)【要約】      (修正有)
【課題】投稿の利便性が高い情報処理端末、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】サーバと、サーバにネットワークを介して接続された1以上の第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末と、を備える情報処理システムにおいて、第1ユーザ端末3のCPUは、1以上の音声データから投稿する音声データを指定する第1指定情報を取得する第1取得部306と、第1取得部が取得した第1指定情報で指定された音声データを投稿する投稿部307と、第1取得部が取得した第1指定情報で指定された音声データ、画像データ及び動画データの少なくとも一方とを組み合わせて再生させる再生データを生成する生成部308と、を備える。投稿部は、生成部が生成した再生データを投稿する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の音声データから投稿する音声データを指定する第1指定情報を取得する第1取得部と、
前記第1取得部が取得した前記第1指定情報で指定された音声データを投稿する投稿部と、
を備えることを特徴とする情報処理端末。
【請求項2】
前記第1取得部が取得した前記第1指定情報で指定された音声データと、画像データ及び動画データの少なくとも一方とを組み合わせて再生させる再生データを生成する生成部と、を備え、
前記投稿部は、
前記生成部が生成した前記再生データを投稿する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項3】
投稿する画像データ及び動画データの少なくとも一方を指定する第2指定情報を取得する第2取得部、を備え、
前記生成部は、
前記第1取得部が取得した前記第1指定情報で指定された音声データと、前記第2取得部が取得した前記第2指定情報で指定された画像データ及び動画データの少なくとも一方とを組み合わせて再生させる再生データを生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項4】
前記第1取得部が取得した前記音声データを文字データに変換する変換部を備え、
前記第1取得部は、
前記変換部により変換された文字データに基づき前記第1指定情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項5】
前記第1取得部は、
前記文字データを指定する情報を文単位又は音声データ単位で取得する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理端末。
【請求項6】
前記第1取得部は、
前記文字データを指定する情報を2以上の文単位又は音声データ単位で取得する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理端末。
【請求項7】
前記投稿部は、
投稿が指定された前記音声データとともに、文字データを投稿する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理端末。
【請求項8】
前記文字データは、
前記投稿が指定された前記音声データを変換した文字データである、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理端末。
【請求項9】
前記音声データの話者を認識する認識部を備え、
前記投稿部は、
投稿が指定された前記音声データとともに、前記音声データの話者の情報を投稿する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項10】
前記投稿部は、
投稿を禁止する語句が登録された辞書を参照し、前記辞書に登録された語句を含む音声データの投稿を制限する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項11】
前記辞書に登録された語句を含む音声データの存在を報知する報知部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項12】
前記報知部により報知された音声データの投稿の可否の選択を受け付ける受付部を備え、
前記投稿部は、
前記受付部が受け付けた投稿の可否の選択に基づいて、前記報知部により報知された音声データを投稿する、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理端末。
【請求項13】
投稿を禁止する語句を取得する第3取得部と、
前記第3取得部が取得した前記語句を前記辞書に登録する登録部と、
を備えることを特徴とする請求項10に記載の情報処理端末。
【請求項14】
取得部が、1以上の音声データから投稿する音声データを指定する指定情報を取得する工程と、
投稿部が、前記取得部が取得した前記指定情報で指定された音声データを投稿する工程と、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項15】
コンピューターを、
1以上の音声データから投稿する音声データを指定する指定情報を取得する取得部、
前記取得部が取得した前記指定情報で指定された音声データを投稿する投稿部、
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ投稿が可能な情報処理端末、情報処理方法、情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
SNS(Social Networking Service)が広く普及しており、コンテンツのリッチ化に伴い、文字データだけでなく、画像データ、動画データ、音声データなども投稿することができるようになっている。
【0003】
例えば、特許文献1には、音声データをSNSへ投稿する際には、ユーザ同士の通話を録音して、録音した通話データをSNS上に投稿することにより、ユーザ同士の通話内容を、通話に参加していない第3のユーザが通話内容を聞くことができる情報処理システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許6455848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の情報処理システムには、データ投稿について未だ利便性の向上余地がある。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、データ投稿の利便性が高い情報処理端末、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決すべく、本発明に係る情報処理端末は、1以上の音声データから投稿する音声データを指定する第1指定情報を取得する第1取得部と、第1取得部が取得した第1指定情報で指定された音声データを投稿する投稿部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、投稿の利便性が高い情報処理端末、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態に係る情報処理システムの配置の一例を示す図である。
図2】実施形態に係る情報処理サーバの構成の一例を示す図である。
図3】実施形態に係る情報処理装置サーバの構成の一例を示す図である。
図4】実施形態に係る第1ユーザ端末の構成の一例を示す図である。
図5】実施形態に係る第1ユーザ端末の構成の一例を示す図である。
図6】実施形態に係る第2ユーザ端末の構成の一例を示す図である。
図7】実施形態に係る第2ユーザ端末の構成の一例を示す図である。
図8】実施形態に係る第1ユーザ端末の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図9】実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
図10】実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
図11】実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
図12】実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
図13】実施形態に係る情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態]
以下、図面を参照して実施形態に係る情報処理システム1について説明する。
実施形態に係る情報処理システム1は、いわゆるモニタリングシステムであり、被見守り者(例えば、子供)によって携帯された、持ち運びながら使用可能な第2ユーザ端末4から、例えば1.5分毎のような一定のインタバル毎にサーバ2へアップロードされた情報から第2ユーザ端末4の位置が決定され、決定された位置が、サーバ2から見守り者(例えば、親や祖父母などの家族)の携帯する、または用いる第1ユーザ端末3へ通知される。また、本実施形態に係る情報処理システム1では、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4にマイクロフォン及びスピーカを備えており、互いにボイスメッセージ(以下、音声ともいう)を送受信することができるように構成されている。つまり、見守り者と被見守り者との間で音声によるメッセージのやり取りを行うことができるように構成されている。また、見守り者は、被見守り者との会話から任意のメッセージを選択してSNSなどに投稿することができるよう構成されている。なお、以下の説明では、見守り者のことを第1ユーザともいう。また、被見守り者のことを第2ユーザともいう。
【0011】
図1に示すように、情報処理システム1は、サーバ2と、該サーバ2にネットワーク5を介して接続された1以上の第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4とを備える。また、第1ユーザ端末3は、ネットワーク5を介して外部のSNSサーバ(不図示)上に、音声データ、文字データ、画像データ、動画データ(なお、以下の説明では、画像データ及び動画データの少なくとも一方を画像データ等ともいう)、位置データ、時刻データなどのデータを投稿できるように構成されている。図1に示す例では、情報処理システム1は、サーバ2、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4を各々1つずつ備える構成となっているが、情報処理システム1が備えるサーバ2、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4の数はそれぞれ任意である。
【0012】
(サーバ2)
図2及び図3は、サーバ2の構成図である。図2は、サーバ2の主なハード構成を示しており、サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cなどを備える。なお、図2では図示していないが、サーバ2は、入力装置(例えば、マウス、キーボード、タッチパネルなど)や表示装置(CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど)などを備えていてもよい。
【0013】
通信IF200Aは、他の装置(例えば、第1ユーザ端末3、第2ユーザ端末4など)と通信するためのインターフェースである。
【0014】
記憶装置200Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。記憶装置200Bには、各種データや情報処理プログラムが記憶されている。なお、記憶装置200Bに記憶された各種データの一部又は全部は、USB(Universal Serial Bus)メモリや外付けHDDなどの外部記憶装置やネットワーク5を介して接続された他の情報処理装置の記憶装置に記憶されてもよい。この場合、サーバ2は、外部記憶装置や他の情報処理装置の記憶装置に記憶された各種データを参照又は取得する。
【0015】
記憶装置200Bには、第1ユーザ端末3のアカウント情報、例えば、第1ユーザ端末3の識別番号、氏名、連絡先(メールアドレス、電話番号)、第2ユーザ(例えば、自分の子供)などが所持する第2ユーザ端末4の識別番号が記憶されている。また、記憶装置200Bには、第2ユーザ端末4のアカウント情報、例えば、第2ユーザ端末4の識別番号、氏名、第1ユーザ(例えば、自分の親や祖父母などの家族)が所持する第1ユーザ端末3の識別番号が記憶されている。また、記憶装置200Bには、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4が送受信したデータを含むログなどがアカウントに対応付けて記憶されている。
【0016】
CPU200Cは、本実施形態に係るサーバ2を制御し、図示しないROM及びRAMなどを備える。
【0017】
図3は、サーバ2の機能ブロック図である。図3に示すように、サーバ2は、受信部201、送信部202、記憶装置制御部203などの機能を備える。なお、図3に示す機能は、CPU200Cが、記憶装置200Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0018】
受信部201は、第1ユーザ端末3又は第2ユーザ端末4から送信されるデータ、例えば、音声データなどを受信する。
【0019】
送信部202は、第1ユーザ端末3から受信したデータ、例えば、音声データを第2ユーザ端末4へ送信する。また、送信部202は、第2ユーザ端末4から受信したデータ、例えば、音声データを第1ユーザ端末3へ送信する。
【0020】
記憶装置制御部203は、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4が送受信したデータを、データを送受信したアカウント又はユーザ端末の識別番号に対応付けて記憶装置200Bに記憶する。
【0021】
(第1ユーザ端末3)
第1ユーザ端末3は、第1ユーザが所持する端末であり、例えば、第1ユーザ端末3を本実施形態で示される各機能を備えた端末として機能させるためのアプリケーションソフトウェアをインストールしたスマートフォンなどである。第1ユーザは、第1ユーザ端末3を利用して登録した第2ユーザ端末4と音声データを送受信することで、第2ユーザ(例えば、自分の子供)と音声によるやり取りをすることができる。図4は、第1ユーザ端末3の主なハード構成を示しており、通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D、CPU300E、マイクロフォン300F、スピーカ300Gなどを備える。
【0022】
通信IF300Aは、他の装置(本実施形態では、サーバ2)と通信するためのインターフェースである。
【0023】
記憶装置300Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。記憶装置300Bには、端末の識別番号や情報処理プログラム(アプリケーションソフトウェア)、投稿を禁止する語句が登録された辞書などが記憶される。また、記憶装置300Bには、第1ユーザ端末3と第2ユーザ端末4との間で送受信したデータが記憶されている。例えば、記憶装置300Bには、第1ユーザ端末3と第2ユーザ端末4との間で送受信した音声データと、この音声データを文字に変換した文字データとが対応付けて記憶されている。端末の識別番号は、第1ユーザ端末3を識別するための番号である。第1ユーザ端末3から送信するデータに端末の識別番号を付与することで、サーバ2は、受信したデータがどの第1ユーザ端末3から送信されたものであるかを判定することができる。なお、端末の識別番号は、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよく、サーバ2が第1ユーザ端末3に対して付与するようにしてもよい。
【0024】
入力装置300Cは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力デバイスであるが、入力可能であれば、他の装置や機器であってもよい。また、音声入力装置であってもよい。
【0025】
表示装置300Dは、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどであるが、表示可能であれば他の装置や機器(例えば、CRT:Cathode Ray Tube)であってもよい。
【0026】
CPU300Eは、本実施形態に係る第1ユーザ端末3を制御し、図示しないROM及びRAMを備える。
【0027】
マイクロフォン300Fは、音を電気信号に変換する音響機器である。第1ユーザ端末3のユーザは、マイクロフォン300Fを利用して音声を入力することができる。入力された音声は、後述の送信部302によりサーバ2へ送信される。
【0028】
スピーカ300Gは、電気信号を音に変える音響機器である。スピーカ300Gは、例えば、サーバ2を介して第2ユーザ端末4から送信され、記憶装置300Bに記憶された音声データを再生する。
【0029】
図5は、第1ユーザ端末3の機能ブロック図を示しており、第1ユーザ端末3は、受信部301、送信部302、記憶装置制御部303、入力受付部304(受付部)、表示装置制御部305、取得部306(第1~第3取得部)、投稿部307、生成部308、変換部309、認識部310、報知部311、登録部312などの機能を有する。なお、図5に示す機能は、CPU300Eが、記憶装置300Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0030】
受信部301は、例えば、サーバ2から送信されるデータを受信する。
【0031】
送信部302は、例えば、入力受付部304で受け付けた入力操作に応じてデータをサーバ2へ送信する。
【0032】
記憶装置制御部303は、記憶装置300Bを制御する。例えば、記憶装置制御部303は、第1ユーザ端末3及び第2ユーザ端末4が送受信したデータなどを、データを送受信したアカウント又はユーザ端末の識別番号に対応付けて記憶装置300Bに記憶する。また、記憶装置制御部303は、例えば、第1ユーザ端末3と第2ユーザ端末4との間で送受信した音声データと、この音声データを文字に変換した文字データとを対応付けて記憶装置300Bへ記憶する。
【0033】
入力受付部304は、入力装置300Cからの入力操作を受け付ける。例えば、入力受付部304は、報知部311により報知された音声データの投稿の可否の選択を受け付ける。
【0034】
表示装置制御部305は、表示装置300Dを制御し、受信部301で受信したデータなどを表示装置300Dに表示する。
【0035】
取得部306は、入力受付部304が受け付けた1以上の音声データから投稿する音声データを指定する第1指定情報を取得する。ここで、取得部306は、文字データを指定する情報を2以上の文単位又は音声データ単位で取得するようにしてもよい。また、取得部306は、変換部309により変換された文字データに基づき第1指定情報を取得するようにしてもよい。また、取得部306は、投稿する画像データ等(画像データ及び動画データの少なくとも一方)を指定する第2指定情報を取得する。ここで、画像データ等は、第1ユーザ端末3の生成部308が自動で指定した画像データ等もよいし、入力受付部304が受け付けたユーザが指定した画像データ等であってもよい。
【0036】
投稿部307は、取得部306が取得した第1指定情報で指定された音声データをSNSなどへ投稿する。また、投稿部307は、生成部308が生成した再生データをSNSなどへ投稿する。また、投稿部307は、投稿が指定された音声データとともに、文字データをSNSなどへ投稿するものであってもよい。なお、文字データは、投稿が指定された音声データを文字に変換したデータである。また、投稿部307は、投稿が指定された音声データとともに、音声データの話者の情報をSNSなどへ投稿するものであってもよい。また、投稿部307は、投稿を禁止する語句が登録された辞書を参照し、辞書に登録された語句を含む音声データのSNSなどへ投稿を制限する。投稿部307は、入力受付部304が受け付けた投稿の可否の選択に基づいて、報知部311により報知された音声データをSNSなどへ投稿する。ここで、投稿とは、SNSやウェブサイトなど、第三者の端末が投稿データを閲覧ないしダウンロード可能なプラットフォームに投稿すべきデータをアップロードし、第三者の端末が閲覧ないしダウンロード可能にする処理を指す。なお、当該プラットフォームは、不特定多数者の受領者の端末との間のデータ等交換を行うもののみならず、当該不特定多数者の受領者が限定された特定の多数者ないし単一の者の端末との間のデータ等交換のように、二者間のコミュニケーションツールとして機能するものも含むものである。当該コミュニケーションツールで単一の受領者が閲覧ないしダウンロード可能にデータをアップロードする処理も投稿に該当する。また、受領者端末がデータを閲覧ないしダウンロードするための投稿の形態としては、既に述べたような、投稿者がデータそのものをアップロードする場合に限らず、代替的に、例えば投稿者の端末や投稿者の端末からダウンロードするためのデータを受信したサーバ等が作成した、URLのリンク等、データをダウンロードするための情報を受領者端末に送信する形態も含む。受信者端末では、当該URLのリンク等を選択することにより、当該URLのリンク等に関連付けられたデータをダウンロードすることが可能である。
【0037】
生成部308は、取得部306が取得した第1指定情報で指定された音声データと、画像データ等とを組み合わせて再生させる再生データを生成する。上述したように、画像データ等は、第1ユーザ端末3の生成部308が自動で取得した画像データ等でもよいし、ユーザが指定した画像データ等であってもよい。なお、再生データは、音声データの再生に合わせて再生中の音声データの(認識部310が認識した)話者や変換部309が変換した音声データの文字データが提示される構成としてもよい。
【0038】
変換部309は、取得部306が取得した音声データを文字データに変換する。
【0039】
認識部310は、音声データの話者を認識する。ここで音声データの話者は、音声データに付与された識別番号から認識してもよいし、音声データを解析して特徴量を抽出し、あらかじめ登録された話者の音声の特徴量とを比較することにより認識するようにしてもよい。
【0040】
報知部311は、音声を受信したことを報知する。この報知は、例えば、アプリケーションソフトウェアによるプッシュ通知(例えば、通知音や表示装置300Dへの表示)などにより行われる。また、報知部311は、辞書に登録された語句を含む音声データの存在を報知する。報知部311による報知の内容は、表示装置制御部305により表示装置300Dに表示される。また、報知部311による報知の内容をスピーカ300Gから音声として報知してもよい。
【0041】
登録部312は、取得部306が取得した語句を辞書に登録(記憶)する。また、登録部312は、取得部306が取得した語句を、投稿を禁止する語句から除外する語句(投稿可能な語句)として辞書に登録(記憶)する。登録部312が辞書に登録した語句は、記憶装置制御部303により記憶装置200Bに記憶される。
【0042】
(第2ユーザ端末4)
第2ユーザ端末4は、本情報処理システム1の第2ユーザが利用する端末である。第2ユーザは、第2ユーザ端末4を利用して登録した第1ユーザ端末3と音声データを送受信することで、第1ユーザ(例えば、自分の家族)と音声によるやりとりをすることができる。図6は、第2ユーザ端末4の主なハード構成を示しており、第2ユーザ端末4は、通信IF400A、記憶装置400B、入力装置400C、表示装置400D、CPU400E、マイクロフォン400F、スピーカ400G、GPSセンサ400Hなどを備える。
【0043】
通信IF400Aは、他の装置(本実施形態では、サーバ2)と通信するためのインターフェースである。
【0044】
記憶装置400Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。記憶装置400Bには、端末の識別番号や情報処理プログラム、第1ユーザ端末3から送信された音声データなどが記憶される。端末の識別番号は、第2ユーザ端末4を識別するための番号である。第2ユーザ端末4から送信するデータに端末の識別番号を付与することで、サーバ2は、受信したデータがどの第2ユーザ端末4から送信されたものであるかを判定することができる。なお、端末の識別番号は、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよく、サーバ2が第2ユーザ端末4に対して付与するようにしてもよい。
【0045】
入力装置400Cは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力デバイスであるが、入力可能であれば、他の装置や機器であってもよい。また、音声入力装置であってもよい。第2ユーザは、入力装置400Cを操作して、音声を入力して第1ユーザ端末3へ送信したり、第1ユーザ端末3から送信された音声データを再生することができる。
【0046】
表示装置400Dは、例えば、LEDである。表示装置400Dは、所定のパタンで点灯又は点滅することにより音声を受信したことを報知する。
【0047】
CPU400Eは、本実施形態に係る第2ユーザ端末4を制御し、図示しないROM及びRAMを備える。
【0048】
マイクロフォン400Fは、音を電気信号に変換する音響機器である。第2ユーザ端末4のユーザは、マイクロフォン400Fを利用して音声を入力することができる。入力された音声は、後述の送信部402によりサーバ2へ送信される。
【0049】
スピーカ400Gは、電気信号を音に変える音響機器である。スピーカ400Gは、例えば、サーバ2を介して第1ユーザ端末3から送信され、記憶装置400Bに記憶された音声データを再生する。また、スピーカ400Gは、所定のパタンで音を発生させることで音声を受信したことを報知する。
【0050】
GPSセンサ400Hは、衛星に搭載された原子時計の時刻のデータ、衛星の天体暦(軌道)などのデータが含まれた信号をGPS衛星から受信し、受信した信号の発信時刻と受信時刻との差に基づいて衛星からの距離を算出して現在位置を特定する。また、GPSセンサ400Hは、特定した現在位置を出力する。
【0051】
図7は、第2ユーザ端末4の機能ブロック図を示しており、第2ユーザ端末4は、受信部401、送信部402、記憶装置制御部403、入力受付部404、表示装置制御部405などの機能を有する。なお、図7に示す機能は、CPU400Eが、記憶装置400Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0052】
受信部401は、例えば、サーバ2から送信されるデータ、例えば音声データを受信する。
【0053】
送信部402は、例えば、入力受付部304で受け付けた入力操作に応じてデータ、例えば音声データをサーバ2へ送信する。
【0054】
記憶装置制御部403は、記憶装置400Bを制御する。例えば、記憶装置制御部403は、記憶装置400Bを制御してデータの書き込みや読み出しを行う。記憶装置制御部403は、例えば、受信部401が受信したデータを記憶装置400Bへ記憶する。
【0055】
入力受付部404は、入力装置400Cからの入力操作を受け付ける。入力受付部404は、例えば、記憶装置400Bに記憶された音声データの再生操作を受け付ける。
【0056】
表示装置制御部405は、表示装置400Dを制御する。表示装置制御部405は、例えば、受信部401で音声データを受信すると表示装置400D(LED)を所定のパタンなどで点灯又は点滅させる。
【0057】
(表示画面)
図8は、第1ユーザ端末3の表示装置300Dに表示される画面G1の一例を示す図である。以下、図8を参照して、第1ユーザ端末3の表示装置300Dに表示される画面G1の一例について説明する。なお、図1図7を参照して説明した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0058】
図8に示すように、表示装置300Dには、第1ユーザ端末3と第2ユーザ端末4との間で送受信された音声データを変換した文字データが音声データのファイル単位で時系列順に表示される(以下、タイムライン表示ともいう)。
【0059】
図8に示す例では、画面G1の上部に第2ユーザの名前11(ハンドルネームでもよい)が表示される。また、画面G1の左側には、第2ユーザ端末4から送信された音声データ(第2ユーザの音声ファイル)を変換した文字データ12Bが送信された時刻12D(タイムスタンプの情報を利用)及びアイコン12Aとともに表示される。また、再生ボタン12Cを選択すると表示された文字データ12Bに対応する音声データ(音声ファイル)が再生され音声を聴くことができる。また、画面G1の右側には、第1ユーザ端末3から送信された音声データ(第1ユーザの音声ファイル)を変換した文字データ13Aが送信された時刻13C(タイムスタンプの情報を利用)とともに表示される。また、第1ユーザ端末3から送信された各文字データにはステータス13D(例えば、第2ユーザ端末4で音声データを再生したか否かなど)が併記される。また、再生ボタン13Bを選択すると表示された文字データ13Aに対応する音声データ(音声ファイル)が再生され音声を聴くことができる。
【0060】
第1ユーザは、音声データをSNSなどへ投稿する場合、タッチパネル等の入力装置300Cを操作して投稿したい音声データを変換した文字データを指定することでSNSなどへ投稿する音声データを指定する。タッチパネル等の入力装置300Cを操作して投稿したい音声データを変換した文字データを指定すると、変換前の音声データが投稿部307によりSNSなどへ投稿される。なお、音声データ指定は、音声データのファイルごとに指定してもよいし、複数の音声データのファイルを一括して指定してもよい。一括して指定する場合、図8に示すタイムラインにおいて最初の音声データと最後の音声データを指定すれば、途中の音声データを含む最初の音声データから最後の音声データが指定されるように構成してもよい。
【0061】
なお、図8に示す例では、音声データを変換した文字データが音声データのファイル単位で時系列順に表示されているが、音声データを変換した文字データ12Bを表示しない構成とされていてもよい。この場合、例えば、文字データ12Bの代わりに音声データの再生時間が表示されているようにしてもよいが、必ずしもこの例に限られない。
【0062】
(情報処理)
図9図13は、情報処理システム1の情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、図9図13を参照して、情報処理システム1の情報処理について説明する。なお、図1図8を参照して説明した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0063】
(通話処理)
図9は、情報処理システム1の通話処理の一例を示すフローチャートである。以下、図9を参照して、情報処理システム1の通話処理の一例について説明する。なお、図9では第2ユーザ端末4から第1ユーザ端末3へ音声データを送信する場合について説明する。
【0064】
(ステップS101)
第2ユーザは、第2ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して音声を入力する。
【0065】
(ステップS102)
入力された音声は、マイクロフォン400Fにより電気信号に変換されたのち音声データとして送信部402からサーバ2へ送信される。なお、第2ユーザ端末4から送信されるデータには、第2ユーザ端末4の識別番号、タイムスタンプなどのデータが付与されている。
【0066】
(ステップS103)
サーバ2の受信部201は、第2ユーザ端末4から送信された音声データを受信する。
【0067】
(ステップS104)
記憶装置制御部203は、第2ユーザ端末4が送信した音声データを、データを送受信したアカウント又はユーザ端末の識別番号に対応付けて記憶装置200Bに記憶する。
【0068】
(ステップS105)
サーバ2の送信部202は、記憶装置200Bを参照し、受信部201が受信した音声データに付与された識別番号に対応付けされた第1ユーザ端末3の識別番号を特定し、特定した第1ユーザ端末3へ第2ユーザ端末4から送信された音声データを送信する。
【0069】
(ステップS106)
第1ユーザ端末3の受信部301は、サーバ2から送信された音声データを受信する。
【0070】
(ステップS107)
第1ユーザ端末3の変換部309は、受信部301が受信した音声データを文字データに変換する。
【0071】
(ステップS108)
第1ユーザ端末3の記憶装置制御部303は、第2ユーザ端末4から受信した音声データと、この音声データを文字に変換した文字データとを対応付けて記憶装置300Bへ記憶する。
【0072】
(ステップS109)
第1ユーザ端末3の報知部311は、音声を受信したことを報知する。
【0073】
(通話処理)
図10は、情報処理システム1の通話処理の一例を示すフローチャートである。以下、図10を参照して、情報処理システム1の通話処理の一例について説明する。なお、図10では第1ユーザ端末3から第2ユーザ端末4へ音声データを送信する場合について説明する。
【0074】
(ステップS201)
第1ユーザは、第1ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して音声を入力する。入力された音声は、マイクロフォン400Fにより電気信号に変換される。
【0075】
(ステップS202)
第1ユーザ端末3の変換部309は、入力された音声データを文字データに変換する。
【0076】
(ステップS203)
第1ユーザ端末3の記憶装置制御部303は、入力された音声データと、この音声データを文字に変換した文字データとを対応付けて記憶装置300Bへ記憶する。
【0077】
(ステップS204)
第1ユーザ端末3の送信部302は、入力された音声データをサーバ2へ送信する。なお、第1ユーザ端末3から送信されるデータには、第1ユーザ端末3の識別番号、タイムスタンプなどのデータが付与されている。
【0078】
(ステップS205)
サーバ2の受信部201は、第1ユーザ端末3から送信された音声データを受信する。
【0079】
(ステップS206)
記憶装置制御部203は、第1ユーザ端末3が送信した音声データを、データを送受信したアカウント又はユーザ端末の識別番号に対応付けて記憶装置200Bに記憶する。
【0080】
(ステップS207)
サーバ2の送信部202は、記憶装置200Bを参照し、受信部201が受信した音声データに付与された識別番号に対応付けされた第2ユーザ端末4の識別番号を特定し、特定した第2ユーザ端末4へ第1ユーザ端末3から送信された音声データを送信する。
【0081】
(ステップS208)
第2ユーザ端末4の受信部401は、サーバ2から送信された音声データを受信する。
【0082】
(ステップS209)
第2ユーザ端末4のLEDはLEDの点灯や音により音声を受信したことを報知する。
【0083】
(投稿処理)
図11は、情報処理システム1の投稿処理の一例を示すフローチャートである。以下、図11を参照して、情報処理システム1の投稿処理の一例について説明する。
【0084】
(ステップS301)
第1ユーザは、第1ユーザ端末3の入力装置300Cを操作してSNSなどへ投稿する音声データを指定する。この音声データ指定は、音声データのファイルごとに指定してもよいし、複数の音声データのファイルを一括ないし選択して指定してもよい。第1ユーザ端末3の取得部306は、入力受付部304が受け付けた1以上の音声データから投稿する音声データを指定する第1指定情報を取得する。
なお、本実施形態では、文字データを指定することで対応する音声データがSNSなどへ投稿されるが、音声データ(音声データのファイル)を直接指定することでSNSなどへ投稿する音声データが指定される構成であってもよい。
【0085】
(ステップS302)
第1ユーザ端末3の報知部311は、辞書を参照し、第1指定情報で指定された音声データに禁句が含まれているか否かを判定する。報知部311は、音声データを解析して禁句が含まれているか否かを判定してもよいし、変換部309が変換した文字データに基づいて禁句が含まれているか否かを判定してもよい。音声データに禁句が含まれている場合(YES)、第1ユーザ端末3は、ステップS303の処理を実行する。音声データに禁句が含まれていない場合(NO)、第1ユーザ端末3は、ステップS305の処理を実行する。
【0086】
(ステップS303)
報知部311は、辞書に登録された語句を含む音声データの存在を報知する。報知部311による報知の内容は、表示装置制御部305により表示装置300Dに表示される。また、報知部311による報知の内容をスピーカ300Gから音声として報知してもよい。
【0087】
(ステップS304)
入力受付部304は、報知部311により報知された音声データの投稿の可否の選択を受け付ける。投稿の可の選択を受け付けた場合(YES)、第1ユーザ端末3は、ステップS305の処理を実行する。投稿の否の選択を受け付けた場合(NO)、第1ユーザ端末3は処理を終了する(第1ユーザは、再度ステップS301の音声データの指定から始めるか投稿自体を終了する)。
【0088】
(ステップS305)
第1ユーザ端末3の認識部310は、選択された音声データの話者を認識する。ここで音声データの話者は、音声データに付与された識別番号から認識してもよいし、音声データを解析して特徴量を抽出し、あらかじめ登録された話者の音声の特徴量とを比較することにより認識するようにしてもよい。
【0089】
(ステップS306)
第1ユーザは、必要に応じて、第1ユーザ端末3の入力装置300Cを操作してSNSなどへ投稿する画像データ等を指定する。入力受付部304が画像データ等の指定を受け付けた場合(YES)、第1ユーザ端末3の取得部306は、画像データ等を指定する第2指定情報を取得し、第1ユーザ端末3は、ステップS307の処理を実行する。なお、上述したように、画像データ等は、第1ユーザ端末3の生成部308が自動で画像データ等を指定してもよい。入力受付部304が画像データ等の指定を受け付けていない場合(NO)、第1ユーザ端末3は、ステップS308の処理を実行する。なお、第1ユーザは、本ステップS306において画像データ等を指定する処理を経ることなく、音声データのみを投稿してもよい。
【0090】
(ステップS307)
第1ユーザ端末3の生成部308は、取得部306が取得した第1指定情報で指定された音声データと、画像データ等とを組み合わせて再生させる再生データを生成する。上述したように、画像データ等は、第1ユーザ端末3の生成部308が自動で取得した画像データ等もよいし、ユーザが指定した画像データ等であってもよい。
【0091】
(ステップS308)
第1ユーザ端末3の投稿部307は、画像データ等が指定されていない場合(ステップS306のNO)、取得部306が取得した第1指定情報で指定された音声データをSNSなどへ投稿する。また、投稿部307は、画像データ等が指定されている場合(ステップS306のYES)、生成部308が生成した再生データをSNSなどへ投稿する。
【0092】
なお、上記図1に例示する投稿処理において、音声データをSNSなどへ投稿する際に、音声データを変換した文字データを合わせて投稿できる構成としてもよい。また、音声データをSNSなどへ投稿する際に、第1ユーザが入力装置300Cを利用して入力した音声データを変換した文字データとは関係のない文字や文章、ハッシュタグ、URLなどを合わせて投稿できる構成としてもよい。
【0093】
(登録処理)
図12は、情報処理システム1の登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図12を参照して、情報処理システム1の登録処理の一例について説明する。
【0094】
(ステップS401)
第1ユーザは、第1ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して投稿を禁止する語句を入力する。第1ユーザ端末3の取得部306は、入力受付部304が受け付けた語句を取得する。
【0095】
(ステップS402)
第1ユーザ端末3の登録部312は、取得部306が取得した語句を、投稿を禁止する語句として辞書に登録(記憶)する。登録部312が辞書に登録した語句は、記憶装置制御部303により記憶装置200Bに記憶される。
【0096】
なお、図12を参照して説明した上記登録処理では、第1ユーザが第1ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して投稿を禁止する語句を入力しているが、必ずしも第1ユーザが入力する必要はない。例えば、第1ユーザ端末3が投稿を禁止する語句を自動で判断し、投稿を禁止する語句として辞書に登録してもよいし、投稿を禁止する語句として第1ユーザに推奨するように構成されていてもよい。この場合、例えば、第1ユーザが過去に登録した投稿を禁止する語句を学習し、この学習結果に基づいて、第1ユーザ端末3が投稿を禁止する語句を自動で判断する構成としてもよい。
【0097】
(除外処理)
図13は、情報処理システム1の除外処理の一例を示すフローチャートである。以下、図13を参照して、情報処理システム1の除外処理の一例について説明する。
【0098】
(ステップS501)
第1ユーザは、第1ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して投稿を禁止する語句から除外する語句を入力する。第1ユーザ端末3の取得部306は、入力受付部304が受け付けた語句を取得する。
【0099】
(ステップS502)
第1ユーザ端末3の登録部312は、取得部306が取得した語句を、投稿を禁止する語句から除外する語句(投稿可能な語句)として辞書に登録(記憶)する。登録部312が辞書に登録した語句は、記憶装置制御部303により記憶装置200Bに記憶される。
【0100】
以上のように、実施形態に係る第1ユーザ端末3(情報処理端末)は、1以上の音声データから投稿する音声データを指定する第1指定情報を取得する取得部306と、前記取得部306が取得した前記第1指定情報で指定された音声データを投稿する投稿部307と、を備える。
このように音声データを指定してSNSなどへ投稿することができるので利便性が高い。
【0101】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3は、取得部306が取得した第1指定情報で指定された音声データと、画像データ等とを組み合わせて再生させる再生データを生成する生成部308と、を備える。そして、投稿部307は、生成部308が生成した再生データを投稿する。
このように、音声データと画像データ等とを組み合わせて再生データを生成し、SNSなどへ投稿することができるので利便性が向上する。
【0102】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3は、投稿する画像データ等を指定する第2指定情報を取得する取得部306を備え、生成部308は、取得部306が取得した第1指定情報で指定された音声データと、取得部306が取得した第2指定情報で指定された画像データ等とを組み合わせて再生させる再生データを生成する。
このように、画像データ等を指定して再生データを生成することができるので利便性が向上する。
【0103】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3は、取得部306が取得した音声データを文字データに変換する変換部309を備え、取得部306は、変換部309により変換された文字データに基づき前記第1指定情報を取得する。
このように音声データを文字に変換した文字データを見てSNSなどへ投稿する音声データを指定することができるので一目で投稿する内容を把握することができ利便性が向上する。
【0104】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3の取得部306は、文字データを指定する情報を文単位又は音声データ単位で取得する。
このように、SNSなどへ投稿する音声データを文単位又は音声データ単位で指定することができるので利便性が向上する。
【0105】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3の取得部306は、文字データを指定する情報を2以上の文単位又は音声データ単位で取得する。
このように、SNSなどへ投稿する音声データを一括して複数指定することができるので利便性が向上する。
【0106】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3の投稿部307は、投稿が指定された音声データとともに、文字データをSNSなどへ投稿する。
このように音声データだけでなく文字データも投稿できるため利便性が向上する。
【0107】
また、文字データは、SNSなどへ投稿が指定された音声データを変換した文字データである。
このように音声データを変換した文字データをSNSなどへ投稿することができるので利便性が向上する。
【0108】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3は、音声データの話者を認識する認識部310を備え、投稿部307は、投稿が指定された前記音声データとともに音声データの話者の情報を投稿する。
このため、SNSなどへ誰が話しているかを提示することができ利便性が向上する。
【0109】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3の投稿部307は、投稿を禁止する語句が登録された辞書を参照し、辞書に登録された語句を含む音声データの投稿を制限する。
このように、予め登録された語句(例えば、学校名、地名、名前など、個人情報を特定できるような語句)が含まれる音声データのSNSなどへの投稿を禁止するので利便性が向上する。
【0110】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3は、辞書に登録された語句を含む音声データの存在を報知する報知部311を備える。
このように、予め登録された語句(例えば、学校名、地名、名前など、個人情報を特定できるような語句)が含まれる音声データの存在を報知するので利便性が向上する。
【0111】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3は、報知部311により報知された音声データの投稿の可否の選択を受け付ける受付部304を備える。そして投稿部307は、受付部304が受け付けた投稿の可否の選択に基づいて、報知部311により報知された音声データを投稿する。
このように、辞書に登録された語句を含む音声データが存在する場合に、SNSなどへ投稿するか否かを選択することができるので利便性が向上する。
【0112】
また、実施形態に係る第1ユーザ端末3は、投稿を禁止する語句を取得する取得部306と、取得部306が取得した語句を辞書に登録する登録部312と、を備える。
このように、SNSなどへ投稿を禁止する語句を登録することができるので利便性が向上する。
【0113】
[実施形態の変形例]
なお、上記実施形態において、図5に示す第1ユーザ端末3が有する機能の少なくとも一部をサーバ2が有するようにしてもよい。例えば、図5に示す第1ユーザ端末3が有する機能のうち取得部306(第1~第3取得部)、生成部308、変換部309、認識部310、報知部311、登録部312などの機能の一部又は全部をサーバ2が有するようにしてもよい。この場合、例えば、サーバ2において、図11を参照して説明したステップS301~S307の処理が実行され、第1ユーザ端末3の投稿部307によりSNSなどへ音声データや再生データが投稿される。また、図12及び図13を参照して説明したステップS401~S402の処理及びステップS501~S502の少なくとも一方が実行される。
【0114】
その他、上記実施形態及び変形例は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0115】
1 情報処理システム
2 サーバ(情報処理装置)
200A 通信IF
200B 記憶装置
200C CPU
201 受信部
202 送信部
203 記憶装置制御部
3 第1ユーザ端末(情報処理端末)
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E CPU
300F マイクロフォン
300G スピーカ
301 受信部
302 送信部
303 記憶装置制御部
304 入力受付部(受付部)
305 表示装置制御部
306 取得部(第1~第3取得部)
307 投稿部
308 生成部
309 変換部
310 認識部
311 報知部
312 登録部
4 第2ユーザ端末
400A 通信IF
400B 記憶装置
400C 入力装置
400D 表示装置(LED)
400E CPU
400F マイクロフォン
400G スピーカ
400H GPSセンサ
401 受信部
402 送信部
403 記憶装置制御部
404 入力受付部
405 表示装置制御部
5 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13