(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024113253
(43)【公開日】2024-08-22
(54)【発明の名称】支援装置、端末装置、支援システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/16 20240101AFI20240815BHJP
【FI】
G06Q50/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023018101
(22)【出願日】2023-02-09
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】石井 昭夫
(72)【発明者】
【氏名】宇田川 大介
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 英之
(72)【発明者】
【氏名】加藤 博之
(72)【発明者】
【氏名】岩口 司
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC27
5L050CC27
(57)【要約】
【課題】建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかの商談におけるメモの入力の省力化を可能にする支援装置、支援システム及びプログラムを提供すること。
【解決手段】実施形態の支援装置は、建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像、及び前記画像に対応した選択肢を含む入力領域を端末装置に表示させる表示制御部を備える。実施形態の支援装置は、前記端末装置において選択された前記選択肢を記憶する記憶部をさらに備えても良い。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像、及び前記画像に対応した選択肢を含む入力領域を端末装置に表示させる表示制御部を備える支援装置。
【請求項2】
前記端末装置において選択された前記選択肢を記憶する記憶部、をさらに備える請求項1に記載の支援装置。
【請求項3】
前記入力領域は、自由入力可能な入力欄を含み、
前記記憶部は、前記入力欄に入力された内容を記憶する、請求項2に記載の支援装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記画像及び前記入力領域を複数の前記端末装置に表示させる、請求項1に記載の支援装置。
【請求項5】
建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像、及び前記画像に対応した選択肢を含む入力領域を端末装置に表示させる表示制御部を備える支援装置とともに支援システムを構成し、
前記入力領域を表示する表示部と、
前記選択肢を選択する入力を待ち受ける入力部と、を備える前記端末装置。
【請求項6】
建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像、及び前記画像に対応した選択肢を含む入力領域を表示する表示部と、
前記選択肢を選択する入力を待ち受ける入力部と、を備える支援システム。
【請求項7】
前記入力によって選択された前記選択肢を含むメール又はメッセージを作成する作成部をさらに備える、請求項6に記載の支援システム。
【請求項8】
支援装置が備えるプロセッサーを、
建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像、及び前記画像に対応した選択肢を含む入力領域を端末装置に表示させる表示制御部として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支援装置、端末装置、支援システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
商談を支援するシステムがある。また、このようなシステムにおいてメモを記録することができるものがある。また、リフォームなどにおける内装などの商談を支援するシステムがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかの商談を支援するシステムにおいて、メモの入力を省力化したいという需要がある。
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかの商談におけるメモの入力の省力化を可能にする支援装置、端末装置、支援システム及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の支援装置は、建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像、及び前記画像に対応した選択肢を含む入力領域を端末装置に表示させる表示制御部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】実施形態に係る支援システム及び当該支援システムに含まれる構成要素の要部構成の一例を示すブロック図。
【
図2】
図1中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。
【
図3】
図1中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。
【
図4】
図1中のサーバー装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。
【
図5】
図1中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。
【
図6】
図1中の端末装置の表示デバイスに表示される画像画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態に係る支援システムについて図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。また、各図面及び本明細書中において、同一の符号は同様の要素を示す。
【0009】
図1は、実施形態に係る支援システム1及び支援システム1に含まれる構成要素の要部構成の一例を示すブロック図である。支援システム1は、ユーザーに支援サービスを提供する。支援サービスは、建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかの商談などを支援するサービスである。商談の対象となる建物は、居住用であっても事業用であっても良い。商談の対象となる居住用の建物は、戸建てであっても集合住宅であっても良い。また、建物が集合住宅である場合、商談は建物全体を対象としたものであっても良いし建物のうちの一部のみを対象としたものであっても良い。当該一部は、一戸であっても良いし複数戸であっても良い。また、商談の対象となる建物が事業用である場合、その事業用途は、例えば、店舗、事務所、ホテル又は旅館などである。商談の対象となる事業用の建物は、例えばビルであるがビルに限らない。また、商談の対象となる建物が事業用である場合、商談は建物全体を対象としたものであっても良いし建物のうちの一部のみを対象としたものであっても良い。
【0010】
また、内装とは、例えば、トイレ、バス(バスタブ及びユニットバス)、システムキッチン、洗面台、給湯器、手すり、扉、窓及び照明などの屋内用の住宅設備、並びに床、壁及び天井などの仕上げを含む。
また、外装とは、例えば、外壁タイルなどの外壁材、屋根及び屋根材などを含む。
【0011】
また、ユーザーは、販売ユーザーと購入ユーザーの2種類に分かれる。販売ユーザーは、商品を販売する側のユーザーである。購入ユーザーは、商品を購入する側のユーザーである。商品は、建物用の内装又は外装などである。支援システム1は、一例として、サーバー装置100及び端末装置200を含む。
図1には、サーバー装置100及び端末装置200を1台ずつ示しているが、各装置の台数は限定しない。
【0012】
サーバー装置100及び端末装置200は、ネットワークNWに接続する。ネットワークNWは、典型的にはインターネットを含む通信網である。ネットワークNWは、典型的にはWAN(wide area network)を含む通信網である。ネットワークNWは、イントラネットなどのプライベートネットワークを含む通信網であっても良い。ネットワークNWは、LAN(local area network)を含む通信網であっても良い。また、ネットワークNWは、無線回線でも良いし有線回線でも良く、無線回線と有線回線とが混在していても良い。また、ネットワークNWは、専用線又は公衆携帯電話網などを含む通信網であっても良い。
【0013】
サーバー装置100は、例えば、支援システム1を制御する装置である。サーバー装置100は、例えば、支援サービスを提供する装置である。サーバー装置100は、例えば、サーバー装置又はPC(personal computer)などである。サーバー装置100は、一例として、プロセッサー101、ROM(read-only memory)102、RAM(random-access memory)103、補助記憶装置104及び通信インターフェース105を含む。そして、バス106などが、これら各部を接続する。なお、サーバー装置100は、支援装置の一例である。
【0014】
プロセッサー101は、サーバー装置100の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分であり、各種演算及び処理などを行う。プロセッサー101は、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、SoC(system on a chip)、DSP(digital signal processor)、GPU(graphics processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)又はFPGA(field-programmable gate array)などである。あるいは、プロセッサー101は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。また、プロセッサー101は、これらにハードウェアアクセラレーターなどを組み合わせたものであっても良い。プロセッサー101は、ROM102又は補助記憶装置104などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、サーバー装置100の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー101は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー101の回路内に組み込まれていても良い。
【0015】
ROM102及びRAM103は、プロセッサー101を中枢としたコンピューターの主記憶装置である。
【0016】
ROM102は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM102は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM102は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
【0017】
RAM103は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM103は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM103は、典型的には揮発性メモリである。
【0018】
補助記憶装置104は、プロセッサー101を中枢としたコンピューターの補助記憶装置である。補助記憶装置104は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)又はフラッシュメモリなどである。補助記憶装置104は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶装置104は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー101での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを記憶する。
【0019】
通信インターフェース105は、サーバー装置100がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
【0020】
バス106は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、サーバー装置100の各部で授受される信号を伝送する。
【0021】
端末装置200は、例えば、支援サービスにおける各種の表示及び操作を行うための装置である。端末装置200は、例えば、PC、タブレット端末又はスマートフォンなどである。なお、端末装置200について、端末装置200A及び端末装置200Bの2種類がある。端末装置200Aは、販売ユーザーが使用する端末装置200である。端末装置200Bは、購入ユーザーが使用する端末装置200である。端末装置200は、一例として、プロセッサー201、ROM202、RAM203、補助記憶装置204、通信インターフェース205、表示デバイス206及び入力デバイス207を含む。そして、バス208などが、これら各部を接続する。
【0022】
プロセッサー201、ROM202、RAM203、補助記憶装置204、通信インターフェース205の構成の説明は、サーバー装置100のプロセッサー101、ROM102、RAM103、補助記憶装置104及び通信インターフェース105と同様である。ただし、サーバー装置100の説明中のサーバー装置100及びサーバー装置100の構成について、端末装置200及び端末装置200の構成に読み替えるものとする。
【0023】
補助記憶装置204が記憶するアプリケーションソフトウェアは、閲覧アプリを含む。閲覧アプリは、支援サービスにおける各種の画面を表示する機能を有するアプリケーションソフトウェアである。閲覧アプリは、例えば、Webブラウザーである。あるいは、閲覧アプリは、支援サービス専用のアプリケーションソフトウェアであっても良い。
【0024】
表示デバイス206は、端末装置200の操作者などに各種情報を通知するための画面を表示する。表示デバイス206は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどのディスプレイである。
【0025】
入力デバイス207は、端末装置200の操作者による操作を受け付ける。入力デバイス207は、例えば、キーボード、キーパッド、タッチパッド、マウス又はコントローラーなどである。また、入力デバイス207は、音声入力用のデバイスであっても良い。また、表示デバイス206及び入力デバイス207としては、タッチパネルを用いることもできる。この場合、タッチパネルが備える表示パネルは、表示デバイス206として機能する。そして、タッチパネルが備える、タッチ入力によるポインティングデバイスは、入力デバイス207として機能する。
【0026】
バス208は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、端末装置200の各部で授受される信号を伝送する。
【0027】
以下、実施形態に係る支援システム1の動作を
図2~
図5などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
図2及び
図3は、端末装置200Aのプロセッサー201による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー201は、例えば、ROM202又は補助記憶装置204などに記憶されたプログラムに基づいて
図2及び
図3の処理を実行する。
図4は、サーバー装置100のプロセッサー101による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー101は、例えば、ROM102又は補助記憶装置104などに記憶されたプログラムに基づいて
図4の処理を実行する。
図5は、端末装置200Bのプロセッサー201による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー201は、例えば、ROM202又は補助記憶装置204などに記憶されたプログラムに基づいて
図5の処理を実行する。
【0028】
端末装置200Aのプロセッサー201は、例えば、閲覧アプリの起動にともない
図2の処理を開始する。
【0029】
図2のステップST11において端末装置200Aのプロセッサー201は、支援サービスを開始するか否かを判定する。プロセッサー201は、支援サービスを開始すると判定しないならば、ステップST11においてNoと判定してステップST11の処理を繰り返す。
【0030】
端末装置200Aの操作者は、支援サービスを開始させたい場合、例えば、入力デバイス207を用いて所定の操作を行う。当該所定の操作は、例えば、支援サービスへアクセスするためのURLの入力、又は支援サービスへアクセスするためのボタン若しくは支援サービスの開始を端末装置200Aに指示するためのボタンの操作などである。また、当該所定の操作は、支援サービスへログインするための操作を含んでも良い。支援サービスへログインするための操作は、例えば、ユーザーID及びパスワードの入力及びログインボタンの操作である。プロセッサー201は、例えば、当該所定の操作が行われた場合に支援サービスを開始すると判定する。プロセッサー201は、支援サービスを開始すると判定するならば、ステップST11においてYesと判定してステップST12へと進む。
【0031】
ステップST12においてプロセッサー201は、開始要求をサーバー装置100に送信するように通信インターフェース205に対して指示する。開始要求は、例えば、支援サービスの開始をサーバー装置100に要求する情報である。開始要求は、例えば、支援サービスを受けるための画面を表示するためのデータをサーバー装置100に要求する情報である。この送信の指示を受けて通信インターフェース205は、当該開始要求をサーバー装置100に送信する。送信された当該開始要求は、サーバー装置100の通信インターフェース105によって受信される。
【0032】
一方、
図4のステップST31においてサーバー装置100のプロセッサー101は、通信インターフェース105によって開始要求が受信されたか否かを判定する。プロセッサー101は、開始要求が受信されないならば、ステップST31においてNoと判定してステップST32へと進む。
【0033】
ステップST32においてプロセッサー101は、通信インターフェース105によって選択情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー101は、選択情報が受信されないならば、ステップST32においてNoと判定してステップST33へと進む。
【0034】
ステップST33においてプロセッサー101は、通信インターフェース105によって操作情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー101は、操作情報が受信されないならば、ステップST33においてNoと判定してステップST34へと進む。
【0035】
ステップST34においてプロセッサー101は、通信インターフェース105によってメモ情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー101は、メモ情報が受信されないならば、ステップST34においてNoと判定してステップST31へと戻る。かくして、プロセッサー101は、開始要求、選択情報、操作情報又はメモ情報が受信されるまでステップST31~ステップST34を繰り返す待受状態となる。なお、選択情報、操作情報及びメモ情報については後述する。
【0036】
プロセッサー101は、ステップST31~ステップST34を繰り返す待受状態にあるときに開始要求が受信されたならば、ステップST31においてYesと判定してステップST35へと進む。
【0037】
ステップST35においてプロセッサー101は、トップ情報を端末装置200A及び端末装置200Bに送信するように通信インターフェース105に対して指示する。トップ情報は、支援サービスのトップ画面の表示に必要な情報を含む。なお、トップ情報は、トップ画面の表示に必要な情報の一部又は全部を含む。端末装置200の補助記憶装置204は、トップ画面の表示に必要な情報の一部を予め記憶していても良い。この送信の指示を受けて通信インターフェース105は、当該トップ情報を端末装置200A及び端末装置200Bに送信する。送信された当該トップ情報は、端末装置200A及び端末装置200Bそれぞれの通信インターフェース205によって受信される。プロセッサー101は、ステップST35の処理の後、ステップST31へと戻る。
【0038】
一方、
図2のステップST13において端末装置200Aのプロセッサー201は、通信インターフェース205によってトップ情報が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー201は、トップ情報が受信されたならば、ステップST13においてYesと判定してステップST14へと進む。
【0039】
ステップST14においてプロセッサー201は、ステップST13で受信されたトップ情報を用いて、トップ画面に対応した画像を生成する。そして、プロセッサー201は、生成したこの画像を表示するように表示デバイス206に対して指示する。表示の指示を受けて表示デバイス206は、トップ画面を表示する。トップ画面は、例えば、支援サービスを受けるためのトップ画面である。トップ画面は、例えば、表示デバイス206に表示する画像を選択するためのボタンなどを含む。ここでの画像は、内装及び外装に関する画像である。各画像は、例えば、建物における特定の場所を示す画像である。特定の場所とは、例えば、トイレ、風呂、洗面所、リビング、又は玄関などである。なお、画像の選択は、トップ画面から遷移する画面などの、トップ画面以外の画面から行うものであっても良い。
【0040】
また、
図5のステップST41において端末装置200Bのプロセッサー201は、通信インターフェース205によってトップ情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー201は、トップ情報が受信されないならば、ステップST41においてNoと判定してステップST42へと進む。
【0041】
ステップST42においてプロセッサー201は、通信インターフェース205によって画像情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー201は、画像情報が受信されないならば、ステップST42においてNoと判定してステップST43へと進む。
【0042】
ステップST43においてプロセッサー201は、通信インターフェース205によって更新情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー201は、更新情報が受信されないならば、ステップST43においてNoと判定してステップST41へと戻る。かくして、プロセッサー201は、トップ情報、画像情報又は更新情報が受信されるまでステップST41~ステップST43を繰り返す待受状態となる。画像情報及び更新情報について後述する。
【0043】
プロセッサー201は、ステップST41~ステップST43を繰り返す待受状態にあるときにトップ情報が受信されたならば、ステップST41においてYesと判定してステップST44へと進む。
【0044】
ステップST44においてプロセッサー201は、トップ情報を用いて、表示デバイス206にトップ画面を表示させる。これにより、端末装置200Bの表示デバイス206は、端末装置200Aの表示デバイス206に表示されている画面と同様の画面を表示する。プロセッサー201は、ステップST44の処理の後、ステップST41へと戻る。
【0045】
一方、
図2のステップST15において端末装置200Aのプロセッサー201は、表示デバイス206に表示する画像の選択を待ち受ける。プロセッサー201は、表示デバイス206に表示する画像を選択するためのボタンの操作などの、表示デバイス206に表示する画像を選択する操作が行われたならば、ステップST15においてYesと判定してステップST16へと進む。
【0046】
ステップST16においてプロセッサー201は、選択情報を生成する。選択情報は、どの画像が選択されたかを示す情報である。選択情報は、どの画像が選択されたかをサーバー装置100に通知する。
プロセッサー201は、選択情報を生成した後、当該選択情報をサーバー装置100に送信するように通信インターフェース205に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース205は、当該選択情報をサーバー装置100に送信する。送信された当該選択情報は、サーバー装置100の通信インターフェース105によって受信される。
【0047】
一方、サーバー装置100のプロセッサー101は、
図4のステップST31~ステップST34を繰り返す待受状態にあるときに選択情報が受信されたならば、ステップST32においてYesと判定してステップST36へと進む。
【0048】
ステップST36においてプロセッサー101は、画像情報を生成する。画像情報は、画像画面を表示するために必要な情報を含む。なお、画像情報は、画像画面の表示に必要な情報の一部又は全部を含む。端末装置200の補助記憶装置204は、画像画面の表示に必要な情報の一部を予め記憶していても良い。画像画面は、ステップST35で受信された選択情報が示す画像を含む画面である。プロセッサー101は、画像情報を生成した後、当該画像情報を端末装置200A及び端末装置200Bに送信するように通信インターフェース105に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース105は、当該画像情報を端末装置200A及び端末装置200Bに送信する。送信された当該画像情報は、端末装置200A及び端末装置200Bそれぞれの通信インターフェース205によって受信される。プロセッサー101は、ステップST36の処理の後、ステップST31へと戻る。
【0049】
一方、
図2のステップST17において端末装置200Aのプロセッサー201は、通信インターフェース205によって画像情報が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー201は、画像情報が受信されたならば、ステップST17においてYesと判定して
図3のステップST18へと進む。
【0050】
ステップST18においてプロセッサー201は、画像情報を用いて、
図6に示すような画像画面SC1に対応した画像を生成する。そして、プロセッサー201は、生成したこの画像を表示するように表示デバイス206に対して指示する。表示の指示を受けて表示デバイス206は、画像画面SC1を表示する。
【0051】
図6は、表示デバイス206に表示される画像画面SC1の一例を示す図である。なお、
図6に示す画像画面SC1は、ステップST15における画像の選択においてトイレが選択された場合の例を示している。
【0052】
画像画面SC1は、一例として、領域AR1及び領域AR2を含む。
【0053】
領域AR1は、画像IM1を表示する領域である。領域AR1は、画像IM1、ボタンB1及びボタンB2を含む。
【0054】
画像IM1は、ステップST15における画像の選択に対応した画像である。画像IM1は、2D画像であっても3D画像であっても良い。画像IM1が3D画像である場合、視点を変更させる操作が可能であっても良い。視点の変更とは、例えば、視線方向の変更、視点位置の変更、視野角(画角)の変更、視線の傾きの変更などである。視点の変更は、このうちの一部のみが可能であっても良い。また、画像IM1は、VR(virtual reality)画像であっても良い。また、画像IM1は、静止画像であっても動画像であっても良い。また、画像IM1は、実写であってもイラストであっても良い。
【0055】
図6に示す画像IM1は、トイレの室内の様子を示している。また、この画像IM1は、トイレの内装及び外装として便器、トイレ収納、手すり、窓、床、壁及び天井などを含む。
【0056】
ボタンB1は、内装又は外装に関する情報を表示させるためのボタンである。プロセッサー201は、ボタンB1が操作された場合、当該情報を表示デバイス206に表示させる。プロセッサー201は、例えば、当該情報をオーバーレイにより領域AR1上などに表示させる。
【0057】
ボタンB2は、内装又は外装の商品に関する情報を表示させるためのボタンである。プロセッサー201は、ボタンB1が操作された場合、当該情報を表示デバイス206に表示させる。プロセッサー201は、例えば、当該情報をオーバーレイにより領域AR1上などに表示させる。
【0058】
領域AR2は、商談に関するメモを残す(記録する)ための領域である。なお、メモには選択肢から選択するタイプのメモ(以下「選択メモ」という。)と、自由入力可能なメモ(以下「自由メモ」という。)の2種類に分かれる。プロセッサー201は、例えば、領域AR2をオーバーレイにより領域AR1上などに表示させる。領域AR2は、一例として、領域AR21、領域AR22及びボタンB3を含む。
【0059】
領域AR21は、商談対象である購入ユーザーの名前又は名称などを入力する入力欄である。領域AR21は、例えばフリーテキストによって入力が可能なテキストボックスである。
【0060】
領域AR22は、画像IM1に関する内装及び外装に関する各種のメモを入力するための領域である。領域AR22への入力は、例えば、ラジオボタン、チェックボックス、コンボボックス、リストボックス、ドロップダウンリスト、トグルボタン、及びテキストボックスなどの各種のコントロールを用いて入力可能である。画像IM1がトイレの画像であれば、領域AR22には、トイレ空間のタイプ、デザインテイスト、床仕上げ、壁仕上げ、天井仕上げ、手すりの有無、収納の有無、窓の有無、その他各種設備の有無、各種設備の交換の有無、各種のオプションなどの各項目についての情報の入力が可能である。また、領域AR22には、フリーテキストでの入力も可能である。フリーテキストでの入力が可能な入力欄は、入力規則が設定されていても良い。また、領域AR22には、手書きで画像を描くことによる入力が可能な入力欄があっても良い。当該画像は、例えば、文字及びイラストなどを含む。各項目及び各項目の選択肢は、画像IM1ごとに予め設定される。
【0061】
ラジオボタン、チェックボックス、コンボボックス、リストボックス、ドロップダウンリスト、トグルボタンは、選択メモである。フリーテキストでの入力が可能な入力欄は、自由メモである。手書きでの入力が可能な入力欄は、自由メモである。なお、コンボボックスは、選択肢から選択する以外にフリーテキストでの入力も可能であるので、選択メモであり、自由メモである。
【0062】
また、画像IM1が浴室及び洗面所の画像であれば、領域AR22には、デザインテイスト、床仕上げ、壁仕上げ、天井仕上げ、内窓の有無、タオル掛けの有無、手すりの有無、収納の有無、その他各種設備の有無、各種設備の交換の有無、各種のオプションなどについての情報の入力が可能である。
【0063】
ボタンB3は、メモの内容を含むメールの作成及び当該メールの送信を端末装置200Aに指示する場合に操作者が操作するためのボタンである。
【0064】
以上より、画像IM1は、建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像の一例である。また、領域AR22は、当該画像に対応した選択肢を含む入力領域の一例である。したがって、端末装置200Aのプロセッサー201は、表示デバイス206と協働して、ステップST18の処理を行うことで、当該画像、及び当該入力領域を表示する表示部の一例として機能する。
【0065】
また、端末装置200Aは、画像情報に基づき画像画面SC1中を表示する。したがって、サーバー装置100のプロセッサー101は、通信インターフェース105と協働して、
図4のステップST36の処理を行うことで、建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像、及び当該画像に対応した選択肢を含む入力領域を端末装置200に表示させる表示制御部の一例として機能する。あるいは、プロセッサー101は、ステップST36の処理を行うことで、表示制御部の一例として機能する。
【0066】
また、端末装置200Bのプロセッサー201は、
図5のステップST41~ステップST43を繰り返す待受状態にあるときに画像情報が受信されたならば、ステップST42においてYesと判定してステップST45へと進む。
【0067】
ステップST45においてプロセッサー201は、画像情報を用いて、表示デバイス206に画像画面SC1を表示させる。これにより、端末装置200Bの表示デバイス206は、端末装置200Aの表示デバイス206に表示されている画面と同様の画面を表示する。プロセッサー201は、ステップST45の処理の後、ステップST41へと戻る。
【0068】
以上より、プロセッサー101又はプロセッサー101及び通信インターフェース105は、複数の端末装置200に画像情報を送信することで、画像及び入力領域を複数の端末装置200に表示させる表示制御部の一例として機能する。
【0069】
一方、
図3のステップST19において端末装置200Aのプロセッサー201は、トップ画面に戻るか否かを判定する。プロセッサー201は、例えば、トップ画面に戻る操作が行われた場合に、トップ画面に戻ると判定する。プロセッサー201は、トップ画面に戻ると判定しないならば、ステップST19においてNoと判定してステップST20へと進む。
【0070】
ステップST20においてプロセッサー201は、画像画面SC1に対して何らかの操作が行われたか否かを判定する。当該操作は、例えば、端末装置200Aの操作者によって入力デバイス207を用いて行われる。プロセッサー201は、画像画面SC1に対する操作が行われないならば、ステップST20においてNoと判定してステップST21へと進む。
【0071】
ステップST21においてプロセッサー201は、メモの内容が変更されたか否かを判定する。プロセッサー201は、領域AR21又は領域AR22へ入力が行われた場合、及び領域AR21又は領域AR22に入力済みの内容が変更された場合にメモの内容が変更されたと判定する。なお、領域AR21又は領域AR22へ入力が行われた場合とは、メモの新規の入力を含む。ここで、新規の入力とは、何も入力されていない項目又は入力欄への入力をいう。プロセッサー201は、メモの内容が変更されないならば、ステップST21においてNoと判定してステップST22へと進む。
【0072】
ステップST22においてプロセッサー201は、メールの作成及び送信を行うか否かを判定する。プロセッサー201は、例えば、ボタンB3の操作などの、メールの作成及び送信を指示する操作が行われた場合に、メールの作成及び送信を行うと判定する。プロセッサー201は、メールの作成及び送信を行うと判定しないならば、ステップST22においてNoと判定してステップST19へと戻る。かくして、プロセッサー201は、トップ画面に戻ると判定するか、画像画面SC1に対する操作が行われるか、メモの内容が変更されるか、メールの作成及び送信を行うと判定するまでステップST19~ステップST22を繰り返す待受状態となる。
【0073】
プロセッサー201は、ステップST19~ステップST22を繰り返す待受状態にあるときにトップ画面に戻ると判定するならば、ステップST19においてYesと判定して
図2のステップST12へと戻る。
【0074】
プロセッサー201は、
図3のステップST19~ステップST22を繰り返す待受状態にあるときに画像画面SC1に対して何らかの操作が行われたならば、ステップST20においてYesと判定してステップST23へと進む。
【0075】
ステップST23においてプロセッサー201は、操作情報を生成する。操作情報は、画像画面SC1に対してどのような操作が行われたかを示す。操作情報は、画像画面SC1に対してどのような操作が行われたかをサーバー装置100に通知する。プロセッサー201は、操作情報を生成した後、当該操作情報をサーバー装置100に送信するように通信インターフェース205に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース205は、当該操作情報をサーバー装置100に送信する。送信された当該操作情報は、サーバー装置100の通信インターフェース105によって受信される。
【0076】
ステップST24においてプロセッサー201は、画像画面SC1に対する操作に応じた処理を行う。そして、プロセッサー201は、必要に応じて画像画面SC1の表示内容を更新させる。プロセッサー201は、ステップST24の処理の後、ステップST19へと戻る。
【0077】
一方、サーバー装置100のプロセッサー101は、
図4のステップST31~ステップST34を繰り返す待受状態にあるときに操作情報が受信されたならば、ステップST33においてYesと判定してステップST37へと進む。
【0078】
ステップST37においてプロセッサー101は、更新情報を生成する。更新情報は、画像画面SC1の表示内容を更新するように端末装置200Bに指示する情報である。更新情報は、当該更新の内容を含む。更新情報は、ステップST34において受信された操作情報に基づき当該更新の内容を決定する。当該更新の内容は、端末装置200Aのプロセッサー201による
図3のステップST24の更新の内容と同一である。
【0079】
ステップST38においてプロセッサー101は、ステップST37で生成した更新情報を端末装置200Bに送信するように通信インターフェース105に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース105は、当該更新情報を端末装置200Bに送信する。送信された当該更新情報は、端末装置200Bの通信インターフェース205によって受信される。プロセッサー101は、ステップST38の処理の後、ステップST31へと戻る。
【0080】
一方、端末装置200Bのプロセッサー201は、
図5のステップST41~ステップST43を繰り返す待受状態にあるときに更新情報が受信されたならば、ステップST43においてYesと判定してステップST46へと進む。
【0081】
ステップST46においてプロセッサー201は、ステップST43で受信された更新情報に基づき、表示デバイス206に表示された画像画面SC1の表示内容を更新する。これにより、端末装置200Bの表示デバイス206は、端末装置200Aの表示デバイス206に表示されている画面と同様の画面を表示する。プロセッサー201は、ステップST46の処理の後、ステップST41へと戻る。
【0082】
また、端末装置200Aのプロセッサー201は、
図3のステップST19~ステップST22を繰り返す待受状態にあるときにメモの内容が変更されたならば、ステップST21においてYesと判定してステップST25へと進む。
【0083】
以上より、プロセッサー201は、入力デバイス207と協働して、ステップST25の処理を行うことで、選択肢を選択する入力を待ち受ける入力部の一例として機能する。あるいは、プロセッサー201は、入力部の一例として機能する。
【0084】
ステップST25においてプロセッサー201は、メモ情報を生成する。メモ情報は、メモの変更内容を示す情報を含む。メモ情報は、メモの変更内容をサーバー装置100に通知する。メモ情報は、領域AR21及び領域AR22に入力されている情報を全て含んでも良いし、変更部分のみを含んでも良い。プロセッサー201は、メモ情報を生成した後、当該メモ情報をサーバー装置100に送信するように通信インターフェース205に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース205は、当該メモ情報をサーバー装置100に送信する。送信された当該メモ情報は、サーバー装置100の通信インターフェース105によって受信される。プロセッサー201は、ステップST25の処理の後、ステップST19へと戻る。
【0085】
一方、サーバー装置100のプロセッサー101は、
図4のステップST31~ステップST34を繰り返す待受状態にあるときにメモ情報が受信されたならば、ステップST34においてYesと判定してステップST39へと進む。
【0086】
ステップST39においてプロセッサー101は、ステップST34で受信されたメモ情報に基づき、領域AR21及び領域AR22に入力されている内容を補助記憶装置104などに記憶する。プロセッサー101は、例えば、当該内容を、販売ユーザーのユーザーID及び購入ユーザーのユーザーIDと関連付けて記憶する。サーバー装置100は、販売ユーザーのユーザーIDと関連付けて当該内容記憶することで、どの販売ユーザーによって入力されたメモであるかを記憶する。また、プロセッサー101は、購入ユーザーのユーザーIDと関連付けて当該内容記憶することで、どの購入ユーザーに対するメモであるかを記憶する。プロセッサー101は、ステップST39の処理の後、ステップST31へと戻る。
【0087】
以上より、プロセッサー101は、補助記憶装置104と協働してステップST34の処理を行うことで、端末装置200において選択された選択肢を記憶する記憶部の一例として機能する。あるいは、プロセッサー101は、ステップST34の処理を行うことで、記憶部の一例として機能する。あるいは、補助記憶装置104は、領域AR21及び領域AR22に入力されている内容を記憶することで記憶部の一例として機能する。
【0088】
また、端末装置200Aのプロセッサー201は、ステップST19~ステップST22を繰り返す待受状態にあるときにメールの作成及び送信を行うと判定するならば、ステップST22においてYesと判定してステップST26へと進む。
【0089】
ステップST26においてプロセッサー201は、メールを作成する。当該メールは、例えば、本文に領域AR21及び領域AR22に入力されている内容を含む。また、当該メールの送信先は、例えば、販売ユーザーである。あるいは、当該送信先は、購入ユーザーであっても良い。したがって、当該メールの送信先メールアドレスは、販売ユーザー又は購入ユーザーのメールアドレスである。例えば、端末装置200Aの操作者が、入力デバイス207を用いて当該メールアドレスを入力する。あるいは、プロセッサー201は、予め補助記憶装置204に記憶された当該メールアドレスを取得し、作成するメールの送信先として入力する。なお、領域AR2内に当該メールアドレスを入力することができる入力欄があっても良い。
【0090】
以上より、プロセッサー201は、ステップST26の処理を行うことで、入力によって選択された選択肢を含むメールを作成する作成部の一例として機能する。
【0091】
ステップST27においてプロセッサー201は、ステップST26で作成したメールを送信するように通信インターフェース205に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース205は、当該メールを送信する。送信された当該メールは、送信先のメールボックスに記憶される。そして、メールボックスに記憶された当該メールは、例えば、端末装置200A又は端末装置200Bの通信インターフェース205によって受信される。端末装置200A又は端末装置200Bのプロセッサー201は、当該メールの内容を表示デバイス206に表示させる。
【0092】
プロセッサー201は、ステップST27の処理の後、ステップST19へと戻る。
【0093】
実施形態の支援システム1は、建物の新築又はリフォームにおける内装及び外装の少なくともいずれかを含む画像IM1を表示する。また、実施形態の支援システム1は、画像に対応した選択肢を含む入力領域である領域AR22を表示する。したがって、実施形態の支援システム1は、領域AR22に対する入力を行うことで、画像IM1に関するメモを簡単にとることが可能である。すなわち、実施形態の支援システム1は、当該メモの入力の省略可を可能にする。
【0094】
また、実施形態の支援システム1は、メモの内容を記憶する。したがって、実施形態の支援システム1は、後からメモの内容を呼び出して利用することが可能である。また、ユーザーがメモの内容を商談後に確認することができる。
【0095】
また、実施形態の支援システム1におけるメモは、選択メモを含む。選択メモは、例えば、タッチパネルへのタッチ操作のみなどの簡単な操作でメモを取ることが可能である。また、実施形態の支援システム1は、このような簡単な操作で取られたメモの記憶及びメール送信が可能である。そして、これにより、ユーザーが商談後にメモの内容を確認することができる。
【0096】
また、実施形態の支援システム1は、複数の端末装置200に画像画面SC1を表示させる。したがって、実施形態の支援システム1によれば、販売ユーザーと購入ユーザーがそれぞれ異なる端末装置200を用いて画像画面SC1を見ることができる。このため、販売ユーザーと購入ユーザーは、オンラインでの商談も可能である。
【0097】
また、実施形態の支援システム1は、メモの内容を含むメールを作成する。これにより、実施形態の支援システム1は、メモの内容を含むメールの作成の省力化を可能にする。
【0098】
上記の実施形態は、以下のような変形も可能である。
【0099】
上記の実施形態では、支援システム1は、端末装置200Aと端末装置200Bで同じ内容の画面を表示させた。しかしながら、支援システム1は、端末装置200Aのみに当該画面を表示させても良い。この場合、販売ユーザーと購入ユーザーは、いずれも端末装置200Aに表示された画面を見る。
【0100】
上記の実施形態では、支援システム1は、端末装置200Aと端末装置200Bの2台の端末装置200に同じ内容の画面を表示させた。しかしながら、支援システム1は、3台以上の端末装置200に同じ内容の画面を表示させても良い。
【0101】
上記の実施形態では、端末装置200Aは、端末装置200Aと端末装置200Bで同じ内容の画像画面SC1を表示するために端末装置200Aに対する操作内容を送信する。しかしながら、支援システム1は、その他の公知の方法で端末装置200Aと端末装置200Bで同じ内容の画像画面SC1を表示しても良い。
【0102】
メールの作成及び送信は、端末装置200Aに代えてサーバー装置100が行っても良い。この場合、端末装置200Aのプロセッサー201は、ステップST22においてYesと判定したならば、送信要求をサーバー装置に送信するように通信インターフェース205に対して指示する。送信要求は、例えば、メールの作成及び送信を行うようにサーバー装置100に要求する情報である。この送信の指示を受けて通信インターフェース205は、当該開始要求をサーバー装置100に送信する。送信された当該開始要求は、サーバー装置100の通信インターフェース105によって受信される。この場合、プロセッサー101は、作成部の一例として機能する。
【0103】
サーバー装置100のプロセッサー101は、送信要求が受信されたならば、ステップST39で記憶した内容に基づき、メールの作成及び送信を行う。
【0104】
端末装置200Aは、メールに代えて、各種メッセージアプリケーション又はSNS(social networking service)などのメッセージを作成しても良い。当該メッセージは、ダイレクトメッセージであっても良いしその他のメッセージであっても良い。この場合、プロセッサー201は、入力によって選択された選択肢を含むメッセージを作成する作成部の一例として機能する。
【0105】
上記の実施形態においてサーバー装置100が行う処理の一部または全部を端末装置200が行っても良い。上記の実施形態において端末装置200が行う処理の一部または全部をサーバー装置100が行っても良い。
【0106】
上記の実施形態では、支援システム1は、サーバー装置100と端末装置200がネットワークNWを介して通信することで支援サービスを提供する。しかしながら、実施形態の支援装置は、メール送信以外をローカル処理することによって支援サービスを提供しても良い。この場合の支援装置は、実施形態の端末装置を兼ねる。
【0107】
プロセッサー101及びプロセッサー201は、上記実施形態においてプログラムによって実現する処理の一部又は全部を、回路のハードウェア構成によって実現するものであっても良い。
【0108】
実施形態の処理を実現するプログラムは、例えば装置内の非一時的な記憶媒体に記憶された状態で譲渡される。しかしながら、当該装置は、当該プログラムが記憶されない状態で譲渡されても良い。そして、当該プログラムが別途に譲渡され、当該装置へと書き込まれても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、リムーバブルで非一時的な記憶媒体に記録して、あるいはインターネット又はLANなどのネットワークを介したダウンロードによって実現できる。
【0109】
以上、本発明の実施形態を説明したが、例として示したものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施可能である。
【符号の説明】
【0110】
1 支援システム
100 サーバー装置
101,201 プロセッサー
102,202 ROM
103,203 RAM
104,204 補助記憶装置
105,205 通信インターフェース
106,208 バス
200 端末装置
206 表示デバイス
207 入力デバイス