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特開2024-113306抑止力を有する敵基地攻撃我国防衛システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024113306
(43)【公開日】2024-08-22
(54)【発明の名称】抑止力を有する敵基地攻撃我国防衛システム
(51)【国際特許分類】
   F41F 3/07 20060101AFI20240815BHJP
   F42B 15/20 20060101ALI20240815BHJP
   B63G 8/30 20060101ALI20240815BHJP
【FI】
F41F3/07
F42B15/20
B63G8/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023018192
(22)【出願日】2023-02-09
(71)【出願人】
【識別番号】000211569
【氏名又は名称】中松 義郎
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
(57)【要約】
【課題】
公知の陸上パトリオットによる敵地攻撃方法では発射基地の防衛が不可能だった。
【解決手段】
発射基地を隠匿かつ移動しながら敵基地を攻撃できる防衛システムとし、且つ長距離のミサイルランチャ及びミサイルを発明し解決した。
【選択図】図6

【特許請求の範囲】
【請求項1】
海面下を不特定位置に移動し敵からその位置を特定出来ない条件と、長距離大型ミサイルを発射し得る二条件を満足し得る事を特徴とする敵基地攻撃防御システム。
【請求項2】
水平走行から垂直上昇し得るミサイル。
【請求項3】
長距離ミサイルを任意の角度で発射し得る潜水艦。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は抑止力を有する敵基地攻撃我国防衛システムに関する。
【背景技術】
【0002】
大東亜戦争で、帝国海軍秘密兵器の水上爆撃機晴嵐3機を艦載するイ400潜水艦があった。
ウクライナ戦争の経験から我国の、防衛力増強が必要である。
その防衛は、抑止力として、飛んでくるミサイルを防御することについては、本出願人が、「ミサイルUターン」 の発明をした。
更に、敵基地を攻撃して抑止力を増大するかというのが本発明で我国に貢献する発明である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
抑止力とは敵に当方の発射位置がどこにあるかわからず敵基地攻撃することが必要である。図1(A)に於いて陸上から防御ミサイル(例えばパトリオット)を発射すると、敵に攻撃される。また原発Aを敵は狙っている。そこで当方の発射位置を隠匿しかつ効果的に確実にミサイルを発射して敵基地をたたく為、敵に接近して確実に敵の基地をたたくことが必要である。
それには図1(A)に示す如く、陸上Aではなく、海上Bの海中に隠れて、しかも発射位置を敵に知られず、位置を変化する海中を移動する潜水艦からミサイルを発射することにより位置の隠密性が保たれる。しかしそれでもなお問題がある。
【0004】
つまり従来公知の方法は、図1(B)の如くミサイルを潜水艦の縦方向に配置し、甲板の扉をあけて発射するものである。
したがって潜水艦の上下の長さの短いミサイルしか搭載できない。そこで、図2の如く横方向に置くと海水の抵抗が大となり、潜水艦の速度が低下し、電気燃料(バッテリなど)を消費する。
又、発射角度が水平方向のみになり浮上して撃っても水平方向しか撃てない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題を解決する本発明は、発射位置が敵に知られない上、潜航中の海水の抵抗が最小となり、速度が落ちず、航行エネルギを最低とし、長距離ミサイルを搭載出来、ミサイルの発射角度を変化し得る事を特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
前記の如く、発射位置を敵に隠匿できるので、敵に当方の基地がねらわれずに、大きい威力のミサイルを発射出来、且つ、燃料を節約し速度も速くして敵の基地等をたたくことが出来る。例えばSLBMなどの大型のミサイルでも潜水艦から発射でき敵基地を壊滅出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】(A)敵基地攻撃ミサイルの位置A又はB (B)公知の艦ミサイル方式
図2】ミサイルを艦の長さ方向に搭載の第1の実施形態方法
図3】本発明の第2の実施形態を示す図
図4】本発明の第3の実施形態を示す図
図5】(A)は本発明の第4の実施形態を示す図、 (B)は本発明の第5実施形態。
図6】(A)は本発明の第6実施形態、(B)は第7実施形態、(C)は第8実施形態を示す図
図7】は本発明の第9の実施形態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は公知の例を示す図で、図1(A)のA点の如く陸上に迎撃ミサイル(パトリオット等)を置くと敵に攻撃され潰されてしまう。そこで、敵に潰されないために、B(点)の如く見えない海中にて移動して反撃艦を配置する。
図1(B)の如く艦船や潜水艦1にミサイルを設置する公知の方法では、垂直発射の為、艦の縦に装備し、従って艦の深さDの長さの小さいミサイルしか搭載出来ないので威力が小さく長距離飛べない。
【0009】
図2は本発明の第1実施形態で、艦1の長さ方向に大きなミサイル3を搭載出来る。
【0010】
図3は本発明第2実施形態でミサイル3のミサイルランチャ4の前後に流線形の前流キャップ41後流キャップ42を設け水抵抗を下げたものである。
【0011】
図4は本発明の第3実施形態を示す図で、ミサイルランチャ4の角度をピボット43を中心に上方に上げ得るミサイルランチャ4を潜水艦11の艦上に設けるものである。ランチャ4の前方に開閉式流線型キャップ41を設け、ボトム42は流線型となっている。
発射の前にキャップ41は開いて発射する(メカは公知なので詳述しない)
【0012】
図5(A)は本発明第4実施形態を示す図で、ミサイルランチャ4を司令塔8の前端に設け、その中のミサイル3の下端を潜水艦11の船底に達するようにし得るので大きなミサイル3を搭載発射出来る。
【0013】
図5(B)は司令塔81を高くしてミサイル3を収納して発射蓋4を開いて発射する本発明第5実施形態である。
【0014】
図6(A)は本発明第6実施形態で、本願発明ミサイル5を示す。これは弾頭5―1、ミサイル本体5を水中から垂直に方向を変える横噴射装置5―2、燃料5―3、推進ロケット5―4から成る。
【0015】
(B)は、本発明第7実施形態で、スクリュー、モータ、バッテリ5―5は切放し可能で、ジェット5―4が噴射できるようにし、本体5の先端近くに水中翼5―2-1を設け、魚雷発射管から発射した後、スクリュー55で水平に走行したあと水中翼5―2-1を水平から角度をつけて、水中でミサイル5を垂直に立て、水平スクリュー5―5で垂直に上昇した後スクリュー部5―5、5―5―1、5―5―2を切り離し、次にロケット5―4で水中からほぼ直角に又は任意の角度で空中に発射する。
【0016】
図6(C)は本発明第8実施形態で、スクリュー5―5、そのバッテリ駆動部5―5は切放し可能でロケットエンジン5―4に接合されている。5―1は爆薬である。5―3はこのロケット推進燃料で酸素又は液体酸素や固体燃料である。
本第8実施形態の特徴は、この5―3部分の比重が軽いことを利用するもので、この部分5―3を前方1/3~1/2とする事により水中でミサイル5が水平に発射された後、上向きになって水面から飛出す様にした事である。

更に燃料5―3は燃料パイプ5―3―1に導かれミサイルエンジン5―4を作動させる。酸素は、海中で泡とならないので敵に気づかれずに発射出来る大きな効果がある。
【0017】
図7は本発明第9実施形態で図6の本発明ミサイルを通常の水雷発射管に挿入し、本発明の図6の(A)(B)(C)ミサイル5をまず水平方向6に発射して、次に垂直7に方向転換させ、上空に上がって、不特定位置の海中から敵基地を攻撃し得る絶対兵器である。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明により、我国を完全に護る事が出来、産業を護ることが出来るので産業上の利用可能性極めて大である。


【符号の説明】
【0019】
1 潜水艦
11 本発明潜水艦
2 公知ミサイル
3 本発明ミサイル
4 本発明ミサイルランチャ
41 ランチャ先端部
42 ランチャ後端部
43 ランチャ角度変更ピボット
44 ミサイル発射フタ
5 本発明ミサイル
5―1 爆薬(原爆等も含む)
5―2 直角方向推進部
5―2―1 直角方向誘導翼
5―3 燃料(液体水素等)
5―3―1 燃料パイプ
5―4 ロケット噴射エンジン
5―5 スクリュー
5―5―1 スクリュー用バッテリ
5―5―2 スクリュー用バッテリ
6 水平走行
7 垂直走行
8 司令塔
81 本発明司令塔
82 本発明司令塔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7