(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024113460
(43)【公開日】2024-08-22
(54)【発明の名称】視聴実態把握システム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/258 20110101AFI20240815BHJP
H04N 21/254 20110101ALI20240815BHJP
H04N 17/00 20060101ALI20240815BHJP
【FI】
H04N21/258
H04N21/254
H04N17/00 M
H04N17/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023018456
(22)【出願日】2023-02-09
(71)【出願人】
【識別番号】591101434
【氏名又は名称】株式会社ビデオリサーチ
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】デロイトトーマツ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】山本 剛
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 高秀
(72)【発明者】
【氏名】広瀬 綾菜
(72)【発明者】
【氏名】神田 真央
【テーマコード(参考)】
5C061
5C164
【Fターム(参考)】
5C061BB03
5C061BB06
5C164SC11P
5C164SC31P
5C164YA21
(57)【要約】
【課題】簡易かつ確実に動画サイトへのアクセス状況を把握することができる視聴実態把握システムを提供する。
【解決手段】視聴実態把握システムの通信分析サーバ20は、通信ログ取得部により取得された通信ログから特定される通信情報としてコネクション別方向別に通信時間と通信量をまとめたコネクション方向サマリと、名前解決の正引きによる名前=IPアドレスとを合わせて、名前解決の結果を基にIPアドレスから遡られる名前を付与した基礎データを生成し、生成した基礎データから動画サイトリストの名前パターンサービスリストに一致するサービス名を付与すると共に、通信時間とデータ量とから規定される通信速度に基づいて動画視聴を抽出する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
視聴調査対象世帯のインターネットの接続状況を示す通信ログとして、IPアドレスに対応して特定されたドメイン名である名前解決の結果を含む通信ログを取得する通信ログ取得部と、
前記通信ログ取得部により取得させた通信ログから動画視聴を抽出する通信分析サーバとを備え、
通信分析サーバは、
前記通信ログ取得部により取得された通信ログから特定される、通信情報としてコネクション別方向別に通信時間と通信量をまとめたコネクション方向サマリと、名前解決の正引きによる名前=IPアドレスとを合わせて、名前解決の結果を基にIPアドレスから遡られる名前を付与した基礎データを生成し、生成した基礎データから動画サイトリストの名前パターンサービスリストに一致するサービス名を付与すると共に、通信時間とデータ量とから規定される通信速度に基づいて動画視聴を抽出することを特徴とする視聴実態把握システム。
【請求項2】
通信分析サーバは、前記基礎データにおいて通信を実際に行ったデバイスが、接続先のアドレスを取得するために行った名前解決の内容を参照することで、IPアドレスから名前へと遡る処理に基づいて同一の名前=IPアドレスを付与することを特徴とする請求項1記載の視聴実態把握システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視聴調査の対象世帯の視聴実態を把握するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、各世帯に備えテレビの視聴ログ等を含む視聴データを取得し、その視聴データを用いてテレビ放送の視聴状況等を把握する技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、インターネットに接続可能なテレビが普及してきており、この種のテレビでは、テレビ放送だけでなく、インターネット上の様々な動画配信サイトから提供される動画を視聴することも可能である。この種のテレビでは、取得される視聴データには、テレビ放送に関する視聴ログ情報と動画に関する視聴データとが混在することになる。
【0005】
一方、例えば、テレビの視聴データを用いてテレビ放送の視聴状況を把握するような場合、取得した視聴ログ情報にインターネットを介して視聴した動画に関する視聴ログ情報が含まれていると、放送と動画配信とを正確に区別することは困難である。
【0006】
ここで、IPアドレスに基づいて動画へのアクセス状況を把握することも考えられるが、単に、IPアドレスを解析しただけでは、接続先IPアドレスと配信サービスを紐づけることは困難であり、仮にこれらを紐づけるデータベースを構築すると、CDN(Content Delivery Network)のサーバ数は多く、また、変動が大きいことから現実的ではない。
【0007】
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、簡易かつ確実に動画サイトへのアクセス状況を把握することができる視聴実態把握システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の視聴実態把握システムは、上記の目的を達成するために、視聴調査対象世帯のインターネットの接続状況を示す通信ログとして、IPアドレスに対応して特定されたドメイン名である名前解決の結果を含む通信ログを取得する通信ログ取得部と、
前記通信ログ取得部により取得させた通信ログから動画視聴を抽出する通信分析サーバとを備え、
通信分析サーバは、
前記通信ログ取得部により取得された通信ログから特定される通信情報としてコネクション別方向別に通信時間と通信量をまとめたコネクション方向サマリと、名前解決の正引きによる名前=IPアドレスとを合わせて、名前解決の結果を基にIPアドレスから遡られる名前を付与した基礎データを生成し、生成した基礎データから動画サイトリストの名前パターンサービスリストに一致するサービス名を付与すると共に、通信時間とデータ量とから規定される通信速度に基づいて動画視聴を抽出することを特徴とする(第1発明)。
【0009】
第1発明によれば、名前解決の結果を含む通信ログを取得し、取得した通信ログから、まず、(1)通信情報としてコネクション別方向別に通信時間と通信量をまとめたコネクション方向サマリと(2)名前解決の正引きによる名前=IPアドレスとを合わせて、名前解決の結果を基にIPアドレスから遡られる名前を付与した基礎データを生成する。そして、生成した基礎データから動画サイトリストの名前パターンサービスリストに一致するサービス名を付与すると共に、付与できたサービス名の中から通信時間とデータ量とから規定される通信速度に基づいて動画視聴である動画利用データを抽出する。
【0010】
なお、動画利用データは、通信ログのうち、動画視聴のための通信を行ったとみなし得る時間帯のデータを意味する。
【0011】
よって、接続先IPアドレスと配信サービスを紐づけるデータベース等の構築を不要として、簡易かつ確実に動画サイトへのアクセス状況を把握することができる。
【0012】
上記第1発明において、通信分析サーバは、基礎データにおいて通信を実際に行ったデバイスが、接続先のアドレスを取得するために行った名前解決の内容を参照することで、IPアドレスから名前へと遡る処理に基づいて同一の名前=IPアドレスを付与することを特徴とする(第2発明)。
【0013】
上記IPアドレスから名前へと遡る処理によれば、基礎データの通信の文脈に基づく処理となるため、動画へのアクセス状況を実際に把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施形態の視聴実態把握システムの構成図。
【
図2】
図1に示す通信ログ取得部の処理を示すフローチャート。
【
図3】
図1に示す通信分析サーバの処理を示すフローチャート。
【
図4】
図1に示す通信分析サーバの処理を示すフローチャート。
【
図5】
図1に示す視聴調査サーバの処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の一実施形態を以下に
図1~
図5を参照して説明する。
図1を参照して、本実施形態の視聴実態把握システムは、視聴調査対象世帯Aに備えられたテレビモニタ1と、通信分析サーバ20と、視聴調査サーバ30とを備える。図示例では、視聴調査対象世帯A(以降、単に対象世帯Aということがある)に備えられたテレビモニタ1は、例えば2台であるが、1台、又は3台以上であってもよい。
【0016】
対象世帯Aには、ルータ10が備えられ、各テレビモニタ1は、ルータ10により対象世帯A内に構築されるローカルエリアネットワークのクライアントとしてルータ10と通信可能であると共に、必要に応じて、ルータ10を介して外部のインターネットに通信接続することが可能である。そして、各テレビモニタ1は、テレビ放送を受信して放映することが可能であると共に、インターネット側との通信により、様々な動画配信サイトから動画を受信して放映することが可能である。なお、テレビモニタ1に限らず、対象世帯Aでユーザが使用するスマートフォンやタブレット端末等の通信端末も、ルータ10を介してインターネット側と通信を行うことが可能である。
【0017】
ルータ10には、インターネットと対象世帯Aとの間の通信接続状況を示す通信ログを取得する通信ログ取得部11としての機能が組み込まれ、あるいは、該通信ログ取得部11が接続されている。該通信ログ取得部11は、インターネットを介して通信分析サーバ20と通信を行うことが可能であると共に、取得した通信ログを通信分析サーバ20に送信することが可能である。
【0018】
対象世帯Aには、さらに、各テレビモニタ1によるテレビ放送の視聴ログ(どのチャンネル又は放送局のテレビ放送がいつ視聴されたかを示すデータ)を含む視聴データを取得する視聴データ取得部12が備えられている。視聴データ取得部12が取得する視聴データには、各テレビモニタ1毎の視聴ログの他、各テレビモニタ1の識別情報や、視聴者の属性等の情報も含まれ得る。
【0019】
通信分析サーバ20及び視聴調査サーバ30は、それぞれ、一つ以上のコンピュータにより構成される。そして、通信分析サーバ20は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)により実現される機能によって、通信ログ取得部11から送信される通信ログに関する分析処理(詳細は後述)を実行可能である。
【0020】
また、視聴調査サーバ30は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)により実現される機能によって、通信分析サーバ20から与えられるデータや、対象世帯Aの視聴データ取得部12から送信される視聴データを用いて、対象世帯Aを含む複数の対象世帯におけるテレビ放送の視聴状況の調査に関する処理(詳細は後述)を実行可能である。
なお、通信分析サーバ20及び視聴調査サーバ30は、一つのサーバに統合されていてもよい。
【0021】
次に、通信ログ取得部11、通信分析サーバ20及び視聴調査サーバ30の処理をより具体的に説明する。通信ログ取得部11は、
図2に示ように処理を実行する。
【0022】
STEP1において、通信ログ取得部11は、ルータ10を通る通信パケットを逐次キャプチャする。そして、通信ログ取得部11は、STEP2において、通信パケットに係るポート番号が「53」(=DNS(Domain Name System)サービスに係るポート番号)であるか否かを判断する。STEP2の判断結果が否定的である場合には、通信ログ取得部11は、STEP3において、通信パケットの通信時刻、通信元及び通信先のそれぞれのMACアドレス・IPアドレス・ポート番号並びに、データ量を示す通信ログを生成して記憶する。
【0023】
また、STEP2の判断結果が肯定的である場合には、通信ログ取得部11、STEP4において、通信パケットの通信時刻、問い合わせたデバイスのMACアドレス、名前解決の結果を示す通信ログを生成して記憶する。なお、サーバの「名前」は、より詳しくは、FQDN(Fully Qualified Domain Name)を意味する。
【0024】
そして、通信ログ取得部11は、上記の如く生成した通信ログを通信分析サーバ20の要求に応じて、あるいは、所定のタイミングで通信分析サーバ20に送信する。
通信分析サーバ20は、対象世帯毎に、受信した通信ログに基づいて、
図3及び
図4のフローチャートに示す処理を実行する。
【0025】
STEP11において、通信分析サーバ20は、通信ログが名前解決に関するものであるか否かを判断する。そして、この判断結果が否定的である場合には、通信分析サーバ20は、STEP12において、通信元アドレス及びポート番号と、通信先アドレス及びポート番号との組でコネクションを分類する。さらに、STEP13において、通信分析サーバ20は、各コネクションに上りか下りかを示す通信方向情報を付加する。この場合、ルータのMACアドレスが通信先になっている場合には、通信方向は上り、ルータのMACアドレスが通信元になっている場合には、通信方向は下りである。
【0026】
次いで、STEP14において、通信分析サーバ20は、STEP12で分類したコネクションとSTEP13で付加した通信方向情報の組み合わせ毎に、通信時間と通信量とをまとめることで、コネクション方向サマリを生成して記憶する。該コネクション方向サマリは、換言すれば、通信元アドレス及びポート番号と、通信先アドレス及びポート番号により規定されるコネクションと通信方向の組に、通信時間と通信量とを紐づけたデータである。
【0027】
STEP11の判断結果が肯定的である場合には、通信分析サーバ20は、STEP15において、名前解決に関する通信ログがCNAMEレコードであるか否かを判断する。STEP15の判断結果が否定的である場合は、名前解決に関する通信ログは、Aレコード又はAAAAレコードである。この場合には、該レコードによりFQDNとIPアドレスとが紐づけされているので、通信分析サーバ20は、STEP16において、デバイス毎(MACアドレス毎)のFQDNとIPアドレスとの対応関係を示すデータである名前-IPアドレスデータを生成して記憶する。
【0028】
また、STEP15の判断結果が肯定的である場合には、名前解決に関する通信ログは、CNAMEレコードである。この場合には、通信分析サーバ20は、STEP17において、該CNAMEレコードに関連するCNAMEレコード、Aレコード又はAAAAレコードに基づいて、FQDNにIPアドレスを紐づける。そして、通信分析サーバ20は、STEP16において、前記した名前-IPアドレスデータを生成して記憶する。
【0029】
次に、STEP18において、通信分析サーバ20は、STEP14で生成したコネクション方向サマリと、STEP16で生成した名前-IPアドレスデータとの全体を時刻順にソートする。さらに、通信分析サーバ20は、STEP19において、コネクション方向サマリのそれぞれに対して、インターネット側のサーバのFQDNを付加することで、名前付きコネクション方向サマリを生成して記憶する(かかるデータが本発明の基礎データに相当する)。この場合、コネクション方向サマリのそれぞれに対して、インターネット側のサーバの名前は、該コネクション方向サマリに対応する時刻以前の時刻での名前-IPアドレスデータを用いて特定される。
【0030】
次に、STEP20において、通信分析サーバ20は、インターネット側のサーバの名前パターンと、該デバイスが提供するサービス(動画配信サービス等のサービス)との対応関係を表すものとしてあらかじめ作成された名前パターン-サービスリストを読み込む。該名前パターン-サービスリストは、インターネット側のデバイスが提供するサービスを受けるときの該デバイスの名前のパターンである。
【0031】
そして、通信分析サーバ20は、STEP21において、名前付きコネクション方向サマリ(STEP19で生成したもの)を、名前パターン-サービスリストと照合することで、名前パターン-サービスリストに合致する名前付きコネクション方向サマリのそれぞれに対して該名前パターン-サービスリストにより示されるサービスを付与する。
【0032】
さらに、通信分析サーバ20は、STEP22において、時間的に連続するサービスが付与されたコネクション方向サマリをひとまとめにする。これにより、サービスと通信方向が同一である連続するコネクションを示すサービス/方向サマリが生成されて記憶される。なお、この場合、所定時間以内の空き時間を存して前後するコネクションは連続しているものとして扱われる。
【0033】
次いで、STEP23において、通信分析サーバ20は、上記の如く得られたサービス/方向サマリに基づいて、サービスと通信方向が同一である連続するコネクション毎に、サービスの継続時間と、通信データ量の合計値とを算出し、これらの算出値から該サービスにおける通信速度(該サービスの提供するデバイスと、対象世帯Aとの間の通信速度)を算出する。該通信速度は、サービス/方向サマリにより示される通信方向での通信速度である。
【0034】
次いで、STEP24において、通信分析サーバ20は、サービスと通信方向が同一である連続するコネクションから、サービスの継続時間と通信速度とに基づいて、動画配信におけるストリーミングとみなし得る部分を動画利用データとして抽出する。この場合、該動画利用データの先頭のコネクションの時刻と、末尾のコネクションの時刻との間の期間が、対象世帯Aでの連続的な動画の利用時間帯を示している。
本実施形態では、通信分析サーバ20の処理は以上の如く実行される。
【0035】
視聴調査サーバ30は、動画利用データを用いて
図5のフローチャートに示す処理を実行する。STEP31において、視聴調査サーバ30は、通信分析サーバ20で生成された動画利用データを取得すると共に、対象世帯Aにおける各テレビモニタ1の識別情報(例えば番号)とMACアドレスとを紐づけるものとしてあらかじめ作成されたMACアドレス-テレビ紐づけリストを読み込む。
【0036】
次いで、STEP32において、視聴調査サーバ30は、動画利用データに含まれるMACアドレスから、該動画利用データが対象世帯Aのテレビモニタ1に紐づけし得るか否かを判断する。この場合、動画利用データにテレビモニタ1に対応するMACアドレスが含まれる場合には、STEP32の判断結果が肯定的になる。
【0037】
この場合には、STEP33において、視聴調査サーバ30は、取得した動画利用データに含まれるMACアドレスから、MACアドレス-テレビ紐づけリストに基づいて、動画利用データに係る動画を利用(視聴)したテレビモニタ1の識別情報を特定し、その識別情報を動画利用データに付与する。
【0038】
次いで、STEP34において、視聴調査サーバ30は、視聴データ取得部12から受信して記憶しておいた各テレビモニタ1の視聴データを読み込む。そして、STEP35において、視聴調査サーバ30は、各テレビモニタ1毎に、視聴データのうち、テレビモニタ1に対応する識別情報が付与された動画利用データにより示される動画の利用時間帯における視聴データをインターネット経由の動画に関する視聴データと判定すると共に、該利用時間帯以外の時間帯での視聴データをテレビ放送経由での映像に関する視聴データと判定する。
【0039】
次いで、STEP36において、視聴調査サーバ30は、上記のようにインターネット経由のものであるか、テレビ放送経由のものであるかが判定された視聴データを用いて対象世帯Aのテレビ放送の視聴状況に関する集計を行う。例えば、テレビ放送経由での映像に関する視聴データに基づいて、任意のテレビ番組の視聴率に関するデータ(対象世帯A毎のテレビ番組の視聴時間や視聴者の属性等)が集計され得る。
【0040】
前記STEP32において、動画利用データにテレビモニタ1に対応するMACアドレスか含まれない場合には、STEP32の判断結果が否定的になる。この場合には、視聴調査サーバ30は、STEP37において、動画利用データを、テレビモニタ1以外のデバイス(例えばスマートフォン、タブレット端末等)での動画利用データと判定する。
【0041】
そして、視聴調査サーバ30は、必要に応じて、STEP36で対象世帯Aのテレビ放送の視聴状況に、テレビモニタ以外の視聴状況を付加して集計を行う。
【0042】
本実施形態では、視聴調査サーバ30の処理は以上の如く実行される。
【符号の説明】
【0043】
1…テレビモニタ、11…通信ログ取得部、20…通信分析サーバ、30…視聴調査サーバ。