(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024113527
(43)【公開日】2024-08-22
(54)【発明の名称】模様付手摺
(51)【国際特許分類】
E04F 11/18 20060101AFI20240815BHJP
【FI】
E04F11/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023018580
(22)【出願日】2023-02-09
(71)【出願人】
【識別番号】000004743
【氏名又は名称】日本軽金属株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000250432
【氏名又は名称】理研軽金属工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096644
【弁理士】
【氏名又は名称】中本 菊彦
(74)【代理人】
【識別番号】100083998
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邉 丈夫
(72)【発明者】
【氏名】林 沛征
(72)【発明者】
【氏名】清水 文貴
(72)【発明者】
【氏名】古川 真一
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 光広
【テーマコード(参考)】
2E301
【Fターム(参考)】
2E301GG07
2E301HH15
2E301JJ05
2E301KK01
2E301LL01
2E301LL16
2E301MM06
2E301PP00
(57)【要約】
【課題】手摺本体と支柱又は支持部材とからなる手摺自体のデザイン性を高めることができると共に、滑り止め機能を持たせた模様付手摺を提供する。
【解決手段】手摺本体1と、手摺本体1を支持する支柱2又は支持部材とを具備する手摺であって、手摺本体1は、少なくとも対向する辺が平坦面1aを有する中空状のアルミニウム製押出形材にて形成され、少なくとも一つの平坦面1aには、手摺本体1の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する滑り止め機能を有する菱形凹凸模様Daが形成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手摺本体と、上記手摺本体を支持する支柱又は支持部材とを具備する手摺であって、
上記手摺本体は、少なくとも対向する辺が平坦面を有する中空状のアルミニウム製押出形材にて形成され、上記手摺本体の上面又は側面を含む少なくとも一つの上記平坦面には、上記手摺本体の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する滑り止め機能を有する凹凸模様が形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項2】
請求項1に記載の模様付手摺であって、
上記凹凸模様は、それぞれ上記手摺本体の長手方向に沿う複数の第1の模様成形用溝と、上記複数の第1の模様成形用溝と交差する複数の第2の模様成形用溝とによって形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項3】
請求項1に記載の模様付手摺であって、
上記支柱は、平坦面を有する断面略中空矩形状のアルミニウム製押出形材にて形成され、少なくとも一つの上記平坦面には、上記支柱の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する凹凸模様が形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項4】
請求項3に記載の模様付手摺であって、
上記凹凸模様は、それぞれ上記支柱の長手方向に沿う複数の第1の模様成形用溝と、上記複数の第1の模様成形用溝と交差する複数の第2の模様成形用溝とによって形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項5】
請求項1又は3に記載の模様付手摺であって、
上記手摺本体は、少なくとも一方の上記平坦面と隣接する面との交差部の角度が鈍角に形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項6】
請求項1又は3に記載の模様付手摺であって、
上記手摺本体は、少なくとも一方の上記平坦面と隣接する面との交差部が円弧状に形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項7】
請求項1又は3に記載の模様付手摺であって、
上記手摺本体と上記支柱の上記凹凸模様は、上記手摺本体の一面、対向する二面、一面と隣接する両側面、一面と隣接する一側面、又は全面のいずれかに形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項8】
請求項1又は3に記載の模様付手摺であって、
上記手摺本体と上記支柱とを連結する取付部材を具備し、
上記取付部材は、上記支柱の中空部内に挿入される脚部と、上記脚部が挿入された際に上記支柱の上面を塞ぐ塞ぎ板部と、上記塞ぎ板部の上面から起立する腕部の頂部に形成され、上記手摺本体の下面を支持する支持板部とを有し、
上記塞ぎ板部は、該塞ぎ板部に設けられた挿通孔を介して上記支柱の長手方向の端部に設けられたねじ受け部に螺合する固定ねじにて固定され、
上記支持板部は、該支持板部に設けられた挿通孔を介して上記手摺本体に設けられたねじ孔に螺合する固定ねじにて固定されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項9】
請求項8に記載の模様付手摺であって、
上記ねじ受け部は、上記支柱の長手方向に沿って設けられたビスポケットにて形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【請求項10】
請求項8に記載の模様付手摺であって、
上記ねじ受け部は、上記支柱の長手方向の端部に設けられたねじ孔にて形成されている、
ことを特徴とする模様付手摺。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、模様付手摺に関するもので、更に詳細には、手摺本体と、手摺本体を支持する支柱とを具備する模様付手摺に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の階段の手摺として、アルミニウム製押出形材にて形成される中空状(例えば略円筒状)の手摺本体と、手摺取付部材を介して上記手摺本体を支持するアルミニウム製押出形材にて形成される中空状(例えば略角筒状)の支柱と、支柱取付部材を介して上記支柱を踏み板に固定する手摺が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の手摺においては、踏板の側端部に設けた切欠部に支柱の下端部を挿入し、支柱取付部材を踏板の下面に当接した状態で固定して、手摺の設置スペースを少なくしている。
【0004】
このように構成することにより、支柱取付部材が踏板の上面に露出せず、見栄えをよくして手摺の取付部(設置部)を含めた外観のデザイン性を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記特許文献1に記載の手摺においては、手摺の取付部(設置部)を含めた外観のデザイン性を高めているが、手摺本体と支柱は無模様であるため、手摺本体と支柱とからなる手摺自体のデザイン性については言及されていない。
したがって、手摺全体について更にデザイン性を高めるためには、手摺本体と支柱又は支持部材とからなる手摺自体の機能を活かしたデザイン性をもたせることが望まれる。
【0007】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、手摺本体と支柱又は支持部材とからなる手摺自体のデザイン性を高めることができると共に、滑り止め機能を持たせた模様付手摺を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を達成するために、この発明は、手摺本体と、上記手摺本体を支持する支柱又は支持部材とを具備する手摺であって、上記手摺本体は、少なくとも対向する辺が平坦面を有する中空状のアルミニウム製押出形材にて形成され、上記手摺本体の上面又は側面を含む少なくとも一つの上記平坦面には、上記手摺本体の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する滑り止め機能を有する凹凸模様が形成されている、ことを特徴とする(請求項1)。この場合、上記凹凸模様は、それぞれ上記手摺本体の長手方向に沿う複数の第1の模様成形用溝と、上記複数の第1の模様成形用溝と交差する複数の第2の模様成形用溝とによって形成されているのが好ましい(請求項2)。
【0009】
このように構成することにより、手摺を構成する手摺本体の上面又は側面を含む少なくとも一つの平坦面には、手摺本体の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する滑り止め機能を有する凹凸模様を形成することができる。
【0010】
この発明において、支柱は、平坦面を有する断面略中空矩形状のアルミニウム製押出形材にて形成され、少なくとも一つの上記平坦面には、上記支柱の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する凹凸模様が形成されているのが好ましい(請求項3)。この場合、上記凹凸模様は、それぞれ上記支柱の長手方向に沿う複数の第1の模様成形用溝と、上記複数の第1の模様成形用溝と交差する複数の第2の模様成形用溝とによって形成されているのが好ましい(請求項4)。
【0011】
このように構成することにより、手摺を構成する手摺本体の他に、支柱の少なくとも一つの平坦面には、支柱の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する凹凸模様を形成することができる。
【0012】
また、この発明において、手摺本体は、少なくとも一方の上記平坦面と隣接する面との交差部の角度が鈍角に形成されているか(請求項5)、あるいは、少なくとも一方の平坦面と隣接する面との交差部が円弧状に形成されている(請求項6)のが好ましい。
【0013】
このように構成することにより、手摺本体の平坦面と隣接する面との交差部を鈍角あるいは円弧状に形成することができるので、手摺を人の手で握った際の感触の違和感を抑制することができる。
【0014】
また、この発明において、上記手摺本体と上記支柱の上記凹凸模様は、上記手摺本体の一面、対向する二面、一面と隣接する両側面、一面と隣接する一側面、又は全面のいずれかに形成されているのが好ましい(請求項7)。
【0015】
このように構成することにより、手摺本体と支柱の異なる平坦面に、任意の凹凸模様を形成することができる。
【0016】
加えて、この発明において、上記手摺本体と上記支柱とを連結する取付部材は、上記支柱の中空部内に挿入される脚部と、上記脚部が挿入された際に上記支柱の上面を塞ぐ塞ぎ板部と、上記塞ぎ板部の上面から起立する腕部の頂部に形成され、上記手摺本体の下面を支持する支持板部とを有し、上記塞ぎ板部は、該塞ぎ板部に設けられた挿通孔を介して上記支柱の長手方向の端部に設けられたねじ受け部に螺合する固定ねじにて固定され、上記支持板部は、該支持板部に設けられた挿通孔を介して上記手摺本体に設けられたねじ孔に螺合する固定ねじにて固定されているのが好ましい(請求項8)。この場合、上記ねじ受け部は、上記支柱の長手方向に沿って設けられたビスポケットにて形成されているか(請求項9)、あるいは、上記支柱の長手方向の端部に設けられたねじ孔にて形成されているのが好ましい(請求項10)。
【0017】
このように構成することにより、取付部材に設けられた脚部を支柱の中空部内に挿入した状態で、塞ぎ板部を支柱の長手方向の端部に設けられたねじ受け部に螺合する固定ねじにて固定し、支持板部を手摺本体に設けられたねじ孔に螺合する固定ねじにて固定することができる。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1,2に記載の発明によれば、手摺を構成する手摺本体の上面又は側面を含む少なくとも一つの平坦面には、手摺本体の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する滑り止め機能を有する凹凸模様を形成することができるので、手摺本体と支柱又は支持部材とからなる手摺自体のデザイン性を高めることができると共に、滑り止め機能を持たせることができる。
【0019】
(2)請求項3,4に記載の発明によれば、手摺を構成する手摺本体の他に、支柱の少なくとも一つの平坦面には、支柱の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する凹凸模様を形成することができるので、上記(1)に加えて、更に手摺本体と支柱とからなる手摺自体のデザイン性を高めることができる。
【0020】
(3)請求項5,6に記載の発明によれば、上記(1),(2)に加えて、更に手摺本体の平坦面と隣接する面との交差部を鈍角あるいは円弧状に形成することができるので、手摺を人の手で握った際の感触の違和感を抑制することができる。
【0021】
(4)請求項7に記載の発明によれば、手摺本体の凹凸模様は、手摺本体の一面、対向する二面、一面と隣接する両側面、一面と隣接する一側面、又は全面のいずれかに形成されることで、手摺本体の異なる平坦面に、自由度をもたせた任意の凹凸模様を形成することができる。
【0022】
(5)請求項8,9,10に記載の発明によれば、取付部材に設けられた脚部を支柱の中空部内に挿入した状態で、塞ぎ板部を支柱の長手方向の端部に設けられたねじ受け部に螺合する固定ねじにて固定し、支持板部を手摺本体に設けられたねじ孔に螺合する固定ねじにて固定することができる。したがって、支柱に設けられた中空部とねじ受け部を利用して手摺取付部材によって手摺本体と支柱とを強固に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】この発明に係る模様付手摺の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【
図2】上記模様付手摺の一部を断面で示す側面図(a)及び(a)のI矢視図(b)である。
【
図3】
図2(a)のII-II線に沿う断面図である。
【
図4】
図2(a)のIII-III線に沿う断面図(a)、IV-IV線に沿う断面図(b)及びV-V線に沿う断面図(c)である。
【
図5】上記模様付手摺の使用状態を示す斜視図である。
【
図6】第1実施形態における手摺本体の正面図(a)、平面図(b)、斜視図(c)及び(b)のVI-VI線に沿う拡大断面図(d)である。
【
図7】この発明の第2実施形態における手摺本体の正面図(a)、平面図(b)及び斜視図(c)である。
【
図8】この発明の第3実施形態における手摺本体の正面図(a)、平面図(b)、斜視図(c)及び(b)のVII-VII線に沿う拡大断面図(d)である。
【
図9】この発明の第4実施形態における手摺本体の正面図(a)、平面図(b)、上方斜視図(c)及び側方斜視図(d)である。
【
図10】この発明の第5実施形態の模様付手摺の一部を断面で示す側面図(a)及び(a)のVIII矢視図(b)である。
【
図11】この発明における手摺本体に模様を成形する模様成形用押出しダイスの一例を示す断面図である。
【
図12A】この発明における手摺本体に模様を成形する別の模様成形用押出しダイスの一例を示す断面図である。
【
図12B】この発明における手摺本体に模様を成形する更に別の模様成形用押出しダイスの一例を示す断面図である。
【
図13】上記模様成形用押出しダイスにおける模様成形具の一例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る模様付手摺を階段に適用した場合について説明する。
【0025】
この発明に係る模様付手摺(以下に、手摺という)は、
図1ないし
図5に示すように、手摺本体1と、手摺本体1を支持する支柱2と、手摺本体1と支柱2とを連結する手摺取付部材5と、支柱2の下端部を踏板4に取り付ける支柱取付部材3とで構成されている。
【0026】
手摺本体1は、対向する4辺に平坦面1aを有する中空矩形状のアルミニウム製押出形材にて形成されており、上面の平坦面1aには、手摺本体1の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する滑り止め機能を有する菱形の凹凸模様Da(以下に菱形凹凸模様Daという)が形成されている。この場合、菱形凹凸模様Daは、
図6に示すように、手摺本体1の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する互いに平行な複数の第1及び第2の模様成形用溝Dg1,Dg2によって菱形凹凸状に形成されている。換言すると、菱形凹凸模様Daは、それぞれ手摺本体1の長手方向に沿う互いに平行な傾斜状の複数の第1の模様成形用溝Dg1(以下に、第1の溝Dg1という)と、複数の第1の溝Dg1と交差する互いに平行な傾斜状の複数の第2の模様成形用溝Dg2(以下に、第2の溝Dg2という)とによって形成されている。
【0027】
また、上面の平坦面1aと隣接する両平坦面1aとが交差する部分に鈍角部1bが形成されている。このように上面の平坦面1aと隣接する両平坦面1aとが交差する部分に鈍角部1bを形成することにより、階段を昇降する人が手摺本体1を手で握った際の感触の違和感を抑制することができる。
【0028】
なお、上記実施形態では、上面の平坦面1aと隣接する両平坦面1aとが交差する部分に鈍角部1bが形成される場合について説明したが、これに代えて、
図7に示すように、上面の平坦面1aと隣接する両平坦面1aとが交差する部分に円弧部1cを形成してもよい。このように上面の平坦面1aと隣接する両平坦面1aとが交差する部分に円弧部1cを形成することにより、階段を昇降する人が手摺本体1を手で握った際の感触の違和感を抑制することができる。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0029】
支柱2は、対向する4辺に平坦面2cを有する中空矩形状のアルミニウム製押出形材にて形成されており、支柱2の側面の平坦面2cには手摺本体1と同様な菱形凹凸模様Daが形成されている。また、支柱2の中空部2aは断面略正方形状であり、中空部2aの四隅部にそれぞれねじ受け部であるビスポケット2bが形成されている(
図4(b),(c)参照)。
【0030】
手摺本体1と支柱2とを連結する手摺取付部材5は、支柱2の中空部2a内に挿入される脚部5aと、脚部5aが挿入された際に支柱2の上面を塞ぐ塞ぎ板部5bと、塞ぎ板部5bの上面から起立する腕部5cと、腕部5cの頂部に形成され、手摺本体1の下面を支持する支持板部5dとを有するアルミニウム製鋳物にて形成されている。塞ぎ板部5bは、該塞ぎ板部5bに設けられた挿通孔5eを介して支柱2の長手方向の端部に設けられたビスポケット2bに螺合する固定ねじ6にて固定されている。また、支持板部5dは、該支持板部5dに設けられた挿通孔5fを介して手摺本体1に設けられたねじ孔1dに螺合する固定ねじ7にて固定されている。このように構成することにより、支柱2に設けられた中空部2aとビスポケット2bを利用して手摺取付部材5によって手摺本体1と支柱2とを強固に連結することができる。
【0031】
支柱取付部材3は、アルミニウム製の板部材にて形成されており、支柱2のビスポケット2bと対応する4箇所の位置にねじ孔3aが形成され、外周部の6箇所にねじ孔3bが形成されている。
【0032】
踏板4は、側端部にそれぞれ支柱2の下端部及び支柱取付部材3が収まる形状の上部切欠部4aと下部切欠部4bが形成されている。踏板4の下部切欠部4bが形成された領域における支柱取付部材3のねじ孔3bに対応する位置には、固定ねじ9を下から螺入するためのねじ孔4cが形成されている。
【0033】
手摺を踏板4に取り付ける手順の一例について説明すると、まず、支柱取付部材3のねじ孔3aに支柱2のビスポケット2bを位置合わせして、タッピングねじ8を螺入することによって支柱取付部材3に支柱2を固定する。その後、支柱2の下端部及び支柱取付部材3を踏板4の上部切欠部4aと下部切欠部4bに挿入し、ねじ孔3b及びねじ孔4cに固定ねじ9を螺合することによって、踏板4に支柱取付部材3を固定する。なお、支柱取付部材3に支柱2を固定する前に、踏板4に支柱取付部材3を固定した後に、支柱取付部材3に支柱2を固定してもよい。
【0034】
上記のようにして、各踏板4に支柱2を取り付けることで、階段の勾配と同じ勾配の手摺本体1を有する手摺を設置することができる。設置された手摺は、手摺本体1の上面に菱形凹凸模様Daが形成され、支柱2の側面にも同様の菱形凹凸模様Daが形成されるので、手摺自体のデザイン性が高められる。また、手摺本体1の上面に菱形凹凸模様Daを形成することで、手摺本体1に滑り止め機能を持たせることができる。
【0035】
なお、上記第1,第2実施形態では手摺本体1の上面に菱形凹凸模様Daを形成した場合について説明したが、凹凸模様は必ずしも菱形である必要はなく、例えば、
図8に示すように、手摺本体1の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する互いに平行な複数の第1及び第2の溝Dg3,Dg4によって形成される四角形凹凸模様Dbであってもよい。この場合、四角形凹凸模様Dbは、
図8(b)に示すように、それぞれ手摺本体1の長手方向に沿う互いに平行な直状の複数の第1の溝Dg3と、複数の第1の溝Dg3と直交状に交差する互いに平行な複数の第2の溝Dg4とによって形成されている。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同じ部分には同一符号を付して説明は省略する。
このように手摺本体1の上面に四角形凹凸模様Dbを形成することで、手摺自体のデザイン性を高めることができると共に、手摺本体1に滑り止め機能を持たせることができる。
【0036】
また、上記第1~第3実施形態では、手摺本体1が断面略矩形状に形成される場合について説明したが、
図9に示すように、対向する2辺が平坦面1aで、各平坦面1aに隣接する2辺が円弧状面1eとなる手摺本体1Aとしてもよい。この第4実施形態の手摺本体1Aにおいて、円弧状面1eを上面にしてもよい。なお、第4実施形態において、第1実施形態と同じ部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0037】
このように手摺本体1Aの上面又は側面の平坦面1aに菱形凹凸模様Daを形成することで、手摺自体のデザイン性を高めることができると共に、手摺本体1Aに滑り止め機能を持たせることができる。また、各平坦面1aに隣接する2辺を円弧状面1eとすることで、階段を昇降する人が手摺本体1Aを手で握った際の感触の違和感を抑制することができる。なお、菱形凹凸模様Daを第2実施形態の四角形凹凸模様Dbにしてもよい。
【0038】
また、上記第1実施形態では、手摺本体1の上面の平坦面1aに菱形凹凸模様Daを形成し、支柱2の側面に菱形凹凸模様Daを形成した場合について説明したが、
図10に示すように、手摺本体1の上面の平坦面1aと側方の平坦面1aに菱形凹凸模様Daを形成し、支柱2を無模様D0にしてもよい。この第5実施形態において、その他の部分は、第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。また、手摺本体1の上面の平坦面1aに菱形凹凸模様Daを形成し、支柱2の側面に四角形凹凸模様Dbを形成した異なる模様でもよいし、その逆の模様であってもよい。
【0039】
以下に、第5実施形態の手摺本体1を例にして手摺本体1に菱形凹凸模様Daを成形する模様成形用押出しダイス10について説明する。
模様成形用押出しダイス10(以下、単に押出しダイス10という)は、コンテナCから押圧された熱可塑性部材(メタルM)を導入し、熱可塑性部材に中空部形状を成形する内側ベアリング部15を設けたマンドレル13を有する上型ダイ11と、熱可塑性部材(メタルM)の外形形状を成形する外側ベアリング部25を有する中間型20と、中間型20を介して上型ダイ11を支持する下型ダイ30とを具備する。
【0040】
下型ダイ30は、マンドレル13における内側ベアリング部15と中間型20における外側ベアリング部25により成形された手摺本体1の模様付け前の部材(以下に製品用部材Aという)の移動とともに回転して、製品用部材Aの対向する表面に模様Daを成形する第1の模様成形具40Aと、製品用部材Aの移動とともに回転して、製品用部材Aにおける模様Daが成形された対向する表面と交差する異なる対向する表面に模様Daを成形する第2の模様成形具40Bとを具備する第1の下型31と、第2の模様成形具40Bを固定すべく第1の下型31に連結される第2の下型32とを具備する。
【0041】
また、下型ダイ30を構成する第1の下型31と第2の下型32は、第2の下型32の4箇所に設けられた貫通孔32aを貫通する連結ボルト38を第1の下型31の下面の4箇所に設けられたねじ孔31aに螺合することで連結されている(
図11,
図12参照)。
【0042】
図11,
図12に示すようにコンテナCは、上型ダイ11の上面に載置されていて、メタルMを収容すると共に、そのメタルMの温度を400~500℃に保つことができるように構成されている。
【0043】
マンドレル13は、その下端面が、中間型20における外側ベアリング部25及び下型ダイ30を構成する第1の下型31に設けられた第2の模様成形具40Bの回転中心と水平な位置よりも下方側まで形成されている。すなわち、マンドレル13は、製品用部材Aの移動方向において、第2の模様成形具40Bが後述するように製品用部材Aを押圧する位置よりも下流側まで成形されている(
図11,
図12参照)。
【0044】
このマンドレル13の上方側には、手摺本体1の内方形状と略同一に、すなわち、断面形状が四角形状(長方形状)、具体的には、一方の平坦面1aと隣接する面との交差部に鈍角な四角形状(長方形状)に形成された内側ベアリング部15が形成されている。また、外側ベアリング部25よりも下方の部分のうち製品用部材Aの側面に対応した位置には、第1の模様成形具40A及び第2の模様成形具40Bによって製品用部材Aの外面が押圧された際に、その内面に凹凸形状が成形されることを抑制するための逃げ部(図示せず)が形成されている。なお、逃げ部は、マンドレル13の先端まで形成されている。
【0045】
中間型20は、上型ダイ11を載置するために中央部分が僅かに窪んで形成され、その窪んだ部分には、上型ダイ11に形成されたメタル導入孔(図示せず)の外縁と略同一形状の、メタルMを溜める第1の溜まり部21が形成されている。この第1の溜まり部21は、メタル導入孔から導入されたメタルMを次第に手摺本体1の外形形状である四角形状(長方形状)に成形するためのものである。
【0046】
第1の溜まり部21の中心部分には、第1の溜まり部21に連続して第2の溜まり部22が形成されている。この第2の溜まり部22の上側の開口は、手摺本体1の外形寸法よりも大きく形成されている。また、第2の溜まり部22の下側は、内径が次第に小さくなるように形成されている。そして、第2の溜まり部22の下側には、更に、第2の溜まり部22に連続してかつ第2の溜まり部22よりも開口が絞られた第3の溜まり部23が形成されている。すなわち、第1の溜まり部21、第2の溜まり部22及び第3の溜まり部23と、メタルMが進行するに連れて、メタルMの外形寸法が次第に小さくなるように形成されている。
【0047】
また、第3の溜まり部23の下流であり、かつ上述したマンドレル13における内側ベアリング部15に対向した位置に、第3の溜まり部23に連続し、かつ第3の溜まり部23よりも開口が絞られた外側ベアリング部25が形成されている。この外側ベアリング部25は、メタルMの外形形状を、手摺本体1の外形形状に仕上げるための部分であって、外側ベアリング部25の内側の寸法は、手摺本体1の外形寸法と略同一に形成されている。また、上述したように内側ベアリング部15は、手摺本体1の内方形状と略同一に形成されているため、内側ベアリング部15と外側ベアリング部25との間をメタルMが通過することにより、手摺本体1のうちの菱形凹凸模様Daを除く他の形状と、メタルMの形状とが同一となるように形成されている。
【0048】
下型ダイ30を構成する第1の下型31は、円柱状に形成されており、その平面の略中央部近傍に第1の模様成形具40Aと第2の模様成形具40Bを配置するための横断面が略長方形の模様成形具配置空間33が形成されている。
【0049】
上記第1の模様成形具40Aと第2の模様成形具40Bは、中空矩形状の製品用部材Aの表面に長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する菱形凹凸模様Daを成形するもので、
図13に示すように、外周面に第1及び第2の溝Dg1,Dg2を成形する頂部41と菱形凸部を成形する谷部42とを適宜間隔をおいて設けたローラー43にて形成されている。ローラー43は、模様成形具配置空間33内に回動自在に配置される軸部44にキー45を介して連結されている。なお、第1の模様成形具40Aは製品用部材Aの短辺側表面に菱形凹凸模様Daを成形するのに対し、第2の模様成形具40Bは製品用部材の長辺側表面に菱形凹凸模様Daを成形するため、模様成形部の長さが異なるが、それ以外は同様に構成されている。このように形成される第1の模様成形具40Aと第2の模様成形具40Bにより、製品用部材Aの表面に成形される菱形凹凸模様Daは、第1の模様成形具40A及び第2の模様成形具40Bの頂部41と谷部42とを有し、製品用部材Aの表面を第1の模様成形具40A及び第2の模様成形具40Bと逃げ部(図示せず)との間で挟み込むことにより成形される。
【0050】
次に、以上のように構成される押出しダイス10による成形方法を説明する。作業に先立って、製品用部材Aの表面に菱形凹凸模様Daを成形するための第1の模様成形具40Aと第2の模様成形具40Bを下型ダイ30にセットする。
【0051】
上記のようにして第1の模様成形具40Aと第2の模様成形具40Bをセットした状態で、コンテナCから上型ダイ11にメタルMが導入され、第1ないし第3の溜まり部21,22,23を経由して下流側に押し出されると、上型ダイ11のマンドレル13の内側ベアリング部15と中間型20の外側ベアリング部25との間をメタルMが通過することにより、メタルMの外形形状が手摺本体1の外形形状に形成され、かつメタルMに中空形状が形成される。中空矩形状に成形されたメタルMすなわち製品用部材Aは中間型20の上側ガイド部26に沿って下型ダイ30側に押し出される。
【0052】
そして、下型ダイ30に押し出された製品用部材Aは、下型ダイ30の配置空間32内をガイドされながら下方に押し出される途中で、製品用部材Aの押出しに伴って回転する第1の模様成形具40Aにより、製品用部材Aの短辺側の対向する平坦面に菱形凹凸模様Daが連続して成形される。
【0053】
第1の模様成形具40Aによって短辺側の対向する表面に菱形凹凸模様Daが成形された製品用部材Aは、更に下型ダイ30の配置空間32内をガイドされながら下方に押し出される途中で、製品用部材Aの押出しに伴って回転する第2の模様成形具40Bにより、製品用部材Aにおける第1の模様成形具40Aによって菱形凹凸模様Daが成形された表面と異なる表面、すなわち製品用部材Aの長辺側の対向する平坦面1aに菱形凹凸模様Daが連続して成形される。
【0054】
上記のようにして第1の模様成形具40Aにより製品用部材Aの短辺側の対向する平坦面1aに菱形凹凸模様Daを成形した後、連続して第2の模様成形具40Bにより製品用部材Aの長辺側の対向する平坦面1aに菱形凹凸模様Daを成形する。そして、所定の製品長さとするまでその作業が継続される。
【0055】
なお、上記説明では、第1の模様成形具40Aと第2の模様成形具40Bによって手摺本体1の対向する上、下の平坦面1aと両側の平坦面1a、すなわち手摺本体1の全面である四面に菱形凹凸模様Daを成形する場合について説明したが、菱形凹凸模様Daを施さない平坦面1a、例えば手摺本体1の下面においては、対向する一方の第1の模様成形具40Aに代えて表面に凹凸がないローラーを用いて無模様D0に成形する。
【0056】
支柱2の平坦面2cに菱形凹凸模様Daを成形する場合は、手摺本体1に菱形凹凸模様Daを成形する場合と同様に、第1の模様成形具40Aと第2の模様成形具40Bを用いて菱形凹凸模様Daを成形することができる。
【0057】
なお、支柱2に菱形凹凸模様Daを成形する模様成形用押出しダイスにおいては、内側ベアリング部15の外形をビスポケット2bを有する輪郭に形成するか、あるいは、内側ベアリング部15を外側ベアリング部25との間隔を広げて支柱2を肉厚にする以外は、手摺本体1を成形する模様成形用押出しダイス10を用いることができる。なお、支柱2を肉厚に成形した場合は、後加工によって支柱2の長手方向端部にねじ受け部であるねじ孔を設ける。
【0058】
また、上記説明では、手摺本体1の平坦面1aと支柱2の平坦面2cに菱形凹凸模様Daを成形する場合について説明したが、菱形凹凸模様Daに代えて、
図8に示す四角形凹凸模様Dbを成形する場合は、第1の模様成形具40Aと第2の模様成形具40Bのローラー43の外周面に、第1及び第2の溝Dg3,Dg4を成形する頂部(図示せず)と四角形凸部を成形する谷部(図示せず)とを適宜間隔をおいて設けたものを用いればよい。
【0059】
なお、
図11及び
図12に示す模様成形用押出しダイス10は、手摺本体1の四面に菱形凹凸模様Daを成形する場合であるが、手摺本体1の一面に菱形凹凸模様Daを成形する場合は、
図12Aに示す模様成形用押出しダイス10Aを用いて手摺本体1の一面に菱形凹凸模様Daを成形することができる。
【0060】
模様成形用押出しダイス10Aは、
図12Aに示すように、下型ダイ30の片側に設けられた模様成形具配置空間33内に上記第1及び第2の模様成形具40A,40Bと同様に形成された模様成形具40Cを配設してなる。なお、
図12Aにおいて、その他の部分は
図11,
図12と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0061】
上記のように形成される模様成形用押出しダイス10Aを用いることによって手摺本体1の一面に菱形凹凸模様Daを成形することができる。
【0062】
また、手摺本体1の二面に菱形凹凸模様Daを成形する場合は、
図12Bに示す模様成形用押出しダイス10Bを用いて手摺本体1の一面に菱形凹凸模様Daを成形することができる。
【0063】
模様成形用押出しダイス10Bは、
図12Bに示すように、下型ダイ30の両側に設けられた模様成形具配置空間33内に上記第1及び第2の模様成形具40A,40Bと同様に形成された模様成形具40Dを配設してなる。なお、
図12Bにおいて、その他の部分は
図11,
図12と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0064】
上記のように形成される模様成形用押出しダイス10Bを用いることによって手摺本体1の二面に菱形凹凸模様Daを成形することができる。
【0065】
なお、支柱2の一面又は二面に菱形凹凸模様Daを成形する場合も、上記と同様の模様成形用押出しダイス10A,10Bを用いて、支柱2の一面又は二面に菱形凹凸模様Daを成形することができる。
【0066】
なお、手摺本体1と支柱2の一面又は二面に四角形凹凸模様Dbを成形する場合は、模様成形具40C,40Dのローラー43の外周面に、第1及び第2の溝Dg3,Dg4を成形する頂部(図示せず)と四角形凸部を成形する谷部(図示せず)とを適宜間隔をおいて設けたものを用いればよい。
【0067】
上記のように形成される模様成形用押出しダイス10,10A,10Bを用いて、手摺本体1と支柱2の一面、対向する二面、一面と隣接する両側面、一面と隣接する一側面、又は全面(四面)のいずれかに菱形凹凸模様Da又は四角形凹凸模様Dbを成形することができる。
【0068】
なお、上記実施形態では、手摺本体1と、手摺本体1を支持する支柱2とを具備する模様付手摺について説明したが、この発明に係る模様付手摺は、支柱2に代えて手摺本体1を支持する支持部材を具備する手摺にも適用できる。例えば、手摺本体を支持する支持部材を壁に固定して、手摺本体1を壁に付設した手摺にも適用できる。
【0069】
上記のように構成される実施形態によれば、手摺を構成する手摺本体1の上面又は側面を含む少なくとも一つの平坦面1aには、手摺本体1の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する滑り止め機能を有する凹凸模様(菱形凹凸模様Daあるいは四角形凹凸模様Db)を形成することで、手摺本体1と支柱2又は支持部材とからなる手摺自体のデザイン性を高めることができると共に、滑り止め機能を持たせることができる。
【0070】
また、手摺を構成する手摺本体1の他に、支柱2の少なくとも一つの平坦面2cには、支柱2の長手方向及び長手方向と交差する方向に連続する凹凸模様(菱形凹凸模様Daあるいは四角形凹凸模様Db)を形成することで、更に手摺本体1と支柱2とからなる手摺自体のデザイン性を高めることができる。
【0071】
また、更に手摺本体1の平坦面1aと隣接する面との交差部に鈍角部1bあるいは円弧部1cを形成することによって、手摺を人の手で握った際の感触の違和感を抑制することができる。
【0072】
また、手摺本体1と支柱2の凹凸模様(菱形凹凸模様Daあるいは四角形凹凸模様Db)は、手摺本体1と支柱2の一面、対向する二面、一面と隣接する両側面、一面と隣接する一側面、又は全面(四面)のいずれかに形成されることで、手摺本体1と支柱2の異なる平坦面1a、2cに、自由度をもたせて任意の凹凸模様(菱形凹凸模様Daあるいは四角形凹凸模様Db)を形成することができる。
【0073】
更にまた、手摺取付部材5に設けられた脚部5aを支柱2の中空部2a内に挿入した状態で、塞ぎ板部5bを支柱2の長手方向の端部に設けられたねじ受け部(ビスポケット2b、ねじ孔)に螺合する固定ねじ6にて固定することで、支柱2に設けられた中空部2aとねじ受け部(ビスポケット2b、ねじ孔)を利用して手摺取付部材5によって手摺本体1と支柱2とを強固に連結することができる。
【0074】
なお、上記実施形態では、この発明に係る模様付手摺を階段に適用した場合について説明したが、この発明に係る模様付手摺は、階段以外の場所においても適用でき、上記と同様の効果が得られる。
【符号の説明】
【0075】
1 手摺本体
1a 平坦面
1b 鈍角部
1c 円弧部
1d ねじ孔
1e 円弧状面
2 支柱
2a 中空部
2b ビスポケット(ねじ受け部)
2c 平坦面
5 手摺取付部材
5a 脚部
5b 塞ぎ板部
5c 腕部
5d 支持板部
6,7,9 固定ねじ
Da 菱形凹凸模様
Db 四角形凹凸模様
Dg1,Dg3 第1の溝(第1の模様成形溝)
Dg2,Dg4 第2の溝(第2の模様成形溝)