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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024113809
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】タキシフォリン含有組成物
(51)【国際特許分類】
   A23L 33/105 20160101AFI20240816BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20240816BHJP
   A61K 31/353 20060101ALI20240816BHJP
   A61K 36/15 20060101ALN20240816BHJP
【FI】
A23L33/105
A61P25/28
A61K31/353
A61K36/15
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023019014
(22)【出願日】2023-02-10
(71)【出願人】
【識別番号】510092605
【氏名又は名称】株式会社DHQ
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】デロイトトーマツ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 禎三
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 誠一
(72)【発明者】
【氏名】土屋 淳
【テーマコード(参考)】
4B018
4C086
4C088
【Fターム(参考)】
4B018LB08
4B018LE02
4B018LE05
4B018MD05
4B018MD08
4B018MD10
4B018MD34
4B018MD35
4B018MD48
4B018ME14
4B018MF01
4C086AA01
4C086AA02
4C086BA08
4C086MA01
4C086MA04
4C086MA35
4C086MA37
4C086MA52
4C086MA55
4C086NA14
4C086ZA15
4C088AB03
4C088BA08
4C088MA37
4C088MA52
4C088NA14
4C088ZA15
(57)【要約】
【課題】タキシフォリンに関し、ヒトに対する機能性の根拠を提供してその利用を図る。
【解決手段】タキシフォリンを含有するヒト用機能性組成物であって、認知機能改善のためのものである該ヒト用機能性組成物である。このヒト用機能性組成物は、50歳以上の健常者を対象とするものであってよい。また、このヒト用機能性組成物は、軽度認知障害の者を対象とするものであってよい。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タキシフォリンを含有するヒト用機能性組成物であって、認知機能改善のためのものである該ヒト用機能性組成物。
【請求項2】
50歳以上の健常者を対象とするものである、請求項1記載のヒト用機能性組成物。
【請求項3】
軽度認知障害の者を対象とするものである、請求項1記載のヒト用機能性組成物。
【請求項4】
前記タキシフォリンを1日当たり50mg~150mgを4週間以上にわたって摂取するためのものである、請求項1記載のヒト用機能性組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タキシフォリンを含有するヒト用機能性組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
タキシフォリン(別名:ジヒドロケルセチン)は、葡萄、柑橘類、タマネギ、緑茶、オリーブオイル、カラマツ、オオアザミ、フランス海岸松樹皮、ダグラスモミ樹皮、スミラシスグラブレ根茎などの天然物に含まれているフラボノイド類化合物である。タキシフォリンは強力な抗酸化活性を有することが知られており、その生物活性により、各種の疾病の予防や症状の改善のための利用が期待されている。例えば、特許文献1には、タキシフォリン含有餌を認知症モデルマウス(APPSwDI遺伝子改変マウス)に投与することにより、通常餌投与に比べて脳内アミロイドβ蓄積量が減少したことが記載されている(特許文献1の段落0063)。また、遊泳試験において、施行毎にプラットフォームに到達するまでの時間が、認知症モデルマウス(APPSwDI遺伝子改変マウス)へのタキシフォリン含有餌の投与により、通常のC57BL/6Jマウスと同様に短縮することが記載されている(特許文献1の段落0072)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2017/199755号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来、モデルマウスを使用した試験結果は報告されているものの、タキシフォリンをヒトが摂取することによって認知機能がどのように影響を受けるか明らかではなかった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、タキシフォリンに関し、ヒトに対する機能性の根拠を提供してその利用を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明者らは種々研究した結果、タキシフォリンにはヒトの認知機能を改善する作用効果があることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は以下の構成を備えるものである。
[1]タキシフォリンを含有するヒト用機能性組成物であって、認知機能改善のためのものである該ヒト用機能性組成物。
[2]50歳以上の健常者を対象とするものである、上記[1]記載のヒト用機能性組成物。
[3]軽度認知障害の者を対象とするものである、上記[1]記載のヒト用機能性組成物。
[4]前記タキシフォリンを1日当たり50mg~150mgを4週間以上にわたって摂取するためのものである、上記[1]記載のヒト用機能性組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、タキシフォリンを利用して、ヒトにおける認知機能改善などの優れた機能性を備えた素材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】試験例1において、認知機能検査ツールCognitrax(コグニトラックス)を使用した評価を行い、その検査評価項目のひとつである「視覚記憶テスト」における「正解ヒット数(遅延)」の算出値について、タキシフォリンを含有する披験食品を摂取した試験群とタキシフォリンを含有しない対照食品を摂取した試験群とで比較した結果を示す図表である。
図2】試験例1において、認知機能検査ツールCognitrax(コグニトラックス)を使用した評価を行い、その検査評価項目のひとつである「視覚記憶テスト」における「正解ヒット数(即時)」の算出値について、タキシフォリンを含有する披験食品を摂取した試験群とタキシフォリンを含有しない対照食品を摂取した試験群とで比較した結果を示す図表である。
図3】試験例1において、認知機能検査ツールCognitrax(コグニトラックス)を使用した評価を行い、その検査評価項目のひとつである「指たたきテスト」における「運動速度(右手平均と左手平均の和)」の算出値について、タキシフォリンを含有する披験食品を摂取した試験群とタキシフォリンを含有しない対照食品を摂取した試験群とで比較した結果を示す図表である。
図4】試験例1において、認知機能検査ツールCognitrax(コグニトラックス)を使用した評価を行い、その検査評価項目のひとつである「指たたきテスト」における「右手平均」の算出値について、タキシフォリンを含有する披験食品を摂取した試験群とタキシフォリンを含有しない対照食品を摂取した試験群とで比較した結果を示す図表である。
図5】試験例1において、副次評価項目として、気分プロフィール検査ツール(POMS2:Profile of Mood States Second Edition)を使用したアンケートを行った結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に用いるタキシフォリンとしては、その由来に特に制限はない。例えば、化学合成により得られた素材を用いてもよく、天然物から抽出して得られた素材を用いてもよい。タキシフォリン含む天然物としては、葡萄、柑橘類、タマネギ、緑茶、オリーブオイル、カラマツ、オオアザミ、フランス海岸松樹皮、ダグラスモミ樹皮、スミラシスグラブレ根茎などが知られている。なかでも、シベリアカラマツ、ダフリアカラマツ、北洋カラマツ、ラーチ等のカラマツ属に属する樹木には、タキシフォリンが豊富に含まれるので、これらから好適に調製され得る。例えば、特にはその木部や生長部に豊富に含まれるので、これを乾燥・粉砕後、水や含水有機溶媒により抽出して、得られた抽出物をHPLC分画することなどによってタキシフォリンを含む抽出物を得ることができる。基原植物からの抽出方法としては、国際公開第2010/095969号公報等にも公知であるので、そのように開示された調製方法に準じてタキシフォリンを得ることもできる。また、タキシフォリンを高純度に含有する素材として「ラビトール(登録商標)」(AMETIS JSCが製造、株式会社DHQが輸入販売)などが市販されていので、そのような市販品を用いてもよい。
【0011】
本発明に用いるタキシフォリンは、適宜、所望される有効量が生体内に取り込まれてタキシフォリンが作用するようにすればよい。タキシフォリンは、例えば、そのフェノールOH基に糖が結合した配糖体の形態であってもよく、また、塩や溶媒和物の形態であってもよい。このような形態であっても、生体内に取り込まれた後、生体側のエステラーゼ等の酵素による加水分解や、生体液のイオン緩衝性などによりタキシフォリンが遊離するので、これが作用し得る。使用するタキシフォリンの純度としては、タキシフォリンを含有する素材の全体量中に、例えば、10質量%以上、20質量%以上、30質量%以上、40質量%以上、50質量%以上、60質量%以上、70質量%以上、80質量%以上、90質量%以上、95質量%以上などであってよい。純度が低い場合であっても、その分投与量を多くすれば、所望される有効量が生体内に取り込まれ得る。
【0012】
本発明において、タキシフォリンを生体内に取り込ませるための形態としては、特に制限はないが、例えば、経口的に摂取するよう経口組成物の形態に調製してもよく、非経口的に摂取するよう非経口組成物の形態に調製してもよい。より具体的には、経口的に摂取される場合、その形態としては、例えば、錠剤状、液剤状、シロップ剤状、粉末剤状、顆粒剤状、カプセル剤状、ソフトカプセル剤状、固形状、半液体状、クリーム状、ペースト状などの形態となし得る。また、非経口的に摂取される場合、その形態としては、例えば、注射剤、吸入剤、坐剤、塗布クリームなどの形態であり得る。すなわち、タキシフォリンは、これら通常の形態中に、その成分の一部として含有せしめてヒトに投与し、又はヒトが摂取することで、タキシフォリンを生体内に取り込ませることができる。
【0013】
上記した組成物の形態において、タキシフォリンの含有量は、その形態がヒトに適用されたとき有効量が取り込まれるようにすればよく、限定されないが、典型的に例えば、タキシフォリンをその組成物100質量部当たり、0.01質量部以上、0.1質量部以上、1質量部以上、5質量部以上、10質量部以上、20質量部以上などであってよい。また、タキシフォリンをその組成物100質量部当たり、100質量部以下、90質量部以下、80質量部以下、70質量部以下、60質量部以下、50質量部以下などであってよい。
【0014】
なお、タキシフォリンの定量は、例えば、HPLC分析法などに公知の手法を利用して行うことができる。
【0015】
限定されない任意の態様において、本発明は、例えば、飲食品、医薬品、又はサプリメントの適用形態であり得る。
【0016】
上記した適用形態において、タキシフォリンの含有量は、その形態をヒトに適用したときに有効量が取り込まれるようにすればよく、限定されないが、典型的に例えば1粒が150mg~300mgの錠剤の形態の場合、タキシフォリンをその1粒当たりに2質量%以上40質量%以下含有するなどであってよく、4質量%以上30質量%以下含有するなどであってよく、5質量%以上30質量%以下含有するなどであってよい。また、例えば1瓶の内容量が50~500mLのドリンク剤の形態の場合、タキシフォリンをその1瓶の内容量当たりに0.01w/v%以上1w/v%以下含有するなどであってよく、0.05w/v%以上1w/v%以下含有するなどであってよく、0.1w/v%以上1w/v%以下含有するなどであってよい。また、内容量が200mg~350mgのハードカプセルの形態の場合、タキシフォリンをその内容物当たりに5質量%以上70質量%以下含有するなどであってよく、10質量%以上60質量%以下含有するなどであってよく、30質量%以上50質量%以下含有するなどであってよい。
【0017】
タキシフォリンは、食経験上、ヒトが摂取しても保健上の問題なく用いることができる素材である。その投与量は適宜設定すればよく、限定されないが、成人1日当たりの摂取量としては、10mg以上400mg以下であってよく、20mg以上300mg以下であってよく、30mg以上200mg以下であってよい。摂取期間としては、例えば、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間、16週間、17週間、18週間、19週間、20週間等であってよく、これらの期間にわたって摂取されるように用いられてもよい。
【0018】
後述の試験例に示されるように、タキシフォリンにはヒトの認知機能を改善する作用効果がある。
【0019】
よって、本発明は、以下構成を備えたヒト用機能性組成物(a)を提供し得る。
(a)認知機能改善のためのものであるヒト用機能性組成物。
【0020】
限定されないが、本発明により提供されるヒト用機能性組成物においては、以下に示す構成のうちの1種又は2種以上を更に備えていてもよい。
(a1)50歳以上の健常者を対象とするものである。
(a2)軽度認知障害の者を対象とする。
(a3)タキシフォリンを1日当たり50mg~150mgを4週間以上にわたって摂取するためのものである。
【0021】
上記態様において、対象は、55歳以上であってよく、60歳以上であってよく、65歳以上であってよく、70歳以上であってよく、75歳以上であってよく、80歳以上であってよい。また、摂取期間は、5週間以上であってよく、6週間以上であってよく、7週間以上であってよく、8週間以上であってよく、9週間以上であってよく、10週間以上であってよく、11週間以上であってよく、12週間以上であってよい。なお、軽度認知障害(MCI)、認知症の前段階であって、正常と病気の間の状態であり、認知症を予防できる重要な機会であると考えられている(鈴木裕「軽度認知障害」日大医誌 2012; 71(6): 385-389.)。すなわち、軽度認知障害(MCI)を対象にして、この段階で認知症への進行を抑え、正常な認知機能を維持できる。
【0022】
また、認知機能には様々な要素が含まれるが、後述の試験例によれば、限定されないが、例えば、図形などを認識して記憶する視覚的記憶力や、運動度、運動コントロールにかかわる認知機能について、それらにかかわる認知機能を向上させたり維持したりして、衰えを防ぐことができる。
【実施例0023】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
【0024】
<試験例1>
タキシフォリンの摂取がヒトの認知機能にどのように影響を与えるか調べた。具体的には、認知機能検査ツールCognitrax(コグニトラックス)(提供:株式会社ヘルス・ソリューション、開発元:CNS Vital Signs社)を使用した検査を実施した。
【0025】
〔1.対象〕
物忘れの自覚がある、又は物忘れを指摘されたことがある55歳以上80歳未満の健常な日本人男女を対象にした。
【0026】
〔2.試験食品〕
タキシフォリンを90質量%含有するカラマツエキス末を、他の賦形素材とともに含むハードカプセルを被験食品とした。また、カラマツエキス末を含まないハードカプセルを対照食品とした。表1に、カプセル1粒あたりの各試験食品の組成を示す。
【0027】
【表1】
【0028】
〔3.試験スケジュール〕
責任医師等の判断により試験への参加に問題がないとされた者、その60名を選定し、年齢、性別、並びに事前のコグニトラックス(Cognitrax)検査による算出値(標準化スコア)及び血中アミロイドβの測定値に基づき、これらを割付調整因子として偏りがないよう2群に割付けた。
【0029】
各試験食品を、1回1粒を1日2回、朝食後及び夕食後に、12週間、摂取してもらい、摂取前時(事前検査を兼ねた)、摂取6週時、及び摂取12週時の各来院時にコグニトラックス(Cognitrax)検査を実施し、認知関連の検査評価項目につき、それぞれ標準化スコア(同年代と比較による変換値であり、平均値を100とし標準偏差を15として計算したもの)を算出した。
【0030】
また、副次評価項目として、市販キット「ヒト/ラットβアミロイド(42)ELISAキットワコー、高感度品(Code No. 292-64501)」(富士フイルム和光純薬株式会社)による血中アミロイドβの測定と、気分プロフィール検査ツール(POMS2:Profile of Mood States Second Edition)を使用したアンケートを行った。
【0031】
〔4.解析手法〕
試験群間の統計的有意差を、検査時における対照食品群と被験食品群の比較に基づく評価については、対応のないt検定により解析した。また、摂取前時から摂取6週時又は摂取12週時にわたる経時的な比較に基づく評価については、対応のあるt検定(Bonferroni法)により解析した。
【0032】
〔5.解析結果〕
図1に示されるように、被験食品の摂取群の摂取6週時及び摂取12週時において、対照食品の摂取群に比べて、画面に映し出された図形を認識して記憶する検査評価項目である「視覚記憶テスト」における「正解ヒット数(遅延)」の算出値の向上がみられた。
【0033】
図2に示されるように、被験食品の摂取群の摂取6週時及び摂取12週時において、対照食品の摂取群に比べて、上記「視覚記憶テスト」における「正解ヒット数(即時)」の算出値の向上がみられた。
【0034】
図3に示されるように、被験食品の摂取群の摂取6週時及び摂取12週時において、対照食品の摂取群に比べて、キーボードのスペースキーを右手ないし左手のひとさし指でできるだけ早くたたく検査評価項目である「指たたきテスト」における「運動速度(右手平均と左手平均の和)」の算出値の向上がみられた。
【0035】
図4に示されるように、被験食品の摂取群の摂取6週時及び摂取12週時において、対照食品の摂取群に比べて、上記「指たたきテスト」における「右手平均」の算出値の向上がみられた。
【0036】
図5に示されるように、気分プロフィール検査ツールPOMS2を使用したアンケートにおいて「TMD:総合的なネガティブ気分」について、対照食品の摂取群に比べて、被験食品の摂取群のほうが、気分状態が良好であることを示す低下傾向を示した。
【0037】
一方、血中アミロイドβの測定値については、被験食品の摂取群の対照食品の摂取群とで、いずれの観点からも統計学的に有意な差は認められなかった。
【0038】
なお、本試験では、重度・重篤な有害事象は認められず、被験食品の継続摂取に対する安全性に問題はないものと考えられた。
【0039】
以上の試験から、タキシフォリンにはヒトの認知機能を改善する作用効果、特には、図形などを認識して記憶する視覚的記憶力や、運動度、運動コントロールにかかわる認知機能について、これらを改善する作用効果があることが明らかとなった。

図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-05-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タキシフォリンを含有するヒト用機能性組成物であって、視覚的記憶力にかかわる認知機能改善のためのものである該ヒト用機能性組成物。
【請求項2】
50歳以上の健常者を対象とするものである、請求項1記載のヒト用機能性組成物。
【請求項3】
軽度認知障害の者を対象とするものである、請求項1記載のヒト用機能性組成物。
【請求項4】
前記タキシフォリンを1日当たり50mg~150mgを4週間以上にわたって摂取するためのものである、請求項1記載のヒト用機能性組成物。