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特開2024-113826画像読取装置、画像読取システム及び画像読取制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024113826
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】画像読取装置、画像読取システム及び画像読取制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20240816BHJP
【FI】
H04N1/00 127B
H04N1/00 L
H04N1/00 885
H04N1/00 912
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023019042
(22)【出願日】2023-02-10
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】松山 悦也
(72)【発明者】
【氏名】松田 洋樹
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼瀬 裕二
【テーマコード(参考)】
5C062
【Fターム(参考)】
5C062AA05
5C062AA14
5C062AA31
5C062AA35
5C062AA37
5C062AB02
5C062AB20
5C062AB25
5C062AB32
5C062AB33
5C062AB38
5C062AB41
5C062AB43
5C062AB44
5C062AB46
5C062AB49
5C062AC02
5C062AC05
5C062AC38
5C062AE03
5C062AE15
5C062BA02
(57)【要約】
【課題】ユーザーの利便性を向上させることができる画像読取装置、画像読取システム及び読取制御方法を提供する。
【解決手段】制御部は、1系統の通信経路において外部装置と1対1で接続される第1接続方式により外部装置と接続されている第1接続状態、及び、1系統の通信経路において外部装置と1対多で接続可能である第2接続方式により外部装置と接続されている第2接続状態に制御可能である。制御部は、第1接続状態で画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、画像読取装置と外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、第2接続状態で画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、切断処理を実行可能である。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置において、
制御部と、
操作部と、
を備え、
前記制御部は、
1系統の通信経路において前記外部装置と1対1で接続される第1接続方式により前記外部装置と接続されている第1接続状態、及び、1系統の通信経路において前記外部装置と1対多で接続可能である第2接続方式により前記外部装置と接続されている第2接続状態に制御可能であり、
前記第1接続状態で前記操作部が操作されずに第1時間が経過すると、前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記第2接続状態で、前記操作部が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能である、
ことを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置を含む画像読取システムにおいて、
制御部を備え、
前記制御部は、
前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対1で接続される第1接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第1接続状態、及び、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対多で接続可能である第2接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第2接続状態に制御可能であり、
前記第1接続状態で前記画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能である、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項3】
請求項2に記載の画像読取システムにおいて、
前記第1接続方式は、USB接続方式を含み、
前記第2接続方式は、LAN接続方式を含む、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項4】
請求項2に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、
前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であり、
前記第2時間が前記第1時間以下である場合、前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに前記第2時間が経過したときに、前記切断処理を実行する、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項5】
請求項2に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、
前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であり、
前記第1時間が前記第2時間以下である場合、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行する、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項6】
請求項2~請求項5のうち何れか一項に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、前記切断処理を実行する場合、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断したことを前記画像読取装置に通知せずに、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断したことを前記外部装置に通知する、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項7】
請求項2~請求項5のうち何れか一項に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、
前記画像読取装置が操作されずに第3時間が経過すると前記画像読取装置を省電力モードに制御可能であり、
前記第3時間が前記第1時間よりも短い場合、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第3時間が経過すると、前記省電力モードに制御し、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過したときに、前記切断処理を実行する、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項8】
請求項2~請求項5のうち何れか一項に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、
前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であり、
前記画像読取装置が操作されずに第3時間が経過すると前記画像読取装置を省電力モードに制御可能であり、
前記第3時間が前記第2時間よりも短い場合、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第3時間が経過すると、前記省電力モードに制御し、前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに前記第2時間が経過すると、前記切断処理を実行する、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項9】
請求項2~請求項5のうち何れか一項に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、
機能を指定可能であるホーム画面を表示部に表示させることができ、
前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている接続状態であることを示す接続状態画面を前記表示部に表示させることができ、
前記第2接続状態で前記接続状態画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記ホーム画面を表示可能である、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項10】
請求項2~請求項5のうち何れか一項に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、
機能を指定可能であるホーム画面を表示部に表示させることができ、
前記ホーム画面からの指定に応じて機能画面を前記表示部に表示させることができ、
前記機能画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記機能画面において入力された入力内容を保存し、
前記機能画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記ホーム画面を前記表示部に表示可能であり、
前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過し、前記ホーム画面を前記表示部に表示させた後に、特定操作に応じて、保存した入力内容に対応する前記機能画面を前記表示部に再表示させる、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項11】
請求項2~請求項5のうち何れか一項に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、
機能を指定可能であるホーム画面を表示部に表示させることができ、
前記ホーム画面からの指定に応じて機能画面を前記表示部に表示させることができ、
前記機能画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記機能画面において入力された入力内容を保存し、
前記機能画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記表示部に表示させる画面を確認する確認画面を前記表示部に表示させ、
前記確認画面を前記表示部に表示させているときに、前記ホーム画面を表示させる操作が行われると、前記ホーム画面を前記表示部に表示させる一方で、前記機能画面を表示させる操作が行われると、保存した入力内容に対応する前記機能画面を前記表示部に再表示させる、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項12】
請求項2~請求項5のうち何れか一項に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、少なくとも前記第1時間の設定を変更可能である、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項13】
請求項8に記載の画像読取システムにおいて、
前記制御部は、前記第1時間、前記第2時間及び前記第3時間のうち少なくとも何れかの設定を変更可能である、
ことを特徴とする画像読取システム。
【請求項14】
外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置に関する画像読取制御方法において、
前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対1で接続される第1接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第1接続状態で、前記画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対多で接続可能である第2接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第2接続状態で、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であることを含む、
ことを特徴とする画像読取制御方法。
【請求項15】
請求項14に記載の画像読取制御方法において、
前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われると、画像の読取に関する操作を特定可能である操作情報を所定周期で前記外部装置から前記画像読取装置に送信することと、
前記第2接続状態で前記操作情報を受信せずに前記第1時間以下である第2時間が経過したときに、前記切断処理を実行することと、
を含む、
ことを特徴とする画像読取制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置、画像読取システム及び画像読取制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のように、原稿から画像を読み取る画像読取装置として、1系統の通信経路において外部装置と1対1で接続される第1接続方式以外に、1系統の通信経路において外部装置と1対多で接続される第2接続方式が採用された装置が開示されている。このように構成されることにより、1つの画像読取装置と複数の外部装置とが通信可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-334449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような画像読取装置では、長時間に亘って、複数の外部装置のうち1つの外部装置が接続されていると、他の外部装置が接続できない場合があった。このため、ユーザーの利便性を損ねていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する画像読取装置は、外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置において、制御部と、操作部と、を備え、前記制御部は、1系統の通信経路において前記外部装置と1対1で接続される第1接続方式により前記外部装置と接続されている第1接続状態、及び、1系統の通信経路において前記外部装置と1対多で接続可能である第2接続方式により前記外部装置と接続されている第2接続状態に制御可能であり、前記第1接続状態で前記操作部が操作されずに第1時間が経過すると、前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記第2接続状態で、前記操作部が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能である。
【0006】
上記課題を解決する画像読取システムは、外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置を含む画像読取システムにおいて、制御部を備え、前記制御部は、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対1で接続される第1接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第1接続状態、及び、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対多で接続可能である第2接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第2接続状態に制御可能であり、前記第1接続状態で前記画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能である。
【0007】
上記課題を解決する画像読取制御方法は、外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置に関する画像読取制御方法において、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対1で接続される第1接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第1接続状態で、前記画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対多で接続可能である第2接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第2接続状態で、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であることを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】画像読取システムを示す模式図である。
図2】画像読取システムの電気的構成を示すブロック図である。
図3】表示部における表示画面を示す模式図である。
図4】表示部における表示画面を示す模式図である。
図5】表示部における表示画面を示す模式図である。
図6】時間設定制御処理を示すフローチャートである。
図7】接続要求監視処理を示すフローチャートである。
図8】操作監視処理を示すフローチャートである。
図9】監視タイマー制御処理を示すフローチャートである。
図10】状態監視処理を示すフローチャートである。
図11】接続監視処理を示すフローチャートである。
図12】再表示制御処理を示すフローチャートである。
図13】制御内容を示すタイミングチャートである。
図14】制御内容を示すタイミングチャートである。
図15】制御内容を示すタイミングチャートである。
図16】制御内容を示すタイミングチャートである。
図17】制御内容を示すタイミングチャートである。
図18】制御内容を示すタイミングチャートである。
図19】制御内容を示すタイミングチャートである。
図20】表示部における表示画面を示す模式図である。
図21】状態監視処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、画像読取装置、画像読取システム及び画像読取制御方法の一実施形態について説明する。
【0010】
<画像読取システム10の構成>
図1に示すように、画像読取システム10は、画像読取装置11を備える。つまり、画像読取システム10は、画像読取装置11を含む。画像読取装置11は、原稿から画像を読み取るスキャナー装置である。
【0011】
画像読取システム10は、外部装置90を備えてもよい。画像読取システム10は、複数の外部装置90を備えてもよい。外部装置90は、ユーザーによって用いられる端末装置であってもよい。外部装置90は、例えばパーソナルコンピューターであってもよい。
【0012】
画像読取装置11と外部装置90とは、通信可能に接続されている。つまり、画像読取装置11は、外部装置90と接続可能である。特に、画像読取装置11は、複数の外部装置90と通信可能に接続されてもよい。この場合、画像読取装置11は、複数の外部装置90のうち一つの外部装置90との接続を許可し、他の外部装置90との接続を規制してもよい。
【0013】
図2に示すように、画像読取装置11は、操作部12を備える。操作部12は、ユーザーによって操作可能に構成される。画像読取装置11は、表示部13を備えてもよい。表示部13は、情報を表示するように構成される。操作部12と表示部13とは、タッチパネルのように一体に構成されてもよいが、別々に構成されてもよい。
【0014】
画像読取装置11は、搬送部14を備えてもよい。搬送部14は、画像読取装置11の搬送経路に沿って原稿を搬送するように構成される。搬送経路は、読取領域を通る経路である。読取領域は、原稿から画像を読み取るための領域である。
【0015】
搬送部14は、不図示のローラーと駆動部とを備えてもよい。ローラーは、搬送経路に沿って原稿を搬送するためのローラーである。駆動部は、ローラーの何れかを回転させるための駆動源である。駆動部は、モーターであってもよい。
【0016】
画像読取装置11は、検出部15を備えてもよい。検出部15は、不図示のエンコーダーを備えてもよい。エンコーダーは、搬送部14のローラーの回転を検出可能であってもよい。エンコーダーは、ローラーの回転量を示す検出信号を出力してもよい。
【0017】
検出部15は、不図示の原稿センサーを備えてもよい。原稿センサーは、搬送経路に沿って設けられる。原稿センサーは、原稿の有無を検出する。原稿センサーは、検出信号を出力する。原稿センサーは、接触式センサーであってもよく、非接触センサーであってもよい。
【0018】
画像読取装置11は、読取部16を備える。画像読取装置11は、複数の読取部16を備えてもよい。画像読取装置11は、複数の読取部16として、原稿の表面から画像を読み取る第1読取部と、原稿の裏面から画像を読み取る第2読取部とを備えてもよい。読取部16は、搬送部14によって搬送される原稿から画像を読み取るように構成される。読取部16は、読取領域において原稿から画像を読み取るように構成される。
【0019】
読取部16は、光源17を備える。光源17は、搬送中の原稿に光を照射可能である。光源17は、例えばLEDや蛍光ランプ等により構成されてもよい。
読取部16は、イメージセンサー18を備える。イメージセンサー18は、例えばリニアイメージセンサーであってもよく、コンタクト型イメージセンサーであってもよい。コンタクト型イメージセンサーは、原稿の幅方向に沿って複数の光電変換素子が一列に配置したイメージセンサーである。具体的に、イメージセンサー18は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーであってもよい。
【0020】
イメージセンサー18は、光源17からの光が原稿で反射した反射光を受光する。イメージセンサー18は、各光電変換素子が受光した光を電気信号に変換して受光量に応じた値の画素信号を出力する。画像読取装置11は、カラースキャンとモノクロスキャン(グレースケールスキャン)とが可能であってもよい。
【0021】
画像読取装置11は、制御部20を備える。制御部20は、画像読取装置11を統括的に制御する。制御部20は、画像読取装置11で実行される各種動作を制御してもよい。つまり、制御部20は、画像の読取に関する制御を行う。
【0022】
制御部20は、プログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはそれらの組み合わせを含んでもよい。プロセッサーは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリーを含み、メモリーは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
【0023】
制御部20は、操作部12、表示部13、搬送部14、検出部15及び読取部16と接続されている。制御部20は、操作部12、検出部15及び読取部16から信号を入力可能である。制御部20は、表示部13、搬送部14及び読取部16に信号を出力可能である。
【0024】
制御部20は、プログラムを実行することで機能する各種の機能部を備える。詳しくは、制御部20は、主制御部21を備える。主制御部21は、画像読取装置11を統括的に制御する。
【0025】
制御部20は、搬送制御部22を備える。搬送制御部22は、搬送経路に沿って原稿を搬送させる制御を行う。搬送制御部22は、主制御部21の指示に従ってモーターを駆動制御する。
【0026】
制御部20は、読取制御部23を備える。読取制御部23は、読取部16を制御する。詳しくは、読取制御部23は、光源17の発光を制御する。読取制御部23は、イメージセンサー18に読出動作を行わせる制御を行う。特に、読取制御部23は、不図示のタイミングジェネレーターを介いて読取動作タイミングを示すパルス信号を読取部16に出力する。これにより、読取制御部23は、読取部16に原稿の画像を読み取らせる制御を行う。
【0027】
制御部20は、画像処理部24を備える。画像処理部24は、読取部16によって読み取られた画像の画像データを処理する。特に、画像処理部24は、イメージセンサー18からの画素信号について、アナログ信号からデジタル信号に変換する。これにより、画像処理部24は、画像データを取得し、一時的に記憶する。画像処理部24は、画像データの解析結果に基づいて、画像データに補正を行ってもよい。画像処理部24は、補正を行った画像データを外部装置90に出力する。
【0028】
制御部20は、第1通信部25を備える。第1通信部25は、外部装置90との通信に関する制御を行う。第1通信部25は、第1接続方式により外部装置90と接続可能である。第1接続方式は、1系統の通信経路において画像読取装置11と外部装置90とが1対1で接続される接続方式である。第1接続方式は、1系統の通信経路において画像読取装置11と外部装置90とが1対1で物理的に接続可能な接続方式である。1系統の通信経路としては、1系統の通信ポートが相当し、シリアル通信であるかパラレル通信であるかを問わず、有線接続であるか無線接続であるかも問わない。具体的な一例をあげると、第1接続方式は、USBケーブルを介して外部装置90との相互接続が可能な通信を含んでもよい。つまり、第1接続方式は、USB接続方式を含んでもよい。
【0029】
制御部20は、第2通信部26を備える。第2通信部26は、外部装置90との通信に関する制御を行う。第2通信部26は、第2接続方式により外部装置90と接続可能である。第2接続方式は、1系統の通信経路において画像読取装置11と外部装置90とが1対多で接続される接続方式である。第2接続方式は、1系統の通信経路において画像読取装置11と外部装置90とが1対多で物理的に接続可能な接続方式である。第2接続方式は、1系統の通信経路において画像読取装置11と外部装置90とが1対多で物理的に接続可能である接続方式である。具体的な一例をあげると、第2接続方式は、LANケーブルを介して複数の外部装置90のそれぞれとの相互接続が可能な通信を含んでもよい。つまり、第2接続方式は、LAN接続方式を含んでもよい。第2接続方式は、例えば複数系統のUSB接続方式など、複数系統の第1接続方式を含まない。
【0030】
以降、画像読取装置11と外部装置90とが通信可能に接続されていない状態を非接続状態と示す。画像読取装置11と外部装置90とが通信可能に接続されている状態を接続状態と示す。第1接続方式により画像読取装置11と外部装置90とが通信可能に接続されている状態を第1接続状態と示す。第2接続方式により画像読取装置11と外部装置90とが通信可能に接続されている状態を第2接続状態と示す。
【0031】
外部装置90は、外部制御部91を備える。外部制御部91は、外部装置90を統括的に制御する。外部制御部91は、外部装置90で実行される各種動作を制御してもよい。外部装置90は、画像の読取に関する制御を行う画像読取装置11と通信可能に接続されている。つまり、外部制御部91は、画像の読取に関する制御を行うともいえる。
【0032】
外部制御部91は、プログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサーを含んでもよい。プロセッサーは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリーを含み、メモリーは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
【0033】
外部制御部91は、読取ドライバーを備えてもよい。読取ドライバーは、画像読取用ソフトウェアが外部装置90にインストールされることで使用可能となってもよいが、画像読取用ソフトウェアとは別で使用可能となってもよい。読取ドライバーは、画像読取用ソフトウェアに含まれていても含まれていなくてもよい。読取ドライバーは、画像読取装置11に読取り指示を行う機能を有するドライバーであってもよい。読取ドライバーは、画像読取装置11からの画像データを受信する機能を有するドライバーであってもよい。
【0034】
外部装置90は、外部操作部92と外部表示部93とを備える。外部操作部92は、ユーザーによって操作可能である。つまり、外部操作部92は、ユーザーによる指示を入力可能である。外部表示部93は、画像を表示するように構成される。
【0035】
このような外部装置90において、外部制御部91は、画像読取用ソフトウェアを起動すると、不図示の操作画面を外部表示部93に表示してもよい。操作画面は、外部操作部92の操作に応じて画像読取用ソフトウェアを操作するための画面であり、外部操作部92の操作に応じて、読取ドライバーを介して画像読取装置11との通信を行うための画面でもある。
【0036】
外部装置90は、外部操作部92の操作に応じて画像読取装置11と通信可能に接続可能である。つまり、外部装置90は、外部操作部92の操作に応じて画像読取装置11と接続状態となる。また、外部装置90は、外部操作部92の操作に応じて操作画面において指定した画像読取装置11に接続されてもよく、外部操作部92の操作に応じて予め設定されている画像読取装置11に接続されてもよい。このように、外部装置90は、読取ドライバーを介して画像読取装置11と接続状態となる。
【0037】
外部装置90は、外部操作部92の操作に応じて画像読取装置11との接続を切断可能である。つまり、外部装置90は、外部操作部92の操作に応じて画像読取装置11と非接続状態となる。特に、外部装置90は、外部操作部92の操作に応じて読取ドライバーの動作を終了させると、画像読取装置11と非接続状態となってもよい。また、外部装置90は、外部操作部92が操作されずに予め定めた時間が経過すると、画像読取装置11と非接続状態となってもよい。このように、外部装置90は、読取ドライバーを介して画像読取装置11と非接続状態となる。
【0038】
<表示部13の表示画面>
ここで、図3図5を参照して、表示部13の表示画面について説明する。
図3に示すように、表示部13は、ホーム画面30を表示可能である。制御部20は、ホーム画面30を表示部13に表示させることができる。ホーム画面30は、画像読取装置11を利用する際の初期画面に相当する。ホーム画面30は、操作部12の操作に応じて後述する機能画面31に遷移可能な画面である。つまり、ホーム画面30は、機能を指定可能である画面である。
【0039】
具体的な一例をあげると、ホーム画面30には、機能ボタン画像が表示可能であってもよい。ホーム画面30には、複数の機能ボタン画像が表示可能であってもよい。ホーム画面30には、第1機能ボタン画像40が表示可能であってもよい。第1機能ボタン画像40は、操作の検出により第1機能に対応する制御が行われる画像である。ホーム画面30には、第2機能ボタン画像41が表示可能であってもよい。第2機能ボタン画像41は、操作の検出により第2機能に対応する制御が行われる画像である。ホーム画面30には、第3機能ボタン画像42が表示可能であってもよい。第3機能ボタン画像42は、操作の検出により第3機能に対応する制御が行われる画像である。
【0040】
ホーム画面30には、お気に入りボタン画像46が表示可能であってもよい。お気に入りボタン画像46は、操作の検出によりお気に入り機能に対応する制御が行われる画像である。お気に入り機能は、ユーザーにより登録可能な機能であってもよい。ホーム画面30には、戻るボタン画像47が表示可能であってもよい。戻るボタン画像47は、操作の検出により、後述する無操作タイムアウト前における画面に戻るための画像であってもよい。
【0041】
図4に示すように、表示部13は、機能画面31を表示可能である。制御部20は、機能画面31を表示部13に表示させることができる。機能画面31は、ホーム画面30から遷移可能である画面である。つまり、機能画面31は、ホーム画面30からの指定に応じて表示可能な画面である。
【0042】
具体的な一例をあげると、機能画面31には、機能ボタン画像が表示可能であってもよい。機能画面31には、複数の機能ボタン画像が表示可能であってもよい。機能画面31には、第11機能ボタン画像43が表示可能であってもよい。第11機能ボタン画像43は、操作の検出により第11機能に対応する制御が行われる画像である。機能画面31には、第12機能ボタン画像44が表示可能であってもよい。第12機能ボタン画像44は、操作の検出により第12機能に対応する制御が行われる画像である。機能画面31には、第13機能ボタン画像45が表示可能であってもよい。第13機能ボタン画像45は、操作の検出により第13機能に対応する制御が行われる画像である。
【0043】
機能画面31は、例えば、画像データの外部装置90への転送機能に関する画面であってもよい。機能画面31は、例えば、画像データのメールアドレスへの転送機能に関する画面であってもよい。機能画面31は、例えば、画像データのクラウドへの転送機能に関する画面であってもよい。このように、機能画面31には、転送先を指定するための画像が含まれてもよい。機能画面31には、転送先を登録するための画像が含まれてもよい。機能画面31には、マニュアル情報を表示させるための画像が含まれてもよい。
【0044】
図5に示すように、表示部13は、接続状態画面32を表示可能である。制御部20は、接続状態画面32を表示部13に表示させることができる。接続状態画面32は、接続状態である場合に表示される画面である。つまり、接続状態画面32は、接続状態であることを示す画面である。
【0045】
具体的な一例をあげると、接続状態画面32には、接続状態画像48が表示可能である。接続状態画像48は、接続状態を示す画像を含んでもよい。接続状態画像48は、第1接続状態であるか第2接続状態であるかを特定可能な画像を含んでもよい。機能画面31には、読取開始ボタン画像49が表示可能である。読取開始ボタン画像49は、操作の検出により原稿からの画像の読取を開始する画像である。
【0046】
<制御部20の制御内容>
次に、制御部20の制御内容について説明する。
制御部20は、画像読取装置11に関する制御内容として、無操作タイムアウト制御を実行可能である。無操作タイムアウト制御は、無操作タイムアウトの発生時に実行される制御である。無操作タイムアウト制御は、ホーム画面30とは別の画面が表示部13に表示されている場合に、ホーム画面30を表示させる制御である。
【0047】
無操作タイムアウトの発生条件は、操作部12が操作されずに第1時間が経過したときに成立可能である。このように、第1時間は、無操作タイムアウト制御を実行するための上限時間に相当する。
【0048】
無操作タイムアウトの発生条件は、外部装置90から操作情報を受信せずに第2時間が経過したときに成立可能であってもよい。操作情報は、外部装置90における画像の読取に関する操作を特定可能な情報である。このように、第2時間は、無操作タイムアウト制御を実行するための上限時間に相当する。
【0049】
制御部20は、画像読取装置11に関する制御内容として、省電力モードの制御を実行可能であってもよい。省電力モードは、画像読取装置11の省電力を図るためのモードである。省電力モードは、表示部13に省電力画面を表示する。具体的な一例としては、省電力モードは、表示部13のバックライトをオフ表示してもよい。省電力モードの制御条件は、操作部12が操作されずに第3時間が経過したときに成立可能であってもよい。省電力モードの制御条件は、外部装置90から操作情報を受信せずに第3時間が経過したときに成立可能であってもよい。このように、第3時間は、省電力モードへ制御するための上限時間に相当する。
【0050】
<時間設定制御処理>
ここで、図6を参照して時間設定制御処理について説明する。時間設定制御処理は、所定周期毎に制御部20によって実行される処理である。
【0051】
図6に示すように、ステップS10において、制御部20は、時間設定指示があったか否かを判定する。この処理において、制御部20は、操作部12からの操作に応じて時間設定指示があったか否かを判定してもよい。制御部20は、外部装置90からの情報に応じて時間設定指示があったか否かを判定してもよい。
【0052】
時間設定指示は、画像読取装置11を制御するための時間を設定するための指示である。画像読取装置11を制御するための時間は、無操作タイムアウト制御を実行するための第1時間及び第2時間と、省電力モードに制御するための第3時間とのうち少なくとも何れかを含んでもよい。
【0053】
制御部20は、時間設定指示がなかったと判定した場合、ステップS11を実行せずに、時間設定制御処理を終了する。制御部20は、時間設定指示があったと判定した場合、ステップS11に処理を移行する。
【0054】
ステップS11において、制御部20は、時間設定処理を実行する。この処理において、制御部20は、時間設定指示に対応する時間をメモリーに設定する。このように、制御部20は、第1時間、第2時間及び第3時間のうち少なくとも何れかの設定を変更可能である。制御部20は、時間設定処理が終了した場合、時間設定制御処理を終了する。
【0055】
<接続要求監視処理>
次に、図7を参照して接続要求監視処理について説明する。接続要求監視処理は、所定周期毎に制御部20によって実行される処理である。
【0056】
図7に示すように、ステップS20において、制御部20は、外部装置90から接続要求があったか否かを判定する。接続要求は、外部操作部92の操作に応じて、読取ドライバーを介して外部装置90から送信される要求である。制御部20は、外部装置90から接続要求がなかったと判定した場合、ステップS21~S23を実行せずに、接続要求監視処理を終了する。制御部20は、外部装置90から接続要求があったと判定した場合、ステップS21に処理を移行する。
【0057】
ステップS21において、制御部20は、非接続状態であるか否かを判定する。制御部20は、非接続状態であるではないと判定した場合、ステップS22,S23を実行せずに、接続要求監視処理を終了する。制御部20は、非接続状態であると判定した場合、ステップS22に処理を移行する。
【0058】
ステップS22において、制御部20は、接続状態制御処理を実行する。この処理において、制御部20は、外部装置90からの接続要求を許可する。制御部20は、接続要求を許可した外部装置90と第1接続方式により接続されるか第2接続方式により接続されるかを特定する。制御部20は、特定した接続方式に対応する接続状態に制御する。詳しくは、制御部20は、特定した接続方式が第1接続方式である場合に、第1接続状態に制御する。制御部20は、特定した接続方式が第2接続方式である場合に、第2接続状態に制御する。制御部20は、制御する接続状態をメモリーに記憶する。接続状態制御処理が終了した場合、制御部20は、ステップS23に処理を移行する。
【0059】
ステップS23において、制御部20は、接続状態画面表示処理を実行する。この処理において、制御部20は、接続状態画面32を表示部13に表示させるように制御する。接続状態画面表示処理が終了した場合、制御部20は、接続要求監視処理を終了する。
【0060】
<操作監視処理>
次に、図8を参照して操作監視処理について説明する。操作監視処理は、外部装置90において、画像読取用ソフトウェアが起動されており、かつ、読取ドライバーを介して画像読取装置11と接続されている接続状態で、所定周期毎に外部制御部91によって実行される処理である。
【0061】
図8に示すように、ステップS90において、外部制御部91は、外部操作部92からの信号に基づいて、読取関連操作があったか否かを判定する。読取関連操作は、起動中の画像読取用ソフトウェアに対する外部操作部92の操作を含んでもよい。つまり、読取関連操作は、外部装置90における画像の読取に関する操作を含んでもよい。
【0062】
外部制御部91は、読取関連操作がなかったと判定した場合、ステップS91を実行せずに、操作監視処理を終了する。外部制御部91は、読取関連操作があったと判定した場合、ステップS91に処理を移行する。
【0063】
ステップS91において、外部制御部91は、操作情報送信処理を実行する。この処理において、外部制御部91は、画像読取装置11に操作情報を送信する。これにより、外部制御部91は、読取関連操作が行われている場合に、画像読取装置11に操作情報を所定周期毎に送信する。外部制御部91は、第1接続方式で接続されているか第2接続方式で接続されているかに関係なく、画像読取装置11に操作情報を送信する。このように、外部制御部91は、第1接続状態と第2接続状態とで、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われると、画像の読取に関する操作を特定可能である操作情報を所定周期で画像読取装置11に送信する。
【0064】
<監視タイマー制御処理>
次に、図9を参照して監視タイマー制御処理について説明する。監視タイマー制御処理は、所定周期毎に制御部20によって実行される処理である。
【0065】
図9に示すように、ステップS30において、制御部20は、監視タイマー更新処理を実行する。この処理において、制御部20は、メモリーに割り当てられた監視タイマーを更新する。監視タイマーは、第1時間、第2時間及び第3時間の経過を判定するためのタイマーである。監視タイマーは、第1時間、第2時間及び第3時間を計数するためのタイマーである。監視タイマー更新処理が終了した場合、制御部20は、ステップS31に処理を移行する。
【0066】
ステップS31において、制御部20は、操作部12からの信号に基づいて、操作部12が操作されたか否かを判定する。つまり、制御部20は、画像読取装置11が操作されたか否かを判定する。制御部20は、操作部12の操作が有効と判定される有効領域と、操作部12の操作が有効と判定されない無効領域との何れが操作されれば、操作部12が操作されたと判定してもよい。具体的な一例として、有効領域は、各種のボタン画像を含む。無効領域は、各種のボタン画像を含まず、各種のボタン画像が表示されていない領域を含む。このように、制御部20は、操作部12の全領域の何れかが操作されれば、操作部12が操作されたと判定してもよい。制御部20は、有効領域が操作されれば、操作部12が操作されたと判定し、無効領域が操作されれば、操作部12が操作されていないと判定してもよい。制御部20は、操作部12が操作されていないと判定した場合、ステップS32に処理を移行する。制御部20は、操作部12が操作されたと判定した場合、ステップS33に処理を移行する。
【0067】
ステップS32において、制御部20は、接続状態で外部装置90から操作情報を受信したか否かを判定する。つまり、制御部20は、外部装置90が操作されたか否かを判定する。制御部20は、操作情報を受信していないと判定した場合、ステップS33~S35を実行せずに、監視タイマー制御処理を終了する。制御部20は、操作情報を受信したと判定した場合、ステップS33に処理を移行する。
【0068】
ステップS33において、制御部20は、監視タイマー初期化処理を実行する。この処理において、制御部20は、監視タイマーを初期化する。このように、制御部20は、操作部12が操作されると、第1時間、第2時間及び第3時間の経過を判定するための監視タイマーを初期化する。監視タイマー初期化処理が終了した場合、制御部20は、ステップS34に処理を移行する。
【0069】
ステップS34において、制御部20は、省電力モードに制御しているか否かを判定する。制御部20は、省電力モードに制御していないと判定した場合、ステップS35を実行せずに、監視タイマー制御処理を終了する。制御部20は、省電力モードに制御していると判定した場合、ステップS35に処理を移行する。
【0070】
ステップS35において、制御部20は、モード復帰処理を実行する。この処理において、制御部20は、省電力モードを終了させる。このように、制御部20は、省電力モードに制御されている場合、終了条件が成立したときに、省電力モードを終了させてもよい。終了条件は、操作部12からの操作信号が入力されたときに成立可能であってもよい。終了条件は、接続状態となっている外部装置90から操作情報を受信したときに成立可能であってもよい。
【0071】
また、制御部20は、終了条件が成立した場合、接続状態であるときには、接続状態画面32を表示部13に表示させる。制御部20は、終了条件が成立した場合、非接続状態であり、かつ、省電力モードに制御している間に無操作タイムアウトが発生していないときには、省電力モードに制御する直前の表示画面を表示部13に表示させる。制御部20は、終了条件が成立した場合、非接続状態であり、かつ、省電力モードに制御している間に無操作タイムアウトが発生したときには、ホーム画面30を表示部13に表示させる。モード復帰処理が終了した場合、制御部20は、監視タイマー制御処理を終了する。
【0072】
<状態監視処理>
次に、図10を参照して状態監視処理について説明する。状態監視処理は、所定周期毎に制御部20によって実行される処理である。
【0073】
図10に示すように、ステップS40において、制御部20は、無操作タイムアウト時間が経過したか否かを判定する。この処理において、制御部20は、監視タイマーに基づいて、第1時間が経過した、又は、第2時間が経過したと判定した場合、無操作タイムアウト時間が経過したと判定する。つまり、制御部20は、監視タイマーに基づいて、第1時間が第2時間以下である場合に、第1時間が経過したと判定したときに、無操作タイムアウト時間が経過したと判定する。制御部20は、監視タイマーに基づいて、第2時間が第1時間以下である場合に、第2時間が経過したと判定したときに、無操作タイムアウト時間が経過したと判定する。制御部20は、無操作タイムアウト時間が経過していないと判定した場合、ステップS41~ステップS47を実行せずに、ステップS48に処理を移行する。制御部20は、無操作タイムアウト時間が経過したと判定した場合、ステップS41に処理を移行する。
【0074】
ステップS41において、制御部20は、第1接続状態であるか否かを判定する。制御部20は、第1接続状態であると判定した場合、ステップS42~S47を実行せずに、ステップS48に処理を移行する。制御部20は、第2接続状態又は非接続状態であると判定した場合、ステップS42に処理を移行する。
【0075】
ステップS42において、制御部20は、非接続状態であるか否かを判定する。制御部20は、非接続状態ではないと判定した場合、ステップS43を実行せずに、ステップS44に処理を移行する。制御部20は、非接続状態であると判定した場合、ステップS43に処理を移行する。
【0076】
ステップS43において、制御部20は、画面情報保存処理を実行する。この処理において、制御部20は、無操作タイムアウトの発生時における画面情報をメモリーに保存する。画面情報は、無操作タイムアウトの発生時に、表示部13に表示されていた表示画面を含んでもよい。画面情報は、無操作タイムアウトの発生時に、表示画面において入力されていた入力情報を含んでもよい。画面情報は、無操作タイムアウトの発生時に、ログインされていたユーザー識別情報及びパスワードを含んでもよい。
【0077】
このように、制御部20は、非接続状態で、例えば機能画面31など、ホーム画面30以外の画面を表示部13に表示させているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、機能画面31における表示内容を保存する。特に、制御部20は、機能画面31において入力された入力内容を保存する。画面情報保存処理が終了した場合、制御部20は、ステップS44に処理を移行する。
【0078】
ステップS44において、制御部20は、ホーム画面表示処理を実行する。この処理において、制御部20は、ホーム画面30を表示部13に表示させるように制御する。このように、制御部20は、第2接続状態で接続状態画面32を表示部13に表示させているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、ホーム画面30を表示部13に表示可能である。制御部20は、第2接続状態で接続状態画面32を表示部13に表示させているときに、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、ホーム画面30を表示部13に表示可能である。制御部20は、非接続状態で、例えば機能画面31など、ホーム画面30以外の画面を表示部13に表示させているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、ホーム画面30を表示部13に表示可能である。制御部20は、非接続状態でホーム画面30を表示部13に表示させているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過しても、継続してホーム画面30を表示部13に表示させる。ホーム画面表示処理が終了した場合、制御部20は、ステップS45に処理を移行する。
【0079】
ステップS45において、制御部20は、第2接続状態であるか否かを判定する。制御部20は、非接続状態であると判定した場合、ステップS46,S47を実行せずに、ステップS48に処理を移行する。制御部20は、第2接続状態であると判定した場合、ステップS46に処理を移行する。
【0080】
ステップS46において、制御部20は、切断処理を実行する。この処理において、制御部20は、画像読取装置11と外部装置90との接続を切断する。詳しくは、制御部20は、読取ドライバーを介した画像読取装置11と外部装置90との接続を切断する。これにより、制御部20は、非接続状態に制御する。このように、制御部20は、第1時間が第2時間以下である場合、第2接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、切断処理を実行可能である。制御部20は、第2時間が第1時間以下である場合、第2接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、切断処理を実行可能である。
【0081】
また、制御部20は、第1接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過しても、切断処理を実行しない。制御部20は、第1接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過しても、切断処理を実行しない。切断処理が終了した場合、制御部20は、ステップS47に処理を移行する。
【0082】
ステップS47において、制御部20は、切断通知処理を実行する。この処理において、制御部20は、接続を切断した外部装置90に切断通知情報を送信する。切断通知情報は、接続を切断したことを通知させるための情報である。切断通知処理が終了した場合、制御部20は、ステップS48に処理を移行する。
【0083】
ステップS48において、制御部20は、監視タイマーに基づいて、第3時間が経過したか否かを判定する。制御部20は、第3時間が経過していないと判定した場合、ステップS49を実行せずに、状態監視処理を終了する。制御部20は、第3時間が経過したと判定した場合、ステップS49に処理を移行する。
【0084】
ステップS49において、制御部20は、省電力制御処理を実行する。この処理において、制御部20は、画像読取装置11を省電力モードに制御する。制御部20は、表示部13に省電力画面を表示させる。具体的な一例をあげると、制御部20は、表示部13のバックライトをオフ表示させてもよい。省電力制御処理が終了した場合、制御部20は、状態監視処理を終了する。
【0085】
このように、制御部20は、画像読取装置11が操作されずに第3時間が経過すると画像読取装置11を省電力モードに制御可能である。特に、制御部20は、第3時間が第1時間よりも短い場合、第2接続状態では、操作部12が操作されずに第3時間が経過すると、省電力モードに制御し、画像読取装置11が操作されずに第1時間が経過したときに、切断処理を実行する。制御部20は、第3時間が第2時間よりも短い場合、第2接続状態では、操作部12が操作されずに第3時間が経過すると、省電力モードに制御し、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、切断処理を実行する。
【0086】
<接続監視処理>
次に、図11を参照して接続監視処理について説明する。接続監視処理は、所定周期毎に外部制御部91によって実行される処理である。
【0087】
図11に示すように、ステップS92において、外部制御部91は、画像読取装置11から切断通知情報を受信したか否かを判定する。外部制御部91は、切断通知情報を受信していないと判定した場合、ステップS93を実行せずに、接続監視処理を終了する。外部制御部91は、切断通知情報を受信したと判定した場合、ステップS93に処理を移行する。
【0088】
ステップS93において、外部制御部91は、切断情報表示処理を実行する。この処理において、外部制御部91は、画像読取装置11との接続が切断されたことを特定可能である切断情報を外部表示部93に表示させる。
【0089】
このように、制御部20は、外部装置90に切断通知情報を送信することにより、切断情報を外部表示部93に表示させることができる。これにより、制御部20は、切断処理を実行する場合、画像読取装置11と外部装置90との接続を切断したことを外部装置90に通知することができる。また、制御部20は、切断処理を実行する場合、画像読取装置11と外部装置90との接続を切断したことを画像読取装置11に通知しないが、画像読取装置11に通知してもよい。つまり、制御部20は、画像読取装置11と外部装置90との接続を切断したことを画像読取装置11と外部装置90との両方に通知してもよい。切断情報表示処理が終了した場合、制御部20は、接続監視処理を終了する。
【0090】
<再表示制御処理>
次に、図12を参照して再表示制御処理について説明する。再表示制御処理は、所定周期毎に制御部20によって実行される処理である。
【0091】
図12に示すように、ステップS50において、制御部20は、特定操作があったか否かを判定する。特定操作は、ホーム画面30において戻るボタン画像47が操作されることが含まれてもよい。このように、特定操作は、ホーム画面30の表示中の操作だけであってもよい。特定操作は、ホーム画面30においてお気に入りボタン画像46が操作された後に、不図示の復帰ボタン画像が操作されることが含まれてもよい。復帰ボタン画像は、お気に入り登録されている画像である。このように、特定操作は、ホーム画面30の表示中の操作と、ホーム画面30以外の画面の表示中の操作との両方を含んでもよい。つまり、特定操作は、ホーム画面30が表示部13に表示された後に行う操作であればよい。
【0092】
制御部20は、特定操作がなかったと判定した場合、ステップS51~S53を実行せずに、再表示制御処理を終了する。制御部20は、特定操作があったと判定した場合、ステップS51に処理を移行する。
【0093】
ステップS51において、制御部20は、画面情報取得処理を実行する。この処理において、制御部20は、メモリーに記憶されている画面情報を取得する。画面情報取得処理が終了した場合、制御部20は、ステップS52に処理を移行する。
【0094】
ステップS52において、制御部20は、ユーザー認証が正常に行われたか否かを判定する。この処理において、制御部20は、ユーザー識別情報及びパスワードを要求する画面を表示部13に表示させる。制御部20は、操作部12の操作に応じてユーザー識別情報及びパスワードが入力されると、ユーザー識別情報及びパスワードに基づいてユーザー認証を行う。
【0095】
詳しくは、制御部20は、無操作タイムアウトの発生時にログインされていたユーザー識別情報と、入力されたユーザー識別情報とが一致するか否かを判定する。制御部20は、無操作タイムアウトの発生時にログインされていたユーザー識別情報に対応するパスワードと、入力されたパスワードとが一致するか否かを判定する。これにより、制御部20は、ユーザー認証が正常に行われたか否かを判定する。
【0096】
制御部20は、ユーザー認証が正常に行われていないと判定した場合、ステップS53を実行せずに、再表示制御処理を終了する。制御部20は、ユーザー認証が正常に行われたと判定した場合、ステップS53に処理を移行する。
【0097】
ステップS53において、制御部20は、画面再表示処理を実行する。この処理において、制御部20は、取得した画面情報に基づいて、無操作タイムアウトの発生時に表示されていた表示画面を表示部13に再表示させる。制御部20は、取得した画面情報に基づいて、無操作タイムアウトの発生時に、表示画面において入力されていた入力情報を表示部13に再表示させる。
【0098】
このように、制御部20は、機能画面31が表示部13に表示されているときに無操作タイムアウトが発生し、ホーム画面30が表示部13に表示された後に、特定操作に応じて、保存した画面情報に対応する機能画面31を表示部13に再表示させる。特に、制御部20は、特定操作に応じて、保存した入力内容に対応する機能画面31を表示部13に再表示させる。画面再表示処理が終了した場合、制御部20は、再表示制御処理を終了する。
【0099】
<第1実施形態の作用>
第1実施形態の作用について説明する。
最初に、図13を参照して第1実施形態の作用の第1具体例について説明する。第1具体例としては、第1時間が第2時間よりも短く、かつ、第2時間が第3時間よりも短い場合において、第2接続状態であるときについて説明する。また、図中において、第1時間を符号t1で示し、第2時間を符号t2で示し、第3時間を符号t3で示す。
【0100】
図13に示すように、符号T0に示すタイミングにおいて、操作部12の操作又は操作情報の受信があったときに、監視タイマーが初期化される。また、表示部13は、接続状態画面32を表示している。
【0101】
符号T1に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第1時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、非接続状態となる。符号T1に示すタイミングにおいて、表示部13は、ホーム画面30を表示する。
【0102】
このように、第2接続状態で接続状態画面32が表示部13に表示されているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、非接続状態となり、ホーム画面30が表示部13に表示される。
【0103】
符号T2に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第2時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときにも継続して、非接続状態である。符号T2に示すタイミングにおいて、表示部13は、ホーム画面30を表示する。
【0104】
符号T3に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第3時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、省電力モードに制御される。符号T3に示すタイミングにおいて、非接続状態が継続される。符号T3に示すタイミングにおいて、表示部13は、省電力画面を表示する。
【0105】
その後、符号T4に示すタイミングにおいて、操作部12の操作又は操作情報の受信により終了条件が成立したときに、省電力モードが終了する。符号T4に示すタイミングにおいて、非接続状態が継続される。符号T4に示すタイミングにおいて、表示部13は、ホーム画面30を表示する。
【0106】
次に、図14を参照して第1実施形態の作用の第2具体例について説明する。第2具体例としては、第2時間が第1時間よりも短く、かつ、第1時間が第3時間よりも短い場合において、第2接続状態であるときについて説明する。以下の具体例では、既に説明した実施形態と同じ構成について同一符号を付し、その重複する説明を省略又は簡略する。
【0107】
図14に示すように、符号T2に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第2時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、非接続状態となる。符号T2に示すタイミングにおいて、表示部13は、ホーム画面30を表示する。
【0108】
このように、第2接続状態で接続状態画面32が表示部13に表示されているときに、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、非接続状態となり、ホーム画面30が表示部13に表示される。
【0109】
符号T1に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第1時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときにも継続して、非接続状態である。符号T1に示すタイミングにおいて、表示部13は、ホーム画面30を表示する。
【0110】
次に、図15を参照して第1実施形態の作用の第3具体例について説明する。第3具体例としては、第3時間が第2時間よりも短く、かつ、第2時間が第1時間よりも短い場合において、第2接続状態であるときについて説明する。
【0111】
図15に示すように、符号T3に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第3時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、省電力モードに制御される。符号T3に示すタイミングにおいて、第2接続状態が継続される。符号T3に示すタイミングにおいて、表示部13は、省電力画面を表示する。
【0112】
このように、第3時間が第1時間よりも短い場合、第2接続状態では、操作部12が操作されずに第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。第3時間が第2時間よりも短い場合、第2接続状態では、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。
【0113】
符号T2に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第2時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、非接続状態となる。符号T2に示すタイミングにおいて、表示部13は、省電力画面を継続して表示する。
【0114】
このように、第3時間が第2時間よりも短く、第2時間が第1時間よりも短い場合、第2接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、非接続状態となる。
【0115】
符号T1に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第1時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときにも継続して、非接続状態である。符号T1に示すタイミングにおいて、表示部13は、ホーム画面30を表示する。
【0116】
その後、符号T4に示すタイミングにおいて、操作部12の操作又は操作情報の受信により終了条件が成立したときに、省電力モードが終了する。符号T4に示すタイミングにおいて、非接続状態が継続される。符号T4に示すタイミングにおいて、表示部13は、ホーム画面30を表示する。
【0117】
なお、符号T3に示すタイミングと符号T2に示すタイミングとの間に終了条件が成立すると、非接続状態となる前に、第2接続状態が継続する。また、仮に、第3時間が第1時間よりも短く、かつ、第1時間が第2時間よりも短い場合、第2接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、非接続状態となる。
【0118】
次に、図16を参照して第1実施形態の作用の第4具体例について説明する。第4具体例としては、第1時間が第2時間よりも短く、かつ、第2時間が第3時間よりも短い場合において、第1接続状態であるときについて説明する。
【0119】
図16に示すように、符号T1に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第1時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、第1接続状態が継続される。符号T1に示すタイミングにおいて、表示部13は、接続状態画面32を継続して表示する。
【0120】
このように、第1接続状態で接続状態画面32が表示部13に表示されているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過しても、非接続状態とならず、ホーム画面30が表示部13に表示されない。
【0121】
符号T2に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第2時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、第1接続状態が継続される。符号T2に示すタイミングにおいて、表示部13は、接続状態画面32を継続して表示する。
【0122】
このように、第1接続状態で接続状態画面32が表示部13に表示されているときに、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過しても、非接続状態とならず、ホーム画面30が表示部13に表示されない。
【0123】
符号T3に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第3時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、省電力モードに制御される。符号T3に示すタイミングにおいて、第1接続状態が継続される。符号T3に示すタイミングにおいて、表示部13は、省電力画面を表示する。
【0124】
このように、第1接続状態で操作部12が操作されずに第3時間が経過しても、非接続状態とならない。第1接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第3時間が経過しても、非接続状態とならない。
【0125】
その後、符号T4に示すタイミングにおいて、終了条件が成立したときに、省電力モードが終了する。符号T4に示すタイミングにおいて、第1接続状態が継続される。符号T4に示すタイミングにおいて、表示部13は、接続状態画面32を表示する。
【0126】
次に、図17を参照して第1実施形態の作用の第5具体例について説明する。第5具体例としては、第3時間が第2時間よりも短く、かつ、第2時間が第1時間よりも短い場合において、第1接続状態であるときについて説明する。
【0127】
図17に示すように、符号T3に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第3時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、省電力モードに制御される。符号T3に示すタイミングにおいて、第1接続状態が継続される。符号T3に示すタイミングにおいて、表示部13は、省電力画面を表示する。
【0128】
このように、第3時間が第1時間よりも短い場合、第1接続状態では、操作部12が操作されずに第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。第3時間が第2時間よりも短い場合、第1接続状態では、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。
【0129】
符号T2に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第2時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、第1接続状態が継続される。符号T2に示すタイミングにおいて、表示部13は、省電力画面を継続して表示する。
【0130】
このように、第3時間が第2時間よりも短く、第2時間が第1時間よりも短い場合、第1接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過しても、第1接続状態が継続される。
【0131】
符号T1に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第1時間が経過するまで操作部12の操作又は操作情報の受信がなかったときに、第1接続状態が継続される。符号T1に示すタイミングにおいて、表示部13は、省電力画面を継続して表示する。
【0132】
このように、第3時間が第2時間よりも短く、第2時間が第1時間よりも短い場合、第1接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過しても、第1接続状態が継続される。
【0133】
その後、符号T4に示すタイミングにおいて、終了条件が成立したときに、省電力モードが終了する。符号T4に示すタイミングにおいて、第1接続状態が継続される。符号T4に示すタイミングにおいて、表示部13は、接続状態画面32を表示する。
【0134】
なお、符号T3に示すタイミングと符号T2に示すタイミングとの間に終了条件が成立しても、第1接続状態が継続する。また、仮に、第3時間が第1時間よりも短く、かつ、第1時間が第2時間よりも短い場合、第1接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過しても、第1接続状態が継続される。
【0135】
次に、図18を参照して第1実施形態の作用の第6具体例について説明する。第6具体例としては、第1時間が第2時間よりも短く、かつ、第2時間が第3時間よりも短い場合において、非接続状態であるときについて説明する。
【0136】
図18に示すように、符号T0に示すタイミングにおいて、操作部12の操作があったときに、監視タイマーが初期化される。また、表示部13は、機能画面31を表示している。
【0137】
符号T1に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第1時間が経過するまで操作部12の操作がなかったときに、表示部13は、ホーム画面30を表示する。このように、非接続状態で機能画面31が表示部13に表示されているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、ホーム画面30が表示部13に表示される。
【0138】
次に、図19を参照して第1実施形態の作用の第7具体例について説明する。第7具体例としては、第3時間が第2時間よりも短く、かつ、第2時間が第1時間よりも短い場合において、非接続状態であるときについて説明する。
【0139】
図19に示すように、符号T3に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第3時間が経過するまで操作部12の操作がなかったときに、省電力モードに制御される。符号T3に示すタイミングにおいて、表示部13は、省電力画面を表示する。このように、第3時間が第1時間よりも短い場合、非接続状態では、操作部12が操作されずに第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。
【0140】
符号T1に示すタイミングにおいて、符号T0に示すタイミングから第1時間が経過するまで操作部12の操作がなかったときに、表示部13は、省電力画面を継続して表示する。このように、第3時間が第1時間よりも短い場合、非接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過しても、表示部13は、省電力画面を継続して表示する。
【0141】
その後、符号T4に示すタイミングにおいて、終了条件が成立したときに、省電力モードが終了する。符号T4に示すタイミングにおいて、表示部13は、ホーム画面30を表示する。
【0142】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態の効果について説明する。
(1-1)第2接続状態は、画像読取装置11と外部装置90とが1対多で接続される第2接続方式による状態であり、複数の外部装置90において画像読取装置11を共用可能な状態であると想定できる。第2接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、画像読取装置11と外部装置90との接続が切断可能である。このため、第2接続状態で外部装置90が接続されており、かつ、操作部12が第1時間に亘って操作されていない状況であれば、切断処理の実行により、他の外部装置90が接続できない時間を短縮することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0143】
(1-2)また、第1接続状態においては、画像読取装置11と外部装置90とが1対1で接続される第1接続方式による状態であり、1つの外部装置90において画像読取装置11を占有している状態であると想定できる。このような第1接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過しても、画像読取装置11と外部装置90との接続を切断されない。このため、第1接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過しても、画像読取装置11と外部装置90との接続を継続することができる。また、画像読取装置11と外部装置90との接続について第1接続状態であるか第2接続状態であるかに適した制御を行うことができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0144】
(1-3)第2接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、画像読取装置11と外部装置90との接続が切断可能である。このため、第2接続状態で接続されている外部装置90において画像の読取に関する操作が第2時間に亘って行われていない状況であれば、切断処理の実行により、他の外部装置90が接続できない時間を短縮することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0145】
(1-4)特に、第2時間が第1時間以下である場合、第2接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過したときに、切断処理が実行される。このため、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われないことを優先的な条件として、切断処理が実行可能となる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0146】
(1-5)第1時間が第2時間以下である場合、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、切断処理が実行される。このため、操作部12が操作されないことを優先的な条件として、切断処理が実行可能となる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0147】
(1-6)画像読取装置11と外部装置90との接続を切断したことを外部装置90に通知することができる。これにより、外部装置90において、画像読取装置11と外部装置90との接続が切断されたことを特定可能となる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0148】
(1-7)第2接続状態で操作部12が操作されずに、第1時間よりも短い第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。第2接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過したときに、切断処理が実行される。このため、省電力モードに制御された後に切断処理が実行される。また、省電力モードにおいて操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、切断処理が実行されるが、第1時間が経過する前に省電力モードが終了すると、第2接続状態を維持することができる。したがって、画像読取装置11の省電力を図ることができるとともに、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0149】
(1-8)第2接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間よりも短い第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。第2接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過したときに、切断処理が実行される。このため、省電力モードに制御された後に切断処理が実行される。また、省電力モードにおいて外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、切断処理が実行されるが、第2時間が経過する前に省電力モードが終了すると、第2接続状態を維持することができる。したがって、画像読取装置11の省電力を図ることができるとともに、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0150】
(1-9)第2接続状態で接続状態画面32が表示部13に表示されているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、ホーム画面30が表示可能である。これにより、切断処理が実行されるときにホーム画面30が表示可能である。したがって、他のユーザーの利便性を向上させることができる。
【0151】
(1-10)機能画面31が表示部13に表示されているときに操作部12が操作されずに第1時間が経過し、ホーム画面30が表示部13に表示されても、特定操作に応じて、保存した入力内容に対応する機能画面31が表示部13に再表示される。これにより、切断処理の実行によりホーム画面30が表示された場合であっても、ユーザーが意図するように、機能画面31を再表示させることができる。また、保存した入力内容に対応する機能画面31を再表示することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0152】
(1-11)第1時間、第2時間及び第3時間の設定が変更可能である。このため、第1時間、第2時間及び第3時間の設定を変更することにより、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0153】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、無操作タイムアウトの発生により、表示部13に確認画面が表示されてもよい。以下の説明では、既に説明した実施形態と同じ構成について同一符号を付し、その重複する説明を省略又は簡略する。
【0154】
<表示部13の表示画面>
図20に示すように、表示部13は、確認画面33を表示可能である。つまり、制御部20は、確認画面33を表示部13に表示させることができる。確認画面33は、無操作タイムアウトが発生したときに表示可能である。確認画面33は、無操作タイムアウトの発生後に表示部13に表示させる画面を確認する画面である。
【0155】
具体的な一例をあげると、確認画面33には、確認コメント画像50が表示可能である。確認コメント画像50は、表示部13に表示させる表示画面を選択することを促す画像である。確認画面33には、ホーム画面ボタン画像51と、直前画面ボタン画像52とが表示可能である。ホーム画面ボタン画像51は、ホーム画面30を表示部13に表示させることを選択する画像である。直前画面ボタン画像52は、無操作タイムアウトの発生直前の画面を表示部13に表示させることを選択する画像である。
【0156】
<状態監視処理>
図21に示すように、状態監視処理のステップS42において、制御部20は、非接続状態であると判定した場合、ステップS39に処理を移行する。ステップS39において、制御部20は、確認画面33を表示部13に表示させる。制御部20は、確認画面33を表示部13に表示させているときに、ホーム画面30を表示させるためのホーム画面操作が行われたか、無操作タイムアウトの発生直前の画面を表示させるための直前画面操作が行われたかを判定する。
【0157】
制御部20は、直前画面操作が行われたと判定した場合、ステップS43~S47を実行せずに、ステップS48に処理を移行する。この場合、制御部20は、監視タイマーを初期化してもよい。制御部20は、ホーム画面操作が行われたと判定した場合、ステップS43に処理を移行する。
【0158】
このように、制御部20は、無操作タイムアウトが発生すると、確認画面33を表示部13に表示させる。具体的な一例をあげると、制御部20は、非接続状態で機能画面31を表示部13に表示させているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、確認画面33を表示部13に表示させる。
【0159】
そして、制御部20は、確認画面33を表示部13に表示させているときに、ホーム画面操作が行われると、ホーム画面30を表示部13に表示させる。制御部20は、確認画面33を表示部13に表示させているときに、直前画面操作が行われると、保存した画面情報に対応する画面を表示部13に再表示させる。具体的な一例をあげると、制御部20は、無操作タイムアウトの発生直前に非接続状態で機能画面31を表示部13に表示させていた場合、直前画面操作が行われると、保存した入力内容に対応する機能画面31を表示部13に再表示させる。
【0160】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態の効果について説明する。
(2-1)機能画面31が表示部13に表示されているときに操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、確認画面33が表示される。そして、確認画面33における操作によりホーム画面30を表示させるか、保存した入力内容に対応する機能画面31を再表示させるかを選択することができる。これにより、ホーム画面30の表示前に確認画面33を表示させることにより、機能画面31を再表示させる機会を提供することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0161】
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
【0162】
・確認画面33は、表示部13に表示可能であるが、これに限らず、例えば、外部表示部93に表示可能であってもよい。このような場合、制御部20は、確認画面33を表示させるための情報を外部装置90に送信してもよい。
【0163】
・ホーム画面操作及び直前画面操作は、操作部12からの信号に基づく操作であるが、これに限らず、例えば、外部操作部92からの信号に基づく操作であってもよい。このような場合、制御部20は、外部装置90からの情報を受信することにより、ホーム画面操作又は直前画面操作が行われたと判定してもよい。
【0164】
・制御部20は、第1時間、第2時間及び第3時間のうち少なくとも何れかの設定を変更不能としてもよい。つまり、制御部20は、第1時間、第2時間及び第3時間のうち少なくとも何れかの設定を変更可能であってもよい。制御部20は、少なくとも第1時間の設定を変更可能であってもよい。
【0165】
・制御部20は、表示部13にホーム画面30を表示しているときに切断処理を実行しなくてもよい。つまり、制御部20は、ステップS40において無操作タイムアウト時間が経過したと判定した場合に、表示部13にホーム画面30を表示しているか否かを判定してもよい。このような場合、制御部20は、表示部13にホーム画面30を表示していると判定した場合、ステップS41~S47を実行せずに、ステップS48に処理を移行する。制御部20は、表示部13にホーム画面30を表示していないと判定した場合、ステップS41に処理を移行する。このような処理は、ステップS41において第1接続状態ではないと判定された後に実行されてもよい。
【0166】
・制御部20は、表示部13に表示させている画面の種類によって、表示画面の種類を保存しなくてもよい。制御部20は、表示部13に表示させている画面の種類によって、表示画面において入力された入力内容を保存しなくてもよい。制御部20は、表示部13に表示させている画面の種類に関係なく、表示画面において入力された入力内容を保存しなくてもよい。
【0167】
・制御部20は、表示部13に表示させている画面の種類によって、異なる第1時間を設定可能としてもよい。制御部20は、表示部13に表示させている画面の種類によって、異なる第2時間を設定可能としてもよい。制御部20は、表示部13に表示させている画面の種類によって、異なる第3時間を設定可能としてもよい。
【0168】
・制御部20は、表示部13に表示させている画面の種類によって、無操作タイムアウトを発生させるか否かを異ならせてもよい。特に、制御部20は、表示部13に長時間に亘って表示させる画面においては、無操作タイムアウトを発生させなくてもよい。具体的な一例をあげると、制御部20は、マニュアル情報を表示させる画面においては、無操作タイムアウトを発生させなくてもよい。制御部20は、各種情報を設定可能である画面においては、無操作タイムアウトを発生させなくてもよい。制御部20は、キーボード入力などの文字入力が可能である画面においては、無操作タイムアウトを発生させなくてもよい。制御部20は、画像データを転送する転送先など、多くの選択肢から何れかを選択可能である画面においては、無操作タイムアウトを発生させなくてもよい。制御部20は、画像データを転送する転送先の種類によって、無操作タイムアウトを発生させなくてもよい。また、制御部20は、表示部13に表示させている画面の種類によって、無操作タイムアウトを有効とするか無効とするかを設定可能であってもよい。
【0169】
・制御部20は、第2接続状態における無操作タイムアウトを有効とするか無効とするかを設定可能であってもよい。制御部20は、非接続状態における無操作タイムアウトを有効とするか無効とするかを設定可能であってもよい。制御部20は、第1接続状態における無操作タイムアウトを有効とするか無効とするかを設定可能であってもよい。つまり、制御部20は、第1接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、特定条件が成立していれば、無操作タイムアウトを発生させ、ホーム画面30を表示部13に表示させ、切断処理を実行してもよい。言い換えると、制御部20は、第1接続状態で操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、特定条件が成立していなければ、無操作タイムアウトを発生させずに、ホーム画面30を表示部13に表示させ、切断処理を実行してもよい。特定条件としては、無操作タイムアウトを有効とすると設定されているときに成立してもよいが、これに限らない。
【0170】
・無操作タイムアウト制御は、ホーム画面30とは別の第1画面が表示部13に表示されている場合に、ホーム画面30及び第1画面とは別の第2画面を表示させる制御であってもよい。例えば、第2画面は、ホーム画面30の代わりに、ユーザーにより指定された画面であってもよい。
【0171】
・制御部20は、第2接続状態で接続状態画面32を表示部13に表示させているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、接続状態画面32における表示内容を保存してもよい。制御部20は、第2接続状態で接続状態画面32を表示部13に表示させているときに、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、接続状態画面32における表示内容を保存してもよい。
【0172】
・制御部20は、第2接続状態で接続状態画面32を表示部13に表示させているときに、操作部12が操作されずに第1時間が経過すると、確認画面33を表示部13に表示させてもよい。制御部20は、第2接続状態で接続状態画面32を表示部13に表示させているときに、外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、確認画面33を表示部13に表示させてもよい。
【0173】
・制御部20は、第1接続状態における省電力モードへの制御を有効とするか無効とするかを設定可能であってもよい。制御部20は、第2接続状態における省電力モードへの制御を有効とするか無効とするかを設定可能であってもよい。制御部20は、非接続状態における省電力モードへの制御を有効とするか無効とするかを設定可能であってもよい。
【0174】
・制御部20は、無操作タイムアウトの発生前に省電力モードに制御する場合に、非接続状態に制御してもよい。具体的な一例をあげると、制御部20は、第2接続状態で無操作タイムアウトの発生前に省電力モードに制御する場合に、非接続状態に制御してもよい。制御部20は、非接続状態で無操作タイムアウトの発生前に省電力モードに制御する場合に、非接続状態に制御してもよい。
【0175】
・制御部20は、第1接続状態で接続可能とするか否かを設定可能であってもよい。制御部20は、第2接続状態で接続可能とするか否かを設定可能であってもよい。制御部20は、第1接続状態で接続可能とすることと、第2接続状態で接続可能とすることとを、独立して設定可能であってもよく、排他的に設定可能であってもよい。
【0176】
・制御部20は、第1時間が経過したか否かに関係なく、第2時間が経過したときに、無操作タイムアウトを発生可能としてもよい。特に、制御部20は、第2接続状態で、第1時間が経過したか否かに関係なく、第2時間が経過したときに、無操作タイムアウトを発生可能としてもよい。つまり、制御部20は、第2接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、切断処理を実行可能であってもよい。制御部20は、第1接続状態で外部装置90において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、切断処理を実行しなくてもよい。
【0177】
・制御部20は、第2時間が経過したか否かに関係なく、第1時間が経過したときに、無操作タイムアウトを発生可能としてもよい。特に、制御部20は、非接続状態で、第2時間が経過したか否かに関係なく、第1時間が経過したときに、無操作タイムアウトを発生可能としてもよい。
【0178】
・制御部20は、第1時間の経過を判定するためのタイマーと、第2時間の経過を判定するためのタイマーとをそれぞれ更新してもよい。これにより、制御部20は、第1時間の経過と第2時間の経過とを独立して判定してもよい。
【0179】
・接続方式としては、任意の方式であってもよい。例えば、第1接続方式は、ブルートゥース(登録商標)接続方式を含んでもよい。第2接続方式は、LANケーブルによる接続に限らず、例えば、同軸ケーブル又は光ファイバーによる接続であってもよい。例えば、第2接続方式は、イーサーネット(登録商標)接続方式であってもよい。
【0180】
・接続方式としては、有線接続と無線接続との何れであってもよい。例えば、第2接続方式は、IEEE802.11規格を使用した無線接続方式を含んでもよい。つまり、第2接続方式は、Wi-Fi(登録商標)接続方式を含んでもよい。第1接続方式は、Wi-Fi(登録商標)接続方式を含んでもよい。
【0181】
・画像読取装置11としては、第1接続方式と第2接続方式との何れか一方のみにより外部装置90と接続可能な装置であってもよい。このような場合であっても、画像読取装置11は、ソフトウェアがダウンロードされることにより、第1接続方式と第2接続方式との何れか一方のみの制御が実行可能となる。
【0182】
・外部装置90は、例えば携帯端末装置であってもよい。つまり、外部装置90は、画像読取装置11と双方向通信を行う装置であってもよい。外部装置90は、例えばUSBメモリーであってもよい。つまり、外部装置90は、画像読取装置11から単方向通信を行う装置であってもよい。
【0183】
・原稿の材質は、紙に限定されず、樹脂製のフィルムやシート、織物、金属フィルムなどであってもよい。
・画像読取装置11は、シートフィード型に限らず、フラットベッド型でもよい。シートフィード型は、原稿を搬送方向に搬送するように構成される。フラットベッド型は、載置された原稿に対して読取部を移動させるように構成される。
【0184】
・画像読取装置11は、スキャナー機能に加え、印刷機能及びコピー機能を備えた複合機の一部でもよい。
・本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、所望の選択肢の1つ以上を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が2つであれば1つの選択肢のみ又は2つの選択肢の双方を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば1つの選択肢のみ又は2つ以上の任意の選択肢の組み合わせを意味する。
【0185】
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
【0186】
(A)画像読取装置は、外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置において、制御部と、操作部と、を備え、前記制御部は、1系統の通信経路において前記外部装置と1対1で接続される第1接続方式により前記外部装置と接続されている第1接続状態、及び、1系統の通信経路において前記外部装置と1対多で接続可能である第2接続方式により前記外部装置と接続されている第2接続状態に制御可能であり、前記第1接続状態で前記操作部が操作されずに第1時間が経過すると、前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記第2接続状態で、前記操作部が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能である。
【0187】
この構成によれば、第2接続状態は、画像読取装置と外部装置とが1対多で接続される第2接続方式による状態であり、複数の外部装置において画像読取装置を共用可能な状態であると想定できる。第2接続状態で操作部が操作されずに第1時間が経過すると、画像読取装置と外部装置との接続が切断可能である。このため、第2接続状態で外部装置が接続されており、かつ、操作部が第1時間に亘って操作されていない状況であれば、切断処理の実行により、他の外部装置が接続できない時間を短縮することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0188】
また、第1接続状態においては、画像読取装置と外部装置とが1対1で接続される第1接続方式による状態であり、1つの外部装置において画像読取装置を占有している状態であると想定できる。このような第1接続状態で操作部が操作されずに第1時間が経過しても、画像読取装置と外部装置との接続を切断されない。このため、第1接続状態で操作部が操作されずに第1時間が経過しても、画像読取装置と外部装置との接続を継続することができる。また、画像読取装置と外部装置との接続について第1接続状態であるか第2接続状態であるかに適した制御を行うことができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0189】
(B)画像読取システムは、外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置を含む画像読取システムにおいて、制御部を備え、前記制御部は、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対1で接続される第1接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第1接続状態、及び、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対多で接続可能である第2接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第2接続状態に制御可能であり、前記第1接続状態で前記画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能である。この構成によれば、(A)と同じような効果を奏することができる。
【0190】
(C)上記読取システムにおいて、前記第1接続方式は、USB接続方式を含み、前記第2接続方式は、LAN接続方式を含んでもよい。この構成によれば、(A)と同じような効果を奏することができる。
【0191】
(D)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であり、前記第2時間が前記第1時間以下である場合、前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに前記第2時間が経過したときに、前記切断処理を実行してもよい。
【0192】
この構成によれば、第2接続状態で外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、画像読取装置と外部装置との接続が切断可能である。このため、第2接続状態で外部装置が接続されており、かつ、外部装置において画像の読取に関する操作が第2時間に亘って行われていない状況であれば、切断処理の実行により、他の外部装置が接続できない時間を短縮することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0193】
特に、第2時間が第1時間以下である場合、第2接続状態で外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過したときに、切断処理が実行される。このため、外部装置において画像の読取に関する操作が行われないことを優先的な条件として、切断処理が実行可能となる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0194】
(E)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であり、前記第1時間が前記第2時間以下である場合、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行してもよい。
【0195】
この構成によれば、第2接続状態で外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、画像読取装置と外部装置との接続が切断可能である。このため、第2接続状態で外部装置が接続されており、かつ、外部装置において画像の読取に関する操作が第2時間に亘って行われていない状況であれば、切断処理の実行により、他の外部装置が接続できない時間を短縮することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0196】
特に、第1時間が第2時間以下である場合、画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、切断処理が実行される。このため、画像読取装置が操作されないことを優先的な条件として、切断処理が実行可能となる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0197】
(F)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、前記切断処理を実行する場合、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断したことを前記画像読取装置に通知せずに、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断したことを前記外部装置に通知してもよい。
【0198】
この構成によれば、画像読取装置と外部装置との接続を切断したことを外部装置に通知することができる。これにより、外部装置において、画像読取装置と外部装置との接続が切断されたことを特定可能となる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0199】
(G)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、前記画像読取装置が操作されずに第3時間が経過すると前記画像読取装置を省電力モードに制御可能であり、前記第3時間が前記第1時間よりも短い場合、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第3時間が経過すると、前記省電力モードに制御し、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過したときに、前記切断処理を実行してもよい。
【0200】
この構成によれば、第2接続状態で画像読取装置が操作されずに、第1時間よりも短い第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。第2接続状態で画像読取装置が操作されずに第1時間が経過したときに、切断処理が実行される。このため、省電力モードに制御された後に切断処理が実行される。したがって、画像読取装置の省電力を図ることができるとともに、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0201】
(H)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であり、前記画像読取装置が操作されずに第3時間が経過すると前記画像読取装置を省電力モードに制御可能であり、前記第3時間が前記第2時間よりも短い場合、前記第2接続状態で前記画像読取装置が操作されずに前記第3時間が経過すると、前記省電力モードに制御し、前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに前記第2時間が経過すると、前記切断処理を実行してもよい。
【0202】
この構成によれば、第2接続状態で外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間よりも短い第3時間が経過すると、省電力モードに制御される。第2接続状態で外部装置において画像の読取に関する操作が行われずに第2時間が経過したときに、切断処理が実行される。このため、省電力モードに制御された後に切断処理が実行される。したがって、画像読取装置の省電力を図ることができるとともに、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0203】
(I)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、機能を指定可能であるホーム画面を表示部に表示させることができ、前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている接続状態であることを示す接続状態画面を前記表示部に表示させることができ、前記第2接続状態で前記接続状態画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記ホーム画面を表示可能であってもよい。
【0204】
この構成によれば、第2接続状態で接続状態画面が表示部に表示されているときに、画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、ホーム画面が表示可能である。これにより、切断処理が実行されるときにホーム画面が表示可能である。したがって、他のユーザーの利便性を向上させることができる。
【0205】
(J)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、機能を指定可能であるホーム画面を表示部に表示させることができ、前記ホーム画面からの指定に応じて機能画面を前記表示部に表示させることができ、前記機能画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記機能画面において入力された入力内容を保存し、前記機能画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記ホーム画面を前記表示部に表示可能であり、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過し、前記ホーム画面を前記表示部に表示させた後に、特定操作に応じて、保存した入力内容に対応する前記機能画面を前記表示部に再表示させてもよい。
【0206】
この構成によれば、機能画面が表示部に表示されているときに画像読取装置が操作されずに第1時間が経過し、ホーム画面が表示部に表示されても、特定操作に応じて、保存した入力内容に対応する機能画面が表示部に再表示される。これにより、切断処理の実行によりホーム画面が表示された場合であっても、ユーザーが意図するように、機能画面を再表示させることができる。また、保存した入力内容に対応する機能画面を再表示することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0207】
(K)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、機能を指定可能であるホーム画面を表示部に表示させることができ、前記ホーム画面からの指定に応じて機能画面を前記表示部に表示させることができ、前記機能画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記機能画面において入力された入力内容を保存し、前記機能画面を前記表示部に表示させているときに、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記表示部に表示させる画面を確認する確認画面を前記表示部に表示させ、前記確認画面を前記表示部に表示させているときに、前記ホーム画面を表示させる操作が行われると、前記ホーム画面を前記表示部に表示させる一方で、前記機能画面を表示させる操作が行われると、保存した入力内容に対応する前記機能画面を前記表示部に再表示させてもよい。
【0208】
この構成によれば、機能画面が表示部に表示されているときに画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、確認画面が表示される。そして、確認画面における操作によりホーム画面を表示させるか、保存した入力内容に対応する機能画面を再表示させるかを選択することができる。これにより、ホーム画面の表示前に確認画面を表示させることにより、機能画面を再表示させる機会を提供することができる。したがって、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0209】
(L)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、少なくとも前記第1時間の設定を変更可能であってもよい。
この構成によれば、第1時間の設定を変更することにより、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0210】
(M)上記画像読取システムにおいて、前記制御部は、前記第1時間、前記第2時間及び前記第3時間のうち少なくとも何れかの設定を変更可能であってもよい。
この構成によれば、第1時間、第2時間及び第3時間のうち少なくとも何れかの設定を変更することにより、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0211】
(N)画像読取制御方法は、外部装置と接続可能であり、かつ、原稿から画像を読み取る画像読取装置に関する画像読取制御方法において、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対1で接続される第1接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第1接続状態で、前記画像読取装置が操作されずに第1時間が経過すると、前記画像読取装置と前記外部装置との接続を切断する切断処理を実行しないが、前記画像読取装置の1系統の通信経路において前記画像読取装置と前記外部装置とが1対多で接続可能である第2接続方式により前記画像読取装置と前記外部装置とが接続されている第2接続状態で、前記画像読取装置が操作されずに前記第1時間が経過すると、前記切断処理を実行可能であることを含む。この構成によれば、(A)と同じような効果を奏することができる。
【0212】
(O)上記画像読取制御方法において、前記第2接続状態で前記外部装置において画像の読取に関する操作が行われると、画像の読取に関する操作を特定可能である操作情報を所定周期で前記外部装置から前記画像読取装置に送信することと、前記第2接続状態で前記操作情報を受信せずに前記第1時間以下である第2時間が経過したときに、前記切断処理を実行することと、を含んでもよい。この構成によれば、(D)と同じような効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0213】
10…画像読取システム、11…画像読取装置、12…操作部、13…表示部、14…搬送部、15…検出部、16…読取部、17…光源、18…イメージセンサー、20…制御部、21…主制御部、22…搬送制御部、23…読取制御部、24…画像処理部、25…第1通信部、26…第2通信部、30…ホーム画面、31…機能画面、32…接続状態画面、33…確認画面、40…第1機能ボタン画像、41…第2機能ボタン画像、42…第3機能ボタン画像、43…第11機能ボタン画像、44…第12機能ボタン画像、45…第13機能ボタン画像、46…お気に入りボタン画像、47…戻るボタン画像、48…接続状態画像、49…読取開始ボタン画像、50…確認コメント画像、51…ホーム画面ボタン画像、52…直前画面ボタン画像、90…外部装置、91…外部制御部、92…外部操作部、93…外部表示部。
図1
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