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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024011384
(43)【公開日】2024-01-25
(54)【発明の名称】電池
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/15 20210101AFI20240118BHJP
   H01M 50/176 20210101ALI20240118BHJP
   H01M 50/103 20210101ALI20240118BHJP
   H01M 50/188 20210101ALI20240118BHJP
   H01M 50/193 20210101ALI20240118BHJP
   H01M 50/184 20210101ALI20240118BHJP
   H01M 50/131 20210101ALI20240118BHJP
   H01M 50/531 20210101ALI20240118BHJP
   H01M 50/55 20210101ALI20240118BHJP
【FI】
H01M50/15
H01M50/176
H01M50/103
H01M50/188
H01M50/193
H01M50/184 A
H01M50/131
H01M50/531
H01M50/55 101
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022113326
(22)【出願日】2022-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】520184767
【氏名又は名称】プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117606
【弁理士】
【氏名又は名称】安部 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100121186
【弁理士】
【氏名又は名称】山根 広昭
(74)【代理人】
【識別番号】100130605
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 浩治
(72)【発明者】
【氏名】橘 伸佳
(72)【発明者】
【氏名】前田 仁史
【テーマコード(参考)】
5H011
5H043
【Fターム(参考)】
5H011AA01
5H011AA13
5H011CC02
5H011DD01
5H011FF02
5H011GG01
5H011HH02
5H011JJ02
5H011KK01
5H011KK02
5H043AA01
5H043AA04
5H043AA13
5H043BA17
5H043BA19
5H043CA04
5H043CA12
5H043DA02
5H043EA11
5H043HA31D
5H043JA02D
5H043JA12D
5H043KA22D
5H043LA02D
5H043LA03D
(57)【要約】
【課題】安全性が好適に向上された電池を提供すること。
【解決手段】ここで開示される電池は、電極体と、電池ケースと、端子装着孔18、19を有する封口板14と、一端が電池ケースの内部で電極体と電気的に接続され、他端が端子装着孔18、19に挿通されて封口板14の外側に露出する電極端子と、封口板14の外表面14Aと電極端子とを絶縁する樹脂製の絶縁部材と、を備える。封口板14は、平面視における形状が矩形であり、端子装着孔18、19の平面視における形状が五角形以上の多角形および円形のいずれかである。ここで、封口板14の短辺方向の長さをL1、端子装着孔19の中心を通り、封口板14の短辺方向に沿った該端子装着孔18、19の長さをLaとしたときに、封口板14の長さL1に対する端子装着孔18、19の長さLaの比(La/L1)が、0.6以上である。
【選択図】図3

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正極および負極を有する電極体と、
開口部を有し、前記電極体を収容する電池ケースと、
端子装着孔を有し、前記開口部を封口する封口板と、
一端が前記電池ケースの内部で前記電極体と電気的に接続され、他端が前記端子装着孔に挿通されて前記封口板の外側に露出する電極端子と、
前記封口板の表面であって、前記開口部を封口した状態で前記電池ケースの外側にある外表面と、前記電極端子とを絶縁する樹脂製の絶縁部材と、を備え、
前記封口板は、平面視における形状が矩形であり、
前記端子装着孔の平面視における形状が五角形以上の多角形および円形のいずれかであり、
ここで、前記封口板の短辺方向の長さをL1、
前記端子装着孔の中心を通り、前記封口板の短辺方向に沿った該端子装着孔の長さをLaとしたときに、
前記封口板の長さL1に対する前記端子装着孔の長さLaの比(La/L1)が、0.6以上である、電池。
【請求項2】
前記封口板と前記電極端子と前記絶縁部材とがインサート成形されている、請求項1に記載の電池。
【請求項3】
前記端子装着孔の平面視における形状が前記五角形以上の多角形であり、
前記端子装着孔の最長をLb、
前記五角形以上の多角形の各辺のうち、最長の辺の長さをLcとしたときに、
式:Lc<(0.7×Lb);を満たす、請求項1または2に記載の電池。
【請求項4】
前記端子装着孔の平面視における形状が前記円形であり、
長径D1に対する短径D2の比(D2/D1)が0.5以上である、請求項1または2に記載の電池。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池に関する。
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池等の電池は、パソコン、携帯端末等のポータブル電源や、電気自動車(BEV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の車両駆動用電源などに好適に用いられている。かかる電池は、例えば、正極および負極を有する電極体と、開口部を有し電極体を収容する電池ケースと、端子装着孔を有し開口部を封口する封口板と、一端が電池ケースの内部で電極体と接続され、他端が端子装着孔に挿通されて封口板の外部に引き出された電極端子と、封口板の外表面と電極端子とを絶縁する樹脂製の絶縁部材と、を有している。これに関連する技術として、特許文献1および特許文献2が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-251474号公報
【特許文献2】特開2021-086813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らが検討した結果によれば、封口板に対して端子装着孔が大きく設けることにより、金属製である封口板と樹脂製である絶縁部材との密着性が十分に確保される。その一方で、封口板に対して端子装着孔が大きく設けられた場合には、封口板の強度が低下しやすい。例えば、封口板と絶縁部材と電極端子とを気密に封止するために、各部材の合計サイズを端子装着孔の内径とほぼ同じになるよう設計した場合には、内側から外側に向けて力がかかり、封口板が変形する虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、安全性が好適に向上した電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示される電池は、正極および負極を有する電極体と、開口部を有し、上記電極体を収容する電池ケースと、端子装着孔を有し、上記開口部を封口する封口板と、一端が上記電池ケースの内部で上記電極体と電気的に接続され、他端が上記端子装着孔に挿通されて上記封口板の外側に露出する電極端子と、上記封口板の表面であって、上記開口部を封口した状態で上記電池ケースの外側にある外表面と上記電極端子とを絶縁する樹脂製の絶縁部材と、を備える。上記封口板は、平面視における形状が矩形であり、上記端子装着孔の平面視における形状が五角形以上の多角形および円形のいずれかである。ここで、上記封口板の短辺方向の長さをL1、上記端子装着孔の中心を通り、上記封口板の短辺方向に沿った該端子装着孔の長さをLaとしたときに、上記封口板の長さL1に対する上記端子装着孔の長さLaの比(La/L1)が、0.6以上である。
【0007】
端子装着孔が封口板に対して大きく設けられていることにより、封口板と絶縁部材との密着性が向上する。そして、当該端子装着孔の形状を五角形以上の多角形および円形のいずれかとすることで、端子装着孔の内側から外側に向けてかかる力を適切に分散することができる。これにより、封口板と電極端子と絶縁樹脂とが気密に封止され、安全性の高い電池が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、一実施形態に係る電池を模式的に示す部分断面図である。
図2図2は、図1の分解斜視図である。
図3図3は、図1の封口板の模式的な平面図である。
図4図4は、図1のIV-IV線に沿う模式的な縦断面図である。
図5図5は、一実施形態に係る端子装着孔の近傍を示す平面図である。
図6図6は、他の一例の端子装着孔の近傍を示す平面図である。
図7図7は、従来技術に係る負極端子の近傍を模式的に示す図である。
図8図8は、一実施形態に係る成形金型の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、ここで開示される技術の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって、ここで開示される技術の実施に必要な事柄(例えば、ここに開示される技術を特徴付けない電池の一般的な構成および製造プロセス等)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。ここで開示される技術は、本明細書に開示されている内容と、当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下では、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略または簡略化することができる。なお、本明細書において範囲を示す「A~B」の表記は、「A以上B以下」の意と共に、「Aを超える」および「B未満」の意を包含するものとする。
【0010】
本明細書において「電池」とは、電気エネルギーを取り出し可能な蓄電デバイス全般を指す用語であって、一次電池と二次電池とを包含する概念である。また、本明細書において「二次電池」とは、電解質を介して正極と負極の間で電荷担体が移動することによって繰り返し充放電が可能な蓄電デバイス全般を指す用語であって、リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等のいわゆる蓄電池(化学電池)と、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ(物理電池)と、を包含する概念である。
【0011】
図1は、電池100の部分断面図である。図2は、電池100の模式的な分解斜視図である。図3は、封口板14の模式的な平面図である。なお、以下の説明において、図面中の符号L、R、F、Rr、U、Dは、左、右、前、後、上、下を表す。また、図面中の符号Xは「電池の短辺方向」を示し、符号Yは「電池の長辺方向」を示し、符号Zは「電池の高さ方向」を示す。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、電池100の設置形態を何ら限定するものではない。
【0012】
図1に示すように、電池100は、電池ケース10と、電極体20と、正極端子30と、負極端子40と、絶縁部材50とを備えている。正極端子30および/または負極端子40は電極端子の一例である。図示は省略するが、電池100は、ここではさらに電解液を備えている。電池100は、二次電池であることが好ましく、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解液二次電池であることがより好ましい。
【0013】
電池ケース10は、外装体12と封口板14とを備えている。外装体12および封口板14は、電池ケース10を構成するケース部材の一例である。電池ケース10は、ここでは扁平な直方体形状(角型)の外形を有する。電池ケース10は、例えば、外装体12の開口部12h(図2参照)の周縁に封口板14が接合(例えば溶接接合)されることによって、一体化されている。外装体12および封口板14は、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成されている。
【0014】
外装体12は、電極体20と電解液とを収容する筐体である。外装体12は、上面に開口部12hを有する有底かつ角型の容器である。開口部12hは、略矩形状である。図2に示すように、外装体12は、底壁12aと、底壁12aから延び相互に対向する一対の長側壁12bと、底壁12aから延び相互に対向する一対の短側壁12cと、を備えている。底壁12aは、略矩形状である。底壁12aは、開口部12hと対向している。
【0015】
封口板14は、外装体12の開口部12hを封口するプレート状の部材である。封口板14は、図3に示すように、平面視において略矩形状である。特に限定されるものではないが、封口板14の短辺方向Xの長さL1は15mm以上40mm以下程度であるとよく、封口板14の長辺方向Yの長さL2は120mm以上320mm以下程度であるとよい。また、封口板14の厚み(高さ方向Zの長さ、以下同じ。)は、耐久性等の観点から例えば1mm以上3mm以下程度であるとよい。
【0016】
封口板14は、外装体12の底壁12aと対向している。図2に示すように、封口板14は、外部側を向き開口部12hを封口した状態で電池ケース10の外側にある外表面14Aと、電池100の内部側を向き電極体20と対向する内表面14Bと、を有している。また図3に示すように、封口板14は、外表面14Aと内表面14Bとを貫通する端子装着孔18、19を有している。端子装着孔18、19は、封口板14の長辺方向Yの両端部に設けられている。ここでは、端子装着孔18は、正極端子30用であり、端子装着孔19は負極端子40用である。かかる端子装着孔18、19の形状等については後述する。封口板14には、ガス排出弁15と、電解液を注入するための注入孔(図示せず)と、が設けられている。ガス排出弁15は、電池ケース10内の圧力が所定値以上になったときに破断して、電池ケース10内のガスを外部に排出するように構成された薄肉部である。
【0017】
電池ケース10には、上記したように電極体20とともに、電解液が収容され得る。電解液としては、従来公知の電池において使用されているものを特に制限なく使用できる。一例として、非水系溶媒に支持塩を溶解させた非水電解液を使用できる。非水系溶媒の一例として、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等のカーボネート系溶媒が挙げられる。支持塩の一例として、LiPF等のフッ素含有リチウム塩が挙げられる。
【0018】
図1に示すように、電極体20は、外装体12の内部に収容されている。電極体20は、例えば、図示されない絶縁フィルムなどで覆われた状態で、外装体12の内部に収容されている。電極体20は、ここでは、帯状の正極シート22と帯状の負極シート24とが、2枚の帯状のセパレータシート70を介して絶縁された状態で積層され、巻回軸を中心として長辺方向に巻回された巻回電極体である。ただし、電極体20は、矩形状の正極シートと矩形状の負極シートとが矩形状のセパレータシートを介して交互に積層された積層型電極体であってもよい。あるいは、複数の正極シートと複数の負極シートを、つづら折り状に折り返されたセパレータシートに挟み込むことにより構成されるつづら折り状の積層型電極体であってもよい。
【0019】
正極シート22は、帯状の正極集電体22cと、正極集電体22cの少なくとも一方の表面上に固着された正極活物質層22aと、を有する。正極シート22を構成する各部材には、一般的な電池(例えば、リチウムイオン二次電池)で使用され得る従来公知の材料を特に制限なく使用できる。例えば、正極集電体22cは、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレス鋼等の導電性金属からなることが好ましい。正極活物質層22aは、電荷担体を可逆的に吸蔵および放出可能な正極活物質(例えば、リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物等のリチウム遷移金属複合酸化物)を含んでいる。なお、正極活物質層22aは、正極活物質以外の任意成分、例えば、導電材、バインダ、各種添加成分等を含んでいてもよい。
【0020】
負極シート24は、帯状の負極集電体24cと、負極集電体24cの少なくとも一方の表面上に固着された負極活物質層24aと、を有する。負極シート24を構成する各部材には、一般的な電池(例えば、リチウムイオン二次電池)で使用され得る従来公知の材料を特に制限なく使用できる。例えば、負極集電体24cは、銅、銅合金、ニッケル、ステンレス鋼等の導電性金属から構成されることが好ましい。負極活物質層24aは、電荷担体を可逆的に吸蔵および放出可能な負極活物質(例えば、黒鉛等の炭素材料)を含んでいる。なお、負極活物質層24aは、負極活物質以外の任意成分、例えば、導電材、バインダ、分散剤、各種添加成分等を含んでいてもよい。
【0021】
セパレータシート70は、電荷担体が通過し得る微細な貫通孔が複数形成された絶縁シートである。セパレータシート70は、例えば、多孔性の樹脂基材で構成されている。樹脂基材としては、例えば、ポリエチレン(PE)や、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、セルロース等の樹脂からなるシート(フィルム)が例示される。セパレータシート70は、単層構造であってもよく、性質や性状(厚みや空孔率等)の異なる2種以上の多孔性樹脂シートが積層された構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。また、セパレータシート70は、その表面にセラミック粒子等により構成された耐熱層(Heat Resistant Layer:HRL層)を備えていてもよい。
【0022】
図1に示すように、外装体12の内部に収容された電極体20は、正極集電体22cの一端が電池100の長辺方向Yの左端付近となるように配置され、負極集電体24cの一端が電池100の長辺方向Yの右端付近となるように配置される。また、正極端子30は、封口板14の長辺方向Yの一方の端部(図1の左端部)に取り付けられている。負極端子40は、封口板14の長辺方向Yの他方の端部(図1の右端部)に取り付けられている。電池100においては、正極端子30および負極端子40は、一端が電池ケース10の内部で上記したように電極体20と電気的に接続され、他端が端子装着孔18、19に挿通されて封口板14の外側に露出している。なお、正極端子30は、導電性に優れる金属、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されていることが好ましい。また、負極端子40は、導電性に優れる金属、例えば銅または銅合金で形成されていることが好ましい。
【0023】
図4は、図1のIV-IV線に沿う模式的な縦断面図である。図2および図4に示すように、負極端子40は、外部接続部41と、電極体接続部42と、軸部43と、台座部44と、を有している。以下の説明においては、電極端子として負極端子40を、絶縁部材として負極端子40側の絶縁部材50を例にして説明するが、かかる説明は、ここに開示される技術の適用対象を負極端子側の構造に限定することを意図したものではない。
【0024】
図4に示すように、外部接続部41は、電池ケース10の外部であって、封口板14の外表面14A側に配置される。外部接続部41は、典型的には板状の導電部材であって、封口板14の長辺方向に沿って延びている。外部接続部41は、封口板14の外表面14Aに露出している。外部接続部41の大きさは、端子装着孔19を挿通可能な大きさに調整されている。これにより、後述するインサート成形を好適に行うことができる。
【0025】
電極体接続部42は、電池ケース10の内部に配置され、電極体20と電気的に接続されている。図4に示すように、電極体接続部42は板状に形成され、台座部44の後端から略直角に屈曲し、下方に向けて延びている。電極体接続部42は、底壁12aに向かって延びている。また、電極体接続部42は中間部で前方側に向かって屈折している。電極体接続部42は、屈折部分よりも下方では再び底壁12aに向かって延びている。この屈折により、電極体接続部42の先端は、短辺方向に関して台座部44の中央部に位置している。
【0026】
軸部43は、外部接続部41と電極体接続部42との間に位置し、端子装着孔19に挿通されている。軸部43は、台座部44から上方に延びている。軸部43は、図4に示すように、短辺方向Xに関して台座部44の概ね中央部に位置している。軸部43の短辺方向Xの長さは台座部44および端子装着孔19の短辺方向Xの長さよりも短い。図示は省略するが、軸部43の長辺方向Yの長さは台座部44および端子装着孔19の長辺方向Yの長さよりも短い。そのため、軸部43は、端子装着孔19の内周面とは離間している。外部接続部41、軸部43、および台座部44の大きさの差により、軸部43は外部接続部41および台座部44に対してくびれたようになっている。
【0027】
台座部44は、電極体接続部42と軸部43との間に位置する。台座部44は、封口板14の内表面14Bに沿って水平方向に延びる板状部材である。図4に示すように、台座部44の短辺方向Xの長さは端子装着孔19の短辺方向Xの長さよりも長い。図示は省略するが、台座部44の長辺方向Yの長さは端子装着孔19の長辺方向Yの長さよりも長い。台座部44は、径方向の大きさが端子装着孔19よりも大きい。
【0028】
絶縁部材50は、封口板14と正極端子30および負極端子40との間に配置されており、封口板14と正極端子30および負極端子40とが通電することを防止する。絶縁部材50は、典型的には樹脂材料によって構成される。樹脂材料としては、例えばパーフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)等のフッ素化樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、脂肪族ポリアミド等が挙げられる。絶縁部材50には、上記したPPS等の樹脂材料の他に、無機フィラーが添加されてもよい。
【0029】
絶縁部材50は、図4に示すように、第1鍔部51と、第2鍔部52と、筒状部53と、を有している。かかる第1鍔部51と第2鍔部52と筒状部53とは、一体に形成されている。第1鍔部51は、封口板14の外表面14Aに沿って水平方向に延びている。第1鍔部51は、封口板14の外表面14Aと、外部接続部41とを絶縁する。第2鍔部52は、封口板14の内表面14Bに沿って水平方向に延びている。第2鍔部52は、封口板14の内表面14Bと、台座部44とを絶縁する。筒状部53は、第1鍔部51と第2鍔部52との間であって、端子装着孔19と電極端子の軸部43との間に位置する。筒状部53は、封口板14の端子装着孔19と、電極端子の軸部43とを絶縁する。第1鍔部51および第2鍔部52の短辺方向Xの長さは、外部接続部41および台座部44の短辺方向Xの長さよりも長い。図示は省略するが、長辺方向Yに関しても、第1鍔部51および第2鍔部52の長さは、外部接続部41および台座部44の長辺方向Yの長さよりも長い。また、第1鍔部51は、平面視において、正極端子30および負極端子40よりも外側にはみ出し、外部に露出している。
【0030】
図5および図6は、端子装着孔19の近傍を示す図である。図5および図6に示すように、ここに開示される電池100では、端子装着孔19の平面視における形状が五角形以上の多角形および円形のいずれかであり、封口板14の短辺方向Xにおける長さをL1、端子装着孔19の中心Cを通り、封口板14の短辺方向Xに沿った該端子装着孔19の長さをLaとしたときに、封口板14の長さL1に対する端子装着孔19の長さLaの比(La/L1)が、0.6以上である。封口板14に対して端子装着孔19を大きくすることにより、封口板14と絶縁部材50との密着性を向上させることができる。また、このように端子装着孔19を大きくした場合であっても、該端子装着孔19の形状が五角形以上の多角形および円形のいずれかの形状であることにより、端子装着孔19の内側から外側に向けてかかる力が適切に分散され、封口板14が外側に湾曲することを抑制する。したがって、安全性の高い電池100を提供することができる。
なお、以下においては、端子装着孔として負極端子40側の端子装着孔19を例にして説明するが、かかる説明は、ここに開示される技術の適用対象を負極端子側の構造に限定することを意図したものではない。すなわち、ここに開示される技術は、以下で説明する負極端子40側の端子装着孔19と略同等の構成を有する正極端子側の端子装着孔を備えた形態を包含する。
【0031】
図2では、封口板14に電極端子(正極端子30および負極端子40)と絶縁部材50とが一体成形(以下、「インサート成形」ともいう。)されたアッセンブリ部品(封口板アッセンブリ60)と、その他の部品と、を分離して図示している。さらに図2では、負極端子40に関して、封口板14と負極端子40と絶縁部材50とを分離して図示している。電池100においては、図2に示すように、封口板14と、電極端子(正極端子30および負極端子40)と、絶縁部材50とがインサート成形されていることが好ましい。かかる構成によると、封口板アッセンブリ60を容易に取り外すことができるため、作業性の観点から好ましい。
【0032】
電池100において、上記したような封口板14と電極端子と絶縁部材50とがインサート成形された封口板アッセンブリ60を用いている場合には、封口板14の長さL1に対する端子装着孔19の長さLaの比(La/L1)が、0.6以上であり、端子装着孔19の形状が五角形以上の多角形および円形のいずれかであることの効果がより好適に発揮される。詳しくは後述するが、インサート成形においては、電極端子と封口板14とを組み合わせた状態で、溶融させた樹脂を高い圧力(例えば25MPa以上)で圧入することにより、封口板アッセンブリ60を作製する。このとき、封口板14と絶縁部材50との密着性を向上させるために、封口板14に対して端子装着孔19を大きくする必要がある。一方で、封口板14に対して端子装着孔19を大きくした場合には、封口板14の端辺と端子装着孔19の周縁部との距離が近くなり、封口板14の強度が低下し得る。図7は、従来技術に係る負極端子140の近傍を模式的に示している。例えばインサート成形工程において圧入された樹脂(絶縁部材150)によって該端子装着孔の内側から外側に向けて押し広げようとする力がかかったときに、従来技術では端子装着孔が四角形であることにより、力が適切に分散されない。その結果、封口板114は、特に短辺方向Xの両側に向けて湾曲するように変形する。そこで、ここに開示される電池100では、端子装着孔19の形状を上記したように五角形以上の多角形および円形のいずれかとする。これによって、例えば樹脂が高い圧力で圧入され、端子装着孔19の内側から外側に向けて力がかかった場合でも、かかる力を適切に分散させ封口板14が変形することを抑制することができる。これにより、封口板14と絶縁部材50とが好適に封止され、安全性が高い電池100を提供することができる。
【0033】
封口板14の長さL1に対する端子装着孔19の長さLaの比(La/L1)は、絶縁部材50との接触面積を十分に確保する観点から、少なくとも0.6以上であればよい。封口板14の長さL1に対する端子装着孔19の長さLaの比(La/L1)は、例えば0.65以上であってもよく、0.7以上であってもよい。一方で、封口板14の強度の観点からは、封口板14の長さL1に対する端子装着孔19の長さLaの比(La/L1)は、0.85以下であることが好ましく、0.8以下であってもよい。
【0034】
端子装着孔19の寸法は、所望する電池の容量等によって電池ケース10の大きさ等が異なるため、特に限定されない。例えば封口板14の短辺方向Xの長さL1が15mm~40mm程度であるときに、端子装着孔19の短辺方向の長さLaは、10mm~30mm程度であるとよい。また、端子装着孔19の長辺方向の最大長さは、10mm~50mm程度であるとよい。さらに、端子装着孔19の高さ方向Zの長さは、封口板14の厚みと同じであればよく、例えば1mm~3mm程度であるとよい。端子装着孔19は、例えばプレス成形、レーザーカット、ウォータージェット、フライス加工等により、形成することができる。
【0035】
ここに開示される電池100では、図5に示すように、端子装着孔19の平面視における形状が五角形以上の多角形であることが好ましい。ここで、「五角形以上の多角形」とは、少なくとも五角形以上の多角形であればよく、例えば、六角形であってもよいし、八角形であってもよいし、十角形であってもよい。多角形の各辺の長さは同じ(すなわち、正多角形)であってもよいし、各辺の長さは異なっていてもよい。端子装着孔19の形状が多角形である場合において、端子装着孔19の最大の長さとなる長さをLb、多角形の各辺のうち最長の辺の長さをLcとしたときに、式:Lc<(0.7×Lb);を満たすことがより好ましい。特に限定されないが、多角形の最長の辺Lcは、例えば、式:(0.1×Lb)<Lc<(0.7×Lb);を満たすように調整されているとよく、式:(0.3×Lb)<Lc<(0.7×Lb);を満たすように調整されていてもよい。これにより、さらに好適に絶縁部材50を形成する際の力を分散させることができ、封口板14の変形を抑制することができる。
【0036】
ここに開示される電池100では、図6に示すように、端子装着孔19の平面視における形状が円形であることが好ましい。ここで、「円形」とは、真円形および楕円形を包含する。端子装着孔19の平面視における形状が円形である場合において、長径D1に対する短径D2の比(D2/D1)が0.5以上であることがより好ましい。長径D1に対する短径D2の比(D2/D1)は、0.6以上であってもよいし、0.75以上であってもよいし、0.9以上であってもよいし、1(すなわち、真円形)であってもよい。端子装着孔19の形状が上記したような円形であることにより、好適に絶縁部材50を形成する際の力を分散させることができ、封口板14の変形を抑制することができる。
【0037】
封口板14の端子装着孔19の周辺部であって、絶縁部材50と接する少なくとも一部の表面には、粗面化処理がなされていてもよい。ここで、「粗面化処理」とは、表面に凹凸を形成することにより、表面積を大きくするとともにアンカー効果を高め、絶縁部材50と封口板14との接合性や密着性を向上させる処理である。封口板14に対して端子装着孔19を大きくしたことに加えて、さらに粗面化処理を実施することにより、より好適に封口板14と絶縁部材50との密着性を向上させることができる。かかる粗面化処理は、例えば、レーザー照射やサンドブラスト等によって行うことができる。封口板14において粗面化処理が実施された部分は、粗面化処理部14sを構成する。図4に示すように、ここでは、粗面化処理部14sは、端子装着孔19の周辺の外表面14A側および内表面14B側に形成されている。ただし、粗面化処理部14sは、封口板14と絶縁部材50とが接する部分の全てに形成されていてもよい。
【0038】
また、特に限定されないが、負極端子40のうち、絶縁部材50と接する部分の少なくとも一部の表面には、封口板14の粗面化処理部14sと同様に粗面化処理がなされていてもよい。負極端子40のうち、粗面化処理がなされた部分は、粗面化処理部40sを構成する。負極端子40の粗面化処理部40sは、封口板14と絶縁部材50と負極端子40との密着性を向上させることができる位置に形成されることが好ましい。例えば、図4に示すように、粗面化処理部40sは、負極端子40の軸部43に形成されている。ただし、粗面化処理部40sは、負極端子40と絶縁部材50とが接する部分の全てに形成されていてもよい。
【0039】
<電池の製造方法>
続いて、電池100の製造方法の一例について説明する。ここに開示される製造方法は、例えば、(1)用意工程と、(2)封口工程と、を包含する。ここでは、(1)用意工程に(1A)インサート成形工程を含んでいる。
【0040】
(1)用意工程では、外装体12と、封口板14と、正極端子30と、負極端子40と、電極体20と、を少なくとも用意する。図8に示すように、ここでは、端子装着孔18、19は、封口板14の長さL1に対する端子装着孔19の長さLaの比(La/L1)が、0.6以上であり、該端子装着孔18、19の形状が八角形に形成されている。これにより、後述する射出成形工程において、封口板14が変形することを抑制することができる。
【0041】
(1A)インサート成形工程では、封口板14、正極端子30、負極端子40、および絶縁部材50を一体化してアッセンブリ部品(例えば封口板アッセンブリ60)を作成する。封口板アッセンブリ60は、封口板14、正極端子30、負極端子40、および絶縁部材50をインサート成形することにより製作することができる。これにより、部品点数を削減できるとともに、従来のリベットを用いる方法に比べて導通経路を簡便に形成できる。インサート成形は、例えば、特開2021-086813号公報、特開2021-086814号公報、特許第03986368号公報、特許第6648671号公報等に記載されるように従来公知の方法に従って、行うことができる。例えば、インサート成形工程は、上型と下型とを有する成形金型を用いて、部品セット工程、位置決め工程、上型セット工程、射出成形工程、上型リリース工程、および部品取出工程を含む方法によって実施され得る。
【0042】
図8は、成形金型200の模式図である。部品セット工程では、成形金型200に封口板14が装着される。ただし、図8では成形金型200のうち下型210だけが図示されており、上型は図示を省略している。図8に示すように、下型210は、本体212と、2つのスライド部材214とを備えている。本体212は、封口板14を支持し、かつ位置決めしている。また、本体212は、溶融樹脂が流れ込む凹部(図示省略)を備えている。部品セット工程においては、正極端子30および負極端子40をそれぞれ封口板14の端子装着孔18、19に挿通した後、封口板14を下型210の本体212に装着する。正極端子30および負極端子40のそれぞれの外部接続部は、上記したように端子装着孔18、19に挿通可能な大きさに構成されている。したがって、ここでは正極端子30および負極端子40は、外部接続部側から端子装着孔18、19に挿通される。
【0043】
次いで、位置決め工程を実施する。位置決め工程は、下型210の本体212に封口板14と正極端子30および負極端子40を装着した後、例えばスイッチ押下などの所定の操作を行うことによって開始される。位置決め工程では、前方側に退避していた2つのスライド部材214が後方に移動する。これにより、正極端子30および負極端子40は、本体212とスライド部材214とによって挟まれる。正極端子30および負極端子40は、これにより支持され、位置決めされる。スライド部材214の後面は、正極端子30および負極端子40の電極体接続部42の屈折した形状に対応する形状を有している。なお、電極端子の電極体接続部が屈折することなく高さ方向に延びている場合には、スライド部材は特に必要でなく、可動部を備えない下型によっても対応可能である。電極端子の形状は特に限定されず、例えば、電極体接続部が平坦であってもよい。位置決め工程の完了時において、下型210の凹部は、封口板14の端子装着孔18、19と正極端子30および負極端子40のそれぞれの台座部44との間に位置する。
【0044】
上型セット工程では、下型210とともに封口板14、正極端子30および負極端子40を高さ方向Zに挟むように、図示しない上型が上方から降下する。上型は、下型と当接するシール部と、樹脂が流れ込む凹部と、凹部に接続されたゲート部とを備えている。ゲート部は、溶融樹脂の成形金型200への入口である。ゲート部は、射出成形機の樹脂射出口に接続されている。上型の凹部は、封口板14を挟んで下型210の凹部と向かい合っている。
【0045】
射出成形工程では、まず成形金型200が加熱される。加熱温度は樹脂の種類によって異なるが例えば100℃以上200℃以下程度である。成形金型200の加熱が完了すると、ゲート部から溶融樹脂が圧入される。このとき、溶融樹脂は、例えば25MPa以上の圧力で圧入され得る。このような高い圧力で樹脂が圧入された場合には、端子装着孔19の内側から外側に向けて強い力がかかる。特に、封口板14の端辺と端子装着孔19の周縁部との距離が近く、強度が低くなりやすい短辺方向X側に封口板14が湾曲しやすい。かかる封口板14の変形を防ぐために、例えば、封口板14を短辺方向Xの両側から挟むように治具を設けることも考えられ得る。しかし、封口板14を短辺方向Xの両側から挟む場合には、成形金型200と封口板14の隙間がなくなるため、後述する上型リリース工程や部品取り出し工程が適切に実施できなくなる虞がある。また、封口板14の変形を防ぐためには、それぞれの封口板14および電極端子のわずかな寸法の違いに合わせて短辺方向Xの両側から治具で挟む必要があり、製造効率の観点からも好ましくない。そこで、ここに開示される電池100では、上記したように端子装着孔19の形状を、五角形以上の多角形および円形のいずれかに設計する。これにより、封口板14の変形を簡便に抑制することができる。上記圧入された溶融樹脂は上型の凹部に充填され、さらに端子装着孔18、19を通って下型210の凹部に充填される。その後、成形金型200と成形品とが冷却される。これにより、絶縁部材50と封口板14と正極端子30および負極端子40とが一体成形される。
【0046】
上型リリース工程では、上型が上昇し下型210から離間する。そして、部品取出工程では、成形品が下型210から取り外される。以上のようにして、インサート成形工程を実施することができる。なお、部品取出工程の後に、成形バリや樹脂ゲート部を除去する工程があってもよい。
【0047】
(2)封口工程では、以上のように用意した封口板アッセンブリ60と、電極体20と、電解液とを外装体12に収容した状態で封止する。具体的には、まず、封口板アッセンブリ60の電極体接続部42と電極体20とを接続する。次いで、外装体12の開口部12hから電極体20を挿入し、封口板アッセンブリ60の封口板14と外装体12の開口部12hとの周縁をレーザー溶接等によって接合する。そして、注液孔から電解液を注入し、該注液孔を封止部材で塞ぐことによって、電池100を密閉する。以上のようにして、電池100を製造することができる。
【0048】
<電池の用途>
電池100は各種用途に利用可能であるが、例えば、乗用車、トラック等の車両に搭載されるモータ用の動力源(駆動用電源)として好適に用いることができる。車両の種類は特に限定されないが、例えば、プラグインハイブリッド自動車(PHEV;Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、ハイブリッド自動車(HEV;Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(BEV;Battery Electric Vehicle)等が挙げられる。電池100は、安全性が向上しているため、組電池の構築に好適に用いることができる。
【0049】
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、上記実施形態は一例に過ぎない。本発明は、他にも種々の形態にて実施することができる。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。請求の範囲に記載の技術には、上記に例示した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、上記した実施形態の一部を他の変形態様に置き換えることも可能であり、上記した実施形態に他の変形態様を追加することも可能である。また、その技術的特徴が必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することも可能である。
【0050】
例えば、上記した実施形態では、外部接続部41が端子装着孔19に挿通可能な大きさに構成されており、インサート成形工程の際に外部接続部41が端子装着孔19に挿通されていた。しかしながら、電極体接続部42および台座部44が端子装着孔19に挿通可能な大きさとなるように構成されていてもよい。すなわち、電極端子は、高さ方向Zの上方および下方のうち、いずれかの方向から端子装着孔19に挿通できるよう構成されていればよい。
【符号の説明】
【0051】
10 電池ケース
12 外装体
12h 開口部
14 封口板
18、19 端子装着孔
20 電極体
22 正極シート
24 負極シート
30 正極端子
40 負極端子
50 絶縁部材
60 封口板アッセンブリ
70 セパレータシート
100 電池
200 成形金型
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8