(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114010
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】プログラム、システム、及び制御方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240816BHJP
【FI】
G06Q30/0601
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023019354
(22)【出願日】2023-02-10
(71)【出願人】
【識別番号】308033283
【氏名又は名称】株式会社スクウェア・エニックス
(74)【代理人】
【識別番号】100209886
【弁理士】
【氏名又は名称】金森 寛
(72)【発明者】
【氏名】玉手 直之
(72)【発明者】
【氏名】豊田 洋輔
(72)【発明者】
【氏名】岩橋 史弥
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB26
5L049BB26
(57)【要約】
【課題】
オフチェーン及びオンチェーンのコンテンツの状態をユーザが容易に把握することが可能な新しいシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】
オンチェーンで管理されるコンテンツと、オフチェーンで管理されるコンテンツを、一画面で表示する。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムにおける該サーバ装置において実行されるプログラムであって、
前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、
前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに
前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、
サーバ装置を、
分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するオンチェーン情報取得手段、
サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するオフチェーン情報取得手段、
ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力する表示情報出力手段
として実現させる、プログラム。
【請求項2】
前記サーバ装置をさらに、
前記端末装置により受け付けられた、指定コンテンツを移動する数量を取得する移動数量取得手段、
前記指定コンテンツをサーバ装置から分散型台帳ネットワークへ移動する場合に、取得した移動する数量のコンテンツに対して非代替性トークン(以下、NFTという)を発行し、サーバ装置の記憶装置から該数量の指定コンテンツを削除する、又は、
前記指定コンテンツを分散型台帳ネットワークからサーバ装置へ移動する場合に、取得した移動する数量のコンテンツのNFTを削除し、サーバ装置の記憶装置に該数量の指定コンテンツを登録する移動処理手段
として実現させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記表示情報出力手段が、ユーザにより設定可能な所定の単位で移動数量の増減ができる態様で表示するように情報を出力する、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムであって、
前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、
前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに
前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、
システムが、
分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するオンチェーン情報取得手段と、
サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するオフチェーン情報取得手段と、
ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を、端末装置における一のコンテンツ移動画面に表示する表示手段と
を備えるシステム。
【請求項5】
端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムにおける該サーバ装置において実行される制御方法であって、
前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、
前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに
前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、
分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するステップと、
サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するステップと、
ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力するステップと
を有する制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、システム、及び制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、分散型台帳技術(Distributed Ledger Technology(DLT))又はブロックチェーン技術を利用したサービスが提供され始めている(例えば、非特許文献1参照)。当該サービスでは、例えば、キャラクタやアイテム等のコンテンツを非代替性トークン(Non Fungible Token(NFT)、ノンファンジブルトークン)としてユーザが所有する。
【0003】
NFTは、マーケットプレイス等所定の市場において売買取引ができ、取引履歴はブロックチェーンネットワーク(以下、分散型台帳ネットワークともいう)に含まれる台帳に記載される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】”CRYPTO SPELLS”、[online]、CryptoGames株式会社、[令和4年11月29日検索]、インターネット<URL:https://cryptospells.jp/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
サービスで使用するコンテンツには、サーバ装置において管理されるオフチェーンのコンテンツと、分散型台帳ネットワークにおいて管理されるオンチェーンのコンテンツとが存在する。サービスでコンテンツを使用する場合には、コンテンツをサーバ装置において管理される状態(いわゆるオフチェーン)にしなければならないことが多い。また、コンテンツを他者へ譲渡する場合には、分散型台帳ネットワークにおいて管理される状態(いわゆるオンチェーン)にしなければならないことが多い。
【0006】
サービス利用時に、オフチェーンのコンテンツがいくつあるか、あるいは、オンチェーンのコンテンツがいくつあるか、ユーザにとって把握しづらかった。
【0007】
本発明の少なくとも1つの実施の形態の目的は、オフチェーン及びオンチェーンのコンテンツの状態をユーザが容易に把握することが可能な新しいシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
非限定的な観点によると、本発明に係るプログラムは、端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムにおける該サーバ装置において実行されるプログラムであって、前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、サーバ装置を、分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するオンチェーン情報取得手段、サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するオフチェーン情報取得手段、ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力する表示情報出力手段として実現させる、プログラムである。
【0009】
非限定的な観点によると、本発明に係るシステムは、端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムであって、前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、システムが、分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するオンチェーン情報取得手段と、サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するオフチェーン情報取得手段と、ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を、端末装置における一のコンテンツ移動画面に表示する表示手段とを備えるシステムである。
【0010】
非限定的な観点によると、本発明に係る制御方法は、端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムにおける該サーバ装置において実行される制御方法であって、前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するステップと、サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するステップと、ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力するステップとを有する制御方法である。
【発明の効果】
【0011】
本発明の各実施形態により1または2以上の不足が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図4】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【
図5】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【
図6】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツの選択及びコンテンツ移動画面を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態の例について説明する。以下、効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。また、ある実施の形態の例として説明した内容については、他の実施の形態においてその説明を省略している場合がある。さらに、各実施の形態の特徴部分に関係しない動作や処理について、その内容の記載を省略している場合がある。以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同である。
【0014】
[第一の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第一の実施の形態として、端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムを例示して説明する。
【0015】
[システム概要]
本発明の第一の実施の形態では、サービスの一例としてゲームを挙げる。また、コンテンツの一例として、ゲーム内で使用可能なデジタルコンテンツを挙げ、より具体的には、NFTアート、キャラクタ、敵オブジェクト、ゲーム内空間に配置可能なオブジェクト、キャラクタが使用可能なアイテム等が挙げられる。
【0016】
コンテンツには、コンテンツに対応するNFTを発行可能なコンテンツと、NFTを発行不可能なコンテンツがあり得る。以下では、コンテンツはNFTを発行可能なコンテンツに限定して説明するが、NFTを発行不可のコンテンツが含まれていてもよい。
【0017】
[システム]
図1は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、システム1は、サーバ装置10と、通信ネットワーク20と、ビデオゲーム(ゲーム)をプレイする複数のユーザ(プレイヤ)がそれぞれ使用するクライアント端末装置30(30A、30B、・・・、30N:Nは自然数)と、分散型台帳の内容を共有可能に接続された分散型台帳ネットワーク40とを含む。
【0018】
システム1の構成はこれに限定されず、例えば、サーバ装置10が複数のサーバ装置により構成されていてもよく、クラウドコンピューティング技術を利用した仮想的なサーバ装置により構成されていてもよい。サーバ装置10と端末装置30とはそれぞれ通信可能に接続されている。端末装置30とサーバ装置10とは常時接続していなくてもよく、必要に応じて、接続が可能であればよい。
【0019】
前提として、ユーザは分散型台帳ネットワークに接続可能な口座(ウォレット)を有する。さらに、ユーザは予めサーバ装置10にウォレットへ接続可能にするための情報(例えば、識別番号やパスワード等)を与え、サーバ装置10から分散型台帳ネットワーク40に接続可能にすることが好ましい。
【0020】
サーバ装置10及び/又は端末装置30は分散型台帳ネットワークと通信が可能であってもよい。コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワーク40に記録可能である。コンテンツは、サーバ装置10の記憶装置に記憶され得る又は分散型台帳ネットワーク40に含まれる分散台帳に記録され得る。
【0021】
システム1は、複数のサービサーから構成されていてもよい。すなわち、サーバ装置10を管理する企業と、分散型台帳ネットワーク40を管理する企業とが異なっていてもよい。
【0022】
[サーバ装置]
サーバ装置10は、一例として、制御部、RAM、ストレージ部(記憶装置)及び通信インタフェースを少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。制御部は内部タイマーを備え得る。また、通信インタフェースにより、外部のサーバと同期し得る。これにより現実の時刻を取得し得る。
【0023】
サーバ装置10はゲームの進行を制御するゲーム処理サーバであってもよい。この場合に、サーバ装置10はプレイヤの操作に応じてゲームの進行を制御する。サーバ装置10は、ゲームに限られない各種の電子サービスをユーザに対して提供し得る。
【0024】
[通信ネットワーク]
通信ネットワーク20は、例えば、インターネットやLANであってもよく、接続された装置間で通信が可能であればよい。
【0025】
[端末装置]
端末装置30は、一例として、制御部、RAM、ストレージ部、サウンド処理部、グラフィックス処理部、通信インタフェース、インタフェース部を備え、それぞれ内部バスにより接続されている。グラフィックス処理部は表示部に接続されている。表示部は、表示画面と、表示部に対する、ユーザによる接触により入力を受け付けるタッチ入力部とを有し得る。
【0026】
タッチ入力部は、例えば、タッチパネルに用いられる抵抗膜方式、静電容量方式、超音波表面弾性波方式、光学方式、又は、電磁誘導方式等、いずれの方式を用いて、接触した位置を検知できるものであってもよく、ユーザのタッチ操作により操作を認識できれば方式は問わない。タッチ入力部の上面を指やスタイラス等により押圧や移動等の操作をした場合に、指等の位置を検知可能なデバイスである。
【0027】
インタフェース部には外部メモリ(例えば、SDカード等)が接続され得る。外部メモリから読み込まれたデータはRAMにロードされ、制御部により演算処理が実行される。
【0028】
通信インタフェースは無線又は有線により通信ネットワークに接続が可能であり、通信ネットワークを介してデータを受信することが可能である。通信インタフェースを介して受信したデータは、外部メモリから読み込まれたデータと同様に、RAMにロードされ、制御部により演算処理が行われる。
【0029】
端末装置30は、近接センサ、赤外線センサ、ジャイロセンサ、又は、加速度センサ等のセンサを備えるものであってもよい。また、端末装置30は、レンズを有し、レンズを介して撮像する撮像部を備えるものであってもよい。さらに、端末装置30は、身体に装着可能(ウェアラブル)な端末装置であってもよい。
【0030】
[分散型台帳ネットワーク]
分散型台帳ネットワーク40は、記憶装置に分散型台帳を記憶した、コンピュータ装置等複数のノード45を含み得る。図中には例としてノード45A~45Dを示したが、4つに限定されない。
【0031】
分散型台帳ネットワーク40では、ブロックと呼ばれる単位のデータが生成され、鎖のように連結することでブロックチェーンが形成される。それぞれのノードに同一の分散型台帳が記憶されることで、情報をセキュアに保つことができる。サーバ装置10及び/又は端末装置30は、分散型台帳ネットワーク40と通信可能に接続され得る。サーバ装置10及び/又は端末装置30は、分散型台帳ネットワーク40に含まれるノードとして機能してもよい。
【0032】
分散型台帳ネットワーク40では、トークンの取引が可能である。分散型台帳ネットワーク40として、例えば、イーサリアム(Ethereum)等既存のプラットフォームを採用し得る。分散型台帳ネットワーク40は、NFTの発行(生成、ミント(mint))、売買取引が可能なマーケットプレイスの機能も保有し得る。なお、これらのブロックチェーン技術に関しては、一般的な構成であるため詳細な説明を省略する。
【0033】
[コンテンツ]
コンテンツは、上述したように、デジタルコンテンツであって、サービスに使用可能なオブジェクト、アイテム等創作物であって、NFT化することにより所有権を分散台帳に記録可能である。ユーザは、例えば、法定通貨や仮想通貨等を用いて、マーケットプレイス等デジタルコンテンツを売買可能な市場において購入(一次流通)することができる。ユーザは、保有するコンテンツをマーケットプレイス等に販売可能に出品することができ、他のユーザに譲渡することができる(二次流通)。
【0034】
[機能説明]
第一の実施の形態におけるサーバ装置10が備える機能について説明する。
図2は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0035】
サーバ装置10は、ウォレット管理部101、オンチェーン情報取得部102、オフチェーン情報取得部103、及び表示情報出力部104を備え得る。
【0036】
ウォレット管理部101は、ウォレットを管理する機能を有する。具体的には、ユーザのウォレットへ接続するための情報を記憶し得る。オンチェーン情報取得部102は、分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得する機能を有する。
【0037】
オフチェーン情報取得部103は、サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得する機能を有する。表示情報出力部104は、ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力する機能を有する。
【0038】
[プログラム実行処理]
次に、本発明の第一の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図3は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0039】
サーバ装置10は、分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得する(ステップS1)。次に、サーバ装置10は、サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得する(ステップS2)。
【0040】
次に、サーバ装置10は、指定コンテンツのオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力し(ステップS3)、終了する。
【0041】
第一の実施の形態の一側面として、オフチェーン及びオンチェーンのコンテンツの状態をユーザが容易に把握することが可能な新しいシステムを提供することができる。
【0042】
第一の実施の形態において、「端末装置」とは、例えば、据置型ゲーム機、携帯型ゲーム機、ウェアラブル型端末、デスクトップ型又はノート型パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は、PDA等をいい、表示画面にタッチパネルセンサを備えるスマートフォン等の携帯型端末であってもよい。「サーバ装置」とは、例えば、端末装置からの要求に応じて処理を実行する装置をいう。「コンテンツ」とは、例えば、サービス内で使用可能なデジタルコンテンツであり、より具体的には、NFTアート、キャラクタ、敵オブジェクト、仮想空間内に配置可能なオブジェクト、キャラクタが使用可能なアイテム等をいう。
【0043】
「オンチェーン」とは、例えば、分散型台帳ネットワーク上に記録された取引をいい、分散型台帳ネットワークに記録された情報を利用することをいう。「オフチェーン」とは、例えば、分散型台帳ネットワーク外の環境で行った取引をいい、サーバ装置において処理された、あるいは記憶された情報を利用することをいう。
【0044】
「コンテンツ移動画面」とは、例えば、コンテンツをサーバ装置に記憶された情報と分散型台帳ネットワークに記録された情報とを移動させる画面をいう。すなわち、異なる環境に存在する情報を一つの画面に表示し、存在する位置を変更することが可能な画面をいう。
【0045】
[第二の実施の形態]
本発明の第二の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第二の実施の形態として、端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムを例示して説明する。
【0046】
[システム概要]
本発明の第二の実施の形態では、サービスの一例としてゲームを挙げる。また、コンテンツの一例として、ゲーム内で使用可能なデジタルコンテンツを挙げ、より具体的には、NFTアート、キャラクタ、敵オブジェクト、ゲーム内空間に配置可能なオブジェクト、キャラクタが使用可能なアイテム等が挙げられる。
【0047】
コンテンツには、コンテンツに対応するNFTを発行可能なコンテンツと、NFTを発行不可能なコンテンツがあり得る。以下では、コンテンツはNFTを発行可能なコンテンツに限定して説明するが、NFTを発行不可のコンテンツが含まれていてもよい。
【0048】
第二の実施の形態のサービスの前提として、ユーザが予めNFTを取引可能な状態であることを定めてもよい。例えば、ゲームを始める際に、ユーザが分散型台帳ネットワークにアカウント(口座)を有することを要件としてもよい。
【0049】
第二の実施の形態におけるシステムの構成、サーバ装置10、通信ネットワーク20、端末装置30、及び分散型台帳ネットワーク40は、第一の実施の形態に記載したシステム、サーバ装置10、通信ネットワーク20、端末装置30、分散型台帳ネットワーク40、及び
図1に記載の内容を必要な範囲で採用することができる。
【0050】
[機能説明]
第二の実施の形態におけるサーバ装置10が備える機能について説明する。
図4は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0051】
サーバ装置10は、ウォレット管理部111、オンチェーン情報取得部112、オフチェーン情報取得部113、表示情報出力部114、移動数量取得部115、及び移動処理部116を備え得る。
【0052】
ウォレット管理部111は、ウォレットを管理する機能を有する。具体的には、ユーザのウォレットへ接続するための情報を記憶し得る。オンチェーン情報取得部112は、分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得する機能を有する。
【0053】
オフチェーン情報取得部113は、サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得する機能を有する。表示情報出力部114は、ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力する機能を有する。
【0054】
移動数量取得部115は、端末装置30により受け付けられた、指定コンテンツを移動する数量を取得する機能を有する。移動処理部116は、移動数量取得部115により取得した数量の指定コンテンツを分散型台帳ネットワーク又はサーバ装置へ移動する機能を有する。
【0055】
[プログラム実行処理]
次に、本発明の第二の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図5は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0056】
サーバ装置10は、分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得する(ステップS11)。分散型台帳ネットワークに接続する際に、ウォレット管理部111に管理された、ユーザのウォレット情報を使用する。次に、サーバ装置10は、サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得する(ステップS12)。
【0057】
次に、サーバ装置10は、指定コンテンツのオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力する(ステップS13)。
【0058】
端末装置30は、出力された情報を受信し、コンテンツ移動画面を表示する。コンテンツ移動画面を構成するデータは、予め端末装置30に記憶されていてもよい。
【0059】
[コンテンツ移動画面]
図6は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツの選択及びコンテンツ移動画面を説明する図である。
図6(A)は、サービス内において、ユーザが所有するコンテンツの一覧を表す図である。
【0060】
コンテンツ一覧画面500には、一例として、ユーザが所有するコンテンツ501a、501b、501c及び501dが表示される。コンテンツ一覧画面500に表示されるコンテンツ501は、サーバ装置10及び分散型台帳ネットワーク40から情報を取得してもよいし、サーバ装置10がユーザの所有コンテンツを管理する情報を記憶していてもよい。
【0061】
図6(B)は、コンテンツ移動画面を表す図である。ここで、コンテンツ一覧画面500において、ユーザがコンテンツ501aを選択したものとする。コンテンツ移動画面510には、一例として、選択したコンテンツ501a、分散型台帳ネットワーク40で管理されるコンテンツ501aの数量511、サーバ装置10で管理されるコンテンツ501aの数量512、分散型台帳ネットワーク40からサーバ装置10への数量の変更指示ボタン513、サーバ装置10から分散型台帳ネットワーク40への数量の変更指示ボタン514、変更単位数量を減少させる減少ボタン521、変更単位数量を増加させる増加ボタン522、変更単位数量523、サーバ装置10で管理されるコンテンツ501aの数量512をすべて分散型台帳ネットワーク40に移動させるボタン524、分散型台帳ネットワーク40で管理されるコンテンツ501aの数量511をすべてサーバ装置10に移動させるボタン525、移動処理を行わずコンテンツ移動画面510を閉じるキャンセルボタン530、及び移動処理を実行する決定ボタン531が表示される。
【0062】
変更指示ボタン513及び514が押下されると、変更単位数量523の数量分、数量511又は数量512を変更する。決定ボタン531が押下されなければ、数量の変更が確定することはない。
【0063】
コンテンツ移動画面510のように、サーバ装置10に管理される数量及び分散型台帳ネットワーク40に管理される数量を一つの画面に表示することで、ユーザはオフチェーン及びオンチェーンのコンテンツの状態をユーザが容易に把握することができる。
【0064】
コンテンツ移動画面510は、サーバ装置10に管理される数量及び分散型台帳ネットワーク40に管理される数量を一つの画面に表示し、ユーザが比較可能に、情報が配置されていればよい。すなわち、
図6(B)に示すように、数量511及び数量512が左右に配置されてもよいし、上下に配置されても、その他の配置であってもよい。また、数量511及び512は、数値で表示しているが、例えば、コンテンツ501aが存在する数だけ、数量を表すアイコン等画像で表示し、当該画像を選択して移動させるようにしてもよい。移動はマウス等の入力機器を用いてドラッグする、あるいは、タッチパネルであれば、コンテンツをタップ後にスライドして移動させてもよい。
【0065】
図5のフローチャートに戻る。サーバ装置10は、ユーザの操作により端末装置30が受け付けた、指定コンテンツを移動する数量を取得する(ステップS14)。前述したコンテンツ移動画面510において、移動する数量を定めた後、決定ボタン531を押下した場合に、端末装置30が変更数量を受け付けたことになる。
【0066】
次に、サーバ装置10は、ステップS14において取得した数量の指定コンテンツを分散型台帳ネットワーク又はサーバ装置へ移動し(ステップS15)、終了する。
【0067】
[移動処理]
コンテンツの移動は、サーバ装置10から分散型台帳ネットワーク40への移動と、分散型台帳ネットワーク40からサーバ装置10への移動とに分けられる。
【0068】
まず、サーバ装置10から分散型台帳ネットワーク40への移動について説明する。サーバ装置10に記憶されたコンテンツを分散型台帳ネットワーク40に記録する場合には、移動する数量のコンテンツに対して、非代替性トークン(以下、NFTという)を発行する。このとき、分散型台帳ネットワーク40に含まれるノードに、所有者が当該ユーザである旨を記録する。また、サーバ装置10の記憶装置から同数の指定コンテンツを削除する。
【0069】
次に、分散型台帳ネットワーク40からサーバ装置10への移動について説明する。分散型台帳ネットワーク40に記録されたコンテンツをサーバ装置10へ記憶する場合には、移動する数量をサーバ装置10に記憶する。また、分散型台帳ネットワーク40の分散台帳から、同数の指定コンテンツに関するNFTを削除する。
【0070】
コンテンツの移動において、コントラクトアドレスを指定してトークンを追加する等の方法があるが、ここに開示する発明の本質から外れるため、説明を省略する。
【0071】
第二の実施の形態において、ユーザが所有する仮想通貨を用いて、コンテンツを購入してもよい。購入したコンテンツは、NFTとしてオンチェーンでウォレットに付与されるようにしてもよい。ユーザはNFTからサーバ装置へ当該購入コンテンツを移動させることで、サービス内で利用可能となるようにしてもよい。
【0072】
第二の実施の形態の一側面として、オフチェーン及びオンチェーンのコンテンツの状態をユーザが容易に把握することが可能な新しいシステムを提供することができる。
【0073】
第二の実施の形態の一側面として、ユーザにより設定可能な所定の単位で移動数量の増減ができる態様で表示することで、サービスのユーザビリティを向上させることができる。
【0074】
第二の実施の形態の一側面として、オンチェーン情報取得部112又はオフチェーン情報取得部113により取得したコンテンツの数量を一回の操作で指定可能な態様で表示することで、サービスのユーザビリティを向上させることができる。
【0075】
第二の実施の形態において、「端末装置」、「サーバ装置」、「コンテンツ」、「オンチェーン」、「オフチェーン」、及び「コンテンツ移動画面」は、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0076】
本開示において、システム1が備える機能は、例えば、サーバ装置10、端末装置30及び分散型台帳ネットワーク40に振り分けて実現してもよい。
【0077】
本開示において、サーバ装置10及び端末装置30のいずれかが、分散型台帳ネットワーク40のノード45であってもよい。
【0078】
上記各実施の形態に記載した内容は、それぞれ当業者が組み変えることにより、適宜設計し得るものである。
【0079】
[付記]
上で述べた実施の形態の説明は、下記の発明を、発明の属する分野における通常の知識を有する者がその実施をすることができるように記載した。
【0080】
[1] 端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムにおける該サーバ装置において実行されるプログラムであって、
前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、
前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに
前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、
サーバ装置を、
分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するオンチェーン情報取得手段、
サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するオフチェーン情報取得手段、
ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力する表示情報出力手段
として実現させる、プログラム。
【0081】
[2] 前記サーバ装置をさらに、
前記端末装置により受け付けられた、指定コンテンツを移動する数量を取得する移動数量取得手段、
前記指定コンテンツをサーバ装置から分散型台帳ネットワークへ移動する場合に、取得した移動する数量のコンテンツに対して非代替性トークン(以下、NFTという)を発行し、サーバ装置の記憶装置から該数量の指定コンテンツを削除する、又は、
前記指定コンテンツを分散型台帳ネットワークからサーバ装置へ移動する場合に、取得した移動する数量のコンテンツのNFTを削除し、サーバ装置の記憶装置に該数量の指定コンテンツを登録する移動処理手段
として実現させる、[1]に記載のプログラム。
【0082】
[3] 前記表示情報出力手段が、ユーザにより設定可能な所定の単位で移動数量の増減ができる態様で表示するように情報を出力する、[1]又は[2]に記載のプログラム。
【0083】
[4] 前記表示情報出力手段が、オンチェーン情報取得手段又はオフチェーン情報取得手段により取得したコンテンツの情報を一回の操作で指定可能な態様で表示するように情報を出力する、[1]又は[2]に記載のプログラム。
【0084】
[5] [1]に記載のプログラムをインストールしたサーバ装置。
【0085】
[6] 端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムであって、
前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、
前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに
前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、
システムが、
分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するオンチェーン情報取得手段と、
サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するオフチェーン情報取得手段と、
ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を、端末装置における一のコンテンツ移動画面に表示する表示手段と
を備えるシステム。
【0086】
[7] 端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムにおける該端末装置において実行されるプログラムであって、
前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、
前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに
前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、
端末装置を、
分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するオンチェーン情報取得手段、
サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するオフチェーン情報取得手段、
ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する表示手段
として実現させる、プログラム。
【0087】
[8] [7]のプログラムをインストールした端末装置。
【0088】
[9] 端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムにおける該サーバ装置において実行される制御方法であって、
前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、
前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに
前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、
分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するステップと、
サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するステップと、
ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を一のコンテンツ移動画面に表示する情報を出力するステップと
を有する制御方法。
【0089】
[10] 端末装置と、該端末装置と通信ネットワークを介して接続するサーバ装置と備える、1以上のコンテンツを含むサービスを提供するシステムにおいて実行される制御方法であって、
前記端末装置及び/又は前記サーバ装置は分散型台帳ネットワークと通信が可能で、
前記コンテンツの所有権は分散型台帳ネットワークに記録可能であり、さらに
前記コンテンツが、サーバ装置の記憶装置に記憶される又は分散型台帳ネットワークに含まれる分散台帳に記録されるものであって、
分散型台帳ネットワークに記録されたコンテンツの情報を取得するステップと、
サーバ装置内に記憶されたコンテンツの情報を取得するステップと、
ユーザから指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)のオンチェーンの情報及びオフチェーンの情報を、端末装置における一のコンテンツ移動画面に表示するステップと
を有する制御方法。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本発明の実施の形態の一つによれば、オフチェーン及びオンチェーンのコンテンツの状態をユーザが容易に把握することが可能なプログラム、システム、及び制御方法として有用である。
【符号の説明】
【0091】
1 :システム
10 :サーバ装置
20 :通信ネットワーク
30 :端末装置
40 :分散型台帳ネットワーク
45 :ノード
500 :コンテンツ一覧画面
510 :コンテンツ移動画面