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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114263
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】油中水型日焼け止め化粧料
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/894 20060101AFI20240816BHJP
   A61K 8/73 20060101ALI20240816BHJP
   A61K 8/44 20060101ALI20240816BHJP
   A61K 8/87 20060101ALI20240816BHJP
   A61Q 17/04 20060101ALI20240816BHJP
   A61Q 1/12 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
A61K8/894
A61K8/73
A61K8/44
A61K8/87
A61Q17/04
A61Q1/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023019920
(22)【出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】591230619
【氏名又は名称】株式会社ナリス化粧品
(72)【発明者】
【氏名】伊達(藤原) 美乃里
(72)【発明者】
【氏名】河内 佑介
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA072
4C083AA112
4C083AB032
4C083AB172
4C083AB212
4C083AB232
4C083AB242
4C083AB332
4C083AB432
4C083AB442
4C083AC012
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC242
4C083AC342
4C083AC352
4C083AC372
4C083AC392
4C083AC422
4C083AC512
4C083AC532
4C083AC552
4C083AC581
4C083AC641
4C083AC642
4C083AC682
4C083AC852
4C083AD022
4C083AD042
4C083AD071
4C083AD072
4C083AD092
4C083AD112
4C083AD132
4C083AD152
4C083AD161
4C083AD162
4C083AD172
4C083AD222
4C083AD241
4C083AD242
4C083AD392
4C083AD451
4C083AD532
4C083AD642
4C083AD662
4C083BB46
4C083CC04
4C083CC05
4C083CC12
4C083CC19
4C083DD32
4C083EE06
4C083EE07
4C083EE17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】洗い流しやすさ、耐汗性の両立ができ、加えて耐水性、二次付着レス効果に優れる油中水型日焼け止め化粧料を提供する。
【解決手段】成分(A)~(D)
(A)シロキサンデンドロン構造を有するアルキル・ポリエーテル変性シリコーン
(B)デキストリン脂肪酸エステル、アミノ酸系ゲル化剤、ポリウレタン-79から選ばれる1種または2種以上
(C)紫外線防御剤
(D)シリコーン骨格を含有しない油溶性皮膜形成剤
を含む、油中水型日焼け止め化粧料。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)~(D)
(A)シロキサンデンドロン構造を有するアルキル・ポリエーテル変性シリコーン
(B)デキストリン脂肪酸エステル、アミノ酸系ゲル化剤、ポリウレタン-79から選ばれる1種または2種以上
(C) 紫外線防御剤
(D)シリコーン骨格を含有しない油溶性皮膜形成剤
を含む、油中水型日焼け止め化粧料。
【請求項2】
成分(A)がシロキサンデンドロン構造を有するアルキル・ポリグリセリン変性シリコーンであることを特徴とする請求項1記載の油中水型日焼け止め化粧料。
【請求項3】
成分(C)紫外線防御剤は、紫外線散乱剤(C1)および/または紫外線吸収剤(C2)であることを特徴とする請求項1記載の油中水型日焼け止め化粧料。
【請求項4】
成分(B)が、パルミチン酸デキストリン、(パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸)デキストリン、ジブチルラウロイルグルタミド、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド、ポリウレタン-79からなる群から選択される1種または2種以上である、請求項1記載の油中水型日焼け止め化粧料。
【請求項5】
成分(D)が、(VP/エイコセン)コポリマー、(VP/ヘキサデセン)コポリマー、(PPG-12/SMDI)コポリマーからなる群から選択される1種または2種以上である、請求項1記載の油中水型日焼け止め化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油中水型日焼け止め化粧料に関し、更に詳細には、特定成分を含むことにより特に洗い流しやすさおよび耐汗性の両立ができ、加えて耐水性、二次付着レス効果に優れる油中水型日焼け止め化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に紫外線の害から皮膚を守ることはスキンケアにおける重要な課題のひとつである。紫外線が皮膚に与える悪影響を最小限に抑えるために様々な検討がなされている。例えば、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を配合した塗膜で皮膚を覆うことによって紫外線の害から皮膚を守る方法が報告されている(非特許文献1)。
【0003】
また、紫外線を防止する効果を保持する観点から、耐水性に対するニーズが多く、ウォータープルーフ・スーパーウォータープルーフと言った表示がされた製品が多く発売されている。ウォータープルーフ・スーパーウォータープルーフ表示はFDA(米国食品医薬品局)に準じた方法やCOLIPA(欧州化粧品工業会)に準じた方法で耐水性試験を行い、基準をクリアすることで表示することが可能である。
【0004】
油中水型日焼け止め化粧料においては、特に耐水性に優れているものが要求されており、従来では撥水性を目的とした疎水化処理酸化亜鉛、酸化チタンなどの顔料、並びに油分を主成分とする油中水乳化型化粧料が用いられてきた。
【0005】
油中水型日焼け止め化粧料において耐水性を向上させるために、通常の油分よりもさっぱりとした使用性で撥水効果が高いシリコーン油や樹脂成分を配合することが常套手段となっている。これらの成分の配合により耐水性が高くなった反面、使用後にはこれらが残存してしまい通常の洗顔等で簡単に洗浄することが困難であり、専用クレンジング洗浄料を使用する必要があるという欠点を有していた。
【0006】
また、耐水性は水にどれぐらい強いかを測る指標として表記されるが、耐水性があるからといって汗に強いわけでない。一般的に耐水性と耐汗性は混同されることもあるが、検討した結果、耐水性と耐汗性は相関する結果が得られないことがわかった。日焼け止めは夏場使用することが多いため、耐汗性についても高い効果が求められ、日焼け止めの新たな課題として挙げられる。
【0007】
耐水性と耐汗性に相関がない理由の1つとして、水中の塩分の有無が原因と考えられる。耐汗性を付与する場合、耐水性はもちろん、耐塩性も付与しなければ、塗膜が塩によって崩壊し、化粧膜が維持できなくなる。しかしながら耐汗性を付与するために耐塩性の高い水溶性高分子の配合などの手段を講じた場合、石鹸のようなイオン性界面活性剤に対して強固な皮膜を形成してしまうことから、耐汗性と洗い流しやすさとの両立は困難な課題であった。
【0008】
耐水性および洗い流しやすさを高める技術として、揮発性シリコーンとポリエーテル変性シリコーンと不飽和脂肪酸エステルと水とを組み合わせることにより化粧もちと洗い流しやすさを高めた、疎水化処理無機粉体配合の油中水乳化型化粧料に関する技術や、揮発性シリコーンと流動パラフィン及び/又はイソノナン酸イソノニルと非イオン界面活性剤と水とを組み合わせることにより洗い流しやすさを高めた、疎水化処理酸化亜鉛粉末配合の日焼け止め乳化化粧料に関する技術が開示されている(特許文献1、2)。しかし、いずれも十分な耐塩性を有しておらず、洗い流しやすさと耐塩性との両立という課題の解決には至っていなかった。
【0009】
さらに近年マスク着用の背景や日焼け止め効果の持続性の観点から、化粧料が衣服などへ付着することを抑える効果(二次付着レス効果)が求められている。二次付着レス効果を高める技術としては、揮発性シリコーン油や揮発性炭化水素油、揮発性のハイドロフルオロエーテル、水などの常温で蒸発する成分を多量に配合し、速乾性を付与する技術や、硬い転写性のないシリコーン系樹脂などの油溶性皮膜形成剤を組み合わせる技術が開示されているが(特許文献3、特許文献4)、通常の洗浄剤で洗い流すことが難しく、除去するために専用のクレンジング剤などを要するなど煩雑であったため、洗い流しやすさとの両立に課題があった。
【0010】
一方、幅広い油剤系に対して、油剤を連続相とする安定な組成物(油中水型エマルション組成物、油中ポリオール型エマルション組成物、油中極性溶媒型エマルション組成物または油中粉体分散物)を与えることができ、界面活性剤または分散剤として極めて有用な(A)シロキサンデンドロン構造を有するアルキル・ポリエーテル変性シリコーンとして、ジグリセリン誘導体変性シリコーンと水、液状油剤を配合した油中水型エマルション組成物が開示されている(特許文献5)。より詳細には、油中水型乳化剤としてジグリセリン誘導体変性シリコーン、油溶性ゲル化剤として有機変性粘土鉱物(ベントン38V)、紫外線防御剤としてメトキシケイ皮酸オクチルおよびオクチルシラン処理酸化チタン、油溶性皮膜形成剤としてシリコーン系被膜形成剤である(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマーおよびトリメチルシロキシケイ酸、がそれぞれ配合されている。得られたW/O型リキッドファンデーションは、不快な着臭がなく、使用時に、乳化安定性に優れ、耐水性、化粧持続性に優れ、肌理、シワが目立ちにくく、軽い感触を持ち、密着性および保湿効果の持続性に優れている。しかしながら、
洗い流しやすさ、耐汗性、二次付着レス効果といった、今般、油中水型日焼け止め化粧料に必要な性能についての課題は検討されていない。
【0011】
以上のことから、洗い流しやすさ、耐水性、耐汗性、二次付着レス効果に優れる油中水型日焼け止め化粧料の開発は急務であった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0012】
【非特許文献1】「新化粧品学」第2版、光井武夫編、2001年、南山堂発行、第497~504頁
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2016-199482号公報
【特許文献2】特開2006-248999号公報
【特許文献3】特開2005-225806号公報
【特許文献4】特開2006-306860号公報
【特許文献5】特開2013-151656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、特に洗い流しやすさ、耐汗性の両立ができ、加えて耐水性、二次付着レス効果に優れる油中水型日焼け止め化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するため、本発明者が、鋭意研究した結果、
次の成分(A)~(D)
(A)シロキサンデンドロン構造を有するアルキル・ポリエーテル変性シリコーン
(B)デキストリン脂肪酸エステル、アミノ酸系ゲル化剤、ポリウレタン-79から選ばれる1種または2種以上
(C) 紫外線防御剤
(D)シリコーン骨格を含有しない油溶性皮膜形成剤
を含む、油中水型日焼け止め化粧料を提供することで、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、特に洗い流しやすさ、耐汗性の両立ができ、加えて耐水性、二次付着レス効果に優れる油中水型日焼け止め化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明について更に詳しく説明する。なお、特段注釈のない限り、以下で成分の配合量を「%」で表示する場合は質量%を意味する。
【0018】
本発明に用いる成分(A)シロキサンデンドロン構造を有するアルキル・ポリエーテル変性シリコーンは、一般的に紫外線散乱剤や顔料を分散させる目的や、油中水型乳化剤として用いられる。成分(A)はシロキサン骨格の側鎖にアルキル鎖と、ポリエーテル基、シロキサンデンドロン基を有するものを指す。シロキサン骨格とは、シリコーン鎖を指し、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等が挙げられる。シリコーン鎖の長さは特に限定されず、化粧料等に通常使用されている大きさのものであってよい。側鎖のアルキル基は特に限定されないが、炭素数9~18の側鎖が望ましい。ポリエーテル基のポリオキシエチレン、およびポリグリセリンの重合数は特に限定されないが、2~5つが望ましく、より好ましくはポリグリセリン基が望ましい。側鎖のシロキサンデンドロン基は特に限定されないが、トリメチルシロキシ基などが望ましい。具体的にはラウリルPEG-10トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコン、セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコンがあげられ、特にセチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコンが望ましい。
【0019】
本発明の油中水型日焼け止め化粧料における成分(A)シロキサンデンドロン構造を有するアルキル・ポリエーテル変性シリコーンの配合量は特に限定されないが、0.1質量%~8.0質量%であり、0.5質量%~5.0質量%がより好ましい。この範囲であれば、耐汗性、洗い流しやすさ、二次付着レス効果が非常に優れている。
【0020】
成分(A)は、単独で用いても、2種以上を混合して用いても差し支えない。
【0021】
本発明に用いる成分(B)は油溶性のゲル化剤であり、一般にオイルの増粘や乳化安定性の向上や感触改良に用いられ、デキストリン脂肪酸エステル、アミノ酸系ゲル化剤、ポリウレタン-79から選ばれる1種または2種以上である。
【0022】
デキストリン脂肪酸エステルは、デキストリンまたは還元デキストリンと高級脂肪酸とのエステルであり、含有するアルキル鎖が結晶構造を形成することにより、油をゲル化する。デキストリンまたは還元デキストリンは平均糖重合度が3~100のものを用いるのが好ましい。また、デキストリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸としては、炭素数8~22の飽和脂肪酸を用いるのが好ましい。具体的には、パルミチン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、(パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸)デキストリン等を挙げることができる。
【0023】
アミノ酸系ゲル化剤は、アミノ酸残基を含むアミノ酸誘導体であり、液状油中でナノサイズの繊維状ネットワークを形成することにより油をゲル化する。アミノ酸系ゲル化剤としては、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジブチルアミド(ジブチルラウロイルグルタミド)、N-2-エチルヘキサノイル-L-グルタミン酸ジブチルアミド(ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド)、ポリアミド‐8、ポリアミド-3等を挙げることができる。
【0024】
ポリウレタン-79は、直鎖の脂肪族ジイソシアネートである1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)と直鎖の増量性2価のアルコールである1,4-ブタン2価のアルコールがウレタン結合によりポリウレタンとなったハードセグメントのブロックと、水添ジリノレイルアルコールと水素添加したポリブタン2価のアルコールのソフトセグメントのブロックを持つ共重合体の、両末端をステアリルアルコールでブロックしたポリウレタンである。ポリウレタンブロックの極性によってポリマー・ポリマーとポリマー・オイルの間の水素結合を介した会合により、オイル中で物理的なネットワークを形成する。この3次元ネットワーク構造に油剤を取り込むことでゲル化を起こすと考えられる。好適には前記本発明に用いるポリウレタン-79は、液状油剤に溶解させゲル状の組成物とすることで、容易に均一に溶解することができる。
【0025】
本発明におけるポリウレタン-79は、市販品であるOILKEMIA 5S CC(LUBRIZOL社製)を用いることができる。その組成は、ポリウレタン-79を30%含有し、液状油剤としてトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルを70%含有する、ポリウレタン-79ゲル組成物である。なお、日本国内の化粧品に配合した場合、配合成分として表示する場合は、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルを70%、水添ポリオレフィン(C6-20)を25%、(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマーを5%として表示することが一般的である。なお、本発明においてポリウレタン-79と表記する場合はゲル化剤純分を指す。
【0026】
これらの中でも、耐汗性と洗い流しやすさを向上させる観点から、パルミチン酸デキストリン、(パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸)デキストリン、ジブチルラウロイルグルタミド、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド、ポリウレタン-79が特に好ましい。
【0027】
本発明の油中水型日焼け止め化粧料における成分(B)の配合量は、用いるゲル化剤の種類に応じて適宜変更することができるが、概ね、油相全量に対し0.1~10質量%であり、より好ましくは0.5~5質量%であり、さらには1~3質量%である。この範囲であれば、耐水性、耐汗性、洗い流しやすさが非常に優れている。
【0028】
成分(B)は、単独で用いても、2種以上を混合して用いても差し支えない。
【0029】
本発明に用いる成分(C)紫外線防御剤は紫外線散乱剤(C1)および/または紫外線吸収剤(C2)が該当する。
【0030】
成分(C1)紫外線散乱剤は特に制限がなく、通常化粧料に用いられるものを使用することができるが、疎水化処理金属酸化物が好適に用いられる。紫外線防御の観点から、走査型電子顕微鏡を用いて、任意の視野の粒子10個について、粒子径を測定した平均一次粒子径が100nm以下の微粒子を用いることが好ましい。特に好ましい金属酸化物としては酸化チタンや酸化亜鉛、酸化セリウムなどが挙げられる。疎水化処理の方法は特に制限無く、被覆処理、焼付処理、およびシランカップリング剤処理等の一般的に用いられている処理方法等が挙げられる。疎水化処理剤は特に限定されず、金属石鹸、シリコーン、脂肪酸、リン脂質、フッ素化合物、シリル化剤、およびアシルアミノ酸などが好適に使用できる。特にトリエトキシカプリリルシラン処理、シリコーン処理及び脂肪酸のイソステアリン酸処理が、組成物の耐水性、耐汗性の観点から好適である。シリコーン処理に用いるシリコーンとしては特に限定されないが、メチコン、ジメチコン、ハイドロゲンジメチコンなどが挙げられる。
【0031】
本発明の油中水型日焼け止め化粧料における成分(C1) 紫外線散乱剤の配合量としては、本発明の効果が得られる範囲であれば特に制限はないが、通常全組成中に0.01質量%~40質量%、好ましくは0.5質量%~25質量%の範囲で用いられる。この範囲では耐水性、耐汗性、洗い流しやすさが非常に優れている。
【0032】
成分(C2)紫外線吸収剤は、特に制限がなく、通常化粧料に用いられるものを使用することができる。好ましい紫外線吸収剤としては、オクチルメトキシシンナメート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)、オクトクリレン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、オキシベンゾン-3、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ホモサレート、サリチル酸エチルへキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンのような紫外線吸収剤が挙げられる。
【0033】
本発明の油中水型日焼け止め化粧料における成分(C2)紫外線吸収剤の配合量としては、本発明の効果が得られる範囲であれば特に制限はないが、通常全組成中に0.1質量%~25質量%、好ましくは1質量%~20質量%の範囲で用いられる。この範囲では、高い耐水性、耐汗性、洗い流しやすさが期待できる。
【0034】
成分(C1)紫外線散乱剤と(C2)紫外線吸収剤は、それぞれ1種を単独で用いても、併用しても、または2種以上を混合して用いても差し支えない。
【0035】
本発明に用いる成分(D)シリコーン骨格を含まない油溶性皮膜形成剤は、一般的に塗膜の耐久性を向上する目的で用いられる。成分(D)は、(PPG-12/SMDI)コポリマー、(VP/ヘキサデセン)コポリマーまたは(VP/エイコセン)コポリマーが挙げられる。
【0036】
本発明油中水型日焼け止め化粧料における成分(D)シリコーン骨格を含まない油溶性皮膜形成剤の配合量は特に限定されないが、0.1質量%~5質量%が良好であり、さらには0.5質量%~3質量%がより好ましい。この範囲であれば、高い耐水性、耐汗性、洗い流しやすさ、二次付着レス効果が期待できる。
【0037】
成分(D)は、単独で用いても、2種以上を混合して用いても差し支えない。
【0038】
本発明の油中水型日焼け止め化粧料には、上記の必須成分のほかに、必要に応じ一般的に化粧料などに用いられる成分を配合することも可能である。例えば、パール剤、保湿剤、油剤、成分(B)以外の油溶性ゲル化剤、成分(D)以外の油溶性皮膜形成剤、水溶性皮膜形成剤、水溶性高分子、香料、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、抗炎症剤、抗酸化剤、清涼剤、生薬抽出物やビタミン類等の添加物を適時配合することができる。これら成分を含有させる場合の配合割合は、その種類や目的に応じて適宜選択することができ、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。
【実施例0039】
以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明する。なお、これら実施例は本発明を何ら限定するものではない。
【0040】
<耐水性の評価>
ISO-24444に規定されているSPF測定法に準じてサンプル調製を行った。ヘリオプレートHD6(HELIOPLATE(登録商標)HD6、HerioScreen Lab.社製、プレートサイズ:5cm×5cm、材質:PMMA)に2mg/cmの組成物を均一に塗布しSPFアナライザーUV-2000S(三洋貿易株式会社製)にてSPF値を測定した。次いで、上記のサンプル調製を行ったプレートを流水に40分さらし、十分に乾燥させた後、SPF値を再度測定した。耐水性試験後のSPF値が耐水性試験前のSPF値に対して何パーセントに該当するかを算出し、その値を残存率(%)とした。
<評価基準>
◎:75%以上の残存率
○:50%以上75%未満の残存率
△:25%以上50%未満の残存率
×:25%未満の残存率
【0041】
<耐汗性の評価>
100mLビーカー中に、以下に示す成分を入れ、撹拌し、人工的にモデル汗液を調製した。
モデル汗液の組成
塩化ナトリウム 0.25質量%
塩化カリウム 0.02質量%
乳酸ナトリウム 0.02質量%
尿素 0.015質量%
イオン交換水で100質量%とした。
【0042】
ISO-24444に規定されているSPF測定法に準じてサンプル調製を行った。ヘリオプレートHD6(HELIOPLATE(登録商標)HD6、HerioScreen Lab.社製、プレートサイズ:5cm×5cm、材質:PMMA)に2mg/cmの組成物を均一に塗布しSPFアナライザーUV-2000S(三洋貿易株式会社製)にてSPF値を測定した。次いで、上記のサンプル調製を行ったプレートを、調製したモデル汗液の中に10分間浸漬し、十分に乾燥させた後、SPF値を再度測定した。含侵後のSPF値が含侵前のSPF値に対して何パーセントに該当するかを算出し、その値を残存率(%)とした。
<評価基準>
◎:75%以上の残存率
○:50%以上75%未満の残存率
△:25%以上50%未満の残存率
×:25%未満の残存率
【0043】
<二次付着レス性の評価方法>
ISO-24444に規定されているSPF測定法に準じてサンプル調製を行った。ヘリオプレートHD6(HELIOPLATE(登録商標)HD6、HerioScreen Lab.社製、プレートサイズ:5cm×5cm、材質:PMMA)に2mg/cmの組成物を均一に塗布しSPFアナライザーUV-2000S(三洋貿易株式会社製)にてSPF値を測定した。次いで、上記のサンプル調製を行ったプレートをティッシュペーパー上に塗布面を下にして置き、500gの負荷をプレートの上に10分間乗せることでティッシュペーパーに付着させた後、SPF値を再度測定した。付着後のSPF値が付着前のSPF値に対して何パーセントに該当するかを算出し、その値を残存率(%)とした。
(評価基準)
◎:75%以上の残存率
○:50%以上75%未満の残存率
△:25%以上50%未満の残存率
×:25%未満の残存率
【0044】
<洗い流しやすさの評価方法>
10人の専門パネルに実際に使用してもらい、洗い流しやすさ(落ち易さ)について、以下の基準で判定した。塗布後、4時間後に下記洗浄剤にて洗浄した。
【0045】
[洗浄剤組成]
配合成分 配合量(%)
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 4.0
ミリスチン酸カリウム 3.3
ラウリン酸カリウム 2.4
アルキル(8~16)グルコシド 1.5
イソステアリン酸 0.4
塩化ナトリウム 0.15
水 残余
合計 100
[評価基準]
◎:8~10人が洗い流しやすいと回答した。
○:5~7人が洗い流しやすいと回答した。
△:2~4人が洗い流しやすいと回答した。
×:0~1人が洗い流しやすいと回答した。
【0046】
【表1】
*1 疎水化処理酸化亜鉛:トリエトキシカプリリルシラン処理酸化亜鉛(基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm)
*2 疎水化処理酸化チタン:トリエトキシカプリリルシラン処理酸化チタン(基材酸化チタンの平均一次粒子径:10nm)
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
実施例1~19によると、本願構成の油中水型乳化化粧料では耐水性、耐汗性、二次付着レス効果、洗い流しやすさ、すべて良好な結果が得られた。比較例1~4では成分Aを類似の化合物に置き換えた例であるが、成分Aをポリヒドロキシステアリン酸に置き換えた比較例1では、二次付着レス効果と洗い流しやすさが著しく悪化し、別のシリコーン系分散剤に置き換えた比較例2~4では、耐水性と、特に耐汗性が悪化する傾向があり、本願課題を達成することができなかった。比較例5は成分Bをカットした例であるが、耐水性と耐汗性、および洗い流しやすさが損なわれる結果であった。比較例6、7では成分Bを類似成分に置き換えた例であるが、特に洗い流しやすさに関して十分な効果が得られず、本願課題を達成することが出来なかった。比較例8では成分Dをカットした例であるが、二次付着レス効果、特に耐水性と耐汗性が顕著に悪化した。比較例9、10では成分Dを類似の化合物に置き換えた例であるが、洗い流しやすさが顕著に悪化することがわかった。以上の結果からも、本願構成の油中水型日焼け止め化粧料であれば、本願課題をすべて達成することができ、従来の成分構成では到底到達できない機能を付与した新たな油中水型日焼け止め化粧料を提供することができる。
【0050】
常法にて、以下に示す各処方の油中水型日焼け止め化粧料を作製した。いずれの処方においても本発明の効果を奏することが確認された。
【0051】
油中水型日焼け止めミルク
(成分) (質量%)
1.シクロペンタシロキサン 24.0
2.ジメチコン 2.0
3.イソドデカン 2.0
4.イソノナン酸イソトリデシル 5.0
5.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 9.0
6.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 2.0
7.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.0
8.トリエチルヘキサノイン 3.0
9.ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 6.0
10.(VP/ヘキサデセン)コポリマー 2.0
11.パルミチン酸デキストリン 1.5
12.ハイドロゲンジメチコン処理酸化亜鉛*3 3.5
13.セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)
シリルエチルジメチコン 1.0
14.ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 2.0
15.PEG-10ジメチコン 0.5
16.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 2.0
17.グリチルレチン酸ステアリル 0.1
18.トコフェロール 0.05
19.塩化ナトリウム 0.5
20.1,3-ブチレングリコール 8.0
21.グリセリン 3.0
22.コンフリー葉エキス 0.1
23.タベブイアインペチギノサ樹皮エキス 0.1
24.ニコチン酸アミド 1.0
25.精製水 残余
*3 基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm
【0052】
油中水型日焼け止めクリーム
(成分) (質量%)
1.ジメチコン 8.0
2.カプリリルメチコン 3.0
3.シクロペンタシロキサン 6.0
4.トリエトキシカプリリルシラン処理酸化亜鉛*4 12.0
5.ハイドロゲンジメチコン処理酸化チタン*5 5.0
6.ラウリルPEG-10トリス(トリメチルシロキシ)
シリルエチルジメチコン 3.0
7.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 8.0
8.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 4.0
9.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 2.0
10.ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 3.0
11.PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン 1.0
12.シリカ 1.0
13.ポリウレタン-79 1.2
14.トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 2.8
15.(PPG-12/SMDI)コポリマー 1.0
16.PEG-10ジメチコン 3.0
17.ジステアルジモニウムヘクトライト 1.0
18.グリチルレチン酸ステアリル 0.05
19.トコフェロール 0.1
20.グリセリン 5.0
21.1,3-ブチレングリコール 5.0
22.塩化ナトリウム 0.5
23.フェノキシエタノール 0.2
24.ハトムギ種子エキス 0.1
25.ポリクオタニウム-51 0.1
26.精製水 残余
*4 基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm
*5 基材酸化チタンの平均一次粒子径:15nm
【0053】
油中水型日焼け止めローション
(成分) (質量%)
1.シクロペンタシロキサン 15.0
2.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 5.0
3.イソドデカン 10.0
4.イソステアリン酸処理酸化亜鉛*6 7.0
5.イソステアリン酸処理酸化チタン*7 2.0
6.セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)
シリルエチルジメチコン 2.0
7.ラウリン酸イソアミル 5.0
8.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 15.0
9.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 3.0
10.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.0
11.トリエチルヘキサノイン 3.0
12.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 5.0
13.ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 2.0
14.PEG-10ジメチコン 1.0
15.ジブチルラウロイルグルタミド 1.5
16.(VP/エイコセン)コポリマー 1.0
17.トコフェロール 0.05
18.グリチルレチン酸ステアリル 0.05
19.パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na 0.01
20.アルブチン 0.01
21.プラセンタエキス 0.01
22.フェノキシエタノール 0.2
23.水酸化カリウム 0.005
24.塩化ナトリウム 0.5
25.1,3-ブチレングリコール 8.0
26.ジグリセリン 2.0
27.エタノール 4.0
28.ジプロピレングリコール 2.0
29.精製水 残余
*6 基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm
*7 基材酸化チタンの平均一次粒子径:10nm
【0054】
油中水型日焼け止めミルク
(成分) (質量%)
1.シクロペンタシロキサン 4.0
2.ジメチコン 5.0
3.イソドデカン 10.0
4.ハイドロゲンジメチコン処理酸化亜鉛 *8 20.0
5.ハイドロゲンジメチコン処理酸化チタン*9 5.0
6.セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)
シリルエチルジメチコン 3.0
7.ポリヒドロキシステアリン酸 0.5
8.パルミチン酸デキストリン 2.0
9.(VP/エイコセン)コポリマー 1.0
10.イソステアリン酸ポリグリセリル-2 0.5
11.イソノナン酸イソトリデシル 8.0
12.PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 3.0
13.PEG-10ジメチコン 0.3
14.ポリメチルシルセスキオキサン 3.0
15.トコフェロール 0.1
16.トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース 0.1
17.水酸化カリウム 0.5
18.塩化ナトリウム 0.5
19.グリセリン 5.0
20.1,3-ブチレングリコール 8.0
21.フェノキシエタノール 0.3
22.ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル 0.01
23.EDTA-2Na 0.05
24.精製水 残余
*8 基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm
*9 基材酸化チタンの平均一次粒子径:15nm
【0055】
油中水型日焼け止めローション
(成分) (質量%)
1.ジメチコン 8.0
2.ラウリン酸イソアミル 5.0
3.トリエトキシカプリリルシラン処理酸化チタン*10 8.0
4.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 9.0
5.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 3.0
6.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 3.0
7.オクトクリレン 1.0
8.セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)
シリルエチルジメチコン 4.0
9.(パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸)デキストリン 2.0
10.(VP/ヘキサデセン)コポリマー 2.0
11.トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸 0.2
12.(加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)
クロスポリマー 2.0
13.水添ポリイソブテン 3.0
14.(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー 3.0
15.トコフェロール 0.1
16.グリセリン 5.0
17.1,3-ブチレングリコール 5.0
18.塩化ナトリウム 0.5
19.フェノキシエタノール 0.2
20.EDTA-2Na 0.05
21.タベブイアインペチギノサ樹皮エキス 0.1
22.精製水 残余
*10 基材酸化チタンの平均一次粒子径:10nm
【0056】
油中水型日焼け止めクリーム
(成分) (質量%)
1.シクロペンタシロキサン 9.0
2.ジメチコン 3.0
3.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 3.0
4.セバシン酸ジイソプロピル 5.0
5.イソノナン酸イソトリデシル 4.0
6.イソドデカン 8.0
7.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 10.0
8.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 2.5
9.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.5
10.ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 3.0
11.PEG/PPG-19/19ジメチコン 0.2
12.トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース 3.0
13.ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30 0.25
14.ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド 1.0
15.ラウリルPEG-10トリス(トリメチルシロキシ)
シリルエチルジメチコン 3.0
16.(VP/エイコセン)コポリマー 0.1
17.トリメチルシロキシケイ酸 0.5
18.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 2.0
19.グリチルレチン酸ステアリル 0.05
20.グリセリン 1.0
21.1,3-ブチレングリコール 5.0
22.塩化ナトリウム 0.3
23.フェノキシエタノール 0.3
24.エタノール 3.0
25.精製水 残余
【0057】
油中水型リキッドファンデーション
(成分) (質量%)
1.ハイドロゲンジメチコン処理酸化亜鉛*11 5.0
2.ハイドロゲンジメチコン処理酸化チタン*12 9.0
3.ハイドロゲンジメチコン処理酸化チタン*13 11.0
4.シクロペンタシロキサン 15.0
5.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 5.0
6.ジメチコン 3.0
7.カプリリルメチコン 10.0
8.PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 2.5
9.ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 0.5
10.イソステアリン酸ポリグリセリル-2 1.0
11.ジステアルジモニウムヘクトライト 1.0
12.PEG-10ジメチコン 3.0
13.セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)
シリルエチルジメチコン 2.0
14.ミリスチン酸デキストリン 1.0
15.(PPG-12/SMDI)コポリマー 1.0
16.(アクリレーツ/アクリル酸エチルヘキシル)クロスポリマー 0.98
17.シリル化シリカ 0.02
18.マイカ 0.58
19.酸化チタン 0.42
20.タルク 1.0
21.シリカ 1.0
22.赤酸化鉄 2.0
23.黄酸化鉄 0.5
24.黒酸化鉄 0.2
25.塩化ナトリウム 0.5
26.1,3-ブチレングリコール 9.0
27.グリセリン 2.0
28.アラントイン 0.1
29.フェノキシエタノール 0.1
30.ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル 0.01
31.精製水 残余
*11 基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm
*12 基材酸化チタンの平均一次粒子径:250nm
*13 基材酸化チタンの平均一次粒子径:15nm
【0058】
油中水型化粧下地
(成分) (質量%)
1.シクロペンタシロキサン 15.0
2.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 5.0
3.イソドデカン 10.0
4.イソステアリン酸処理酸化亜鉛*14 0.5
5.イソステアリン酸処理酸化チタン*15 0.5
6.セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)
シリルエチルジメチコン 5.0
7.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 1.0
8.トリエチルヘキサノイン 3.0
9.PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン 2.0
10.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 5.0
11.ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 2.0
12.PEG-10ジメチコン 1.0
13.ジブチルラウロイルグルタミド 1.5
14.(VP/エイコセン)コポリマー 1.0
15.トコフェロール 0.05
16.グリチルリチン酸ステアリル 0.05
17.フェノキシエタノール 0.2
18.水酸化カリウム 0.005
19.塩化ナトリウム 0.5
20.1,3-ブチレングリコール 6.0
21.グリセリン 4.0
22.ジプロピレングリコール 2.0
23.精製水 残余
*14 基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm
*15 基材酸化チタンの平均一次粒子径:10nm