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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114342
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】カートリッジ
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/18 20060101AFI20240816BHJP
   G03G 21/16 20060101ALI20240816BHJP
   G03G 15/08 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
G03G21/18 114
G03G21/16 176
G03G15/08 390Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020037
(22)【出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100135013
【弁理士】
【氏名又は名称】西田 隆美
(72)【発明者】
【氏名】桐山 翼
(72)【発明者】
【氏名】板橋 奈緒
【テーマコード(参考)】
2H077
2H171
【Fターム(参考)】
2H077AB03
2H077AB12
2H077AD02
2H077AD06
2H077AD13
2H077AD17
2H077AD23
2H077AE03
2H077BA08
2H077BA09
2H077EA14
2H077GA04
2H171FA02
2H171FA13
2H171FA26
2H171GA09
2H171JA06
2H171KA04
2H171KA06
2H171KA22
2H171KA23
2H171KA25
2H171KA26
2H171QB35
2H171UA03
2H171UA22
(57)【要約】
【課題】軸受部材の撓みを抑制できるカートリッジを提供する。
【解決手段】現像カートリッジ1は、軸受部材50およびプレート80を備える。軸受部材50は、軸受円筒部53と、軸受円弧部54とを有する。シャフト31は、軸受円筒部53に挿入される。軸受円弧部54は、シャフト31の段差面313に接触する。プレート80は、軸受円筒部53と段差面313との間に位置する。プレート80の第1面81は、フレームと第1方向に接触する。プレート80の第2面82は、段差面313と間隔をあけて向かい合う。シャフト31が軸受部材50を第1方向に押すと、軸受部材50が撓む。しかしながら、軸受部材50がある程度撓むと、シャフト31の段差面313が、プレート80の第2面82に接触する。これにより、軸受部材50が過度に撓むことを抑制できる。
【選択図】図6

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、
前記フレームに対して、第1方向に延びる第1軸について回転可能なシャフトであって、前記第1方向に対して交差する段差面を有するシャフトと、
前記シャフトとともに前記第1軸について回転可能なローラと、
前記フレームに取り付けられた軸受部材であって、
前記第1軸に沿って円筒状に延びる軸受円筒部であって、前記シャフトが挿入される軸受円筒部と、
前記軸受円筒部から前記段差面へ向けて前記第1方向に延びる軸受円弧部であって、前記段差面と前記第1方向に接触する軸受円弧部と、
を有する軸受部材と、
前記第1方向において、前記軸受円筒部と前記段差面との間に位置するプレートであって、
前記フレームと前記第1方向に接触する第1面と、
前記段差面と前記第1方向に間隔をあけて向かい合う第2面と、
を有するプレートと、
を備えることを特徴とする、カートリッジ。
【請求項2】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記プレートは、前記第1軸を中心とする円弧状であることを特徴とする、カートリッジ。
【請求項3】
請求項2に記載のカートリッジであって、
前記シャフトは、
大径部と、
前記大径部から前記フレームへ向けて前記第1方向に延び、前記大径部よりも径が小さい小径部と、
を有し、
前記段差面は、前記第1方向における前記大径部の端面であり、
前記小径部は、前記プレートに挿入されることを特徴とする、カートリッジ。
【請求項4】
請求項2に記載のカートリッジであって、
前記第1軸を中心とする前記プレートの中心角は、180°よりも大きいことを特徴とする、カートリッジ。
【請求項5】
請求項2に記載のカートリッジであって、
前記第1軸を中心とする前記プレートの周方向の長さは、前記第1軸を中心とする前記軸受円弧部の周方向の長さよりも大きいことを特徴とする,カートリッジ。
【請求項6】
請求項2に記載のカートリッジであって、
前記第1軸を中心とする周方向において、前記プレートと前記軸受円弧部とが非接触であることを特徴とする、カートリッジ。
【請求項7】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記第1方向において、前記プレートと前記軸受部材とが非接触であることを特徴とする、カートリッジ。
【請求項8】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記第1方向における前記プレートの厚みは、前記第1方向における前記軸受円弧部の長さよりも小さいことを特徴とする、カートリッジ。
【請求項9】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記ローラは、前記第1方向に対して交差する第2方向における前記フレームの一端部に位置し、
前記カートリッジは、
前記軸受部材を前記フレームに取り付けるネジ
をさらに備え、
前記第2方向において、前記ネジから前記軸受円弧部までの距離は、前記ネジから前記プレートまでの距離よりも長いことを特徴とする、カートリッジ。
【請求項10】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記ローラは、前記第1方向に対して交差する第2方向における前記フレームの一端部に位置し、
前記カートリッジは、
前記ローラの外周面に接触するブレード
をさらに備え、
前記第2方向において、前記軸受円弧部は、前記シャフトに対して、前記ブレードの反対側に位置することを特徴とする、カートリッジ。
【請求項11】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記プレートは、
前記第1方向に突出する突起
を有し、
前記フレームは、
前記突起が嵌まる凹部
を有することを特徴とする、カートリッジ。
【請求項12】
請求項11に記載のカートリッジであって、
前記突起は、前記第1方向に延びる円柱状であることを特徴とする,カートリッジ。
【請求項13】
請求項11に記載のカートリッジであって、
前記ローラは、前記第1方向に対して交差する第2方向における前記フレームの一端部に位置し、
前記フレームは、
前記第2方向に対して傾斜する傾斜面であって、前記凹部へ向かって延びる傾斜面
を有することを特徴とする、カートリッジ。
【請求項14】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のカートリッジであって、
前記軸受部材は導電性を有することを特徴とする、カートリッジ。
【請求項15】
請求項14に記載のカートリッジであって、
前記軸受部材は導電性樹脂であることを特徴とする、カートリッジ。
【請求項16】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のカートリッジであって、
前記ローラは、現像ローラであり、
前記シャフトは、前記現像ローラを支持する現像シャフトであることを特徴とする、カートリッジ。
【請求項17】
請求項16に記載のカートリッジであって、
前記フレームに対して、前記第1方向に延びる第2軸について回転可能な供給シャフトと、
前記供給シャフトとともに前記第2軸について回転可能な供給ローラと、
をさらに備え、
前記軸受部材は、前記供給シャフトを回転可能に支持することを特徴とする、カートリッジ。
【請求項18】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のカートリッジであって、
前記フレームは、トナーを収容する筐体であることを特徴とする、カートリッジ。
【請求項19】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のカートリッジであって、
感光ドラムを有するドラムカートリッジに装着可能であることを特徴とする、カートリッジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、カートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、カートリッジが用いられる。従来のカートリッジについては、例えば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-140068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カートリッジは、フレーム、シャフト、ローラ、および軸受部材を有する。軸受部材は、フレームに取り付けられる。シャフトは、軸受部材に支持されつつ回転する。ローラは、シャフトとともに回転する。
【0005】
カートリッジが落下すると、シャフトに軸方向の力が作用し、シャフトが軸受部材を軸方向に押す場合がある。その場合、軸受部材に撓みが生じる。
【0006】
本開示の目的は、軸受部材の撓みを抑制できるカートリッジを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の第1開示は、フレームと、前記フレームに対して、第1方向に延びる第1軸について回転可能なシャフトであって、前記第1方向に対して交差する段差面を有するシャフトと、前記シャフトとともに前記第1軸について回転可能なローラと、前記フレームに取り付けられた軸受部材であって、前記第1軸に沿って円筒状に延びる軸受円筒部であって、前記シャフトが挿入される軸受円筒部と、前記軸受円筒部から前記段差面へ向けて前記第1方向に延びる軸受円弧部であって、前記段差面と前記第1方向に接触する軸受円弧部と、を有する軸受部材と、前記第1方向において、前記軸受円筒部と前記段差面との間に位置するプレートであって、前記フレームと前記第1方向に接触する第1面と、前記段差面と前記第1方向に間隔をあけて向かい合う第2面と、を有するプレートと、を備えることを特徴とする。
【0008】
本願の第2開示は、第1開示のカートリッジであって、前記プレートは、前記第1軸を中心とする円弧状であることを特徴とする。
【0009】
本願の第3開示は、第2開示のカートリッジであって、前記シャフトは、大径部と、前記大径部から前記フレームへ向けて前記第1方向に延び、前記大径部よりも径が小さい小径部と、を有し、前記段差面は、前記第1方向における前記大径部の端面であり、前記小径部は、前記プレートに挿入されることを特徴とする。
【0010】
本願の第4開示は、第2開示のカートリッジであって、前記第1軸を中心とする前記プレートの中心角は、180°よりも大きいことを特徴とする。
【0011】
本願の第5開示は、第2開示のカートリッジであって、前記第1軸を中心とする前記プレートの周方向の長さは、前記第1軸を中心とする前記軸受円弧部の周方向の長さよりも大きいことを特徴とする。
【0012】
本願の第6開示は、第2開示のカートリッジであって、前記第1軸を中心とする周方向において、前記プレートと前記軸受円弧部とが非接触であることを特徴とする。
【0013】
本願の第7開示は、第1開示のカートリッジであって、前記第1方向において、前記プレートと前記軸受部材とが非接触であることを特徴とする。
【0014】
本願の第8開示は、第1開示のカートリッジであって、前記第1方向における前記プレートの厚みは、前記第1方向における前記軸受円弧部の長さよりも小さいことを特徴とする。
【0015】
本願の第9開示は、第1開示のカートリッジであって、前記ローラは、前記第1方向に対して交差する第2方向における前記フレームの一端部に位置し、前記カートリッジは、前記軸受部材を前記フレームに取り付けるネジをさらに備え、前記第2方向において、前記ネジから前記軸受円弧部までの距離は、前記ネジから前記プレートまでの距離よりも長いことを特徴とする。
【0016】
本願の第10開示は、第1開示のカートリッジであって、前記ローラは、前記第1方向に対して交差する第2方向における前記フレームの一端部に位置し、前記カートリッジは、前記ローラの外周面に接触するブレードをさらに備え、前記第2方向において、前記軸受円弧部は、前記シャフトに対して、前記ブレードの反対側に位置することを特徴とする。
【0017】
本願の第11開示は、第1開示のカートリッジであって、前記プレートは、前記第1方向に突出する突起を有し、前記フレームは、前記突起が嵌まる凹部を有することを特徴とする。
【0018】
本願の第12開示は、第11開示のカートリッジであって、前記突起は、前記第1方向に延びる円柱状であることを特徴とする。
【0019】
本願の第13開示は、第11開示のカートリッジであって、前記ローラは、前記第1方向に対して交差する第2方向における前記フレームの一端部に位置し、前記フレームは、前記第2方向に対して傾斜する傾斜面であって、前記凹部へ向かって延びる傾斜面を有することを特徴とする。
【0020】
本願の第14開示は、第1開示から第13開示のいずれか一開示のカートリッジであって、前記軸受部材は導電性を有することを特徴とする。
【0021】
本願の第15開示は、第14開示のカートリッジであって、前記軸受部材は導電性樹脂であることを特徴とする。
【0022】
本願の第16開示は、第1開示から第13開示のいずれか一開示のカートリッジであって、前記ローラは、現像ローラであり、前記シャフトは、前記現像ローラを支持する現像シャフトであることを特徴とする。
【0023】
本願の第17開示は、第16開示のカートリッジであって、前記フレームに対して、前記第1方向に延びる第2軸について回転可能な供給シャフトと、前記供給シャフトとともに前記第2軸について回転可能な供給ローラと、をさらに備え、前記軸受部材は、前記供給シャフトを回転可能に支持することを特徴とする。
【0024】
本願の第18開示は、第1開示から第13開示のいずれか一開示のカートリッジであって、前記フレームは、トナーを収容する筐体であることを特徴とする。
【0025】
本願の第19開示は、第1開示から第13開示のいずれか一開示のカートリッジであって、感光ドラムを有するドラムカートリッジに装着可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
本願の第1開示~第19開示によれば、シャフトが軸受部材を第1方向に押すと、軸受部材が撓む。しかしながら、軸受部材がある程度撓むと、シャフトの段差面が、プレートの第2面に接触する。これにより、軸受部材が過度に撓むことを抑制できる。
【0027】
また、本願の第2開示によれば、プレートを、シャフトの周囲に沿って配置できる。
【0028】
また、本願の第4開示によれば、プレートを、シャフトに対して取り付けることができる。また、シャフトが軸受部材を第1方向に押したときに、シャフトとプレートの接触面積を広くとることができる。
【0029】
また、本願の第5開示によれば、シャフトが軸受部材を第1方向に押したときに、シャフトとプレートの接触面積を広くとることができる。
【0030】
また、本願の第6開示によれば、プレートと軸受円弧部との間の摩擦を無くすことができる。
【0031】
また、本願の第7開示によれば、シャフトからプレートが受ける第1方向の力が、軸受部材に伝わることを抑制できる。
【0032】
また、本願の第9開示によれば、シャフトが軸受部材を第1方向に押したときの軸受部材の撓みを、より抑制できる。
【0033】
また、本願の第10開示によれば、ブレードの圧力により、シャフトを軸受円弧部に押し付けることができる。
【0034】
また、本願の第11開示によれば、プレートを、フレームに対して位置決めできる。
【0035】
また、本願の第13開示によれば、プレートの突起を、傾斜面に沿って移動させつつ、凹部へ挿入できる。
【0036】
また、本願の第14開示によれば、軸受部材を介してシャフトへ電圧を供給できる。
【0037】
また、本願の第15開示によれば、軸受部材を導電性とし、かつ金属の場合よりも軽量化できる。ただし、導電性樹脂は金属よりも割れやすいが、本開示によれば、軸受部材の撓みを抑制できるため、軸受部材が割れることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】現像カートリッジの斜視図である。
図2】現像カートリッジを、第1外表面側から視た図である。
図3】現像カートリッジの断面図である。
図4】軸受部材およびプレートの斜視図である。
図5】軸受円筒部および軸受円弧部の付近を、第1方向および第2方向に対して交差する方向に視た図である。
図6】第1軸を含む現像カートリッジの断面図であり、図5と同じ方向に視た断面図である。
図7図5および図6のA-A位置から視た現像カートリッジの断面図である。
図8】軸受部材を取り外した状態の現像カートリッジの部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0040】
なお、以下では、現像シャフトが延びる方向を「第1方向」と称する。また、フレームの現像ローラが位置する一端部と、フレームの他端部とが並ぶ方向を「第2方向」と称する。第1方向と第2方向とは、互いに交差(好ましくは直交)する。
【0041】
<1.現像カートリッジの構成>
図1は、「カートリッジ」の一例である現像カートリッジ1の斜視図である。図2は、現像カートリッジ1を、後述する第1外表面11側から視た図である。図3は、現像カートリッジ1の断面図である。図3は、第1方向に対して直交する断面を示している。
【0042】
現像カートリッジ1は、電子写真方式の画像形成装置に使用される。画像形成装置は、例えば、レーザプリンタまたはLEDプリンタである。現像カートリッジ1は、感光ドラムを有するドラムカートリッジに対して装着可能である。現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着された状態で、画像形成装置に装着される。
【0043】
画像形成装置には、例えば4つの現像カートリッジ1が装着可能である。4つの現像カートリッジ1は、互いに異なる色のトナーを収容する。画像形成装置は、現像カートリッジ1から供給されるトナーにより、印刷用紙に画像を形成する。ただし、画像形成装置に装着可能な現像カートリッジ1の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
【0044】
図1図3に示すように、現像カートリッジ1は、フレーム10、アジテータ20、現像シャフト31、現像ローラ32、ブレード33、供給シャフト41、供給ローラ42、軸受部材50、ギア部60、メモリアセンブリ70、およびプレート80を備える。
【0045】
フレーム10は、トナーを収容可能な筐体である。フレーム10は、第1外表面11と第2外表面12とを有する。第1外表面11は、第1方向におけるフレーム10の一端に位置する。第2外表面12は、第1方向におけるフレーム10の他端に位置する。第1外表面11と第2外表面12とは、第1方向において離れている。フレーム10は、第1外表面11と第2外表面12との間で第1方向に延びる。
【0046】
フレーム10の内部には、収容室13が設けられている。トナーは、収容室13内に収容される。また、フレーム10は、開口14を有する。開口14は、第2方向におけるフレーム10の一端部に位置する。フレーム10の外部と、フレーム10内の収容室13とは、開口14を介して連通する。なお、フレーム10は、第2方向における他端部の外表面に、ハンドルを有していてもよい。
【0047】
アジテータ20は、アジテータシャフト21と羽根22とを有する。アジテータシャフト21は、第1方向に沿って延びる。羽根22は、アジテータシャフト21からフレーム10の内表面へ向けて広がる。すなわち、羽根22は、アジテータシャフト21から径方向外側へ向けて広がる。アジテータシャフト21の一部と、羽根22とは、フレーム10の収容室13内に位置する。
【0048】
第1方向におけるアジテータシャフト21の端部は、ギア部60に含まれるアジテータギアに固定される。アジテータギアが回転すると、アジテータシャフト21および羽根22は、第1方向に延びるアジテータ軸について回転する。そして、羽根22の回転により、収容室13内のトナーが撹拌される。
【0049】
現像シャフト31は、「シャフト」の一例である。現像シャフト31は、フレーム10の開口14に位置する。すなわち、現像シャフト31は、第2方向におけるフレーム10の一端部に位置する。現像シャフト31は、第1方向に延びる円柱状である。現像シャフト31の材料には、例えば、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。
【0050】
現像シャフト31は、フレーム10に対して回転可能である。第1方向における現像シャフト31の一端部は、後述する軸受部材50に挿入される。第1方向における現像シャフト31の他端部は、ギア部60に含まれる現像ギア63に取り付けられる。現像ギア63が回転すると、現像シャフト31は、第1方向に延びる第1軸X1について回転する。
【0051】
現像ローラ32は、「ローラ」の一例である。現像ローラ32は、フレーム10の開口14に位置する。すなわち、現像ローラ32は、第2方向におけるフレーム10の一端部に位置する。現像ローラ32は、第1方向に延びる円筒状である。現像ローラ32の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。
【0052】
現像ローラ32は、現像シャフト31の外周面に取り付けられる。したがって、現像ローラ32は、現像シャフト31とともに、フレーム10に対して回転可能である。具体的には、現像ローラ32は、現像シャフト31とともに、第1軸X1について回転する。
【0053】
フレーム10内のトナーは、現像ローラ32の外表面に担持される。また、現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着されると、現像ローラ32の外表面が、感光ドラムの外表面に接触する。フレーム10内のトナーは、現像ローラ32を介して、感光ドラムへ供給される。
【0054】
ブレード33は、フレーム10に取り付けられている。ブレード33は、現像ローラ32の外周面に沿って、第1方向に延びる。ブレード33は、現像ローラ32の外周面に接触する。より具体的には、ブレード33は、現像ローラ32の外周面に担持されたトナーに接触する。これにより、現像ローラ32の外周面に担持されたトナーが、一定の厚みに成形される。
【0055】
供給シャフト41は、第2方向において、現像ローラ32とアジテータ20との間に位置する。供給シャフト41は、第1方向に延びる円柱状である。供給シャフト41の材料には、例えば、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。
【0056】
供給シャフト41は、フレーム10に対して回転可能である。第1方向における供給シャフト41の一端部は、後述する軸受部材50に挿入される。第1方向における供給シャフト41の他端部は、ギア部60に含まれる供給ギア64に取り付けられる。供給ギア64が回転すると、供給シャフト41は、第1方向に延びる第2軸X2について回転する。
【0057】
供給ローラ42は、現像ローラ32とアジテータ20との間に位置する。供給ローラ42は、第1方向に延びる円筒状である。供給ローラ42の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。
【0058】
供給ローラ42は、供給シャフト41の外周面に取り付けられる。したがって、供給ローラ42は、供給シャフト41とともに、フレーム10に対して回転可能である。具体的には、供給ローラ42は、供給シャフト41とともに、第2軸X2について回転する。フレーム10内のトナーは、供給ローラ42を介して現像ローラ32へ供給される。
【0059】
軸受部材50は、現像シャフト31および供給シャフト41を、フレーム10に対して回転可能に支持する部材である。軸受部材50は、フレーム10の第1外表面11に位置する。軸受部材50は、ネジ56により、フレーム10の第1外表面11に固定される。
【0060】
軸受部材50は、現像軸受孔51を有する。現像軸受孔51は、軸受部材50を第1方向に貫通する。第1方向における現像シャフト31の一端部は、現像軸受孔51に挿入される。これにより、軸受部材50に対して現像シャフト31が、第1軸X1について回転可能な状態で支持される。
【0061】
軸受部材50は、供給軸受孔52を有する。供給軸受孔52は、軸受部材50を第1方向に貫通する。第1方向における供給シャフト41の一端部は、供給軸受孔52に挿入される。これにより、軸受部材50に対して供給シャフト41が、第2軸X2について回転可能な状態で支持される。
【0062】
軸受部材50は、導電性を有する。具体的には、軸受部材50は、導電性樹脂からなる。第1方向における現像シャフト31の一端部は、軸受部材50と接触する。これにより、軸受部材50は、現像シャフト31と電気的に接続される。また、第1方向における供給シャフト41の一端部は、軸受部材50と接触する。これにより、軸受部材50は、供給シャフト41と電気的に接続される。
【0063】
現像カートリッジ1が装着されたドラムカートリッジが、画像形成装置に装着された場合、画像形成装置は、軸受部材50を介して現像シャフト31および供給シャフト41に、電圧を供給する。そして、この電圧による静電気力によって、現像ローラ32の外周面および供給ローラ42の外周面に、トナーが担持される。
【0064】
軸受部材50のより詳細な構造については、後述する。
【0065】
ギア部60は、フレーム10の第2外表面12に位置する。ギア部60は、ギアカバー61と、カップリング62と、複数のギアとを有する。ギアカバー61は、フレーム10の第2外表面12に取り付けられる。複数のギアの少なくとも一部は、第2外表面12とギアカバー61との間に位置する。
【0066】
複数のギアは、アジテータギア、現像ギア63、および供給ギア64を含む。アジテータギアは、第1方向におけるアジテータシャフト21の端部に取り付けられる。現像ギア63は、第1方向における現像シャフト31の他端に取り付けられる。供給ギア64は、第1方向における供給シャフト41の他端に取り付けられる。なお、ギア部60に含まれる複数のギアは、歯の噛み合いによって回転力を伝達するものであってもよく、摩擦によって回転力を伝達するものであってもよい。
【0067】
カップリング62は、ギアカバー61から露出する。ドラムカートリッジに装着された現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されると、画像形成装置の駆動シャフトが、カップリング62に接続される。そして、駆動シャフトの回転が、カップリング62を介して、現像ギア63、供給ギア64、およびアジテータギアに伝達される。
【0068】
メモリアセンブリ70は、フレーム10の第2外表面12に位置する。図1に示すように、メモリアセンブリ70は、記憶媒体であるメモリ71と、メモリ71を保持するメモリホルダ72とを有する。メモリ71は、例えばICチップである。メモリ71は、メモリホルダ72の外表面に位置する。
【0069】
メモリ71は、現像カートリッジ1に関する種々の情報を記憶可能である。具体的には、メモリ71は、現像ローラ32を使用した累積印刷枚数、現像ローラ32の累積回転数、およびトナーの累積消費量、の少なくともいずれか1つを記憶する。これらの情報は、現像カートリッジ1の寿命を表す情報である。また、メモリ71は、現像カートリッジ1の製造番号、適合機種などの情報を記憶してもよい。メモリ71は、電気的接触面711を有する。電気的接触面711は、導体である金属からなる。
【0070】
現像カートリッジ1は、ホルダカバー73を有する。ホルダカバー73は、フレーム10の第2外表面12に位置する。具体的には、ホルダカバー73は、フレーム10の第2外表面12に取り付けられる。より具体的には、ホルダカバー73は、ギアカバー61の外表面に固定される。ホルダカバー73は、メモリホルダ72の少なくとも一部分を覆う。すなわち、メモリホルダ72の少なくとも一部分は、ギアカバー61とホルダカバー73との間に位置する。
【0071】
メモリホルダ72は、フレーム10、ギアカバー61、およびホルダカバー73に対して、第2方向に移動可能である。メモリホルダ72がフレーム10に対して第2方向に移動すると、メモリホルダ72と共に、電気的接触面711を有するメモリ71も、フレーム10に対して第2方向に移動する。
【0072】
<2.軸受部材およびプレートについて>
図4は、軸受部材50およびプレート80の斜視図である。図4に示すように、軸受部材50は、貫通孔55を有する。貫通孔55は、軸受部材50を第1方向に貫通する。また、現像カートリッジ1は、ネジ56を有する。ネジ56は、貫通孔55に挿入され、フレーム10の第1外表面11に締結される。これにより、フレーム10の第1外表面11に、軸受部材50が取り付けられる。より具体的には、ネジ56の頭部と第1外表面11との間に、軸受部材50が挟まれた状態で固定される。
【0073】
また、図4に示すように、軸受部材50は、軸受円筒部53および軸受円弧部54を有する。軸受円筒部53および軸受円弧部54は、貫通孔55よりも、第2方向におけるフレーム10の一端部の近くに位置する。
【0074】
図5は、軸受円筒部53および軸受円弧部54の付近を、第1方向および第2方向に対して交差する方向に視た図である。図6は、第1軸X1を含む現像カートリッジ1の断面図であり、図5と同じ方向に視た断面図である。図5および図6に示すように、現像シャフト31は、大径部311と小径部312とを有する。現像ローラ32は、大径部311に支持される。小径部312は、第1方向における大径部311の一端から、フレーム10の第1外表面11へ向けて、第1方向に延びる。小径部312は、大径部311よりも、第1方向における現像シャフト31の一端部の近くに位置する。第1軸X1を中心とする小径部312の外径は、第1軸X1を中心とする大径部311の外径よりも小さい。
【0075】
また、現像シャフト31は、段差面313を有する。段差面313は、大径部311と小径部312の境界に位置する。段差面313は、第1方向における大径部311の端面である。段差面313は、第1方向に対して交差する面である。段差面313は、第1軸X1を中心とする円環状である。
【0076】
軸受円筒部53は、軸受部材50から段差面313へ向けて、第1方向に突出する。軸受円筒部53の形状は、第1軸X1に沿って延びる円筒状である。軸受円筒部53は、現像軸受孔51を囲む。第1方向における現像シャフト31の一端部は、軸受円筒部53に挿入される。より具体的には、現像シャフト31の小径部312が、軸受円筒部53に挿入される。
【0077】
軸受円弧部54は、第1方向における軸受円筒部53の先端から段差面313へ向けて、第1方向に延びる。軸受円弧部54の形状は、第1軸X1を中心とする円弧状である。第1方向における軸受円弧部54の先端は、段差面313と第1方向に接触する。これにより、軸受部材50に対して現像シャフト31が、第1方向に位置決めされる。
【0078】
軸受円弧部54は、第2方向において、現像シャフト31に対して、ブレード33の反対側に位置する。このため、現像シャフト31の小径部312は、ブレード33の圧力により、軸受円筒部53および軸受円弧部54に接触する。これにより、現像シャフト31が第2方向に位置決めされる。また、現像シャフト31と軸受部材50とを、良好に導通させることができる。
【0079】
プレート80は、現像シャフト31の小径部312に取り付けられる。プレート80は、第1方向において、軸受円筒部53と、現像シャフト31の段差面313との間に位置する。プレート80と、軸受円弧部54とは、第1方向の同じ位置において、小径部312を囲む。ただし、第1方向におけるプレート80の厚みは、第1方向における軸受円弧部54の長さよりも小さい。
【0080】
図4に示すように、プレート80は、円弧状の板である。プレート80は、第1面81と第2面82とを有する。第1面81は、第1方向におけるプレート80の一端面である。第2面82は、第1方向におけるプレート80の他端面である。図5および図6に示すように、フレーム10は、第1外表面11を有するサイドフレーム15を有する。第1面81は、サイドフレーム15と第1方向に接触する。第2面82は、現像シャフト31の段差面313と、第1方向に間隔をあけて向かい合う。
【0081】
現像カートリッジ1の落下などにより、図5および図6中の実線矢印のように、現像シャフト31に第1方向の一端部側へ向かう慣性力Fが加わる場合がある。この場合、現像シャフト31の段差面313は、軸受円弧部54を、第1方向に押す。そうすると、軸受部材50は、第1方向において、現像ローラ32とは反対側へ撓む。より具体的には、図5および図6中の破線矢印のように、軸受部材50の軸受円筒部53および軸受円弧部54の付近が、ネジ56による軸受部材50の締結箇所を中心として、第1方向に撓む。
【0082】
しかしながら、軸受部材50がある程度撓むと、現像シャフト31の段差面313が、プレート80の第2面82に接触する。このとき、プレート80の第1面81は、サイドフレーム15に接触している。このため、プレート80は、第1方向において、現像ローラ32から離れる向きに移動しにくい。したがって、現像シャフト31の段差面313がプレート80に接触することにより、現像シャフト31の第1方向の移動が止まる。これにより、軸受部材50がさらに撓むことを抑制できる。
【0083】
特に、本実施形態の軸受部材50は、導電性樹脂からなる。導電性樹脂を使用すれば、軸受部材50を導電性とし、かつ、金属を使用する場合よりも、導電性樹脂を軽量化できる。ただし、導電性樹脂は、金属よりも割れやすい。しかしながら、上記の構造を採れば、軸受部材50の撓みを抑制できる。したがって、軸受部材50が割れることを抑制できる。
【0084】
また、現像シャフト31に慣性力Fが作用していないときには、現像シャフト31の段差面313は、プレート80ではなく、軸受円弧部54に接触する。このため、現像シャフト31は、プレート80を介することなく、直接、軸受部材50により軸方向に位置決めされる。これにより、現像シャフト31を軸方向に精度よく位置決めできる。
【0085】
プレート80は、第1軸X1を中心とする円弧状である。プレート80は、現像シャフト31の外周面に沿って配置される。これにより、プレート80の第2面82と、現像シャフト31の段差面313との接触面積を、広くとることができる。
【0086】
図7は、図5のA-A位置から視た現像カートリッジ1の断面図である。図7に示すように、第1軸X1を中心とするプレート80の中心角θは、180°よりも大きい。したがって、第1軸X1を中心とするプレート80の周方向の長さは、第1軸X1を中心とする軸受円弧部54の長さよりも大きい。これにより、プレート80の第2面82と、現像シャフト31の段差面313との接触面積を、より広くとることができる。また、第1軸X1を中心とするプレート80の中心角θを180°よりも大きくすることにより、プレート80を、現像シャフト31の小径部312に取り付けることができる。現像シャフト31の小径部312は、プレート80の内側に挿入される。
【0087】
第1軸X1を中心とする周方向において、プレート80と軸受円弧部54とは、非接触である。これにより、プレート80と軸受円弧部54との間の摩擦を無くすことができる。
【0088】
また、図5に示すように、プレート80の第1面81と、軸受円筒部53との間には、第1方向の隙間Gが存在する。このため、プレート80と軸受部材50とは、第1方向において非接触である。このようにすれば、現像シャフト31がプレート80を第1方向に押したときに、現像シャフト31からプレート80が受ける第1方向の力が、軸受部材50に伝わることを抑制できる。したがって、軸受部材50の撓みをより抑制できる。
【0089】
また、図7に示すように、第2方向において、ネジ56から軸受円弧部54までの距離d1は、ネジ56からプレート80までの距離d2よりも長い。このように、軸受円弧部54を、撓みの基端となるネジ56から遠い位置に配置することにより、現像シャフト31が軸受円弧部54を第1方向に押したときの軸受部材50の撓みを、より抑制できる。
【0090】
図8は、軸受部材50を取り外した状態の現像カートリッジ1の部分斜視図である。図4および図8に示すように、プレート80は、凸部83および突起84を有する。凸部83は、プレート80の円弧状の部分から、第1軸X1に対する径方向外側へ突出する。突起84は、凸部83から軸受部材50へ向けて、第1方向に突出する。突起84の形状は、例えば、第1方向に延びる円柱状である。
【0091】
また、図8に示すように、フレーム10は、凹部16を有する。凹部16は、サイドフレーム15の端部から、第1軸X1へ向けて凹む。また、凹部16は、サイドフレーム15を第1方向に貫通する。プレート80の突起84は、凹部16に嵌まる。これにより、フレーム10に対してプレート80が位置決めされる。
【0092】
また、図8に示すように、サイドフレーム15は、傾斜面17を有する。傾斜面17は、第2方向に対して傾斜する。また、傾斜面17は、凹部16へ向かって延びる。現像カートリッジ1にプレート80を取り付けるときには、まず、プレート80の円弧状の部分を、現像シャフト31の小径部312に取り付ける。そして、小径部312の外周面に沿ってプレート80を回転させることにより、プレート80の突起84を、傾斜面17に沿って移動させて、突起84を凹部16へ挿入する。
【0093】
<3.変形例>
以上、一実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではない。
【0094】
例えば、プレート80の形状は、円弧状以外の形状であってもよい。突起84は、円柱状以外の形状であってもよい。また、プレート80は、凸部83および突起84を有していなくてもよい。また、フレーム10は凹部16を有していなくてもよい。フレーム10が凹部16を有していない場合、例えば、プレート80の突起84がフレーム10の所定の面に当接することにより、プレート80の一方の回転方向への位置決めを行い、軸受円弧部54の周方向の端面がプレート80と当接することにより、プレート80の他方の回転方向への位置決めを行ってもよい。プレート80は、軸受円筒部53と段差面313との間に位置し、フレーム10と第1方向に接触する第1面81と、段差面313と第1方向に間隔をあけて向かい合う第2面82と、を有するものであればよい。
【0095】
また、上記の実施形態では、現像カートリッジについて説明した。しかしながら、本開示の「カートリッジ」は、現像カートリッジ以外のカートリッジであってもよい。また、上記の実施形態では、「ローラ」として現像ローラを例示し、「シャフト」として現像シャフトを例示した。しかしながら、本開示の「ローラ」は、供給ローラなどの他のローラであってもよい。また、本開示の「シャフト」は、供給シャフトなどの他のシャフトであってもよい。
【0096】
また、カートリッジの細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に取捨選択しもよい。
【符号の説明】
【0097】
1 現像カートリッジ
10 フレーム
16 凹部
17 傾斜面
31 現像シャフト
32 現像ローラ
33 ブレード
41 供給シャフト
42 供給ローラ
50 軸受部材
53 軸受円筒部
54 軸受円弧部
56 ネジ
80 プレート
81 第1面
82 第2面
84 突起
311 大径部
312 小径部
313 段差面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8