(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114367
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20240816BHJP
G06Q 30/015 20230101ALI20240816BHJP
G07G 1/00 20060101ALI20240816BHJP
G07G 1/01 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06Q30/015
G07G1/00 301Z
G07G1/01 301D
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020091
(22)【出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 真紀
(72)【発明者】
【氏名】角田 真結子
(72)【発明者】
【氏名】山田 邦由
(72)【発明者】
【氏名】南部 和哉
(72)【発明者】
【氏名】大谷 優奈
(72)【発明者】
【氏名】山本 惣一
【テーマコード(参考)】
3E142
5E555
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
3E142CA12
3E142CA17
3E142DA08
3E142EA02
3E142EA21
3E142EA22
3E142EA27
3E142GA16
3E142GA22
3E142GA41
3E142JA01
3E142JA03
5E555AA25
5E555AA64
5E555BA04
5E555BA24
5E555BA34
5E555BB04
5E555BB34
5E555CB51
5E555FA00
5L030BB72
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】店舗において活気のある接客を可能にする。
【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、位置処理部と、通信処理部とを備える。位置処理部は、端末の位置情報を取得する。通信処理部は、店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタのうち位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタに関する情報を端末に出力する。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の位置情報を取得する位置処理部と、
店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタのうち前記位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタに関する情報を前記端末に出力する通信処理部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記通信処理部は、前記端末の表示部における前記キャラクタの表示中に前記位置情報で示される位置のエリアについてのメッセージに関する情報を前記端末に出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通信処理部は、前記キャラクタと前記端末のユーザとの会話形式で前記端末の表示部に表示するための前記キャラクタのメッセージに関する情報を前記端末に出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通信処理部は、前記端末を用いて登録された商品についての前記キャラクタのメッセージに関する情報を前記端末に出力する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通信処理部は、前記キャラクタのメッセージに対する前記ユーザのメッセージを入力可能な複数の選択肢に関する情報を前記端末に出力する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記端末において入力される前記ユーザのメッセージに基づいて、前記キャラクタのメッセージの情報を前記端末に出力するのか、前記ユーザと店員との音声通話を処理するのかを決定するメッセージ処理部をさらに備える、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータに、
端末の位置情報を取得する機能と、
店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタのうち前記位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタに関する情報を前記端末に出力する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット等の店舗の従業員の不足が加速している。また、店舗内を回遊時に、ユーザ自身が商品を登録することが可能なシステムが増加している。このシステムには、例えば、商品の登録機能等を有するショッピングカートシステム、ユーザ自身が所有する携帯端末若しくは店舗等が予め用意した携帯端末等を用いるセルフスキャンニングシステム等がある。このような事情から、店舗は、少ない従業員で運営されている。
【0003】
しかしながら、このような店舗では、従業員数が少ないため、八百屋、魚屋又は肉屋等の商店で見られるきめ細かい接客又は活気のある接客を売場毎に実現することが難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、店舗において活気のある接客を可能にする技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る情報処理装置は、位置処理部と、通信処理部とを備える。位置処理部は、端末の位置情報を取得する。通信処理部は、店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタのうち位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタに関する情報を端末に出力する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施形態に係る店舗システムの構成例の概略を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係るサーバの構成例の概略を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る端末の構成例の概略を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係るサーバのプロセッサによる地図の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、実施形態に係る端末のプロセッサによる地図の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図6】
図6は、実施形態に係るサーバのプロセッサによるキャラクタの処理の一例を示すフローチャートである。
【
図7】
図7は、実施形態に係る端末のプロセッサによるキャラクタの処理の一例を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、実施形態に係るサーバのプロセッサによる案内用メッセージの処理の一例を示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、実施形態に係る端末のプロセッサによる案内用メッセージの処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、実施形態に係る端末における第1のキャラクタの表示例を示す図である。
【
図11】
図11は、実施形態に係る端末における第1のキャラクタの別の表示例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態に係る端末における第2のキャラクタの表示例を示す図である。
【
図13】
図13は、実施形態に係るサーバのプロセッサによるキャラクタとユーザとの間の会話の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図14】
図14は、実施形態に係る端末のプロセッサによるキャラクタとユーザとの間の会話の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図15】
図15は、実施形態に係る端末におけるキャラクタとユーザとの間の会話の表示例を示す図である。
【
図16】
図16は、実施形態に係る端末におけるキャラクタとユーザとの間の会話の別の表示例を示す図である。
【
図17】
図17は、実施形態に係る端末におけるキャラクタとユーザとの間の会話のさらに別の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
以下、実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。
【0009】
(構成例)
図1は、店舗システムSの構成例の概略を示すブロック図である。
店舗システムSは、サーバ1、アクセスポイント2、会計装置3及び端末4を含む。サーバ1、アクセスポイント2及び会計装置3は、ネットワークNWを介して互いに通信可能に接続されている。ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)等である。LANは、無線LANでもよいし、有線LANでもよい。
図1は、1台のアクセスポイント2を示しているが、店舗システムSは、複数台のアクセスポイント2を含むことができる。
図1は、1台の会計装置3を示しているが、店舗システムSは、複数台の会計装置3を含むことができる。
図1は、1台の端末4を示しているが、店舗システムSは、複数台の端末4を含むことができる。店舗システムSは、少なくとも2つの装置を含むシステムを指すこともある。
【0010】
サーバ1は、店舗における情報を処理する装置である。サーバ1は、情報処理装置の一例である。サーバ1の構成例については後述する。
【0011】
アクセスポイント2は、端末4と無線通信可能な装置である。アクセスポイント2は、サーバ1と端末4との通信を中継する。
【0012】
会計装置3は、ユーザにより端末4を用いて登録された商品の会計を処理する装置である。以下では、登録された商品は、登録商品ともいう。商品の登録は、商品登録ともいう。商品登録は、会計の対象となる商品の登録である。会計装置3は、現金によるオフラインの会計を処理することができる。会計装置3は、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済又はポイント等によるオンラインの会計を処理することができる。
【0013】
端末4は、店舗で買物をするユーザが用いる装置である。端末4は、アクセスポイント2と無線で通信し、アクセスポイント2を経由してサーバ1と通信する。端末4は、アクセスポイント2を経由することなく、移動体通信網又はインターネット等のネットワークを介して、サーバ1と通信してもよい。端末4は、ショッピングカートCに搭載されている。ショッピングカートCは、商品を運搬するための運搬具の一例である。端末4は、タブレット端末又はスマートフォン等であるが、これらに限定されない。端末4の構成例については後述する。なお、端末4は、必ずしもショッピングカートCに搭載されていない形態であってもよく、店舗で買物をするユーザが手に保有して操作する形態であってもよい。
【0014】
上述のような店舗システムSにおいて、ユーザは、以下のように、買物を行う。ユーザは、端末4を搭載したショッピングカートCとともに店舗内を回る。ユーザは、端末4を用いて商品登録を行う。ユーザは、登録商品をショッピングカートCに入れる。ユーザは、商品登録を終了すると、会計装置3へ向かう。ユーザは、全ての登録商品の会計を会計装置3で行う。または、例えば、端末4は、ユーザが所望するオンラインによる非現金の決済方法(例えば、クレジットカードによるクレジット決済、デビットカードによる決済、電子マネー媒体による決済、コード決済又はポイントカード利用によるポイント決済等)の何れか一つまたは複数を予め記憶しておく。そして、端末4は、予め端末4上に記憶された決済方法による会計を実行するユーザの操作を受け付けると、登録商品に対する会計を実行させてもよい。この場合、ユーザは会計装置3で登録商品の会計を行う代わりに端末4上にて会計を完了させることが可能となる。
【0015】
サーバ1の構成例について説明する。
図2は、サーバ1の構成例の概略を示すブロック図である。
サーバ1は、プロセッサ10、メインメモリ11、補助記憶デバイス12及び通信インタフェース13を含む。
図2では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0016】
プロセッサ10は、サーバ1の中枢部分に相当する。プロセッサ10は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)等の種々の回路で構成されている。プロセッサ10は、サーバ1の処理回路の一例である。プロセッサ10は、メインメモリ11又は補助記憶デバイス12に予め記憶されているプログラムをメインメモリ11に展開する。プログラムは、プロセッサ10によって実現される後述する各部の処理をプロセッサ10に実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ10は、メインメモリ11に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
【0017】
メインメモリ11は、サーバ1の主記憶部分に相当する要素を含む。メインメモリ11は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ10によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。
【0018】
補助記憶デバイス12は、サーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス12は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等であるが、これらに限定されない。補助記憶デバイス12は、上述のプログラム、プロセッサ10が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ10での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス12は、サーバ1の記憶部の一例である。
【0019】
補助記憶デバイス12は、地図情報記憶領域121を含む。地図情報記憶領域121は、地図情報を記憶する。地図情報は、店舗内における地図の画像の情報である。地図は、店舗の複数のエリア及び店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタを示す。エリアは、商品のカテゴリー毎に分けられた仮想的な領域である。エリアは、果物、野菜、魚介又は肉等のエリアであるが、これらに限定されない。地図は、エリア毎に、エリアに関する1つのキャラクタを示す。キャラクタは、エリアと関連性の高いものである。または、各キャラクタは、各エリアに関連する商品を想起・連想させる外観を有するものであってもよい。例えば、野菜のエリアに関するキャラクタは、野菜を模したキャラクタでもよい。魚介のエリアに関するキャラクタは、魚屋の店員を模したキャラクタでもよい。キャラクタは、アバター等の画像であるが、これに限定されない。地図情報は、適宜更新され得る。
【0020】
補助記憶デバイス12は、キャラクタ情報記憶領域122を含む。キャラクタ情報記憶領域122は、複数のキャラクタのそれぞれについてのキャラクタ情報を記憶する。キャラクタ情報は、キャラクタの画像の情報である。キャラクタ情報は、エリアに関連付けられている。キャラクタ情報は、適宜更新され得る。
【0021】
補助記憶デバイス12は、メッセージ情報記憶領域123を含む。メッセージ情報記憶領域123は、エリア毎に、複数の案内用メッセージのそれぞれについての案内用メッセージ情報を記憶する。案内用メッセージ情報は、エリアについての案内用メッセージの情報である。案内用メッセージは、ユーザにエリアを案内するメッセージである。案内用メッセージは、ユーザがエリアに来たことを示すメッセージでもよい。案内用メッセージは、エリアの推奨商品を示すメッセージでもよい。案内用メッセージは、エリアの推奨商品を登録した他のユーザが推奨商品以外に登録した関連商品を案内するメッセージでもよい。案内用メッセージ情報は、表示用の案内用メッセージの情報を含んでもよい。案内用メッセージ情報は、音声出力用の案内用メッセージの情報を含んでもよい。案内用メッセージ情報は、適宜設定可能である。案内用メッセージは、ユーザに宛てたキャラクタのメッセージの一例である。案内用メッセージ情報は、メッセージ情報の一例である。
【0022】
補助記憶デバイス12は、会話情報記憶領域124を含む。会話情報は、後述する会話用メッセージ情報及び選択肢情報の一方又は両方を含む。会話情報記憶領域124は、エリア毎に、複数の会話用メッセージのそれぞれについての会話用メッセージ情報を記憶する。会話用メッセージ情報は、エリアについての会話用メッセージの情報である。会話用メッセージは、ユーザに用件を尋ねるメッセージでもよい。会話用メッセージは、ユーザに加工対象の商品の登録を促すメッセージでもよい。会話用メッセージは、ユーザに商品の加工方法を尋ねるメッセージでもよい。会話用メッセージは、ユーザに商品の加工の完了を伝えるメッセージでもよい。会話用メッセージ情報は、後述する会話の開始指示に関連付けられてもよい。会話用メッセージ情報は、商品に関連付けられてもよい。会話用メッセージ情報は、1つの選択肢に示される内容に対する会話用メッセージの情報として、この選択肢についての選択肢情報に関連付けられていてもよい。会話用メッセージ情報は、この会話用メッセージに対する複数の選択肢についての選択肢情報に関連付けられていてもよい。会話用メッセージ情報は、表示用の会話用メッセージの情報を含んでもよい。会話用メッセージ情報は、音声出力用の会話用メッセージの情報を含んでもよい。会話用メッセージ情報は、適宜設定可能である。会話用メッセージは、ユーザに宛てたキャラクタのメッセージの一例である。会話用メッセージ情報は、メッセージ情報の一例である。
【0023】
会話情報記憶領域124は、エリア毎に、各会話用メッセージについて、複数の選択肢のそれぞれについての選択肢情報を記憶する。選択肢情報は、ユーザによる後述する端末4の入力デバイス43を用いた選択に基づいてユーザのメッセージを入力可能な選択肢の情報である。ユーザのメッセージは、会話用メッセージに対するキャラクタに宛てた会話用メッセージに対する回答である。選択肢に示される内容は、ユーザによる選択肢の選択に基づいてユーザのメッセージとなる。会話用メッセージがユーザに用件を尋ねるメッセージである場合、複数の選択肢は、用件である。複数の選択肢は、商品の在庫を用件として示す選択肢を含んでもよい。複数の選択肢は、商品の加工を用件として示す選択肢を含んでもよい。会話用メッセージがユーザに加工方法を尋ねるメッセージである場合、複数の選択肢は、加工方法である。商品が魚である場合、複数の選択肢は、三枚おろしを加工方法として示す選択肢を含んでもよい。複数の選択肢は、刺身用を加工方法として示す選択肢を含んでもよい。会話用メッセージがユーザに商品の加工の完了を伝えるメッセージである場合、複数の選択肢は、商品を取りに行くタイミングである。複数の選択肢は、商品をすぐ取りに行くことをタイミングとして示す選択肢を含んでもよい。複数の選択肢は、商品を後で取りに行くことをタイミングとして示す選択肢を含んでもよい。選択肢情報は、表示用の選択肢の情報を含んでもよい。選択肢情報は、音声出力用の選択肢の情報を含んでもよい。選択肢情報は、適宜設定可能である。選択肢は、ユーザに宛てたキャラクタのメッセージの一例である。
【0024】
通信インタフェース13は、サーバ1を他の装置と通信可能に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース13は、サーバ1の通信部の一例である。
【0025】
なお、サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0026】
プロセッサ10によって実現される各部について説明する。
プロセッサ10は、通信処理部101、位置処理部102、案内処理部103、会話処理部104及び通話処理部105を実現する。プロセッサ10によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ10によって実現される各部は、プロセッサ10及びメインメモリ11を含む制御部に実現されるということもできる。
【0027】
通信処理部101は、通信インタフェース13を介した端末4との通信を処理する。通信処理部101は、通信インタフェース13を介して、情報を端末4に出力する。通信処理部101は、通信インタフェース13を介して、情報を端末4から取得する。
【0028】
位置処理部102は、端末4の位置情報を時系列に取得する。端末4の位置情報は、店舗内における端末4の位置を示す情報である。位置処理部102は、通信処理部101が端末4の位置情報を端末4から取得することに基づいて、端末4の位置情報を取得してもよい。店舗システムSが複数のカメラを含む場合、位置処理部102は、複数のカメラの撮影データに基づいて、端末4の位置情報を取得してもよい。
【0029】
案内処理部103は、端末4に出力する案内用メッセージ情報を決定する。
【0030】
会話処理部104は、端末4において入力されるユーザのメッセージに基づいて、ユーザのメッセージに対する応答態様を決定する。ユーザのメッセージは、端末4においてユーザによる選択肢の選択に基づいて入力される選択肢に示される内容を含む。以下では、端末4においてユーザによる選択肢の選択に基づいて入力される選択肢に示される内容は、ユーザの選択メッセージともいう。ユーザのメッセージは、端末4においてユーザの音声に基づいて入力される音声データを含む。以下では、端末4においてユーザの音声に基づいて入力される音声データは、ユーザの音声メッセージともいう。応答態様は、通信処理部101により会話用メッセージ情報を端末4に出力する態様を含む。応答態様は、通話処理部105によりユーザと店員との音声通話を処理する態様を含む。ユーザと店員との音声通話は、ユーザの端末4と店員の端末との間の音声通話を指す。会話処理部104は、メッセージ処理部の一例である。
【0031】
通話処理部105は、ユーザと店員との音声通話を処理する。
【0032】
端末4の構成例について説明する。
図3は、端末4の構成例の概略を示すブロック図である。
端末4は、プロセッサ40、メインメモリ41、補助記憶デバイス42、入力デバイス43、表示デバイス44、撮影デバイス45、音声入力デバイス46、音声出力デバイス47、通信インタフェース48及び接続インタフェース49を含む。
図3では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0033】
プロセッサ40は、端末4の中枢部分に相当する。プロセッサ40は、端末4のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ40は、CPU等の種々の回路で構成されている。プロセッサ40は、端末4の処理回路の一例である。プロセッサ40は、メインメモリ41又は補助記憶デバイス42に予め記憶されているプログラムをメインメモリ41に展開する。プログラムは、プロセッサ40によって実現される後述する各部の処理をプロセッサ40に実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ40は、メインメモリ41に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
【0034】
メインメモリ41は、端末4の主記憶部分に相当する要素を含む。メインメモリ41は、端末4のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ41は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ41は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ41は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ40によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ41は、不揮発性のメモリ領域としてROMを含む。例えば、メインメモリ41は、揮発性のメモリ領域としてRAMを含む。
【0035】
補助記憶デバイス42は、端末4の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス42は、EEPROM、HDD、SSD又はフラッシュメモリ等であるが、これらに限定されない。補助記憶デバイス42は、上述のプログラム、プロセッサ40が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ40での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス42は、端末4の記憶部の一例である。
【0036】
入力デバイス43は、ユーザ操作に基づく指示を入力可能なデバイスである。入力デバイス43は、押下可能なボタンを含んでいてもよい。入力デバイス43は、表示デバイス44と一体で構成されたタッチパネルを含んでいてもよい。入力デバイス43は、端末4の入力部の一例である。
【0037】
表示デバイス44は、種々の画像を表示可能なデバイスである。表示デバイス44は、液晶ディスプレイ又は有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であるが、これらに限定されない。表示デバイス44は、端末4の表示部の一例である。
【0038】
撮影デバイス45は、撮影により画像データを取得可能なデバイスである。例えば、撮影デバイス45は、カメラである。
【0039】
音声入力デバイス46は、音声を入力可能なデバイスである。例えば、音声入力デバイス46は、マイクである。音声入力デバイス46は、端末4の入力部の一例である。
【0040】
音声出力デバイス47は、音声を出力可能なデバイスである。例えば、音声出力デバイス47は、スピーカである。音声出力デバイス47は、端末4の音声出力部の一例である。
【0041】
通信インタフェース48は、端末4を他の装置と通信可能に接続するためのインタフェースを含む。通信インタフェース48は、ビーコン信号を受信可能なインタフェースを含んでもよい。通信インタフェース48は、GPS(Global Positioning System)信号を受信可能なインタフェースを含んでもよい。通信インタフェース48は、端末4の通信部の一例である。
【0042】
接続インタフェース49は、デバイスを接続可能なインタフェースである。例えば、デバイスは、スキャナである。スキャナは、バーコードシンボル又は二次元コードシンボルといったコードシンボルに記録された情報を読取可能なデバイスである。
【0043】
なお、端末4のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。端末4は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0044】
プロセッサ40によって実現される各部について説明する。
プロセッサ40は、通信処理部401、出力処理部402、入力処理部403、位置処理部404及び通話処理部405を実現する。プロセッサ40によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ40によって実現される各部は、プロセッサ40及びメインメモリ41を含む制御部に実現されるということもできる。
【0045】
通信処理部401は、通信インタフェース48を介したサーバ1との通信を処理する。通信処理部401は、通信インタフェース48を介して、情報をサーバ1に出力する。通信処理部401は、通信インタフェース48を介して、情報をサーバ1から取得する。
【0046】
出力処理部402は、デバイスにおける情報の出力を処理する。出力処理部402は、画像を表示デバイス44に表示する。出力処理部402は、画像を表示デバイス44に表示する表示処理部を含む。出力処理部402は、音声を音声出力デバイス47から出力する。出力処理部402は、音声を音声出力デバイス47から出力する音声出力処理部を含む。
【0047】
入力処理部403は、ユーザの入力を処理する。入力処理部403は、入力デバイス43を介したユーザの操作に基づく入力を検出する。入力処理部403は、音声入力デバイス46を介したユーザの音声に基づく音声データの入力を検出する。入力処理部403は、端末4における商品登録を検出する。
【0048】
位置処理部404は、端末4の位置情報を時系列に取得する。位置処理部404は、通信インタフェース48で受信されるビーコン信号に基づいて端末4の位置情報を取得してもよい。この例では、店舗の複数のエリアのそれぞれには、エリアを示すビーコン信号を発信する発信機が設けられている。この例では、通信インタフェース48は、端末4の存在するエリアに応じた発信機から発信されるビーコン信号を受信する。位置処理部404は、通信インタフェース48で受信されるGPS信号に基づいて端末4の位置情報を取得してもよい。
【0049】
通話処理部405は、ユーザと店員との音声通話を処理する。
【0050】
(動作例)
次に、以上のように構成されたサーバ1のプロセッサ10及び端末4のプロセッサ40による処理について説明する。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0051】
地図の処理について説明する。
図4は、サーバ1のプロセッサ10による地図の処理の一例を示すフローチャートである。
【0052】
通信処理部101は、地図の表示指示を端末4から取得する(ACT1)。地図の表示指示は、地図を端末4の表示デバイス44に表示するための指示である。地図の表示指示は、ユーザの操作に基づいて端末4の入力デバイス43を介して入力される指示である。
【0053】
通信処理部101は、地図情報を端末4に出力する(ACT2)。ACT2では、例えば、通信処理部101は、地図の表示指示に基づいて、地図情報記憶領域121から地図情報を取得する。通信処理部101は、地図情報を端末4に出力する。地図情報は、地図を端末4の表示デバイス44に表示するための地図に関する情報の一例である。
【0054】
位置処理部102は、端末4の位置情報を取得する(ACT3)。
【0055】
通信処理部101は、端末4の現在地情報を端末4に出力する(ACT4)。端末4の現在地情報は、地図に重畳する端末4の現在地を示す情報である。端末4の現在地情報は、端末4の位置情報に基づく情報である。
【0056】
通信処理部101は、地図の表示終了指示を端末4から取得する(ACT5)。地図の表示終了指示は、端末4の表示デバイス44における地図の表示を終了するための指示である。地図の表示終了指示は、ユーザの操作に基づいて端末4の入力デバイス43を介して入力される指示である。地図の表示終了指示は、通信処理部101が地図の表示終了指示を端末4から取得する場合(ACT5、YES)、処理は、終了する。通信処理部101が地図の表示終了指示を端末4から取得しない場合(ACT5、NO)、処理は、ACT5からACT3へ遷移する。
【0057】
上述のように、サーバ1は、地図情報を端末4に出力することができる。地図は、店舗の複数のエリア及び店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタを示す。サーバ1は、地図情報の提供により、各エリアに店員がいるような活気のある店舗のイメージをユーザに提供することができる。
【0058】
図5は、端末4のプロセッサ40による地図の処理の一例を示すフローチャートである。
【0059】
入力処理部403は、地図の表示指示を検出する(ACT11)。ACT11では、例えば、入力処理部403は、ユーザの操作に基づく入力デバイス43を介した地図の表示指示の入力を検出する。
【0060】
通信処理部401は、地図の表示指示の入力に基づいて、地図の表示指示をサーバ1に出力する(ACT12)。
【0061】
通信処理部101は、サーバ1に出力された地図の表示指示に対する応答として、地図情報をサーバ1から取得する(ACT13)。
【0062】
出力処理部402は、地図情報に基づいて、地図を表示デバイス44に表示する(ACT14)。
【0063】
位置処理部404は、端末4の位置情報を取得する(ACT15)。
【0064】
通信処理部401は、位置処理部404による端末4の位置情報の取得に基づいて、端末4の位置情報をサーバ1に出力する(ACT16)。
【0065】
通信処理部401は、サーバ1に出力された端末4の位置情報に対する応答として、端末4の現在地情報をサーバ1から取得する(ACT17)。
【0066】
出力処理部402は、端末4の現在地情報に基づいて、地図に重畳するように端末4の現在地を表示デバイス44に表示する(ACT18)。
【0067】
入力処理部403は、地図の表示終了指示を検出する(ACT19)。ACT19では、例えば、入力処理部403は、ユーザの操作に基づく入力デバイス43を介した地図の表示終了指示の入力を検出する。入力処理部403が地図の表示終了指示を検出する場合(ACT19、YES)、処理は、終了する。入力処理部403が地図の表示終了指示を検出しない場合(ACT19、NO)、処理は、ACT19からACT15へ遷移する。
【0068】
上述のように、端末4は、地図を表示デバイス44に表示することができる。地図は、店舗の複数のエリア及び店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタを示す。端末4は、地図の表示により、各エリアに店員がいるような活気のある店舗のイメージをユーザに提供することができる。
【0069】
キャラクタの処理について説明する。
図6は、サーバ1のプロセッサ10によるキャラクタの処理の一例を示すフローチャートである。
【0070】
位置処理部102は、端末4の位置情報を取得する(ACT21)。
【0071】
通信処理部101は、複数のキャラクタのうち端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタ情報を端末4に出力する(ACT22)。ACT22では、例えば、位置処理部102は、端末4の位置情報に基づいて、端末4の位置情報で示される位置のエリアを検出する。位置処理部102は、位置処理部102によるエリアの検出に基づいて、キャラクタ情報記憶領域122から端末4の位置情報で示される位置のエリアに関連付けられているキャラクタ情報を取得する。通信処理部101は、位置処理部102により取得されるキャラクタ情報を端末4に出力する。キャラクタ情報は、キャラクタを端末4の表示デバイス44に表示するためのキャラクタに関する情報の一例である。
【0072】
位置処理部102は、端末4の位置情報を取得する(ACT23)。
【0073】
位置処理部102は、端末4の位置情報に基づいて、端末4の位置情報で示される位置のエリアの変化を検出する(ACT24)。ACT24では、例えば、位置処理部102は、端末4の位置情報で示される位置の第1のエリアから第1のエリアとは異なる第2のエリアへの移動を検出する。位置処理部102は、位置の第1のエリアから第2のエリアへの移動の検出に基づいて、第1のエリアから第2のエリアへのエリアの変化を検出する。位置処理部102がエリアの変化を検出する場合(ACT24、YES)、処理は、ACT24からACT25へ遷移する。位置処理部102がエリアの変化を検出しない場合(ACT24、NO)、処理は、ACT24からACT26へ遷移する。
【0074】
通信処理部101は、複数のキャラクタのうち端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタ情報を端末4に出力する(ACT25)。ACT25の処理は、ACT22の処理と同様である。通信処理部101は、第1のエリアに応じたキャラクタ情報を出力した後、エリアの変化に基づいて、第2のエリアに応じたキャラクタ情報を出力する。
【0075】
通信処理部101は、キャラクタの表示終了指示を端末4から取得する(ACT26)。キャラクタの表示終了指示は、端末4の表示デバイス44におけるキャラクタの表示を終了するための指示である。キャラクタの表示終了指示は、ユーザの操作に基づいて端末4の入力デバイス43を介して入力される指示である。通信処理部101がキャラクタの表示終了指示を端末4から取得する場合(ACT26、YES)、処理は、終了する。通信処理部101がキャラクタの表示終了指示を端末4から取得しない場合(ACT26、NO)、処理は、ACT26からACT23へ遷移する。
【0076】
上述のように、サーバ1は、端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタ情報を端末4に出力することができる。サーバ1は、エリア毎に端末4に出力するキャラクタ情報を変えることができるので、エリア毎に商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。
【0077】
図7は、端末4のプロセッサ40によるキャラクタの処理の一例を示すフローチャートである。
【0078】
位置処理部404は、端末4の位置情報を取得する(ACT31)。
【0079】
通信処理部401は、位置処理部404による端末4の位置情報の取得に基づいて、端末4の位置情報をサーバ1に出力する(ACT32)。
【0080】
通信処理部401は、サーバ1に出力された端末4の位置情報に対する応答として、複数のキャラクタのうち端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタ情報をサーバ1から取得する(ACT33)。通信処理部101がキャラクタ情報をサーバ1から取得する場合(ACT33、YES)、処理は、ACT33からACT34へ遷移する。通信処理部101がキャラクタ情報をサーバ1から取得しない場合(ACT33、NO)、処理は、ACT33からACT31へ遷移する。
【0081】
出力処理部402は、通信処理部101により取得されるキャラクタ情報に基づいて、端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタを表示デバイス44に表示する(ACT34)。出力処理部402は、第1のエリアに応じた第1のキャラクタの表示後、第1のエリアから第2のエリアへのエリアの変化に基づいて、第1のキャラクタの表示を消す。出力処理部402は、第1のキャラクタの表示を消した後、第2のエリアに応じた第2のキャラクタを表示する。
【0082】
入力処理部403は、キャラクタの表示終了指示を検出する(ACT35)。ACT35では、例えば、入力処理部403は、ユーザの操作に基づく入力デバイス43を介したキャラクタの表示終了指示の入力を検出する。入力処理部403がキャラクタの表示終了指示を検出する場合(ACT35、YES)、処理は、終了する。入力処理部403がキャラクタの表示終了指示を検出しない場合(ACT35、NO)、処理は、ACT35からACT31へ遷移する。
【0083】
上述のように、端末4は、端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタを表示デバイス44に表示することができる。端末4は、エリア毎に表示デバイス44に表示するキャラクタを変えるので、エリア毎に商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。
【0084】
案内用メッセージの処理について説明する。
図8は、サーバ1のプロセッサ10による案内用メッセージの表示処理の一例を示すフローチャートである。
【0085】
通信処理部101は、複数のキャラクタのうち端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタ情報を端末4に出力する(ACT41)。ACT41の処理は、ACT22の処理と同様である。
【0086】
案内処理部103は、キャラクタ情報を端末4に出力した後の経過時間が出力タイミングに到達したかを判定する(ACT42)。出力タイミングは、端末4に案内用メッセージ情報を出力するタイミングである。出力タイミングは、キャラクタ情報を端末4に出力した後の、案内用メッセージ毎に設定された任意のタイミングでもよい。任意のタイミングは、キャラクタ情報を端末4に出力した直後のタイミングでもよい。任意のタイミングは、キャラクタ情報を端末4に出力した後の所定時間経過後のタイミングでもよい。所定時間は、案内用メッセージに応じて異なってもよい。経過時間が出力タイミングに到達する場合(ACT42、YES)、処理は、ACT42からACT43へ遷移する。経過時間が出力タイミングに到達しない場合(ACT42、NO)、案内処理部103は、ACT42の処理を継続する。
【0087】
通信処理部101は、表示デバイス44におけるキャラクタの表示中に端末4の位置情報で示される位置のエリアについての案内用メッセージ情報を端末4に出力する(ACT43)。ACT43では、例えば、案内処理部103は、出力タイミングに基づいて、端末4に出力する案内用メッセージ情報を決定する。案内処理部103は、メッセージ情報記憶領域123から出力タイミングに応じた案内用メッセージ情報を取得する。通信処理部101は、案内処理部103により決定された出力タイミングに応じた案内用メッセージ情報を端末4に出力する。
【0088】
出力タイミングがキャラクタ情報を端末4に出力した直後のタイミングである場合について説明する。この場合、案内用メッセージ情報は、ユーザがエリアに来たことを示す案内用メッセージの情報でもよい。出力タイミングがキャラクタ情報を端末4に出力した後の所定時間経過後のタイミングである場合について説明する。この場合、案内用メッセージ情報は、エリアの推奨商品を示す案内用メッセージの情報でもよい。推奨商品は、店舗毎に設定されてもよいし、店舗を運営する会社で設定されてもよい。案内用メッセージ情報は、エリアの推奨商品を登録した他のユーザが推奨商品以外に登録した関連商品を案内する案内用メッセージの情報でもよい。案内用メッセージ情報は、端末4の位置情報で示される位置のエリアについての案内用メッセージを通知するための案内用メッセージに関する情報の一例である。通知は、案内用メッセージ情報に基づく案内用メッセージを表示により通知することを含む。通知は、案内用メッセージ情報に基づく案内用メッセージを音声出力により通知することを含む。
【0089】
通信処理部101は、キャラクタの表示終了指示を端末4から取得する(ACT44)。通信処理部101がキャラクタの表示終了指示を端末4から取得する場合(ACT44、YES)、処理は、終了する。通信処理部101がキャラクタの表示終了指示を端末4から取得しない場合(ACT44、NO)、処理は、ACT44からACT42へ遷移する。
【0090】
上述のように、サーバ1は、キャラクタの表示中に端末4の位置情報で示される位置のエリアについての案内用メッセージ情報を端末4に出力することができる。サーバ1は、案内用メッセージ情報を提供することにより、エリア毎に異なる案内用メッセージを端末4で通知することを支援することができる。サーバ1は、キャラクタの表示中に案内用メッセージ情報を提供することにより、キャラクタが話しかけるような態様で案内用メッセージを端末4で通知することを支援することができる。このように、サーバ1は、案内用メッセージ情報を提供することにより、エリア毎に商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。
【0091】
図9は、端末4のプロセッサ40による案内用メッセージの処理の一例を示すフローチャートである。
【0092】
通信処理部401は、端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタ情報をサーバ1から取得する(ACT51)。
【0093】
出力処理部402は、通信処理部101により取得されるキャラクタ情報に基づいて、キャラクタを表示デバイス44に表示する(ACT52)。
【0094】
通信処理部401は、端末4の位置情報で示される位置のエリアについての案内用メッセージ情報をサーバ1から取得する(ACT53)。通信処理部401が案内用メッセージ情報を取得する場合(ACT53、YES)、処理は、ACT53からACT54へ遷移する。通信処理部401が案内用メッセージ情報を取得しない場合(ACT53、NO)、通信処理部401は、ACT53の処理を継続する。
【0095】
出力処理部402は、案内用メッセージ情報に基づいて、表示デバイス44におけるキャラクタの表示中に案内用メッセージを通知する(ACT54)。出力処理部402は、キャラクタの表示中に端末4の位置情報で示される位置のエリアについての案内用メッセージを表示デバイス44に表示してもよい。出力処理部402は、案内用メッセージを表示デバイス44に表示後、所定の表示時間の経過に基づいて案内用メッセージの表示を消してもよい。出力処理部402は、キャラクタの表示中に端末4の位置情報で示される位置のエリアについての案内用メッセージを音声で音声出力デバイス47から出力してもよい。
【0096】
入力処理部403は、キャラクタの表示終了指示を検出する(ACT55)。入力処理部403がキャラクタの表示終了指示を検出する場合(ACT55、YES)、処理は、終了する。入力処理部403がキャラクタの表示終了指示を検出しない場合(ACT55、NO)、処理は、ACT55からACT53へ遷移する。
【0097】
上述のように、端末4は、キャラクタの表示中に端末4の位置情報で示される位置のエリアについての案内用メッセージを通知することができる。端末4は、案内用メッセージを通知することにより、エリア毎に異なる情報を通知することができる。端末4は、キャラクタの表示中に案内用メッセージを通知することにより、キャラクタが話しかけるような態様で案内用メッセージを通知することができる。このように、端末4は、案内用メッセージを通知することにより、エリア毎に商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。
【0098】
端末4におけるキャラクタの表示例について説明する。
図10は、端末4における第1のキャラクタ507の表示例を示す図である。
端末4の位置情報で示される位置のエリアは、野菜のエリアであるものとする。
【0099】
表示デバイス44は、地図の表示指示を入力可能な地図表示ボタン501を表示する。表示デバイス44は、地図情報に基づく地
図502を表示する。地
図502は、店舗の複数のエリア及び店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタを示す。例えば、地
図502は、野菜のエリアに、野菜のエリアに関する野菜を模したキャラクタを表示する。ここでは、野菜のエリアを第1のエリアの一例とする。野菜のエリアに関するキャラクタを第1のキャラクタの一例とする。例えば、地
図502は、魚介のエリアに、魚介のエリアに関する魚屋の店員を模したキャラクタを表示する。ここでは、魚介のエリアを第2のエリアの一例とする。魚介のエリアに関するキャラクタを第2のキャラクタの一例とする。表示デバイス44は、地
図502に重畳するようにルート503を表示する。ルート503は、ユーザが設定した1つ以上の購入予定の商品をピックアップするための現在地504を起点とするルートである。ルート503は、端末4の移動に伴い変化する。表示デバイス44は、地
図502に重畳するように、現在地情報に基づく現在地504を表示する。現在地504は、野菜のエリアである。地
図502における現在地504の表示位置は、端末4の移動に伴い変化する。
【0100】
表示デバイス44は、合計欄505を表示する。合計欄505は、登録商品の合計点数及び合計金額を示す。合計点数及び合計金額は、商品登録に基づいて変化する。
【0101】
表示デバイス44は、撮影デバイス45による撮影に基づく撮影画像506を表示する。撮影画像506は、野菜のエリアにおける画像である。撮影画像506は、端末4の移動に伴い変化する。表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、第1のキャラクタ507を表示する。第1のキャラクタ507は、第1のエリアに応じたキャラクタ情報に基づくキャラクタである。表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、案内用メッセージ情報に基づく案内用メッセージ508を表示する。案内用メッセージ508は、ユーザが第1のエリアに来たことを示すメッセージである。表示デバイス44は、第1のキャラクタ507の表示直後に案内用メッセージ508を表示してもよい。表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、会話の開始指示を入力可能な会話開始ボタン509を表示する。会話の開始指示は、キャラクタとユーザとの間の会話を開始するための指示である。会話の開始指示は、ユーザの操作に基づいて入力デバイス43を介して入力される指示である。キャラクタとユーザとの間の会話は、キャラクタのメッセージ及びユーザのメッセージによる会話である。
【0102】
図11は、端末4における第1のキャラクタ507の別の表示例を示す図である。
端末4の位置情報で示される位置のエリアは、野菜のエリアであるものとする。
【0103】
表示デバイス44は、案内用メッセージ508の表示を消した後に、撮影画像506に重畳するように、案内用メッセージ情報に基づく案内用メッセージ510を表示する。案内用メッセージ510は、第1のエリアの推奨商品を示すメッセージである。表示デバイス44は、第1のキャラクタ507の表示後から所定時間経過後に案内用メッセージ510を表示してもよい。表示デバイス44は、推奨商品欄511を表示する。推奨商品欄511は、推奨商品の詳細を示す。
【0104】
図12は、端末4における第2のキャラクタ512の表示例を示す図である。
端末4の位置情報で示される位置のエリアは、魚介のエリアであるものとする。
【0105】
地
図502における現在地504の表示位置は、
図10及び
図11の例とは異なり、魚介のエリアである。撮影画像506は、
図10及び
図11の例とは異なり、魚介のエリアにおける画像である。
【0106】
表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、第2のキャラクタ512を表示する。第2のキャラクタ512は、第2のエリアに応じたキャラクタ情報に基づくキャラクタである。例えば、表示デバイス44は、第1のエリアに応じた第1のキャラクタ507の表示後、第1のエリアから第2のエリアへのエリアの変化に基づいて、第1のキャラクタ507の表示を消す。表示デバイス44は、第1のキャラクタ507の表示を消した後、第2のキャラクタ512を表示する。表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、案内用メッセージ情報に基づく案内用メッセージ513を表示する。案内用メッセージ513は、ユーザが第2のエリアに来たことを示すメッセージである。表示デバイス44は、第2のキャラクタ512の表示直後に案内用メッセージ513を表示してもよい。
【0107】
キャラクタとユーザとの間の会話の処理について説明する。
キャラクタは、上述のように、端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタである。
【0108】
図13は、サーバ1のプロセッサ10によるキャラクタとユーザとの間の会話の処理の一例を示すフローチャートである。
【0109】
通信処理部101は、会話の開始指示を端末4から取得する(ACT61)。
【0110】
通信処理部101は、会話情報を端末4に出力する(ACT62)。ACT62では、例えば、会話処理部104は、通信処理部101により取得される会話の開始指示に基づいて、端末4に出力する会話情報を決定する。会話処理部104は、会話の開始指示に関連付けられている会話用メッセージ情報を、端末4に出力する会話情報として決定することができる。会話処理部104は、会話情報記憶領域124から会話の開始指示に関連付けられている会話用メッセージ情報を取得する。会話用メッセージ情報は、ユーザに用件を尋ねる会話用メッセージの情報でもよい。通信処理部101は、会話処理部104により決定された会話用メッセージ情報を端末4に出力する。会話用メッセージ情報は、会話用メッセージをキャラクタとユーザとの会話形式で表示デバイス44に表示するための会話用メッセージに関する情報の一例である。キャラクタとユーザとの会話形式は、キャラクタのメッセージ及びユーザのメッセージの両方を時系列に認識可能な態様の表示形式である。キャラクタのメッセージの表示タイミングは、通信処理部101による会話情報の出力に基づくタイミングである。ユーザのメッセージの表示タイミングは、端末4におけるユーザのメッセージの入力に基づくタイミングである。キャラクタのメッセージは、キャラクタの発話として識別可能な態様であり得る。ユーザのメッセージは、ユーザの発話として識別可能な態様であり得る。
【0111】
会話処理部104は、端末4に出力する会話用メッセージ情報に関連付けられている複数の選択肢についての選択肢情報を、端末4に出力する会話情報として決定することができる。会話処理部104は、会話情報記憶領域124から決定された複数の選択肢についての選択肢情報を取得する。会話用メッセージ情報がユーザに用件を尋ねる会話用メッセージの情報である場合を例にして説明する。この例では、選択肢情報は、用件を示す選択肢の情報である。会話処理部104は、商品の在庫を用件として示す選択肢の選択肢情報及び商品の加工を用件として示す選択肢の選択肢情報を取得してもよい。通信処理部101は、会話処理部104により決定された複数の選択肢についての選択肢情報を端末4に出力する。選択肢情報は、選択肢をキャラクタとユーザとの会話形式で表示デバイス44に表示するための選択肢に関する情報の一例である。
【0112】
会話処理部104は、端末4におけるユーザのメッセージの入力を検出する(ACT63)。端末4におけるユーザのメッセージの入力は、端末4の入力デバイス43又は音声入力デバイス46を介したユーザのメッセージの入力である。端末4の入力デバイス43又は音声入力デバイス46は、端末4においてユーザのメッセージを入力可能な端末4の入力部の一例である。ユーザのメッセージがユーザの選択メッセージの場合について説明する。会話処理部104は、通信処理部101による選択肢の選択指示の取得に基づいて、端末4におけるユーザの選択メッセージの入力を検出する。選択肢の選択指示は、ユーザの選択メッセージを入力するために、ユーザの操作に基づいて入力デバイス43を介して入力される選択肢を選択する指示である。ユーザの操作は、ユーザによる入力デバイス43を用いた選択肢の選択である。ユーザのメッセージがユーザの音声メッセージである場合について説明する。会話処理部104は、通信処理部101による音声データの取得に基づいて、端末4におけるユーザの音声メッセージの入力を検出する。音声データは、音声入力デバイス46を介して入力されるユーザの音声に基づくデータである。
【0113】
会話処理部104が端末4におけるユーザのメッセージの入力を検出する場合(ACT63、YES)、処理は、ACT63からACT64へ遷移する。会話処理部104が端末4におけるユーザのメッセージの入力を検出しない場合(ACT63、NO)、処理は、ACT63からACT70へ遷移する。
【0114】
会話処理部104は、端末4において入力されるユーザのメッセージがユーザの選択メッセージか否かを判定する(ACT64)。端末4において入力されるユーザのメッセージがユーザの選択メッセージである場合(ACT64、YES)、処理は、ACT64からACT65へ遷移する。端末4において入力されるユーザのメッセージがユーザの選択メッセージではない場合(ACT64、NO)、処理は、ACT64からACT67へ遷移する。端末4において入力されるユーザのメッセージがユーザの選択メッセージではない場合は、端末4において入力されるユーザのメッセージがユーザの音声メッセージである場合に対応する。
【0115】
通信処理部101は、会話情報を端末4に出力する(ACT65)。ACT65では、例えば、会話処理部104は、通信処理部101により取得される選択肢の選択指示に基づいて、端末4に出力する会話情報を決定する。会話処理部104は、選択肢の選択指示に応じた選択肢情報に関連付けられている会話用メッセージ情報を、端末4に出力する会話情報として決定することができる。会話処理部104は、会話情報記憶領域124から決定された会話用メッセージ情報を取得する。選択肢の選択指示に応じた選択肢情報が商品の加工を用件として示す選択肢の情報である場合、会話用メッセージ情報は、ユーザに加工対象の商品の登録を促す会話用メッセージの情報でもよい。選択肢の選択指示に応じた選択肢情報が加工方法を示す選択肢の情報である場合、会話用メッセージ情報は、ユーザに商品の加工の完了を伝える会話用メッセージでもよい。通信処理部101は、会話処理部104により決定された会話用メッセージ情報を端末4に出力する。
【0116】
会話処理部104は、端末4に出力する会話用メッセージ情報に関連付けられている複数の選択肢についての選択肢情報を、端末4に出力する会話情報として決定することができる。会話処理部104は、会話情報記憶領域124から決定された複数の選択肢についての選択肢情報を取得する。会話用メッセージ情報がユーザに商品の加工の完了を伝える会話用メッセージの情報である場合を例にして説明する。この例では、選択肢情報は、商品を取りに行くタイミングを示す選択肢の情報である。会話処理部104は、商品をすぐ取りに行くことをタイミングとして示す選択肢の選択肢情報及び商品を後で取りに行くことをタイミングとして示す選択肢の選択肢情報を取得してもよい。通信処理部101は、会話処理部104により決定された複数の選択肢についての選択肢情報を端末4に出力する。
【0117】
通信処理部101は、会話の終了指示を端末4から取得する(ACT66)。会話の終了指示は、キャラクタとユーザとの間の会話を終了するための指示である。会話の終了指示は、ユーザの操作に基づいて入力デバイス43を介して入力される指示である。通信処理部101が会話の終了指示を端末4から取得する場合(ACT66、YES)、処理は、終了する。通信処理部101が会話の終了指示を端末4から取得しない場合(ACT66、NO)、処理は、ACT66からACT63へ遷移する。
【0118】
会話処理部104は、ユーザの音声メッセージに基づいて、ユーザと店員との音声通話を処理するか否かを決定する(ACT67)。ACT67では、例えば、会話処理部104は、ユーザの音声メッセージを解析する。音声データの解析処理については公知の技術でもよい。会話処理部104は、解析に基づいて、会話情報記憶領域124にユーザの音声メッセージに対する応答となる会話用メッセージ情報が存在する否かを判定する。応答となる会話用メッセージ情報が存在しない場合、会話処理部104は、ユーザと店員との音声通話を処理すると決定する。応答となる会話用メッセージ情報が存在する場合、会話処理部104は、ユーザと店員との音声通話を処理しないと決定する。会話処理部104がユーザと店員との音声通話を処理しないと決定することは、会話処理部104が会話用メッセージ情報を端末4に出力すると決定することに対応する。会話処理部104がユーザと店員との音声通話を処理すると決定する場合(ACT67、YES)、処理は、ACT67からACT68へ遷移する。会話処理部104がユーザと店員との音声通話を処理しないと決定する場合(ACT67、NO)、処理は、ACT67からACT69へ遷移する。
【0119】
通話処理部105は、ユーザと店員との音声通話を処理する(ACT68)。ACT68は、例えば、通話処理部105は、ユーザの端末4と店員の端末との間の音声通話を開始するように処理する。通話処理部105は、ユーザのメッセージに対する応答として通信処理部101により会話用メッセージを端末4に出力されない場合、音声通話を処理するということもできる。
【0120】
通信処理部101は、会話情報を端末4に出力する(ACT69)。ACT69では、例えば、会話処理部104は、ユーザの音声メッセージの解析に基づいて、端末4に出力する会話情報を決定する。会話処理部104は、ユーザの音声メッセージに対する応答となる会話用メッセージ情報を、端末4に出力する会話情報として決定することができる。会話処理部104は、会話情報記憶領域124から決定された会話用メッセージ情報を取得する。通信処理部101は、会話処理部104により決定された会話用メッセージ情報を端末4に出力する。会話処理部104は、端末4に出力する会話用メッセージ情報に関連付けられている複数の選択肢についての選択肢情報を、端末4に出力する会話情報として決定することができる。会話処理部104は、会話情報記憶領域124から決定された複数の選択肢についての選択肢情報を取得する。通信処理部101は、会話処理部104により決定された複数の選択肢についての選択肢情報を端末4に出力する。
【0121】
会話処理部104は、端末4における商品登録を検出する(ACT70)。ACT70では、例えば、会話処理部104は、通信処理部101による端末4からの登録商品の商品コードの取得に基づいて、端末4における商品登録を検出する。商品コードは、商品を一意に識別可能な商品識別情報である。端末4における商品登録は、端末4に接続されたスキャナ又は端末4の撮影デバイス45を介した端末4による商品コードの取得に基づく商品登録である。端末4は、端末4に接続されたスキャナによる商品に付されたコードシンボルの読み取りに基づいて商品コードを取得してもよい。商品に付されたコードシンボルは、商品コードを記録したコードシンボルである。端末4は、撮影デバイス45による商品に付されたコードシンボルの読み取りに基づいて商品コードを取得してもよい。スキャナ又は撮影デバイス45は、コードシンボルの読取部の一例である。会話処理部104が端末4における商品登録を検出する場合(ACT70、YES)、処理は、ACT70からACT71へ遷移する。会話処理部104が端末4における商品登録を検出しない場合(ACT70、NO)、処理は、ACT70からACT66へ遷移する。
【0122】
通信処理部101は、登録商品についての会話情報を端末4に出力する(ACT71)。ACT71では、例えば、会話処理部104は、通信処理部101により取得される商品コードに基づいて、端末4に出力する会話情報を決定する。会話処理部104は、登録商品の商品コードで識別される商品に関連付けられている会話用メッセージ情報を、端末4に出力する会話情報として決定することができる。会話処理部104は、会話情報記憶領域124から決定された会話用メッセージ情報を取得する。登録商品の商品コードで識別される商品が魚である場合、会話用メッセージ情報は、ユーザに加工方法を尋ねる会話用メッセージの情報でもよい。通信処理部101は、会話処理部104により決定された登録商品についての会話用メッセージ情報を端末4に出力する。
【0123】
会話処理部104は、端末4に出力する会話用メッセージ情報に関連付けられている複数の選択肢についての選択肢情報を、端末4に出力する会話情報として決定することができる。会話処理部104は、会話情報記憶領域124から決定された複数の選択肢についての選択肢情報を取得する。会話用メッセージ情報がユーザに加工方法を尋ねる会話用メッセージの情報である場合を例にして説明する。この例では、選択肢情報は、加工方法を示す選択肢の情報である。会話処理部104は、三枚おろしを加工方法として示す選択肢の選択肢情報及び刺身用を加工方法として示す選択肢の選択肢情報を取得してもよい。通信処理部101は、会話処理部104により決定された登録商品についての選択肢情報を端末4に出力する。
【0124】
上述のように、サーバ1は、会話用メッセージ情報を端末4に出力することができる。サーバ1は、買物中に会話用メッセージ情報を端末4に出力することにより、店舗において商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。さらに、サーバ1は、ユーザのメッセージに応じた会話用メッセージ情報を端末4に出力することで、商店で見られるような専門家のようなきめ細かい接客を支援することができる。
【0125】
上述のように、サーバ1は、複数の選択肢についての選択肢情報を端末4に出力することができる。サーバ1は、買物中に選択肢情報を端末4に出力することにより、キャラクタとユーザとの間のテンポの良い会話を実現する。サーバ1は、テンポの良い会話の実現により、店舗において商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。さらに、サーバ1は、買物中に選択肢情報を端末4に出力することにより、ユーザがメッセージを容易に入力できるように支援することができる。
【0126】
上述のように、サーバ1は、登録商品についての会話用メッセージ情報を端末4に出力することができる。サーバ1は、登録商品についての選択肢情報を端末4に出力することができる。これにより、サーバ1は、登録商品の加工方法のやり取り等、商店で見られるような専門家のようなきめ細かい接客を支援することができる。
【0127】
上述のACT63~ACT69の処理により、会話処理部104は、ユーザのメッセージに基づいて、ユーザのメッセージに対する応答態様を決定する。典型例では、会話処理部104は、ユーザのメッセージに基づいて、会話用メッセージ情報を端末4に出力するのか、ユーザと店員との音声通話を処理するのかを決定する。この例では、ユーザのメッセージがユーザの選択メッセージである場合、会話処理部104は、会話用メッセージ情報を端末4に出力すると決定する。ユーザのメッセージがユーザの音声メッセージである場合、会話処理部104は、ユーザの音声メッセージに基づいて、会話用メッセージ情報を端末4に出力するのか、ユーザと店員との音声通話を処理するのかを決定する。応答となる会話用メッセージ情報が存在しない場合、会話処理部104は、ユーザと店員との音声通話を処理すると決定する。応答となる会話用メッセージ情報が存在する場合、会話処理部104は、会話用メッセージ情報を端末4に出力すると決定する。
【0128】
なお、会話処理部104は、ユーザのメッセージの種別に基づいて、会話用メッセージ情報を端末4に出力するのか、ユーザと店員との音声通話を処理するのかを決定してもよい。この例では、ユーザのメッセージがユーザの選択メッセージである場合、会話処理部104は、会話用メッセージ情報を端末4に出力すると決定する。ユーザのメッセージがユーザの音声メッセージである場合、会話処理部104は、ユーザと店員との音声通話を処理すると決定する。
【0129】
上述のように、サーバ1は、ユーザのメッセージに基づいて応答態様を決定することができる。サーバ1は、店舗において商店で見られるような活気のある接客を自動応答により支援しつつ、必要に応じて店員による通話応答を実現することができる。
【0130】
会話用メッセージ情報は、会話用メッセージを会話形式で表示デバイス44に表示するための会話用メッセージに関する情報の一例であるものとして説明したが、これに限定されない。会話用メッセージは、表示デバイス44に表示されればよく、会話用メッセージの表示態様は、会話形式に限定されない。そのため、会話用メッセージ情報は、会話用メッセージを表示デバイス44に表示するための会話用メッセージに関する情報の一例でもよい。同様に、選択肢情報は、選択肢を会話形式で表示デバイス44に表示するための選択肢に関する情報の一例であるものとして説明したが、これに限定されない。選択肢は、表示デバイス44に表示されればよく、選択肢の表示態様は、会話形式に限定されない。そのため、選択肢情報は、選択肢を表示デバイス44に表示するための選択肢に関する情報の一例でもよい。
【0131】
図14は、端末4のプロセッサ40によるキャラクタとユーザとの間の会話の処理の一例を示すフローチャートである。
【0132】
入力処理部403は、会話の開始指示を検出する(ACT81)。ACT81では、例えば、入力処理部403は、ユーザの操作に基づく入力デバイス43を介した会話の開始指示の入力を検出する。
【0133】
出力処理部402は、会話の開始指示の入力に基づいて、会話領域を表示デバイス44に表示する(ACT82)。会話領域は、キャラクタのメッセージ及びユーザのメッセージをキャラクタとユーザとの会話形式で表示するための領域である。
【0134】
通信処理部401は、会話の開始指示の入力に基づいて、会話の開始指示をサーバ1に出力する(ACT83)。
【0135】
通信処理部401は、サーバ1に出力された会話の開始指示に対する応答として、会話情報をサーバ1から取得する(ACT84)ACT84では、例えば、通信処理部401は、会話用メッセージ情報をサーバ1から取得する。会話処理部104は、会話用メッセージ情報に関連付けられている複数の選択肢についての選択肢情報をサーバ1から取得する。会話用メッセージ情報は、ユーザに用件を尋ねる会話用メッセージの情報でもよい。この例では、選択肢情報は、用件を示す選択肢の情報である。選択肢情報は、商品の在庫を用件として示す選択肢の情報でもよい。選択肢情報は、商品の加工を用件として示す選択肢の情報でもよい。
【0136】
出力処理部402は、会話情報を通知する(ACT85)。ACT85では、例えば、出力処理部402は、会話用メッセージ情報に基づいて、会話形式で会話用メッセージを表示デバイス44に表示する。出力処理部402は、会話用メッセージ情報に基づいて、会話用メッセージを音声で音声出力デバイス47から出力してもよい。出力処理部402は、複数の選択肢についての選択肢情報に基づいて、会話形式で複数の選択肢を表示デバイス44に表示する。例えば、出力処理部402は、複数の選択肢のそれぞれについて、入力デバイス43を用いて選択可能なボタンを表示デバイス44に表示する。出力処理部402は、複数の選択肢についての選択肢情報に基づいて、複数の選択肢を音声で音声出力デバイス47から出力してもよい。
【0137】
入力処理部403は、ユーザメッセージの入力を検出する(ACT86)。ユーザのメッセージがユーザの選択メッセージの場合について説明する。入力処理部403は、ユーザの操作に基づく入力デバイス43を介した選択肢の選択指示の入力に基づいて、ユーザの選択メッセージの入力を検出する。ユーザのメッセージがユーザの音声メッセージである場合について説明する。入力処理部403は、音声入力デバイス46を介したユーザの音声に基づく音声データの入力に基づいて、ユーザの音声メッセージの入力を検出する。入力処理部403がユーザメッセージの入力を検出する場合(ACT86、YES)、処理は、ACT86からACT87へ遷移する。入力処理部403がユーザメッセージの入力を検出しない場合(ACT86、NO)、処理は、ACT86からACT97へ遷移する。
【0138】
入力処理部403は、ユーザのメッセージがユーザの選択メッセージか否かを判定する(ACT87)。ユーザのメッセージがユーザの選択メッセージである場合(ACT87、YES)、処理は、ACT87からACT88へ遷移する。なお、出力処理部402は、ユーザの選択メッセージの入力に基づいて、会話形式でユーザの選択メッセージを表示デバイス44に表示する。出力処理部402は、ユーザの選択メッセージの入力に基づいて、ユーザの選択メッセージを音声で音声出力デバイス47から出力してもよい。ユーザのメッセージがユーザの選択メッセージではない場合(ACT87、NO)、処理は、ACT87からACT92へ遷移する。ユーザのメッセージがユーザの選択メッセージではない場合は、ユーザのメッセージがユーザの音声メッセージである場合に対応する。
【0139】
通信処理部401は、ユーザの選択メッセージの入力に基づいて、選択肢の選択指示をサーバ1に出力する(ACT88)。
【0140】
通信処理部401は、サーバ1に出力された選択肢の選択指示に対する応答として、会話情報をサーバ1から取得する(ACT89)。ACT89の処理は、ACT84の処理と同様である。
【0141】
出力処理部402は、会話情報を通知する(ACT90)。ACT90の処理は、上述のACT85の処理と同様である。
【0142】
入力処理部403は、会話の終了指示を検出する(ACT91)。入力処理部403が会話の終了指示を検出する場合(ACT91、YES)、処理は、終了する。入力処理部403が会話の終了指示を検出しない場合(ACT91、NO)、処理は、ACT91からACT86へ遷移する。
【0143】
通信処理部401は、ユーザの音声メッセージの入力に基づいて、音声データをサーバ1に出力する(ACT92)。
【0144】
通話処理部405は、ユーザと店員との音声通話の開始を決定する(ACT93)。ACT93では、例えば、通話処理部405は、通話処理部405は、サーバ1からの音声通話の開始の通知に基づいて、音声通話の開始を決定してもよい。通話処理部405が音声通話の開始を決定しない場合(ACT93、NO)、処理は、ACT93からACT94へ遷移する。通話処理部405が音声通話の開始を決定する場合(ACT93、YES)、処理は、ACT93からACT96へ遷移する。
【0145】
通信処理部401は、サーバ1に出力された音声データに対する応答として、会話情報をサーバ1から取得する(ACT94)ACT94の処理は、ACT84の処理と同様である。
【0146】
出力処理部402は、会話情報を通知する(ACT95)。ACT95の処理は、上述のACT85の処理と同様である。
【0147】
通話処理部405は、ユーザと店員との音声通話を処理する(ACT96)。ACT96は、例えば、通話処理部105は、ユーザの端末4と店員の端末との間の音声通話を開始するように処理する。通話処理部405は、出力処理部402がユーザのメッセージに対する応答として会話用メッセージを表示デバイス44に表示しない場合、音声通話を処理するということもできる。
【0148】
入力処理部403は、端末4における商品登録を検出する(ACT97)。入力処理部403が商品登録を検出する場合(ACT97、YES)、処理は、ACT97からACT98へ遷移する。なお、出力処理部402は、商品登録に基づいて、登録商品の名称等の登録商品情報を表示デバイス44に表示してもよい。入力処理部403が商品登録を検出しない場合(ACT97、NO)、処理は、ACT97からACT91へ遷移する。
【0149】
通信処理部401は、登録商品についての会話情報をサーバ1から取得する(ACT98)。ACT98では、例えば、通信処理部401は、登録商品についての会話用メッセージ情報をサーバ1から取得する。通信処理部401は、登録商品についての複数の選択肢の選択肢情報をサーバ1から取得する。登録商品が魚である場合、会話用メッセージ情報は、ユーザに加工方法を尋ねる会話用メッセージの情報でもよい。選択肢情報は、加工方法を示す選択肢の情報である。選択肢情報は、三枚おろしを加工方法として示す選択肢の情報でもよい。選択肢情報は、刺身用を加工方法として示す選択肢の情報でもよい。
【0150】
出力処理部402は、会話情報を通知する(ACT99)。ACT99では、例えば、出力処理部402は、会話用メッセージ情報に基づいて、会話形式で登録商品についての会話用メッセージを表示デバイス44に表示する。出力処理部402は、会話用メッセージ情報に基づいて、登録商品についての会話用メッセージを音声で音声出力デバイス47から出力してもよい。出力処理部402は、複数の選択肢についての選択肢情報に基づいて、会話形式で登録商品についての複数の選択肢を表示デバイス44に表示する。出力処理部402は、複数の選択肢についての選択肢情報に基づいて、登録商品についての複数の選択肢を音声で音声出力デバイス47から出力してもよい。
【0151】
上述のように、端末4は、会話用メッセージを表示することができる。端末4は、買物中に会話用メッセージ表示することにより、店舗において商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。さらに、端末4は、ユーザのメッセージに応じた会話用メッセージ表示することで、商店で見られるような活気のある専門家のようなきめ細かい接客を支援することができる。
【0152】
上述のように、端末4は、複数の選択肢を表示することができる。端末4は、買物中に複数の選択肢を表示することにより、キャラクタとユーザとの間のテンポの良い会話を実現する。端末4は、テンポの良い会話の実現により、店舗において商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。さらに、端末4は、買物中に複数の選択肢を表示することにより、ユーザがメッセージを容易に入力できるように支援することができる。
【0153】
上述のように、端末4は、登録商品についての会話用メッセージを表示することができる。端末4は、登録商品についての複数の選択肢を表示することができる。これにより、端末4は、登録商品の加工方法のやり取り等、商店で見られるような活気のある専門家のようなきめ細かい接客を支援することができる。
【0154】
上述のように、端末4は、ユーザのメッセージに対する応答としてキャラクタのメッセージを表示しない場合、音声通話を処理することができる。これにより、端末4は、店舗において商店で見られるような活気のある接客を自動応答により支援しつつ、必要に応じて店員による通話応答を実現することができる。
【0155】
なお、出力処理部402が会話形式で会話用メッセージを表示デバイス44に表示する例について説明したが、これに限定されない。出力処理部402は、会話用メッセージを表示デバイス44に表示すればよく、会話用メッセージの表示態様は、会話形式に限定されない。同様に、出力処理部402が会話形式で複数の選択肢を表示デバイス44に表示する例について説明したが、これに限定されない。出力処理部402は、複数の選択肢を表示デバイス44に表示すればよく、複数の選択肢の表示態様は、会話形式に限定されない。
【0156】
図15は、端末4におけるキャラクタとユーザとの間の会話の表示例を示す図である。
端末4の位置情報で示される位置のエリアは、魚介のエリアであるものとする。ユーザは、入力デバイス43を用いて、
図12に示す会話開始ボタン509を選択するものとする。
【0157】
表示デバイス44は、会話開始ボタン509の選択に基づいて、会話領域514を表示する。表示デバイス44は、会話領域514の表示に伴い、サイズを第1のサイズから第1のサイズよりも小さい第2のサイズに変更した第2のキャラクタ512を表示する。
図12は、第1のサイズの第2のキャラクタ512を例示する。
図15は、第2のサイズの第2のキャラクタ512を例示する。
【0158】
表示デバイス44は、会話の終了指示を入力可能な会話終了ボタン515を表示する。ユーザが入力デバイス43を用いて会話終了ボタン515を選択する場合、表示デバイス44は、会話領域514の表示を消す。表示デバイス44は、会話領域514の表示を消した後、サイズを第2のサイズから第1のサイズに変更した第2のキャラクタ512を表示する。
【0159】
表示デバイス44は、会話領域514において、会話用メッセージ516を表示する。会話用メッセージ516は、ユーザに用件を尋ねるメッセージである。表示デバイス44は、会話領域514において、会話用メッセージ516に関連付けられている選択肢517及び選択肢518を表示する。選択肢517は、商品の在庫を用件として示すボタンである。選択肢517は、ユーザによる選択に基づいて商品の在庫をユーザのメッセージとして入力可能なボタンである。選択肢518は、商品の加工を用件として示すボタンである。選択肢518は、ユーザによる入力デバイス43を用いた選択に基づいて商品の加工をユーザのメッセージとして入力可能なボタンである。
【0160】
表示デバイス44は、音声入力開始ボタン519を表示する。音声入力開始ボタン519は、音声入力の開始指示を入力可能なボタンである。音声入力の開始指示は、音声入力デバイス46を介してユーザの音声に基づく音声データをユーザのメッセージとして入力可能にするための指示である。
【0161】
図16は、端末4におけるキャラクタとユーザとの間の会話の別の表示例を示す図である。
表示デバイス44は、会話領域514において、会話用メッセージ520を表示する。会話用メッセージ520は、ユーザに加工対象の商品の登録を促すメッセージである。表示デバイス44は、会話領域514において、会話用メッセージ520よりも下方に、登録商品情報521を表示する。登録商品情報521は、会話用メッセージ520の表示後の商品登録に基づく登録商品の名称等の情報である。表示デバイス44は、会話領域514において、登録商品情報521よりも下方に、会話用メッセージ522を表示する。会話用メッセージ522は、ユーザに加工方法を尋ねるメッセージである。表示デバイス44は、会話領域514において、会話用メッセージ522に関連付けられている選択肢523及び選択肢524を表示する。選択肢523は、三枚おろしを加工方法として示すボタンである。選択肢523は、ユーザによる入力デバイス43を用いた選択に基づいて三枚おろしをユーザのメッセージとして入力可能なボタンである。選択肢524は、刺身用を加工方法として示すボタンである。選択肢524は、ユーザによる入力デバイス43を用いた選択に基づいて刺身用をユーザのメッセージとして入力可能なボタンである。
【0162】
図17は、端末4におけるキャラクタとユーザとの間の会話のさらに別の表示例を示す図である。
図17に示す会話用メッセージの表示態様は、会話形式ではない例である。
【0163】
表示デバイス44は、第1のサイズで第2のキャラクタ512を表示する。表示デバイス44は、会話用メッセージ525を表示する。会話用メッセージ525は、ユーザに商品の加工の完了を伝えるメッセージである。表示デバイス44は、会話用メッセージ525に関連付けられている選択肢526及び選択肢527を表示する。選択肢526は、商品をすぐ取りに行くことをタイミングとして示すボタンである。選択肢526は、ユーザによる入力デバイス43を用いた選択に基づいて商品をすぐ取りに行くことをユーザのメッセージとして入力可能なボタンである。選択肢527は、商品を後で取りに行くことをタイミングとして示すボタンである。選択肢527は、ユーザによる入力デバイス43を用いた選択に基づいて商品を後で取りに行くことをユーザのメッセージとして入力可能なボタンである。
【0164】
(効果)
実施形態によれば、情報処理装置は、端末の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタに関する情報を端末に出力することができる。端末は、端末の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタを表示部に表示することができる。
これにより、本実施形態は、エリア毎に表示するキャラクタを変えることができるので、エリア毎に商店で見られるような活気のある接客を支援することができる。本実施形態は、活気のある接客により、活気のある店舗のイメージを作り上げることができるので、売り場の雰囲気を盛り上げることができる。
【0165】
上述の実施形態は、以下のように表されてもよい。
(1) 端末の位置情報を取得する位置処理部と、
店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタのうち前記位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタに関する情報を前記端末に出力する通信処理部と、
を備える情報処理装置。
(2) 前記通信処理部は、前記端末の表示部における前記キャラクタの表示中に前記位置情報で示される位置のエリアについてのメッセージに関する情報を前記端末に出力する、(1)に記載の情報処理装置。
(3) 前記通信処理部は、前記複数のエリア及び前記複数のキャラクタを示す地図に関する情報を前記端末に出力する、(1)に記載の情報処理装置。
(4) 前記通信処理部は、前記キャラクタと前記端末のユーザとの会話形式で前記端末の表示部に表示するための前記キャラクタのメッセージに関する情報を前記端末に出力する、(1)に記載の情報処理装置。
(5) 前記通信処理部は、前記端末を用いて登録された商品についての前記キャラクタのメッセージに関する情報を前記端末に出力する、(4)に記載の情報処理装置。
(6) 前記通信処理部は、前記キャラクタのメッセージに対する前記ユーザのメッセージを入力可能な複数の選択肢に関する情報を前記端末に出力する、(4)に記載の情報処理装置。
(7) 前記端末において入力される前記ユーザのメッセージに基づいて、前記キャラクタのメッセージの情報を前記端末に出力するのか、前記ユーザと店員との音声通話を処理するのかを決定するメッセージ処理部をさらに備える、(4)に記載の情報処理装置。
(8) 端末の位置情報を取得する位置処理部と、
店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタのうち前記位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタを表示部に表示する出力処理部と、
を備える端末。
(9) 前記出力処理部は、前記表示部における前記キャラクタの表示中に前記位置情報で示される位置のエリアについてのメッセージを前記表示部に表示する、(8)に記載の端末。
(10) 前記出力処理部は、前記複数のエリア及び前記複数のキャラクタを示す地図を前記表示部に表示する、(8)に記載の端末。
(11) 前記出力処理部は、前記キャラクタと前記端末のユーザとの会話形式で前記キャラクタのメッセージを前記表示部に表示する、(8)に記載の端末。
(12) 前記出力処理部は、前記端末を用いて登録された商品についての前記キャラクタのメッセージを前記表示部に表示する、(11)に記載の端末。
(13) 前記出力処理部は、前記キャラクタのメッセージに対する前記ユーザのメッセージを入力可能な複数の選択肢を表示部に表示する、(11)に記載の端末。
(14) 前記出力処理部が前記端末において入力される前記ユーザのメッセージに対する応答として前記キャラクタのメッセージを前記表示部に表示しない場合、前記ユーザと店員との音声通話を処理する通話処理部をさらに備える、(11)に記載の端末。
(15) コンピュータに、
端末の位置情報を取得する機能と、
店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタのうち前記位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタに関する情報を前記端末に出力する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
(16) 端末のコンピュータに、
端末の位置情報を取得する機能と、
店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタのうち前記位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタを表示部に表示する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
【0166】
[他の実施形態]
上述の実施形態では、サーバ1の補助記憶デバイス12が地図情報、キャラクタ情報、案内用メッセージ情報、会話用メッセージ情報及び選択肢情報を記憶する例について説明したが、これに限定されない。端末4の補助記憶デバイス42は、地図情報を記憶してもよい。この例では、サーバ1の通信処理部101は、地図情報に代えて、地図を指定する情報を端末4に出力してもよい。地図を指定する情報は、地図を端末4の表示デバイス44に表示するための地図に関する情報の一例である。端末4の補助記憶デバイス42は、キャラクタ情報を記憶してもよい。この例では、サーバ1の通信処理部101は、キャラクタ情報に代えて、キャラクタを指定する情報を端末4に出力してもよい。キャラクタを指定する情報は、キャラクタを端末4の表示デバイス44に表示するためのキャラクタに関する情報の一例である。端末4の補助記憶デバイス42は、案内用メッセージ情報を記憶してもよい。この例では、サーバ1の通信処理部101は、案内用メッセージ情報に代えて、案内用メッセージを指定する情報を端末4に出力してもよい。案内用メッセージを指定する情報は、案内用メッセージを通知するための案内用メッセージに関する情報の一例である。端末4の補助記憶デバイス42は、会話用メッセージ情報を記憶してもよい。この例では、サーバ1の通信処理部101は、会話用メッセージ情報に代えて、会話用メッセージを指定する情報を端末4に出力してもよい。会話用メッセージを指定する情報は、会話用メッセージを表示デバイス44に表示するための会話用メッセージに関する情報の一例である。端末4の補助記憶デバイス42は、選択肢情報を記憶してもよい。この例では、サーバ1の通信処理部101は、選択肢情報に代えて、選択肢を指定する情報を端末4に出力してもよい。選択肢を指定する情報は、選択肢を表示デバイス44に表示するための選択肢に関する情報の一例である。
【0167】
上述の実施形態は、装置又は端末だけでなく、装置又は端末が実行する方法に適用されてもよい。上述の実施形態は、装置又は端末のコンピュータに各機能を実行させることが可能なプログラムに適用されてもよい。上述の実施形態は、プログラムを記憶する記録媒体に適用されてもよい。
【0168】
プログラムは、実施形態に係る装置に記憶された状態で譲渡されてよいし、装置に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0169】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0170】
1…サーバ、2…アクセスポイント、3…会計装置、4…端末、10…プロセッサ、11…メインメモリ、12…補助記憶デバイス、13…通信インタフェース、40…プロセッサ、41…メインメモリ、42…補助記憶デバイス、43…入力デバイス、44…表示デバイス、45…撮影デバイス、46…音声入力デバイス、47…音声出力デバイス、48…通信インタフェース、49…接続インタフェース、101…通信処理部、102…位置処理部、103…案内処理部、104…会話処理部、105…通話処理部、121…地図情報記憶領域、122…キャラクタ情報記憶領域、123…メッセージ情報記憶領域、124…会話情報記憶領域、401…通信処理部、402…出力処理部、403…入力処理部、404…位置処理部、405…通話処理部、501…地図表示ボタン、502…地図、503…ルート、504…現在地、505…合計欄、506…撮影画像、507…第1のキャラクタ、508…案内用メッセージ、509…会話開始ボタン、510…案内用メッセージ、511…推奨商品欄、512…第2のキャラクタ、513…案内用メッセージ、514…会話領域、515…会話終了ボタン、516…会話用メッセージ、517…選択肢、518…選択肢、519…音声入力開始ボタン、520…会話用メッセージ、521…登録商品情報、522…会話用メッセージ、523…選択肢、524…選択肢、525…会話用メッセージ、526…選択肢、527…選択肢、C…カート、NW…ネットワーク。