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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114418
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20240816BHJP
   G06Q 30/015 20230101ALI20240816BHJP
   G07G 1/00 20060101ALI20240816BHJP
   G07G 1/01 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06Q30/015
G07G1/00 301Z
G07G1/01 301D
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020172
(22)【出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】南部 和哉
(72)【発明者】
【氏名】大谷 優奈
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 真紀
(72)【発明者】
【氏名】山田 邦由
(72)【発明者】
【氏名】角田 真結子
(72)【発明者】
【氏名】山本 惣一
【テーマコード(参考)】
3E142
5E555
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
3E142CA12
3E142CA17
3E142DA08
3E142EA04
3E142EA22
3E142FA03
3E142FA04
3E142FA08
3E142FA12
3E142GA16
3E142GA22
3E142GA41
3E142JA01
3E142JA03
5E555AA25
5E555AA64
5E555BA04
5E555BA24
5E555BA34
5E555BB04
5E555BB34
5E555CB51
5E555FA00
5L030BB08
5L030BB72
5L049BB08
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】店舗での買物の利便性を向上させる。
【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、位置処理部と、通信処理部とを備える。位置処理部は、ユーザの端末の位置情報を取得する。通信処理部は、店舗の複数のエリアのうち位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についてのユーザとは異なる他のユーザの登録実績に関する情報を端末に出力する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの端末の位置情報を取得する位置処理部と、
店舗の複数のエリアのうち前記位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についての前記ユーザとは異なる他のユーザの登録実績に関する情報を前記端末に出力する通信処理部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記通信処理部は、前記他のユーザの登録実績を有する前記推奨商品とは異なる他の商品に関する情報を前記端末に出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通信処理部は、前記推奨商品及び前記他の商品に基づく前記推奨商品の購入目的に関する情報を前記端末に出力する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通信処理部は、前記購入目的についての前記推奨商品及び前記他の商品を含む複数の商品に関する情報を前記端末に出力する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータに、
ユーザの端末の位置情報を取得する機能と、
店舗の複数のエリアのうち前記位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についての前記ユーザとは異なる他のユーザの登録実績に関する情報を前記端末に出力する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット等の店舗では、店舗内を回遊時に、ユーザ自身が商品を登録することが可能なシステムが増加している。このシステムには、例えば、商品の登録機能等を有するショッピングカートシステム、ユーザ自身が所有する携帯端末若しくは店舗等が予め用意した携帯端末等を用いるセルフスキャンニングシステム等がある。このように、ユーザは買物中に端末を用いるため、買物中のユーザに情報を提供する環境が整いつつある。
【0003】
そこで、店舗での買物の利便性を向上させるような情報をユーザに提供することが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-89572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、店舗での買物の利便性を向上させる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る情報処理装置は、位置処理部と、通信処理部とを備える。位置処理部は、ユーザの端末の位置情報を取得する。通信処理部は、店舗の複数のエリアのうち位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についてのユーザとは異なる他のユーザの登録実績に関する情報を端末に出力する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る店舗システムの構成例の概略を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態に係るサーバの構成例の概略を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係る端末の構成例の概略を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態に係るサーバのプロセッサによる処理の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、実施形態に係る端末のプロセッサによる処理の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、実施形態に係る端末におけるキャラクタの表示例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る端末における登録実績の表示例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る端末における推奨レシピの表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
以下、実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。
【0009】
(構成例)
図1は、店舗システムSの構成例の概略を示すブロック図である。
店舗システムSは、サーバ1、アクセスポイント2、会計装置3及び端末4を含む。サーバ1、アクセスポイント2及び会計装置3は、ネットワークNWを介して互いに通信可能に接続されている。ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)等である。LANは、無線LANでもよいし、有線LANでもよい。図1は、1台のアクセスポイント2を示しているが、店舗システムSは、複数台のアクセスポイント2を含むことができる。図1は、1台の会計装置3を示しているが、店舗システムSは、複数台の会計装置3を含むことができる。図1は、1台の端末4を示しているが、店舗システムSは、複数台の端末4を含むことができる。店舗システムSは、少なくとも2つの装置を含むシステムを指すこともある。
【0010】
サーバ1は、店舗における情報を処理する装置である。サーバ1は、情報処理装置の一例である。サーバ1の構成例については後述する。
【0011】
アクセスポイント2は、端末4と無線通信可能な装置である。アクセスポイント2は、サーバ1と端末4との通信を中継する。
【0012】
会計装置3は、ユーザにより端末4を用いて登録された商品の会計を処理する装置である。以下では、登録された商品は、登録商品ともいう。商品の登録は、商品登録ともいう。商品登録は、会計の対象となる商品の登録である。会計装置3は、現金によるオフラインの会計を処理することができる。会計装置3は、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済又はポイント等によるオンラインの会計を処理することができる。
【0013】
端末4は、店舗で買物をするユーザが用いる装置である。端末4は、アクセスポイント2と無線で通信し、アクセスポイント2を経由してサーバ1と通信する。端末4は、アクセスポイント2を経由することなく、移動体通信網又はインターネット等のネットワークを介して、サーバ1と通信してもよい。端末4は、ショッピングカートCに搭載されている。ショッピングカートCは、商品を運搬するための運搬具の一例である。端末4は、タブレット端末又はスマートフォン等であるが、これらに限定されない。端末4の構成例については後述する。なお、端末4は、必ずしもショッピングカートCに搭載されていない形態であってもよく、店舗で買物をするユーザが手に保有して操作する形態であってもよい。
【0014】
上述のような店舗システムSにおいて、ユーザは、以下のように、買物を行う。ユーザは、端末4を搭載したショッピングカートCとともに店舗内を回る。ユーザは、端末4を用いて商品登録を行う。ユーザは、登録商品をショッピングカートCに入れる。ユーザは、商品登録を終了すると、会計装置3へ向かう。ユーザは、全ての登録商品の会計を会計装置3で行う。または、例えば、端末4は、ユーザが所望するオンラインによる非現金の決済方法(例えば、クレジットカードによるクレジット決済、デビットカードによる決済、電子マネー媒体による決済、コード決済又はポイントカード利用によるポイント決済等)の何れか一つまたは複数を予め記憶しておく。そして、端末4は、予め端末4上に記憶された決済方法による会計を実行するユーザの操作を受け付けると、登録商品に対する会計を実行させてもよい。この場合、ユーザは会計装置3で登録商品の会計を行う代わりに端末4上にて会計を完了させることが可能となる。
【0015】
サーバ1の構成例について説明する。
図2は、サーバ1の構成例の概略を示すブロック図である。
サーバ1は、プロセッサ10、メインメモリ11、補助記憶デバイス12及び通信インタフェース13を含む。図2では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0016】
プロセッサ10は、サーバ1の中枢部分に相当する。プロセッサ10は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)等の種々の回路で構成されている。プロセッサ10は、サーバ1の処理回路の一例である。プロセッサ10は、メインメモリ11又は補助記憶デバイス12に予め記憶されているプログラムをメインメモリ11に展開する。プログラムは、プロセッサ10によって実現される後述する各部の処理をプロセッサ10に実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ10は、メインメモリ11に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
【0017】
メインメモリ11は、サーバ1の主記憶部分に相当する要素を含む。メインメモリ11は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ10によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。
【0018】
補助記憶デバイス12は、サーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス12は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等であるが、これらに限定されない。補助記憶デバイス12は、上述のプログラム、プロセッサ10が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ10での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス12は、サーバ1の記憶部の一例である。
【0019】
補助記憶デバイス12は、地図情報記憶領域121を含む。地図情報記憶領域121は、地図情報を記憶する。地図情報は、店舗内における地図の画像の情報である。地図は、店舗の複数のエリア及び店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタを示す。エリアは、商品のカテゴリー毎に分けられた仮想的な領域である。エリアは、果物、野菜、魚介又は肉等のエリアであるが、これらに限定されない。地図は、エリア毎に、エリアに関する1つのキャラクタを示す。キャラクタは、エリアと関連性の高いものである。または、各キャラクタは、各エリアに関連する商品を想起・連想させる外観を有するものであってもよい。例えば、野菜のエリアに関するキャラクタは、野菜を模したキャラクタでもよい。魚介のエリアに関するキャラクタは、魚屋の店員を模したキャラクタでもよい。キャラクタは、アバター等の画像であるが、これに限定されない。地図情報は、適宜更新され得る。
【0020】
補助記憶デバイス12は、キャラクタ情報記憶領域122を含む。キャラクタ情報記憶領域122は、複数のキャラクタのそれぞれについてのキャラクタ情報を記憶する。キャラクタ情報は、キャラクタの画像の情報である。キャラクタ情報は、エリアに関連付けられている。キャラクタ情報は、適宜更新され得る。
【0021】
補助記憶デバイス12は、商品管理情報記憶領域123を含む。商品管理情報記憶領域123は、店舗に陳列される複数の商品のそれぞれについての商品管理情報を記憶する。商品管理情報は、商品を管理するための情報である。商品管理情報は、商品の商品コードを含む。商品コードは、商品を一意に識別可能な商品識別情報である。商品管理情報は、商品の名称及び価格を含む。商品情報は、商品の画像を含んでもよい。商品管理情報は、商品についての陳列エリアを含む。陳列エリアは、店舗の複数のエリアのうち商品が陳列される何れかのエリアである。商品管理情報は、商品が推奨商品か否かを示す情報を含む。推奨商品は、ユーザに推奨する商品である。推奨商品は、店舗毎に設定されてもよいし、店舗を運営する会社で設定されてもよい。店舗の複数のエリアは、1つの推奨商品が設定されているエリアを含んでもよい。店舗の複数のエリアは、複数の推奨商品が設定されているエリアを含んでもよい。店舗の複数のエリアは、1つも推奨商品が設定されていないエリアを含んでもよい。商品管理情報は、適宜更新され得る。
【0022】
補助記憶デバイス12は、取引管理情報記憶領域124を含む。取引管理情報記憶領域124は、複数の取引のそれぞれについての取引管理情報を記憶する。取引は、商品の会計に基づく商品の取引である。取引管理情報記憶領域124は、会計済みの取引の取引管理情報を記憶する。会計済みは、商品の会計に基づいて端末4を用いた買物を終了したことを含む。取引管理情報記憶領域124は、未会計の取引の取引管理情報を記憶する。未会計は、商品の会計前であり、端末4を用いた買物中であることを含む。
【0023】
取引管理情報は、取引IDを含む。取引IDは、端末4を用いた買物の開始時に買物毎に端末4に対して発行される、取引を一意に識別可能な取引識別情報である。取引管理情報は、端末IDを含む。端末IDは、買物に用いられる端末4を一意に識別可能な端末識別情報である。会計済の取引の取引管理情報は、購入済の商品毎の商品コードを含む。購入済は、会計済に対応する。購入済の商品は、会計に基づいて購入された商品である。会計済の取引の取引管理情報は、購入済の商品毎の購入個数を含む。未会計の取引の取引管理情報は、登録中の登録商品毎の商品コードを含む。登録中は、端末4を用いて商品登録された後から端末4を用いた返品処理がされることなく継続する会計前までの期間である。未会計の取引の取引管理情報は、登録中の登録商品毎の登録個数を含む。未会計の取引の取引管理情報は、買物メモを含む。買物メモは、ユーザが予め設定した1つ以上の購入予定の商品のデータである。買物メモは、ユーザが設定した1つ以上の購入予定の商品のそれぞれの商品コードを含む。
【0024】
補助記憶デバイス12は、メニュー管理情報記憶領域125を含む。メニュー管理情報記憶領域125は、複数のメニューのそれぞれについてのメニュー管理情報を記憶する。メニューは、複数の材料を用いた料理である。メニュー管理情報は、メニューの名称、メニューの画像、メニューを作るためのレシピを含んでもよい。レシピは、メニューを作るための複数の材料の情報、材料の量に関する情報を含む。また、レシピは、複数の材料を用いてメニューを作るための手順を含んでもよい。メニュー管理情報は、メニューを作るための複数の材料に対応する複数の商品のそれぞれの商品コードを含む。なお、レシピは、1の材料を用いてメニューを作るための材料の量、メニューを作るための手順、1の材料に対応する商品コードを含んでもよい。
【0025】
通信インタフェース13は、サーバ1を他の装置と通信可能に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース13は、サーバ1の通信部の一例である。
【0026】
なお、サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0027】
プロセッサ10によって実現される各部について説明する。
プロセッサ10は、通信処理部101、位置処理部102及び情報処理部103を実現する。プロセッサ10によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ10によって実現される各部は、プロセッサ10及びメインメモリ11を含む制御部に実現されるということもできる。
【0028】
通信処理部101は、通信インタフェース13を介した端末4との通信を処理する。通信処理部101は、通信インタフェース13を介して、情報を端末4に出力する。通信処理部101は、通信インタフェース13を介して、情報を端末4から取得する。
【0029】
位置処理部102は、端末4の位置情報を時系列に取得する。端末4の位置情報は、店舗内における端末4の位置を示す情報である。位置処理部102は、通信処理部101が端末4の位置情報を端末4から取得することに基づいて、端末4の位置情報を取得してもよい。店舗システムSが複数のカメラを含む場合、位置処理部102は、複数のカメラの撮影データに基づいて、端末4の位置情報を取得してもよい。
【0030】
情報処理部103は、各種情報処理を実行する。
【0031】
端末4の構成例について説明する。
図3は、端末4の構成例の概略を示すブロック図である。
端末4は、プロセッサ40、メインメモリ41、補助記憶デバイス42、入力デバイス43、表示デバイス44、撮影デバイス45、音声入力デバイス46、音声出力デバイス47、通信インタフェース48及び接続インタフェース49を含む。図3では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0032】
プロセッサ40は、端末4の中枢部分に相当する。プロセッサ40は、端末4のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ40は、CPU等の種々の回路で構成されている。プロセッサ40は、端末4の処理回路の一例である。プロセッサ40は、メインメモリ41又は補助記憶デバイス42に予め記憶されているプログラムをメインメモリ41に展開する。プログラムは、プロセッサ40によって実現される後述する各部の処理をプロセッサ40に実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ40は、メインメモリ41に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
【0033】
メインメモリ41は、端末4の主記憶部分に相当する要素を含む。メインメモリ41は、端末4のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ41は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ41は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ41は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ40によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ41は、不揮発性のメモリ領域としてROMを含む。例えば、メインメモリ41は、揮発性のメモリ領域としてRAMを含む。
【0034】
補助記憶デバイス42は、端末4の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス42は、EEPROM、HDD、SSD又はフラッシュメモリ等であるが、これらに限定されない。補助記憶デバイス42は、上述のプログラム、プロセッサ40が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ40での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス42は、端末4の記憶部の一例である。
【0035】
入力デバイス43は、ユーザ操作に基づく指示を入力可能なデバイスである。入力デバイス43は、押下可能なボタンを含んでいてもよい。入力デバイス43は、表示デバイス44と一体で構成されたタッチパネルを含んでいてもよい。入力デバイス43は、端末4の入力部の一例である。
【0036】
表示デバイス44は、種々の画像を表示可能なデバイスである。表示デバイス44は、液晶ディスプレイ又は有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であるが、これらに限定されない。表示デバイス44は、端末4の表示部の一例である。
【0037】
撮影デバイス45は、撮影により画像データを取得可能なデバイスである。例えば、撮影デバイス45は、カメラである。
【0038】
音声入力デバイス46は、音声を入力可能なデバイスである。例えば、音声入力デバイス46は、マイクである。音声入力デバイス46は、端末4の入力部の一例である。
【0039】
音声出力デバイス47は、音声を出力可能なデバイスである。例えば、音声出力デバイス47は、スピーカである。音声出力デバイス47は、端末4の音声出力部の一例である。
【0040】
通信インタフェース48は、端末4を他の装置と通信可能に接続するためのインタフェースを含む。通信インタフェース48は、ビーコン信号を受信可能なインタフェースを含んでもよい。通信インタフェース48は、GPS(Global Positioning System)信号を受信可能なインタフェースを含んでもよい。通信インタフェース48は、端末4の通信部の一例である。
【0041】
接続インタフェース49は、デバイスを接続可能なインタフェースである。例えば、デバイスは、スキャナである。スキャナは、バーコードシンボル又は二次元コードシンボルといったコードシンボルに記録された情報を読取可能なデバイスである。
【0042】
なお、端末4のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。端末4は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0043】
プロセッサ40によって実現される各部について説明する。
プロセッサ40は、通信処理部401、表示処理部402、位置処理部403及び入力処理部404を実現する。プロセッサ40によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ40によって実現される各部は、プロセッサ40及びメインメモリ41を含む制御部に実現されるということもできる。
【0044】
通信処理部401は、通信インタフェース48を介したサーバ1との通信を処理する。通信処理部401は、通信インタフェース48を介して、情報をサーバ1に出力する。通信処理部401は、通信インタフェース48を介して、情報をサーバ1から取得する。
【0045】
表示処理部402は、画像を表示デバイス44に表示する。
【0046】
位置処理部403は、端末4の位置情報を時系列に取得する。位置処理部403は、通信インタフェース48で受信されるビーコン信号に基づいて端末4の位置情報を取得してもよい。この例では、店舗の複数のエリアのそれぞれには、エリアを示すビーコン信号を発信する発信機が設けられている。この例では、通信インタフェース48は、端末4の存在するエリアに応じた発信機から発信されるビーコン信号を受信する。位置処理部403は、通信インタフェース48で受信されるGPS信号に基づいて端末4の位置情報を取得してもよい。
【0047】
入力処理部404は、入力デバイス43を介したユーザの操作に基づく入力を検出する。
【0048】
(動作例)
次に、以上のように構成されたサーバ1のプロセッサ10及び端末4のプロセッサ40による処理について説明する。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0049】
図4は、サーバ1のプロセッサ10による処理の一例を示すフローチャートである。
【0050】
位置処理部102は、端末4の位置情報を取得する(ACT1)。
【0051】
通信処理部101は、複数のキャラクタのうち端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタ情報を端末4に出力する(ACT2)。ACT2では、例えば、位置処理部102は、端末4の位置情報に基づいて、端末4の位置情報で示される位置のエリアを検出する。情報処理部103は、位置処理部102によるエリアの検出に基づいて、キャラクタ情報記憶領域122から端末4の位置情報で示される位置のエリアに関連付けられているキャラクタ情報を取得する。通信処理部101は、情報処理部103により取得されるキャラクタ情報を端末4に出力する。キャラクタ情報は、キャラクタを端末4の表示デバイス44に表示するためのキャラクタに関する情報の一例である。
【0052】
位置処理部102は、端末4の位置情報に基づいて、端末4の位置情報で示される位置のエリアの変化を検出することができる。例えば、位置処理部102は、端末4の位置情報で示される位置の第1のエリアから第1のエリアとは異なる第2のエリアへの移動を検出する。位置処理部102は、位置の第1のエリアから第2のエリアへの移動の検出に基づいて、第1のエリアから第2のエリアへのエリアの変化を検出する。通信処理部101は、第1のエリアに応じたキャラクタ情報を出力した後、エリアの変化に基づいて、第2のエリアに応じたキャラクタ情報を出力する。
【0053】
通信処理部101は、店舗の複数のエリアのうち端末4の位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品情報を端末4に出力する(ACT3)。ACT3では、例えば、情報処理部103は、商品管理情報記憶領域123に記憶されている情報に基づいて推奨商品情報を生成する。推奨商品情報は、推奨商品についての情報である。推奨商品情報は、推奨商品の名称及び価格を含む。推奨商品情報は、推奨商品の画像を含んでもよい。この例では、情報処理部103は、商品管理情報に含まれる陳列エリア及び商品が推奨商品か否かを示す情報に基づいて、位置処理部102により検出されたエリアにおける推奨商品を検索する。情報処理部103は、検索された推奨商品に対応する商品管理情報に含まれる商品の名称及び価格を推奨商品の名称及び価格として取得する。情報処理部103は、検索された推奨商品に対応する商品管理情報に含まれる商品の画像を推奨商品の画像として取得してもよい。
【0054】
通信処理部101は、位置処理部102により端末4があるエリアに入ったことを検出された直後に、このエリアにおける推奨商品情報を端末4に出力してもよい。通信処理部101は、位置処理部102により端末4があるエリアに入ったことを検出された後の所定時間経過後に、このエリアにおける推奨商品情報を端末4に出力してもよい。上述のように、位置処理部102は、端末4の位置情報に基づいて、端末4の位置情報で示される位置のエリアの変化を検出することができる。そのため、通信処理部101は、第1のエリアにおける推奨商品情報を出力した後、エリアの変化に基づいて、第2のエリアにおける推奨商品情報を出力する。推奨商品情報は、推奨商品を端末4の表示デバイス44に表示するための推奨商品に関する情報の一例である。
【0055】
情報処理部103は、店舗の複数のエリアのうち位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についての他のユーザの登録実績をカウントする(ACT4)「他のユーザ」の表記は、特に断りのない限り、ユーザとは異なる1人以上の他のユーザを指すものとする。登録実績は、商品の登録に関する実績である。ACT4では、例えば、情報処理部103は、取引管理情報記憶領域124に記憶されている情報に基づいて他のユーザの登録実績をカウントする。情報処理部103は、情報処理部103が登録実績をカウントする時点における他のユーザの登録実績をカウントしてもよい。
【0056】
登録実績は、他のユーザの登録中の実績を含むことができる。登録中の実績は、推奨商品を登録中の他のユーザが存在することを含むことができる。登録中の実績は、推奨商品を登録中の他のユーザの人数を含むことができる。登録中の実績は、他のユーザの登録中の推奨商品についての個数を含むことができる。
【0057】
情報処理部103は、取引管理情報記憶領域124に記憶されている情報に基づいて他のユーザの登録中の実績をカウントする。この例では、推奨商品に対応する商品管理情報に含まれる商品の商品コードを、推奨商品の商品コードとして取得する。情報処理部103は、推奨商品の商品コードを登録中の登録商品の商品コードとして含む未会計の取引の取引管理情報のレコード数をカウントする。情報処理部103は、推奨商品の商品コードを含む未会計の取引の取引管理情報のレコード数をカウントすることより、推奨商品を登録中の他のユーザが存在することをカウントする。情報処理部103は、推奨商品の商品コードを含む未会計の取引の取引管理情報のレコード数を、推奨商品を登録中の他のユーザの人数としてカウントする。情報処理部103は、推奨商品の商品コードを登録中の登録商品の商品コードとして含む未会計の取引の取引管理情報のそれぞれについて、推奨商品の登録個数をカウントする。情報処理部103は、推奨商品の登録個数の合計を、他のユーザの登録中の推奨商品についての個数としてカウントする。
【0058】
登録実績は、他のユーザの購入済の実績を含むことができる。購入済の商品は、商品登録後に会計済みの商品であるので、購入済の実績は、登録実績に含まれる。購入済の実績は、推奨商品を購入済の他のユーザが存在することを含むことができる。購入済の実績は、推奨商品を購入済の他のユーザの人数を含むことができる。購入済の実績は、他のユーザの購入済の推奨商品についての個数を含むことができる。購入済の実績は、第1の時点から第2の時点までの期間の実績である。第1の時点は、店舗の開店の時点でもよいし、第2の時点から設定された時間遡った時点でもよい。第2の時点は、情報処理部103が登録実績をカウントする時点でもよい。
【0059】
情報処理部103は、取引管理情報記憶領域124に記憶されている情報に基づいて他のユーザの購入済の実績をカウントする。この例では、推奨商品に対応する商品管理情報に含まれる商品の商品コードを、推奨商品の商品コードとして取得する。情報処理部103は、推奨商品の商品コードを購入済の商品の商品コードとして含む会計済の取引の取引管理情報のレコード数をカウントする。情報処理部103は、推奨商品の商品コードを含む会計済の取引の取引管理情報のレコード数をカウントすることにより、推奨商品を購入済の他のユーザが存在することをカウントする。情報処理部103は、推奨商品の商品コードを購入済の商品の商品コードとして含む会計済の取引の取引管理情報のレコード数を、推奨商品を購入済の他のユーザの人数としてカウントする。情報処理部103は、推奨商品の商品コードを購入済の商品の商品コードとして含む会計済の取引の取引管理情報のそれぞれについて、推奨商品の購入個数をカウントする。情報処理部103は、推奨商品の購入個数の合計を、他のユーザの購入済の推奨商品についての個数としてカウントする。
【0060】
登録実績は、他のユーザの登録中の実績と他のユーザの購入済の実績とを合わせた実績を含むことができる。以下では、他のユーザの登録中の実績と他のユーザの購入済の実績とを合わせた実績は、合計実績ともいう。合計実績は、推奨商品を登録中又は推奨商品を購入済の他のユーザが存在することを含むことができる。合計実績は、推奨商品を登録中の他のユーザの人数及び推奨商品を購入済の他のユーザの人数の合計人数を含むことができる。合計実績は、他のユーザの登録中の推奨商品についての個数及び他のユーザの購入済の推奨商品についての個数の合計個数を含むことができる。情報処理部103は、上述のように他のユーザの登録中の実績及び他のユーザの購入済の実績をカウントすることにより、合計実績をカウントする。
【0061】
情報処理部103は、1つの店舗の情報に基づいて他のユーザの登録実績をカウントしてもよい。情報処理部103は、複数の店舗の情報に基づいて他のユーザの登録実績をカウントしてもよい。
【0062】
通信処理部101は、登録実績情報を端末4に出力する(ACT5)。ACT5では、例えば、情報処理部103は、カウントとされた他のユーザの登録実績に基づいて、登録実績情報を生成する。登録実績情報は、推奨商品についての他のユーザの登録実績についての情報である。登録実績情報は、情報処理部103によりカウントされた他のユーザの登録実績を含む。登録実績情報は、登録実績を端末4の表示デバイス44に表示するための登録実績に関する情報の一例である。
【0063】
通信処理部101は、関連商品情報を端末4に出力する(ACT6)。関連商品情報は、他のユーザの登録実績を有する関連商品についての情報である。関連商品は、推奨商品とは異なる商品である。「関連商品」の表記は、特に断りのない限り、1つ以上の関連商品を指すものとする。関連商品は、推奨商品とは異なる他の商品の一例である。関連商品情報は、関連商品の名称及び価格を含む。関連商品情報は、関連商品の画像を含んでもよい。関連商品情報は、関連商品の登録実績に基づく個数を含んでもよい。関連商品情報は、関連商品の登録実績に基づく他のユーザの人数を含んでもよい。
【0064】
他のユーザの登録実績が他のユーザの登録中の実績を含む場合、他のユーザの登録実績を有する関連商品は、他のユーザの登録中の関連商品を含む。他のユーザの登録実績が他のユーザの購入済の実績を含む場合、他のユーザの登録実績を有する関連商品は、他のユーザの購入済の関連商品を含む。他のユーザの登録実績が合計実績を含む場合、他のユーザの登録実績を有する関連商品は、他のユーザの登録中の関連商品及び他のユーザの購入済の関連商品を含む。
【0065】
ACT6では、例えば、情報処理部103は、商品管理情報記憶領域123及び取引管理情報記憶領域124に記憶されている情報に基づいて関連商品情報を生成する。情報処理部103は、情報処理部103が登録実績をカウントする時点における関連商品情報を生成してもよい。通信処理部101は、情報処理部103により生成される関連商品情報を端末4に出力する。関連商品情報は、関連商品を端末4の表示デバイス44に表示するための関連商品に関する情報の一例である。
【0066】
他のユーザの登録実績を有する関連商品が他のユーザの登録中の関連商品を含む例について説明する。この例では、情報処理部103は、取引管理情報記憶領域124において、推奨商品の商品コードを登録中の登録商品の商品コードとして含む未会計の取引の取引管理情報を検索する。情報処理部103は、検索された未会計の取引の取引管理情報のそれぞれから、推奨商品の商品コードとは異なる登録中の登録商品の商品コードを、関連商品の商品コードとして検索する。情報処理部103は、関連商品毎に、検索された関連商品の商品コードに対応する商品管理情報に含まれる商品の名称及び価格を、関連商品の名称及び価格として取得する。情報処理部103は、関連商品毎に、検索された関連商品の商品コードに対応する商品管理情報に含まれる商品の画像を、関連商品の画像として取得してもよい。
【0067】
情報処理部103は、関連商品毎に、関連商品の商品コードを登録中の登録商品の商品コードとして含む未会計の取引の取引管理情報のそれぞれについて、関連商品の登録個数をカウントする。情報処理部103は、関連商品毎に、関連商品の登録個数の合計を、関連商品の登録実績に基づく個数としてカウントしてもよい。情報処理部103は、関連商品毎に、関連商品の商品コードを登録中の登録商品の商品コードとして含む未会計の取引の取引管理情報のレコード数をカウントする。情報処理部103は、関連商品毎に、関連商品の商品コードを含む未会計の取引の取引管理情報のレコード数を、関連商品の登録実績に基づく他のユーザの人数としてカウントしてもよい。
【0068】
他のユーザの登録実績を有する関連商品が他のユーザの購入済の関連商品を含む例について説明する。この例では、情報処理部103は、取引管理情報記憶領域124において、推奨商品の商品コードを購入済の登録商品の商品コードとして含む会計済の取引の取引管理情報を検索する。情報処理部103は、検索された会計済の取引の取引管理情報のそれぞれから、推奨商品の商品コードとは異なる購入済の登録商品の商品コードを、関連商品の商品コードとして検索する。情報処理部103は、関連商品毎に、検索された関連商品の商品コードに対応する商品管理情報に含まれる商品の名称及び価格を、関連商品の名称及び価格として取得する。情報処理部103は、関連商品毎に、検索された関連商品の商品コードに対応する商品管理情報に含まれる商品の画像を、関連商品の画像として取得してもよい。
【0069】
情報処理部103は、関連商品毎に、関連商品の商品コードを購入済の登録商品の商品コードとして含む会計済の取引の取引管理情報のそれぞれについて、関連商品の登録個数をカウントする。情報処理部103は、関連商品毎に、関連商品の登録個数の合計を、関連商品の登録実績に基づく個数としてカウントしてもよい。情報処理部103は、関連商品毎に、関連商品の商品コードを購入済の登録商品の商品コードとして含む会計済の取引の取引管理情報のレコード数をカウントする。情報処理部103は、関連商品毎に、関連商品の商品コードを含む会計済の取引の取引管理情報のレコード数を、関連商品の登録実績に基づく他のユーザの人数としてカウントしてもよい。
【0070】
他のユーザの登録実績を有する関連商品が他のユーザの登録中の関連商品及び他のユーザの購入済の関連商品を含む例について説明する。この例における情報処理部103の処理は、他のユーザの登録中の関連商品に関する処理及び他のユーザの購入済の関連商品に関する処理を合わせた処理でもよい。
【0071】
情報処理部103は、推奨メニュー情報を端末4に出力する(ACT7)。推奨メニュー情報は、推奨商品及び他の商品に基づく推奨メニューについての情報である。推奨メニュー情報は、推奨メニューの名称を含んでもよい。推奨メニュー情報は、推奨メニューの画像を含んでもよい。推奨メニューは、推奨商品及び少なくとも1つの関連商品を用いたメニューである。推奨商品が筍であり、関連商品がキュウリである場合、推奨メニューは、ジャージャー麺でもよい。推奨商品が筍であり、関連商品が豚肉である場合、推奨メニューは、チンジャオロースでもよい。「推奨メニュー」の表記は、特に断りのない限り、1つ以上の推奨メニューを指すものとする。推奨メニューは、推奨商品の購入目的の一例である。
【0072】
ACT7では、例えば、情報処理部103は、メニュー管理情報記憶領域125に記憶されている情報に基づいて推奨メニュー情報を生成する。この例では、情報処理部103は、推奨商品の商品コード及び少なくとも1つの関連商品の商品コードを含むメニュー管理情報を検索する。情報処理部103は、探索されたメニュー管理情報毎に、メニュー管理情報に含まれるメニューの名称を、推奨メニューの名称として取得する。情報処理部103は、探索されたメニュー管理情報毎に、メニュー管理情報に含まれるメニューの画像を、推奨メニューの画像として取得する。通信処理部101は、情報処理部103により生成される推奨メニュー情報を端末4に出力する。推奨メニュー情報は、推奨メニューを端末4の表示デバイス44に表示するための推奨メニューに関する情報の一例である。
【0073】
通信処理部101は、推奨レシピ情報を端末4に出力する(ACT8)。推奨レシピ情報は、推奨レシピについての情報である。推奨レシピ情報は、推奨レシピを含む。推奨レシピは、推奨メニューについてのレシピである。推奨レシピは、推奨メニューを作るための複数の材料を含む。複数の材料は、推奨商品及び関連商品を含む。複数の材料は、複数の商品の一例である。推奨レシピは、推奨メニューを作るための複数の材料の量を含む。推奨レシピは、複数の材料を用いて推奨メニューを作るための手順を含んでもよい。「推奨レシピ」の表記は、特に断りのない限り、1つ以上の推奨レシピを指すものとする。
【0074】
ACT8では、例えば、情報処理部103は、メニュー管理情報記憶領域125に記憶されている情報に基づいて推奨レシピ情報を生成する。この例では、情報処理部103は、推奨メニュー毎に、推奨メニューに対応するメニュー管理情報に含まれるレシピを、推奨レシピとして取得する。通信処理部101は、情報処理部103により生成される推奨レシピ情報を端末4に出力する。推奨レシピ情報は、推奨レシピを端末4の表示デバイス44に表示するための推奨レシピに関する情報の一例である。
【0075】
通信処理部101は、推奨メニュー情報を出力した後、端末4からの指示を要することなく、推奨メニュー毎の推奨レシピについての推奨レシピ情報を端末4に出力してもよい。通信処理部101は、端末4からの推奨レシピの表示指示に基づいて、推奨レシピの表示指示に対応する推奨レシピについての推奨レシピ情報を端末4に出力してもよい。推奨レシピの表示指示は、ユーザにより選択された1つの推奨レシピを端末4の表示デバイス44に表示するための指示である。推奨レシピの表示指示は、ユーザの操作に基づいて端末4の入力デバイス43を介して入力される指示である。
【0076】
通信処理部101は、買物メモの更新指示を端末4から取得する(ACT9)。買物メモの更新指示は、1つの推奨レシピに含まれる複数の材料に対応する複数の商品を買物メモに追加する指示である。買物メモの更新指示は、ユーザの操作に基づいて端末4の入力デバイス43を介して入力される指示である。
【0077】
通信処理部101が買物メモの更新指示を端末4から取得する場合(ACT9、YES)、処理は、ACT9からACT10へ遷移する。通信処理部101が買物メモの更新指示を端末4から取得しない場合(ACT9、NO)、処理は、終了する。
【0078】
情報処理部103は、買物メモを更新する(ACT10)。買物メモを更新することは、買物メモの更新指示で示される1つの推奨レシピに含まれる複数の材料に対応する複数の商品を買物メモに追加することを含む。ACT10では、例えば、情報処理部103は、メニュー管理情報記憶領域125において、買物メモの更新指示で示される1つの推奨レシピに対応するメニュー管理情報を検索する。情報処理部103は、検索されたメニュー管理情報に含まれる複数の材料に対応する複数の商品のそれぞれの商品コードを買物メモに追加する。
【0079】
上述のように、サーバ1は、端末4の位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品情報を端末4に出力することができる。
サーバ1は、ユーザが滞在するエリアの推奨商品の情報を提供することができるので、ユーザは、店舗内をほとんど移動することなく、推奨商品を見つけることができる。そのため、サーバ1は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0080】
上述のように、サーバ1は、推奨商品についての他のユーザの登録実績情報を端末4に出力することができる。
サーバ1は、他のユーザの登録実績の情報を提供することで、ユーザに推奨商品を購入させる動機を与えることができる。そのため、サーバ1は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
例えば、サーバ1は、他のユーザの登録中の実績を提供することで、他のユーザが推奨商品を登録していること、推奨商品を登録している他のユーザの人数又は他のユーザが登録している推奨商品の個数を提供することができる。サーバ1は、登録中といった購入前の購買行動の情報を活用することで、リアルタイムの購買行動の情報を提供することができる。
例えば、サーバ1は、他のユーザの購入済の実績を提供することで、他のユーザが推奨商品を購入したこと、推奨商品を購入した他のユーザの人数又は他のユーザが購入した推奨商品の個数を提供することができる。サーバ1は、購入済といった購入が確定した情報を活用することで、精度の高い購買行動の情報を提供することができる。
【0081】
上述のように、サーバ1は、関連商品情報を端末4に出力することができる。
サーバ1は、他のユーザが推奨商品と一緒に購入した又は購入しようとしている関連商品の情報を提供することができる。ユーザは、推奨商品を購入する場合に、推奨商品と一緒に購入することが好ましい商品を容易に把握することができる。そのため、サーバ1は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0082】
上述のように、サーバ1は、推奨商品及び関連商品に基づく推奨メニュー情報を端末4に出力することができる。
料理を作る際、その料理を作るための複数の食材をまとめて購入することが多い。サーバ1は、推奨商品及び関連商品に基づいて推奨メニューを推定するため、推奨商品の購入目的となるメニューを精度よく推定することができる。推奨メニューは、実際に他のユーザが作ろうとしているメニューなので、ユーザは、推奨商品を何に活用することができるのかを把握し易い。そのため、サーバ1は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0083】
上述のように、サーバ1は、推奨メニューについての推奨レシピ情報を端末4に出力することができる。
サーバ1は、推奨商品の購入目的に共感したユーザに対して推奨レシピを提供することで、推奨商品以外に推奨メニューを作るために必要な商品を推奨することができる。ユーザは、推奨商品以外に必要な商品を把握し易い。そのため、サーバ1は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0084】
図5は、端末4のプロセッサ40による処理の一例を示すフローチャートである。
【0085】
位置処理部403は、端末4の位置情報を取得する(ACT11)。
【0086】
通信処理部401は、位置処理部403による端末4の位置情報の取得に基づいて、端末4の位置情報をサーバ1に出力する(ACT12)。
【0087】
通信処理部401は、サーバ1に出力された端末4の位置情報に対する応答として、複数のキャラクタのうち端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタ情報をサーバ1から取得する(ACT13)。
【0088】
表示処理部402は、通信処理部101により取得されるキャラクタ情報に基づいて、端末4の位置情報で示される位置のエリアに応じたキャラクタを表示デバイス44に表示する(ACT14)。表示処理部402は、第1のエリアに応じた第1のキャラクタの表示後、第1のエリアから第2のエリアへのエリアの変化に基づいて、第1のキャラクタの表示を消す。表示処理部402は、第1のキャラクタの表示を消した後、第2のエリアに応じた第2のキャラクタを表示する。
【0089】
通信処理部401は、端末4の位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品情報をサーバ1から取得する(ACT15)。
【0090】
表示処理部402は、通信処理部101により取得される推奨商品情報に基づいて、端末4の位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品を表示デバイス44に表示する(ACT16)。表示処理部402は、キャラクタの表示後に推奨商品を表示デバイス44に表示してもよい。推奨商品を表示することは、推奨商品の名称を表示することを含んでもよい。推奨商品を表示することは、推奨商品の価格を表示することを含んでもよい。推奨商品を表示することは、推奨商品の画像を表示することを含んでもよい。
【0091】
通信処理部401は、推奨商品についての他のユーザの登録実績情報をサーバ1から取得する(ACT17)。
【0092】
表示処理部402は、通信処理部101により取得される登録実績情報に基づいて、推奨商品についての他のユーザの登録実績を表示デバイス44に表示する(ACT18)。表示処理部402は、推奨商品の表示タイミングと同じタイミングで登録実績を表示デバイス44に表示してもよい。表示処理部402は、推奨商品の表示後に登録実績を表示デバイス44に表示してもよい。
【0093】
他のユーザの登録実績を表示することは、他のユーザの登録中の実績、他のユーザの購入済の実績及び合計実績のうちの少なくとも1つを表示することを含む。他のユーザの登録中の実績を表示することは、推奨商品を登録中の他のユーザが存在することを表示することを含んでもよい。他のユーザの登録中の実績を表示することは、推奨商品を登録中の他のユーザの人数を表示することを含んでもよい。他のユーザの登録中の実績を表示することは、他のユーザの登録中の推奨商品についての個数を表示することを含んでもよい。他のユーザの購入済の実績を表示することは、推奨商品を購入済の他のユーザが存在することを表示することを含んでもよい。他のユーザの購入済の実績を表示することは、推奨商品を購入済の他のユーザの人数を表示することを含んでもよい。他のユーザの購入済の実績を表示することは、他のユーザの購入済の推奨商品についての個数を表示することを含んでもよい。合計実績を表示することは、推奨商品を登録中又は推奨商品を購入済の他のユーザが存在することを表示することを含んでもよい。合計実績を表示することは、推奨商品を登録中の他のユーザの人数及び推奨商品を購入済の他のユーザの人数の合計人数を表示することを含んでもよい。合計実績を表示することは、他のユーザの登録中の推奨商品についての個数及び他のユーザの購入済の推奨商品についての個数の合計個数を表示することを含んでもよい。
【0094】
通信処理部401は、関連商品情報をサーバ1から取得する(ACT19)。
【0095】
表示処理部402は、通信処理部101により取得される関連商品情報に基づいて、他のユーザの登録実績を有する関連商品を表示デバイス44に表示する(ACT20)。表示処理部402は、推奨商品の表示タイミングと同じタイミングで関連商品を表示デバイス44に表示してもよい。表示処理部402は、推奨商品の表示後に関連商品を表示デバイス44に表示してもよい。
【0096】
関連商品を表示することは、関連商品毎に、関連商品の名称を表示することを含んでもよい。関連商品を表示することは、関連商品毎に、関連商品の価格を表示することを含んでもよい。関連商品を表示することは、関連商品毎に、関連商品の画像を表示することを含んでもよい。関連商品を表示することは、関連商品毎に、関連商品の登録実績に基づく個数を表示することを含んでもよい。関連商品を表示することは、関連商品毎に、関連商品の登録実績に基づく他のユーザの人数を表示することを含んでもよい。表示処理部402は、関連商品の登録実績に基づく個数順に並べて各関連商品を表示デバイス44に表示してもよい。表示処理部402は、関連商品の登録実績に基づく他のユーザの人数順に並べて各関連商品を表示デバイス44に表示してもよい。
【0097】
通信処理部401は、推奨メニュー情報をサーバ1から取得する(ACT21)。
【0098】
表示処理部402は、通信処理部101により取得される推奨メニュー情報に基づいて、推奨商品及び関連商品に基づく推奨メニューを表示デバイス44に表示する(ACT22)。表示処理部402は、関連商品の表示タイミングと同じタイミングで推奨メニューを表示デバイス44に表示してもよい。表示処理部402は、関連商品の表示後に推奨メニューを表示デバイス44に表示してもよい。
【0099】
推奨メニューを表示することは、推奨メニュー毎に、推奨メニューの名称を表示することを含んでもよい。推奨メニューを表示することは、推奨メニュー毎に、推奨メニューの画像を表示することを含んでもよい。表示処理部402は、推奨メニュー毎に、推奨メニューについての推奨レシピの表示指示を入力可能なボタンを表示してもよい。ボタンは、入力デバイス43を用いて推奨メニューについての推奨レシピを選択可能なボタンである。推奨メニューは、ボタンとは別に表示されてもよいし、ボタンに表示されてもよい。前者の場合、推奨メニューの表示範囲は、ボタンの表示範囲と部分的に重複していてもよいし、ボタンの表示範囲と離れていてもよい。
【0100】
通信処理部401は、推奨レシピ情報をサーバ1から取得する(ACT23)。
【0101】
表示処理部402は、通信処理部101により取得される推奨レシピ情報に基づいて、推奨レシピを表示デバイス44に表示する(ACT24)。ACT24では、例えば、入力処理部404は、ユーザの操作に基づく入力デバイス43を介した推奨レシピの表示指示の入力を検出する。ここでは、ユーザは、入力デバイス43を用いて、何れかの推奨メニューについて、推奨レシピを選択可能なボタンを選択したものとする。表示処理部402は、推奨レシピの表示指示に基づいて、推奨レシピの表示指示に対応する1つの推奨レシピを表示デバイス44に表示する。
【0102】
推奨レシピを表示することは、推奨メニューを作るための複数の材料を表示することを含んでもよい。複数の材料を表示することは、推奨メニューについての推奨商品及び関連商品を含む複数の商品を表示することの一例である。推奨レシピを表示することは、推奨メニューを作るための複数の材料の量を表示することを含んでもよい。推奨レシピを表示することは、複数の材料を用いて推奨メニューを作るための手順を表示することを含んでもよい。表示処理部402は、表示デバイス44に表示されている1つの推奨レシピについての買物メモの更新指示を入力可能なボタンを表示してもよい。ボタンは、入力デバイス43を用いて選択可能なボタンである。
【0103】
入力処理部404は、ユーザの操作に基づく入力デバイス43を介した買物メモの更新指示の入力を検出する(ACT25)。入力処理部404が買物メモの更新指示の入力を検出する場合(ACT25、YES)、処理は、ACT25からACT26へ遷移する。入力処理部404が買物メモの更新指示の入力を検出しない場合(ACT25、NO)、処理は、終了する。
【0104】
通信処理部401は、買物メモの更新指示の入力に基づいて、買物メモの更新指示をサーバ1に出力する(ACT26)。
【0105】
上述のように、端末4は、端末4の位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品を表示デバイス44に表示することができる。
端末4は、ユーザが滞在するエリアの推奨商品を表示することができるので、ユーザは、店舗内をほとんど移動することなく、推奨商品を見つけることができる。そのため、サーバ1は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0106】
上述のように、端末4は、推奨商品についての他のユーザの登録実績を表示デバイス44に表示することができる。
端末4は、他のユーザの登録実績を表示することで、ユーザに推奨商品を購入させる動機を与えることができる。そのため、端末4は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
例えば、端末4は、他のユーザの登録中の実績を表示することで、他のユーザが推奨商品を登録していること、推奨商品を登録している他のユーザの人数又は他のユーザが登録している推奨商品の個数を表示することができる。端末4は、登録中といった購入前の購買行動の情報を活用することで、リアルタイムの購買行動を表示することができる。
例えば、端末4は、他のユーザの購入済の実績を表示することで、他のユーザが推奨商品を購入したこと、推奨商品を購入した他のユーザの人数又は他のユーザが購入した推奨商品の個数を表示することができる。端末4は、購入済といった購入が確定した情報を活用することで、精度の高い購買行動を表示することができる。
【0107】
上述のように、端末4は、関連商品を表示デバイス44に表示することができる。
端末4は、他のユーザが推奨商品と一緒に購入した又は購入しようとしている関連商品を表示することができる。ユーザは、推奨商品を購入する場合に、推奨商品と一緒に購入することが好ましい商品を容易に把握することができる。そのため、端末4は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0108】
上述のように、端末4は、推奨商品及び関連商品に基づく推奨メニューを表示デバイス44に表示することができる。
料理を作る際、その料理を作るための複数の食材をまとめて購入することが多い。推奨メニューは推奨商品及び関連商品に基づいているため、端末4は、精度よく推定された推奨商品の購入目的となるメニューを表示することができる。推奨メニューは、実際に他のユーザが作ろうとしているメニューなので、ユーザは、推奨商品を何に活用することができるのかを把握し易い。そのため、端末4は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0109】
上述のように、端末4は、推奨メニューについての推奨レシピを表示デバイス44に表示することができる。
端末4は、推奨商品の購入目的に共感したユーザに対して推奨レシピを表示することで、推奨商品以外に推奨メニューを作るために必要な商品を推奨することができる。ユーザは、推奨商品以外に必要な商品を把握し易い。そのため、端末4は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0110】
端末4におけるキャラクタの表示例について説明する。
図6は、端末4におけるキャラクタ507の表示例を示す図である。
端末4の位置情報で示される位置のエリアは、野菜のエリアであるものとする。
【0111】
表示デバイス44は、地図の表示指示を入力可能な地図表示ボタン501を表示する。表示デバイス44は、地図情報に基づく地図502を表示する。地図502は、店舗の複数のエリア及び店舗の複数のエリアに関する複数のキャラクタを示す。例えば、地図502は、野菜のエリアに、野菜のエリアに関する野菜を模したキャラクタを表示する。例えば、地図502は、魚介のエリアに、魚介のエリアに関する魚屋の店員を模したキャラクタを表示する。表示デバイス44は、地図502に重畳するようにルート503を表示する。ルート503は、買物メモに含まれる1つ以上の購入予定の商品をピックアップするための現在地504を起点とするルートである。ルート503は、端末4の移動に伴い変化する。表示デバイス44は、地図502に重畳するように、現在地情報に基づく現在地504を表示する。現在地504は、野菜のエリアである。地図502における現在地504の表示位置は、端末4の移動に伴い変化する。
【0112】
表示デバイス44は、合計欄505を表示する。合計欄505は、登録商品の合計点数及び合計金額を示す。合計点数及び合計金額は、商品登録に基づいて変化する。
【0113】
表示デバイス44は、撮影デバイス45による撮影に基づく撮影画像506を表示する。撮影画像506は、野菜のエリアにおける画像である。撮影画像506は、端末4の移動に伴い変化する。表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、キャラクタ507を表示する。キャラクタ507は、エリアに応じたキャラクタ情報に基づくキャラクタである。表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、案内用メッセージ情報に基づく案内用メッセージ508を表示する。案内用メッセージ508は、ユーザが野菜のエリアに来たことを示すメッセージである。表示デバイス44は、キャラクタ507の表示直後に案内用メッセージ508を表示してもよい。
【0114】
図7は、端末4における登録実績の表示例を示す図である。
端末4の位置情報で示される位置のエリアは、野菜のエリアであるものとする。
【0115】
表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、案内用メッセージ情報に基づく案内用メッセージ509を表示する。案内用メッセージ509は、推奨商品及び関連商品の案内を示すメッセージである。
【0116】
表示デバイス44は、推奨商品欄510を表示する。推奨商品欄510は、推奨商品表示領域5101を含む。表示デバイス44は、推奨商品表示領域5101において、推奨商品の名称、価格及び画像を表示する。推奨商品欄510は、登録実績表示領域5102を含む。表示デバイス44は、登録実績表示領域5102において、他のユーザの登録実績を表示する。
【0117】
表示デバイス44は、関連商品欄511を表示する。関連商品欄511は、関連商品表示領域5111を含む。表示デバイス44は、関連商品表示領域5111において、関連商品毎に、関連商品の名称、価格及び画像を表示する。関連商品欄511は、推奨メニュー表示領域5112を含む。表示デバイス44は、推奨メニュー表示領域5112において、推奨メニュー毎に、推奨メニューの画像を表示する。表示デバイス44は、推奨メニュー表示領域5112において、推奨メニュー毎に、推奨メニューについての推奨レシピの表示指示を入力可能なボタン5113を表示する。
【0118】
図8は、端末4における推奨レシピの表示例を示す図である。
端末4の位置情報で示される位置のエリアは、野菜のエリアであるものとする。ユーザは、入力デバイス43を用いて、何れかの推奨メニューについてボタン5113を選択したものとする。
【0119】
表示デバイス44は、撮影画像506に重畳するように、案内用メッセージ情報に基づく案内用メッセージ512を表示する。案内用メッセージ512は、表示デバイス44に表示されている推奨レシピに含まれる複数の材料に対応する複数の商品を買物メモに追加可能であることの案内を示すメッセージである。
【0120】
表示デバイス44は、推奨レシピ欄513を表示する。表示デバイス44は、推奨レシピ欄513において、推奨レシピを表示する。表示デバイス44は、推奨レシピ欄513において、買物メモの更新指示を入力可能なボタン5131を表示する。表示デバイス44は、推奨レシピ欄513において、推奨レシピ欄513の消去指示を入力可能なボタン5132を表示する。
【0121】
(効果)
実施形態によれば、情報処理装置は、推奨商品についての他のユーザの登録実績に関する情報を端末に出力することができる。端末は、推奨商品について他のユーザの登録実績を表示部に表示することができる。
これにより、本実施形態は、他のユーザの登録実績を提供することで、ユーザに推奨商品を購入させる動機を与えることができる。そのため、本実施形態は、店舗での買物の利便性を向上させることができる。
【0122】
上述の実施形態は、以下のように表されてもよい。
(1) ユーザの端末の位置情報を取得する位置処理部と、
店舗の複数のエリアのうち前記位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についての前記ユーザとは異なる他のユーザの登録実績に関する情報を前記端末に出力する通信処理部と、
を備える情報処理装置。
(2) 前記通信処理部は、前記他のユーザの登録実績を有する前記推奨商品とは異なる他の商品に関する情報を前記端末に出力する、(1)に記載の情報処理装置。
(3) 前記通信処理部は、前記推奨商品及び前記他の商品に基づく前記推奨商品の購入目的に関する情報を前記端末に出力する、(2)に記載の情報処理装置。
(4) 前記通信処理部は、前記購入目的についての前記推奨商品及び前記他の商品を含む複数の商品に関する情報を前記端末に出力する、(3)に記載の情報処理装置。
(5) ユーザの端末の位置情報を取得する位置処理部と、
店舗の複数のエリアのうち前記位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についての前記ユーザとは異なる他のユーザの登録実績を表示部に表示する表示処理部と、
を備える端末。
(6) 前記表示処理部は、前記他のユーザの登録実績を有する前記推奨商品とは異なる他の商品を前記表示部に表示する、(5)に記載の端末。
(7) 前記表示処理部は、前記推奨商品及び前記他の商品に基づく前記推奨商品の購入目的を前記表示部に表示する、(6)に記載の端末。
(8) 前記表示処理部は、前記購入目的についての前記推奨商品及び前記他の商品を含む複数の商品を前記表示部に表示する、請求項7に記載の端末。
(9) コンピュータに、
ユーザの端末の位置情報を取得する機能と、
店舗の複数のエリアのうち前記位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についての前記ユーザとは異なる他のユーザの登録実績に関する情報を前記端末に出力する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
(10) ユーザの端末のコンピュータに、
前記端末の位置情報を取得する機能と、
店舗の複数のエリアのうち前記位置情報で示される位置のエリアにおける推奨商品についての前記ユーザとは異なる他のユーザの登録実績を表示部に表示する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
【0123】
[他の実施形態]
上述の実施形態は、装置又は端末だけでなく、装置又は端末が実行する方法に適用されてもよい。上述の実施形態は、装置又は端末のコンピュータに各機能を実行させることが可能なプログラムに適用されてもよい。上述の実施形態は、プログラムを記憶する記録媒体に適用されてもよい。
【0124】
プログラムは、実施形態に係る装置に記憶された状態で譲渡されてよいし、装置に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0125】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0126】
1…サーバ、2…アクセスポイント、3…会計装置、4…端末、10…プロセッサ、11…メインメモリ、12…補助記憶デバイス、13…通信インタフェース、40…プロセッサ、41…メインメモリ、42…補助記憶デバイス、43…入力デバイス、44…表示デバイス、45…撮影デバイス、46…音声入力デバイス、47…音声出力デバイス、48…通信インタフェース、49…接続インタフェース、101…通信処理部、102…位置処理部、103…情報処理部、121…地図情報記憶領域、122…キャラクタ情報記憶領域、123…商品管理情報記憶領域、124…取引管理情報記憶領域、125…メニュー管理情報記憶領域、401…通信処理部、402…表示処理部、403…位置処理部、404…入力処理部、501…地図表示ボタン、502…地図、503…ルート、504…現在地、505…合計欄、506…撮影画像、507…キャラクタ、508…案内用メッセージ、509…案内用メッセージ、510…推奨商品欄、511…関連商品欄、512…案内用メッセージ、513…推奨レシピ欄、5101…推奨商品表示領域、5102…登録実績表示領域、5111…関連商品表示領域、5112…推奨メニュー表示領域、5113…ボタン、5131…ボタン、5132…5132。
図1
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