(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114464
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】嚥下機能強化器具
(51)【国際特許分類】
A63B 23/18 20060101AFI20240816BHJP
【FI】
A63B23/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020255
(22)【出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】596037840
【氏名又は名称】株式会社中澤金属製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002435
【氏名又は名称】弁理士法人井上国際特許商標事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100091557
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 修
(72)【発明者】
【氏名】中澤 淳
(57)【要約】
【課題】口角を上げたまま呼吸管を口にくわえて息を吐いたり吸ったりするトレーニングを手を使わずにすることができるとともに、部品点数を減らしてその製造コストを減らすとともに洗浄を簡単にすることができる嚥下機能強化器具を提供する。
【解決手段】嚥下機能強化器具は、口にくわえる呼吸管1と、呼吸管1に連結され、呼吸管1を口にくわえたときに口角が上がるようにするとともに呼吸管1が喉に近づきすぎないようにする呼吸管移動制限部2とを備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
口にくわえる呼吸管と、
前記呼吸管に連結され、前記呼吸管を口にくわえたときに口角が上がるようにするとともに前記呼吸管が喉に近づきすぎないようにする呼吸管移動制限部と
を備えていることを特徴とする嚥下機能強化器具。
【請求項2】
前記呼吸管が、口側に位置する後側筒状部分と、前記後側筒状部分に着脱可能に連結される前側筒状部分とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の嚥下機能強化器具。
【請求項3】
前記後側筒状部分と前記呼吸管移動制限部との間に介在し、前記後側筒状部分を前記呼吸管移動制限部に相対移動可能に連結する連結部を更に備えている
ことを特徴とする請求項2に記載の嚥下機能強化器具。
【請求項4】
前記連結部が、
一対の連結部本体と、
前記連結部本体の一端部に設けられ、前記後側筒状部分に設けられた孔に回転可能に圧入される突起部と、
前記連結部本体の他端部に設けられ、前記呼吸管移動制限部を回転可能に支持する支持部とを有する
ことを特徴とする請求項3に記載の嚥下機能強化器具。
【請求項5】
前記後側筒状部分が、前記呼吸管移動制限部を支持する支持部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の嚥下機能強化器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、手を使わずに嚥下機能を高めるトレーニングをすることができる嚥下機能強化器具に関する。
【背景技術】
【0002】
摂食嚥下障害の改善を図る従来技術として、液体が注入される容器本体と、容器本体に着脱可能に取り付けられたキャップユニットと、容器本体に呼気を吹き込むストローと、キャップユニットに設けられ、ストローの一端部が挿入される吹込み部と、キャップユニットに設けられ、呼気に対する抵抗を調節する抵抗調節部と、容器本体内部にあってストローの他端部に接続され、液体の逆流を防ぐ逆流防止構造とを備える呼吸訓練器がある(特許文献1参照)。
【0003】
呼吸訓練器を用いて摂食嚥下障害の改善を目的とするトレーニングをするには、使用者は、容器本体からキャップユニットを外して液体を容器本体に注入し、キャップユニットを容器本体に取り付ける。その後、吹込み部の開閉キャップを開け、露出しているストローの一端部をくわえて息を容器本体に吐き出す。使用者は抵抗調節部の抵抗調節口に螺合された調節キャップを回転させて呼気に対する抵抗を調節することもできる。
【0004】
ストローの他端部から容器本体に吐き出された息は泡として液体中に放出される。使用者が誤って液体を吸おうとしても逆流防止構造の浮遊体がストローの他端部の開口に吸着されるので、液体の逆流は阻止される。
【0005】
この呼吸訓練器は、呼気に対する抵抗を調節することができるとともに、液体の逆流による誤飲を防止でき、分解して洗浄も可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この呼吸訓練器を使ったトレーニングは容器内の液体にストローで息を吐き出す動作を繰り返すものであるから、トレーニング中の使用者は上体を起こして容器を手で持っておく必要がある。したがって例えば本を読んだり、歩いたりしながらトレーニングできないし、手の不自由な人もトレーニングできない。
また、呼吸訓練器の構成部品は多く、しかも特殊な形状の容器や逆止弁などが用いられているので、製品価格が高くなるとともに洗浄の作業的負担も大きい。
【0008】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、口角を上げたまま呼吸管を口にくわえて息を吐いたり吸ったりするトレーニングを手を使わずにすることができるとともに、部品点数を減らしてその製造コストを減らすとともに洗浄を簡単にすることができる嚥下機能強化器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するため請求項1に記載の発明の嚥下機能強化器具は、口にくわえる呼吸管と、前記呼吸管に連結され、前記呼吸管を口にくわえたときに口角が上がるようにするとともに前記呼吸管が喉に近づきすぎないようにする呼吸管移動制限部とを備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の嚥下機能強化器具において、前記呼吸管が、口側に位置する後側筒状部分と、前記後側筒状部分に着脱可能に連結される前側筒状部分とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の嚥下機能強化器具において、前記後側筒状部分と前記呼吸管移動制限部との間に介在し、前記後側筒状部分を前記呼吸管移動制限部に相対移動可能に連結する連結部を更に備えていることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の嚥下機能強化器具において、前記連結部が、一対の連結部本体と、前記連結部本体の一端部に設けられ、前記後側筒状部分に設けられた孔に回転可能に圧入される突起部と、前記連結部本体の他端部に設けられ、前記呼吸管移動制限部を回転可能に支持する支持部とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明の嚥下機能強化器具において前記後側筒状部分が、前記呼吸管移動制限部を支持する支持部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
口角を上げたまま呼吸管を口にくわえて息を吐いたり吸ったりするトレーニングを手を使わずにすることができるとともに、部品点数を減らしてその製造コストを減らすとともに洗浄を簡単にすることができる嚥下機能強化器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1はこの発明の第1の実施形態に係る嚥下機能強化器具を示す斜視図である。
【
図3】
図3は
図1の嚥下機能強化器具の使用状態を示す斜視図である。
【
図4】
図4はこの発明の第2の実施形態に係る嚥下機能強化器具を示す斜視図である。
【
図5】
図5はこの発明の第3の実施形態に係る嚥下機能強化器具を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この発明の第1の実施形態の嚥下機能強化器具は、
図1~
図3に示すように、口にくわえる呼吸管1と、呼吸管1に連結される呼吸管移動制限部2と、呼吸管1の後側筒状部分11と呼吸管移動制限部2との間に介在し、後側筒状部分11を呼吸管移動制限部2に相対移動可能に連結する連結部3を備えている。呼吸管移動制限部2は、呼吸管1を口にくわえたときに口角が上がるようにするとともに、呼吸管1が喉に近づきすぎないようにする部品である。
【0017】
呼吸管1は、使用者の口側に位置する後側筒状部分11と、後側筒状部分11に着脱可能に連結される前側筒状部分12とを有する(
図2参照)。
後側筒状部分11と前側筒状部分12はいずれも円筒状である。後側筒状部分11の後端には後側筒状部分11の内部空間に通じる丸孔11aが形成されている。後側筒状部分11の外周面部には後側筒状部分11の内部空間に通じる2つの丸孔(孔)11bが形成されている(
図2参照)。2つの丸孔11bは後側筒状部分11の直径方向で対向する。
図1、
図2には2つの丸孔11bのうちの一方の丸孔11bだけが表示されている。
前側筒状部分12の前端は閉塞されている(
図3参照)。前側筒状部分12の前側の外周面部には前側筒状部分12の内部空間に通じる2つの丸孔12aが形成されている(
図1~
図3参照)。2つの丸孔12aは前側筒状部分12の直径方向で対向する。
図1~
図3には2つの丸孔12aのうちの一方の丸孔12aだけが表示されている。
前側筒状部分12の後側部分の外径は前側筒状部分12の後側部分以外の部分の外径より小さい(
図2参照)。後側筒状部分11の内径は前側筒状部分12の後側部分の外径よりわずかに小さいので、前側筒状部分12の後側部分を後側筒状部分11に圧入すれば前側筒状部分12を後側筒状部分11に連結でき、前側筒状部分12と後側筒状部分11とを互いに反対方向へ引っ張ることにより前側筒状部分12と後側筒状部分11とを分離することができる。
【0018】
呼吸管移動制限部2は、呼吸管1を口にくわえたときにその口の左右に当たる直線状の棒状体21と、棒状体21の両端に連結される2つの円盤部22とを有する(
図2、
図3参照)。この実施形態では呼吸管移動制限部2と呼吸管1は互いに垂直の位置関係にある。
棒状体21の両端には雄ねじ(図示せず)が形成され、円盤部22には雌ねじ(図示せず)が形成されている。棒状体21の雄ねじが円盤部22の雌ねじにねじ込まれ、円盤部22が棒状体21に連結される。
【0019】
連結部3は、
図2に示すように、一対の平板状の連結部本体31と、連結部本体31の一端部に設けられ、後側筒状部分11の丸孔11bに回転可能に圧入される突起部32と、連結部本体31の他端部に設けられ、呼吸管移動制限部2の棒状体21を回転可能に支持する切欠き部(支持部)33とを有する。
突起部32はきのこ状である。突起部32のほぼ半球状の先端部の直径は後側筒状部分11の丸孔11bの直径よりわずかに大きい。突起部32の円柱状の後端部の直径は後側筒状部分11の丸孔11bの直径よりわずかに小さい。突起部32の後端部の直径は棒状体21の直径に等しい。
切欠き部33は棒状体21を回転可能に支持するための鍵穴状の切欠きである。切欠き部33の奥部は円弧状の空間であり、その直径は棒状体21の直径よりわずかに大きい。切欠き部33の開放部から奥部へ至る直線的な通路の幅は棒状体21の直径よりわずかに小さい。
呼吸管1の後側筒状部分11と呼吸管移動制限部2とが連結部3を介して連結され、呼吸管移動制限部2に対して呼吸管1はその軸方向へ相対移動可能である。
【0020】
呼吸管1を口にくわえると、呼吸管1に連結された呼吸管移動制限部2の棒状体21が口の左右から外へ突き出るので、呼吸管1が喉に近づきすぎないように呼吸管1の移動が制限され、誤って呼吸管1を飲み込むおそれがない。したがって、トレーニング中に手で呼吸管1や呼吸管移動制限部2を支える必要がなく、呼吸管1の後側筒状部分11を口にくわえて息を吐いたり吸ったりすればよい。また、呼吸管1の後側筒状部分11を口にくわえると、呼吸管移動制限部2の棒状体21によって口の両端が押され口角が上がる。
なお、呼吸管1は呼吸管移動制限部2の棒状体21に対して呼吸管1の軸方向へ移動可能であるから、使用者は呼吸管1をくわえやすい(但し呼吸管1の移動できる距離は短い)。
使用者が息を吐くと、その息は呼吸管1の後側筒状部分11の丸孔11aから呼吸管1に入り、呼吸管1の前側筒状部分12の2つの丸孔12aから呼吸管1の外に吐き出される。
使用者が息を吸うと、呼吸管1の外の空気は呼吸管1の前側筒状部分12の2つの丸孔12aから呼吸管1に入り、呼吸管1の後側筒状部分11の丸孔11aから口腔に入り気管を経由して肺に至る。
【0021】
この嚥下機能強化器具によれば、手で呼吸管1や呼吸管移動制限部2を支える必要がないので、例えば本を読んだり歩いたりしながらトレーニングできるし、手の不自由な人もトレーニングができる。
また、従来技術の呼吸訓練器では液体が注入される容器が構成部品の1つとして採用されているので、トレーニング中に上体を起こして手で容器を持っていなければならないが、この嚥下機能強化器具を用いたトレーニングではこのような制約がないので、今までトレーニングに不適当と思われていた場所や姿勢で嚥下機能強化トレーニングを行うことができる。
【0022】
嚥下機能強化器具は従来技術の技術呼吸訓練器に比べ部品点数が少ないので、製造容易で製造コストが低くなるとともに、洗浄の作業的負担も小さくなる。
【0023】
口角が上がった状態でトレーニングが行われるので、口をすぼめた状態で行うトレーニングに比べ、喉仏のまわりに力が入りやすくなり、嚥下機能を働かせる喉周辺の筋肉をより効果的に鍛えることができる。
【0024】
息を吐いたり吸ったりするトレーニングは、息を吐き出すだけのトレーニングと比べ、喉周辺の筋肉を効率良く鍛えることができる。
【0025】
次に、この発明の第2の実施形態に係る嚥下機能強化器具を
図4に基づいて説明する。
【0026】
上述の第1の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、上述の第1の実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。下記相違部分を除き、この第2の実施形態は第1の実施形態と同じ構成を有する。
【0027】
第1の実施形態では呼吸管1の後側筒状部分11と呼吸管移動制限部2とを連結部3を介して連結した(
図1参照)が、第2の実施形態では呼吸管1の後側筒状部分11と呼吸管移動制限部2とを連結部3を介さずに連結した(
図4参照)。
【0028】
第2の実施形態の嚥下機能強化器具を組み立てるとき、棒状体21を後側筒状部分11の2つの丸孔(支持部)11bに挿入した後、棒状体21の両端部に2つの円盤部22を装着する。
【0029】
第2の実施形態は第1の実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、部品点数が少なくなるので製造コストを一層減らすことができる。
【0030】
次に、この発明の第3の実施形態に係る嚥下機能強化器具を
図5に基づいて説明する。
【0031】
上述の第1の実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、上述の第1の実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。下記相違部分を除き、この第3の実施形態は第1の実施形態と同じ構成を有する。
【0032】
第1の実施形態では呼吸管1の後側筒状部分11と呼吸管移動制限部2とを連結部3を介して連結したが、第3の実施形態では、第2の実施形態と同様に、呼吸管101の後側筒状部分111と呼吸管移動制限部2とを連結部3を介さずに連結した(
図5参照)。
【0033】
第3の実施形態の後側筒状部分111の後端には後側筒状部分111の内部空間に通じる丸孔111aが形成されている。後側筒状部分111の外周面部には呼吸管移動制限部2の棒状体21を回転可能に支持する2つの切欠き部(支持部)111bが形成されている。2つの切欠き部111bは後側筒状部分111の直径方向で対向する。
切欠き部111bは棒状体21を回転可能に支持するための鍵穴状の切欠きである。切欠き部111bの奥部は円弧状の空間であり、その直径は棒状体21の直径よりわずかに大きい。切欠き部111bの開放部から奥部へ至る直線的な通路の幅は棒状体21の直径よりわずかに小さい。切欠き部111bの奥部は呼吸管移動制限部2の棒状体21を回転可能に支持可能である。
前側筒状部分12と後側筒状部分111との連結方法は第1の実施形態で採用した上記連結方法と同じであるのでその説明を省略する。
【0034】
第3の実施形態の嚥下機能強化器具を組み立てるとき、呼吸管移動制限部2の棒状体21の中間部を後側筒状部分111の2つの切欠き部111bに圧入する。このとき呼吸管移動制限部2の棒状体21の両端部には予め2つの円盤部22が装着されているものとする。呼吸管移動制限部2の棒状体21の中間部を後側筒状部分111の2つの切欠き部111bに圧入すると、棒状体21は2つの切欠き部111bの奥部に回転可能に支持される。
【0035】
第3の実施形態は第2の実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0036】
第1~第3の実施形態において、呼吸管1,101は後側筒状部分11又は後側筒状部分111と前側筒状部分12との2つの部材で構成されているが、呼吸管を1つの部材(例えば1つの円筒体)だけで構成してもよいし、3つ以上の部材で構成してもよい。呼吸管を1つの部材で構成した場合、呼吸管の先端と後端とにそれぞれ1つの丸孔を設けるようにしてもよい。
【0037】
第1~第3の実施形態において、呼吸管移動制限部2は棒状体21と2つの円盤部22とで構成されているが、円盤部22を使わず、棒状体21だけで呼吸管移動制限部を構成してもよい。また、呼吸管移動制限部2の棒状体21は直線状であるが、口角を上げることができるのであれば、棒状体は直線状以外の形状(例えば曲線状等)でもよい。
【0038】
第1の実施形態において、呼吸管1の後側筒状部分11を呼吸管移動制限部2に相対移動可能に連結する連結部として、平板状の連結部本体31と、連結部本体31の一端部に設けられ、後側筒状部分11の丸孔11bに回転可能に圧入される突起部32と、連結部本体31の他端部に設けられ、呼吸管移動制限部2の棒状体21を回転可能に支持する切欠き部33とで構成された一対の連結部3を採用したが、他の連結部として、後側筒状部分11と棒状体21との間に架け渡される2つのコイルスプリングを採用してもよい。
【0039】
呼吸管1,101、呼吸管移動制限部2、連結部3の材料としては、例えばポリカーボネート等のプラスチックを用いてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1,101 呼吸管
11,111 後側筒状部分
11a,111a 丸孔
11b 丸孔(孔、支持部)
111b 切欠き部(支持部)
12 前側筒状部分
12a 丸孔
2 呼吸管移動制限部
21 棒状体
22 円盤部
3 連結部
31 連結部本体
32 突起部
33 切欠き部(支持部)