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  • 特開-粉末健康食品 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114471
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】粉末健康食品
(51)【国際特許分類】
   A23L 33/105 20160101AFI20240816BHJP
   A61K 31/353 20060101ALI20240816BHJP
   A61K 33/08 20060101ALI20240816BHJP
   A61K 33/14 20060101ALI20240816BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240816BHJP
   A23L 33/16 20160101ALI20240816BHJP
   B65D 85/50 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
A23L33/105
A61K31/353
A61K33/08
A61K33/14
A61P43/00 105
A23L33/16
B65D85/50 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020264
(22)【出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】591135196
【氏名又は名称】株式会社ダイキョー
(74)【代理人】
【識別番号】100076071
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 恵治
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 忠男
【テーマコード(参考)】
3E035
4B018
4C086
【Fターム(参考)】
3E035AA01
3E035AA02
3E035BA04
3E035BA08
3E035BC02
3E035CA07
4B018LB10
4B018LE03
4B018MD03
4B018MD05
4B018MD08
4B018MD59
4B018ME14
4B018MF02
4B018MF14
4C086AA01
4C086AA02
4C086BA08
4C086HA04
4C086HA06
4C086HA21
4C086HA24
4C086MA03
4C086MA04
4C086MA52
4C086NA14
(57)【要約】
【課題】 本発明は、もみ殻珪素と緑茶カテキンと塩化マグネシウムを主成分とする粉末健康食品を提供し、それを利用してもみ殻珪素と緑茶カテキンと塩化マグネシウムから得られる優れた効果を享受して新たな活用分野を創出することを目的とする。
【解決手段】 もみ殻珪素と、緑茶カテキンと、塩化マグネシウムを含む粉末であって、保存容器に収納したことを特徴とする粉末健康食である。
さらに詳しくは、もみ殻珪素を52%~58%、緑茶カテキンを33%~38%、塩化マグネシウムを4%~15%としたことを特徴とし、保存容器がふりかけボトル容器、パウチパック容器、スティック容器のいずれかであることを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
もみ殻珪素と、緑茶カテキンと、塩化マグネシウムを含む粉末であって、保存容器に収納したことを特徴とする粉末健康食品。
【請求項2】
もみ殻珪素を52%~58%、緑茶カテキンを33%~38%、塩化マグネシウムを4%~15%としたことを特徴とする請求項1記載の粉末健康食品。
【請求項3】
保存容器がふりかけボトル容器、パウチパック容器、スティック容器のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の粉末健康食品。
【請求項4】
保存容器がふりかけボトル容器、パウチパック容器、スティック容器のいずれかであることを特徴とする請求項2記載の粉末健康食品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、もみ殻珪素と緑茶カテキンと塩化マグネシウムを主成分とする粉末健康食品に関する。
【背景技術】
【0002】
珪素は、「シリカ」とも称される元素で、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、等のような美容に欠かせない要素を、体内組織と結びつける働きがあり、さらに血管や骨、爪、コラーゲンの再生・構築・補強維持など重要な組織を形成する役割を担っている。
【0003】
この珪素は、鉱物由来(結晶性)のものと植物由来(非結晶性)のものとがあり、植物由来の珪素は、鉱物由来の珪素と比較して粒子の大きさが60分の1であるため、人体に吸収されやすい特性があり、かつ元素の表面積が100倍以上であるため栄養素を多量に吸収・運搬でき、不要物を大量に人体から排出することができるという特性がある。
【0004】
緑茶に含まれるカテキンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用や殺菌・抗菌作用を持ち、生活習慣病や肥満を予防し、細菌やウイルスから人体を守る効果が認められている。
【0005】
このカテキンの成分としては、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピカテキンの順で挙げることができる。
このカテキンの健康への効果としては、抗酸化作用、抗ウイルス作用、抗がん作用、コレステロールを下げる作用、血糖の上昇を抑える作用、殺菌作用・抗菌作用、虫歯・口臭予防作用、肥満予防作用を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2020-37540号公報
【特許文献2】特開2022-175749号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、珪素と緑茶カテキンを同時に含有する健康食品は見当たらず、当然ながらこれに塩化マグネシウムを加えた健康食品も見当たらない。
【0008】
また本発明は珪素を植物由来のものに限定し、特に植物由来であるもみ殻に着目し、従来廃棄されていたもみ殻の再利用と廃棄処理のコストを削減を合わせて目的とした健康食品を新たに開発して提供せんとするものである。
【0009】
本発明は、上記の問題点をすべて解消し、もみ殻珪素と緑茶カテキンと塩化マグネシウムを主成分とする粉末健康食品の新たな活用分野を創出しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、もみ殻珪素と、緑茶カテキンと、塩化マグネシウムを含む粉末であって、保存容器に収納したことを特徴とする粉末健康食品である。
【0011】
請求項2の発明は、もみ殻珪素を52%~58%、緑茶カテキンを33%~38%、塩化マグネシウムを4%~15%としたことを特徴とする請求項1記載の粉末健康食品である。
【0012】
請求項3の発明は、保存容器がふりかけボトル容器、パウチパック容器、スティック容器のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の粉末健康食品である。
【0013】
請求項4の発明は、保存容器がふりかけボトル容器、パウチパック容器、スティック容器のいずれかであることを特徴とする請求項2記載の粉末健康食品である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の粉末健康食品によれば、もみ殻珪素の存在より、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、等のような美容に欠かせない要素を、体内組織と結びつける働きがあり、さらに血管や骨、爪、コラーゲンの再生・構築・補強維持など重要な組織を形成する役割を担っており、不要物を大量に人体から排出することができる効果が発揮され、緑茶カテキンの存在により、強い抗酸化作用や殺菌・抗菌作用を持ち、生活習慣病や肥満を予防し、細菌やウイルスから人体を守る効果、抗酸化作用、抗ウイルス作用、抗がん作用、コレステロールを下げる作用、血糖の上昇を抑える作用、殺菌作用・抗菌作用、虫歯・口臭予防作用、肥満予防作用が発揮され、塩化マグネシウムの存在により、肌の弾力性が復元し、朝の目覚めが良くなり、疲れにくく持久力が付き、筋肉の質が柔軟になるなどの効果を発揮することとなる。
【0015】
さらに請求項2乃至4に係る粉末健康食品によれば、一層品質が向上した粉末健康食品が得られ、保存容器に収納することでさらに使いやすい粉末健康食品が得られるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明に係る保存容器がふりかけボトル容器の場合の斜視図である。
図2】本発明に係る保存容器がパウチパック容器の場合の正面図である。
図3】本発明に係る保存容器がスティック容器の場合の斜視図である。
【実施例0017】
以下に実施例を挙げて本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例0018】
本発明のもみ殻珪素は、米のもみ殻を原料とし、このもみ殻を有機物磁気熱分解エネルギー変換炉に投入し、炉内温度を500~800℃で5~7日間保持し、2~3日間自然冷却したのち、微粉器にて粉砕してもみ殻珪素の粉末を形成する。もみ殻珪素の粉末の大きさは直径30~100ミクロンに形成する。
もみ殻珪素は植物性であるため、鉱物性の珪素と異なり人体になじみやすい性質があるため、摂取しやすい特徴が認められる。
また不要物を大量に人体から排出することができる特徴も認められ、従来行われていたもみ殻の廃棄を必要としないので、もみ殻の処理費を掛けないで済む点も特徴となる。
【0019】
緑茶カテキンは、緑茶を原料とし、この緑茶を乾燥焙煎して煎茶を準備し、この煎茶を撹拌機に投入し、撹拌機には出願人が特許を取得しているシート(略称「BMEシート」特許第4620178号)を装着して3~6時間撹拌したのち、微粉器にて粉砕して緑茶を粉末にした緑茶カテキンを形成する。緑茶カテキンの粉末の大きさは直径30~100ミクロンに形成する。
【0020】
塩化マグネシウムは、市販の塩化マグネシウムを使用し、微粉器にて粉砕して塩化マグネシウムの粉末を形成する。塩化マグネシウムの粉末の大きさは直径30~100ミクロンに形成する。
【0021】
上記のもみ殻珪素の粉末と、緑茶カテキンの粉末と、塩化マグネシウムの粉末とを、もみ殻珪素の粉末52%~58%と、緑茶カテキンの粉末33%~38%と、塩化マグネシウムの粉末4%~15%を撹拌混合して、本発明の粉末健康食品を製造する。
【0022】
この粉末健康食品を、ふりかけボトル容器1、パウチパック容器2、スティック容器3の保存容器に収納して容器詰めの粉末健康食品を完成させる。
この粉末健康食品は、飲み物や料理に振りかけて摂取したり、あるいはお湯や水に溶かして摂取することができ、このような摂取の結果上記した健康上の効果を達成できることとなる。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明の粉末健康食品は、粉末健康食品を製造し、その製品を利用する現場において利用可能である。
【符号の説明】
【0024】
1…ふりかけボトル容器
2…パウチパック容器
3…スティック容器
図1
図2
図3