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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114503
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】冷凍機付きショーケース
(51)【国際特許分類】
   F25D 19/00 20060101AFI20240816BHJP
   A47F 3/04 20060101ALI20240816BHJP
   F25D 11/00 20060101ALI20240816BHJP
   B01D 46/10 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
F25D19/00 560C
A47F3/04 K
F25D19/00 560B
F25D11/00 101C
B01D46/10 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020307
(22)【出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社オカムラ
(74)【代理人】
【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
(74)【代理人】
【識別番号】100204467
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 好文
(74)【代理人】
【識別番号】100148161
【弁理士】
【氏名又は名称】秋庭 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100195833
【弁理士】
【氏名又は名称】林 道広
(72)【発明者】
【氏名】奥田 慶樹
(72)【発明者】
【氏名】桑本 正太郎
【テーマコード(参考)】
3B110
3L045
4D058
【Fターム(参考)】
3B110AA07
3B110CA19
3L045AA04
3L045BA01
3L045CA02
3L045DA02
3L045PA04
4D058JA12
4D058KC33
4D058KC37
4D058KC54
4D058SA20
(57)【要約】
【課題】冷凍機を高さの高いショーケースの上面に設置した場合でも、フィルタを天井に干渉させることなく着脱できるようにした冷凍機付きショーケースを提供する。
【解決手段】冷凍機の正面カバー61に形成された空気の吸込み部61aを、上端部が正面カバー61に前方に回動可能に枢着された通気孔64aを有する開閉パネル64により覆うとともに、開閉パネル64にフィルタ9を下方より着脱可能に取り付ける。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面に冷凍機が設置された冷凍機付きショーケースであって、
前記冷凍機の正面カバーに形成された空気の吸込み部を、上端部が前記正面カバーに前方に回動可能に枢着された通気孔を有する開閉パネルにより覆うとともに、前記開閉パネルにフィルタを下方より着脱可能に取り付けたことを特徴とする冷凍機付きショーケース。
【請求項2】
前記開閉パネルの背面には、前記フィルタの両側部を下方に引き出し可能に保持する左右一対の保持部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍機付きショーケース。
【請求項3】
左右の前記保持部材の内側部には、前記フィルタの両側部を保持する平面視内向きコ字状のレール状のフィルタ保持部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の冷凍機付きショーケース。
【請求項4】
前記フィルタ保持部は、前記開閉パネルの背面より離間するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の冷凍機付きショーケース。
【請求項5】
左右の前記保持部材の下部には、前記フィルタの下端の支持と非支持とを選択可能な支持部材が設けられていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の冷凍機付きショーケース。
【請求項6】
前記支持部材は、前記保持部材に前後方向に移動可能に設けられ、前方と後方に移動させたとき前記フィルタの下端の支持と非支持とが選択可能となることを特徴とする請求項5に記載の冷凍機付きショーケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍機付きショーケースに係り、特に冷凍機のフィルタの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等において冷凍または冷蔵食品を陳列するために使用されるショーケースの中には、ショーケースと冷凍機とが一体化されたものがある。冷凍機には、凝縮器(熱交換器)を冷却するための空気の吸込み部にフィルタが設けられているのが一般的である。従来のフィルタの取付構造としては、冷凍機(冷却器ユニット)の正面カバーの前面に段差部を設け、段差部の下端部と上端部とに設けた下部係止片と上部係止片との間にフィルタをけんどん式で取り付けたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、下端部のヒンジを中心として前下方に開閉可能とされた正面カバー(キックプレート)の背面側に、フィルタを上方に引き出し可能に嵌め込んで取り付けたものもある(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-135439号公報(第3頁、第9図)
【特許文献2】特許第3024441号公報(第2頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているフィルタの取付構造においては、正面カバーの前面側からフィルタを容易に着脱できる利点があるものの、フィルタが露出しているので見栄えが悪く、かつフィルタに付着した塵埃が正面カバーの前方に落下する虞がある。特許文献2に記載されているフィルタの取付構造においては、高さの高いショーケースの上面に冷凍機を設置した場合、上方に引き出したフィルタが天井に当たってしまうため出し入れができなくなるという問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、冷凍機を高さの高いショーケースの上面に設置した場合でも、フィルタを天井に干渉させることなく着脱できるようにした冷凍機付きショーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の冷凍機付きショーケースは、
上面に冷凍機が設置された冷凍機付きショーケースであって、前記冷凍機の正面カバーに形成された空気の吸込み部を、上端部が前記正面カバーに前方に回動可能に枢着された通気孔を有する開閉パネルにより覆うとともに、前記開閉パネルにフィルタを下方より着脱可能に取り付けたことを特徴としている。
この特徴によれば、開閉パネルを上端部を中心として前上方に回動させると、下方からフィルタにアクセスできるようになるため、高さの高いショーケースの上面に冷凍機を設置した場合でも、フィルタを天井に干渉させることなく開閉パネルから取り外すことができ、フィルタの交換作業や清掃作業を容易に行うことができる。
【0008】
前記開閉パネルの背面には、前記フィルタの両側部を下方に引き出し可能に保持する左右一対の保持部材が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、左右の保持部材によりフィルタの両側部を下方に引き出し可能に簡単に保持することができる。
【0009】
左右の前記保持部材の内側部には、前記フィルタの両側部を保持する平面視内向きコ字状のレール状のフィルタ保持部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、平面視内向きコ字状のレール状のフィルタ保持部によりフィルタの両側部を安定よく保持することができる。
【0010】
前記フィルタ保持部は、前記開閉パネルの背面より離間するように形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、多様な開閉パネルに対応してフィルタをスムーズに出し入れすることができる。例えば、開閉パネルの複数の通気孔を後方に切り起こして形成した場合でも、フィルタが切り起こした後面に引っ掛かるのを防止してスムーズに出し入れすることができる。
【0011】
左右の前記保持部材の下部には、前記フィルタの下端の支持と非支持とを選択可能な支持部材が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、左右の保持部材の下部に支持部材を設けるだけの簡単な構成で、フィルタの下端の支持と非支持とを選択してフィルタを支持したり左右の保持部材より下方に引き出すことができるので、ねじ等のフィルタの取付手段を用いる必要がなくなる。
【0012】
前記支持部材は、前記保持部材に前後方向に移動可能に設けられ、前方と後方に移動させたとき前記フィルタの下端の支持と非支持とが選択可能となることを特徴としている。
この特徴によれば、支持部材を着脱することなく前方と後方に移動させるだけの簡単な操作で、フィルタの下端を支持したり下方に引き出したりすることができ、フィルタの交換作業や清掃作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施例1に係る冷凍機付きショーケースの斜視図である。
図2】冷凍機のカバー体の分解斜視図である。
図3】同じくカバー体組付け後の斜視図である。
図4】開閉パネルの拡大背面斜視図である。
図5図4のA-A線拡大断面図である。
図6】開閉パネルの保持部材とそれに取り付けられる支持部材を背面側より見た拡大斜視図である。
図7】(a)~(c)は、支持部材をフィルタの支持状態から非支持状態まで移動させる操作手順を示す側面図である。
図8】(a)及び(b)は、フィルタ下方に引き出す手順を示す側面図である。
図9】本発明の実施例2に係る冷凍機付きショーケースの要部を背面側から見た斜視図である。
図10】保持部材の変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係る冷凍機付きショーケースを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
【実施例0015】
実施例1に係る冷凍機付きショーケースにつき、図1から図8を参照して説明する。冷凍機付きショーケース1は、前面に開閉扉2、2を有するショーケース本体3の上面板に冷凍機4を設置して構成されている。なお、ショーケース本体3は本発明と直接関係しないので、その詳細な構成についての説明は省略する。
【0016】
冷凍機4は、内部に圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン等(いずれも図示略)が収容された公知の冷却機ユニット5と、それが収容される板金構造のカバー体6とからなっている。カバー体6は、冷却機ユニット5の前面を覆う正面カバー61、左右両側面を覆う側面カバー62、62及び上面の前部側を覆う上面カバー63とを備え、それらのカバー同士は複数のねじ7により固定されている。
【0017】
図2に示すように、正面カバー61の中央部には、冷却機ユニット5内に空気を流入させるための横長四角形をなす空気の吸込み部61aが形成され、吸込み部61aは、それよりも若干大きな開閉パネル64により前方から覆われている。
【0018】
開閉パネル64の上端部は、正面カバー61の上端部に左右一対のヒンジ(蝶番)8、8により前下方に回動可能に枢着されている。開閉パネル64には、複数の通気孔64aが形成されている。通気孔64aは、例えばプレス機等により形成されており、通気孔64aと略同幅の切り起こし片が後方に形成されている。開閉パネル64の下端には、前方に向かって側面視上向きL字状に折曲された把手部64bが形成されている。開閉パネル64の背面側には、フィルタ9が取り付けられるようになっている(詳細は後述する)。
【0019】
図4図6に示すように、開閉パネル64の背面には、フィルタ9を下方に引出し可能に保持するための上下方向に長い左右一対の保持部材10、10と、フィルタ9の下端の支持と非支持とを選択可能な左右方向に長い支持部材11とが取り付けられている。
【0020】
左右の保持部材10、10は、それぞれ板金よりなる後部側保持部材101と前部側保持部材102との2部材よりなっている。左右の後部側保持部材101は、それぞれ上下方向に長い外向片101aと、その内端により後向きに折曲された後向片101bと、後向片101bの内端より内向きに折曲された内向片101cとからなり、外向片101aが開閉パネル64の背面の側端部にスポット溶接等により固着されている。
【0021】
前部側保持部材102は、後部側保持部材101の後向片101bよりも若干短寸の上下方向に長い側片102aと、その後端より内向きに折曲された、後部側保持部材101の内向片101cより短寸の後面片102bと、後面片102bの内端より前向きに折曲された前向片102cと、前向片102cの前端より内向きに折曲された内向片102dとからなっている。
【0022】
後部側保持部材101の内向片101cの前面に前部側保持部材102の後面片102bを当接させた状態で、前部側保持部材102の側片102aを後部側保持部材101の後向片101bの内側面にねじ12、12により固定することにより、後部側保持部材101の前側に前部側保持部材102が着脱可能に取り付けられている。
【0023】
後部側保持部材101に前部側保持部材102を取り付けると、それらの内側部には、内向片101cと前向片102cと内向片102dとにより、内側方及び上下両方向に開口する平面視内向きコ字状のレール状のフィルタ保持部13が、開閉パネル64の背面より離間するように形成される。この左右のフィルタ保持部13にフィルタ9の両側部を下方より嵌挿することにより、フィルタ9を下方に引き出し可能に保持することができる(図5参照)。なお、フィルタの厚さに対応してフィルタ保持部13の溝幅を変更できるように、前部側保持部材102をねじ12により着脱可能に取り付けているが、常に一定の厚さのフィルタ9を使用する場合には、前部側保持部材102を溶接等により後部側保持部材101に固定してもよい。
【0024】
支持部材11は、左右の後部側保持部材101の後向片101bの両側面間の寸法とほぼ等しい底面板11aと、その後端より起立する後面板11bと、後面板11bの両側端より前向きに折曲され、前端が後部側保持部材101の外向片101aの後面に近接または当接する側面板11c、11cとからなり、金属板材を折曲して細長く形成されている。底面板11aの前後寸法は側面板11cのそれよりも若干短かく形成されている。左右のフィルタ保持部13により保持されたフィルタ9の下端が底面板11aにより支持されるようになる。
【0025】
図6及び図7に示すように、後部側保持部材101、101の後向片101b、101bの下端部には(左右対称につき一方のみ図示する)、支持部材11を支持するための支持溝14が形成されている。支持溝14は、前後方向を向く水平溝14aと、その前端から垂下する下向き溝14bとからなり、側面視倒立L字状に形成されている。支持部材11の側面板11cに外側方から螺合したねじ15の先端部の軸部15aを支持溝14に遊嵌することにより、支持部材11は左右の後部側保持部材101、101間に上下方向と前後方向に移動可能に架設されている。
【0026】
軸部15aを支持溝14に沿って移動させることにより、フィルタ保持部13により保持されたフィルタ9の下端の支持と非支持とを選択することができる。すなわち、図7(a)に示すように、軸部15aが下向き溝14bの下端に位置し、支持部材11が前限まで移動しているときには、フィルタ保持部13の下方の開口部が底面板11aにより閉塞され、左右のフィルタ保持部13に保持されたフィルタ9の下端が底面板11aにより支持される。また、図7(c)に示すように、軸部15aが水平溝14aの後端に位置し、支持部材11が後限まで移動すると、底面板11aにより閉塞されていたフィルタ保持部13が下方に開放され、フィルタ保持部13により保持されたフィルタ9の下端が非支持状態となって下方に引き出すことができる。
【0027】
フィルタ9を交換または清掃する際は、図8に示すようにして行うことできる。まず(a)図に示すように、把手部64bを掴んで開閉パネル64をヒンジ8を中心として前上方に回動させる。次いで(b)図に示すように、支持部材11を支持溝14の下向き溝14bに沿って一旦上方まで移動させてから(図7(b)参照)水平溝14aに沿って後限位置まで移動させる。すると、それまでフィルタ9の下端を支持していた支持部材11の底面板11aが後方に移動して非支持状態となることにより、左右のフィルタ保持部13に保持されたフィルタ9を下方に引き出すことができる。なお、支持部材11の底面板11aは、フィルタ9より落下するゴミの受け部材としても機能するので、図7(c)の2点鎖線で示すように、支持部材11を軸部15aを中心として上向きに回動させて、底面板11aの上面に落下したゴミを除去することができる。従って、支持部材11を取り外す必要がなくなる。
【0028】
以上説明したように、実施例1に係る冷凍機付きショーケース1においては、開閉パネル64を上端部のヒンジ8を中心として前上方に回動させてフィルタ9を下方に引き出すことができるので、高さの高いショーケース本体3の上面に冷凍機4を設置した場合でも、フィルタ9が天井に干渉することがなく、フィルタ9の交換作業や清掃作業を容易に行うことができる。例えば、この作業は、片方の手で開閉パネル64を開けた状態を保ち、他方の手でフィルタ9の着脱が可能であり、作業が容易である。また、ショーケース本体3の上面に干渉さぜずに引き出すこともできる。
【0029】
また、フィルタ9は開閉パネル64の背面側に取り付けられているので外部に露出せず、見栄えがよくなる。
【0030】
さらに、開閉パネル64の背面に取り付けられた左右の保持部材10、10の内側部には、フィルタ9の両側部を下方に引き出し可能に保持する上下方向に長いレール状のフィルタ保持部13が形成されているので、フィルタ9の両側部を安定よく保持することができる。しかも、フィルタ保持部13は開閉パネル64の背面から離間して形成されているので、開閉パネル64の複数の通気孔64aを後方に切り起こして形成しても、フィルタ9が切り起こした後面に引っ掛かるのを防止してスムーズに出し入れすることができる。
【0031】
さらに、左右の保持部材10の下部には、フィルタ9の下端の支持と非支持とを選択可能な支持部材11が架設され、支持部材11を前後方向に移動させるだけの簡単な操作で、フィルタ9の下端を支持したり下方に引き出したりすることができ、フィルタ9の交換作業や清掃作業が容易となる。
【実施例0032】
実施例2に係る冷凍機付きショーケースにつき、図9を参照して説明する。なお前記実施例1と同じ構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。実施例2においては、保持部材10における後部側保持部材101の後向片101bの上下部に前後方向を向く長孔16、16を設け、この長孔16、16に挿入したねじ12により前部側保持部材102の前向片102cを前後方向に移動可能に固定したものである。このようにすると、フィルタ保持部13の溝幅を調整することができるので、実施例1のように、使用するフィルタ9の厚さに対応して前部側保持部材102を交換する必要がなくなる。
【0033】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内における追加や変更があっても、本発明に含まれる。
【0034】
例えば前記実施例では、フィルタ9の保持部材10を後部側保持部材101と前部側保持部材102との2部材により構成しているが、図10に示すように、単に平面視内向きクランク状に折曲された左右一対の保持部材100、100を、開閉パネル64の背面に左右対称的に直接固着してもよい。この場合には、フィルタ9の出し入れに支障がないように、通気孔64aを打ち抜きにより形成すればよい。
【0035】
また、前記実施例では、支持部材11を前後方向に移動させてフィルタ9の支持と非支持とを選択可能としているが、後上方に回動可能に枢着してもよい。
【0036】
さらに、前記実施例では、左右の保持部材10と支持部材11とによりフィルタ9を支持しているが、保持部材10や支持部材11を省略し、フィルタ9をねじ等を用いて開閉パネル64の背面に着脱可能に取り付けたり、保持部材10のみを設けて、この保持部材10にフィルタ9をねじにより着脱可能に取り付けたりすることもできる。
【0037】
さらに、前記実施例では、支持部材11を保持部材10に前後方向に移動可能に取り付けているが、ねじにより着脱可能に取り付けてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1 冷凍機付きショーケース
2 開閉扉
3 ショーケース本体
4 冷凍機
5 冷却機ユニット
6 カバー体
7 ねじ
8 ヒンジ
9 フィルタ
10 保持部材
11 支持部材
11a 底面板
11b 後面板
11c 側面板
12 ねじ
13 フィルタ保持部
14 支持溝
14a 水平溝
14b 下向き溝
15 ねじ
15a 軸部
16 長孔
61 正面カバー
61a 吸込み部
62 側面カバー
63 上面カバー
64 開閉パネル
64a 通気孔
64b 把手部
100 保持部材
101 後部側保持部材
101a 外向片
101b 後向片
101c 内向片
102 前部側保持部材
102a 側片
102b 後面片
102c 前向片
102d 内向片
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10