IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヤフー株式会社の特許一覧

特開2024-114534プログラム、情報処理方法および端末
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114534
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法および端末
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20240816BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20240816BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20240816BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20240816BHJP
   H04L 51/10 20220101ALI20240816BHJP
   H04L 51/224 20220101ALI20240816BHJP
   H04L 51/52 20220101ALI20240816BHJP
【FI】
G09G5/00 530A
G09G5/00 555D
G09G5/00 530M
G09G5/02 B
G09G5/377 100
G09G5/00 510V
G06F3/0481
H04L51/10
H04L51/224
H04L51/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】24
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020368
(22)【出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】徳田 裕子
(72)【発明者】
【氏名】藤原 麻耶
(72)【発明者】
【氏名】パク チョヘ
(72)【発明者】
【氏名】イ ヒョンジュ
【テーマコード(参考)】
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5C182AA02
5C182AA03
5C182AA14
5C182AA31
5C182AB02
5C182AB08
5C182AB33
5C182AB37
5C182AC02
5C182AC03
5C182AC39
5C182AC43
5C182AC46
5C182BA01
5C182BA03
5C182BA04
5C182BA06
5C182BA14
5C182BA35
5C182BA71
5C182BA75
5C182BB01
5C182BB11
5C182BB21
5C182BC01
5C182BC11
5C182BC14
5C182BC22
5C182BC25
5C182BC26
5C182CA21
5C182CA32
5C182CA33
5C182CA34
5C182CB04
5C182CB11
5C182CB47
5C182CB52
5C182CB54
5C182CC21
5C182DA02
5C182DA65
5C182FA32
5E555AA61
5E555BA02
5E555BA03
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA38
5E555BA76
5E555BB02
5E555BB03
5E555BB05
5E555BB06
5E555BB38
5E555BC04
5E555BC09
5E555BD01
5E555CA12
5E555CB12
5E555CB33
5E555CB57
5E555CC05
5E555DA23
5E555DA24
5E555DA32
5E555DB11
5E555DB39
5E555DB41
5E555DB53
5E555DC09
5E555DC13
5E555DC35
5E555DC84
5E555DD08
5E555EA07
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【解決手段】第1端末から送信されたコンテンツを受信する端末によって実行されるプログラムであって、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを前記第1端末から端末の通信部によって受信することと、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを示す通知を行わない制御を端末の制御部によって行うことと、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを端末の表示部に表示することとが端末によって実行される。
【効果】第1端末からの通知を受信したことを視覚的に把握することができる。
【選択図】図1-10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末から送信されたコンテンツを受信する端末によって実行されるプログラムであって、
コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを前記第1端末から前記端末の通信部によって受信することと、
前記通知制御情報に基づいて 、前記第1コンテンツを受信したことを示す前記通知を行わない制御を前記端末の制御部によって行うことと、
前記通知制御情報に基づいて、前記通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で前記第1コンテンツを前記端末の表示部に表示することとが前記端末によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記第1表示態様は、前記第1コンテンツに関連付けて、前記通知されないことを示す画像情報を前記表示部に表示する態様を含む。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
前記第1表示態様は、前記第1コンテンツの第1収容領域が前記第2コンテンツの第2収容領域とは異なる表示態様であることを含む。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1表示態様は、前記第1コンテンツが画像の場合、前記第2コンテンツとは異なる画像処理が行われる表示態様を含む。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1表示態様は、前記第2コンテンツの第2表示態様よりも、チャットルームの背景との明度差、彩度差または色相差が小さい表示態様を含む。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツに画像情報が含まれる場合、前記画像情報に対して画像処理を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムであって、
チャットルームの背景に対する前記画像情報の明度差、彩度差または色相差が設定された値よりも小さい、または設定された値以下の場合、前記画像処理を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項8】
請求項6または請求項7に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツは、前記画像情報とテキスト情報とを含む。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のプログラムであって、
コンテンツが重畳する背景画像の設定に基づいて、前記第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第1コンテンツを前記端末の表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムであって、
前記背景画像の設定に基づいて、前記第3表示態様で前記第1コンテンツを前記表示部に表示することに関する情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことと、
前記第3表示態様で前記第1コンテンツを前記表示部に表示することを示す入力が行われた場合、前記第1コンテンツを前記第3表示態様で前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項11】
請求項9または請求項10に記載のプログラムであって、
前記背景画像は、前記第1コンテンツを表示する前記第3表示態様に関する情報が関連付けられている。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツは、前記第1端末のユーザと前記端末のユーザとを含む第1チャットルームに表示されるコンテンツである。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムであって、
前記第1チャットルームを含む複数のチャットルームの各々を示す情報を一覧で表示するチャットリストを前記表示部に表示することと、
前記第1コンテンツの受信に基づいて、前記チャットリストに含まれる前記第1チャットルームを示す情報 に関連付けられた、前記通知を行わないコンテンツを受信したことを示す第1情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項14】
請求項13に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、テキスト情報を含む。
【請求項15】
請求項13または請求項14に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、第1画像情報を含む。
【請求項16】
請求項15に記載のプログラムであって、
前記第2コンテンツの受信に基づいて、前記チャットリストに含まれる前記第1チャットルームを示す情報に関連付けられた、コンテンツを受信したことを示す第2画像情報を含む第2情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行され、
前記第1画像情報は、前記第2画像情報と表示態様が異なる。
【請求項17】
請求項13から請求項16のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記チャットリストは、前記複数のチャットルームの各々を示す情報を分類分けするフォルダーを含み、
前記第1チャットルームを示す情報を含むフォルダーに関連付けて、前記第1情報を前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項18】
請求項13から請求項17のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記チャットリストは、前記複数のチャットルームを分類分けするフォルダーを含み、
前記フォルダーは、前記通知を行わないコンテンツを含むフォルダーを含む。
【請求項19】
請求項13から請求項18のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツの受信に基づいて、前記チャットリストに表示される前記第1チャットルームを示す情報の表示態様を変更する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項20】
請求項13から請求項19のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1コンテンツを受信した場合、前記チャットリストに表示される前記第1チャットルームを示す情報が表示される順番を変更しない制御を前記制御部によって行い、前記第2コンテンツを受信した場合、前記チャットリストに表示される前記第1チャットルームを示す情報が表示される順番を変更する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項21】
請求項13から請求項20のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記通知を行わないコンテンツを含むチャットルームを示す情報を優先的に表示することを示す入力に基づいて、前記チャットリストに表示される順番を、前記通知を行わないコンテンツを含むチャットルームを示す情報が優先的に表示される制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項22】
請求項12から請求項21のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1チャットルームのうち、前記第1コンテンツを含む、前記通知制御情報を含むコンテンツを取得する制御を前記制御部によって行うことと、
取得された前記通知制御情報を含むコンテンツを前記表示部に表示する制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項23】
第1端末から送信されたコンテンツを受信する端末の情報処理方法であって、
コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを前記第1端末から前記端末の通信部によって受信することと、
前記通知制御情報に基づいて 、前記第1コンテンツを受信したことを示す前記通知を行わない制御を前記端末の制御部によって行うことと、
前記通知制御情報に基づいて、前記通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で前記第1コンテンツを前記端末の表示部に表示することとを含む。
【請求項24】
第1端末から送信されたコンテンツを受信する端末であって、
コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを前記第1端末から受信する通信部と、
前記通知制御情報に基づいて、前記第1コンテンツを受信したことを示す前記通知を行わない制御を行う制御部と、
前記通知制御情報に基づいて、前記通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で前記第1コンテンツを表示する表示部とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法および端末に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、チャットルームを用いてメッセージなどのコンテンツをやり取りするアプリケーションが広く利用されている。例えば、特許文献1には、ユーザの個人情報を特定し、マッチしたリクエストを表示し、リクエストに対し応答操作を行うスマート端末の制御方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2019-519830号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、第1端末から送信されたコンテンツを受信する端末によって実行されるプログラムであって、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを前記第1端末から端末の通信部によって受信することと、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを示す通知を行わない制御を端末の制御部によって行うことと、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを端末の表示部に表示することとが端末によって実行される。
【0005】
本発明の第2の態様によると、第1端末から送信されたコンテンツを受信する端末の情報処理方法であって、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを第1端末から端末の通信部によって受信することと、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを示す通知を行わない制御を端末の制御部によって行うことと、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを端末の表示部に表示することとを含む。
【0006】
本発明の第3の態様によると、第1端末から送信されたコンテンツを受信する端末であって、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを第1端末から受信する通信部と、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを示す通知を行わない制御を行う制御部と、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示する表示部とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1-1】図1-1は、実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図である。
図1-2】図1-2は、第1実施形態に係る端末の通信部により実現される機能の一例を示す図である。
図1-3】図1-3は、第1実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図である。
図1-4】図1-4は、第1実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図である。
図1-5】図1-5は、第1実施形態に係る端末の表示部により実現される機能の一例を示す図である。
図1-6】図1-6は、第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図1-7】図1-7Aおよび1-7Bは、チャットルームRを表示する一例を示す図である。
図1-8】図1-8Aおよび1-8Bは、チャットルームRを表示する一例を示す図である。
図1-9】図1-9は、受信者端末の制御部が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図1-10】図1-10Aおよび1-10Bは、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-11】図1-11は、図1-10Aの破線Eの部分拡大図である。
図1-12】図1-12は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-13】図1-13は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-14】図1-14は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-15】図1-15は、図1-14の破線Fの部分拡大図である。
図1-16】図1-16は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-17】図1-17は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-18】図1-18は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-19】図1-19は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-20】図1-20は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-21】図1-21は、チャットルームRを表示する他の一例を示す図である。
図1-22】図1-22は、チャットルームRにスタンプを表示する一例を示す図である。
図1-23】図1-23は、チャットルームRにスタンプを表示する他の一例を示す図である。
図1-24】図1-24は、チャットルームRにスタンプを表示する他の一例を示す図である。
図2-1】図2-1は、第2実施形態における受信者端末の制御部が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図2-2】図2-2は、第2実施形態においてチャットルームRにコンテンツを表示する一例を示す図である。
図2-3】図2-3は、第2実施形態においてチャットルームRにコンテンツを表示する他の一例を示す図である。
図2-4】図2-4は、第2実施形態においてチャットルームRにコンテンツを表示する他の一例を示す図である。
図3-1】図3-1Aおよび3-1Bは、チャットルームRを表示する一例を示す図である。
図3-2】図3-2は、第3実施形態における受信者端末の制御部が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図3-3】図3-3は、チャットルームRに黒色の背景を表示する一例を示す図である。
図4-1】図4-1Aおよび4-1Bは、チャットルームRに黒色の背景を表示する他の一例を示す図である。
図4-2】図4-2は、第4実施形態における受信者端末の制御部が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5-1】図5-1Aおよび5-1Bは、第5実施形態においてチャットルームRに第1コンテンツを表示する一例を示す図である。
図6-1】図6-1は、第6実施形態における受信者端末の制御部が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6-2】図6-2は、チャットリストLを表示する一例を示す図である。
図6-3】図6-3は、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-4】図6-4は、第6変形例(3)における受信者端末の制御部が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6-5】図6-5Aおよび6-5Bは、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-6】図6-6は、第6変形例(4)における受信者端末の制御部が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6-7】図6-7は、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-8】図6-8は、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-9】図6-9は、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-10】図6-10Aおよび6-10Bは、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-11】図6-11は、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-12】図6-12は、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-13】図6-13は、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図6-14】図6-14は、チャットリストLを表示する他の例を示す図である。
図7-1】図7-1は、第7実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図である。
図7-2】図7-2は、第7実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図である。
図7-3】図7-3は、第7実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図である。
図7-4】図7-4は、第7実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0009】
本開示に係るプログラム、情報処理方法および端末を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
[システム構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
【0011】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0012】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0013】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0014】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0015】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0016】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
図1-1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0017】
(1)端末20のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0018】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0019】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0020】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0021】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0022】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0023】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0024】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0026】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0027】
端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0028】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0029】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0030】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0031】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0032】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0033】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0034】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0035】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
【0036】
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0037】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0038】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21および/または11は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0039】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0040】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0041】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0042】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0043】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0044】
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
【0045】
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0046】
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0047】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0048】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0049】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0050】
<第1実施形態>
第1実施形態は、受信者端末20B(限定ではなく、端末の一例)の制御部21が、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを送信者端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から受信すると、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを示す通知を行わない制御を行い、受信者端末20Bの表示部24が、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示する実施形態である。
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0051】
<機能構成>
(1)端末の機能構成
図1-2は、本実施形態における端末20の通信部22により実現される機能の一例を示す図である。通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221と、通知制御情報受信部222とを有する。
【0052】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、サーバ10との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0053】
通知制御情報受信部222は、制御部21の制御の下、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを送信者端末20から受信する処理である通知制御情報受信処理を実行する機能を有する。
【0054】
ここで、通知制御情報は、コンテンツの受信の通知に関する情報であり、例えば、第1コンテンツを受信したことを示す通知を行わないように端末20を制御する制御情報、第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示する制御情報等を含んでもよい。
【0055】
図1-3は、本実施形態における端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0056】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、通知出力処理として実行される通知出力処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0057】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、コンテンツ表示処理として実行されるコンテンツ表示処理プログラム2812をサブルーチンプログラムとして含む。
【0058】
図1-4は、本実施形態における端末20の制御部21により実現される機能の一例を示す図である。制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、通知出力処理部212と、コンテンツ表示処理部213とを有する。
【0059】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20を統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0060】
通知出力処理部212は、記憶部28に記憶されている通知出力処理プログラム2811に従って、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを示す通知を行わないように通知の出力を制御する通知出力処理を実行する。
【0061】
コンテンツ表示処理部213は、記憶部28に記憶されているコンテンツ表示処理プログラム2812に従って、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示部24に表示するコンテンツ表示処理を実行する。
【0062】
図1-5は、本実施形態における端末20の表示部24により実現される機能の一例を示す図である。表示部24は、限定ではなく例として、表示メイン処理部241と、コンテンツ表示処理部242とを有する。
【0063】
表示メイン処理部241は、制御部21の制御の下、情報を表示する処理である表示メイン処理を実行する機能を有する。
【0064】
コンテンツ表示処理部242は、制御部21の制御の下、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示する。
【0065】
<情報処理>
図1-6は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11および端末20Bの制御部21が実行する処理が実行する処理の一例をそれぞれ示している。ここで、端末20Aは送信者端末20Aを構成し、端末20Bは受信者端末20Bを構成するものとする。
【0066】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。
また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。
これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0067】
まず、図1-6に示すように、送信者端末20Aの制御部21は、チャットルームを表示する(A1)。例えば、図1-7Aに示すように、送信者端末20Aの制御部21が、ユーザAの入力操作に基づいて、チャットルームのリスト画面であるチャットリストLを表示部24に表示させる。図1-7Aに示される例では、送信者端末20Aの表示部24には、ユーザBから受信した1つのメッセージが未読状態であること(B1)が示されている。
【0068】
ここで、端末20の表示部24には、端末20を所有するユーザを示すアイコンUが表示されているが、このアイコンUは、端末20の所有者の把握を助けるために付加したものであり、表示されなくてもよい。
また、チャットルームRは、例えば、端末20またはサーバ10において関連付けられたユーザ同士でやり取りされるコンテンツを表示するユーザインターフェースであってもよい。例えば、チャットルームRは、端末20Aに登録されたユーザ(例えばコンテンツをやり取りする相手として登録された友だち、ユーザAがフォローする特定のアカウントを有するユーザなど)同士でやり取りされるコンテンツを表示するユーザインターフェースであってもよい。また、チャットルームRは、端末20Aに登録されたユーザ以外のユーザも参加可能なチャットルーム、いわゆるオープンチャットから構成されてもよい。
【0069】
続いて、送信者端末20Aの制御部21は、ユーザAおよびBが登録されたチャットルームの入室ボタンB2に対するユーザAの入力操作に基づいて、図1-7Bに示すように、ユーザAおよびBが登録されたチャットルームRを表示部24に表示させる。そして、チャットルームRには、ユーザBから受信したメッセージM1、例えば「おはようございます!今、授業を受けています」とのメッセージM1が表示される。チャットルームRに表示されたユーザBのメッセージM1を見たユーザAは、ユーザBが授業中であり、ユーザBを邪魔しないようにサイレントメッセージを送信、すなわち受信の通知(例えば、受信音による通知、振動による通知など)が受信者端末20Bから出力されないメッセージを送信したいとする。
【0070】
そこで、送信者端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、コンテンツの受信に関する通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10に送信する(A2)。ここで、通知制御情報は、例えば、第1コンテンツをサイレントメッセージとして受信者端末20Bに処理させるための情報であってもよい。すなわち、通知制御情報は、第1コンテンツの受信を通知しないように受信者端末20Bを制御する情報を含んでもよい。また、通知制御情報は、受信が通知される第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示するように受信者端末20Bを制御する情報を含んでもよい。
【0071】
具体的には、ユーザAは、第1コンテンツとして「こんにちは。」をサイレントメッセージとして送信するため、図1-8Aに示されるように、「こんにちは。」を入力領域40に入力するとともに、送信ボタン41を長押しする。送信ボタン41を長押しすると、送信者端末20Aの制御部21は、図1-8Bに示されるように、選択ボタン51を表示する。ユーザAが選択ボタン51においてサイレントメッセージ52を選択すると、送信者端末20Aの制御部21は、第1コンテンツがサイレントメッセージ52であることを示す通知制御情報を含む第1コンテンツ「こんにちは。」をサーバ10に送信する。第1コンテンツとしては、限定することなく、例えば、メッセージ、画像または動画などが挙げられる。
【0072】
なお、ユーザAがユーザBにサイレントメッセージを送信する理由は、例えば、夜遅い時間でユーザBが就寝している状態、平日の日中で学生が授業中、社会人の仕事中や重要な行事に参加していることなどが考えられる。
【0073】
一方、送信者端末20Aの制御部21は、選択ボタン51の通常メッセージ53が選択された場合には、通知制御情報を含めることなく、第1コンテンツをサーバ10に送信してもよい。また、送信者端末20AのユーザAが、選択ボタン51のキャンセル54を選択した場合には、ユーザBにメッセージは送信されない。
【0074】
サーバ10の制御部11は、通知制御情報を含む第1コンテンツを送信者端末20Aから受信すると、その第1コンテンツを受信者端末20Bに送信する(B1)。これにより、受信者端末20Bの通信部22は、通知制御情報を含む第1コンテンツを、サーバ10から受信することになる。また、サーバ10の制御部11は、第1コンテンツを送信者端末20Aに送信してもよい。
【0075】
受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10から受信すると、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを通知しないように受信者端末20Bを制御する。また、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1の表示態様とは異なる第1表示態様で第1コンテンツを受信者端末20Bの表示部24に表示する(C1)。
【0076】
具体的には、受信者端末20Bの制御部21は、図1-9に示すように、サーバ10からコンテンツを受信すると(C21)、そのコンテンツが通知制御情報を含む第1コンテンツか否かを判定する(C22)。受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツの受信を判定した場合、受信した通知制御情報に基づいて、メッセージの受信通知を無効化する(C23)。ここで、受信通知の無効化とは、受信者端末20Bに対してメッセージの受信を通知する設定がされている場合であっても、受信通知をしないようにすることであってもよい。なお、受信通知は、例えば、コンテンツの受信に応じて受信者端末20Bから外部に自動的に出力される通知(例えば、受信音による通知、振動による通知など)を含み、ユーザBの操作に応じて受信者端末20Bから出力される通知(例えば、表示による通知)は含まなくてもよい。
【0077】
さらに、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、第1表示態様で第1コンテンツを表示する(C1)。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、図1-10Aに示すように、第1コンテンツM2のメッセージ「こんにちは。」をチャットルームRに表示させる。そして、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2に関連付けて、第1コンテンツM2の受信が通知されないことを示す画像情報43を第1表示態様N1で表示部24に表示してもよい。具体的には、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様N1として、第1コンテンツM2のメッセージバブル42(例えば、メッセージなどのコンテンツが表示される収容領域)に近接して受信時刻と既読表示とともに、通知されないことを示す画像(ミュートマーク)43を表示してもよい。
【0078】
一方、受信者端末20Bの制御部21は、ステップC22において、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1の受信を判定した場合、受信者端末20Bにおけるコンテンツの受信通知の設定に基づいて、第2コンテンツM1を受信したことを示す通知(例えば、受信音による通知、振動による通知など)を出力する(C24)。そして、受信者端末20Bの制御部21は、図1-10Bに示すように、画像43を表示することなく、第2表示態様N2として、第2コンテンツM1のメッセージ「こんにちは。」をチャットルームRに表示してもよい(C25)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第2コンテンツM1のメッセージバブル42に近接して受信時刻と既読表示を表示してもよい。
【0079】
このように、通知制御情報を含む第1コンテンツM2は、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1の第2表示態様N2とは異なる第1表示態様N1で表示部24に表示される。ここで、第1表示態様N1の画像43は、例えば図1-11に示すように、スピーカの形状に斜線が表示され、サイレントメッセージであることを示してもよい。画像43はこの画像に限定されず、他の形状等を表示させてもよい。
【0080】
一方、送信者端末20Aの制御部21は、ステップB1においてサーバ10から送信された第1コンテンツM2を受信すると、図1-12に示すように、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1の表示態様N2とは異なる第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示部24に表示させる(A3)。具体的には、送信者端末20Aの制御部21は、第1コンテンツM2のメッセージ「こんにちは。」をチャットルームRに表示させる。そして、送信者端末20Aの制御部21は、第1コンテンツM2に関連付けて、第1表示態様N1で画像情報43を表示部24に表示してもよい。例えば、送信者端末20Aの制御部21は、第1コンテンツM2がサイレントメッセージとして送信されたことを示す画像(ミュートマーク)43をチャットルームRに表示してもよい。これにより、ユーザAは、第1コンテンツM2のメッセージ「こんにちは。」がサイレントメッセージとして送信されたことを確認することができる。
【0081】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、受信者端末20B(限定ではなく、端末の一例)の通信部22が、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを送信者端末20A(限定ではなく、第1端末の一例)から受信する。受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを示す通知を行わない制御を行う。そして、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを端末20の表示部24に表示する。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAは受信者端末20BのユーザBに迷惑をかけずにメッセージを送信できるとともに、サイレントメッセージとしてメッセージが送信されたことを容易に確認できる。
【0082】
また、第1実施形態では、第1表示態様は、第1コンテンツに関連付けて、通知されないことを示す画像情報を表示部24に表示する態様を含んでもよい。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBとは、サイレントメッセージで第1コンテンツの送信と受信がされたことを視覚的に把握することができる。
【0083】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、第1表示態様は、図1-11に示すミュートマークを表示する態様であったが、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1と異なる表示態様であればよく、これに限定されるものでない。第1変形例(1)では、第1表示態様は、第1コンテンツの第1収容領域が第2コンテンツの第2収容領域とは異なる表示態様であることを含んでもよい。
【0084】
まず、第1実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10から受信すると、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1とは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示部24に表示する(C1)。このとき、通知制御情報は、第1コンテンツM2の第1収容領域が第2コンテンツM1の第2収容領域とは異なる第1表示態様N1で表示されるように受信者端末20Bを制御する情報を含んでもよい。なお、収容領域は、チャットルームRで送受信されるメッセージなどのコンテンツがそれぞれ表示される領域、いわゆるチャットバブルまたはメッセージバブルを示してもよい。
【0085】
例えば、受信者端末20Bの制御部21は、図1-13に示すように、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツM2のメッセージバブル60を、先に送信された通常メッセージの第2コンテンツM1のメッセージバブル44と異なる色で表示してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、通常のメッセージである第2コンテンツM1のメッセージバブル44の色が白、緑や他の色である場合、サイレントメッセージの第1コンテンツM2のメッセージバブル60の色を黒、紺や灰色等のメッセージバブル44と異なる色で表示してもよい。これにより、第1コンテンツM2の第1表示態様N1を通常のメッセージである第2コンテンツM1と異ならせることができる。なお、メッセージバブル60の色はこれらの色に限定されず、他の色を表示させてもよいし、しなくてもよい。
【0086】
なお、本実施形態では、第1表示態様N1は、第1コンテンツM2のメッセージバブル60が第2コンテンツM1のメッセージバブル44と異なる色で表示される態様を示したが、メッセージバブル60がメッセージバブル44と異なる表示態様であればよく、これに限定されない。例えば、図1-14に示すように、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、メッセージバブル61中に、第1コンテンツM2の受信が通知されないことを示す画像情報45を表示してもよい。受信者端末20Bの制御部21は、例えば、メッセージバブル61中に月の画像情報(マーク)45を表示してもよい。例えば、月のマーク45は、図1-15に示すように、黄色の三日月形状であってもよい。しかし、月のマーク45はこの形状や色等に限定されず、他の形状や色等を表示させてもよいし、しなくてもよい。
【0087】
また、受信者端末20Bの制御部21は、図1-16に示すように、通知制御情報に基づいて、通常メッセージのメッセージバブル44と異なる形状で第1コンテンツM2のメッセージバブル62を表示してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、通常のメッセージバブル44の形が長方形の4角に丸みがある形状や円形等である場合、第1コンテンツM2のメッセージバブル62を第2コンテンツM1のメッセージバブル44と異なる形状、例えば雲の形状等に変えてもよい。しかし、メッセージバブル62の形状は、雲の形状等に限定されず、他の形状等を表示させてもよいし、しなくてもよい。
【0088】
また、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツM2のメッセージバブル60内のテキスト情報のフォントを、第2コンテンツM1のメッセージバブル44内のテキスト情報のフォントと異なる色や太さに変えてもよい。例えば、図1-17に示すように、受信者端末20Bの制御部21は、通常のメッセージバブル44内の文字は通常フォントであるが、サイレントメッセージの第1コンテンツM2のメッセージバブル60のフォントはボールドにしてもよい。フォントの色や太さはこれに限定されず、他の色や太さであってもよい。
【0089】
また、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、図1-18に示すように、第1コンテンツM2のメッセージバブル63内の文字に、ぼかし64を入れてもよい。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2のメッセージバブル63内の文字を、通常のメッセージバブル44内の文字よりぼかして表示させる。なお、ぼかし64は、文字の周辺全体をぼかすことに限定されず、文字そのものをぼかしたり、文字の縁のみをぼかしてもよい。
【0090】
また、受信者端末20Bの制御部21は、図1-19に示すように、通知制御情報に基づいて、システムメッセージとしてサイレントメッセージが送信された表記68をチャットルームRに表示してもよい。この表記68は、例えば、チャットルームRの特定のグループに新たなユーザが参加した時に、チャットルームRの背景46の真ん中に表示される表記と同様であってもよい。
【0091】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、第1表示態様は、第1コンテンツM2の第1収容領域42が第2コンテンツM1の第2収容領域44とは異なる表示態様である。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBは、サイレントメッセージを容易に判別することができる。
【0092】
また、第1変形例(1)では、第1表示態様は、第1収容領域42の中に、第1コンテンツM2の受信が通知されないことを示す画像情報45を表示する表示態様である。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBは、サイレントメッセージを容易に判別することができる。
【0093】
また、第1変形例(1)では、第1表示態様は、第1収容領域42を第2収容領域44とは異なる形状で表示する表示態様である。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBは、第1収容領域42の形状に基づいてサイレントメッセージを容易に判別することができる。
【0094】
また、第1変形例(1)では、第1表示態様は、第1収容領域42内のテキスト情報を第2収容領域44内のテキスト情報とは異なるフォントで表示する表示態様である。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBは、第1収容領域42内のテキスト情報に基づいてサイレントメッセージを容易に判別することができる。
【0095】
また、第1変形例(1)では、第1表示態様は、第1収容領域42内のテキスト情報を第2収容領域44内のテキスト情報よりぼかして表示する表示態様である。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBは、テキスト情報のぼかしに基づいてサイレントメッセージを容易に判別することができる。
【0096】
<第1変形例(2)>
第1実施形態では、第1表示態様は、第1コンテンツM2に関連付けてミュートマークを表示したが、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1と異なる表示態様であればよく、これに限定されるものでない。第1変形例(1)では、第1表示態様は、第1コンテンツM2の受信に応じてチャットルームRの背景を変更する表示態様であってもよい。
【0097】
まず、第1実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10から受信すると、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1とは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示部24に表示する(C1)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツM2を受信したときのチャットルームRの背景を通常メッセージの第2コンテンツM1を受信したときの背景と異なる背景に変えてもよい。
【0098】
例えば、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に応じて第2コンテンツM1が未読の状態でチャットルームRが開かれると、図1-7Bに示すように、チャットルームRを無地の背景で表示してもよい。そして、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2が未読の状態でチャットルームRが開かれると、図1-20に示すように、星66がちりばめられた夜の背景65に変えたチャットルームRを表示してもよい。なお、チャットルームRの背景46の変更は、これらの背景65に限定されず、他の背景を表示させてもよい。
【0099】
<第1変形例(2)の効果>
第1変形例(2)では、第1表示態様は、第1コンテンツM2の受信に応じて、チャットルームRの背景を、第2コンテンツM1を受信したときの背景と異なる背景に変更する表示態様である。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBは、チャットルームRの背景に基づいてサイレントメッセージを容易に判別することができる。
【0100】
<第1変形例(3)>
第1実施形態では、第1表示態様は、第1コンテンツM2に関連付けてミュートマークを表示したが、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1と異なる表示態様であればよく、これに限定されるものでない。第1変形例(1)では、第1表示態様は、第1コンテンツM2の受信に応じて、第1コンテンツM2の受信を示すポップ通知をチャットルームRに表示する表示態様であってもよい。
【0101】
まず、第1実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10から受信すると、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1とは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示部24に表示する(C1)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツM2の受信を示す通知をチャットルームRに重畳表示してもよい。
【0102】
例えば、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、図1-21に示すように、チャットルームRを開いた時に、ユーザAからのサイレントメッセージである第1コンテンツM2を受信したことを示すポップ通知67を所定の期間(例えば、数秒間など)チャットルームRに表示させてもよいし、しなくてもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、第2コンテンツM1が未読の状態でチャットルームRが開かれたときに、ポップ通知67をチャットルームRに重畳表示してもよい。なお、ポップ通知67は、サイレントメッセージの受信に基づいて表示されるもので、チャットルームRに表示させる表示態様に限定されず、例えば受信者端末20Bの表示画面にサイレントメッセージがあることを示すポップ通知67を表示させてもよい。
【0103】
<第1変形例(3)の効果>
第1変形例(3)では、第1表示態様は、第1コンテンツM2の受信に応じて、第1コンテンツM2の受信を示す通知をチャットルームRに重畳表示する表示態様である。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBは、第1コンテンツM2の受信を示す通知に基づいてサイレントメッセージを容易に判別することができる。
【0104】
<第1変形例(4)>
第1実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2のメッセージ「こんにちは。」を第1表示態様としたが、これに限定されるものでない。第1変形例(4)では、第1表示態様は、第1コンテンツが画像(例えばスタンプなど)の場合、第2コンテンツM1とは異なる画像処理が行われる表示態様を含んでもよい。
【0105】
まず、第1実施形態と同様に、送信者端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10に送信する(A2)。このとき、送信者端末20Aの制御部21は、スタンプなどの画像を含む第1コンテンツをサーバ10に送信してもよい。サーバ10の制御部11は、通知制御情報を含む第1コンテンツを送信者端末20Aから受信すると、その通知制御情報を含む第1コンテンツを受信者端末20Bと送信者端末20Aに送信する(B1)。
【0106】
ここで、チャットルームには、図1-22に示すように、第1コンテンツM3のスタンプ70が送信される前に、第2コンテンツM1のスタンプ69が送信されているものとする。なお、スタンプは、チャットルームRでやり取りされる画像であり、例えば、特定のメッセージを表現する画像またはイラストなどから形成されてもよい。
【0107】
受信者端末20Bの制御部21は、スタンプ70を含む第1コンテンツM3をサーバ10から受信すると、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツM3のスタンプ70に近接して、受信が通知されないことを示すミュートマーク43を表示してもよい(C1)。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、ミュートマーク43を表示しない第2コンテンツM1の表示態様N2とは異なる、ミュートマーク43を表示する第1表示態様N1で第1コンテンツM3を表示してもよい。
【0108】
なお、本実施形態では、第1表示態様N1は、ミュートマーク43を表示する態様であったが、第2コンテンツM1と異なる表示態様であればよく、これに限定されない。例えば、図1-23に示すように、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、背景を第2コンテンツM1と異なる色に画像処理したスタンプ70を表示してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、黒いメッセージバブルのような長方形の図形71にスタンプ70を重畳表示して、サイレントメッセージの第1コンテンツM3であることを表示してもよい。長方形の図形71は黒色や長方形に限定されず、他の色や形状でもよい。また、スタンプ70の周辺の背景46にぼかしを表示してもよい。
【0109】
<第1変形例(4)の効果>
第1変形例(4)では、第1表示態様は、第1コンテンツM3が画像であるスタンプ70の場合、第2コンテンツM1とは異なる画像処理が行われる表示態様を含んでいる。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAは第1コンテンツM3が画像であるスタンプ70の場合でも、サイレントメッセージで送信したことを視覚的に把握することができる。
【0110】
<第1変形例(5)>
第1変形例(4)では、受信者端末20Bの制御部21は、スタンプ70の背景を画像処理したが、第2コンテンツM1とは異なる第1表示態様で第1コンテンツM3を表示できればよく、これに限定されるものでない。第1変形例(5)では、第1表示態様は、第2コンテンツの第2表示態様よりも、チャットルームRの背景46との明度差、彩度差または色相差が小さい表示態様を含んでもよい。
【0111】
例えば、受信者端末20Bの制御部21は、図1-24に示すように、第2コンテンツM1のスタンプ69と比べて、背景46との明度差、彩度差または色相差が小さくなるように画像処理した第1コンテンツM3のスタンプ72を表示してもよい。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、背景46を黒系色とせずに、例えば所定の閾値以上の明るさを有する背景46を選択してもよい。これにより、第1表示態様N1の第1コンテンツM3は、背景46の色で見づらくなることを抑制することができる。
【0112】
<第1変形例(5)の効果>
第1変形例(5)では、第1表示態様は、第2コンテンツM1の第2表示態様よりも、チャットルームRの背景46との明度差、彩度差または色相差を小さくする表示態様を含んでいる。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは第1コンテンツM3が画像であるスタンプ70の場合でも、サイレントメッセージであることを容易に確認できる。
【0113】
<第2実施形態>
第1実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づく第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示したが、その第1表示態様N1を変更してもよい。第2実施形態では、サイレントメッセージである第1コンテンツに絵文字やスタンプなどの画像情報が含まれる場合、受信者端末20Bの制御部21は、画像情報に対して画像処理を行ってもよい。
【0114】
なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0115】
<情報処理>
図2-1は、本実施形態における受信者端末20Bが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、第1実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、送信者端末20Aから送信されたコンテンツに通知制御情報が含まれると判定すると(C22)、コンテンツの受信通知を無効化する(C23)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、送信者端末20Aから送信された第1コンテンツに画像情報(例えば、絵文字、スタンプまたはマークなど)が含まれるか否かを判定してもよい(C31)。受信者端末20Bの制御部21は、例えば図1-13に示すように、第1コンテンツM2に画像情報が含まれないと判定した場合、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツM2を第1表示態様N1でチャットルームRに表示させる(C1)。
【0116】
一方、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2に画像情報が含まれると判定した場合、その画像情報がチャットルームRにおいてメッセージなどのテキスト情報を表示するメッセージバブルと同系色か否かを判定する(C32)。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様N1で表示される画像情報とメッセージバブルが同系色か否かを判定する。例えば、図2-2Aに示すように、第1表示態様N1においてテキスト情報を表示するメッセージバブル61に画像情報45が重ねて表示される場合、メッセージバブル61と画像情報45が同系色(例えば黒系の色)であると、画像情報45の視認性が低下するおそれがある。例えば、メッセージバブル61と画像情報45との明度差、彩度差または色相差が小さい場合、画像情報45の視認性が低下するおそれがある。そこで、受信者端末20Bの制御部21は、画像情報45がメッセージバブル61と同系色か否かを判定してもよい。
【0117】
例えば、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差、彩度差または色相差に基づいて、画像情報45がメッセージバブル61と同系色か否かを判定してもよい。具体的には、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2に含まれる画像情報45とメッセージバブル61の種類に基づいて、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差、彩度差または色相差が所定値以下か否かを判定してもよい。
【0118】
例えば、受信者端末20Bの制御部21が、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差が所定値以下か否かを判定する場合を考える。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61と画像情報45の明度の階調値を第1コンテンツM2から取得し、メッセージバブル61と画像情報45の明度差が所定の階調値以下、例えば20階調以下の場合に、明度差が所定値以下と判定してもよいし、しなくてもよい。そして、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差が所定値以下の場合に、画像情報45がメッセージバブル61と同系色と判定してもよい。なお、受信者端末20Bの制御部21は、明度差と同様に、メッセージバブル61に対する画像情報45の彩度差または色相差が所定値以下か否かを判定し、その判定結果に基づいて画像情報45がメッセージバブル61と同系色か否かを判定しうる。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差、彩度差および色相差のうち少なくとも1つに基づいて、画像情報45がメッセージバブル61と同系色か否かを判定してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差および彩度差が所定値以下の場合に、画像情報45がメッセージバブル61と同系色と判定してもよい。
【0119】
なお、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61と画像情報45の明度、彩度または色相を第1コンテンツM2から取得したが、メッセージバブル61と画像情報45の明度差、彩度差または色相差が所定値以下か否かを判定できればよく、これに限定されない。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、明度差、彩度差または色相差が所定値以下となる画像情報とメッセージバブルの組み合わせを予め記憶部28に記憶し、第1コンテンツM2に含まれる画像情報45とメッセージバブル61の識別情報に基づいて記憶部28を参照することで、メッセージバブル61と画像情報45の明度差、彩度差または色相差が所定値以下か否かを判定してもよい。
【0120】
受信者端末20Bの制御部21は、例えば図1-14に示すように、第1表示態様N1におけるメッセージバブル61と画像情報45の明度差、彩度差または色相差が所定値を超える、すなわち画像情報45がメッセージバブル61と同系色でないと判定した場合、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツM2を第1表示態様N1でチャットルームRに表示させる(C1)。
【0121】
一方、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様N1とされるメッセージバブル61と画像情報45の明度差、彩度差または色相差が所定値以下、すなわち画像情報45がメッセージバブル61と同系色と判定した場合、通知制御情報に基づく第1表示態様N1を変更する(C33)。
【0122】
例えば、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差、彩度差または色相差に基づいて、第1コンテンツM2の第1表示態様N1を変更してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61と画像情報45の明度、彩度または色相を第1コンテンツM2から取得し、メッセージバブル61と画像情報45の明度差、彩度差または色相差が所定値を超えるように第1表示態様N1を変更してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様N1のメッセージバブル61に対して、明度差、彩度差または色相差が所定値を超えるように画像情報45の色を変更してもよい。
【0123】
なお、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61と画像情報45の明度、彩度または色相を第1コンテンツM2から取得したが、メッセージバブル61と画像情報45の明度差、彩度差または色相差が所定値を超えるように第1表示態様N1を変更できればよく、これに限定されない。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、明度差、彩度差または色相差が所定値を超える画像情報45とメッセージバブル61の組み合わせを予め記憶部28に記憶してもよい。これにより、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2に含まれるメッセージバブル61の識別情報に基づいて、メッセージバブル61との明度差、彩度差または色相差が所定値を超える画像情報45を記憶部28から取得してもよい。そして、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様N1の画像情報45を、取得された画像情報に変更するように画像処理してもよい。
【0124】
このようにして、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2に画像情報45が含まれる場合、その画像情報45に対して画像処理することで第1表示態様N1を変更する。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、上記のようにメッセージバブル61に対する画像情報45の明度差、彩度差または色相差が所定値よりも小さいまたは所定値以下の場合に、画像情報45を画像処理してもよい。
【0125】
受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2の第1表示態様N1を変更すると、図2-2Bに示すように、その変更された第1表示態様N1で第1コンテンツM2をチャットルームRに表示させる(C34)。これにより、画像処理された画像情報45が、メッセージバブル61に重ねて表示されることになる。
【0126】
なお、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差、彩度差または色相差を大きくするように画像情報45を画像処理したが、画像情報45の視認性を向上できればよく、これに限定されない。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、図2-3に示すように、画像情報45の周囲を囲む枠線87を表示するように画像情報45を画像処理してもよい。この枠線87は、メッセージバブル61に対して画像情報45を区別可能な色、例えば白色で表示されてもよい。
【0127】
また、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、画像情報45を画像処理したが、画像情報45の視認性を向上できればよく、これに限定されない。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61を画像処理することで第1表示態様N1を変更してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、図2-4に示すように、第1表示態様N1のメッセージバブル61を、画像情報45との明度差、彩度差または色相差が所定値を超えるメッセージバブル61に変更するように画像処理してもよい。
【0128】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、第1コンテンツM2に画像情報45が含まれる場合、受信者端末20Bの制御部21は、画像情報45に対して画像処理を行う。このような構成による効果の一例として、画像情報45の視認性を向上させることができる。
【0129】
また、第2実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61に対する画像情報45の明度差、彩度差または色相差が設定された値よりも小さい、または設定された値以下の場合、画像処理を行う。このような構成による効果の一例として、画像情報45が周囲の色と同系色である場合でも、画像情報45の視認性を確保することができる。
【0130】
また、第2実施形態では、第1コンテンツM2は、画像情報45とテキスト情報とを含んでもよい。このような構成による効果の一例として、メッセージバブル61と画像情報45とが同系色である場合でも、画像情報45の視認性を確保することができる。
【0131】
<第3実施形態>
第2実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、メッセージバブル61が画像情報45と同系色か否かに基づいて第1表示態様N1を変更したが、第1コンテンツM2の視認性に応じて第1表示態様N1を変更すればよく、これに限定されない。第3実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、コンテンツが重畳するチャットルームRの背景画像の設定に基づいて、第1表示態様N1とは異なる第3表示態様で第1コンテンツM2を表示してもよい。例えば、チャットルームRの背景が黒色に表示される場合、図3-1Aに示すように、チャットルームRの背景と同系色のスタンプ86を含む第1コンテンツM3をチャットルームRに表示すると、スタンプ86の視認性は低下しうる。第3実施形態では、図3-1Bに示すように、受信者端末20Bの制御部21は、スタンプ86に対して画像処理を実行し、チャットルームRの背景と異なる色によってスタンプ86の周囲を表示するようにしてもよい。
【0132】
なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0133】
<情報処理>
図3-2は、本実施形態における受信者端末20Bが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、チャットルームRの背景画像を設定する(C41)。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、チャットルームRの背景画像をダークモード画像(チャットルームRの全体が黒系色などになるモード)などに設定しうる。
【0134】
続いて、第1実施形態と同様に、第1実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、コンテンツをサーバ10から受信すると(C21)、そのコンテンツが通知制御情報を含む第1コンテンツか否かを判定する(C22)。受信者端末20Bの制御部21は、送信者端末20Aから送信されたコンテンツに通知制御情報が含まれると判定すると、受信した通知制御情報に基づいて、第1コンテンツの受信通知を無効化する(C23)。ここで、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像の設定を確認してもよい(C42)。そして、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景が第1コンテンツの第1表示態様と同系色か否かを判定してもよい(C43)。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像が第1コンテンツの画像情報(例えば、スタンプ、メッセージバブル、絵文字など)と同系色か否かを判定してもよい。
【0135】
例えば、図3-1Aに示すように、第1表示態様N1の第1コンテンツM3のスタンプ86に黒色が含まれる場合、チャットルームRの背景画像80がダークモード(チャットルームRの全体が黒色などになるモード)に設定されていると、スタンプ86の視認性が低下するおそれがある。そこで、受信者端末20Bの制御部21は、スタンプ86の色情報とチャットルームRの設定に基づいて、チャットルームRの背景画像80がスタンプ86と同系色か否かを判定する。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、明度差、彩度差または色相差が所定値以下のチャットルームRの背景画像と第1コンテンツの画像情報との組み合わせを、同系色の組み合わせとして予め記憶部28に記憶してもよい。そして、受信者端末20Bの制御部21は、背景画像80の設定と第1コンテンツのスタンプ86の識別情報とに基づいて記憶部28を参照し、背景画像80がスタンプ86と同系色か否かを判定してもよい。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、設定された背景画像80と第1コンテンツに含まれるスタンプ86の組み合わせが記憶部28に記憶されている場合には、その組み合わせを同系色と判定する。
【0136】
受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像80が第1コンテンツM3のスタンプ86と同系色でないと判定した場合、第1表示態様N1で第1コンテンツをチャットルームRに表示させる(C1)。これにより、スタンプ86は、視認性が高い状態でチャットルームRに表示されることになる。
【0137】
一方、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像80が第1コンテンツM3のスタンプ86と同系色と判定した場合、通知制御情報に基づく第1表示態様N1とは異なる第3表示態様で第1コンテンツを表示する(C44)。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM3のスタンプ86に対して画像処理を実行する。具体的には、受信者端末20Bの制御部21は、図3-1Bに示すように、チャットルームRの背景と異なる色によってスタンプ86の周囲を表示するなど、第1コンテンツに関連する画像情報を第3表示態様N3に調整してもよい。
【0138】
これにより、スタンプ86の周囲が、チャットルームRの背景画像80と異なる色によって表示され、スタンプ86の視認性を向上させることができる。このようにして、受信者端末20Bの制御部21は、コンテンツが重畳するチャットルームRの背景画像80の設定に基づいて、第1表示態様N1とは異なる第3表示態様N3で第1コンテンツM3を表示部24に表示させる。
【0139】
なお、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM3のスタンプ86がチャットルームRの背景画像80と同系色である場合にスタンプ86を第3表示態様N3で表示したが、第1コンテンツM3がチャットルームRの背景画像80と同系色である場合に第1コンテンツM3を第3表示態様N3で表示すればよく、これに限定されない。図2-2Aに示すように、第1コンテンツのメッセージバブル61が黒色の第1表示態様N1で表示される場合、チャットルームRの背景がダークモードに設定されていると、メッセージバブル61は見えなくなる可能性がある。そこで、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像80が第1コンテンツM3のメッセージバブルと同系色と判定すると(C43)、サイレントメッセージである第1コンテンツのメッセージバブルに対して画像処理を実行し、チャットルームRの背景画像80と異なる色によってメッセージバブルの周囲を表示する第3表示態様N3で第1コンテンツM3を表示してもよい。例えば、図3-3に示すように、端末20Bの制御部21は、黒色のメッセージバブル81の周囲を白色の枠線83によって表示し、サイレントメッセージである第1コンテンツのメッセージバブル81とチャットルームRの背景画像80との間の境界の視認性を高めることができる。なお、白色の枠線83は白色や長方形の形状に限定されず、他の色や形状であってもよい。
【0140】
このように、ダークモード(チャットルームRの全体が黒色などになるモード)等を利用しているユーザがいる場合は、黒色のメッセージバブル81が見えづらくなる。従って、モードによって、メッセージバブル81の表示態様を変え、ダークモードの場合、白色の枠線83を表示するようにしてもよい。
【0141】
また、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、画像処理することで第1コンテンツを第3表示態様N3で表示したが、第1コンテンツを第3表示態様N3で表示できればよく、これに限定されない。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、第3表示態様N3の第1コンテンツを予め記憶部28に記憶し、チャットルームRの背景画像80が第1コンテンツM3の第1表示態様N1と同系色と判定した場合に(C43)、第1コンテンツM3の第1表示態様N1を、記憶部28に記憶された第3表示態様N3の第1コンテンツM3と置き換えてもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、図3-1Aに示す第1表示態様N1のスタンプ86を、図3-1Bに示す第3表示態様N3のスタンプ86と置き換えてもよい。これにより、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM3を第3表示態様N3で容易に表示することができる。
【0142】
また、本実施形態では、第3表示態様N3は、スタンプ86の周囲をチャットルームRの背景と異なる色によって表示したが、これに限定されない。例えば、サイレントメッセージを受信すると、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像を所定の期間(例えば、数秒間など)変更してもよい。他の例では、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBがチャットルームRを開いた際、サイレントメッセージを受信していることを示すポップ通知を所定の期間(例えば、数秒間など)表示してもよい。他の例では、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRのシステムメッセージとして、受信したサイレントメッセージを表示してもよい。ここで、このようなサイレントメッセージの表示変更は、ユーザBによってオフに設定されてもよく、この場合、受信者端末20Bの制御部21は、図3-1Aに示すように、第1表示態様N1で第1コンテンツを表示する。すなわち、サイレントメッセージの表示変更機能が受信者端末20Bにおいてオフに設定されている場合、サイレントメッセージを受信すると、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBによるオフ設定を優先し、サイレントメッセージの受信を通知せず、第1表示態様N1で第1コンテンツを表示する。
【0143】
上述した説明では、受信者端末20Bにおける第3表示態様N3への変更について説明したが、第3実施形態は、これに限定されるものでない。例えば、第1コンテンツを送信した送信者端末20Aの制御部21は、第1表示態様N1と異なる第3表示態様N3で第1コンテンツを表示してもよい。このとき、受信者端末20Bにおける第3表示態様N3への変更と、送信者端末20Aにおける第3表示態様N3への変更とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。例えば、サイレントメッセージとして送信された第1コンテンツのスタンプ86は、受信者端末20Bでは第3表示態様N3で表示される一方、送信者端末20Aでは第1表示態様N1で表示されてもよい。
【0144】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、コンテンツが重畳する背景画像の設定に基づいて、第1表示態様とは異なる第3表示態様で第1コンテンツM3を端末20Bの表示部24に表示することが端末20Bによって実行される。このような構成による効果の一例として、受信者が第1コンテンツM3と同系色の背景画像(例えば、ダークモード画像)を設定していた場合、サイレントメッセージの視認性の低下を軽減することが可能になる。
【0145】
<第3変形例(1)>
第3実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、記憶部28を参照してチャットルームRの背景画像80と第1コンテンツの第1表示態様N1が同系色か否かを判定したが、同系色か否かを判定できればよく、これに限定されない。第3変形例(1)では、チャットルームRの背景画像80に対する第1コンテンツの明度差、彩度差または色相差に基づいて、チャットルームRの背景画像80と第1コンテンツの第1表示態様N1が同系色か否かを判定してもよい。
【0146】
まず、第3実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、受信した通知制御情報に基づいて第1コンテンツの受信通知を無効化すると(C23)、チャットルームRの背景画像80が第1コンテンツの画像情報と同系色か否かを判定する(C43)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツM2,M3のスタンプ86とチャットルームRの背景画像80の色情報に基づいてスタンプ86の色とチャットルームRの背景画像80の色とを識別し、スタンプ86の色とチャットルームRの背景画像80の色との間の明度差、彩度差または色相差が所定の閾値未満または以下の場合に、チャットルームRの背景画像80がスタンプ86と同系色と判定してもよい。
【0147】
そして、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像80とスタンプ86とが同系色であると判定すると、スタンプ86を見易く区別する枠線を表示したり、メッセージバブル81や背景画像80の色を変えるように画像処理してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像80と色差が所定の閾値以上の色によってスタンプ86の周囲を表示するようにしてもよい。しかしながら、本開示による画像情報に対する画像処理は、これに限定されるものでなく、サイレントメッセージとして送信された第1コンテンツに関連する画像情報の視認性を高めうる他の何れかの画像処理であってもよい。
【0148】
<第3変形例(1)の効果>
第3変形例(1)では、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの色とチャットルームRの背景画像80の色とを識別し、チャットルームRの背景画像80に対する第1コンテンツの明度差、彩度差または色相差が設定された値よりも小さい、または設定された値以下の場合、第1コンテンツを第3表示態様N3で表示する。このような構成による効果の一例として、第1コンテンツの視認性を確実に確保することができる。
【0149】
<第3変形例(2)>
第3実施形態では、受信者端末20Bの表示部24は、コンテンツが重畳する背景画像の設定に基づいて自動的に第1コンテンツM2を第3表示態様N3で表示部24に表示するが、これに限定されるものでない。第3変形例(2)では、受信者端末20Bの制御部21は、背景画像の設定に基づいて、第3表示態様N3で第1コンテンツを表示部24に表示することに関する情報を表示部24に表示し、第3表示態様N3で第1コンテンツを表示部24に表示することを示す入力が行われた場合、第1コンテンツを第3表示態様N3で表示部24に表示する制御を行ってもよい。
【0150】
まず、第3実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、チャットルームRの背景画像を設定する(C41)。ここで、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像が第1コンテンツと同系色に設定された場合、その背景画像の設定に基づいて、第3表示態様N3で第1コンテンツを表示部24に表示することに関する情報を表示部24に表示してもよい。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの表示態様の変更設定を表示部24に表示してもよい。これにより、ユーザBは、第1コンテンツを第3表示態様N3で表示部24に表示するか否かを選択可能となる。
【0151】
そして、受信者端末20Bの制御部21は、ステップC43においてチャットルームRの背景画像が第1コンテンツと同系色に変更されたと判定すると、第1コンテンツの表示変更設定を確認する。受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの表示変更設定がユーザBによってオンに設定、すなわち第3表示態様N3で第1コンテンツを表示することを示す入力が行われた場合、第1表示態様N1と異なる第3表示態様N3によって第1コンテンツを表示してもよい(C44)。このように、サイレントメッセージに対する表示変更は、受信者端末20Bによって自動的に行われる必要はなく、ユーザBの選択によって行われてもよく、受信者端末20BのユーザBが、サイレントメッセージに関する設定をできるようにしてもよい。
【0152】
なお、受信者端末20Bは、サイレントメッセージに対する通知の無効化設定をオフに設定可能とされてもよい。この場合、サイレントメッセージを受信すると、受信者端末20Bの制御部21は、通常メッセージと同様に、受信音を出力するなど、メッセージの受信を通知してもよい。
【0153】
また、受信者端末20Bは、サイレントメッセージ対する表示変更設定をオフにしてもよい。この場合、サイレントメッセージを受信すると、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様を第3表示態様に変更することなく、第1表示態様で第1コンテンツを表示してもよい。
【0154】
また、チャットルームRの背景画像が第1コンテンツと同系色に設定されていることが予め把握される場合、受信者端末20Bの制御部21は、サイレントメッセージに関する受信設定を自動的にオフにしてもよいし、あるいは、オフにすることをユーザBにサジェストするようにしてもよい。オフにすることをユーザBにサジェストし、ユーザBがこのサジェストに同意した場合、受信者端末20Bの制御部21は、サイレントメッセージに関する受信設定をオフにしてもよい。
【0155】
<第3変形例(2)の効果>
第3変形例(2)では、受信者端末20Bの制御部21は、背景画像の設定に基づいて、第3表示態様で第1コンテンツを表示部24に表示することに関する情報を表示部24に表示する制御を行い、第3表示態様で第1コンテンツM2を表示部24に表示することを示す入力が行われた場合、第1コンテンツM2を第3表示態様で表示部24に表示する制御を行いうる。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBがサイレントメッセージに関する設定を行うことでき、着せ替え画像に対する自動的な表示変更を無効にすることができる。
【0156】
<第3変形例(3)>
第3実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様とは異なる第3表示態様に第1コンテンツを処理したが、第3表示態様で第1コンテンツを表示できればよく、これに限定されるものでない。第3変形例(4)では、背景画像は、第1コンテンツを表示する第3表示態様に関する情報が関連付けられてもよい。
【0157】
まず、受信者端末20Bの記憶部28には、第1コンテンツを表示する第3表示態様に関する情報がチャットルームRの背景画像に関連付けて予め記憶されてもよい。例えば、記憶部28は、チャットルームRの背景画像とその背景画像と同系色でない第1コンテンツの表示態様とを、テーブル形式などの対応関係情報として予め記憶してもよい。
【0158】
続いて、第3実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、チャットルームRの背景画像を設定する(C41)。そして、受信者端末20Bの制御部21は、ステップC43においてチャットルームRの背景画像が第1コンテンツと同系色と判定すると、チャットルームRに設定されている背景画像の種類に応じて、サイレントメッセージの表示態様を自動的に変更してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、記憶部28に記憶された対応関係情報を参照して、設定された背景画像に対応する第1コンテンツの表示態様を特定し、特定した表示態様によって第1コンテンツを表示してもよい。具体的には、キャラクタの着せ替え画像が背景画像に設定されている場合、受信者端末20Bの制御部21は、その着せ替え画像に対応した表示態様によってサイレントメッセージを表示してもよい。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様とは異なるものであって、設定されている着せ替え画像に対応する表示態様でサイレントメッセージを表示してもよい。
【0159】
<第3変形例(3)の効果>
第3変形例(3)では、背景画像が、第1コンテンツM2を表示する第3表示態様に関する情報が関連付けられている。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、着せ替え画像の表示品質を損なうことなく、サイレントメッセージを確認できる。
【0160】
<第4実施形態>
第3実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、送信者端末20Aから送信された第1コンテンツの第1表示態様N1がチャットルームRの背景画像80と同系色であるか否かを判定したが、第1コンテンツの視認性の低下を判定できればよく、これに限定されない。第4実施形態は、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの第1表示態様N1が予め設定され、コンテンツが重畳する背景画像の設定に応じて第1コンテンツを第3表示態様N3で表示するか否かを選択する実施形態である。例えば、図4-1Aに示すように、サイレントメッセージのメッセージバブル60の色が黒系色に予め設定されている場合に、チャットルームRの背景画像がダークモード画像などのメッセージバブルと同色系に設定されると、メッセージバブル60の視認性は低下しうる。このため、受信者端末20Bの制御部21は、図4-1Bに示すように、チャットルームRの背景画像の設定に応じて、チャットルームRのダークモード画像とは異なる色(例えば、グレーなど)によってメッセージバブル60を表示し、サイレントメッセージの視認性を確保してもよい。第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0161】
<情報処理>
図4-2は、本実施形態における受信者端末20Bが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、第3実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、チャットルームRの背景画像を設定する(C41)。ここで、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの選択または初期設定により、サイレントメッセージとして送信される第1コンテンツの第1表示態様N1が予め設定されているものとする。ここでは、第1コンテンツの第1表示態様N1が、黒系色に設定されている場合を考える。受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像が設定されると、その設定に応じて、第1コンテンツの表示態様を第1表示態様N1から第3表示態様N3に変更するか否かを選択する(C51)。例えば、図4-1Aに示すようにチャットルームRの背景画像が第1コンテンツの第1表示態様N1と同系色のダークモード画像に設定された場合、受信者端末20Bの制御部21は、図4-1Bに示すように、メッセージバブル60をグレーの第3表示態様N3で表示することを選択してもよい。一方、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像が第1コンテンツの第1表示態様N1の色と異なる通常モード画像に設定された場合、受信者端末20Bの制御部21は、図1-13に示すように、メッセージバブル60を第1表示態様N1で表示することを選択してもよい。
【0162】
続いて、受信者端末20Bの制御部21は、コンテンツをサーバ10から受信すると(C21)、そのコンテンツが通知制御情報を含む第1コンテンツか否かを判定する(C22)。受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツの受信を判定した場合、受信した通知制御情報に基づいて、メッセージの受信通知を無効化する(C23)。
【0163】
ここで、受信者端末20Bの制御部21は、ステップC51で選択された第1コンテンツの表示態様を確認する(C52)。そして、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの表示態様は第3表示態様N3か否かを判定する(C53)。受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツを第1表示態様で表示させることが選択されている場合には、例えば図1-13に示すように、第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示させる(C1)。一方、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツを第3表示態様で表示させることが選択されている場合には、図4-1Bに示すように、第1コンテンツの第1表示態様とは異なる第3表示態様で第1コンテンツを表示する(C44)。
【0164】
なお、図4-1Bに示す例では、第3表示態様N3は、メッセージバブルの色が変更された表示態様に対応するが、本開示による第3表示態様N3は、色の変更に限定されず、メッセージバブルの形状が変更されてもよい。他の例では、サイレントメッセージを受信すると、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRの背景画像を所定の期間(例えば、数秒間など)変更してもよい。他の例では、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBがチャットルームRを開いた際、サイレントメッセージを受信していることを示すポップ通知を所定の期間(例えば、数秒間など)表示してもよい。他の例では、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRのシステムメッセージとして、受信したサイレントメッセージを表示してもよい。ここで、このようなサイレントメッセージの表示変更は、ユーザBによってオフに設定されてもよく、この場合、受信者端末20Bの制御部21は、図4-1Aに示すように、第1表示態様N1で第1コンテンツを表示する。すなわち、サイレントメッセージの表示変更機能が受信者端末20Bにおいてオフに設定されている場合、サイレントメッセージを受信すると、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBによるオフ設定を優先し、サイレントメッセージの受信を通知せず、第1表示態様N1で第1コンテンツを表示する。
【0165】
上述した説明では、受信者端末20Bにおける第3表示態様N3への変更について説明したが、第4実施形態は、これに限定されるものでない。例えば、第1コンテンツを送信した送信者端末20Aの制御部21は、第1表示態様N1と異なる第3表示態様N3で第1コンテンツを表示してもよい。このとき、受信者端末20Bにおける第3表示態様N3への変更と、送信者端末20Aにおける第3表示態様N3への変更とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。例えば、サイレントメッセージとして送信された第1コンテンツのメッセージバブルは、受信者端末20Bでは第1表示態様N1のダークモード画像から第3表示態様N3としてグレーに表示される一方、送信者端末20Aでは第1表示態様N1の矩形形状から第3表示態様N3としてクラウド形状で表示されてもよい。
【0166】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの第1表示態様N1が予め設定され、コンテンツが重畳する背景画像の設定に基づいて、第1表示態様とは異なる第3表示態様で第1コンテンツM2を表示するか否かを選択する。このような構成による効果の一例として、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの受信に応じて、第1コンテンツを特定の表示態様で容易に表示させることができる。
【0167】
<第5実施形態>
上述した第1実施形態~第4実施形態では、受信者端末20Bと送信者端末20Aとの双方に対して、サイレントメッセージに対する表示変更が設定されたが、本開示による表示変更設定は、これに限定されず、例えば、サイレントメッセージ対する通常の表示態様から第1表示態様への変更は、受信者端末20Bでは行われず、送信者端末20Aのみで行われるようにしてもよい。サイレントメッセージとして送信されたか否かは、主として送信者端末20AのユーザAに関心があると考えられるためである。したがって、サイレントメッセージとして送信されたことは、ユーザAのみに認識できれば十分でありうる。
【0168】
例えば、サーバ10の制御部11は、図1-6に示すステップB1において、第1表示態様N1で第1コンテンツを表示させる制御情報を含まない通知制御情報を受信者端末20Bに送信する一方、第1表示態様N1で第1コンテンツを表示させる制御情報を含む通知制御情報を送信者端末20Aに送信してもよい。これにより、送信者端末20Aの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツを受信すると、図5-1Aに示すように、第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示してもよい。また、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツを受信すると図5-1Bに示すように、第2表示態様N2で第1コンテンツM2を表示してもよい。この場合、受信者端末20Bでは、サイレントメッセージに対して受信通知は行われないが、サイレントメッセージは通常メッセージとして表示されることになる。
【0169】
<第5実施形態の効果>
第5実施形態では、サイレントメッセージ対する表示変更設定が、送信者端末20Aのみに設定されうる。このような構成による効果の一例として、サイレントメッセージとして送信されたか否かに主として関心を有する送信者端末20AのユーザAに対してのみ、サイレントメッセージとして送信されたことを認識させることができる。
【0170】
<第6実施形態>
第6実施形態は、第1コンテンツは、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBとを含む第1チャットルームRに表示されるコンテンツであってもよく、受信者端末20Bの制御部21は、第1チャットルームRを含む複数のチャットルームの各々を示す情報を一覧で表示するチャットリストLを表示部24に表示することと、第1コンテンツの受信に基づいて、チャットリストLに含まれる第1チャットルームRを示す情報に関連付けられた、通知を行わないコンテンツを受信したことを示す第1情報を表示部24に表示する制御を実行する実施形態である。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、送信者端末20Aからサイレントメッセージとして送信された第1コンテンツを受信すると、チャットリストL上の何れかの表示態様によって、サイレントメッセージとしての第1コンテンツが受信されたことを示してもよい。第6実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0171】
<情報処理>
図6-1は、本実施形態における受信者端末20Bが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、第1実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、送信者端末20Aから送信されたコンテンツに通知制御情報が含まれると判定すると(C22)、受信した通知制御情報に基づいて、第1コンテンツの受信通知を無効化する(C23)。受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、図6-2に示すように、送信者端末20AのユーザAとのチャットルームを含む複数のチャットルームを示すチャットリストLを表示する(C61)。ここで、チャットリストLは、それぞれのチャットルームを示す表示欄90を並べてリスト化した画面であり、その表示欄90に対する入力に応じて、対応するチャットルームが開かれることになる。
【0172】
受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの受信に基づいて、通知制御情報においてユーザAとのチャットルームを示す情報に関連付けられた、送信者端末20Aからサイレントメッセージとして第1コンテンツを受信したことを示す第1情報を、後述する何れかの表示態様によってチャットリスト上に表示する(C62)。例えば、第1情報は、第1コンテンツを受信したことを表示するテキスト情報、画像情報または動画情報などから構成されてもよい。
【0173】
<第6実施形態の効果>
第6実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、送信者端末20AのユーザAと受信者端末20BのユーザBとを含む第1チャットルームRを含む複数のチャットルームの各々を示す情報を一覧で表示するチャットリストLを表示部24に表示することと、第1コンテンツの受信に基づいて、チャットリストLに含まれる第1チャットルームRを示す情報に関連付けられた、通知を行わないコンテンツを受信したことを示す第1情報を表示部24に表示する制御を実行する。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信を何れか適切な表示態様によって確認することが可能になる。
【0174】
<第6変形例(1)>
第6変形例(1)では、第1情報は、テキスト情報を含んでもよい。まず、第6実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、送信者端末20AのユーザAとのチャットルームを含む複数のチャットルームを示すチャットリストを表示する(C61)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、図6-2に示すように、通知制御情報に基づいて、ユーザAからサイレントメッセージを受信したことを示す第1情報を、チャットリストLにおいてユーザAとのチャットルームを示す表示欄90に表示させてもよい(C62)。例えば、第1情報は、ユーザAから「サイレントメッセージが来ました」などのサイレントメッセージの受信を示すテキスト情報を含んでもよい。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームR内のコンテンツを検索し、サイレントメッセージが受信されているか否かを判定してもよい。そして、受信者端末20Bの制御部21は、サイレントメッセージが受信されている場合に、サイレントメッセージを示すテキスト情報をチャットリストLの表示欄90に表示させてもよい。
【0175】
例えば、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRにおいて少なくとも1つのサイレントメッセージを受信している場合に、サイレントメッセージを示すテキスト情報をチャットリストLの表示欄90に表示させてもよい。また、受信者端末20Bの制御部21は、最新の受信メッセージがサイレントメッセージである場合に、サイレントメッセージを示すテキスト情報をチャットリストLの表示欄90に表示させてもよい。また、受信者端末20Bの制御部21は、未読のサイレントメッセージがある場合に、サイレントメッセージを示すテキスト情報をチャットリストLの表示欄90に表示させてもよい。
【0176】
そして、受信者端末20Bの制御部21は、表示欄90に対するユーザBの入力操作に基づいて、ユーザAとのチャットルームを表示部24に表示させる。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、図1-10Aに示すように、第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示させる(C1)。
【0177】
<第6変形例(1)の効果>
第6変形例(1)では、第1情報は、テキスト情報を含んでもよい。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信を視覚的に確認できる。
【0178】
<第6変形例(2)>
第6変形例(2)では、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの受信に基づいて、チャットリストに表示される第1チャットルームを示す情報の表示態様を変更する制御を行ってもよい。まず、第6実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、送信者端末20AのユーザAとのチャットルームを含む複数のチャットルームを示すチャットリストを表示する(C61)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、図6-3に示すように、通知制御情報に基づいて、ユーザAからサイレントメッセージを受信したことを示す第1情報を、チャットリストLにおいてユーザAとのチャットルームを示す表示欄90に表示させてもよい(C62)。例えば、第1情報は、サイレントメッセージを受信していない他の表示欄と異なる色で表示欄90を囲む中枠91を表示してもよい。中枠91は、未読メッセージにサイレントメッセージが含められている場合に表示されてもよいし、あるいは、そうでなくてもよい。あるいは、中枠91は、最新の未読メッセージがサイレントメッセージである場合に表示されてもよいし、あるいは、そうでなくてもよい。
【0179】
そして、受信者端末20Bの制御部21は、表示欄90に対するユーザBの入力操作に基づいて、ユーザAとのチャットルームを表示部24に表示させる。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、図1-10Aに示すように、第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示させる(C1)。
【0180】
<第6変形例(2)の効果>
第6変形例(2)では、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツの受信に基づいて、チャットリストに表示される第1チャットルームを示す情報の表示態様を変更する制御を行ってもよい。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信をさらに視覚的に確認できる。
【0181】
<第6変形例(3)>
第6変形例(3)では、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツを受信した場合、チャットリストに表示される第1チャットルームを示す情報が表示される順番を変更しない制御を行い、第2コンテンツを受信した場合、チャットリストに表示される第1チャットルームを示す情報が表示される順番を変更する制御を行ってもよい。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザAからサイレントメッセージとして第1コンテンツを受信すると、チャットリストLにおいての表示順を変更することなくユーザAの表示欄90を表示し、通常メッセージを受信すると、チャットリストLにおいて受信した通常メッセージに対応するリストを先頭に表示してもよい。
【0182】
<情報処理>
図6-4は、本実施形態における受信者端末20Bが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、第1実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、サーバ10からコンテンツを受信すると(C21)、そのコンテンツが通知制御情報を含む第1コンテンツか否かを判定する(C22)。受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1の受信を判定した場合、受信者端末20Bにおけるコンテンツの受信通知の設定に基づいて、第2コンテンツM1を受信したことを示す通知(例えば、受信音による通知、振動による通知など)を出力する(C24)。また、受信者端末20Bの制御部21は、図6-5Aに示すように、ユーザBの入力操作に基づいて、送信者端末20AのユーザAとのチャットルームを含む複数のチャットルームを示すチャットリストLを表示部24に表示させる(C63)。
【0183】
このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第2コンテンツM1の受信に基づいて、ユーザAとのチャットルームを示す表示欄90がチャットリストLに表示される順番を変更する(C64)。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、チャットリストLにおいて縦方向に並ぶ複数の表示欄の先頭(例えば最上部)に表示されるように表示欄90が表示される順番を変更してもよい。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第2コンテンツM1の受信に基づいて、ユーザAから第2コンテンツM1を受信したことを示す受信情報を表示欄90に表示させてもよい(C65)。そして、受信者端末20Bの制御部21は、表示欄90に対するユーザBの入力操作に基づいて、図1-10Bに示すように、ユーザAとのチャットルームを表示部24に表示させる。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第2表示態様N2で第2コンテンツM1を表示させる(C25)。
【0184】
一方、受信者端末20Bの制御部21は、ステップC22において通知制御情報を含む第1コンテンツの受信を判定した場合、第6実施形態と同様に、受信した通知制御情報に基づいて、メッセージの受信通知を無効化する(C23)。続いて、受信者端末20Bの制御部21は、図6-5Bに示すように、ユーザBの入力操作に基づいて、送信者端末20AのユーザAとのチャットルームを含む複数のチャットルームを示すチャットリストLを表示部24に表示させる(C61)。
【0185】
このとき、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、ユーザAの表示欄90がチャットリストLに表示される順番の変更を停止してもよい(C66)。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、チャットリストLにおける表示欄90の順番を第1コンテンツの受信前の位置に維持し、表示欄90の表示順を変更しなくてもよい。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザAからサイレントメッセージを受信したことを示す「サイレントメッセージが来ました」などのサイレントメッセージの受信を示すテキスト情報を表示欄90に表示してもよい(C62)。そして、受信者端末20Bの制御部21は、表示欄90に対するユーザBの入力操作に基づいて、図1-10Aに示すように、ユーザAとのチャットルームを表示部24に表示させる。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示させる(C1)。
【0186】
なお、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、ステップC62において、サイレントメッセージの受信を示すテキスト情報を表示欄90に表示したが、この処理を除いてもよい。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、サイレントメッセージの受信を示すテキスト情報を表示欄90に表示しなくてもよい。
【0187】
<第6変形例(3)の効果>
第6変形例(3)では、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツを受信した場合、チャットリストに表示される第1チャットルームを示す情報が表示される順番を変更しない制御を行い、第2コンテンツを受信した場合、チャットリストに表示される第1チャットルームを示す情報が表示される順番を変更する制御を行う。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、メッセージ受信のプレッシャーを受けることなく、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信を視覚的に確認できる。
【0188】
<第6変形例(4)>
第6変形例(4)では、受信者端末20Bの表示部24に表示される第1情報は、ユーザAからのサイレントメッセージの受信を示す第1画像情報を含んでもよい。これにより、受信者端末20BのユーザBは、サイレントメッセージの受信を視覚的に把握することができる。
【0189】
<情報処理>
図6-6は、本実施形態における受信者端末20Bが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、第1実施形態と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、サーバ10からコンテンツを受信すると(C21)、そのコンテンツが通知制御情報を含む第1コンテンツか否かを判定する(C22)。受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1の受信を判定した場合、受信者端末20Bにおけるコンテンツの受信通知の設定に基づいて、第2コンテンツM1を受信したことを示す通知(例えば、受信音による通知、振動による通知など)を出力する(C24)。また、受信者端末20Bの制御部21は、図6-7に示すように、ユーザBの入力操作に基づいて、送信者端末20AのユーザAとのチャットルームを含む複数のチャットルームを示すチャットリストLを表示部24に表示させる(C63)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第2コンテンツM1の受信に基づいて、ユーザAから第2コンテンツM1を受信したことを示す受信情報を表示欄90に表示させてもよい(C65)。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、未読の通常メッセージの数を示す通常メッセージ用の通知バッチ93を表示欄90に表示させてもよい。そして、受信者端末20Bの制御部21は、表示欄90に対するユーザBの入力操作に基づいて、図1-10Bに示すように、ユーザAとのチャットルームを表示部24に表示させる。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第2表示態様N2で第2コンテンツM1を表示させる(C25)。
【0190】
一方、受信者端末20Bの制御部21は、ステップC22において通知制御情報を含む第1コンテンツの受信を判定した場合、第6実施形態と同様に、受信した通知制御情報に基づいて、メッセージの受信通知を無効化する(C23)。続いて、受信者端末20Bの制御部21は、図6-7に示すように、ユーザBの入力操作に基づいて、送信者端末20AのユーザAとのチャットルームを含む複数のチャットルームを示すチャットリストLを表示部24に表示させる(C61)。
【0191】
このとき、受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報に基づいて、ユーザAからサイレントメッセージを受信したことを示す第1情報を、チャットリストLのユーザAとのチャットルームを示す表示欄90に表示させてもよい(C62)。ここで、第1情報は、ユーザAからのサイレントメッセージの受信を示す第1画像情報である通知バッチ92を含んでもよい。なお、通知バッチ92および93は、特定のチャットルームに未読のメッセージが存在することを通知するもので、例えば、円形状に形成されてもよいし、所定の色を有してもよい。また、通知バッチ92および93は、未読のメッセージの数を示してもよい。例えば、通知バッチ92は、未読のサイレントメッセージがあること、または、未読のサイレントメッセージの数を示してもよい。また、通知バッチ93は、未読の通常メッセージがあること、または、未読の通常メッセージの数を示してもよい。また、通知バッチ92は、通常メッセージ用の通知バッチ93とは異なる色によって表示されてもよい。そして、受信者端末20Bの制御部21は、表示欄90に対するユーザBの入力操作に基づいて、図1-10Aに示すように、ユーザAとのチャットルームを表示部24に表示させる。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示させる(C1)。
【0192】
<第6変形例(4)の効果>
第6変形例(4)では、第1情報は、画像情報を含んでもよい。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信を視覚的に確認できる。
【0193】
<第6変形例(5)>
第6変形例(5)では、受信者端末20Bの制御部21は、第2コンテンツの受信に基づいて、チャットリストに含まれる第1チャットルームを示す情報に関連付けられた、コンテンツを受信したことを示す第2画像情報を含む第2情報を表示部24に表示する制御を行い、第1画像情報は、第2画像情報と表示態様が異なってもよい。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザAからのサイレントメッセージの受信を示す第1画像情報であるサイレントメッセージ用の通知バッチとともに、ユーザAからの通常メッセージの受信を示す第2画像情報である通常メッセージ用の通知バッチを、チェックリスト上でユーザAとのリストに含めてもよい。
【0194】
まず、第6変形例(4)と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、図6-7に示すように、チャットリストLを表示すると(C61)、ユーザAからサイレントメッセージを受信したことを示す第1情報を、チャットリストLのユーザAとのチャットルームを示す表示欄90に表示させる(C62)。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、図6-8に示すように、ユーザAからのサイレントメッセージの受信を示す第1画像情報であるサイレントメッセージ用の通知バッチ96と、ユーザAからの通常メッセージの受信を示す第2画像情報である通常メッセージ用の通知バッチ93とを、図示するような異なる表示態様によってユーザAの表示欄90に表示してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、通知バッチ93が表示欄90に表示された状態(未読の通常メッセージがある状態)で通知制御情報を含む第1コンテンツM2を受信した場合に、通知バッチ93と異なる表示態様で通知バッチ96を表示してもよい。また、受信者端末20Bの制御部21は、通知バッチ96が表示欄90に表示された状態(未読のサイレントメッセージがある状態)で通常メッセージを受信した場合に、通知バッチ96と異なる表示態様で通知バッチ93を表示してもよい。ここで、通知バッチ96は、未読のサイレントメッセージの数を示してもよいし、あるいは、示さなくてもよい。
【0195】
なお、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、チャットリストLの表示欄90に通知バッチ96を表示したが、第1コンテンツM2の受信を示す第1画像情報を表示すればよく、これに限定されない。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、図6-9に示すように、ユーザAからのサイレントメッセージの受信を示す第1画像情報であるサイレントメッセージ用のマーク「S」97と、ユーザAからの通常メッセージの受信を示す第2画像情報である通常メッセージ用の通知バッチ93とを、図示するような異なる表示態様によってユーザAの表示欄90に表示してもよい。
【0196】
また、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザAからのサイレントメッセージの受信を示す第1画像情報であるサイレントメッセージ用の通知バッチと、ユーザAからの通常メッセージの受信を示す第2画像情報である通常メッセージ用の通知バッチ93とのうち、最新のメッセージに対応する通知バッチのみが、図示するような異なる表示態様によってユーザAの表示欄90に表示してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、図6-10Aに示すように、通常メッセージを受信して、通知バッチ93を表示欄90に表示したものとする。この状態で通知制御情報を含む第1コンテンツM2が受信されると、受信者端末20Bの制御部21は、図6-10Bに示すように、通知バッチ93に換えて、最新のメッセージに対応するサイレントメッセージ用の通知バッチ98のみを、ユーザAとの表示欄90に表示してもよい。すなわち、図示された例では、最新のメッセージはサイレントメッセージであり、サイレントメッセージに対応する通知バッチ98が、表示欄90に表示される。
【0197】
<第6変形例(5)の効果>
第6変形例(5)では、受信者端末20Bの制御部21は、第2コンテンツの受信に基づいて、チャットリストに含まれる第1チャットルームを示す情報に関連付けられた、コンテンツを受信したことを示す第2画像情報を含む第2情報を表示部24に表示する制御を行い、第1画像情報は、第2画像情報と表示態様が異なってもよい。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信を視覚的に確認できる。
【0198】
<第6変形例(6)>
第6変形例(6)では、チャットリストは、複数のチャットルームの各々を示す情報を分類分けするフォルダーを含み、受信者端末20Bの制御部21は、第1チャットルームを示す情報を含むフォルダーに関連付けて、第1情報を表示部24に表示する制御を行ってもよい。すなわち、チャットリストに含まれるリストを分類するフォルダー(例えば、友だち、グループ、公式アカウントなど)が設定されている場合、受信者端末20Bの制御部21は、サイレントメッセージを送信した送信者端末20AのユーザAが属するフォルダーに関連付けて、サイレントメッセージを受信したことを示す第1情報を表示してもよい。
【0199】
まず、第6変形例(4)と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、図6-6に示すように、通知制御情報を含む第1コンテンツを受信すると、メッセージの受信通知を無効化して(C23)、チャットリストLを表示部24に表示させる(C61)。ここで、チャットリストLは、図6-11に示すように、複数のチャットルームの各々を示す情報を分類するフォルダー(タブ)を含んでもよい。例えば、フォルダーは、友だち、グループまたは公式アカウントなどを分類するように構成されてもよい。例えば、友だちのフォルダーは、チャットリストLに友だちとして登録された各ユーザのチャットルームを含んでもよい。また、グループのフォルダーは、チャットリストLに登録された各グループのチャットルームを含んでもよい。また、公式アカウントのフォルダーは、チャットリストLに登録された各公式アカウントのチャットルームを含んでもよい。受信者端末20Bの制御部21は、特定のフォルダーがユーザBにより選択されると、そのフォルダーに含まれるチャットルームを表示させる。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、友だちのフォルダーがユーザBにより選択されると、友だちとして登録されたユーザのチャットルームが表示されることになる。
【0200】
そして、受信者端末20Bの制御部21は、例えば第1コンテンツに含まれるユーザAの識別情報に基づいて、第1コンテンツを送信したユーザAを登録した特定のフォルダーを検索する。ここでは、ユーザAは、友だちのフォルダーに登録されているものとする。受信者端末20Bの制御部21は、ユーザAが友だちのフォルダーに登録されていることを検出すると、その友だちのフォルダーのタブ100に関連付けて、サイレントメッセージを受信したことを示す通知バッチ101を表示してもよい(C62)。また、通知バッチ101は、通常メッセージ用の通知バッチ93と異なる表示態様によって表示されてもよいし、あるいは、表示されなくてもよい。
【0201】
<第6変形例(6)の効果>
第6変形例(6)では、チャットリストは、複数のチャットルームの各々を示す情報を分類分けするフォルダーを含み、受信者端末20Bの制御部21は、第1チャットルームを示す情報を含むフォルダーに関連付けて、第1情報を表示部24に表示する制御を行う。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信をフォルダーと関連付けて視覚的に確認できる。
【0202】
<第6変形例(7)>
第6変形例(7)では、チャットリストは、複数のチャットルームを分類分けするフォルダーを含み、フォルダーは、通知を行わないコンテンツを含むフォルダーを含んでもよい。すなわち、チャットリストに含まれるリストを分類するフォルダーとして、サイレントメッセージ用のフォルダーが設定されてもよい。サイレントメッセージを受信すると、受信者端末20Bの制御部21は、受信したサイレントメッセージをサイレントメッセージ用のフォルダーとサイレントメッセージの送信元に対応するフォルダーとに分類してもよい。サイレントメッセージが既読になると、受信者端末20Bの制御部21は、サイレントメッセージ用のフォルダーから既読になったサイレントメッセージを取り除き、サイレントメッセージの送信元に対応するフォルダーのみに既読になったサイレントメッセージを保持してもよい。
【0203】
まず、第6変形例(4)と同様に、受信者端末20Bの制御部21は、図6-6に示すように、通知制御情報を含む第1コンテンツを受信すると、メッセージの受信通知を無効化して(C23)、チャットリストLを表示部24に表示させる(C61)。ここで、チャットリストLは、図6-12に示すように、未読のサイレントメッセージを分類するサイレントメッセージ用のフォルダー102を含んでもよい。
【0204】
受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツを受信すると、その第1コンテンツに含まれる送信者の識別情報に基づいて、第1コンテンツを送信したユーザAをチャットリストLから特定する。そして、受信者端末20Bの制御部21は、特定されたユーザAの表示欄90をサイレントメッセージ用のフォルダー102に収容してもよい。また、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザAが分類された他のフォルダー(例えば友だちのフォルダー)におけるユーザAの表示欄90に対しても、サイレントメッセージを関連付けてもよい。続いて、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいてサイレントメッセージを既読にすると、サイレントメッセージ用のフォルダー102からユーザAの表示欄90を消去してもよいし、あるいは、消去しなくてもよい。また、受信者端末20Bの制御部21は、他のフォルダーに分類されたユーザAの表示欄90において、サイレントメッセージを既読状態としてもよい。
【0205】
<第6変形例(7)の効果>
第6変形例(7)では、チャットリストは、複数のチャットルームを分類分けするフォルダーを含み、フォルダーは、通知を行わないコンテンツを含むフォルダーを含んでもよい。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信をフォルダーと関連付けて視覚的に確認できる。
【0206】
<第6変形例(8)>
第6変形例(8)では、通知を行わないコンテンツを含むチャットルームを示す情報を優先的に表示することを示す入力に基づいて、受信者端末20Bの制御部21は、チャットリストに表示される順番を、通知を行わないコンテンツを含むチャットルームを示す情報が優先的に表示される制御を行ってもよい。例えば、チャットリストにおいてサイレントメッセージを優先的に表示するユーザBの操作を受け付けると、受信者端末20Bの制御部21は、サイレントメッセージの送信元のリストをチャットリスト上で先頭から表示するようにしてもよい。
【0207】
まず、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、チャットリストLを表示部24に表示させる。そして、受信者端末20Bの制御部21は、図6-13に示すように、ユーザBの入力操作に基づいて、チャットルームの表示欄のソートに関する操作画面110を表示すると、並べ替えの基準の選択を受け付ける。操作画面110は、例えば、受信時間、未読メッセージまたはサイレントメッセージなどの基準を選択可能に設けられてもよい。受信者端末20Bの制御部21は、操作画面110においてサイレントメッセージがユーザBにより選択されると、サイレントメッセージを受信している表示欄90をチャットリストLにおいて優先的に表示してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、チャットリストLにおいて縦方向に並ぶ複数の表示欄の先頭(例えば最上部)に、サイレントメッセージを受信している表示欄90が表示されるように表示欄を並べ替えてもよい。ここで、受信者端末20Bの制御部21は、受信したサイレントメッセージが未読である表示欄をチャットリストLにおいて優先的に表示してもよいし、受信したサイレントメッセージが未読であるか、既読であるかにかかわらず、サイレントメッセージを受信している表示欄をチャットリストLにおいて優先的に表示してもよい。
【0208】
<第6変形例(8)の効果>
第6変形例(8)では、通知を行わないコンテンツを含むチャットルームを示す情報を優先的に表示することを示す入力に基づいて、受信者端末20Bの制御部21は、チャットリストに表示される順番を、通知を行わないコンテンツを含むチャットルームを示す情報が優先的に表示される制御を行ってもよい。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージの受信を視覚的に確認できる。
【0209】
<第6変形例(9)>
第6変形例(9)では、受信者端末20Bの制御部21は、第1チャットルームのうち、第1コンテンツを含む、通知制御情報を含むコンテンツを取得する制御と、取得された通知制御情報を含むコンテンツを表示部24に表示する制御とを行ってもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、サイレントメッセージを検索するための検索機能を有し、検索機能を利用して検出したサイレントメッセージを表示してもよい。
【0210】
まず、受信者端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、チャットリストLを表示部24に表示させる。このとき、チャットリストLは、図6-14に示すように、チャットルーム内の情報を検索する検索領域120を含んでもよい。検索領域120に「サイレント」のキーワードが入力されると、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルーム内のサイレントメッセージを検索し、サイレントメッセージのみをチャットリストLに表示してもよい。このとき、受信者端末20Bの制御部21は、未読のサイレントメッセージを検索し、未読のサイレントメッセージのみをチャットリストLに表示してもよい。すなわち、受信者端末20Bの制御部21は、既読のサイレントメッセージはチャットリストLに表示しないことになる。図示された例では、ユーザBが検索領域120でサイレントメッセージを入力した結果として、ユーザAから送信された未読のサイレントメッセージが5通検出されている。ユーザAの表示欄90には、通知バッチ92が表示され、サイレントメッセージが未読であることが示されている。
【0211】
なお、本実施形態では、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームR内の未読のサイレントメッセージを検索したが、サイレントメッセージを検索できればよく、これに限定されない。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、チャットルームRで受信された少なくとも1つのサイレントメッセージを検索してもよい。例えば、受信者端末20Bの制御部21は、未読または既読に関わらず、チャットルーム内の全てのサイレントメッセージを検索し、その検索された全てのサイレントメッセージをチャットリストLに表示してもよい。また、受信者端末20Bの制御部21は、最新のサイレントメッセージを検索し、そのサイレントメッセージをチャットリストLに表示してもよい。
【0212】
<第6変形例(9)の効果>
第6変形例(9)では、受信者端末20Bの制御部21は、第1チャットルームのうち、第1コンテンツを含む、通知制御情報を含むコンテンツを取得する制御と、取得された通知制御情報を含むコンテンツを表示部24に表示する制御とを行ってもよい。このような構成による効果の一例として、受信者端末20BのユーザBは、チャットリスト上でサイレントメッセージを迅速に検出することができる。
【0213】
<第7実施形態>
第1実施形態~第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、送信者端末20Aから受信した通知制御情報を含む第1コンテンツを受信者端末20Bに送信する処理を実行したが、送信者端末20Aまたは受信者端末20Bが実行する他の処理を実行してもよい。
【0214】
第7実施形態では、サーバ10の制御部11が、送信者端末20Aから送信された通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを第1表示態様N1で表示する第3コンテンツを生成し、その第3コンテンツを受信者端末20Bに送信する。これにより、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツを第1表示態様N1とする処理を実行することなく、第3コンテンツに従って第1コンテンツを第1表示態様N1で表示させることができる。
【0215】
なお、第1実施形態~第6実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第7実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0216】
<機能構成>
サーバ10の機能構成
図7-1は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、コンテンツ受信部142とを有する。
【0217】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、送信者端末20Aと受信者端末20Bとの間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0218】
コンテンツ受信部142は、制御部11の制御の下、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツを受信する処理であるコンテンツ受信処理を実行する機能を有する。
【0219】
図7-2は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0220】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、コンテンツ生成処理として実行されるコンテンツ生成処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
【0221】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、コンテンツ送信処理として実行されるコンテンツ送信処理プログラム1512をサブルーチンプログラムとして含む。
【0222】
図7-3は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、コンテンツ生成処理部112と、コンテンツ送信処理部113とを有する。
【0223】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0224】
コンテンツ生成処理部112は、記憶部15に記憶されているコンテンツ生成処理プログラム1511に従って、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様で第1コンテンツを表示させる第3コンテンツを生成するコンテンツ生成処理を実行する。
【0225】
コンテンツ送信処理部113は、記憶部15に記憶されているコンテンツ送信処理プログラム1512に従って、第1コンテンツが第1表示態様で表示されるように第3コンテンツを受信者端末20Bに送信するコンテンツ送信処理を実行する。
【0226】
<情報処理>
図7-4は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0227】
まず、第1実施形態と同様に、送信者端末20Aの制御部21は、例えば図1-7Bに示すチャットルームRを表示部24に表示すると(A1)、ユーザAの入力操作に基づいて、コンテンツの受信に関する通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10に送信する(A2)。ここで、通知制御情報は、第1コンテンツの受信を通知しないように受信者端末20Bを制御する情報を含んでもよい。また、通知制御情報は、第1表示態様で第1コンテンツを表示するように受信者端末20Bを制御する情報は含まなくてもよい。
【0228】
これにより、サーバ10の通信部14が、通知制御情報を含む第1コンテンツを送信者端末20Aから受信する。サーバ10の制御部11は、通知制御情報を含む第1コンテンツを受信すると、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツとは異なる第1表示態様とした第1コンテンツを生成する(B71)。すなわち、サーバ10の制御部11は、端末20に送信する前に、第1コンテンツを第1表示態様に形成する。そして、サーバ10の制御部11は、第1表示態様とされた第1コンテンツを通知制御情報と共に受信者端末20Bに送信する(B72)。また、サーバ10の制御部11は、第1表示態様とされた第1コンテンツを通知制御情報と共に送信者端末20Aに送信してもよい。
【0229】
受信者端末20Bの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10から受信すると、通知制御情報に基づいて、第1コンテンツを受信したことを通知しないように受信者端末20Bを制御する。そして、受信者端末20Bの制御部21は、図1-10Aに示すように、サーバ10で生成された第1コンテンツに基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1の表示態様N2とは異なる第1表示態様N1で第1コンテンツM2を受信者端末20Bの表示部24に表示させる(C1)。このとき、サーバ10において第1コンテンツが第1表示態様N1で予め生成されているため、受信者端末20Bの制御部21は、第1コンテンツを第1表示態様に形成する処理をすることなく、サーバ10から送信された第1コンテンツをそのまま表示部24に表示しうる。
【0230】
同様に、送信者端末20Aの制御部21は、通知制御情報を含む第1コンテンツをサーバ10から受信すると、図1-12に示すように、サーバ10で生成された第1コンテンツに基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1の表示態様N2とは異なる第1表示態様N1で第1コンテンツM2を表示部24に表示させる(A3)。
【0231】
<第7実施形態の効果>
第7実施形態では、サーバ10の通信部14が、コンテンツの受信の通知に関する通知制御情報を含む第1コンテンツM2を送信者端末20Aから受信する。そして、サーバ10の制御部11は、通知制御情報に基づいて、通知制御情報を含まない第2コンテンツM1とは異なる第1表示態様N1とした第1コンテンツM2を生成し、第1コンテンツM2が第1表示態様N1で表示されるように、生成された第1コンテンツを受信者端末20Bに送信する。このような構成による効果の一例として、送信者端末20AのユーザAは受信者端末20BのユーザBに迷惑をかけずにメッセージを送信できるとともに、サイレントメッセージとしてメッセージが送信されたことを容易に確認できる。
【符号の説明】
【0232】
1 システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
図1-1】
図1-2】
図1-3】
図1-4】
図1-5】
図1-6】
図1-7】
図1-8】
図1-9】
図1-10】
図1-11】
図1-12】
図1-13】
図1-14】
図1-15】
図1-16】
図1-17】
図1-18】
図1-19】
図1-20】
図1-21】
図1-22】
図1-23】
図1-24】
図2-1】
図2-2】
図2-3】
図2-4】
図3-1】
図3-2】
図3-3】
図4-1】
図4-2】
図5-1】
図6-1】
図6-2】
図6-3】
図6-4】
図6-5】
図6-6】
図6-7】
図6-8】
図6-9】
図6-10】
図6-11】
図6-12】
図6-13】
図6-14】
図7-1】
図7-2】
図7-3】
図7-4】