(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114560
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】皮膜芯および並列複合構造を有する繊維およびその紡績品
(51)【国際特許分類】
D02G 3/36 20060101AFI20240816BHJP
D01F 1/10 20060101ALI20240816BHJP
D01F 6/46 20060101ALI20240816BHJP
D01F 6/60 20060101ALI20240816BHJP
D03D 15/20 20210101ALI20240816BHJP
D03D 15/283 20210101ALI20240816BHJP
D03D 15/47 20210101ALI20240816BHJP
D03D 15/56 20210101ALI20240816BHJP
D03D 15/292 20210101ALI20240816BHJP
D04B 1/14 20060101ALI20240816BHJP
D04B 21/00 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
D02G3/36
D01F1/10
D01F6/46 A
D01F6/60 341C
D03D15/20 100
D03D15/283
D03D15/47
D03D15/56
D03D15/292
D04B1/14
D04B21/00 B
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023062716
(22)【出願日】2023-04-07
(31)【優先権主張番号】202310112662.7
(32)【優先日】2023-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519427941
【氏名又は名称】青島瑞佳源紡織品有限公司
【氏名又は名称原語表記】Qingdao Ruijiayuan Textile Products Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Zhaogezhuang Community,Liuting Street,Chengyang District,Qingdao City,Shandong Province,China
(71)【出願人】
【識別番号】523131346
【氏名又は名称】青島平莱特種繊維有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO PINGLAI SPECIALTY FIBRE CO., LTD
【住所又は居所原語表記】NO 5-3 TAOYUAN FIFTH ROAD, DIANBU INDUSTRIAL PARK, LAIXI CITY, QINGDAO CITY, SHANDONG PROVINCE, CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】祁 洪吉
(72)【発明者】
【氏名】劉 正坤
(72)【発明者】
【氏名】王 琳
【テーマコード(参考)】
4L002
4L035
4L036
4L048
【Fターム(参考)】
4L002AA05
4L002AA06
4L002AA07
4L002AA08
4L002AB02
4L002AB05
4L002AC00
4L002AC01
4L002AC07
4L002BA00
4L002CA00
4L002EA00
4L002FA00
4L035AA05
4L035BB31
4L035JJ05
4L035KK05
4L036MA04
4L036MA05
4L036MA06
4L036MA35
4L036MA39
4L036PA31
4L036RA24
4L036UA21
4L048AA15
4L048AA16
4L048AA20
4L048AA24
4L048AA26
4L048AA30
4L048AA51
4L048AA56
4L048AB18
4L048AC12
4L048CA04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】既存の紡績品用の繊維が、織りにくく、機能が単一であるという技術的問題を解決するための繊維およびその紡績品を提供する。
【解決手段】皮膜芯および並列複合構造を有する繊維は、皮鞘スリープ(1)および内芯繊維(2)を含み、皮鞘スリープ(1)は内芯繊維(2)の外側に嵌設され、皮鞘スリープ(1)の成分はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、スパンデックス、変性アクリルまたはポリエチレン中の1つであり、内芯繊維(2)の成分はポリエチレン、熱制御アルカン、固相変化材料、遠赤外線材料または徐放カプセル中の少なくとも1つであり、前記紡績品は前記皮膜芯および並列複合構造を有する繊維で作製される。本発明の皮鞘スリープ(1)と内芯繊維(2)は層状被覆構造を採用し、皮鞘スリープ(1)と内芯繊維(2)は実際のニーズによって異なる材質で作製され、対応の特性および機能を有し、種類が豊富で適用範囲も広い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮鞘スリープと内芯繊維を含み、
前記皮鞘スリープは前記内芯繊維の外側に嵌設され、前記皮鞘スリープの成分はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、スパンデックス、変性アクリルまたはポリエチレン中の1つであり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレン、熱制御アルカン、固相変化材料、遠赤外線材料または徐放カプセル中の少なくとも1つである、ことを特徴とする皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項2】
前記内芯繊維の成分は、有機化合物をさらに含み、前記有機化合物は、安息香酸、尿素またはベンゾトリアゾールを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項3】
前記皮鞘スリープの重量成分は2%~98%である、ことを特徴とする請求項2に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項4】
前記皮鞘スリープの重量成分は98%であり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は1%であり、前記遠赤外線材料の重量成分は1%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項5】
前記皮鞘スリープの成分はPA6であり、前記PA6の重量成分は70%であり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレンを含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は30%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項6】
前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は80%であり、
前記内芯繊維の成分は熱制御アルカンを含み、前記熱制御アルカンの重量成分は20%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項7】
前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は70%であり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび徐放カプセルを含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は20%であり、前記徐放カプセルの重量成分は10%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項8】
前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は80%であり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、前記遠赤外線材料はAL2O3を採用し、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は10%であり、前記AL2O3の重量成分は10%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維から作製される、ことを特徴とする紡績品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維紡績品の技術分野に関し、具体的に皮膜芯および並列複合構造を有する繊維およびその紡績品に関する。
【背景技術】
【0002】
繊維は連続または不連続のフィラメントからなる物質で、動植物体内での組織維持に重要な役割を果たし、繊維は、細糸、糸、ひも、紙づくりまたはフェルト織のときの繊維層として、幅広い用途で使用され、同時に他の素材を織るためにも一般的に使用されている。
【0003】
先行技術における繊維は、通常、様々な繊維状物質の混合物から作られ、層状構造を持たず相容れない多成分混合物を使用した場合、混合繊維の強度が失われるため、紡織がうまくいかず、テキスタイルの品質が保証されず、単一成分のみを使用した場合、繊維や布は単一機能であり、多機能繊維コレクションのニーズを満たすことができない。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、先行技術に存在する既存の紡績品用の繊維が織りにくく、機能が単一であるという技術的問題を解決するために、皮膜芯および並列複合構造を有する繊維およびその紡績品を提供することである。本発明が提供する様々な技術的解決策中の好ましい技術的解決策によって生じる多くの技術効果は、以下に詳細に説明される。
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決策を提供する。
【0006】
本発明が提供する皮膜芯および並列複合構造を有する繊維は、皮鞘スリープと内芯繊維を含み、前記皮鞘スリープは前記内芯繊維の外側に嵌設され、前記皮鞘スリープの成分はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、スパンデックス、変性アクリルまたはポリエチレン中の1つであり、前記内芯繊維の成分はポリエチレン、熱制御アルカン、固相変化材料、遠赤外線材料または徐放カプセル中の少なくとも1つである。
【0007】
好ましくは、前記内芯繊維の成分は有機化合物をさらに含み、前記有機化合物は安息香酸、尿素またはベンゾトリアゾールを含む。
【0008】
好ましくは、前記皮鞘スリープの重量成分は2%~98%である。
【0009】
好ましくは、前記皮鞘スリープの重量成分は98%であり、前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は1%であり、前記遠赤外線材料の重量成分は1%である。
【0010】
好ましくは、前記皮鞘スリープの成分はPA6(ナイロン6)であり、前記PA6の重量成分は70%であり、前記内芯繊維の成分はポリエチレンを含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は30%である。
【0011】
好ましくは、前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は80%であり、前記内芯繊維の成分は熱制御アルカンを含み、前記熱制御アルカンの重量成分は20%である。
【0012】
好ましくは、前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は70%であり、前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび徐放カプセルを含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は20%であり、前記徐放カプセルの重量成分は10%である。
【0013】
好ましくは、前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は80%であり、前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、前記遠赤外線材料はAL2O3を採用し、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は10%であり、前記AL2O3の重量成分は10%である。
【0014】
本発明が提供する紡績品は、上記のいずれか1項に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維で作製される。
【0015】
本発明が提供する皮膜芯および並列構造を有する繊維および紡績品は少なくとも以下の有益な効果を有する。
【0016】
前記皮膜芯および並列構造を有する繊維は、皮鞘スリープと内芯繊維を含み、前記皮鞘スリープは前記内芯繊維の外側に嵌設され、皮鞘スリープは内芯繊維の被覆部分であり、層状被覆構造を有し、内芯繊維を強固に被覆することができ、すなわち、内芯繊維が複数組の非相溶成分からなる場合でも、その強度を確保して紡績品のスムーズな織りを実現することが可能である。
【0017】
前記皮鞘スリープの成分はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、スパンデックス、変性アクリルまたはポリエチレンの1つであり、前記内芯繊維成分はポリエチレン、熱制御アルカン、固相変化材料、遠赤外線材料または徐放カプセル中の少なくとも1つであり、実際に使用する過程中、異なる成分の皮鞘スリープおよび異なる機能性成分の内芯繊維を用いて、対応する特性を有する様々な繊維を形成することが可能である。
【0018】
前記紡績品は前記皮膜芯および並列複合構造を有する繊維で作製され、紡績品の織り過程中、隣接する前記皮膜芯および並列複合構造を有する繊維の皮鞘スリープ間で熱圧によって容易に固定され、紡績品全体が平坦に保ちやすく、皺になりにくく、一体型の織物を形成しやすく、糸が流れにくく、紡績品の品質を効果的に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の実施例または先行技術中の技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施例または先行技術の説明において使用される図面を簡単に説明するが、明らかに、以下で説明される図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【
図1】本発明の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維の構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の目的、技術的解決策および利点をより明確に説明するために、以下本発明の技術的解決策を詳細に説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者は創造的な労働をすることなく得られた他の実施形態は、すべて本発明の保護範囲に含まれる。
【0021】
<実施例1>
本発明は皮膜芯および並列複合構造を有する繊維を提供し、
図1に示すように、前記皮膜芯および並列複合構造を有する繊維は、皮鞘スリープ1と内芯繊維2を含み、皮鞘スリープ1は内芯繊維2の外側に嵌設される。
【0022】
皮鞘スリープ1の成分はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、スパンデックス、変性アクリルまたはポリエチレン中の1つである。
【0023】
ナイロン材質は良好な強度と耐磨性を有し、ポリエステル材質の性能が安定で、割れ、皺、染色、変形しにくく、ポリプロピレン材質は軽く、良好な強度、弾性、耐摩耗性および疎水性を有し、スパンデックス材料は伸びが大きく、追従性、耐酸、アルカリ、耐摩耗および老化しにくく、変性アクリル材質は柔らかく、ふわふわで、染色しやすく耐光、抗菌性があり、ポリエチレン材質は高強度、低密度、優れた絶縁性などの利点を有し、実際のニーズによって、皮鞘スリープ1は対応の材質を採用する。
【0024】
内芯繊維2の成分はポリエチレン、熱制御アルカン、固相変化材料、遠赤外線材料または徐放カプセル中の少なくとも1つである。
【0025】
上記機能性材料を添加することにより、内芯繊維2は、前記皮膜芯および並列複合構造を有する繊維に対応の機能性を与える同時に、皮鞘スリープ1とともに繊維全体に強い伸び性能および織物性を与えることができる。
【0026】
本発明の皮鞘スリープ1と内芯繊維2は層状被覆構造を採用し、強度と材料の安定性を確保できる一方、該構造の繊維を織る時、皮鞘スリープ1間が熱圧によって容易に固定されるので、紡績品全体が平坦で維持しやすく、皺になりにくく、一体型の織物を形成しやすく、糸が流れにくく、品質が良好である。皮鞘スリープ1と内芯繊維2は実際のニーズによって異なる材質を採用し、対応の特徴および機能を有する様々な繊維を形成し、これにより、品質を確保することを前提下で、該繊維で織られた紡績品は対応の特性を有し、種類が豊富で適用範囲も広い。
【0027】
選択可能な実施形態として、内芯繊維2の成分は有機化合物をさらに含み、前記有機化合物は安息香酸、尿素またはベンゾトリアゾールを含む。
【0028】
皮鞘スリープ1の重量成分は2%~98%であり、実際のニーズによって設定される。
【0029】
<実施例2>
実施例1の基に、実施例2では、
皮鞘スリープ1の重量成分は98%である。
【0030】
内芯繊維2の重量成分は2%であり、内芯繊維2の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、内芯繊維2のポリエチレンの重量成分は1%であり、遠赤外線材料の重量成分は1%である。
【0031】
該実施形態の繊維材質は、制織時に編み針を傷めることがない。
【0032】
<実施例3>
実施例1の基に、実施例3では、
皮鞘スリープ1の成分はPA6であり、PA6の重量成分は70%であり、
内芯繊維2の成分はポリエチレンを含み、内芯繊維2のポリエチレンの重量成分は30%である。
該実施形態の繊維材質は、設定温度が比較的高く、織られた紡績品が高温で表面に付着することがない。
【0033】
<実施例4>
実施例1の基に、実施例4では、
皮鞘スリープ1の成分はポリエチレンであり、皮鞘スリープ1のポリエチレンの重量成分は80%であり、
内芯繊維2の成分は熱制御アルカンを含み、前記熱制御アルカンの重量成分は20%である。
【0034】
内芯繊維2は熱制御アルカンを採用し、固液遷移温度を調節する役割を発揮し、該実施形態の繊維材質は一定の熱制御機能を有する。
【0035】
<実施例5>
実施例1の基に、実施例5では、
皮鞘スリープ1の成分はポリエチレンであり、皮鞘スリープ1のポリエチレンの重量成分は70%であり、
内芯繊維2の重量成分は30%であり、内芯繊維2の成分はポリエチレンおよび徐放カプセルを含み、内芯繊維2のポリエチレンの重量成分は20%であり、前記徐放カプセルの重量成分は10%である。
【0036】
内芯繊維2内に徐放カプセルが含まれ、織物の耐久性を延ばす効果が期待でき、該実施形態の繊維材質はより耐久性に優れる。
【0037】
<実施例6>
実施例1の基に、実施例6では、
皮鞘スリープ1の成分はポリエチレンであり、皮鞘スリープ1のポリエチレンの重量成分は80%であり、
内芯繊維2の重量成分は20%であり、内芯繊維2の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、前記遠赤外線材料はAL2O3を採用し、内芯繊維2のポリエチレンの重量成分は10%であり、前記AL2O3の重量成分は10%である。
【0038】
該実施形態の繊維材質は良好な保温性を有し、織る時に編み針を傷めることがない。
【0039】
<実施例7>
上記のいずれか1項の実施例の基に、実施例7では、
本発明は紡績品を提供し、
図2に示すように、前記紡績品は前記皮膜芯および並列複合構造を有する繊維で作製される。
【0040】
本出願の説明において、「内」、「外」などの用語で示される方位または位置関係は、図面に示す方位または位置関係に基づくものであり、本出願の説明および説明の簡略化の目的でのみ使用され、かかる装置またはデバイスは必ずしも特定の方位を有し、特定の方位で構成および操作することを指示または暗示するものではないため、本出願の制限として理解されない。
【0041】
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明の保護範囲はこれに限定されなく、当業者であれば、本発明が開示された技術範囲内で、容易に想到し得る変形や置換は、すべて本発明の保護範囲内に含まれる。したがって、本発明の保護範囲は特許請求の範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0042】
1 皮鞘スリープ
2 内芯繊維