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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114573
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】計量包装装置及び計量包装システム
(51)【国際特許分類】
   B65B 57/14 20060101AFI20240816BHJP
   B65B 57/18 20060101ALI20240816BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20240816BHJP
【FI】
B65B57/14
B65B57/18
G06T7/00 300F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023105598
(22)【出願日】2023-06-28
(31)【優先権主張番号】P 2023020058
(32)【優先日】2023-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000147833
【氏名又は名称】株式会社イシダ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100180851
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼口 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100186761
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 勇太
(72)【発明者】
【氏名】中川 祐治
(72)【発明者】
【氏名】野々原 靖也
(72)【発明者】
【氏名】大津 馨平
(72)【発明者】
【氏名】岩川 健
(72)【発明者】
【氏名】堤 弘法
(72)【発明者】
【氏名】立石 啓太
【テーマコード(参考)】
5L096
【Fターム(参考)】
5L096JA11
5L096JA16
5L096KA04
5L096KA15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】商品を目視確認しなくなることによる不適切な処理実行を抑制可能な計量包装装置及び計量包装システムを提供する。
【解決手段】計量包装装置は、被計量物品を計量する計量部と、被計量物品を包装する包装部と、被計量物品を搬送する搬送部と、被計量物品の撮影画像を取得する撮影部と、複数の物品のそれぞれの特徴を示す複数の第1特徴情報を記憶する記憶部と、撮影画像から被計量物品の特徴を示す第2特徴情報を取得する画像処理部と、搬送部及び包装部を制御する制御部と、を備え、制御部は、複数の物品のうち特定の物品を現時点における処理対象として設定し、複数の第1特徴情報のうち特定の物品に対応する特徴情報と、第2特徴情報と、に基づいて、被計量物品が特定の物品に一致しているか否かの判定結果を生成し、判定結果に基づき、搬送部によって被計量物品を包装部に搬送するか否かを判断する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被計量物品を計量する計量部と、
前記被計量物品を包装する包装部と、
前記計量部に載置される前記被計量物品を前記包装部に搬送する搬送部と、
前記計量部に載置される前記被計量物品の撮影画像を取得する撮影部と、
複数の物品のそれぞれの特徴を示す複数の第1特徴情報を記憶する記憶部と、
前記撮影画像から前記被計量物品の特徴を示す第2特徴情報を取得する画像処理部と、
前記搬送部及び前記包装部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記複数の物品のうち特定の物品を現時点における処理対象として設定し、
前記複数の第1特徴情報のうち前記特定の物品に対応する特徴情報と、前記第2特徴
情報と、に基づいて、前記被計量物品が前記特定の物品に一致しているか否かの判定結果を生成し、
前記判定結果に基づき、前記搬送部によって前記被計量物品を前記包装部に搬送する
か否かを判断する、
計量包装装置。
【請求項2】
前記被計量物品が前記特定の物品と一致したことを示す第1判定結果を前記制御部が生
成し、かつ、前記被計量物品の計量値が安定したとき、前記搬送部は、前記被計量物品を
前記包装部に搬送する、請求項1に記載の計量包装装置。
【請求項3】
前記被計量物品が前記特定の物品と一致しないことを示す第2判定結果を前記制御部が
生成したとき、前記制御部は、
前記被計量物品が前記包装部に搬送されないように前記搬送部を制御し、
前記処理対象及び/または前記被計量物品の見直しを促す情報を、報知部を介して報
知する、請求項1又は2に記載の計量包装装置。
【請求項4】
被計量物品を計量する計量部と、
前記被計量物品を包装する包装部と、
前記計量部に載置される前記被計量物品を搬送する搬送部と、
複数の物品のそれぞれの特徴を示す複数の第1特徴情報を記憶する記憶部と、
前記計量部に載置される前記被計量物品の撮影画像を取得する撮影部と、
前記撮影画像から前記被計量物品の特徴を示す第2特徴情報を取得する演算装置と、
を備え、
前記演算装置は、前記複数の物品のうち特定の物品を現時点における処理対象として設定し、
前記複数の第1特徴情報のうち前記特定の物品に対応する特徴情報と、前記第2特徴
情報と、に基づいて、前記被計量物品が前記特定の物品に一致しているか否かの判定結果を生成し、
前記判定結果に基づき、前記搬送部によって前記被計量物品を前記包装部に搬送する
か否かを判断する、
計量包装システム。
【請求項5】
前記被計量物品の撮影画像から前記被計量物品が特定できない場合に、前記被計量物品の処理を続行させるモードを備え、前記モードの下で、前記被計量物品を設定された前記特定の物品として前記包装部に搬送させるとともに、前記被計量物品の撮影画像と、前記特定の物品の商品情報とを紐付けて取得する、請求項1又は4に記載の計量包装装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、計量包装装置及び計量包装システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、計量した商品を包装する装置(計量包装装置)が実用化されている。例えば、下記特許文献1には、商品などのフィルム包装を実施するフィルム包装機能、商品などを計量する計量機能、包装後の商品などにラベルを貼り付ける値付機能を備える包装装置が開示される。このような包装装置では、商品に不適切なラベル(例えば、商品名、値段などが間違えているラベル)が貼り付けられることがある。このような問題の対策として、例えば下記特許文献2に開示される技術が利用される。下記特許文献2には、商品情報をラベルに印字する前にラベルの印字内容を表示する表示手段を備えるラベルプリンタが開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-57003号公報
【特許文献2】特開2015-30207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献2に開示される技術を利用することによって、ラベルの印字前に、包装装置のユーザは、指定した商品情報とラベルの印字内容との正確性を確認できる。一方、包装装置に載置された商品と、指定した商品情報とが一致しているか否かの判断は、通常、包装装置への商品の載置時、ユーザの目視による商品の確認のみに基づく。このため、大量かつ多種類の商品を包装装置にて計量、包装及び値付けするとき、ユーザが次第に商品を目視確認しなくなることがある。この場合、包装装置に載置された商品と指定した商品情報との不一致に起因する不適切なラベルの商品への貼り付けが発生する問題がある。また、包装装置に載置された商品に対して不適切な包装が実施されてしまうこともある。
【0005】
本開示の一側面に係る目的は、商品を目視確認しなくなることによる不適切な処理実行を抑制可能な計量包装装置及び計量包装システムの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一側面に係る計量包装装置は、被計量物品を計量する計量部と、被計量物品を包装する包装部と、計量部に載置される被計量物品を包装部に搬送する搬送部と、計量部に載置される被計量物品の撮影画像を取得する撮影部と、複数の物品のそれぞれの特徴を示す複数の第1特徴情報を記憶する記憶部と、撮影画像から被計量物品の特徴を示す第2特徴情報を取得する画像処理部と、搬送部及び包装部を制御する制御部と、を備え、制御部は、複数の物品のうち特定の物品を現時点における処理対象として設定し、複数の第1特徴情報のうち特定の物品に対応する特徴情報と、第2特徴情報とに基づいて、被計量物品が特定の物品に一致しているか否かの判定結果を生成し、判定結果に基づき、搬送部によって被計量物品を包装部に搬送するか否かを判断する。
【0007】
この計量包装装置によれば、複数の第1特徴情報のうち処理対象としての特定の物品に対応する特徴情報と、計量部に載置された被計量物品の第2特徴情報とに基づいて、被計量物品が特定の物品に一致しているか否かの判定結果を生成し、当該判定結果に基づき、搬送部によって被計量物品を包装部に搬送するか否かを判断する。これにより、例えば、被計量物品が、処理対象として設定された特定の物品と一致していると判定されない限り、被計量物品を包装できないように設定できる。このため、例えユーザが商品の目視確認をしなかった場合であっても、当該被計量物品への不適切な包装、当該被計量物品への不適切なラベルの貼り付けなどの不適切な処理が実行されにくくなる。したがって、上記計量包装装置を利用することによって、目視確認しなくなることによる被計量物品に対する不適切な処理実行が抑制可能になる。
【0008】
(2)上記(1)に記載の計量包装装置において、被計量物品が特定の物品と一致したことを示す第1判定結果を制御部が生成し、かつ、被計量物品の計量値が安定したとき、搬送部は、被計量物品を包装部に搬送してもよい。この場合、被計量物品が特定の物品と不一致である場合、被計量物品への不適切な包装、当該被計量物品への不適切なラベルの貼り付けなどの不適切な処理がより実行されにくくなる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)のいずれかに記載の計量包装装置において、被計量物品が特定の物品と一致しないことを示す第2判定結果を制御部が生成したとき、制御部は、被計量物品が包装部に搬送されないように搬送部を制御し、処理対象及び/または被計量物品の見直しを促す情報を、報知部を介して報知してもよい。この場合、計量包装装置のユーザが、処理対象及び/または被計量物品を迅速に見直しできる。
【0010】
(4)本開示の別の一側面に係る計量包装システムは、被計量物品を計量する計量部と、被計量物品を包装する包装部と、計量部に載置される被計量物品を包装部に搬送する搬送部と、複数の物品のそれぞれの特徴を示す複数の第1特徴情報を記憶する記憶部と、計量部に載置される被計量物品の撮影画像を取得する撮影部と、撮影画像から被計量物品の特徴を示す第2特徴情報を取得する演算装置と、を備え、演算装置は、複数の物品のうち特定の物品を現時点における処理対象として設定し、複数の第1特徴情報のうち特定の物品に対応する特徴情報と、第2特徴情報と、に基づいて、被計量物品が特定の物品に一致しているか否かの判定結果を生成し、判定結果に基づき、搬送部によって被計量物品を包装部に搬送するか否かを判断する。
【0011】
この計量包装システムによれば、複数の第1特徴情報のうち特定の物品に対応する特徴情報と、被計量物品の第2特徴情報とに基づいて、被計量物品が特定の物品に一致しているか否かの判定結果を生成し、当該判定結果に基づき、搬送部によって被計量物品を包装部に搬送するか否かを判断する。これにより、例えば、被計量物品が、処理対象として設定される特定の物品と一致していると判定されない限り、被計量物品を包装できないように設定できる。このため、例えユーザが商品の目視確認をしなかった場合であっても、当該被計量物品への不適切な包装、当該被計量物品への不適切なラベルの貼り付けなどの不適切な処理が実行されにくくなる。したがって、上記計量包装システムを利用することによって、目視確認しなくなることによる被計量物品に対する不適切な処理実行が抑制可能になる。
【発明の効果】
【0012】
本開示の一側面によれば、商品を目視確認しなくなることによる不適切な処理実行を抑制可能な計量包装装置及び計量包装システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、実施形態に係る計量包装装置を示す外観斜視図である。
図2図2は、実施形態に係る計量包装装置の構成を示すブロック図である。
図3図3は、制御部の処理動作を説明するためのフローチャートである。
図4図4は、計量包装システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本開示の一側面に係る実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】
図1は、本実施形態に係る計量包装装置を示す外観斜視図である。図2は、本実施形態に係る計量包装装置の構成を示すブロック図である。図1及び図2に示されるように、計量包装装置1は、商品Gの計量と包装を行う装置である。計量包装装置1に後述の値付けユニット4が組み込まれることにより、計量包装値付け装置として構成されている。商品Gは、計量包装装置1によって計量、包装され、値付けされる被計量物品である。商品Gは、例えば、食料品等の物品と、当該物品を載置又は収納する容器とを有する。商品Gが容器に収容される物品である場合、物品及び容器の両方が計量包装装置1によって包装されてもよい。
【0016】
計量包装装置1は、計量搬入機構2と、包装部3と、値付けユニット4と、表示操作ユニット5と、制御ユニット6とを備える。計量包装装置1に含まれる各機構は、例えば、計量包装装置1の本体1a及びケーシング1b内に収容されている。ケーシング1bは、本体1aの側部に取り付けられ、フィルムロール等が収納される。なお、本実施形態の説明において、「左右」とは、計量包装装置1の本体1aの正面に向かって左右を意味する。計量包装装置1の前後方向における前側を「手前側」と称し、その反対側を「奥側」と称する。
【0017】
計量搬入機構2は、計量部12と、搬送部14と、撮影部16とを有する。計量部12は、商品Gを計量する計量装置であり、商品Gの計量結果(計量値)を制御ユニット6に出力する。例えば、計量部12によって計量される商品Gの計量値が、商品Gの載置と見なせる値以上になり、かつ、その値が、所定期間にわたって所定の質量範囲内に収まる場合、計量値は、安定したと判断される。これにより、制御ユニット6は、安定した状態の計量値から容器等の風袋を減算して商品Gの正味重量を算出する。容器等の風袋は、商品Gの商品情報を呼び出すときに、後述の商品マスタ64から取得される。また、商品Gの載置が確認されれば、或いは、その載置が確認され、かつ、計量値が安定していれば、制御ユニット6は、撮影部16に撮影指令を出力する。計量部12は、商品Gが載置される計量皿などの載置部(不図示)を有する。
【0018】
計量部12による商品G(被計量物品)の計量は、一定サイクルで繰り返され、計量値が安定すれば、安定フラグが立ち、計量値が乱れれば、安定フラグが降ろされる。安定フラグは、撮影部16の撮像開始、搬送部14による搬送動作などのトリガーとして利用される。ただし、商品Gを計量部12に載置してから、搬送部14が駆動されるまでの間に、外乱等の影響により計量値が不安定になったとしても、再び安定フラグが立てば、そのタイミングで搬送部14が駆動され、そのタイミングで入力された計量値に基づいて商品Gの正味重量、価格などが算出される。
【0019】
搬送部14は、計量部12に載置された商品Gを包装部3に搬送する部材であり、例えば、プッシャコンベアやベルトコンベアなどを含む。搬送部14は、例えば、計量部12に載置された商品Gを奥側に搬送する。これにより、包装部3のリフター機構32(後述)へ商品Gが送られる。
【0020】
撮影部16は、計量部12に載置された商品Gの撮影画像を取得する部材であり、例えばCCDカメラ、CMOSカメラなどである。撮影部16は、例えば、計量部12の商品Gが載置される場所の上方に配置されている。図示しないが、撮影部16は、例えば、計量搬入機構2の上方に位置する排出台ESの底面に装着される。撮影部16によって取得される撮影画像は、画像処理装置100または画像処理部18に出力される。
【0021】
画像処理装置100は、撮影画像に含まれる被写体の特徴を示す特徴情報(以下、「第1特徴情報」と呼称する)を取得する装置であり、計量包装装置1に直接的または間接的に接続される。被写体は、計量部12に載置された商品G(被計量物品)である。このため、画像処理装置100は、撮影部16によって撮影された商品Gの特徴情報を取得する装置と言える。
【0022】
画像処理装置100の特徴情報記憶部120には、商品Gを特定することのできる学習済みモデルが当該商品Gに紐付けられて記憶されている。学習済みモデルは、例えば教師データを学習モデル生成部110に入力して機械学習を行わせることにより生成される。具体的には、計量包装装置1を学習モードに切り替えて、表示操作部51から計量部12に供給する商品Gの呼出番号を入力する。制御部63は、それに応答して呼出番号で特定される商品Gの商品情報を商品マスタ64から取得して画像処理装置100に出力する。この状態で、商品Gを計量部12に搬入すると、撮影部16が商品Gの撮影画像を取得し、それを画像処理装置100に出力する。その状態で計量部12の計量値が安定すれば、商品Gは、包装部3に搬送され、続いて、同じ種類の新たな商品Gが計量部12へ搬入される。そうした商品Gの搬入・搬出を繰り返して、その都度取得される商品Gの撮影画像と、当該商品Gの商品情報とが教師データとして学習モデル生成部110に入力される。学習モデル生成部110では、入力した情報を教師データとして機械学習を行って当該商品Gの学習済みモデルを生成する。こうした処理を複数の商品Gについて行うことにより、複数の商品Gに関するそれぞれの学習済みモデルが生成される。生成された複数の学習済みモデルは、特徴情報記憶部120において、対応するそれぞれの商品Gの商品情報と紐づけられて記憶される。なお、このモードでは、計量包装装置1は、商品Gを包装せずに、そのまま商品Gを包装部3から排出してもよいし、呼出番号によって読み出された商品情報に基づいて、商品Gを計量し、包装して値付けラベルを貼付してもよい。
【0023】
こうして特徴情報記憶部120に記憶された各商品Gの学習済みモデルは、商品Gを特定することのできる特徴情報として、計量包装装置1の制御ユニット6内の記憶部61に「第1特徴情報」として記憶される。
【0024】
学習モデル生成部110は、種々の手法によって、プログラムである学習済みモデルを生成する。学習済みモデルは、機械学習によって生成される予測モデル(学習済モデルとも呼称される)であり、機械学習の結果得られたパラメータ(学習済パラメータ)が組み込まれた推論プログラムである。例えば、計量包装装置1を学習モデル生成モードに設定することによって、学習モデル生成部110は、学習済みモデルを生成する。また、撮影部16が商品Gを撮影するタイミングは、計量包装装置1の計量部12が、計量値の変化から、計量部12に商品Gが載置されたと判断すると、撮影部16を作動させて、取得した撮影画像を画像処理装置100に出力させてもよい。或いは、画像処理装置100自身が、撮影部16から送信される時系列の複数の撮影画像の変化から、計量部12上に商品Gが載置されたと判断し、判断したときの商品Gの撮影画像を処理すべき撮影画像として出力してもよい。
【0025】
本実施形態では、画像処理装置100は、計量包装装置1とは別の装置であるが、これに限られない。また、画像処理装置100が計量包装装置1と間接的に接続される場合、例えば、イーサネット(登録商標)などを介して画像処理装置100と計量包装装置1とが接続される。この場合、画像処理装置100は、計量包装装置1とは異なる箇所に配置されるクラウドコンピュータなどでもよい。
【0026】
画像処理部18は、撮影画像から商品Gの特徴を示す特徴情報(以下、「第2特徴情報」と呼称する)を取得する部材であり、撮影部16に接続される。画像処理部18は、例えば、撮影部16に装着されるCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサコンピュータでもよい。また、画像処理部18は、取得した第2特徴情報を制御ユニット6に出力する。制御ユニット6には、画像処理部18から受け取った第2特徴情報と、記憶部61から受け取った第1特徴情報とを比較する判定部62が備えられている。第1特徴情報は、例えば商品を特定できる商品名等である。商品Gの第2特徴情報は、例えば、学習済みモデルによって特定された商品候補である。
【0027】
包装部3は、搬送部14で搬送されてきた商品Gにフィルムを被せて包装する。具体的には、包装部3は、フィルム搬送機構31と、リフター機構32と、折り込み機構33と、シール機構34と、を有する。
【0028】
フィルム搬送機構31は、商品Gを包装するフィルム(不図示)をフィルムロールから引き出して包装位置まで搬送する機構である。例えば、上記フィルムは、1本または複数本のフィルムロールの形態として、ケーシング1bに収容されている。この場合、フィルム搬送機構31によって1本のフィルムロールから引き出されたフィルムは、包装位置において緊張保持される。
【0029】
リフター機構32は、計量部12から搬送されてきた商品Gを包装位置まで上昇させる機構であり、包装部3の下部に設けられる。リフター機構32は、フィルム搬送機構31によって緊張保持されたフィルムに対して、商品Gを突き上げる。折り込み機構33は、商品Gからはみ出るフィルムの周縁を商品Gの底面に折り込む機構である。シール機構34は、折り込み機構33により折り込まれたフィルムの重なり部分を熱シールする機構である。シール機構34は、例えば、搬送ローラ及び加熱ローラを有する。シール機構34のローラは、包装済みの商品Gを排出台ESに向けて排出する。なお、フィルム搬送機構31によって引き出されたフィルムは、図示しないカッターによって商品Gを包み込む大きさに切断される。
【0030】
値付けユニット4は、商品Gに関する値付けラベルを発行し、そのラベルを、包装された商品Gに貼り付ける機構である。具体的には、値付けユニット4は、ラベルプリンタLPと、ラベル貼付機構LIとを有する。ラベルプリンタLPは、物品に関する情報(商品情報)をラベルに印字する。商品情報は、例えば商品名、単価、添加物などであり、それらの情報は、制御ユニット6の商品マスタ64から読み出される。また、ラベルには、商品情報に含まれる商品の単価と、計量部12から得られる計量値とから算出される商品の価格も印刷される。ラベル貼付機構LIは、ラベルプリンタLPによって印字されたラベルを包装済みの商品Gに貼り付ける。
【0031】
表示操作ユニット5は、商品情報、撮影部16の撮影結果などを表示すると共に、ユーザによる計量包装装置1への操作を受け付ける機構(インターフェース)である。表示操作ユニット5は、表示操作部51及び報知部52を有する。表示操作部51は、例えばタッチパネル式のディスプレイであり、当該ディスプレイには、操作ボタンなども表示される。表示操作部51を介して、ユーザによる各種の操作及び入力が実施可能である。例えば、ユーザは、表示操作ユニット5の表示操作部51を操作して、指定された商品(特定の物品)を現時点の処理対象商品(処理対象)として、当該商品の呼出番号を入力する。これにより、呼出番号で特定された商品の商品情報が、商品マスタ64から読み出されて表示操作部51に表示される。
【0032】
報知部52は、処理対象商品として表示操作部51から入力された呼出商品の第1特徴
情報と、計量部12に載置された商品Gから取得された第2特徴情報とが不一致である場
合、商品マスタ64から呼び出した商品と、計量部12に載置された商品とが、一致しな
いことを警告する。報知部52による報知は、表示操作部51を介した画像及び/または
映像による警告表示でもよいし、音声による警告でもよい。例えば、表示操作ユニット5
は、呼出商品の確認/または載置した商品Gの確認を促す情報を表示する。
【0033】
制御ユニット6は、本体1a内に配置され、上記各機構の作動を制御する。そのため、制御ユニット6は、プログラムおよび情報等が記憶されたROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体、CPU、及び通信回路等を有するコンピュータで構成されている。制御ユニット6は、記憶部61と、判定部62と、制御部63と、商品マスタ64とを有する。なお、記憶部61と、判定部62と、制御部63と、商品マスタ64とは、便宜上互いに区別されるが、これに限られない。例えば、判定部62は制御部63の一部でもよいし、商品マスタ64は記憶部61の一部でもよい。
【0034】
記憶部61には、画像処理装置100から送信された、複数の物品のそれぞれの特徴を示す複数の第1特徴情報と、商品Gの大きさに応じたフィルムサイズでもって商品Gを包装するための包装パラメータと、が記憶されている。また、複数種の商品の単価、名称、添加物などのデータ、複数種のトレーの大きさ、形状、材質、風袋重量等に関する商品情報などは、商品マスタ64に記憶される。
【0035】
判定部62は、記憶部61からの第1特徴情報及び、画像処理部18からの第2特徴情報に基づいて、載置された商品Gが呼び出した特定の物品に一致しているか否かを判定する。判定部62は、第1特徴情報と第2特徴情報とを比較することによって、上記判定を実施する。判定部62に入力される第1特徴情報は、例えば、表示操作ユニット5の操作によって記憶部61から呼び出された特定の物品(呼出商品)に対応する特徴情報である。判定部62に入力される第2特徴情報は、例えば、画像処理部18から出力される計量部12上の商品Gの特徴情報である。判定部62は、第1特徴情報と第2特徴情報とが一致しているか否かを判定する。当該判定結果は、呼び出した商品Gが、計量部12に載置された特定の物品と一致したことを示す第1判定結果と、商品Gが特定の物品と一致しないことを示す第2判定結果とを出力する。
【0036】
制御部63は、制御ユニット6の主要部であり、計量部12、搬送部14及び包装部3などを制御する。制御部63は、表示操作ユニット5から入力された、呼出番号によって特定される商品を現時点における処理対象商品として設定すると共に、設定された処理対象商品に関するデータを、記憶部61及び商品マスタ64から呼び出す。具体的には、制御部63は、呼出番号に基づいて記憶部61から読み出した第1特徴情報を判定部62に出力し、商品マスタ64から読み出した商品情報を表示操作ユニット5と値付けユニット4のラベルプリンタLPに出力する。また、記憶部61から読み出された包装パラメータは、包装部3に出力する。さらに、制御部63は、計量部12から取得した計量値に基づいて、商品Gの正味重量と、価格とを算出し、それを印字情報としてラベルプリンタLPに出力する。
【0037】
制御部63は、判定部62による判定結果に基づき、搬送部14によって商品Gを包装
部3に搬送するか否かを判断する。載置された商品Gが呼び出した特定の物品と一致した
ことを示す第1判定結果を判定部62が生成し、かつ、載置された商品Gの計量値が安定
したとき、制御部63は、搬送部14を制御して、商品Gを包装部3に搬送する。一方、
商品Gが特定の物品と一致しないことを示す第2判定結果を判定部62が生成したとき、
制御部63は、搬送部14を停止させたまま、商品Gを計量部12上に留め、呼び出した
処理対象である特定の物品、及び/または、計量部12に載置された商品Gの見直しを促
す情報を、報知部52から報知する。
【0038】
次に、図3を参照しながら、本実施形態に係る計量包装装置1の制御部63の動作の一
例を説明する。図3は、制御部63の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【0039】
まず、ユーザが商品の呼出番号を入力する(ステップST1)。すなわち、ステップST1では、例えば、ユーザが表示操作ユニット5を操作して呼出No.を入力する。このとき、制御部63は、商品マスタ64から呼出No.の商品情報を読み出して表示操作部51に表示すると共に、読み出した商品情報をラベルプリンタLPに出力する(ステップST2)。続いて、画像処理装置100もしくは記憶部61から、呼出No.に対応する商品の第1特徴情報を読み出して判定部62に出力する(ステップST3)。なお、ステップST3は、ステップST2と同時に実施されてもよい。
【0040】
次に、手動もしくは自動で商品Gを計量部12に載置する又は供給する(ステップST4)。すると、制御部63は、計量部12から出力される商品Gの計量値を入力し(ステップST5)、当該計量値に基づいて、商品Gが計量部12に載置されているか、商品Gの計量値が安定しているか否かを判断する。商品Gが載置されていると判断すると、制御部63は、撮影部16に対し、商品Gの撮影を開始させる。
【0041】
次に、撮影部16は、商品Gの撮影画像を画像処理部18に出力する(ステップST6)。ただし、撮影部16は、制御部63からの指示を待たずに、画像処理部18の独自の判断で計量部12に商品Gが載置されていると判断してもよい。例えば、画像処理部18は、撮影部16から出力される時系列の撮影画像の変化から、計量部12上に商品Gが載置されていると判断し、判断したときの商品Gの撮影画像を対象商品の撮像画像として処理してもよい。ステップST7では、画像処理部18は、撮影部16によって取得される撮影画像から、商品Gの第2特徴情報を取得する。次に、取得された第2特徴情報を判定部62に出力する(ステップST8)。
【0042】
次に、判定部62によって第1特徴情報と第2特徴情報とを比較する(ステップST9)。ステップST9では、入力された呼出No.に対応する呼出商品の第1特徴情報と、計量部12に載置される商品Gの第2特徴情報とが一致しているかどうかを判定する。ステップST9の判定により、上記第1判定結果と、上記第2判定結果とのいずれかが生成される。両者が一致していないと判定された場合(ステップST10:NO)、表示操作ユニット5による警告表示がなされる(ステップST11)。ステップST11の後、計量包装装置1の動作を終了する。この場合、ユーザは、例えば、載置した商品Gと、表示操作ユニット5に表示される呼出商品の商品情報とを確認した後、警告表示の事項を解消する。そして、ユーザは、ステップST1からやりなおす。
【0043】
上記呼出商品と載置された商品Gとが一致すると判定された場合(ステップST10:YES)、制御部63は、商品Gの計量値が安定しているか否かを判断する。この判断に利用する計量値は、ステップST9の後、もしくはステップST10の後に取得した商品Gの計量値である。ステップST10の後、かつ、商品Gの計量値が安定していないとき(ステップST12:NO)、計量値を再び入力するループに移行する(ステップST13)。
【0044】
ステップST10の後、かつ、商品Gの計量値が安定したとき(ステップST12:YES)、制御部63は、安定時の計量値に基づいて算出される正味重量と価格等の値付けデータをラベルプリンタLPに出力する(ステップST14)。ラベルプリンタLPは、ステップST2で入力した商品情報と、値付けデータとに基づいて印字情報を作成し、当該印字情報をラベルに印字して発行する。
【0045】
また、制御部63は、搬送部14を駆動させて、計量部12に載置された商品Gを包装部3に搬送し、商品Gを包装させる(ステップST15)。その間に、ラベルプリンタLPは、印字ラベルを発行し、包装された商品Gが排出台ESに排出されると、ラベル貼付機構LIは、発行されたラベルを包装済の商品Gに貼り付ける(ステップST16)。以上により、計量包装装置1を利用した商品Gに対する計量、包装及び値付けが実施される。
【0046】
以上、説明した本実施形態に係る計量包装装置1によれば、呼出No.に対応する呼出商品の第1特徴情報と、載置された商品Gの撮影画像から取得される第2特徴情報とに基づいて、載置された商品Gが呼出商品に一致しているか否かの判定結果を生成する。加えて、当該判定結果に基づき、搬送部14によって商品Gを包装部3に搬送するか否かを判断する。これにより、例えば、載置された商品Gが、処理対象商品として設定された呼出商品と一致していると判定されない限り、商品Gを包装できないようにしている。このため、例えユーザが商品Gの目視確認をしなかった場合であっても、商品Gへの不適切な包装、商品Gへの不適切なラベルの貼り付けなどが実行されにくくなる。したがって、計量包装装置1を利用することによって、目視確認をしなかったことによる商品Gに対する不適切な処理実行が抑制可能になる。
【0047】
本実施形態では、載置された商品Gが呼出商品と一致したことを示す第1判定結果を制御ユニット6の判定部62が生成し、かつ、商品Gの計量値が安定したとき、搬送部14は、商品Gを包装部3に搬送する。このため、商品Gが呼出商品と不一致である場合、商品Gへの不適切な包装、商品Gへの不適切なラベルの貼り付けなどの不適切な処理がより実行されにくくなる。
【0048】
本実施形態では、載置された商品Gが呼出商品と一致しないことを示す第2判定結果を判定部62が生成したとき、制御部63は、載置された商品Gが包装部3に搬送させないように搬送部14を制御し、処理対象商品(呼出商品)及び/または載置された商品Gの見直しを促す情報を、報知部52を介して報知してもよい。この場合、計量包装装置1のユーザが、処理対象商品及び/または載置された商品Gを迅速に見直しできる。
【0049】
以上、本開示の一側面に係る一実施形態について説明したが、本開示の一側面は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、呼出商品と、計量部に載置される商品とが一致しているにもかかわらず第2判定結果が出力される場合、第1特徴情報の利用を停止してもよい。こうした場合、計量包装装置1が設置された場所の照明によって、撮影部16の撮影画像の色調、例えば、精肉等の色合いや色調が変化し、それによって商品Gが、別の商品、例えば、牛肉が豚肉として認識されることもある。そうした場合に備えて、呼出商品の画像を事前に記憶部61に記憶させておき、不一致が生じた場合に、撮影部16が撮影した計量部12上の実際の商品Gの撮影画像と、記憶部61から読み出した撮影画像とを表示操作部51上で対比表示させて、作業者が、それらの画像が一致するか否かを目視で検査するようにしてもよい。また、画像処理装置100に対しては、第1特徴情報と第2特徴情報とが一致するように、再度、機械学習を行わせるとよい。
【0050】
上記実施形態では、画像処理装置が学習モデルを生成し、かつ、第1特徴情報を取得するが、これに限られない。図4は、計量包装システムの構成を示すブロック図である。図4に示されるように、計量包装システム200は、計量包装装置1Aと、演算装置300とを有する。計量包装装置1Aは、上記実施形態に記載される計量包装装置1と同一でもよいし、異なってもよい。例えば、計量包装装置1Aは、上記実施形態に記載される画像処理部18及び判定部62の少なくとも一方を有さなくてもよい。演算装置300は、上記実施形態に記載される画像処理装置100の少なくとも一部を含む処理装置である。演算装置300は、計量包装装置1Aに対して有線通信または無線通信可能である。後者の場合、演算装置300は、計量包装装置1Aとは異なる箇所に設けられてもよい。演算装置300は、特に限定されないが、例えばラップトップPC、タブレット、クラウドコンピュータなどである。演算装置300は、画像処理部18に相当する部分を有してもよい。この場合、演算装置300は、撮影部16にて取得される商品Gの撮影画像を受信し、当該撮影画像から第2特徴情報を取得する。演算装置300は、判定部62に相当する部分をさらに有してもよい。この場合、演算装置300は、第1特徴情報と第2特徴情報とに基づいて、載置された商品Gが呼出商品に一致しているか否かの判定結果を生成してもよい。このような計量包装システム200においても、上記実施形態と同様の作用効果が奏され得る。
【0051】
ところで、上記実施形態では、商品情報の呼出操作によって記憶部から読み出された商品Gの第1特徴情報と、計量部12に載置された商品Gの撮影画像から取得される第2特徴情報と、に基づいて、計量部12に載置された商品と、呼出操作によって呼び出された商品とが一致しないときは、商品Gは、包装部3へ向けて搬送されない、したがって、例えば、学習済みモデルが生成されていない未学習商品を計量部12に載置したときは、計量部上の商品を特定することができないから、制御部63は、搬送部14を駆動させることができない。
【0052】
このような場合、通常は、計量包装装置1を学習モードに切り替えて画像処理装置100において、未学習商品の学習済みモデルを生成する必要がある。しかし、計量包装装置1が導入された現場では、処理すべき商品が次々と生産されるから、そうした未学習商品を生産ラインに留めておくことは、現場を混乱させることになる。
【0053】
そこで、本開示の他の一側面に係る計量包装装置は、画像処理部が、計量部に載置された被計量物品(商品)の撮影画像から当該被計量物品を特定できない場合に、当該被計量物品の処理を続行させるモードを備え、このモードの下で、被計量物品を、設定された特定の物品として包装部に搬送させるとともに、当該被計量物品の撮影画像と、設定された特定の物品の商品情報とを紐付けて取得する。
【0054】
商品の処理を続行させるモードへの移行は、例えば、作業者が、表示操作部51の切替キー53を操作することによって行ってもよいし、画像処理部18が、入力した撮影画像からは、計量部12上の商品を特定することができない、と判断した場合に、制御部63が、搬送部14や包装部3を自動的に駆動することによって移行させてもよい。
【0055】
これにより、処理すべき商品が上流から次々と送られてきても、計量部12に載置される商品は、計量され、包装され、さらには値付けされて排出される。また、撮影部16が取得した当該商品の撮影画像と、当該商品の呼出操作によって設定された当該商品の商品情報とは、教師データとして画像処理装置100の学習モデル生成部110に入力される。これにより、学習モデル生成部110は、入力した情報に基づいて学習済みモデルを生成する。したがって、計量包装装置1を停止させることなく、未学習商品の学習済みモデルを生成しながら、当該商品の学習済みモデルを、当該商品を特定することのできる特徴情報として特徴情報記憶部120や記憶部61に記憶していくことができる。前述の教師データは、画像処理装置100の学習モデル生成部110に入力されるが、前述の演算装置300が学習モデル生成部を有する場合には、この演算装置300に入力されてもよい。
【符号の説明】
【0056】
1,1A…計量包装装置、2…計量搬入機構、3…包装部、4…値付けユニット、5…表示操作ユニット、6…制御ユニット、12…計量部、14…搬送部、16…撮影部、18…画像処理部、51…表示操作部、52…報知部、61…記憶部、62…判定部、63…制御部、64…商品マスタ、100…画像処理装置、110…学習モデル生成部、120…特徴情報記憶部、200…計量包装システム、300…演算装置、G…商品、LI…ラベル貼付機構、LP…ラベルプリンタ。
図1
図2
図3
図4