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特開2024-114584管理装置、管理システム、管理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114584
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】管理装置、管理システム、管理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20240816BHJP
   G06Q 10/087 20230101ALI20240816BHJP
【FI】
B65G1/137 A
G06Q10/087
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023155493
(22)【出願日】2023-09-21
(62)【分割の表示】P 2023019710の分割
【原出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】517014468
【氏名又は名称】株式会社ZAICO
(74)【代理人】
【識別番号】110004222
【氏名又は名称】弁理士法人創光国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田村 壽英
(72)【発明者】
【氏名】井川 森午
【テーマコード(参考)】
3F522
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
3F522AA10
3F522BB01
3F522BB24
3F522CC01
3F522CC05
3F522DD04
3F522DD05
3F522FF12
3F522FF35
3F522FF36
3F522GG13
3F522GG18
3F522GG34
3F522GG37
3F522GG44
3F522GG49
3F522HH02
3F522HH17
3F522HH24
3F522HH37
3F522LL15
3F522LL34
3F522LL57
5L010AA16
5L049AA16
5L049CC52
(57)【要約】
【課題】保管場所で保管している物品を簡便に管理することができるようにする。
【解決手段】物品コードと、オペレーションコードとを含む複数のコードを取得するコード取得部と、物品の在庫ステータスを物品に関連付けて記憶している記憶装置から、取得した物品コードが示す物品の在庫ステータスを取得する物品情報取得部と、オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、物品の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する更新制御部とを備える、管理装置。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品の在庫ステータスを管理する管理装置であって、
前記物品を特定するための物品コードと、前記物品の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコードとを含む複数のコードを取得するコード取得部と、
前記物品の在庫ステータスを前記物品に関連付けて記憶している記憶装置から、取得した前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを取得する物品情報取得部と、
前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する更新制御部と
を備える、管理装置。
【請求項2】
当該管理装置の利用者を特定するための利用者情報を取得する利用者情報取得部をさらに備え、
前記更新制御部は、前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションが、前記利用者情報により特定される利用者に許可されているオペレーションである場合に限り、前記制御信号を生成する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
当該管理装置の利用者の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
前記更新制御部は、前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションが許可されている領域内に前記位置情報が示す位置が存在する場合に限り、前記制御信号を生成する
請求項1に記載の管理装置。
【請求項4】
前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションには、オペレーションを実行可能な所定の期間が設定されており、
前記更新制御部は、前記オペレーションコードを取得した時刻がオペレーションを実行可能な前記期間の範囲外の場合、前記制御信号を生成しない、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項5】
前記オペレーションコードは、オペレーションを実行可能な前記期間を特定するための情報を含む、請求項4に記載の管理装置。
【請求項6】
前記更新制御部は、前記物品コードと前記オペレーションコードの両方を所定時間内に読み取ることができた場合に限り、前記制御信号を生成する、請求項1に記載の管理装置。
【請求項7】
前記更新制御部は、前記コード取得部が前記物品コードと前記オペレーションコードとを取得した順番が所定の順番と一致していた場合に限り、前記制御信号を生成する、請求項1に記載の管理装置。
【請求項8】
少なくとも1以上の実行可能な前記オペレーションと関連付けられたモードの情報の入力を、前記コード取得部による前記オペレーションコードの取得とは別に受け付ける入力受付部を更に備え、
前記更新制御部は、前記オペレーションコードにより特定される前記オペレーションの内容が前記モードにおいて実行可能な前記オペレーションである場合に限り、前記制御信号を生成する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項9】
前記オペレーションに関連するパラメータの情報の入力を、前記コード取得部による前記オペレーションコードの取得とは別に受け付ける入力受付部を更に備え、
前記更新制御部は、前記オペレーションコードにより特定される前記オペレーションの内容及び前記パラメータの情報に応じて、前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項10】
前記オペレーションコードは、前記オペレーションに関連するパラメータを特定するための情報を含み、
前記更新制御部は、前記オペレーションの内容及び前記パラメータに応じて、前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項11】
前記コード取得部が取得する前記複数のコードは、前記オペレーションに関連するパラメータを特定するためのパラメータコードを含み、
前記更新制御部は、前記オペレーションコードが示す前記オペレーションの内容及び特定された前記パラメータに応じて、前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項12】
物品の在庫ステータスを管理する管理装置であって、
前記物品を特定するための情報を含み、前記物品の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコードを取得するコード取得部と、
前記物品の在庫ステータスを前記物品に関連付けて前記在庫ステータスとして記憶している記憶装置から、取得した前記オペレーションコードが示す前記物品の前記在庫ステータスを取得する物品情報取得部と、
前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する更新制御部と
を備える、管理装置。
【請求項13】
前記オペレーションコードは、複数の前記物品の情報と、前記オペレーションに関連する前記物品ごとのパラメータを特定するための情報を含み、
前記更新制御部は、前記オペレーションコードが示す前記物品ごとに、前記オペレーションコードが示す前記オペレーションの内容及び前記パラメータに応じて前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成する、
請求項12に記載の管理装置。
【請求項14】
前記物品の前記在庫ステータスを管理する管理システムであって、
前記物品の前記在庫ステータスを前記物品に関連付けて前記在庫ステータスとして記憶している前記記憶装置と、
前記記憶装置の前記在庫ステータスと、前記在庫ステータスを更新させるための前記オペレーションコードとを取得して前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成する、請求項1から13のいずれか一項に記載の前記管理装置と、
前記管理装置と通信し、前記管理装置から受け取った前記制御信号に応じて前記記憶装置の前記在庫ステータスを更新する管理サーバと
を備える、管理システム。
【請求項15】
コンピュータが実行する、物品の在庫ステータスを管理する管理方法であって、
前記物品を特定するための物品コードと、前記物品の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコードとを含む複数のコードを取得するステップと、
前記物品の在庫ステータスを前記物品に関連付けて前記在庫ステータスとして記憶している記憶装置から、取得した前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを取得するステップと、
前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成するステップと
を有する、管理方法。
【請求項16】
コンピュータが実行する、物品の在庫ステータスを管理する管理方法であって、
前記物品を特定するための情報を含み、前記物品の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコードを取得するステップと、
前記物品の在庫ステータスを前記物品に関連付けて前記在庫ステータスとして記憶している記憶装置から、取得した前記オペレーションコードが示す前記物品の前記在庫ステータスを取得するステップと、
前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成するステップと
を備える、管理方法。
【請求項17】
コンピュータにより実行されると、前記コンピュータを請求項1から13のいずれか一項に記載の前記管理装置として機能させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理装置、管理システム、管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
商品、部品、材料等の物品の在庫管理は、人手による作業が多く、手間を簡略化できるシステムが望まれていた。例えば、物品に付されているコードを読み取って物品を認識し、物品の在庫数を管理するシステムが知られていた(例えば、特許文献1、2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第7061222号公報
【特許文献2】特開2007-217094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなシステムにおいても、物品を入庫するのか、出庫するのか、移動するのか等の管理動作や、管理する物品の数等を手入力することが多く、作業を速やかに行うことが困難になることがあった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、保管場所で保管している物品を簡便に管理することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様においては、物品の在庫ステータスを管理する管理装置であって、前記物品を特定するための物品コードと、前記物品の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコードとを含む複数のコードを取得するコード取得部と、前記物品の在庫ステータスを前記物品に関連付けて記憶している記憶装置から、取得した前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを取得する物品情報取得部と、前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する更新制御部とを備える、管理装置を提供する。
【0007】
当該管理装置の利用者を特定するための利用者情報を取得する利用者情報取得部をさらに備え、前記更新制御部は、前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションが、前記利用者情報により特定される利用者に許可されているオペレーションである場合に限り、前記制御信号を生成してもよい。
【0008】
当該管理装置の利用者の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、前記更新制御部は、前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションが許可されている領域内に前記位置情報が示す位置が存在する場合に限り、前記制御信号を生成してもよい。
【0009】
前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションには、オペレーションを実行可能な所定の期間が設定されており、前記更新制御部は、前記オペレーションコードを取得した時刻がオペレーションを実行可能な前記期間の範囲外の場合、前記制御信号を生成しなくてもよい。
【0010】
前記オペレーションコードは、オペレーションを実行可能な前記期間を特定するための情報を含んでもよい。
前記更新制御部は、前記物品コードと前記オペレーションコードの両方を所定時間内に読み取ることができた場合に限り、前記制御信号を生成してもよい。
【0011】
前記更新制御部は、前記コード取得部が前記物品コードと前記オペレーションコードとを取得した順番が所定の順番と一致していた場合に限り、前記制御信号を生成してもよい。
【0012】
少なくとも1以上の実行可能な前記オペレーションと関連付けられたモードの情報の入力を、前記コード取得部による前記オペレーションコードの取得とは別に受け付ける入力受付部を更に備え、前記更新制御部は、前記オペレーションコードにより特定される前記オペレーションの内容が前記モードにおいて実行可能な前記オペレーションである場合に限り、前記制御信号を生成してもよい。
【0013】
前記オペレーションに関連するパラメータの情報の入力を、前記コード取得部による前記オペレーションコードの取得とは別に受け付ける入力受付部を更に備え、前記更新制御部は、前記オペレーションコードにより特定される前記オペレーションの内容及び前記パラメータの情報に応じて、前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成してもよい。
【0014】
前記オペレーションコードは、前記オペレーションに関連するパラメータを特定するための情報を含み、前記更新制御部は、前記オペレーションの内容及び前記パラメータに応じて、前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成してもよい。
【0015】
前記コード取得部が取得する前記複数のコードは、前記オペレーションに関連するパラメータを特定するためのパラメータコードを含み、前記更新制御部は、前記オペレーションコードが示す前記オペレーションの内容及び特定された前記パラメータに応じて、前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成してもよい。
【0016】
本発明の第2の態様においては、物品の在庫ステータスを管理する管理装置であって、前記物品を特定するための情報を含み、前記物品の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコードを取得するコード取得部と、前記物品の在庫ステータスを前記物品に関連付けて前記在庫ステータスとして記憶している記憶装置から、取得した前記オペレーションコードが示す前記物品の前記在庫ステータスを取得する物品情報取得部と、前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する更新制御部とを備える、管理装置を提供する。
【0017】
前記オペレーションコードは、複数の前記物品の情報と、前記オペレーションに関連する前記物品ごとのパラメータを特定するための情報を含み、前記更新制御部は、前記オペレーションコードが示す前記物品ごとに、前記オペレーションコードが示す前記オペレーションの内容及び前記パラメータに応じて前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成してもよい。
【0018】
本発明の第3の態様においては、前記物品の前記在庫ステータスを管理する管理システムであって、前記物品の前記在庫ステータスを前記物品に関連付けて前記在庫ステータスとして記憶している前記記憶装置と、前記記憶装置の前記在庫ステータスと、前記在庫ステータスを更新させるための前記オペレーションコードとを取得して前記在庫ステータスを更新させるための前記制御信号を生成する、第1の態様及び第2の態様の前記管理装置と、前記管理装置と通信し、前記管理装置から受け取った前記制御信号に応じて前記記憶装置の前記在庫ステータスを更新する管理サーバとを備える、管理システムを提供する。
【0019】
本発明の第4の態様においては、コンピュータが実行する、物品の在庫ステータスを管理する管理方法であって、前記物品を特定するための物品コードと、前記物品の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコードとを含む複数のコードを取得するステップと、前記物品の在庫ステータスを前記物品に関連付けて前記在庫ステータスとして記憶している記憶装置から、取得した前記物品コードが示す前記物品の前記在庫ステータスを取得するステップと、前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成するステップと
を有する、管理方法を提供する。
【0020】
本発明の第5の態様においては、コンピュータが実行する、物品の在庫ステータスを管理する管理方法であって、前記物品を特定するための情報を含み、前記物品の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコードを取得するステップと、前記物品の在庫ステータスを前記物品に関連付けて前記在庫ステータスとして記憶している記憶装置から、取得した前記オペレーションコードが示す前記物品の前記在庫ステータスを取得するステップと、前記オペレーションコードにより特定されるオペレーションの内容に応じて、前記物品の前記在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成するステップとを備える、管理方法を提供する。
【0021】
本発明の第6の態様においては、コンピュータにより実行されると、前記コンピュータを第1の態様及び第2の態様の前記管理装置として機能させる、プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、保管場所で保管している物品を簡便に管理することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本実施形態に係る管理システムSの構成例を示す。
図2】本実施形態に係る管理装置100の構成例を示す。
図3】本実施形態に係る管理システムSの動作フローの第1例を示す。
図4】本実施形態に係る表示制御部156が表示部130にメニュー画面を表示させた例を示す。
図5】本実施形態に係る複数の物品30を特定するための情報を含むオペレーションコード42の例を示す。
図6】本実施形態に係る管理システムSの動作フローの第2例を示す。
図7】本実施形態に係るパラメータコード43を含む複数のコードの例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
<管理システムSの構成例>
図1は、本実施形態に係る管理システムSの構成例を示す。管理システムSは、物品30の数量を示す在庫ステータスを管理するシステムである。物品30は、商品、部品、材料等を含む。在庫ステータスは、物品30の個数、物品30の量等を示す。管理システムSは、物品30を管理する企業、商店、団体等であれば、利用可能なシステムである。管理システムSは、記憶装置10と、管理サーバ20と、管理装置100とを備える。
【0025】
記憶装置10は、物品30の在庫ステータスを物品30に関連付けて記憶している。記憶装置10は、物品30を識別情報(ID)、物品30の名称、略称等を用いて記憶していることが望ましい。また、記憶装置10は、物品30の位置情報を物品30に関連付けて記憶していてもよい。
【0026】
物品30の位置情報は、例えば、物品30を保管している保管場所における物品30の位置を示す情報である。物品30の位置情報は、緯度及び経度によって特定される物品30の位置情報であってもよい。物品30の位置情報は、保管場所、保管している棚、保管している棚の位置等の名称、略称、ID等によって特定される情報であってもよい。
【0027】
物品30の位置情報は、管理装置100の利用者によって入力された位置情報であってもよい。この場合、管理サーバ20、管理装置100、利用者が操作する他のデバイス等が位置情報の入力を受け付けてよい。なお、物品30の位置情報は、物品30を入庫する際に入力されることが望ましい。例えば、利用者が物品30を保管場所に収めて保管し、管理装置100を操作して入庫動作をした場合、当該管理装置100は、利用者から受け付けた位置情報又は自身の位置情報を当該物品30の位置情報として記憶装置10に記憶させる。
【0028】
記憶装置10は、管理サーバ20と接続されている装置である。また、記憶装置10は、ネットワークに接続されているデータベース等であってもよい。また、記憶装置10は、管理装置100に設けられている記憶部であってもよい。
【0029】
管理サーバ20は、管理装置100と通信し、管理装置100から受け取った制御信号に応じて、記憶装置10に記憶されている在庫ステータスを管理する。例えば、管理サーバ20は、管理装置100から指定された物品30の在庫ステータスを記憶装置10から読み出して管理装置100に供給する。また、管理サーバ20は、記憶装置10の在庫ステータスを更新する。
【0030】
管理装置100は、利用者の操作を受け付け、利用者の操作に応じて物品30の在庫数を管理するためのデバイスであり、例えばスマートフォン又はタブレットである。本実施形態において、複数の物品30を保管している保管場所において、このような管理装置100を利用者が操作して複数の物品30を管理する例を示す。管理装置100の詳細については後述する。以上の記憶装置10、管理サーバ20、及び管理装置100は、ネットワーク等で接続されている。このような管理システムSの動作の概要を説明する。
【0031】
管理装置100は、複数のコードを取得する(図1の(1))。管理装置100が取得するコードは、バーコード、二次元コード等のように数字又は文字の情報を含むコードである。複数のコードは、例えば、物品30を特定するための物品コード41と、物品30の在庫ステータスを更新させるためのオペレーションコード42とを含む。
【0032】
物品コード41は、物品30のID、名称、略称等によって物品30を特定するための情報を有する。オペレーションコード42は、オペレーションの内容を特定するための情報を有する。オペレーションの内容は、例えば、「入庫する」、「出庫する」、「移動する」等の在庫数を更新させるための動作である。また、オペレーションの内容は、「保管場所を移動する」、「棚卸をした」、「出荷/入荷の記録」、「検品・受け入れのOK/NGの記録」、「対象物品を発注する」、「対象物品の状態の記録/変更」といった動作であってもよい。
【0033】
このようなコードは、例えば、管理対象の物品30、物品30の保管場所、利用者の作業場所等に付されている。また、利用者が閲覧できるコード表に複数のコードが記載されていてもよい。図1は、物品コード41が物品30に付されており、オペレーションコード42が物品30を保管している棚に付されている例を示す。例えば、利用者の操作により管理装置100が物品コード41とオペレーションコード42とを順次撮像することで、管理装置100は物品コード41及びオペレーションコード42の情報を取得する。
【0034】
次に、管理装置100は、取得した物品コード41が示す物品30の在庫ステータスを要求する制御信号を管理サーバ20に送信する(図1の(2))。管理サーバ20は、制御信号に応じて、記憶装置10が記憶している物品30の在庫ステータスを管理装置100に供給する(図1の(3))。
【0035】
次に、管理装置100は、オペレーションコード42により特定されるオペレーションの内容に応じて、物品30の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する(図1の(4))。例えば、オペレーションの内容が物品30を1個だけ出庫させることである場合、管理装置100は、物品30の在庫数を1個減少させるための制御信号を生成する。
【0036】
次に、管理装置100は、生成した制御信号を管理サーバ20に送信する(図1の(5))。管理サーバ20は、制御信号に応じて、記憶装置10が記憶している物品30の在庫ステータスを更新する(図1の(6))。
【0037】
以上のように、管理システムSは、管理装置100が取得した複数のコードに基づいて物品30の在庫ステータスを更新する。これにより、管理装置100の利用者は、管理装置100を用いて複数のコードを読み取ることにより、物品30の在庫ステータスを管理することができるので、管理装置100に手入力する操作が低減して、作業を速やかに行うことができる。このような管理装置100について、次に説明する。
【0038】
<管理装置100の構成例>
図2は、本実施形態に係る管理装置100の構成例を示す。管理装置100は、例えば、物品30の在庫数を管理するためのアプリケーションがインストールされた携帯端末、スマートフォン、タブレット、ウェラブル端末、携帯型PC等である。管理装置100は、通信部110と、記憶部120と、表示部130と、コード読取り部140と、制御部150とを備える。
【0039】
通信部110は、管理サーバ20と通信ネットワーク等を介して通信する。通信部110は、記憶装置10と通信ネットワーク等を介して通信してもよい。通信部110は、インターネット回線、無線LAN、携帯電話網等の通信ネットワークに接続するためのインターフェースである。
【0040】
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。また、記憶部120は、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置を含んでもよい。記憶部120は、例えば、コンピュータが管理装置100として機能する場合、コンピュータを機能させるOS(Operating System)、及びプログラム等の情報を格納してもよい。また、記憶部120は、プログラムの実行時に参照されるデータベースを含む種々の情報を格納してもよい。
【0041】
また、記憶部120は、管理装置100が動作の過程で生成する(又は利用する)中間データ、算出結果、閾値、基準値、及びパラメータ等をそれぞれ記憶してもよい。例えば、記憶部120は、物品コード41のIDと物品名との対応関係を記憶していてもよく、また、オペレーションコード42のIDとオペレーションの内容との対応関係を記憶していてもよい。なお、このような対応関係は、記憶装置10に記憶されていてもよい。また、記憶部120は、管理装置100内の各部の要求に応じて、記憶したデータを要求元に供給してもよい。
【0042】
表示部130は、物品30等の情報を表示する。表示部130は、保管場所における物品30の配置状況、保管場所を撮像した撮像画像等を表示してもよい。表示部130は、管理装置100の通信状態、OS、アプリケーションの実行状態等を表示するためのディスプレイとしても機能することが望ましい。
【0043】
表示部130は、タッチパネルの機能を有し、入力部131として動作してもよい。入力部131は、管理装置100の利用者からの操作、指示等が入力される。また、入力部131は、キーボード、マウス、音声入力装置等の表示部130とは別個の入力デバイスであってもよい。
【0044】
コード読取り部140は、物品コード41、オペレーションコード42といったコードを読み取るためのデバイスである。コード読取り部140は、例えば、コードを撮像する撮像装置である。また、コード読取り部140は、コードを光学的に読み取るためのスキャナであってもよい。
【0045】
制御部150は、管理装置100の各部を制御する。例えば、制御部150は、通信部110を介して種々の情報を授受する。制御部150は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部150は、コード取得部151、物品情報取得部152、利用者情報取得部153、位置情報取得部154、入力受付部155、表示制御部156、及び更新制御部157を有する。言い換えると、CPUは、記憶部120に記憶されたプログラムを実行することにより、コード取得部151、物品情報取得部152、利用者情報取得部153、位置情報取得部154、入力受付部155、表示制御部156、及び更新制御部157を有する制御部150として機能する。
【0046】
コード取得部151は、物品コード41とオペレーションコード42とを含む複数のコードをコード読取り部140から取得する。コード取得部151は、取得したコードの情報を物品情報取得部152及び更新制御部157に供給する。
【0047】
物品情報取得部152は、コード取得部151が取得した物品コード41が示す物品30の在庫ステータスを記憶装置10から取得する。物品情報取得部152は、例えば、通信部110を介して、物品30の在庫ステータスを要求する制御信号を管理サーバ20に送信する。そして、物品情報取得部152は、制御信号に応じて管理サーバ20から送信された物品30の在庫ステータスを取得する。これに代えて、物品情報取得部152は、記憶装置10に直接アクセスして、物品30の在庫ステータスを取得してもよい。物品情報取得部152は、取得した在庫ステータスを更新制御部157に供給する。
【0048】
利用者情報取得部153は、当該管理装置100の利用者を特定するための利用者情報を取得する。利用者情報取得部153は、例えば、利用者が管理装置100を利用する際に利用者情報を入力している場合、登録されている利用者情報を読み出して取得する。この場合、利用者情報は、例えば、利用者が入力部131から入力した情報である。また、入力された利用者情報は、記憶部120に記憶されていることが望ましい。
【0049】
これに代えて、利用者情報取得部153は、通信部110が利用者の端末等と通信可能な場合、利用者の端末から利用者情報を取得してもよい。利用者情報取得部153は、取得した利用者情報を更新制御部157に供給する。
【0050】
位置情報取得部154は、当該管理装置100の利用者の位置情報を取得する。位置情報取得部154は、例えば、当該管理装置100がGPS等により位置情報を特定する機能を有する場合、このような機能を用いて位置情報を取得する。また、位置情報取得部154は、通信部110が利用者の端末等と通信可能な場合、利用者の端末から利用者の位置情報を取得してもよい。位置情報取得部154は、取得した利用者の位置情報を更新制御部157に供給する。
【0051】
入力受付部155は、利用者が入力部131から入力した情報を取得する。入力受付部155は、例えば、アプリケーションの実行、アプリケーションの実行に伴う入力、選択肢の選択結果、パラメータ等の入力を受け付ける。入力受付部155は、利用者情報、利用者の位置情報を受け付けてもよい。入力受付部155は、取得した情報を更新制御部157に供給する。入力受付部155は、取得した情報を記憶部120に記憶させてもよい。
【0052】
表示制御部156は、表示部130を制御して、表示部130に情報等を表示させる。表示制御部156は、例えば、利用者が実行する作業を入力するためのメニュー画面を表示させる。また、表示制御部156は、物品情報取得部152が記憶装置10から取得した物品30の在庫ステータスを表示部130に表示させてもよい。
【0053】
更新制御部157は、オペレーションコード42により特定されるオペレーションの内容に応じて、物品30の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する。オペレーションの内容は、物品30の出庫、入庫、移動、棚卸等を含む。
【0054】
更新制御部157は、例えば、コード取得部151が取得した複数のコードに応じて、「物品Aの在庫数を1個減らす」、「物品Bの在庫数を5個増やす」、「物品Cの棚卸を完了済みにする」といった指示を示す制御信号を生成する。更新制御部157は、通信部110を介して、生成した制御信号を管理サーバ20に送信する。
【0055】
以上のように、管理装置100は、複数のコードに基づき、在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成して管理サーバ20に送信する。このような管理装置100を備える管理システムSの具体的な動作について次に説明する。
【0056】
<管理システムSの動作フローの第1例>
図3は、本実施形態に係る管理システムSの動作フローの第1例を示す。図3は、管理システムSが物品30の出庫、入庫、又は移動に応じて在庫ステータスを更新させる例を示す。管理システムSの利用者は、管理装置100にインストールされているアプリケーションソフトを実行して、物品30の管理をするものとする。また、記憶装置10は、物品30の在庫ステータスを物品30に関連付けて記憶しているものとする。
【0057】
まず、表示制御部156は、メニュー画面を表示させる(S70)。図4は、本実施形態に係る表示制御部156が表示部130にメニュー画面を表示させた例を示す。図4の例は、利用者に「入庫」、「出庫」、「物品移動(以下、移動と呼ぶことがある)」及び「棚卸」の動作を選択させるための画面である。
【0058】
なお、メニュー画面の表示は一例であり、これに限定することはない。表示制御部156は、例えば、メニューの表示を省略して、コードを取得するための画面を表示してもよく、これに代えて、「入庫」、「出庫」、「移動」及び「棚卸」のうち一の動作をするための画面を表示してもよい。また、表示制御部156が一の動作をするための画面を表示した場合、入力受付部155は、一の動作とは異なる他の動作に切り換えるための切り換え入力を受け付けてもよい。
【0059】
ここで、利用者が「入庫」を選択して入力部131に入力したことに応じて、入力受付部155が「入庫」を受け付けたとする。この場合、管理装置100のアプリケーションは、「入庫」のオペレーションに関連付けられた「入庫モード」として動作する。このように、入力受付部155は、少なくとも1以上の実行可能なオペレーションと関連付けられたモードの情報の入力を、コード取得部151によるコードの取得とは別に受け付ける。
【0060】
次に、制御部150は、利用者の情報を取得する(S71)。例えば、利用者情報取得部153は、利用者を特定するための利用者情報を取得する。また、位置情報取得部154は、利用者の位置を示す位置情報を取得する。なお、利用者の情報を取得することは一例であり、これに限定することはない。制御部150は、利用者の情報の取得する動作を省略してもよく、この場合、利用者情報取得部153はなくてもよい。
【0061】
次に、コード取得部151は、物品コード41と、オペレーションコード42とを含む複数のコードを取得する(S72)。例えば、利用者が管理装置100を操作することで、コード読取り部140が複数のコードを順次読み取り、コード取得部151は複数のコードを取得する。ここで、コード取得部151が物品Aに付されていた「物品A」を示す物品コード41と、物品Aを保管していた棚に付されていた「1個を入庫する」オペレーションを示すオペレーションコード42とを取得した例を説明する。
【0062】
ここで、表示制御部156は、取得した物品コード41に物品30の名称の情報が含まれている場合、物品30の名称を表示部130に表示させてよい。また、表示制御部156は、取得したオペレーションコード42にオペレーションの名称(例えば、「1個を入庫」)の情報が含まれている場合、オペレーションの名称を表示部130に表示させてもよい。
【0063】
なお、S72以降の動作において、表示部130は、メニューに戻ることを示すボタン等を表示してよく、この場合、制御部150は、利用者がメニューに戻ることを示すボタンをタッチする(入力部131に入力する)ことにより、S70に戻るように動作することが望ましい。
【0064】
次に、物品情報取得部152は、取得した物品コード41が示す物品30の在庫ステータスを記憶装置10から取得する。例えば、物品情報取得部152は、取得した物品コード41が示す物品30の在庫ステータスを要求する制御信号を管理サーバ20に送信する(S73)。
【0065】
管理サーバ20は、通信部110から送信された制御信号を受信したことに応じて、記憶装置10を検索して物品コード41が示す物品30の在庫ステータスを抽出する(S74)。管理サーバ20は、抽出した物品30の在庫ステータスを管理装置100に送信する(S75)。
【0066】
なお、記憶装置10が物品コード41に対応する物品30の名称及び/又は物品30の位置情報を記憶している場合、物品情報取得部152は、物品30の名称及び/又は位置情報も取得してよい。この場合、表示制御部156は、物品30の名称及び/又は物品30の位置情報を表示部130に表示させてもよい。
【0067】
次に、更新制御部157は、利用者の情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する(S76)。ここで、オペレーションコード42により特定されるオペレーションの実行を、所定の利用者のみに許可するように設定している例を説明する。このような所定の利用者の情報は、記憶装置10又は記憶部120に記憶されていることが望ましい。また、所定の利用者の情報が、オペレーションコード42に含まれていてもよい。
【0068】
更新制御部157は、当該オペレーションが当該利用者に許可されていない場合(S76:No)、物品30の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成しない。この場合、表示制御部156は、物品30の在庫ステータスを更新しないことを表示部130に表示させてよい。そして、制御部150は、S70に戻る。これにより、所定の利用者のみにオペレーションを実行させることができるので、在庫管理のセキュリティを向上させることができる。
【0069】
更新制御部157は、オペレーションコード42により特定されるオペレーションが、利用者情報により特定される利用者に許可されている場合(S76:Yes)、物品30の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する(S77)。更新制御部157は、物品コード41によって特定された物品30(物品A)の在庫ステータスに対して、オペレーションコード42に特定されたオペレーション(1個を入庫する)を実行させるための制御信号を生成する。
【0070】
次に、更新制御部157は、生成した制御信号を管理サーバ20に送信する(S78)。管理サーバ20は、受け取った制御信号に応じて、記憶装置10の在庫ステータスを更新する(S79)。管理サーバ20は、例えば、記憶装置10が記憶している物品Aに関連付けられている在庫数を1つ増加させる。
【0071】
管理装置100の制御部150は、例えば、ユーザがアプリケーションの動作の終了を入力部131に入力した場合(S80:Yes)、アプリケーションを終了して物品の管理動作を終了する。制御部150は、ユーザがアプリケーションの動作を終了させなかった場合(S80:No)、S70に戻って管理動作を継続させる。
【0072】
以上の管理システムSは、利用者がコード読取り部140を用いて物品コード41及びオペレーションコード42を読み取ることにより、記憶装置10の在庫ステータスを更新させることができる。なお、図3の説明において、物品30の入庫を例として説明したが、物品30の出庫も同様に実行できる。例えば、管理サーバ20は、制御信号に応じて、記憶装置10が記憶している物品Aに関連付けられている在庫数を1つ減少させればよい。
【0073】
また、図3に示す動作フローを用いて、物品30の移動を行うこともできる。この場合、記憶装置10は、物品30の在庫ステータスと位置情報とを物品30に関連付けて記憶しており、また、オペレーションコード42には、物品30の移動先の情報が含まれているものとする。そして、管理サーバ20は、制御信号に応じて、記憶装置10が記憶している物品Aに関連付けられている物品30の位置情報を移動先の位置に更新させればよい。
【0074】
<管理装置100の変形例>
以上の本実施形態に係る管理装置100において、物品コード41、オペレーションコード42といった複数のコードを取得する例を説明したが、これに限定されることはない。管理装置100は、1つのオペレーションコード42を取得して、取得したオペレーションコード42に基づいて、在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成してもよい。
【0075】
この場合の動作フローは、図3に示された管理システムSの第1例の動作フローと略同一の動作となる。なお、ここでは、図3で既に説明した動作については、説明を省略する。
【0076】
図3のS72において、コード取得部151は、オペレーションコード42を取得する。この場合、オペレーションコード42は、物品30を特定するための情報とオペレーションの内容を特定するための情報とを含む。また、オペレーションコード42は、後述するパラメータコード43といったパラメータを特定するための情報を含んでもよい。言い換えると、コード取得部151は、1つのオペレーションコード42だけを取得してもよい。物品情報取得部152は、コード取得部151が取得したこのようなオペレーションコード42が示す物品30の在庫ステータスを記憶装置10から取得する(S73-S75)。
【0077】
これにより、更新制御部157は、オペレーションコード42により特定されるオペレーションの内容に応じて、物品30の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成できる(S77)。また、更新制御部157は、更に、オペレーションコード42により特定されるパラメータの情報を用いて、制御信号を生成してもよい。以上の管理装置100は、より少ないコードを用いて、物品30の在庫ステータスを更新することができる。
【0078】
なお、1つのオペレーションコード42に物品30を特定するための情報を含める場合、複数の物品30を特定するための情報と、それぞれの物品30に対応するオペレーションの内容を特定するための情報とを含んでもよい。例えば、1つの製品を1つ製造した場合、製品の在庫数は1つ増加し、製品に用いた複数の部品の在庫数は製品に用いた数だけ減少する。1つの製品に用いる部品の種類と個数は、設計段階で判明しているので、1つのオペレーションコード42で複数の物品30の在庫ステータスを更新できると利用者の手間を低減できる。
【0079】
図5は、本実施形態に係る複数の物品30を特定するための情報を含むオペレーションコード42の例を示す。オペレーションコード42は、複数の物品30の情報と、オペレーションの内容を特定するための情報と、オペレーションに関連する物品30ごとのパラメータを特定するための情報とを含む。オペレーションコード42は、例えば、「製品Aを1個入庫する」、「部品kを2個出庫する」、「部品mを5個出庫する」、「部品nを5個出庫する」といった内容を特定するための情報が含まれている。
【0080】
図3のS73-S75において、物品情報取得部152は、コード取得部151が取得したこのようなオペレーションコード42が示す物品30の在庫ステータスを記憶装置10から取得する。そして、更新制御部157は、オペレーションコード42が示す物品30ごとに、オペレーションコード42が示すオペレーションの内容及びパラメータに応じて、オペレーションコード42が示す物品30の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する(S77)。
【0081】
これにより、管理サーバ20は、記憶装置10の製品Aの在庫ステータスを1個増加させ、部品kの在庫ステータスを2個減少させ、部品mの在庫ステータスを5個減少させ、部品nの在庫ステータスを5個減少させることができる(S79)。このように、本実施形態に係る管理システムSは、利用者がコード読取り部140を用いて1つのオペレーションコード42を読み取ることにより、複数の物品30の在庫ステータスを管理することもできる。
【0082】
以上の本実施形態に係る管理システムSの動作として、物品30の「入庫」、「出庫」等を例に説明したが、これに限定されることはない。これに代えて、管理システムSは、物品30の加工工程において、物品30が加工されるごとに物品30の状態を記録する、物品30の加工工程を管理するシステムに用いることもできる。
【0083】
例えば、製品Aの製造ラインにおいて、製品Aが製造工程aから製造工程bに移行した場合を考える。ここで、製品Aと複数の物品30(一例として、部品k、部品m、材料n)がそれぞれ部品表(BOM:Bill Of Materials)等により予め関連付けられているものとする。部品表の情報は、記憶部120に記憶されていることが望ましい。また、記憶部120は、製品Aが製造ラインのどの製造工程にあるかを示すステータスを製品Aに関連付けて記憶しているものとする。
【0084】
例えば、図3のS72において、コード取得部151は、オペレーションコード42を取得する。この場合、オペレーションコード42は、製品Aを特定するための情報とオペレーションの内容を特定するための情報とを含む。オペレーションの内容は、例えば、「製品Aは工程aから工程bに移った」というステータスの変化を含む。
【0085】
図3のS73-S75において、物品情報取得部152は、コード取得部151が取得したこのようなオペレーションコード42が示す製品Aのステータスを記憶装置10から取得する。また、管理サーバ20は、部品表を参照して、製品Aに関連付けられている物品30(部品k、部品m、材料n)の在庫ステータスを管理装置100に送信する(S75)。
【0086】
そして、更新制御部157は、オペレーションコード42が示す製品Aのステータスと製品Aに関連付けられている物品30(部品k、部品m、材料n)の在庫ステータスとを更新させるための制御信号を生成する(S77)。
【0087】
更新制御部157は、例えば、製品Aについて、「製品Aは工程aから工程bに移った」というステータスを変化させる制御信号を生成する。更新制御部157は、さらに、部品kが所定の個数(一例として、3個)「消費」された、部品mが所定の個数(一例として、5個)「消費」された、材料nが所定の量(一例として、100ml)「消費」された、という在庫ステータスを変化させる制御信号を生成する。
【0088】
このように、管理システムSは、コードの読み取りに伴い、1つの製品に関連付けられた複数の物品の在庫ステータスを一度に変化させつつ、製品の製造工程を管理することができる。
【0089】
以上のように、本実施形態に係る管理システムSによれば、保管場所で保管している物品30を簡便に管理することができる。管理システムSは、物品30の入庫、出庫、移動、及び消費だけでなく、物品30の棚卸も実行することができる。このような管理システムSの動作について次に説明する。
【0090】
<管理システムSの動作フローの第2例>
図6は、本実施形態に係る管理システムSの動作フローの第2例を示す。図6に示す第2例の動作フローにおいて、図3に示された本実施形態に係る管理システムSの第1例の動作フローの動作と略同一のものには同一の符号を付け、重複する説明を省略する。
【0091】
表示制御部156は、メニュー画面を表示させ(S70)、利用者が「棚卸」の動作を選択したものとする。制御部150は、利用者の情報を取得し(S71)、コード取得部151は、物品コード41を取得する(S72)。S72において、利用者は、コード読取り部140を用いて棚卸すべき物品30の物品コード41を読み取ったものとする。
【0092】
次に、物品情報取得部152は、記憶装置10から、取得した物品コード41が示す物品30の在庫ステータスを取得する(S73-S75)。そして、表示制御部156は、物品30の在庫ステータスを表示する(S81)。表示制御部156は、物品30の名称及び/又は物品30の位置情報を表示部130に表示させてもよい。これにより、利用者は、コード読取り部140に読み取らせた保管場所の物品30の在庫数と記憶装置10に記憶されている在庫ステータスとを比較することができる。
【0093】
利用者は、保管場所の物品30の在庫数と在庫ステータスとが一致している場合、コード読取り部140を用いて「棚卸の完了」のオペレーションを示すオペレーションコード42を読み取る。また、利用者は、保管場所の物品30の在庫数と在庫ステータスとが一致していない場合、コード読取り部140を用いて「在庫ステータスの更新」のオペレーションを示すオペレーションコード42を読み取る。
【0094】
これにより、コード取得部151は、オペレーションコード42を取得する(S82)。次に、更新制御部157は、利用者の情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する(S76)。更新制御部157は、利用者の情報が所定の条件を満たしている場合(S76:Yes)、制御信号を生成する(S77)。例えば、オペレーションの内容が「棚卸の完了」を示す場合、更新制御部157は、物品コード41によって特定された物品30の棚卸が完了したことを通知する制御信号を生成する。
【0095】
また、オペレーションの内容が「在庫ステータスの更新」を示す場合、入力受付部155は、入力部131からの在庫ステータスの入力結果を取得する。ここで利用者は、実際の物品30の在庫数を入力部131に入力するものとする。なお、表示制御部156は、在庫ステータスの入力を促すメッセージを表示部130に表示してもよい。そして、更新制御部157は、物品コード41によって特定された物品30の在庫ステータスを入力受付部155が受け付けた在庫ステータスに更新させるための制御信号を生成する(S77)。
【0096】
更新制御部157は、生成した制御信号を管理サーバ20に送信し(S78)、管理サーバ20は、受け取った制御信号に応じて、記憶装置10の在庫ステータスを更新する(S79)。管理サーバ20は、例えば、記憶装置10が記憶している物品30に関連付けて、棚卸済みの情報と棚卸を実行した日付の情報とを記憶する。これに代えて、又は、これに加えて、管理サーバ20は、物品30に関連付けられている在庫ステータスを更新する。
【0097】
以上の管理システムSの動作フローの第2例においても、利用者がコード読取り部140を用いて物品コード41及びオペレーションコード42を読み取ることにより、記憶装置10の在庫ステータスを更新させることができる。また、第2例の動作フローにおいては、利用者が入力部131に入力した実際の在庫数の情報を入力受付部155が受け付ける例を説明したが、これに限定されることはない。
【0098】
例えば、第1例の動作フローにおいても、入力受付部155は、利用者が入力部131に入力した情報を受け付けてもよい。なお、入力受付部155が受け付けるオペレーションに関連する情報をパラメータと呼ぶ。言い換えると、入力受付部155は、オペレーションに関連するパラメータの情報の入力を、コード取得部151によるオペレーションコードの取得とは別に受け付ける。
【0099】
パラメータは、例えば、物品30の入庫数である。このようなパラメータを用いるオペレーションコード42は、例えば、「パラメータの数だけ入庫する」といったオペレーションを含む。例えば、図3の動作フローのS77において、入力受付部155は、コード取得部151がこのようなオペレーションコード42を取得したことに応じて、更新制御部157が制御信号を生成する前に、パラメータの情報の入力を受け付ける。なお、表示制御部156は、パラメータの入力を促すメッセージを表示部130に表示してもよい。
【0100】
そして、入力受付部155がパラメータの情報の入力を受け付けると、更新制御部157は、オペレーションコード42により特定されるオペレーションの内容及びパラメータの情報に応じて、物品コード41が示す物品30の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する。例えば、利用者がパラメータの情報として「5」を入力した場合、更新制御部157は、物品30を5個入庫するための制御信号を生成する。
【0101】
これにより、管理システムSは、記憶装置10に記憶されている在庫ステータスの情報を、パラメータの情報に対応する在庫ステータスに更新することができる。なお、以上の説明において、管理システムSは、パラメータの情報を利用して物品30を入庫する例を説明したが、物品30を出庫する場合も同様である。また、物品30を移動する場合も、移動元の情報及び/又は移動先の情報をパラメータの情報として入力受付部155が受け付けることにより、在庫ステータスを更新できる。
【0102】
以上のように、管理システムSは、管理装置100がパラメータの情報を受け付けることにより、パラメータの情報に応じて物品30の在庫ステータスを更新できるが、これに限定されることはない。例えば、オペレーションコード42は、オペレーションに関連するパラメータを特定するための情報を含んでもよい。
【0103】
この場合、オペレーションコード42は、例えば、「5個を入庫する」、「10個を出庫する」、「2階の棚Dに移動する」といったオペレーションを特定するための情報を含んでもよい。これにより、利用者がコード読取り部140を用いて物品コード41とオペレーションコード42とを読み取ることにより、管理システムSは、パラメータの情報を含む種々のオペレーションに対応して物品30の在庫ステータスを簡便に更新できる。
【0104】
これに代えて、又は、これに加えて、コード取得部151が取得する複数のコードは、オペレーションに関連するパラメータを特定するためのパラメータコードを含んでもよい。図7は、本実施形態に係るパラメータコード43を含む複数のコードの例を示す。パラメータコード43は、ID、名称、略称等によってパラメータの内容を特定するための情報を有する。パラメータの内容は、物品30の在庫ステータスの情報、入庫数、出庫数、移動元、移動先等である。なお、記憶部120は、パラメータコード43のIDとパラメータの内容との対応関係を記憶していてもよい。
【0105】
パラメータコード43は、例えば、オペレーションコード42と同様に、物品30の保管場所、利用者の作業場所、利用者が閲覧できるコード表等に付されている。利用者は、コード読取り部140を用いて、このような物品コード41、オペレーションコード42、及びパラメータコード43を読み取る。
【0106】
そして、更新制御部157は、オペレーションコード42が示すオペレーションの内容及びパラメータコード43が示すパラメータに応じて、物品コード41が示す物品30の在庫ステータスを更新させるための制御信号を生成する。このように、管理システムSは、管理装置100が複数のコードを取得することにより、パラメータの情報に応じて物品30の在庫ステータスをより簡便に更新できる。
【0107】
以上の本実施形態に係る管理システムSの動作フローのS76において、管理装置100の更新制御部157が、利用者の情報が所定の条件を満たしているか否かを判定することを説明した。そして、所定の条件は、所定の利用者のみがオペレーションの実行を許可するように設定されていることを例に説明したが、これに限定されることはない。
【0108】
これに代えて、オペレーションコード42により特定されるオペレーションの実行を、例えば、倉庫内といったように、所定の領域内にのみに許可するように設定してもよい。このような実行が許可されている領域の情報は、記憶装置10又は記憶部120に記憶されていることが望ましい。また、所定の領域の情報が、オペレーションコード42に含まれていてもよい。
【0109】
そして、更新制御部157は、オペレーションが許可されている領域内に利用者の位置情報が示す位置が存在する場合(S76:Yes)、制御信号を生成する(S77)。また、更新制御部157は、当該オペレーションが許可されている領域内に利用者の位置情報が示す位置が存在していない場合(S76:No)、制御信号を生成しない。これにより、所定の領域内でオペレーションを実行させることができるので、所定の領域外で管理装置100を誤操作しても在庫ステータスを不要に更新させてしまうことを低減できる。
【0110】
これに代えて、オペレーションコード42により特定されるオペレーションには、例えば、オペレーションを実行可能な所定の期間が設定されていてもよい。オペレーションを実行可能な所定の期間は、例えば、所定の開始時刻から所定の終了時刻までの間の期間である。また、オペレーションを実行可能な期間は、所定の開始時刻だけが設定されていてもよく、これに代えて、所定の終了時刻だけが設定されていてもよい。
【0111】
このようなオペレーションを実行可能な所定の期間を特定するための情報は、記憶装置10又は記憶部120に記憶されていてもよく、これに代えて、オペレーションコード42に含まれていてもよい。そして、更新制御部157は、コード取得部151がオペレーションコード42を取得した時刻がオペレーションを実行可能な期間の範囲内の場合(S76:Yes)、制御信号を生成する(S77)。
【0112】
また、更新制御部157は、コード取得部151がオペレーションコード42を取得した時刻がオペレーションを実行可能な期間の範囲外の場合(S76:No)、制御信号を生成しない。これにより、所定の期間内に取得したオペレーションを実行させることができるので、所定の時間外で管理装置100を誤操作しても在庫ステータスを不要に更新させてしまうことを低減できる。
【0113】
これに代えて、物品コード41及びオペレーションコード42を読み取る時間に所定の制限時間が設定されていてもよい。このような制限時間を示す情報は、記憶装置10又は記憶部120に記憶されていてもよく、これに代えて、オペレーションコード42に含まれていてもよい。
【0114】
そして、更新制御部157は、コード読取り部140が物品コード41とオペレーションコード42の両方を所定時間内に読み取ることができた場合(S76:Yes)、制御信号を生成する(S77)。また、更新制御部157は、コード読取り部140が物品コード41とオペレーションコード42の両方を所定時間内に読み取ることができなかった場合(S76:No)、制御信号を生成しない。このように、コード読取り部140の読取り時間に制限時間を設けることで、制限時間を過ぎてコード読取り部140を誤操作しても在庫ステータスを不要に更新させてしまうことを低減できる。
【0115】
これに代えて、物品コード41とオペレーションコード42とを取得する順番に所定の順番が設定されていてもよい。このような所定の順番を示す情報は、記憶装置10又は記憶部120に記憶されていてもよく、これに代えて、オペレーションコード42に含まれていてもよい。
【0116】
そして、更新制御部157は、コード取得部151が物品コード41とオペレーションコード42とを取得した順番が所定の順番と一致していた場合(S76:Yes)、制御信号を生成する(S77)。また、更新制御部157は、コード取得部151が物品コード41とオペレーションコード42とを取得した順番が所定の順番と一致していない場合(S76:No)、制御信号を生成しない。このように、物品コード41及びオペレーションコード42を取得する順番に制限を設けることで、コード読取り部140の誤操作を低減できる。
【0117】
これに代えて、取得したオペレーションコード42により特定されるオペレーションの内容と、アプリケーションのモードとの対応関係が設定されていてもよい。このような対応関係を示す情報は、記憶装置10又は記憶部120に記憶されていてもよく、これに代えて、オペレーションコード42に含まれていてもよい。
【0118】
そして、更新制御部157は、オペレーションコード42により特定されるオペレーションの内容がアプリケーションのモードにおいて実行可能なオペレーションである場合(S76:Yes)、制御信号を生成する(S77)。また、更新制御部157は、オペレーションの内容がアプリケーションのモードにおいて実行可能なオペレーションではない場合(S76:No)、制御信号を生成しない。
【0119】
例えば、S70において、更新制御部157は、利用者が「入庫」を選択してアプリケーションが「入庫モード」で動作していることを条件に、オペレーションの内容が「入庫」の場合は制御信号を生成し、オペレーションの内容が「出庫」、「移動」、又は「棚卸」の場合は制御信号を生成しない。これにより、利用者が誤操作をして、意図しないオペレーションの内容を示すオペレーションコード42を読み取っても、在庫ステータスを不要に更新させてしまうことを低減できる。
【0120】
以上のように、更新制御部157は、種々の条件を満たした場合に制御信号を生成することで、セキュリティを向上させたり、誤動作の影響を低減させたりすることができる。なお、更新制御部157は、上述の種々の条件のうち1又は複数の条件を設定し、設定した全ての条件を満たした場合に制御信号を生成するように構成されていてもよい。これに代えて、上述の条件を全て設定しなくてもよく、例えば、S76の動作を省略してもよい。
【0121】
以上の本実施形態に係る管理システムSは、在庫ステータスを記憶装置10が記憶している例を説明したが、これに限定されることはない。例えば、管理装置100の記憶部120が在庫ステータスを記憶していてもよい。言い換えると、管理装置100が記憶装置10を備えていてもよい。この場合、管理装置100の制御部150が管理サーバ20として機能してもよい。言い換えると、管理装置100が単独で管理システムSとして機能してもよい。
【0122】
また、管理装置100は、記憶装置10と通信して、記憶装置10の在庫ステータスを管理してもよい。この場合、管理装置100は、管理サーバ20として機能する。言い換えると、この場合、管理システムSは、管理装置100と記憶装置10とで構成され、管理サーバ20はなくてもよい。
【0123】
また、管理システムSは、オペレーションの内容を「物品の発注」とすることで、物品30を発注処理することにも用いることができる。さらに、管理システムSは、物品30の発送、到着の確認といった、物品30の輸送の状態を管理してもよい。
【0124】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0125】
10 記憶装置
20 管理サーバ
30 物品
41 物品コード
42 オペレーションコード
43 パラメータコード
100 管理装置
110 通信部
120 記憶部
130 表示部
131 入力部
140 コード読取り部
150 制御部
151 コード取得部
152 物品情報取得部
153 利用者情報取得部
154 位置情報取得部
155 入力受付部
156 表示制御部
157 更新制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7