(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114590
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】商品説明支援システム、商品説明支援方法および商品説明支援プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240816BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023190484
(22)【出願日】2023-11-08
(62)【分割の表示】P 2023020258の分割
【原出願日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】302045602
【氏名又は名称】株式会社レーベン
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】弁理士法人湘洋特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高部 篤
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】購入前の商品または購入後の商品について、簡便により有益な情報を提供する技術を提供する。
【解決手段】
管理サーバーを含むコンピュータシステムにより実行される商品説明支援システムであって、店舗で商品を手に取った客のユーザ端末からのアクセスであって、商品に予め添付したQRコードを読み込み、QRコードに含まれるURLを用いて実行されたアクセス、を受け付けるアクセス受付部と、予め格納された複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件に従って選択することにより、URLに対応付けるコンテンツデータを変更するコンテンツ変更部と、変更されたコンテンツデータを、客のユーザ端末に送信し、客のユーザ端末で視聴可能に表示させるコンテンツ送信部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理サーバーを含むコンピュータシステムにより実行される商品説明支援システムであって、
店舗で商品を手に取った客のユーザ端末からのアクセスであって、前記商品に予め添付したQRコードを読み込み、前記QRコードに含まれるURLを用いて実行されたアクセス、を受け付けるアクセス受付部と、
予め格納された複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件に従って選択することにより、前記URLに対応付けるコンテンツデータを変更するコンテンツ変更部と、
前記変更されたコンテンツデータを、前記客の端末に送信し、前記客のユーザ端末で視聴可能に表示させるコンテンツ送信部と、
を備えることを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの記憶部には、
前記商品ごとに、前記URL及び複数のコンテンツデータが対応付けられた情報が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
前記記憶部の情報を用いて、前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた前記商品を特定し、特定した前記商品に対応付けられた前記複数のコンテンツデータの中から、前記所定の提供条件を満たすコンテンツデータを選択することにより、前記URLに対応付けるコンテンツデータを変更する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項3】
請求項2に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記コンテンツデータごとに、該コンテンツデータを提供する時刻帯が対応付けられた情報が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
現在時刻を特定し、
前記記憶部の情報を用いて、前記複数のコンテンツデータの中から、前記現在時刻が前記時刻帯に相当するコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項4】
請求項3に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記商品ごとに販売地域が対応付けられた情報と、前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供地域が対応付けられた情報と、が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
前記記憶部の情報を用いて、前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた前記商品を特定し、特定した前記商品の販売地域を特定し、
前記複数のコンテンツデータの中から、特定した前記商品の販売地域が前記提供地域に相当するコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項5】
請求項4に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供地域が対応付けられた情報が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
前記客のユーザ端末からのアクセスのネットワーク接続情報に含まれるIPアドレスを用いて、前記客のユーザ端末のアクセス地域を特定し、
前記複数のコンテンツデータの中から、前記アクセス地域が、前記提供地域に相当するコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項6】
請求項5に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記商品ごとに性別、年齢層、及び職業の少なくも1つを含む購入対象者属性が対応付けられた情報と、前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供対象者属性が対応付けられた情報と、が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた商品を特定し、
前記記憶部の情報を用いて、特定した商品の購入者対象属性を特定し、
複数のコンテンツデータの中から、前記購入者対象属性が、前記提供対象者属性を満たすコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項7】
請求項6に記載の商品説明支援システムであって、
前記コンテンツデータごとに、提供の履歴を記録するアクセス履歴管理部を有し、
前記コンテンツ変更部は、
前記複数のコンテンツデータの中から、提供回数が所定回数を満たすコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項8】
請求項7に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記コンテンツデータごとに同一端末へ該コンテンツデータを提供する提供回数が対応付けられた情報と、が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
前記客のユーザ端末において前記アクセスに用いられた前記URLへのアクセスの回数である同一URLアクセス回数を取得し、
前記複数のコンテンツデータの中から、前記同一URLアクセス回数が前記提供回数を満たすコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項9】
請求項8に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供対象者属性が対応付けられた情報と、が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
前記客のユーザ端末の前記アクセスを行った前記客の属性情報のうち、性別、年齢層及び職業のうち少なくともいずれかを取得し、
前記記憶部の情報を用いて、前記複数のコンテンツデータの中から、前記客の属性情報が、前記提供対象者属性を満たすコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項10】
請求項9に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記コンテンツデータごとに同一端末へ該コンテンツデータを提供する提供回数が対応付けられた情報が格納されており、前記コンテンツデータは、前記提供回数が多いほど、前記商品のより詳細な説明を含み、
前記コンテンツ変更部は、
前記客のユーザ端末において前記アクセスに用いられた前記URLへのアクセスの回数である同一URLアクセス回数を取得し、
前記複数のコンテンツデータの中から、前記同一URLアクセス回数に応じて、より詳細な前記コンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項11】
請求項10に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記コンテンツデータごとに、習熟度を示すレベルが対応付けられた情報が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
前記客のユーザレベルを管理しており、
前記客のユーザ端末において前記アクセスに用いられた前記URLへのアクセスの回数が増すと、前記ユーザレベルを上げ、
前記客から、現在のユーザレベルより低いレベルのコンテンツデータの表示を要求された場合は、前記ユーザレベルを、表示が要求されたコンテンツデータのレベルまで下げ、
前記複数のコンテンツデータの中から、前記ユーザレベルに応じたコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項12】
請求項11に記載の商品説明支援システムであって、
前記コンテンツ変更部は、
前記客のユーザ端末において前記アクセスに用いられた前記URLへの直近のアクセス日時を取得し、
前記アクセス日時からの経過時間によって、前記コンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項13】
請求項12に記載の商品説明支援システムであって、
前記コンテンツ変更部は、
前記客のユーザ端末において過去のアクセスに係る動画の平均視聴時間又は視聴時間の割合を特定し、
前記複数のコンテンツデータの中から、前記平均視聴時間又は視聴時間の割合に応じた再生時間を有する動画の前記コンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項14】
請求項13に記載の商品説明支援システムであって、
前記コンテンツ変更部は、前記複数のコンテンツデータの中から、該コンテンツの視聴後所定時間内の該商品の購入率が高い順に応じてコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項15】
請求項14に記載の商品説明支援システムであって、
前記管理サーバーの前記記憶部には、
前記商品ごとに販売地域が対応付けられた情報と、前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供地域および時刻帯が対応付けられた情報と、が格納されており、
前記コンテンツ変更部は、
現在時刻を特定し、
前記記憶部の情報を用いて、前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた前記商品を特定し、特定した前記商品の販売地域を特定し、
前記複数のコンテンツデータの中から、特定した前記商品の販売地域が前記提供地域に相当し、前記現在時刻が前記時刻帯に相当するコンテンツデータであって、該コンテンツの視聴後所定時間内の該商品の購入率が高い順に応じたコンテンツデータを選択する、
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項16】
請求項15に記載の商品説明支援システムであって、
前記コンテンツ変更部は、
前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた前記商品が購入済か否かに応じて、異なるコンテンツデータを選択する
ことを特徴とする商品説明支援システム。
【請求項17】
管理サーバーを含むコンピュータシステムにより実行される商品説明支援方法であって、
店舗で商品を手に取った客のユーザ端末からのアクセスであって、前記商品に予め添付したQRコードを読み込み、前記QRコードに含まれるURLを用いて実行されたアクセス、を受け付けるアクセス受付手順と、
予め格納された複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件に従って選択することにより、前記URLに対応付けるコンテンツデータを変更するコンテンツ変更手順と、
前記変更されたコンテンツデータを、前記客のユーザ端末に送信し、前記客のユーザ端末で視聴可能に表示させるコンテンツ送信手順と、
を実施することを特徴とする商品説明支援方法。
【請求項18】
管理サーバーに商品説明を支援させる商品説明支援プログラムであって、
前記管理サーバーに、
店舗で商品を手に取った客のユーザ端末からのアクセスであって、前記商品に予め添付したQRコードを読み込み、前記QRコードに含まれるURLを用いて実行されたアクセス、を受け付けるアクセス受付手順と、
予め格納された複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件に従って選択することにより、前記URLに対応付けるコンテンツデータを変更するコンテンツ変更手順と、
前記変更されたコンテンツデータを、前記客のユーザ端末に送信し、前記客のユーザ端末で視聴可能に表示させるコンテンツ送信手順と、
を実行させることを特徴とする商品説明支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品説明支援システム、商品説明支援方法および商品説明支援プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、音声を含むコンテンツにアクセスするためのアクセス情報が埋め込まれた二次元コードが添付された商品を提供する商品提供者の端末を介し、前記二次元コード及び前記コンテンツの代行管理を受け付ける代行管理サーバーであって、前記商品提供者に提供されている二次元コードの指定を前記商品提供者の端末から受け付ける二次元コード指定受付部と、前記指定された二次元コードの内容を前記商品提供者が確認するための管理情報の入力を前記商品提供者の端末から受け付ける管理情報受付部と、前記指定された二次元コードに対応づけられる1又は複数のコンテンツのアップロードを前記商品提供者の端末から受け付けるコンテンツ受付部と、前記指定された二次元コードと前記管理情報と前記コンテンツとを対応づけて記憶する記憶部と、前記二次元コードと前記管理情報と前記コンテンツとの対応を確認する情報を前記商品提供者の端末に送信する管理情報送信部と、エンドユーザの端末が前記二次元コードを読み取ったことに応じ、該読み取った二次元コードに対応するコンテンツを前記エンドユーザの端末に配信する配信部を備える代行管理サーバーが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術では、商品提供者の指示に応じてバーコードとコンテンツを対応させて管理するサーバーを提供できる。しかし、店頭にいる見込み客が店頭に陳列された商品を手に取って興味を持ったとしても、パッケージの説明やPOPの説明、さらには一律に提供される上記のコンテンツだけでは、買いたいという気持ちに至らないことがあることや、商品を購入した場合でも、実際に使おうとすると使い方が良く分からず、商品に対する満足感を得られないことがある点に関して効果は多くない。
【0005】
本発明の目的は、購入前の商品または購入後の商品について、簡便により有益な情報を提供する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。本発明の一態様に係る商品説明支援システムは、管理サーバーを含むコンピュータシステムにより実行される商品説明支援システムであって、店舗で商品を手に取った客のユーザ端末からのアクセスであって、前記商品に予め添付したQRコード(登録商標)を読み込み、前記QRコードに含まれるURLを用いて実行されたアクセス、を受け付けるアクセス受付部と、予め格納された複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件に従って選択することにより、前記URLに対応付けるコンテンツデータを変更するコンテンツ変更部と、前記変更されたコンテンツデータを、前記客の端末に送信し、前記客のユーザ端末で視聴可能に表示させるコンテンツ送信部と、を備える。
【0007】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記商品ごとに、前記URL及び複数のコンテンツデータが対応付けられた情報が格納されており、前記コンテンツ変更部は、前記記憶部の情報を用いて、前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた前記商品を特定し、特定した前記商品に対応付けられた前記複数のコンテンツデータの中から、前記所定の提供条件を満たすコンテンツデータを選択することにより、前記URLに対応付けるコンテンツデータを変更するようにしてもよい。
【0008】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記コンテンツデータごとに、該コンテンツデータを提供する時刻帯が対応付けられた情報が格納されており、前記コンテンツ変更部は、現在時刻を特定し、前記記憶部の情報を用いて、前記複数のコンテンツデータの中から、前記現在時刻が前記時刻帯に相当するコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0009】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記商品ごとに販売地域が対応付けられた情報と、前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供地域が対応付けられた情報と、が格納されており、前記コンテンツ変更部は、前記記憶部の情報を用いて、前記アクセスに用いられたURLに対応付けられた前記商品を特定し、特定した前記商品の販売地域を特定し、前記複数のコンテンツデータの中から、特定した前記商品の販売地域が前記提供地域に相当するコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0010】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供地域が対応付けられた情報が格納されており、前記コンテンツ変更部は、前記客のユーザ端末からのアクセスのネットワーク接続情報に含まれるIPアドレスを用いて、前記客のユーザ端末のアクセス地域を特定し、前記複数のコンテンツデータの中から、前記アクセス地域が、前記提供地域に相当するコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0011】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記商品ごとに性別、年齢層、及び職業の少なくも1つを含む購入対象者属性が対応付けられた情報と、前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供対象者属性が対応付けられた情報と、が格納されており、前記コンテンツ変更部は、前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた商品を特定し、前記記憶部の情報を用いて、特定した商品の購入者対象属性を特定し、複数のコンテンツデータの中から、前記購入者対象属性が、前記提供対象者属性を満たすコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0012】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、前記コンテンツデータごとに、提供の履歴を記録するアクセス履歴管理部を有し、前記コンテンツ変更部は、前記複数のコンテンツデータの中から、提供回数が所定回数を満たすコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0013】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記コンテンツデータごとに同一端末へ該コンテンツデータを提供する提供回数が対応付けられた情報と、が格納されており、前記コンテンツ変更部は、前記客のユーザ端末において前記アクセスに用いられた前記URLへのアクセスの回数である同一URLアクセス回数を取得し、前記複数のコンテンツデータの中から、前記同一URLアクセス回数が前記提供回数を満たすコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0014】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供対象者属性が対応付けられた情報と、が格納されており、前記コンテンツ変更部は、前記客のユーザ端末の前記アクセスを行った前記客の属性情報のうち、性別、年齢層及び職業のうち少なくともいずれかを取得し、前記記憶部の情報を用いて、前記複数のコンテンツデータの中から、前記客の属性情報が、前記提供対象者属性を満たすコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0015】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記コンテンツデータごとに同一端末へ該コンテンツデータを提供する提供回数が対応付けられた情報が格納されており、前記コンテンツデータは、前記提供回数が多いほど、前記商品のより詳細な説明を含み、前記コンテンツ変更部は、前記客のユーザ端末において前記アクセスに用いられた前記URLへのアクセスの回数である同一URLアクセス回数を取得し、前記複数のコンテンツデータの中から、前記同一URLアクセス回数に応じて、より詳細な前記コンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0016】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、前記管理サーバーの記憶部には、前記コンテンツデータごとに、習熟度を示すレベルが対応付けられた情報が格納されており、前記コンテンツ変更部は、前記客のユーザレベルを管理しており、前記客のユーザ端末において前記アクセスに用いられた前記URLへのアクセスの回数が増すと、前記ユーザレベルを上げ、前記客から、現在のユーザレベルより低いレベルのコンテンツデータの表示を要求された場合は、前記ユーザレベルを、表示が要求されたコンテンツデータのレベルまで下げ、前記複数のコンテンツデータの中から、前記ユーザレベルに応じたコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0017】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、前記コンテンツ変更部は、前記客のユーザ端末において前記アクセスに用いられた前記URLへの直近のアクセス日時を取得し、前記アクセス日時からの経過時間によって、前記コンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0018】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、前記コンテンツ変更部は、前記客のユーザ端末において過去のアクセスに係る動画の平均視聴時間又は視聴時間の割合を特定し、前記複数のコンテンツデータの中から、前記平均視聴時間又は視聴時間の割合に応じた再生時間を有する動画の前記コンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0019】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、前記コンテンツ変更部は、前記複数のコンテンツデータの中から、該コンテンツの視聴後所定時間内の該商品の購入率が高い順に応じてコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0020】
また、上記の商品説明支援システムにおいて、管理サーバーの記憶部には、前記商品ごとに販売地域が対応付けられた情報と、前記コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供地域および時刻帯が対応付けられた情報と、が格納されており、前記コンテンツ変更部は、現在時刻を特定し、前記記憶部の情報を用いて、前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた前記商品を特定し、特定した前記商品の販売地域を特定し、前記複数のコンテンツデータの中から、特定した前記商品の販売地域が前記提供地域に相当し、前記現在時刻が前記時刻帯に相当するコンテンツデータであって、該コンテンツの視聴後所定時間内の該商品の購入率が高い順に応じたコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0021】
また、前記商品説明支援システの前記コンテンツ変更部は、前記アクセスに用いられた前記URLに対応付けられた前記商品が購入済か否かに応じて、異なるコンテンツデータを選択するようにしてもよい。
【0022】
また、本発明の別の態様に係る商品説明支援方法は、管理サーバーを含むコンピュータシステムにより実行される商品説明支援方法であって、店舗で商品を手に取った客のユーザ端末からのアクセスであって、前記商品に予め添付したQRコードを読み込み、前記QRコードに含まれるURLを用いて実行されたアクセス、を受け付けるアクセス受付手順と、予め格納された複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件に従って選択することにより、前記URLに対応付けるコンテンツデータを変更するコンテンツ変更手順と、前記変更されたコンテンツデータを、前記客のユーザ端末に送信し、前記客のユーザ端末で視聴可能に表示させるコンテンツ送信手順と、を実施する。
【0023】
また、本発明の別の態様に係る商品説明支援プログラムは、管理サーバーに商品説明を支援させる商品説明支援プログラムであって、前記管理サーバーに、店舗で商品を手に取った客のユーザ端末からのアクセスであって、前記商品に予め添付したQRコードを読み込み、前記QRコードに含まれるURLを用いて実行されたアクセス、を受け付けるアクセス受付手順と、予め格納された複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件に従って選択することにより、前記URLに対応付けるコンテンツデータを変更するコンテンツ変更手順と、前記変更されたコンテンツデータを、前記客のユーザ端末に送信し、前記客のユーザ端末で視聴可能に表示させるコンテンツ送信手順と、を実行させる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によると、購入前の商品または購入後の商品について、簡便により有益な情報を提供する技術を提供することができる。
【0025】
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】実施形態に係る商品説明支援システムの構成図である。
【
図2】QRコード(登録商標)の例を示す図である。
【
図4】商品情報、QRコード情報、アクセス履歴情報のデータ構造例を示す図である。
【
図5】コンテンツ情報、コンテンツ提供条件情報、コンテンツ対応付け情報のデータ構造例を示す図である。
【
図6】管理サーバーのハードウェア構成例を示す図である。
【
図7】QRコード発行処理のフローの例を示す図である。
【
図8】QRコード発行時の画面遷移の例を示す図である。
【
図9】コンテンツ提供処理のフローの例を示す図である。
【
図10】コンテンツ選択の例(時刻帯)を示す図である。
【
図11】コンテンツ選択の例(地域)を示す図である。
【
図12】コンテンツ選択の例(同一URLアクセス回数)を示す図である。
【
図13】第二の実施形態(クッキー利用)におけるクッキー情報の例を示す図である。
【
図14】第二の実施形態のコンテンツ提供処理のフローの例を示す図である。
【
図15】第三の実施形態(アプリ利用)におけるユーザアカウント情報の例を示す図である。
【
図16】第三の実施形態のコンテンツ提供処理のフローの例を示す図である。
【
図17】第四の実施形態の商品購入履歴の収集処理のフローの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に、本発明の一態様に係る実施形態を適用した商品説明支援システム1について、図面を参照して説明する。以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
【0028】
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
【0029】
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
【0030】
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
【0031】
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0032】
<第一の実施形態>
図1は、本実施形態に係る商品説明支援システム1の構成図である。商品説明支援システム1は、管理サーバー100と、販売者端末200と、ユーザ端末300と、を含む。販売店の店員は販売者端末200を使用し、客は自身のスマートフォン等のユーザ端末300を使用する。販売者端末200と、ユーザ端末300とは、いずれも、商品A400等のパッケージ等に印刷あるいは貼り付けされたQRコードを読み取り、管理サーバー100のドメイン(Webページ等のコンテンツ)にアクセスする。
【0033】
販売者端末200およびユーザ端末300は、スマートフォンやパーソナルコンピュータ、タブレット装置等の情報処理装置であるが、その他、スマートウォッチやヘッドセット、グローブ、チョーカー等のウェアラブル端末であってもよい。
【0034】
販売者端末200およびユーザ端末300は、キャリアネットワークやインターネット等のデータ通信網を用いて、管理サーバー100との間で所定のデータ伝送用プロトコル(Http(Hyper Text Transfer Protocol)、Https(Http(Hyper Text Transfer Protocol Secure)等)を用いて通信を行う。販売者端末200およびユーザ端末300は、URL(Uniform Resource Locator)を用いたWebコンテンツの送受信、いわゆるWebブラウジングを行う。例えば、販売者端末200およびユーザ端末300は、管理サーバー100に要求して得た企業ホームページやWebコンテンツを図示しないディスプレイ等に表示させる。
【0035】
管理サーバー100は、販売者端末200およびユーザ端末300からのデータ伝送用プロトコルによる各種要求に応答する。例えば、管理サーバー100は、商品A400等に設けられたQRコードを読み取ってWebブラウジングによりアクセスした販売者端末200およびユーザ端末300に、所定の動画等を含むコンテンツデータを再生させる。
【0036】
図2は、QRコード(登録商標)の例を示す図である。QRコード500は、「見てねQRコード」と称呼するデザインQRコード(QRコードの周囲に装飾を施したもの)である。QRコード500は、商品A400等のブリスターパック(梱包)等に、後付けで張り付けるステッカーである。「見てねQRコード」ステッカーとすることで、商品A400を手に取った客の注意を引くねらいがある。
【0037】
その他、QRコード500は、デザインの異なる「見てねQRコード」であってよい。例えば、QRコード501は、「見てねQRコード」にデフォルメした動物のキャラクターを採用した例である。また例えば、QRコード502は、「見てねQRコード」にデフォルメした人物のキャラクターを採用した例である。
【0038】
図3は、管理サーバーの構成例を示す図である。管理サーバー100は、処理部110と、記憶部120と、通信部150と、を備える。記憶部120には、商品情報121と、QRコード情報122と、アクセス履歴情報123と、コンテンツ情報124と、コンテンツ提供条件情報125と、コンテンツ対応付け情報126と、ユーザアカウント情報127と、ユーザ別履歴情報128と、が含まれる。処理部110には、商品情報登録部111と、コンテンツ登録部112と、QRコード発行部113と、アクセス受付部114と、アクセス履歴管理部115と、コンテンツ変更部116と、コンテンツ送信部117と、ユーザアカウント管理部118と、が含まれる。
【0039】
図4は、商品情報、QRコード情報、アクセス履歴情報のデータ構造例を示す図である。商品情報121には、商品IDと、JANコード(事業者コード、商品アイテムコード等を含む)と、商品属性と、購入者属性と、を含む。商品属性には、家電、ゲーム、キッチン用品、衣料、食料、住宅用品等の商品種別、商品の大きさ、重さ、サイズ、色など商品仕様と、販売地域、商品買替期間、使用頻度、使用場所、消耗品/耐久財の別、販売形態(特別セール商品やイベント商品)等が含まれる。購入者属性には、商品のターゲット層(男、女、年代等)等が含まれる。すなわち、商品情報121は、商品ごとに販売地域が対応付けられた情報であるともいえる。また、商品情報121は、商品ごとに性別、年齢層、及び職業の少なくも1つを含む購入対象者属性が対応付けられた情報であるともいえる。
【0040】
QRコード情報122には、QRコードIDと、QRコード画像と、アクセスURLと、添付商品IDと、が含まれる。アクセスURLには、コンテンツURL(ドメイン+ルートパスからの相対ディレクトリ)と、パラメータと、が含まれる。パラメータは、例えば商品のJANコードや、その他付加データを含む。
【0041】
ここで、本実施形態におけるアクセスURLの構成として、各種の検索エンジンにマッチングされやすくなるよう、アクセス解析しやすいと考えられるURLを採用する。具体的には、
「https://xxx.co.jp/laben-ECS/g-code/C6-00313/jan=4988760012036/col=green/no=001/peeler.html」のようなURLとすることが望ましい。「xxx.co.jp/laben-ECS」がホスト名+ドメイン名部分となり、「g-code」は商品コードを示す区切り文字、「C6-00313/jan=4988760012036」は商品の分類コードとJANコード、「col=green」は色分類、「no=001」は特別セール、イベント、販売地域等のユニークなコードを示す。ここでは示さないがsiz=xlなどのサイズを示すコードなどを付加することが出来る。また、商品の分類コードは、意匠法の審査基準などで定められた意匠分類コードを用いることで、統一を図る事もできる。
【0042】
添付商品IDには、QRコードが添付される商品の商品IDが含まれる。すなわち、QRコード情報122には、商品ごとに、URL及び複数のコンテンツデータが対応付けられた情報が格納されているといえる。
【0043】
アクセス履歴情報123には、QRコードIDと、アクセスURLと、セッション別アクセス履歴と、が含まれる。セッション別アクセス履歴には、HTTPセッションごとに、アクセス日時、表示したコンテンツID、コンテンツの滞在時間(表示時間)、さらに動画に関しては、全体の動画時間に対する表示時間割合、アクセス地域等が含まれる。アクセス地域は、販売者端末200およびユーザ端末300がQRコードを読んでアクセスした地域をIPアドレス等から推定した情報である。また、アクセスした地域は、基地局単位だけでなく、例えば都道府県単位などの地域を含む。
【0044】
図5は、コンテンツ情報、コンテンツ提供条件情報、コンテンツ対応付け情報のデータ構造例を示す図である。コンテンツ情報124には、コンテンツIDと、コンテンツデータと、の対応付けが含まれる。コンテンツデータは、コンテンツデータ(例えば、Webページや画像、動画等)そのものあるいはコンテンツデータを取得可能なパス(WebサイトのURI等)である。
【0045】
コンテンツ提供条件情報125には、コンテンツIDと、提供条件と、狙いと、が含まれる。提供条件には、各種の提供条件の組み合わせと、組み合わせに応じて提供するコンテンツIDが含まれる。各種の提供条件の組み合わせには、様々なものが考えられるが、一例を挙げると、商品IDが同一の商品であっても、地域X向けの商品(ローカルモデル)の場合と地域Y向けの商品の場合がある場合、それぞれの地域に応じたコンテンツを提供する必要があるため、コンテンツデータごとに該コンテンツデータを提供する提供地域が対応付けられた情報を含む。
【0046】
また、客が商品を購入する前後では知りたい情報が異なるとも考えられる。その場合、購入前は店頭からのアクセス、購入後は自宅等の店頭外からのアクセスとなると考えられるため、アクセス地域を提供条件としてそれぞれにコンテンツデータを対応づけることができる。
【0047】
また、初回のアクセスと、二度目以降のアクセス、あるいは所定期間以降のアクセスでは、客が知りたい情報が異なるとも考えられる。その場合、アクセス回数あるいは初回アクセスからの経過期間を提供条件としてそれぞれにコンテンツデータを対応づけることができる。これらに限られず、JANコード、商品属性、購入者属性、アクセスしている時刻帯等の各種の情報を提供条件としてそれぞれにコンテンツデータを対応づけることができる。
【0048】
例えば、提供条件として、コンテンツデータを提供する時刻帯を対応づけてもよいし、商品の販売地域にコンテンツデータの提供地域を対応付けてもよい。あるいは、提供条件として、性別、年齢層、及び職業の少なくも1つを含む購入者属性を対応付けてもよい。
【0049】
またさらには、コンテンツデータごとの提供の履歴を記録するアクセス履歴情報123に含まれる提供回数が所定回数を満たすコンテンツデータを選択的に対応付けてもよい。
【0050】
なお、望ましくは、所定の客への提供回数が多いほど、商品のより詳細な説明を含むコンテンツデータが対応付けられる。あるいは、客のユーザ端末において過去のアクセスに係る動画の平均視聴時間(過去の表示時間の平均)を特定し、平均視聴時間に応じた再生時間を有する動画のコンテンツデータを提供条件とするようにするのが望ましい。または、客のユーザ端末において過去のアクセスに係る動画の視聴時間割合(過去の動画の全体の時間に対する表示時間の割合)を特定し、視視聴時間割合に応じた再生時間を有する動画のコンテンツデータを提供条件としても良い。
【0051】
「狙い」には、当該コンテンツに対する提供条件を設定する狙いを説明する文章が格納される。販売者は、「狙い」を参照することで、提供条件を満たす客に対して、そのコンテンツを提供する意図を確認することができる。
【0052】
コンテンツ対応付け情報126には、QRコードIDと、アクセスURLと、添付商品IDと、セッションIDと、コンテンツIDと、が含まれる。セッションIDは、管理サーバー100に同時接続している販売者端末200およびユーザ端末300のそれぞれのHTTPセッションを特定する情報である。管理サーバー100は、セッションステートレスなHTTPプロトコルにおいて継続的な処理遷移を確保するために、セッションIDを共有することで疑似的にステートを確保する。そして、管理サーバー100は、セッションIDに対応付けて、個々の販売者端末200およびユーザ端末300に表示させるコンテンツIDを適宜書き換えることで、提供するコンテンツの制御を販売者端末200およびユーザ端末300ごとに行う。なお、QRコードIDに対応付けるコンテンツIDは、1つであることに限らず、動画コンテンツが順次再生されるように、複数のコンテンツIDを順番とともに対応付けても良い。
【0053】
商品情報登録部111は、商品情報121に格納するべき情報の入力を受け付けて、商品情報121に登録する。コンテンツ登録部112は、コンテンツデータ(Webページや動画)を受け付けて、コンテンツ情報124およびコンテンツ提供条件情報125に登録する。QRコード発行部113は、アクセスURLおよび商品IDを含むQRコードを発行する。
【0054】
アクセス受付部114は、QRコードに含まれるURLを用いて実行されたアクセスを受け付ける。具体的には、アクセス受付部114は、店舗で商品A400を手に取ったユーザ端末300あるいは販売者端末200からのアクセス(HTTPリクエストあるいはHTTPsリクエスト)であって、商品に予め添付したQRコードに含まれるURLに対するものを受け付ける。
【0055】
アクセス履歴管理部115は、コンテンツデータごとに、提供の履歴を記録する。具体的には、アクセス履歴管理部115は、アクセス履歴情報123にアクセス履歴を格納する。
【0056】
コンテンツ変更部116は、予め格納された複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件に従って選択することにより、QRコードに含まれるURLに対応付けるコンテンツデータをセッションごとに変更管理する。より具体的には、コンテンツ変更部116は、URLアクセスに用いられたURLに対応付けられた商品を特定し、特定した商品に対応付けられた複数のコンテンツデータの中から、所定の提供条件を満たすコンテンツデータを選択することにより、URLに対応付けるコンテンツデータを変更する。なお、提供条件を満たすコンテンツが複数あった場合は、予め定められた優先順に従って、一つのコンテンツを選択し、URLに対応付けるコンテンツデータとする。優先順位は、例えば、合致する条件の数が多い順、コンテンツの作成日時が新しい順、コンテンツデータの再生時間が短い順などがある。
【0057】
より具体的には、例えば、コンテンツ変更部116は、現在時刻を特定し、コンテンツ提供条件情報125を用いて、複数のコンテンツデータの中から、現在時刻が提供時刻帯に相当するコンテンツデータを選択する。
【0058】
また、コンテンツ変更部116は、QRコード情報122の情報を用いて、アクセスに用いられたURLに対応付けられた商品を特定し、特定した商品の販売地域を商品情報121を用いて特定し、複数のコンテンツデータの中から、特定した販売地域が提供地域に相当するコンテンツデータを選択する。あるいは、コンテンツ変更部116は、ユーザ端末300からのアクセスのネットワーク接続情報に含まれるIPアドレスを用いて、ユーザ端末300のアクセス地域を特定し、複数のコンテンツデータの中から、アクセス地域が、提供地域に相当するコンテンツデータを選択する。
【0059】
また、コンテンツ変更部116は、QRコード情報122の情報を用いて、アクセスに用いられたURLに対応付けられた商品を特定し、特定した商品の購入者対象属性を特定し、複数のコンテンツデータの中から、購入者対象属性が、提供対象者属性を満たすコンテンツデータを選択する。
【0060】
また、コンテンツ変更部116は、複数のコンテンツデータの中から、提供回数が所定回数を満たすコンテンツデータを選択するようにしてもよい。すなわち、コンテンツ変更部116は、再生頻度の高いコンテンツを選択するようにしてもよい。
【0061】
また、コンテンツ変更部116は、QRコード情報122に購入済であることを示す購入履歴情報(商品ID、購入店舗、購入日時、購入個数)を含んでいる場合など、商品を購入済か否かの情報を取得できた場合は、購入前と購入後によって、選択するコンテンツデータを異ならせることができる。例えば、商品を購入前の場合は、提供条件に「購入前」が指定された、商品の販売を促すためのコンテンツデータを選択する。一方、商品の購入後の場合は、提供条件に「購入後」が指定された、商品の具体的な使用方法を説明するコンテンツデータを選択する。
【0062】
なお、コンテンツ変更部116は、上述のように、時間、販売地域、購入対象者属性、提供回数などを含む提供条件を全て満たすコンテンツを選択するようにしても良い。または、コンテンツ変更部116は、いずれか1つ以上の提供条件を満たすコンテンツを選択するようにしてもよい。選択したコンテンツが複数あった場合は、上述の通り、予め定められた優先順に従って、一つのコンテンツを選択し、URLに対応付けるコンテンツデータとする。
【0063】
また、コンテンツ変更部116は、現在最も紹介したい内容を表示させるために、所定時間帯において、QRコードが付された商品と同一カテゴリーの関連する商品のコンテンツデータを選択するようにしても良い。
【0064】
コンテンツ送信部117は、コンテンツ変更部116により変更されたコンテンツデータを、ユーザ端末300に送信し、ユーザ端末300で視聴可能に表示させる。
【0065】
ユーザアカウント管理部118は、ユーザ(客)に対して、他のユーザと区別可能なユーザIDを付与し、ユーザアカウント情報127と、ユーザ別履歴情報128と、を生成する。
【0066】
通信部150は、データ通信網およびその他インターネット等を介して販売者端末200、ユーザ端末300との間で通信を行う。
【0067】
図6は、管理サーバーのハードウェア構成例を示す図である。管理サーバー100は、いわゆるサーバー装置、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、スマートフォンあるいはタブレット端末の筐体により実現されるハードウェア構成を備える。管理サーバー100は、プロセッサ101と、メモリ102と、記憶装置103と、通信装置104と、各装置をつなぐバスと、を備える。
【0068】
プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算装置である。
【0069】
メモリ102は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
【0070】
記憶装置103は、デジタル情報を記憶可能な、いわゆるハードディスク(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
【0071】
通信装置104は、データ通信網50を介して他の装置と通信するネットワークインターフェースカード(NIC)等である。
【0072】
上記した管理サーバー100の商品情報登録部111と、コンテンツ登録部112と、QRコード発行部113と、アクセス受付部114と、アクセス履歴管理部115と、コンテンツ変更部116と、コンテンツ送信部117と、ユーザアカウント管理部118とは、プロセッサ101に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、メモリ102、記憶装置103または図示しないROM装置内に記憶され、実行にあたってメモリ102上にロードされ、プロセッサ101により実行される。
【0073】
また、管理サーバー100の記憶部120は、メモリ102及び記憶装置103により実現される。また、通信部150は、通信装置104により実現される。以上が、管理サーバー100のハードウェア構成例である。
【0074】
管理サーバー100の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0075】
また、各処理部(商品情報登録部111、コンテンツ登録部112、QRコード発行部113、アクセス受付部114、アクセス履歴管理部115、コンテンツ変更部116、コンテンツ送信部117、ユーザアカウント管理部118)は、それぞれの機能を実現する専用のハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各処理部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。なお、販売者端末200およびユーザ端末300についても、管理サーバー100と基本的に同様のハードウェア構成である。
【0076】
次に、本実施形態における商品説明支援システム1の動作を説明する。
【0077】
図7は、QRコード発行処理のフローの例を示す図である。QRコード発行処理は、管理サーバー100が稼働すると、待機状態となり、販売者端末200からログイン要求があると開始される。
【0078】
まず、販売者端末200は、管理サーバー100へログインする(ステップS001)。ログイン処理に関しては、一般的な認証(パスワード認証や、生体情報認証、パスコード認証、画像認証等)を経るものであればよい。ログインが確認されると、商品情報登録部111は、登録処理を開始させる(ステップS002)。具体的には、商品情報登録部111は、後述する販売者入力画面600を販売者端末200に表示させる。
【0079】
そして、販売者端末200から商品情報を受け付けると、商品情報登録部111は、商品情報を商品情報121に登録する(ステップS003、ステップS007)。そして、販売者端末200からコンテンツ情報を受け付けると、コンテンツ登録部112は、コンテンツ情報をコンテンツ情報124に登録する(ステップS004、ステップS007)。そして、販売者端末200からコンテンツ対応付け情報を受け付けると、コンテンツ登録部112は、コンテンツ対応付け情報をコンテンツ対応付け情報126に登録する(ステップS005、ステップS007)。そして、販売者端末200からコンテンツの提供のための条件情報を受け付けると、コンテンツ登録部112は、コンテンツ提供条件情報125に登録する(ステップS006、ステップS007)。
【0080】
そして、販売者端末200がQRコードの発行要求を送信する(ステップS008)と、QRコード発行部113は、ステップS003~ステップS006において受け付けた各情報を用いてQRコードを発行する(ステップS009)。具体的には、QRコード発行部113は、アクセスURLと、商品IDと、を含む文字列を既存のエンコードアルゴリズムを用いてQRコード画像を生成して販売者端末200に表示させる。なお、QRコードの発行要求は、販売者端末200の使用者が必要とするタイミングで行えばよく、また複数回行ってもよい。
【0081】
そして、販売者端末200は、QRコードをステッカー等に印刷し商品に添付する(ステップS010)。
【0082】
なお、個々での販売者端末200の処理は、販売業者に限らず、製造業者で行っても良く、製品製造や、出荷前に、同様の処理により、製品(例えばパッケージや本体)に「見てねQRコード」を添付しても良い。
【0083】
以上が、QRコード発行処理の処理内容である。QRコード発行処理によれば、商品情報に応じたQRコードであって、様々なコンテンツデータを提供条件に応じて動的に出しわけることのできる「見てねQRコード」を容易に作成し、印刷することができる。
【0084】
図8は、QRコード発行時の画面遷移の例を示す図である。販売者端末200では、QRコード発行処理のステップS002において管理サーバー100から送信された販売者入力画面600が表示される。販売者入力画面600には、商品情報と、コンテンツ情報と、コンテンツの提供のための条件情報と、コンテンツ対応付け情報と、の入力を受け付ける欄と、コンテンツ情報をアップロードするアップロードボタン601と、QRコードを発行するQRコード発行ボタン602と、が含まれる。アップロードボタン601は、入力を受け付けると、入力されたコンテンツ情報を管理サーバー100にアップロード送信する。QRコード発行ボタン602は、入力を受け付けると、入力された商品情報と、コンテンツの提供のための条件情報と、コンテンツ対応付け情報とを管理サーバー100に送信し、QRコード発行結果画面650に画面を遷移させる。
【0085】
QRコード発行結果画面650には、QRコードIDと、QRコード画像と、アクセスURLと、商品IDと、が表示される。また、QRコード発行結果画面650には、QRコード画像を印刷用にダウンロードする操作を受け付けるダウンロードボタン651が表示される。ダウンロードボタン651は、入力を受け付けると、「見てねQRコード」をダウンロードして、印刷データをプリンタに出力する。QRコード発行部113は、「見てねQRコード」を含むデザインの選択肢652を表示し、選択されたデザインの「見てねQRコード」を販売者端末200に送信しても良い。
【0086】
図9は、コンテンツ提供処理のフローの例を示す図である。コンテンツ提供処理は、管理サーバー100が稼働すると、待機状態となり、ユーザ端末300からアクセスがあると開始される。
【0087】
まず、ユーザ端末300は、「見てねQRコード」のQRコード500を読み取り、含まれるURLを特定し、特定されたURLにアクセスする(ステップS101)。アクセス受付部114は、アクセスを受け付けると、アクセス対象のURLのアクセス履歴情報123を参照する(ステップS102)。そして、コンテンツ変更部116は、アクセス履歴情報123と、コンテンツ提供条件情報125と、に基づいて、対象URLに対応付けるコンテンツIDを特定し、当該セッションに係るコンテンツ対応付け情報126に登録する(ステップS103)。そして、コンテンツ送信部117は、登録されたコンテンツIDのコンテンツデータをユーザ端末300に送信開始する(ステップS104)。なお、コンテンツ送信部117がコンテンツデータの送信を「開始」するのは、コンテンツが動画をストリーミング再生するものである場合があるためである。ストリーミング再生を行わないコンテンツデータである場合には、コンテンツ送信部117は、コンテンツデータを一度に送信する。
【0088】
そして、ユーザ端末300では、表示終了(ステップS106)までコンテンツデータを表示させる(ステップS105)。アクセス履歴管理部115は、表示させたコンテンツデータIDを含めて、アクセス履歴情報123にアクセス履歴の情報を格納する(ステップS107)。
【0089】
なお、コンテンツデータのストリーミング再生が終了した場合、コンテンツ送信部117は、視聴が継続する限り引き続き他のコンテンツデータを再生させるようにしてもよい。
【0090】
以上が、コンテンツ提供処理の処理内容である。コンテンツ提供処理によれば、客(ユーザ)は、コンテンツ提供条件に応じて、またアクセス履歴に応じたコンテンツデータを視聴可能となる。そのため、購入前の商品または購入後の商品について、簡便により有益な情報を得られるといえる。
【0091】
図10は、コンテンツ選択の例(時刻帯)を示す図である。
図10の例では、13:00前と、13時以降の時刻帯において、管理サーバー100から提供されるコンテンツデータが変わる。例えば、「見てねQRコード」が商品「キャベツピーラ」のものである場合、10:20に管理サーバー100にユーザ端末300からアクセスすると、キャベツピーラの使い方紹介動画や、実施中のタイムセールの情報、あるいは昼食のレシピ紹介動画がコンテンツデータに含まれる。しかし、15:00に管理サーバー100にユーザ端末300からアクセスすると、キャベツピーラを使った夕食のレシピ紹介動画がコンテンツデータに含まれる。
【0092】
図11は、コンテンツ選択の例(地域)を示す図である。
図11の例では、商品が販売される地域に応じて、管理サーバー100から提供されるコンテンツデータが変わる。例えば、「見てねQRコード」が商品「キャベツピーラ」のものである場合、X地域(例えば、北海道地域)向けのJANコードをパラメータに含むQRコードであれば、管理サーバー100にユーザ端末300からアクセスすると、X地域限定で実施中のタイムセールの情報がコンテンツデータに含まれる。しかし、Y地域(例えば、沖縄地域)向けのJANコードをパラメータに含むQRコードであれば、管理サーバー100にユーザ端末300からアクセスすると、Y地域限定で実施中のタイムセールの情報がコンテンツデータに含まれる。
【0093】
図12は、コンテンツ選択の例(同一URLアクセス回数)を示す図である。
図12の例では、同一URLアクセス回数に応じて、管理サーバー100から提供されるコンテンツデータが変わる。ここで、同一URLアクセス回数とは、ユーザ端末300ごとの、アクセスに用いられた同一のURLへのアクセスの回数である。典型的には、同じユーザ端末300から同一の「見てねQRコード」を読み取って管理サーバー100にアクセスした回数が同一URLアクセス回数となる。
【0094】
例えば、「見てねQRコード」が商品「キャベツピーラ」のものである場合、キャベツピーラから「見てねQRコード」を剥がして、家具等(例えば、冷蔵庫)に貼りなおして何度もアクセスする使い方が考えられる。そのアクセス回数に応じて、1~3回目であれば、管理サーバー100にユーザ端末300からアクセスすると、表示タイプ1(例えば、簡単な千切りキャベツの作り方のコツ)の情報がコンテンツデータに含まれる。4回目であれば、管理サーバー100にユーザ端末300からアクセスすると、表示タイプ2(例えば、上手な削り方のコツ)の情報がコンテンツデータに含まれる。5回目であれば、管理サーバー100にユーザ端末300からアクセスすると、表示タイプ3(例えば、キャベツ以外の野菜の切り方)の情報がコンテンツデータに含まれる。6回目以降であれば、管理サーバー100にユーザ端末300からアクセスすると、表示タイプ4(例えば、キャベツピーラによる簡単レシピ)の情報がコンテンツデータに含まれる。
【0095】
より詳しくは、表示タイプ1のコンテンツデータでは、簡単な千切りキャベツの作り方のコツの場合、動画を主体として、簡単使い方(すぐ使える使い方)を1分~2分以内の動画メインに文字や図、矢印、擬音などを加えた情報を提供する。これは、まずは、使い方を間違えないように導き、使いやすい、便利な商品である事を理解して頂き、出来れば、その良さを他の人にも共有してもらい(出来ればSNSで発信を暗に促す)情報拡散、拡販に繋げることを狙いとするコンテンツである。そして、動画の最後には、”次は、新しい情報を提供します。「また、見てね!」“という定型句を入れる。動画の説明内容は、(1)キャベツの選び方は、ずっしり重いものを選ぶ(2)芯方向に半分に切る(3)芯に親指を掛け持ち(4)刃を45°に傾けて(5)長いストロークで手前に引くというような商品の具体的な操作手順と、まとめとして、整理した簡潔な説明と、を含む。
【0096】
また、表示タイプ2のコンテンツデータでは、上手な削り方のコツ(ノウハウ)の場合、動画を主体として、使い方が解った頃の参照において、より積極的な上手な使い方を促し、よりファンになって頂けるような情報を提供するコンテンツとする。ここでも、動画の最後には、”次は、新しい情報を提供します。「また、見てね!」“という定型句を入れる。動画の説明内容は、(1)キャベツピーラの引きかたとして、細く切る場合、人差し指に力を加えずなでるように引く、短く切る場合、えぐる様に短く引くというような具体的な操作手順と、(2)葉がばらけてしまわない引き方として、周辺をなでるように引く、余分な葉はちぎるというような具体的な操作手順と、まとめとして、整理した簡潔な説明と、を含む。
【0097】
また、表示タイプ3のコンテンツデータでは、キャベツ以外の切り方の場合、キャベツの千切りに満足したころより後のアクセスにおいて、より汎用的な使い方を促し、よりファンになって頂けるような情報を提供するコンテンツとする。ここでも、動画の最後には、”次は、新しい情報を提供します。「また、見てね!」“という定型句を入れる。動画の説明内容は、(1)大根を薄く削る場合、長く削る、斜に削る、回しながら削るというような具体的な操作手順と、(2)キュウリを削る場合、長く削る、斜に削る、縦に削るというような具体的な操作手順と、(3)その他の食材を削る場合、人参、セロリ等の場合の具体的な操作手順と、まとめとして、整理した簡潔な説明と、を含む。
【0098】
また、表示タイプ4のコンテンツデータでは、キャベツピーラによる簡単レシピの場合、使用法に慣れた前提で、より応用的・効果的な使い方を促し、よりファンになって頂けるような情報を提供するコンテンツとする。ここでも、動画の最後には、”次は、新しい情報を提供します。「また、見てね!」“という定型句を入れる。動画の説明内容は、(1)キャベツの千切りレシピや(2)大根の薄切りレシピ(3)酢の物レシピ等と、まとめとして、整理した簡潔な説明と、を含む。
【0099】
以上が、商品説明支援システム1である。以上の実施形態のように、商品説明支援システム1によれば、購入前の商品または購入後の商品に関する様々な情報について、簡便により有益な情報の提供を実現することができる。
【0100】
なお、コンテンツ変更部116は、客のユーザレベルに応じて、選択するコンテンツを異ならせても良い。具体的には、管理サーバー100の記憶部には、コンテンツデータごとに、習熟度を示すレベルが対応付けられた情報が格納される。コンテンツ変更部116は、各客のQRコード(URL)で特定される商品に対する習熟度を示すユーザレベルを管理する。そして、コンテンツ変更部116は、客のユーザ端末300においてアクセスに用いられたURLへのアクセスの回数が増すごとに、ユーザレベルをアップさせる。一方で、コンテンツ変更部116は、客から、現在のユーザレベルより低いレベルのコンテンツデータの表示を要求された場合は、当該客のユーザレベルを、表示が要求されたコンテンツデータに対応付けられたレベルまで下げる。そして、コンテンツ変更部116は、複数のコンテンツデータの中から、ユーザレベルに応じたコンテンツデータを選択する、
【0101】
本発明は、上記の実施形態に制限されない。上記の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。具体的には、上記したコンテンツ提供処理のステップS103におけるコンテンツデータの選択の際に、販売店が有するPOS(Point Of Sales)データを利用して、コンテンツデータを選択するようにしてもよい。例えば、POSデータを利用した販売地域ごとの販売量や購入者の属性に応じて、より適したコンテンツデータを選択するようにしてもよい。なお、POSデータには、JANコード、販売日、販売地域、販売店、販売量、購入者属性、販売価格等の売り上げ情報が含まれる。
【0102】
また、コンテンツ変更部116は、POSデータを利用して、コンテンツの視聴後所定時間内の該商品の購入率が高い順に応じてコンテンツデータを選択するようにしてもよい。このようにすることで、より高い販売促進効果を得られるコンテンツデータを提供できる。
【0103】
また、コンテンツ変更部116は、現在時刻を特定し、アクセスに用いられたURLに対応付けられた商品とその販売地域を特定するようにしてもよい。そして、コンテンツ変更部116は、特定した商品の販売地域が提供地域に相当し、現在時刻がコンテンツの提供時刻帯に相当するコンテンツデータのうち、POSデータを利用して該コンテンツの視聴後所定時間内の該商品の購入率が高い順に応じたコンテンツデータを選択するようにしてもよい。このようにすることで、より高い販売促進効果を得られるコンテンツデータを提供できる。
【0104】
<第二の実施形態>
その他、ユーザ端末300にクッキー情報を保持させておき、クッキー情報を用いてコンテンツデータを選択するようにしてもよい。これを、第二の実施形態として以下説明する。なお、第二の実施形態は、基本的に第一の実施形態と同様であるため、差異のある点を中心に説明する。
【0105】
図13は、第二の実施形態(クッキー利用)におけるクッキー情報の例を示す図である。クッキー情報160は、ユーザIDと、アクセス履歴と、商品購入履歴が対応付けて格納される。アクセス履歴には、「見てねQRコード」によりアクセスしたURLごとに、アクセス日時、表示したコンテンツID、滞在時間、累積アクセス回数等が含まれる。なお、商品購入履歴には、過去に購入した商品の商品ID、購入日時、購入店舗、購入個数などが含まれている。商品購入履歴に関しては、第四の実施形態において後述する。
【0106】
図14は、第二の実施形態のコンテンツ提供処理のフローの例を示す図である。まず、ユーザ端末300は、「見てねQRコード」のQRコード500を読み取り、含まれるURLを特定し、特定されたURLにアクセスする(ステップS201)。その際、ユーザ端末300の記憶部に格納されているクッキー情報160を送信する。そして、コンテンツ変更部116は、ステップS103に代えて、クッキー情報160と、アクセス履歴情報123と、コンテンツ提供条件情報125と、に基づいて、対象URLに対応付けるコンテンツIDを特定し、当該セッションに係るコンテンツ対応付け情報126に登録する処理を行う(ステップS203)。
【0107】
具体的には、コンテンツ変更部116は、ユーザ端末300においてアクセスに用いられたURLへのアクセスの回数である同一URLアクセス回数をクッキー情報160から取得し、複数のコンテンツデータの中から、同一URLアクセス回数が提供回数を満たすコンテンツデータを選択して、当該セッションに係るコンテンツ対応付け情報126に登録する。その際、同一URLアクセス回数に応じて、より詳細な説明を行うコンテンツデータを選択するようにしてもよい。例えば、初回アクセス時は目的や利用シーン、効果等の概要の説明を行うコンテンツデータ、二回目以降のアクセス時は詳細な機能の説明を行うコンテンツデータとする等。
【0108】
あるいは、コンテンツ変更部116は、ユーザ端末300おいてアクセスに用いられたURLへの直近のアクセス日時、あるいは初回のアクセス日時をクッキー情報160から取得し、直近のアクセス日時あるいは初回のアクセス日時からの経過時間によって、コンテンツデータを選択するようにしてもよい。このようにすることで、頻繁にアクセスするユーザあるいは初回のアクセスから所定の期間(例えば、1か月)が経過したユーザへの適切なコンテンツデータの提供を行うことができる。
【0109】
そして、ユーザ端末300においてコンテンツデータが表示終了(ステップS106)すると、アクセス履歴管理部115は、当該アクセスの履歴を更新して、クッキー情報160を再生成してユーザ端末300に送信する(ステップS207)。ユーザ端末300は、受信したクッキー情報を所定の記憶部に格納する(ステップS208)。
【0110】
なお、コンテンツデータのストリーミング再生が終了した場合、コンテンツ送信部117は、視聴が継続する限り引き続き他のコンテンツデータを再生させるようにしてもよい。
【0111】
以上が、第二の実施形態のコンテンツ提供処理の処理内容である。第二の実施形態のコンテンツ提供処理によれば、客(ユーザ)は、コンテンツ提供条件に応じて、また客自身のユーザ端末300のアクセス履歴に基づいた、すなわちより客の欲する可能性の高いコンテンツデータを視聴可能となる。そのため、購入前の商品または購入後の商品について、簡便により有益な情報を得られるといえる。
【0112】
<第三の実施形態>
その他、ユーザ端末300に商品説明支援システム1に対応したアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」と称呼することがある)を実行可能に保持させておき、管理サーバー100では客ごとにユーザアカウント情報およびアクセス履歴を保持しておき、アクセスがあるとアカウント情報を用いてコンテンツデータを選択するようにしてもよい。これを、第三の実施形態として以下説明する。なお、第三の実施形態は、基本的に第一の実施形態と同様であるため、差異のある点を中心に説明する。
【0113】
図15は、第三の実施形態(アプリ利用)におけるユーザアカウント情報の例を示す図である。ユーザアカウント情報127には、ユーザIDと、ユーザ情報と、が対応付けて格納される。ユーザ情報には、ユーザ(客)の氏名、性別、年齢、住所等が含まれる。ユーザ(客)の氏名、性別、年齢、住所等は、ユーザ端末300のアプリ上でユーザ(客)自身が入力したものが格納される。また、ユーザ端末300のアプリ上で氏名、性別、年齢、住所等の入力を行うと、ユーザアカウント管理部118は、当該ユーザ(客)に対して、他のユーザと区別可能なユーザIDを付与し、ユーザアカウント情報127と、ユーザ別履歴情報128と、を生成する。
【0114】
ユーザ別履歴情報128には、ユーザIDと、アクセス履歴と、商品購入履歴が対応付けて格納される。アクセス履歴には、「見てねQRコード」によりアクセスしたURLごとに、アクセス日時、表示したコンテンツID、滞在時間、累積アクセス回数等が含まれる。なお、商品購入履歴には、過去に購入した商品の商品ID、購入日時、購入店舗、購入個数などが含まれている。商品購入履歴に関しては、第四の実施形態において後述する。
【0115】
図16は、第三の実施形態のコンテンツ提供処理のフローの例を示す図である。まず、ユーザ端末300のアプリは、「見てねQRコード」のQRコード500を読み取り、含まれるURLを特定し、特定されたURLにアクセスする(ステップS301)。その際、アプリにて設定したユーザIDをともに送信する。
【0116】
そして、コンテンツ変更部116は、ステップS103に代えて、ユーザアカウント情報127と、ユーザ別履歴情報128と、アクセス履歴情報123と、コンテンツ提供条件情報125と、に基づいて、対象URLに対応付けるコンテンツIDを特定し、当該セッションに係るコンテンツ対応付け情報126に登録する処理を行う(ステップS303)。
【0117】
具体的には、コンテンツ変更部116は、ユーザ端末300においてアクセスに用いられたURLへのアクセスの回数である同一URLアクセス回数をユーザ別履歴情報128から取得し、複数のコンテンツデータの中から、同一URLアクセス回数が提供回数を満たすコンテンツデータを選択して、当該セッションに係るコンテンツ対応付け情報126に登録する。その際、同一URLアクセス回数に応じて、より詳細な説明を行うコンテンツデータを選択するようにしてもよい。例えば、初回アクセス時は目的や利用シーン、効果等の概要の説明を行うコンテンツデータ、二回目以降のアクセス時は詳細な機能の説明を行うコンテンツデータとする等である。
【0118】
あるいは、コンテンツ変更部116は、ユーザ端末300おいてアクセスに用いられたURLへの直近のアクセス日時、あるいは初回のアクセス日時をユーザ別履歴情報128から取得し、直近のアクセス日時あるいは初回のアクセス日時からの経過時間によって、コンテンツデータを選択するようにしてもよい。このようにすることで、頻繁にアクセスするユーザあるいは初回のアクセスから所定の期間(例えば、1か月)が経過したユーザへの適切なコンテンツデータの提供を行うことができる。
【0119】
あるいは、コンテンツ変更部116は、ユーザアカウント情報127のユーザ情報のうち、性別、年齢層及び職業のうち少なくともいずれかを取得し、提供対象者属性を満たすコンテンツデータを選択するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザ属性に応じた適切なコンテンツデータの提供を行うことができる。
【0120】
あるいは、コンテンツ変更部116は、ユーザ端末300において過去のアクセスに係る動画の平均視聴時間を取得し、平均視聴時間に応じた再生時間を有する動画のコンテンツデータを選択するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザの動画視聴の傾向(視聴時間がどのぐらいであれば最後まで見るか等)に応じた適切なコンテンツデータの提供を行うことができる。すなわち、長い動画を見る傾向にあるユーザに対しては再生時間の長い動画を含むコンテンツデータを提供し、長い動画を見ない傾向にあるユーザに対しては再生時間の短い動画を含むコンテンツデータを提供することができるようになる。
【0121】
そして、コンテンツデータのストリーミング再生が終了した場合、コンテンツ送信部117は、視聴が継続する限り引き続き他のコンテンツデータを再生させるようにしてもよい。
【0122】
そして、アクセス履歴管理部115は、ステップS107の処理後、アクセス履歴管理部115は、表示させたコンテンツデータIDを含めて、ユーザ別履歴情報128にアクセス履歴の情報を格納する(ステップS308)。
【0123】
以上が、第三の実施形態のコンテンツ提供処理の処理内容である。第三の実施形態のコンテンツ提供処理によれば、客(ユーザ)は、コンテンツ提供条件に応じて、また客自身のユーザ端末300のアクセス履歴に基づいた、すなわちより客の欲する可能性の高いコンテンツデータを視聴可能となる。そのため、購入前の商品または購入後の商品について、簡便により有益な情報を得られるといえる。
【0124】
<第四の実施形態>
次に、第四の実施形態として以下説明する。なお、第四の実施形態は、基本的に第一の実施形態と同様であるため、差異のある点を中心に説明する。
【0125】
第四の実施形態は、商品の購入前後で、ユーザに対して提供するコンテンツを異ならせることを特徴とする。そのため、管理サーバー100は、ユーザ別履歴情報128に、ユーザごとに商品の購入履歴を記憶している。
【0126】
図17は、商品の購入履歴を収集するための処理の流れの例を示す。
【0127】
まず、ユーザ端末300には、購入処理を行うための専用アプリがインストールされている例を示す。
ユーザ端末300は、購入する商品に添付されている「見てねQRコード」の読み取り(ステップS501)を行う。その後、ユーザから購入処理の要求を受け付けると、QRコードに含まれるURLにアクセスするとともに、購入履歴情報を更新する処理を管理サーバーに要求する(ステップS502)。この際、ユーザ端末300は、管理サーバー100に、ユーザIDも送信する。
【0128】
ここで、店舗に販売者端末200が無い場合も想定されるので、ユーザ端末300は、店舗における販売者端末200の有無の入力を受け付ける画面を表示する。客であるユーザは、店舗内に販売者端末200が存在する場合は、「有」を入力し、存在しない場合は「無」を入力する。ユーザ端末300は、販売者端末200が「無」と入力された場合(ステップS503で「無」)、購入確認の表示を行ったのち(ステップS511)、仮購入処理として処理を終了する。
【0129】
一方、管理サーバー100のユーザアカウント管理部118は、ユーザ端末300から、購入履歴情報を更新する処理の要求を受け付けると、客のユーザIDを取得するとともに、アクセスを受け付けたURLに基づいて、商品IDを特定する。そして、管理サーバー100のQRコード発行部113は、商品IDと、ユーザIDと、アクセス先のURLとを含む、購入用QRコードを生成し、ユーザ端末300に送る(ステップS504)。ここで、アクセス先のURLは、販売者端末200が管理サーバーにアクセスする際に用いられるURLであり、管理サーバー100のホスト名、ドメイン名を含む。
【0130】
ユーザ端末300は、販売者端末200が「有」と入力された場合(ステップS503で「有」)で、管理サーバー100から購入用QRコードを受信すると、受信した購入用QRコードをディスプレイに表示する(ステップS505)。販売者端末200(店舗のレジ端末)は、ユーザ端末300に表示された購入用QRコードを読みとる(ステップS506)。この際、例えば、購入商品に対するポイントなどの還元や値引き割引などの処理を付加する処理が可能となる。販売者端末200は、支払い処理が完了すると、読み取ったQRコードに含まれるURLにアクセスし、購入済であることを示す購入済情報(ユーザID、商品ID、購入店舗、購入日時、購入個数などを含む)を、管理サーバー100に送る(ステップS507)。
【0131】
これを受けて、管理サーバー100のユーザアカウント管理部118は、購入済情報から、ユーザID、商品ID、購入店舗、購入日時、購入個数などを取得し、ユーザ別履歴情報128の該当するユーザIDの商品購入履歴に、商品ID、購入店舗、購入日時、購入個数などを格納する(ステップS509)。
【0132】
管理サーバー100のユーザアカウント管理部118は、商品購入履歴を更新すると、購入記録がなされたことを示す情報を、販売者端末200およびユーザ端末300に送信する(ステップS510)。これを受けて、販売者端末200は、購入履歴が更新され購入が完了したことを示す情報の表示(「購入確認」の表示)を行う(ステップS511)。また、ユーザ端末300も、購入履歴が更新され購入が完了したことを示す情報の表示(「購入確認」の表示)を行う(ステップS512)。
【0133】
なお、返品が行われた場合は、販売者端末200は、管理サーバー100に対して、該当する商品の購入履歴の取り消しを要求する、これを受けて、管理サーバー100のユーザアカウント管理部118は、該当する商品の購入履歴を削除する。
【0134】
以上、購入履歴譲情報の収集処理について説明した。
【0135】
以上の処理により、管理サーバー100のコンテンツ変更部116は、特定のユーザIDの購入履歴情報を参照することで、そのユーザIDのユーザ(客)の特定の商品に関する購入前後(購入済か否か)を判別することができる。したがって、コンテンツ変更部116は、コンテンツ対応付け情報126を更新するにあたり、商品の購入前と購入後によって、選択するコンテンツデータを異ならせることができる。例えば、商品を購入前の場合は、提供条件に「購入前」が指定された、商品の販売を促すためのコンテンツデータを選択する。一方、商品の購入後の場合は、提供条件に「購入後」が指定された、商品の具体的な使用方法を説明するコンテンツデータを選択する。
【0136】
なお、管理サーバー100のQRコード発行部113は、ステップS508において購入履歴が更新されると、購入済であることを示す新たなQRコードを発行して、ユーザ端末300または販売者端末200に送信しても良い。新たなQRコードに含む情報は、上述した「見てねQRコード」に含む情報と同様であるが、さらに、購入済であることを示す情報を含ませることができる。または、QRコード発行部113は、新たなQRコードを発行した場合には、QRコード情報122に、購入済であることを示す購入履歴情報(購入したユーザのユーザID,商品ID、購入店舗、購入日時、購入個数)を対応づけることができる。
【0137】
販売者端末200が新たな購入済のQRコードを受信した場合は、例えば、マグネットが付属したカードなどに印刷して、客に手渡すことができる。もちろん、客がプリントする事も出来る。客は、冷蔵庫などに貼り付けて保管し、コンテンツを見たいときに、QRコードを読み取ることで、容易に有益なコンテンツを視聴することができる。
【0138】
<第四実施形態の変形例>
上記第四の実施形態では、ユーザ端末300は、インストールされた専用アプリにより、購入前処理の要求を管理サーバー100に送信した。これに限らず、専用アプリがインストールされていないユーザ端末300において、クッキー情報を利用して商品の購入前処理が行われるようにしても良い。
【0139】
具体的には、ユーザ端末300は、購入する商品に添付されている「見てねQRコード」の読み取り(ステップS501)を行い、QRコードに含まれるURLを特定し、特定されたURLを用いて、管理サーバー100にアクセスする。その際、ユーザ端末300は、ユーザID等を含むクッキー情報を、管理サーバー100に送信する。
【0140】
管理サーバー100は、上述の
図14に示したステップS102、S203、S104の処理により、ユーザ端末300にコンテンツデータを送信する。コンテンツデータには、Webページに「購入前処理ボタン」を表示するなどして、購入前処理の要求を受け付け可能に表示するコンテンツが含まれている。
【0141】
ユーザ端末300は、商品の購入を決めたユーザから、購入前処理の要求を受け付けると、当該要求を、管理サーバー100に送信する。
【0142】
ここで、店舗に販売者端末200が無い場合も想定されるので、管理サーバー100は、ユーザ端末300のブラウザなどに、店舗における販売者端末200の有無の入力を受け付ける画面を表示させる。客であるユーザは、店舗内に販売者端末200が存在する場合は、「有」を入力し、存在しない場合は「無」を入力する。その後の処理は、上述のステップS504~ステップS512の処理と同様である。ただし、ユーザ端末300には、専用アプリはインストールされていないので、管理サーバー100が、表示のための情報をユーザ端末300に送信し、表示させる。管理サーバー100は、購入履歴を含むクッキー情報をユーザ端末300に送り、ユーザ端末300は、受信したクッキー情報を格納する。
【0143】
このような処理により、専用アプリをインストールされてなくても、管理サーバー100に、商品の購入履歴情報が記憶され、特定のユーザにおける特定の商品について、購入済か否かを判別することができる。
【0144】
また、管理サーバー100の機能は、1つ又は複数のコンピュータで構成されるシステムによって実現してもよい。
【0145】
また、上記した実施形態の技術的要素は、単独で適用されてもよいし、プログラム部品とハードウェア部品のような複数の部分に分けられて適用されるようにしてもよい。
【0146】
以上、本発明について、実施形態を中心に説明した。
【符号の説明】
【0147】
1・・・商品説明支援システム、100・・・管理サーバー、110・・・処理部、111・・・商品情報登録部、112・・・コンテンツ登録部、113・・・QRコード発行部、114・・・アクセス受付部、115・・・アクセス履歴管理部、116・・・コンテンツ変更部、117・・・コンテンツ送信部、118・・・ユーザアカウント管理部、120・・・記憶部、121・・・商品情報、122・・・QRコード情報、123・・・アクセス履歴情報、124・・・コンテンツ情報、125・・・コンテンツ提供条件情報、126・・・コンテンツ対応付け情報、127・・・ユーザアカウント情報、128・・・ユーザ別履歴情報、150・・・通信部。