(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024114634
(43)【公開日】2024-08-23
(54)【発明の名称】パブリック多機能デバイス上のモバイル印刷ジョブの認証
(51)【国際特許分類】
G06F 21/35 20130101AFI20240816BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20240816BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20240816BHJP
B41J 29/00 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
G06F21/35
H04N1/00 838
H04N1/00 E
H04N1/00 127Z
B41J29/38 401
B41J29/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024013925
(22)【出願日】2024-02-01
(31)【優先権主張番号】18/168,092
(32)【優先日】2023-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】596170170
【氏名又は名称】ゼロックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】スティーブン エイチ.イノウエ
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061CL08
2C061HK05
2C061HK11
2C061HN05
2C061HN15
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA35
5C062AA37
5C062AB17
5C062AB22
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB41
5C062AB43
5C062AC02
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC38
5C062AE01
5C062AE14
5C062AF02
5C062AF12
5C062AF14
5C062BA02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】パブリック多機能デバイス(MFD)上のモバイル印刷ジョブの認証のためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、企業のロケーションにおけるMFDのプロセッサによって、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、モバイル電話、スマートフォンなどのような任意のタイプのモバイルエンドポイントデバイスから印刷ジョブ要求を受信することと、プロセッサによって、認証要求を印刷サーバに送信することと、プロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスのユーザが、MFDが位置する企業と関連付けられているという認証確認を印刷サーバから受信することと、プロセッサによって、印刷ジョブを実行することと、を含む。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
企業のロケーションにおける多機能デバイス(MFD)のプロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスから印刷ジョブ要求を受信することと、
前記プロセッサによって、認証要求を印刷サーバに送信することと、
前記プロセッサによって、前記モバイルエンドポイントデバイスのユーザが、前記MFDが位置する企業と関連付けられているという認証確認を前記印刷サーバから受信することと、
前記プロセッサによって、前記印刷ジョブを実行することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記認証確認は、前記モバイルエンドポイントデバイスが前記MFDのロケーションにおいて前記企業のプライベートネットワークに接続されていることを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プライベートネットワークが、前記企業によって提供された資格情報でログインすることをユーザに要求するWiFiネットワークを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記認証確認は、前記モバイルエンドポイントデバイスの前記ユーザが前記企業と関連付けられたロイヤルティメンバとして認証されていることを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
異なるロイヤルティメンバ階層が、異なる許可される印刷ジョブと関連付けられている、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
異なるロイヤルティメンバ階層が、異なるタイプの印刷ジョブのための異なる価格設定階層と関連付けられている、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記プロセッサによって、前記印刷ジョブ要求に対する認証プロセスを開始するために機械可読コードを前記MFDのグラフィカルユーザインターフェース上に表示させることを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記機械可読コードが、ローリングセキュリティコードと、MFD識別子と、前記認証プロセスを開始するために前記モバイルエンドポイントデバイスに表示されるウェブページを有する前記印刷サーバへのユニバーサルリソースロケータ(URL)と、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記プロセッサを介して、前記モバイルエンドポイントデバイスから前記ローリングセキュリティコードを受信することに応答して、前記モバイルエンドポイントデバイスへの無線接続を確立することを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
方法であって、
印刷サーバのプロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスから、企業のロケーションにおける多機能デバイス(MFD)によって表示された機械可読コード内に見出されたユニバーサルリソースロケータ(URL)と関連付けられたウェブページであって、前記MFD上の印刷ジョブオプションを前記モバイルエンドポイントデバイスに提供する、ウェブページに対する要求を受信することと、
前記プロセッサによって、前記モバイルエンドポイントデバイスのユーザが前記企業と関連付けられていることを確認することと、
前記プロセッサによって、前記MFDから印刷ジョブ要求を受信することと、
前記プロセッサによって、前記MFD上で前記印刷ジョブ要求を実行するために認証確認を前記MFDに送信することと、を含む、方法。
【請求項11】
確認することが、
前記プロセッサによって、前記モバイルエンドポイントデバイスが前記企業の前記ロケーションにおけるプライベートネットワークに接続されていると判定することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記モバイルエンドポイントデバイスは、セキュリティコードが検証され、前記モバイルエンドポイントデバイスが前記プライベートネットワーク上にあることが確認された後に、前記URLのウェブページによって発行されたセッショントークンに基づいて前記プライベートネットワークに接続されていると判定される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
確認することが、
前記プロセッサによって、前記モバイルエンドポイントデバイスの前記ユーザが前記企業のロイヤルティメンバであると判定することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記プロセッサによって、前記ロイヤルティメンバのロイヤルティメンバステータスに基づいて、許可される印刷ジョブを判定することと、
前記プロセッサによって、前記モバイルエンドポイントデバイス上に表示される前記許可される印刷ジョブを有するウェブページを送信することと、を更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記プロセッサによって、前記ロイヤルティメンバのロイヤルティメンバステータスに基づいて、異なるタイプの印刷ジョブに対する異なる価格設定階層を判定することと、
前記プロセッサによって、前記モバイルエンドポイントデバイス上に表示される、前記異なる価格設定階層を有するウェブページを送信することと、を更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記認証確認が、前記許可される印刷ジョブのうちの1つに対するものである、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記プロセッサによって、前記MFDから第2の印刷ジョブ要求を受信することと、
前記プロセッサによって、前記第2の印刷ジョブ要求が前記許可される印刷ジョブから除外されていると判定することと、
前記プロセッサによって、前記MFD上での前記第2の印刷ジョブ要求の実行を防止するために認証失敗メッセージを前記MFDに送信することと、を更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記プロセッサによって、前記第2の印刷ジョブ要求のための支払いページを前記モバイルエンドポイントデバイスに送信することを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
方法であって、
企業のロケーションにおけるプライベートネットワーク上のルータのプロセッサによって、前記プライベートネットワークに参加するためにモバイルエンドポイントデバイスからログイン資格情報を受信することと、
前記プロセッサによって、前記企業の前記ロケーションにおいて前記プライベートネットワークに参加するために前記モバイルエンドポイントデバイスを認証することと、
前記プロセッサによって、印刷サーバによってホストされたウェブページと関連付けられたユニバーサルリソースロケータ(URL)アドレスにアクセスすることと、を含み、前記URLアドレスが、前記企業の前記ロケーションにおける多機能デバイス(MFD)のディスプレイから前記モバイルエンドポイントデバイスによってスキャンされた機械可読コードから取得され、前記URLアドレスが、前記企業によって前記MFD上で実行することが許可されている印刷ジョブを要求するためのウェブページを提供する、方法。
【請求項20】
前記プロセッサによって、前記モバイルエンドポイントデバイスのユーザと関連付けられたロイヤルティ階層を送信することを更に含み、前記モバイルエンドポイントデバイスに提供される前記ウェブページが、前記ユーザと関連付けられた前記ロイヤルティ階層に基づく、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、パブリック多機能デバイス(multi-function device、MFD)に関し、より具体的には、パブリックMFD上のモバイル印刷ジョブの認証に関する。
【背景技術】
【0002】
多機能デバイス(MFD)は、様々な異なる機能を実施することができるデバイスである。例えば、MFDは、スキャンされた文書の印刷、スキャン、コピー、ファックス、電子メール、スキャンされた文書のネットワークストレージアカウントへの送信などを行うことができる。
【0003】
いくつかのMFDは、パブリックな場に位置することがある。いくつかの施設では、顧客に無料印刷を提供することを望む場合がある。例えば、ホテルは、ホテルのゲストに無料印刷を提供することがあり、ホテルのゲストが使用することができるパブリックMFDを有することがある。
【発明の概要】
【0004】
本明細書で例解される態様によれば、パブリックMFD上でモバイル印刷ジョブを認証するための様々な方法が提供される。実施形態の開示される1つの特徴は、企業のロケーションにおける多機能デバイスのプロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスから印刷ジョブ要求を受信することと、プロセッサによって、認証要求を印刷サーバに送信することと、プロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスのユーザが、MFDが位置する企業と関連付けられているという認証確認を印刷サーバから受信することと、プロセッサによって、印刷ジョブを実行することと、を含む、方法である。
【0005】
開示される別の特徴は、印刷サーバのプロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスから、企業のロケーションにおける多機能デバイス(MFD)によって表示された機械可読コード内に見出されたユニバーサルリソースロケータ(universal resource locator、URL)と関連付けられたウェブページであって、MFD上の印刷ジョブオプションをモバイルエンドポイントデバイスに提供する、ウェブページに対する要求を受信することと、プロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスのユーザが企業と関連付けられていることを確認することと、プロセッサによって、MFDから印刷ジョブ要求を受信することと、プロセッサによって、MFD上で印刷ジョブ要求を実行するために認証確認をMFDに送信することと、を含む、方法である。
【0006】
開示される別の特徴は、企業のロケーションにおけるプライベートネットワーク上のルータのプロセッサによって、プライベートネットワークに参加するためにモバイルエンドポイントデバイスからログイン資格情報を受信することと、プロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスが企業のロケーションにおいてプライベートネットワークに参加することを認証することと、プロセッサによって、印刷サーバによってホストされたプライベートユニバーサルリソースロケータ(URL)アドレスにアクセスすることと、を含み、プライベートURLアドレスが、企業のロケーションにおける多機能デバイス(MFD)のディスプレイからモバイルエンドポイントデバイスによってスキャンされた機械可読コードから取得され、プライベートURLアドレスが、企業によってMFD上で実行することが許可されている印刷ジョブを要求するためのウェブページを提供する、方法である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の教示は、添付図面と併せて以下の発明を実施するための形態を考慮することによって容易に理解することができる。
【
図2】本開示の例示的なMFDのブロック図を例解する。
【
図4】本開示のネットワークルータの一例を例解する。
【
図5】本開示のモバイルデバイス上のスクリーンショットの例示的シーケンスを例解する。
【
図6】MFDの観点から、本開示のパブリックMFD上でモバイル印刷ジョブを認証する方法のフローチャートを例解する。
【
図7】印刷サーバの観点から、本開示のパブリックMFD上でモバイル印刷ジョブを認証する方法のフローチャートを例解する。
【
図8】ネットワークルータの観点から、本開示のパブリックMFD上でモバイル印刷ジョブを認証する方法のフローチャートを例解する。
【
図9】本明細書で記載される機能を実施する際の使用に好適な例示的なコンピュータのハイレベルブロック図を例解する。
【0008】
理解を容易にするために、可能な限り、同一の参照番号は、図面に共通している同一の要素を示すために使用されている。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示は、パブリックMFD上のモバイル印刷ジョブの認証のためのシステム及び方法を広く開示する。上で考察されたように、いくつかのMFDは、パブリックな場に位置してもよい。いくつかの施設では、顧客に無料印刷を提供することを望む場合がある。例えば、ホテルは、ホテルのゲストに無料印刷を提供することがあり、ホテルのゲストが使用することができるパブリックMFDを有することがある。
【0010】
いくつかのパブリックMFDは、印刷ジョブを実行するために支払いを必要とするキオスクを展開してもよい。しかしながら、いくつかの施設(例えば、ホテル)は、ホテルのゲストに無料印刷を提供することを依然として望む場合がある。その結果、キオスクを展開することは望ましくない場合がある。加えて、ホテルは、ホテル内にキオスクプリンタ又はMFDを展開するコストに資本を費やすことを望まない場合がある。
【0011】
したがって、いくつかの施設は、それらのロケーションに、より安価なパブリック又は非キオスクMFDを保持することを望む場合がある。その結果、いくつかの施設は、それらの施設に位置するパブリックMFD上で、外部ユーザが印刷ジョブを実行することを防止するための方法を望む場合がある。
【0012】
本開示は、施設の顧客がパブリックMFD上で無料印刷ジョブを実行する権限を与えられることを確実にし、かつ部外者がパブリックMFDを使用することを防止する認証方法を提供する。本開示の認証方法はまた、顧客のロイヤルティメンバステータスを検証し、検証された顧客のロイヤルティメンバステータスに基づいて異なる階層印刷ジョブ/印刷オプションを提供するように修正されてもよい。
【0013】
本開示の認証方法は、施設によるハードウェア及び/又はソフトウェアへの最小限の変更で展開されてもよい。例えば、本開示の認証方法は、最小限の構成変更で既存のパブリックMFDと共に展開されてもよい。
【0014】
図1は、本開示の例示的なネットワーク100を例解する。ネットワーク100は、ロケーション102、印刷サーバネットワーク104、及びロイヤリティプログラムネットワーク114を含むことができる。ロケーション102は、パブリックMFD上での印刷ジョブのために本開示の認証方法を展開している企業又は会社の建物であってもよい。例えば、ロケーション102は、MFD200を含むホテルの建物であってもよい。
【0015】
一実施形態では、ロケーション102は、ロケーション102内のプライベートネットワーク110にWiFi信号を提供するネットワークルータ400を含んでもよい。ネットワークルータ400のブロック図が
図4に例解される。
【0016】
図4を参照すると、ネットワークルータ400は、プロセッサ402、メモリ404、及び通信インターフェース406を含んでもよい。プロセッサ402は、メモリ404及び通信インターフェース406に通信可能に結合されてもよい。プロセッサ402は、通信インターフェース406の動作を制御してもよく、メモリ404に記憶された命令を実行してもよい。
【0017】
一実施形態では、メモリ404は、任意のタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体であってもよい。例えば、メモリ404は、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、読み出し専用メモリ(read only memory、ROM)、不揮発性メモリエクスプレス(non-volatile memory express、NVMe)メモリなどであってもよい。
【0018】
一実施形態では、メモリ404は、プライベートネットワークログイン資格情報408及び認証命令410を含んでもよい。プライベートネットワークログイン資格情報408は、ロケーション102のゲスト又は顧客であるユーザ106に発行された資格情報を含んでもよい。ログイン資格情報408は、新しい資格情報が発行されるとき、及び古い資格情報が期限切れになるとき、定期的に更新され得る。
【0019】
一実施形態では、認証命令410は、パブリックMFD(例えば、MFD200)上でモバイル印刷ジョブを認証する方法を実施するためにネットワークルータ400によって実行される命令を含んでもよい。パブリックMFD(例えば、MFD200上でモバイル印刷ジョブを認証する方法の一例が
図8に例解されており、以下で更に詳細に考察される。
【0020】
一実施形態では、通信インターフェース406は、無線通信インターフェースであってもよい。例えば、通信インターフェース406は、プライベートネットワーク110内で送信される無線データ信号を発信及び受信する無線ラジオを含んでもよい。ネットワークルータ400は、外部ネットワーク(例えば、印刷サーバネットワーク104及び/又はサードパーティロイヤリティプログラムネットワーク114)から受信したデータ信号を受信及び送信してもよい。データ信号は、ネットワークルータ400によって通信インターフェース406を介してプライベートネットワーク110上のデバイス(例えば、モバイルエンドポイントデバイス108及び/又はMFD200)との間で伝達されてもよい。
【0021】
ネットワークルータ400は、説明を容易にするために簡略化されており、示されていない追加の構成要素を含んでもよいことに留意されたい。例えば、ネットワークルータ400は、電源、WiFi信号をロケーション102にわたって拡張するための追加の衛星ルータ、追加の外部デバイス及び/又は通信インターフェースなどを含んでもよい。
【0022】
図1に戻って参照すると、プライベートネットワーク110は、ロケーション102の従業員又はゲスト/顧客のみが、ロケーション102によって発行された資格情報を用いてプライベートネットワーク110にアクセスすることができるように、プライベートであってもよい。例えば、ロケーション102はホテルであってもよい。モバイルエンドポイントデバイス108のユーザ106は、ホテルのゲストであってもよい。ユーザ106には、プライベートネットワーク110にアクセスするための資格情報(例えば、パスワード又は姓及び部屋番号)が発行されてもよい。ユーザ106は、プライベートネットワーク110にアクセスするために、モバイルエンドポイントデバイス108のディスプレイ上に示されるログインウェブページから資格情報を入力してもよい。
【0023】
一実施形態では、モバイルエンドポイントデバイス108は、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、モバイル電話、スマートフォンなどのような任意のタイプのモバイルエンドポイントデバイスであってもよい。モバイルエンドポイントデバイス108は、モバイル印刷ジョブ(広義には、印刷、スキャン、コピーなどを含むように解釈される)をMFD200に送信するために使用されてもよい。MFD200は、印刷機能、コピー機能、スキャン機能、ファックス機能などを実施することができるデバイスであってもよい。MFD200は、ロケーション102において展開され、プライベートネットワーク110に接続されてもよい。
図2は、本開示の例示的なMFD200のブロック図を例解する。
【0024】
一実施形態では、MFD200は、プロセッサ202、メモリ204、ディスプレイ206、及び通信インターフェース208を含んでもよい。プロセッサ202は、メモリ204、ディスプレイ206、及び通信インターフェース208に通信可能に結合されてもよい。プロセッサ202は、ディスプレイ206及び通信インターフェース208の動作を制御してもよく、メモリ204に記憶された命令を実行してもよい。
【0025】
一実施形態では、メモリ204は、任意のタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体であってもよい。例えば、メモリ204は、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、不揮発性メモリエクスプレス(NVMe)メモリなどであってもよい。
【0026】
一実施形態では、メモリ204は、機械可読コード210を含んでもよい。機械可読コード210は、モバイル印刷ジョブのための認証プロセス又は方法を開始するための情報を含み得る任意のタイプのグラフィカルコード又は画像であってもよい。例えば、機械可読コード210は、モバイルエンドポイントデバイスによってキャプチャ及び変換され得るクイックレスポンス(quick response、QR)コード又はバーコードであってもよい。例えば、モバイルエンドポイントデバイス108は、機械可読コード210の写真又はビデオをキャプチャし、次いで、機械可読コード210によって符号化された情報を読み取ることができるカメラを含んでもよい。
【0027】
一実施形態では、機械可読コード210は、MFD200によって定期的に更新されてもよい。例えば、機械可読コード210は、MFD200へのアクセスを許可するローリングセキュリティコードを含んでもよい。ローリングセキュリティコードは、MFD200へのアクセスが認可されていない可能性がある他者による機械可読コード210のコピー及び再利用を防止してもよい。ローリングセキュリティコードは、モバイルエンドポイントデバイス108がMFD200への無線接続(例えば、プライベートネットワーク110を介して)を確立して印刷ジョブ要求を送信することを許可し得る。
【0028】
一実施形態では、機械可読コード210は、印刷サーバ300のユニバーサルリソースロケータ(URL)アドレスも含んでもよい。URLアドレスはまた、上述したように、MFD200の識別子(例えば、MFD名、MFDの一意の数値IDなど)、及びローリングセキュリティコードを含んでもよい。
【0029】
URLアドレスは、ウェブページをモバイルエンドポイントデバイス108上にロードする。ウェブページは、セキュリティコードが正しいことを検証してもよい。加えて、MFD識別子に基づいて、ウェブページは、モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110にアクセスすることができるかどうかをチェックしてもよい。モバイルエンドポイントデバイス100がプライベートネットワーク110上にある場合、セッションが作成され、セッショントークンが、セッションの残りの部分のセキュリティ機構として使用される。
【0030】
モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110上にない場合、ユーザは、上述のように、プライベートネットワーク110に参加し、機械可読コード210を再びスキャンするように促される。MFD識別子に基づいて、モバイルエンドポイントデバイス108が(プライベートネットワーク110のメンバではなく)パブリックネットワーク上のサーバと認証すべき場合、パブリックサーバログインページがモバイルエンドポイントデバイス108上に表示される。認証が成功する場合、セッションが作成され、セッショントークンが、セッションの残りの部分のセキュリティ機構として使用される。
【0031】
一実施形態では、認証命令212は、パブリックMFD200上でモバイル印刷ジョブを認証する方法を実施するためにMFD200によって実行される命令を含んでもよい。パブリックMFD 200上でモバイル印刷ジョブを認証する方法の一例が
図6に例解されており、以下で更に詳細に考察される。
【0032】
ディスプレイ206は、グラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface、GUI)を表示するタッチスクリーンディスプレイであってもよい。一実施形態では、ディスプレイは、非タッチスクリーンディスプレイであってもよい。ディスプレイが非タッチスクリーンディスプレイである場合、入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、トラックパッドなど)を使用して、GUIと対話してもよい。
【0033】
ディスプレイ206は、機械可読コード210を示してもよい。上記のように、モバイルエンドポイントデバイス108は、次いで、ディスプレイ206から機械可読コード210の画像をキャプチャしてもよい。
【0034】
一実施形態では、通信インターフェース208は、有線又は無線の通信インターフェースを含んでもよい。例えば、通信インターフェース208は、プライベートネットワーク110に接続するための無線ラジオ、又はプライベートネットワーク110に接続するためのネットワークルータ400への直接Ethernet接続を含んでもよい。
【0035】
MFD200は説明を容易にするために簡略化されており、示されていない追加の構成要素を含んでもよいことに留意されたい。例えば、MFD200は、様々な用紙トレイ、トナーカートリッジ又はインクジェットカートリッジから分配される印刷流体、様々な仕上げモジュール(例えば、ステープラ、コレータなど)、光学スキャナなどを含んでもよい。
【0036】
図1に戻って参照すると、MFD200は、ゲスト(例えば、ユーザ106)が無料印刷にアクセスすることを許可するためにロケーション102に提供されてもよい。印刷ジョブに対する支払いをユーザに要求するために印刷キオスクを展開するのではなく、本開示は、モバイル印刷ジョブのための認証方法がロケーション102における既存のデバイス上に展開されることを許可するように、MFD200及び/又はプライベートネットワーク110に対する修正を行ってもよい。認証がどのように実施されるかに関する更なる詳細は、以下で考察される。
【0037】
一実施形態では、印刷サーバネットワーク104及びロイヤリティプログラムネットワーク114は、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)ネットワークであってもよい。印刷サーバネットワーク104は、印刷サーバ300及びデータベース(database、DB)112を含んでもよい。データベース112は別個のネットワーク記憶デバイスであってもよく、又は印刷サーバ300及びデータベース112が単一のデバイスとして展開されてもよい。
【0038】
一実施形態では、DB112は、印刷サーバ300によって管理される利用可能なプリンタと関連する様々な情報を記憶してもよい。例えば、DB112は、プリンタのリスト、プリンタアドレス情報、プリンタ能力情報、異なるプリンタの認可されたユーザ、各プリンタの印刷ジョブのコストなどを含んでもよい。
【0039】
一実施形態では、印刷サーバ300は、コンピューティングデバイス又はサーバとして展開されてもよい。例示的な印刷サーバ300のブロック図が
図3に例解される。
【0040】
図3を参照すると、印刷サーバ300は、プロセッサ302、メモリ304、及び通信インターフェース306を含んでもよい。プロセッサ302は、メモリ304及び通信インターフェース306に通信可能に結合されてもよい。プロセッサ302は、通信インターフェース306の動作を制御してもよく、メモリ304に記憶された命令を実行してもよい。
【0041】
一実施形態では、メモリ304は、任意のタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体であり得る。例えば、メモリ304は、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、不揮発性メモリエクスプレス(NVMe)メモリなどであってもよい。
【0042】
一実施形態では、メモリ304は、プロセッサ308及び認証命令310を含んでもよい。ウェブページは、MFD200によって生成された機械可読コード210に含まれるプライベートURLを介してアクセスされてもよい。
【0043】
一実施形態では、ウェブページ308は、ユーザのモバイルエンドポイントデバイス108上の印刷ジョブ要求プロセスを通じてユーザをナビゲートする一連のウェブページを含んでもよい。例えば、ウェブページ308は、ロケーション102のゲストのためにMFD200上で利用可能なジョブのタイプを選択するためのウェブページ、様々な印刷ジョブオプション(例えば、色、コピーの数、両面印刷、ステープル留め、用紙サイズなど)を選択するためのウェブページ、支払い確認(課金がある場合)のためのウェブページなどを含んでもよい。
【0044】
一実施形態では、以下で更に詳細に考察されるように、ユーザ106がロケーション102のゲスト又は顧客として認可されているかどうかに応じて、異なるウェブページ308が提示されてもよい。例えば、ユーザ106がゲスト又は顧客として検証される場合、無料印刷オプションを含むウェブページ308がユーザ106に提示されてもよい。ユーザ106がゲスト又は顧客として検証されない場合、各印刷ジョブのコストを含む異なるウェブページ308が、ユーザ106に提示されてもよい。
【0045】
一実施形態では、ロケーション102のロイヤルティプログラムステータスに基づいて、異なるウェブページ308が、ユーザ106に提示されてもよい。言い換えれば、異なるロイヤルティメンバ階層が、異なる許可される又は無料の印刷ジョブと関連付けられてもよい。別の言い方をすれば、異なる価格設定階層が、異なるロイヤルティメンバ階層と関連付けられてもよい。
【0046】
例えば、ユーザ106がロケーション102のゲスト又は顧客として認可された後、ユーザ106は、ロイヤリティプログラムネットワーク114にログインしてもよい。印刷サーバ300は、ユーザ106のロイヤリティプログラムステータス情報(例えば、ロイヤリティプログラムに対してユーザが到達した階層又はレベル)を受信してもよく、適切なウェブページ308をユーザ106に提示してもよい。例えば、最高ロイヤリティプログラムステータスは、任意のタイプの印刷ジョブを無料で印刷すること、及び/又は無制限の量の無料印刷ジョブを有することが許可され得る。最低ロイヤルティプログラムステータスは、無料で白黒のみを印刷すること、及び/又は制限された数の無料印刷ジョブを有することが許可され得る。異なるウェブページ308の様々なスクリーンショットの例が例解されており、例示的なプロセスフローが
図5に示されている。
【0047】
一実施形態では、認証命令310は、パブリックMFD(例えば、MFD200)上でモバイル印刷ジョブを認証する方法を実施するために印刷サーバ300によって実行される命令を含んでもよい。パブリックMFD(例えば、MFD200)上でモバイル印刷ジョブを認証する方法の一例が
図7に例解されており、以下で更に詳細に考察される。
【0048】
一実施形態では、通信インターフェース306は、有線又は無線の通信インターフェースであってもよい。例えば、通信インターフェース306は、無線ラジオ又はEthernet接続を含んでもよい。
【0049】
印刷サーバ300は、説明を容易にするために簡略化されており、示されていない追加の構成要素を含んでもよいことに留意されたい。例えば、印刷サーバ300は、電源、外部デバイス及び/又は通信インターフェースなどを含んでもよい。
【0050】
図1に戻って参照すると、ロイヤリティプログラムネットワーク114は、アプリケーションサーバ(application server、AS)116及びデータベース(DB)118を含んでもよい。AS116は、プロセッサ及びメモリを有するコンピューティングデバイスとして展開され得る。DB118は、異なるユーザと関連付けられた様々な情報及び関連するロイヤルティプログラムステータスを記憶してもよい。
【0051】
ネットワーク100は、説明を容易にするために簡略化されており、示されていない他のデバイス及び構成要素を含み得ることに留意されたい。例えば、ネットワーク100は、ゲートウェイ、スイッチ、ルータ、ファイアウォール、アクセスポイント、アクセスネットワークなどを含み得る。
【0052】
上記のように、ネットワーク100は、ロケーション102に位置するパブリックMFD200上のモバイル印刷ジョブを認可するためにプライベートネットワーク110を使用する能力をロケーション102に提供してもよい。例えば、ユーザ106はMFD200上で印刷ジョブを実行したいことがある。ロケーション102はホテルであってもよく、ユーザ106はホテルのゲストであってもよい。ユーザ106は、プライベートネットワーク110にアクセスするためにロケーション102によって発行されたログイン資格情報を有してもよい。
【0053】
ユーザ106は、モバイルエンドポイントデバイス108上でパブリックにブロードキャストされるプライベートネットワーク110のWiFi名を選択してもよい。モバイルエンドポイントデバイス108は、ユーザ106がモバイルエンドポイントデバイス108上でプライベートネットワーク110のWiFi名を選択することに応答して、プライベートネットワーク110にアクセスするための資格情報を入力するためのウェブページを表示してもよい。
【0054】
ユーザ106がモバイルエンドポイントデバイス108をプライベートネットワーク110に接続した後、ユーザ106は、MFD200によって表示された機械可読コード(例えば、機械可読コード210)をスキャンしてもよい。機械可読コード210は、モバイルエンドポイントデバイス108上で印刷サーバ300からのウェブページをロードするURLを含んでもよい。ウェブページは、スキャンされた機械可読コードから得られたセキュリティコードが正しいことを検証してもよい。加えて、ウェブページは、モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110にアクセスすることができるかどうかを確認してもよい。モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110へのアクセスに成功した場合、上述したように、印刷サーバ300とのセッションが作成されてもよく、セッショントークンがモバイルエンドポイントデバイス108に発行されてもよい。セッショントークンは、セッションの残りの部分のためのセキュリティ機構として使用されてもよい。
【0055】
プライベートネットワーク110に接続されている間、モバイルエンドポイントデバイス108は、印刷サーバ300によってホストされたURLにアクセスしてもよい。印刷サーバ300は、モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110上にあることを検出することによって、ユーザ106がロケーション102のゲストであることを確認してもよい。印刷サーバ300は、モバイルエンドポイントデバイス108からの要求に含まれるインターネットプロトコル(IP)アドレスがプライベートネットワーク110の特定のサブネットに属することを確認することによって、又はセッションの期間中に印刷サーバ300によってホストされたウェブページから発行されたセッショントークンを介して、モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110上にあることを確認してもよい。
【0056】
印刷サーバ300は、モバイルエンドポイントデバイス上のユーザ106に対してどの印刷ジョブが無料であり得るかを示すためにウェブページを返してもよい。ユーザ106は印刷ジョブを選択してもよく、印刷ジョブはモバイルエンドポイントデバイス108を使用してMFD200に送信されてもよい。
【0057】
これに応答して、MFD200は、認可のための要求を印刷サーバ300に送信してもよい。印刷サーバ300は、モバイルエンドポイントデバイス108上のウェブページを介して選択された印刷ジョブが、MFD200からの印刷ジョブ要求と同じであることを検証してもよく、ユーザ106がロケーション102の認可されたゲストであることを確認してもよい。これに応答して、印刷サーバは、認証確認又は信号をMFD200に戻すように送ってもよい。次に、MFD200は、印刷ジョブを実行してもよい。
【0058】
一実施形態では、ロケーション102は、ユーザ106のロイヤルティメンバステータスに応じて異なる無料印刷ジョブを提供してもよい。例えば、ユーザがモバイルエンドポイントデバイス108をプライベートネットワーク110に接続し、機械可読コード210をスキャンした後、印刷サーバ300は、モバイルエンドポイントデバイス108をAS116にリダイレクトしてロイヤリティプログラムネットワーク114にログインするためのウェブページを提示してもよい。ユーザ106は、自分のロイヤルティプログラムアカウントにログインしてもよい。次いで、AS116は、ユーザ106のロイヤルティプログラムステータスを、直接又はモバイルエンドポイントデバイス108を介して印刷サーバ300に送信してもよい。
【0059】
次いで、印刷サーバ300は、ユーザ106のロイヤルティメンバ状態に基づいて印刷オプションを提示してもよい。例えば、最低ロイヤルティメンバステータスは、無料の白黒印刷のみを提供し、印刷ジョブの数を1ステイ当たり10に制限してもよい。したがって、印刷サーバ300は、モバイルエンドポイントデバイス108上にウェブページを提示してもよく、このウェブページは、無料の白黒印刷及び残りの無料印刷ジョブの数を有するカウンタを示すか、又はスキャンツー電子メールジョブが無料であることを示す。他の印刷オプションは、それらと関連付けられたコストを含んでもよい。例えば、カラー印刷は1ページ当たり20セントであってもよく、又はカラーコピーは1ページ当たり20セントであってもよい。一実施形態では、利用不可能なオプションのうちのいくつか(例えば、無料でない印刷ジョブ)は、ユーザ106がそれらのオプションを選択することができないようにグレーアウトされてもよい。
【0060】
一方、最高ロイヤルティメンバステータスは、任意のタイプの印刷ジョブに対して無制限の無料印刷ジョブを提供してもよい。したがって、印刷サーバ300は、MFD200がコストなしで実施することができるすべての利用可能な印刷ジョブを示すウェブページを提示してもよい。ユーザ106のロイヤルティプログラムステータスに基づいて、ユーザ106は、モバイルエンドポイントデバイス108上で所望の印刷ジョブを選択してもよく、印刷ジョブは、上述のように、印刷サーバ300によって認可されてもよい。
【0061】
したがって、本開示の実施形態によれば、ロケーション102における企業は、任意のユーザがMFD200上で印刷ジョブを実行することを防止するセキュリティを提供してもよい。加えて、企業は、本開示の認可方法を実行するために既存のMFD200及びプライベートネットワーク110を使用してもよい。
【0062】
図5は、本開示のモバイルエンドポイントデバイス108上のスクリーンショットの例示的なシーケンス500を例解する。スクリーンショットは、上述したモバイル印刷ジョブの認可の例示的なシーケンスを例証してもよい。
【0063】
シーケンス500は、ステップ502で開始してもよい。ステップ502で、ユーザ106は、モバイルエンドポイントデバイス108を介してプライベートネットワーク110の名前を選択してもよい。モバイルエンドポイントデバイス108のディスプレイ120は、プライベートネットワーク110にアクセスするためのログインウェブページ122を提示してもよい。ユーザ106は、ウェブページ122に発行された資格情報を入力してもよい。
【0064】
ステップ504で、モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110に接続された後、ユーザ106は、機械可読コード210をキャプチャしてもよい。機械可読コード210は、バーコード、QRコード、又はモバイルエンドポイントデバイス108によってスキャン又は読み取られ得る情報を含む任意の他のタイプの画像であってもよい。機械可読コードは、セキュリティコード及びMFD識別子を含んでもよい。
【0065】
一実施形態では、機械可読コード210は、MFD200のディスプレイ206上に示されるGUI220内に示されてもよい。機械可読コード210は、モバイルエンドポイントデバイス108のカメラ、又は任意の他のタイプのビデオ若しくは画像記録構成要素を介してキャプチャされてもよい。
【0066】
ステップ506で、モバイルエンドポイントデバイス108は、MFD200上でモバイル印刷ジョブ要求に対する認可プロセスを開始することができる機械可読コード210からURLアドレス126を抽出してもよい。一実施形態では、URLアドレスは、印刷サーバ300によってホストされたウェブページを指し示してもよい。
【0067】
ウェブページは、セキュリティコードが正しいことを検証してもよい。加えて、MFD識別子に基づいて、ウェブページは、モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110にアクセスすることができるかどうかをチェックしてもよい。モバイルエンドポイントデバイス108がプライベートネットワーク110上にある場合、セッションが作成され、セッショントークンが、セッションの残りの部分のセキュリティ機構として使用される。モバイルエンドポイントデバイス108は、ウェブページ124を介してMFD200上で利用可能な印刷ジョブを選択してもよい。
【0068】
上述したように、ウェブページ124は、ユーザが利用可能な印刷ジョブオプションを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ウェブページ124は、どの印刷ジョブが無料であるかを示し、他のタイプの印刷ジョブと関連付けられたコストを表示してもよい。一実施形態では、ウェブページ124は、無料印刷ジョブの数が制限されている場合にカウンタを表示してもよい。一実施形態では、ウェブページ124は、利用可能でない印刷ジョブの特定のアイコンをグレーアウトしてもよい。上記のように、いくつかの実施形態では、ユーザ106のロイヤルティメンバステータスは、どの印刷ジョブが選択されることが可能であるかを判定してもよい。ユーザ106が印刷ジョブを選択した後、シーケンス500はステップ508に進んでもよい。
【0069】
ステップ508では、別のウェブページ128を提示して、ユーザ106が印刷ジョブの様々なオプションを選択することを許可することができる。例えば、カラー又は白黒印刷、片面又は両面印刷、用紙サイズなどをユーザ106が選択することが許可され得る。いくつかのオプションは、利用可能でないことがある。例えば、ユーザ106が無料の白黒印刷のみを有することを許可されている場合、ユーザ106が選択を変更することができないように、オプションのフィールドのうちのいくつかが自動的に入力され固定され得る。
【0070】
ステップ510では、選択された印刷ジョブが無料であることを示す別のウェブページ130がモバイルエンドポイントデバイス108上に示され得る。ユーザ106は、継続アイコンを選択して、印刷ジョブを継続してもよい。
【0071】
印刷ジョブが提出されるときに、印刷ジョブ要求がMFD200に送信されてもよい。上で考察されたように、MFD200は、次いで、認可要求を印刷サーバ300に送信してもよい。印刷サーバ300は、印刷ジョブ要求がプライベートネットワーク110にログインしているユーザ106からのものであることを確認することができ(例えば、セッショントークンの存在を介して)、及び/又は上述のように、ユーザ106のロイヤリティプログラム状態を確認してもよい。次いで、印刷サーバ300は、印刷ジョブを実行するために認可をMFD200に戻すように送ってもよい。
【0072】
ステップ512では、印刷ジョブが実行されてもよく、印刷ジョブが正常に完了したことを示すウェブページ132が、モバイルエンドポイントデバイス108上に表示されてもよい。一実施形態では、印刷ジョブの記録が、電子メールを介してユーザ106に送信されてもよい。電子メールは、ロケーション102によって保持されるゲストアカウント情報から取得されてもよい(例えば、ホテルの部屋が予約されたときのゲストのファイル上の電子メール)。
【0073】
図6は、MFDの観点から、本開示のパブリックMFD上でモバイル印刷ジョブを認証するための例示的な方法600のフローチャートを例解する。一実施形態では、方法600は、上述されたMFD200によって、又は
図9に例解され、かつ以下で考察される装置900などの装置によって実施されてもよい。
【0074】
一実施形態では、方法600は、ブロック602で開始する。ブロック604で、方法600は、モバイルエンドポイントデバイスから接続要求を受信する。例えば、MFDは、機械可読コードをディスプレイ上に表示してもよい。モバイルエンドポイントデバイスは、モバイル印刷ジョブ認証プロセスを開始するために、MFDによって生成された機械可読コードをスキャンしてもよい。機械可読コードは、印刷サーバによってホストされたウェブページのURLを含んでもよい。
【0075】
ウェブページは、上述したように、モバイルエンドポイントデバイスを認証し、モバイルエンドポイントデバイスがそのロケーションのプライベートネットワーク上にあることを確認するために使用されてもよい。URLは、モバイルエンドポイントデバイスが、MFDが位置するロケーションのプライベートネットワーク上にあることが確認された後に、ユーザが印刷ジョブ要求を選択してMFDに提出するためのウェブページのシーケンスを提供してもよい。
【0076】
ブロック606で、方法600は、認証要求を印刷サーバに送信する。印刷サーバは、印刷ジョブ要求が企業ロケーションのプライベートネットワーク上にあるモバイルエンドポイントデバイスからのものであることを検証してもよい。例えば、印刷ジョブ要求は、印刷ジョブ要求を送信したモバイルエンドポイントデバイスのIPアドレス及び/又はサブネットを含んでもよい。印刷サーバは、IPアドレス及び/又はサブネットが企業ロケーションと関連付けられたプライベートネットワークのIPアドレス及び/又はサブネットと一致することを検証してもよい。別の実施形態では、エンドポイントデバイスが機械可読コード内のURLからアクセスされたウェブページによって認証されたときにモバイルエンドポイントデバイスに発行されたセッショントークンの存在によって、検証が実施されてもよい。
【0077】
一実施形態では、印刷サーバはまた、上述したように、ユーザ又はゲストのロイヤルティメンバステータスを判定してもよい。印刷サーバは、印刷ジョブ要求がユーザと関連付けられたロイヤルティメンバステータスに対して認可されているかどうかを判定してもよい。印刷ジョブ要求が認可された場合、印刷サーバは、認証確認メッセージを生成してもよく、認証確認をMFDに返すように送信してもよい。
【0078】
ブロック608で、方法600は、モバイルエンドポイントデバイスのユーザが、MFDが位置する企業と関連付けられているという認証確認を印刷サーバから受信する。
【0079】
ブロック610で、方法600は印刷ジョブを実行する。一実施形態では、MFDは、印刷ジョブの正常な完了を印刷サーバに返すように送信してもよい。次いで、印刷サーバは、ユーザが利用可能な無料印刷ジョブの数のカウントを保持してもよい(適用可能である場合)。ブロック612で、方法600は、終了する。
【0080】
図7は、印刷サーバの観点から、本開示のパブリックMFD上でモバイル印刷ジョブを認証するための例示的な方法700のフローチャートを例解する。一実施形態では、方法700は、上述された印刷サーバ300によって、又は
図9に例解され、かつ以下で考察される装置900などの装置によって実施されてもよい。
【0081】
一実施形態では、方法700は、ブロック702で開始する。ブロック704で、方法700は、印刷サーバのプロセッサによって、モバイルエンドポイントデバイスから、企業のロケーションにおける多機能デバイス(MFD)によって表示された機械可読コード内に見出されたユニバーサルリソースロケータ(URL)と関連付けられたウェブページであって、MFD上の印刷ジョブオプションをモバイルエンドポイントデバイスに提供する、ウェブページに対する要求を受信する。
【0082】
ブロック706で、方法700は、モバイルエンドポイントデバイスのユーザが企業と関連付けられていることを確認する。例えば、モバイルエンドポイントデバイスからの要求は、IPアドレス及び/又はサブネットを含んでもよい。印刷サーバは、IPアドレス及び/又はサブネットが、MFDが位置するロケーションで企業によって提供されたプライベートネットワークのIPアドレス及び/又はサブネットと一致することを確認してもよい。
【0083】
別の例では、ウェブページは、モバイルエンドポイントデバイスによって機械可読コードから取得されたセキュリティコードを検証してもよい。加えて、MFD識別子に基づいて、ウェブページは、モバイルエンドポイントデバイスがプライベートネットワークにアクセスすることができるかどうかをチェックしてもよい。モバイルエンドポイントデバイスがプライベートネットワーク上にあることが確認される場合、セッションが作成され、セッショントークンがモバイルエンドポイントデバイスに発行される。セッショントークンは、モバイルエンドポイントデバイスが企業と関連付けられていることを示す。
【0084】
一実施形態では、関連付けは、ユーザのロイヤルティメンバステータスによって確認されてもよい。例えば、ユーザは、ユーザのロイヤルティメンバアカウント情報にアクセスするために、ロイヤルティメンバネットワークにログインするように要求されてもよい。次いで、モバイルエンドポイントデバイスのユーザが企業と関連付けられていることを確認するために、ユーザのロイヤルティメンバステータスが印刷サーバに送信されてもよい。一実施形態では、モバイルエンドポイントデバイスがプライベートネットワーク上にあること、及びユーザのロイヤルティメンバステータスの確認の両方とも実施されてもよい。
【0085】
ユーザが企業と関連付けられていることが確認された後、印刷サーバは、ユーザが印刷ジョブを選択することを許可するように、ユーザのモバイルエンドポイントデバイスに一連のウェブページを提供してもよい。利用可能な印刷オプションは、ユーザが確認されたかどうか、及び/又はユーザのロイヤリティプログラムステータスに依存してもよい。ユーザは、ウェブページから利用可能な印刷ジョブオプションを選択してもよく、印刷ジョブ要求は、実行のためにMFDに提出されてもよい。
【0086】
ブロック708において、方法700は、MFDから印刷ジョブ要求を受信する。MFDは、モバイルエンドポイントデバイスから実行のための印刷ジョブ要求を受信することに応答して、認可要求を印刷サーバに送信してもよい。
【0087】
ブロック710で、方法700は、MFD上で印刷ジョブ要求を実行するために認証確認をMFDに送信する。例えば、印刷サーバは、上述したように、モバイルエンドポイントデバイスが企業のプライベートネットワーク上にあるという確認及び/又はユーザのロイヤルティプログラムステータスの確認に基づいて、印刷ジョブ要求がユーザに利用可能であることを検証してもよい。認証は、MFDが印刷ジョブを完了することを許可し得る。ブロック712で、方法700は、終了する。
【0088】
図8は、ネットワークルータの観点から、本開示のパブリックMFD上でモバイル印刷ジョブを認証するための例示的な方法800のフローチャートを例解する。一実施形態では、方法800は、上述されたネットワークルータ400によって、又は
図9に例解され、以下で考察される装置900などの装置によって実施されてもよい。
【0089】
一実施形態では、方法800は、ブロック802で開始する。ブロック804で、方法800は、プライベートネットワークに参加するためにモバイルエンドポイントデバイスからログイン資格情報を受信する。例えば、モバイルエンドポイントデバイスは、プライベートネットワークに参加しようと試みるために、プライベートネットワークと関連付けられた名前を選択してもよい。それに応答して、プライベートネットワークの企業によって発行されたログイン資格情報をユーザが入力することを許可するように、ウェブページがモバイルエンドポイントデバイスに提示されてもよい。例えば、ホテルのゲストの場合、資格情報は、姓及び部屋番号であってもよく、小売店の場合、資格情報は、顧客に発行されたパスワードなどであってもよい。
【0090】
ブロック806で、方法800は、モバイルエンドポイントデバイスが企業のロケーションにおいてプライベートネットワークに参加することを認証する。モバイルエンドポイントデバイスは、プライベートネットワークに接続されてもよい。
【0091】
ブロック808で、方法800は、印刷サーバによってホストされたウェブページと関連付けられたユニバーサルリソースロケータ(URL)アドレスにアクセスし、URLアドレスが、企業のロケーションにおける多機能デバイス(MFD)のディスプレイからモバイルエンドポイントデバイスによってスキャンされた機械可読コードから取得され、URLアドレスが、企業によってMFD上で実行することが許可されている印刷ジョブを要求するためのウェブページを提供する。
【0092】
例えば、ユーザは、企業に位置するMFD上で印刷ジョブを実行したいことがある。MFDは、ユーザのモバイルエンドポイントデバイスによってキャプチャされ得る機械可読コードを表示してもよい。機械可読コードは、企業のプライベートネットワーク上にある間にモバイルエンドポイントデバイスによってアクセスされ得るURLアドレスを含んでもよい。
【0093】
URLアドレスは、MFDの機械可読コードからモバイルエンドポイントデバイスによって取得されたセキュリティコードを検証することができるウェブページを含んでもよい。ウェブページはまた、MFD識別子に基づいて、モバイルエンドポイントデバイスがプライベートネットワーク上にあるかどうかをチェックすることができる。モバイルエンドポイントデバイスがプライベートネットワーク上にある場合、セッションが作成されてもよく、セッショントークンが発行されてもよく、セッショントークンは、セッションの残りの部分のセキュリティ機構として使用されてもよい。
【0094】
URLアドレスはまた、ユーザがMFD上で実行する印刷ジョブを選択することを許可する追加のウェブページを含んでもよい。ユーザは、所望の印刷ジョブを選択してもよい。印刷ジョブは、MFDに送信され、印刷サーバによって認証又は検証されてもよく、印刷ジョブは、MFD上で実行されてもよい。
【0095】
一実施形態では、ユーザをウェブページに戻して、ユーザが別の印刷ジョブを選択すること、又は印刷サーバから切断することを許可することができる。一実施形態では、ユーザは、第2の印刷ジョブを選択してもよい。しかしながら、第2の印刷ジョブは、無料印刷ジョブでなくてもよい。例えば、ユーザは、白黒印刷を実施することが許可されてもよいが、カラーで印刷することを望む場合がある。カラー印刷ジョブ要求は、MFDに送信されてもよく、MFDは、認可要求を印刷サーバに送ってもよい。
【0096】
印刷サーバは、MFDから第2の印刷ジョブ要求を受信してもよく、第2の印刷ジョブ要求が、許可される又は無料印刷ジョブから除外されると判定してもよい。その結果、印刷サーバは、第2の印刷ジョブ要求の実行を防止するために認証失敗メッセージをMFDに送ってもよい。印刷サーバは、第2の印刷ジョブ要求が支払いを必要とすることを示すことによって、第2の印刷ジョブ要求が拒否されたことをモバイルエンドポイントデバイスに通知してもよい。次いで、印刷サーバは、第2の印刷ジョブ要求のための支払いページをモバイルエンドポイントデバイスに送信してもよい。次いで、ユーザは、第2の印刷ジョブ要求に対する適切な支払い情報を入力してもよい。支払い情報が受信された場合、第2の印刷ジョブ要求がMFDに再送信され得る。印刷サーバは、支払いが受信されたことを確認してもよく、第2の印刷ジョブ要求を実行するために認可確認をMFDに送ってもよい。ブロック810で、方法800は、終了する。
【0097】
図9は、本明細書で記載された機能の実施専用であるコンピュータのハイレベルブロック図を描写する。
図9に描写するように、コンピュータ900は、1つ以上のハードウェアプロセッサ要素902(例えば、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、又はマルチコアプロセッサ)、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は読み出し専用メモリ(ROM)などのメモリ904、パブリック多機能デバイス上でモバイル印刷ジョブを認証するためのモジュール905、並びに様々な入出力デバイス906(例えば、テープドライブ、フロッピードライブ、ハードディスクドライブ、又はコンパクトディスクドライブを含むが、これらに限定されない記憶デバイス、受信機、送信機、スピーカ、ディスプレイ、音声合成装置、出力ポート、入力ポート、及びユーザ入力デバイス(キーボード、キーパッド、マウス、マイクロフォンなど))を含む。1つのみのプロセッサ要素が示されているが、コンピュータには複数のプロセッサ要素が採用され得ることに留意されたい。
【0098】
本開示が、例えば、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)を含むプログラマブルロジックアレイ(programmable logic array、PLA)、若しくはハードウェアデバイス上に展開されたステートマシン、コンピュータ、又は任意の他のハードウェア等価物、例えば、上で考察された方法に付属し、上で開示した方法のステップ、機能、及び/又は動作を実施するようにハードウェアプロセッサを構成するのに使用され得るコンピュータ可読命令を使用して、ソフトウェアにおいてかつ/又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実装され得ることに留意されたい。一実施形態では、パブリック多機能デバイス上でモバイル印刷ジョブを認証するため本モジュール又はプロセス905の命令及びデータ(例えば、コンピュータ実行可能命令を含むソフトウェアプログラム)をメモリ904にロードし、ハードウェアプロセッサ要素902によって実行して、上で考察されたステップ、機能、又は動作を実装することができる。更に、ハードウェアプロセッサが命令を実行して「動作」を実施する場合、これは、ハードウェアプロセッサが直接動作を実施する、かつ/又は別のハードウェアデバイス若しくは構成要素(例えば、コプロセッサなど)を、動作を実施するように促進する、指示する、又はそれと協働することを含み得る。
【0099】
上記の方法に関係するコンピュータ可読命令又はソフトウェア命令を実行するプロセッサは、プログラムされたプロセッサ又は専門プロセッサとして認識され得る。そのため、パブリック多機能デバイス(関連するデータ構造を含む)上でモバイル印刷ジョブ要求を認証するための本モジュール905は、有形の若しくは物理的(広義には非一時的)なコンピュータ可読記憶デバイス又は媒体、例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ROMメモリ、RAMメモリ、磁気若しくは光学ドライブ、デバイス若しくはディスケットなどに記憶することができる。より具体的には、コンピュータ可読記憶デバイスは、プロセッサ、又はコンピュータ若しくはアプリケーションサーバなどのコンピューティングデバイスによってアクセスされるデータ及び/又は命令などの情報を記憶する能力を提供する任意の物理的デバイスを備え得る。
【0100】
上記で開示されたものの変形、並びに他の特徴及び機能、又はこれらの代替物が、多くの他の異なるシステム又は用途に組み合わされ得ることは、理解されるであろう。様々な現在予見されない、又は予期されない代替物、修正、変形、又は改善が、その後に当業者によってなされ得、それらも以下の特許請求の範囲によって包含されることを意図している。
【外国語明細書】