(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115051
(43)【公開日】2024-08-26
(54)【発明の名称】着脱治具
(51)【国際特許分類】
G08B 17/00 20060101AFI20240819BHJP
【FI】
G08B17/00 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020500
(22)【出願日】2023-02-14
(71)【出願人】
【識別番号】000233826
【氏名又は名称】能美防災株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(72)【発明者】
【氏名】加藤 智広
【テーマコード(参考)】
5G405
【Fターム(参考)】
5G405CA11
5G405CA53
5G405CA58
5G405FA08
(57)【要約】
【課題】感知器ベースに対して感知器ヘッドの着脱を行う作業において、感知器が傾斜天井に設置されている状況においても、比較的簡単な構成で、安定した着脱作業を実現する。
【解決手段】支持棒と、支持棒の一端に取り付けられた治具本体部と、を備え、感知器ヘッドの着脱作業に用いられる着脱治具であって、支持棒と治具本体部とを接続し、支持棒に対する治具本体部の取付角度を調整可能とする角度調整機構部をさらに備え、治具本体部は、感知器ヘッドを保持可能な爪部を有し、角度調整機構部は、爪部によって感知器ヘッドを保持するように取付角度が所望角度に調整された状態において、支持棒の軸方向に支持棒が押し上げられることで、取付角度を所望角度に固定可能とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持棒と、
前記支持棒の一端に取り付けられた治具本体部と、
を備え、感知器ヘッドの着脱作業に用いられる着脱治具であって、
前記支持棒と前記治具本体部とを接続し、前記支持棒に対する前記治具本体部の取付角度を調整可能とする角度調整機構部をさらに備え、
前記治具本体部は、前記感知器ヘッドを保持可能な爪部を有し、
前記角度調整機構部は、
前記爪部によって前記感知器ヘッドを保持するように前記取付角度が所望角度に調整された状態において、前記支持棒の軸方向に前記支持棒が押し上げられることで、前記取付角度を前記所望角度に固定可能とする
着脱治具。
【請求項2】
前記支持棒は、他端部に取り付けられ、前記支持棒の回転半径を拡大可能なハンドル部を有する
請求項1に記載の着脱治具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、感知器ヘッドを着脱するために用いられる着脱治具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
煙感知器、炎感知器、熱感知器などの火災感知器は、火災監視現場の天井や壁面などの設置面に設置され、煙、炎、熱を検知し、火災を感知する。このような火災感知器は、天井などに設けた感知器ベースに対して本体である感知器ヘッドを取り付けることにより設置されている。
【0003】
火災感知器は、点検あるいは交換の際には、感知器ヘッドを感知器ベースから取り外したり、再び取り付けたりすることができる構成となっている。火災感知器が傾斜する設置面に設置されている場合にも、感知器ベースから感知器ヘッドを着脱できる着脱器がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に係る脱着器では、着脱器とアダプターの接続を自在アングルの形にしている。具体的には、着脱器に補助孔を設け可動範囲制限ネジを締め付けアダプターの可動範囲制限孔にとおす。着脱器とアダプターの間にゴム等のクッション材を挟んで適度の摩擦をもって可動するように着脱器留めネジで接続する。
【0005】
これにより、着脱器は、一定の範囲内で自在に可動するようになる。この結果、設置面に向かって斜めの方向からの作業においては、操作棒の回転がアダプターにより着脱器を回転させる方向に変換され、着脱器は正逆の両方向に回転ができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に係る従来技術では、可動範囲制限孔を設け、着脱器が自在に可動できる範囲を制限することで、感知器が傾斜天井に設置されている場合にも、感知器ベースから感知器ヘッドを着脱できる構成を実現している。
【0008】
しかしながら、特許文献1に係る従来技術は、構造が比較的複雑である。さらに、特許文献1に係る従来技術は、着脱時に操作棒を回転させる際にも、着脱器を自在に可動できる状態であるため、特に高い位置で傾斜する面に感知器が設置される場合、回転操作が不安定になり、着脱操作が困難となるおそれがある。
【0009】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、感知器ベースに対して感知器ヘッドの着脱を行う作業において、感知器が傾斜天井に設置されている状況においても、比較的簡単な構成で、安定した着脱作業を実現することのできる着脱治具を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る着脱治具は、支持棒と、支持棒の一端に取り付けられた治具本体部と、を備え、感知器ヘッドの着脱作業に用いられる着脱治具であって、支持棒と治具本体部とを接続し、支持棒に対する治具本体部の取付角度を調整可能とする角度調整機構部をさらに備え、治具本体部は、感知器ヘッドを保持可能な爪部を有し、角度調整機構部は、爪部によって感知器ヘッドを保持するように取付角度が所望角度に調整された状態において、支持棒の軸方向に支持棒が押し上げられることで、取付角度を所望角度に固定可能とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、感知器ベースに対して感知器ヘッドの着脱を行う作業において、感知器が傾斜天井に設置されている状況においても、比較的簡単な構成で、安定した着脱作業を実現することのできる着脱治具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本開示の実施の形態1に係る着脱治具の全体構成を示した図である。
【
図2】本開示の実施の形態1に係る角度調整機構部を構成する1つの部品である第1部品に関する説明図である。
【
図3】本開示の実施の形態1に係る角度調整機構部を構成する1つの部品である第2部品に関する説明図である。
【
図4】本開示の実施の形態1に係る角度調整機構部による角度調整機能および角度固定機能に関する説明図である。
【
図5】本開示の実施の形態1に係る角度調整機構部による角度調整機能および角度固定機能に関する詳細な説明図である。
【
図6】本開示の実施の形態1に係る第2部品の第2接続孔の形状に関する変形例を示した図である。
【
図7】本開示の実施の形態1に係る第2部品の下端領域の構成に関する変形例を示した図である。
【
図8】本開示の実施の形態2に係る着脱治具に使用される支持棒に関する説明図である。
【
図9】本開示の実施の形態2に係る着脱治具に使用され、
図8とは異なる構成を有する支持棒に関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本開示の着脱治具の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
本開示に係る着脱治具は、支持棒と治具本体部とを接続する角度調整機構部を備え、角度調整機構部において支持棒に対する治具本体部の取付角度を所望角度に調整可能にするとともに、所望角度となった状態で固定可能にする構成を備えたことを技術的特徴とするものである。この結果、感知器が傾斜天井に設置されている状況においても、簡単な操作により、安定した着脱作業を実現することができる。
【0014】
実施の形態1.
図1は、本開示の実施の形態1に係る着脱治具の全体構成を示した図である。本実施の形態1に係る着脱治具100は、治具本体部20と、支持棒30と、角度調整機構部40とを備えている。
【0015】
火災監視エリアの天井面には、感知器10が設けられている。感知器10は、設置面の一例である天井面に対して固定設置されている感知器ベース11と、着脱可能な感知器ヘッド12とで構成されている。
【0016】
着脱治具100は、感知器ベース11に対して感知器ヘッド12を着脱する際に用いられる専用の治具であり、特に、感知器10が斜めに傾いている傾斜天井に設置されている際に、感知器ヘッド12を着脱するために適した機能として、角度調整機能および角度固定機能を備えている。そこで、
図1(A)および
図1(B)に基づいて、本実施の形態1に係る着脱治具100の機能について説明する。
【0017】
治具本体部20は、支持棒30の一端側に対して、角度調整機構部40を介して接続されている。治具本体部20は、感知器ヘッド12を保持可能な爪部21を有している。支持棒30と治具本体部20とを接続している角度調整機構部40は、支持棒30に対する治具本体部20の取付角度を所望角度に調整可能にする角度調整機能と、所望角度に調整された状態で角度を固定可能にする角度固定機能とを備えている。
【0018】
角度調整機構部40は、第1部品41と、第2部品42と、シャフト43とを備えている。第1部品41の一端部は、治具本体部20に固定されている。また、第2部品42の一端部は、支持棒30に固定されている。そして、第1部品41の他端部と第2部品42の他端部とは、シャフト43を介して接続されることで、角度調整機能および角度固定機能を実現している。
【0019】
図1(A)は、感知器ベース11に取り付けられている感知器ヘッド12を取り外すために、着脱治具100を感知器10に近づけた状態を示した図である。
図1(A)の状態から、着脱治具100の爪部21を感知器10に合わせた図が
図1(B)である。
【0020】
具体的には、
図1(B)は、角度調整機能により治具本体部20を所望角度に傾けることで爪部21により感知器ヘッド12を保持し、角度固定機能により所望角度に固定した状態で支持棒を回転させることで、感知器ヘッド12を取り外せる位置まで回転移動させた状態を示している。
【0021】
なお、感知器ベース11に対して感知器ヘッド12を着脱するために必要な治具本体部20の回転角度は、約25~45度である。従って、角度固定機能によって支持棒30に対する治具本体部20の取付角度が所望角度に固定された状態であっても、支持棒30を回転させることで、相対的に治具本体部20が25~45度程度回転すれば、容易に着脱を行うことができる。
【0022】
次に、角度調整機構部40において角度調整機能および角度固定機能を実現するための具体的な構成について、
図2から
図7を用いて詳細に説明する。
【0023】
図2は、本開示の実施の形態1に係る角度調整機構部40を構成する1つの部品である第1部品41に関する説明図である。
図2(A)は、第1部品41の正面図であり、
図2(B)は、第1部品41の側面図である。第1部品41における上端側は、治具本体部20と一体に成型もしくは固定されて接続される。また、第1部品41における下端側には、第1接続孔41aが設けられている。
【0024】
なお、第1接続孔41aは、円形形状として形成されている。また、第2部品42は、後述する
図3(B)に示したように、幅W1を有するように形成されている。
【0025】
図3は、本開示の実施の形態1に係る角度調整機構部40を構成する1つの部品である第2部品42に関する説明図である。
図3(A)は、第2部品42の正面図であり、
図3(B)は、第2部品42の側面図である。第2部品42における下端側は、支持棒30に固定される。また、第2部品42における上端側には、第2接続孔42aが設けられている。
【0026】
なお、第2接続孔42aは、支持棒30の軸方向DIRに沿って長孔形状として形成されている。また、第2部品42は、
図3(B)に示したように、第1部品41が入り込める空間を有した略コ字状を有するように形成されている。
【0027】
略コ字状の空間において、上端側は、幅W1よりも広い幅W2を有しているが、下端領域42bは、幅W1に合わせた、幅W2よりも狭い幅W3を有している。
【0028】
図4は、本開示の実施の形態1に係る角度調整機構部40による角度調整機能および角度固定機能に関する説明図である。
図4(A)~
図4(C)では、第1部品41に設けられた第1接続孔41aと、第2部品42に設けられた第2接続孔42aとが、シャフト43を介して接続された3つの状態を示している。
【0029】
図4(A)は、治具本体部20に取り付けられた第1部品41と、支持棒30に取り付けられた第2部品42とが、支持棒30の軸方向DIRの向きで一直線上に配置された状態である初期状態を示している。この初期状態における第2部品42に対する第1部品41の角度を、0度と呼ぶこととする。
【0030】
図4(B)は、治具本体部20に取り付けられた第1部品41が、支持棒30に取り付けられた第2部品42に対して、任意の角度に傾いた状態である傾き状態を示している。第1部品41と第2部品42は、ともにシャフト43を介して接続されているため、第2部品42に対して第1部品41を相対的に回転させ、0度からプラス方向あるいはマイナス方向の角度とすることができる。
【0031】
図4(C)は、爪部21により感知器ヘッド12を保持できるように、第2部品42に対して第1部品41が所望角度に調整された後に、第2部品42を軸方向DIRに押し上げることで、シャフト43が第2接続孔42aの下端側に位置し、第2部品42に対して第1部品41が固定された状態である固定状態を示している。
【0032】
このように、本実施の形態1に係る角度調整機構部40は、初期状態から傾き状態に変化させる角度調整機能と、傾き状態から固定状態に変化させる角度固定機能とを有している。
【0033】
次に、角度調整機能および角度固定機能について、断面図を用いて詳細に説明する。
図5は、本開示の実施の形態1に係る角度調整機構部40による角度調整機能および角度固定機能に関する詳細な説明図である。
図5(A)は、初期状態および傾き状態において、第2部品42に対して第1部品41がシャフト43を軸として回転できる状態を、断面図を含めて示している。
【0034】
初期状態および傾き状態では、第2部品42内の略コ字状の空間において、第1部品41が下端領域42bまで達していない。このため、幅W1<幅W2の関係から、第2部品42に対して第1部品41がシャフト43を軸として回転でき、角度調整が可能な状態となっている。
【0035】
一方、
図5(B)は、固定状態において、第2部品42に対して第1部品41が所望角度を有した状態で固定される状態を、断面図を含めて示している。先の
図4(C)で示したように、第2部品42を軸方向DIRに押し上げることで、第2部品42内の略コ字状の空間において、第1部品41が下端領域42bまで到達することとなる。このため、幅W1>幅W3の関係から、第2部品42に対して第1部品41が固定された状態となっている。
【0036】
なお、第1部品41と第2部品42との間など、回転動作時に互いに接触する面において、ゴム等のクッション材を間に挟むことで、シャフト43を回転軸として第2部品42に対して第1部品41を適度な摩擦を持った状態で回転可能とすることができる。
【0037】
図6は、本開示の実施の形態1に係る第2部品42の第2接続孔42aの形状に関する変形例を示した図である。第2接続孔42aは、
図6(A)に示したように、単純な長孔形状を有する第2接続孔42a1として形成する代わりに、
図6(B)、
図6(C)に示したように、部分的に幅が狭くなる部分を有する第2接続孔42a2、42a3として形成することもできる。
【0038】
また、
図7は、本開示の実施の形態1に係る第2部品42の下端領域42bの構成に関する変形例を示した図である。下端領域42bは、
図7(A)に示したように、単純に幅W3を有する領域として形成する代わりに、
図7(C)に示したように、内側方向に付勢されて幅W3を有する部品を用いることもできる。
【0039】
すなわち、第2部品42は、角度調整機能および角度固定機能を実現できれば、
図3~
図5で説明した形状には限定されず、種々の代替構成を採用することができる。
【0040】
以上のように、実施の形態1によれば、角度調整機構部を介して治具本体部と支持棒とを接続することで、角度調整機能および角度固定機能を有する着脱治具を実現できる。この結果、感知器ベースに対して感知器ヘッドの着脱を行う作業において、感知器が傾斜する設置面に設置されている状況においても、比較的簡単な構成により、安定した着脱作業が可能となり、作業負荷の軽減および作業時間の短縮化を図ることができる。
【0041】
また、傾斜する設置面が高所である場合も、設置面の傾斜に合わせた角度に調整し固定することができるので、感知器に対する着脱治具の位置調整が容易となるうえ、支持棒の回転動作を安定させることができる。
【0042】
実施の形態2.
本実施の形態では、作業負荷の軽減および作業時間の短縮化を図るための、支持棒30の構成について説明する。
【0043】
図8は、本開示の実施の形態2に係る着脱治具100に使用される支持棒30に関する説明図である。支持棒30の一端側には、先の実施の形体1と同様に、角度調整機構部40を介して治具本体部20が接続されている。本実施の形態2では、支持棒30の他端側に、支持棒30の回転半径を拡大可能なハンドル部31が設けられている。
【0044】
図8(A)は、ハンドル部31が広げられていない収納状態を示している。ハンドル部31は、回転軸31aを軸として回転できるように、長手方向の一端部が支持棒30に取り付けられており、
図8では、一対のハンドル部31が設けられている場合を例示している。
【0045】
図8(B)は、一対のハンドル部31を反時計方向に90度回転させることで支持棒30の回転半径を拡大させた状態を示しており、
図8(C)は、一対のハンドル部31を時計方向に90度回転させることで支持棒30の回転半径を拡大させた状態を示している。
【0046】
このように、必要に応じて一対のハンドル部31により回転半径を拡大させることで、着脱作業時に必要な回転トルクを低減することができる。この結果、特に、治具本体部20が支持棒30に対して所望角度で傾いて固定された状態においても、感知器ヘッド12の着脱時における支持棒30の回転操作に伴う作業負荷の軽減および作業時間の短縮化を図ることができる。
【0047】
図9は、本開示の実施の形態2に係る着脱治具100に使用され、
図8とは異なる構成を有する支持棒30に関する説明図である。先の
図8では、一対のハンドル部31のそれぞれが、長手方向の一端部において支持棒30に取り付けられている場合について説明した。これに対して、
図9では、ハンドル部32が、長手方向の中央部において支持棒30に取り付けられている。
【0048】
図9(A)は、ハンドル部32が広げられていない収納状態を示している。ハンドル部32は、回転軸32aを軸として回転できるように、長手方向の中央部が支持棒30に取り付けられており、
図9では、一本のハンドル部32が設けられている場合を例示している。
【0049】
図9(B)は、ハンドル部32を90度回転させることで支持棒30の回転半径を拡大させた状態を示している。
図9に示したハンドル部32によっても、
図8に示したハンドル部31と同様の効果を実現できる。
【0050】
以上のように、実施の形態2によれば、支持棒の回転半径を拡大可能なハンドル部が支持棒の他端側に設けられている。この結果、先の実施の形態1の効果に加え、支持棒の回転操作時における作業負荷の軽減および作業時間の短縮化を図ることができる。
【符号の説明】
【0051】
10 感知器、11 感知器ベース、12 感知器ヘッド、20 治具本体部、21 爪部、30 支持棒、31 ハンドル部、31a 回転軸、32 ハンドル部、32a 回転軸、40 角度調整機構部、41 第1部品、41a 第1接続孔、42b 下端領域、42 第2部品、42a、42a1、42a2、42a3 第2接続孔、43 シャフト、100 着脱治具。