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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115139
(43)【公開日】2024-08-26
(54)【発明の名称】A/D変換器
(51)【国際特許分類】
   H03M 1/10 20060101AFI20240819BHJP
   H03M 1/12 20060101ALI20240819BHJP
【FI】
H03M1/10 A
H03M1/12 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020647
(22)【出願日】2023-02-14
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111763
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100163832
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 直哉
(72)【発明者】
【氏名】中部 高臣
(72)【発明者】
【氏名】犬飼 達也
【テーマコード(参考)】
5J022
【Fターム(参考)】
5J022AA01
5J022AA02
5J022BA03
5J022CF01
(57)【要約】
【課題】 複数のA/D変換回路を用いたA/D変換器において、A/D変換器の動作を中断させることなく、A/D変換回路のコンパレータのトリミングを実施する。
【解決手段】 A/D変換器100は、各々が有するコンパレータにより、アナログ入力信号AINのA/D変換を行う複数のA/D変換回路1_1~1_6と、所定の周期毎に、複数のA/D変換回路1_1~1_6の一部である複数の第1のA/D変換回路と、他の一部である1以上の第2のA/D変換回路を選択し、第1のA/D変換器により、各A/D変換回路が当該周期内において互いに時間間隔を空けてA/D変換を開始するインタリーブ方式のA/D変換を実施し、かつ、第2のA/D変換器のコンパレータのトリミングを実施する制御部3と、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各々が有するコンパレータにより、アナログ入力信号のA/D変換を行う複数のA/D変換回路と、
所定の周期毎に、前記複数のA/D変換回路の一部である複数の第1のA/D変換回路と、他の一部である1以上の第2のA/D変換回路を選択し、前記第1のA/D変換回路により、各A/D変換回路が当該周期内において互いに時間間隔を空けてA/D変換を開始するインタリーブ方式のA/D変換を実施し、かつ、前記第2のA/D変換回路のコンパレータのトリミングを実施する制御部と
を有するA/D変換器。
【請求項2】
前記A/D変換回路は、前記アナログ入力信号と基準アナログ信号とを前記コンパレータにより比較し、比較結果に基づいて前記基準アナログ信号を更新する動作を繰り返すことにより前記アナログ入力信号をデジタル出力信号に変換する逐次比較型A/D変換回路である請求項1に記載のA/D変換器。
【請求項3】
前記コンパレータは、クロックに同期して差動増幅を行うダイナミックコンパレータである請求項2に記載のA/D変換器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数のA/D変換回路が時間間隔を空けてA/D変換を行うインタリーブ方式のA/D変換器に関する。
【背景技術】
【0002】
変換速度の高速化を図ったA/D変換器としてインタリーブ方式のA/D変換器がある。このインタリーブ方式のA/D変換器では、入力側が並列接続された複数のA/D変換回路が1サンプリング周期内において互いに時間間隔を空けてA/D変換を開始する。そして、各A/D変換器から得られるデジタル出力信号が時間多重されて出力される。なお、このインタリーブ方式のA/D変換器は、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2011/071142号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さて、インタリーブ方式のA/D変換器等に用いられるA/D変換回路の一形態として、逐次比較型A/D変換回路がある。この逐次比較型A/D変換回路は、アナログ入力信号と基準アナログ信号とをコンパレータにより比較し、比較結果に基づいて基準アナログ信号を更新する動作を繰り返すことによりアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換する回路である。この逐次比較型A/D変換回路は、小さな回路規模で高分解能のデジタル出力信号が得られる利点がある。
【0005】
この種のA/D変換回路では、A/D変換のオフセットを改善するために、オートゼロ方式のアンプと組み合わせたコンパレータが採用される場合がある。この場合、連続時間において、環境変動に対応するコンパレータの補正が可能であるが、コンパレータがアンプを有しているため、広帯域で動作させる場合に消費電流が増加する問題がある。
【0006】
ダイナミックコンパレータのみを用いたA/D変換回路は、広帯域で低消費電流動作が可能であるが、オフセットをなくすためにコンパレータのトリミングを行う必要がある。しかしながら、トリミング後に環境変動が起きると、コンパレータにオフセットが生じる。このため、定期的なトリミングの実施が必要になる。しかし、定期的なトリミングを実施するとなると、トリミングを実施する際にA/D変換器の動作を中断させる必要がある。
【0007】
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、複数のA/D変換回路を用いたA/D変換器において、A/D変換器の動作を中断させることなく、A/D変換回路のコンパレータのトリミングを実施することが可能なA/D変換器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、各々が有するコンパレータにより、アナログ入力信号のA/D変換を行う複数のA/D変換回路と、所定の周期毎に、前記複数のA/D変換回路の一部である複数の第1のA/D変換回路と、他の一部である1以上の第2のA/D変換回路を選択し、前記第1のA/D変換回路により、各A/D変換回路が当該周期内において互いに時間間隔を空けてA/D変換を開始するインタリーブ方式のA/D変換を実施し、かつ、前記第2のA/D変換回路のコンパレータのトリミングを実施する制御部とを有するA/D変換器を提供する。
【0009】
この発明によれば、A/D変換器の動作を中断させることなく、A/D変換回路のコンパレータのトリミングを実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】この発明の一実施形態であるA/D変換器の構成を示す回路図である。
図2】同実施形態の動作を示すタイムチャートである。
図3】同実施形態の効果を示す図である。
図4】同実施形態におけるコンパレータの一例を示す回路図である。
図5】同コンパレータのトリミング回路の一例を示す回路図である。
図6】同実施形態におけるコンパレータの他の例を示す回路図である。
図7】同コンパレータのトリミング回路の一例を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1はこの発明の一実施形態であるA/D変換器100の構成を示す回路図である。このA/D変換器100は、各々が有するコンパレータにより、アナログ入力信号AINのA/D変換を行う複数(図示の例では6個)のA/D変換回路1_1~1_6と、デジタル信号処理部2と、制御部3とを有する。
【0013】
本実施形態において、A/D変換回路1_1~1_6の各々は、アナログ入力信号AINと基準アナログ信号とをコンパレータにより比較し、比較結果に基づいて基準アナログ信号を更新する動作を繰り返すことによりアナログ入力信号AINをデジタル出力信号D1~D6に変換する逐次比較型A/D変換回路である。
【0014】
制御部3は、所定の周期毎に、複数のA/D変換回路1_1~1_6の一部である複数の第1のA/D変換回路と、他の一部である1以上(この例では1)の第2のA/D変換回路を選択し、第1のA/D変換回路により、各A/D変換回路が当該周期内において互いに時間間隔を空けてA/D変換を開始するインタリーブ方式のA/D変換を実施し、かつ、第2のA/D変換回路のコンパレータのトリミングを実施する手段である。
【0015】
デジタル信号処理部2は、所定周期毎に、制御部3によって選択された第1のA/D変換回路(この例では6-1=5個の第1のA/D変換回路)から順次得られるデジタル出力信号を時間多重して出力するマルチプレクサとして機能する。
【0016】
図2は本実施形態の動作を示すタイムチャートである。図2には、ある周期T(i)と、その次の周期T(i+1)における各部の波形が示されている。
【0017】
周期T(i)および周期T(i+1)等の各周期において、20個の基準クロックL_CLKが制御部3からA/D変換回路1_1~1_6とデジタル信号処理部2に供給される。また、周期T(i)および周期T(i+1)等の各周期において、制御部3は、6個のA/D変換回路1_1~1_6のうちの5個を第1のA/D変換回路とし、他の1個を第2のA/D変換回路とし、5個の第1のA/D変換回路には所定時間間隔を空けてスタート信号を供給してA/D変換を開始させ、1個の第2のA/D変換回路についてはコンパレータのトリミングを実施する。
【0018】
例えば図2の周期T(i)において、制御部3は、A/D変換回路1_2、1_3、1_4、1_5および1_6を第1のA/D変換回路とし、これらに対し、基準クロックL_CLKの4周期分の時間間隔でスタート信号L_STAT2、L_STAT3、L_STAT4、L_STAT5およびL_STAT6を順次供給する。また、図2の周期T(i)において、制御部3は、A/D変換回路1_1を第2のA/D変換回路とする。制御部3は、この第2のA/D変換回路であるA/D変換回路1_1については、スタート信号を供給することなく、コンパレータのトリミングを実施する。
【0019】
第1のA/D変換回路であるA/D変換回路1_2、1_3、1_4、1_5および1_6の各々は、スタート信号が与えられることにより、その後の4個の基準クロックL_CLKに同期して逐次比較型A/D変換を実行し、実行結果であるデジタル出力信号を保持して出力する。デジタル信号処理部2は、この第1のA/D変換回路が出力するデジタル出力信号を発生順に取り込んで保持する。この例では、周期T(i)において、A/D変換回路1_2、1_3、1_4、1_5および1_6が各々出力するデジタル出力信号D2(i)、D3(i)、D4(i)、D5(i)およびD6(i)をデジタル信号処理部2が保持する。
【0020】
一方、デジタル信号処理部2は、周期T(i)の前の周期T(i-1)において保持したデジタル出力信号、図示の例では、デジタル出力信号D1(i-1)、D2(i-1)、D3(i-1)、D4(i-1)およびD5(i-1)を基準クロックL_CLKの4周期分の時間間隔で順次読み出し、デジタル出力信号ODとする。
【0021】
このようなデジタル信号処理部2の機能は、例えば2個のシフトレジスタを用いることにより実現可能である。ある周期T(i)では、その周期T(i)において発生するデジタル出力信号を第1のシフトレジスタに保持する一方、前の周期T(i-1)において保持したデジタル出力信号を第2のシフトレジスタから読み出す。また、周期T(i)の次の周期T(i+1)では、その周期T(i+1)において発生するデジタル出力信号を第2のシフトレジスタに保持する一方、前の周期T(i)において保持したデジタル出力信号を第1のシフトレジスタから読み出す。
【0022】
次に図2の周期T(i+1)において、制御部3は、A/D変換回路1_1、1_3、1_4、1_5および1_6を第1のA/D変換回路とし、これらに対し、基準クロックL_CLKの4周期分の時間間隔でスタート信号L_STAT1、L_STAT3、L_STAT4、L_STAT5およびL_STAT6を順次供給する。また、図2の周期T(i+1)において、制御部3は、A/D変換回路1_2を第2のA/D変換回路とする。制御部3は、この第2のA/D変換回路であるA/D変換回路1_2については、スタート信号を供給することなく、コンパレータのトリミングを実施する。
【0023】
周期T(i+1)において、デジタル信号処理部2は、A/D変換回路1_1、1_3、1_4、1_5および1_6が各々出力するデジタル出力信号D1(i+1)、D3(i+1)、D4(i+1)、D5(i+1)およびD6(i+1)を保持する。
【0024】
一方、デジタル信号処理部2は、周期T(i+1)の前の周期T(i)において保持したデジタル出力信号、図示の例では、デジタル出力信号D2(i)、D3(i)、D4(i)、D5(i)およびD6(i)を基準クロックL_CLKの4周期分の時間間隔で順次読み出し、デジタル出力信号ODとする。
【0025】
以下同様である。本実施形態によれば、制御部3は、周期T(i)およびT(i+1)等の周期毎に第2のA/D変換回路をA/D変換回路1_1からA/D変換回路1_2へ、A/D変換回路1_2からA/D変換回路1_3へ、A/D変換回路1_3からA/D変換回路1_4へ、A/D変換回路1_4からA/D変換回路1_5へ、A/D変換回路1_5からA/D変換回路1_6へ、A/D変換回路1_6からA/D変換回路1_1へ、という具合に巡回的に切り替え、第2のA/D変換回路のコンパレータのトリミングを実施する。従って、A/D変換器100の動作を中断させることなく、A/D変換回路1_1~1_6のコンパレータのトリミングを実施することができる。
【0026】
図3は本実施形態の効果を示す図である。図3において横軸は時間t、縦軸はA/D変換回路に用いられるコンパレータのオフセット電圧Voffsetである。トリミングを実施しない場合、コンパレータの環境温度が時間経過に伴って変化すると、この温度変化に応じてコンパレータのオフセット電圧Voffsetが変化し、A/D変換の誤差が発生する。しかしながら、本実施形態のように定期的にトリミングを繰り返し実施した場合、温度変化が発生したとしても、コンパレータのオフセット電圧Voffsetがトリミングにより一定に保たれる。従って、A/D変換の誤差を低減することができる。
【0027】
図4は本実施形態においてA/D変換回路1_1~1_6に用いられるコンパレータの一例であるコンパレータ10aの回路図である。また、図5は同コンパレータ10aのトリミング回路20aの回路図である。
【0028】
図4の例において、コンパレータ10aは、クロックCLKに同期して差動増幅を行うダイナミックコンパレータであり、高電位電源線101および低電位電源線102間に設けられた入力段差動増幅部11およびラッチ回路12からなる。
【0029】
入力段差動増幅部11は、アナログ入力信号AINまたは基準アナログ信号の一方である正相入力信号INPと他方である逆相入力信号INNとの差動増幅を行う回路であり、PチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;金属-酸化膜-半導体構造の電界効果トランジスタ。以下、単にトランジスタという。)P1およびP2と、NチャネルトランジスタN1、N2およびN3とにより構成されている。
【0030】
ここで、PチャネルトランジスタP1およびP2とNチャネルトランジスタN3のゲートには基準クロックL_CLKに同期したクロックCLKが入力される。入力段差動増幅部11は、クロックCLKに同期して正相入力信号INPと逆相入力信号INNの差動増幅を行い、差動増幅結果である信号をノードaおよびbからラッチ回路12に供給する。ラッチ回路12は、このノードaおよびbから供給される各信号をラッチし、正相出力信号OUTPおよび逆相出力信号OUTNとして出力する。A/D変換回路1_1~1_6では、この正相出力信号OUTPおよび逆相出力信号OUTNに基づいて基準アナログ信号が更新され、A/D変換が進行される。
【0031】
図5に示すように、トリミング回路20aでは、ノードaおよび低電位電源線102間に、直列接続されたキャパシタ31およびスイッチ32の対が複数並列接続されている。また、トリミング回路20aでは、ノードbおよび低電位電源線102間に、直列接続されたキャパシタ31およびスイッチ32の対が複数並列接続されている。ここで、ノードaおよび低電位電源線102間の複数のキャパシタ31は互いに異なる容量値を有し、ノードbおよび低電位電源線102間の複数のキャパシタ31も互いに異なる容量値を有する。この例では、複数のスイッチ32のON/OFF操作により、ノードaおよび低電位電源線102間の容量値と、ノードbおよび低電位電源線102間の容量値とのバランスを調整し、コンパレータ10aのオフセットをキャンセルする。
【0032】
図6は本実施形態においてA/D変換回路1_1~1_6に用いられるコンパレータの他の例であるコンパレータ10bの回路図である。また、図6は同コンパレータ10bのトリミング回路20bの回路図である。
【0033】
図6の例において、コンパレータ10bは、図4のコンパレータ10aに対してオフセット補正回路13を追加した構成となっている。このオフセット補正回路13は、NチャネルトランジスタN21~N23により構成されている。ここで、NチャネルトランジスタN21およびN22のドレインは、ノードaおよびbに各々接続されている。NチャネルトランジスタN21およびN22のソースは共通接続され、この共通接続点と低電位電源線102との間にNチャネルトランジスタN23が介挿されている。このNチャネルトランジスタN23のゲートにはクロックCLKが与えられる。
【0034】
図7に示すように、トリミング回路20bでは、高電位電源線101および低電位電源線102間に抵抗41および42が直列接続されており、この抵抗41および42の中間接続点がNチャネルトランジスタN21のゲートの接続されたノードCに接続されている。また、トリミング回路20bでは、高電位電源線101および低電位電源線102間に複数の抵抗43が直列接続されており、この抵抗43間の中間接続点が複数のスイッチ44を各々介してNチャネルトランジスタN22のゲートの接続されたノードdに接続されている。この例では、複数のスイッチ44のON/OFF操作により、複数の抵抗43からなる分圧回路の分圧比を調整してノードdに与えられる電圧を調整し、コンパレータ10aのオフセットをキャンセルする。
【0035】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
【0036】
(1)上記実施形態において、A/D器を構成するA/D変換回路の個数は6個であったが、A/D変換回路の個数は任意である。
【0037】
(2)上記実施形態では、各周期において、M(Mは3以上の整数)個のA/D変換回路のうちのM-1個を第1のA/D変換器、1個を第2のA/D変換器としたが、第1のA/D変換器の個数および第2のA/D変換器の個数は任意である。
【0038】
(3)上記実施形態において、A/D器を構成するA/D変換回路は、逐次比較型A/D変換回路であったが、並列型A/D変換回路等、逐次比較型A/D変換回路以外のA/D変換回路であってもよい。
【0039】
(4)上記実施形態において、A/D変換回路のコンパレータはダイナミックコンパレータであったが、ダイナミックコンパレータ以外のコンパレータであってもよい。
【符号の説明】
【0040】
100……A/D変換器、1_1~1_6……A/D、2……デジタル信号処理部、3……制御部、P1~P2,P11~P14……Pチャネルトランジスタ、N1~N3,N11~N14,N21~N23……Nチャネルトランジスタ、11……入力段差動増幅部、12……ラッチ回路、13……オフセット補正部、31……キャパシタ.32,44……スイッチ.42,42,43……抵抗。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7